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< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

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婚活実態調査2018 婚活サービスは、結婚にむけた有効な手段として定着しつつある 特にネット系婚活サービスの台頭が特徴

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質問 1 11 月 30 日は厚生労働省が制定した 年金の日 だとご存じですか? あなたは 毎年届く ねんきん定期便 を確認していますか? ( 回答者数 :10,442 名 ) 知っている と回答した方は 8.3% 約 9 割は 知らない と回答 毎年の ねんきん定期便 を確認している方は約 7 割

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( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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日本のプロ野球に対する関心を示した表 3.1 および図 3.1 をみると スポーツニュース で見る (52.9) に対する回答が最く テレビで観戦する (39.0) 新聞で結果を確 認する (32.8) がこれに続く また 特に何もしていない (30.8) も目立った 2) 性別とのクロス集計の結果

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

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3.HWIS におけるサービスの拡充 HWISにおいては 平成 15 年度のサービス開始以降 主にハローワーク求人情報の提供を行っている 全国のハローワークで受理した求人情報のうち 求人者からインターネット公開希望があったものを HWIS に公開しているが 公開求人割合は年々増加しており 平成 27

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

前問で 知っているが使っていない と回答した方に 今後格安スマホを利用したいと思うかについて聞いたところ 利用したい ( とても利用したい + どちらかというと利用したい ) は合わせて 33.3% 利用したくない( 全く利用したくない + どちらかというと利用したくない ) の合計が 32.% と

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目次 目次 2 調査概要 3 調査サマリー 4 歩きスマホ は危ないと思うか? / 歩きスマホ をしたことがあるか? 5 歩きスマホ をしてしまう理由は? 6 歩きスマホ をしている人に対して危ないと感じたことはあるか? 7 歩きスマホ が危ないと感じたのはどのようなシーンか? 8 歩きスマホ によ

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

各位

1 消費者庁に対する認知度 消費者庁 の認知度を性別でみると 男性の認知度が 80.1% に対し女性は 72.1% と 男性の認知度の方が女性よりも高くなっている 年代別では 40 代の認知度が 8% と他の年代の中ではもっとも高くなっている 一方 70 歳以上の認知度は 58.9% と他の年代の中

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質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

「いい夫婦の日」アンケート結果2011

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稲沢市の観光に関するインターネット調査調査項目 未定稿 1 回答者の属性 Q1 あなたの性別 1 男性 2 女性 1 つだけ選択 Q2 あなたの年齢 1 10 歳代 2 20 歳代 3 30 歳代 4 40 歳代 5 50 歳代 6 60 歳以上 1 つだけ選択 Q3 あなたの職業 1つだけ選択 1

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2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

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STOCK RESEARCH CENTER 新興市場とアナリストレポートに関する 個人投資家意識調査報告書 2018 年 3 月 16 日 一般社団法人

調査概要 1. 調査の目的 調査 1 市場全体における新興株の立ち位置の把握 調査 2 アナリストレポートの利用実態の把握 2. 調査対象 調査 1 全国の20 歳以上の男女 ( 人口構成比に準じた構成 ) 調査 2 全国の 20 歳以上の男女 ( 投資家かつアナリストレポート利用者 ) 3. 調査方法インターネット調査 4. 調査日程 調査 1 2017 年 10 月 30 日 ~11 月 3 日 調査 2 2017 年 11 月 1 日 ~11 月 3 日 5. 有効回答数 調査 1 20,000サンプル 調査 2 1,550サンプル 6. 調査実施機関 株式会社マクロミル 2

1. 新興株式の保有状況と投資行動の把握 目的 本調査では 当センターが調査対象とする国内新興市場 ( 東証 2 部 JASDAQ マザーズ) に関する投資家の傾向を把握することで 当センターが発行するレポートの適正化を図り 普及の促進を行うことを目的に 全国の2 万人を対象とした調査を行った ここでは 以下の4 項目に関する要約を記した 調査結果要約 1) 対象プロフィール 本調査は 人口構成比率に基づいた2 万人を対象に行った そこから 投資経験者 (7,756 人 ) さらに当センターの対象である 国内新興市場株式保有者 ( 現保有者 ) (2,723 人 ) を抽出した 当調査では この 新興市場株式保有者 を主要な分析対象とし その特徴を明らかにすることを狙いとしている 国内新興市場株式保有者 は 男性が約 7 割 (70.5%) で 年代では 60 代以上が約 5 割 (52.3%) となった 約 7 割 (72.3%) が既婚者であった 居住エリアでは 関東 42.6% 近畿 20.1% 中部 18.2% と続き この主要 3エリアで8 割 (80.9%) を占めていた 全体平均と比較すると 都市部に住む既婚の男性高齢者が多いという傾向が見えた 個人年収では 200 万円未満が 26.2% と最も多く 年収 400 万円未満が約 5 割 (51.4%) であった 職業は 無職 (20.) 専業主婦 (16.9%) の順に多かった 全体平均との比較では 年収が比較的高く 職業では無職の割合が高かった (+6.3%) 60 代以上が約半数という構成を反映したものと考えられる 2) 投資実態 投資経験について調査をおこなった 過去の保有を含む投資経験者は38.8% と全体の約 4 割となった 保有金融資産では 国内株式 は 保有経験者を含めて78.4% と約 8 割と最も多かった 国内株式市場別の保有経験では 東証一部 が97.1% と最も多く その他の市場では保有経験者が半数未満であった 現保有者の割合としては 確定拠出年金 や REIT( 不動産投信 ) に並ぶ位置付けであった 投資期間のスタンスでは 長期 (5 年以上 ) (24.) 中期(1~3 年程度 ) (23.6%) 短期 (~1 年 ) (18.7%) の順に多かった 1 年以上保有が 62.5% で比較的中長期の傾向があった 3

3) 新興市場への投資ポイント 新興市場株式の現保有者と 興味はあるが投資には至っていない層に 投資に至るポイントを調査した 双方とも 気になる銘柄があった ( れば ) 急成長しそうな銘柄があった( れば ) が多く 証券会社に勧められた ( れば ) 家族 友人 知人に勧められた( れば ) が少なかった 他者からの勧めではなく 自ら気になる銘柄を見つけることが 保有に結び付いているという実態が明らかになった 4) 投資情報 投資にあたってどのような情報を得ているか またどのような情報を必要としているかについて調査をおこなった 投資の際に欲しい情報は 株価 気配 (60.2%) 配当 (55.8%) の順に多かったが 投資の際に得ている情報も 株価 気配 (75.7%) 配当 (62.4%) の順に多く 欲しい情報の上位に関しては 充分に得られているという結果となった 一方で 欲しい情報としては低いものでは 充分に得られていない情報 ( 需給にギャップがあるもの ) があり 企業の潜在的成長力 10.1% アナリストの評価 4. 投資家の推奨 3.2% 等となった 金融情報の入手経路では yahoo! ファイナンス (44.5%) 会社四季報 (44.4%) 新聞 (42.6%) の順に多かった 国内株式保有経験者との比較では インターネットを利用した情報経路の活用に大きな差が生じていた 調査まとめ新興市場への投資経験は 投資家経験者全体の半数未満となっており 投資が進んでいない状況が明らかになった 新興市場株式保有者は 投資家全体と比較すると 多様な情報経路から 自発的に情報収集をおこなっており 銘柄を発見することで 投資へと結びついているという活発な姿が明らかになった 一方で そのように積極的な情報収集を行わない投資家にとっては 新興市場銘柄に対する情報が不足しているということが推測される 今回の調査より では 不足する新興市場銘柄に対する情報を投資家に供給することで 新興市場の活性化につなげることができるものと考える 次ページからは 新興市場株式保有者 を 投資経験者 国内株式保有経験者 と比較することにより より具体的な特徴を明らかにしていく 4

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール 新興市場投資家の多くは 男性 (70.5%) であり これは投資経験者と比較しても非常に高い比率 (+12.) であった 年代では 全体平均との比較では 若年層が少なく 高齢者が多い傾向が大きかった 一方で 投資経験者との比較では 40 代以下の層の比率が新興市場では若干多かった (+4.7%) 性別 5 10 全体平均 (n=20,000) 48. 52. 投資経験者 (n=7,756) 58.5% 41.5% 新興市場株式現保有 (n=2,723) 70.5% 29.5% 男性 女性 年代 5 10 全体平均 (n=20,000) 11.9% 15. 17.7% 14.9% 40.4% 投資経験者 (n=7,756) 5. 10.1% 14.4% 14.5% 56.1% 新興市場株式現保有 (n=2,723) 6.5% 12.7% 15. 13.4% 52.3% 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代以上 5

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール 未既婚に関して 未婚が約 3 割 既婚が 7 割と 全体平均よりも高かった 投資経験者との間には大きな差異はみられなかった 居住エリアに関しては 投資経験者との間に大きな差異はみられなかった 一方で 全体平均との比較では 関東 近畿 中部など都市圏が比較的高い傾向があった 未既婚 5 10 全体平均 (n=20,000) 34.8% 65.2% 投資経験者 (n=7,756) 28.4% 71.6% 新興市場株式現保有 (n=2,723) 27.7% 72.3% 未婚 既婚 エリア 5 10 全体平均 (n=20,000) 5.1% 5.5% 37.8% 16.2% 19.2% 5.1% 2.3% 8.8% 投資経験者 (n=7,756) 3.5% 4.2% 41.4% 16.5% 20.6% 4.5% 2.1% 7.2% 新興市場株式現保有 (n=2,723) 2.8% 3.4% 42.6% 18.2% 20.1% 4. 2.2% 6.6% 北海道東北地方関東地方中部地方近畿地方中国地方四国地方九州地方 6

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール 年収に関しては 個人年収 世帯年収 とも 全体平均 投資経験者 新興市場株式保有者 の順に高くなる傾向がみられた 全体平均 と 新興市場株式保有者 間の平均値の差は 個人年収で 123.7 万円 世帯平均で 186.6 万円であった 収入の差が投資に影響していることが考えられる 個人年収 平均値は () 内の数値を重み付けして算出 5 4 39.4% 全体平均 (n=20,000) 投資経験者 (n=7,756) 新興市場株式現保有 (n=2,723) ( 平均値 :322.2 万円 ) ( 平均値 :382.6 万円 ) ( 平均値 :445.9 万円 ) 3 2 33. 26.2% 25.2% 25.2% 22.9% 18.4% 1 200 万未満 (+150) ~400 万未満 (+300) 11.8% 16. ~600 万未満 (+500) 10. 5. 7.5% 3.9% 1.5% 2.5% 5.2% 2.3% 0.9% ~800 万未満 (+700) ~1000 万未満 (+900) ~1200 万未満 (+1,100) 1.6% 0.7% 1. 0.4% 0.8% 0.3% 0.5% 0.2% 0.5% ~1500 万未満 (+1,250) ~2000 万未満 2000 万円以上 (+1,750) (+2,250) 世帯年収 3 2 22.5% 23.4% 20.5% 22.4% 22.6% 20.9% 全体平均 (n=20,000) 投資経験者 (n=7,756) 新興市場株式現保有 n=2,723) ( 平均値 :485.7 万円 ) ( 平均値 :612.3 万円 ) ( 平均値 :672.3 万円 ) 14.8% 1 7.9% 4.3% 6. 200 万未満 (+150) ~400 万未満 (+300) ~600 万未満 (+500) 12.7% 14.8% ~800 万未満 (+700) 9.3% 7.3% 10.9% ~1000 万未満 (+900) 6.4% 4.3% 5.4% 3.1% 2. 2.1% 3.5% 2. 0.9% 1.5% 0.6% 1.2% ~1200 万未満 (+1,100) ~1500 万未満 (+1,250) ~2000 万未満 2000 万円以上 (+1,750) (+2,250) 7

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 対象プロフィール 職業では 新興市場株式保有者は 全体平均と比較して 専業主婦 パート アルバイト の割合が低く 無職 の割合が高かったことが大きな差異としてあった 新興市場株式保有者 では 男性が 7 割 60 代以上が約 5 割という構成を反映しているといえる 職業 3 全体平均 (n=20,000) 投資経験者 (n=7,756) 新興市場株式現保有 (n=2,723) 2 23.1% 21.7% 16.9% 19. 20. 1 12.1% 11.8% 11.6% 9.7% 10. 11.4% 10.4% 9.5% 9.7% 7.1% 4.9% 6.4% 3.5% 5.6% 3.6% 2.4% 1.8% 3.2% 1.7% 1.6% 1.7% 13.2% 13.7% 7.1% 8.9% 3.9% 4. 2.6% 1.4% 3.8% 0.9% 8

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 投資実態 現保有者と過去の経験者を含めた 投資経験者 は 38.8% と全体の約 4 割であった 金融商品別では 国内株式 の保有経験者が 78.4% と約 8 割と最も多かった 投資経験 (n=20,000) これまでに投資をしたことはない過去に投資をしていたことがある現在投資をしている 61.2 9.5 29.3 5 10 金融商品保有状況 金融商品保有経験者 (n=7,756) 9 78.4% 過去保有していた 現在保有している 6 61.8% 3 56.9% 39.7% 30.6% 19.1% 16.9% 16.7% 15.1% 10.5% 9.9% 6.9% 6.8% 9.4% 12.6% 10.2% 6.1% 7.4% 6.5% 3.1% 5.3% 2.2% 1.2% 4.2% 1.3% 0.8% 2.5% 6.4% 9

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 投資実態 国内株式市場の保有経験では 東証一部 が 97% と最も多く 新興市場株式 ( 東証二部 JASDAQ マザーズ ) の保有経験は 半数に満たず 個人向け国債 (30.6%) に並ぶ位置付けであった 投資スタンスでは 1 年以上の合計が 62.5% と中長期の傾向があるが 国内株式保有経験者 と比較して 新興市場株式保有者 では やや短期よりの傾向があった 国内株式保有者 / 保有経験者 国内株式保有経験者 (n=6,079) 10 97.1% 過去保有していた 現在保有している 5 43.8% 69.5% 32. 26. 18.4% 14.7% 11.8% 9.5% 4. 東証一部 東証二部 JASDAQ マザーズ その他 投資期間のスタンス 4 国内株式保有経験者 (n=6,079) 新興市場株式現保有 (n=2,723) 23.6% 31.9% 2 13.5% 18.7% 16.7% 21.2% 14.9% 15.7% 24. 5.4% 9.3% 5.2% 短期 ( デイトレード ) 短期 (~1 ヶ月 ) 短期 (~1 年 ) 中期 (1~3 年程度 ) 中長期 (3~5 年程度 ) 長期 (5 年以上 ) 10

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 新興市場への投資ポイント 新興市場株式の保有ポイントとしては 気になった銘柄があった 急成長しそうな銘柄があった が高く 証券会社に勧められた 家族 友人 知人に勧められた など他者からの勧めは低かった 保有を検討するポイントも同様の結果が出ており 成長銘柄を自ら見つけることが保有の大きな理由となっていると考えられる 新興市場株の保有のポイント 新興市場株保有者 (n=1,545) 25% 5 気になった銘柄があった急成長しそうな銘柄があった大きなリターンが期待できる東証一部への上場が期待できる応援したい企業があった証券会社に勧められた家族 友人 知人に勧められたサイト / ブログでの評価が良かったその他 7. 6.7% 4.5% 3.2% 22.1% 20.1% 32.2% 36.1% 48.5% 新興市場株の保有したいと思うポイント 新興市場株非保有 / 興味あり (n=1,426) 25% 5 急成長しそうな銘柄が見つかれば気になった銘柄が見つかれば買えるお金がもっとあれば応援したい企業があれば大きなリターンが期待できるのであれば東証一部への上場が期待できそうな銘柄が見つかれば損をする心配が薄まれば投資への情報がもっと足りていれば株価がもう少し安定すればサイトやブログでの評価が高い銘柄がわかれば証券会社に勧められれば家族 友人 知人に勧められたらその他 7.4% 5.3% 3.9% 0.6% 37.2% 35.3% 32. 29.3% 25.3% 23.9% 20.8% 16.7% 16.5% 11

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 投資情報 欲しい情報 得ている情報 とも新興市場株式保有者の方が より情報を収集していることが明らかになった 欲しい情報では 業績情報 (+13.6%) 株価指標 (+13.5%) と大きな差があり 得ている情報でも 同様に 業績情報 (+10.3%) 株式指標 (+9.8%) と大きな差があり 特徴的な情報といえる 投資する際に欲しい情報 7 60.2% 55.8% 国内株式保有経験者 (n=6,079) 新興市場株式現保有 (n=2,723) 35% 56.6% 52. 50.6% 49. 45.6% 43.1% 45.1% 34.8% 32.4% 31.1% 28.2% 26.2% 33.6% 28.7% 24.3% 23.8% 20.8% 20.8% 19.9% 19.2% 18.7% 16.7% 13. 10.6% 投資する際に得ている情報 8 75.7% 67.9% 62.4% 61.6% 57.5% 国内株式保有経験者 (n=6,079) 新興市場株式現保有 (n=2,723) 4 55.5% 54.6% 46.2% 44.6% 38.3% 30.9% 29.7% 35.6% 28.6% 24.6% 22.3% 22.2% 21.4% 16.7% 18.6% 17.6% 9.8% 13.8% 13.7% 12. 7. 12

調査 1) 新興市場投資家に関する調査 - 投資情報 情報の入手経路に関しては 新興市場株式保有者 においては 国内株式保有経験者 と比較して より広範囲の情報を取得していることがわかった 特に Yahoo! ファイナンス (44.5%) 個人ブログ (24.7%) みん株 (23.2%) といったインターネットの活用に大きな差異を見ることができる 金融情報の入手経路 国内株式保有者 (n=6,079) 5 42.6% 44.4% 44.5% 国内株式保有経験者 (n=6,079) 新興市場株式現保有 (n=2,723) 38.8% 33.3% 29.2% 25% 29.3% 27.4% 23.9% 25.9% 24.1% 24.7% 15.9% 19.7% 19.2% 19.2% 18.4% 19.2% 23.2% 16.5% 11.9% 11.1% 14. 12.8% 11.2% 10.7% 7.1% 6.2% 5.7% 1. 1.2% 4.9% 0.5% 1. 12.1% 5. 13

2. アナリスト レポート利用者の実態調査 目的 本調査では アナリストレポートの利用者 を調査対象とし その利用傾向や要望を把握することで 当センター発行レポートの適正化 普及を促進することを目的とし 調査 1の回答者より投資家を抽出した ここでは 以下の3 項目に関する要約を記した 調査結果の要約 1) 回答者プロフィール 本調査の回答者は 調査 1の回答から投資家 (1,550 人 ) を抽出した その中から主要な調査対象として さらにアナリストレポート利用者 (646 人 ) を抽出している また アナリストレポート利用者の中でも 当センターの対象である新興市場銘柄に関するレポートを利用している者 (527 人 ) を抽出して 比較対象とした アナリストレポート利用者 は 男性 70.7% と約 7 割 年代では 60 代以上が 50.8% と約半数 既婚者が73.7% と約 7 割であった 居住エリアでは 関東地方 (45.) 近畿地方(19.) 中部地方 (15.2%) の順に多く この3エリアで約 8 割 (79.2%) であった 一般投資家との比較では そこまで差異はなかったが 性別で男性が多かった (11.4%) 個人年収では 200~400 万未満が26.8% と最も多く 400 万円未満が 約 5 割 (50.2%) であった 職業では 無職が19.2% 会社員( 事務職 ) が16.4% と続いた 会社員合計では 38. と約 4 割 一週間の投資時間は 30 分 (20.1%) 1 時間 (16.1%) 2 時間 (14.2%) と短時間の傾向となった 一般投資家との比較では アナリストレポート利用者では 年収 投資時間の割合が高く 会社員の比率が高かった 2) 利用実態 見ている銘柄の市場は 一部が78.2% と約 8 割 その他の市場は それぞれ3 割未満であり 新興市場のレポートが読まれていない実態が明らかになった 利用開始時期は 投資開始直後 が22.6% が最も多く 次が 覚えてない が21.8% であったが 投資開始半年後までの合計が 53.1% と比較的早い段階で利用を開始していることがわかった 利用頻度では 週に1~2 回が30.7% と最も多く 月に1 回以上利用者の合計が 87.5% と約 9 割の人は毎月何かしらの形で利用している実態が伺えた 14

利用のきっかけでは ネットでたまたまみつけて が 55.4% 投資の本や雑誌でみつけて が 34.1% と 投資情報を収集する過程でみつけていることが伺えた 利用媒体は PC が 89.5% と他の利用手段を大きく上回っている 3) 利用のポイント 利用するタイミングとしては 銘柄について深く知りたいとき 新しい銘柄を探しているとき 投資対象として判断するとき など多様な利用目的があることがわかった 利用する理由では 大まかな概要が理解できる 63.2% 客観的な分析ができる 56.5% 情報が集約されている 53.5% と高かった アナリストレポートで見ている情報 重視している情報では 今後の見通し アナリストの投資判断 決算情報 の項目が高く 専門家の意見を重視している傾向が伺えた まとめアナリストレポート利用者は 投資家全体からみれば非常に少ない ( 調査 1: 金融情報の入手経路を参照 ) ものの 今回の調査により 一般投資家よりも収入と投資に掛ける時間が高く 多くの情報を収集しているという活発な投資家像が見えてきた 特に 当センターが対象とする新興市場銘柄でアナリストレポートを利用している者では より顕著にその特徴を表しており アナリストレポート利用者の平均を大きく上回っていた しかしながら 新興市場銘柄での利用は 3 割未満と利用が進んでおらず 普及の余地があることも明らかになった 当センターでは 今回の調査で得た結果をもとに レポートの適正化をはかり 利用の促進を行うと共に アナリストレポートをいまだ利用していない投資家へも普及をおこない 市場に不足する投資情報の一層の提供をおこなうものである 次ページからは 新興市場銘柄のアナリストレポートの利用者 を 一般投資家 アナリストレポート利用者 と比較することにより より具体的な特徴を明らかにしていく 15

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - プロフィール 性別では 投資家 よりも アナリストレポート利用者 において 男性の比率が高かった (+11.4%) 年代別では 投資家 と アナリストレポート利用者 の間に大きな差異はみられなかった 性別 5 10 投資家 (n=1,035) 59.3% 40.7% 70.7% 29.3% 男性 女性 年代 5 10 投資家 (n=1,035) 5.2% 11.6% 14.8% 14.9% 53.5% 5.3% 13.6% 14.2% 16.1% 50.8% 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代以上 16

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - プロフィール 居住エリアに関しては 関東 (45%) 近畿 (19.) 中部 (15.2%) の順で多かった 投資家 と アナリストレポート利用者 に 大きな差異はなかった 既未婚に関しては 73.7% が既婚と約 7 割 投資家とアナリストレポート利用者に大きな差異はなかった エリア 5 10 投資家 (n=1,035) 4.4% 3.8% 42.8% 15.7% 19.7% 4.4% 2.4% 6.7% 4.3% 2.9% 45. 15.2% 19. 4.3% 1.9% 7.3% 北海道東北地方関東地方中部地方近畿地方中国地方四国地方九州地方 未既婚 5 10 投資家 (n=1,035) 29.8% 70.2% 26.3% 73.7% 未婚 既婚 17

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - プロフィール 個人年収では 投資家 よりも アナリストレポート利用者 の方が高い傾向にあった 平均値では 65.3 万円の差があった 世帯年収でも 投資家 よりも アナリストレポート利用者 の方が高い傾向があった 平均値では 65.5 万円の差があった 平均値は () 内の数値を重み付けして算出 個人年収 4 投資家 (n=1,035) ( 平均値 :395.9 万円 ) ( 平均値 :461.2 万円 ) 30.8% 23.4% 26.8% 2 24.4% 18.3% 18.6% 11.6% 7.1% 4.8% 3.3% 1.7% 4. 2.1% 1.3% 0.4% 0.9% 0.4% 0.8% 4.6% 2.9% 世帯年収 3 投資家 (n=1,035) 24.5% ( 平均値 :624.7 万円 ) ( 平均値 :690.2 万円 ) 22.1% 16.9% 23. 18. 15% 15.2% 11.1% 5.2% 3.1% 10. 3.6% 6.7% 4.7% 5.3% 2.6% 2.1% 1. 1.2% 6.5% 4.8% 18

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - プロフィール 職業では 大きな差異はみられなかった 会社員の割合がわずかに多い傾向があった 投資時間では 投資家 よりも アナリストレポート利用者 の方が 長時間の傾向 (+0.8h) がみられた 職業 平均値は () 内の数値を重み付けして算出 3 投資家 (n=1,035) 2 1 3.3% 2.9% 3.7% 1.9% 14.2% 16.4% 10.5% 12.5% 8.8% 9.1% 6.3% 6.5% 2.2% 2.4% 18.9% 15.8% 7.4% 9. 1.1% 0.6% 4.7% 3.6% 18.9% 19.2% 1 週間の投資時間 3 29.5% 投資家 (n=1,550) ( 平均値 :3.4h) ( 平均値 :4.2h) 2 20.1% 16.1% 14.2% 1 30 分未満(+0.5) 14.5% 1 時間未満(+1.0) 11.4% 2 時間未満(+2.0) 7.2% 3 時9.6% 間未満(+3.0) 2.5% 4 時3.7% 間未満(+4.0) 4.5% 5 時6.7% 間未満(+5.0) 3.9% 3.7% 2.2% 6.1% 1.2% 0.3% 0.3% 0.8% 0.8% 1.1% 1.7% 2.5% 1. 0.2% 2.7% 0.1% 0.6% 0.1% 0.8% 0.5% 6 時7 時8 時9 時10 時11 時12 時13 時14 時15 時16 時間未満(+6.0) 間未満(+7.0) 間未満(+8.0) 間未満(+9.0) 間未満(+10.0) 間未満(+11.0) 間未満(+12.0) 間未満(+13.0) 間未満(+14.0) 間未満(+15.0) 8.2% 間以上(+16.0)わ14.2% 7.1% からない19

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - 利用実態 アナリストレポートでみている市場は 東証一部 (78.2%) と最も高かった その他の市場は 3 割に満たなかった アナリストレポート以外の情報源としては 会社四季報 新聞 yahoo! ファイナンスと多かった 新興市場での利用者は より多くの情報源を持っていることがわかった アナリストレポートで見ている銘柄の市場 (n=646) 9 78.2% 45% 28. 27.9% 25.7% 17.6% 5. 東証一部 東証二部 JASDAQ マザーズ その他 特に決まっ ていない アナリストレポート以外の情報源 8 4 68.7% 57. 62.4% 52.8% 60.5% 46.7% 53.7% 45. 55.4% 52.6% 52.4% 42.3% 42.3% 39.8% 44. 33. 40.8% 29.3% 新興市場で利用 (n=527) 27.9% 28.3% 28.8% 21.1% 16.9% 19.5% 18.7% 18.6% 13.6% 3.2% 10.1% 2. 0.9% 0.6% 20

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - 利用実態 利用開始時期は 投資開始 1 年 で 58.8% と早い段階で情報収集の手段として活用していることがわかった 新興市場での利用者は 同期間が 70.7% とより早い段階で利用を始めていることがわかった 利用頻度としては 1 週間に 1 回以上が 55.9% と 半数以上は比較的高頻度に利用しているといえる 新興市場での利用者は 1 週間に 1 回以上が 67.1% とよりさらに高頻度で利用していることがわかった アナリストレポートの利用開始時期 3 25.6% 23.3% 新興市場で利用 (n=527) 2 20.1% 22.6% 14.6% 21.8% 1 10.4% 7.2% 6.3% 9.7% 10.2% 11.4% 投資開始前 投資開始直後 投資開始半年後 5.7% 投資開始 1 年後 7. 投資開始 2~3 年後 1.9% 2.2% 投資開始から 4~5 年後 投資開始から 5 年よりも後 覚えていない アナリストレポート利用頻度 4 30.7% 新興市場で利用 (n=527) 20.5% 29.4% 2 15.9% 11.6% 13.6% 12.3% 11.9% 3.3% 2.3% 16.4% 12. 1.9% 3.3% 0.6% 2.1% 4.2% 0.2% 0. 4. 3.3% 0.8% 21

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - 利用実態 利用のきっかけとしては たまたま見つけて 55.4% 投資の本や雑誌で知って 34.1% と続いた 一方で 人に勧められて は低い傾向があり 自発的な情報収集の中で見つけている傾向がわかる 新興市場での利用者では 投資の本や雑誌で知って の割合が非常に高かった (+15.4%) 利用媒体としては PC が圧倒的に多く約 9 割であった 新興市場での利用者では スマホ (38.) の利用も比較的多かった アナリストレポートを利用したきっかけ 6 54.5% 55.4% 49.5% 新興市場で利用 (n=527) 4 34.1% 27.9% 25.2% 2 19.8% 19.3% 16.7% 12.2% 3.8% ネットでたまたま見つけて 投資の本や雑誌で知って 取引所のホームページで見つけて 家族 友人 知人に勧められて 金融機関の人に勧められて 3.7% その他 アナリストレポートの利用媒体 10 92.6% 89.5% 新興市場で利用 (n=527) 5 38. 23. 24.6% 14.1% 12.3% PC スマホ タブレット 紙 ( 営業が持参など ) 1.3% 9.3% 1.2% その他 22

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - 利用のポイント 利用するタイミングでは 銘柄について深く知りたい時 (53.4%) 銘柄を探している (43.) 投資判断する際 (42.6%) と続き 知る 探す 判断の材料 と多様な利用目的があることが明らかになった 新興市場での利用者では 探す 目的の利用が比較的高い傾向があった 利用する理由では 概要が理解できる 58.2% 客観的分析ができる 48. 情報が集約されている 43. と続いた 新興市場での利用者では 特に 深く 細かい情報が理解できる が高かった (+13.) アナリストレポートを利用するタイミング 6 59.8% 53.4% 54.1% 53.7% 52.2% 新興市場で利用 (n=527) 3 43. 42.6% 39.2% 37.8% 30.3% 27.1% 22.8% 気になった銘柄について深く知りたい時 新しい銘柄を探している時 投資対象として見合うかを判断する時 面白そうな企業がないか探している時 意思決定に迷っている時 発行 ( 配布 ) された時 0.8% その他 アナリストレポートを利用する理由 7 63.2% 58.2% 56.5% 53.5% 47.4% 新興市場で利用 (n=527) 35% 48. 43. 34.4% 33.6% 29.2% 25.5% 19.7% 大まかな概要が理解できる 客観的な分析ができる 情報が集約されている より深い または細かい情報が理解できる 信頼できる情報 読むこと自体が楽しい 0.3% その他 23

調査 2) アナリスト レポート利用者の実態調査 - 利用のポイント 見ている情報 重視している情報では 今後の見通し (77.4%) や アナリストの投資判断 (69.3%) など 専門家の評価を重視している傾向があった 新興市場での利用者では より多くの項目を見ており 比較的みている割合が低い 経営課題 / リスク や 企業の特色 も半数以上が見ていた アナリストレポートで見ている情報 9 6 80.3% 77.4% 73.1% 69.3% 62.6% 65.1% 58.8% 52.2% 50.5% 新興市場で利用 (n=527) 49.2% 48.6% 41.4% 3 40.4% 36.5% 35. 27.7% 今後の見通し アナリストの投資判断 目標株価 決算情報 事業内容 経営課題 / リスク 企業の特色 事業環境 アナリストレポートで特に重視している情報 9 76.7% 新興市場で利用 (n=527) 6 74.8% 66.2% 60.7% 59.4% 50.7% 50.7% 50.3% 3 46.1% 42.7% 37. 35.3% 39.3% 35.1% 今後の見通し アナリストの投資判断 決算情報 目標株価 経営課題 / リスク 26.3% 23.1% 1.4% 0.2% 事業内容 事業環境 企業の特色 特に重視 している 情報はない 24

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