資料 2 主要渋滞箇所 ( 案 ) の抽出方針について ( 一般道 ) 平成 24 年 8 月 9 日

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地理学論集№83.indd

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資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

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減道路標識の改善 これまでの取組例 ( 観光渋滞 交通対策 ) 道路空間の再配分 渋滞対策 公共交通との連携 観光地の交通対策 観光地周辺の流入規制 〇路肩を活用し 駐車待ち車両を本線交通から分離することで渋滞を緩和 通常 取組 幅広路肩 2.25m 0.50m とし 1 車線分確保 ( 台 ) 8

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これらのご要望などを踏まえ 本技術を開発しました 本技術により渋滞予知の精度は大幅に向上し 渋滞があると予測した時間帯において 所要時間の誤差が30 分以上となる時間帯の割合が 従来の渋滞予報カレンダー 7 の8.2% に対して0.8% 20 分以上となる割合が26% に対して6.7% となり また


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資料 2 主要渋滞箇所 ( 案 ) の抽出方針について ( 一般道 ) 平成 24 年 8 月 9 日

1. 主要渋滞箇所抽出の考え方 ( 案 ) 交差点損失時間 : 交差点に流入する区間で生じている損失時間 ( 自由に走行できる状態からの遅れで 利用者が損失している時間 ) の合計 渋滞の課題の大きさを交差点損失時間で評価 昼間 12 時間 ピーク時間帯 地域の課題を反映するデータによる補完 交差点流入方向別の平日の最低平均旅行速度 観光地の休日平均旅行速度 駅周辺の平日平均旅行速度 大規模商業施設の休日平均旅行速度 踏切の渋滞損失時間 地域の実感の反映 ( 上記の評価で得られた箇所の妥当性を地域の声等で検証 ) 主要渋滞状況 ( 課題 箇所等 ) 特定 1

2. 兵庫地区における交通データ等を活用した主要渋滞箇所の抽出方法 1) 兵庫地区における主要主要渋滞箇所 ( 案 ) の抽出フローの ( 一般道 ) 1 軸 主要渋滞箇所の抽出 交差点損失時間 1 ( 年間 ) 1,616 箇所 ( センサス対象道路以上どうしの交差箇所 ) 兵庫地区 渋滞発生箇所 定義 1: 信号待ち回数が3 回以上 ( 信号交差点 ) 定義 2: 交差点通過時間が2 分以上 ( 信号がない交差点 ) 定義 3: 渋滞に対する改善要望の強い箇所 ( 1 軸 1 軸 2 軸 3 軸の該当箇所を除く ) 80 万人時間 / 年以上 1: 昼間 12 時間 一日の中のピーク時間において 182.6 人時間 / 時以上 1 軸 基本指標 ( 交差点損失時間 ) による評価 ピーク時交差点損失時間 1 ( 時間 ) 2 軸 各府県別ワースト 100 位以内で かつ 交差点の各方向の平均旅行速度のうち 最も低い方向の平均旅行速度が 交差点各方向別最低平均旅行速度 1 休日平均旅行速度が 店舗面積 1 万 m 2 3 軸休日平均旅行速度 1,2 その他複合施設面積 1 万 m 2 地域の課題を反映するデータによる補完 3 軸休日平均旅行速度 1,2 観光地 かつ 休日平均旅行速度が 20km/h 以下 2: 半径 500m 内が対象 3 軸平日平均旅行速度 1,2 乗降客数 5 千人 / 日以上の駅 かつ 平日平均旅行速度が 20km/h 以下 3 軸 開かずの踏切及びボトルネック踏切 かつ 混雑時旅行速度が 10km/h 以下 混雑時旅行速度 3 軸 信号待ち 3 回以上 交差点通過時間 2 分以上 渋滞改善要望の強い箇所 のいずれか 信号待ち回数等 昼間 12 時間の総損失時間が多い交差点 一部の時間において損失時間が多い交差点 一方向だけでも旅行速度が低い交差点 大規模商業施設の交差点 大規模商業施設の交差点 観光地周辺の交差点 交通結節点周辺の交差点 踏切 一方向だけでもひどい渋滞が発生 2 箇所 22 箇所 64 箇所 3 11 箇所 0 箇所 3 5 箇所 3 20 箇所 6 箇所 119 箇所 3:3 軸からの 6 箇所を含む 地域の実感を反映の上 主要な渋滞状況 ( 課題 箇所等 ) 特定 2

2. 兵庫地区における交通データ等を活用した主要渋滞箇所の抽出方法 2)1 軸 ( 損失時間 80 万人 時間 / 年以上の箇所 ) 80 万人 時間 / 年とは 終日混雑している交差点で 特にピーク時には全方向の旅行速度の平均が となるような箇所 損失時間とピーク時の全方向旅行速度の平均値との関係 ピーク時の全方向平均旅行速度 (km/h) 平均旅行速度 20km/h= 80 万人 時間 / 年 y= 4.919 LN(x)+41.579 損失時間 ( 万人 時間 / 年 ) 交通状況のイメージ ピーク時において全方向の旅行速度の平均が 3

3)1' 軸 (1 軸以外でピーク時の損失時間が 186.2 人 時間 / 時以上の箇所 ) 1 軸には対象とならないが ピーク時には 1 軸と同程度の混雑となるような箇所 80 万人 時間 / 年 365 日 12 時間 = 182.6 人 時間 / 時 1 軸で抽出された箇所の時間帯別の損失時間 1 軸で抽出された箇所の時間帯別の損失時間 終日混雑が発生 ピーク時のみ 1 軸と同レベルの混雑が発生 300 300 損失時間 ( 人 時間 / 時 ) 250 200 150 100 50 182.6 人 時間 / 時 損失時間 ( 人 時間 / 時 ) 250 200 150 100 50 182.6 人 時間 / 時 0 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 17 時 18 時 0 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 17 時 18 時 4

4)2 軸 (1 軸 1' 1 軸以外でピーク時の 1 方向のみ 20km/h 以下の箇所 ) 各方向の昼間 12 時間の平均旅行速度のうち 最も低い方向の速度がとなるような箇所 2 軸で抽出する箇所の交通状況のイメージ 1 方向だけでも渋滞全方向が混雑 1 軸で抽出する箇所の交通状況のイメージ ( 再掲 ) 昼間 12 時間において最も速度が低い方向において ピーク時において全方向の旅行速度の平均が 昼間 12 時間 : 午前 7 時 ~ 午後 7 時 5

5)3 軸 ( 地域の課題を反映するデータにより特定した渋滞箇所 ) 1 大規模商業施設の影響 店舗面積が 1 万m2以上 1 かつ駐車場台数が 1 千台以上の店舗を対象 対象店舗の周辺 500m の休日平均旅行速度 2 が となる交差点を抽出 2 観光地の影響 各種観光統計調査等から兵庫地区に含まれる観光施設を対象 対象観光施設の周辺 500m の休日平均旅行速度 2 が かつ平日平均旅行速度 2 よりも 1 割以上低速となる交差点を抽出 3 交通結節点の影響 1 日の乗降客数が5 千人以上 かつ駅前広場を有する駅を対象 対象駅の周辺 500mの平日平均旅行速度 2 がとなる交差点を抽出 4 踏切の影響 下記 3 条件のいずれかに合致する踏切を対象 開かずの踏切 ( ピーク時間の遮断時間が 40 分 / 時以上 ) 自動車のボトルネック踏切 ( 一日の踏切自動車交通遮断量 3 が 5 万以上 ) 歩行者のボトルネック踏切 ( 一日あたりの踏切自動車交通遮断量 3 と踏切歩行者等交通遮断量 4 の和が 5 万以上 かつ一日あたりの踏切歩行者等交通遮断量 4 が 2 万以上 ) 対象踏切を含むセンサス区間の混雑時旅行速度が 10km/h 以下となる踏切を抽出 1: 複数の近接する商業施設の店舗面積合計が 1 万 m 2 以上で抽出要件に該当する箇所がある場合は 3 軸で計上 2: 昼間 12 時間平均旅行速度 3: 踏切自動車交通遮断量 = 自動車交通量 踏切遮断時間 4: 踏切歩行者等交通遮断量 = 歩行者および自転車の交通量 踏切遮断時間 6

6)3 軸 ( 兵庫地区 渋滞発生箇所 (H21( 年度 ))) 信号待ち回数が 3 回以上 ( 信号がある交差点 ) 交差点通過時間が 2 分以上 ( 信号がない交差点 ) 渋滞に対する改善要望の強い箇所 のいずれかに該当する渋滞箇所を抽出 抽出条件 1 混雑候補箇所の選定 VICS データを用いて 走行速度状況から 平休別に混雑発生要件を満たす箇所を抽出 混雑発生要件 を満たし かつ道路管理者において渋滞を認識している箇所 過去の渋滞対策プログラムに位置付けがある箇所 地元等からの非常に強い要望がある箇所 もしくは道路管理者からの意見のある箇所 を選定 3 軸で抽出する箇所の交通状況のイメージ 1 方向だけでも 信号待ち回数が 3 回以上 ( 信号がある交差点 ) もしくは 交差点通過時間が 2 分以上 ( 信号がない交差点 ) 地元 交通事業者 公安委員会等から渋滞に関する改善要望が強く寄せられている交差点 1 軸 1 軸 2 軸 3 軸に該当しない交差点が対象 2 信号待ち回数の確認 現地観測等から信号待ち回数や通過時間を確認 信号待ち 1 回 3 深刻な渋滞が発生している箇所の選定 信号待ち回数が 3 回以上 ( 信号がある交差点 ) 交差点通過時間が 2 分以上 ( 信号がない交差点 ) 渋滞に対する改善要望の強い箇所のいずれかに該当する渋滞箇所を選定 信号待ち 3 回 信号待ち 2 回 混雑発生要件 1H19 20 における VICS データのうち いずれの年次において以下に該当 平均速度 の状態が 平日 3 時間帯のうち 1 割以上を占めている または 休日 12 時間帯のうち 1 割以上を占めている 2 現地状況等により明らかに混雑箇所でないと説明できる箇所は除く 信号がない交差点では 交差点通過時間が 2 分以上 を基準として抽出 7

( 参考 ) 混雑を表す 20km/ km/hの根拠 JARTICや公安委員会等では を混雑 渋滞の指標としている 道路交通情報センターにおける渋滞 混雑の定義 http://www.jartic.or.jp/ 国家公安委員会における渋滞 混雑の定義 資料 : 国家公安委員会告示第 12 号 警視庁による渋滞の判定基準 資料: 警視庁, 警視庁交通年鑑 8

( 参考 )3 軸における民間プローブによる速度算出について 大規模商業施設 観光地 交通結節点の影響検討における民間プローブの使用 民間プローブデータ 2010 年 9 月 ~11 月 (H22 センサスと同時期 ) 平日 休日 比較対象として活用 3 交通結節点の影響 2 観光地の影響 1 大規模商業施設の影響 施設周辺 500m 以内の平均旅行速度算出方法 R=500m 半径 500mのエリア内に含まれるセンサス区間を対象として エリア内部の区間は上下方向とも ( ) エリア内外を結ぶ区間は流入方向のみ ( ) のデータをもとに エリア全体の平均旅行速度を算出平均旅行速度 = 総区間延長 / 総走行時間 上下方向とも流入方向のみ 9