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P 関 連 政 策 大 綱 平 成 27 年 度 農 林 水 産 関 係 補 正 予 算 の 概 要 Q.3 海 外 から 大 量 の 食 品 が 輸 入 され 食 の 安 全 や 安 心 が 損 なわれませんか 残 留 農 薬 や 食 品 添 加 物 の 基 準 が 緩 和 されませんか 遺 伝 子 組 換 え 食 品 等 が 大 量 に 流 入 したり 表 示 制 度 が 変 更 されたりしませんか A. 残 留 農 薬 食 品 添 加 物 の 基 準 遺 伝 子 組 換 え 食 品 等 の 安 全 性 審 査 や 表 示 を 含 め TPP 協 定 によって 日 本 の 食 の 安 全 安 心 に 関 する 制 度 変 更 は 行 われ ません TPP 協 定 による 食 の 安 全 に 関 するルールは 日 本 が 既 に 締 結 して いるWTO 協 定 ( 世 界 貿 易 機 関 設 立 協 定 )の 中 のSPS 協 定 を 踏 まえた 内 容 になっており SPS 協 定 において 認 められている 各 国 が 必 要 な 措 置 を 取 る 権 利 義 務 を 確 認 しつつ 科 学 的 根 拠 に 基 づいて 衛 生 植 物 検 疫 措 置 をとる ことが 引 き 続 き 認 められています また 暫 定 的 な 措 置 を 導 入 したり 科 学 的 に 正 当 な 根 拠 がある 場 合 には 国 際 基 準 に 基 づく 措 置 によって 達 成 される よりも 高 いレベルの 措 置 を 導 入 維 持 できるというSPS 協 定 が 規 定 する 輸 入 国 の 権 利 を 確 認 しています 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシート 食 品 分 野 ( 食 の 安 全 安 心 ) 参 考 関 連 リンク:SPS 章 の 概 要 条 文 概 要 Q.4 遺 伝 子 組 換 えに 関 する 作 業 部 会 が 設 置 され 今 後 規 制 緩 和 が 議 論 される のではないでしょうか A. TPP 協 定 で 決 められている 作 業 部 会 は 遺 伝 子 組 換 えに 関 する 情 報 交 換 や 各 国 間 の 協 力 を 行 う 場 であり 各 国 の 制 度 や 基 準 の 変 更 を 求 める 趣 旨 のものではなく その 旨 が 条 文 上 も 明 記 されています 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシート 農 林 水 産 分 野 参 考 該 当 条 文 : 内 国 民 待 遇 及 び 物 品 の 市 場 アクセス 章 2.29 条 Q.5 日 本 の 漁 業 補 助 金 が 制 約 を 受 けるのではないでしょうか A. TPP 協 定 では 濫 獲 された 状 態 にある 漁 業 資 源 に 悪 影 響 を 及 ぼす 補 助 金 や 違 法 な 漁 業 に 交 付 される 補 助 金 などに 限 って 禁 止 されています 持 続 的 な 漁 業 の 発 展 や 震 災 復 興 のために 必 要 な 我 が 国 の 補 助 金 は 引 き 続 き 交 付 する ことができます 参 考 分 野 別 ファクトシート 農 林 水 産 分 野 Q.6 国 民 皆 保 険 制 度 に 影 響 はありませんか 混 合 診 療 が 認 められるのでしょ うか A. 混 合 診 療 の 全 面 解 禁 など 医 療 保 険 制 度 に 関 する 変 更 は 行 われません

なお 我 が 国 の 公 的 医 療 保 険 はそもそも 金 融 サービス 章 の 規 律 の 対 象 に も 含 まれません また 公 的 医 療 保 険 制 度 等 の 社 会 事 業 サービスは サービ ス 投 資 分 野 において 内 国 民 待 遇 等 の 自 由 化 に 関 する 規 定 の 対 象 から 除 か れています 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシート 医 療 等 分 野 Q.7 医 薬 品 の 価 格 が 高 騰 するのではないでしょうか A. 日 本 の 医 薬 品 の 再 審 査 期 間 ( 実 質 上 のデータ 保 護 期 間 ) 及 び 保 険 給 付 におけ る 価 格 決 定 プロセスは 変 更 されず 医 薬 品 の 価 格 に 影 響 はありません Q.8 外 国 人 労 働 者 が 大 量 に 入 ってくるのではないでしょうか A. TPP 協 定 には 我 が 国 にいわゆる 単 純 労 働 者 の 受 入 れを 義 務 付 ける 規 定 はありません 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシート 労 働 分 野 Q.9 弁 護 士 公 認 会 計 士 税 理 士 医 師 看 護 師 などの 免 許 や 資 格 について 外 国 との 相 互 承 認 が 行 われるのでしょうか A. TPP 協 定 では 日 本 の 弁 護 士 公 認 会 計 士 税 理 士 等 の 一 定 の 資 格 を 有 す る 締 約 国 の 自 然 人 の 入 国 滞 在 を 約 束 していますが それらの 免 許 資 格 の 相 互 承 認 を 認 めているわけではありません また 医 師 看 護 師 等 の 入 国 滞 在 については 我 が 国 は 約 束 しておらず 医 師 免 許 等 の 相 互 承 認 も 認 めていませ ん Q.10 ISDS( 投 資 家 と 国 との 間 の 紛 争 解 決 ) 手 続 が 認 められたことで 国 民 皆 保 険 制 度 環 境 規 制 や 食 の 安 全 に 関 する 制 度 などについて 外 国 から 訴 えられ 変 更 せざるを 得 なくなるのではないでしょうか A. ISDSについては 投 資 に 関 して 内 外 無 差 別 ( 外 国 企 業 を 自 国 企 業 と 差 別 しない) 正 当 な 補 償 なしに 収 用 しない 投 資 した 企 業 に 十 分 な 保 護 及 び 保 障 を 与 えるなどの 投 資 章 に 規 定 されているルール 投 資 の 許 可 又 は 投 資 に 関 す る 合 意 のいずれかに 国 が 違 反 し 投 資 家 が 損 害 を 受 けた 場 合 に 国 際 仲 裁 廷 に 損 害 賠 償 を 求 める 訴 えを 提 起 するものであり そもそも 制 度 の 変 更 を 求 め るものではありません また 協 定 の 交 渉 に 当 たっては 国 内 法 との 整 合 性 の 観 点 から 必 要 な 留 保 や 例 外 規 定 を 置 いてきているため 日 本 政 府 がそうし た 違 反 を 行 うことは 考 えられません また 環 境 や 健 康 などの 正 当 な 目 的 のために 各 国 が 規 制 を 行 うことが 妨 げ られないことが 明 記 されているとともに 仲 裁 廷 の 権 限 の 範 囲 外 である 申 立

て 等 を 迅 速 に 却 下 することを 可 能 にする 規 定 全 ての 事 案 の 審 理 判 断 内 容 等 を 原 則 として 公 開 することを 義 務 付 ける 規 定 申 立 て 期 間 を 一 定 の 期 間 (3 年 6か 月 )に 制 限 する 規 定 など 様 々な 濫 訴 防 止 につながる 規 定 も 盛 り 込 ま れています そもそも ISDSの 対 象 は 投 資 に 関 するルール 投 資 の 許 可 又 は 投 資 に 関 する 合 意 のいずれかに 違 反 した 場 合 に 限 られているため 食 品 安 全 に 関 す るSPS( 衛 生 植 物 検 疫 )のルールなど 他 のTPP 協 定 のルールの 違 反 はI SDSの 対 象 とはなりません したがって ISDS 手 続 を 通 じて 国 民 皆 保 険 制 度 環 境 規 制 食 の 安 全 に 関 する 制 度 などについて 変 更 を 行 うことは 想 定 されません むしろ I SDSは 日 本 企 業 が 海 外 で 安 心 してビジネスを 行 う 上 で 重 要 なルールであ り これまで 日 本 が 締 結 した 殆 どの 投 資 協 定 やEPA( 経 済 連 携 協 定 )の 投 資 章 でも 盛 り 込 まれているものです 参 考 濫 訴 防 止 の 規 定 の 例 仲 裁 廷 は 国 家 の 義 務 違 反 の 有 無 を 判 断 する 段 階 に 至 る 前 に 訴 えが 仲 裁 廷 の 権 限 の 範 囲 外 であるとの 被 申 立 国 による 異 議 等 について 決 定 を 行 う 全 ての 事 案 の 審 理 判 断 内 容 等 を 原 則 として 公 開 することを 義 務 付 ける 申 立 て 期 間 を 一 定 の 期 間 (3 年 6か 月 )に 制 限 する 参 考 詳 細 は 外 務 省 作 成 TPP 協 定 における 投 資 家 と 国 との 間 の 紛 争 解 決 (ISDS) 手 続 の 概 要 をご 覧 ください http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000116050.pdf Q.11 ラチェット 条 項 が 入 ったことで 将 来 必 要 な 政 策 が 取 れないのではな いでしょうか A. TPP 協 定 のサービス 投 資 分 野 において 留 保 とは 内 国 民 待 遇 等 の 自 由 化 に 関 する 規 律 が 適 用 されないことです このうち いわゆる 現 在 留 保 した 措 置 については 協 定 発 効 後 変 更 を 行 う 場 合 には 常 に 現 行 の 内 容 より 後 退 させない すなわち 自 由 化 の 程 度 をより 悪 化 させないことを 約 束 してお り このような 規 定 は ラチェット 条 項 と 呼 ばれています これに 対 し 政 策 上 将 来 にわたって 規 制 を 導 入 又 は 強 化 する 必 要 があり 得 る 分 野 については 将 来 とり 得 る 措 置 を 含 めて 包 括 的 に 留 保 することが 認 められており( 将 来 留 保 又 は 包 括 的 留 保 ) ラチェット 条 項 は 適 用 され ません 日 本 は 例 えば 社 会 事 業 サービス( 保 健 社 会 保 障 社 会 保 険 等 ) 政 府 財 産 公 営 競 技 等 放 送 業 初 等 及 び 中 等 教 育 エネルギー 産 業 領 海 等 における 漁 業 警 備 業 土 地 取 引 等 については この 将 来 留 保 を 行 ってい ます

したがって 日 本 が 政 策 上 必 要 な 規 制 を 行 う 裁 量 は 確 保 されています むしろ 各 国 が 現 在 留 保 した 措 置 についてラチェット 条 項 が 適 用 される ことで 投 資 サービス 分 野 において 海 外 で 日 本 企 業 が 長 期 的 に 活 動 するに 際 し 想 定 外 の 規 制 強 化 によって 損 害 を 被 ることを 防 ぐ 効 果 があり ラチェ ット 条 項 は ネガティブ リスト 方 式 ( )を 採 用 している 日 本 の 過 去 のEP A( 経 済 連 携 協 定 )でも 通 常 採 用 されているものです ネガティブ リスト 方 式 とは 原 則 全 てのサービス 分 野 を 対 象 とした 上 で 内 国 民 待 遇 最 恵 国 待 遇 市 場 アクセス 等 の 義 務 が 適 用 されない 分 野 を 附 属 書 に 列 挙 する 方 式 のことを 言 います WTOのサービスの 貿 易 に 関 する 一 般 協 定 (GATS) 等 では 義 務 の 遵 守 を 約 束 する 分 野 のみ を 列 挙 するポジティブ リスト 方 式 を 採 用 しています Q.12 地 方 公 共 団 体 の 公 共 事 業 に 外 国 企 業 が 参 入 してくるのですか 地 方 公 共 団 体 の 基 準 額 等 について 3 年 後 に 再 交 渉 され 今 後 更 に 開 放 が 進 む のでしょうか A. TPP 協 定 の 政 府 調 達 章 の 我 が 国 の 約 束 内 容 は 現 行 の 国 内 の 調 達 制 度 を 変 更 するものではなく 政 令 指 定 都 市 以 外 の 市 町 村 等 新 たな 市 場 を 外 国 企 業 に 開 放 することを 約 束 するものではありません そのため TPP 協 定 に より 外 国 企 業 が 現 状 よりさらに 我 が 国 の 公 共 事 業 に 参 入 しやすくなるわけで はありません また TPP 協 定 では 州 などの 地 方 政 府 の 調 達 を 開 放 していない 国 (アメ リカ メキシコ マレーシア ベトナム ニュージーランド)に 対 しては 日 本 の 地 方 公 共 団 体 ( 都 道 府 県 及 び 政 令 指 定 都 市 )の 調 達 の 開 放 についても 約 束 をしていません なお 政 府 調 達 については TPP 協 定 発 効 後 3 年 以 内 に 適 用 範 囲 を 拡 大 す るための 交 渉 を 開 始 する 規 定 が 設 けられています しかしながら この 規 定 は 地 方 政 府 をTPP 協 定 の 政 府 調 達 章 の 適 用 対 象 としていない 国 の 適 用 範 囲 の 拡 大 を 意 図 して 提 案 したものです 我 が 国 は TPP 交 渉 参 加 国 の 中 では 政 府 調 達 に 関 して 十 分 な 市 場 開 放 を 達 成 していることから 我 が 国 が 更 に 適 用 範 囲 の 拡 大 を 求 められる 可 能 性 は 低 いものと 考 えられます 参 考 政 府 調 達 章 の 概 要 条 文 の 概 要 (リンク) 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシートの 国 土 交 通 分 野 Q.13 学 校 給 食 では 地 元 食 材 を 優 先 的 に 使 用 していますが これは 今 後 でき なくなりませんか A. TPP 協 定 の 発 効 により 地 方 公 共 団 体 を 含 め 日 本 の 政 府 調 達 に 関 する 制

度 が 変 わることはありません 例 えば TPP 協 定 の 政 府 調 達 の 規 律 の 対 象 は 地 方 公 共 団 体 でも 都 道 府 県 と 政 令 指 定 都 市 に 限 られますが これらの 地 方 公 共 団 体 に 関 しても 食 料 提 供 サービスの 調 達 に 関 しては 規 律 の 対 象 外 としています 仮 に 地 方 公 共 団 体 がサービスでなく 食 材 自 体 を 購 入 する 場 合 であっても 一 度 に 調 達 する 食 材 の 金 額 が 一 定 額 (20 万 SDR: 現 行 の 円 換 算 で 約 2,700 万 円 ) 以 上 となるもののみが TPP 協 定 の 規 律 の 対 象 となりますが この 基 準 額 についても 現 在 のWTO 政 府 調 達 協 定 の 下 で の 基 準 額 と 変 わるものではありません 参 考 地 方 公 共 団 体 の 調 達 する 物 品 サービスに 関 する 義 務 対 象 :20 万 S DR( 現 行 の 円 換 算 で 約 2,700 万 円 ) 以 上 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシートの 地 方 公 共 団 体 Q.14 著 作 権 の 保 護 期 間 が 延 長 され 青 空 文 庫 のような 過 去 の 著 作 物 の 利 用 が 妨 げられるのではないでしょうか A. 保 護 期 間 の 延 長 は 国 際 的 な 制 度 の 調 和 に 加 え 保 護 期 間 の 延 長 によって 新 たな 創 作 活 動 や 新 たなアーティストの 発 掘 育 成 が 可 能 となるなど 文 化 の 発 展 に 寄 与 する 面 があるものと 考 えられます 既 に 保 護 期 間 が 切 れているものについては さかのぼって 保 護 期 間 が 延 長 されるわけではないため 引 き 続 き 利 用 が 可 能 ですが 保 護 期 間 内 にあるも のについては 保 護 期 間 が 延 長 されるため その 利 用 に 当 たっては 原 則 ど おり 権 利 者 の 許 諾 を 得 ることが 必 要 となります 著 作 物 等 の 保 護 期 間 の 延 長 に 伴 い 権 利 者 不 明 の 著 作 物 等 の 増 加 が 予 想 され るため その 利 用 の 円 滑 化 の 方 策 について 引 き 続 き 積 極 的 に 検 討 を 行 ってい きます 参 考 OECD 加 盟 国 34カ 国 中 保 護 期 間 が 著 作 者 の 死 後 70 年 未 満 であ るのは 日 本 カナダ ニュージーランドだけです 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシートの 知 的 財 産 分 野 Q.15 著 作 権 等 侵 害 罪 が 非 親 告 罪 となり パロディやコミックマーケットな どの 二 次 創 作 が 委 縮 してしまうのではないでしょうか A. TPP 協 定 では 権 利 者 が 市 場 において 被 害 を 受 けない 場 合 は 非 親 告 罪 化 の 対 象 としないなど 非 親 告 罪 とする 範 囲 を 限 定 することが 認 められており 二 次 創 作 活 動 が 委 縮 しないよう 適 切 な 制 度 を 検 討 していきます 注 非 親 告 罪 : 被 害 者 の 告 訴 なく 検 察 官 が 公 訴 を 提 起 することのできる 罪 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシートの 知 的 財 産 分 野

Q.16 著 作 権 等 の 侵 害 及 び 商 標 の 不 正 使 用 に 関 し 法 定 の 損 害 賠 償 制 度 が 導 入 され 実 際 の 被 害 額 より 高 額 な 賠 償 額 が 課 されるのではないでしょう か A. 日 本 の 損 害 賠 償 制 度 においては 与 えた 損 害 を 賠 償 することが 原 則 となっ ています 制 度 整 備 に 当 たり 法 定 の 損 害 賠 償 制 度 については この 原 則 を 考 慮 し 検 討 を 行 っていきます 参 考 法 定 の 損 害 賠 償 については 侵 害 によって 引 き 起 こされた 損 害 につ いて 権 利 者 を 補 償 するために 十 分 な 額 を 定 め 及 び 将 来 の 侵 害 を 抑 止 することを 目 的 として 定 めることがTPP 協 定 上 求 められています 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシートの 知 的 財 産 分 野 Q.17 ゆうちょ 銀 行 やかんぽ 生 命 に 影 響 がありませんか A. TPP 協 定 によってゆうちょ 銀 行 やかんぽ 生 命 の 制 度 変 更 は 行 われないた め 影 響 はありません 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシートの 金 融 分 野 Q.18 TPP 協 定 で 定 められていなくても 保 険 や 食 品 安 全 など アメリカと 二 国 間 で 日 本 に 都 合 の 悪 い 約 束 をさせられているのではありませんか A. TPP 交 渉 と 並 行 して 行 った 非 関 税 措 置 に 関 する 日 米 並 行 交 渉 の 結 果 は これまでの 日 本 の 取 組 や 今 後 の 取 組 を 確 認 するものであり ご 懸 念 のような 内 容 のものではありません 参 考 関 連 リンク: 保 険 等 の 非 関 税 措 置 に 関 する 日 米 並 行 交 渉 に 係 る 書 簡 ( 概 要 ) Q.19 自 動 車 の 安 全 基 準 が 引 き 下 げられませんか 車 検 制 度 が 変 わると 聞 き ましたが 本 当 ですか A. TPP 交 渉 と 並 行 して 行 った 自 動 車 に 関 する 日 米 並 行 交 渉 の 結 果 は 国 際 基 準 と 調 和 していない 一 部 の 日 本 の 基 準 について 対 応 するアメリカの 基 準 の 方 が 同 等 以 上 に 厳 格 であると 日 本 側 が 認 める 場 合 に 限 って その 基 準 に 適 合 した 自 動 車 を 日 本 の 基 準 にも 適 合 しているとみなすことにしており 日 本 の 安 全 基 準 を 引 き 下 げるものではありません 車 検 制 度 を 変 更 することもあ りません 参 考 関 連 リンク: 分 野 別 ファクトシートの 国 土 交 通 分 野 Q.20 国 有 企 業 に 関 する 規 律 が 設 けられ 独 立 行 政 法 人 が 行 う 公 共 的 な 事 業 に 制 約 が 生 まれるのではないでしょうか

A. TPP 協 定 による 国 有 企 業 に 関 する 規 律 は 主 として 商 業 活 動 を 行 ってい る 企 業 に 対 象 が 限 定 されていますので 国 民 生 活 及 び 社 会 経 済 の 安 定 等 の 公 共 上 の 見 地 から 必 要 な 事 業 を 行 っており 利 益 を 得 ることを 目 的 とした 商 業 活 動 を 主 として 行 ってはいない 独 立 行 政 法 人 は 規 律 の 対 象 外 となります なお 国 有 企 業 が 国 内 で 提 供 するサービスは 国 有 企 業 に 対 する 優 遇 措 置 の 規 律 等 の 対 象 になっていませんので 国 有 企 業 が 公 共 上 の 見 地 から 国 内 で 行 う 事 業 が 影 響 を 受 けることはありません 参 考 関 連 リンク:TPP 協 定 国 有 企 業 および 指 定 独 占 企 業 章 の 概 要 条 文 の 概 要 Q.21 関 税 はTPP 協 定 発 効 後 に 再 協 議 され 更 に 引 き 下 げられるのではな いでしょうか A. TPP 交 渉 は 関 税 だけではなく 多 くの 分 野 について 同 時 並 行 で 交 渉 を 行 い 全 体 のバランスの 上 に 合 意 に 至 ったものであり 今 後 仮 に 発 効 後 に 協 議 を 行 う 場 合 にもバランスを 崩 すことのないように 対 応 を 行 う 必 要 があり 日 本 だけが 一 方 的 に 譲 歩 することは 考 えられません なお 再 協 議 に 関 する 規 定 は 通 常 通 商 協 定 には 定 められている 一 般 的 な ルールです 参 考 関 連 リンク:TPP 内 国 民 待 遇 及 び 物 品 の 市 場 アクセス 章 の 概 要 条 文 の 概 要