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2013 年 10 月 28 日 各 位 小 野 薬 品 工 業 株 式 会 社 完 全 ヒト 型 抗 PD-1 抗 体 Nivolumab(ONO-4538/BMS-936558) について 第 15 回 世 界 肺 がん 学 会 で 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験 の 非 小 細 胞 肺 がんを 対 象 とした 最 新 の 臨 床 試 験 成 績 が 発 表 される ブリストル マイヤーズ スクイブ( 以 下 BMY) 社 は 10 月 25 日 ( 米 国 現 地 時 間 )に 現 在 オーストラリアのシドニーで 開 催 されている 第 15 回 世 界 肺 がん 学 会 (15 th World Conference on Lung Cancer)において 完 全 ヒト 型 抗 PD-1 抗 体 Nivolumab(ONO- 4538/BMS-936558) の 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験 の 非 小 細 胞 肺 がんを 対 象 とした 最 新 の 臨 床 試 験 成 績 について 発 表 することを 公 表 しました Nivolumab(ONO-4538/BMS-936558) は 2005 年 5 月 に 小 野 薬 品 工 業 株 式 会 社 ( 以 下 当 社 )と 米 国 メダレックス 社 が 締 結 した 共 同 研 究 契 約 に 基 づき 創 製 された 完 全 ヒト 型 抗 PD-1 抗 体 です その 後 メダレックス 社 が 2009 年 に BMY 社 に 買 収 された 際 に この 抗 PD-1 抗 体 の 北 米 における 開 発 商 業 化 権 は BMY 社 に 継 承 されました そして 2011 年 9 月 に 当 社 と BMY 社 が 締 結 した 戦 略 的 なライセンス 契 約 において 当 社 は 本 剤 の 北 米 以 外 の 地 域 のう ち 当 社 が 開 発 および 商 業 化 の 権 利 を 留 保 する 日 本 韓 国 台 湾 を 除 く 全 世 界 において 独 占 的 に 開 発 および 商 業 化 する 権 利 を BMY 社 に 供 与 しました なお 海 外 においては 現 在 BMY 社 が 非 小 細 胞 肺 がん 腎 細 胞 がんおよび 悪 性 黒 色 腫 を 対 象 とした 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 C 型 肝 炎 血 液 がん 肝 細 胞 がんを 対 象 として 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験 を 実 施 中 です また トリプルネガティブ 乳 がん 胃 がん 膵 臟 がん 小 細 胞 肺 がんを 対 象 と した 第 Ⅰ/Ⅱ 相 臨 床 試 験 を 開 始 しています 一 方 日 本 では 当 社 が 非 小 細 胞 肺 がんおよび 悪 性 黒 色 腫 を 対 象 とした 第 Ⅱ 相 臨 床 試 験 腎 細 胞 がんを 対 象 とした 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 を 実 施 中 で す 次 頁 以 降 に BMY 社 が 発 表 したプレスリリース 資 料 ( 和 訳 版 )を 添 付 しておりますので ご 参 照 下 さい 以 上 < 本 件 に 関 する 問 い 合 わせ 先 > 小 野 薬 品 工 業 株 式 会 社 広 報 室 TEL:06-6263-5670 FAX:06-6263-2950

以 下 の 資 料 は BMY 社 が 2013 年 10 月 25 日 ( 米 国 現 地 時 間 )に 発 表 したプレスリリースを 日 本 語 に 翻 訳 したものであり この 資 料 の 内 容 および 解 釈 については 同 社 の 英 語 原 文 が 優 先 されます PD-1 免 疫 チェックポイント 阻 害 剤 である Nivolumab の 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験 における 非 小 細 胞 肺 がんコホートに 関 する 追 加 の 生 存 データが 第 15 回 世 界 肺 がん 学 会 において 発 表 される 治 療 歴 の 多 い 非 小 細 胞 肺 がん 患 者 の 全 投 与 群 を 合 わせた 1 年 生 存 率 は 42%,2 年 生 存 率 は 24%で あった(Kaplan-Meier 推 定 値 に 基 づく) 治 験 薬 との 因 果 関 係 が 否 定 できない 有 害 事 象 の 種 類, 発 現 頻 度 および 重 症 度 は, 当 初 報 告 された ものと 一 致 していた 開 発 プログラムは, 肺 がん, 悪 性 黒 色 腫 及 び 腎 細 胞 がんの 承 認 申 請 に 用 いる 可 能 性 のある 検 証 試 験 7 試 験 を 含 む 広 範 囲 の 腫 瘍 を 対 象 とした 25 以 上 の 試 験 で 構 成 される (PRINCETON, NJ, October 25, 2013) 本 日 ブリストル マイヤーズ スクイブ(NYSE:BMY)は PD-1 免 疫 チェックポイント 阻 害 剤 である Nivolumab の 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験 (003 試 験 )の 非 小 細 胞 肺 がんコホート (129 名 )における 長 期 の 追 跡 調 査 の 成 績 ( 追 跡 の 中 央 値 :20.3 カ 月 )を 発 表 した 本 成 績 によれば, 治 療 歴 を 多 く 有 する 非 小 細 胞 肺 がん(NSCLC) 患 者 に 対 して 全 投 与 群 を 合 わせた 1 年 および 2 年 生 存 率 はそ れぞれ 42%および 24%という 持 続 的 な 有 効 性 を 示 した Kaplan-Meier 推 定 値 に 基 づくこれらのデータは 世 界 肺 がん 学 会 において 10 月 29 日 に 発 表 される(Abstract # MO18.03) BMY の Oncology & Immunology の senior vice president 兼 Head of Development である Michael Giordano 氏 は 腫 瘍 免 疫 における 私 たちの 目 標 は, 生 存 に 対 する 期 待 と 患 者 ががんと 共 存 する 方 法 を 変 えることであ る 世 界 的 にがんによる 死 亡 の 主 要 原 因 である 肺 がん 患 者 を 対 象 とした 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験 の 拡 大 コホートの 結 果 は 非 常 に 有 望 であり, 現 在 実 施 中 の 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 でこれらのデータを 検 証 する 予 定 である と 述 べ ている Sarah Cannon Research Instituteの 肺 がんプログラムディレクター 兼 003 試 験 の 治 験 責 任 医 師 であるDavid Spigel 医 師 は 肺 がんを 治 療 することは 非 常 に 困 難 で, 特 に 複 数 の 治 療 歴 を 有 する 肺 がん 患 者 に 対 しては 高 いアンメットメディカルニーズが 引 き 続 き 存 在 する 私 たちはNivolumabを 用 いて, 患 者 自 身 が 持 つ 免 疫 システムが 働 くように 設 計 された 肺 がん 治 療 へのアプローチを 調 査 しており,これらの 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験 の 成 績 は 非 常 に 有 望 で,より 大 規 模 な 試 験 でさらなる 調 査 をサポートするものである と 付 け 加 えた 1/4

003 試 験 の 結 果 本 解 析 は, 非 小 細 胞 肺 がん 患 者 129 名 ( 扁 平 上 皮 がんおよび 非 扁 平 上 皮 がん 両 方 の 組 織 型 を 含 む) を 対 象 に 実 施 した 非 小 細 胞 肺 がん 患 者 の 全 てが Nivolumab 投 与 前 に 少 なくとも 1 つ 以 上 の 治 療 を 受 けて おり,54%が 3 つ 以 上 の 治 療 を 受 けていた Kaplan-Meier 推 定 法 に 基 づいた 1 年 生 存 率 は 42%,2 年 生 存 率 は 24%であり, 全 生 存 期 間 の 中 央 値 は 9.9 カ 月 であった また,Nivolumab の 投 与 を 受 けた 患 者 全 体 の RECIST 判 定 基 準 で 評 価 された 客 観 的 奏 効 率 は 17%であった 本 試 験 の 非 小 細 胞 肺 がん 患 者 129 名 を 対 象 とした 患 者 背 景 の 解 析 から,Nivolumab は 肺 がんの 病 態 に 関 与 している EGFR や KRAS 遺 伝 子 変 異 を 有 す る 患 者 を 含 め, 幅 広 い 患 者 に 対 する 効 果 が 示 された 2013 年 の 米 国 臨 床 腫 瘍 学 会 (ASCO)で 発 表 された 1 年 以 上 の 追 跡 調 査 を 実 施 した 全 患 者 のデータ で, 治 験 薬 との 因 果 関 係 が 否 定 できない 有 害 事 象 の 種 類, 頻 度, 重 篤 度 が 示 されたが,それらは 2012 年 に 最 初 に 報 告 された 内 容 と 同 じであった 2013 年 の ASCO で 報 告 された 通 り, 患 者 に 共 通 して 認 められ る 治 験 薬 との 因 果 関 係 が 否 定 できない 有 害 事 象 は, 疲 労, 食 欲 不 振, 下 痢, 悪 心, 便 秘, 咳 嗽, 呼 吸 困 難 であった 免 疫 学 的 機 序 に 基 づくと 考 えられる 治 験 薬 との 因 果 関 係 が 否 定 できない 有 害 事 象 ( 定 義 :より 高 頻 度 の 観 察 および/または 特 別 な 治 療 が 必 要 な 有 害 事 象 )には, 発 疹, 下 痢,およびそう 痒 症 が 含 まれて いた 003 試 験 について 003 試 験 は, 非 小 細 胞 肺 がん(n=129), 進 行 性 悪 性 黒 色 腫 (n=107), 腎 細 胞 がん(n=34), 去 勢 抵 抗 性 前 立 腺 がん(n=17), 結 腸 直 腸 がん(n=19)を 対 象 に 行 われた Nivolumab の 安 全 性, 抗 腫 瘍 効 果 および 薬 物 動 態 を 評 価 する 第 I 相 臨 床 試 験 (n=306)である 修 正 後 のプロトコルに 基 づいて, 生 存 追 跡 調 査 を 実 施 した 本 試 験 では,1 サイクルを 8 週 間 とし,Nivolumab を 2 週 間 に 1 回 静 脈 内 投 与 を 行 った 0.1, 0.3, 1.0, 3.0 ま たは 10 mg/kg の 用 量 群 にそれぞれ 3~6 名 の 患 者 が 連 続 して 組 み 入 れられた 完 全 奏 効 と 判 定 されるか 許 容 できない 毒 性 が 認 められるか, 疾 患 進 行 と 判 断 されるか, 同 意 が 撤 回 されない 限 り, 患 者 は 最 大 2 年 間 ( 最 大 12 サイクル,1 サイクルを 8 週 間 とし 4 回 投 与 ) 治 療 を 継 続 した 臨 床 的 に 安 定 した 患 者 は, 計 画 された 免 疫 反 応 の 判 定 基 準 に 従 い, 初 回 の 疾 患 進 行 と 判 断 された 後 も, 再 度, 疾 患 進 行 と 判 定 されるま 2/4

で 治 療 を 継 続 できた 治 療 の 終 了 時 に 抗 腫 瘍 効 果 が 安 定 していたか 奏 効 が 継 続 していた 患 者 は 最 大 1 年 間 の 観 察 を 行 い, 疾 患 が 進 行 した 場 合 には 追 加 で 1 年 間, 再 治 療 を 受 けることができた 奏 効 の 定 義 は, 完 全 奏 効 および 部 分 奏 効 とした Nivolumab について がん 細 胞 は 免 疫 システムによる 認 識 および 攻 撃 を 回 避 するためにチェックポイント 経 路 のような 調 整 経 路 を 悪 用 する Nivolumab は 活 性 化 T 細 胞 に 発 現 するチェックポイントレセプターである PD-1 (programmed death-1)に 結 合 する 完 全 ヒト 型 抗 PD-1 モノクローナル IgG4 免 疫 チェックポイント 阻 害 剤 である Nivolumab は PD-1 が 腫 瘍 上 に 発 現 するリガンドである programmed death-ligand 1 (PD-L1/B7-H1) および PD-L2(B7-DC)と 結 合 するのを 阻 害 する PD-1 受 容 体 とそのリガンドとの 結 合 を 阻 害 することで, T 細 胞 による 抗 腫 瘍 免 疫 反 応 を 回 復 することができると 考 えられる Nivolumab の 開 発 プログラムには, 多 様 ながん 腫 ( 非 小 細 胞 肺 がん, 小 細 胞 肺 がん, 悪 性 黒 色 腫, 腎 細 胞 がん, 肝 細 胞 がん, 血 液 悪 性 腫 瘍,トリプルネガティブ 乳 がん, 胃 がん, 膵 臓 がん)を 対 象 とした 単 剤 または 他 剤 との 併 用 による 25 以 上 の 試 験 から 構 成 されている これらのなかには 非 小 細 胞 肺 がん, 進 行 性 腎 細 胞 がんおよび 悪 性 黒 色 腫 を 対 象 とした 承 認 申 請 に 用 いる 可 能 性 のある 検 証 試 験 が 7 試 験 含 まれ ている 肺 がんについて 肺 がんは 世 界 的 にがんによる 死 亡 の 主 因 であり, 世 界 保 健 機 関 によると 毎 年 130 万 人 以 上 が 死 亡 している 非 小 細 胞 肺 がんは 本 疾 患 の 最 もよくみられる 病 型 の 一 つであり, 全 体 の 約 85%を 占 める ブリストル マイヤーズ スクイブと 小 野 薬 品 とのパートナーシップについて ブリストル マイヤーズ スクイブは 2009 年 にメダレックス 社 を 買 収 した 際 に Nivolumab の 権 利 を 獲 得 しました 2011 年 に 小 野 薬 品 とブリストル マイヤーズ スクイブが 締 結 したライセンス 契 約 では,ブリ ストル マイヤーズ スクイブは Nivolumab (BMS-936558/ONO-4538)を 開 発 および 商 業 化 する 地 域 の 権 利 を 小 野 薬 品 が 権 利 を 留 保 する 日 本 韓 国 台 湾 を 除 く 全 世 界 に 拡 大 しました 3/4

ブリストル マイヤーズ スクイブについて ブリストル マイヤーズ スクイブは, 深 刻 な 病 気 を 持 つ 患 者 さんを 助 けるための 革 新 的 な 医 薬 品 を 発 見, 開 発 し, 提 供 することを 使 命 とする 世 界 的 なバイオファーマ 企 業 です 詳 細 については, http://www.bms.com/,またはツイッターhttp://twitter.com/bmsnews.をご 覧 ください ブリストル マイヤーズ スクイブの 将 来 予 測 に 関 する 記 述 本 プレスリリースは, 製 品 開 発 について,1995 年 私 募 証 券 訴 訟 改 革 法 で 定 義 されるところの 将 来 予 測 に 関 する 記 述 を 含 んでいます そうした 将 来 予 測 に 関 する 記 述 は 現 在 の 予 想 に 基 づくものであり, 遅 延, 転 換 又 は 変 更 を 来 たす 内 在 的 リスクと 不 確 実 性 を 伴 っており, 実 際 の 成 果 又 は 業 績 が 現 在 の 予 想 と 大 きく 異 なる 結 果 となる 可 能 性 があります 将 来 予 測 に 関 するいかなる 記 述 も 保 証 されるものではありません 特 に,この 化 合 物 の 臨 床 試 験 が 規 制 当 局 への 申 請 の 裏 づけとなる,あるいは,この 化 合 物 が 規 制 当 局 の 承 認 を 受 ける,また 承 認 を 受 けたとしても 製 品 として 商 業 的 に 成 功 を 収 めるという 保 証 はできません 本 プレ スリリースの 将 来 予 測 等 に 関 する 記 述 は,ブリストル マイヤーズ スクイブの 事 業 に 影 響 を 与 える 不 確 定 要 素, 特 にブリストル マイヤーズ スクイブの 2012 年 12 月 31 日 に 終 了 した 事 業 年 度 通 期 報 告 書 (Form 10-K), 四 半 期 報 告 書 (Form 10-Q)および 当 期 報 告 書 (Form 8-K)にリスク 要 因 として 記 されている 不 確 定 要 素 と 共 に 評 価 されるべきです ブリストル マイヤーズ スクイブは, 新 たな 知 見, 今 後 の 出 来 事 等 に 因 るか 否 かを 問 わず, 一 切 の 将 来 予 測 等 に 関 する 記 述 について, 公 に 更 新 する 義 務 を 負 うものではあり ません # # # Media: Sarah Koenig, 609-252-4145, sarah.koenig@bms.com Investors: Ranya Dajani, 609-252-5330, ranya.dajani@bms.com Ryan Asay, 609-252-5020, ryan.asay@bms.com 4/4