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2015. November 49 特 集 自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 ISSN 0911-7113 自 動 車 工 業 JAMAGAZINE 平 成 27 年 11 月 15 日 発 行 ( 毎 月 1 回 発 行 )

2015. November 49 自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 自 動 車 車 体 整 備 業 界 のいま 2 / 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 会 長 吉 野 一 日 常 でできる 点 検 整 備 と 冬 季 に 向 けた 準 備 112 /モータージャーナリスト 藤 島 知 子 Topics 東 京 モーターショー60 周 年 記 念 パレード 開 催 18 2015 年 第 2 四 半 期 上 半 期 累 計 海 外 生 産 統 計 2015 年 度 上 半 期 (4 9 月 )の 福 祉 車 両 販 売 実 績 について 第 44 回 東 京 モーターショー2015 閉 幕 - 海 外 ブランドを 含 むワールドプレミア75 台 が 集 結 自 工 会 自 動 運 転 ビジョン を 発 表 - 表 紙 イラストレーション クルマのある 風 景 こ 國 う 府 だ 田 か ず 一 き 輝 東 北 芸 術 工 科 大 学 デザイン 工 学 部 プロダクトデザイン 学 科 1 年 秋 の 山 道 を 優 雅 に 走 るクルマの 絵 を 描 き ました 近 いようで 遠 い 山 に 向 かって 走 る 白 いクルマの 姿 は これからそれぞれ の 色 に 染 まっていくであろう 若 者 たちの 姿 をイメージしました JAMAGAZINE では 表 紙 に 美 術 を 専 攻 している 大 学 生 などの 皆 さんの 作 品 を 掲 載 しています

[ 自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 ] 自 動 車 車 体 整 備 業 界 のいま 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 会 長 吉 野 一 1. 自 動 車 車 体 整 備 の 歴 史 1) 日 本 における 車 体 整 備 業 の 歴 史 車 体 整 備 業 いわゆる 板 金 塗 装 業 は 昭 和 初 期 輸 入 車 の 修 理 を 目 的 に 全 国 の 主 要 な 港 町 に 発 祥 し たと 言 われている 昭 和 30 年 代 に 入 ると 本 格 的 なモータリゼーシ ョンの 発 展 につれ 車 体 整 備 事 業 者 の 数 が 急 増 す ることになる しかし 当 時 の 日 本 における 車 体 修 理 技 術 は 一 部 の 作 業 を 除 くと 必 ずしも 科 学 的 に 体 系 立 てられたものではなく 作 業 者 の 経 験 と 勘 による 職 人 技 の 世 界 であった また 当 時 の 車 体 整 備 業 界 は 業 界 としての 体 裁 をなしてい なかった 一 方 で その 状 況 に 危 機 感 を 抱 き 修 理 後 の 車 体 の 安 全 性 修 理 作 業 の 合 理 化 経 営 の 近 代 化 などを 追 及 する 有 志 の 車 体 整 備 事 業 者 が 任 意 で 団 体 を 組 織 し 問 題 解 決 を 図 ろうという 動 き が 活 発 化 したのもこのころである 大 きな 転 機 は 国 が 昭 和 42 年 運 輸 省 令 第 二 号 優 良 自 動 車 整 備 事 業 者 認 定 規 則 の 一 部 改 正 によっ て 車 体 整 備 業 を 含 む 特 殊 認 定 工 場 制 度 が 発 足 し たことにより 訪 れる 制 度 化 そのものは 自 動 車 整 備 の 中 で 車 体 整 備 が 重 要 な 作 業 であるとの 市 場 認 識 の 高 まりが 影 響 したものと 考 えられるが そ の 結 果 昭 和 40 年 代 には 有 志 の 車 体 整 備 事 業 者 が 組 織 した 複 数 の 有 力 な 団 体 が 合 流 するなど 業 界 としての 基 礎 が 育 まれ 昭 和 44 年 2 月 ついに 全 国 組 織 の 中 央 団 体 が 誕 生 することとなる それ が 日 本 自 動 車 車 体 整 備 協 会 ( 初 代 会 長 : 岩 崎 貫 一 ) ( 現 在 の 日 本 自 動 車 車 体 整 備 協 同 組 合 連 合 会 会 長 : 小 倉 龍 一 以 下 日 車 協 連 という)である 以 降 昭 和 45 年 4 月 には 運 輸 省 が 車 体 整 備 特 殊 認 定 工 場 として14 工 場 を 認 可 昭 和 48 年 には 運 輸 省 が 自 動 車 整 備 士 技 能 検 定 規 則 を 一 部 改 正 し 国 家 資 格 としての 車 体 整 備 士 を 新 設 するなど 車 体 整 備 業 は 業 界 として 市 場 に 認 識 されていく その 実 現 に 尽 力 したのが 現 在 の 日 車 協 連 であり 日 本 に おける 車 体 整 備 業 界 の 歴 史 とは まさに 日 車 協 連 の 歴 史 といっても 過 言 ではない さて 業 界 には 今 まさに 新 たな 転 機 が 訪 れて いる そのキーファクターは 車 体 整 備 における 車 両 の 電 子 化 と 車 体 の 軽 量 化 への 対 応 である 特 に 横 滑 り 防 止 装 置 や 衝 突 被 害 軽 減 ブレーキをは じめとする 電 子 制 御 された 安 全 装 置 への 対 応 並 びに 車 体 の 軽 量 化 に 不 可 欠 な 超 高 張 力 鋼 板 部 品 の 補 修 スポット 溶 接 への 対 応 は 修 理 後 の 車 両 の 品 質 すなわち 国 民 の 安 全 安 心 に 直 結 する そこで 国 土 交 通 省 自 動 車 局 整 備 課 は 日 車 協 連 と 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 ( 代 表 理 事 : 吉 野 一 以 下 JARWAという)から 構 成 される 車 体 整 備 事 業 の 高 度 化 活 性 化 に 向 けた 勉 強 会 を 開 催 し スキャンツールを 保 有 する 工 場 超 高 張 力 鋼 板 対 応 型 スポット 溶 接 機 を 保 有 する 工 場 同 技 術 に 関 する 教 育 を 追 加 受 講 した 車 体 整 備 士 が 在 籍 する 工 場 を 優 良 な 車 体 整 備 工 場 として 見 える 化 する 方 針 を 打 ち 出 すなど 官 民 一 体 とな 2 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 って 必 要 な 施 策 を 策 定 しているところである 2) 時 代 による 業 界 の 変 化 黎 明 期 における 車 体 整 備 事 業 者 は 自 動 車 の 所 有 が 国 民 の 一 部 の 富 裕 層 などに 限 られていたこと から 所 有 者 からの 直 接 の 依 頼 で 仕 事 を 行 う 中 小 零 細 企 業 がほとんどであった また 当 時 は 部 品 の 入 手 も 困 難 を 極 めたことから 部 品 そのものを 製 作 して 組 みつけるなど 現 在 の 車 体 整 備 業 より 業 務 範 囲 が 幅 広 かった 昭 和 40 年 代 すなわち 現 在 の 日 車 協 連 が 誕 生 し たころは 自 動 車 保 有 台 数 が 約 1,500 万 台 を 突 破 するなどモータリゼーションが 本 格 化 した 時 期 で あり 車 体 整 備 事 業 者 の 数 も 増 加 の 一 途 をたどっ た その 反 面 交 通 事 故 による 死 亡 者 数 が1 万 6,000 人 を 超 えるなど 交 通 事 故 が 社 会 問 題 化 し た 時 期 でもある その 結 果 車 体 整 備 需 要 は 自 動 車 保 有 台 数 や 交 通 事 故 件 数 に 比 例 して 伸 び 続 け フレーム 修 正 機 などの 高 額 設 備 を 導 入 する 車 体 整 備 事 業 者 も 徐 々に 増 えていった 昭 和 50 年 代 に 入 ると 車 体 整 備 事 業 者 は 中 小 企 業 近 代 化 促 進 法 に 基 づく 指 定 業 種 としての 指 定 を 受 けるなど 設 備 の 近 代 化 が 図 られ 修 理 効 率 や 修 理 品 質 が 飛 躍 的 に 向 上 した また 日 車 協 連 と 損 害 保 険 協 会 との 合 同 研 究 会 なども 開 催 され 昭 和 57 年 には 車 体 整 備 工 数 の 目 安 として 現 在 でも 用 いられている 保 険 事 故 車 修 理 料 金 算 定 用 指 数 の 導 入 が 開 始 されるなど 車 体 整 備 業 界 と 周 辺 業 界 との 連 携 が 活 発 化 し 業 界 としての 社 会 的 プレゼ ンスは 確 実 なものとなっていく 平 成 の 時 代 に 入 っても 自 動 車 保 有 台 数 は 順 調 に 増 加 傾 向 をたどり 20 世 紀 末 には7,500 万 台 を 突 破 する しかし これまでとは 異 なり 車 体 整 備 需 要 は 平 成 初 頭 の1,700 万 台 ( 推 定 値 )をピー クに 横 ばい 状 態 となり 車 体 整 備 事 業 者 を 取 り 巻 く 外 部 環 境 は 厳 しいものとなり 始 めた これは バブル 崩 壊 などに 代 表 される 経 済 環 境 の 変 化 が 自 動 車 所 有 者 の 消 費 行 動 に 影 響 を 与 え 多 少 ぶつ かっても 直 さないという 選 択 が 増 えたことが 原 因 と 解 されている さて 上 記 に 代 表 されるような 外 部 環 境 の 変 化 に 伴 い 車 体 整 備 業 界 にはいくつかの 大 きな 構 造 変 化 が 起 こり それは 今 日 に 至 るまで 続 いている 具 体 的 には 車 検 制 度 の 規 制 緩 和 やバブル 崩 壊 後 の 長 引 く 不 況 への 対 応 策 として 分 解 整 備 事 業 者 や 自 動 車 メーカー 系 ディーラーがサービス 収 益 の 向 上 を 目 的 に 車 体 整 備 内 製 化 の 取 り 組 みを 本 格 化 させ 顧 客 の 囲 い 込 みを 強 化 した また 損 害 保 険 会 社 が 平 成 4 年 の 自 動 車 保 険 料 率 の 自 由 化 に 伴 い 悪 化 した 損 害 率 の 改 善 を 目 的 に アジャスター ( 損 害 保 険 会 社 から 委 託 を 受 けて 事 故 車 両 の 損 傷 状 態 を 調 査 し 損 害 額 の 認 定 を 行 う 専 門 家 )の 立 ち 会 いを 必 要 としない 損 害 調 査 制 度 ダイレクト リペア プログラム(Direct Repair Program: DRP)を 強 化 した さらには 潜 在 化 した 小 さ な 修 理 の 需 要 を 取 り 込 むべく 軽 補 修 に 特 化 した 新 しい 車 体 整 備 の 業 態 が 誕 生 自 動 車 ディーラー ガソリンスタンド 自 動 車 用 品 店 までもが 本 業 外 収 益 の 確 保 と 顧 客 の 囲 い 込 みを 目 的 に 軽 補 修 の 内 製 化 に 着 手 した 一 方 で これら 業 界 の 構 造 変 化 を 受 け 専 業 の 車 体 整 備 業 事 業 者 側 でも それに 対 応 するための 動 きが 活 発 化 する 具 体 的 には 平 成 9 年 カー ユーザー 損 害 保 険 会 社 組 合 員 工 場 のトリプル プロフィット( 三 者 間 利 益 )の 追 求 を 旗 印 に BSサミット( 会 長 : 磯 部 君 男 )( 現 在 のBSサミッ ト 事 業 協 同 組 合 代 表 理 事 : 磯 部 君 男 )が 設 立 さ れ 損 害 保 険 会 社 が 強 化 したダイレクト リペア プログラム(Direct Repair Program:DRP)の 受 け 皿 として 名 乗 りを 上 げた JAMAGAZINE 2015. November 3

2. 車 体 整 備 業 界 における 最 近 の 問 題 点 1) 車 両 の 電 子 化 への 対 応 近 年 自 動 車 の 安 全 環 境 性 能 の 向 上 を 目 的 に 車 両 の 挙 動 を 電 子 的 に 制 御 調 整 する 新 技 術 の 利 用 が 広 がっている いわゆる 車 両 の 電 子 化 である 特 に 横 滑 り 防 止 装 置 や 衝 突 被 害 軽 減 ブレーキな どの 先 進 安 全 装 置 については 輸 出 時 に 相 手 国 か ら 搭 載 が 義 務 づけられるなど 車 両 の 電 子 化 は 世 界 的 に 活 発 化 している( 図 1) ところで 車 両 の 使 用 過 程 でこれらの 優 れた 先 進 安 全 性 能 を 維 持 し 続 けるためには 対 象 となる 電 子 装 置 に 対 して 適 切 な 点 検 整 備 を 行 うことが 重 要 であることは 言 うまでもない そこで 一 般 の 整 備 業 界 においては 国 土 交 通 省 と 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 整 備 振 興 会 連 合 会 ( 以 下 日 整 連 とい う)が 中 心 となり 電 子 装 置 の 点 検 整 備 に 不 可 欠 なスキャンツールの 導 入 支 援 並 びに 整 備 主 任 者 研 修 などを 通 じた 車 両 の 電 子 化 に 対 する 技 術 的 な 基 盤 強 化 を 図 っている それに 対 し 車 体 整 備 業 界 では 目 まぐるしく 進 化 し 続 ける 車 体 の 修 理 技 術 の 習 得 に 追 われ 車 両 の 電 子 化 への 対 応 が 後 手 に 回 っている 本 来 車 体 整 備 業 界 は 一 般 の 整 備 業 界 にも 増 して 電 子 装 置 の 点 検 整 備 に 不 可 欠 なスキャンツールの 導 入 並 びに 車 両 の 電 子 化 に 対 する 知 識 と 修 理 技 術 が 必 要 である なぜなら 自 動 車 事 故 を 起 こした 車 両 こそ 電 子 装 置 に 不 具 合 を 生 じる 可 能 性 が 高 く また 電 子 装 置 の 制 御 の 仕 組 み 上 単 に 部 品 を 新 品 に 交 換 しただけでは 修 理 が 完 了 しない 場 合 が 大 半 であり スキャンツールを 持 たないまま 車 体 整 備 を 行 うと 車 両 の 安 全 が 保 てない 結 果 となる 恐 れがあるからである 2) 車 体 材 料 の 変 化 への 対 応 地 球 環 境 への 対 応 意 識 から 世 界 規 模 でCO2 削 減 が 叫 ばれて 久 しいが 近 年 自 動 車 メーカー 各 社 の 燃 費 改 善 成 果 には 目 覚 しい 進 展 があり それを 支 えたのが 軽 量 化 材 料 の 進 化 である 車 体 の 衝 突 安 全 性 を 担 保 しつつ 軽 量 化 を 実 現 するための 材 料 には 高 張 力 鋼 板 超 高 張 力 鋼 板 アルミニウム FRPなどがあるが 特 に 高 張 力 鋼 板 及 び 超 高 張 力 鋼 板 については 他 の 材 料 に 比 べコスト 面 で 優 位 図 1 自 動 車 のECU(Electric Control Unit) 1 台 のクルマに 搭 載 するECUは 大 衆 車 でも30 40 個 に 達 し 一 部 の 高 級 車 では100 個 を 超 えている 出 典 :Car Info Report@OBD_サービス 説 明 資 料 ( 平 成 24 年 HYC 株 式 会 社 ) 4 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 表 1 高 張 力 鋼 板 の 使 用 状 況 新 車 で 販 売 されている 車 両 の 少 なくとも82%は980 以 上 の 超 高 張 力 鋼 板 を 使 用 している 超 高 張 力 鋼 板 使 用 車 両 の 販 売 割 合 集 計 2014 年 1 月 12 月 販 売 台 数 980 以 上 使 用 車 両 台 数 980 以 上 比 率 登 録 車 乗 用 2,430,522 1,708,834 70% 軽 乗 用 1,838,991 1,789,330 97% 合 計 4,269,513 3,498,164 82% 登 録 車 は 上 位 30 車 種 での980 以 上 車 種 調 査 参 考 : 登 録 車 を 上 位 30 車 種 で 集 計 した 場 合 販 売 台 数 980 以 上 使 用 車 両 台 数 980 以 上 比 率 登 録 車 乗 用 2,077,849 1,708,834 82% 軽 乗 用 1,838,991 1,789,330 97% 合 計 3,916,840 3,498,164 89% 出 典 : 高 張 力 鋼 板 の 使 用 状 況 ( 平 成 27 年 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 ) であるため 近 年 車 体 への 採 用 が 劇 的 に 活 発 化 している( 表 1) JIS( 日 本 工 業 規 格 )でいうところの 高 張 力 鋼 板 (High Tensile Strength Steel)とは さまざ まな 手 法 で 引 張 強 度 を 高 めた 鋼 板 の 総 称 で 薄 板 ( 冷 延 鋼 板 )では 引 張 強 度 が340MPa 厚 板 ( 熱 延 鋼 板 )では 引 張 強 度 490MPa 以 上 の 鋼 板 である 従 来 の 軟 鋼 板 と 比 べ 破 断 強 度 が 高 い( 耐 衝 突 ) 降 伏 強 度 が 高 い( 耐 デント:くぼみ 等 を 防 ぐ 強 度 ) 同 一 強 さなら 薄 い( 軽 量 化 )などの 有 益 な 性 能 を 持 つが 加 工 性 が 悪 く 熱 に 敏 感 であるという 欠 点 も 併 せ 持 つため それが 車 体 整 備 技 術 に 重 大 な 影 響 を 与 えている( 図 2) また ここ 数 年 でさらに 強 度 の 高 い 超 高 張 力 鋼 板 の 採 用 が 進 んでおり 熱 履 歴 を 伴 う 修 理 につい ては 自 動 車 メーカーが 修 理 書 で 加 熱 修 正 を 禁 止 するなど 今 までの 修 理 技 術 がそのまま 適 用 でき ないケースが 散 見 される( 図 3) 特 にスポット 溶 接 については 自 動 車 メーカー が 超 高 張 力 鋼 板 使 用 部 位 の 補 修 スポット 溶 接 条 図 2 高 張 力 鋼 板 の 強 度 特 性 出 典 : 車 体 補 修 の 抵 抗 スポット 溶 接 の 基 礎 ( 平 成 27 年 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 ) JAMAGAZINE 2015. November 5

図 3 各 種 熱 加 工 の 冷 却 速 度 出 典 : 車 体 補 修 の 抵 抗 スポット 溶 接 の 基 礎 ( 平 成 27 年 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 ) 件 や 補 修 スポット 溶 接 機 のスペックなどを 修 理 書 に 記 載 し それを 強 く 推 奨 するなど 適 切 な 補 修 スポット 溶 接 作 業 の 実 現 すなわち 健 全 な 溶 接 強 度 の 確 保 に 力 を 入 れている ところで 損 害 保 険 料 率 機 構 は 平 成 24 年 4 月 1 日 に 自 動 車 保 険 参 考 純 率 におけるノンフリート 等 級 別 料 率 制 度 ( 等 級 制 度 )の 改 定 を 行 い 等 級 係 数 を 無 事 故 係 数 と 事 故 有 係 数 に 細 分 化 し た その 根 拠 は 同 じ 等 級 内 での 事 故 有 契 約 者 の リスク 実 態 が 無 事 故 契 約 者 のリスク 実 態 よりも 高 い 傾 向 にあり 契 約 者 間 の 保 険 料 負 担 に 不 公 平 を 生 じている その 状 態 を 是 正 するために 制 度 の 改 定 を 行 う とされている これは 事 故 を 起 こ した 運 転 者 は そうでない 運 転 者 と 比 べて 再 度 事 故 を 起 こすリスクが 高 い 可 能 性 を 示 唆 している この 事 からも 厳 に 車 体 整 備 における 補 修 スポ ット 溶 接 作 業 は 適 切 な 性 能 のスポット 溶 接 機 を 用 い 正 しい 溶 接 条 件 をもって 実 施 されなければ ならない 3. 車 体 整 備 の 進 化 と 業 界 の 取 り 組 み 1) 車 体 整 備 の 高 度 化 活 性 化 に 向 けた 勉 強 会 国 土 交 通 省 は 高 度 に 複 雑 化 したクルマの 使 用 過 程 における 安 全 性 の 確 保 には 新 技 術 材 料 に 対 応 した 車 体 整 備 を 実 施 するための 方 策 の 検 討 が 急 務 であると 判 断 したことから 国 土 交 通 省 自 動 車 局 整 備 課 日 車 協 連 並 びにJARWAから 構 成 さ れる 車 体 整 備 の 高 度 化 活 性 化 に 向 けた 勉 強 会 ( 以 下 勉 強 会 という)を 平 成 26 年 11 月 から 毎 月 1 回 程 度 開 催 し 車 体 整 備 の 高 度 化 活 性 化 を 図 る ための 検 討 を 進 めている 勉 強 会 は 現 在 でも 継 続 中 であるが 平 成 27 年 5 月 には 第 1 回 から 第 6 回 までの 検 討 内 容 が 車 体 整 備 の 高 度 化 活 性 化 に 向 けた 対 応 ( 中 間 報 告 ) として 取 りまとめられ 車 体 整 備 業 界 が 進 むべき 今 後 の 方 向 性 が 以 下 のように 示 された 自 動 車 新 技 術 などに 対 応 した 車 体 整 備 技 術 の 高 度 化 等 については 必 要 な 設 備 について 取 り まとめが 行 われ 電 子 化 対 応 にはスキャンツール の 必 要 性 超 高 張 力 鋼 板 には 高 出 力 タイプのスポ ット 溶 接 機 の 必 要 性 継 続 的 なVOC 対 策 の 必 要 性 が 確 認 された 人 材 育 成 については 国 家 資 格 である 車 体 整 備 士 資 格 の 取 得 促 進 車 体 整 備 士 資 格 保 有 者 の 再 教 育 の 必 要 性 が 確 認 された 安 全 安 心 な 車 体 整 備 の 確 保 については 優 良 な 車 体 整 備 工 場 の 見 える 化 の 推 進 車 体 整 備 記 録 簿 の 活 用 促 進 が 確 認 された 6 JAMAGAZINE 2015. November

自動車車体整備業の現状と 冬に向けた点検 整備 が通信しながら車両の状態 故障など を検知し 2 車体整備の高度化 活性化に向けた対応 中間報告 の要点 ① 自動車新技術などに対応した車体整備技術の高 度化等 て メモリに記録するとともに 運転者などへ警 報する仕組み OBD 車載故障診断装置 を搭 載している また これら故障の情報 以下 ダ イアグコードという はメモリに記録されるので スキャンツールの必要性 故障により部品交換などを実施した際には スキ 近年 ABS 衝突被害軽減ブレーキ 横滑り ャンツール 外部診断機 を車両に接続して ダ 防止装置などの予防安全装置を搭載する次世代自 イアグコードを削除するなど付随作業の必要があ 動車の市場でのシェアが拡大しているが これら り 部品によっては 交換後に初期設定などが必 先進技術を搭載している車両は 部品 装置同士 要な場合もある 図4 図4 自動車の スキャンツール とは 出典 国土交通省自動車局整備課 JAMAGAZINE 2015. November 7

例 えば エアバッグは 交 換 すると 前 述 のメモリ にダイアグコードが 記 録 されるが 輸 入 車 の 多 く は 交 換 後 にスキャンツールで 適 切 な 処 置 を 行 わ ないと エアバッグが 正 常 に 作 動 しなくなる ま た ESC( 横 滑 り 防 止 装 置 )の 機 能 を 回 復 させる 場 合 には ハンドルとタイヤの 位 置 関 係 をスキャ ンツールで 学 習 ( 初 期 設 定 )させる 必 要 がある つまり スキャンツールを 持 たないまま 修 理 を 行 うと 場 合 によっては 安 全 が 保 てない 結 果 とな ってしまう また スポット 溶 接 機 を 使 用 するケースでは 大 電 流 による 悪 影 響 が 懸 念 されるため センサー 類 のコネクターやバッテリーのマイナスターミナ ルを 外 してから 溶 接 作 業 を 実 施 することになる が 修 理 後 にスキャンツールを 接 続 して 確 認 する ことでコネクターの 接 続 忘 れが 発 見 できるなど スキャンツールは 確 実 な 作 業 の 実 施 にも 活 用 する ことができる このように スキャンツールは 車 両 の 電 子 化 対 応 に 欠 くことのできないツールとなっているの で 車 体 整 備 事 業 者 はその 導 入 を 積 極 的 に 進 める 必 要 がある 超 高 張 力 鋼 板 への 対 応 自 動 車 メーカーは 燃 費 向 上 のために 車 体 を 軽 量 化 しながら 衝 突 安 全 構 造 が 実 現 できる 超 高 張 力 鋼 板 を 使 用 した 車 両 を 開 発 し 市 場 へ 順 次 投 入 している 一 方 で この 超 高 張 力 鋼 板 は 熱 感 受 性 が 非 常 に 高 いことから 入 熱 量 の 大 きい 補 修 溶 接 を 行 うと 材 料 強 度 を 著 しく 低 下 させ 修 理 後 の 車 体 の 衝 突 安 全 性 能 はもともとの 性 能 を 維 持 できなくなる 可 能 性 がある このため 超 高 張 力 鋼 板 部 品 の 交 換 を 行 う 際 の 補 修 溶 接 については 熱 影 響 が 少 ないスポット 溶 接 が 広 く 用 いられてい る( 図 5) さらに 超 高 張 力 鋼 板 部 品 のスポット 溶 接 で 十 分 強 度 を 確 保 するには 一 般 的 な 軟 鋼 の 場 合 と 比 べ 大 電 流 高 加 圧 力 といった 溶 接 条 件 が 要 求 さ れるため 車 体 整 備 事 業 者 は 必 要 能 力 を 満 たし た 適 切 な 性 能 のスポット 溶 接 機 を 購 入 する 必 要 がある また 溶 接 作 業 にあたっては 電 流 値 加 圧 力 値 通 電 時 間 といった スポット 溶 接 条 件 などの 技 術 情 報 を 入 手 する 必 要 もある( 図 6) この 適 切 な 性 能 のスポット 溶 接 機 の 機 種 選 定 については JARWAの 持 つノウハウを 活 用 す るなど 関 係 各 機 関 が 協 力 し 合 理 的 な 選 定 方 法 図 5 スポット 溶 接 機 の 装 置 構 成 例 出 典 : 車 体 補 修 の 抵 抗 スポット 溶 接 の 基 礎 ( 平 成 27 年 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 ) 8 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 図 6 最 近 の 装 置 の 条 件 設 定 出 典 : 車 体 補 修 の 抵 抗 スポット 溶 接 の 基 礎 ( 平 成 27 年 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 ) を 検 討 する 必 要 がある また スポット 溶 接 条 件 に 関 する 技 術 情 報 の 入 手 については 同 じく JARWAが 自 動 車 メーカーの 協 力 のもと 構 築 して いるデータベースを 活 用 するなど 協 力 体 制 を 踏 まえた 合 理 的 な 情 報 入 手 方 法 を 確 立 する 必 要 があ る なお スポット 溶 接 ができない 箇 所 について は 消 耗 電 極 式 アーク 溶 接 機 ( 通 称 半 自 動 溶 接 機 )を 用 いたプラグ 溶 接 によって 接 合 することに なるが 適 切 なプラグ 溶 接 のための 溶 接 条 件 に ついても 同 様 の 入 手 方 法 を 確 立 する 必 要 がある ところで 修 理 のための 詳 細 な 技 術 情 報 が 掲 載 された 自 動 車 メーカー 発 行 のボデー 修 理 書 の 入 手 については 日 車 協 連 が 自 動 車 メーカー 各 社 か ら 情 報 を 収 集 して 会 員 に 提 供 するべく 自 工 会 な どとの 調 整 を 要 する さらに 収 集 した 情 報 の 会 員 への 提 供 方 法 については 日 車 協 連 の 技 術 情 報 誌 であるスキルレポートを 拡 充 する 日 整 連 のイ ンターネット 整 備 情 報 提 供 システム FAINESを 活 用 する 日 車 協 連 のHPに 掲 載 するなどの 環 境 整 備 が 必 要 である VOC 対 策 大 気 汚 染 防 止 法 の 改 正 により 平 成 16 年 から VOC( 揮 発 性 有 機 化 合 物 :Volatile Organic Compoundsの 略 称 ) 排 出 規 制 が 導 入 され さらに 労 働 安 全 衛 生 法 の 改 正 により 平 成 25 年 からVOC による 作 業 者 の 健 康 被 害 を 考 慮 した 排 出 規 制 が 導 入 されており 車 体 整 備 で 使 用 する 塗 料 は VOC 排 出 が 少 ない 水 性 塗 料 への 切 り 替 えるなどの 対 応 も 今 後 は 重 要 になってくる 但 し 水 性 塗 料 は 塗 料 が 乾 燥 するまでの 温 度 管 理 や 粉 塵 対 策 が 重 要 であり 切 り 替 えには 塗 装 ブースの 導 入 など 大 規 模 な 設 備 投 資 を 伴 うという 課 題 がある 一 方 で 経 済 産 業 省 より 示 された 自 主 行 動 計 画 では 平 成 12 年 度 を 基 準 年 度 として 平 成 22 年 度 ま でにVOC30% 削 減 を 目 標 としていたが この 目 標 は 達 成 されているところである 2 人 材 育 成 車 体 整 備 士 資 格 の 取 得 促 進 一 種 養 成 施 設 ( 学 校 )を 卒 業 した 車 体 整 備 士 の 数 は 増 加 しているものの これら 資 格 取 得 者 はデ ィーラーなどに 就 職 する 傾 向 があり 専 業 工 場 な どにおける 資 格 取 得 者 は 横 ばいである 従 って 専 業 工 場 などにおける 車 体 整 備 士 資 格 の 取 得 促 進 には 働 きながら 学 べる 二 種 養 成 施 設 の 活 用 が 期 JAMAGAZINE 2015. November 9

待 されるが 現 実 には 開 講 に 必 要 な 最 低 限 の 参 加 人 員 の 確 保 が 難 しい 場 合 が 多 々ある これは 車 体 整 備 士 資 格 が 他 の 整 備 士 資 格 と 比 べてさまざ まな 面 において 優 位 性 に 乏 しいため 対 象 となる 事 業 者 や 人 員 が 資 格 取 得 に 消 極 的 なことが 原 因 と 解 されている 一 方 車 体 整 備 士 としての 技 能 を 習 得 するため の 教 科 書 については 高 度 化 している 自 動 車 技 術 を 網 羅 しておらず 陳 腐 化 した 古 い 内 容 であるの で 現 在 日 車 協 連 が 主 体 となって 高 度 化 技 術 に 対 応 した 教 科 書 の 改 訂 を 進 めている 今 後 は 内 容 が 充 実 強 化 された 教 科 書 を 活 用 し 高 度 化 技 術 に 対 応 できる 車 体 整 備 士 を 増 やしていく 必 要 がある 車 体 整 備 士 資 格 保 有 者 の 再 教 育 車 体 整 備 士 資 格 を 保 有 する 者 への 研 修 プログラ ムは 現 在 車 体 整 備 士 として 最 低 限 必 要 とされ る 基 本 的 な 従 来 型 技 能 に 関 する 内 容 のみで 自 動 車 の 電 子 化 の 進 展 や 超 高 張 力 鋼 板 の 普 及 など 資 格 取 得 後 の 最 新 の 自 動 車 技 術 の 変 化 に 対 応 する (レベルアップ)プログラムは 含 まれておらず 日 車 協 連 の 各 単 組 レベルで 任 意 に 開 催 されている 研 修 でカバーされている 状 況 である 今 後 は 日 車 協 連 の 各 単 組 レベルで 教 材 や 研 修 資 料 を 収 集 し て 研 修 を 実 施 するのではなく 日 車 協 連 として 統 一 したカリキュラムや 研 修 実 施 体 制 を 構 築 し 車 体 整 備 士 資 格 保 有 者 の 継 続 教 育 を 実 施 する 必 要 が ある また この 継 続 教 育 は 国 が 認 定 した 研 修 に 準 じた 位 置 づけとするなど 受 講 する 車 体 整 備 士 の モチベーション 向 上 策 もあわせて 検 討 することが 必 要 である 3 安 全 安 心 な 車 体 整 備 の 確 保 優 良 な 車 体 整 備 工 場 の 見 える 化 前 述 の 通 り 自 動 車 技 術 の 変 化 に 対 応 した 安 全 安 心 な 車 体 整 備 を 確 保 するためには スポット 溶 接 機 やスキャンツールなどの 高 度 化 対 応 設 備 の 導 入 並 びにこれら 設 備 を 適 切 に 使 用 できる 高 度 化 対 応 技 能 を 有 する 人 材 を 育 成 することが 必 要 であ る また このような 高 度 化 に 対 応 した 設 備 人 材 を 有 する 優 良 な 車 体 整 備 工 場 の 見 える 化 を 行 い ユーザーやディーラー 中 古 自 動 車 販 売 事 業 者 分 解 整 備 事 業 者 などが 選 択 できるような 環 境 を 整 えることが 必 要 である 言 い 換 えれば サー ビス 品 質 の 見 える 化 を 進 め 質 の 高 いサービスが 関 係 者 から 適 切 に 評 価 される 仕 組 みを 構 築 するこ とが 重 要 である 具 体 的 には 日 車 協 連 が 新 たに スーパーハ イテン( 超 高 張 力 鋼 板 ) 対 応 型 スポット 溶 接 機 設 置 事 業 者 ( 仮 称 ) 汎 用 スキャンツール 設 置 事 表 2 優 良 な 車 体 整 備 工 場 の 見 える 化 見 える 化 名 称 スーパーハイテン 対 応 スポット 溶 接 機 設 置 事 業 者 高 度 化 車 体 整 備 技 能 講 習 修 了 者 汎 用 スキャンツール 設 置 事 業 者 指 定 する 要 件 超 高 張 力 鋼 板 に 対 応 したスポット 溶 接 機 を 備 え 当 該 溶 接 機 の 能 力 に 応 じた 溶 接 が 適 切 に 実 施 できる 環 境 を 整 えていること 高 度 化 車 体 整 備 技 能 講 習 修 了 者 がいること 車 体 整 備 士 であって 別 途 日 車 協 連 が 策 定 する 高 度 化 対 応 を 目 的 とした 車 体 整 備 士 再 教 育 プログラム を 受 講 していること 汎 用 スキャンツール 標 準 仕 様 機 を 備 えていること 高 度 化 車 体 整 備 技 能 講 習 修 了 者 がいること 出 典 : 車 体 整 備 の 高 度 化 活 性 化 に 向 けた 対 応 ( 中 間 報 告 )( 平 成 27 年 国 土 交 通 省 ) 10 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 業 者 ( 仮 称 ) としての 要 件 を 満 たす 事 業 者 を 各 々 個 別 に 自 主 認 定 する 制 度 を 構 築 し 指 定 された 事 業 者 のリストを 作 成 公 表 する 対 象 となる 事 業 者 は 道 路 運 送 車 両 法 に 基 づく 優 良 認 定 工 場 並 び に 現 在 日 車 協 連 が 自 主 的 な 取 り 組 みとして 認 定 している 自 動 車 車 体 整 備 推 奨 工 場 指 定 制 度 によ る 推 奨 工 場 とする( 表 2) このような 施 策 を 実 行 することが 優 良 な 車 体 整 備 事 業 者 の 見 える 化 と 会 員 の 事 業 の 活 性 化 を 実 現 するための 現 実 的 な 方 策 である なお この 見 える 化 の 取 り 組 みについては 平 成 27 年 度 中 に できるところから 開 始 される 予 定 である 車 体 整 備 記 録 簿 の 活 用 安 全 安 心 な 車 体 整 備 の 品 質 を 確 保 するために 日 車 協 連 の 独 自 の 取 り 組 みとして 作 成 された 車 体 整 備 記 録 簿 については 現 状 での 問 題 点 などを 明 らかにして 必 要 なインセンティブのあり 方 を 含 め その 活 用 方 策 を 検 討 する 必 要 がある 具 体 的 には スキャンツールで 確 認 したダイア グコードなどの 記 入 ができるようにする ユーザ ーなどが 作 業 内 容 を 理 解 しやすい 写 真 や 記 載 など を 工 夫 する 中 古 自 動 車 販 売 事 業 者 や 分 解 整 備 事 業 者 などの 専 門 家 が 見 た 場 合 においても 納 得 でき る 技 術 的 根 拠 が 明 確 な 内 容 とするなど 車 体 整 備 記 録 簿 の 記 載 内 容 を 全 面 的 に 見 直 すべきである また 修 復 後 に 故 障 が 発 生 した 場 合 に 作 業 と 故 障 との 因 果 関 係 の 有 無 が 推 測 できる 記 録 内 容 と するような 配 慮 や 車 体 整 備 記 録 簿 は 車 体 整 備 士 が 署 名 するものを 基 本 とし 中 古 車 市 場 での 活 用 を 考 慮 して 車 体 整 備 記 録 簿 ( 写 )を 工 場 で 一 定 期 間 保 存 し 問 い 合 わせなどに 対 応 できるような 措 置 さらには 将 来 的 に 車 体 整 備 記 録 簿 を 電 子 化 し 日 車 協 連 がデータを 保 有 管 理 して トレ ーサビリティサービスなどへ 発 展 させる 可 能 性 な ども 模 索 する 必 要 がある 以 上 自 動 車 車 体 整 備 の 歴 史 から 現 在 の 課 題 及 び 解 決 に 向 けた 国 と 業 界 団 体 の 取 り 組 みまでを 概 観 した さて 自 動 車 の 点 検 整 備 が 陸 上 交 通 の 安 全 性 の 確 保 にとって 大 変 重 要 な 要 素 であり その 技 術 が 自 動 車 の 進 化 に 即 して 高 度 化 されるべきことは 疑 うべくもない もちろん それは 車 体 整 備 につい ても 同 じことが 言 える しかし 車 体 整 備 は 事 故 修 理 というネガティブなイメージが 災 いし 現 状 その 業 としての 重 要 性 や 技 術 高 度 化 の 必 要 性 が 自 動 車 ユーザーや 業 界 関 係 者 に 広 く 理 解 され ているとは 言 い 難 い 本 稿 が 車 体 整 備 の 重 要 性 に 対 する 理 解 を 深 め 車 体 整 備 業 界 に 対 する 良 き 再 認 識 の 一 助 となれば 幸 いである (よしの はじめ) 参 考 資 料 日 車 協 連 全 国 ニュース10 周 年 記 念 号 ( 昭 和 54 年 日 本 自 動 車 車 体 整 備 協 会 ) 日 車 協 連 全 国 ニュース20 周 年 記 念 号 ( 平 成 元 年 日 本 自 動 車 車 体 整 備 協 同 組 合 連 合 会 ) 第 9 次 交 通 安 全 基 本 計 画 ( 中 間 案 )に 対 する 意 見 ( 平 成 22 年 株 式 会 社 ヤシマ) Car Info Report@OBD_サービス 説 明 資 料 ( 平 成 24 年 HYC 株 式 会 社 ) 車 体 補 修 の 抵 抗 スポット 溶 接 の 基 礎 ( 平 成 27 年 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 補 修 溶 接 協 会 ) 車 体 整 備 事 業 の 高 度 化 活 性 化 に 向 けた 対 応 ( 中 間 報 告 ) ( 平 成 27 年 国 土 交 通 省 ) 取 材 協 力 国 土 交 通 省 自 動 車 局 整 備 課 日 本 自 動 車 車 体 整 備 協 同 組 合 連 合 会 株 式 会 社 プロトリオス JAMAGAZINE 2015. November 11

[ 自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 ] 日 常 でできる 点 検 整 備 と 冬 季 に 向 けた 準 備 モータージャーナリスト 藤 島 知 子 はじめに 日 常 点 検 は 安 全 なドライブを 実 現 するうえ で 欠 かせないマイカーのセルフチェックのこと クルマの 検 査 制 度 というと 日 本 では 道 路 運 行 車 両 法 で 定 められたクルマの 保 安 基 準 に 適 合 させた 車 両 でなければ 公 道 を 走 行 できない 車 検 制 度 が1951 年 より 制 定 されている さらに クルマの 使 用 者 には 12ヵ 月 点 検 と 24ヵ 月 点 検 が 義 務 づけられているほか 日 常 点 検 整 備 として マイカーの 走 行 距 離 や 運 行 時 の 状 態 等 から 判 断 し た 適 切 な 時 期 に あらかじめ 定 められた 点 検 整 備 を 実 施 しなければならない しかし 実 際 には 日 常 点 検 が 行 われていないケ ースが 多 いのも 現 状 だ 一 般 ユーザーに 向 けた 意 識 調 査 (2014 年 国 土 交 通 省 自 動 車 点 検 整 備 推 進 協 議 会 )によれば 日 常 点 検 が 義 務 であることを 知 らない や よくわからない と 答 えた 人 を 合 わせると 全 体 の12.6% 実 際 に 日 常 点 検 を 行 っ たことがある 人 は64.8%に 留 まっている さらに 実 施 していない 理 由 については 知 識 がないか ら が64.8% 面 倒 だから は31.3% どのよう に 作 業 を 行 ったら 良 いのかわからずに 消 極 的 にな ってしまう 傾 向 があることがわかる 日 常 点 検 は 安 心 安 全 なドライブを 楽 しむために 欠 かせない もの クルマの 異 常 を 早 期 に 発 見 して 対 処 できる ことを 考 えれば トラブルや 事 故 を 未 然 に 防 げる メリットも 得 られる やり 慣 れないことに 不 安 を 抱 くのも 当 然 だが いったんやり 方 さえ 覚 えてしまえば チェック 作 業 は 目 視 や 簡 単 な 動 作 で 行 える 点 検 内 容 を 確 認 しながらひとつずつこなしていけば 専 門 知 識 が なくても 大 丈 夫 もちろん 家 族 や 詳 しい 人 にフ ォローしてもらいながら 実 施 してみるのも 良 いだ ろう 万 が 一 クルマについてわからないことや 不 具 合 が 見 つかった 場 合 は クルマを 購 入 したお 店 のス タッフに 相 談 してもらいたい クルマが 保 安 基 準 に 適 合 していない 場 合 は 整 備 を 行 う 必 要 があるの で 注 意 が 必 要 だ ここでは 点 検 方 法 や 作 業 の 流 れを 順 番 にご 紹 介 していくので 日 ごろ 点 検 する 際 の 参 考 にして みてもらいたい 1. 日 常 点 検 の 前 に 準 備 したいこと 日 常 点 検 を 行 う 前 に 準 備 しておきたいのはクル マに 備 えつけられている 取 扱 説 明 書 手 を 保 護 する 軍 手 オイル 量 をチェックする 際 に 使 う ウエス や 空 気 圧 ゲージ また ボンネ ットの 中 やタイヤの 状 態 を 覗 きこんで 目 視 を 行 う ので 懐 中 電 灯 があると 便 利 ( 写 真 1) 取 扱 説 明 書 には 車 種 ごとの 点 検 方 法 やお 手 入 れ 方 法 メンテナンスのタイミングや 点 検 を 行 うコ ツなどが 詳 しく 記 されていることがある 該 当 ペ 12 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 写 真 1 左 から 空 気 圧 計 懐 中 電 灯 ウエス 軍 手 ックしていく 点 検 は エンジンルーム クル マまわり 運 転 席 まわり の3つのゾーンに 分 けて 行 うと 動 作 に 無 駄 が 少 なく 点 検 箇 所 を 見 落 とすリスクも 減 らせるだろう 1)エンジンルーム さっそくボンネットを 開 けて エンジンルーム の 中 をチェックしていく このゾーンのチェック 項 目 は 以 下 の 通 り ージを 手 元 に 開 いて 確 認 しながら 作 業 を 行 うと 安 心 できるだろう( 写 真 2) ここで さっそく 作 業 を と いきたいとこ ろだが 点 検 を 始 める 前 にチェックを 行 う 車 両 は あらかじめ 地 面 が 平 らな 場 所 に 止 めて クルマが 冷 えた 状 態 で 点 検 を 行 ってほしい クルマが 傾 い ていたり 温 まった 状 態 ではオイルやタイヤの 空 気 圧 液 体 の 量 を 正 しく 確 認 することができない ので 注 意 が 必 要 だ 2. 日 常 点 検 15 項 目 写 真 はすべて 筆 者 撮 影 日 常 点 検 はあらかじめ 設 定 された15 項 目 をチェ 写 真 2 取 扱 説 明 書 には 具 体 的 な 説 明 が 記 載 され ている エンジンルームの 点 検 1ウインドウォッシャー 液 の 量 2ブレーキ 液 の 量 3バッテリー 液 の 量 4 冷 却 水 の 量 5エンジンオイルの 量 と 汚 れ 1ウインドウォッシャー 液 の 量 走 行 中 に 窓 ガラスに 汚 れが 付 着 して 視 界 が 悪 く なってしまったとき ウインドウォッシャーとワ イパーを 使 って 汚 れを 拭 う しかし そんなとき に ウインドウォッシャー 液 がない! という 事 態 は 避 けたいもの タンク 内 の 液 量 が 減 っていた ら なくなる 前 に 補 充 しておこう 2ブレーキ 液 の 量 ブレーキ 液 (ブレーキフルード) は ドライ バーがブレーキペダルを 踏 んだ 力 を 油 圧 を 介 して ブレーキパッドなどに 伝 達 する 重 要 な 役 割 を 担 っ ている 液 量 のチェックは 目 視 で 行 い リザーバ ー タンクのブレーキ 液 が 目 盛 の 上 限 (MAX) と 下 限 (MIN)の 間 の 位 置 まで 入 っているかを 確 認 する 液 量 が 少 ない 場 合 は 補 充 するが 注 意 したいのは 液 量 が 目 盛 の 下 限 を 大 きく 下 回 ってい るとき 液 量 が 極 端 に 減 る 要 因 にはブレーキパッ ドが 擦 り 減 ってしまっていたり オイル 漏 れなど のトラブルが 潜 んでいる 可 能 性 があるので 整 備 のプロに 相 談 してもらいたい JAMAGAZINE 2015. November 13

3バッテリー 液 の 量 バッテリーは 鉛 の 極 板 と 電 解 液 の 化 学 反 応 で 電 気 を 発 生 する 仕 組 みだが 化 学 反 応 を 起 こすたび に 水 蒸 気 が 発 生 し バッテリーの 液 量 が 減 ってし まうため 電 解 液 の 補 充 が 必 要 となる バッテリ ーにはいくつか 種 類 があるが ボックス 上 部 に 穴 がついているタイプは 内 部 の 液 量 を 覗 き 込 み バッテリーの 液 面 が 目 盛 の 上 限 と 下 限 の 間 に 入 っ ているかを 目 視 で 点 検 し 足 りない 場 合 はバッテ リー 液 を 補 充 する バッテリー 液 は 腐 食 性 が 高 い 液 体 なので 体 や 衣 類 車 体 に 付 着 しないように 注 意 が 必 要 だ 最 近 ではボックス 全 体 が 密 閉 されたメンテナン スフリーのバッテリーがある このタイプの 場 合 ボックス 上 部 にバッテリーのコンディションがチ ェックできるインジケーターがついているので 写 真 3 写 真 はメンテナンスフリーのバッテリ ー インジケーターの 色 で 確 認 できる 目 視 で 確 認 する( 写 真 3) 一 般 的 にバッテリー の 寿 命 は2 5 年 ほどだと 言 われているが クルマ の 使 い 方 によって 異 なるもの 夜 間 や 雨 の 日 の 走 行 が 多 かったり たまにしかクルマを 動 かさない ケースでは 寿 命 が 短 くなりやすい 4 冷 却 水 の 量 エンジンの 熱 を 冷 ますことに 使 われる 冷 却 水 リザーバー タンクの 目 盛 の 上 限 と 下 限 の 間 まで 冷 却 水 が 入 っているか 目 視 によって 確 認 する 冷 却 水 が 減 っている 場 合 は 補 充 する( 写 真 4) 5エンジンオイルの 量 と 汚 れ エンジンオイルをチェックするときは ウエス を 手 元 に 用 意 しておく エンジンに 差 し 込 まれて いるレベルゲージを 引 き 抜 いて 付 着 しているオ イルを 拭 き 取 り 再 びレベルゲージを 元 の 場 所 に 奥 までしっかり 差 し 込 んでから もう 一 度 引 き 抜 く ゲージの 先 端 部 分 にはエンジン 内 に 入 ってい るオイルが 付 着 してくるので オイルが 上 限 と 下 限 の2つの 印 の 間 まで 付 着 しているかどうかを 確 認 する( 写 真 5) オイルが 減 っている 場 合 はエ ンジン 上 部 の 注 入 口 からオイルを 補 充 する また エンジンオイルが 汚 れている 場 合 は 交 換 しよう 2)クルマまわり 写 真 4 冷 却 水 のタンクの 一 例 MAXとMINの 間 に 液 面 がくるように 補 充 する クルマまわりの 点 検 6タイヤの 空 気 圧 7タイヤの 亀 裂 損 傷 の 有 無 ( 偏 摩 耗 がないか) 8タイヤの 溝 の 深 さ 9ランプ 類 の 点 灯 点 滅 6タイヤの 空 気 圧 タイヤの 中 の 空 気 は 温 度 の 上 昇 で 体 積 が 増 えて 空 気 圧 が 上 がったり その 反 対 に 温 度 が 下 がると 体 積 が 減 って 空 気 圧 が 下 がる また ある 程 度 の 14 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 写 真 5 エンジンオイルのチェック 棒 の 先 端 の 2 本 の 線 の 間 にオイルが 付 着 すればOK 時 間 が 経 つと 自 然 と 減 っていってしまう ただ 空 気 圧 は 目 視 だけでは 正 確 に 判 断 できないので 空 気 圧 ゲージを 使 って 確 認 を 行 う 適 正 空 気 圧 は クルマによって 違 い 前 後 のタイヤで 異 なる 場 合 が 多 いので 取 扱 説 明 書 などで 適 正 な 数 値 を 確 認 しておこう 空 気 圧 を 測 定 するタイミングはタイヤが 冷 えて いる 冷 間 時 に 行 う 空 気 圧 ゲージで 測 定 してみて 足 りない 場 合 は クルマのタイヤ 専 用 の 空 気 入 れ で 補 填 していくが ゲージや 空 気 入 れを 持 ち 合 わ せていない 場 合 は 販 売 店 やガソリンスタンドな どで 貸 し 出 していることもあるので 立 ち 寄 った 際 に 確 認 しておこう 7タイヤの 亀 裂 損 傷 の 有 無 タイヤの 外 側 の 状 態 を 目 視 で 確 認 する まずは タイヤの 周 囲 にひび 割 れや 損 傷 サイドウォール などの 一 部 に 不 自 然 に 膨 らみがないかチェックす る さらに 路 面 に 接 するトレッド 面 は 釘 などの 異 物 が 刺 さっていないか 確 認 左 右 で 非 対 称 に 片 減 りしているなど 偏 摩 耗 が 起 こっている 時 はク ルマ 側 に 問 題 があることが 考 えられるので プロ に 相 談 しよう 残 溝 が1.6mm 以 下 のクルマは 走 行 できないことに なっている サイドウォールに 描 かれた マーク の 延 長 線 上 をトレッド 面 の 方 向 に 辿 ると 溝 の 奥 に 一 段 盛 り 上 がった 箇 所 に1.6mmを 示 すスリップ サインが 設 定 されており タイヤの 交 換 時 期 の 目 安 になる( 写 真 6) また 残 溝 を 計 るためのゲ ージもあるので タイヤを 扱 う 店 舗 に 相 談 して 確 認 してもらう 方 法 もある タイヤの 溝 が 浅 くなる と ブレーキを 掛 けたときに 停 止 するまでの 制 動 距 離 が 伸 びてしまったり 雨 天 時 は 排 水 性 が 悪 く なって ハイドロプレーニング 現 象 が 低 い 速 度 で 起 こりやすくなる また パンクやバーストのリ スクも 高 まるので 注 意 したい 9ランプ 類 の 点 灯 点 滅 夜 間 や 薄 暗 いときのドライブでは 視 界 の 確 保 は 安 全 に 直 結 する ドライバー 自 身 が 見 やすい 視 界 を 得 ることも 大 切 だが クルマの 周 辺 にいる 人 やクルマに 自 車 の 存 在 を 伝 えることで 事 故 を 未 然 に 防 ぐことができる ポジションランプ ロービ ーム ハイビーム テールランプ ブレーキラン プ 方 向 指 示 器 などもチェック ブレーキランプ など ひとりでは 確 認 できない 箇 所 もあるので ひとりは 運 転 席 もうひとりはクルマの 外 から 目 視 で 点 灯 状 態 を 確 認 しよう 写 真 6 残 り 溝 はサイドウォールの のラインから トレッド 面 を 横 に 辿 り 指 先 の 突 起 が 見 え なくなったら1.6mm 以 下 で 走 行 不 可 となる 8タイヤの 溝 の 深 さ タイヤの 溝 の 深 さについては 車 検 のルールで JAMAGAZINE 2015. November 15

3) 運 転 席 まわり 運 転 席 まわりの 点 検 10エンジンの 掛 かり 具 合 異 音 がないか 11ブレーキペダルの 効 き 具 合 と 踏 みしろ 12 駐 車 ブレーキの 引 きしろや 踏 みしろ 13ウインドウォッシャーの 噴 射 状 態 14ワイパーの 拭 き 取 り 能 力 15エンジンの 低 速 加 速 の 状 態 10エンジンの 掛 かり 具 合 異 音 がないか エンジンを 掛 けようとしたとき 速 やかに 始 動 するか その 際 に 異 音 が 出 ていないか スムーズ に 回 るかどうかもチェックする 11ブレーキペダルの 効 き 具 合 と 踏 みしろ ブレーキペダルを 強 く 踏 み 込 んだとき ペダル の 踏 みしろが 適 切 で 踏 み 込 んだときの 踏 み 応 え がフカフカしていないかなどを 確 認 する 違 和 感 があるときは 販 売 店 や 整 備 のプロに 相 談 しよう いるかも 確 認 する ワイパーブレードはゴムなど の 素 材 を 使 っているので 酸 性 雨 や 直 射 日 光 を 浴 びて 硬 化 してしまったり 虫 などを 拭 ったりして 負 担 も 大 きいことから 経 年 劣 化 しやすい 拭 き 取 り 状 態 が 悪 くなると 急 な 豪 雨 などで 前 方 がほ とんど 見 えない 状 態 に 陥 りやすくなるので 拭 き 取 り 能 力 が 悪 化 する 前 に 早 めの 交 換 をお 勧 めする 15エンジンの 低 速 加 速 の 状 態 まずはエンジンが 暖 気 した 状 態 でアイドリング 時 のエンジン 回 転 が 安 定 しているかを 確 認 する 次 に 徐 々に 加 速 していったとき アクセルペダ ルの 踏 み 足 しに 対 して 不 自 然 な 引 っかかりがない か ガクンガクンと 揺 すられるようなノッキング を 起 こすことなく エンジンがスムーズに 回 転 し ていくか 確 認 する( 写 真 7) 3. 冬 季 における 注 意 点 12 駐 車 ブレーキの 引 きしろや 踏 みしろ 駐 車 ブレーキが 手 で 引 き 上 げるタイプの 場 合 いっぱいに 引 いたときのレバーの 引 きしろ 足 踏 み 式 のタイプの 場 合 は 踏 みしろが 多 すぎたり 少 なすぎたりしていないかチェックする 13ウインドウォッシャーの 噴 射 状 態 ウインドウォッシャー 液 を 噴 霧 する 際 にワイパ ーの 作 動 範 囲 に 正 確 に 噴 射 されるかを 点 検 する 噴 射 される 向 きや 速 さが 適 当 かどうかもチェック するが ノズルにゴミなどが 詰 まって 溶 液 が 出 に くくなっている 場 合 は 取 り 除 く 冬 季 のドライブでトラブルを 未 然 に 防 ぐうえで 注 意 しておきたいことがある 日 ごろからできる 対 策 もあるので 実 践 してみてもらいたい 1バッテリー 上 がりのトラブル 寒 冷 地 で 陥 りやすいのがバッテリー 上 がりのト 写 真 7 ペダルの 操 作 とともにスムーズにエンジン が 回 転 するかもチェック 14ワイパーの 拭 き 取 り 能 力 ウインドウォッシャー 液 を 噴 射 しながら ワイ パーを 作 動 させ 低 速 から 高 速 までの 段 階 で 作 動 状 況 が 適 正 かどうか 液 体 がキレイに 拭 き 取 れて 16 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 車 体 整 備 業 の 現 状 と 冬 に 向 けた 点 検 整 備 ラブル 気 温 が 低 いとバッテリー 内 部 の 化 学 変 化 が 弱 まって 電 圧 が 低 下 しやすくなる ライトを 点 灯 する 夜 間 の 走 行 頻 度 が 高 かったり 電 装 品 の 使 用 で 負 担 が 大 きくなりやすいので 注 意 したい ま た 内 部 の 電 解 液 の 比 重 が 下 がるとバッテリーそ のものが 凍 結 する 恐 れもある バッテリーが 上 が るとエンジンが 掛 からなくなってしまうので 出 先 で 急 なトラブルに 陥 る 前 に 電 圧 をチェックする などの 対 策 を 行 ってほしい 写 真 8 ウインドウォッシャー 液 はまめに 補 充 しよう 2 冷 却 水 やウインドウォッシャー 液 の 凍 結 外 気 温 が 下 がるとエンジンの 冷 却 水 が 凍 結 して オーバーヒートを 招 いたり エンジンが 始 動 でき なくなる 故 障 をまねくおそれがあるため 凍 結 し にくい 寒 冷 地 専 用 品 を 使 おう また 雪 などが 降 り 積 もる 道 路 では 前 走 車 が 巻 き 上 げた 雪 や 泥 を 拭 ったりと ウインドウォッ シャー 液 を 使 う 頻 度 が 高 まる ウォッシャー 液 は 凍 結 しにくい 寒 冷 地 専 用 品 を まめに 補 充 してお きたい( 写 真 8) 3 冬 用 タイヤの 必 要 性 と 注 意 点 冬 季 がそれ 以 外 の 季 節 と 比 べて 異 なるのは 路 面 温 度 の 低 下 雪 が 降 るエリアでないかぎり 冬 用 タイヤは 必 要 ないと 思 われがちだが 冬 季 の 環 境 に 合 わせて 設 計 されたタイヤを 装 着 したほうが 安 心 だ 夏 場 の 過 酷 な 走 行 環 境 に 耐 える 設 計 が 施 さ れた 夏 用 タイヤは 路 面 温 度 が7 以 下 を 境 にグリ ップしにくくなり ブレーキ 時 の 制 動 距 離 が 伸 び やすくなる その 点 低 い 路 面 温 度 に 対 応 する 冬 用 タイヤは 低 温 でグリップしやすい 設 計 が 施 され ている また スタッドレスタイヤは 雪 や 氷 でグリップ するので 雨 にも 強 いと 誤 解 されがちだが スタッ ドレスタイヤの 水 に 対 する 考 え 方 のトレンドは 低 温 時 にタイヤの 内 側 にミクロレベルのわずかな 水 を 吸 い 取 ってタイヤを 路 面 に 密 着 させてグリッ プさせる 発 想 となるため 雨 天 時 の 排 水 性 につい ては 得 意 ではない 路 面 温 度 が 上 がってきたらサ マータイヤに 履 き 替 えるなど 環 境 に 合 わせて 使 い 分 けることが 重 要 である また 次 のシーズン までにタイヤを 保 管 しておくときは 高 温 多 湿 な 状 況 で 保 管 するとタイヤが 劣 化 する 空 気 圧 は 半 分 程 度 に 落 とし 日 陰 の 風 通 しのいい 場 所 に 保 管 す ることがコンディションを 維 持 する 秘 訣 である 4 冬 季 の 車 中 泊 のリスク 雪 が 降 り 積 もる 地 域 では 長 時 間 アイドリング を 続 けて 一 酸 化 炭 素 中 毒 に 陥 り 死 に 至 るケース がある 外 気 温 が 低 い 状 態 が 続 くと 有 害 物 質 を 取 り 除 く 触 媒 が 機 能 しにくくなり マフラー 内 部 に 雪 が 溜 まると 車 内 に 有 害 なガスが 入 りやすくなる ので 雪 は 取 り 除 いておく 暖 を 取 るときはエン ジンはときどき 掛 けるようにしたり ブランケッ トやカイロを 用 意 しておくなど 工 夫 してみても らいたい (ふじしま ともこ) JAMAGAZINE 2015. November 17

東京モーターショー60周年記念パレード開催 2015年10月24日 一般社団法人 日本自動車工業会 会長 池 史彦 以下 自工会 は 第44回東京モーターショー2015 会期 10 月29日 木 から11月8日 日 一般公開は10月30日 金 から の開幕前週の10月24日 土 に 東京モーターショー 60周年記念パレード を実施した 1954年に 第1回全日本自動車ショウが東京 日比谷公園で開催され その後は 後楽園競輪場 晴海国際見本市会場 千葉 幕張メッセ そして現在の東京ビッグサイトと歴史を重ね 昨年2014年 に東京モーターショーは60周年を迎えた これを記念し 1950年代から各年代を代表する乗用車 商用車 二輪車あ わせて81台が 東京モーターショー発祥の地である日比谷公園に近い銀座みゆき通りをスタートし 国道1号線の起 点である日本橋 日本を代表する繁華街 銀座を巡る 記念パレードを開催した 銀座みゆき通りのスタート地点においてオープニ ングセレモニーが行われ 池会長は 1954年に第1 回の自動車ショウが日比谷公園で開催されました この60年間の歴史を振り返るために 素晴らしいク ルマにたくさん集まってもらいました 今日のパ レードの主役は 日本のモータリゼーションの歴史 を飾ってきた名車を 今日まで大事に走れる状態に 愛し続けていただいている オーナーの皆さんだと 思っています ここに集まっているメーカーの代表 としても 50年以上前の古いクルマを愛していただ オープニングセレモニーで挨拶する池会長 いていることに 感極まる思いです 今日は東京モー ターショーへの前哨戦ということで 昔を思い返してファンタジーに浸りながら みんなでパレードを楽しみましょ う と挨拶した 続いて 日本自動車輸入組合のペーター クロンシュナーブル理事長が挨拶した後 自工会各社トップによる出発 出発式テープカットのようす 18 JAMAGAZINE 2015. November 池会長も S660を運転してパレードに参加

日比谷通りを走行するパレードのようす スターターを務めた荒川静香さんもバイクで参加 式テープカットが行われた そして スターター を務めるプロフィギュアスケーターの荒川静香さ んが スタートの合図となるフラッグを振り 池 会長が運転するホンダS660を先頭に パレードは スタートした 約6kmのコースの沿道には多くの 人たちが詰めかけ パレードの車両に手を振った り 往年の名車を撮影しようとカメラを構えていた パレード終了後は 場所を東京プリンスホテル に移し 池会長ほか自工会各社トップ 及び参加 ドライバーが集合して ドライバーズパーティ S660のボンネットには 各社トップのメッセージが ー を開催した 挨拶に立った池会長は 改めて 参加車両のオーナードライバーへの感謝を述べる とともに 自動車業界の発展と 第44回東京モー ターショー2015成功への期待を語った 参加した ドライバーたちは パーティー会場で交流を深め たり 駐車場で自慢の愛車を披露し合うなど 記 念パレードの1日を楽しんでいた パレード終了後 参加者が一堂に会した JAMAGAZINE 2015. November 19

2015 年 第 2 四 半 期 上 半 期 累 計 海 外 生 産 統 計 2015 年 10 月 30 日 2015 年 第 2 四 半 期 の 海 外 生 産 台 数 は 中 近 東 アフリカ 地 域 以 外 の 現 地 生 産 が 増 加 したことから 前 年 同 期 比 103.7% の4,558,517 台 となった 2015 年 上 半 期 (2015 年 1 月 2015 年 6 月 )は 欧 州 アフリカ 地 域 以 外 の 現 地 生 産 が 増 加 したことから 前 年 同 期 比 102.9% の8,966,611 台 となった 2015 年 第 2 四 半 期 実 績 2015 年 4-6 月 2014 年 4-6 月 前 年 同 期 比 (%) アジア 2,327,427 2,284,134 101.9% 中 近 東 75 88 85.2% 欧 州 415,475 415,069 100.1% E U 343,730 351,662 97.7% 北 米 1,274,358 1,228,171 103.8% 米 国 1,013,195 967,691 104.7% 中 南 米 463,237 387,302 119.6% アフリカ 54,252 58,828 92.2% 大 洋 州 23,693 20,215 117.2% 合 計 4,558,517 4,393,807 103.7% ( 単 位 : 台 ) 2015 年 上 半 期 実 績 2015 年 1-6 月 2014 年 1-6 月 前 年 同 期 比 (%) アジア 4,580,978 4,521,614 101.3% 中 近 東 229 88 260.2% 欧 州 858,935 874,433 98.2% E U 717,670 746,717 96.1% 北 米 2,467,117 2,413,852 102.2% 米 国 1,968,022 1,940,375 101.4% 中 南 米 906,630 736,895 123.0% アフリカ 111,710 124,887 89.4% 大 洋 州 41,012 39,243 104.5% 合 計 8,966,611 8,711,012 102.9% ( 単 位 : 台 ) 20 JAMAGAZINE 2015. November

2015 年 度 上 半 期 (4~9 月 )の 福 祉 車 両 販 売 実 績 について 2015 年 11 月 4 日 2015 年 度 上 半 期 (4 9 月 )における 福 祉 車 両 の 販 売 台 数 は 昨 年 の 消 費 税 引 き 上 げの 影 響 に 加 え 本 年 4 月 からの 軽 自 動 車 税 の 引 き 上 げによって 軽 自 動 車 市 場 の 回 復 が 遅 れていることから21,487 台 前 年 同 期 比 92.2%と 減 少 した < 車 種 別 販 売 状 況 > (1) 普 通 小 型 自 動 車 11,414 台 前 年 同 期 比 7.7% 減 車 いす 移 動 車 昇 降 シート 車 回 転 シート 車 ともに 減 少 した (2) 軽 自 動 車 7,617 台 前 年 同 期 比 16.5% 減 車 いす 移 動 車 昇 降 シート 車 回 転 シート 車 ともに 減 少 した (3)バス 2,456 台 前 年 同 期 比 34.3% 増 前 年 度 同 期 に 比 べ 34.3%の 増 加 となった 注 ) 1. 自 工 会 会 員 メーカーとして 把 握 できる 販 売 台 数 を 集 計 したもので ユーザーが 直 接 架 装 メーカーに 持 ち 込 み 改 造 したものは 集 計 されていない 運 転 補 助 装 置 付 車 の 市 場 は 自 工 会 会 員 メーカーとして 把 握 できていない 架 装 メーカー 扱 いのものを 含 め ると 年 間 5 千 台 程 度 と 推 定 される 2. 車 種 区 分 は 自 工 会 にて 福 祉 車 両 としての 装 備 を 基 準 に 分 類 したため 道 路 運 送 車 両 法 の 区 分 とは 異 なる (1) バス :マイクロバスを 含 む (2) 小 型 車 : 乗 用 車 と 商 用 車 (バンタイプ)を 含 む その 他 : 個 別 対 応 (オーダーメイド 車 ) ストレッチャー 移 動 車 など ( 注 ) 06 年 度 まで その 他 に 区 分 していた 下 記 の 装 備 車 については 07 年 度 より 各 仕 様 装 備 区 分 毎 に 集 計 す ることとした < 装 備 区 分 の 移 動 > 後 席 回 転 シート 車 回 転 シート 車 へ 移 動 顧 客 のニーズに 応 じて 装 備 する 手 動 運 転 装 置 車 運 転 補 助 装 置 付 車 へ 移 動 ( 注 )15 年 度 より 昇 降 シート 車 回 転 シート 車 の 装 備 は 昇 降 シート 車 回 転 シート 車 に 分 離 JAMAGAZINE 2015. November 21

第 44 回 東 京 モーターショー2015 閉 幕 - 海 外 ブランドを 含 むワールドプレミア75 台 が 集 結 自 工 会 自 動 運 転 ビジョン を 発 表 - 2015 年 11 月 8 日 第 44 回 東 京 モーターショー2015( 主 催 : 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 工 業 会 ( 以 下 自 工 会 ) 会 長 : 池 史 彦 )は 江 東 区 有 明 の 東 京 ビッグサイトにおいて10 月 29 日 ( 木 )から11 月 8 日 ( 日 )までの11 日 間 の 会 期 で 開 催 され 11 月 8 日 ( 日 ) 午 後 6 時 に 閉 幕 致 しました 今 回 のショーテーマ きっと あなたのココロが 走 り 出 す ( Your heart will race. )のもと 世 界 11ヶ 国 から 合 計 160 社 が 参 加 し ワールドプレミア75 台 ジャパンプレミア68 台 を 含 む417 台 が 展 示 され 11 月 6 日 ( 金 )に 会 場 内 で 開 催 した SMART MOBILITY CITY 2015の 国 際 シンポジウムでは 池 自 工 会 会 長 より 自 工 会 としての 自 動 運 転 ビジョン を 発 表 致 しました 東 京 モーターショーを 盛 り 上 げるための 様 々な 盛 り 上 げ 策 東 京 モーターショーが 昨 年 60 周 年 を 迎 えたことを 記 念 し 10 月 24 日 ( 土 )に 東 京 モーターショー 発 祥 の 地 である 日 比 谷 にて 1950 年 代 から 現 在 までの 各 年 代 を 代 表 するクルマ81 台 を 集 め 東 京 モーターショー60 周 年 記 念 パレード を 実 施 したほか 関 連 企 画 では 開 催 前 及 び 開 催 期 間 中 にお 台 場 エリアで 開 催 された 東 京 モーターフェス2015 with みんモー に 自 工 会 が 後 援 するなど 第 44 回 東 京 モーターショー2015の 事 前 と 会 期 中 の 盛 り 上 げを 行 い ました 賑 わう 第 44 回 東 京 モーターショー2015 会 場 入 口 クルマと 人 と 都 市 との 関 わりをリアルに 体 感 SMART MOBILITY CITY 2015 今 回 3 回 目 となる 主 催 者 テーマ 事 業 SMART MOBILITY CITY 2015 では もっと 自 由 に クルマが 変 わる くらしが 変 わる 社 会 が 変 わる をテーマに 2020 年 を 見 据 えた 東 京 の 新 たな 進 化 と その 先 を 展 望 した 先 進 の 都 市 システムをイメージした 展 示 や 映 像 に 加 え テストライドやカンファレンスを 通 じてこれからのモビリティ 社 会 を 多 くの 来 場 者 に 分 かりやすく 提 示 し 世 界 一 のテクノロジーモーターショーを 目 指 す 東 京 モーターショーの 企 画 とし て 定 着 してきました 来 場 者 の 満 足 度 は91% 入 場 者 数 は812,500 人 毎 回 恒 例 となっている プロの 運 転 による 乗 用 車 同 乗 体 験 試 乗 会 二 輪 車 試 乗 会 東 京 モーターショーシンポ ジウム 自 動 車 ジャーナリストと 巡 る 東 京 モーターショー など 来 場 者 参 加 体 験 型 の 企 画 を 充 実 さらには 初 めて 東 西 展 示 棟 間 の 無 料 シャトルバスを 運 行 するなど 来 場 者 サービスを 向 上 させました また 東 京 ビッグサイト 会 議 棟 をスクリーンとしたプロジェクションマッピングの 初 実 施 など お 台 場 エリア 全 体 での 盛 り 上 げも 奏 功 し 今 回 の 第 44 回 東 京 モーターショー2015に 対 する 来 場 者 満 足 度 も91.0%( 前 回 :87.3%)に 達 し 次 回 の 来 場 意 向 も89.2%( 前 回 :86.7%)となり 次 回 の 東 京 モーターショーにつながる 結 果 となりました 会 期 中 の 総 入 場 者 数 は 前 回 ( 第 43 回 ショー2013:902,800 人 )に 比 べ 90.0%の812,500 人 となりました 閉 幕 日 の 天 候 影 響 などで 天 候 に 恵 まれた 前 回 に 比 べ 減 少 となりました 次 回 の 東 京 モーターショーの 開 催 は2017 年 秋 次 回 の 第 45 回 東 京 モーターショーは 2017 年 秋 に 東 京 ビッグサイトで 開 催 を 予 定 しております 会 期 等 を 含 むショー 概 要 については 来 春 発 表 致 します 22 JAMAGAZINE 2015. November

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自 工 会 会 員 各 社 のホームページアドレス いすゞ 自 動 車 川 崎 重 工 業 スズキ ダイハツ 工 業 トヨタ 自 動 車 日 産 自 動 車 日 野 自 動 車 http://www.isuzu.co.jp/ http://www.khi.co.jp/ http://www.suzuki.co.jp/ http://www.daihatsu.co.jp/ http://www.toyota.co.jp/ http://www.nissan.co.jp/ http://www.hino.co.jp/ 富 士 重 工 業 http://www.fhi.co.jp/ 本 田 技 研 工 業 http://www.honda.co.jp/ マツダ http://www.mazda.co.jp/ 三 菱 自 動 車 工 業 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ 三 菱 ふそうトラック バス http://www.mitsubishi-fuso.com/ ヤマハ 発 動 機 http://global.yamaha-motor.com/jp/ UDトラックス http://www.udtrucks.co.jp/ 自 工 会 会 友 のホームページアドレス ゼネラルモーターズ ジャパン http://www.gmjapan.co.jp/ 主 な 自 動 車 関 係 団 体 のホームページアドレス 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 部 品 工 業 会 http://www.japia.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 車 体 工 業 会 http://www.jabia.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 機 械 器 具 工 業 会 http://www.jamta.com 公 益 社 団 法 人 自 動 車 技 術 会 http://www.jsae.or.jp/ 一 般 財 団 法 人 日 本 自 動 車 研 究 所 http://www.jari.or.jp/ 一 般 財 団 法 人 日 本 自 動 車 研 究 所 JNXセンター http://www.jnx.ne.jp/ 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 販 売 協 会 連 合 会 http://www.jada.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 全 国 軽 自 動 車 協 会 連 合 会 http://www.zenkeijikyo.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 会 議 所 http://www.aba-j.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 連 盟 http://www.jaf.or.jp 日 本 自 動 車 輸 入 組 合 http://www.jaia-jp.org/ 一 般 社 団 法 人 自 動 車 公 正 取 引 協 議 会 http://www.aftc.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 日 本 二 輪 車 普 及 安 全 協 会 http://www.jmpsa.or.jp/ 公 益 財 団 法 人 日 本 自 動 車 教 育 振 興 財 団 http://www.jaef.or.jp/ 公 益 財 団 法 人 自 動 車 製 造 物 責 任 相 談 センター http://www.adr.or.jp/ 公 益 財 団 法 人 自 動 車 リサイクル 促 進 センター http://www.jarc.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 自 動 車 再 資 源 化 協 力 機 構 http://www.jarp.org/ 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 整 備 振 興 会 連 合 会 http://www.jaspa.or.jp/ 一 般 財 団 法 人 日 本 モーターサイクルスポーツ 協 会 http://www.mfj.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 全 国 レンタカー 協 会 自 動 車 基 準 認 証 国 際 化 研 究 センター http://www.rentacar.or.jp/ http://www.jasic.org/ 一 般 社 団 法 人 日 本 中 古 自 動 車 販 売 協 会 連 合 会 http://www.jucda.or.jp/ 公 益 社 団 法 人 全 日 本 トラック 協 会 http://www.jta.or.jp/ 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 リース 協 会 連 合 会 http://www.jala.or.jp/ 公 益 社 団 法 人 日 本 バス 協 会 公 益 社 団 法 人 全 国 通 運 連 盟 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 タイヤ 協 会 一 般 社 団 法 人 自 動 車 用 品 小 売 業 協 会 http://www.bus.or.jp/ http://www.t-renmei.or.jp/ http://www.jatma.or.jp/ http://www.apara.jp/ JAMAGAZINE11 月 号 vol.49 発 行 日 平 成 27 年 11 月 15 日 発 行 人 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 工 業 会 発 行 所 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 工 業 会 105-0012 東 京 都 港 区 芝 大 門 1 丁 目 1 番 30 号 日 本 自 動 車 会 館 広 報 室 電 話 番 号 03(5405)6119 印 刷 こだま 印 刷 株 式 会 社 C 禁 無 断 転 載 : 一 般 社 団 法 人 日 本 自 動 車 工 業 会 24 JAMAGAZINE 2015. November

自 動 車 工 業 JAMAGAZINE 平 成 27 年 11 月 15 日 発 行 ( 毎 月 1 回 発 行 )