水質

Similar documents
水質

淀川水系流域委員会第 71 回委員会 (H20.1 審議参考資料 1-2 河川管理者提供資料

( 速報 ) ~ 騒音 振動調査 ( 騒音 )~ 騒音レベル (db) 騒音レベル (db) 各地点の騒音調査結果 騒音調査結果まとめ (L のみ表示 ) NVR-2 NVR-3 L L L9 LAeq L L L9 LAeq 騒音レベル (db) 9 8 7

<4D F736F F D F5F8F4390B3816A95788E6D8CDC8CCE82CC90858EBF8AC28BAB82CC95CF89BB8F4390B B7924A90EC816A2E646F63>

S1:Chl-a 濃度 8.5μg/L S1:Chl-a 濃度 8.4μg/L B3:Chl-a 濃度 8.0μg/L B3:Chl-a 濃度 7.5μg/L B2:Chl-a 濃度実測値 67.0μg/L 現況 注 ) 調整池は現況の計算対象外である S1:Chl-a 濃度 8.7μg/L S1:

資料4 検討対象水域の水質予測結果について

S1:Chl-a 濃度 18.6μg/L S1:Chl-a 濃度 15.4μg/L B3:Chl-a 濃度 19.5μg/L B3:Chl-a 濃度 11.0μg/L B2:Chl-a 濃度実測値 33.7μg/L 現況 注 ) 調整池は現況の計算対象外である S1:Chl-a 濃度 16.6μg/

untitled

環境科学部年報(第16号)-04本文-学位論文の概要.indd

塩分 大岡分水路 表層 底層 図 1-2 塩分の水平分布 ( 左図 : 表層 右図 : 底層 ) 調査の結果 表層の塩分は 東京湾西岸で低く 東岸に向かうにしたがって高くなる傾向が確認されました 特に 隅田川や荒川 鶴見川, 大岡分水路の河口付近では 塩分が低くなっており これは調査日の3 日前に降

日報-934.xls

Microsoft Word - 資料2-2

Microsoft Word - 3.1_3.2章_0802.doc

日報-952.xls

. 水質基本情報 (1) 水質基本情報図 生物 A

<4D F736F F F696E74202D20819C81798D828DE38DC58F4992B290AE817A91E63689F A835E838A F959489EF816994B C5816A2E707

日報-948.xls

< F2D B4C8ED294AD955C8E9197BF C>

<4D F736F F D2095BD90AC F944E E6D8CDC8CCE90858EBF95E291AB92B28DB88C8B89CA2E646F63>

1 ph 平成 25 年度市内河川及び海域水質検査結果 液体中の水素イオン濃度を表わす値です 水中の水素イオン濃度の逆数の常用対数で表されます 7 を中性とし 7 より大きいものをアルカリ性 小さいものを酸性と言います 河川等採水地点環境基準 5 月 7 月 9 月 11 月 1 月 3 月 黒荷田

日報-953.xls

有明海・八代海総合調査評価委員会 委員会報告書 別添資料

河口域の栄養塩動態 国土交通省国土技術政策総合研究所沿岸海洋研究部海洋環境研究室主任研岡田知也 国土交通省国土技術政策総合研究所

<4D F736F F D F88C990A CC8FAB C91AA8C768E5A8C8B89CA2E646F63>

日報-938.xls


地下水の水質及び水位地下水の水質及び水位について 工事の実施による影響 ( 工事の実施に伴う地下水位の変化 地下水位流動方向に対する影響 並びに土地の造成工事による降雨時の濁水の影響及びコンクリート打設工事及び地盤改良によるアルカリ排水の影響 ) を把握するために調査を実施した また

大阪湾再生水質一斉調査の結果について 1. はじめに 大阪湾再生推進会議 では 平成 16 年 3 月に策定した 大阪湾再生行動計画 の一環として 昨年度に引き続き 国 ( 近畿地方整備局 海上保安庁第五管区海上保安本部 ) 及び地方自治体 ( 大阪府 大阪市 兵庫県 神戸市等 ) の参加を得て 陸

スライド 1

untitled

様式第 1 ( 裏面 ) 第 5 条第 3 項関係 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の別 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の構造 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の設備 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の使用の方法 施設において製造され 使用され 若し

群馬県衛生環境研究所年報第45号p.43~47資料(高坂ら)

管理施設模式図 霞ヶ浦開発

有明海・八代海総合調査評価委員会-中間取りまとめ-

ダム貯水池水質調査要領

- 9 - 都内河川の大腸菌群数に関する研究 (1) - 多摩川の大腸菌群と大腸菌の挙動 - 和波一夫石井真理奈木瀬晴美 * (* 非常勤研究員 ) 要 旨 多摩川河川水について 大腸菌群数 糞便性大腸菌群数 大腸菌数を測定した 大腸菌群数は春季から夏季に向けて高くなり 秋季から冬季にかけて低くなる

5. 水質

(1) 久慈川水系の水質概況 久慈川は 茨城県 福島県 栃木県の県境に位置する八溝山地 ( 標高 1,022m) に源を発する全長 124km 流域面積 1,490km 2 を有する一級河川である 里川 山田川 浅川など多くの支川が合流し 日立市と東海村の境を経て太平洋に注いでいる 久慈川流域は 上

利水補給

本文(横組)2/YAX334AU

水質の状況

青森県環境保健センター所報No11

1. 概 要 (2) 気象 水象状況 (1) 塩害防除の状況 1 気象 ( 観測地点 ; 利根川河口堰管理所 ) 1 堰上流基準地点 (26km) 表層の塩化物イオン濃度 雨量 上旬 中旬 下旬 総雨量 最多 1 時間雨量 発生日時 最大値 98 ppm ( 4 月 5 日 ) 平均値 71 ppm

平成 27 年 9 月埼玉県東松山環境管理事務所 東松山工業団地における土壌 地下水汚染 平成 23~25 年度地下水モニタリングの結果について 要旨県が平成 20 年度から 23 年度まで東松山工業団地 ( 新郷公園及びその周辺 ) で実施した調査で確認された土壌 地下水汚染 ( 揮発性有機化合物

再開発事業の目的 目的横山ダムのある揖斐川上流域は 比較的脆弱な地質が多くみられることに加え 1 年間の降雨量が 3,mm を超える多雨地域のため 豪雨により大量の土砂が貯水池内に流れ込んでいる このため 平成 11 年時点で すでに計画堆砂量の 1.13 倍に達した 再開発事業は こうした湖内に貯

9-2_資料9(別添)_栄養塩類管理に係る順応的な取組の検討

untitled

公共用水域水質データファイル 利用説明書 検体値 環境省水 大気環境局水環境課 第 1 版作成年月日平成 24 年 8 月 22 日

前川の水質と水質改善に対する方策について

1-3.概要


平成22年度 マハゼ稚仔魚の生息環境調査

国土技術政策総合研究所 プロジェクト研究報告

横山ダム再開発事業 報告資料 (ダム等の管理に係るフォローアップ委員会の審議を受けての報告)

環境モニタリング結果について 資料 1 環境モニタリング調査地点図 ( 浸出水 浸出水処理施設放流水 センター内地下水 発生ガス 悪臭 ) ( 放流先河川 周辺地下水 ) Ⅰ Ⅱ 浸出水 放流水 1 浸出水 2 浸出水処理施設放流水 センター内地下水 1 観測井 1 号 2 観測井 2 号 3 観測

森林・河川等の環境中における 放射性セシウムの動き


3. 阿武隈川の現状と課題 利水に関する事項 阿武隈川流域内には環境基準点が 29 地点(湖沼を除く)設定されています BOD75%値の近 1 ヵ年平均値を見ると 大半の環境基準点では環境基準値を満たしていますが 環境基準値 を超過している地点も 3 地点あります 特に郡山市街地付近では BOD75

全窒素 (T-N) 全リン (T-P) は 海域の富栄養化の指標です これらの値が高いほど富栄養化 ( 植物プランクトンが増殖し 海中の有機物が増加するとともに これらの有機物を分解する際に酸素が消費され底層で貧酸素化する ) が進行していることを示します 今回の一斉調査結果: 表層の T-N T-

Microsoft PowerPoint _シンポジウムppt_情開桑田.ppt [互換モード]

2

<333092B78D5D8FF290858FEA8C6E2E786C7378>

Chl.a 濃度 (µg/l) NO 3 -N 濃度 (µg-n/l) DIN 濃度 (µg-n/l) 215 年 11 月から 217 年 11 月にかけて, 隔週で諏訪湖湖心 ( N, E; 図 1) において, 表層 ( m) および底層 (5 m) の湖水をバンド

6-2. 河川水質 (1) 環境基準 遠賀川の水質環境基準は昭和 年に最初の類型指定を受け その後平成 年に 見直しを受けており その指定状況は以下に示すとおりである A( ハ ) 響灘江川河口堰 B( イ ) C( イ ) 江川橋 島津橋 B( イ ) 伊佐橋 西川 B( イ ) 犬鳴川日の出橋


2 章アオコ発生への対応 アオコ発生への対応としては 日常的にもアオコ発生に影響する環境条件を把握するとともに アオコの発生警戒時 発生時 発生後の各段階に応じて適切な対応を行う必要があります この章では アオコ発生への対応として 必要な調査や確認の方法に関する情報について紹介します 2.1 アオコ

<4D F736F F F696E74202D BF8E CD8C9F93A289EF81698AC7979D895E97708FF38BB5816A90E096BE8E9197BF2E >

国土技術政策総合研究所 研究資料

本プログラムでは, 植物プランクトンの増殖を COD で表 すこととし, 以下の式 6) により計算した A-COD: 植物プランクトン態 COD( mg /L),A-CODIn: 流入水の植物プランクトン態 COD( mg /L),μ: 比増殖速 度 (1/day),kd: 死滅速度 (1/day

施設名施設住所項目一般埋め立てた廃棄物廃棄物 (ton) 擁壁の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 遮水工の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 周縁地下水の水質検査結果 斜里町清掃センター最終処分場斜里町以久科北 破砕ごみ 内容 生ごみ残差 合計 点検を行った年月日

Microsoft PowerPoint - 水質(片山).pptx


平成 24 年度維持管理記録 ( 更新日平成 25 年 4 月 26 日 ) 1. ごみ焼却処理施設 (1) 可燃ごみ焼却量項目単位年度合計 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 A B 炉合計焼却量 t 33, ,972

Microsoft Word - 外海採苗2014

Microsoft Word - 03_別紙-2_要領 (最終版)doc


Microsoft PowerPoint - ①23年度総括_訂正版

次に各河川のまとめを報告します 〇天野川 ( 1, 3, 7) 天野川は 奈良県より下流において一般項目 ( 生活環境の保全に関する項目 ) では環境基準 B 類型 ( 天野川のみ対象 ) に属しています 環境基準と測定結果 ( 年間平均値 ) を比べると 一般項目では 河川の汚濁指標である生物化学

図 -3.1 試験湛水実績図 平成 28 年度に既設堤体と新設堤体が接合された抱土ゾーンにおいて調査ボーリングを実施し 接合面の調査を行った 図 -2.2に示すように 調査ボーリングのコア観察結果からは 新旧堤体接合面における 材料の分離 は認められなかった また 境界面を含む透水試験結果により得ら

<4D F736F F D208E518D6C8E9197BF C DF89EA90EC90B38FED97AC97CA8E9197BF2E646F63>

水質環境基準水質環境基準は 人の健康を保護し 生活環境を保全するうえで維持されることが望ましい基準として 環境基本法に基づいて定められており 人の健康の保護に関する基準 ( 健康項目 ) と 生活環境の保全に関する基準 ( 生活環境項目 ) があります (1) 人の健康の保護に関する環境基準 ( 健

Ⅰ 目的この要領は 公共用水域の水質測定結果を報告する上で必要な数値の取扱い 水質測定結果報告書である 北海道公共用水域水質測定結果入力票 ( 平成 28 年度 ) ( 以下 入力票 という ) への記載方法等に関し定めたものである Ⅱ 数値の取扱い等について 1 報告下限値等 (1) 報告下限値に

<4D F736F F F696E74202D E9197BF817C A816989AA936390E690B6816A90858EBF8AC28BAB8AEE8F8082C982C282A282C4>

平成 29 年度 一般廃棄物最終処分場の維持管理記録 施設の名称 : 弘前市埋立処分場第 2 次 ( 第 1 区画 第 2 区画 ) 施設の位置 : 弘前市大字十腰内字猿沢 埋立廃棄物の種類及び数量 ( 単位 :kg) 区分 種類 平成 29 年平成 30 年 4 月 5 月 6 月

の洪水調節計画は 河川整備基本方針レベルの洪水から決められており ダムによる洪水調節効果を発揮する 遊水地案 は 遊水地の洪水調節計画は大戸川の河川整備計画レベルの洪水から決めることを想定しており 遊水地による洪水調節効果が完全には発揮されないことがある 瀬田川新堰案 は 瀬田川新堰の洪水調節計画は

<4D F736F F D20362E325F96D491968CCE82CC97AC93AE90858EBF93C190AB E646F63>

田辺市役所環境白書 < 平成 9 年度版 > より抜粋 背戸川水質検査結果まとめ 背戸川排水路水質浄化対策事業水質検査結果を平成 3 年 10 月より平成 8 年 7 月まで の水質検査結果をまとめた (1) 背戸川排水路の水質結果 BOD 除去率 61% BOD の除去率を単純に平均してみると 浄

別紙 2 平成 28 年度水環境の状況について 県は 水質汚濁防止法に基づいて 国土交通省 同法の政令市である横浜市 川崎市 相模原市 横須賀市 平塚市 藤沢市 小田原市 茅ヶ崎市 厚木市及び大和市と共同して 公共用水域及び地下水の水質の測定を行いました 1 測定結果の概要 (1) 公共用水域測定結

2-2 公共用水域水質測定計画の毎データ 8) 期間 :198 年 4 ~1998 年 3 の毎 1 回のデータ地点 : 東京湾西岸の9 地点 ( 図 1) 図中には括弧内に水深 (m) を示した 測定水深 : 下層 ( 海底上 1mの位置 ) 測定項目 : 水温 塩分 リン酸態リン(PO 4 -P

ダムの運用改善の対応状況 資料 5-1 近畿地方整備局 平成 24 年度の取り組み 風屋ダム 池原ダム 電源開発 ( 株 ) は 学識者及び河川管理者からなる ダム操作に関する技術検討会 を設置し ダム運用の改善策を検討 平成 9 年に設定した目安水位 ( 自主運用 ) の低下を図り ダムの空き容量


3-3 現地調査 ( カレイ類稚魚生息状況調査 ) 既存文献とヒアリング調査の結果 漁獲の対象となる成魚期の生息環境 移動 回遊形態 食性などの生活史に関する知見については多くの情報を得ることができた しかしながら 東京湾では卵期 浮遊期 極沿岸生活期ならびに沿岸生活期の知見が不足しており これらの

までの間, 毎月 回の頻度でシャットネラ属プランクトン調査を実施し, 本種の同定及び水質観測を行なった また, 湾内の 点 ( 図 ) においてシャットネラ属プランクトンのシスト分布調査を 6 月と 月に実施し, 採取した試泥をフ 6 AKA 8 FT FN 千葉 BC 8 FT BC FN 千葉

平成 31 年度 西佐賀水道企業団 -1-

保環研所報52.indb

第 6 章 水質の状況

2

ISSN X 山梨衛公研年報 第53号 2009 山梨の名水百選における水質調査について 辻 敬太郎 佐々木 裕也 小林 浩 清水 源治 Survey of the water quality in the Japanese brand-name water best 100 of

資 料 第 160 回神戸市環境影響評価審査会 No. 10 生態系を考慮した 3 次元モデルによる 解析結果について 平成 29 年 9 月 株式会社神戸製鋼所

4. 堆砂

Transcription:

34 34. 水質

3 水質 流域の状況 3 金山ダムは 石狩川水系空知川の上流域に位置する ダム流域は森林が約 9% を占めており 流入河川の流入付近が南富良野町の市街地となっている 流域の概要 面積 47km 2 人口 約 2,8 人 ( 南富良野町 H2.9) 土地利用森林が約 9% その他 牧場 農場あり流入河川の流入付近が市街地

36 水質 2 定期水質調査地点 金山ダムでは 流入河川 2 地点 貯水池内 3 地点 下流河川 地点で 定期水質調査を実施している 36 太平橋 下金山 基線橋 H8 まで 上流 ダムサイト 湖心 凡例 定期水質調査地点

37 水質 3 水質調査状況 37 金山ダムでは 生活環境項目 富栄養化関連項目等について 貯水池内で 9 回 流入河川 下流河川で 7 回の頻度で調査している 健康項目については ダムサイトで 回調査している 定期水質調査頻度の概要 種別流入河川貯水池下流河川調査地点太平橋基線橋ダムサイト湖心上流下金山 調査頻度 7 回 9 回 7 回 (~ 月 ) ( 2 ~ 月 ) (~ 月 ) 表層 中層 底層での採水 調査項目 生活環境項目 富栄養化関連項目 健康項目 ( 回 ) ダムサイト 計器観測 ( 水温 濁度 DO 等 ) 貯水池( 多水深 ) 植物プランクトン 貯水池 下流河川 その他 ( 糞便性大腸菌群数等 ) 注 ) 基線橋の調査は H8 まで

38 水質 4 流入河川及び下流河川の水質 ( 経 ) 流入 下流河川ともに 水温 SS BOD DO は 経的にほぼ横這いで変動しており 著しい水質変化はない SS は 概ね環境基準値よりも低い値で変動している BOD は 下流河川で環境基準値を超えるも見られるが 概ね mg/l 程度で変動している DO は いずれの地点も環境基準を満足している 流入河川 ( 太平橋 ) 流入河川 ( 基線橋 ) 下流河川 ( 下金山 ) 38 水温平均値 水温 ( ) 2 S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 SS 平均値 SS(mg/L) 4 3 42 河川 AA 類型環境基準値 2mg/L 以下 S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 BOD 7% 値 BOD(mg/L) DO 平均値 DO(mg/L) 3. 2. 2..... 河川 AA 類型環境基準値 mg/l 以下 S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 河川 AA 類型環境基準値 7.mg/L 以上 S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24

39 水質 流入河川及び下流河川の水質 ( 経 ) 流入 下流河川ともに COD T-N T-P は 経的にほぼ横這いで変動しているが Chl-a は下流河川で近若干高い傾向にある COD は 昭和 代に高い値が観測されているが SS の挙動とほぼ一致していることから出水等による水の濁りの影響と考えられる 流入河川 ( 太平橋 ) 流入河川 ( 基線橋 ) 下流河川 ( 下金山 ) 39 COD 7% 値 COD(mg/L) 8 6 4 2 S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 T-N 平均値 T-N(mg/L).8.6.4.2 S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 T-P 平均値 Chl-a 平均値 T-P(mg/L) Chl-a(μg/L)... S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 2 9 6 3 S46 S47 S48 S49 S S S2 S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S6 S62 S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24

4 水質 6 流入河川及び下流河川の水質 ( 経月 ) 水温は 流入河川に比べ下流河川で高い傾向にあり 特に夏期に顕著である これは 貯水池表層の温かい水を表面取水で放流するために起こる SS は 下流河川において若干高い傾向にあるため 継続して注視する 4 流入河川 ( 太平橋 ) 下流河川 ( 下金山 ) 2 水温 水温 ( ) 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 H H2 H22 H23 H24 SS SS(mg/L) 3 2 河川 AA 類型環境基準値 2mg/L 以下 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 H H2 H22 H23 H24

4 水質 7 流入河川及び下流河川の水質 ( 経月 ) BOD COD Chl-a は 下流河川で高い傾向にあり 特に夏期に顕著である これは 貯水池表層で増殖した植物プランクトンの一部を放流しているためと考えられる BOD は 夏期以外は概ね環境基準値以下である 4 2 流入河川 ( 太平橋 ) 下流河川 ( 下金山 ) BOD BOD(mg/L).. 河川 AA 類型環境基準値 mg/l 以下 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 H H2 H22 H23 H24 COD COD(mg/L) 4 3 2 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 H H2 H22 H23 H24 7 Chla Chl-a(μg/L) 2 9 6 3 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 H H2 H22 H23 H24

42 水質 8 流入河川及び下流河川の水質 ( 経月 ) 流入 下流河川とも T-N は.4mg/L 程度 T-P は.mg/L 程度の低い値で変動している DO は 概ね 9mg/L 以上で変動している 42 流入河川 ( 太平橋 ) 下流河川 ( 下金山 ) T-N T-N(mg/L).8.6.4.2 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 H H2 H22 H23 H24. T-P T-P(mg/L).4.3.2.. 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 H H2 H22 H23 H24 DO DO(mg/L) 2 9 6 3 H H2 H22 H23 H24 河川 AA 類型環境基準値 7.mg/L 以上 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月

43 水質 9 貯水池表層の水質 ( 経 ) 43 水温 SS BOD DO は 経的にほぼ横這いで変動しており 著しい水質変化はないと考えられる BOD は 概ね環境基準値以下で変動している SS DO は経的に環境基準を満足している 平均値 7% 値 水温平均値 水温 ( ) 2 S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 SS 平均値 SS(mg/L) 4 3 河川 AA 類型環境基準値 2mg/L 以下 S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 BOD 7% 値 BOD(mg/L) 3. 2. 2..... 河川 AA 類型環境基準値 mg/l 以下 S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 DO 平均値 DO(mg/L) 平均値は河川にあわせ ~2 月を除いて算出 河川 AA 類型環境基準値 7.mg/L 以上 S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24

44 水質 貯水池表層の水質 ( 経 ) COD T-P は 経的にほぼ横這いで変動しているが T-N は平成 7 頃から若干高くなる傾向が見られる Chl-a については 概ね μg/l 以下の値で変動している 44 平均値 7% 値 COD 7% 値 COD(mg/L) 8 6 4 2 S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 T-N 平均値 T-N(mg/L).8.6.4.2 S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 T-P 平均値 T-P(mg/L).6..4.3.2. S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 HHH2H3H4HH6H7H8H9HH2H22H23H24 Chl-a 平均値 Chl-a(μg/L) 2 9 6 3 平均値は河川にあわせ ~2 月を除いて算出 S46S47S48S49SSS2S3S4SS6S7S8S9S6S6S62S63 H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24

4 水質 貯水池内の水質 ( 経月 ) 水温は 表層では概ね ~2 の範囲で季節変動しているが 底層では 約 4 で大きな変動はない SS は 概ね mg/l 以下の低い値で変動している 平成 ~2 23~24 に底層で SS が若干高くなっている 4 上層中層底層 水温 水温 ( ) 3 2 H H2 H22 H23 H24 3 2 43 河川 AA 類型環境基準値 2mg/L 以下 SS SS(mg/L) H H2 H22 H23 H24

46 水質 2 貯水池内の水質 ( 経月 ) BOD Chl-a は 表層で高い傾向にあり 特に夏期に顕著である これは 貯水池表層で植物プランクトンが増殖しているためと考えられる COD は 平成 ~2 23~24 に底層で高い傾向が見られており 特に平成 ~2 は SS の変動と一致している 46 2 上層中層底層 BOD BOD(mg/L).. 河川 AA 類型環境基準値 mg/l 以下 H H2 H22 H23 H24 2 COD COD(mg/L) H H2 H22 H23 H24 Chla Chl-a(μg/L) H H2 H22 H23 H24

47 水質 3 貯水池内の水質 ( 経月 ) 底層 T-N は 高い傾向が見られ SS の変動と一致する傾向が見られる また 底層 T-P も 平成 ~2 に高い傾向が見られ SS の変動と一致する傾向が見られる 底層 DO は 低い値で変動している 底層からの栄養塩の溶出の可能性がある 47 T-N T-N(mg/L) 上層中層底層 8.3 4 3 2 H H2 H22 H23 H24. T-P T-P(mg/L).4.3.2. H H2 H22 H23 H24 DO DO(mg/L) 2 9 6 3 河川 AA 類型環境基準値 7.mg/L 以上 H H2 H22 H23 H24

48 水質 4 貯水池内の水質鉛直分布 ( 水温 ) 48 ~8 月にかけて表層から水深 m 程度に強い水温躍層を形成し 表層水温は ~ 2 程度まで上昇する 9 月からは水温躍層は衰退し 2 月には表層と底層の水温が逆転し 表層で となる 底層では間を通じて水温 4 程度で変動は小さい 月 2 月 月 6 月 7 月 8 月 9 月 月 月

49 水質 貯水池内の水質鉛直分布 (DO) 49 DO は 水温躍層上では 高い値を維持するが 水温躍層より底層側では低くなる傾向が見られる 底層では間を通じて低い値が継続する嫌気化の傾向が見られる これは 上層に比べて底層の水循環が小さく DO の供給が少ないためと考えられる 月 2 月 月 6 月 7 月 8 月 9 月 月 月

水質 6 大腸菌群数 大腸菌群数は 流入河川 ダムサイト 下流河川とも 夏期に高くなり 環境基準値を超える傾向が見られる 大腸菌群数 河川 AA 類型環境基準値 MPN/mL, 3, 33, 太平橋 流入河川 ( 太平橋 ) 大腸菌群数 (MPN/mL), ( 不検出 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 流入河川 ( 基線橋 ) 大腸菌群数 (MPN/mL), 3, 基線橋,, ( 不検出 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24, ダムサイト表層 ダムサイト ( 表層 ) 大腸菌群数 (MPN/mL), ( 不検出 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 下流河川 ( 下金山 ) 大腸菌群数 ( MPN/mL),, ( 不検出 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 大腸菌群 糞便による汚染の指標として 大腸菌の生化学的性状をもつ細菌を検出した菌群 土壌や環境由来の菌類も検出される 3, 下金山

水質 7 糞便性大腸菌群数 糞便性大腸菌群数は 流入河川 ダムサイト 下流河川とも 水浴場水質基準の 可 の基準以下及び人と河川の豊かなふれあいの確保の評価レベルの A B ランク (, 個 /ml 以下 ) と少ないことを確認しており 衛生上及び人と河川の豊かなふれあいの確保上問題ない水質であると考えられる 流入河川 ( 太平橋 ) 流入河川 ( 基線橋 ) 糞便性大腸菌群数 ( 個 /ml) 糞便性大腸菌群数 ( 個 /ml),, ( 不検出 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24,, ( 不検出 ) 糞便性大腸菌群数水浴場水質基準 ( 可 : 個 /ml 以下 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 太平橋 基線橋 評価レベル C,Dランク Bランク Aランク評価レベル C,Dランク Bランク Aランク ダムサイト ( 表層 ) 下流河川 ( 下金山 ) 糞便性大腸菌群数 ( 個 /ml) 糞便性大腸菌群数 ( 個 /ml),, ダムサイト表層 ( 不検出 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24,, ( 不検出 ) H9 H H H2 H3 H4 H H6 H7 H8 H9 H H2 H22 H23 H24 人と河川の豊かなふれあいの確保 の評価レベル 下金山 評価レベル C,Dランク Bランク A ランク 評価レベル C,Dランク Bランク A ランク 糞便性大腸菌群 一般に 4 付近の高温条件で増殖できる大腸菌群をいう 大腸菌群に比べると糞便汚染による指標性がはるかに高い指標細菌とみなされている

2 水質 8 貯水池内の植物プランクトン 貯水池表層の植物プランクトン現存量は 平成 8 3 8 9 2 22 に, 細胞数 /ml を超えている 優占種は 平成 7 までは珪藻綱 ( 主にフラギラリア属 アステリオネラ属 ) が優占する傾向であったが 平成 8 9 22 は夏期に緑藻綱 ( ゲミネラ属 ) が優占した 2

3 水質 9 水質のまとめ 3 水質のまとめ 流入河川 貯水池内 下流河川のいずれの調査地点でも 経的に大きな水質変化は見られない 表層から取水することで下流河川の水温が高い傾向を示しており かんがい用水への貢献として 冷水被害を軽減していると考えられる 下流河川の SS は環境基準を下回っており 濁水長期化の問題はみられない 富栄養化の問題は生じていないが 貯水池底層が貧酸素状態であることから 今後 富栄養化に向かう可能性があり また 植物プランクトンの優占種が珪藻綱から緑藻綱に変化してきているため 注視する必要がある 大腸菌群数は環境基準値を超えているが 糞便性大腸菌群数が少ないことを確認しており 衛生上及び人と河川の豊かなふれあいの確保上問題ない水質であると考えられる 今後の方針 今後も調査 監視を継続して良好な水質を維持管理していく