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1.ガイドラインの 目 的 ウェブサイトは 文 字 や 画 像 音 声 映 像 を 組 み 合 わせて いろいろな 情 報 をいろいろな 形 で 表 現 することができます また インターネットの 普 及 携 帯 コンテンツの 進 歩 によ り 勤 務 先 のほか 学 校 や 自 宅 屋 外 など あらゆる 場 所 でウェブサイトにアクセスする ことができます そのため ウェブサイトやウェブシステムの 作 成 にあたっては どのような 利 用 者 がい るのか どのような 環 境 で 利 用 しているのか 改 めて 考 えてみる 必 要 があります ウェブサイトの 作 成 については さまざまな 方 が 利 用 できるようにアクセシビリティに 配 慮 した 日 本 工 業 規 格 (JIS 規 格 ) JIS X 8341-3 が 定 められており 2010 年 には World Wide Web Consortium(W3C)が 定 めた 世 界 的 共 通 の 規 格 (ウェブ コンテンツ アク セシビリティ ガイドライン(WCAG)2.0)に 準 じた 改 正 が 行 われました この 規 格 に 準 じて 総 務 省 において みんなの 公 共 サイト 運 用 モデル の 策 定 改 定 が 行 われ さまざまな 方 が 利 用 する 公 共 機 関 のウェブサイトについては JIS 規 格 に 基 づい たサイト 作 成 が 求 められています このような 背 景 から 長 崎 県 では 多 くの 人 にウェブサイトを 利 用 していただき ウェ ブサイトを 電 子 県 庁 として 各 課 と 利 用 者 を 直 接 結 びつける 媒 体 として 利 用 できるよう 長 崎 県 ウェブサイトアクセシビリティガイドライン を 作 成 し 取 り 組 むことにより 利 用 者 と 情 報 発 信 者 が 利 用 しやすいウェブサイトを 構 築 していきます 2.ガイドラインの 考 え 方 ガイドラインは 次 に 示 す 利 用 者 の 環 境 を 想 定 して 作 成 しています (1)ウェブサイト 利 用 者 年 齢 や 性 別 身 体 の 障 害 の 有 無 などに 関 らず ウェブサイトを 利 用 するすべての 利 用 者 (2)ウェブサイトを 利 用 する 環 境 ウェブサイトを 利 用 するさまざまな 利 用 環 境 を 想 定 しています デスクトップ 型 パソコンやノート 型 パソコン モバイル 端 末 などハードウェアの 違 い ブロードバンドやナローバンドなどの 通 信 環 境 の 違 い Windows や Macintosh などの OS( 基 本 ソフト)の 違 い Internet Explorer や Firefox などブラウザソフトの 違 い キーボードやマウスがない 環 境 など 操 作 機 器 の 違 い カラーやモノクロのディスプレイの 表 示 機 器 の 違 い 身 体 障 害 の 状 況 に 応 じた 入 出 力 機 器 などの 違 い (3) 適 用 範 囲 長 崎 県 公 式 ウェブサイトのほか 長 崎 県 が 制 作 運 営 するウェブサイト ウェブサ イトを 通 じて 提 供 するサービスサイト 1

(4) 参 考 とする 規 格 等 JIS( 日 本 工 業 規 格 ) JIS X 8341-3 : 2010 高 齢 者 障 害 者 等 配 慮 設 計 指 針 - 情 報 通 信 における 機 器 ソフトウェア 及 びサービス- 第 3 部 :ウェブコンテンツ 総 務 省 みんなの 公 共 サイト 運 用 モデル の 改 定 に 関 する 調 査 研 究 報 告 書 みんなの 公 共 サイト 運 営 モデル(2010 年 度 改 定 版 ) W3C ウェブ コンテンツ アクセシビリティ ガイドライン(WCAG)2.0 ( 参 考 ) 障 害 者 基 本 法 ( 情 報 の 利 用 におけるバリアフリー 化 等 ) 第 22 条 2( 平 成 23 年 改 正 ) 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 災 害 その 他 非 常 の 事 態 の 場 合 に 障 害 者 に 対 しその 安 全 を 確 保 する ため 必 要 な 情 報 が 迅 速 かつ 的 確 に 伝 えられるよう 必 要 な 施 策 を 講 ずるものとするほか 行 政 の 情 報 化 及 び 公 共 分 野 における 情 報 通 信 技 術 の 活 用 の 推 進 に 当 たつては 障 害 者 の 利 用 の 便 宜 が 図 られるよう 特 に 配 慮 しなければならない 障 害 者 基 本 計 画 ( 第 3 次 計 画 平 成 25 年 度 ~ 平 成 29 年 度 ) III 6-(4)-1 各 府 省 において, 障 害 者 を 含 む 全 ての 人 の 利 用 しやすさに 配 慮 した 行 政 情 報 の 電 子 的 提 供 の 充 実 に 取 り 組 むとともに, 地 方 公 共 団 体 等 の 公 的 機 関 におけるウェブアクセシビリティの 向 上 等 に 向 けた 取 組 を 促 進 する 障 害 を とする 差 別 の 解 消 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 行 政 機 関 等 における 障 害 を とする 差 別 の 禁 止 ) 第 七 条 2 行 政 機 関 等 は その 事 務 又 は 事 業 を 行 うに 当 たり 障 害 者 から 現 に 社 会 的 障 壁 の 除 去 を 必 要 としている 旨 の 意 思 の 表 明 があった 場 合 において その 実 施 に 伴 う 負 担 が 過 重 でないとき は 障 害 者 の 権 利 利 益 を 侵 害 することとならないよう 当 該 障 害 者 の 性 別 年 齢 及 び 障 害 の 状 態 に 応 じて 社 会 的 障 壁 の 除 去 の 実 施 について 必 要 かつ 合 理 的 な 配 慮 をしなければならな い 工 業 標 準 化 法 ( 日 本 工 業 規 格 の 尊 重 ) 第 67 条 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 鉱 工 業 に 関 する 技 術 上 の 基 準 を 定 めるとき その 買 い 入 れる 鉱 工 業 品 に 関 する 仕 様 を 定 めるときその 他 その 事 務 を 処 理 するに 当 たつて 第 二 条 各 号 に 掲 げる 事 項 に 関 し 一 定 の 基 準 を 定 めるときは 日 本 工 業 規 格 を 尊 重 してこれをしなければならな 2

い (そのほかの 基 準 指 針 ) 障 害 者 の 権 利 に 関 する 条 約 (Convention on the Rights of Persons with Disabilities) 行 政 情 報 の 電 子 的 提 供 に 関 する 基 本 的 考 え 方 ( 指 針 ) 新 電 子 自 治 体 推 進 指 針 電 子 政 府 ユーザビリティガイドライン 3.ウェブアクセシビリティ 取 組 方 針 ウェブアクセシビリティ 確 保 のために 職 員 をはじめ 委 託 事 業 者 とも 連 携 して 取 り 組 んでいきます (1) 取 組 体 制 について 長 崎 県 が 提 供 するウェブサイトのアクセシビリティ 確 保 に 向 け 制 度 の 管 理 運 営 を 行 う 庁 内 インターネット 活 用 推 進 会 議 ( 仮 称 )を 設 置 し コンテンツを 作 成 する 各 所 属 への 周 知 を 行 うとともに コンテンツ 制 作 委 託 事 業 者 や 検 証 を 依 頼 する 外 部 モニタ ーなど 協 力 を 得 ながら 運 営 を 行 う (2) 職 員 の 意 識 向 上 について 実 務 的 なウェブアクセシビリティ 配 慮 のためのガイドラインを 整 備 し 周 知 してい くとともに ウェブアクセシビリティの 理 解 を 深 める 研 修 や ホームページ 作 成 に 関 する 研 修 を 継 続 的 に 実 施 し コンテンツ 作 成 に 携 わる 職 員 のウェブアクセシビリティ 確 保 に 取 り 組 みます 職 員 はコンテンツを 作 成 更 新 するときには チェックシートなどによりウェブア クセシビリティが 確 保 されているか 確 認 し 適 切 な 配 慮 を 行 った 後 に 公 開 していくよ うに 努 めます また ウェブサイト 管 理 者 は 作 成 時 に 確 認 できるチェックツールなどを 導 入 し コンテンツ 作 成 時 の 確 認 を 支 援 します (3) 委 託 業 者 への 取 組 業 務 委 託 を 行 う 場 合 には 仕 様 書 に 別 添 個 別 遵 守 事 項 のうち 必 要 なものを 添 付 し 委 託 業 者 へ 遵 守 させるとともに 検 収 時 の 確 認 作 業 をとおして アクセシビリティに 配 慮 したサイト 制 作 を 進 めます (4) 検 証 について ウェブアクセシビリティ 対 応 状 況 については 手 順 書 やチェックツール 等 を 使 用 し て 作 成 更 新 時 はもとより 既 存 のコンテンツについても 検 証 していきます また ホームページやウェブコンテンツについて 必 要 に 応 じ ユーザーテストや 意 見 募 集 を 行 い 問 題 点 について 検 証 し 改 善 に 努 めていきます 4. 前 提 となる 注 意 点 (1)ウェブコンテンツに 関 する 規 格 や 技 術 仕 様 の 遵 守 3

ウェブコンテンツは 各 種 ブラウザや OS 支 援 技 術 ( 音 声 読 み 上 げや 拡 大 機 能 な ど)などとの 連 携 によって 利 用 者 に 提 供 されます どのような 方 でも 利 用 できるよう にするためには 共 通 のルールに 準 拠 して 制 作 する 必 要 があります 実 例 HTML や CSS などは W3C が 発 表 している WEB 標 準 に 則 って 記 述 する Flash や PDF など 特 定 企 業 が 推 進 している 技 術 は それぞれの 企 業 が 公 式 に 発 表 している 規 格 や 仕 様 を 守 る HTML コーティングにおいて 不 要 な 記 述 は 避 ける 不 必 要 な 記 述 があると ブラウザによってはきれいに 表 示 されない 場 合 があり ます (2) 情 報 デザイン( 情 報 の 整 理 やページ 構 成 など)への 配 慮 ウェブサイトで 提 供 するすべての 情 報 は その 情 報 の 整 理 を 行 い サイトの 構 成 ページレイアウト コンテンツの 表 現 方 法 などについて 利 用 者 の 立 場 に 立 って 検 討 しましょう (3)アクセシビリティとユーザビリティへの 配 慮 アクセシビリティは 使 えるかどうか ユーザビリティは 使 いやすさ( 学 習 し やすさ 操 作 の 効 率 性 など) の 問 題 を 中 心 として 扱 います 両 者 を 明 確 に 区 分 でき ない 場 合 も 多 く アクセシビリティに 取 り 組 むことは ユーザビリティの 向 上 にもつ ながります そのため どちらか 一 方 だけを 考 えるのではなく 両 方 について 考 慮 することが 効 果 的 です (4)セキュリティ プライバシーへの 配 慮 セキュリティには システムに 対 するものと 情 報 に 対 するものがあります システムを 構 築 するプログラムが 攻 撃 を 受 けると ほかのプログラムにも 影 響 する など 多 大 な 被 害 を 受 けます プログラムを 開 発 する 際 には セキュリティを 意 識 し た 制 作 を 行 うとともに 運 営 を 行 う 際 のパスワードなどの 管 理 も 重 要 です 情 報 は ウェブサイトで 公 開 している 間 は 生 きた 情 報 となります 期 限 が 過 ぎてい る 情 報 を 掲 載 することは 利 用 者 にとって 不 快 感 や 不 利 益 を 与 えることになり 場 合 によっては 損 害 賠 償 請 求 や 著 作 権 侵 害 などの 損 害 賠 償 を 求 められるなど 県 にとっ て 不 利 な 状 況 になる 可 能 性 があります また 個 人 情 報 の 取 り 扱 いについては 特 に 注 意 する 必 要 がありますので 関 係 法 令 を 遵 守 するとともに プライバシーポリシーを 制 定 して 運 営 時 には 厳 格 に 守 るな ど 企 画 制 作 運 営 時 において それぞれの 取 組 を 行 ってください 5. 企 画 制 作 上 の 注 意 点 (1) 企 画 するときからアクセシビリティに 配 慮 する ウェブサイトを 制 作 する 場 合 は ターゲットとなる 利 用 者 やアクセシビリティへの 配 慮 について 定 めてください 情 報 更 新 頻 度 の 高 いサイトの 場 合 更 新 時 に 品 質 を 保 4

てない 場 合 があるため コンテンツ 管 理 システム(CMS)を 導 入 することも 選 択 肢 の1つになります (2) 業 務 委 託 を 行 う 場 合 業 務 委 託 を 行 う 場 合 仕 様 書 に 使 用 するガイドラインについて 記 述 し 業 者 に 周 知 し てください また 納 品 されたページやシステムに 対 して 必 ずページ 検 証 を 行 ってから 公 開 して ください (3) 公 開 前 にチェックするブラウザのバージョン パソコン 版 Microsoft Internet Explorer 7 以 上 ( 必 須 ) Google Chrome 最 新 版 ( 任 意 ) Opera 最 新 版 ( 任 意 ) Firefox 最 新 版 ( 任 意 ) Safari 最 新 版 ( 任 意 ) スマートフォン 版 iphone ipad 系 Safari Android 系 Chrome 携 帯 版 各 携 帯 キャリアによる 6. 個 別 遵 守 事 項 に 関 する 注 意 点 個 別 遵 守 事 項 については 基 本 的 事 項 からコンテンツ オブジェクト フォーム 動 画 など さまざまな 項 目 が 用 意 されています 制 作 時 に 利 用 する 項 目 について 活 用 してください また すべての 項 目 をいきなり 満 たすことは 難 しいため 優 先 度 を 設 けています 優 先 度 1は( 必 須 ) 2は( 強 く 推 奨 ) 3は( 推 奨 )です 優 先 度 1については 必 ず 達 成 するようにしてください 5

長 崎 県 ウェブサイトアクセシビリティガイドライン 個 別 遵 守 事 項 目 次 1.コンテンツ 制 作 の 基 本 事 項 1-1 使 用 する 規 格 を 明 確 にする 1-1-1. ウェブページを 作 成 する 際 には XHTML1.0 Transitional CSS2.0 を 用 い 文 字 コードは UTF-8 を 使 用 する 1-1-2. ウェブページのソースコードは 使 用 する 技 術 や 仕 様 に 従 って 記 述 する 1-1-3. 基 本 言 語 を 指 定 する 1-1-4. 部 分 的 に 異 なる 言 語 を 用 いる 場 合 その 言 語 に 適 した 言 語 コードを 記 述 する 1-2 ページ 制 作 サイズは 表 示 サイズ 等 に 配 慮 する 1-2-1. 横 スクロールが 発 生 しないよう ページ 幅 を 配 慮 する 1-2-2. ページの 長 さは 3 画 面 分 程 度 に 収 める 1-2-3. 印 刷 時 に A4 用 紙 に 収 まるよう 適 切 な 設 定 をする 1-3. レイアウトとコンテンツを 分 離 する 1-3-1. レイアウトや 装 飾 など 視 覚 表 現 の 制 御 には スタイルシートを 用 いる 1-4. 適 切 なフォルダ 名 ファイル 名 をつける 1-4-1. フォルダ 名 ファイル 名 は 半 角 英 数 字 を 用 い 簡 潔 に 表 現 する 1-5. ファイルサイズを 小 さくする 1-5-1. ファイルサイズの 少 ないページを 作 成 するよう 心 がける 2.コンテンツの 構 成 や 仕 組 みについて 配 慮 する 事 項 2-1. コンテンツの 制 作 に 関 する 事 項 (レイアウト) 2-1-1. 位 置 や 表 示 スタイルなどに 一 貫 性 のある 基 本 操 作 部 分 を 提 供 する 2-1-2. フレームは 使 用 しない 2-1-3. 印 刷 時 は メニューなどの 不 必 要 な 情 報 を 除 いて 印 刷 できるようにする 2-2. コンテンツの 制 作 に 関 する 事 項 (コンテンツ) 2-2-1. 適 切 なページタイトルを 設 定 する 2-2-2. 適 切 な HTML 要 素 を 用 いて 文 書 の 構 造 を 記 述 する - 1 -

2-2-3. 現 在 位 置 を 示 す 情 報 を 付 与 する 2-2-4. 文 字 の 色 はウェブセーフカラーを 用 いる 2-2-5. 文 字 の 色 と 背 景 の 色 には 十 分 なコントラストを 確 保 する 2-2-6. 文 字 の 大 きさは pt px で 指 定 しない 2-3. 情 報 提 供 に 関 する 事 項 2-3-1. 分 かりやすい 文 章 で 表 現 する 2-3-2. カタカナ 文 字 外 国 語 専 門 用 語 を 多 用 しない 2-3-3. 略 語 を 使 用 する 場 合 は 最 初 に 説 明 を 行 う 2-3-4. 読 みの 難 しい 言 葉 は 読 み 方 を 明 示 する 2-3-5. 単 語 の 途 中 にスペースや 改 行 を 入 れない 2-3-6. 機 種 依 存 文 字 は 使 用 しない 2-3-7. 色 だけで 情 報 の 識 別 や 指 示 をしない 2-3-8. 形 や 色 だけで 情 報 の 識 別 や 指 示 をしない 2-3-9. 日 付 時 刻 通 貨 単 位 は 漢 字 表 記 を 基 本 とする 2-3-10. サイト 内 で 使 う 言 葉 は 全 ページで 統 一 した 言 葉 を 用 いる 2-3-11. 利 用 者 からの 問 い 合 わせ 方 法 を 記 述 する 2-4. イメージ( 画 像 等 )に 関 する 事 項 2-4-1. 画 像 リンク 画 像 には 適 切 な 代 替 テキストをつける 2-4-2. 画 像 化 された 文 字 はできる 限 り 使 わない 2-5. 表 に 関 する 事 項 2-5-1. レイアウトのために 表 (table 要 素 )を 使 用 しない 2-5-2. 表 を 使 用 する 場 合 は 単 純 な 構 造 にし 読 み 上 げ 順 に 配 慮 する 2-6. リンクに 関 する 事 項 2-6-1. リンクは 相 互 の 間 隔 を 十 分 に 取 り 大 きな 面 積 を 確 保 する 2-6-2. リンクを 設 定 する 場 合 は リンク 先 が 想 像 できる 文 言 で 表 す 2-6-3. リンクを 開 く 際 は 新 しいウィンドウを 開 かない 2-6-4. 自 動 的 にページを 更 新 したり 別 のページに 移 動 したりしない 2-7. 管 理 に 関 する 事 項 2-7-1. 複 数 の 経 路 でページに 到 達 できるようにする 2-7-2. 新 着 情 報 は 適 切 に 管 理 する 2-7-3. 掲 載 期 間 の 過 ぎた 情 報 は 掲 載 しない - 2 -

3. 操 作 性 に 関 する 事 項 3-1. さまざまな 使 用 方 法 に 対 応 できるようにする 3-1-1. マウスだけでなく キーボードですべての 操 作 ができるようにする 3-1-2. すべてのページに 共 通 する 部 分 を 読 み 飛 ばすことができるしくみを 提 供 する 3-2. フォーカスに 関 する 事 項 3-2-1. キーボードによるフォーカス 移 動 は 視 覚 的 な 順 序 と 一 致 させる 3-2-2. フォーカスされていることが 視 覚 的 に 認 知 できるようにする 3-2-3. フォーカスを 受 け 取 った 時 に 状 況 を 変 化 させない 4.オブジェクトに 関 する 事 項 4-1. 特 定 の 技 術 やプラグインに 対 応 していないブラウザの 配 慮 を 行 なう 4-1-1. プラグインを 使 用 しなくても 同 等 の 情 報 が 得 られるよう 配 慮 する 4-1-2. プラグインの 入 手 先 を 明 示 し 操 作 方 法 の をする 4-1-3. JavaScript によるページの 移 動 を 行 なわない 5.ダウンロードデータに 関 する 事 項 5-1. ダウンロードデータの 提 供 は その 必 要 性 について 考 慮 する 5-1-1. ダウンロードデータのみによる 情 報 提 供 は 行 なわない 5-1-2. ダウンロードデータは ファイルの 種 類 とファイルサイズを 明 示 する 5-2. PDF ファイルに 関 する 事 項 5-2-1. アクセシビリティに 配 慮 した PDF を 提 供 する 5-2-2. ファイルサイズの 大 きな PDF ファイルは 分 割 して 掲 載 する 6. 時 間 変 化 に 関 する 事 項 6-1. 時 間 変 化 を 伴 う 表 現 は 使 用 方 法 に 注 意 する 6-1-1. 変 化 する 画 像 移 動 及 び 点 滅 するテキストは 極 力 使 用 しない 7. 入 力 フォームに 関 する 事 項 - 3 -

7-1. 入 力 フォームに 関 する 事 項 7-1-1. ラベルは 分 かりやすい 位 置 に 配 置 し フォームの 構 成 部 品 に 関 連 づける 7-1-2. フォームの 入 力 や 選 択 の 操 作 で 状 況 を 変 化 させない 7-1-3. 入 力 すべき 内 容 と 入 力 方 法 を 説 明 する 7-1-4. 入 力 エラー 箇 所 を 知 らせ 修 正 を 知 らせる 配 慮 をする 7-1-5. 入 力 した 内 容 を 確 認 できるようにする 7-1-6. 入 力 した 内 容 を 継 承 できるようにする 7-1-7. 入 力 項 目 は 少 なくする 7-1-8. 制 限 時 間 は 設 けない 8. 音 声 や 映 像 に 関 する 事 項 8-1. 音 声 や 映 像 で 情 報 を 提 供 する 場 合 代 替 情 報 も 併 せて 提 供 する 8-1-1. 音 声 情 報 を 提 供 する 場 合 は 内 容 を 書 き 起 こしたテキストや 手 話 などの 代 替 情 報 を 提 供 する 8-1-2. 映 像 で 情 報 を 提 供 する 場 合 には 音 声 またはテキストで 代 替 する 8-2. 音 声 や 映 像 で 情 報 を 提 供 する 場 合 コントロールできるようにする 8-2-1. 音 や 映 像 は 自 動 的 に 再 生 しない 8-2-2. 音 や 映 像 の 再 生 は 利 用 者 がコントロールできるようにする - 4 -

構 成 記 述 区 分 ( 優 先 度 ) ガイドラインの 中 でも 取 組 の 優 先 度 を 表 しています 優 先 度 1 (a)jis 規 格 の 達 成 等 級 A 及 び AA に 該 当 し 目 標 達 成 の ために 取 り 組 まなければならないもの (b)jis 規 格 には 項 目 がないが 配 慮 することで 利 用 者 の 利 便 性 を 著 しく 増 加 させるもの 優 先 度 2 (a) 配 慮 することで 利 用 者 が 快 適 に 利 用 できるもの (b)jis 規 格 の 達 成 等 級 AAA に 該 当 し 利 用 者 の 利 便 性 に 大 きく 寄 与 するもの 優 先 度 3 JIS 規 格 の 達 成 等 級 AAA に 該 当 するもの ( 達 成 基 準 達 成 等 級 ) JIS X 8341-3:2010 に 規 定 される 達 成 基 準 とその 達 成 等 級 を 表 しています 達 成 基 準 ページの 作 成 において 対 応 すべき 個 別 的 な 要 件 を 規 定 したもの 達 成 等 級 アクセシビリティ 対 応 の 程 度 を 示 したもの ( 区 分 ) U(ユニバーサルデザイン 利 用 しやすさ)と A(アクセシビリティ 誰 でも 利 用 できる) のどちらに 配 慮 した 仕 様 かを 表 しています 取 組 の 内 容 を 掲 載 しています 配 慮 しなければならない を 掲 載 しています 作 業 内 容 を 掲 載 しています 制 作 したファイルの 確 認 方 法 を 掲 載 しています - 5 -

1.コンテンツ 制 作 の 基 本 事 項 1-1 使 用 する 規 格 を 明 確 にする 1-1-1. ウェブページを 作 成 する 際 には XHTML1.0 Transitional CSS2.0 を 用 い 文 字 コ ードは UTF-8 を 使 用 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :A ウェブページを 作 成 する 際 には XHTML1.0 Transitional CSS2.0 を 用 い 文 字 コードは UTF-8 を 使 用 する ただし プロモーションなどの 目 的 で 作 成 されるウェブサイト 想 定 するターゲットが 限 定 される 場 合 などで 最 新 の 規 格 を 用 いることにより 得 られる 利 便 性 汎 用 性 がより 高 い 効 果 を 発 揮 できる 場 合 には HTML5 CSS3.0 などを 用 いることができ る 記 述 言 語 は 日 々 進 化 を 遂 げ 現 状 複 数 のバージョンが 混 在 している 状 況 にある バー ジョンにより 記 述 方 法 が 異 なるため 同 じサイト 内 で 複 数 の 異 なる 規 格 のページがあると 動 作 確 認 や 品 質 チェックの 過 程 において 作 業 手 順 が 煩 雑 となりやすい また ウェブサイ トのリニューアルを 行 う 際 にも 複 数 規 格 の 混 在 によって 移 行 作 業 等 が 円 滑 に 行 われな い 可 能 性 が 高 くなってしまう 編 集 ソフトの 基 本 設 定 を XHTML1.0 Transitional UTF-8 に 定 める 図 1-1-1A 編 集 ソフトの 設 定 例 初 期 設 定 ドキュメントタイプとして XHTML 1.0 Transitional が 設 定 されている W3C の 提 供 する 検 証 サービスを 利 用 する (W3C Markup Validation Service http://validator.w3.org/) - 6 -

1-1-2. ウェブページのソースコードは 使 用 する 技 術 や 仕 様 に 従 って 記 述 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.4.1.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.4.1.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A W3C が 勧 告 する Web 標 準 に 従 って 記 述 する ウェブブラウザ 及 びウェブサイトを 閲 覧 するための 機 器 やソフトウェアは W3C の 定 める 規 格 に 則 って 設 計 制 作 されている そのため 特 定 のウェブブラウザのみが 備 える 機 能 仕 様 など 規 格 の 定 めにない 記 述 を 行 ってしまうと 意 図 した 機 能 が 動 作 しなかったり 情 報 が 表 示 されなかったり 誤 った 情 報 が 表 示 されたりする 可 能 性 がある W3C が 非 推 奨 としている HTML 要 素 や 視 覚 的 な 効 果 を 施 すための HTML 要 素 は 使 用 し ない 特 に 以 下 の HTML 要 素 を 用 いることで 得 られる 効 果 は CSS で 代 替 可 能 であることに 注 意 する font 要 素 center 要 素 u 要 素 s 要 素 strike 要 素 b 要 素 i 要 素 big 要 素 small 要 素 tt 要 素 また 非 推 奨 属 性 についても 使 用 しないよう 努 める W3C の 提 供 する 検 証 サービスを 利 用 する (W3C Markup Validation Service http://validator.w3.org/) - 7 -

1-1-3. 基 本 言 語 を 指 定 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.1.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 日 本 語 を 主 体 とするページには 基 本 言 語 として 日 本 語 を 指 定 する ウェブページで 記 載 されている 言 語 にあった 言 語 コードが 指 定 されていないと 不 適 切 な 文 字 が 表 示 されてしまう 可 能 性 がある また そのページを 音 声 読 み 上 げソフトで 読 み 上 げた 場 合 に 正 しい 読 み 上 げが 行 われない 可 能 性 がある 日 本 語 を 主 体 とするページには HTML の 場 合 は <html lang="ja"> と 記 述 する XHTML の 場 合 は 図 1-1-3A のように xml:lang= ja を 併 記 する 外 国 語 を 主 体 とするページの 場 合 には その 言 語 ごとに 適 切 なソースコードを 記 述 する 図 1-1-3A 主 たる 言 語 が 日 本 語 であるページの 言 語 コード 記 載 例 ウェブページのソースコードを 表 示 し <html lang="ja">と 記 述 されていることを 確 認 する - 8 -

1-1-4. 部 分 的 に 異 なる 言 語 を 用 いる 場 合 その 言 語 に 適 した 言 語 コードを 記 述 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.1.2 達 成 等 級 :AA 区 分 :A ページの 主 体 となる 言 語 と 異 なる 言 語 を 部 分 的 に 用 いる 場 合 には 言 語 が 切 り 替 わった 箇 所 を lang 属 性 を 用 いて 明 示 する ウェブページで 記 載 されている 言 語 にあった 言 語 コードが 指 定 されていないと 不 適 切 な 文 字 が 表 示 されてしまう 可 能 性 がある また そのページを 音 声 読 み 上 げソフトで 読 み 上 げた 場 合 に 正 しい 読 み 上 げが 行 われない 可 能 性 がある 1-1-3 で 定 めるとおり ページの 主 体 となる 言 語 の 言 語 コードを 記 述 することに 加 え 部 分 的 に 異 なる 言 語 を 用 いる 場 合 にも 言 語 が 切 り 替 わった 箇 所 を lang 属 性 を 用 いて 明 示 する 図 1-1-4A 英 語 が 用 いられている 箇 所 に lang 属 性 を 記 述 している ウェブページのソースコードを 表 示 し 部 分 的 に 異 なる 言 語 を 用 いている 箇 所 について 適 切 な 言 語 コードが 記 述 されていることを 確 認 する - 9 -

1-2 ページ 制 作 サイズは 表 示 サイズ 等 に 配 慮 する 1-2-1. 横 スクロールが 発 生 しないよう ページ 幅 を 配 慮 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U ページを 表 示 した 際 小 さな 画 面 で 表 示 しても 横 スクロールが 発 生 しないよう 表 示 エリ アに 合 わせてページ 幅 が 変 わるなどの 配 慮 を 施 すようにする ウェブページを 閲 覧 する 場 合 横 スクロールが 発 生 すると 一 行 読 むたびに 左 右 のスクロ ールが 必 要 となり スムースな 閲 覧 ができなくなってしまう PC だけでなく スマートフ ォン 携 帯 電 話 など 画 面 の 小 さな 機 器 での 閲 覧 を 考 慮 する 必 要 がある 図 1-2-1A 横 スクロールが 発 生 すると スムースな 閲 覧 ができない 下 記 に 示 す 方 法 のうち ウェブサイトの 目 的 や 想 定 するターゲットを 元 に 選 択 的 に 制 作 す る 機 器 の 表 示 エリアに 合 わせて ページ 幅 が 変 化 するように 制 作 する 閲 覧 する 機 器 に 合 わせた 複 数 のページを 生 成 する ウィンドウ 幅 を 1024 ピクセルにした 場 合 に 横 スクロールが 発 生 しないサイズで 作 成 する ウェブブラウザのウィンドウ 幅 を 1024 ピクセル 程 度 にした 状 態 で 横 スクロールが 発 生 しないこと 及 び 表 示 されない 部 分 がないことを 確 認 する - 10 -

1-2-2. ページの 長 さは 3 画 面 分 程 度 に 収 める 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U ページの 長 さは 650 ピクセルを 1 画 面 とし 3 画 面 以 内 に 収 める ページの 長 さが 著 しく 長 くなると スクロール 作 業 が 煩 雑 になったり 情 報 量 が 多 くなる ことで 目 的 の 情 報 が 探 しにくくなったりしてしまう 図 1-2-2A ページの 長 さの 上 限 (イメージ) ページの 長 さは 650 ピクセルを 1 画 面 とし 3 画 面 以 内 に 収 め それを 超 える 場 合 には 別 ペー ジを 作 成 することを 原 則 とする ただし ページ を 分 けることが 誤 解 につながるおそれがあるな どの 場 合 には コンテンツの 状 況 に 応 じて 以 下 の 方 法 をとる 適 宜 見 出 しをつける ページの 先 頭 に 概 要 を 掲 載 する 簡 潔 な 表 現 に 変 えられないか 検 討 する - 11 -

1-2-3. 印 刷 時 に A4 用 紙 に 収 まるよう 適 切 な 設 定 をする 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U 利 用 者 がウェブページを 印 刷 した 際 A4 用 紙 ( 縦 位 置 )に 収 まるよう 適 切 な 設 定 をする ウェブページの 幅 が A4 用 紙 の 幅 以 上 に 設 定 されていると 利 用 者 がウェブページを 印 刷 し た 際 に 一 部 の 情 報 が 印 刷 対 象 にならないなど 情 報 が 不 足 してしまう 可 能 性 が 高 い ページの 横 幅 を A4 に 収 まるサイズに 固 定 して 作 成 してもいいが その 場 合 画 面 表 示 時 に 余 白 が 多 くなり 閲 覧 時 の 効 率 が 良 くない そのため ページの 横 幅 を 出 力 先 に 応 じて 変 化 させることができるようにしておく また その 際 2-1-3 で 示 すように メニューや 余 分 な 装 飾 を 取 り 払 った 印 刷 用 のスタイル を 用 意 しておくことで さらに 使 い 勝 手 がよくなる ウェブページを 印 刷 し すべての 情 報 が 印 刷 結 果 に 現 れるか 確 認 する - 12 -

1-3. レイアウトとコンテンツを 分 離 する 1-3-1. レイアウトや 装 飾 など 視 覚 表 現 の 制 御 には スタイルシートを 用 いる 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.3.1 達 成 等 級 :A 区 分 :U A レイアウトや 装 飾 など 視 覚 表 現 の 制 御 には CSS を 用 い HTML には 文 書 構 造 を 適 切 に 記 述 する HTML には 装 飾 を 行 うための 要 素 も 定 められているが 多 くは 非 推 奨 であったり CSS による 代 替 が 強 く 求 められたりしているなど 本 来 は 文 書 の 構 造 を 記 述 するための 言 語 で ある レイアウトや 装 飾 といった 視 覚 的 な 表 現 に 関 わる 部 分 は スタイルシートによって 記 述 することで 利 用 機 器 に 合 わせた 出 力 が 容 易 になったり ファイルサイズの 軽 減 につ ながったりといったメリットが 生 じる 図 1-3-1A ウェブページの 構 成 イメージ スタイルシートを 利 用 する スタイルシートを 無 効 にしてウェブページを 閲 覧 した 際 情 報 の 不 足 がないことを 確 認 す る - 13 -

1-4. 適 切 なフォルダ 名 ファイル 名 をつける 1-4-1. フォルダ 名 ファイル 名 は 半 角 英 数 字 を 用 い 簡 潔 に 表 現 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U フォルダ 名 やファイル 名 は 半 角 英 数 字 を 用 いる また その 際 数 字 の 羅 列 や 意 味 のな い 文 字 列 ではなく 内 容 を 想 起 しやすい 名 前 にすることが 望 ましい ひらがな カタカナ 漢 字 全 角 の 英 数 字 は 正 しく 処 理 できなかったり アドレスとし て 扱 われる 際 別 の 形 式 に 置 き 換 わったりするため 使 用 しないようにする 半 角 英 数 字 を 用 いた 場 合 にも 単 なる 数 字 の 羅 列 や 意 味 のない 文 字 列 を 使 用 してしまうと 内 容 を 理 解 する 助 けにならなかったり 直 接 入 力 をする 際 に ミスにつながったりしやすい 図 1-4-1A 漢 字 を 用 いた 場 合 別 の 文 字 に 置 き 換 わることがある ファイル 名 には 半 角 英 数 字 を 用 いる その 際 に 短 くても 意 味 がわかるよう また - _ などを 用 いて 単 語 や 意 味 の 区 切 りなどを 示 すと よりわかりやすくなる 場 合 がある 以 下 についても 命 名 指 針 として 定 める 各 フォルダ(ディレクトリ) 及 び コンテンツ 群 ( 複 数 ページの 内 容 的 なまとまり)の 最 初 のページのファイル 名 は index.html とする HTML の 拡 張 子 は.html に 統 一 する (.htm は 用 いない ) 図 1-4-1B 数 字 などの 羅 列 では 内 容 がわからないが 言 葉 を 使 うと 内 容 がイメージできる ファイルやフォルダ 名 に 全 角 文 字 を 用 いていないことを 確 認 する ファイルやフォルダ 名 に 半 角 カナを 用 いていないことを 確 認 する ファイルやフォルダ 名 は 適 度 な 長 さを 保 っていることを 確 認 する - 14 -

1-5. ファイルサイズを 小 さくする 1-5-1. ファイルサイズの 少 ないページを 作 成 するよう 心 がける 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U ウェブページはファイルサイズを 増 加 させてしまうような 不 要 な 装 飾 を 避 け 写 真 はサム ネイルを 置 き 大 きな 写 真 は 別 ページで 表 示 させるようにするなど ファイルサイズが 少 なくなるよう 心 がける 利 用 者 の 中 には アナログ 回 線 携 帯 電 話 など 通 信 速 度 が 十 分 ではない 環 境 で 利 用 して いる 方 もいる また 災 害 など 通 信 の 輻 輳 によって 十 分 な 速 度 で 閲 覧 ができないことも 起 こりうる ファイルサイズが 大 きいと 閲 覧 時 の 読 み 込 みに 時 間 がかかり 利 用 者 のスト レスになるとともに 必 要 な 情 報 を 取 得 できない 恐 れがある HTML コメントなど 表 示 に 関 係 のない 文 字 は 極 力 記 述 しない 画 像 を 使 用 する 際 は トリ ミングやリサイズなどファイルサイズが 小 さくなるような 処 理 を 施 す 大 きな 写 真 を 掲 載 する 必 要 がある 場 合 には はじめに 小 さな 写 真 を 表 示 させ 利 用 者 の 求 めに 応 じて 別 ペー ジに 大 きな 写 真 を 掲 載 するなどの 方 法 を 取 る 図 1-5-1A ファイルサイズを 測 るツールを 使 うと 簡 単 にファイルサイズが 計 測 できる 画 面 は Web Developer Extension のもの HTML CSS 画 像 など ページを 表 示 するのに 必 要 なファイルのファイルサイズ 合 計 が 100KB 以 内 になっているか 確 認 する - 15 -

2.コンテンツの 構 成 や 仕 組 みについて 配 慮 する 事 項 2-1. コンテンツの 制 作 に 関 する 事 項 (レイアウト) 2-1-1. 位 置 や 表 示 スタイルなどに 一 貫 性 のある 基 本 操 作 部 分 を 提 供 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.2.3 達 成 等 級 :AA 区 分 :U ウェブサイト 全 体 に 位 置 表 示 スタイルや 表 記 など 一 貫 性 を 持 たせた 基 本 操 作 部 分 を 提 供 し メニューやナビゲーションに 統 一 感 を 持 たせる ページごとに 操 作 方 法 や ボタンの 名 称 位 置 などが 異 なっていると ページごとに 使 い 方 を 新 たに 学 習 しなければならず 情 報 が 探 しにくくなってしまう メニューやナビゲー ションに 統 一 感 があることで 同 じサイトであるという 安 心 感 が 生 まれるとともに 操 作 を 覚 えなおす 必 要 がないので 迷 いが 生 じにくくなる ほかのページと 同 じレイアウトが 提 供 されているか 確 認 する - 16 -

2-1-2. フレームは 使 用 しない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U A 複 数 の 領 域 にそれぞれ 別 のページを 読 み 込 み 1 つのページのように 見 せる フレーム (frame 要 素 frameset 要 素 )を 使 用 しない フレームは 一 部 のウェブブラウザでは 利 用 できない 上 複 数 のページが 同 時 に 表 示 される ため 音 声 読 み 上 げソフトでは 切 り 替 え 操 作 が 必 要 になり 情 報 の 取 得 が 難 しい また ページを 遷 移 してもウェブブラウザに 表 示 される URL(アドレス)が 変 わらなかっ たり フレーム 内 の 1 ページのみが 単 独 で 表 示 された 場 合 にナビゲーションが 失 われてし まうなど 使 い 勝 手 が 悪 くなってしまう 図 2-1-2A B から C にページを 遷 移 しても 見 かけ 上 のアドレス(frame.html)が 変 わらない フレームは メニューと 本 文 を 分 割 する 方 法 として 採 用 されることがあったが 前 述 のよ うな 使 いにくさがある 複 数 のページに 共 通 するメニューを 設 置 したい 場 合 には 各 ペー ジにメニューを 自 動 的 に 生 成 するしくみを 用 いるなど フレームを 用 いず 一 つのページと して 作 成 する フレームを 使 っていないか 確 認 する - 17 -

2-1-3. 印 刷 時 は メニューなどの 不 必 要 な 情 報 を 除 いて 印 刷 できるようにする 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U 印 刷 を 行 う 際 には 必 要 な 情 報 が 見 やすいように 共 通 するメニューを 取 り 除 いた 状 態 で 印 刷 できるようにする ウェブページを 印 刷 するのは デザインやナビゲーションではなく ページに 表 示 される 情 報 そのものを 必 要 としている 場 合 がほとんどである ナビゲーション 部 分 が 印 刷 される ことで 本 文 の 印 刷 面 積 が 少 なくなってしまったり 必 要 以 上 に 多 くの 用 紙 を 必 要 としてし まったりする 印 刷 に 適 したスタイルを 定 義 したスタイルシートを 用 意 する 印 刷 もしくは 印 刷 プレビュー 機 能 を 用 いて 余 計 な 情 報 が 印 刷 されないか 確 認 する - 18 -

2-2. コンテンツの 制 作 に 関 する 事 項 (コンテンツ) 2-2-1. 適 切 なページタイトルを 設 定 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.4.2 達 成 等 級 :A 区 分 :U A そのページの 内 容 を 表 すページタイトル(title 要 素 )を 設 定 する ページタイトル(title 要 素 )は そのウェブページのタイトルとして お 気 に 入 り に 登 録 した 場 合 のタイトルになったり 検 索 結 果 の 表 示 画 面 でもリンク 文 字 列 として 表 示 され たりする また ソーシャルメディアなどで 情 報 が 流 通 する 際 にも 最 も 目 に 触 れるものと なる そのため ページの 内 容 が 表 現 されていないと 内 容 を 理 解 できなかったり その ページの 魅 力 が 伝 わりにくくなってしまう 図 2-2-1-A タイトルは ウェブブラウザのタイトルバーに 表 示 されるだけでなく お 気 に 入 り (ブックマーク) 登 録 時 の 名 前 としても 使 用 される ページタイトルを 設 定 する 際 には 以 下 の 条 件 を 守 る ページの 内 容 を 表 すものにする 他 のページとの 重 複 を 避 ける 長 崎 県 であることを 含 める 25 文 字 程 度 に 抑 える( 少 なくとも そこまでで 他 と 区 別 できるようにする) ページタイトルを 見 て ページの 内 容 が 想 像 できるかを 確 認 する - 19 -

2-2-2. 適 切 な HTML 要 素 を 用 いて 文 書 の 構 造 を 記 述 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.3.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.4.6 達 成 等 級 :A 区 分 :A 見 出 し 段 落 リストなどを 示 す HTML 要 素 を 用 いて 文 書 の 構 造 を 適 切 に 記 述 する HTML は 文 書 の 構 造 を 記 述 するための 言 語 である 見 出 し(h1 h2 h3 h4 h5 h6) 要 素 リスト( 箇 条 書 き:ul ol li dl dt dd) 要 素 段 落 (p) 要 素 引 用 (blockquote) 要 素 などを 用 いて 適 切 に 文 書 構 造 を 記 すことで 検 索 エンジンでは 構 造 に 応 じた 重 みづ けが 音 声 読 み 上 げソフトでは 構 造 に 応 じた 音 声 の 変 化 がおき 情 報 の 正 確 な 理 解 に 寄 与 する 見 出 しや 段 落 リストなどを 適 切 に 用 いる 文 字 の 大 きさを 変 えることで 見 出 しのような 表 現 をしたり などの 記 号 を 用 い て 箇 条 書 きのように 見 せたりすることは 避 ける 見 出 しは 文 書 の 内 容 が 分 かる 表 現 とする 図 2-2-2A 箇 条 書 きの 正 しい 記 述 と 記 号 と 改 行 を 用 いて 箇 条 書 きのような 表 現 を 行 った 例 適 切 な HTML 要 素 を 用 いて 文 書 の 構 造 を 記 述 しているか 確 認 する 文 字 の 大 きさなど 見 た 目 だけで 構 造 の 表 現 をしていないか 確 認 する - 20 -

2-2-3. 現 在 位 置 を 示 す 情 報 を 付 与 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :7.2.4.8 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U パンくずリスト(トピックパスとも 呼 ばれる)を 各 ページにつける 長 崎 県 ウェブサイトは 膨 大 なページ 数 があるため 全 体 の 構 成 や 現 在 地 を 把 握 できない と 迷 子 になってしまう 可 能 性 がある サイト 内 での 位 置 と 上 位 階 層 へのリンクを 備 えた パンくずリストをつけることで 現 在 地 やサイト 全 体 の 構 成 の 把 握 がしやすくなる 各 ページには パンくずリストを 設 置 する トップページから 現 在 のページまでの 途 中 の 階 層 カテゴリをサイト 構 成 に 合 わせてシンプルなリンクとして 表 現 する 図 2-2-3A パンくずリスト 設 置 例 パンくずリストが 設 置 されていることを 確 認 する - 21 -

2-2-4. 文 字 の 色 はウェブセーフカラーを 用 いる 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :A 文 字 色 はウェブセーフカラーの 中 から 選 択 し それ 以 外 の 色 は 極 力 使 用 しない ウェブセーフカラー 以 外 の 色 を 用 いると 閲 覧 環 境 の 違 いによって 色 が 変 わってしまう 可 能 性 がある 閲 覧 環 境 に 関 わらず 正 しく 表 示 できるウェブセーフカラーのみを 使 用 する 複 数 の 閲 覧 環 境 で 表 示 色 に 大 きなずれがないかを 確 認 する - 22 -

2-2-5. 文 字 の 色 と 背 景 の 色 には 十 分 なコントラストを 確 保 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.4.3 達 成 等 級 :AA 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.4.6 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 文 字 の 色 と 背 景 との 色 には 十 分 なコントラストを 確 保 し 読 みやすい 色 の 組 み 合 わせを 用 いる 文 字 の 色 と 背 景 の 色 に 十 分 なコントラストが 確 保 されていないと 文 字 の 識 別 が 困 難 にな ったり 情 報 が 見 つからなくなったりする シンプルな 配 色 を 心 がける 色 のコントラスト 比 は 4.5:1 を 確 保 する 図 2-2-5A 文 字 色 : 黒 (#000000)の 場 合 の 背 景 組 み 合 わせ 例 枠 下 に 示 す 数 字 は コントラスト 比 チェックツールを 用 いてコントラストを 確 認 する カラー コントラスト アナライザー2013J http://weba11y.jp/tools/cca/ - 23 -

2-2-6. 文 字 の 大 きさは pt px で 指 定 しない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.4.4 達 成 等 級 :AA 区 分 :A 文 字 サイズの 指 定 は 相 対 的 な 単 位 を 使 用 し pt px などの 単 位 を 使 用 しない また 書 体 の 指 定 もしない pt px の 単 位 を 用 いると ウェブブラウザによっては 文 字 サイズの 設 定 を 変 更 しても 表 示 される 文 字 の 大 きさを 変 えることができないため 小 さな 文 字 が 読 みづらいと 思 ってい ても 解 決 できない 文 字 のサイズは % もしくは em で 指 定 する また 原 則 として 書 体 は 指 定 しない ブラウザの 文 字 サイズを 変 更 した 際 文 字 の 大 きさが 変 更 されるか 確 認 する ( 現 状 のブラウザの 多 くは 文 字 サイズの 設 定 に 用 いている 単 位 に 関 係 なく 文 字 および 画 面 全 体 の 拡 大 縮 小 が 可 能 となっている 文 字 だけを 拡 大 などのメニューにより 文 字 サイズのみを 変 更 することができる - 24 -

2-3. 情 報 提 供 に 関 する 事 項 2-3-1. 分 かりやすい 文 章 で 表 現 する 優 先 度 :3 達 成 基 準 :7.3.1.5 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U 分 かりやすい 文 章 で 表 現 する 必 要 に 応 じて 対 象 者 の 理 解 力 読 解 力 に 合 わせた 別 のコ ンテンツを 用 意 する 文 章 が 分 かりにくかったり 主 語 述 語 の 関 係 が 明 確 でなかったりすると 誤 解 が 生 じた り 理 解 が 不 十 分 になってしまったりする 場 合 がある 中 学 校 教 育 レベルの 読 解 力 で 分 かる 文 章 で 表 現 する 総 務 文 書 課 作 成 の 分 かりやすく 親 しみやすい 文 書 づくりのために を 参 照 する 別 のコンテンツ( 子 ども 向 けページなど)を 用 意 する 文 章 だけではなく 図 やイラストなどを 用 いる 1つの 文 章 は40 文 字 以 内 を 目 安 とする 主 語 述 語 の 関 係 を 明 確 に 示 し 簡 潔 な 文 章 構 造 にする 分 かりやすい 表 現 文 章 になっているか 確 認 する 必 要 に 応 じて 想 定 する 対 象 者 に 文 章 を 読 んでもらう 総 務 文 書 課 作 成 の 分 かりやすく 親 しみやすい 文 書 づくりのために で 確 認 する - 25 -

2-3-2. カタカナ 文 字 外 国 語 専 門 用 語 を 多 用 しない 優 先 度 :3 達 成 基 準 :7.3.1.3 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U カタカナ 文 字 外 国 語 専 門 用 語 を 多 用 しない 用 語 や 表 記 が 一 般 的 ではないことによって 誤 解 が 生 じたり 理 解 が 不 十 分 になってしま ったりする 場 合 がある カタカナ 文 字 外 国 語 専 門 用 語 の 代 わりに 一 般 的 な 用 語 わかりやすい 表 現 に 置 き 換 えられるかを 検 討 する 用 いようとするカタカナ 文 字 外 国 語 専 門 用 語 に 一 般 性 があり その 表 現 が 有 益 である と 認 められる 場 合 には 置 き 換 えをしない 例 ) パブリックコメント 置 き 換 え 例 : 意 見 公 募 手 続 意 見 募 集 ガイドライン 置 き 換 え 例 : 指 針 用 いようとするカタカナ 文 字 外 国 語 専 門 用 語 に 一 般 性 があるか 判 断 する - 26 -

2-3-3. 略 語 を 使 用 する 場 合 は 最 初 に 説 明 を 行 う 優 先 度 :3 達 成 基 準 :7.3.1.4 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U 略 語 を 使 用 する 場 合 には 初 めてその 言 葉 を 用 いる 際 に 正 式 表 記 を 添 える もしくは 正 式 表 記 の 書 かれた 箇 所 へのリンクを 設 定 する 用 語 や 表 記 が 一 般 的 ではないことによって 誤 解 が 生 じたり 理 解 が 不 十 分 になってしま ったりする 場 合 がある 略 語 が 出 現 した 際 には 単 語 の 後 ろにカッコ 書 きで 正 式 表 記 を 明 示 する もしくは 脚 注 や 用 語 集 のページなどの 正 式 表 記 の 書 かれた 箇 所 に 対 してリンクを 設 定 する ただし 略 語 表 記 が 一 般 的 であり 正 式 表 記 を 添 えなくとも 言 葉 の 理 解 度 に 差 異 がない 場 合 にはこの 限 りではない 例 ) 国 体 ( 国 民 体 育 大 会 ) NPO( 非 営 利 団 体 / 特 定 非 営 利 活 動 法 人 ) 一 般 的 ではない 略 語 に 正 式 表 記 が 明 示 されているか 確 認 する - 27 -

2-3-4. 読 みの 難 しい 言 葉 は 読 み 方 を 明 示 する 優 先 度 :3 達 成 基 準 :7.3.1.6 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U 人 名 や 地 名 などで 漢 字 の 読 み 方 が 難 しい 場 合 一 般 的 な 読 みと 異 なる 場 合 複 数 の 読 み 方 ができる 場 合 などには 読 み 方 を 明 示 する 外 国 の 方 ( 日 本 語 を 母 国 語 としない 方 )や 子 どもなど 漢 字 の 読 み 方 や 意 味 を 理 解 しにく い 利 用 者 にとって 読 み 方 がわからないことによって 誤 解 が 生 じたり 理 解 が 不 十 分 に なってしまったりする 場 合 がある 読 みの 難 しい 単 語 が 出 現 した 際 には 単 語 の 後 ろにカッコ 書 きで 読 み 方 を 併 記 する 読 みが 難 しいと 思 われる 言 葉 に 読 み 方 が 明 示 されているか 確 認 する - 28 -

2-3-5. 単 語 の 途 中 にスペースや 改 行 を 入 れない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.3.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 体 裁 を 整 えるために 単 語 の 途 中 にスペースや 改 行 を 入 れない 図 2-3-5A の 日 時 定 員 ように 体 裁 を 整 える 目 的 で 単 語 の 途 中 にスペースや 改 行 が 入 っていると 日 時 定 員 と 認 識 されず 音 声 読 み 上 げソフトで 誤 った 読 み 上 げ 結 果 になったり 自 動 翻 訳 で 誤 った 翻 訳 結 果 になったりする 図 2-3-5A 体 裁 を 整 えるために 単 語 の 途 中 にスペースや 改 行 を 入 れない 文 字 の 間 隔 や 文 字 の 表 示 範 囲 ( 幅 )を 調 整 したい 場 合 には スタイルシートを 用 いる 単 語 の 途 中 にスペースや 改 行 が 入 っていないか 目 視 する 音 声 読 み 上 げソフトは 表 記 に 問 題 がない 場 合 でも 誤 読 が 避 けられない 正 しい 読 み 上 げ をさせるために 漢 字 をひらがなに 改 めることなどは 過 剰 な 対 応 となり 適 切 ではない - 29 -

2-3-6. 機 種 依 存 文 字 は 使 用 しない 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :A 丸 付 き 文 字 や 省 略 記 号 などのいわゆる 機 種 依 存 文 字 及 び 半 角 カタカナは 使 用 しない 丸 付 き 文 字 や 省 略 記 号 などのいわゆる 機 種 依 存 文 字 や 半 角 カタカナをページ 上 に 用 いると 閲 覧 環 境 の OS や 文 字 コードの 違 いによって 意 図 する 文 字 と 違 う 文 字 が 表 示 されたり 全 く 表 示 されなかったりしてしまう 丸 付 き 文 字 や 省 略 記 号 など 図 2-3-6A に 示 す 文 字 は 使 用 しない 丸 付 き 文 字 や 省 略 記 号 など 図 2-3-6A に 示 す 文 字 を 使 用 していないか 確 認 する 図 2-3-6A - 30 -

2-3-7. 色 だけで 情 報 の 識 別 や 指 示 をしない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.4.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 情 報 の 識 別 や 指 示 は 色 だけに 依 存 した 表 現 を 用 いず テキストなどの 情 報 を 合 わせて 提 供 する 色 の 識 別 が 難 しい 利 用 者 や モノクロディスプレイのような 色 を 表 示 できない 環 境 では 色 だけに 依 存 した 表 現 を 用 いると 情 報 の 違 いを 識 別 できない 可 能 性 がある また 音 声 読 み 上 げソフトでは 色 による 区 別 を 音 声 で 表 現 しないため 同 様 に 情 報 の 識 別 ができ ない 図 2-3-7A では 休 館 日 であることを 赤 字 という 色 のみで 伝 えている 図 2-3-7B で は 赤 字 であることに 加 え 太 字 であること さらには 2012 年 9 月 の 休 館 日 は とい うテキストでの 説 明 を 付 加 している そのため 色 が 表 示 できない 場 合 でも 休 館 日 に 関 する 情 報 を 正 しく 伝 えることができる 図 2-3-7A 図 2-3-7B - 31 -

図 2-3-7C 図 2-3-7D 図 2-3-7C では 入 力 欄 の 背 景 色 の 色 を 変 化 させることのみで 入 力 必 須 項 目 任 意 項 目 の 別 を 表 現 している 図 2-3-7D では ( 必 須 ) というテキスト 情 報 を 合 わせて 提 供 してい る このように 文 字 色 や 背 景 色 図 中 の 色 分 けなど 色 に 依 存 した 情 報 提 供 を 行 う 場 合 には 色 だけで 情 報 の 識 別 や 指 示 をするのではなく 色 がなくても 意 味 が 伝 わるようテキストな どの 情 報 を 合 わせて 提 供 する 色 だけに 依 存 した 表 現 が 用 いられていないか モノクロでの 表 示 (もしくは 印 刷 ) 結 果 を 確 認 する - 32 -

2-3-8. 形 や 位 置 だけで 情 報 の 識 別 や 指 示 をしない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.3.3 達 成 等 級 :A 区 分 :A 情 報 の 識 別 や 指 示 は 形 や 位 置 だけに 依 存 した 表 現 を 用 いず テキストなどの 情 報 を 合 わ せて 提 供 する 表 組 みなどで 用 いられる といった 記 号 文 字 は 音 声 読 み 上 げソフトでは 意 図 したとおりに 読 み 上 げられない 場 合 がある また 左 のボタン 右 のボタン など 位 置 だけで 指 し 示 した 表 現 を 用 いると 音 声 読 み 上 げソフト 利 用 者 は 画 面 上 の 位 置 が 把 握 できず 操 作 することができない 図 2-3-8A では を 記 号 文 字 で 表 記 している 図 2-3-8B は 音 声 読 上 げソフト 利 用 者 にも 情 報 を 伝 えられるよう 説 明 を 付 加 している 例 図 2-3-8C では 記 号 を 画 像 に し その 代 替 テキストに 説 明 を 加 えている 例 である 図 2-3-8A 図 2-3-8B - 33 -

図 2-3-8C 図 2-3-8D は 位 置 だけで 指 し 示 した 表 現 となっているため 図 2-3-8E のように 位 置 が 把 握 できなくても 操 作 できるような 表 現 に 変 更 している 図 2-3-8D 図 2-3-8E 形 や 位 置 だけに 依 存 した 表 現 が 用 いられていないか 確 認 する - 34 -

2-3-9. 日 付 時 刻 通 貨 単 位 は 漢 字 表 記 を 基 本 とする 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :A 日 付 や 時 刻 を 表 す 場 合 には : / - などではなく 月 日 時 などを 用 いる 日 付 や 時 刻 を 表 すのに 記 号 を 用 いると 音 声 読 み 上 げソフトで 正 しく 読 み 上 げなかった り 文 化 習 慣 の 違 いにより 解 釈 が 異 なったりしてしまう 日 付 :2012 年 9 月 10 日 時 刻 : 午 前 10 時 25 分 通 貨 :1,580 円 と 表 記 する 日 付 時 刻 通 貨 単 位 に 漢 字 を 用 いているか 確 認 する - 35 -

2-3-10. サイト 内 で 使 う 言 葉 は 全 ページで 統 一 した 言 葉 を 用 いる 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.2.4 達 成 等 級 :AA 区 分 :U 主 要 なナビゲーションの 名 称 や 送 りがななど 言 葉 の 表 記 を 統 一 する 同 じ 内 容 を 複 数 の 言 葉 で 表 したり 同 じ 言 葉 の 表 記 が 統 一 されていなかったりすると 示 している 内 容 が 明 確 でなくなり 利 用 者 が 混 乱 する 複 数 ページを 見 て 表 記 が 統 一 されているか 確 認 する - 36 -

2-3-11. 利 用 者 からの 問 い 合 わせ 方 法 を 記 述 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U ページには 情 報 発 信 者 の 連 絡 先 を 掲 載 する 利 用 者 がページの 内 容 について 不 明 な 点 があった 際 問 い 合 わせ 先 が 明 示 されていない と どこに 問 い 合 わせていいのかわからず 不 満 を 覚 える また 担 当 ではない 部 署 に 問 い 合 わせが 行 くことによって 回 答 に 時 間 がかかったり 本 来 の 業 務 に 支 障 をきたしたりす ることになる 各 ページには 以 下 の 情 報 をもれなく 記 載 する 情 報 発 信 日 ( 更 新 日 ) 情 報 発 信 部 署 ( 課 ) 情 報 発 信 部 署 の 所 在 地 情 報 発 信 部 署 の 電 話 番 号 FAX 番 号 情 報 発 信 部 署 のメールアドレス(もしくは 問 い 合 わせフォーム) 電 話 だけでは 聴 覚 障 害 者 の 問 い 合 わせに 支 障 があるなど 障 害 や 身 体 特 性 経 験 等 によっ て 問 い 合 わせをしやすい 手 段 は 利 用 者 ごとに 異 なるので 必 ず 複 数 の 手 段 を 示 しておく 上 記 がもれなく 記 されているか 確 認 する - 37 -

2-4. イメージ( 画 像 等 )に 関 する 事 項 2-4-1. 画 像 リンク 画 像 には 適 切 な 代 替 テキストをつける 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.1.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.4.4 達 成 等 級 :A 区 分 :A 画 像 及 びリンク 画 像 には 文 脈 においてどのような 意 味 役 割 を 持 っているかを 表 現 する 適 切 な 代 替 テキストをつける ページ 上 に 画 像 が 掲 載 されている 場 合 画 像 だけでは 何 を 伝 えているかわからないので 代 替 テキストを 記 述 することでその 意 味 を 補 うことが 必 要 となる 画 像 (img 要 素 )に 対 して alt 属 性 を 設 定 する 何 が 書 かれている 画 像 なのかではなく 文 脈 上 どのような 意 味 を 持 つかが 重 要 意 味 を 持 たない 画 像 の 場 合 には alt 属 性 値 を 空 (alt="")とする 画 像 に 文 字 が 含 まれている 場 合 は その 文 字 を alt 属 性 に 含 める 複 雑 な 内 容 の 画 像 には 簡 潔 な alt 属 性 を 設 定 した 上 で 本 文 に 詳 しい 説 明 を 記 載 する リンク 画 像 には リンク 先 が 想 像 できる 文 言 で alt 属 性 を 設 定 する 図 2-4-1A 適 切 な alt 属 性 と 不 適 切 な alt 属 性 の 例 使 用 している 画 像 は 雪 だるま だが 雪 だるまは 文 脈 において 雪 という 意 味 を 持 っ ているため alt= 雪 とするのが 妥 当 画 像 が 表 示 されなかった 場 合 に 代 替 テキストを 読 むことで 意 味 が 通 じるかを 確 認 する - 38 -

2-4-2. 画 像 化 された 文 字 はできる 限 り 使 わない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.4.5 達 成 等 級 :AA 区 分 :A 文 字 情 報 は 必 要 不 可 欠 な 場 合 を 除 いては 画 像 化 せず テキストを 用 いて 情 報 を 提 供 する 画 像 を 見 ることができる 人 であっても 拡 大 や 色 の 反 転 行 間 の 変 更 などを 行 うことで 読 みやすさが 向 上 する 場 合 がある 文 字 が 画 像 化 されていると それらが 正 しく 機 能 しな かったり 十 分 な 効 果 が 見 込 めない 可 能 性 が 高 い 文 字 はテキスト 形 式 のままで 掲 載 する ただし スタイルシートでは 意 図 する 視 覚 表 現 ができない 正 しい 字 形 を 伝 える 必 要 があ るなどの 場 合 には 画 像 化 することができる 図 2-4-2A 長 崎 県 と 書 かれている 画 像 書 体 や 装 飾 に 特 徴 がないのであれば テキストで 表 現 する 画 像 化 されている 文 字 が テキストで 表 現 できるものでないか 確 認 する - 39 -

2-5. 表 に 関 する 事 項 2-5-1. レイアウトのために 表 (table 要 素 )を 使 用 しない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.3.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.3.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A レイアウトを 整 える 目 的 で table 要 素 を 使 用 しない table 要 素 は 表 組 の 要 素 であり 本 来 はレイアウトを 整 える 目 的 で 用 意 されたものではな い セルの 大 きさを 変 えたり 分 割 や 結 合 を 行 なったりすることで レイアウトを 整 える ことができるが 音 声 読 み 上 げソフトの 読 み 上 げ 順 に 乱 れが 生 じ 情 報 が 正 しく 伝 わらな い 可 能 性 がある table 要 素 は 表 を 作 成 するときにのみ 使 用 し レイアウトを 整 える 目 的 で 使 用 しない や むを 得 ず table 要 素 をレイアウト 目 的 で 使 用 する 場 合 には 読 み 上 げ 順 序 に 問 題 が 出 ない よう 表 の 組 み 方 を 工 夫 する レイアウトを 整 えるのには スタイルシートを 用 いる 表 以 外 の 部 分 に table 要 素 を 使 用 していないか 確 認 する - 40 -

2-5-2. 表 を 使 用 する 場 合 は 単 純 な 構 造 にし 読 み 上 げ 順 に 配 慮 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.3.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.3.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 表 を 使 用 する 場 合 は 単 純 な 構 造 にし 読 み 上 げ 順 に 配 慮 する また 表 には 分 かりやすい 表 題 をつける 表 は 図 2-5-2A のように 一 行 目 を 左 から 右 次 の 行 に 移 り 左 から 右 といった 順 に 処 理 さ れる 音 声 読 み 上 げソフトでも 同 じ 順 序 で 読 み 上 げられるため それを 意 識 しないと 意 図 した 順 序 で 読 み 上 げが 行 われないため 情 報 が 伝 わらなくなってしまう 図 2-5-2A 表 の 読 み 上 げ 順 序 を 表 現 した 図 1から9の 順 に 読 み 上 げられる 表 以 外 の 表 現 方 法 がないか 検 討 する 表 は 単 純 な 構 造 を 保 つ セルの 結 合 や 分 割 はできるだけしない 読 み 上 げ 順 を 考 慮 し 横 方 向 ( 行 )のデータを 意 識 する 内 容 を 簡 潔 に 表 す 表 題 をつける 表 は 単 純 な 構 造 になっているか 確 認 する - 41 -

2-6. リンクに 関 する 事 項 2-6-1. リンクは 相 互 の 間 隔 を 十 分 に 取 り 大 きな 面 積 を 確 保 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U リンクとリンクは 十 分 な 間 隔 を 確 保 し 一 つのリンクエリアは 十 分 な 面 積 を 確 保 する リンク 同 士 が 接 近 していると 複 数 のリンクが 一 つに 見 えてしまったり 意 図 しない 方 の リンクが 反 応 してしまったりと 誤 認 誤 操 作 の 原 因 となる リンクとリンクの 間 には 十 分 な 間 隔 を 設 けるか リンクではない 文 字 ( 記 号 を 含 む)を 間 に 置 くなどして 誤 動 作 を 防 ぐようにする また リンクエリアは スマートフォンな ど 小 さな 画 面 を 指 先 で 操 作 するなどの 場 合 も 考 慮 して 十 分 な 面 積 を 確 保 する 図 2-6-1A リンクの 相 互 の 間 隔 の 例 リンクではない 文 字 (ここでは )を 用 いてリ ンクとリンクの 間 隔 を 一 定 程 度 確 保 している また カーソルがリンクエリアに 入 ると 色 が 変 わるなど 操 作 対 象 となるリンクを 視 覚 的 な 変 化 で 表 現 するなどの 方 法 も 合 わせて 採 用 する リンクの 相 互 の 間 隔 が 十 分 であることを 確 認 する - 42 -

2-6-2. リンクを 設 定 する 場 合 は リンク 先 が 想 像 できる 文 言 で 表 す 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.4.4 達 成 等 級 :A 区 分 :U A リンクテキストを 読 むだけで リンク 先 の 内 容 が 想 像 できるよう リンクを 設 定 する こちらへ 詳 細 クリック のような リンク 先 を 具 体 的 に 表 現 していないリンク では 利 用 者 はどこにリンクするかが 事 前 にわからず 不 安 を 覚 える リンクテキストが リンク 先 の 内 容 を 具 体 的 に 示 すよう 配 慮 する また 長 崎 県 ウェブサイト 以 外 へのリンクを 設 定 する 場 合 には 外 部 へのリンクであるこ とを 明 示 する 図 2-6-2A リンクテキストを こちら ではなく リンク 先 の 内 容 で 具 体 的 に 置 き 換 えた 例 この 場 合 リンク 先 が PDF なので 5-1-2. ダウンロードデータは ファイルの 種 類 とファイルサイズを 明 示 する に 従 って PDF であることと そのファイルサイズを 合 わせて 記 載 している リンクテキストだけでリンク 先 の 内 容 がわかるか 確 認 する - 43 -

2-6-3. リンクを 開 く 際 は 新 しいウィンドウを 開 かない 優 先 度 :2 達 成 基 準 :7.3.2.5 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U A リンクを 開 く 際 は 同 じウィンドウ 内 で 遷 移 させる 新 しいウィンドウが 開 かれることで それに 気 づかず 戻 る が 利 かないと 思 ってしまっ たり 閲 覧 後 にウィンドウを 閉 じる 操 作 が 煩 雑 になったり 複 数 のウィンドウの 管 理 が 難 しかったりするなど 利 用 者 の 混 乱 を 招 いてしまうことがある リンクは 同 じウィンドウ 内 での 遷 移 を 原 則 とし 新 しいウィンドウは 開 かないようにす る 外 部 サイトである 場 合 や 一 連 の 手 続 きの 途 中 で 説 明 等 のリンクを 設 ける 場 合 など 新 しいウィンドウを 開 くことに 利 点 がある 場 合 には リンクテキストに 新 しいウィンド ウで 開 きます という 文 言 を 含 めるようにする 予 告 なく 新 しいウィンドウでリンクを 開 いていないか 確 認 する - 44 -

2-6-4. 自 動 的 にページを 更 新 したり 別 のページに 移 動 したりしない 優 先 度 : 1 達 成 基 準 :7.2.2.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.2.4 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 達 成 基 準 :7.3.2.5 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 利 用 者 の 許 可 を 得 ることなく ページを 自 動 的 に 書 き 換 えたり 別 のページに 移 動 したり しない ページを 自 動 的 に 書 き 換 えたり 別 のページに 自 動 的 に 移 動 したりすると 更 新 前 の 情 報 を 見 ることができなくなったり 読 み 終 わらないうちに 別 の 情 報 に 移 らなければいけなく なってしまったりするため 利 用 者 がページの 情 報 を 理 解 する 妨 げとなる ページの 自 動 的 な 更 新 自 動 的 な 移 動 は 避 ける 現 在 起 きていることを 伝 えるページなど 自 動 更 新 をすることが 有 効 な 場 合 もあるが そ の 場 合 でも 自 動 的 に 更 新 するか 利 用 者 の 任 意 のタイミングで 手 動 で 更 新 するかの 選 択 を 利 用 者 ができるようにしておく 図 2-6-4A サイトの 移 転 に 伴 う 告 知 の 例 数 秒 後 に 自 動 的 に 別 のページに 移 動 するのでは なく 移 転 先 を 明 示 し 利 用 者 の 判 断 動 作 に 委 ねる ページの 有 効 期 限 が 切 れた 場 合 などにおいても 自 動 的 にトップページに 移 動 するという 処 理 はせず 利 用 者 がどのような 行 動 をとるべきか 引 き 続 き 情 報 を 探 すのにどのような 選 択 肢 があるかを 示 すにとどめる ページを 開 き 内 容 が 自 動 的 に 更 新 もしくは 自 動 的 に 別 ページに 移 動 しないことを 確 認 する - 45 -

2-7. 管 理 に 関 する 事 項 2-7-1. 複 数 の 経 路 でページに 到 達 できるようにする 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.4.5 達 成 等 級 :AA 区 分 :U 各 ページでサイト 内 検 索 とサイトマップへのリンクを 提 供 する また カテゴリや 生 活 の 場 面 担 当 課 など 一 つの 情 報 掲 載 ページに 対 して 複 数 の 経 路 を 設 ける 利 用 者 によって その 情 報 への 到 達 経 路 のイメージが 異 なるため 経 路 が 一 つしかないと その 経 路 をイメージできない 利 用 者 は 情 報 にたどり 着 くことができない 特 定 の 情 報 に 対 して どのようなジャンル 属 性 の 情 報 であるかは 人 それぞれ 異 なってい るため どのような 観 点 からでも 情 報 にたどり 着 く 経 路 が 失 われないように 複 数 の 経 路 を 設 けておく 図 2-7-1A 利 用 者 が 望 む 分 類 イメージしやすい 経 路 でたどりつけるよう 複 数 の 経 路 を 用 意 する サイト 内 検 索 とサイトマップへのリンクが 提 供 されていることを 確 認 する 複 数 の 経 路 で 到 達 できることを 確 認 する - 46 -

2-7-2. 新 着 情 報 は 適 切 に 管 理 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U 新 着 情 報 は 掲 載 時 期 掲 載 期 間 掲 載 件 数 等 を 適 切 に 管 理 する 新 着 情 報 などの 時 系 列 の 情 報 は 掲 載 件 数 が 多 いと 見 つけにくく 掲 載 情 報 が 古 いと 情 報 やサイトに 対 する 信 頼 が 損 なわれてしまう また 掲 載 期 間 が 短 すぎると 利 用 者 の 目 に 触 れにくくなってしまう 新 着 情 報 の 掲 載 ルールを 以 下 のように 定 める 掲 載 件 数 : 原 則 10 件 以 下 掲 載 期 間 : 一 ヶ 月 未 満 また 新 規 掲 載 と 更 新 の 別 を 示 す 緊 急 性 の 有 無 によって 表 現 を 変 える 文 章 表 現 を 統 一 するなどの 工 夫 をする 古 い 情 報 がないかを 確 認 する - 47 -

2-7-3. 掲 載 期 間 の 過 ぎた 情 報 は 掲 載 しない 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U 掲 載 期 間 の 過 ぎた 情 報 ページ 及 び ページに 付 随 する 図 表 等 は ファイルそのものをサー バから 削 除 する 掲 載 期 間 の 過 ぎた 情 報 が 掲 載 されていると その 情 報 を 閲 覧 した 人 が 現 在 有 効 な 情 報 と 誤 認 してしまい 誤 った 情 報 取 得 につながる 恐 れがある 公 開 期 限 を 無 期 限 とはせず 一 定 時 期 に 期 限 を 設 ける 掲 載 開 始 時 期 と 同 様 掲 載 終 了 時 期 についてもチェックをする 毎 年 同 時 期 に 掲 載 される 情 報 は 新 旧 を 混 同 しやすいので 特 に 注 意 する 掲 載 期 間 が 終 了 した 情 報 が 掲 載 されていないか 確 認 する - 48 -

3. 操 作 性 に 関 する 事 項 3-1. さまざまな 使 用 方 法 に 対 応 できるようにする 3-1-1. マウスだけでなく キーボードですべての 操 作 ができるようにする 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.1.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.1.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A マウスがなくても キーボードだけですべての 機 能 が 使 え すべての 情 報 が 得 られるよう にする 視 覚 に 障 害 がある 方 の 場 合 には マウスカーソルの 位 置 情 報 が 得 られないため マウスの 使 用 が 困 難 であり 上 肢 に 障 害 がある 場 合 にも マウス 等 を 移 動 させての 操 作 が 困 難 であ る また 身 体 的 機 能 に 制 約 がなくても 外 出 時 や 上 級 者 など マウスが 接 続 されていな い 状 態 で PC を 扱 う 場 面 は 少 なくない キーボードのみによる 操 作 主 に Tab キーでの 項 目 移 動 や 画 面 のスクロール Enter キー による 実 行 が 動 作 するようにするとともに ドラッグ&ドロップなどマウス 特 有 の 操 作 を 必 要 としないことも 求 められる マウスを 使 わずとも キーボードだけですべての 機 能 が 使 え 情 報 が 得 られるかを 確 認 す る - 49 -

3-1-2. すべてのページに 共 通 する 部 分 を 読 み 飛 ばすことができるしくみを 提 供 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.4.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 共 通 操 作 部 分 など すべてのページに 存 在 し ページを 開 くごとに 読 む 必 要 がない 内 容 を 読 み 飛 ばすしくみを 提 供 する 共 通 操 作 部 分 は すべてのページに 設 置 されていて 音 声 読 み 上 げソフトでは ページを 開 くたびに 同 じ 内 容 を 読 まなくてはならず 効 率 的 な 閲 覧 の 妨 げになってしまう 共 通 操 作 部 分 を 読 み 上 げなくても 済 むよう そこを 読 み 飛 ばし 本 文 の 先 頭 などへジャン プできる 機 能 を 提 供 する 2-2-2 で 定 める 見 出 し 等 の 適 切 な 記 述 によって 見 出 しだけを 拾 い 読 みするなど 効 率 的 な 閲 覧 をすることができるようになるため 双 方 の 手 段 を 確 立 することが 望 ましい 図 3-1-2A 読 み 飛 ばすしくみを 備 えた 例 本 文 へ が 表 示 されているため 音 声 読 み 上 げソフト 利 用 者 だけでなく キーボードのみで 操 作 される 方 にも 有 用 な 機 能 となっている 共 通 部 分 を 読 み 飛 ばすしくみがあること また そのしくみが 正 しく 動 作 することを 確 認 する - 50 -

3-2.フォーカスに 関 する 事 項 3-2-1. キーボードによるフォーカス 移 動 は 視 覚 的 な 順 序 と 一 致 させる 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.4.3 達 成 等 級 :A 区 分 :A キーボードによってフォーカス(リンクの 選 択 やフォームのフィールドが 入 力 可 能 な 状 態 になること)を 移 動 させる 場 合 その 移 動 順 序 は 視 覚 的 な 順 序 と 一 致 するように 設 定 す る アンケートフォームなどで 項 目 をキーボードにより 移 動 するとき 名 前 回 答 内 容 郵 便 番 号 フリガナ 住 所 年 齢 など 項 目 の 移 動 順 序 に 規 則 性 がないと 次 にフォーカス される 内 容 が 想 像 できず 利 用 者 が 混 乱 してしまう 配 置 とキーボードによるフォーカス 移 動 順 序 が 一 致 するよう 適 切 な 属 性 を 記 述 する 図 3-2-1A 視 覚 的 に お 名 前 ご 住 所 電 話 番 号 の 順 で 並 んでいるのであれば キーボードでも 同 様 の 順 序 で 項 目 移 動 ができるようにする キーボードでフォーカスを 移 動 させ それが 視 覚 的 な 順 序 と 一 致 するかを 確 認 する - 51 -

3-2-2. フォーカスされていることが 視 覚 的 に 認 知 できるようにする 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.4.7 達 成 等 級 :AA 区 分 :A フォーカスが 当 たっている 部 分 は 色 が 反 転 する 枠 で 囲 われるなど その 状 態 が 視 覚 的 に 認 知 できるようにする フォーカスが 当 たっている 場 合 に 視 覚 的 な 変 化 が 得 られないと 操 作 対 象 箇 所 がどこな のか 判 別 できないため 操 作 に 支 障 がある フォーカスが 当 たっている 部 分 は 以 下 のような 方 法 で 視 覚 的 に 区 別 できるようにする 色 が 反 転 する 枠 で 囲 われる カーソル 等 が 表 示 点 滅 する 図 3-2-2A フォーカスを 視 覚 的 に 明 示 した 例 キーボードによる 操 作 を 行 い フォーカスが 当 たった 部 分 に 視 覚 的 な 変 化 があるか 確 認 す る - 52 -

3-2-3.フォーカスが 当 たった 時 に 状 況 を 変 化 させない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.2.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A フォーカスが 当 たった 時 に 配 置 の 変 化 や ページの 移 動 のような 状 況 の 変 化 を 引 き 起 こ さないようにする フォーカスを 受 け 取 った 時 に 状 況 が 変 化 すると 何 が 起 きたのか 理 解 できず 変 化 に 対 応 できなくなってしまう フォーカスを 受 け 取 った 後 Enter キーなど 別 のボタンを 押 下 することで 初 めて 状 況 の 変 化 を 引 き 起 こすようにする フォーカスを 移 動 させ 状 況 の 変 化 を 引 き 起 こさないことを 確 認 する - 53 -

4.オブジェクトに 関 する 事 項 4-1. 特 定 の 技 術 やプラグインに 対 応 していないブラウザの 配 慮 を 行 なう 4-1-1.プラグインを 使 用 しなくても 同 等 の 情 報 が 得 られるよう 配 慮 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :A Flash や Java Silverlight など コンテンツの 利 用 に 特 定 のプラグインが 必 要 となる 情 報 を 掲 載 する 際 には そのソフトを 利 用 することができなくても 同 等 の 機 能 情 報 を 得 ら れるようにする 特 定 のプラグインによる 情 報 は そのプラグインを 導 入 していないと 情 報 を 得 ることがで きない また 特 定 の 閲 覧 環 境 に 対 応 していないケースもあり その 場 合 にも 閲 覧 がで きなくなってしまう 特 定 のプラグインが 必 要 となる 情 報 は 同 等 の 情 報 を HTML でも 提 供 する プラグインをオフまたは 未 導 入 の 環 境 で 情 報 が 得 られるか 確 認 する - 54 -

4-1-2. プラグインの 入 手 先 を 明 示 し 操 作 方 法 の をする 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U A プラグインの 入 手 に 必 要 な 情 報 を 明 示 する 特 定 のプラグインによる 情 報 は そのプラグインを 入 手 できなければ 閲 覧 することができ ない プラグインの 入 手 先 を 明 示 する また 導 入 方 法 の 説 明 ページを 設 ける 図 4-1-2A PDF 閲 覧 用 ソフトのダウンロードを 促 す 記 述 例 サイトの 案 内 を 頼 りにプラグインの 最 新 版 を 入 手 できるか 確 認 する - 55 -

4-1-3. JavaScript によるページの 移 動 を 行 なわない 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :A 利 用 者 が 直 前 に 開 いていたページへ 戻 る ためのリンクを JavaScript を 用 いて 設 置 し ない 利 用 者 が 直 前 に 開 いていたページに 戻 る ためのリンクは JavaScript が 用 いられるた め JavaScript が 無 効 な 環 境 では 機 能 しない また 戻 る 先 が 利 用 者 ごと 閲 覧 機 会 ご とに 変 わり 一 定 の 動 作 をするものではないので 混 乱 が 生 じてしまう JavaScript を 利 用 した 戻 る ボタンは 設 置 しない JavaScript によるリンクが 設 置 されていないか 確 認 する - 56 -

5.ダウンロードデータに 関 する 事 項 5-1.ダウンロードデータの 提 供 は その 必 要 性 について 考 慮 する 5-1-1. ダウンロードデータのみによる 情 報 提 供 は 行 なわない 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U A 情 報 提 供 方 法 の 基 本 は HTML ページの 閲 覧 によって 行 い ダウンロードデータは 詳 細 なデータ 提 供 補 足 説 明 様 式 印 刷 用 などのサービス 提 供 用 とし ダウンロードデータ のみでの 情 報 提 供 は 行 なわない 特 定 のプラグインによる 情 報 は そのプラグインを 入 手 できなければ 閲 覧 することができ ない HTML による 通 常 のページを 作 成 し その 上 で 添 付 ファイルによる 情 報 提 供 を 行 なう ダウンロードデータ 以 外 にも HTML で 情 報 が 提 供 されているか 確 認 する - 57 -

5-1-2. ダウンロードデータは ファイルの 種 類 とファイルサイズを 明 示 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :7.2.4.4 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.4.9 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U ダウンロードデータを 提 供 する 際 には ファイル 形 式 とファイルサイズを 明 示 する 利 用 者 の 環 境 で 利 用 可 能 なデータであるか 判 断 でき また ダウンロードに 要 する 時 間 を 事 前 に 推 測 できることで 閲 覧 するかどうかを 決 めることができる ダウンロードデータへのリンク 部 分 に ファイル 形 式 とファイルサイズを 明 示 する 図 5-1-2A 2-6-2 に 示 されるように こちら を 具 体 的 な 言 葉 に 置 き 換 えた 上 で ファイル 形 式 とファイルサイズを 明 記 している 例 ダウンロードデータへのリンク 部 分 に ファイル 形 式 とファイルサイズが 記 されているか 確 認 する - 58 -

5-2.PDF ファイルに 関 する 事 項 5-2-1. PDF で 情 報 提 供 する 場 合 は HTML でも 提 供 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U A PDF ファイルで 情 報 提 供 する 場 合 は 読 み 上 げ 可 能 なテキストが 含 まれ 読 み 上 げ 順 序 に 問 題 のないアクセシブルな PDF ファイルを 提 供 する アクセシビリティに 配 慮 された PDF ファイルでない 場 合 音 声 読 み 上 げソフトで 情 報 の 取 得 ができない 紙 の 文 書 をスキャナーなどで 画 像 として 読 み 込 み PDF に 変 換 して 提 供 しない アドビシステムズが 推 奨 する 方 法 で アクセシブルな PDF を 生 成 する 生 成 された PDF がアクセシブルなものか 確 認 する 注 意 事 項 アクセシブルである PDF 文 書 の 条 件 1. 文 書 の 読 み 上 げ 順 序 が 適 切 である 2. 画 像 などの 視 覚 情 報 に 対 して テキストによる 代 替 情 報 が 提 供 されている 1.については タグ 付 き PDF を 作 成 する 必 要 があるが 作 成 手 順 が 煩 雑 で 作 業 も 大 変 2.については Microsoft Office や Adobe Acrobat を 用 いて 画 像 等 に 代 替 テキストを 付 与 する 必 要 があるが 日 本 語 の 代 替 情 報 が 文 字 化 けする 場 合 があるなどの 不 具 合 がある 現 状 では PDF 文 書 をアクセシブルにするには 限 界 がある アクセシビリティの 観 点 から 言 うと HTML による 情 報 提 供 がベストであり PDF はセカンドベストになる このため PDF 文 書 で 情 報 提 供 を 行 う 場 合 には これは HTML では 提 供 できないか ということを 事 前 に 十 分 検 討 する 必 要 がある - 59 -

5-2-2.ファイルサイズの 大 きな PDF ファイルは 分 割 して 掲 載 する 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U A ファイルサイズの 大 きな PDF ファイルは 複 数 に 分 割 して 掲 載 する 大 きいファイルをダウンロードするのは 回 線 に 負 荷 がかかり ダウンロードに 要 する 時 間 も 長 くかかってしまう また 資 料 の 一 部 が 欲 しい 場 合 にも 全 てをダウンロードしなけ ればならず 効 率 的 でない 3MB 程 度 を 目 安 にファイルを 分 割 する 図 5-2-2A 一 定 のファイルサイズ 以 下 となるよう ページごとに 別 の PDF ファイルとして 準 備 されている 3MB 以 上 の PDF ファイルを 掲 載 していないか 確 認 する - 60 -

6. 時 間 変 化 に 関 する 事 項 6-1. 時 間 変 化 を 伴 う 表 現 は 使 用 方 法 に 注 意 する 6-1-1. 変 化 する 画 像 移 動 及 び 点 滅 するテキストは 極 力 使 用 しない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.2.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.3.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 映 像 素 材 以 外 は 写 真 を 変 化 させたり 移 動 点 滅 するテキストを 極 力 使 用 しない 点 滅 を 必 要 とする 場 合 は 1 秒 間 に 3 回 以 下 とする また 点 滅 を 停 止 させる 機 能 を 設 ける 点 滅 移 動 する 情 報 は 利 用 者 によっては 認 識 できないことがある 点 滅 移 動 の 多 用 は 利 用 者 のコンテンツへの 集 中 力 を 奪 うことになり 早 い 点 滅 は 発 作 の 原 因 にもなる 点 滅 や 移 動 する 情 報 は 使 わない 点 滅 を 利 用 する 場 合 は 1 秒 間 に 3 回 以 下 とする 一 定 時 間 が 経 過 したら 停 止 させる 移 動 を 利 用 する 場 合 は 速 度 を 緩 やかにし 一 定 時 間 が 経 過 したら 停 止 させる 文 字 の 点 滅 やスクロールは 使 用 していないか 確 認 する 点 滅 は 1 秒 間 に 3 回 を 超 えて 行 われていないか 確 認 する 点 滅 や 移 動 は 一 定 時 間 経 過 後 停 止 しているか 確 認 する - 61 -

7. 入 力 フォームに 関 する 事 項 7-1. 入 力 フォームに 関 する 事 項 7-1-1.ラベルは 分 かりやすい 位 置 に 配 置 し フォームの 構 成 部 品 に 関 連 づける 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.1.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.3.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.3.3.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.4.1.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 入 力 フォーム( 入 力 欄 など)のラベル( 項 目 名 )は その 直 前 など 分 かりやすい 位 置 に 配 置 し ラベルとフォームをプログラム 的 にも 関 連 づける 入 力 内 容 を 明 確 にすることで 利 用 者 が 理 解 しやすくなる また ラベルとフォームを 関 連 づけなければ マウス 操 作 が 困 難 な 方 や 音 声 読 み 上 げソフトなどを 利 用 する 方 が 操 作 で きない 図 7-1-1A ご 住 所 に 対 して 入 力 欄 が 2 つあると 何 を 入 力 すべきかわからない 郵 便 番 号 ご 住 所 とそれぞれに 名 前 がついていれば 理 解 できるようになる フォームの 前 に 分 かりやすいラベルをつける ラベルとフォームは label 要 素 で 明 確 にする フォームの 前 に 分 かりやすいラベルがついているか 確 認 する ラベルとフォームが 関 連 付 けられているか 確 認 する - 62 -

7-1-2. フォームの 入 力 や 選 択 の 操 作 で 状 況 を 変 化 させない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.2.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 項 目 の 選 択 とページの 移 動 にはそれぞれ 別 のボタンを 設 けるなど 利 用 者 の 操 作 によって 及 ぼす 影 響 や 結 果 が 予 測 できるように 配 慮 する 操 作 を 間 違 えて 選 択 しただけでページが 遷 移 してしまうと 利 用 者 が 意 図 していない 状 態 で 変 化 が 起 こることとなり 困 惑 してしまう 選 択 メニュー と 決 定 送 信 ボタンなどのプログラムは 操 作 を 分 けるようにする 項 目 を 選 択 しただけで 状 況 の 変 化 を 引 き 起 こしていないか 確 認 する - 63 -

7-1-3. 入 力 すべき 内 容 と 入 力 方 法 を 説 明 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.3.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 入 力 欄 には 分 かりやすい 項 目 名 や 入 力 条 件 記 入 例 を 記 載 するなどして 入 力 しやすい ように 配 慮 する 情 報 の 入 力 は 利 用 者 の 個 人 情 報 である 場 合 もあり 入 力 に 慎 重 になるため 入 力 方 法 を 分 かりやすく 説 明 するなどして 入 力 しやすい 状 態 を 保 つ 入 力 項 目 名 は 簡 潔 で 分 かりやすく 入 力 条 件 も 記 載 することで 音 声 読 み 上 げソフトの 利 用 者 なども 利 用 しやすくなる 分 かりやすい 入 力 項 目 名 をつける 半 角 数 字 など 入 力 条 件 がある 場 合 は 記 載 する 記 入 例 を 記 載 する 入 力 方 法 の 説 明 や 記 入 例 は 入 力 場 所 より 前 にして 見 やすくする 分 かりやすい 入 力 項 目 名 と 入 力 条 件 が 記 載 されているか 確 認 する 記 入 例 は 設 けられているか 確 認 する - 64 -

7-1-4. 入 力 エラー 箇 所 を 知 らせ 修 正 を 知 らせる 配 慮 をする 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.3.1 達 成 等 級 :A 区 分 :U 達 成 基 準 :7.3.3.3 達 成 等 級 :AA 区 分 :U 利 用 者 の 入 力 にエラーがあった 場 合 には その 場 所 を 特 定 して 修 正 方 法 を 周 知 する 仕 組 みを 導 入 する 入 力 ミス 操 作 ミスは 誰 にでもあることであり 入 力 エラーを 知 らせず そのまま 送 信 し てしまうと 送 り 手 は 再 度 はじめから 入 力 をしなければならなかったり 間 違 いに 気 づか ず 入 力 内 容 を 送 信 してしまう 可 能 性 があり 不 十 分 なデータを 送 ってしまうことになる また 受 け 手 も 入 力 途 中 の 不 十 分 なデータを 受 け 取 ることになり 有 効 なコミュニケー ションにならない 図 7-1-4A 入 力 が 不 十 分 な 内 容 をテキストで 知 らせるとともに 入 力 欄 に 視 覚 的 な 変 化 を つけることで 不 十 分 な 箇 所 をわかりやすく 示 している 入 力 エラーの 項 目 の 特 定 と その 修 正 方 法 について 周 知 する 仕 組 みを 導 入 する (セキュリティ 上 問 題 がある 場 合 は 除 く) 入 力 エラーを 知 らせてくれるか 確 認 する 修 正 方 法 は 周 知 されているか 確 認 する - 65 -

7-1-5. 入 力 した 内 容 を 確 認 できるようにする 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.3.3.4 達 成 等 級 :AA 区 分 :U 入 力 した 内 容 を 送 信 ( 登 録 )する 前 に 入 力 内 容 を 確 認 するためのページを 設 ける 利 用 者 によっては 間 違 って 登 録 してしまう 場 合 がある 入 力 内 容 確 認 画 面 を 準 備 する 図 7-1-5A 入 力 フォームの 画 面 遷 移 例 正 しい 内 容 が 送 信 されるよう また 誤 操 作 から の 復 帰 が 可 能 なように エラーの 修 正 入 力 内 容 の 確 認 画 面 を 設 けるのが 一 般 的 入 力 内 容 を 確 認 する 画 面 が 表 示 されるか 確 認 する - 66 -

7-1-6. 入 力 した 内 容 を 継 承 できるようにする 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U ブラウザやページ 上 に 設 定 された 戻 る ボタンを 押 し 前 のページに 戻 る 場 合 利 用 者 が 入 力 した 内 容 については 上 書 き 修 正 ができるようにする 入 力 数 が 多 くなると 利 用 しにくくなる 戻 るボタンを 利 用 した 場 合 入 力 したデータを 継 続 して 表 示 できるようにする ブラウザの 戻 るボタンで 戻 った 場 合 入 力 した 内 容 はクリアになっていないか 確 認 する - 67 -

7-1-7. 入 力 項 目 は 少 なくする 優 先 度 :2 達 成 基 準 :なし 達 成 等 級 :- 区 分 :U 求 める 入 力 項 目 は 必 要 最 小 限 にする 入 力 項 目 が 多 いと 利 用 しづらくなる また 個 人 情 報 を 扱 うため 厳 しい 管 理 が 必 要 となる 求 める 入 力 項 目 は 必 要 なもののみとする 入 力 項 目 の 中 でも 必 要 最 低 限 の 項 目 については ( 必 須 )など 表 示 し 利 用 者 に 知 らせる 参 考 : 個 人 情 報 の 保 護 について(http://www.pref.nagasaki.jp/privacy/) 不 必 要 な 情 報 を 収 集 していないか 確 認 する - 68 -

7-1-8. 制 限 時 間 は 設 けない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.2.2.1 達 成 等 級 :A 区 分 :U 達 成 基 準 :7.2.2.5 達 成 等 級 :AAA 区 分 :U セキュリティ 上 必 要 な 場 合 を 除 き 入 力 に 制 限 時 間 を 設 けない 利 用 者 の 環 境 によっては 入 力 に 時 間 がかかる 場 合 がある 入 力 フォームには 制 限 時 間 を 設 けない 会 員 専 用 など セキュリティ 上 制 限 時 間 を 設 けている 場 合 は 再 ログインの 際 前 回 の 入 力 内 容 が 継 承 されるように 配 慮 する 入 力 フォームに 制 限 時 間 を 設 けていないか 確 認 する - 69 -

8. 音 声 や 映 像 に 関 する 事 項 8-1. 音 声 や 映 像 で 情 報 を 提 供 する 場 合 代 替 情 報 も 併 せて 提 供 する 8-1-1. 音 声 情 報 を 提 供 する 場 合 は 内 容 を 書 き 起 こしたテキストや 手 話 などの 代 替 情 報 を 提 供 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.2.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.4 達 成 等 級 :AA 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.6 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.8 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.9 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 音 声 ( 映 像 と 同 期 した 音 声 を 含 む)で 情 報 を 提 供 する 場 合 には その 内 容 をテキストや 手 話 版 などで 提 供 する 耳 が 不 自 由 な 方 は 音 声 だけで 情 報 を 提 供 されても 理 解 することができない 音 声 で 提 供 する 情 報 は テキストでも 提 供 する 音 声 で 提 供 する 情 報 は 手 話 版 でも 提 供 するなど 利 用 者 に 配 慮 する 例 ) 手 話 字 幕 版 の 映 像 制 作 記 者 会 見 のテキスト 版 など 音 声 に 関 する 情 報 は テキストでも 提 供 されているか 確 認 する - 70 -

8-1-2. 映 像 で 情 報 を 提 供 する 場 合 には 音 声 またはテキストで 代 替 する 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.2.1 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.3 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.5 達 成 等 級 :AA 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.7 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 達 成 基 準 :7.1.2.8 達 成 等 級 :AAA 区 分 :A 動 画 やアニメーションを 提 供 する 場 合 内 容 を 説 明 する 音 声 やテキスト 情 報 も 提 供 する 目 の 不 自 由 な 人 など 動 画 では 情 報 を 得 ることができない 場 合 がある 状 況 を 説 明 する 音 声 テキストやテキストなどの 代 替 情 報 を 提 供 する 映 像 による 紹 介 と 同 じ 内 容 の 情 報 ページを 制 作 する 映 像 に 関 する 情 報 は テキストデータや 音 声 でも 提 供 されているか 確 認 する - 71 -

8-2. 音 声 や 映 像 で 情 報 を 提 供 する 場 合 コントロールできるようにする 8-2-1. 音 や 映 像 は 自 動 的 に 再 生 しない 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.4.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.2.2 達 成 等 級 :A 区 分 :U 音 や 映 像 は 利 用 者 の 意 に 反 して 再 生 されないようにする ページを 表 示 するだけで 再 生 されると 再 生 していることに 気 がつかず 急 に 大 音 量 で 流 れ 出 すなど 困 惑 する 場 合 がある 音 や 映 像 は ページを 開 いただけで 自 動 的 に 再 生 させない 自 動 的 に 再 生 させる 場 合 は 利 用 者 に 再 生 する 旨 を 周 知 し 時 間 を 置 いて 再 生 させる ページを 開 いただけで 再 生 されないか 確 認 する 自 動 的 に 再 生 される 場 合 は 利 用 者 に 再 生 することを 周 知 したうえで 時 間 をおいて 再 生 しているか 確 認 する - 72 -

8-2-2. 音 や 映 像 の 再 生 は 利 用 者 がコントロールできるようにする 優 先 度 :1 達 成 基 準 :7.1.4.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 達 成 基 準 :7.2.2.2 達 成 等 級 :A 区 分 :A 音 や 映 像 の 再 生 一 時 停 止 やボリューム 調 整 は 利 用 者 が 調 整 できる 仕 組 みを 提 供 する 利 用 者 の 利 用 する 環 境 はさまざまであるため 利 用 者 の 意 思 に 基 づいて 操 作 できなければ 不 意 な 動 作 を 起 こした 場 合 ページを 消 すしか 方 法 がなく 今 後 利 用 されなくなる 場 合 が ある 音 や 映 像 の 再 生 一 時 停 止 やボリューム 調 整 は 利 用 者 が 調 整 できる 仕 組 みを 提 供 する 再 生 一 時 停 止 停 止 音 量 調 整 のコントロールができるか 確 認 する - 73 -