2. 本 道 経 済 の 国 際 化 に 係 る 現 況 と 課 題 (1) 現 状 分 析 内 部 要 因 外 部 要 因 強 み 好 機 好 豊 かな 食 料 資 源 と 食 クラスター 活 動 の 進 展 東 アジア 及 びロシアの 経 済 成 長 環 地 域 に 根 ざした 寒 冷 地 環 境 技 術 等 FTA EPAなど 経 済 連 携 の 活 発 化 境 中 ロの 地 方 政 府 との 交 流 パイプ 北 海 道 の 人 気 知 名 度 の 高 さ 道 や 札 幌 市 道 内 銀 行 の 海 外 拠 点 ASEAN 等 でのメディア 露 出 機 会 HIBCによる 官 民 連 携 体 制 国 際 航 空 路 線 の 開 設 再 開 弱 み 脅 威 隘 路 食 品 工 業 等 の 付 加 価 値 率 の 低 さ 円 高 などの 為 替 変 動 中 小 企 業 の 国 際 展 開 力 不 足 欧 州 財 政 危 機 や 中 国 経 済 変 動 の 影 響 小 ロット 生 産 の 割 高 な 商 品 価 格 近 隣 諸 国 との 外 交 問 題 道 外 港 までの 国 内 輸 送 コスト カントリーリスク 長 引 く 不 況 に 伴 う 投 資 不 足 震 災 の 影 響 による 風 評 と 輸 入 規 制 ア 本 道 の 強 み 豊 かな 食 料 資 源 と 食 クラスター 活 動 の 進 展 北 海 道 の 食 料 自 給 率 は 約 173%(H22カロリーベース)で 全 国 1 位 また 農 業 生 産 額 は 約 1 兆 円 で 全 国 の 約 12%を 漁 業 生 産 高 は2,500 億 円 で 全 国 の 約 28%を 占 める 食 料 生 産 基 地 となっている 平 成 22 年 4 月 食 クラスター 連 携 協 議 体 が 発 足 様 々な 関 係 機 関 が 連 携 協 働 し 北 海 道 ならではの 食 の 総 合 産 業 の 確 立 に 取 り 組 んでいる 平 成 23 年 12 月 札 幌 江 別 函 館 帯 広 十 勝 の3つのエリアが 国 際 戦 略 総 合 特 別 区 域 に 指 定 され 平 成 24 年 3 月 には 事 業 の 推 進 組 織 として ( 一 社 ) 北 海 道 食 産 業 総 合 振 興 機 構 (フード 特 区 機 構 )が 発 足 農 水 産 業 や 食 産 業 の 強 化 食 料 自 給 率 の 向 上 や 食 品 の 輸 出 拡 大 などに 取 り 組 んでいる 地 域 に 根 ざした 寒 冷 地 環 境 などの 技 術 北 方 建 築 総 合 研 究 所 の 研 究 成 果 を 活 かした 寒 冷 地 向 け 省 エネ 住 宅 建 築 技 術 の 普 及 や 道 内 企 業 による 建 築 部 資 材 や 道 路 施 工 技 術 などの 寒 冷 地 技 術 の 開 発 が 進 展 している 平 成 23 年 11 月 に 外 気 冷 房 を 導 入 した 最 新 鋭 の 大 型 データセンターが 建 設 されたほか 廃 熱 を 利 用 した 融 雪 システムの 開 発 が 進 むなど 積 雪 寒 冷 で 広 大 な 本 道 の 立 地 環 境 が 注 目 を 集 めている - 14 -
さらに 大 規 模 太 陽 光 発 電 施 設 の 立 地 が 進 んでいるほか バイオマスや 雪 冷 熱 など 地 域 の 特 色 を 活 かした 省 エネ 新 エネ 導 入 の 取 組 が 活 発 化 している 北 海 道 バイオクラスター 研 究 フォーラム などを 中 心 に 道 内 のバイオ 企 業 と 大 学 研 究 機 関 のネットワーク 形 成 が 進 み 同 フォーラムは 平 成 23 年 に 欧 州 委 員 会 研 究 イノベーション 総 局 より 成 熟 段 階 のクラスター であ ると 格 付 けされている また 道 内 バイオ 産 業 の 売 上 は 近 年 増 加 傾 向 に あり 平 成 22 年 度 23 年 度 と2 年 連 続 で500 億 円 を 突 破 している 本 道 のIT 産 業 は 平 成 18 年 度 以 降 年 間 4,000 億 円 前 後 の 売 上 を 上 げてお り 道 内 IT 企 業 が 中 国 やASEANなどでシステム 開 発 に 取 り 組 む 事 例 も 見 られる 中 国 ロシア ロシアなどの 地 方 政 府 との 交 流 パイプ 道 では 昭 和 61 年 (1986 年 )に 黒 竜 江 省 と 友 好 提 携 を 締 結 したほか 平 成 元 年 (1989 年 )には 東 北 三 省 ( 黒 竜 江 省 遼 寧 省 吉 林 省 )との 間 に 経 済 交 流 の 推 進 に 係 る 覚 書 を 締 結 以 降 代 表 団 が 相 互 に 訪 問 を 行 い 情 報 交 換 や 商 談 会 などを 実 施 している ロシア 極 東 地 域 との 間 では 平 成 4 年 に 経 済 交 流 プログラムを 策 定 し 以 降 概 ね5 年 ごとに 改 訂 しながら 交 流 を 進 めており サハリン 州 には 平 成 6 年 に 事 務 所 を 設 置 ( 平 成 13 年 から 直 営 化 )するとともに 平 成 10 年 には 友 好 経 済 交 流 の 提 携 を 結 ぶなど 密 接 な 交 流 が 進 んでいる 市 町 村 においては 道 内 70 市 町 村 が 19カ 国 109 組 の 姉 妹 友 好 都 市 提 携 を 結 んでおり また 釧 路 市 や 根 室 市 では ベトナムに 対 して 炭 鉱 技 術 移 転 やサンマ 輸 出 などの 取 組 を 実 施 している 道 や 札 幌 市 道 内 銀 行 の 海 外 拠 点 道 では 現 在 中 国 ( 上 海 市 北 京 市 ) 韓 国 (ソウル 特 別 市 ) ロシア(サ ハリン 州 )に 拠 点 を 設 置 し 道 内 企 業 の 海 外 展 開 支 援 や 誘 客 国 際 交 流 の 推 進 に 取 り 組 んでいる また 札 幌 市 が 北 京 市 稚 内 市 がサハリン 州 に 事 務 所 を 設 置 しているほか 道 内 金 融 機 関 も 現 地 事 務 所 の 設 置 や 海 外 金 融 機 関 との 提 携 を 通 じて 道 内 企 業 のビジネス 支 援 を 行 っている - 15 -
( 図 表 15) 道 の 海 外 拠 点 ( 平 成 25 年 3 月 現 在 ) 国 中 国 韓 国 ロシア 名 称 上 海 事 務 所 北 海 道 北 京 デスク 北 東 北 三 県 サハリン 事 務 所 ( 日 中 経 済 協 会 上 海 事 務 北 海 道 ソウル 事 務 所 所 北 海 道 経 済 交 流 室 ) 設 置 平 成 23 年 12 月 平 成 22 年 1 月 平 成 14 年 11 月 平 成 6 年 7 月 所 在 地 上 海 市 北 京 市 ソウル 特 別 市 ユジノサハリンスク 市 体 制 2 名 2 名 4 名 5 名 所 長 1 名 ( 道 派 遣 ) 道 職 員 1 名 ( 出 張 対 応 ) 所 長 1 名 ( 秋 田 県 派 遣 ) 所 長 1 名 ( 道 派 遣 ) 現 地 ス タ ッ フ 1 名 現 地 スタッフ1 名 * 各 県 輪 番 制 主 査 2 名 ( 日 中 経 済 協 会 職 員 ) ( 日 中 経 済 協 会 職 員 ) 現 地 スタッフ3 名 ( 道 金 融 機 関 派 遣 ) 現 地 スタッフ2 名 主 な 道 内 企 業 の 中 国 への 道 内 企 業 の 中 国 への 現 地 情 報 の 収 集 提 供 現 地 情 報 の 収 集 提 供 業 務 ビジネス 展 開 支 援 ビジネス 展 開 支 援 現 地 エージェント 等 へ 北 海 道 情 報 の 発 信 道 産 品 の 販 路 拡 大 経 済 市 場 流 通 情 報 の 観 光 情 報 提 供 各 種 交 流 事 業 仲 介 観 光 客 等 の 誘 致 の 収 集 道 産 品 のPR 及 び 販 路 邦 人 訪 問 団 対 応 政 府 機 関 等 からの 情 拡 大 報 収 集 備 考 :サハリン 事 務 所 は 平 成 13 年 1 月 より 直 営 化 ( 図 表 15)これまでの 海 外 拠 点 等 の 設 置 状 況 - 16 -
HIBCによる 官 民 連 携 体 制 道 内 の 行 政 機 関 をはじめ 経 済 団 体 金 融 機 関 や 関 係 企 業 などの 連 携 により 平 成 20 年 に 北 海 道 国 際 ビジネスセンター ( HIBC) が 官 民 恊 働 で 設 置 され 道 内 中 小 企 業 等 の 貿 易 や 海 外 展 開 など 海 外 との 経 済 交 流 を 総 合 的 に 支 援 し ている 名 称 : 北 海 道 国 際 ビジネスセンター [ Hokkaido International Business Center ] 設 立 : 平 成 3 年 8 月 28 日 北 海 道 経 済 国 際 化 推 進 会 議 として 設 立 平 成 20 年 9 月 4 日 北 海 道 国 際 ビジネスセンターへ 改 称 所 在 地 : 札 幌 市 中 央 区 北 1 条 西 2 丁 目 北 海 道 経 済 センタービル1 階 構 成 : 道 内 の 経 済 団 体 金 融 機 関 民 間 企 業 行 政 機 関 等 目 的 : 本 道 中 小 企 業 等 の 諸 外 国 との 経 済 交 流 の 取 組 みを 支 援 し 本 道 産 業 経 済 の 国 際 化 の 進 展 に 資 する - 17 -
イ 本 道 の 弱 み 食 品 工 業 の 付 加 価 値 率 の 低 さ 食 品 工 業 の 平 成 22 年 の 製 造 品 出 荷 額 等 は 約 2 兆 1,300 億 円 で 全 製 造 業 の 出 荷 額 の35.8%を 占 め 全 国 平 均 の11.7%に 比 べ 高 い 割 合 となっている 一 方 で 付 加 価 値 率 ( 付 加 価 値 額 / 製 造 品 出 荷 額 等 )は 全 国 平 均 の34.5%に 対 し 北 海 道 は27.9%と6.6ポイント 低 くなっている 中 小 企 業 の 国 際 展 開 力 不 足 道 内 には 中 小 規 模 の 企 業 が 多 く 海 外 と 継 続 的 な 取 引 を 行 うために 必 要 な 貿 易 知 識 や 海 外 展 開 戦 略 の 構 築 輸 出 競 争 力 を 持 つ 商 品 づくりなどの 国 際 展 開 力 が 不 足 している 場 合 が 多 い 道 内 中 小 企 業 の 商 品 はナショナルブランドや 現 地 生 産 品 に 比 べて 割 高 にな るが 非 価 格 競 争 力 をもった ブランド としては 未 だ 浸 透 途 上 にある 小 ロット 生 産 の 割 高 な 商 品 価 格 道 外 港 までの 国 内 輸 送 コスト 生 産 ロットの 小 さい 加 工 食 品 はナショナルブランド 品 に 比 べて 製 造 コスト が 高 くなりがちであり 道 外 港 経 由 で 輸 出 される 場 合 は 国 内 輸 送 費 などのコ ストも 発 生 し 競 合 品 に 比 べて 現 地 市 場 で 割 高 になる 場 合 が 多 い 長 引 く 不 況 に 伴 う 投 資 不 足 北 海 道 における 民 間 部 門 の 粗 投 資 率 は47 都 道 府 県 中 最 下 位 となっており 道 内 総 生 産 も2000 年 代 に 入 ってから 継 続 して 減 少 している このため 製 造 業 や 物 流 インフラはもとより 地 域 の 雇 用 や 誘 客 に 資 する 観 光 リゾート 関 連 を 含 めた 幅 広 い 分 野 における 投 資 が 期 待 されている ウ 好 機 東 アジアやロシア ロシアの 経 済 成 長 中 国 の 名 目 GDPは 最 近 の10 年 間 で5.5 倍 ASEAN 地 域 は3.7 倍 ロシアは6.0 倍 といずれも 高 い 成 長 となっている ( 日 本 は1.4 倍 ) 図 表 17 各 国 地 域 の 名 目 GDPの 推 移 ( 年 億 ドル) 国 地 域 H13 H19 H20 H21 H22 H23 H23/H13 ロシア 3,066 12,997 16,608 12,227 14,873 18,504 6.0 中 国 13,248 34,942 45,200 49,905 59,304 72,981 5.5 ASEAN 5,830 13,161 15,293 15,140 18,805 21,764 3.7 シンガポール 877 1,776 1,900 1,856 2,274 2,598 3.0 タイ 1,155 2,470 2,726 2,637 3,189 3,456 3.0 韓 国 5,046 10,492 9,314 8,341 10,149 11,162 2.2 日 本 41,599 43,563 48,492 50,351 54,884 58,695 1.4 資 料 :IMF World Economic Outlook Databases から 作 成 - 18 -
特 に 国 家 政 策 による 経 済 振 興 が 図 られている 中 国 東 北 3 省 やロシア 極 東 地 域 においては 近 年 著 しい 経 済 成 長 を 遂 げている 図 表 18 中 国 東 北 三 省 ロシア 極 東 地 域 の 実 質 経 済 成 長 率 ( 平 成 23 年 ) 中 国 全 体 9.3% ロシア 全 体 4.3% 黒 竜 江 省 12.2% 沿 海 地 方 11.7% 遼 寧 省 12.1% ハバロフスク 地 方 11.0% 吉 林 省 13.7% サハリン 州 10.9% 資 料 : 中 国 経 済 データハンドブック 及 び ロシア 極 東 ハンドブック から 作 成 FTA EPA EPAなど 経 済 連 携 の 活 発 化 日 本 は 平 成 25 年 1 月 現 在 ASEAN 地 域 を 中 心 に13 国 地 域 とFTA EPA を 締 結 している 平 成 22 年 ASEAN+1 のFTAが 発 効 し ASEANをハブとして 日 本 中 国 韓 国 インド 豪 州 NZにFTA 網 が 張 り 巡 らされている 平 成 24 年 11 月 には 日 中 韓 FTAの 交 渉 入 りが 宣 言 されるとともに 日 中 韓 ASEAN インドなどによるアジア 広 域 FTA(RCEP)も 交 渉 入 りが 宣 言 され 多 目 的 広 範 な 国 際 経 済 連 携 が 活 発 化 している 北 海 道 の 人 気 知 名 度 の 高 さ ASEAN 等 でのメディア 露 出 機 会 東 アジアを 中 心 に 本 道 の 豊 かな 食 や 観 光 資 源 は 高 い 評 価 を 受 けている G8 北 海 道 洞 爺 湖 サミットの 開 催 本 道 を 舞 台 とした 映 画 のヒットなどを 契 機 に 北 海 道 は 高 い 知 名 度 を 有 しており 観 光 地 としての 人 気 を 背 景 に オーストラリアや 中 国 香 港 ASEAN 地 域 などからニセコ 周 辺 や 赤 井 川 村 などへの 観 光 リゾート 関 連 の 投 資 が 見 受 けられる 道 内 テレビ 局 がシンガポールなどの 現 地 メディアと 連 携 して 北 海 道 の 情 報 番 組 を 定 期 的 に 放 映 するとともに 新 千 歳 ~バンコク 航 空 路 線 の 開 設 を 契 機 にタイ 国 内 で 北 海 道 の 紹 介 番 組 が 放 映 されるなど メディアへの 露 出 機 会 が 増 加 している 図 表 19 知 っている 日 本 の 観 光 地 北 京 上 海 台 湾 香 港 韓 国 タイ マレーシア インドネシア 1 位 富 士 山 富 士 山 北 海 道 東 京 東 京 富 士 山 富 士 山 東 京 2 位 東 京 北 海 道 東 京 富 士 山 大 阪 東 京 東 京 富 士 山 3 位 北 海 道 東 京 大 阪 北 海 道 京 都 大 阪 大 阪 大 阪 4 位 大 阪 大 阪 富 士 山 京 都 大 阪 富 士 山 北 海 道 北 海 道 京 都 資 料 : 日 本 政 策 投 資 銀 行 アジア8 地 域 北 海 道 観 光 の 認 知 度 訪 問 意 欲 に 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 24 年 )から 作 成 備 考 : 韓 国 の 北 海 道 の 順 位 :7 位 インドネシアの 北 海 道 の 順 位 :8 位 - 19 -
国 際 航 空 路 線 の 開 設 再 開 平 成 24 年 9 月 にトランスアジア 航 空 が 新 千 歳 函 館 旭 川 釧 路 - 台 北 線 を 就 航 させた また 同 年 10 月 にタイ 国 際 航 空 が 新 千 歳 -バンコク 線 を ハワイアン 航 空 が 新 千 歳 -ホノルル 線 をそれぞれ 就 航 させるなど 海 外 との アクセス 向 上 が 図 られている 図 表 20 道 内 空 港 発 着 の 国 際 航 空 路 線 H25.1.8 現 在 空 港 路 線 ソウル 線 ( 大 韓 航 空 ジンエアー ) 釜 山 線 ( 大 韓 航 空 ) グアム 線 ( ユナイテッド航 空 ) 新 千 歳 香 港 線 ( キャセイパシフィック航 空 ) ホノルル 線 ( ハワイアン航 空 ) ユジノサハリンスク線 ( サハリン航 空 ) 上 海 線 ( 中 国 東 方 航 空 ) 台 北 線 ( エバー 航 空 中 華 航 空 復 興 航 空 ) 北 京 線 ( 中 国 国 際 航 空 ) バンコク 線 (タイ 国 際 航 空 ) 函 館 ソウル 線 ( 大 韓 航 空 ) 台 北 線 ( トランスアジア航 空 エバー 航 空 ) 旭 川 ソウル 線 ( アシアナ航 空 ) 台 北 線 ( トランスアジア航 空 ) 釧 路 台 北 線 ( トランスアジア航 空 ) 備 考 : 運 休 路 線 を 除 く エ 脅 威 円 高 などの 為 替 変 動 平 成 24 年 の 円 の 対 ドル 年 平 均 レートは79.79 円 と 10 年 前 との 比 較 では3 割 以 上 の 円 高 が 進 んでおり 足 元 では 過 度 な 円 高 基 調 の 修 正 の 動 きもみられ るものの 輸 出 競 争 力 や 収 益 力 の 低 下 が 懸 念 される 図 表 21 年 平 均 レートの 推 移 ( 年 円 ) 年 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 円 /ト ル 115.93 108.19 110.22 116.30 117.75 103.36 93.57 87.78 79.81 79.79 資 料 : IMF Principal Global Indicators から 作 成 欧 州 財 政 危 機 や 中 国 経 済 変 動 の 影 響 平 成 21 年 のギリシャの 財 政 問 題 に 端 を 発 する 債 務 危 機 による 景 況 感 の 急 落 や 財 政 引 き 締 めにより 欧 州 の 景 気 が 失 速 し 世 界 経 済 全 体 への 影 響 が 懸 念 さ れる 中 国 は 平 成 13 年 にWTOに 加 盟 以 降 高 い 経 済 成 長 を 続 け 平 成 22 年 には GDPが 日 本 を 抜 き 世 界 2 位 となったが アジア 開 発 銀 行 によると 2012 年 の 経 済 成 長 は7.7%に 減 速 する 見 込 みで 今 後 日 本 やASEANなど 中 国 と 経 済 関 係 の 深 い 地 域 をはじめとした 世 界 経 済 全 体 への 影 響 が 懸 念 される 図 表 中 国 及 びASEAN 地 域 の 経 済 成 長 率 ( 年 %) 年 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 中 国 10.0 10.1 11.3 12.47 14.1 9.6 9.2 10.4 9.2 7.7 ASEAN 平 均 6.6 7.3 7.0 7.5 7.2 4.2 1.7 7.2 4.9 5.2 資 料 :IMF World Economic Outlook Databases から 作 成 備 考 : 平 成 24 年 は 予 測 値 - 20 -
なお 先 進 国 に 比 べ 新 興 国 の 経 済 成 長 は 今 後 も 人 口 や 所 得 の 伸 びを 背 景 と して 広 がりが 期 待 され 世 界 経 済 の 牽 引 役 としてますます 重 要 となってくるも のと 考 えられ 各 国 の 発 展 段 階 や 多 様 な 市 場 ニーズに 柔 軟 に 適 応 した 経 済 交 流 が 必 要 となっている 近 隣 諸 国 との 外 交 問 題 カントリーリスク カントリーリスクの 顕 在 化 平 成 23 年 のタイの 洪 水 平 成 24 年 のインドネシアにおける 大 規 模 なデモや 中 国 や 韓 国 との 外 交 関 係 の 緊 張 化 など 東 アジアにおいても 様 々なカントリ ーリスクが 顕 在 化 している 震 災 の 影 響 による 風 評 被 害 と 輸 入 規 制 2011 年 3 月 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 による 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 の 事 故 に より 放 射 性 物 質 の 汚 染 の 懸 念 から 買 い 控 えなどの 風 評 被 害 が 発 生 した ま た 各 国 において 各 種 証 明 書 の 添 付 要 求 などの 規 制 が 実 施 されている 資 料 23 北 海 道 産 食 品 に 係 る 諸 外 国 地 域 の 輸 入 規 制 状 況 必 要 証 明 書 等 国 地 域 名 放 射 性 物 質 中 国 ブルネイ サウジアラビア レバノン インドネシア イラク 検 査 証 明 書 オマーン カタール バーレーン エジプト コンゴ 民 主 共 和 国 ベトナム 12 韓 国 中 国 ブルネイ ニューカレドニア タイ マレーシア ブラ 産 地 等 証 明 書 ジル EU スイス リヒテンシュタイン ノルウェー アイスランド クロアチア セルビア 仏 領 ポリネシア アラブ 首 長 国 連 邦 エジプ ト モロッコ シンガポール フィリピン エクアドル 20 通 関 時 放 射 性 サウジアラビア レバノン EU スイス リヒテンシュタイン ノル 物 質 検 査 ウェー アイスランド クロアチア セルビア オマーン シンガポ ール 香 港 ベトナム 米 国 ロシア インド ネパール パキスタ ン ニュージーランド ウクライナ イラン 20 資 料 : 農 林 水 産 省 HP 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 に 伴 う 各 国 地 域 の 輸 入 規 制 強 化 への 対 応 から 作 成 (2) 課 題 解 決 の 方 向 性 本 道 経 済 の 国 際 化 を 進 める 上 で 前 述 の 好 機 を 的 確 にとらえて 本 道 の 強 み を 企 業 活 動 に 活 かしていくとともに 課 題 ( 弱 み 脅 威 )の 解 決 や 克 服 に 向 けて 戦 略 的 に 取 り 組 むことが 重 要 である - 21 -
- 方 向 性 の 考 え 方 - 生 産 ロットの 小 さい 中 小 企 業 の 商 品 は ナショナルブランドや 現 地 ローカル 品 に 比 べて 割 高 になりがちであるが 価 格 を 抑 えるための 糸 口 として 生 産 や 物 流 の 効 率 化 に 取 り 組 むための 関 連 施 策 の 活 用 や 価 格 以 外 の 競 争 力 を 強 化 するため の 道 産 品 ブランド の 浸 透 に 向 けた 糸 口 として 現 地 のメディアや 百 貨 店 など との 有 機 的 な 連 携 を 図 ることなどが 考 えられる また 本 道 経 済 を 取 り 巻 く 国 際 情 勢 や 相 手 国 の 経 済 貿 易 環 境 は 刻 々と 変 化 し ており こうした 事 態 に 迅 速 的 確 に 対 応 するためには 様 々な 情 報 の 収 集 分 析 力 やフレキシブルな 対 応 を 行 うための 国 際 展 開 力 を 高 めることが 必 要 であり そ の 糸 口 として HIBC ( 北 海 道 国 際 ビジネスセンター ) の 枠 組 みを 活 用 した オ ール 北 海 道 の 連 携 体 制 での 取 組 を 推 進 することなどが 考 えられる さらに 長 引 く 不 況 のため 投 資 が 不 足 している 道 内 の 産 業 施 設 等 に 海 外 の 資 金 や 経 営 資 源 を 円 滑 に 導 入 するためのノウハウを 蓄 積 する 糸 口 として 投 資 家 等 からの 問 合 せ 情 報 や 先 進 事 例 を 市 町 村 間 で 共 有 する 仕 組 みづくりなどが 考 えられ る 課 題 解 決 の 方 向 性 糸 口 割 高 な 商 品 コスト ブランド 化 現 地 メディアの 有 効 活 用 生 産 物 流 の 効 率 化 関 連 施 策 との 連 携 国 際 情 勢 相 手 国 経 済 交 流 分 野 の 拡 大 地 域 課 題 の 解 決 貿 易 環 境 等 の 変 化 フレキシブルな 対 応 力 HIBCによる 官 民 連 携 不 況 下 の 投 資 不 足 調 和 のとれた 外 資 受 入 市 町 村 との 情 報 共 有 - 22 -
3. 前 推 進 方 策 の 検 証 (1) 概 要 ア 目 標 海 外 における 道 産 品 の 販 路 開 拓 や 観 光 客 誘 致 道 産 技 術 の 展 開 による 本 道 経 済 の 活 性 化 イ 推 進 期 間 平 成 22 年 度 ~24 年 度 までの3 年 間 ( 新 北 海 道 総 合 基 本 計 画 の 中 間 年 まで) ウ 内 容 以 下 の3つの 基 本 方 針 を 柱 に 取 組 を 推 進 1 2 3 産 業 分 野 の 戦 略 的 展 開 重 点 戦 略 分 野 食 分 野 観 光 分 野 戦 略 分 野 寒 冷 地 技 術 分 野 IT バイオ 分 野 環 境 分 野 対 象 地 域 への 重 点 的 展 開 東 アジア 地 域 ロシア 極 東 地 域 を 中 心 としながら 各 分 野 でビジネスチ ャンスの 拡 大 が 見 込 まれる 地 域 への 重 点 的 展 開 民 間 活 力 の 有 効 利 用 エ 指 標 食 分 野 食 品 輸 出 額 平 成 20 年 : 263 億 円 平 成 24 年 :450 億 円 観 光 分 野 ( 北 海 道 外 客 来 訪 促 進 計 画 に 基 づく) 外 国 人 来 道 者 数 平 成 20 年 度 :69 万 人 平 成 24 年 度 :110 万 人 - 23 -
(2) 推 進 期 間 中 の 主 な 施 策 図 表 24 食 分 野 前 方 策 における 方 向 性 H22-24 主 な 施 策 事 業 実 績 中 国 商 品 フ ロモーション 商 品 カタログ 作 成 1,000 部 制 作 (H23) 料 理 フェアの 開 催 料 理 フェア 開 催 :5 店 舗 (H23) 輸 出 商 品 改 善 支 援 事 業 塾 参 加 のべ50 社 65 名 商 品 改 善 6 社 8 品 (H23) 輸 出 適 合 化 モデル 事 業 商 品 改 善 :15 社 30 品 テスト販 売 3 地 域 (H24) 流 通 ルート 開 拓 商 談 会 コンサルティンク 参 加 企 業 :のべ36 社 (H23) その 他 上 海 万 博 におけるPR 会 場 内 におけるPR 併 催 の 観 光 物 産 展 (H23) 上 海 事 務 所 開 設 道 内 企 業 の 海 外 展 開 支 援 観 光 客 誘 致 等 北 京 デスクの 運 営 道 内 企 業 の 海 外 展 開 支 援 情 報 収 集 発 信 等 黒 竜 江 省 友 好 25 周 年 参 加 : 政 府 関 係 者 15 名 流 通 関 係 者 市 民 セミナー 試 食 会 ( 風 評 被 害 対 策 ) 約 200 名 (H23) 北 海 道 中 国 環 境 ビジネス 参 加 : 中 国 側 地 方 政 府 関 係 者 企 業 24 名 交 流 事 業 道 内 企 業 68 名 (H24) 東 北 三 省 経 済 交 流 黒 竜 江 省 代 表 団 受 入 (H23) 韓 国 商 品 フ ロモーション セミナー コンサル セミナー 参 加 :45 名 コンサル 参 加 :18 社 (H23) 輸 出 商 品 改 善 支 援 事 業 [ 再 掲 ] ( 再 掲 : 略 ) 輸 出 適 合 化 モデル 事 業 [ 再 掲 ] ( 再 掲 : 略 ) 流 通 ルート 開 拓 現 地 開 催 の 展 示 会 出 展 現 地 展 示 会 出 展 :2 社 28 品 (H23) 物 産 プロモーション実 施 物 産 展 出 展 :19 社 77 商 品 (H23) 健 康 食 品 等 フ ロモーション 出 品 :36 社 65 商 品 参 加 : 流 通 業 者 等 98 名 (H24) その 他 ソウル 市 友 好 1 周 年 セミナー 参 加 : 流 通 関 係 者 一 般 市 民 等 176 名 試 食 会 ( 風 評 対 策 ) ソウル 事 務 所 の 運 営 道 内 企 業 の 海 外 展 開 支 援 観 光 客 誘 致 等 香 港 ヒ シ ネスマッチンク 招 聘 商 談 会 の 開 催 参 加 道 内 企 業 :34 社 (H23) 台 湾 機 会 シンガポール: アンテナショップの 活 用 アンテナショッフ 販 売 :227 品 目 (H23) A S E A N 台 湾 ネットショップの 活 用 ネットショッフ 販 売 :33 品 目 の 販 売 (H23) 地 域 等 物 産 展 開 催 実 施 箇 所 :3 箇 所 ( 台 北 ) 民 間 主 体 の 取 組 香 港 - 市 場 進 出 手 法 調 査 企 業 調 査 :99 社 セミナー 参 加 :105 名 (H23) の 支 援 民 間 物 産 展 等 に 対 する 後 援 後 援 : 伊 勢 丹 シンカ ホ ール 等 4 回 (H23) その 他 台 湾 : 丹 頂 寄 贈 に 併 せたプ 北 海 道 食 材 フェアの 開 催 (H23) ロモーション 新 興 国 の 市 場 調 査 市 場 実 態 把 握 :アジア5ケ 国 新 市 場 開 拓 [タイ ミッションの 参 加 予 定 : 行 政 金 融 食 品 企 業 等 約 44 名 派 遣 ] ロ シ ア 経 済 協 力 発 展 推 進 協 議 会 合 同 委 員 会 な サハリン 州 との 提 携 に 基 づく 会 議 経 済 協 力 極 東 地 フ ロク ラム 等 に 基 ど 諸 会 議 の 開 催 発 展 フ ロク ラム に 基 づく 会 議 の 開 催 等 域 づく 協 議 中 央 ロシア 市 場 モスクワ 見 本 市 出 展 展 示 : 食 品 等 36 品 目 商 談 照 会 :82 件 を 見 据 えた 事 業 (H23) 展 開 寒 冷 地 建 築 技 術 のセミナー セミナー 参 加 :60 名 商 談 :46 社 (H24) 商 談 等 アンテナコーナー 設 置 販 売 展 示 : 食 品 35 品 目 (H24) 北 海 道 フェア 開 催 販 売 展 示 : 食 品 43 品 目 (H24) その 他 極 東 地 域 プロジェクト 調 査 現 地 調 査 の 実 施 セミナー 参 加 :87 名 (H24) (H24) サハリン 事 務 所 の 運 営 道 内 企 業 の 海 外 展 開 支 援 交 流 の 推 進 等 そ の 他 水 産 物 の 北 海 道 ボストンシーフードショウ [ 本 年 度 実 施 ] の 地 域 ブランド 発 信 への 出 展 (H24) - 24 -
(3) 検 証 ア その 他 区 分 前 方 策 における 方 向 性 主 な 施 策 事 業 実 績 観 光 客 が 安 心 して 快 適 に 観 光 外 国 人 誘 客 (H22~H24) 観 光 分 野 できる 環 境 づくり ロケーション コンベンショ 海 外 からの 観 光 客 誘 致 ン 誘 致 (H22~H24) 観 光 に 関 する 基 礎 的 データの 収 集 観 光 統 計 調 査 (H22~H24) 及 び 調 査 の 実 施 寒 冷 地 高 断 熱 高 気 密 住 宅 道 内 建 寒 冷 地 建 築 技 術 のセミナー ( 再 掲 : 略 ) 技 術 分 野 築 部 資 材 の 販 路 拡 大 道 内 建 商 談 等 (H22~H24) [ 再 掲 ] 設 業 者 の 海 外 事 業 展 開 促 進 高 度 な 人 材 の 育 成 確 保 研 北 大 リ サ ーチ& ビジ ネ スパ ー ク を 核 講 演 交 流 会 の 実 IT 究 開 発 支 援 とした 取 組 施 IT 企 業 の 海 外 市 場 開 拓 海 中 小 企 業 のIT 化 推 進 調 査 の 実 施 : 中 国 外 企 業 との 提 携 の 促 進 等 IT 産 業 海 外 調 査 (H22) 韓 国 ベトナム 韓 国 における 商 談 会 商 談 参 加 :6 社 北 海 道 バイオ 産 業 の 創 出 集 Bio Korea( 韓 国 の 国 際 展 示 出 展 企 業 :13 社 バイオ 積 の 一 層 の 促 進 会 )への 出 展 (H23) 健 康 食 品 等 フ ロモーション ( 再 掲 : 略 ) 道 内 環 境 関 連 産 業 の 育 成 モスクワ 見 本 市 出 展 (H23~ ( 再 掲 : 略 ) 環 境 分 野 環 境 関 連 技 術 や 製 品 の 海 外 展 H24)[ 再 掲 ] 開 環 境 産 業 道 外 進 出 促 進 (H24) 指 標 の 達 成 状 況 食 分 野 全 国 の 食 品 輸 出 額 が 減 少 傾 向 の 中 平 成 24 年 における 道 内 港 からの 食 品 全 体 の 輸 出 額 は 平 成 20 年 に 比 較 して 約 1.4 倍 となる 見 込 みである ただし 最 大 の 輸 出 商 品 であるサケの 不 漁 円 高 の 継 続 東 日 本 大 震 災 の 発 生 などの 中 平 成 20 年 比 の 増 加 額 は 目 標 ( 187 億 円 ) の 半 分 程 度 となる 見 込 み なお 加 工 食 品 については 平 成 20 年 に 比 較 し 約 2 倍 となっている - 平 成 24 年 食 品 輸 出 額 - 指 標 : 450 億 円 ( 平 成 20 年 比 187 億 円 の 増 加 ) 実 績 : 358 億 円 ( 平 成 20 年 比 95 億 円 の 増 加 )[ 概 算 値 ] 図 表 25 前 方 策 における 道 内 港 からの 食 品 輸 出 額 の 予 測 と 実 績 ( 年 億 円 ) 区 分 H20 H21 H22 H23 H24 備 考 予 測 - 270 350 400 450 実 績 263 331 369 336 358 [H24/H20] 水 産 物 185 235 255 191 1.36 (うちサケ) ( 83) (110) (153) ( 59) (うちサケ * 全 国 農 畜 産 物 12 10 16 21 54 億 円 ) 0.76 加 工 食 品 67 86 97 125 資 料 : 財 務 省 貿 易 統 計 から 作 成 備 考 :1. 平 成 24 年 の 実 績 は 食 料 品 及 び 動 物 より 生 きた 動 物 及 び 飼 料 を 除 いた 概 数 2. 備 考 欄 の 全 国 は 食 料 品 及 び 動 物 より 生 きた 動 物 及 び 飼 料 を 除 いた 概 数 で 計 算 (H24 年 [2,565 億 円 ]/H20 年 [3,362 億 円 ]) - 25 -
観 光 分 野 ( 北 海 道 外 客 来 訪 促 進 計 画 に 基 づく) - 平 成 24 年 度 外 国 人 来 道 者 数 - 指 標 : 110 万 人 ( 平 成 20 年 度 比 410,850 人 の 増 加 ) 実 績 : 集 計 中 ( 平 成 25 年 3 月 現 在 ) 平 成 22 年 度 の 外 国 人 来 道 者 数 は74 万 1 千 人 だったが 23 年 度 は 3 月 に 発 生 し た 東 日 本 大 震 災 により 大 きな 影 響 を 受 け 年 度 後 半 は 回 復 傾 向 にあったものの 57 万 人 にとどまり 国 別 では 特 に 韓 国 の 落 ち 込 みが 目 立 っている なお 平 成 24 年 度 の 第 1 四 半 期 は 回 復 を 見 せ 前 年 同 期 で170.8% 前 々 年 同 期 でも3.9%の 増 加 となっている 図 表 26 国 別 外 国 人 来 道 者 の 状 況 ( 年 度 人 ) 台 湾 中 国 韓 国 香 港 その 他 合 計 H22 183,700 135,500 148,900 87,100 186,500 741,700 H23 191,200 101,400 89,700 56,200 131,200 569,700 資 料 : 北 海 道 北 海 道 観 光 入 込 客 数 調 査 から 作 成 イ 前 推 進 方 策 の 課 題 指 標 値 の 設 定 一 次 産 品 を 含 めた 食 品 全 体 の 輸 出 額 を 指 標 値 として 設 定 したが 割 合 の 高 い 水 産 物 の 好 漁 不 漁 に 左 右 され 施 策 効 果 の 検 証 が 困 難 であった ( 平 成 22 年 度 の 食 品 輸 出 額 369 億 円 のうち サケ 輸 出 額 153 億 円 平 成 23 年 度 食 品 輸 出 額 336 億 円 のうちサケ 輸 出 額 59 億 円 ) - 26 -
道 外 港 を 含 めた 輸 出 実 態 の 把 握 道 内 港 通 関 分 のみを 把 握 していたが 実 際 には 本 州 等 を 経 由 して 輸 出 されて いる 商 品 が 相 当 あり これを 含 めた 本 道 からの 輸 出 の 全 体 像 を 把 握 していなか った 海 外 展 開 に 伴 うリスク リスクの 考 慮 カントリーリスクをはじめ 海 外 展 開 に 伴 う 様 々なリスクに 関 する 検 討 がなか った - 27 -