実技試験 解答に当たっての注意事項 問題数は 40 問 解答はすべて記述式です 択一問題の場合 選択肢の中から正解と思われるものを 1 つ選んでください 語群選択問題の場合 語群の中からそれぞれの空欄にあてはまると思われる語句 数値を選び 語群に記されたとおりに解答用紙の所定の欄に記入してください

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例題 1 下記の事項につき ア ~ エのうち正しいものを 1 つ 選んでください 所得税および住民税の生命保険料控除 地震保険料控除についてア. 平成 23 年 12 月締結契約で 一般生命保険料の年間正味払込保険料が75,000 円の場合 この契約に係る所得税の生命保険料控除額は 38,750 円

の合計 ( ただし 20 歳以上 60 歳未満の期間 ) なお 保険料免除期間がある場合 本人は保険料を支払っていなくても 一定の期間が分子に加算される A さんの場合 保険料納付済月数は 国民年金保険料納付済期間 35 月 + 厚生年金保険被 保険者期間 398 月 + 厚生年金保険被保険者期間

(3) 可処分所得の計算 可処分所得とは 家計で自由に使える手取収入のことである 給与所得者 の可処分所得は 次の計算式から求められる 給与所得者の可処分所得は 年収 ( 勤務先の給料 賞与 ) から 社会保険料と所得税 住民税を差し引いた額である なお 生命保険や火災保険などの民間保険の保険料およ

第 2 問問 4 2 < 遺族に必要な生活資金等の総額 > 生活費 30 万円 50% 12 カ月 29 年 =5,220 万円 死亡整理資金( 葬儀費用等 ) 200 万円 緊急予備資金 300 万円 住宅ローンについては団体信用生命保険に加入しているので計算に含めない合計 5,220 万円 +2

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

一発合格!FP 技能士 3 級完全攻略実戦問題集 年版 別冊 FP 技能士 3 級 2018 年 9 月実施試験 解答 & 解説 実技試験個人資産相談業務 ( 金融財政事情研究会 ) 問題 解答 解説 第 1 問問 1 1 1) 適切 医療費の一部負担金等の額が自己負担限度額を超える場合

第 1 問 下記の ( 問 1) ( 問 2) について解答しなさい 問 1 ファイナンシャル プランニング業務を行うに当たっては 関連業法を順守することが重要である ファイナンシャル プランナー ( 以下 FP という) の行為に関する次の記述のうち 最も不適切なものはどれか 1. 宅地建物取引業

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

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平成19年度市民税のしおり

実技試験 ( 個人資産相談業務 ) 次の設例に基づいて 下記の各問 ( 問 1 ~ 問 3 ) に答えなさい 設例 Aさん (33 歳 ) および妻 Bさん (29 歳 ) は 民間企業に勤める会社員である 平成 29 年 3 月に第 1 子を出産予定の妻 Bさんは 産前産後休業および育児休業を取得

第 5 章 N

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問 (%) 最終利回りは次のように計算する 100 円 円 年 円 100= % 問 4 3 QX 株式会社とQY 株式会社の株価をPER( 株価収益率 ) で比較した場合 QY 株式会社の方が割安といえる QX 株式会

1 夫が亡くなったとき 40 歳以上 65 歳未満で 生計を同じくしている子がいない妻 2 遺族厚生年金と遺族基礎年金を受けていた子のある妻 (40 歳に達した当時 子がいるため遺族基礎年金を受けていた妻に限る ) が 子が 18 歳到達年度の末日に達したため 遺族基礎年金を受給できなくなったとき

問 ,088( 円 ) 21,084,995 ( 円 ) 3662( 円 ) 41,475,457 ( 円 ) 最長で2 年間 全国健康保険協会管掌健康保険に任意継続被保険者として加入することができる 任意継続被保険者の保険料は Aさんが全額負担することになる 1. 老齢基礎年金の年金額

平成 29 年 1 月度実施実技試験 ( 保険顧客資産相談業務 ) 73

(12) 1 適切 (13) 2 不適切 債券の信用格付がダブルB 格 ( BB 格) 相当以下である場合 一般に 投機的格付とされる (14) 2 不適切 オプション取引において 将来の一定期日または一定期間内に 株式などの原資産を特定の価格 ( 権利行使価格 ) で買う権利のことを コール オプ

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

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問 2 1 〇 3 〇問 ,347( 円 ) 21,459,005 ( 円 ) < 賃金低下率 > < 支給率 > 61% 以下 15% 65% 10.05% 70% 4.67% 75% 以上 0% 1 適切 適切 A さんが厚生年金保険の被保険者でなくなった 場合 妻 B さんは 60

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

平成 28 年 9 月 3 級 FP 技能検定 / 実技試験 < 保険顧客資産相談業務 > 解答と解説 第 1 問 番号 問 1 問 2 問 3 正解 配点 3 点 4 点 3 点 < 問 1> 正解 1 1) が正しい 老齢基礎年金の年金額は 20 歳から 60 歳になるまでの 40

第 1 問 下記の ( 問 1) ( 問 2) について解答しなさい 問 1 ファイナンシャル プランニング業務を行うに当たっては 関連業法を順守することが重要である ファイナンシャル プランナー ( 以下 FP という) の行為に関する次の記述のうち 最も不適切なものはどれか 1. 税理士資格を有

ライフプランニングと資金計画 問題 1. ファイナンシャル プランナーの顧客に対する行為に関する次の記述のうち 職 業倫理や関連法規に照らし 最も適切なものはどれか 1. 税理士資格を有しないファイナンシャル プランナーが 住宅ローン相談セミナーを開催し その出席者に対して無償で確定申告書の作成代行

第 1 問 下記の資料を基に 問 1~ 問 2 について解答しなさい < 福岡家の家族データ > (2016 年 1 月 ) 福岡家のキャッシュフロー表の空欄 ( ア ) に入る数値を計算しなさい なお 計算に当 たっては キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し 計算結果については万円未満を四捨五

未成年者が口座開設者となり 原則として その親権者等が未成年者を代理して運用管理等を行います ジュニアNISA 口座に受け入れることができる上場株式等の新規投資による受入限度額 ( 非課税枠 ) は年間 80 万円です その非課税期間は最長で5 年間となります 一般のNISAの場合は 新規投資による


第 1 問 下記の ( 問 1) ( 問 2) について解答しなさい 問 1 ファイナンシャル プランニング業務を行うに当たっては 関連業法を順守することが重要である ファイナンシャル プランナー ( 以下 FP という) の行為に関する次の記述のうち 最も不適切なものはどれか 1. 弁護士資格を有

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13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

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第 1 問 下記の ( 問 1) ( 問 2) について解答しなさい 問 1 ファイナンシャル プランニング業務を行うに当たっては 関連業法を順守することが重要である ファイナンシャル プランナー ( 以下 FP という) の行為に関する次の記述のうち 最も不適切なものはどれか 1. 社会保険労務士

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ

第 1 問 下記の ( 問 1) ( 問 2) について解答しなさい 問 1 ファイナンシャル プランニング業務を行うに当たっては 関連業法を順守することが重要である ファイナンシャル プランナー ( 以下 FP という) の行為に関する次の記述のうち 最も不適切なものはどれか 1. 税理士資格を有

おき 太郎様 Inheritance Report 相続診断書 税理士法人おき会計 平成 28 年 7 月 20 日作成

ラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

問 3 1 〇 2 〇 3 問 4 18,244( 万円 ) 2 3,356 ( 万円 ) 3 4,620 ( 万円 ) 金基金に加入する場合は 国民年金の付加保険料の納付をやめる手続が必要となります ⅲ) 小規模企業共済制度 小規模企業共済制度は 個人事業主が廃業等した場合に必要となる生活資金を準

* 老齢基礎年金の額および付加年金の額 444 月 780,100 円 +200 円 138 月 749,200 円 480 月 < 問 2> 正解 2 1) 適切 国民年金基金には 47 都道府県に設立された 地域型基金 と 25 の職種別に設立された 職能型基金 の 2 種類があり 国民年金の第

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

A. 受贈者に一定の債務を負担させることを条件に 財産を贈与することを 負担付贈与 といいます 本ケースでは 夫は1 妻の住宅ローン債務を引き受ける代わりに 2 妻の自宅の所有権持分を取得する ( 持分の贈与を受ける 以下持分と記載 ) ことになります したがって 夫は1と2を合わせ 妻から負担付贈

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

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上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

1 2

平成 29 年 5 月 3 級 FP 技能検定 / 実技試験 < 保険顧客資産相談業務 > 解答と解説 第 1 問 番号 問 1 問 2 問 3 正解 配点 3 点 4 点 3 点 < 問 1> 正解 1 1) の語句の組み合わせが正しい 1 老齢基礎年金の年金額は 20 歳から 60

第 1 問 下記の ( 問 1) ( 問 2) について解答しなさい 問 1 ファイナンシャル プランニング業務を行うに当たっては 関連業法を順守することが重要である ファイナンシャル プランナー ( 以下 FP という) の行為に関する次の記述のうち 最も適切なものはどれか 1. 投資助言 代理業

<4D F736F F F696E74202D2090B696BD95DB8CAF82C690C58BE02E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

( メモ余白 ) - 2 -

個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

暦年課税の贈与を毎年する人のデータ 暦年課税の贈与は 現金を贈与するのか不動産を贈与するのかで違ってきます 土地は路線価方式または倍率方式で評価し建物は固定資産税評価額で評価しますので 現金での贈与の場合よりも税率は低くなります ただし不動産の贈与では 土地や建物の贈与または共有持分の贈与になります

FX取引に係る確定申告について

平成 31 年度 ( 平成 30 年分 ) 所得控除 雑損控除 納税義務者又はその者と生計同一の配偶者 その他親族が有する資産について 災害 盗難 横領によ る住宅 家財 現金の損害一定額 控除計算 A B いずれか多い方の金額 A:( 損失額 - 保険金等による補てん額 )-( 総所得金額等の合計

所得控除 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除等 旧生命保険料控除 旧個人年金保険料控除 ( 実質損失額 - 総所得金額等の合計額 10%) 又は ( 災害関連支出の金額 -5 万円 ) のうち いずれか多い方の金額医療費の実質負担額 -(10 万円と総所得金額等の 5% のいずれか低い金額 ) 限

スライド 1

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

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土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

< 所得控除の詳細 > 1 所得控除額計算一覧表 控除名 控除の詳細 控除額町県民税 控除額 参考 所得税 次の イ と ロ のい 次の イ と ロ のい ずれか多い方の金額 ずれか多い方の金額 災害や盗難等により 本人や本 イ ( 損害金額 - 保険 イ ( 損害金額 - 保険 雑損控除 人と同一

(2) みなし相続財産ものか13 第1 章12 2 課税される 相続財産 の範囲 海外にある財産も課税対象となる 贈与税の暦年課税適用財産も 3 年以内は課税対象となる 葬式費用 墓地や墓碑 仏壇 仏具等は非課税 相続税の課税対象となる相続財産は (1) 被相続人が亡くなったときに所有していた財産

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

あなたと生計を一にする配偶者やその他の親族が受け取る公的年金等から引き落とされている国民健康保険 料 後期高齢者医療保険料 介護保険料はあなたの控除の対象とはなりませんので御注意ください 5 生命保険料控除 地震保険料控除 について それぞれ該当する欄に昨年中に支払った金額を記入し 以下の計算方法に

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

ていたものと推定されるので 所定の手続により, 雇用保険から基本手当を 150 日分 受給することができる < 問 3> 正解 3 1) 不適切 老齢厚生年金は 65 歳からの受給が原則であるが 男性の場合 昭和 36 年 4 月 1 日以前生まれの人は 65 歳前から特別支給の老齢厚生年金を受給す

市県民税所得課税証明書から年間所得金額を見る場合 平成 年度 ( 平成 年分 ) 市県民税所得課税証明書 住所 羽生市 134 番地 1 氏名 羽生田羽生子 所得の区分 所得金額 所得の区分 所得金額 総所得金額 330,000 所得控除金額 1,500,000 合計所得金額 330,000 課税標

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投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

実技試験 解答に当たっての注意事項 問題数は 40 問 解答はすべて記述式です 択一問題の場合 選択肢の中から正解と思われるものを 1 つ選んでください 語群選択問題の場合 語群の中からそれぞれの空欄にあてはまると思われる語句 数値を選び 語群に記されたとおりに解答用紙の所定の欄に記入してください

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

相続の基礎 ~ 「相続」を学ぼう!! ~ 生前贈与①有価証券

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平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

妙高市 税に関するWEBページ

第14章 国民年金 

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

所得税確定申告セミナー

平成16年度

スライド 1

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

2017 年度税制改正大綱のポイント ~ 積立 NISA の導入 配偶者控除見直し ~ 大和総研金融調査部研究員是枝俊悟

2 税額控除等の計算 ( 単位 : 円 ) 項目対象者計算過程金額 答案用紙 Chapter2 問題 3 課税価格の計算 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 分割財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 2 みなし取得財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額

特別障害者控除同居特別障害者寡婦控除特別寡婦控除寡夫控除 障害者控除に該当する場合のうち 障害の程度が身体障害者手帳 1 級または2 級の方や療育手帳 AまたはAの場合 また精神障害者手帳 1 級の場合等 納税者の配偶者その他の親族 ( 扶養親族や配偶者控除を受ける配偶者に限る ) が特別障害者でか

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実技試験 解答に当たっての注意事項 問題数は 40 問 解答はすべて記述式です 択一問題の場合 選択肢の中から正解と思われるものを 1 つ選んでください 語群選択問題の場合 語群の中からそれぞれの空欄にあてはまると思われる語句 数値を選び 語群に記されたとおりに解答用紙の所定の欄に記入してください また 語群の語句 数値にそれぞれ番号が付してある場合は その番号のみを記入してください 語群のない問題の場合 指示に従い解答用紙の所定の欄に直接正解と思われる語句 数値 記号を記入してください 試験問題については 特に指示のない限り 2019 年 4 月 1 日現在施行の法令等に基づいて解答してください なお 東日本大震災の被災者等に対する各種特例については考慮しないものとします 解答は楷書 算用数字 (1 2 3 ) ではっきりと正しく記入してください ( 誤字 脱字 略字は不可 ) 計算問題については 計算結果を解答として所定の欄に記入してください その際 解答用紙に記載されている単位を使用し 漢字や小数点 上付き数字を使用しないでください 正しく記入されなかった場合 採点されませんのでご注意ください なお カンマのあり なしについては採点には影響しません [ 例 1] 解答用紙に記載の単位 万円 の場合可の例 :105 万円 / 不可の例 :1,050,000 円 [ 例 2] 解答用紙に記載の単位 円 の場合可の例 :1,005,000 円 / 不可の例 :100 万 5,000 円 100.5 万円 100. 5 万円 -1-

第 1 問 下記の ( 問 1) ( 問 2) について解答しなさい 問 1 ファイナンシャル プランナー ( 以下 FP という) が ファイナンシャル プランニング業務を行ううえでは関連業法等を順守することが重要である FPの行為に関する次の ( ア )~( エ ) の記述について 適切なものには 不適切なものには を解答欄に記入しなさい ( ア ) 投資助言 代理業の登録を受けていないFPが 顧客が保有する株式の発行会社のホームページからダウンロードしたIR 資料を印刷して手渡した ( イ ) 弁護士資格を有していないFP( 遺言者や公証人と利害関係はない成年者 ) が 顧客から依頼されて公正証書遺言の証人として立ち会い 顧客から適正な報酬を受け取った ( ウ ) 税理士資格を有していないFPが 顧客に対し 顧客が持参した資料を基に具体的な所得税の納税額計算を無償で行った ( エ ) 社会保険労務士資格を有していないFPが 顧客である個人事業主が受ける雇用関係助成金申請の書類を作成して手続きの代行を行い 報酬を受け取った 問 2 ファイナンシャル プランニングのプロセスに従い 次の ( ア )~( カ ) を 6 つのステップの順番に 並べ替えたものとして 最も適切なものはどれか ( ア ) 顧客の目標を達成するために必要なプランを作成し 顧客に提案書を提示して説明を行う ( イ ) 顧客のキャッシュフロー表などを作成し 将来の財政状況の予測 分析等を行う ( ウ ) 顧客の家族構成などの環境の変化 税制や法律改正の内容を考慮し 定期的にプランの見直しを行う ( エ ) 作成したプランに従い 顧客が行う金融商品の購入 不動産売却等の実行を支援する ( オ ) 顧客にファイナンシャル プランニングで提供するサービス内容や報酬体系などを説明し 了解を得る ( カ ) 面談やヒアリングシートにより顧客および家族の情報 財政的な情報等を収集し 顧客の財政的な目標を明確化する 1.( オ ) ( カ ) ( イ ) ( ア ) ( エ ) ( ウ ) 2.( オ ) ( カ ) ( イ ) ( エ ) ( ア ) ( ウ ) 3.( カ ) ( イ ) ( オ ) ( ア ) ( エ ) ( ウ ) 4.( カ ) ( イ ) ( オ ) ( エ ) ( ア ) ( ウ ) 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -2-

-3-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 2 問 下記の ( 問 3)~( 問 6) について解答しなさい 問 3 下記は NISA( 少額投資非課税制度 ) ジュニア NISA( 未成年者少額投資非課税制度 ) つみたてNISA( 非課税投資累積投資契約に係る少額投資非課税制度 ) について概要の一部をまとめた表である 下表の空欄 ( ア )~( エ ) に入る適切な数値を語群の中から選び 解答欄に記入しなさい なお 同じ数値を何度選んでもよいこととする 非課税対象の金融商品口座開設可能な者年間投資非課税上限額非課税期間払出し制限 NISA ジュニア NISA つみたて NISA 上場株式 公募株式投資信託等 口座を開設する年の 1 月 1 日時点で ( ア ) 歳以上の居住者等 新規投資額で 120 万円 最長 5 年間 ( ロールオーバー可能 ) なし 上場株式 公募株式投資信託等 口座を開設する年の 1 月 1 日時点で ( ア ) 歳未満 またはその年に生まれた居住者等 新規投資額で ( イ ) 万円 最長 5 年間 ( ロールオーバー可能 ) 原則として 3 月 31 日時点で ( エ ) 歳である年の前年 12 月 31 日まで払出しができない 長期の積立て 分散投資に適した一定の投資信託 口座を開設する年の 1 月 1 日時点で ( ア ) 歳以上の居住者等 新規投資額で 40 万円 最長 ( ウ ) 年間 なし < 語群 > 6 10 18 20 22 50 80 100 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -4-

問 4 西山さんは 保有しているHM 投資信託 ( 追加型国内公募株式投資信託 ) の収益分配金を2019 年 8 月に受け取った HM 投資信託の運用状況が下記 < 資料 >のとおりである場合 収益分配後の個別元本として 正しいものはどれか < 資料 > [ 西山さんが保有するHM 投資信託の収益分配金受取時の状況 ] 収益分配前の個別元本 :13,690 円収益分配前の基準価額 :13,730 円収益分配金 :150 円収益分配後の基準価額 :13,580 円 1. 13,580 円 2. 13,620 円 3. 13,650 円 4. 13,690 円 -5-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 5 財形貯蓄制度に関する下表の空欄 ( ア )~( エ ) にあてはまる語句に関する次の記述のうち 最も不 適切なものはどれか なお 復興特別所得税については考慮しないこと 財形年金貯蓄 対象者 ( ア ) 未満の勤労者 積立期間 非課税限度額 目的外の払出時の取扱い ( イ ) 以上の期間にわたり 定期的に積立て [ 貯蓄型 ] 財形住宅貯蓄と合算して元利合計 550 万円まで [ 保険型 ] 払込保険料累計額 ( ウ ) まで かつ財形住宅貯蓄と合算して550 万円まで [ 貯蓄型 ] 過去 5 年間に支払われた利息について さかのぼって所得税および住民税が源泉徴収される [ 保険型 ] ( エ ) 財形住宅貯蓄 ( イ ) 以上の期間にわたり 定期的に積立て ただし 積立期間中の住宅購入に際しては 一定の要件で払出し可 [ 貯蓄型 ] 財形年金貯蓄と合算して元利合計 550 万円まで [ 保険型 ] 財形年金貯蓄と合算して 550 万円まで [ 貯蓄型 ] 過去 5 年間に支払われた利息について さかのぼって所得税および住民税が源泉徴収される [ 保険型 ] 積立開始時からの利息相当分について 所得税および住民税が源泉徴収される 1.( ア ) にあてはまる語句は 満 55 歳 である 2.( イ ) にあてはまる語句は 3 年 である 3.( ウ ) にあてはまる語句は 385 万円 である 4.( エ ) にあてはまる語句は 積立開始時からの利息相当分すべてが一時所得として総合課税扱いとなる である 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -6-

問 6 下記 < 資料 > に関する次の記述の空欄 ( ア ) ( イ ) にあてはまる数値または語句の組み合わせとして 正しいものはどれか なお 空欄 ( ア ) の解答に当たっては 小数点以下第 2 位を四捨五入すること < 資料 > YA 株式 YB 株式 株価 7,500 円 3,000 円 1 株当たり利益 400 円 200 円 1 株当たり純資産 2,000 円 900 円 1 株当たり年間配当金 150 円 45 円 YA 株式の PER( 株価収益率 ) は ( ア ) 倍である YA 株式と YB 株式の配当利回りを比較すると ( イ ) 株式の方が高い 1.( ア ) 3.8 ( イ )YA 2.( ア ) 3.8 ( イ )YB 3.( ア )18.8 ( イ )YA 4.( ア )18.8 ( イ )YB -7-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 3 問 下記の ( 問 7)~( 問 10) について解答しなさい 問 7 不動産取得税に関する次の記述の空欄 ( ア )~( エ ) にあてはまる語句を語群の中から選び その番 号のみを解答欄に記入しなさい 不動産取得税は 不動産の所有権を取得した者に対して その不動産が所在する ( ア ) が課税するもので 課税標準は原則として ( イ ) である ただし ( ウ ) を原因とする取得の場合 課税対象とならない また 一定の条件を満たした新築住宅 ( 認定長期優良住宅ではない ) を取得した場合 課税標準から1 戸当たり ( エ ) を控除することができる < 語群 > 1. 市町村 2. 都道府県 3. 国税局 4. 公示地価 5. 相続税評価額 6. 固定資産税評価額 7. 売買 8. 贈与 9. 相続 10. 1,200 万円 11. 1,300 万円 12. 1,500 万円 問 8 下記 < 資料 >は 平尾さんが購入を検討している投資用マンションの概要である この物件の実質利回り ( 年利 ) として 正しいものはどれか なお < 資料 >に記載のない事項については一切考慮しないこととし 計算結果については小数点以下第 3 位を四捨五入すること < 資料 > 購入費用総額 :1,860 万円 ( 消費税と仲介手数料等取得費用を含めた金額 ) 想定される賃料 ( 月額 ):86,000 円運営コスト ( 月額 ): 管理費等 10,000 円管理業務委託費月額賃料の5% 想定される固定資産税 ( 年額 ):65,000 円 1. 5.55% 2. 4.63% 3. 4.55% 4. 4.28% 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -8-

問 9 建築基準法に従い 下記 < 資料 >の甲土地に建物を建てる場合の建築面積の最高限度を計算しなさい なお < 資料 >に記載のない条件については一切考慮しないこととする また 解答に当たっては 解答用紙に記載されている単位に従うこと < 資料 > 15m 甲土地 (150m 2 ) 乙土地 幅員 3.2m 市道 10m 第一種住居地域 建蔽率 5/10 容積率 20/10 前面道路の幅員に対する法定乗数 4/10 甲土地 乙土地が面する道路は建築基準法第 42 条第 2 項に該当する道路で 甲土地 乙土地はともにセットバックを要する また 道路の中心線は現況道路の中心に位置するものとする -9-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 10 浜松さんは 相続により10 年前に取得し 継続して居住していた自宅を売却した 売却に係る状況が下記 < 資料 >のとおりである場合の所得税における課税長期譲渡所得の金額として 正しいものはどれか なお < 資料 >に記載のない条件については一切考慮しないこと < 資料 > 2019 年 5 月に自宅 ( 土地および建物 ) を売却し 同月中に引越しを行った 取得費土地および建物とも不明であるため概算取得費とする 譲渡価額 ( 合計 ) 5,000 万円 譲渡費用 ( 合計 ) 250 万円 居住用財産を譲渡した場合の3,000 万円特別控除の特例の適用を受けるものとする 所得控除は考慮しないものとする 1. 1,250 万円 2. 1,500 万円 3. 2,500 万円 4. 4,500 万円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -10-

-11-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 4 問 下記の ( 問 11)~( 問 14) について解答しなさい 問 11 駒田香里さん (45 歳 ) が保険契約者 ( 保険料負担者 ) および被保険者として加入している生命保険 ( 下記 < 資料 > 参照 ) の保障内容に関する次の記述の空欄 ( ア )~( ウ ) にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい なお 保険契約は有効に継続しているものとし 香里さんはこれまでに < 資料 >の保険から 保険金 給付金を一度も受け取っていないものとする また 各々の記述はそれぞれ独立した問題であり 相互に影響を与えないものとする < 資料 / 保険証券 1> 保険種類証券番号 医療保険 ********* 契約日 ( 保険期間の始期 ) 2004 年 8 月 1 日 保険契約者駒田香里様保険契約者印 被保険者 受取人 駒田香里様 1974 年 6 月 3 日生女性契約年齢 30 歳 ( 給付金 ) 被保険者 様 ( 死亡保険金 ) 駒田 彰彦 様 ( 夫 ) 指定代理請求人駒田彰彦様 ( 夫 ) 駒田 保障内容疾病入院給付金日額 5,000 円 ( 入院 1 日目から保障 ) 災害入院給付金日額 5,000 円 ( 入院 1 日目から保障 ) 女性疾病入院給付金日額 5,000 円 ( 入院 1 日目から保障 ) 手術給付金 1 回につき 手術の種類に応じて入院給付金日額の10 倍 20 倍 40 倍 通院給付金日額 3,000 円 ( 退院後の通院に限る ) 死亡保険金 100 万円 保険期間 保険料 保険期間 終身 保険料 毎回 *,*** 円 保険料払込期間終身保険料払込方法月払い 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -12-

< 資料 / 保険証券 2> 終身ガン保険保険証券記号番号 - 保険契約者駒田香里様 被保険者 駒田香里様 1974 年 6 月 3 日生女性 保険契約者印 駒田 契約日 2004 年 8 月 1 日 主契約の保険期間終身 受取人 給付金被保険者様死亡給付金駒田彰彦様 ( 夫 ) 受取割合 10 割 主契約の保険料払込期間終身 ご契約内容 お払い込みいただく合計保険料 ガン診断給付金ガン入院給付金 初めてガンと診断されたとき 1 日目から日額 100 万円 1 万円 毎回, 円 ガン手術給付金ガン死亡給付金 1 回につきガンによる死亡 20 万円 20 万円 [ 保険料払込方法 ] 月払い 死亡給付金 ガン以外による死亡 10 万円 香里さんが現時点 (45 歳 ) で 突発性難聴で8 日間入院し ( 手術は受けていない ) 退院日の翌日から約款所定の期間内に 10 日間通院した場合 保険会社から支払われる保険金 給付金の合計は ( ア ) 万円である 初めてガン ( 乳ガン 悪性新生物 ) と診断されて18 日間入院し その間に約款所定の手術 ( 給付倍率 40 倍 ) を1 回受けた場合 保険会社から支払われる保険金 給付金の合計は ( イ ) 万円である 交通事故で即死した場合 保険会社から支払われる保険金 給付金の合計は ( ウ ) 万円で ある -13-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 12 五十嵐重彦さんが2019 年中に支払った医療保険および個人年金保険の保険料は下記 < 資料 >のとおりである この場合の重彦さんの2019 年分の所得税の計算における生命保険料控除の金額として 正しいものはどれか なお 下記 < 資料 >の保険について これまでに契約内容の変更はないものとする また その年分の生命保険料控除額が最も多くなるように計算すること < 資料 > [ 医療保険 ( 介護医療保険契約 )] 契約日 :2015 年 4 月 1 日保険契約者 : 五十嵐重彦被保険者 : 五十嵐芳子 ( 妻 ) 保険金 給付金受取人 : 五十嵐重彦 2019 年の年間支払保険料 :58,440 円 [ 個人年金保険 ( 税制適格特約付 )] 契約日 :2005 年 9 月 1 日保険契約者 : 五十嵐重彦被保険者 : 五十嵐重彦年金受取人 : 五十嵐重彦 2019 年の年間支払保険料 :120,240 円 2019 年の年間配当金 : なし < 所得税の生命保険料控除額の速算表 > (1)2011 年 12 月 31 日以前に締結した保険契約 ( 旧契約 ) 等に係る控除額 年間の支払保険料の合計 控除額 25,000 円以下 支払金額 25,000 円超 50,000 円以下 支払金額 1/2+12,500 円 50,000 円超 100,000 円以下 支払金額 1/4+25,000 円 100,000 円超 50,000 円 (2)2012 年 1 月 1 日以降に締結した保険契約 ( 新契約 ) 等に係る控除額 年間の支払保険料の合計 控除額 20,000 円以下 支払金額 20,000 円超 40,000 円以下 支払金額 1/2+10,000 円 40,000 円超 80,000 円以下 支払金額 1/4+20,000 円 80,000 円超 40,000 円 ( 注 ) 支払保険料とは その年に支払った金額から その年に受けた剰余金や割戻金を差し引いた残り の金額をいう 1. 34,610 円 2. 50,000 円 3. 74,610 円 4. 84,610 円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -14-

問 13 荒木さんは 疾病 Xおよび疾病 Y( 前後に入院した疾病 Xとは無関係 ) により入院をした 下記 < 資料 >に基づき 荒木さんが契約している医療保険の入院給付金の日数に関する次の記述の空欄 ( ア ) ( イ ) に入る数値を解答欄に記入しなさい なお 荒木さんは 入院 Aについてはこの医療保険から所定の入院給付金を受け取っているが それ以外にこの医療保険から一度も給付金を受け取っていないものとする < 資料 > [ 荒木さんの入院日数 ] 入院 A 疾病 X により 45 日間入院 入院 B 疾病 Y により 28 日間入院 入院 C 疾病 X により 36 日間入院 退院 入院 153 日間 退院 入院 [ 荒木さんの医療保険の入院給付金 ( 日額 ) の給付概要 ] 給付金の支払い条件 : 入院 1 日目から ( 日帰り入院含む ) 支払う 1 入院限度日数 :60 日 通算限度日数 :1,095 日 180 日以内に同じ疾病で再入院した場合には 1 回の入院とみなす 荒木さんが請求することができる入院給付金の日数は 入院 B については ( ア ) 日分であり 入院 C については ( イ ) 日分である -15-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 14 下記 < 資料 >の保険の対象となる住宅建物が火災により500 万円の損害を受けた場合 支払われる損害保険金の額として 正しいものはどれか なお 特約は付帯されていないものとする また 解答に当たっては < 資料 >に基づくこととする < 資料 1: 個人用火災総合保険証券 ( 一部抜粋 )> 保険の対象 住宅建物 保険金額 1,200 万円 保険価額 ( 再調達価額 ) 2,000 万円 補償内容 損害保険金事故の区分 自己負担額 事故の区分 自己負担額 火災 落雷 破裂 爆発 0 円外部からの物体の落下 飛来 水風災 ひょう災 雪災 0 円濡れ 騒擾 盗難 0 円 水災 補償なし 上記以外の不測かつ突発的な事故 1 万円 < 資料 2: 個人用火災総合保険普通保険約款 ( 一部抜粋 )> 第 2 条 損害保険金を支払う場合 保険の対象が建物である場合において 当会社が損害保険金として支払うべき損害の額は 建物の再調達価額によって定めます 当会社が支払う損害保険金の額は 建物の保険金額を限度として 下記によって定めます ただし 建物の損害の額が再調達価額に達した場合は 損害の額から自己負担額を差し引きません ア 保険金額が 建物の再調達価額の 80% に相当する額以上の場合は 次の算式により算出 した額とします 損害の額 - 保険証券記載の自己負担額 = 損害保険金 イ ア以外の場合は 次の算式により算出した額とします ( 損害の額 - 保険証券記載の自己負担額 ) 建物の保険金額再調達価額 80% = 損害保険金 1. 300 万円 2. 375 万円 3. 500 万円 4. 1,200 万円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -16-

-17-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 5 問 下記の ( 問 15)~( 問 18) について解答しなさい 問 15 会社員の伊丹さんは 2019 年 12 月に勤務先を退職する予定である 伊丹さんの退職に係るデータが下記 < 資料 >のとおりである場合 伊丹さんの退職一時金に係る退職所得の金額として 正しいものはどれか なお 伊丹さんは 勤務先の役員であったことはなく 退職は障害者になったことに基因するものではない < 資料 : 伊丹さんの退職に係るデータ > 支給される退職一時金 勤続期間 1,900 万円 24 年 9 ヵ月 1. 375 万円 2. 410 万円 3. 750 万円 4. 820 万円 問 16 個人事業主の高倉さんは 2019 年 4 月に建物を購入し 飲食店の店舗の用に供している 高倉さんの2019 年分の必要経費に算入すべき減価償却費の金額として 正しいものはどれか なお 建物の取得価額は3,000 万円 2019 年中の事業供用月数は9ヵ月 耐用年数は20 年とする < 耐用年数表 ( 抜粋 )> 法定耐用年数定額法の償却率定率法の償却率 20 年 0.050 0.100 1. 1,125,000 円 2. 1,500,000 円 3. 2,250,000 円 4. 3,000,000 円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -18-

問 17 会社員の岡さんの2019 年分の所得等が下記 < 資料 >のとおりである場合 岡さんが2019 年分の所得税の確定申告をする際に 給与所得と損益通算できる損失に関する次の記述のうち 最も適切なものはどれか なお が付された所得の金額は その所得に損失が発生していることを意味するものとする < 資料 > 所得または損失の種類収入所得参考 給与所得 500 万円 346 万円給与所得控除額 :154 万円 不動産所得の計算上生じた損失 ゴルフ会員権の譲渡損失 840 万円 110 万円 780 万円 220 万円 上場株式の譲渡損失 300 万円 40 万円取得費 :340 万円 必要経費 :950 万円 必要経費の中には土地等の取得に要した借入金の利子が 120 万円ある 取得費 :1,000 万円 ゴルフ会員権の譲渡は営利目的として継続的に行ったものではない 1. 不動産所得の計算上生じた損失 110 万円と損益通算できる 2. 不動産所得の計算上生じた損失 110 万円およびゴルフ会員権の譲渡損失 220 万円と損益通算できる 3. ゴルフ会員権の譲渡損失 220 万円および上場株式の譲渡損失 40 万円と損益通算できる 4. 損益通算できる損失はない -19-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 18 増田さん (68 歳 ) の 2019 年分の収入等は下記のとおりである 増田さんの 2019 年分の所得 税における総所得金額として 正しいものはどれか <2019 年分の収入等 > 内容金額老齢厚生年金および企業年金 320 万円生命保険の満期保険金 300 万円 老齢厚生年金および企業年金は公的年金等控除額を控除する前の金額である 生命保険は 養老保険 ( 保険期間 30 年 保険契約者および満期保険金受取人は増田さん ) の満期保険金であり 既払込保険料 ( 増田さんが全額負担している ) は180 万円である なお 契約者配当については考慮しないこととする < 公的年金等控除額の速算表 > 納税者区分 公的年金等の収入金額 公的年金等控除額 330 万円未満 120 万円 65 歳以上の者 330 万円以上 410 万円未満収入金額 25%+ 37.5 万円 410 万円以上 770 万円未満収入金額 15%+ 78.5 万円 770 万円以上 収入金額 5%+155.5 万円 1. 380 万円 2. 320 万円 3. 260 万円 4. 235 万円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -20-

-21-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 6 問 下記の ( 問 19)~( 問 22) について解答しなさい 問 19 下記 < 親族関係図 >の場合において 民法の規定に基づく法定相続分に関する次の記述の空欄 ( ア ) ~( ウ ) に入る適切な語句または数値を語群の中から選び 解答欄に記入しなさい なお 同じ語句または数値を何度選んでもよいこととする < 親族関係図 > 長男 被相続人 配偶者 二男 ( すでに死亡 ) 二男の妻 孫 A 孫 B 長女 孫 C 長女の夫 [ 相続人の法定相続分 ] 被相続人の配偶者の法定相続分は ( ア ) 被相続人の長女の法定相続分は ( イ ) 被相続人の孫 Aおよび孫 Bの各法定相続分は ( ウ ) < 語群 > なし 1/2 1/3 1/4 1/6 1/8 1/12 2/3 3/4 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -22-

問 20 相続税において相続財産から控除できる債務等に関する次の ( ア )~( エ ) の記述のうち 適切なも のには 不適切なものには を解答欄に記入しなさい ( ア ) 被相続人に課される未払いの所得税 住民税 固定資産税等は 相続財産から控除することができる ( イ ) 葬式などの前後の出費で 通常葬式に欠かせないお通夜などにかかった費用については 葬式費用として相続財産から控除することができる ( ウ ) 香典返しのためにかかった費用については 葬式費用として相続財産から控除することができない ( エ ) 四十九日の法要のためにかかった費用については 原則として 葬式費用として相続財産から控除することができる -23-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 21 米田さんは 各相続人の納付税額を計算する際の 配偶者に対する相続税額の軽減 について FP で税理士でもある目黒さんに質問をした 下記の空欄 ( ア )~( ウ ) にあてはまる語句の組み合わせとして 最も適切なものはどれか 米田さん : 配偶者の相続税を軽減する制度があると聞きました 目黒さん : 配偶者に対する相続税額の軽減があります 米田さん : 対象となる配偶者と被相続人との婚姻期間について 要件はありますか 目黒さん : 婚姻期間について ( ア ) 米田さん : この制度の適用を受けた場合 相続税はどの程度軽減されますか 目黒さん : 被相続人の配偶者が遺産分割や遺贈により実際に取得した正味の遺産額が 1 億 6,000 万円または配偶者の法定相続分相当額のどちらか ( イ ) の金額までであれば 配偶 者には相続税がかかりません 米田さん : 相続税の申告期限までに 配偶者に分割されなかった財産も税額軽減の対象になりま すか 目黒さん : 申告期限までに分割されなかった財産は 軽減の対象になりません ただし 所定の 手続きを行ったうえで 申告期限から ( ウ ) 以内に分割された場合は 税額軽減の 対象になります 1.( ア )20 年以上あることが必要となります ( イ ) 多い方 ( ウ )10ヵ月 2.( ア )20 年以上あることが必要となります ( イ ) 少ない方 ( ウ )3 年 3.( ア ) 要件は定められていません ( イ ) 少ない方 ( ウ )10ヵ月 4.( ア ) 要件は定められていません ( イ ) 多い方 ( ウ )3 年 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -24-

問 22 成田さん (40 歳 ) は 父 (66 歳 ) と祖父 (90 歳 ) から下記 < 資料 >の贈与を受けた 成田さんの2019 年分の贈与税額として 正しいものはどれか なお 父からの贈与については 2018 年から相続時精算課税制度の適用を受けている < 資料 > [2018 年中の贈与 ] 父から贈与を受けた金銭の額 :1,800 万円 [2019 年中の贈与 ] 父から贈与を受けた金銭の額 :1,000 万円祖父から贈与を受けた金銭の額 :490 万円 2018 年および2019 年中に 上記以外の贈与はないものとする 上記の贈与は 住宅取得等資金や結婚 子育てに係る資金の贈与ではない < 贈与税の速算表 > ( イ )20 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた財産の場合基礎控除後の課税価格 税率 控除額 200 万円以下 10% - 200 万円超 400 万円以下 15% 10 万円 400 万円超 600 万円以下 20% 30 万円 600 万円超 1,000 万円以下 30% 90 万円 1,000 万円超 1,500 万円以下 40% 190 万円 1,500 万円超 3,000 万円以下 45% 265 万円 3,000 万円超 4,500 万円以下 50% 415 万円 4,500 万円超 55% 640 万円 ( ロ ) 上記 ( イ ) 以外の場合基礎控除後の課税価格 税率 控除額 200 万円以下 10% - 200 万円超 300 万円以下 15% 10 万円 300 万円超 400 万円以下 20% 25 万円 400 万円超 600 万円以下 30% 65 万円 600 万円超 1,000 万円以下 40% 125 万円 1,000 万円超 1,500 万円以下 45% 175 万円 1,500 万円超 3,000 万円以下 50% 250 万円 3,000 万円超 55% 400 万円 1. 47 万円 2. 51 万円 3. 107 万円 4. 111 万円 -25-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 7 問 下記の ( 問 23)~( 問 25) について解答しなさい < 湯本家の家族データ> 氏名 続柄 生年月日 備考 湯本 博文 本人 1982 年 5 月 31 日 会社員 美優 妻 1983 年 9 月 15 日 パートタイマー 良太 長男 2012 年 10 月 21 日 保育園児 花菜 長女 2015 年 12 月 12 日 保育園児 < 湯本家のキャッシュフロー表 > ( 単位 : 万円 ) 家族構成 / 年齢 収入 支出 経過年数基準年 1 年 2 年 3 年 4 年 西暦 ( 年 ) 2018 2019 2020 2021 2022 ライフイベント 湯本博文本人 36 歳 37 歳 38 歳 39 歳 40 歳 美優妻 35 歳 36 歳 37 歳 38 歳 39 歳 良太長男 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳 花菜長女 3 歳 4 歳 5 歳 6 歳 7 歳 変動率 良太小学校入学 住宅購入 給与収入 ( 夫 ) 1% 396 ( ア ) 花菜小学校入学 給与収入 ( 妻 ) - 65 90 収入合計 - 461 基本生活費 1% 186 住居費 - 127 127 127 138 142 教育費 - 45 60 50 65 保険料 - 25 25 25 一時的支出 - 1,100 その他支出 1% 20 20 20 21 21 支出合計 - 403 451 年間収支 - 58 57 1,027 金融資産残高 1% 1,168 1,225 ( イ ) 年齢および金融資産残高は各年 12 月 31 日現在のものとし 2018 年を基準年とする 給与収入は可処分所得で記載している 記載されている数値は正しいものとする 問題作成の都合上 一部を空欄としている 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -26-

問 23 湯本家のキャッシュフロー表の空欄 ( ア ) に入る数値を計算しなさい なお 計算過程においては端 数処理をせず計算し 計算結果については万円未満を四捨五入すること 問 24 湯本家のキャッシュフロー表の空欄 ( イ ) に入る数値を計算しなさい なお 計算過程においては端 数処理をせず計算し 計算結果については万円未満を四捨五入すること 問 25 パーソナルファイナンスにおいては 各種ローンに関する知識が必要である 消費者金融に関する次 の ( ア )~( エ ) の記述について 正しいものには〇 誤っているものには を解答欄に記入しなさい ( ア ) アドオン方式による金利と実質金利を比較すると アドオン方式による金利の方が低くなる ( イ ) 個人の借り過ぎを防ぐため 原則として 貸金業者からの借入れは合計で年収の3 分の1 以内と定められている ( ウ ) 自動車ローン ( ディーラーローン ) は 貸金業法における総量規制の対象とならない ( エ ) 利息制限法における貸付金の上限金利は 借入額に応じて 15~20% と定められている -27-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 8 問 下記の ( 問 26)~( 問 28) について解答しなさい 下記の係数早見表を乗算で使用し 各問について計算しなさい なお 税金は一切考慮しないこと とし 解答に当たっては 解答用紙に記載されている単位に従うこと [ 係数早見表 ( 年利 1.0%)] 終価係数 現価係数 減債基金係数 資本回収係数 年金終価係数 年金現価係数 1 年 1.010 0.990 1.000 1.010 1.000 0.990 2 年 1.020 0.980 0.498 0.508 2.010 1.970 3 年 1.030 0.971 0.330 0.340 3.030 2.941 4 年 1.041 0.961 0.246 0.256 4.060 3.902 5 年 1.051 0.951 0.196 0.206 5.101 4.853 6 年 1.062 0.942 0.163 0.173 6.152 5.795 7 年 1.072 0.933 0.139 0.149 7.214 6.728 8 年 1.083 0.923 0.121 0.131 8.286 7.652 9 年 1.094 0.914 0.107 0.117 9.369 8.566 10 年 1.105 0.905 0.096 0.106 10.462 9.471 15 年 1.161 0.861 0.062 0.072 16.097 13.865 20 年 1.220 0.820 0.045 0.055 22.019 18.046 25 年 1.282 0.780 0.035 0.045 28.243 22.023 30 年 1.348 0.742 0.029 0.039 34.785 25.808 記載されている数値は正しいものとする 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -28-

問 26 山岸さんは 有料老人ホームへの入居を検討しており そのための資金として 5 年後に1,500 万円を準備したいと考えている 5 年間 年利 1.0% で複利運用する場合 現在いくらの資金があればよいか 問 27 小田さんは 住宅の購入準備として新たに積立てを開始する予定である 毎年年末に 60 万円を積み立てるものとし 15 年間 年利 1.0% で複利運用しながら積み立てた場合 15 年後の合計額はいくらになるか 問 28 中井さんは 独立開業の準備資金として 10 年後に 800 万円を用意しようと考えている 年利 1.0 % で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合 毎年いくらずつ積み立てればよいか -29-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 9 問 下記の ( 問 29)~( 問 34) について解答しなさい < 設例 > 佐野幸一郎さんは 民間企業に勤務する会社員である 幸一郎さんと妻の恵美さんは 今後の資産形成などについて FPで税理士でもある阿久津さんに相談をした なお 下記のデータはいずれも2019 年 9 月 1 日現在のものである [ 家族構成 ] 氏名 続柄 生年月日 年齢 職業等 佐野 幸一郎 本人 1985 年 2 月 4 日 34 歳 会社員 ( 正社員 ) 恵美 妻 1986 年 5 月 22 日 33 歳 会社員 ( 正社員 ) 玲奈 長女 2013 年 8 月 6 日 6 歳 保育園児 [ 収入金額 (2018 年 )] 幸一郎さん : 給与収入 480 万円 給与収入以外の収入はない 恵美さん : 給与収入 420 万円 給与収入以外の収入はない [ 自宅 ] 賃貸マンションに居住しており 家賃は月額 10 万円 ( 管理費込み ) である マイホームとして販売価格 4,800 万円 ( うち消費税 160 万円 ) のマンションを購入する予定である [ 金融資産 ( 時価 )] 幸一郎さん名義銀行預金 ( 普通預金 ):350 万円銀行預金 ( 定期預金 ):100 万円 恵美さん名義 銀行預金 ( 普通預金 ):150 万円 銀行預金 ( 定期預金 ):100 万円 [ 負債 ] 幸一郎さんと恵美さんに負債はない [ 保険 ] 収入保障保険 A: 年金月額 15 万円 保険契約者 ( 保険料負担者 ) および被保険者は幸一郎さん 年金受取人は恵美さんである 医療保険 B: 入院給付金日額 5,000 円 契約者 ( 保険料負担者 ) および被保険者は幸一郎さんである 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -30-

問 29 恵美さんは外貨定期預金に関心をもっている 下記 < 資料 > の外貨定期預金について 満期時の外貨 ベースの元利合計額を円転した金額として 正しいものはどれか < 資料 > 預入額 10,000 米ドル 預入期間 3ヵ月 預金金利 5.00%( 年率 ) 為替レート (1 米ドル ) TTS TTM( 仲値 ) TTB 満期時 112.00 円 111.00 円 110.00 円 注 1: 利息の計算に際しては 預入期間は日割りではなく月単位で計算すること 注 2: 為替差益 為替差損に対する税金については考慮しないこと 注 3: 利息に対しては 米ドル建ての利息額の20%( 復興特別所得税は考慮しない ) 相当額が所得税 住民税として源泉徴収されるものとすること 1. 1,144,000 円 2. 1,131,200 円 3. 1,113,750 円 4. 1,111,000 円 -31-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 30 幸一郎さんと恵美さんはマンション購入に当たり 夫婦での借入れを検討している 夫婦で住宅ローンを借りる場合の主な組み方について FPの阿久津さんがまとめた下表における恵美さんの住宅借入金等特別控除 ( 以下 住宅ローン控除 という ) の適用についての空欄 ( ア )~( ウ ) にあてはまる語句の組み合わせとして 最も適切なものはどれか なお 借入方法以外の住宅ローン控除の適用要件はすべて満たしているものとする ペアローン 収入合算 ( 連帯保証 ) 収入合算 ( 連帯債務 ) 借入人等 住宅ローン控除 幸一郎さん恵美さん幸一郎さん恵美さん 借入人 ( 債務負担者 ) 借入人 ( 債務負担者 ) 借入人 ( 債務負担者 ) 借入人 ( 債務負担者 ) 受けられる ( ア ) 連帯保証人受けられる ( イ ) 連帯債務者受けられる ( ウ ) 1.( ア ) 受けられない ( イ ) 受けられない ( ウ ) 受けられない 2.( ア ) 受けられる ( イ ) 受けられない ( ウ ) 受けられる 3.( ア ) 受けられない ( イ ) 受けられる ( ウ ) 受けられない 4.( ア ) 受けられる ( イ ) 受けられる ( ウ ) 受けられる 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -32-

問 31 FPの阿久津さんは 個人に対する所得税の仕組みについて幸一郎さんから質問を受けた 阿久津さんが下記 <イメージ図 >を使用して行った所得税に関する次の ( ア )~( エ ) の説明のうち 適切なものには〇 不適切なものには を解答欄に記入しなさい < イメージ図 > ( 出所 : 財務省 所得税の基本的な仕組み ) ( ア ) 幸一郎さんが住宅ローンを組んでマンションを購入したことにより受けられる住宅ローン控除 ( 住宅借入金等特別控除 ) は 税額控除として 一定金額を所得税額から控除することができま す ( イ ) 幸一郎さんが収入保障保険や医療保険の保険料を支払ったことにより受けられる生命保険料控 除は 所得控除として 一定金額を所得金額から控除することができます ( ウ ) 幸一郎さんがふるさと納税をしたことにより受けられる寄附金控除は 税額控除として 一定 金額を所得税額から控除することができます ( エ ) 幸一郎さんが地震保険料を支払ったことにより受けられる地震保険料控除は 所得控除として 一定金額を所得金額から控除することができます 収入または経済的利益- 必要経費所所得= 金- 額得控除= 課税税所 率得- 税額控除= 税額-33-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 32 幸一郎さんは 契約中の収入保障保険 Aの保障額について FPの阿久津さんに質問をした 阿久津さんが説明の際に使用した下記 <イメージ図 >を基に 2019 年 10 月 1 日に幸一郎さんが死亡した場合に支払われる年金総額として 正しいものはどれか なお 年金は毎月受け取るものとする < イメージ図 > 年金受取総額 幸一郎さん 28 歳 2013 年 10 月 1 日 34 歳 2019 年 10 月 1 日 53 歳 2038 年 10 月 1 日 保険期間 25 年 幸一郎さんは 収入保障保険 A を 2013 年 10 月 1 日に契約している 保険期間は 25 年 保証期間は 5 年である 1. 900 万円 2. 3,420 万円 3. 4,500 万円 4. 5,400 万円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -34-

問 33 幸一郎さんは 2019 年 8 月に病気 ( 私傷病 ) 療養のため休業したことから 健康保険から支給される傷病手当金についてFPの阿久津さんに相談をした 幸一郎さんの休業に関する状況は下記 < 資料 >のとおりである < 資料 >に基づき 幸一郎さんに支給される傷病手当金に関する次の記述の ( ア )~( ウ ) に入る適切な語句を語群の中から選び その番号のみを解答欄に記入しなさい なお 幸一郎さんは 全国健康保険協会管掌健康保険 ( 協会けんぽ ) の被保険者である また 記載以外の傷病手当金の受給要件はすべて満たしているものとする < 資料 > [ 幸一郎さんの 8 月中の勤務状況 ] 2 日 ( 金 ) 3 日 ( 土 ) 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 6 日 ( 火 ) 7 日 ( 水 ) 8 日 ( 木 ) 9 日 ( 金 ) 10 日 ( 土 ) 出勤 休業 休業 出勤 休業 休業 休業 休業 休業 休業開始日 [ 幸一郎さんのデータ ] 傷病手当金の支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額は 360,000 円である 上記の休業した日について 1 日当たり3,000 円の給与が支給された 上記の休業した日以外の日については 通常どおり出勤している 上記の休業した日については 労務不能と認められている [ 傷病手当金の 1 日当たりの支給額 ] 支給開始日以前の継続した 12 ヵ月間の各月の標準報酬月額の平均額 30 日 2/3 幸一郎さんへの傷病手当金は ( ア ) より支給が開始される 幸一郎さんへ支給される傷病手当金は 1 日当たり ( イ ) である 傷病手当金が支給される期間は 支給開始日から最長で ( ウ ) である < 語群 > 1. 8 月 7 日 2. 8 月 8 日 3. 8 月 9 日 4. 5,000 円 5. 6,000 円 6. 8,000 円 7. 1 年 8. 1 年 6ヵ月 9. 2 年 -35-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 34 幸一郎さんの弟の克樹さんは 自らのスキルアップを図るため2019 年 9 月に32 歳で会社を自己都合退職し 転職先が決まるまでは雇用保険の基本手当を受給することを考えている 雇用保険の基本手当に関する次の記述の空欄 ( ア )~( ウ ) にあてはまる語句の組み合わせとして 正しいものはどれか なお 克樹さんは 退職した会社に24 歳から勤務し 継続して雇用保険に加入しており 基本手当の受給要件はすべて満たしているものとする また 克樹さんには このほかに雇用保険の加入期間はなく 障害者等の就職困難者には該当しないものとし 延長給付については考慮しないものとする 克樹さんの場合 基本手当の所定給付日数は ( ア ) である 基本手当の受給期間内に 負傷 疾病等により 引き続いて30 日以上職業に就くことができ ない場合は 申出により受給期間を最大 ( イ ) まで延長することができる 克樹さんの場合 基本手当は 求職の申込み日以後 7 日間の待期期間および最長 ( ウ ) の給付制限期間を経て支給が開始される < 資料 : 基本手当の所定給付日数 > [ 一般の受給資格者 ( 特定受給資格者 一部の特定理由離職者以外の者 )] 離職時の年齢 全年齢 1 年未満 被保険者として雇用された期間 1 年以上 10 年未満 10 年以上 20 年未満 20 年以上 - 90 日 120 日 150 日 [ 特定受給資格者 ( 倒産 解雇等による離職者 ) 一部の特定理由離職者 ] 離職時の年齢 30 歳未満 1 年未満 被保険者として雇用された期間 1 年以上 5 年未満 5 年以上 10 年未満 10 年以上 20 年未満 20 年以上 90 日 120 日 180 日 - 30 歳以上 35 歳未満 120 日 210 日 240 日 180 日 35 歳以上 45 歳未満 90 日 150 日 240 日 270 日 45 歳以上 60 歳未満 180 日 240 日 270 日 330 日 60 歳以上 65 歳未満 150 日 180 日 210 日 240 日 1.( ア )90 日 ( イ )2 年間 ( ウ )1ヵ月 2.( ア )180 日 ( イ )2 年間 ( ウ )3ヵ月 3.( ア )180 日 ( イ )4 年間 ( ウ )1ヵ月 4.( ア )90 日 ( イ )4 年間 ( ウ )3ヵ月 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -36-

-37-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

第 10 問 下記の ( 問 35)~( 問 40) について解答しなさい < 設例 > 国内の上場企業に勤務する関根紀行さんは 今後の生活のことなどに関して FP で税理士でもあ る山田さんに相談をした なお 下記のデータは 2019 年 9 月 1 日現在のものである I. 家族構成 ( 同居家族 ) 氏名 続柄 生年月日 年齢 備考 関根 紀行 本人 1966 年 7 月 10 日 53 歳 会社員 素子 妻 1970 年 6 月 16 日 49 歳 パートタイマー 由里 長女 2007 年 5 月 12 日 12 歳 小学生 Ⅱ. 関根家の親族関係図 太一 久子 健史 雅美 紀行 素子 ( すでに死亡 ) 祐介 桃子 由里 Ⅲ. 関根家 ( 紀行さんと素子さん ) の財産の状況 [ 資料 1: 保有資産 ( 時価 )] ( 単位 : 万円 ) 金融資産 預貯金等 1,360 350 債券 株式等 320 - 紀行 素子 生命保険 ( 解約返戻金相当額 ) [ 資料 3] を参照 [ 資料 3] を参照 不動産 土地 ( 自宅の敷地 ) 2,400 - 建物 ( 自宅の家屋 ) 700 - その他 ( 動産等 ) 120 50 [ 資料 2: 負債残高 ] 住宅ローン :1,220 万円 ( 債務者は紀行さん 団体信用生命保険付き ) 自動車ローン :60 万円 ( 債務者は紀行さん ) 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -38-

[ 資料 3: 生命保険 ] ( 単位 : 万円 ) 保険種類保険契約者被保険者 死亡保険金受取人 保険金額 解約返戻金相当額 定期保険 A 紀行紀行素子 300 - 定期保険特約付終身保険 B 紀行 紀行 素子 120 ( 終身保険部分 ) 300 ( 定期保険部分 ) 1,500 定期保険特約付終身保険 C 紀行 紀行 素子 80 ( 終身保険部分 ) 200 ( 定期保険部分 ) 1,000 変額個人年金保険 D 紀行紀行素子 - 350 終身保険 E 素子素子紀行 200 150 注 1: 解約返戻金相当額は 現時点 (2019 年 9 月 1 日 ) で解約した場合の金額である 注 2: 定期保険 A には 災害割増特約 300 万円が付保されている 注 3: 変額個人年金保険 D は 据置期間中に被保険者が死亡した場合には 一時払保険料相当額 (300 万円 ) と被保険者死亡時における解約返戻金相当額のいずれか大きい金額が死亡保 険金として支払われるものである 注 4: すべての契約において 保険契約者が保険料を全額負担している 注 5: 契約者配当および契約者貸付については考慮しないこと Ⅳ. その他 上記以外の情報については 各設問において特に指示のない限り一切考慮しないこと -39-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 35 FP の山田さんは まず現時点 (2019 年 9 月 1 日 ) における関根家 ( 紀行さんと素子さん ) のバ ランスシート分析を行うこととした 下表の空欄 ( ア ) に入る数値を計算しなさい < 関根家 ( 紀行さんと素子さん ) のバランスシート > ( 単位 : 万円 ) [ 資産 ] [ 負債 ] 金融資産預貯金等債券 株式等生命保険 ( 解約返戻金相当額 ) 不動産土地 ( 自宅の敷地 ) 建物 ( 自宅の家屋 ) その他 ( 動産等 ) 住宅ローン自動車ローン 負債合計 [ 純資産 ] ( ア ) 資産合計 負債 純資産合計 問 36 紀行さんの父の太一さんは 借地権を設定した土地の上に家屋を建築して居住している ( 下記 < 路線価図 > 参照 ) 仮に 2019 年 9 月 1 日に太一さんが死亡した場合のこの借地権の路線価方式による相続税の課税価格に算入すべき価額として 正しいものはどれか なお この借地権および自宅の家屋は太一さんの妻である久子さんが相続するものとし 小規模宅地等に係る相続税の課税価格の計算の特例 の適用を受けるものとして 同特例適用後の金額を解答すること < 路線価図 > 200D 自宅の敷地 (240m 2 ) 借地権割合 :60% 借家権割合 :30% 奥行価格補正等の補正はないものとする 1. 3,840,000 円 2. 5,760,000 円 3. 7,872,000 円 4. 28,800,000 円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -40-

問 37 紀行さんが2019 年中に行った国内公募株式投資信託であるRファンドの取引は 下記 < 資料 >のとおりである 紀行さんの2019 年分のRファンドに係る譲渡所得の金額として 正しいものはどれか なお 紀行さんは 2018 年以前にRファンドを保有したことはない また いずれの取引も基準価額での購入または売却である < 資料 :Rファンドの取引状況 > 年月 取引の内容 1 万口当たりの基準価額 手数料等 2019 年 1 月 100 万口購入 9,400 円 20,304 円 2019 年 7 月 60 万口購入 11,000 円 14,256 円 2019 年 9 月 100 万口売却 12,000 円 - 1. 165,440 円 2. 178,400 円 3. 200,000 円 4. 239,696 円 -41-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 38 下記 < 資料 >は 紀行さんの父である太一さんの財産等の明細である 仮に 2019 年 9 月 1 日に太一さんが死亡した場合の相続税の課税遺産総額 ( 課税価格の合計額から基礎控除額を差し引いた金額 ) として 正しいものはどれか なお 太一さんの相続に際しては 法定相続人が法定相続分どおりに財産を取得し 相続の放棄はないものとする < 資料 : 太一さんの財産等の明細 ( 相続税評価額 )> 金融資産 不動産 動産等 生命保険 X 生命保険 Y 生前贈与 葬式費用等 22,000 万円 2,500 万円 保険契約者 ( 保険料負担者 ) および被保険者は太一さん 保険金受取人は久子さんである 300 万円 保険契約者 ( 保険料負担者 ) および被保険者は太一さん 保険金受取人は由里さんである 400 万円 事業用資金として健史さんに贈与したものである 400 万円 全額債務控除の対象となるものである 1. 16,700 万円 2. 17,000 万円 3. 17,400 万円 4. 18,100 万円 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -42-

問 39 素子さんの母の美由紀さんは 2019 年 10 月に70 歳になる 美由紀さんは65 歳から老齢基礎年金を受給することができたが 繰下げ受給することを考えまだ請求をしていない 美由紀さんが 70 歳到達月に老齢基礎年金の支給繰下げの申出をした場合 70 歳時に受け取る繰下げ支給の老齢基礎年金 ( 付加年金を含む ) の額として 正しいものはどれか なお 計算に当たっては 下記 < 資料 >に基づくこととする < 資料 > [ 美由紀さんの国民年金保険料納付済期間 ] 1973 年 10 月 ~2009 年 9 月 (432 月 ) これ以外に保険料納付済期間はなく 保険料免除期間もないものとする [ 美由紀さんが付加保険料を納めた期間 ] 1973 年 10 月 ~1986 年 3 月 (150 月 ) [ その他 ] 老齢基礎年金の額 ( 満額 ) 780,100 円 美由紀さんの加入可能年数 40 年 繰下げ支給の増額率 65 歳到達月から繰下げの申出を行った月の前月までの月数 0.7% 振替加算は考慮しないものとする 年金額の端数処理年金額の計算過程および繰下げ支給の老齢基礎年金の年金額については 円未満を四捨五入するものとする 1. 1,026,968 円 2. 1,039,568 円 3. 1,137,742 円 4. 1,150,342 円 -43-2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8)

問 40 紀行さんは 今後自分に介護が必要になった場合を考え 公的介護保険制度の介護サービスについて FPの山田さんに質問をした 介護保険の給付に関する山田さんの次の説明の空欄 ( ア )~( ウ ) に入る適切な語句を語群の中から選び その番号のみを解答欄に記入しなさい 介護保険の給付を受けるためには ( ア ) から要介護 要支援認定を受ける必要があります 本人や家族などが ( ア ) の窓口で認定申請すると 後日認定調査が実施され 主治医の意見書 等も踏まえ ( ア ) に設置されている介護認定審査会により 自立 ( 非該当 ) 要支援 要介護 のいずれかに認定されます 自立以外に認定された場合は 要支援 要介護を合わせ全 ( イ ) のランク付けがなされ このランクが高いほど介護給付の支給限度額は高くなります なお 在宅サービスなど実際に介護保険の給付を受ける際の利用者負担の割合は 一定以上の所得 がある者を除き 原則として ( ウ ) となっており 認定された要介護度のランクに応じた支給 限度額を上回るサービス費用については 全額自己負担となります < 語群 > 1. 地域包括支援センター 2. 都道府県 3. 市町村 ( 特別区を含む ) 4. 7 段階 5. 9 段階 6. 12 段階 7. 1 割 8. 2 割 9. 3 割 2 級実技試験 ( 資産設計提案業務 2019.9.8) -44 終 -