経 済 成 長 と 社 会 保 障 における 保 険 の 重 要 性 議 論 への 参 加 を 歓 迎 いたします 長 期 的 かつ 持 続 的 な 成 長 を 促 進 することは 政 府 と 産 業 界 に 共 通 する 目 標 です 世 界 第 3 位 の 経 済 大 国 である 日 本 で 実 施 されている 各 種 の 措 置 や ようやく 本 格 化 の 様 相 を 呈 してきた 改 革 については すでに 多 くのことが 論 じられています しかし 保 険 に 対 してはほとんど 関 心 が 向 けられていま せん 当 意 見 書 では 持 続 可 能 な 成 長 環 境 を 促 進 するうえで 保 険 が 果 たしうる 役 割 を 端 的 に 考 察 し 日 本 国 内 の 状 況 や 世 界 の 保 険 のベストプラクティスについて 検 討 します その 後 FNLIA( 外 国 損 害 保 険 協 会 )が 焦 点 としている 3 つの 分 野 について さらなる 議 論 のご 提 案 をさせていただきます 当 協 会 が 目 指 しているのは 顧 客 および 日 本 社 会 全 体 の 利 益 に 資 するため 規 制 当 局 政 策 関 係 者 保 険 の 実 務 者 による 建 設 的 な 対 話 を 促 進 することです なぜ 保 険 なのでしょうか 一 部 の 人 々は 保 険 は 共 益 的 なサービスに 過 ぎない と 考 えていますが これは 誤 解 を 招 きかねない 不 正 確 な 思 い 込 みです なぜなら 保 険 がより 広 範 な 社 会 経 済 的 恩 恵 ( 財 政 的 な 保 護 公 的 負 担 の 分 担 雇 用 長 期 的 な 設 備 投 資 など)を 促 進 するという 事 実 を 考 慮 していないからです これまで 行 われた 数 々の 研 究 により 経 済 成 長 における 保 険 の 重 要 性 が 幾 度 も 実 証 されています 例 えば 国 連 貿 易 開 発 会 議 (UNCTAD)による 1964 年 の 研 究 結 果 1 には 以 下 のような 記 述 があります ある 国 の 保 険 再 保 険 市 場 が 健 全 に 発 展 していることは その 国 の 経 済 成 長 にとって 必 須 の 要 素 である グローバルなつながりが 日 々 拡 大 する 今 日 の 世 界 では リスクが 迅 速 に 伝 播 する 可 能 性 があり 公 的 な 医 療 年 金 スキームのみへの 依 存 はますます 心 もとないものとなっています 保 険 は より 強 固 な 確 実 性 に 基 づいた 環 境 を 創 出 して 安 定 した 消 費 投 資 イノベーションを 促 し 事 業 運 営 に 必 要 な 資 本 を 縮 小 することによって 経 済 成 長 を 促 進 します 保 険 は 安 心 感 を 提 供 します これは 社 会 人 口 動 態 上 の 急 激 な 変 化 や 新 たなリスクの 出 現 ( 政 治 / 気 候 / 信 用 /サイバーセキュリティリスクなど)が 顕 著 な 世 界 経 済 において 確 かな 自 信 をもっ て 順 風 逆 風 双 方 の 多 様 な 局 面 を 乗 り 切 るために 必 要 なものです リスク 管 理 意 識 の 向 上 は 企 業 の 投 資 判 断 に 影 響 を 与 え 企 業 価 値 を 保 護 し 財 務 健 全 性 の 改 善 に 貢 献 します 1ページ
保 険 がより 広 範 に 普 及 2 すると 政 府 企 業 地 域 コミュニティのリスクが 軽 減 されます 保 険 によ って 災 害 後 の 復 興 における 納 税 者 の 経 済 的 負 担 が 縮 小 し 経 済 成 長 が 促 進 されるのです 実 際 に ある 研 究 結 果 では 保 険 普 及 率 が 1% 上 昇 すると 保 険 で 補 償 されない 損 失 が 13% 減 少 するということが 示 されています この 場 合 災 害 後 の 納 税 者 による 負 担 は 22% 縮 小 するのです 3 日 本 の 保 険 業 界 の 事 業 環 境 : 情 勢 の 変 化 が 続 く 日 本 には 米 国 に 次 いで 世 界 第 2 位 の 規 模 を 有 する 保 険 料 のプールがあります( 生 命 保 険 および 損 害 保 険 ) 日 本 の 企 業 向 け 保 険 市 場 は 米 国 と 中 国 に 次 いで 世 界 で 3 番 目 に 大 きく その 規 模 は 元 受 正 味 保 険 料 で 試 算 すると 360 億 ドルにのぼるものと 見 られています 4 しかしながら 対 GDP 比 で 見 た 全 体 的 な 保 険 のカバレッジで 日 本 は 世 界 第 16 位 にとどまり 5 他 の 先 進 国 と 比 較 すると 保 険 の 普 及 は 依 然 として 不 十 分 です この 背 景 には 少 なくとも 一 部 の 原 因 とし て 大 企 業 間 の 株 式 持 ち 合 い という 伝 統 的 慣 行 があります 各 企 業 が 系 列 内 で 株 式 を 所 有 し 合 っ ているため 何 か 不 都 合 なことが 一 つの 企 業 に 起 こった 場 合 は 他 の 全 ての 系 列 企 業 がその 救 済 に 当 たるか または 全 企 業 がまとめて 苦 境 に 陥 ることになります ガバナンスに 関 するこのようなアプロ ーチは 企 業 間 の 関 係 や 系 列 の 結 びつきに 基 づくものであり リスク 管 理 原 則 に 対 する 明 確 な 理 解 や 強 力 な 権 限 を 与 えられた 最 高 リスク 管 理 責 任 者 (CRO)に 支 えられたものではありません こ のアプローチは 日 本 企 業 においてリスク 管 理 の 高 度 化 が 総 じて 不 十 分 である 状 況 の 一 つの 原 因 とな っています このような 伝 統 的 なアプローチを 背 景 に 生 じた 現 象 がもう 一 つあります 企 業 による 子 会 社 を 設 立 し 全 てのグループ 子 会 社 関 係 会 社 に 対 する 保 険 の 手 配 の 監 督 責 任 を 負 わせるという 慣 行 です こ のようないわゆる 機 関 代 理 店 は 一 般 にグループの 物 流 部 門 内 に 設 置 され 総 務 機 能 の 一 部 として 管 理 されます 機 関 代 理 店 が 焦 点 としているのは リスク 移 転 管 理 のベストな 方 法 を 特 定 することで はなく 手 数 料 の 稼 得 やグループ 企 業 とのビジネスの 最 大 化 です その 役 割 について 従 来 定 められた 要 件 が 前 提 にあるため 機 関 代 理 店 のスタッフは 任 務 遂 行 のための 正 式 なリスク 管 理 トレーニングを 受 けていない 場 合 が 多 く 実 際 のところ 必 要 としてもいません これは グローバルに 一 般 化 してい るリスクアドバイザリー 業 務 つまりブローカーモデルと 対 照 的 です 当 モデルにおいては スタッ フは 通 常 ベテランで 認 証 を 受 けている 場 合 も 多 い リスク 管 理 のプロ であり 保 険 の 適 切 な 種 類 と カバレッジを 提 供 することに 焦 点 を 置 いています しかし 日 本 でこのモデルが 活 用 されているのは 保 険 販 売 の 2% 未 満 に 過 ぎません このような リスク 管 理 に 対 するアプローチが 厳 密 でないことから 生 じる 問 題 は 企 業 が 付 保 する 保 険 が 極 めて 不 十 分 な 現 状 に 顕 著 に 表 れています これは 日 本 における 自 然 災 害 および 休 業 損 害 補 償 ( 利 益 保 険 )や 偶 発 的 休 業 損 害 補 償 ( 構 外 利 益 保 険 )に 対 する 担 保 種 目 が 不 十 分 だったという 事 実 に 2ページ
より 実 証 されました 2011 年 の 東 日 本 大 震 災 の 惨 禍 の 後 に 明 らかになったことですが この 震 災 に よる 経 済 損 失 で 保 険 の 補 償 対 象 となったのは わずか 約 17%( 約 350 億 米 ドル)に 過 ぎませんでし た つまり 緊 急 支 援 による 復 興 費 用 の 見 積 額 2,050 億 米 ドルが 納 税 者 の 負 担 となり このため 最 低 限 必 要 なインフラとサービスの 復 旧 が 遅 れ 地 域 コミュニティや 企 業 が 自 力 で 再 興 する 能 力 も 低 下 す ることとなったのです 対 照 的 に ニュージーランドのクライストチャーチ 地 震 による 経 済 損 失 は 約 400 億 ニュージーランドドルでしたが このうち 75%が 保 険 で 補 償 され 長 期 にわたる 困 難 な 復 興 プロセスに 迅 速 に 着 手 することができました 現 在 経 済 強 化 と 持 続 可 能 な 国 際 的 事 業 環 境 の 整 備 を 目 指 す 日 本 政 府 により 重 要 なイニシアチブが 実 行 に 移 されています これは 日 本 の 事 業 環 境 において リスク 意 識 の 向 上 やコーポレートガバナ ンスの 透 明 化 に 対 する 要 請 が 強 まっていることに 対 応 したものです 投 資 家 やその 他 のステークホル ダーは 各 企 業 の 意 思 決 定 プロセスやリスク 管 理 方 針 に 対 する 監 視 を 強 めています 画 期 的 な 法 整 備 やイニシアチブがここにきて 実 施 に 至 っている 状 況 は 経 済 や 社 会 にとって 最 善 の 利 益 とならない 旧 来 のモデルについて これを 改 善 する 必 要 性 が 認 識 されるようになったことを 示 唆 しています 2013 年 6 月 に 閣 議 決 定 された 日 本 再 興 戦 略 (2014 年 に 改 訂 )により 株 式 持 ち 合 いなどの 懸 案 に 特 に 対 処 する コーポレートガバナンスの 強 化 への 道 が 開 かれました これを 受 けて 会 社 法 も 改 正 され ることになり 改 正 法 案 は 2014 年 6 月 に 可 決 成 立 に 至 っています これらの 動 きへの 関 心 の 高 さは JPX 日 経 インデックス 400 の 推 移 にも 反 映 され ROE 重 視 の 経 営 姿 勢 長 期 的 な 生 産 性 独 立 した 社 外 取 締 役 の 任 命 などによるコーポレートガバナンスの 改 善 を 投 資 家 コミュニティがますます 重 視 し ていることが 確 認 されました スチュワードシップコードも(その 受 け 入 れは 任 意 ですが) 重 要 なイ ニシアチブとして 大 いに 注 目 を 集 めています サイバーセキュリティの 問 題 も 日 本 の 国 会 で 関 心 を 集 め 政 策 変 更 を 促 す 要 因 となっており 公 的 / 民 間 セクターの 双 方 が 当 該 リスクへの 対 処 を 迫 られてい ます 世 界 のベストプラクティス:リスク 管 理 は 優 れたコーポレートガバナンスに 不 可 欠 経 営 陣 や 取 締 役 会 が 論 じる 議 題 として リスク 管 理 が 定 着 している 他 の 先 進 国 と 異 なり 日 本 の 経 営 陣 がリスクを 最 重 要 テーマとして 意 識 するまでには いまだに 大 きな 改 善 の 余 地 があります 最 大 手 クラスのグローバル 多 国 籍 企 業 ( 日 本 企 業 以 外 )におけるベストプラクティスによると リスク と 報 酬 は 常 に 経 営 陣 や 取 締 役 会 による 議 論 の 対 象 となっています 日 本 でも 新 たなコーポレートガ バナンスコードが 導 入 され 10 年 前 と 比 較 して 社 外 取 締 役 が 著 しく 増 加 していることを 踏 まえると リスク 管 理 を 主 要 な 議 題 として 取 締 役 会 の 会 議 の 活 力 や 目 的 意 識 を 向 上 させるうえで 機 は 十 分 に 熟 していると 言 えます 3ページ
経 営 陣 がリスク 管 理 の 役 割 と 責 任 を 理 解 するということは どこの 国 でも 困 難 なしでは 実 現 しません リスクに 関 する 概 念 や 価 値 観 を 変 えるには 時 間 がかかります 米 国 では 2010 年 に 証 券 取 引 委 員 会 (SEC)が 新 たな 開 示 規 則 を 公 表 し リスク 監 視 における 取 締 役 会 の 役 割 の 詳 細 について 上 場 企 業 に 開 示 を 求 めました この 規 則 は 現 在 の 慣 行 に 関 する 情 報 開 示 を 求 めるのみで 特 定 の 枠 組 みを 要 件 とし てはいませんが リスク 管 理 におけるベストプラクティスの 採 用 を 間 接 的 に 促 すものです 同 様 のル ールは EU でも 採 用 されています 保 険 会 社 は 業 務 の 中 で 多 彩 な 国 際 / 国 内 企 業 の 顧 客 に 接 し 各 種 のリスク 構 造 をレビューするため 基 本 的 なリスク 管 理 慣 行 について 洞 察 を 得 る 機 会 があります リスク 管 理 を 競 争 上 の 優 位 性 として 活 用 している 企 業 には 何 らかの 形 のエンタープライズリスク 管 理 (ERM)をトップレベルの 監 督 機 能 に 組 み 込 んでいる 例 がよく 見 られます 強 力 なリスクカルチャーを 有 する 企 業 では オペレーショナ ルリスク 財 務 リスク 戦 略 リスク コンプライアンスリスクが ERM プログラム 全 体 で 対 象 に 含 ま れています しかしながらリスクとは 何 としても 回 避 すべきもの と 見 なすのではなく 管 理 可 能 で 潜 在 的 チャンスとして 企 業 に 活 用 可 能 なものとして 検 討 されることが 必 要 です 企 業 がリスク 管 理 能 力 を 向 上 させるためには 積 極 的 なリスク 発 見 とリスク 軽 減 プランに 関 する 議 論 を 正 式 な 戦 略 策 定 プロセスに 組 み 込 まなくてはなりません リスクを 適 切 に 評 価 軽 減 ( 場 合 に 応 じて) 活 用 す る 機 会 を 経 営 陣 が 意 識 し 実 際 にそのような 機 会 を 得 るには リスク 評 価 に 関 する 各 関 係 者 のコミュ ニケーションで 得 られた 結 果 を 整 理 し リスク 委 員 会 や 取 締 役 会 に 提 出 する 必 要 があります 急 激 に 変 化 するグローバル 環 境 でリスク 管 理 のベストプラクティスを 経 営 陣 が 常 に 実 行 するためには 最 新 の 分 析 手 法 を 備 えた リスク 管 理 の 高 度 化 活 性 化 が 必 要 です 未 来 を 予 想 することは 困 難 です しかしながら 日 本 企 業 でもリスク 管 理 プログラムが 充 実 し 経 験 が 蓄 積 されつつあります リスク 管 理 担 当 者 は 今 後 想 定 外 の 要 素 を 管 理 するうえで 知 識 をより 多 く 備 え 態 勢 を 充 実 させることがで きるようになるでしょう 世 界 のベストプラクティス: 国 際 市 場 におけるブローカーの 役 割 保 険 のブローカーモデルは 先 進 国 で 一 般 的 になっていますが このモデルに 関 する 考 察 は リスク 管 理 の 高 度 化 や 顧 客 中 心 主 義 のサービスに 関 する 代 替 的 アプローチとして 重 要 な 示 唆 を 与 えてくれます ブローカーは 顧 客 の 最 善 の 利 益 のために 行 動 する 義 務 があり 保 険 の 適 合 性 に 関 して 顧 客 の 懸 念 を 和 らげるよう 支 援 します ブローカーは 保 険 購 入 プロセスにおいて 顧 客 を 代 理 し 保 険 会 社 との 関 係 に おいては 独 立 性 をもって 行 動 します また 複 数 の 保 険 会 社 の 商 品 やソリューションを 提 示 すること により 保 険 やリスク 管 理 の 検 討 にあたって 顧 客 を 支 援 します ブローカーは 顧 客 の 保 険 を 手 配 する ために 複 数 の 企 業 と 協 力 することもあります 4ページ
海 外 市 場 における 保 険 ブローカーのプロフェッショナル 化 は ビジネス 上 の 要 件 変 化 する 規 制 コ ンプライアンス 商 品 ソリューションの 複 雑 化 を 背 景 にますます 進 行 しています このような 状 況 を 受 けて 保 険 市 場 に 関 する 幅 広 い 知 識 保 険 商 品 や 専 門 分 野 に 関 する 高 レベルの 知 識 保 険 の 適 用 条 件 に 対 するプロフェッショナルな 理 解 を 備 えたブローカーが 登 場 しました ブローカーが 持 つ 高 度 な 知 識 は 企 業 にとって 有 用 であり 同 時 に 経 済 に 大 きな 恩 恵 をもたらすものでもあります ブローカ ーからのプロフェッショナルなアドバイスによって 保 険 がより 広 範 囲 に 普 及 し 市 場 へのアクセスが 改 善 し 顧 客 のリスクエクスポージャーとコストが 縮 小 し ひいては 顧 客 が 事 業 の 拡 大 に 集 中 できる ようになるためです ブローカーは 保 険 仲 介 のプロとして 時 間 の 節 約 に 貢 献 し 効 果 的 なソリューションを 提 案 することに より 保 険 会 社 に 対 して 大 きな 付 加 価 値 を 提 供 します 大 手 企 業 は 事 業 の 各 ラインへの 保 険 手 配 やリ スク 分 散 のために 複 数 の 保 険 会 社 を 利 用 することがありますが 問 題 となるのはキャパシティの 大 き さです ここでブローカーが 果 たす 役 割 は 顧 客 企 業 および 関 係 する 保 険 会 社 に 大 きな 恩 恵 をもたら す 一 方 で 高 い 効 率 性 がさらなるコスト 削 減 につながり 経 済 全 体 にも 貢 献 することになるのです 5ページ
今 は 変 化 の 時 期 :FNLIA の 焦 点 とご 提 案 現 在 は 変 化 の 時 期 であり チャンスの 時 でもあります 各 企 業 は コーポレートガバナンスとリスク 管 理 の 慣 行 をベストプラクティスに 移 行 することにますます 関 心 を 強 めています FNLIA は 以 下 の 3 つの 分 野 に 焦 点 を 置 き 業 界 顧 客 そして 日 本 社 会 全 体 の 利 益 に 資 するため 規 制 当 局 政 策 関 係 者 保 険 の 実 務 者 顧 客 間 の 建 設 的 な 対 話 と 適 切 なコラボレーションを 促 すことを 目 指 しています 特 に 行 動 を 呼 びかけているのは 以 下 の 3 つの 分 野 です より 強 力 なコーポレートガバナンスを 支 援 日 本 におけるコーポレートガバナンス 活 動 強 化 の 取 り 組 みを 支 援 します a. リスク 管 理 の 重 要 決 定 に 対 する 取 締 役 会 の 関 与 を 強 化 b. 意 思 決 定 の 透 明 性 を 向 上 c. 顧 客 ブローカー 保 険 会 社 規 制 当 局 の 関 係 のバランスを 調 整 リスク 管 理 を 重 視 するカルチャーを 育 成 グローバルなエキスパートを 講 師 とした 啓 発 セミナーを 通 じ 保 険 業 界 の 実 務 者 や 顧 客 企 業 を 対 象 に 国 際 的 なリスク 管 理 慣 行 への 意 識 向 上 を 促 し リスク 管 理 スキルの 開 発 を 支 援 します リスク 管 理 の 業 界 団 体 国 際 的 に 認 知 された 認 証 プログラム リスク 管 理 研 究 プログラ ムの 大 学 での 立 ち 上 げを 支 援 し プロフェッショナルな 人 材 に 対 する 啓 発 研 修 の 機 会 拡 大 に 貢 献 します 業 界 のベストプラクティスを 活 用 業 界 内 の 各 関 係 者 による 対 話 を 通 じて 保 険 業 界 における 世 界 のベストプラクティス (ERM 販 売 /チャネル 管 理 募 集 に 対 する 監 視 など)を 共 有 します 保 険 の 各 業 界 団 体 との 協 力 のもと 個 別 のリスクにマッチした 保 険 商 品 を 提 供 して 日 本 の 顧 客 および 社 会 を 支 援 します 各 ニーズに 対 応 したリスクコンサルティングやリスク 軽 減 策 により イノベーションや 起 業 を 支 援 します 民 間 の 保 険 業 界 との 協 力 に 基 づく 日 本 の 公 的 な 社 会 保 障 ( 医 療 年 金 )システムの 強 化 支 援 方 法 に 関 する 議 論 を 促 進 します 以 上 のような 重 要 なイニシアチブを 展 開 するにあたり あらゆる 関 係 者 各 位 からの 議 論 への 参 加 を 歓 迎 いたします 一 般 社 団 法 人 外 国 損 害 保 険 協 会 (FNLIA) 2016 年 8 月 2 日 1 UNCTAD 議 事 録 ファーストアクトおよびレポート(Proceeding of the United Nations Conference on Trade and Development, first act and report) 55 ページ Vol. I 別 紙 A.IV.23 2 保 険 の 普 及 ( 浸 透 ) 率 : 所 与 の 1 年 における 引 受 保 険 料 の 対 GDP 比 率 3 出 典 :ロイズ グローバル 一 部 保 険 レポート-2012 年 10 月 発 行 4 スイス リー2015 年 1 月 日 本 の 商 業 保 険 市 場 5 OECD のデータに 基 づく:2013 年 の 総 合 的 な 保 険 普 及 率 6ページ