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3 2013 年 度 JUAS ITサービスマネジメント 研 究 会 品 質 コストチーム 活 動 報 告 2014 年 4 月 24 日 ( 木 )

4 1. 品 質 コストチーム メンバー 一 覧 (7 名 ) NO 会 社 名 氏 名 1 2 3 4 5 6 7 チームリーダー

5 2.メンバーの 立 ち 位 置 JUASのIT 部 門 組 織 形 態 定 義 グループのIT 機 能 会 社 としての 立 ち 位 置 が 多 い

6 3. 活 動 方 針 各 社 IT 機 能 子 会 社 として システム 運 用 コスト 削 減 が 重 要 課 題 となっているが 現 状 の 品 質 を 維 持 しつつコスト 削 減 を 行 うことに 四 苦 八 苦 している チーム 内 の 各 社 が 実 施 した 削 減 施 策 と その 結 果 得 られ た 削 減 効 果 について 事 例 共 有 ITサービスマネジメント 研 究 会 参 加 各 社 に 対 象 を 拡 大 より 多 くの 事 例 共 有

7 4. 活 動 実 績 JUASの 公 式 全 体 会 以 外 にも 積 極 的 に 個 別 会 を 開 催 し メンバーの 親 交 を 深 めました!! 回 開 催 日 会 場 区 分 テーマ 第 1 回 5 月 17 日 JUAS 全 体 会 顔 合 せ チーム 決 め 第 2 回 6 月 15 日 軽 井 沢 プリンス ホテル 全 体 会 チームのキックオフ 活 動 方 針 テーマ 決 め 第 3 回 8 月 2 日 岡 村 製 作 所 個 別 会 課 題 認 識 合 わせ コスト 削 減 の 苦 労 話 ショールーム 見 学 岡 村 製 作 所 ショールーム

8 回 開 催 日 会 場 区 分 テーマ 第 4 回 8 月 27 日 JUAS 全 体 会 スコープの 認 識 合 わせ( 運 用 コスト SLAなど) 第 5 回 10 月 4 日 帝 人 松 山 事 業 所 個 別 会 ( 愛 媛 ) コスト 削 減 施 策 事 例 の 共 有 ショールーム 見 学 メンバーが 釣 った 魚 で 宴 会! 第 6 回 10 月 29 日 JUAS 全 体 会 全 体 会 ご 講 演 :ITIL 概 要 ITSMの 実 践 第 7 回 12 月 6 日 JUAS +WEB-EX 個 別 会 コスト 削 減 施 策 による 効 果 の 共 有 第 8 回 12 月 17 日 ANAシステムズ 全 体 会 全 体 会 ご 講 演 :システム 障 害 防 止 の 取 り 組 み ANA 機 体 メンテナンスセンター 見 学

9 回 開 催 日 会 場 区 分 テーマ 第 9 回 1 月 31 日 コベルコ システム 個 別 会 ( 兵 庫 ) ITサービスマネジメント 研 究 会 参 加 各 社 の 事 例 を 共 有 するためアンケートを 作 成 名 物 神 戸 牛 で 宴 会! 第 10 回 2 月 18 日 JUAS 全 体 会 活 動 報 告 まとめ 研 究 会 内 部 報 告 会 第 11 回 3 月 24 日 JUAS 個 別 会 アンケート 集 計 活 動 報 告 まとめ(つづき) 研 究 会 の 皆 様 アンケートのご 協 力 ありがとうございました!

10 5. コスト 削 減 施 策 と 効 果 の 事 例 共 有 運 用 コストの 高 いホストコンピュータの 廃 止 製 造 業 :コスト 削 減 優 先 しWindowsやLinuxにダウンサイジング ( 既 存 資 産 は OpenCOBOLなどでマイグレーション) 金 融 業 :ホストコンピューターの 信 頼 性 を 重 視 し 利 用 を 継 続 プラットフォームの 統 一 化 Windows+SQL Serverに 統 一 し ライセンスや 保 守 費 を 低 減 特 定 ベンダーの 製 品 に 統 一 するケースもあり 物 理 サーバーの 仮 想 化 プライベート 仮 想 基 盤 を 構 築 近 年 ではパブリッククラウド(AWSなど) のノンコア 業 務 への 部 分 的 な 活 用 も 見 られる 運 用 業 務 のムダ 排 除 ムダ 排 除 方 法 論 による 運 用 業 務 の 全 面 見 直 し サービスデスクはコールマネジメントシステムを 導 入 し 着 信 数 に 応 じた 適 正 要 員 数 を 配 置

11 運 用 業 務 のオフショア 化 ヘルプデスク 業 務 などの 海 外 ベンダーへアウトソース 但 し 品 質 悪 く 対 策 のために 費 用 が 嵩 張 り 当 初 予 定 していた 効 果 は 発 現 せず クラウドの 活 用 メールシステム 自 動 FAXなどの 共 通 機 能 についてはSaaSを 利 用 ( 利 用 者 から 見 て 利 便 性 が 落 ちるケースがあり サービスレベルの 維 持 は 難 しいか?) データセンタの 見 直 し データセンタの 集 約 化 と 変 更 で ファシリティー 費 を 削 減 サービスレベルを 維 持 したままでのコスト 削 減 実 現 に 涙 ぐましい 努 力 が 見 られました

12 6. 研 究 会 内 アンケート 結 果 考 察 運 用 コストのスコープがバラバラ 研 究 会 参 加 者 の 立 ち 位 置 ( 組 織 形 態 担 当 範 囲 )が 異 なっており 運 用 コストのベンチマークを 行 おうとしても 土 俵 が 合 わない ホストコンピュータを 保 有 している 会 社 が 多 い コスト 高 の 要 因 だが 顧 客 同 意 の 下 あえてシステムの 信 頼 性 を 重 視 し ているか 既 存 資 産 が 大 規 模 過 ぎて 移 行 に 踏 み 切 れない? SLAを 締 結 している 会 社 が 少 ない 厳 密 な 品 質 指 標 がないため 品 質 レベルは 顧 客 の 感 性 に 左 右 される のでは? 一 方 では システム 毎 に 障 害 時 復 旧 目 標 が 内 々で 決 められており 厳 しい 対 応 が 求 められている コスト 削 減 事 例 チーム 内 で 共 有 した 内 容 と 大 きな 差 異 はなかった

13 END 一 年 間 お 疲 れ 様 でした!!

14 2013 年 度 チーム 活 動 報 告 2014 年 4 月 24 日 ( 木 ) JUAS ITサービスマネジメント 研 究 会 品 質 チーム to improve the quality

15 1. 活 動 メンバー(12 名 ) ( 名 簿 順 敬 称 略 )

16 2. 活 動 方 針 各 社 における 品 質 の 考 え 方 や 品 質 向 上 への 取 り 組 み 事 例 を お 話 しいただき メンバー 間 での 情 報 の 共 有 化 を 図 り 他 社 で 効 果 のあった 取 り 組 みを 持 ち 帰 り 有 効 活 用 する (or 試 してみる) を 方 針 としました 結 果 以 下 2 点 を1 年 間 の 主 テーマに 活 動 開 始 テーマ1: 品 質 とは( 品 質 の 定 義 指 標 等 ) テーマ2: 品 質 向 上 に 向 けた 取 り 組 み 事 例

17 3. 活 動 スケジュール 回 日 時 会 場 活 動 内 容 第 1 回 5 月 17 日 ( 金 ) JUAS キックオフ ( 自 己 紹 介 チーム 分 け チームリーダー 決 め) 第 2 回 6 月 14 日 ( 金 ) ~15 日 ( 土 ) 軽 井 沢 ( 合 宿 ) 活 動 方 針 テーマ 候 補 決 め 各 社 の 現 状 の 共 有 化 + 仲 良 くなる ご 講 演 : 品 質 は 組 織 の 力 で 造 り 込 む 第 3 回 8 月 27 日 ( 火 ) JUAS チーム 討 議 1( 品 質 の 定 義 事 例 紹 介 ) 第 4 回 10 月 29 日 ( 火 ) JUAS チーム 討 議 2( 品 質 の 定 義 事 例 紹 介 ) ご 講 演 :ITILについての 事 例 紹 介

18 3. 活 動 スケジュール(つづき) 回 日 時 会 場 活 動 内 容 第 5 回 12 月 17 日 ( 火 ) 羽 田 空 港 ご 講 演 :システム 障 害 防 止 への 取 り 組 み 機 体 メンテナンスセンター 見 学 等 第 6 回 1 月 16 日 ( 木 ) 大 阪 チーム 討 議 3( 品 質 の 定 義 事 例 紹 介 ) 第 7 回 2 月 18( 火 ) JUAS チーム 討 議 4( 品 質 の 定 義 事 例 紹 介 ) ご 講 演 : 運 用 コストの 最 適 化 を 目 指 す 取 り 組 み 最 終 4 月 24 日 ( 木 ) JUAS 研 究 活 動 成 果 報 告 会

19 4. 活 動 内 容 :テーマ1 A 社 テーマ1: 品 質 とは( 品 質 の 定 義 指 標 等 ) システム 稼 働 率 SLA B 社 障 害 件 数 障 害 発 生 率 ( 前 年 度 比 減 少 なら 品 質 向 上 ) C 社 ソフトウェア 品 質 バグ 発 生 率 F 社 製 品 サービスに 対 する 価 値 を 判 断 する 基 準 ( 顧 客 の 要 求 を 満 たす 度 合 い) G 社 お 客 様 に 満 足 していただく サービスを 提 供 すること (お 客 様 満 足 向 上 品 質 向 上 ) D 社 重 大 障 害 件 数 業 務 影 響 度 合 い E 社 品 質 = 提 供 する 運 用 機 能 ( 運 用 サービス)/コスト H 社 障 害 発 生 時 の 即 時 復 旧 時 間 I 社 品 質 は 集 合 概 念 ( 有 用 性 と 保 証 双 方 に 優 れていれば 高 品 質 )

20 4. 活 動 内 容 :テーマ2 各 社 の 品 質 向 上 に 向 けた 取 り 組 み 事 例 (サマリー) 部 門 を 跨 いだ 要 件 定 義 会 議 リリース 判 定 会 議 の 新 設 独 立 した 品 質 管 理 部 隊 の 新 設 案 件 審 査 制 度 の 新 設 運 用 業 務 の 見 える 化 標 準 化 自 動 化 ( 省 力 化 ) 障 害 影 響 度 に 応 じたレベル 設 定 /レベルに 適 したシステム 構 築 社 外 コンサルを 採 用 し ITILに 準 拠 した 運 用 への 見 直 し インシデント 管 理 会 議 トラブル 報 告 会 義 の 充 実 上 位 職 層 も 参 画 する 大 規 模 障 害 を 想 定 した 定 期 訓 練 品 質 向 上 アンケート/ 満 足 度 調 査 の 実 施

21 5.メンバーからの 声 ( 感 想 ) 深 く 意 識 せず 使 っていた 品 質 という 単 語 を 定 義 から 考 え 直 す 良 い 機 会 と なりました 日 々の 社 内 業 務 の 参 考 になる 部 分 もあり 有 意 義 でした 失 敗 経 験 から 障 害 訓 練 を 頻 度 高 く 行 っている 会 社 様 の 事 例 をお 聞 きすること ができ 自 社 では 今 は 行 っていないため 必 要 性 を 強 く 感 じました 当 社 とは 違 う 業 界 特 に 金 融 業 界 の 品 質 維 持 活 動 に 触 れ 弊 社 の 足 りない 部 分 を 痛 感 しました また 自 らの 足 りない 部 分 もよくわかりました 運 用 の 品 質 向 上 手 段 や 品 質 の 計 測 基 準 について 多 様 な 事 例 を 見 聞 きできた こと 他 社 のシステム 部 門 の 方 と 品 質 以 外 のテーマでお 話 しできたこと 等 とても 貴 重 な 経 験 をさせていただきました 他 社 の 開 発 や 運 用 の 状 況 品 質 への 取 り 組 みを 聞 いて 自 社 とのレベル 差 を 再 認 識 すると 共 にどのようなことをすれば 良 いか とても 参 考 になりました

22 6. 最 後 に 我 々メンバー 内 での 情 報 共 有 の 結 果 品 質 とは 何 かについて 即 答 できる 人 は 少 なく 品 質 の 定 義 や 取 り 組 みも 各 社 マチマチの 状 況 でした 今 回 の1 年 間 の 活 動 を 通 じて 品 質 向 上 とは 美 や 理 想 を 追 い 求 めるのではない 顧 客 が 品 質 をどんなものさしで 測 っているのか どのレベルまで 期 待 しているかを 認 識 あわせした 上 で 納 得 感 のある 最 適 なサービス 提 供 を 維 持 し 続 けること ではないか (=これこそが 真 の 顧 客 満 足 度 向 上 )

That's all. Thank you for your attention. 23

2014 年 4 月 24 日 ( 木 ) JUAS ITサービスマネジメント 研 究 会 運 用 プロセスチーム 24

( 番 号 順 ) 25

当 チームは 各 社 における 運 用 プロセス 整 備 状 況 や 悩 み 課 題 をお 話 しいただき 他 社 の 事 例 を 参 考 としていただくと ともに 他 社 から 事 例 について 情 報 交 換 意 見 交 換 する 形 で 推 進 (ユーザー 企 業 メンバー 間 の 本 音 の 情 報 交 流 を 主 眼 とし 成 果 物 作 成 を 第 一 の 目 的 とはしない ) I. 運 用 プロセス 整 備 レベルの 共 有 II. 自 社 の 課 題 悩 み III. 事 例 の 紹 介 意 見 交 換 情 報 交 換 各 会 社 における 運 用 プロセスの 品 質 向 上 のヒントに 26

回 日 時 会 場 テーマ 第 1 回 5 月 17 日 ( 金 ) 16:00~18:00 JUAS チーム 分 け ( 自 己 紹 介 参 加 動 機 期 待 の 共 有 ) 合 宿 を 含 め 計 6 回 の 各 社 品 質 活 動 の 説 明 ( 事 例 紹 介 ) 第 2 回 ( 合 宿 ) 6 月 14 日 ( 金 ) ~15 日 ( 土 ) 第 3 回 7 月 23 日 ( 火 ) 16:00-18:00 第 4 回 8 月 27 日 ( 火 ) 16:00-18:00 軽 井 沢 プリンス 武 田 薬 品 工 業 ( 日 本 橋 ) JUAS 活 動 方 針 テーマ 候 補 決 め 合 宿 の 目 的 (1)チームのメンバーや 研 究 会 のメンバーを 知 り 早 く 仲 良 くなって 本 音 のトークができる 仲 間 をつくること (2)1 年 間 のチーム 活 動 の 方 向 性 をきめること ( 議 論 したいテーマ 知 りたいこと 困 っていること) 本 音 の 情 報 意 見 交 換 を 主 眼 とし 成 果 物 を 作 ることを 第 一 の 目 的 としない ITILベンチマーク 各 社 の 運 用 プロセス 整 備 レベル(ITILの 成 熟 度 )の 共 有 ITILベンチマーク(つづき) 各 社 の 運 用 プロセス 整 備 レベル(ITILの 成 熟 度 )の 共 有 テーマ 策 定 テーマ 絞 れず システム 運 用 ナレッジ201306の 記 事 紹 介 ITILの 精 神 に 学 ぶ インシデント 管 理 27

28

回 日 時 会 場 テーマ 第 5 回 9 月 24 日 ( 火 ) 14:00~18:00 NEC 情 報 システムズ ( 川 崎 ) 事 例 紹 介 工 数 管 理 なぜなぜ 分 析 インシデント 管 理 ツール (redmine) テーマ 策 定 ( 悩 み 相 談 ) テーマ ITILツール 開 発 と 保 守 の 連 携 全 体 会 ご 講 演 :ITIL 概 要 ITSMの 実 践 合 宿 を 含 め 計 6 回 の 各 社 品 質 活 動 の 説 明 ( 事 例 紹 介 ) 第 6 回 10 月 29 日 ( 火 ) 15:00-18:00 JUAS 開 発 と 運 用 の 連 携 について( 意 見 交 換 質 疑 応 答 ) 第 7 回 11 月 22( 金 ) 13:00-18:00 宝 ネットワーク システム ( 京 都 ) 事 例 紹 介 インシデント 管 理 変 更 管 理 ITILツールの 調 査 結 果 の 紹 介 LMIS redmine IRAの 比 較 事 例 紹 介 ITILV2 V3に 伴 うプロセスの 整 備 要 領 書 の 整 備 29

30

回 日 時 会 場 テーマ 第 5 回 全 体 会 12/17( 火 )( 火 ) 13:00-15:00 ANA 事 例 紹 介 システムズ システム 障 害 防 止 の 取 り 組 み ( 羽 田 空 港 ) 運 用 の 組 織 ( 統 制 室 運 用 統 括 部 ) 運 用 の 可 視 化 (ITILツールのデータを 基 にした 各 種 運 用 レポート) ANA 機 体 メンテナンスセンター 見 学 忘 年 会 合 宿 を 含 め 計 6 回 の 各 社 品 質 活 動 の 説 明 ( 事 例 紹 介 ) 第 8 回 1 月 31 日 ( 金 ) 16:00-18:00 キリン ビジネス システム 情 報 交 換 ( 年 末 年 始 のシステム 運 用 外 部 サービス 利 用 の 課 題 など) 活 動 の 振 り 返 り 第 9 回 2/18( 火 ) 16:00-18:00 JUAS 活 動 の 振 り 返 り(つづき) まとめ 31

他 社 の 取 り 組 みや 生 の 声 が 聞 けて 良 かった 自 社 の 位 置 他 社 の 先 行 事 例 を 知 ることができた 他 社 の 組 織 やツール データの 活 用 などを 知 ることができた ITIL(インシデント 管 理 等 )が 実 際 に 活 用 されている 姿 を 知 る ことができた 自 社 の 運 用 プロセスを 考 える 良 い 機 会 となった ITサービスとSLMについて 改 めて 重 要 と 感 じた 自 分 自 身 への 刺 激 となった ( 特 に 他 社 さんの 視 野 の 広 さ) ITILを 勉 強 するきっかけとなった 自 社 にとって 最 適 な 運 用 プロセスのレベルを 考 える 機 会 と なった いろいろな 企 業 の 方 と 人 脈 形 成 できて 有 意 義 だった 分 科 会 会 議 場 所 の 持 ち 回 りや 他 社 工 場 施 設 の 見 学 など 他 社 訪 問 他 社 見 学 ができ 参 考 になった 32

同 じシステムの 運 用 を 支 える 仲 間 と 出 会 い 企 業 の 垣 根 を 越 えて 意 見 交 換 情 報 交 換 できた 事 は 有 意 義 でした 非 機 能 要 件 や 運 用 設 計 の 重 要 性 は 益 々 高 まっていく と 考 えられ 運 用 プロセスの 整 備 や 可 視 化 を 進 め システム 運 用 品 質 の 維 持 向 上 につなげていきましょう 1 年 間 ありがとうございました 33

2014 年 4 月 24 日 2013 年 度 ITサービスマネジメント 研 究 会 コストチーム

2013 年 度 コストチーム メンバー 一 覧 : 総 勢 15 名 1 No. 会 社 名 氏 名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

2013 年 度 ITMS 研 究 部 会 コストチームの テーマと 達 成 度 2 1. 各 社 コスト 削 減 策 の 事 例 研 究 メンバーからの 事 例 を 元 に いろんなパターンを 研 究 2. コストKPI 作 成 ( 現 状 の 相 関 図 の 精 緻 化 ) ソフトウェアメトリックス 調 査 と 協 力 体 制 But 道 半 ば 3. システムごとの 費 用 対 効 果 指 標 の 検 討 ガートナーの 資 料 をベースに 少 し 議 論 4. 10 年 後 のIT 組 織 の 役 割 の 変 化 を 予 測 する アンケート 調 査 と 政 井 技 術 事 務 所 のプレゼンベースに 議 論

最 適 なIT 投 資 管 理 をするために 考 慮 すべきポイント 3

1. 各 社 コスト 削 減 策 の 事 例 研 究 1: IT 投 資 最 適 化 には 投 資 全 体 最 適 化 への 指 針 が 必 要 4 毎 年 の 総 予 算 額 の 増 加 はさせず( 漸 減 かフラット) 新 規 案 件 は 運 用 費 の 削 減 額 から 引 き 当 てする 10 年 以 上 使 えそうなデファクトテクノロジを 選 んで システムの 寿 命 を 延 ばす Java Oracle DB アーキテクチャー( 組 み 合 わせ) 等 できる 限 り 外 部 ベンダ-に 依 存 しない OSSの 積 極 活 用 ミドルウェアや 開 発 言 語 の 一 本 化 作 業 の 平 準 化 アプリも 極 力 内 製 投 資 対 象 の 明 確 化 承 認 プロセスの 厳 格 化 投 資 上 限 額 を 設 定 小 額 投 資 においても 費 用 対 効 果 の 事 前 と 事 後 評 価 を 実 施

1. 各 社 コスト 削 減 策 の 事 例 研 究 2: 個 別 策 5 大 胆 な 削 減 目 標 設 定 - 10% 削 減 ではなく( 改 善 ではなく) 目 標 を50% 削 減 と 置 くことで( 改 革 を 目 指 すことで) 通 常 では 出 てこない 効 率 化 ができてくる 勇 気 割 り 切 り チームワーク(トップの 巻 き 込 み)が 不 可 欠 不 要 保 守 料 の 削 減 - 本 番 機 のライセンス 保 守 の 削 減 利 用 頻 度 の 少 ないPCソフトライセンス の 削 減 保 守 ベンダーの 集 約 5 年 間 のコスト 試 算 による 入 札 方 式 NW 機 器 の 種 別 や 保 守 時 間 見 直 しなど - Rimini Streetの 日 本 市 場 への 参 入 :SAPとOracleすべて の 製 品 を 対 象 にライセンス 保 守 料 半 額 サポートの 提 案 をす るサードパーティの 紹 介 外 国 人 スタッフ 投 入 - コスト 削 減 もでき 社 員 のグローバル 化 効 果 も 期 待 できる ただし 品 質 面 の 見 極 めが 難 しい

1. 各 社 コスト 削 減 策 の 事 例 研 究 3: 個 別 策 企 業 間 データ 連 携 のクラウドサービス(GXS)の 利 用 - 海 外 ビジネス 展 開 において 個 々のビジネスパートナー 向 けの 新 たな サーバや 回 線 設 置 を 不 要 にし 一 元 化 で 運 用 保 守 コスト 削 減 (75% 削 減 ) 導 入 期 間 短 縮 耐 障 害 性 セキュリティも 向 上 プロセスを 見 直 して( 無 駄 を 見 つけて) 人 件 費 削 減 - 作 業 実 績 の 収 集 / 分 析 の 結 果 アプリの 保 守 作 業 は 収 束 していると 判 断 し 来 年 度 は2 名 を 削 減 ( 異 動 ) 予 定 - ITILの 活 用 と1 年 以 上 かけた 独 自 の 改 良 により 監 視 のプロセス 変 更 で ビジネスパートナー 数 名 を 削 減 グループ 会 社 の 類 似 システムの 共 有 化 (シェアード) - Gmail 人 事 経 理 プライベートクラウド 外 資 系 ベンダー 製 品 を 海 外 から 調 達 - MS Officeなど 安 価 となる 場 合 がある( 為 替 のタイミングもあり) 6

2.コストKPI 作 成 ( 現 状 の 相 関 図 の 精 緻 化 )1 9 ソフトウェアメトリックス 運 用 調 査 との 協 業 運 用 コストの 定 義 の 調 整 - 運 用 外 部 委 託 費 運 用 社 内 人 件 費 製 品 (ハード ソフト) 保 守 サポート 費 通 信 回 線 費 サーバ 台 数 等 内 訳 設 問 の 追 加 - メインフレーム サーバ クライアント

2.コストKPI 作 成 ( 現 状 の 相 関 図 の 精 緻 化 )2 ソフトウェアメトリックス 調 査 データで 相 関 分 析 10

3.システムごとの 費 用 対 効 果 指 標 の 検 討 測 定 方 法 を 見 つけたいが 簡 単 ではない! 11 インテルIT 部 門 による 費 用 対 効 果 測 定 レポート http://www.intel.co.jp/content/dam/www/public/ijkk/jp/ja/docum ents/reports/2012-2013-intel-it-performance-report.pdf マルウェア 感 染 率 1% 未 満 ( 機 会 損 失 削 減 ) チップ 設 計 の 検 証 時 間 を25% 削 減 ( 製 品 投 入 日 数 削 減 顧 客 満 足 度 向 上 ) 適 切 なKPIを 見 つける: ITサービスをビジネスの 言 葉 に 換 え P/Lに 結 びつける 販 売 管 理 システムのインシデント 解 決 時 間 40% 短 縮 営 業 の 平 均 稼 働 時 間 20% 増 外 回 り 時 間 15% 増 年 間 訪 問 件 数 10% 増 受 注 件 数 5% 増 売 り 上 げ5% 増 ビジネス 効 果 とKPIのツリー 分 析 : 例

4.10 年 後 のIT 組 織 の 役 割 を 予 測 する1 ベンダー 依 存 は 強 くなるが IT 組 織 は 健 在 利 用 部 門 との 距 離 は 縮 まる 12 よりベンダーへの 依 存 度 (クラウド 含 む)が 大 きくなる 6 1 0 IT 組 織 と 利 用 部 門 を 橋 渡 しする 新 たな 組 織 人 材 が 出 てくる 4 2 1 社 内 のIT 組 織 はテクノロジーに 特 化 したより 高 度 な 専 門 家 部 隊 となる 2 1 4 開 発 部 隊 と 運 用 部 隊 の 垣 根 がなくなる 2 0 5 今 のIT 組 織 の 要 員 の 多 くは 利 用 部 門 内 に 異 動 する 0 2 5 IT 組 織 はアーキテクチャー 標 準 化 を 主 な 任 とし 開 発 は 利 用 部 門 で 行 う 0 1 6 利 用 部 門 が 管 理 するIT 予 算 が 大 きく 増 える 0 7 回 答 者 :ITMS コストチームの7 名 同 意 どちらでもない 同 意 しない

4.10 年 後 のIT 組 織 の 役 割 を 予 測 する2 ITに 関 連 する 組 織 外 部 企 業 と 人 材 配 置 経 営 層 注 : 大 手 企 業 のケース 中 堅 中 小 企 業 は 簡 素 化 製 品 中 立 パートナー 13 取 引 先 企 業 B2B A 事 業 部 門 B 事 業 部 門 C 事 業 部 門 IT 部 門 ITパートナー 企 業 クラウドベンダー システム インテグレータ : 新 たな 役 職 CXO (Chief XXX Officer) :CIO :ITプロデューサー B2C コンシューマー BTB SaaS 事 業 者 ハード ソフト ベンダー : 高 度 IT 技 術 者 (プロジェクト データ セキュリティ サービスマネジメント) 出 典 : 政 井 技 術 士 事 務 所 の 図 を 元 にITMS コストチームで 加 筆