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京 放 技 ニュース 平 成 24 年 9 月 1 日 (1) 9 2012 ( 通 算 628 号 ) 公 益 社 団 法 人 京 都 府 放 射 線 技 師 会 発 行 :( 公 社 ) 京 都 府 放 射 線 技 師 会 TEL&FAX. 075-802-0082 E-mail:kyohogi@mbox.kyoto-inet.or.jp HP アドレス http://www.kyohogi.jp/ 604-8472 京 都 市 中 京 区 西 ノ 京 北 壺 井 町 88-1 二 条 プラザ 振 込 郵 便 口 座 01070-3-11019 ゆうちょ 銀 行 店 名 一 〇 九 店 番 109 当 座 口 座 番 号 0011019 店 名 四 四 八 店 番 448 普 通 口 座 番 号 3438322 544 回 研 修 会 報 告 教 育 講 演 と 共 に 若 手 と 学 生 による 発 表 を 行 っていただきました 以 下 がその 報 告 です 汎 用 X 線 装 置 による 乳 房 撮 影 用 線 量 計 の 二 次 校 正 京 都 医 療 科 学 大 学 4 回 生 河 上 亮 志 賀 智 美 藤 崎 しずか 弥 永 彩 有 乳 房 撮 影 時 の 線 量 測 定 器 は 入 射 窓 の 薄 い 平 行 平 板 型 の 線 量 計 が 最 も 多 く 使 用 されている この 線 量 については 日 本 国 内 では 産 業 技 術 総 合 研 究 所 において Mo ターゲット Mo フィルタ を 備 えた X 線 装 置 によって 一 次 標 準 校 正 場 が 作 られているが 一 般 の 使 用 者 は 産 総 研 での 校 正 は 利 用 しにくく ( 財 ) 日 本 品 質 保 証 機 構 :JQA や( 株 ) 千 代 田 テクノル 等 の 二 次 校 正 機 関 に 依 頼 している しかし これらの 二 次 校 正 機 関 では Mo-Mo 装 置 による 校 正 場 は 現 在 構 築 され ていない X 線 装 置 として 一 般 的 に 市 販 されている 乳 房 撮 影 用 の 汎 用 機 器 を 使 用 して 一 次 校 正 された 線 量 計 を 用 いて 二 次 校 正 することを 目 的 として 研 究 をすすめた 汎 用 機 器 での 校 正 をする 場 合 の 問 題 点 としては X 線 装 置 の 精 度 が 問 題 となっていたが 出 力 線 量 及 び 測 定 線 量 の 変 動 は 少 なく 変 動 係 数 で 0.1[% ] 程 度 であったため 校 正 の 測 定 精 度 に 影 響 しないと 考 えられる また 本 実 験 で 使 用 した 26 ~ 32[kV] の 実 効 エネルギー 範 囲 では 校 正 係 数 の 変 動 はなく Mo 陽 極 の X 線 管 からの X 線 スペクトルは 特 性 X 線 以 降 を Mo フィ ルタの K 吸 収 端 でカットしているため この 実 効 エネルギー 範 囲 ではほぼ 一 定 で 線 質 依 存 性 による 影 響 は 少 ない 実 際 に 実 効 エネルギーは 電 圧 によって 0.5[keV] 程 度 の 差 であったため Mo-Mo 装 置 であれば 管 電 圧 (26~32[kV])の 影 響 を 受 けず 校 正 の 際 に 特 に 問 題 とならないと 考 えられる 照 射 野 内 にヒール 効 果 による 線 量 の 不 均 一 性 がみられた このことは 校 正 する 際 に 影 響 す るため ジオメトリの 再 現 性 を 高 める 必 要 があった 故 に 発 泡 スチロールを 用 いて 位 置 固 定 を 行 い かつ 左 右 による 線 量 差 をなくすために 途 中 線 量 計 の 位 置 を 交 換 した これより 照 射 野 内 の 線 量 不 均 一 による 影 響 を 軽 減 することができた また 異 なる 装 置 での 校 正 係 数 の 変 化 を 調 べた 結 果 変 動 係 数 1.5 [% ] 以 下 と 高 い 精 度 で 校 正 することができた 予 防 医 学 (AMULETS)においては 校 正 係 数 が 0.97 になり 他 と 比 較 して 小 さな 値 となった これはプレ 照 射 によって 得 た 乳 房 厚 や 乳 房 組 織 ( 実 質 組 織 と 脂 肪 組 織 の 割 合 ) 情 報 をもとに 瞬 時 に 判 断 され 自 動 的 に 行 われる 装 置 であったため それが 影 響 したものと 考 えられる SOLIDOSE は 半 導 体 型 線 量 計 で 電 離 箱 型 と 比 較 して 線 質 依 存 性 の 影 響 がでた 校 正 につ いては 本 学 名 古 屋 大 学 金 沢 大 学 で 同 一 の SOLIDOSE を 校 正 したがほぼ 同 一 の 傾 向 であり 校 正 値 も 一 致 している これより 電 離 箱 型 半 導 体 型 を 問 わず 校 正 が 可 能 と 考 えられる 京 放 技 事 務 所 開 所 時 間 ( 月 金 の 午 後 1 時 5 時 )

(2) 京 放 技 ニュース 平 成 24 年 9 月 1 日 ipad によるボリュームレンダリング 像 の 制 御 と 閲 覧 京 都 医 療 科 学 大 学 4 回 生 本 谷 崇 之 浅 井 健 吾 谷 篤 渡 辺 聖 士 近 年 ipad に 代 表 されるタブレット 型 の 携 帯 端 末 を 医 療 現 場 や 教 育 現 場 で 利 用 しようとい う 試 みが 盛 んに 行 われており ipad 上 で 利 用 できるアプリケーションも 多 数 存 在 している 医 療 現 場 における 代 表 的 な 利 用 では 神 戸 大 学 医 学 部 附 属 病 院 において 医 用 画 像 を ipad で 参 照 しながら 手 術 を 行 うというものがある この 報 告 では 手 術 中 に 参 照 画 像 を 表 示 したディ スプレイを 見 るために 発 生 する 術 野 からの 視 線 の 移 動 を 小 型 で 設 置 条 件 の 制 約 がない ipad を 用 いることで 抑 えている この 際 医 用 画 像 を 参 照 するための ipad のアプリケーションには OsiriX という DICOM ビューアが 利 用 されている [4]. しかし このアプリケーションでは 2 次 元 の 医 用 画 像 を 閲 覧 することはできるが 3 次 元 には 対 応 していない 私 たちは 事 前 に 撮 影 し た 患 者 の 検 査 画 像 を 3D ボリュームレンダリング 像 として 再 構 成 し ipad 上 に 表 示 できれば 体 内 の 3 次 元 的 位 置 関 係 を 直 観 的 かつ 容 易 に 把 握 できるため 患 者 説 明 のツールや 医 療 系 学 生 のための 教 育 ツール 術 中 における 支 援 情 報 の 提 供 ツールとして 有 益 だと 考 えた ipad に 備 わった 加 速 度 センサやジャイロセンサを 利 用 して 端 末 を 通 してあたかも 体 内 を 覗 き 見 て いるようなシステムの 開 発 を 目 的 に 設 定 し 懸 念 される 描 画 速 度 の 性 能 を 調 べることにした 実 験 結 果 から 本 提 案 システムの 医 療 現 場 や 教 育 現 場 での 利 用 可 能 性 を 明 らかにする 本 システムの 画 像 情 報 のストリーミング 性 能 を 評 価 した 結 果 フレームレート 77fps 遅 延 時 間 6.7ms の 結 果 を 得 た これはリアルタイム 性 を 確 保 するためのレスポンスタイムの 指 針 をクリアする 成 績 である このことから 私 たちが 提 案 する ボリュームレンダリング 像 を 作 る 機 器 と 表 示 する 機 器 を 分 けた 分 散 型 コンピューティングシステムは 医 療 現 場 における 手 術 支 援 患 者 説 明 新 人 研 修 時 の 教 育 ツールとして 十 分 利 用 可 能 だとの 結 論 に 達 した (この 講 演 では 机 の 上 に 置 かれた 患 者 の 上 肢 の 上 に ipad をかざし 画 面 に 3D 表 示 された 上 肢 骨 が ipad の 動 きに 合 わせて 移 動 する 動 画 も 示 された) CR システムによる 画 像 形 成 メカニズムの 解 析 および 新 しい 論 理 的 提 案 京 都 医 療 科 学 大 学 4 回 生 川 村 芳 紀 北 出 征 司 佐 藤 祐 竹 田 一 喜 CR システムは 検 出 器 に 入 射 する X 線 量 に 対 して 非 常 に 幅 広 いダイナミックレンジを 持 っ ているので 通 常 の 増 感 紙 フィルム 系 よりも 被 検 者 を 透 過 した X 線 パターンがうまく 適 合 す る 利 点 がある 今 回 CR システムによる 画 像 形 成 メカニズムに 影 響 するダイナミックレンジ の 直 線 性 やその 範 囲 に 関 する 解 析 を 行 い 線 質 依 存 性 による 新 たな 論 理 的 提 案 を 行 った 管 電 圧 とアクリルファントム 厚 さを 変 えてシステム 感 度 (S 値 )の 変 化 を 計 測 すると 管 電 圧 を 上 げ る または アクリル 厚 を 厚 くすると 感 度 (S 値 )は 下 がり Cu 付 加 フィルタで 上 る 結 果 となった システム 感 度 (S 値 )は 線 質 依 存 の 影 響 が 大 きいことがわかった CR システムの 画 像 形 成 メカニズムに 影 響 する X 線 量 と 輝 尽 発 光 量 の 特 性 は 線 質 によって 異 なり CR 画 像 に 大 きな 濃 度 差 を 生 じることが 分 かった 本 研 究 では 管 電 圧 や 撮 影 部 位 によ る 変 化 を 考 慮 した 新 たな X 線 量 と 輝 尽 発 光 量 の 特 性 に 関 して 論 理 的 提 案 を 行 った ( 株 ) 島 津 製 作 所 0 7 5(8 1 1)9 1 1 1 ( 株 )エルクコーポレーション 075(691)5101

京 放 技 ニュース 平 成 24 年 9 月 1 日 (3) 一 般 撮 影 装 置 における 面 積 線 量 積 を 利 用 した 被 曝 線 量 測 定 ~ Philips Digital Diagnost System DAP からの ESD 変 換 への 試 み~ 関 西 医 科 大 学 附 属 枚 方 病 院 小 笠 原 陵 一 般 撮 影 において 患 者 被 ばくの 低 減 を 行 うために 入 射 表 面 線 量 (ESD: Entrance Skin Dose) を 把 握 しておくことは 重 要 である 当 院 で 使 用 している 装 置 は 直 接 入 射 表 面 線 量 を 算 出 できないが 面 積 線 量 積 (DAP: Dose Area Product)を 算 出 している FPD 搭 載 一 般 撮 影 装 置 Digital Diagnost System で 表 示 され る 面 積 線 量 積 を 入 射 表 面 線 量 に 変 換 して リファレンス 線 量 計 から 求 めた 値 と 比 較 し その 精 度 を 確 認 する 面 積 線 量 値 から 入 射 表 面 線 量 への 変 換 は 面 積 線 量 積 (mgy cm2) 皮 膚 の 線 質 エネルギー 吸 収 計 数 入 射 表 面 線 量 (Gy)= 広 報 散 乱 計 数 皮 膚 表 面 での 照 射 野 (cm2) 空 気 の 線 質 エネルギー 吸 収 計 数 の 式 で 表 せられる FPD 搭 載 装 置 Digital Diagnost System で 表 示 される 面 積 線 量 積 から 算 出 した 入 射 表 面 線 量 は 線 量 計 から 求 めた 値 よりも 高 い 値 になったが 今 回 の 実 験 で 求 めた 補 正 係 数 (0.8557)を 使 用 することで 線 量 計 で 実 測 した 入 射 表 面 線 量 に 高 い 精 度 で 近 似 できることを 確 認 した 京 都 第 一 赤 十 字 病 院 職 場 紹 介 京 都 第 一 赤 十 字 病 院 放 射 線 部 岡 田 貴 至 職 場 紹 介 という 題 目 で 現 在 の 京 都 第 一 赤 十 字 病 院 における 技 師 の 状 況 や 仕 事 内 容 を 現 場 の 写 真 を 使 って 紹 介 しました 後 輩 学 生 たちの 今 後 の 就 職 の 為 に 参 考 になればと 思 います 現 在 京 都 第 一 赤 十 字 病 院 の 放 射 線 技 師 は 全 員 で 26 人 ( 男 21 人 女 5 人 )です 所 属 は 診 断 科 と 治 療 科 に 分 かれます 診 断 科 は 22 人 とパートの 技 師 2 人 治 療 科 は 2 人 です 年 齢 構 成 は20 代 10 名 30 代 3 名 40 代 4 名 50 代 7 名 60 代 2 名 となっており 20 代 と50 代 の 年 齢 層 が 多 いです このため 10 年 後 には 平 均 年 齢 はかなり 若 くなっていると 思 われます 業 務 内 容 は 一 般 撮 影 ポータブル 撮 影 CT MR アイソトープ Angio 透 視 骨 塩 定 量 測 定 救 急 撮 影 救 急 Angio 画 像 管 理 当 直 残 り 番 治 療 と 多 岐 にわたります 一 般 撮 影 室 は 南 棟 1 階 に 全 部 で 4 部 屋 あります 操 作 する 場 所 は 全 部 つながっており 1 つの 撮 影 室 に 一 人 の 技 師 がつき 多 い 日 で 1 日 約 200 人 程 度 の 撮 影 をします CT 室 は 南 棟 地 下 にあり 技 師 2 人 がついて 検 査 します MR 室 は 南 棟 の 地 下 に 1 台 検 査 部 の 前 に 1 台 あり ます 基 本 的 に 検 査 は MR 装 置 1 台 につき 放 射 線 技 師 2 人 で 行 っています 夜 診 枠 があり 夜 まで 残 って 撮 影 します 核 医 学 検 査 室 は 南 棟 3 階 にあります 1 日 5 件 ~ 6 件 の 検 査 があります Angio 装 置 は 放 射 線 科 の 一 般 撮 影 室 の 奥 に 心 カテ 用 に 1 台 と 放 射 線 科 と 消 化 器 科 が 主 に 使 う 腹 部 Angio 用 に1 台 あります 頭 部 Angio や 救 急 に 対 応 する 救 急 Angio 室 が OP 室 隣 に1 台 あ ります 医 師 看 護 師 と 連 携 して 検 査 を 行 います 透 視 室 は 南 棟 1 階 にあり ドックの 胃 の 検 査 を 行 ったり 骨 折 の 整 復 をしたり さまざまな 科 が 使 用 します 骨 塩 定 量 は 南 棟 1 階 にあ ります 骨 密 度 を 放 射 線 で 測 定 するもので 10 年 以 上 使 っていた 機 械 が 最 近 新 しくなりました 救 急 撮 影 室 は 救 命 センターの 隣 にあって 救 急 できた 患 者 や 病 棟 の 患 者 のレントゲン CT の

(4) 京 放 技 ニュース 平 成 24 年 9 月 1 日 検 査 をします ここは 24 時 間 稼 動 していて 17 時 以 降 は 残 り 番 と 当 直 が 担 当 します 夜 間 は 1 人 の 技 師 がすべてのモダリティーを 担 当 するので 当 直 明 けはみんな ぐったりしています 画 像 管 理 室 は 南 棟 1 階 にあり 他 院 から 患 者 さんが 持 ち 込 んだフィルムを PACS に 取 り 込 ん だり 他 院 へ 持 っていく 画 像 データを CD 出 力 したりします また 検 像 や 画 像 修 正 も 行 います 治 療 室 は 南 棟 地 下 にあります 装 置 は 去 年 新 しくなったリニアックを 使 用 しており 現 在 は1 日 約 15 人 の 患 者 の 治 療 を 行 っています 人 体 に 多 くの 放 射 線 を 照 射 するので 毎 日 線 量 測 定 を 行 っています 自 分 が 3 ヶ 月 間 働 いてみた 感 想 として 今 はまだ 一 般 撮 影 だけしかやっていませんが そ れでも 覚 える 事 が 多 く 充 実 した 日 々を 過 ごしています 学 校 で 習 った 知 識 を 元 に 仕 事 を 覚 えていく 為 知 識 を 長 期 記 憶 化 させておく 事 が 重 要 だと 改 めて 実 感 しました 一 般 撮 影 法 について 考 える 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 京 都 医 療 センター 医 療 技 術 部 放 射 線 科 大 西 孝 志 氏 第 544 回 研 修 会 の 最 終 公 演 として 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 京 都 医 療 センター 医 療 技 術 部 放 射 線 科 の 大 西 孝 志 氏 に 本 日 参 加 している 学 生 にもわかるようにと 一 般 撮 影 の 講 演 をお 願 いしました 以 下 がその 報 告 です 診 療 放 射 線 技 師 にとって 最 も 基 本 的 な 一 般 撮 影 に ついて 検 討 した 中 で 膝 関 節 について 報 告 します 膝 関 節 正 面 の 位 置 づけと X 線 入 射 位 置 について 複 数 の 参 考 書 を 比 較 してみてもそれぞれ 記 載 が 異 なっているので 施 設 で の 統 一 が 必 要 と 考 え 検 討 しました 下 腿 前 縁 の 角 度 は 個 人 差 及 び 姿 勢 により 異 なるので 補 助 具 を 作 成 しようにも 統 一 した 形 があるわけではありません さらに 臥 位 と 座 位 でも 角 度 が 異 なってくるので その 都 度 角 度 を 測 る 必 要 があ るが 測 定 者 によってもバラツキが 発 生 します 再 現 性 担 保 のため 撮 影 体 位 測 定 方 法 を 施 設 で 統 一 する 必 要 があります 臥 位 にて 垂 直 で X 線 を 入 射 し 撮 影 した 場 合 は 尾 頭 方 向 に 7 振 っ た 場 合 より 内 側 関 節 間 隙 が 若 干 不 明 瞭 になるが 関 節 間 隙 の 評 価 は 立 位 撮 影 にて 行 うため 臥 位 での 入 射 X 線 は 再 現 性 確 保 のために 垂 直 としました 膝 関 節 の 正 面 性 については 一 般 的 に 膝 蓋 骨 を 指 標 として 内 外 顆 の 中 心 に 来 るようにしていますが 臨 床 経 験 上 膝 蓋 骨 脱 臼 や 靭 帯 損 傷 等 でバリエーションが 多 く 適 応 困 難 でした そこで 膝 関 節 正 面 の 合 格 基 準 として 顆 間 窩 腔 が 左 右 対 称 の 山 型 に 抽 出 されており 顆 間 窩 腔 の 中 に 顆 間 隆 起 が 明 瞭 に 抽 出 されていて 隆 起 像 が 脛 骨 の 中 央 に 位 置 している こととしました そのために 撮 影 時 には 大 腿 骨 の 外 側 上 顆 と 内 側 上 顆 が 同 じ 高 さになるように 体 位 づけます

京 放 技 ニュース 平 成 24 年 9 月 1 日 (5) 側 面 撮 影 では 大 腿 骨 の 内 外 顆 の 後 縁 の 重 なりが 5mm 以 内 で 膝 蓋 大 腿 関 節 が 広 く 膝 蓋 骨 は 接 線 状 に 大 腿 脛 骨 関 節 腔 が 顆 間 隆 起 部 を 除 いて 広 く 抽 出 されている こととしました そのために 大 腿 骨 両 上 顆 が 頭 尾 方 向 に 垂 直 かつ 7 前 傾 するように 体 位 づけます 側 面 性 が 保 たれていない 場 合 は 腓 骨 近 位 と 脛 骨 との 重 なりが 多 いと 内 旋 していることとなり 重 なり が 少 ないと 外 旋 していることになり 簡 易 的 な 判 断 が 可 能 です 膝 関 節 軸 位 撮 影 の 合 格 基 準 として 膝 蓋 大 腿 関 節 腔 間 隙 が 均 等 に 広 く 投 影 されており 膝 蓋 骨 が 軸 位 像 で あること こととしました 当 施 設 では 膝 下 に 30 の 斜 台 を 置 き X 線 入 射 角 は 側 面 像 から 計 測 して 内 外 顆 の 中 点 に 向 けて 脛 骨 粗 面 の 中 心 を 通 るように 入 射 し ている このとき 入 射 角 が 浅 いと 大 腿 骨 滑 車 面 より 脛 骨 粗 面 が 下 方 に 離 れ 入 射 角 が 深 いと 大 腿 骨 滑 車 面 より 脛 骨 粗 面 が 上 に 重 なることになります 以 上 が 当 施 設 での 膝 関 節 の 撮 影 マニュアルの 紹 介 ですが この 標 準 化 マニュアルを 作 成 す るにあたっては 1 施 設 で 文 献 考 察 と 検 証 を 行 い コンセンサスを 得 て 標 準 化 ( 統 一 )する 2 合 格 画 像 のイメージを 持 ち 触 診 解 剖 と 撮 影 を 行 う 3 研 究 会 や 講 習 会 に 参 加 し 知 識 の 再 確 認 とアップデートを 行 う 4 努 力 すれば 必 ず 画 像 に 現 れる の 4 項 目 を 忘 れないようにしなければなりません 診 療 放 射 線 技 師 は 技 術 職 であり その 職 人 技 を 究 めるには 文 献 考 察 を 行 い 検 証 し 触 診 解 剖 を 理 解 しなければいけません そして 個 人 の 力 量 ( 技 量 )が 向 上 し それを 標 準 化 ( 統 一 ) して 初 めて 組 織 力 の 向 上 が 図 れます 組 織 力 の 向 上 があって 初 めて 患 者 様 への 還 元 になる と 考 えます 当 施 設 では 診 療 放 射 線 技 師 のみならず 理 学 療 法 士 や 医 師 も 含 めた 勉 強 会 として 伏 水 塾 を 開 催 しています この 伏 水 塾 で 得 た 医 師 理 学 療 法 士 の 診 療 放 射 線 技 師 に 対 する 要 求 は 合 格 基 準 に 則 った 再 現 性 のある 画 像 の 提 供 であることがわかりました つまり 再 現 性 のない 画 像 は 診 療 放 射 線 技 師 の 技 量 の 差 組 織 力 の 弱 さが 患 者 ( 診 療 )に 不 利 益 をもたらしている ことになります 定 期 的 に 伏 水 塾 を 開 催 していますので 興 味 があり 参 加 してみたいと 思 われる 方 は taonishi@kyotolan.hosp.go.jp 宛 に 件 名 を 伏 水 塾 参 加 希 望 としてメールを 送 信 して 下 さい 開 催 日 時 が 決 定 次 第 ご 案 内 のメールをさせて 頂 きます どなたでも 参 加 して 頂 けますので 気 軽 に 連 絡 下 さい 最 後 の 質 疑 応 答 にて 撮 影 技 術 は 勉 強 会 に 出 てくる 技 師 はレベルが 高 く 勉 強 会 に 行 かな い 者 ほどレベルが 低 いものであるが 医 療 センター 様 ではそのような 全 体 のレベルの 引 き 上 げ はどのような 対 策 をされているのか? との 質 疑 に 大 西 先 生 は ある 個 人 が 腰 椎 側 面 が 苦 手 だとすると その 技 師 に 腰 椎 の 撮 影 をどんどんまわし 経 験 を 積 ませる 環 境 を 作 ります 経 験 を 積 むと 必 然 と 技 量 も 上 がっていくものです と 回 答 されました スライド 写 真 には 説 明 用 の ラインや 矢 印 を 配 置 し また 3DCT 画 像 も 使 っての 講 演 や 診 療 放 射 線 技 師 として 社 会 で 活 躍 する 心 構 えまでも 講 演 していただき 学 生 にもわかりやすくためになったのではないでしょ うか ( 文 責 中 島 ) ケアストリームヘルス 株 式 会 社 06(6534)7090 富 士 フィルムメディカル( 株 ) 0 75(671)0264

(6) 京 放 技 ニュース 平 成 24 年 9 月 1 日 第 47 回 京 都 病 院 学 会 報 告 広 報 渉 外 委 員 会 新 井 喬 6 月 9 日 ( 日 )9:00 ~ 17:00 まで 池 坊 短 期 大 学 にて 毎 年 恒 例 の 第 47 回 京 都 病 院 学 会 が 開 催 されました 当 日 は 絶 好 の 学 会 日 和 とはなりませんでしたが 多 数 の 方 に 来 場 していただきありがとうござ いました 今 回 の 総 参 加 者 数 は 2,092 名 (109 名 増 )になり 過 去 最 高 数 となりました 学 会 のテーマである 摂 食 についての 講 演 は 会 場 の 参 加 者 も 多 くアンケートも 高 い 評 価 でした また シャトルをテーマとした 特 別 講 演 は 天 文 イヤーも 重 なり 参 加 者 も 多 く 本 会 場 と 別 会 場 を 設 け 中 継 しました 日 頃 目 にしない 光 景 や 耳 にしない 話 で 参 加 者 の 評 価 も 高 かったです 放 射 線 部 門 は 午 後 からの 演 題 発 表 でしたが 会 場 は 立 ち 見 となるほどの 盛 況 で 小 さなトラ ブルは 多 少 ありましたが 演 題 発 表 は 無 事 に 進 行 しました 今 回 は 場 所 を 池 坊 短 期 大 学 にかえての 2 回 目 の 学 会 となり 全 体 的 には 前 回 よりもスムーズ な 運 営 ができたと 思 います 最 後 に 演 者 座 長 準 備 委 員 のみなさま 方 には 御 礼 申 しあげます 今 年 度 会 費 納 入 のお 願 い 会 費 納 入 期 限 は 9 月 30 日 です 会 費 未 納 の 各 会 員 の 方 は 上 記 納 入 期 限 が 迫 ってきています 早 期 納 入 への 御 協 力 を 御 願 いい たします 会 費 は 日 本 診 療 放 射 線 技 師 会 から 送 られてきました 赤 伝 票 の 振 込 用 紙 で 納 入 をお 願 いいたし ます なお 振 込 用 紙 を 紛 失 された 方 や 不 明 な 点 がございましたら 京 放 技 事 務 所 (Tel 075-802-0082) までご 連 絡 ください 10 月 号 予 告 両 丹 地 区 夏 季 研 修 会 報 告 その 他 会 員 異 動 9 月 以 降 の 京 放 技 活 動 予 定 9 月 2 日 ( 日 ) 9 月 15 日 ( 土 ) 両 丹 地 区 夏 季 研 修 会 ( 丹 後 あじわいの 郷 ) 線 量 計 校 正 研 修 会 ( 京 都 医 療 科 学 大 学 ) コニカミノルタヘルスケア 株 式 会 社 0570(01)1203