セレコキシブ 臨床概要 個々の試験のまとめ アステラス製薬株式会社ファイザー株式会社 医薬品第一部会用資料

Similar documents
生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 P-Ⅲ 及び海外市販カプセル ) [044]1/8 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 : 有効成分名 : セレコキシブ (SC-58635) (

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

2.0 概要治験情報 : 治験依頼者名 : 武田薬品工業株式会社 大阪市中央区道修町四丁目 1 番 1 号 治験課題名 : 健康成人男性を対象に TAK-536TCH の最終製剤を単回経口投与したときの食事の影響を検討する第 1 相無作為化非盲検クロスオーバー試験 治験課題名の短縮

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

2.0 概要 治験情報 : 治験依頼者名 : 武田薬品工業株式会社 (TPC) 大阪市中央区道修町四丁目 1 番 1 号 治験課題名 : びらん性食道炎の患者を対象にした TAK-438 の 20 mg を 1 日 1 回経口投与したときの有効性及び安全性を 1 日 1 回経口投与

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

減量・コース投与期間短縮の基準

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

目次 生物薬剤学試験及び関連する分析法 背景及び概観 製剤開発過程 バイオアベイラビリティ メマンチン塩酸塩の絶対バイオアベイラビリティ メマン

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

モニタリング計画書・報告書

(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

スライド 1

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

untitled

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

テイカ製薬株式会社 社内資料

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

添付文書の薬物動態情報 ~基本となる3つの薬物動態パラメータを理解する~

目次 2.5 臨床に関する概括評価 製品開発の根拠 生物薬剤学に関する概括評価 臨床薬理に関する概括評価 有効性の概括評価 安全性の概括評価 ベネフィットとリスクに関する結論 参

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63>

スライド 1


資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

薬物動態開発の経緯 特性製品概要臨床成績副作用 mgを空腹時に単回経口投与副作用また 日本人及び白人健康成人男性において アピキサバン 薬物動態薬物動態非臨床試験に関する事項非臨床試験に関する事項1. 血中濃度 (1) 単回投与 (CV185013) 11) 日本人健康成人男性

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

H26_大和証券_研究業績_C本文_p indd

トリアムシノロンアセトニド マキュエイド硝子体内注用 40mg 医薬品製造販売承認事項一部変更承認申請書 添付資料 CTD 第 2 部 ( 資料概要 ) 2.6 非臨床試験の概要文及び概要表 薬物動態試験の概要文 わかもと製薬株式会社 1

Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

試験デザイン :n=152 試験開始前に第 VIII 因子製剤による出血時止血療法を受けていた患者群を 以下のい ずれかの群に 2:2:1 でランダム化 A 群 (n=36) (n=35) C 群 (n=18) ヘムライブラ 3 mg/kg を週 1 回 4 週間定期投与し その後 1.5 mg/k

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

販売名 ベージニオ 錠に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ベージニオ錠 50mg ベージニオ錠 100mg ベージニオ錠 150mg 有効成分 アベマシクリブ 製造販売業者 日本イーライリリー株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 9 月 ( 別紙様式 ) 1.1

臨床試験の実施計画書作成の手引き

解析センターを知っていただく キャンペーン

<4D F736F F F696E74202D D95698EBF B C8B4B8A698E8E8CB181698D828BB4816A44325F D9770>

レクタブル 2 mg 注腸フォーム 14 回に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 レクタブル 2 mg 注腸フ 有効成分 ブデソニド ォーム14 回 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 29 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特

9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究


静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

untitled

Microsoft Word - CDDP+VNR患者用パンフレット doc

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

12_モニタリングの実施に関する手順書 

95_財団ニュース.indd

添付文書がちゃんと読める 薬物動態学 著 山村重雄竹平理恵子城西国際大学薬学部臨床統計学

Page 1 レベチラセタム 個々の試験のまとめ 個々の試験のまとめ Page 1 目次 頁 個々の試験のまとめ... 4 臨床試験一覧表 ( 表 ) バイオアベイラビリティ (BA) 試験報告書

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

Transcription:

セレコキシブ 臨床概要 2.7.6 個々の試験のまとめ アステラス製薬株式会社ファイザー株式会社 医薬品第一部会用資料

2.7.6 個々の試験のまとめ 試験番号 試験名 頁 2.7.6.1 006 マスバランス試験 ( 外国 ) [ 14 C]Celecoxib ADME 1 2.7.6.2 AKi3 錠剤の薬物動態試験 ( 食事の影響 ) 7 2.7.6.3 AKi1 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 ) 13 2.7.6.4 037 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル ) 21 Capsule vs. Suspension BA 2.7.6.5 018 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢカプセル ) PhaseⅡ vs. Phase Ⅲ 200mg Cap BE 28 2.7.6.6 044 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅢ 及び海外市販カプセル ) PhaseⅢ vs. Commercial 200mg Cap BE 35 2.7.6.7 084 生物学的同等性試験 ( 外国,100 mg 海外 PⅢ,100,200 mg 海外市販カプセル ) 43 PhaseⅢ 100mg, Commercial 100mg, 200mg Cap BE 2.7.6.8 032 健常成人における血小板機能に及ぼす影響試験 ( 外国 ) Effect on Platelet Function 49 2.7.6.9 001 第 Ⅰ 相単回投与試験 ( 外国 ) PhaseⅠ single dose PK 55 2.7.6.10 003 第 Ⅰ 相反復投与試験 ( 外国 ) PhaseⅠ multiple dose PK 62 2.7.6.11 400 第 Ⅰ 相単回投与試験 68 2.7.6.12 401 第 Ⅰ 相反復投与試験 78 2.7.6.13 AKi2 錠剤の薬物動態試験 ( 単回投与 ) 84 2.7.6.14 AKi4 錠剤の薬物動態試験 ( 反復投与,QD,BID) 93 2.7.6.15 015 健常高齢者及び健常非高齢者における薬物動態試験 ( 外国 ) PK/ Effect on Platelet Function in Elderly vs. Young 102 2.7.6.16 016 肝障害患者における薬物動態試験 ( 外国 ) PK in Hepatic Impairment 109 2.7.6.17 036 慢性腎障害患者における薬物動態試験 ( 外国 ) PK/Renal in Chronic Renal Insufficiency 116 2.7.6.18 072 フルコナゾール及びケトコナゾールとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Fluconazole/Ketoconazole Interaction 124 2.7.6.19 017 メトトレキサートとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Methotrexate Interaction 135 2.7.6.20 038 リチウムとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Lithium Interaction 141 2.7.6.21 039 グリベンクラミドとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Glyburide Interaction 148 2.7.6.22 040 ワルファリンとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Warfarin Interaction 156 2.7.6.23 050 フェニトインとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Phenytoin Interaction 161 2.7.6.24 051 トルブタミドとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Tolbutamide Interaction 168 2.7.6.25 019 食事及び制酸剤の影響試験 ( 外国 ) Effect of Food and Antacid on PK 175 2.7.6.26 095 メチルフェニデートとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Ritalin Interaction113 181

試験番号 試験名 頁 2.7.6.27 109 フルバスタチンとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Fluvastatin Interaction 190 2.7.6.28 117 デキストロメトルファンとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Dextromethorphan Interaction 198 2.7.6.29 135 オメプラゾールとの薬物相互作用試験 ( 外国 ) Omeprazole Interaction 207 2.7.6.30 114 パロキセチンとの薬物相互作用試験 ( 外国, パロキセチンの影響 ) Paroxetine Interaction 218 2.7.6.31 116 パロキセチンとの薬物相互作用試験 ( 外国, セレコキシブの影響 ) Paroxetine Interaction 224 2.7.6.32 171 経口避妊薬との薬物相互作用試験 ( 外国 ) Oral Contraceptive Interaction 231 2.7.6.33 RDS1 RA に対する後期第 Ⅱ 相試験 239 2.7.6.34 RCT1 RA に対する第 Ⅲ 相試験 263 2.7.6.35 ODS1 OA に対する後期第 Ⅱ 相試験 298 2.7.6.36 216 OA に対する第 Ⅲ 相試験 320 2.7.6.37 217 腰痛症に対する第 Ⅲ 相試験 342 2.7.6.38 RPi1 RA に対する初期第 Ⅱ 相試験 362 2.7.6.39 OPi1 OA に対する初期第 Ⅱ 相試験 377 2.7.6.40 POP1 肩関節周囲炎に対する一般臨床試験 393 2.7.6.41 COP1 頸肩腕症候群に対する一般臨床試験 405 2.7.6.42 TOP1 腱 腱鞘炎に対する一般臨床試験 417 2.7.6.43 RLN3 RA に対する長期投与試験 427 2.7.6.44 OLN2 OA に対する長期投与試験 453 2.7.6.45 024 RA 及び OA に対する長期投与試験 ( 外国 ) Longterm Safety in OA&RA 479 2.7.6.46 DDS1 抜歯後疼痛に対する第 Ⅱ 相試験 ( 参考資料 ) 488 2.7.6.47 807 臨床成績概要 ( 外国 )( 参考資料 ) Clinical Data Summary 503 2.7.6.48 819 安全性概要 ( 外国 )( 参考資料 ) Integrated Summary of Safety Information 516 2.7.6.49 035_102 消化管安全性試験 ( 外国 )( 参考資料 ) CLASS Study 526 2.7.6.50 APC 散発性大腸腺腫再発予防効果試験 ( 外国 )( 参考資料 ) APC Study 544 2.7.6.51 PreSAP 大腸腺腫性ポリープ再発予防効果試験 ( 外国 )( 参考資料 ) PreSAP Study 558 2.7.6.52 APC/PreSAP 安全性併合解析 ( 外国 )( 参考資料 ) Summary of Integrated Safety data from APC and PreSAP 572

2.7.6.1 マスバランス試験 ( 外国 )[006]1/6 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.11 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) ( 審査当局使用欄 ) 治験の標題 : 健常成人男性に [ 14 C] SC58635 及び非標識 SC58635 を単回経口投与後の薬物動態検討 試験 治験識別番号 :N49 02006 治験責任医師名 : 治験実施施設 : 公表文献 :Paulson SK, Hribar JD, Liu NWK, Hajdu E, Bible RH, Piergies A, et al., Metabolism and excretion of [ 14 C]celecoxib in healthy male volunteers. Drug Metab Dispos 2000;28(3):308314. 治験期間 : 19 年 月 日 ~19 年 月 日 開発のフェーズ : 臨床薬理試験 目 的 主要目的 :[ 14 C] SC58635 懸濁液の経口からの吸収, 分布, 代謝及び排泄を検証する. 副次的目的 : 同量の SC58635 の経口カプセルと懸濁液のバイオアベイラビリティを推定する. 試験デザイン単一施設, 単回投与, 非盲検, 無作為化, クロスオーバー試験 被験者数 ( 計画時及び解析時 ) 診断及び主な組み入れ基準 計画時 : 男性 10 例,20~41 歳解析時 : 男性 10 例,20~41 歳 PK 解析 :8 例 ( 14 CSC58635;6 例,SC58635;8 例 ) 安全性解析 :10 例 ( 14 CSC58635;8 例,SC58635;10 例 ) 下記の選択基準を満たし, 除外基準に抵触しない健常成人を対象とした. 選択基準 (1) 18~50 歳の健常成人男性. (2) 観察期において身体検査で正常であった者. (3) 観察期において臨床検査値が正常であった者. (4) 観察期において 12 誘導心電図で正常であった者. (5) 治験前 6 ヶ月間から観察期までに胸部 X 線写真が正常であった者. (6) 治験薬投与前 24 時間以内の薬物スクリーンで陰性であり, 薬物スクリーンから治験薬投与まで治験実施施設内に拘束可能な者. (7) 体重 70~90 kg であるもの (85~115% を理想体重とする ) (8) 観察期における HBs 抗原テストが陰性であった者. (9) 本治験への参加前に文書同意の得られた者. 除外基準 (1) 何らかの慢性疾患の既往歴のある者. (2) 観察期 3 ヶ月以内に臨床的に重要な病歴のある者. (3) 心臓, 肝臓, 腎臓 及び小腸異常の既往歴がある者.( 潰瘍や吸収に関係する小腸の手術を受けた者も含む ) (4) これまでに薬物乱用, アルコール中毒の既往歴がある者. (5) 観察期にアセトアミノフェンを除く他の薬を服用した者. 又は治験中に服用が必要な者. (6) 治験参加前 2 週間以内に喫煙歴又は, たばこ製品の使用歴を有する者. (7) 入院前 30 日以内から治験期間中に他の治験薬の投与を受けた者. (8) 乳糖不耐性症の者. (9) シクロオキシゲナーゼ阻害剤やスルフォンアミド類に対する過敏症の既往歴がある者. (10) 51 Cr 試験に参加していた又は 12 ヶ月以内に放射線治療やテストに参加した者. (11) 一年以内に半減期 30 日又はそれ以上の 14 C で標識した化合物投与歴のある 1

2.7.6.1 マスバランス試験 ( 外国 )[006]2/6 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.11 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) 被験薬, 用量及び投与方法, ロット番号 治験実施計画書で規定された治験薬投与期間前治療薬 併用薬規定 ( 審査当局使用欄 ) 者, 又は蛍光透過診断, 大規模な X 線診断を行った者. (12) 過去に本治験に参加したことがある者. (13) 本治験の対象として好ましくないと治験担当医師が判断した者. SC58635 100 mg カプセル剤 ( 包装ロット番号 RCT 07) 及び [ 14 C]SC58635 300 mg (100 μci) を含むガラスバイアル ( 包装ロット番号 RCT 40) は旧米国サール社より入手した.[ 14 C]SC58635 300 mg の懸濁液及び SC58635 300 mg(3 100 mg カプセル ) の単回経口投与の各時期間には 15 日間の休薬期間を設けた. 観察期間 (21 日間以内 ) 投与期間 (1 日 ) ( 組み入れ基準の項に記載した ) 2

2.7.6.1 マスバランス試験 ( 外国 )[006]3/6 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.11 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) ( 審査当局使用欄 ) 1. 有効性薬物動態解析, 放射能分析各被験者から以下のパラメータを得た : AUC 48 :t=0,t=48 の時の血漿中濃度 時間曲線下面積 ( 線形台形法により算出した ) Cmax: 最大血漿中濃度 Tmax: 最大血漿中濃度到達時間 t 1/2 : 半減期 評価基準 2. 安全性診察 理学的検査, 臨床検査及び有害事象モニタリング有害事象は以下の基準で取り扱った. (1) 有害事象 1) 有害事象の定義 : 治験期間中に生じた, 又は重症度の増した以下の事象を有害事象とした. a. 治験との関連性の有無に関わらず, 治験期間中に生じた症状及び身体徴候 b. 臨床検査値異常変動 c. 診察の異常所見 2) 症状及び身体的徴候の重症度の定義 : a. Mild( 軽度 ): 日常の活動を全く妨げない b. Moderate( 中等度 ): 日常の活動をある程度妨げる c. Severe( 高度 ): 日常の活動が困難である 3) 治験薬との関連性判定 : None( 関連なし ) Uncertain( たぶん関連あり ) Probable( 関連あり ) 被験薬との因果関係が Uncertain( たぶん関連あり ) 又は Probable( 関連あり ) のいずれかに該当したものを 被験薬との関連性が否定できない有害事象 ( 副作用 ) と定義した. 治験薬との関連性 関連なしたぶん関連あり関連あり 治験薬との関連性が否定できない有害事象または臨床検査値異常変動を副作用として集計した. (2) 臨床検査値の異常変動臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計した. 統計手法カプセル錠と懸濁液の相対的なバイオアベイラビリティは症例ごとに分類した. (1) 有効性解析対象例 : 無作為に割り付けた全症例を PK 解析対象例とした. 無作為化試験を完了し症例の取り扱いた症例のみをバイオアベイラビリティの解析対象例とした. (2) 安全性解析対象例 : 被験薬投与例の全症例を対象とした. 報告書の日付 19 年月日 3

2.7.6.1 マスバランス試験 ( 外国 )[006]4/6 (1) 症例の内訳 組み入れ症例の内訳を以下に示す. 組み入れ症例数 ( 治験薬投与例数 ) 10 例 パイロット試験 2 例 無作為化試験 8 例 治験完了 2 例 治験完了 6 例 中止 脱落 2 例 中止理由有害事象 ( 発熱 ):1 例第 2 期不参加 :1 例 (2) 有効性の結果 SC58635 及び [ 14 C]SC58635 はいずれも速やかに吸収され, 投与後 2 時間以内に最高血漿中濃度 に到達した. 薬物動態パラメータ及びモデルで調整後のパラメータの比は以下のとおり : パラメータ 平均モデル調整後の比 90% CI [ 14 C]SC58635 SC58635 SC58635/[ 14 C]SC58635 AUC 48h (ng hr/ml) 8706.7 8763.1 100.6% (84.6%, 119.6%) Cmax (ng/ml) 1526.5 1076.5 61.3% (38.2%, 98.5%) Tmax (hr) 1.42 1.94 141.2% (58.0%, 224.4%) t 1/2 (hr) 11.53 15.57 142.7% (111.2%, 174.2%) [ 14 C]SC58635 はほとんどが代謝され, 尿中及び糞中に認められた SC58635 由来の放射能は 投与放射能の 2.56% のみであった. 3 種類の SC58635 代謝物 (SC60613,SC62807 及び SC62807 グルクロン酸抱合体 ) が認められた.SC60613 は SC58635 のメチル基が酸化され水酸基となった化合物であり,SC62807 は SC58635 のメチル基が完全酸化されカルボキシル基となった化合物である.[ 14 C]SC58635 の主要代謝物は SC62807 及び SC62807 グルクロン酸抱合体であり, これら代謝物は主に糞中 (52.1%) 及び尿中 (28.9%) に排泄された. 唾液及び糞清拭紙には, 極めて少量の放射能が検出された. 投与 1 及び 4 時間後において, 赤血球 (RBC) 中の [ 14 C]SC58635 の平均濃度はそれぞれ 2.38 及び 1.13 μg 当量 /g であった. 4

2.7.6.1 マスバランス試験 ( 外国 )[006]5/6 (3) 安全性の結果 1) 有害事象 SC58635 及び [ 14 C]SC58635 の忍容性は良好であった. 有害事象は [ 14 C]SC58635 投与中 5 例 (63%),SC58635 投与中 4 例 (40%) に報告された.2 件以上報告された有害事象は認められなかった. 有害事象の程度はほとんどが軽度であり, 治験担当医師により治験薬との関連ありと判断された有害事象は認められなかった. 有害事象一覧 投与群 懸濁液 カプセル WHO ART 器官別大分類基本語 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 安全性解析対象例数 8 例 10 例 全事象 5(62.5%)[8] 4(50.0%)[6] 4(40.0%)[13] 4(40.0%)[7] 一般的全身障害 1(12.5%)[1] 1(12.5%)[1] 1(10.0%)[2] 0 発熱 1(12.5%)[1] 1(12.5%)[1] 1(10.0%)[1] 0 悪寒 0 0 1(10.0%)[1] 0 中枢 抹消神経系障害 1(12.5%)[1] 0 1(10.0%)[1] 0 頭痛 1(12.5%)[1] 0 1(10.0%)[1] 0 消化管障害 0 0 1(10.0%)[1] 0 腹痛 0 0 1(10.0%)[1] 0 心拍数 心リズム障害 0 0 1(10.0%)[1] 0 頻脈 0 0 1(10.0%)[1] 0 代謝 栄養障害 1(12.5%)[1] 1(12.5%)[1] 1(10.0%)[2] 1(10.0%)[2] CPK 上昇 1(12.5%)[1] 1(12.5%)[1] 1(10.0%)[2] 1(10.0%)[2] 精神障害 1(12.5%)[1] 0 1(10.0%)[1] 1(10.0%)[1] 傾眠 1(12.5%)[1] 0 1(10.0%)[1] 1(10.0%)[1] 皮膚 皮膚付属器障害 1(12.5%)[2] 1(12.5%)[2] 0 0 皮膚乾燥 1(12.5%)[2] 1(12.5%)[2] 0 0 泌尿器系障害 1(12.5%)[2] 1(12.5%)[2] 2(20.0%)[4] 1(10.0%)[3] 蛋白尿 0 0 1(10.0%)[1] 0 膿尿 1(12.5%)[2] 1(12.5%)[2] 1(10.0%)[3] 1(10.0%)[3] 白血球 網内系障害 0 0 1(10.0%)[1] 1(10.0%)[1] 白血球減少 ( 症 ) 0 0 1(10.0%)[1] 1(10.0%)[1] 発現例数 ( 発現率 )[ 発現件数 ] 治験担当医師により有害事象として報告された臨床検査値異常変動も集計対象とした. 有害事象の発現件数の集計は, 総括報告書では実施していない. 2) 死亡及びその他の重篤な有害事象重篤な有害事象は報告されなかった. 3) 投与中止を引き起こした有害事象 1 例が発熱のため試験を中止した. この事象は治験薬と関連なしと判断された. 4) 臨床検査値臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計しているため, 有害事象参照. 5

2.7.6.1 マスバランス試験 ( 外国 )[006]6/6 (4) 結論 SC58635 及び [ 14 C]SC58635 は速やかに吸収され, 投与後 2 時間以内に最高血漿中濃度に達した. [ 14 C]SC58635 はほとんどが代謝され, 尿中及び糞中に認められた SC58635 由来の放射能は投与放射能の 2.56% のみであった. [ 14 C]SC58635 の主要代謝物は SC62807 及び SC62807 グルクロン酸抱合体であり, これら代謝物は主に糞中及び尿中に排泄される. 6

2.7.6.2 錠剤の薬物動態試験 ( 食事の影響 )[AKi3] 1/6 治験依頼者名 : アステラス製薬株式会社 各試験の要約表 ( 審査当局使用欄 ) 旧山之内製薬株式会社 申請資料中の該当箇所 商品名 : セレコックス 添付資料番号 :5.3.1.12 有効成分名 : セレコキシブ (YM177) 治験の標題 :YM177 薬物動態試験 薬物動態に及ぼす食事の影響の検討 治験識別番号 :41771/AKi3 治験責任医師名 : 治験実施施設 : 公表文献 : 未公表 治験期間 :20 年月日 ~20 年月 日 開発のフェーズ : 薬物動態試験 目 的 健常成人男子を対象に,2 群 2 時期のクロスオーバーデザインで YM177 を 200mg 単回経口投与したときの薬物動態に及ぼす食事の影響, 並びに安全性について検討することを目的とした. 試験デザイン非盲検無作為化クロスオーバー試験 被験者数 ( 計画時及び 30 例 ( 空腹下投与先行群 15 例, 食後投与先行群 15 例 ; 計画時及び解析時同数 ) 解析時 ) 診断及び主な組み入れ基準 被験薬, 用量及び投与方法, ロット番号 治験実施計画書で規定された治験薬投与期間前治療薬 併用薬規定 下記選択基準を満たし被験者候補として適切であると治験責任医師が判断した者. 選択基準 (1) 第 1 回目の入院前 1 カ月以内に実施された治験前健康診断 ( 以下, 前健診 ) 及び投与前における診察, 理学的検査, 臨床検査等の結果から治験責任医師が健常であると判断した者. (2) 第 1 回目の入院日の年齢が 20 歳以上 65 歳未満である男子. (3) 第 1 回目の入院日の BMI(= 体重 (kg)/( 身長 (m)) 2 ) が 17.6 以上 26.4 以下の者. (4) 本治験の目的 内容 予測される副作用等について説明を受け, それらについて十分理解した上で, 自発的に治験への参加を志願し, 文書同意の得られた者. 除外基準 以下の項目のいずれかに該当する者は被験者から除外することとした. (1) 本治験に不適当と考えられる既往歴 ( 胃潰瘍 十二指腸潰瘍の既往, 薬物中毒, 薬物アレルギー ( とくに NSAID), アルコール中毒等 ) のある者. (2) 1 日 20 本以上の喫煙習慣がある者. また入院日から退院までの期間, 禁酒 禁煙及びカフェインを摂取しないことが不可能である者. (3) 第 1 回目の入院前 4 カ月以内に別の治験に参加した者. ただし, 治験の予備の被験者として参加し, 治験薬の投与を受けなかった者は除く. (4) 第 1 回目の入院前 3 カ月以内に献血をした者. (5) 治験依頼者又は治験実施医療機関に雇用されている者. (6) YM177 の投与歴がある者. (7) 第 1 回目の入院 2 週間前から第 1 回目の入院までの間に, 他の薬剤を服用した者. (8) 投与日の朝食の食事メニューのすべてを摂食できない者. (9) その他, 本治験の対象として好ましくないと治験責任医師が判断した者. 治験薬 :YM177 錠 :1 錠中に YM177 を 100mg 含有する白色錠剤用量 :YM177 として 200mg を単回経口投与投与方法 :YM177 100mg 錠 2 錠を, 投与前日の夕食以降空腹下又は朝食後 30 分以内に水 150mL とともに経口投与した. ロット番号 :HC1773T 単回経口投与を 7 日以上の休薬期間をおき 2 回行う. 該当せず 7

2.7.6.2 錠剤の薬物動態試験 ( 食事の影響 )[AKi3] 2/6 治験依頼者名 : アステラス製薬株式会社 各試験の要約表 ( 審査当局使用欄 ) 旧山之内製薬株式会社 申請資料中の該当箇所 商品名 : セレコックス 添付資料番号 :5.3.1.12 有効成分名 : セレコキシブ (YM177) 1. 有効性 (1) 各被験者から以下の PK パラメータを得た : 最高血漿中濃度 (Cmax); 実測値 Cmax 到達時間 (Tmax); 実測値 AUC t ; 台形法により求めた濃度測定が可能な最終時点までの血漿中濃度時間曲線下面積 AUC inf ;AUC inf = AUC t + C t / k el (C t は定量可能最終時点における血漿中濃度の実測値を表す ) 消失速度定数 (k el ); 片対数変換した最終消失相より線形最小二乗法を用いて算出 消失半減期 (T 1/2 );T 1/2 = ln (2) / k el 経口クリアランス (CL/F);CL/F= Dose / AUC inf 平均滞留時間 (MRT);MRT = AUMC inf / AUC inf (AUMC inf は血漿中濃度 時間曲線を無限時間に外挿したモーメント曲線下面積 ) 評価基準 (2) 薬物動態に及ぼす食事の影響 : Cmax 及び AUC t の対数変換値について分散分析を行い, 群 / 交互作用の効果, 時期差及び薬物動態に及ぼす食事の影響を検討した. 群 / 交互作用の効果, 時期差及び薬物動態に及ぼす食事の影響については, いずれも統計的な有意水準を 10% とした. また,Cmax 及び AUC t の空腹下に対する食後投与時の幾何平均値の比 (GMR) をそれぞれ計算し, この GMR の 90% 信頼区間 (CI) が,AUC t では 0.8~1.25 かつ Cmax では 0.7~1.43 の範囲内にあるとき, 薬物動態に及ぼす食事の影響はないと判定することとした. 2. 安全性自覚症状 他覚所見, 理学的検査 ( 坐位血圧, 坐位脈拍数, 腋窩体温 ),12 誘導心電図, 臨床検査 ( 血液学的検査, 血液生化学検査, 尿検査 ), 有害事象を安全性の指標とした. 有害事象は下記の基準で取り扱った. (1) 有害事象 : 1 有害事象の定義本治験への同意取得後から治験後健康診断 ( 以下, 後健診 ) の間に, 治験責任医師あるいは治験分担医師が臨床的に異常と判断した自覚症状及び他覚所見が発現した場合は有害事象として取り扱い, その内容, 発現日時, 消失日時, 重篤度, 重症度, 処置, 転帰 ( 転帰確認日時を含む ) 及び治験薬との関連性を症例報告書に記載した. なお, 同一の有害事象が複数回生じた場合, 同一事象であっても発現時期ごとに別々に記載した. 2 症状及び身体的徴候の重症度の定義重症度は以下の 3 段階にて判定した. a. 軽度 : 異常所見はあるが重症度が軽く, 処置を行わず治験の継続が可能であったもの. b. 中等度 : 異常所見のため治療処置を必要とする場合. c. 重度 : 異常所見のため治験薬の投与を中止しなければならない場合, また中止すべきであった場合. 8

2.7.6.2 錠剤の薬物動態試験 ( 食事の影響 )[AKi3] 3/6 治験依頼者名 : アステラス製薬株式会社 各試験の要約表 ( 審査当局使用欄 ) 旧山之内製薬株式会社 申請資料中の該当箇所 商品名 : セレコックス 添付資料番号 :5.3.1.12 有効成分名 : セレコキシブ (YM177) 評価基準 3 治験薬との関連性判定症状及び身体徴候におけるすべての有害事象及び臨床検査において治験薬投与後に 異常変動あり と判定された項目については, 被験者の状態, 合併症, 併用薬, 治験薬投与との時間的関係等を勘案して, 治験薬との関連性を以下の 4 段階 ( 関連なし, 関連ないともいえない, 多分関連あり, 明らかに関連あり ) で判定した. 治験薬との関連性が 関連ないともいえない, 多分関連あり 又は 明らかに関連あり のいずれかに該当したものを 治験薬との関連性が否定できない有害事象 ( 副作用 ) と定義した. 関連なし 治験薬との関連性関連ない多分関連ありともいえない 明らかに関連あり 治験薬との関連性が否定できない有害事象または臨床検査値異常変動を副作用として集計した. (2) 理学的検査, 臨床検査等各種検査の異常変動 : 本治験への同意取得後, 治験薬第 1 回目の投与前の検査から後健診までの間に, 治験責任医師あるいは治験分担医師が異常変動と判断した検査結果は, 治験薬との関連の有無に関わらず有害事象として取り扱った. 有害事象は, その内容, 発現日時 ( 各種検査値の異常変動については検査又は採血日時 ), 消失日時, 重篤度, 重症度, 処置, 転帰 [ 転帰確認日時 ( 各種検査値の異常変動については検査又は採血日時 ) を含む ] 及び治験薬との関連性を症例報告書に記載した. 重症度は 3 段階にて判定し, 治験薬との関連性を 4 段階基準で判定した. 関連性の否定できない (1. 関連ないともいえない,2. 多分関連あり,3. 明らかに関連あり ) 有害事象を副作用として取り扱った. なお, 同一の有害事象が複数回生じた場合, 同一事象であっても発現時期ごとに別々に記載した. 治験実施医療機関の基準値内から基準値外 ( 症例報告書では H 又は L として表記 ) への変動, あるいは治験薬投与前後で 20% 以上の変化を異常変動 有 判定の目安とした. 食事の影響 : AUC t 及び Cmax の対数変換値について分散分析を行い, 群 / 交互作用の効果, 時期差及び薬物動態に及ぼす食事の影響を検討した. 群 / 交互作用の効果, 時期差及び薬物動態に及ぼす食事の影響については, いずれも統計的な有意水準を 10% とした. 群 / 交互作用の効果及び時期差が有意でない場合に, 空腹下投与時の Cmax 及統計手法び AUC t に対する食後投与時のそれの幾何平均値の比 (GMR) をそれぞれ計算することとした. この GMR の 90% 信頼区間が,AUC t では 0.8~1.25 かつ Cmax では 0.7 ~1.43 の範囲内にあるとき, 薬物動態に及ぼす食事の影響はないと判定することとした. 中止例については安全性のみを解析の対象とし, 食事の影響の検討の判定には加えないこととした. (1) 有効性解析対象例 : 薬物動態パラメータの算出対象は, 血漿中未変化体濃度測定値がある全症例とした. 薬物動態に及ぼす食事の影響検討の解析対象は, 合計 2 回の投与に対してそれ症例の取扱いぞれ投与及び採血が完遂し, 薬物動態パラメータの算出された全症例とした. (2) 安全性解析対象例 : 治験薬投与例の全症例を対象とした. 報告書の日付 20 年月日 9

2.7.6.2 錠剤の薬物動態試験 ( 食事の影響 )[AKi3] 4/6 (1) 症例の内訳本治験の志願者に対して前健診を行った. 前健診の結果, 本治験に適格と考えられる被験者を選択し, 同意を取得の上治験を開始した. 本治験は健常成人男子を対象とした試験であるため, 第 1 回目の入院から治験薬投与までの間に何らかの臨床的な異常が認められ, 治験責任医師が不適格と判断した被験者は, 安全性を考慮し投薬せず, 予備被験者への交代を認めることとしたため, 予備被験者を含めて被験者を組み入れた. 治験途中での中止例はなかった. したがって, 治験を開始された 30 例にて, 安全性, 薬物動態の解析及び薬物動態に及ぼす食事の影響の検討を行った. 治験前健康診断を受診し, 被験者候補として問題ないと判断され, 本治験のため入院した健常成人男子 34 例 (30 例 + 予備被験者 4 例 ) 第 1 回投与前での予備被験者との交代 4 例理由 :WBC 高値のため 3 例頻脈のため 1 例 無作為化され治験開始された被験者 ( 治験薬の投与を受けた被験者 ) 30 例 空腹下投与先行群 15 例 食後投与先行群 15 例 治験完了 15 例 治験完了 15 例 治験完了例合計 30 例 組み入れ症例の内訳 10

2.7.6.2 錠剤の薬物動態試験 ( 食事の影響 )[AKi3] 5/6 (2) 有効性の結果 1) 薬物動態に及ぼす食事の影響の結果血漿中 YM177 濃度の Cmax の幾何平均値は空腹下で 720.72ng/mL, 食後で 1103.43ng/mL, AUC t の幾何平均値は空腹下で 4954.99ng hr/ml, 食後で 5561.20ng hr/ml であった. 空腹下に対する食後投与時の GMR 及び 90% CI は,Cmax では 1.53 及び 1.39~1.69 と食事の影響の判定基準である 0.7~1.43 を逸脱していた. 一方,AUC t では 1.12 及び 1.08~1.17 であり, 判定基準である 0.80~1.25 の範囲内であった. 血漿中濃度 (ng/ml) 2000 1500 1000 500 YM177 200 mg, 食後投与 YM177 200 mg, 空腹下投与 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 (hr) 血漿中濃度推移 (30 例の平均値 ± 標準偏差 ) (3) 安全性の結果 1) 有害事象治験責任医師により治験薬との関連性が否定されなかった有害事象 ( 自覚症状 他覚所見, 臨床検査値異常変動を含む ) を発現した症例は認められなかった. なお, 関連性の否定された有害事象を含め, 重篤な有害事象は認められず, 安全性には問題ないものと考えられた. 11

2.7.6.2 錠剤の薬物動態試験 ( 食事の影響 )[AKi3] 6/6 有害事象の発現率 投与群 YM177 空腹下投与 YM177 食後投与 WHO ART 器官別大分類基本語 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 すべての有害事象 安全性解析対象例数 30 例 30 例 関連性が否定できない有害事象 全事象 8(26.7%)[8] 0 3(10.0%)[4] 0 肝臓 胆管系障害 1(3.3%)[1] 0 1(3.3%)[1] 0 GPT 上昇 1(3.3%)[1] 0 0 0 ビリルビン血症 0 0 1(3.3%)[1] 0 代謝 栄養障害 3(10.0%)[3] 0 2(6.7%)[2] 0 高尿酸血症 0 0 1(3.3%)[1] 0 AlP 上昇 1(3.3%)[1] 0 0 0 CPK 上昇 2(6.7%)[2] 0 1(3.3%)[1] 0 呼吸器系障害 4(13.3%)[4] 0 1(3.3%)[1] 0 咽頭炎 2(6.7%)[2] 0 0 0 鼻炎 2(6.7%)[2] 0 1(3.3%)[1] 0 本集計は, 総括報告書では実施していない発現例数 ( 発現率 )[ 発現件数 ] 臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計した. 2) 死亡及びその他の重篤な有害事象 本治験において死亡, その他の重篤な有害事象を発現した症例は認められなかった. 3) 投与中止を引き起こした有害事象 本治験では投与中止例はなかった. 4) 臨床検査値 臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計した. (4) 結論健常成人男子 ( 年齢 :20~30 歳, 体重 :51.9~75.0kg) に YM177 錠剤 200mg を単回経口投与したときの薬物動態に及ぼす食事の影響について検討した. 食後投与時のバイオアベイラビリティ (BA) は空腹下投与時に比して上昇するものの, 量的な BA は空腹下投与時と食後投与時で同等であると結論された. また, 臨床上問題となる有害事象は認められず, 安全性には問題ないものと考えられた. 12

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 1/8 治験依頼者名 : アステラス製薬株式会社 各試験の要約表 ( 審査当局使用欄 ) 旧山之内製薬株式会社 申請資料中の該当箇所 商品名 : セレコックス 添付資料番号 :5.3.1.21 有効成分名 : セレコキシブ (YM177) 治験の標題 :YM177 薬物動態試験 錠剤およびカプセル剤の生物学的同等性の検討 治験識別番号 :41771/AKi1 治験責任医師名 : 治験実施施設 : 公表文献 : 未公表 治験期間 :19 年 月日 ~19 年 月日 開発のフェーズ : 薬物動態試験 目 的 健常成人男子を対象に,YM177 の 100mg カプセル剤を対照製剤,YM177 の 100mg 錠剤を試験製剤として 2 群 2 時期のクロスオーバーデザインで単回経口投与したときの生物学的同等性を検証することを目的とした. 試験デザイン非盲検無作為化クロスオーバー試験 計画時 :48 名 (YM177 カプセル剤先行 24 名,YM177 錠剤先行 24 名 ) 解析時 : 安全性及び薬物動態 50 名 (YM177 カプセル剤先行 25 名,YM177 錠剤先行 25 名 ) 被験者数生物学的同等性 48 名 ( 計画時及び (YM177 カプセル剤先行 24 名,YM177 錠剤先行 24 名 ) 解析時 ) 本試験ではカプセル剤先行群及び錠剤先行群で各 1 例ずつが投与 1 回で治験を中止 した. 治験薬投与例すなわち安全性解析対象例数は 50 例となるが, カプセル剤及び 錠剤投与の用法ごとに集計したとき, 各用法における例数は各群 49 例ずつとなる. 診断及び主な組み入れ基準 被験薬, 用量及び投与方法, ロット番号 治験実施計画書で規定された治験薬投与期間 下記選択基準を満たし被験者候補として適切であると治験責任医師が判断した者. 選択基準 (1) 第 1 回目の入院前 1 カ月以内に実施された治験前健康診断 ( 以下, 前健診 ) 及び投与前における診察, 理学的検査, 臨床検査等の結果から治験責任医師が健常であると判断した者 (2) 第 1 回目の入院日の年齢が 20 歳以上 65 歳未満である男子 (3) 第 1 回目の入院日の体重が身長より求めた標準体重の ±20% 以内の者 (4) 本治験の目的 内容 予測される副作用等について説明を受け, それらについて十分理解した上で, 自発的に治験への参加を志願し, 文書同意の得られた者 除外基準 以下の項目のいずれかに該当する者を被験者から除外する. (1) 本治験に不適当と考えられる既往歴 ( 胃潰瘍 十二指腸潰瘍の既往, 薬物中毒, 薬物アレルギー ( とくに非ステロイド性抗炎症剤 (NSAID)), アルコール中毒等 ) のある者. (2) 入院日から退院までの期間, 禁酒 禁煙が不可能である者. (3) 第 1 回目の入院前 4 カ月以内に別の治験に参加した者. ただし, 治験の予備の被験者として参加し, 治験薬の投与を受けなかった者は除く. (4) 第 1 回目の入院前 3 カ月以内に献血をした者. (5) その他, 本治験の対象として好ましくないと治験責任医師が判断した者. 治験薬 :1YM177 カプセル剤 :1 カプセル中に YM177 を 100mg 含有する白色カプセル剤 2YM177 錠 :1 錠中に YM177 を 100mg 含有する白色錠剤用量 :YM177 として 200mg を単回経口投与投与方法 :YM177 100mg カプセル 2 カプセル又は YM177 100mg 錠 2 錠を, 投与前日の夕食以降絶食下に水 150mL とともに経口投与した. ロット番号 :1ES237( カプセル剤 ) 2ES1773T( 錠剤 ) 単回経口投与を 7 日以上の休薬期間をおき 2 回行う. 13

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 2/8 治験依頼者名 : アステラス製薬株式会社 各試験の要約表 ( 審査当局使用欄 ) 旧山之内製薬株式会社 申請資料中の該当箇所 商品名 : セレコックス 添付資料番号 :5.3.1.21 有効成分名 : セレコキシブ (YM177) 前治療薬 併用薬規定 該当せず 1. 有効性 (1) 各被験者から以下の PK パラメータを得た : 最高血漿中濃度 (Cmax); 実測値 Cmax 到達時間 (Tmax); 実測値 AUC t ; 台形法により求めた濃度測定が可能な最終時点までの血漿中濃度時間曲線下面積 AUC inf ;AUC inf = AUC t + C t / k el (C t は定量可能最終時点における血漿中濃度の実測値を表す ) 消失速度定数 (k el ); 片対数変換した最終消失相より線形最小二乗法を用いて算出 消失半減期 (T 1/2 );T 1/2 = ln (2) / k el 経口クリアランス (CL/F);CL/F= Dose / AUC inf 平均滞留時間 (MRT);MRT = AUMC inf / AUC inf (AUMC inf は血漿中濃度 時間曲線を無限時間に外挿したモーメント曲線下面積 ) 評価基準 (2) 生物学的同等性 : 最高血漿中濃度 (Cmax) 及び血中濃度時間曲線下面積 (AUC t ) の対数変換値についてクロスオーバー型の分散分析を行った後,Cmax 及び AUC t の幾何平均値の比 (GMR) 及び 90% 信頼区間 (CI) を算出して, この GMR の 90% CI が 0.80~1.25 の範囲にあるとき製剤間で生物学的利用率が同等であると判定した. なお,Cmax の差の 90% CI が上記の判定基準を満たさない場合は, より広い基準範囲についても検討することとした. 2. 安全性 自覚症状 他覚所見 理学的検査 ( 坐位血圧, 坐位脈拍数, 腋下体温 ) 心電図 (12 誘導 ) 臨床検査 ( 血液学的検査, 血液生化学検査, 尿検査 ) 有害事象 (1) 有害事象 : 1 有害事象の定義本治験への同意取得後に, 治験責任医師あるいは治験分担医師が臨床的に異常と判断した自覚症状及び他覚所見が発現した場合は有害事象として取り扱い, その内容, 発現日時, 消失日時, 重篤度, 重症度, 処置, 転帰 ( 転帰確認日時を含む ) 及び治験薬との関連性を症例報告書に記載し, 関連性に関する判断についてその理由をコメントした. なお, 同一の有害事象が複数回生じた場合, 同一事象であっても発現時期ごとに別々に記載した. 2 症状及び身体的徴候の重症度の定義重症度は以下の 3 段階にて判定した. a. 軽度 : 異常所見はあるが重症度が軽く, 処置を行わず治験の継続が可能であったもの. b. 中等度 : 異常所見のため治療処置を必要とする場合. c. 重度 : 異常所見のため治験薬の投与を中止しなければならない場合, また中止すべきであった場合. 14

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 3/8 治験依頼者名 : アステラス製薬株式会社 各試験の要約表 ( 審査当局使用欄 ) 旧山之内製薬株式会社 申請資料中の該当箇所 商品名 : セレコックス 添付資料番号 :5.3.1.21 有効成分名 : セレコキシブ (YM177) 3 治験薬との関連性判定症状及び身体徴候におけるすべての有害事象及び臨床検査において治験薬投与後に 異常変動あり と判定された項目については, 被験者の状態, 合併症, 併用薬, 治験薬投与との時間的関係等を勘案して, 治験薬との関連性を以下の 4 段階 ( 関連なし, 関連ないともいえない, 多分関連あり, 明らかに関連あり ) で判定した. 治験薬との関連性が 関連ないともいえない, 多分関連あり 又は 明らかに関連あり のいずれかに該当したものを 治験薬との関連性が否定できない有害事象 ( 副作用 ) と定義した. 関連なし 治験薬との関連性関連ない多分関連ありともいえない 明らかに関連あり 治験薬との関連性が否定できない有害事象または臨床検査値異常変動を副作用として集計した. 評価基準 統計手法 (2) 理学的検査, 臨床検査等各種検査の異常変動 : 本治験への同意取得後 ( 各時期の治験薬投与前の検査値に対して ), 治験責任医師あるいは治験分担医師が異常変動と判断した検査結果は, 治験薬との関連の有無に関わらず有害事象として取り扱った. 有害事象は, その内容, 発現日時 ( 各種検査値の異常変動については検査日時 ), 消失日時, 重篤度, 重症度, 処置, 転帰 ( 転帰確認日時を含む ) 及び治験薬との関連性を症例報告書に記載し, 重症度は (1. 軽度,2. 中等度,3. 重度 ) の 3 段階にて判定した. また, 治験薬との関連性を (0. 関連なし,1. 関連ないともいえない,2. 多分関連あり,3. 明らかに関連あり ) の旧山之内製薬の 4 段階基準で判定した. 関連性の否定できない (1. 関連ないともいえない,2. 多分関連あり,3. 明らかに関連あり ) 有害事象を副作用として取り扱った. 関連性に関する判断についてその理由をコメントした. なお, 同一の有害事象が複数回生じた場合, 同一事象であっても発現時期ごとに別々に記載した. 臨床的に意味のある変動 ( 目安 : 治験実施施設の基準値内から基準値外への変動, あるいは治験薬投与前後で 20% 以上の変化 ) については異常変動 有 と判定した. 臨床的に意味のある変動の目安を逸脱した場合, それが異常変動でないと判断された項目についてはその理由をコメントした. 生物学的同等性の検討 : Cmax 及び AUC t の対数変換値についてクロスオーバー型の分散分析を行った後, Cmax 及び AUC t の幾何平均値の比 (GMR) 及び 90% 信頼区間 (CI) を算出して, この GMR の 90% CI が 0.80~1.25 の範囲にあるとき製剤間で生物学的利用率が同等であると判定した. また, 群又は交互作用, 時期差, 群内個体差及び製剤間差についても検討した. 統計的な有意水準はすべて両側 10% とした. なお,Cmax の差の 90% CI が上記の判定基準を満たさない場合は, より広い基準範囲についても検討することとした. 中止例については安全性及び必要に応じて薬物動態を解析の対象とし, 生物学的同等性の解析には加えなかった. 15

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 4/8 治験依頼者名 : アステラス製薬株式会社 各試験の要約表 ( 審査当局使用欄 ) 旧山之内製薬株式会社 申請資料中の該当箇所 商品名 : セレコックス 添付資料番号 :5.3.1.21 有効成分名 : セレコキシブ (YM177) (1) 有効性解析対象例 : 薬物動態の解析対象は, 治験薬を服薬し薬物動態パラメータの算出に十分な血漿中濃度ポイント数が得られた全症例とした. 治験が完了した全症例を生物学的同症例の取扱い等性の解析対象とした. (2) 安全性解析対象例 : 治験薬投与例の全症例を対象とした. 報告書の日付 20 年月日 16

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 5/8 (1) 症例の内訳本治験は, 健常成人男子を対象とした試験であり, その性格上治験薬投与時に異常が認められる被験者は, 安全性を考慮し投薬せず, 被験者の交代を行うため, 予備被験者を含めて被験者を組み入れた. なお, 本治験において中止例は 2 例あり, 治験を開始された被験者 50 例にて, 安全性及び薬物動態の解析を行い, 治験が完了した 48 例にて生物学的同等性判定の解析を行った. 本治験に対する同意を取得した被験者 50 例 + 予備被験者 9 例 投与前の脱落 9 例 1. 予備被験者との入れ替え 6 例 理由 :WBC 高値 2 例 入院前にハ ファリンを服用 1 例 GPT 高値 1 例 γgtp 高値 1 例 同意撤回の申し出 1 例 2. 予備被験者としてそのまま退院 3 例 無作為化された被験者 50 例 治験薬の投与を受けた被験者 50 例 治験完了 48 例 途中中止 2 例理由 : 同意の撤回 1 例 ( カプセル剤先行群 ) GPT 高値 1 例 ( 錠剤先行群 ) 治験完了例合計 48 例 組み入れ症例の内訳 *: 本試験ではカプセル剤先行群及び錠剤先行群で各 1 例ずつが投与 1 回で治験を中止した. 治験薬投与例すなわち安全性解析対象例数は 50 例となるが, カプセル剤及び錠剤投与の用法ごとに集計したとき, 各用法における例数は各群 49 例ずつとなる. 17

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 6/8 (2) 有効性の結果 1) 生物学的同等性の結果血漿中 YM177 濃度の AUC t の幾何平均値は対照製剤で 5670.58 ng hr/ml, 試験製剤で 6041.75 ng hr/ml,cmax の幾何平均値は対照製剤で 668.84 ng/ml, 試験製剤で 804.62 ng/ml であった. 試験製剤の対照製剤に対する幾何平均値の比 (Geometric Mean Ratio,GMR) の 90% 信頼区間 (CI) は AUC t では 1.02~1.11 であり, 同等性の判定条件である 0.80~1.25 の範囲内であった. 一方,Cmax では GMR の比の 90% CI は 1.09~1.33 と同等性の条件を満たさなかったものの,0.7~1.43 の範囲内であった. 従って, 試験製剤の速度的なバイオアベイラビリティ ( 以下 BA) は対照製剤に比して改善され若干高い傾向を示すものの, 両製剤経口投与時の量的な BA は生物学的に同等であると結論された. 血漿中濃度 (ng/ml) 1500 1000 500 YM177 100 mg 錠, 200 mg YM177 100 mgカプセル, 200 mg 0 0 10 20 30 40 50 時間 (h) 血漿中濃度推移 (48 例の平均値 ± 標準偏差 ) (3) 安全性の結果 1) 有害事象治験責任医師により治験薬との関連性が否定されなかった有害事象を発現した症例は TBil の上昇 ( ビリルビン血症 ) 2 例, 下痢 ( 下痢 ), 頭がふらつく, 頭がボーッとする ( めまい ) という自覚症状を認めた各 1 例の計 5 例であった. なお, 上記 5 例は無処置で経過観察することにより消失したことから, 被験者の安全性を損なうことなく, 治験は終了した. また, 治験薬との関連を否定できない臨床検査値異常変動は, 上述の TBil の上昇 ( ビ 18

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 7/8 リルビン血症 ) を除き, 認められなかった. :( ) 内は WHO ART 基本語の表記を示す. 有害事象の発現率 投与群 YM177 カプセル剤 YM177 錠剤 WHO ART 器官別大分類基本語 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 すべての有害事象 安全性解析対象例数 49 例 49 例 関連性が否定できない有害事象 全事象 8(16.3%)[9] 4(8.2%)[5] 11(22.4%)[15] 2(4.1%)[2] 消化管障害 1(2.0%)[1] 1(2.0%)[1] 1(2.0%)[2] 0 下痢 1(2.0%)[1] 1(2.0%)[1] 0 0 嘔吐 0 0 1(2.0%)[1] 0 嘔気 0 0 1(2.0%)[1] 0 中枢 末梢神経系障害 1(2.0%)[1] 1(2.0%)[1] 2(4.1%)[2] 1(2.0%)[1] めまい 1(2.0%)[1] 1(2.0%)[1] 0 0 頭痛 0 0 1(2.0%)[1] 0 昏迷 0 0 1(2.0%)[1] 1(2.0%)[1] 肝臓 胆管系障害 2(4.1%)[3] 2(4.1%)[3] 3(6.1%)[3] 1(2.0%)[1] GPT 上昇 0 0 1(2.0%)[1] 0 GOT 上昇 0 0 1(2.0%)[1] 0 ビリルビン血症 2(4.1%)[3] 2(4.1%)[3] 1(2.0%)[1] 1(2.0%)[1] 代謝 栄養障害 0 0 6(12.2%)[7] 0 AlP 上昇 0 0 1(2.0%)[1] 0 CPK 上昇 0 0 6(12.2%)[6] 0 呼吸器系障害 2(4.1%)[2] 0 1(2.0%)[1] 0 咳 1(2.0%)[1] 0 0 0 咽頭炎 1(2.0%)[1] 0 0 0 鼻炎 0 0 1(2.0%)[1] 0 白血球 網内系障害 1(2.0%)[1] 0 0 0 白血球増多 ( 症 ) 1(2.0%)[1] 0 0 0 血小板 出血凝血障害 1(2.0%)[1] 0 0 0 鼻出血 1(2.0%)[1] 0 0 0 本集計は, 総括報告書では実施していない発現例数 ( 発現率 )[ 発現件数 ] 臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計した. *: 本試験ではカプセル剤先行群及び錠剤先行群で各 1 例ずつが投与 1 回で治験を中止した. 治験薬投与例すなわち安全性解析対象例数は 50 例となるが, カプセル剤及び錠剤投与の用法ごとに集計したとき, 各用法における例数は各群 49 例ずつとなる. 2) 死亡及びその他の重篤な有害事象 本治験において死亡, その他の重篤な有害事象を発現した症例は認められなかった. 3) 投与中止を引き起こした有害事象錠剤先行群の1 例 (0012) は第 2 回目の投与前の臨床検査で GPT が 47U/L と基準値外に上昇していたため, 治験責任医師の医学的判断で第 2 回目の投与は行わずに中止となった. 0012 では第 1 回目の錠剤投与後, 第 2 回目投与前に軽度の GPT の検査値上昇 (47U/L) がみられたため, 治験責任医師の判断により第 2 回目の投与は行わなかった. 治験中止後, 計 3 回の追跡検査 ( 投与 9 日後 50U/L, 投与 14 日後 46U/L, 投与 27 日後 41U/L) で基準 19

2.7.6.3 生物学的同等性試験 ( 錠剤及びカプセル剤 )[AKi1] 8/8 値 (344U/L) 内に復した. 第 1 回目の錠剤投与後 48 時間まで本検査値の変動は認められておらず, 投与 7 日後に初めて変動がみられたため, 被験者の退院後の生活など他の要因の影響も考えられることから, 治験薬との関連性は 関連なし と判断された. この GPT の軽度の異常変動はそれ以上悪化することはなく, 無処置にて消失しており, 被験者の安全性に特に問題はないものと考えた. 投与群 WHO ART 器官別大分類基本語 安全性解析対象例数 投与中止を引き起こした有害事象 すべての投与中止を引き起こした有害事象 YM177 錠剤 49 例 関連性が否定できない投与中止を引き起こした有害事象 全事象 1(2.0%)[1] 0 肝臓 胆管系障害 1(2.0%)[1] 0 GPT 上昇 1(2.0%)[1] 0 本集計は, 総括報告書では実施していない発現例数 ( 発現率 )[ 発現件数 ] 4) 臨床検査値 臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計した. (4) 結論本邦で開発中の YM177 100 mg 錠 ( 試験製剤 ) の, 米国における市販品である 100 mg カプセル ( 対照製剤 ) との生物学的同等性を検証した. その結果, 試験製剤の速度的な BA は対照製剤に比して改善され若干高い傾向を示すものの, 両製剤経口投与時の量的な BA は生物学的に同等であると結論された. また, 自覚症状, 他覚所見, 血圧 脈拍数 体温及び臨床検査 ( 血液 尿 ) 結果並びに 12 誘導心電図所見に臨床上重篤なものは認められなかった. 20

2.7.6.4 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル )[037]1/7 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.22 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) ( 審査当局使用欄 ) 治験の標題 : 健常成人における SC58635 の経口微細懸濁液及び 2 種類の経口カプセル剤の薬物動態及びバイオアベイラビリティの比較を目的とした非盲検, 無作為化, 単回投与, クロスオーバー試験治験識別番号 :N49 02037 治験責任医師名 : 治験実施施設 : 公表文献 : 未公表 治験期間 :19 年 月 日 ~19 年 月 日 開発のフェーズ : 臨床薬理試験 目 的 主要目的 :200 mg(2 100 mg)sc58635 第 I 相試験使用カプセル,200 mg SC58635 経口微細懸濁液,200 mg SC58635 カプセル ( 市販用カプセル ) のバイオアベイラビリティを評価すること. 副次的目的 :SC58635 の経口微細懸濁液と 2 種の経口カプセル ( 第 I 相試験, 市販品 ) の薬物動態を比較する. 試験デザイン非盲検, 無作為化, 単回投与,3 時期, クロスオーバーデザイン 被験者数 ( 計画時及び 計画時 :36 例解析時 :36 例 ( 男性 29 例 ; 女性 7 例 );19~52 歳 ( 平均 ±SD:30.4±8.96 歳 ) 解析時 ) 下記の選択基準を満たし, 除外基準に抵触しない健常成人を対象とした. 診断及び主な組み入れ基準 選択基準 (1) 18~55 歳の健常成人. (2) 妊娠可能な女性被験者においては, 本人から文書同意を取得し, 最終月経から治験参加期間中を通して適切な避妊法を用いること, 授乳中でないこと, 最初の治験薬投与 24 時間以内の血清妊娠テストが陰性であること. (3) 体重 >50 kg,metropolitan Life Insurance Height and Weight Chart による標準体重の ±20% 以内. (4) 観察期において病歴, 身体検査及び臨床検査値から医師が健常であると判した者. (5) 観察期における HBs 抗原テストが陰性であった者. (6) 観察期における薬物スクリーンで陰性であった者. (7) 本治験への参加前に文書同意の得られた者. 除外基準 (1) 病状, 健康状態又は臨床検査値異常などの既往又は既往歴があり, 医師が治験薬の吸収, 代謝又は排泄に影響を及ぼす可能性があると判断した者. (2) COX 阻害薬, スルフォンアミド, アルコール ( エタノール ) 又はりんごジュースに対するアレルギー反応又は薬物過敏症の既往歴を有する者. (3) 治験参加前 3 年以内に薬物乱用, 薬物中毒又はアルコール中毒の既往歴のある者. (4) 治験参加前 2 週間以内に喫煙暦又は, たばこ製品の使用暦を有する者. (5) 治験開始 48 時間前から治験期間中アルコール, カフェインを摂取しないことが不可能である者. (6) 治験前に他の薬剤を服用している又は治験中に他の薬剤を服用する予定がある者. (7) 治験前 30 日以内に他の治験薬の投与を受けた者. (8) 過去に本治験に参加したことがある者. 21

2.7.6.4 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル )[037]2/7 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.22 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) 被験薬, 用量及び投与方法, ロット番号 治験実施計画書で規定された治験薬投与期間前治療薬 併用薬規定 ( 審査当局使用欄 ) 被験者 ( 計画書変更書 1 による ) は, 無作為化スケジュールに従って 1,8 及び 15 日目にそれぞれ A)~C) いずれかの投与を受けた : A). 200 mg(2 100 mg)sc58635 第 Ⅰ 相試験使用カプセル,B). 200 mg SC58635 経口微細懸濁液, あるいは C).200 mg SC58635 カプセル ( 市販用カプセル ). 各投与間には 7 日間の休薬期間を設けた. 治験薬はロット番号 RCT10541(SC58635 200 mg 市販用カプセル剤 ),RCT10535 (SC58635 経口微細懸濁液 ) 及び RCT10558(SC58635 100 mg 第 Ⅰ 相試験使用カプセル ) として包装した. 観察期間 (22 日以内 ) 被験薬投与期間 (3 日間 ) ( 組み入れ基準の項に記載した ) 22

2.7.6.4 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル )[037]3/7 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.22 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) ( 審査当局使用欄 ) 1. 有効性各被験者について各投与時期における以下の薬物動態パラメータを算出した :1) AUC 72h (ng hr/ml) 時間 t=0 から t=72 までの血漿中濃度 時間曲線下面積 ;2) AUC inf (ng hr/ml) 時間 t=0 から無限大までの血漿中濃度 時間曲線下面積 ; 3) Cmax (ng/ml) 最高濃度 ; 4) Tmax (hr) Cmax 到達時間,5) t 1/2 (hr) 消失半減期 ;6) CL 72h (L/hr) クリアランス, 用量 /AUC 72h として算出, 及び ;7) Ur_Amt 各採取期間中に尿中に排泄された SC58635( 及び代謝物 SC62807) の総量. 評価基準 2. 安全性安全性は, 有害事象モニタリング, 臨床検査 ( 血液学的検査, 生化学検査及び尿検査 ), バイタルサイン及び診察 理学的検査のデータにより評価した. 有害事象は以下の基準で取り扱った. (1) 有害事象 1) 有害事象の定義 : 治験期間中に生じた, 又は重症度の増した以下の事象を有害事象とした. a. 治験との関連性の有無に関わらず, 治験期間中に生じた症状及び身体徴候 b. 臨床検査値異常変動 c. 診察の異常所見 2) 症状及び身体的徴候の重症度の定義 : a. Mild( 軽度 ): 日常の活動を全く妨げない b. Moderate( 中等度 ): 日常の活動をある程度妨げる c. Severe( 高度 ): 日常の活動が困難である 3) 治験薬との関連性判定 : None( 関連なし ) Uncertain( たぶん関連あり ) Probable( 関連あり ) 被験薬との因果関係が Uncertain( たぶん関連あり ) 又は Probable( 関連あり ) のいずれかに該当したものを 被験薬との関連性が否定できない有害事象 ( 副作用 ) と定義した. 治験薬との関連性 関連なしたぶん関連あり関連あり 治験薬との関連性が否定できない有害事象または臨床検査値異常変動を副作用として集計した. 統計手法 (2) 臨床検査値の異常変動臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計した. 製剤間のバイオアベイラビリティの比較.3 対の製剤間比較を以下のように行った. lncmax と lnauc 72h について,( 対数変換後の ) 平均値の差及び 90% 信頼区間 (CI) を算出した. これらの値を累乗し, 製剤間の平均の比及び 90%CI を算出した. 23

2.7.6.4 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル )[037]4/7 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.22 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) ( 審査当局使用欄 ) (1) 有効性解析対象例 : 試験を完了した, 重大なプロトコール逸脱がなく, 治験薬の投与を 100% 受け, SC58635 の濃度 時間曲線を得るのに十分な血液試料が得られた症例を対象と症例の取り扱いした. (2) 安全性解析対象例 : 治験薬を少なくとも 1 回服用した被験者を対象とした. 報告書の日付 19 年月日 24

2.7.6.4 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル )[037]5/7 (1) 症例の内訳 本治験において組み入れられた症例数は 36 例であった. 全症例が治験を完了した. 被験者は 以下の 6 用法順のいずれかに割り付けられた ( 各 6 例 ). 用法順 投与日第 1 日第 8 日第 15 日 1 A B C 2 B C A 3 C A B 4 A C B 5 B A C 6 C B A A) 200 mg(2 100 mg)sc58635 第 Ⅰ 相試験使用カプセル B) 200 mg SC58635 経口微細懸濁液 C) 200 mg SC58635 カプセル ( 市販用カプセル ) (2) 有効性の結果 薬物動態及びバイオアベイラビリティの結果 SC58635 の血漿薬物動態パラメータの平均 (SD) 及びその比, ならびに 90% 信頼区間 (C.I.) パラメータ 第 Ⅰ 相試験使用カプセル懸濁液市販用カプセル (N = 36) (N = 36) (N = 36) AUC 72h (ng hr/ml) 7247.5 (2427.5) 7736.3 (2488.2) 7648.1 (2412.1) Cmax(ng/mL) 619.7 (249.4) 1228.8 (452.0) 704.6 (265.7) Tmax(hr) 3.00 (0.99) 0.79 (0.32) 2.83 (1.06) t 1/2 (hr) 13.96 (5.27) 13.33 (6.69) 11.92 (3.60) AUC inf (ng hr/ml) 7562.4 (2494.0) 8001.2 (2535.6) 7830.3 (2448.4) CL 72h (L/hr) 30.4 (9.8) 28.1 (7.8) 28.4 (7.8) パラメータ (a) 処方比較 (N = 36) 比 (%) (b) 平均の比の 90% C.I. AUC 72h (ng hr/ml) B vs. A 107.3 102.5 112.2 Cmax(ng/mL) B vs. A 197.0 174.2 222.9 AUC 72h (ng hr/ml) C vs. A 106.2 101.5 111.1 Cmax(ng/mL) C vs. A 113.9 100.7 128.9 AUC 72h (ng hr/ml) C vs. B 99.0 94.6 103.5 Cmax(ng/mL) C vs. B 57.8 51.1 65.4 (a) 処方 :A= 第 Ⅰ 相試験使用カプセル,B= 経口微細懸濁液,C= 市販用カプセル剤. (b) 処方 1 対処方 2 を比較する場合, 比 = 平均 ( 処方 1)/ 平均 ( 処方 2). SC58635 の尿中排泄量は極めて少量であり,0~72 時間における SC62807 の尿中排泄量は各処方 25

2.7.6.4 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル )[037]6/7 について 40~50 mg の範囲であった. (3) 安全性の結果 1) 有害事象本試験の期間中には臨床的意義のある有害事象は認められなかった. 臨床検査値, バイタルサイン及び診察 理学的検査の評価において, 臨床的意義のある所見は認められなかった. 有害事象一覧 投与群第 Ⅰ 相試験使用カプセル懸濁液市販用カプセル WHO ART 器官別大分類基本語 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 安全性解析対象例数 36 例 36 例 36 例 全事象 7(19.4%)[9] 7(19.4%)[9] 9(25.0%)[17] 9(25.0%)[17] 7(19.4%)[7] 6(16.7%)[6] 中枢 抹消神経系障害 2(5.6%)[2] 2(5.6%)[2] 4(11.1%)[6] 4(11.1%)[6] 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] めまい 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 3(8.3%)[3] 3(8.3%)[3] 0 0 頭痛 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 2(5.6%)[2] 2(5.6%)[2] 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 知覚減退 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 消化管障害 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 7(19.4%)[8] 7(19.4%)[8] 2(5.6%)[2] 2(5.6%)[2] 腹痛 0 0 3(8.3%)[3] 3(8.3%)[3] 0 0 便秘 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 下痢 0 0 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 消化不良 0 0 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 嘔気 0 0 1(2.8%)[2] 1(2.8%)[2] 0 0 口内炎 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 2(5.6%)[2] 2(5.6%)[2] 0 0 筋 骨格系障害 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 関節痛 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 女性生殖 ( 器 ) 障害 0 0 0 0 1(2.8%)[1] 0 月経困難 0 0 0 0 1(2.8%)[1] 0 呼吸器系障害 4(11.1%)[4] 4(11.1%)[4] 2(5.6%)[2] 2(5.6%)[2] 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 咽頭炎 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 0 0 鼻炎 3(8.3%)[3] 3(8.3%)[3] 2(5.6%)[2] 2(5.6%)[2] 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 皮膚 皮膚付属器障害 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 皮膚変色 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 多汗 0 0 0 0 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 視覚障害 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 0 0 流涙異常 1(2.8%)[1] 1(2.8%)[1] 0 0 0 0 発現例数 ( 発現率 )[ 発現件数 ] 治験担当医師により有害事象として報告された臨床検査値異常変動も集計対象とした. 有害事象の発現件数の集計は, 総括報告書では実施していない. 2) 死亡及びその他の重篤な有害事象 死亡及びその他の重篤な有害事象は認められなかった. 26

2.7.6.4 バイオアベイラビリティ比較試験 ( 外国, 懸濁液, 海外 PⅠ 及び海外市販カプセル )[037]7/7 3) 投与中止を引き起こした有害事象 投与中止を引き起こす有害事象は認められなかった. 4) 臨床検査値 臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計しているため, 有害事象を参照. (4) 結論本試験により, 第 Ⅰ 相試験使用カプセル剤又は市販用カプセル剤と比較すると経口微細懸濁液では SC58635 の吸収速度が速い (Cmax はより高く,Tmax はより短い ) ことが示された. しかし 2 種類のカプセル剤からの SC58635 の吸収量 (AUC 72h ) は経口微細懸濁液と同程度であった. 本試験で使用された SC58635 の全処方の忍容性は良好であった. 27

2.7.6.5 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢ カプセル ) [018]1/7 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.23 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) ( 審査当局使用欄 ) 治験の標題 : 健常成人に 2 種の SC58635 カプセル剤を単回投与後のバイオアベイラビリティの比較, IND #48,395 治験識別番号 :N49 02018 治験責任医師名 : 治験実施施設 : 公表文献 : 未公表 治験期間 :19 年 月 日 ~19 年 月 日 開発のフェーズ : 臨床薬理試験 目 的 主要目的 :2 種の SC58635 カプセルの単回投与時のバイオアベイラビリティを比較するとともに, 安全性, 忍容性を評価すること. 副次的目的 :2 種のカプセルにおいて SC58635 の薬物動態パラメータの個体内変動を評価すること. 試験デザイン非盲検, 無作為化,4 期,2 治療, 繰り返しデザイン試験 被験者数 ( 計画時及び解析時 ) 診断及び主な組み入れ基準 計画時 :24 例解析時 : 24 例 ( 男性被験者 20 例,20~51 歳, 女性被験者 4 例,25~48 歳 ) 一部の薬物動態解析で 23 例下記の選択基準を満たし, 除外基準に抵触しない健常成人を対象とした. 選択基準 (1) 18~55 歳の健常成人. (2) 妊娠可能な女性被験者においては, 本人から文書同意を取得し, 最終月経から治験参加期間中を通して適切な避妊法を用いること, 授乳中でないこと, 最初の治験薬投与 24 時間以内の血清妊娠テストが陰性であること. (3) 体重 >50 kg,metropolitan Life Insurance Height and Weight Chart による標準体重の ±20% 以内. (4) 観察期において病歴, 身体的検査, 及び臨床検査値から治験担当医師が健常であると判した者. (5) 観察期における HBs 抗原テストが陰性であった者. (6) 観察期における薬物スクリーンで陰性であった者. (7) 本治験への参加前に文書同意の得られた者. 除外基準 (1) 病状, 健康状態又は臨床検査値異常などの既往又は既往歴があり, 治験担当医師が治験薬の吸収, 代謝又は排泄に影響を及ぼす可能性があると判断した者. (2) 特に COX 阻害薬, スルフォンアミドに対するアレルギー反応又は薬物過敏症の既往歴を有する者. (3) 治験参加前 3 年以内に薬物乱用, 薬物中毒又はアルコール中毒の既往歴のある者. (4) 治験参加前 2 週間以内に喫煙歴又は, たばこ製品の使用歴を有する者. (5) 治験開始 48 時間前から治験期間中アルコール, カフェインを摂取しないことが不可能である者. (6) 観察期中に他の薬剤を服用している又は治験中に他の薬剤を服用する予定がある者. (7) 治験薬の初回投与 30 日以内に他の治験薬の投与を受けた者. (8) 過去に本治験に参加したことがある者. 28

2.7.6.5 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢ カプセル ) [018]2/7 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.23 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) 被験薬, 用量及び投与方法, ロット番号 治験実施計画書で規定された治験薬投与期間前治療薬 併用薬規定 ( 審査当局使用欄 ) SC58635 200 mg カプセル剤の処方 A( 包装ロット番号 RCT10161) 又は処方 B( 包装ロット番号 RCT10163) は, 旧米国サール社が提供した. いずれの治験薬も, 約 180 ml の室温の水と共に投与された. 被験者を無作為化し,2 群のいずれかに割り付けた. 被験者全例に,SC58635 200 mg を処方 A( 第 Ⅱ 相試験使用カプセル ) 又は処方 B( 第 Ⅲ 相試験使用カプセル ) として投与した. 系列 Ⅰ の被験者には, 時期 1 及び 4 に処方 A を, 時期 2 及び 3 において処方 B を投与した. 系列 Ⅱ の被験者には, 時期 1 及び 4 において処方 B を, 時期 2 及び 3 において処方 A を投与した. 観察期間 (22 日以内 ) 被験薬投与期間 (4 日間 ) 休薬期間 ( 各 6 日間 ) ( 組み入れ基準の項に記載した ) 1. 有効性薬物動態パラメータ AUC 72h : 治験薬投与から 72 時間までの血漿中濃度 時間曲線下面積 ( 台形法 ) Cmax: 最高血漿中濃度 Tmax: 最高血漿中濃度到達時間 t 1/2 : 半減期 AUC 72h 及び Cmax の個体内変動 評価基準 2. 安全性臨床検査, 有害事象モニタリング, バイタルサイン及び診察 理学的検査有害事象は以下の基準で取り扱った. (1) 有害事象 1) 有害事象の定義 : 治験期間中に生じた, 又は重症度の増した以下の事象を有害事象とした. a. 治験との関連性の有無に関わらず, 治験期間中に生じた症状及び身体徴候 b. 臨床検査値異常変動 c. 診察の異常所見 2) 症状及び身体的徴候の重症度の定義 : a. Mild( 軽度 ): 日常の活動を全く妨げない b. Moderate( 中等度 ): 日常の活動をある程度妨げる c. Severe( 高度 ): 日常の活動が困難である 3) 治験薬との関連性判定 : None( 関連なし ) Uncertain( たぶん関連あり ) Probable( 関連あり ) 被験薬との因果関係が Uncertain( たぶん関連あり ) 又は Probable( 関連あり ) のいずれかに該当したものを 被験薬との関連性が否定できない有害事象 ( 副作用 ) と定義した. 治験薬との関連性 関連なしたぶん関連あり関連あり 治験薬との関連性が否定できない有害事象または臨床検査値異常変動を副作用として集計した. 29

2.7.6.5 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢ カプセル ) [018]3/7 治験依頼者名 : ファイザー社各試験の要約表旧米国サール社申請資料中の該当箇所商品名 : セレコックス添付資料番号 :5.3.1.23 有効成分名 : セレコキシブ (SC58635) ( 審査当局使用欄 ) (2) 臨床検査値の異常変動臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計した. 処方 A と処方 B の生物学的同等性について, 最小二乗平均の ( 処方 B/ 処方 A) 比の 90% 信頼区間 (CI) により評価した. 対数変換値の AUC 72h 及び Cmax の平均値の差 ( 処方 B 処方 A) を算出し, 累乗することにより幾何平均値の比の 90%CI を算統計手法出した. AUC 72h 及び Cmax の比の 90%CI が 80~125% の範囲内にあるとき, 処方 A と処方 B は生物学的に同等であると判定することとした. (1) 有効性解析対象例 : 治験実施計画書を遵守し, 試験を完了し 100% 治験薬投与を受け濃度 時間曲線症例の取り扱いが正確に得られる程度に血液検体を得られた症例を対象とした. (2) 安全性解析対象例 : 少なくとも 1 回治験薬を服用した症例を対象とした. 報告書の日付 19 年月日 30

2.7.6.5 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢ カプセル ) [018]4/7 (1) 症例の内訳 本治験において組み入れられた症例数は 24 例であった. 用法順 Ⅰ に割り付けられた 1 例が第 3 期の投与後 ( 第 16 日 ) に同意撤回のため治験を中止した. 被験者は以下の 2 用法順のいずれかに割り付けられた ( 各 12 例 ). 用法順 時期 1 2 3 4 Ⅰ A B B A Ⅱ B A A B A) SC58635 200 mg 処方 A( 第 Ⅱ 相試験使用カプセル ) B) SC58635 200 mg 処方 B( 第 Ⅲ 相試験使用カプセル ) (2) 有効性の結果 SC58635 の生物学的同等性に関する結果を以下に示す. SC58635 薬物動態パラメータ SC58635 治療群平均 PK パラメータ処方 A 処方 B 比 :B/A 比の 90% 信頼区間 AUC 72h (ng hr /ml) 8469.6 9073.1 107.1% 103.0% 111.4% Cmax (ng/ml) 549.9 610.8 111.1% 100.4% 122.9% 処方 A = SC58635 200 mg( 第 Ⅱ 相試験使用カプセル ) 処方 B = SC58635 200 mg( 第 Ⅲ 相試験使用カプセル ) 注 :ANOVA から求めた対数変換値の幾何最小 2 乗平均 処方 A に対する個体内分散 (AUC 72h 及び Cmax) は, それぞれ 551121.83 及び 32001.55 であった. 処方 B に対する個体内分散 (AUC 72h 及び Cmax) は, それぞれ 1635733.64 及び 44914.49 であった. 個体間の変動及び個体内の変動に関連した各処方の変動を分析するために, さらなる解析を実施した. 処方 A 及び処方 B に対する個体内及び個体間の変動を %CV として以下に示した. 個体内及び個体間変動 (%CV) 処方 A 処方 B lnauc 72h 個体内変動 (%CV) 10.02% 12.96% 個体間変動 (%CV) 33.5% 26.9% lncmax 個体内変動 (%CV) 29.97% 32.33% 個体間変動 (%CV) 32.58% 26.54% 処方 A = SC58635 200 mg( 第 Ⅱ 相試験使用カプセル ) 処方 B = SC58635 200 mg( 第 Ⅲ 相試験使用カプセル ) 注 : 対数変換データに関する ANOVA において,SAS PROC VARCOMP の REML オプションを用いた. 31

2.7.6.5 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢ カプセル ) [018]5/7 (3) 安全性の結果 1) 有害事象 被験者 11 例に計 33 件の有害事象が報告された.8 件 (24%) が SC58635 の処方 A 投与群で報告 され,25 件 (76%) が SC58635 の処方 B 投与群で報告された. 有害事象の発現頻度は処方 A 投 与群よりも処方 B 投与群で高かったが, これら有害事象の程度は大部分が軽度であり, 治験薬と の関連性はたぶん関連ありと判断された. 両カプセル剤の有効成分は同一であり, また AUC 72h 及び Cmax には有意差が認められないことから, 有害事象の発現頻度の差は臨床的に有意なもの ではないと考えられた. 32

2.7.6.5 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢ カプセル ) [018]6/7 有害事象一覧 投与群 処方 A(SC58635 200 mg 第 Ⅱ 相試験使用カプセル ) 処方 B(SC58635 200 mg 第 Ⅲ 相試験使用カプセル ) WHO ART 器官別大分類基本語 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 すべての有害事象 関連性が否定できない有害事象 安全性解析対象例数 24 例 24 例 全事象 3(12.5%)[8] 3(12.5%)[6] 9(37.5%)[25] 8(33.3%)[22] 自律神経系障害 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 高血圧 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 一般的全身障害 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 0 0 背 ( 部 ) 痛 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 0 0 中枢 末梢神経系障害 3(12.5%)[4] 3(12.5%)[4] 1(4.2%)[4] 1(4.2%)[4] めまい 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 頭痛 3(12.5%)[4] 3(12.5%)[4] 1(4.2%)[3] 1(4.2%)[3] 消化管障害 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 5(20.8%)[6] 5(20.8%)[6] 腹痛 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 便秘 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 鼓腸放屁 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 嘔気 0 0 2(8.3%)[2] 2(8.3%)[2] 舌潰瘍形成 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 代謝 栄養障害 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 糖尿 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 筋 骨格系障害 0 0 3(12.5%)[3] 2(8.3%)[2] 関節痛 0 0 1(4.2%)[1] 0 関節症 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 筋 ( 肉 ) 痛 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 精神障害 0 0 1(4.2%)[2] 1(4.2%)[2] 不安 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 不眠 ( 症 ) 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 呼吸器系障害 2(8.3%)[2] 0 1(4.2%)[3] 1(4.2%)[3] 咳 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 咽頭炎 1(4.2%)[1] 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 鼻炎 1(4.2%)[1] 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 皮膚 皮膚付属器障害 0 0 2(8.3%)[2] 2(8.3%)[2] せつ ( 腫 ) 症 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 光線過敏症反応 0 0 1(4.2%)[1] 1(4.2%)[1] 視覚障害 0 0 3(12.5%)[3] 1(4.2%)[1] 結膜炎 0 0 1(4.2%)[1] 0 眼の異常 0 0 2(8.3%)[2] 1(4.2%)[1] 発現例数 ( 発現率 )[ 発現件数 ] 治験担当医師により有害事象として報告された臨床検査値異常変動も集計対象とした. 有害事象の発現件数の集計は, 総括報告書では実施していない. 2) 死亡及びその他の重篤な有害事象 本試験期間中に重篤な有害事象は認められなかった. 33

2.7.6.5 生物学的同等性試験 ( 外国, 海外 PⅡ 及び海外 PⅢ カプセル ) [018]7/7 3) 投与中止を引き起こした有害事象 本試験期間中に有害事象による中止例は報告されなかった. 4) 臨床検査値 臨床検査値異常変動については, 有害事象に含めて集計しているため, 有害事象参照. (4) 結論本試験の薬物動態及び安全性の解析結果から, 以下のことが示される : 200 mg 用量の処方 A( 第 Ⅱ 相試験使用カプセル ) 単回投与後における SC58635 のバイオアベイラビリティ (AUC 72h 及び Cmax) は,200 mg 用量の処方 B( 第 Ⅲ 相試験使用カプセル ) と同等であった. AUC 72h 及び Cmax に対する処方 A 及び B の個体内変動 (%CV) は同様であった (AUC 72h で約 %,Cmax で約 %). この Cmax に対する個体内変動の程度から,SC58635 は Cmax について highly variable drug に分類されると考えられる. SC58635 200 mg 含有の処方 A( 第 Ⅱ 相試験使用カプセル ) 及び処方 B( 第 Ⅲ 相試験使用カプセル ) 単回経口投与後の忍容性は, 概ね良好であった. 34