素 社 会 の 実 現 に 向 けた 取 組 素 燃 料 電 池 戦 略 ロードマップ 改 訂 を 中 に 平 成 28 年 6 8 資 源 エネルギー 庁 燃 料 電 池 推 進 室 星 野 昌 志
素 エネルギー 利 活 の 意 義 多 様 な 次 エネルギーからの 製 造 あらゆる 形 態 での 輸 送 貯 蔵 が 可 能 な 素 は 従 来 の 次 エネルギー 構 造 を きく 変 するポテンシャルを 有 する 将 来 の 次 エネルギーでは 電 気 熱 に 加 え 素 が 中 的 役 割 を 担 うことが 期 待 され 素 社 会 の 実 現 に 向 けた 取 組 の 加 速 が 必 要 ( エネ ルギー 基 本 計 画 (2014 年 4 )) 多 岐 にわたる 分 野 において 素 の 利 活 を 抜 本 的 に 拡 することで 1 幅 な 省 エネルギー 2エネルギーセ キュリティの 向 上 3 環 境 負 荷 低 減 に きく 貢 献 できる 可 能 性 がある(3E+S) 素 エネルギー 利 活 の 意 義 1 省 エネルギー 燃 料 電 池 の 活 によって いエネルギー 効 率 が 可 能 2エネルギーセキュリティ 素 は 副 素 原 油 随 伴 ガス 褐 炭 といった 未 利 エネル ギーや 再 エネを 含 む 多 様 な 次 エネルギー 源 から 様 々な 法 で 製 造 が 可 能 であり 地 政 学 的 リスクの 低 い 地 域 からの 調 達 や 再 エ ネ 活 によるエネルギー 給 率 向 上 につながる 可 能 性 3 環 境 負 荷 低 減 素 は 利 段 階 でCO2を 排 出 しない さらに 素 の 製 造 時 にCCS( 酸 化 炭 素 回 収 貯 留 技 術 )を 組 み 合 わせ は 再 エネを 活 することで トータルでのCO2フリー 化 が 可 能 4 産 業 振 興 本 の 燃 料 電 池 分 野 の 特 許 出 願 件 数 は 世 界 位 である 等 本 が 強 い 競 争 を 持 つ 分 野 従 来 産 業 ガスや 特 殊 途 現 在 エネルギー 利 本 格 化 将 来 多 様 な 途 素 エネルギー 利 活 の 形 態 産 業 ガス 家 庭 燃 料 電 池 (エネファーム) 2009 年 市 販 開 始 FCフォークリフト 素 ジェット 航 空 機 FCバス FCスクーター ロケット 燃 料 燃 料 電 池 動 (FCV) 2014 年 市 販 開 始 素 発 電 業 務 FC ポータブルFC FC: 燃 料 電 池 FC 鉄 道 両 1
素 サプライチェーンのイメージ 素 ステーション 素 パイプライン 素 油 ガス 随 伴 ガス 等 圧 ガス 素 燃 料 電 池 動 素 褐 炭 等 素 分 散 型 電 源 素 再 可 能 エネルギー 電 液 体 素 有 機 ハイドライド 素 素 発 電 etc 2
素 燃 料 電 池 戦 略 ロードマップ 改 訂 の 内 容 フェーズ1: 素 利 の 躍 的 拡 ( 現 在 ) 1. 定 置 燃 料 電 池 (エネファーム/ 業 務 産 業 燃 料 電 池 ) エネファームの 将 来 的 な 標 価 格 を 明 確 化 2020 年 頃 に 的 普 及 PEFC( 固 体 分 形 燃 料 電 池 ) 型 :2019 年 までに80 万 円 SOFC( 固 体 酸 化 物 形 燃 料 電 池 ) 型 :2021 年 までに100 万 円 2. 燃 料 電 池 動 (FCV) 普 及 台 数 標 を 明 2020 年 までに4 万 台 程 度 2025 年 までに20 万 台 程 度 2030 年 までに80 万 台 程 度 2025 年 頃 に より 多 くのユーザーに 訴 求 するため ボリュームゾーン 向 けの 燃 料 電 池 動 の 投 を 指 す 3. 素 ステーション 整 備 標 を 明 化 標 を 明 2020 年 度 までに160 箇 所 程 度 2025 年 度 までに320 箇 所 程 度 2030 年 時 点 のFCV 普 及 台 数 標 に 対 し 標 準 的 な 素 供 給 能 を 持 つ 素 ステーション 換 算 で900 基 程 度 が 必 要 2020 年 代 後 半 までに 素 ステーション 事 業 の 化 を 指 す それ 以 降 はFCVの 普 及 に 対 応 して 分 なステーションを 整 備 フェーズ2: 素 発 電 の 本 格 導 等 (2020 年 代 後 半 に 実 現 ) 4. 素 発 電 2015 年 3 に 取 りまとめた 素 発 電 検 討 会 の 報 告 書 を 反 映 し 記 載 を 具 体 化 フェーズ3:CO2フリー 素 供 給 システムの 確 (2040 年 頃 に 実 現 ) 5. 再 可 能 エネルギー 由 来 素 の 利 活 導 に 関 する 技 術 経 済 の 具 体 的 課 題 についてWGを ち 上 げ 検 討 を い 2016 年 度 中 に 結 論 を 得 る 旨 を 記 載 改 2020プロジェクトや 福 島 新 エネ 社 会 構 想 といった 先 進 的 取 組 の 推 進 について 記 載 3
素 社 会 実 現 に 向 けた 対 応 の 向 性 [ 素 燃 料 電 池 戦 略 ロードマップ 2016 年 3 改 訂 ] [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 4
1. 定 置 燃 料 電 池 2. 燃 料 電 池 動 及 び 素 ステーション 3. 素 発 電 と 規 模 な 素 供 給 システム 4. 再 可 能 エネルギー 由 来 素 5
エネファームの 将 来 的 な 標 価 格 の 設 定 家 庭 FC 家 庭 燃 料 電 池 (エネファーム)について 早 期 に 市 場 を 化 し 2020 年 に140 万 台 2030 年 に530 万 台 を 普 及 させる 家 庭 燃 料 電 池 のエンドユーザーの 負 担 額 ( 設 置 事 費 込 み)については 2020 年 に7 8 年 で 投 資 回 収 可 能 な 額 を 2030 年 に5 年 で 投 資 回 収 可 能 な 額 を 指 す 具 体 的 には PEFC( 固 体 分 形 燃 料 電 池 ) 型 標 準 機 について2019 年 までに80 万 円 SOFC( 固 体 酸 化 物 形 燃 料 電 池 ) 型 標 準 機 につい て2021 年 までに100 万 円 を 実 現 する これらにより 2020 年 頃 に 化 を 指 す エネファームの 価 格 台 数 の 推 移 標 とするエンドユーザー 負 担 額 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 6
( 参 考 )エネファーム 価 格 低 減 スキーム 家 庭 FC エネファームの 機 器 価 格 と 事 費 の 合 計 価 格 を 的 な 普 及 が 通 せる 価 格 準 へと 低 減 することを 標 とし 標 価 格 と 基 準 価 格 を 設 定 新 たな 補 助 スキームに 基 づき PEFC 型 については2018 年 度 まで SOFC 型 については2020 年 度 まで 導 補 助 を 国 は 継 続 して う PEFC 標 準 機 のスキーム ( 注 )700Wのケース SOFC 標 準 機 のスキーム ( 注 )700Wのケース [ 万 円 ] 160 2019 年 度 には 価 格 を80 万 円 にすることを 標 とし その 標 価 格 と 基 準 価 格 ( 年 度 ごとに 設 定 )の 差 額 の 部 を 補 助 [ 万 円 ] 180 2021 年 度 には 価 格 を100 万 円 にすることを 標 とし その 標 価 格 と 基 準 価 格 ( 年 度 ごとに 設 定 )の 差 額 の 部 を 補 助 140 160 120 140 100 80 標 価 格 80 120 100 80 標 価 格 100 60 2015 年 度 2016 年 度 2017 年 度 2018 年 度 2019 年 度 60 2015 年 度 2016 年 度 2017 年 度 2018 年 度 2019 年 度 2020 年 度 2021 年 度 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 7
( 参 考 ) 今 年 度 における 補 助 内 容 ( 標 準 機 ) 家 庭 FC [ 万 円 ] 事 業 者 の 価 格 低 減 努 を 促 す 補 助 率 の 設 定 1 基 準 価 格 以 下 の 場 合 PEFC:15 万 円 補 助 SOFC19 万 円 補 助 2 基 準 価 格 は 上 回 るが 裾 切 価 格 以 下 の 場 合 PEFC:7 万 円 補 助 SOFC:9 万 円 補 助 3 裾 切 価 格 を 上 回 る 場 合 補 助 対 象 外 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 8
ロードマップ 標 を 達 成 するためのアクションプラン1[ 概 要 ] 家 庭 FC 標 の 達 成 に 向 け 関 係 者 がそれぞれの 役 割 を 明 確 化 した 上 で 必 要 な 取 組 を 進 めて くことが 必 要 当 該 取 組 の 推 進 により 価 格 の 低 減 のみならず 新 規 市 場 の 開 拓 やユーザー 利 便 性 の 向 上 につなげていく [ 出 典 ] 本 ガス 協 会 ホームページ 等 から 野 村 総 合 研 究 所 作 成 9
家 庭 燃 料 電 池 の 対 象 ユーザーの 拡 家 庭 FC 現 在 家 庭 燃 料 電 池 が 対 象 としている 主 なユーザーは 都 市 を 中 とする 都 市 ガス 使 地 域 における 建 住 宅 のユーザー 建 住 宅 と 集 合 住 宅 の 率 は 住 居 形 態 として 集 合 住 宅 が4 割 を 占 めるにもかかわらず 集 合 住 宅 への 設 置 は ほとんど われていないことから 集 合 住 宅 のユーザーへの 拡 が 重 要 家 庭 用 燃 料 電 池 のユーザーの 現 状 マンション 向 けエネファーム 2014 年 4 月 に 発 売 された マンション 向 けエネファーム 補 助 金 交 付 決 定 ベース( 期 間 :2009 年 ~2016 年 1 月 ) [ 出 典 ]パナソニック 10
海 外 展 開 に 向 けた 動 き 家 庭 FC 国 内 の 主 要 エネファームメーカー 各 社 は 欧 州 等 のボイラーメーカーとのアライアンスを 通 じて 海 外 市 場 の 開 拓 を 進 めてきており これまでに100 台 程 度 が 導 今 後 海 外 での 導 に 対 する 政 策 援 も 活 する 等 により 普 及 の 拡 を 進 めることが 必 要 系 メーカーの 海 外 展 開 に 向 けた 動 き ドイツ 及 び 韓 国 における 政 策 援 1 パナソニック : 2014 年 4 より Viessmann 社 と 共 同 開 発 した 家 庭 燃 料 電 池 システムを 欧 州 にて 発 売 2016 年 4 にはガス 種 対 応 を 拡 し た 新 モデルを 発 売 予 定 政 府 補 助 内 容 2 東 芝 : 2014 年 春 に BAXI Innotech 社 (BDR Thermea 社 の 会 社 )との 家 庭 燃 料 電 池 システムの 開 発 販 売 提 携 を 発 表 PEFC 燃 料 電 池 ユニットを 供 給 する 2015 年 3 には 韓 国 での 販 売 を 開 始 した 3 アイシン 精 機 : Enefield Project の 環 として 独 Boschに 対 し SOFCの 家 庭 燃 料 電 池 ユニットを 供 給 70 台 設 置 を 指 す(うち 部 が 設 置 済 み) ド イ ツ バーデン ヴュルテンベルク 州 対 象 機 器 : 燃 料 電 池 ( 出 10kWまで 発 電 効 率 30% 総 合 効 率 82%) 補 助 額 : 1kW 約 104 万 円 /kw 1-3kW 約 33 万 円 /kw 3-10kW 約 13 万 円 /kw 2014 年 6 2015 年 9 時 点 韓 国 KEMCO ( 韓 国 エネルギー 管 理 公 団 ) 対 象 機 器 : 家 庭 燃 料 電 池 補 助 率 :80% 2010 年 時 点 為 替 レート:1ユーロ=130 円 で 計 算 [ 出 典 ] 各 種 資 料 を 基 に 資 源 エネルギー 庁 作 成 Enefield Projectとは 2012 年 から2017 年 にかけて 欧 州 の 参 加 11カ 国 の 住 宅 に 約 1,000 台 の マイクロCHP 燃 料 電 池 を 試 験 的 に 設 置 し その 実 性 経 済 性 について 検 証 しながら 欧 州 に 普 及 さ せるための 振 興 プログラム EUが2,600 万 ユーロ 出 資 [ 出 典 ] 各 社 公 開 資 料 ヒアリングから 野 村 総 合 研 究 所 資 源 エネルギー 庁 作 成 11
業 務 産 業 燃 料 電 池 (SOFC)の 市 場 投 業 務 産 業 FC ロードマップにおける 標 業 務 産 業 燃 料 電 池 については 2017 年 に 発 電 効 率 が 較 的 い SOFC( 固 体 酸 化 物 形 燃 料 電 池 ) 型 の 市 場 投 を 指 す 進 捗 状 況 複 数 機 種 において 実 証 等 が 順 調 に 進 められており 標 どおり2017 年 に 部 の 機 種 が 市 場 投 される 通 し メーカー デンソー 三 浦 業 富 電 機 造 船 実 証 機 三 菱 ハ ワー システムス(MHPS) ( 参 考 ) Bloom Energy 商 機 外 観 出 5kW 5kW 20kW 50kW 250kW 200kW タイプ コジェネ 検 討 中 コジェネ コジェネ 検 討 中 コジェネ コジェネ モノジェネ 発 電 効 率 ( 標 値 ) 総 合 効 率 ( 標 値 ) 主 要 想 定 需 要 家 50% 50% 50% 50% 55% ( 検 討 中 ) 90% ( 検 討 中 ) 80% 理 美 容 院 規 模 店 舗 ファミレス スポーツジム 福 祉 施 設 病 院 規 模 ビル 73%( 温 ) 65%( 蒸 気 ) データセンター 規 模 ビル ホテル 50-60% ( 実 績 値 ) ー [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 12
業 務 産 業 燃 料 電 池 の 市 場 投 後 の 取 組 の 必 要 性 業 務 産 業 FC 市 場 のターゲットとなる 需 要 家 市 場 ち 上 がり 期 における 戦 略 的 導 促 進 ターゲット 範 囲 都 市 ガスを 使 ベースロード 電 源 として 機 能 電 熱 が い 需 要 家 停 電 リスクに 備 えBCP 対 応 等 が 必 要 な 需 要 家 等 2017 年 の 業 務 産 業 燃 料 電 池 の 市 場 投 後 効 果 的 に 市 場 を 拡 していくため 機 器 メーカーとガス 事 業 者 等 が 体 となった 推 進 体 制 を 構 築 する 2017 年 市 場 投 国 は 市 場 の ち 上 がり 期 において その 後 の 普 及 拡 につながる 効 果 的 な 施 策 について 検 討 する [ 出 典 ] 本 ガス 協 会 HP 掲 載 資 料 を 部 加 13
1. 定 置 燃 料 電 池 2. 燃 料 電 池 動 及 び 素 ステーション 3. 素 発 電 と 規 模 な 素 供 給 システム 4. 再 可 能 エネルギー 由 来 素 14
FCVの 普 及 拡 FCV 燃 料 電 池 動 (FCV:Fuel Cell Vehicle)は 素 を 燃 料 とし 航 続 距 離 や 燃 料 補 給 時 間 でガソリン と 同 程 度 の 機 能 を 持 つ 次 世 代 動 現 在 国 内 で2 種 が 市 場 投 済 みであり コスト 低 減 に 向 けた 技 術 開 発 等 が 進 められている 燃 料 電 池 動 の 市 場 投 トヨタ 動 <2014.12.15> 燃 料 電 池 動 MIRAI を 販 売 開 始 ( 税 込 価 格 723.6 万 円 ) <2015.1.6> 燃 料 電 池 動 等 に 関 する 特 許 実 施 権 ( 約 5,680 件 )の 無 償 提 供 を 発 表 本 技 研 業 <2016.3> 燃 料 電 池 動 CLARITY FUEL CELL を 販 売 開 始 予 定 ( 税 込 価 格 766 万 円 ) その 他 メーカー 産 動 ダイムラー フォードは 2017 年 に 向 けて 共 同 開 発 に 合 意 BMWは 2020 年 に 向 けてトヨタと 共 同 開 発 に 合 意 GMは 2020 年 に 向 けてホンダと 共 同 開 発 に 合 意 現 代 動 は 2014 年 6 から 般 リース 販 売 ( 台 ) 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 今 後 の 市 場 投 込 み 台 数 燃 料 電 池 動 販 売 込 台 数 (トヨタ 動 ) 販 売 込 台 数 700 2,000 3,000 30,000 2015 年 2016 年 2017 年 2020 年 頃 2015 年 10 トヨタ 動 は 2020 年 頃 以 降 の 燃 料 電 池 動 の 販 売 込 みを グローバルで3 万 台 以 上 と 発 表 [ 出 典 ]トヨタ 動 ホームページ 15
FCVの 普 及 台 数 標 を 設 定 (ロードマップ) FCV FCV(ストックベース)について 2020 年 までに4 万 台 程 度 2025 年 までに20 万 台 程 度 2030 年 まで に80 万 台 程 度 の 普 及 を 指 す 2025 年 頃 に より 多 くのユーザーに 訴 求 するため ボリュームゾーン 向 けの 燃 料 電 池 動 の 投 を 指 す ( 台 ) 900,000 800,000 普 及 台 数 標 の 設 定 800,000 ( 参 考 ) 新 購 価 格 分 布 700,000 普 及 台 数 600,000 500,000 400,000 300,000 200,000 200,000 100,000 40,000 0 2020 年 2025 年 2030 年 ボリュームゾーン 向 けの 燃 料 電 池 動 の 投 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 [ 出 典 ] とくるまのテクノロジー 展 2015 講 演 資 料 (Roland Berger) 16
燃 料 電 池 動 の 低 コスト 化 に 向 けたアクションプラン FCV FCVの 普 及 を 進 めるためには ロードマップ 標 に 従 い 層 の 低 コスト 化 を 図 ることが 必 要 具 体 的 には FCVの 燃 料 電 池 システムのコストを 低 減 し 2025 年 頃 には 同 格 のハイブリッド 同 等 の 価 格 競 争 を 有 する 両 価 格 の 実 現 を 指 すための 具 体 的 な 取 り 組 みが 必 要 コスト 低 減 に 向 けた 具 体 的 な 取 組 ( 例 ) 取 組 項 ( 例 ) FCスタック 電 極 部 に 使 される 量 の 低 減 代 替 ( 耐 久 性 との 両 ) FCスタック 電 解 質 膜 の 薄 膜 化 ( 耐 久 性 との 両 ) 電 圧 コントロール 部 品 やモーター モーター 制 御 部 品 2 次 電 池 のハイブリッド との 共 化 素 タンクに 使 される 炭 素 繊 維 の 使 量 削 減 ( 安 全 性 耐 久 性 との 両 ) 各 部 品 における 般 汎 材 料 の 活 産 時 間 の 短 縮 ( 品 質 保 証 との 両 ) 量 産 プロセスの 確 ( 品 質 保 証 との 両 ) 型 化 簡 素 化 ( 廃 )への 取 組 [ 出 典 ]トヨタ 動 資 料 各 社 からのヒアリングにより 資 源 エネルギー 庁 作 成 17
FCVの 認 知 度 向 上 に 向 けた 取 組 の 具 体 化 FCV FCVの 認 知 度 に 関 するアンケート 結 果 によると 2014 年 から2015 年 にかけて FCVの 認 知 度 は 他 の 次 世 代 動 に べて 幅 に 上 昇 したが 同 じ ガソリン である 電 気 動 と べるとまだ 低 い 準 にある 今 までにも 実 施 しているFCV 試 乗 会 展 会 マスメディア 等 を 利 した 広 報 に 加 え 認 知 度 が 低 い 層 に 効 果 的 に 訴 求 し 得 る 取 組 を 拡 していく 必 要 があるのではないか 次 世 代 動 の 認 知 度 燃 料 電 池 動 の 認 知 度 向 上 に 向 けた 取 組 ( 例 ) 燃 料 電 池 動 の 認 知 度 に 関 する 調 査 を 実 施 東 京 モーターショー2015にて 新 型 FCV CLARITY FUEL CELL を 発 表 [ 出 典 ]デロイト トーマツ コンサルティング [ 出 典 ] 本 技 研 業 18
素 ステーションの 整 備 状 況 整 備 中 東 北 首 都 圏 :40 箇 所 ( 開 所 :35 箇 所 ) 宮 城 県 仙 台 市 岩 谷 産 業 2016 年 度 中 開 所 予 定 茨 城 県 つくば 市 2016 年 3 月 開 所 埼 玉 県 さいたま 市 見 沼 区 2015 年 2 月 開 所 埼 玉 県 さいたま 市 見 沼 区 2016 年 3 月 開 所 埼 玉 県 さいたま 市 緑 区 2016 年 3 月 開 所 埼 玉 県 さいたま 市 桜 区 東 京 瓦 斯 2016 年 2 月 開 所 埼 玉 県 越 谷 市 2016 年 3 月 開 所 埼 玉 県 春 日 部 市 2015 年 3 月 開 所 埼 玉 県 狭 山 市 2015 年 3 月 開 所 埼 玉 県 戸 田 市 岩 谷 産 業 2015 年 5 月 開 所 千 葉 県 千 葉 市 花 見 川 区 2015 年 3 月 開 所 千 葉 県 松 戸 市 2016 年 3 月 開 所 千 葉 県 成 田 市 出 光 興 産 2016 年 3 月 開 所 整 備 中 整 備 中 整 備 中 東 京 都 練 馬 区 東 京 瓦 斯 2014 年 12 月 開 所 東 京 都 千 代 田 区 日 本 移 動 式 水 素 ステーションサービス 2015 年 3 月 開 所 東 京 都 港 区 岩 谷 産 業 2015 年 4 月 開 所 東 京 都 江 東 区 岩 谷 産 業 2016 年 度 中 開 所 予 定 東 京 都 江 東 区 2016 年 3 月 開 所 東 京 都 江 東 区 巴 商 会 2016 年 度 中 開 所 予 定 東 京 都 目 黒 区 2016 年 3 月 開 所 東 京 都 大 田 区 日 本 移 動 式 水 素 ステーションサービス 2015 年 9 月 開 所 東 京 都 大 田 区 岩 谷 産 業 2016 年 2 月 開 所 東 京 都 杉 並 区 2015 年 3 月 開 所 東 京 都 荒 川 区 東 京 瓦 斯 2016 年 1 月 開 所 東 京 都 板 橋 区 2016 年 3 月 開 所 全 国 :91 箇 所 ( 開 所 :78 箇 所 ) 平 成 28 年 4 末 現 在 字 は 移 動 式 ステーション その 他 は 固 定 式 ステーション 印 はSS 併 設 ステーション ( 全 国 :19 箇 所 ( 開 所 :17 箇 所 )) 整 備 中 整 備 中 東 京 都 八 王 子 市 2015 年 2 月 開 所 神 奈 川 県 横 浜 市 中 区 2015 年 11 月 開 所 神 奈 川 県 川 崎 市 川 崎 区 2015 年 11 月 開 所 神 奈 川 県 横 浜 市 南 区 2016 年 3 月 開 所 神 奈 川 県 横 浜 市 港 北 区 岩 谷 産 業 2016 年 度 中 開 所 予 定 神 奈 川 県 横 浜 市 港 北 区 2016 年 度 中 開 所 予 定 神 奈 川 県 横 浜 市 旭 区 2015 年 2 月 開 所 神 奈 川 県 横 浜 市 泉 区 2015 年 2 月 開 所 画 像 準 備 中 神 奈 川 県 横 浜 市 都 筑 区 2016 年 2 月 開 所 神 奈 川 県 相 模 原 市 中 央 区 2015 年 11 月 開 所 神 奈 川 県 相 模 原 市 南 区 2016 年 2 月 開 所 神 奈 川 県 藤 沢 市 2016 年 3 月 開 所 神 奈 川 県 伊 勢 原 市 2016 年 3 月 開 所 神 奈 川 県 海 老 名 市 2014 年 12 月 開 所 山 梨 県 甲 府 市 岩 谷 産 業 2016 年 2 月 開 所 素 ST 19
素 ステーションの 整 備 状 況 2 中 京 圏 :22 箇 所 ( 開 所 :20 箇 所 ) 関 西 圏 :15 箇 所 ( 開 所 :13 箇 所 ) 素 ST 岐 阜 県 羽 島 郡 トオヤマ 2016 年 3 月 開 所 愛 知 県 刈 谷 市 2016 年 3 月 開 所 滋 賀 県 大 津 市 岩 谷 産 業 2016 年 1 月 開 所 京 都 府 京 都 市 伏 見 区 2016 年 3 月 開 所 京 都 府 京 都 市 南 区 大 阪 ガス 2016 年 3 月 開 所 整 備 中 岐 阜 県 土 岐 市 トオヤマ 2016 年 3 月 開 所 静 岡 県 静 岡 市 静 岡 ガス 2016 年 度 中 開 所 予 定 静 岡 県 浜 松 市 中 部 ガス 2016 年 2 月 開 所 愛 知 県 名 古 屋 市 東 区 日 本 移 動 式 水 素 ステーションサービス 2015 年 9 月 開 所 愛 知 県 名 古 屋 市 中 区 日 本 移 動 式 水 素 ステーションサービス 2015 年 9 月 開 所 愛 知 県 名 古 屋 市 熱 田 区 豊 通 エア リキード ハイドロジェンエナジー 2015 年 3 月 開 所 愛 知 県 名 古 屋 市 港 区 東 邦 瓦 斯 2016 年 4 月 開 所 愛 知 県 名 古 屋 市 緑 区 2015 年 3 月 開 所 愛 知 県 豊 橋 市 中 部 ガス 2016 年 2 月 開 所 愛 知 県 岡 崎 市 2015 年 3 月 開 所 整 備 中 愛 知 県 豊 田 市 豊 通 エア リキード ハイドロジェンエナジー 2015 年 4 月 開 所 愛 知 県 豊 田 市 東 邦 瓦 斯 岩 谷 産 業 2015 年 5 月 開 所 愛 知 県 安 城 市 2016 年 3 月 開 所 愛 知 県 稲 沢 市 日 本 移 動 式 水 素 ステーションサービス 2015 年 10 月 開 所 愛 知 県 日 進 市 東 邦 瓦 斯 2015 年 5 月 開 所 愛 知 県 みよし 市 2015 年 2 月 開 所 愛 知 県 あま 市 2016 年 度 中 開 所 予 定 三 重 県 四 日 市 市 みえ 水 素 ステーション 合 同 会 社 2016 年 3 月 開 所 三 重 県 津 市 みえ 水 素 ステーション 合 同 会 社 2016 年 3 月 開 所 整 備 中 整 備 中 大 阪 府 大 阪 市 城 東 区 岩 谷 産 業 2016 年 3 月 開 所 大 阪 府 枚 方 市 2016 年 2 月 開 所 大 阪 府 泉 南 郡 岩 谷 産 業 2016 年 1 月 開 所 徳 島 県 徳 島 市 四 国 大 陽 日 酸 2016 年 3 月 開 所 広 島 県 東 広 島 市 広 島 トヨペット 2016 年 度 中 開 所 予 定 福 岡 県 北 九 州 市 小 倉 北 区 岩 谷 産 業 2014 年 10 月 開 所 福 岡 県 福 岡 市 博 多 区 岩 谷 産 業 2015 年 11 月 開 所 福 岡 県 古 賀 市 2016 年 度 中 開 所 予 定 佐 賀 県 佐 賀 市 日 本 エア リキード 2016 年 3 月 開 所 整 備 中 整 備 中 整 備 中 大 阪 府 大 阪 市 住 之 江 区 岩 谷 瓦 斯 2016 年 3 月 開 所 大 阪 府 茨 木 市 大 阪 瓦 斯 2015 年 4 月 開 所 兵 庫 県 神 戸 市 兵 庫 区 日 本 エア リキート 2016 年 度 中 開 所 予 定 徳 島 県 徳 島 市 四 国 大 陽 日 酸 2016 年 3 月 開 所 広 島 県 呉 市 広 島 トヨタトレーテ ィンク 2016 年 度 中 開 所 予 定 福 岡 県 北 九 州 市 八 幡 東 区 2015 年 12 月 開 所 福 岡 県 福 岡 市 西 区 2016 年 3 月 開 所 福 岡 県 宮 若 市 日 本 エア リキード 2016 年 度 中 開 所 予 定 大 分 県 大 分 市 江 藤 酸 素 2016 年 2 月 開 所 整 備 中 中 国 北 部 九 州 圏 :14 箇 所 ( 開 所 :10 箇 所 ) 大 阪 府 大 阪 市 中 央 区 岩 谷 産 業 2016 年 4 月 開 所 大 阪 府 茨 木 市 2016 年 2 月 開 所 兵 庫 県 尼 崎 市 岩 谷 産 業 2014 年 7 月 開 所 高 知 県 高 松 市 高 松 帝 酸 2016 年 度 中 開 所 予 定 山 口 県 周 南 市 岩 谷 産 業 2015 年 8 月 開 所 福 岡 県 福 岡 市 東 区 西 部 瓦 斯 2016 年 3 月 開 所 福 岡 県 大 野 城 市 2016 年 3 月 開 所 福 岡 県 糟 屋 郡 2016 年 3 月 開 所 愛 知 県 刈 谷 市 岩 谷 産 業 2016 年 2 月 開 所 20
素 ステーションの 整 備 標 を 設 定 (ロードマップ) 素 ST 2015 年 度 末 時 点 の 素 ST 箇 所 数 を2020 年 度 までに 倍 増 (160 箇 所 程 度 ) 2025 年 度 までにさら に 倍 増 (320 箇 所 程 度 )させる 素 ステーションの 整 備 標 ( 箇 所 数 ) 350 300 整 備 箇 所 数 320 900 基 程 度 2020 年 代 後 半 の 素 ST 化 以 降 は 素 需 要 の 伸 び に 合 わせ 適 切 に 素 STを 整 備 していく 250 200 150 100 80 160 2030 年 時 点 における 必 要 な 素 ST 数 は 1 基 300Nm3/hの 素 供 給 能 で 換 算 すると およそ 900 基 実 際 には 素 STの 供 給 能 は300Nm3/hに 限 られないことか ら 箇 所 数 と 基 数 は 異 なる 50 0 2015 年 度 2020 年 度 2025 年 度 2030 年 度 なお 上 記 の 素 ステーションに 係 る 標 とは 別 に 地 域 に 存 在 する 再 可 能 エネルギー 源 の 活 により よりCO2 排 出 削 減 に 寄 与 する 再 可 能 エネル ギー 由 来 の 素 ステーション( 較 的 規 模 の さいもの)については 2020 年 度 までに100 箇 所 程 度 の 設 置 を 指 す [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 21
素 ステーションの 化 時 期 を 設 定 素 ST FCVの 普 及 台 数 標 と 素 ステーションの 整 備 標 を 踏 まえ 化 に 必 要 な 稼 働 率 を 達 成 しうる2020 年 代 後 半 までに 素 ステーション 事 業 の 化 を 指 す 素 ステーションの 化 時 期 稼 働 率 100% 80% 60% 40% 20% 素 STの 稼 働 率 の 推 移 (イメージ) 稼 働 率 70% 程 度 化 素 STが 化 するためには 稼 働 率 70% 程 度 (FCV 約 900 台 / 基 程 度 )が 必 要 ( ) 化 を 指 す 時 期 について 2020 年 後 半 まで として 明 確 化 300Nm3/hのオフサイト 型 素 STでの 試 算 稼 働 率 70% 程 度 (FCV 約 900 台 / 基 程 度 )を 実 現 するためには オペ レーション 上 の 制 約 等 から 複 数 のディスペンサーが 必 要 となることに 留 意 [ 参 考 ] 稼 働 率 の 考 え 0% 2016 2020 2025 2030 時 間 軸 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 22
素 ステーションの 整 備 費 運 営 費 の 現 状 素 ST 素 ステーション 整 備 費 内 訳 素 ステーション 運 営 費 内 訳 整 備 費 全 体 額 約 3.9 億 円 単 位 : 億 円 運 営 費 全 体 額 約 47 百 万 円 単 位 : 百 万 円 事 費 1.2 圧 縮 機 1.2 その 他 費 8 電 気 代 件 費 14 3 蓄 圧 器 その 他 機 器 費 0.5 修 繕 費 0.3 ディスペンサ プレクーラ 22 0.4 0.3 補 助 実 績 額 (2014 年 度 末 時 点 )の 平 均 ( 固 定 式 オフサイト 300Nm3/h) なお これ 以 外 にも 補 助 対 象 とならない 各 種 設 備 費 が 必 要 となることに 留 意 補 助 申 請 額 (2015 年 度 現 在 )の 平 均 ( 固 定 式 オフサイト 300Nm3/h) [ 出 典 ] 素 供 給 設 備 整 備 事 業 費 補 助 申 請 額 及 び 実 績 報 告 額 から 資 源 エネルギー 庁 作 成 23
素 ステーションの 化 に 向 けた 道 筋 [ 指 すべき 素 STの 整 備 費 運 営 費 ] 素 ST 欧 では 素 STの 整 備 費 について1.7 億 円 2.2 億 円 程 度 運 営 費 について1,500 万 円 程 度 という 調 査 結 果 材 料 保 安 規 制 の 違 いの 他 素 STの 規 模 仕 様 の 違 いもあり 単 純 較 は 困 難 である 点 に 留 意 素 ST 運 営 事 業 をビジネスとして 成 させ STの 整 備 を 層 加 速 させるため 2025 年 頃 までに 整 備 費 運 営 費 を 欧 と 遜 ないレベルに 引 き 下 げることを 指 す 化 のために 指 すべき 素 STの 整 備 費 運 営 費 素 ST 整 備 費 運 営 費 の 推 移 (イメージ) 整 備 費 [ 億 円 ] 4.5 4 3.5 3 2.5 2 1.5 1 整 備 費 運 営 費 欧 並 み 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 運 営 費 [ 万 円 ] 整 備 費 運 営 費 について 2020 年 頃 までに 導 初 期 と の 較 で 半 減 させ 2025 年 頃 までには 現 在 本 よりも コストが 低 いと われる 欧 のステーションと 遜 のない 準 まで 低 減 させる 構 成 機 器 メーカーは 欧 の 構 成 機 器 メーカーと 競 争 を 有 する 機 器 費 の 実 現 を 指 す 0.5 500 0 0 FY15 FY20 FY25 FY30 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 24
素 ステーションの 化 に 向 けた 道 筋 [ 指 すべき 素 販 売 差 益 ( 粗 利 )] 素 ST 素 STの 化 のためには 素 販 売 価 格 と 素 調 達 コストの 差 益 ( 粗 利 )が500 円 /kg 程 度 以 上 であ ることが 必 要 様 々な 前 提 条 件 に 基 づく 試 算 であることに 留 意 化 に 向 けた 道 筋 として 2020 年 代 後 半 までに 素 販 売 差 益 ( 粗 利 )500 円 /kg 程 度 を 指 す と 設 定 し 必 要 な 素 調 達 コストの 低 減 を 図 る 化 のために 指 すべき 素 販 売 差 益 ( 粗 利 )のイメージ 1200 [ 円 /kg] 1000 800 600 400 200 素 販 売 価 格 差 益 ( 粗 利 ) 500 円 /kg 程 度 素 調 達 コスト 素 STの 化 のためには 素 販 売 価 格 と 素 調 達 コストの 差 益 ( 粗 利 )500 円 /kg 程 度 以 上 であることが 必 要 素 販 売 価 格 について ハイブリッド の 燃 料 代 と 同 等 以 下 の 価 格 準 を 維 持 しつつ 差 益 ( 粗 利 )500 円 /kg 程 度 以 上 を 達 成 するため には 素 調 達 コストの 引 き 下 げが 必 要 0 FY15 2020 年 FY27 代 後 半 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 25
標 の 達 成 に 向 けた 新 たな 枠 組 みの 検 討 素 ST FCV 普 及 台 数 標 と 素 ST 整 備 標 の 実 効 性 確 保 のため 素 STの 稼 働 率 が 低 く 整 備 を 拡 していく インセンティブを 持 ちにくいFCVの 普 及 初 期 において 素 STの 運 営 に 関 する 関 係 者 間 の 役 割 や 負 担 等 について 新 たな 枠 組 みを 検 討 することが 必 要 今 後 の 素 ST 整 備 に 向 けた 新 たな 枠 組 みの 検 討 のイメージ 素 ステーションの 先 整 備 期 間 とそれに 続 くFCVの 普 及 初 期 においては FCVの 普 及 台 数 が 限 定 的 であること から 素 ステーションの 運 営 は 容 易 ではない 動 メーカー ST 設 備 メーカー 融 機 関 等 素 ST ST 運 営 事 業 者 国 素 ステーションが するまでの 間 の 効 果 的 効 率 的 な 需 要 創 出 を 図 るための 素 ステーションの 戦 略 的 配 置 や 当 該 地 域 における 素 ステーション 整 備 の 推 進 素 ステーションコストの 低 減 に 向 けたオールジャパンでの 検 討 実 施 体 制 の 構 築 等 を 実 現 するため インフラ 事 業 者 動 メーカー 国 等 は 新 たな 枠 組 みについて 検 討 地 治 体 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 26
素 ステーションの 整 備 費 運 営 費 の 低 減 のための 取 組 例 素 ST 現 在 素 ステーションの 整 備 が 進 むとともに 運 営 に 関 する 知 等 が 蓄 積 されている 状 況 今 後 の 素 ステーションの 整 備 標 等 も 踏 まえ まずは 整 備 費 運 営 費 を2020 年 頃 に 半 減 程 度 にするための 取 組 が 必 要 アクションプランのイメージ( 運 営 費 の 例 ) 件 費 の 低 減 セルフスタンドを 可 能 にすることによる 件 費 の 低 減 修 繕 費 の 低 減 現 状 使 されている 素 充 填 ホースよりも 耐 圧 性 に 優 れたホースの 開 発 による 修 繕 費 の 低 減 セルフスタンドのイメージ 圧 充 填 ホース [ 出 典 ] 投 資 促 進 等 WGより 資 料 から 資 源 エネルギー 庁 作 成 [ 出 典 ]ブリヂストン [ 出 典 ] 横 浜 ゴム 27
燃 料 電 池 の 途 拡 1 その 他 分 野 ロードマップにおける 標 2016 年 には 燃 料 電 池 バスを 市 場 投 する さらに 燃 料 電 池 の 適 分 野 を フォークリフトや 船 舶 等 に 拡 する 進 捗 状 況 燃 料 電 池 の 新 たな 適 分 野 として 期 待 される 燃 料 電 池 バスについては 2015 年 1 から 愛 知 県 で 外 部 電 源 供 給 システムの 実 証 及 び 営 業 運 転 を う 路 線 バスとしての 実 証 を 実 施 また 2015 年 7 には 東 京 都 で 実 証 試 験 を 実 施 2016 年 度 中 に 東 京 都 を 中 に 導 を 開 始 予 定 燃 料 電 池 フォークリフトについては 2015 年 も 関 国 際 空 港 にて 引 き 続 き 実 証 を 実 施 市 場 投 時 期 は 2016 年 度 中 を 標 としている 燃 料 電 池 ゴミ 収 集 については 2015 年 から 県 周 南 市 にて 実 証 を 実 施 2019 年 度 までに 市 場 投 を 指 す 燃 料 電 池 バスの 実 証 燃 料 電 池 フォークリフトの 実 証 燃 料 電 池 ゴミ 収 集 の 実 証 都 内 道 路 環 境 における 性 能 を 検 証 するための 実 証 外 部 電 源 供 給 システム 公 開 給 電 実 証 実 証 期 間 : 平 成 27 年 7 い 環 境 性 能 と 経 済 性 を 両 する 燃 料 電 池 フォークリフトの 実 化 モデルの 開 発 距 離 の 圧 素 配 管 と 半 屋 内 ディスペ ンサーでの 実 証 実 証 期 間 : 平 成 26 年 度 平 成 28 年 度 ゴミ 収 集 に 特 化 した 両 性 能 及 び 実 性 をもつ 両 の 開 発 東 京 オリンピック パラリンピックでの 活 も 視 野 に れ 燃 料 電 池 ゴミ 収 集 の 製 品 化 を 指 す 実 証 期 間 : 平 成 27 年 度 平 成 29 年 度 燃 料 電 池 バス 燃 料 電 池 フォークリフト 燃 料 電 池 ゴミ 収 集 イメージ [ 出 典 ]トヨタ 動 [ 出 典 ] 豊 動 織 機 [ 出 典 ] 環 境 省 28
燃 料 電 池 の 途 拡 2 その 他 分 野 ロードマップにおける 標 2016 年 には 燃 料 電 池 バスを 市 場 投 する さらに 燃 料 電 池 の 適 分 野 を フォークリフトや 船 舶 等 に 拡 する 進 捗 状 況 燃 料 電 池 船 については 環 境 省 において 浮 体 式 洋 上 発 電 の 余 剰 電 により 成 した 素 を 活 した 型 船 舶 の 実 証 試 験 が 実 施 され 国 交 通 省 においては 燃 料 電 池 船 の 安 全 ガイドラインの 策 定 事 業 が 実 施 されている 燃 料 電 池 船 の 実 証 環 境 省 事 業 環 境 省 の CO2 排 出 削 減 対 策 強 化 誘 導 型 技 術 開 発 実 証 事 業 の 環 となる 型 船 舶 の 低 炭 素 化 ( 燃 料 電 池 )の 技 術 開 発 実 証 により 実 施 崎 県 五 島 市 の 椛 島 沖 に 設 置 された 浮 体 式 洋 上 発 電 の 余 剰 電 で 成 した 素 を 活 し 燃 料 電 池 を 搭 載 した 型 船 舶 を 航 漁 船 などへの 平 展 開 を 図 ることを 的 としている 国 交 通 省 事 業 国 交 通 省 の 素 社 会 実 現 に 向 けた 安 全 対 策 事 業 として 燃 料 電 池 船 の 安 全 ガイドライン 策 定 のための 調 査 を 実 施 し 必 要 な 環 境 整 備 を う 具 体 的 策 としては 素 燃 料 電 池 船 の 安 全 に 係 る 技 術 的 課 題 ( 塩 害 対 策 等 )を 整 理 し その 成 果 を 踏 まえて 安 全 ガ イドラインを 策 定 する [ 出 典 ] 環 境 省 資 料 等 を 基 に 資 源 エネルギー 庁 作 成 [ 出 典 ] 国 交 通 省 資 料 等 を 基 に 資 源 エネルギー 庁 作 成 29
1. 定 置 燃 料 電 池 2. 燃 料 電 池 動 及 び 素 ステーション 3. 素 発 電 と 規 模 な 素 供 給 システム 4. 再 可 能 エネルギー 由 来 素 30
素 の 製 造 法 素 発 電 現 在 : 業 プロセスで 既 に 実 化 中 期 : 未 利 エネの 活 期 : 再 エネの 活 化 燃 料 ( 油 天 然 ガス 等 ) 副 素 ( 製 鉄 化 学 等 ) 未 利 エネルギー 再 可 能 エネルギー ( 太 陽 光 等 ) 化 燃 料 を 温 で 蒸 気 と 反 応 させることで 素 を 製 造 苛 性 ソーダ 等 の 製 造 時 に 副 物 として 素 が 発 鉄 鋼 製 造 プロセ スのコークス 精 製 時 に 素 リッチな 副 ガスが 発 褐 炭 などの 低 品 位 炭 原 油 ガス 随 伴 ガ スなどの 未 利 エネ ルギーから 素 を 製 造 ( 将 来 的 にはC CS 等 のCO2 排 出 を 低 減 する 技 術 を 活 ) 未 利 の 副 素 を 活 に 再 可 能 エネ ルギー 等 による 電 気 を 流 すことによっ て 素 を 製 造 ( の 電 気 分 解 ) 31
安 価 安 定 的 な 素 供 給 システムの 確 素 発 電 従 来 そのままの 形 で 我 が 国 に 輸 送 することは 困 難 であった 海 外 の 未 利 エネルギーを 素 の 形 に 変 換 するこ とで 輸 送 性 や 貯 蔵 性 を めようとする 取 組 が 進 展 今 後 残 された 技 術 的 課 題 ( 例 : 設 備 の 規 模 化 液 化 素 船 の 開 発 等 )を 早 期 に 解 決 することで 実 化 に 結 びつける 将 来 的 には 国 内 外 の 再 可 能 エネルギー 由 来 の 素 を 活 するなどして トータルでのCO2フリーの 素 供 給 システムを 確 することを 指 す 併 せて 世 界 的 なCO2 制 約 の まりを 据 えて 発 電 分 野 での 素 利 に 向 けた 技 術 開 発 等 にも 取 り 組 む 水 素 の 製 造 水 素 キャリアへの 変 換 水 素 キャリアの 輸 送 水 素 キャリアの 貯 蔵 水 素 の 取 出 し 海 外 の 水 素 源 有 機 ハイト ライト 水 素 をトルエンと 化 合 させ メチルシクロヘキサンに 常 圧 水 素 の1/500に 圧 縮 可 褐 炭 随 伴 ガス 水 素 の 製 造 ガス 化 水 蒸 気 改 質 等 水 素 の 精 製 副 生 水 素 液 化 水 素 技 術 確 立 済 み 常 温 常 圧 での 輸 送 ケミカルタンカー 利 用 水 素 を-253 まで 冷 却 することで 液 化 常 圧 水 素 の1/800に 圧 縮 可 技 術 確 立 済 み 常 温 常 圧 での 貯 蔵 石 油 タンク 等 利 用 脱 水 素 設 備 の 大 規 模 化 脱 水 素 高 効 率 化 が 必 要 素 利 素 発 電 燃 料 電 池 業 ガス 等 水 素 キャリアへの 変 換 水 素 トルエンと 化 合 液 化 MCH CH3 液 化 水 素 液 化 水 素 船 の 開 発 が 必 要 液 化 水 素 タンクの 大 規 模 化 ボイルオフ 低 減 が 必 要 技 術 確 立 済 み 32
素 発 電 の 指 すべき 形 態 及 び 過 渡 期 の 形 態 素 発 電 素 発 電 の 実 現 のためには 指 すべき 形 態 ( 発 電 式 燃 料 種 の 数 燃 焼 式 )を 想 定 し 合 理 的 に 開 発 を 進 める 素 の 発 電 部 分 だけでなく 経 済 性 や エネルギーセキュリティ をある 程 度 達 成 した 素 供 給 チェーンを 確 する 必 要 があり 素 発 電 の 指 すべき 形 態 に 加 え そこに 達 するまでの 過 渡 期 のあり も 含 めた 技 術 開 発 や 実 証 等 の 取 組 が 必 要 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 33
未 利 用 水 素 サプライチェーン 1 褐 炭 液 化 水 素 豪 州 側 にて 水 素 製 造 ~ 水 素 液 化 ~ 液 化 水 素 積 荷 を 行 い 海 上 輸 送 し 日 本 側 において 揚 荷 ~ 供 給 を 行 う 製 造 貯 蔵 輸 送 利 用 一 体 となった 液 化 水 素 サプライチェーンの 構 築 を 目 指 す 本 事 業 では その 実 現 のために 重 要 な 技 術 となる 豪 州 の 未 利 用 エネルギーである 褐 炭 を 用 いた 1 褐 炭 ガス 化 技 術 の 研 究 開 発 現 状 のLNG 内 航 船 と 同 規 模 の 輸 送 用 タンクによる 2 液 化 水 素 の 長 距 離 大 量 輸 送 技 術 2に 対 応 する 3 液 化 水 素 荷 役 技 術 の 研 究 開 発 を 実 施 する チェーン 概 要 図 実 証 項 目 実 施 体 制 スケジュール 1 褐 炭 ガス 化 技 術 ガス 精 製 プラント 水 素 液 化 積 荷 基 地 < 実 施 体 制 > 褐 炭 O2 CO2 電 源 開 発 川 崎 重 工 業 岩 谷 産 業 1 褐 炭 ガス 化 技 術 の 開 発 及 び 褐 炭 ガス 化 炉 オペレーション 技 術 の 開 発 2 液 化 水 素 輸 送 技 術 1 褐 炭 ガス 化 技 術 2 輸 送 技 術 3 荷 役 技 術 3 荷 役 技 術 低 品 位 の 豪 州 褐 炭 に 合 わせたガス 化 炉 の 最 適 化 等 2 液 化 水 素 の 長 距 離 大 量 輸 送 技 術 の 開 発 及 び 輸 送 用 タンクオペレーション 技 術 の 開 発 世 界 初 の 液 化 水 素 用 大 量 海 上 輸 送 タンクの 製 作 等 3 液 化 水 素 の 荷 役 技 術 の 開 発 及 び 荷 役 基 地 オペレーション 技 術 の 開 発 液 化 水 素 ローディングシステムの 実 証 等 3 液 化 水 素 荷 役 技 術 水 素 利 用 < 想 定 スケジュール> H27 年 度 要 素 試 験 仕 様 検 討 H28 年 度 H29 年 度 H30 年 度 H31 年 度 設 計 製 作 試 運 転 等 H32 年 度 実 証 運 転 34
未 利 用 水 素 サプライチェーン 2 副 生 水 素 有 機 ハイドライド 未 利 用 資 源 由 来 の 水 素 を 有 機 ケミカルハイドライド 法 により 消 費 地 まで 輸 送 し 需 要 家 に 対 し 水 素 を 供 給 する 数 千 Nm 3 /hr~ 数 万 Nm 3 /hr 規 模 の 水 素 サプライチェーンを 実 証 運 用 する 本 事 業 では 全 体 を 第 1 期 (2 年 )と 第 2 期 (4 年 )に 分 ける 第 1 期 において 水 素 サプライチェーンの 運 用 に 必 要 な 基 盤 技 術 の 検 証 実 証 運 用 チェーンの 適 切 な 規 模 形 態 実 施 時 期 について 検 討 し その 結 果 を 踏 まえて 第 2 期 の 実 施 内 容 を 決 定 する チェーン 概 要 図 実 証 項 目 実 施 体 制 スケジュール 水 素 CH 3 メチルシクロヘキサン 1 2 3 水 素 < 実 施 体 制 > 千 代 田 化 工 三 菱 商 事 三 井 物 産 1 水 素 化 /2 脱 水 素 3チェーン 3チェーン( 1) 3チェーン( 1) 共 同 研 究 先 CH 3 貯 蔵 水 素 化 トルエン 1 水 素 化 プラント 反 応 器 スケールアップ 検 討 等 2 脱 水 素 プラント 反 応 器 スケールアップ 検 討 脱 水 素 プラントの 負 荷 追 従 性 向 上 策 検 討 等 3サプライチェーン 全 体 商 用 トルエンを 用 いたデモプラント 運 転 検 証 チェーンオペレーションと 設 備 の 最 適 化 検 討 等 貯 蔵 脱 水 素 水 素 化 脱 水 素 デモプラント ( 運 転 能 力 :50Nm3/h) [ 出 典 : 千 代 田 化 工 ] < 想 定 スケジュール> H27 年 度 H28 年 度 要 素 試 験 仕 様 検 討 日 本 郵 船 三 菱 日 立 ハ ワーシステムス 日 本 政 策 投 資 銀 行 H29 年 度 3チェーン( 2) 3チェーン( 3) 3チェーン( 1) 各 社 参 画 テーマ 1: 水 素 サフ ライチェーンのモテ ルケース 調 査 検 討 2:チェーンオヘ レーションと 設 備 の 最 適 化 検 討 3: 発 電 燃 料 供 給 チェーンとしての 設 備 仕 様 オヘ レーション 要 件 検 討 H30 年 度 H31 年 度 設 計 製 作 試 運 転 等 研 究 協 力 先 H32 年 度 実 証 運 転 35
水 素 エネルギー 利 用 システム 3 水 素 混 焼 コジェネ 神 戸 エリアにおいて 1MW 級 水 素 ガスタービン 発 電 設 備 ( 水 素 CGS)を 電 気 熱 水 素 エネルギー 供 給 源 として 用 いて 地 域 レベルでのエネルギー 効 率 利 用 を 目 指 す 新 エネルギーシステム( 統 合 型 EMS)の 技 術 開 発 実 証 を 行 う 水 素 天 然 ガス 混 焼 ガスタービンの 燃 焼 安 定 性 の 検 証 双 方 向 蒸 気 融 通 技 術 の 確 立 統 合 型 EMSの 経 済 的 運 用 モデルの 確 立 に 取 り 組 む 統 合 型 EMS 事 業 概 要 < 実 施 体 制 > 実 施 体 制 スケジュール 大 林 組 川 崎 重 工 協 力 企 業 水 素 CGS 大 阪 大 学 < 想 定 スケジュール> 神 戸 市 関 西 電 力 岩 谷 産 業 関 電 エネルギー ソリューション H27 年 度 H28 年 度 H29 年 度 熱 電 併 給 イメージ 設 計 製 作 工 場 試 験 現 地 実 証 36
水 素 エネルギー 利 用 システム 4 水 素 混 焼 大 規 模 発 電 既 存 の 発 電 所 に 適 用 可 能 な 天 然 ガス 水 素 混 焼 ガスタービン( 水 素 の 体 積 割 合 20%)の 燃 焼 器 の 研 究 開 発 やプラントの 設 計 技 術 開 発 を 行 う 安 定 的 な 天 然 ガス 水 素 混 焼 運 転 のために 燃 焼 解 析 の 高 度 化 要 素 試 験 単 缶 燃 焼 器 実 圧 燃 焼 試 験 等 に 取 組 み 機 器 の 改 良 設 計 シミュレーション プラント 設 計 計 画 策 定 を 行 う 事 業 概 要 実 施 体 制 スケジュール < 実 施 体 制 > 設 計 シュミレーション 要 素 燃 焼 試 験 < 想 定 スケジュール> H27 年 度 H28 年 度 H29 年 度 H30 年 度 基 礎 検 討 シミュレーション 設 計 燃 焼 試 験 等 実 機 圧 力 燃 焼 試 験 発 電 設 備 詳 細 設 計 (500MW 級 ) 37
1. 定 置 燃 料 電 池 2. 燃 料 電 池 動 及 び 素 ステーション 3. 素 発 電 と 規 模 な 素 供 給 システム 4. 再 可 能 エネルギー 由 来 素 38
余 剰 再 エネ 問 題 とPower to Gas 技 術 の 活 可 能 性 再 エネ 素 近 年 再 可 能 エネルギーの 量 導 に 伴 う 系 統 制 約 問 題 が 顕 在 化 ドイツにおいては 余 剰 再 エネ 問 題 の 解 決 策 として 電 解 で 素 を 製 造 利 するPower to Gas (P2G) 技 術 を 応 するための 実 証 実 験 が 既 に 始 まっており 我 が 国 においても 同 技 術 の 活 可 能 性 社 会 実 装 に 向 けての 策 等 について 検 討 していくことが 必 要 各 電 会 社 管 内 の 太 陽 光 発 電 の 認 定 量 等 連 系 制 約 の 状 況 ( 九 州 電 管 内 の 例 ) 平 成 27 年 2 時 点 110kV 以 下 の 系 統 への 連 系 制 約 マップ :66kV 110kV 送 電 線 に 制 約 のある 地 域 :6kV 22kV 配 電 線 に 制 約 のある 地 域 橙 : 上 記 の 両 に 該 当 する 地 域 認 定 量 ( 平 成 26 年 10 末 ) 全 接 続 申 込 量 ( 平 成 26 年 11 末 ) 接 続 済 量 ( 平 成 26 年 10 末 ) 平 成 26 年 12 の 系 統 WGで 検 証 した 出 抑 制 30 ルールにおける 接 続 可 能 量 接 続 申 込 量 には 離 島 分 を 含 んでいない 北 海 道 の 数 値 は 省 令 改 正 前 の 指 定 事 業 者 制 度 の 対 象 である500kW 以 上 の 太 陽 光 発 電 案 件 分 を 含 む 東 北 電 は584 万 kwまでの 接 続 を 検 討 中 北 陸 電 は 系 統 WG 提 の 考 え に 基 づく 現 の 接 続 可 能 量 70 万 kwに 加 えて 連 系 線 活 により 接 続 可 能 量 を40 万 kw 拡 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 [ 出 典 ] 九 州 電 HPから 資 源 エネルギー 庁 作 成 39
P2G(Power to Gas) 技 術 の 特 徴 再 エネ 素 電 解 + 素 タンクの 複 合 システムは 競 合 する 蓄 電 池 技 術 との 較 優 位 の 観 点 では 時 間 経 過 によるロス が 少 なく 素 タンクなどの 拡 張 性 が いなどの 理 由 から 現 在 規 模 かつ 期 間 の 蓄 エネ 領 域 における 適 可 能 性 が いと られている 今 後 我 が 国 において 再 可 能 エネルギーの 導 が 拡 していく 中 で 系 統 連 系 等 の 問 題 への 対 応 策 の 有 望 なアイテムの つになりうると 期 待 される 貯 蔵 期 間 各 種 電 貯 蔵 技 術 の 位 置 づけ 素 (P2G)によるエネルギー 貯 蔵 の 特 徴 規 模 かつ 期 のエネルギー 貯 蔵 で 有 利 地 形 や 地 質 など 環 境 条 件 による 影 響 CAES 圧 縮 空 気 エネルギー 貯 蔵 貯 蔵 規 模 [ 出 典 ] Energieträger der Zukunft Potenziale der Wasserstofftechnologie in Baden-Württemberg (ZSW,2012) を 基 に 資 源 エネルギー 庁 作 成 40
P2G(Power to Gas)の 効 率 再 エネ 素 P2Gは 電 気 を 異 なる 次 エネルギー 形 態 である 素 に 変 換 し 利 時 に 電 気 等 に 再 変 換 するため 基 本 的 なエネルギーロスが きく 単 純 なエネルギー 効 率 は 低 いものの 利 が 難 しい 再 エネ 余 剰 電 の 活 につなげる ことが 可 能 P2Gの 実 施 に 当 たっては 素 によるエネルギー 貯 蔵 輸 送 の 特 性 を 踏 まえ 経 済 性 も 含 めて 効 率 的 なエネル ギーシステムとなるよう 検 討 が 必 要 P2Gの 効 率 T&D Transmission and Distribution [ 出 典 ] Technology Roadmap Hydrogen and Fuel Cells (IEA, 2015) 41
P2G 活 シーン1: 系 統 負 荷 軽 減 (ディマンドレスポンス) 再 エネ 素 カリフォルニア 州 における Duck Curve に 代 表 されるように 再 可 能 エネルギーの 拡 に 伴 い 発 電 等 調 整 電 源 への 負 荷 が 増 ディマンドレスポンスの 種 として 素 製 造 利 を 調 整 として 活 することで 調 整 電 源 への 負 荷 を 軽 減 す ることが 可 能 さらに 例 えば 製 造 した 素 を 混 焼 発 電 等 に 利 することで 系 統 電 源 の 燃 料 節 減 につなげる ことが 可 能 と 考 えられる Duck Curve(カリフォルニア) 素 による 負 荷 変 動 吸 収 (イメージ) エネルギー 変 換 ( 素 電 ) 素 混 焼 発 電 等 総 負 荷 実 質 負 荷 ( 総 負 荷 - 再 エネ) エネルギー 変 換 ( 電 素 ) 電 解 再 エネ 再 エネに 対 応 する 負 荷 を 創 出 素 活 による 燃 料 節 約 [ 出 典 ] DEMAND RESPONSE AND ENERGY EFFICIENCY ROADMAP (CAISO, 2013) 42
P2G 活 シーン2: 然 変 動 電 源 の 変 動 吸 収 ( 中 期 ) 再 エネ 素 更 に 太 陽 光 や 等 は 季 節 によってもその 賦 存 量 が 異 なることから 年 間 を 通 じて 定 割 合 の 再 可 能 エ ネルギーを 安 定 して 利 することは 困 難 が 伴 う 場 合 がある この 問 題 に 対 し 素 の 貯 蔵 特 性 ( 期 間 容 量 の 貯 蔵 が 可 能 )に 着 し 素 吸 蔵 合 を いて 然 変 動 電 源 出 の 季 節 変 動 を 吸 収 する 取 組 が 進 められている 再 エネ 素 により 年 間 を 通 じてホテルの 電 を 供 給 素 による 太 陽 光 出 の 季 節 変 動 の 吸 収 (ハウステンボス 変 なホテル ) [ 出 典 ] 発 電 の 連 係 可 能 量 の 算 定 プロセス ( 東 北 電, 2011) [ 出 典 ] 東 芝 43
P2G 活 シーン3: 経 済 価 値 の 低 い 電 の 活 再 エネ 素 太 陽 光 や 等 天 候 条 件 により 変 動 する 然 変 動 電 源 については 現 在 はFIT 制 度 の 下 その 変 動 を 系 統 側 で 吸 収 例 えば 素 の 変 動 吸 収 性 に 着 し パワエレ EMS 技 術 等 により 出 を 経 済 価 値 の い 安 定 部 分 と 低 い 変 動 部 分 とに 分 離 し 安 定 部 分 は 系 統 で 電 として 不 安 定 部 分 は 素 製 造 に 活 することが 考 えられる 然 変 動 電 源 出 の 分 離 (イメージ) 太 陽 光 発 電 出 [kw] 快 晴 時 の 出 晴 れ 時 々 曇 りの 出 6 12 18 [ 時 ] 素 製 造 [kw] 系 統 売 電 出 [kw] 6 12 18 [ 時 ] 不 分 は 蓄 電 池 等 で 補 償 6 12 18 [ 時 ] [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 44
再 エネ 由 来 素 の 社 会 実 装 に 向 けた 課 題 再 エネ 素 再 可 能 エネルギー 由 来 素 の 導 に 関 する 技 術 や 経 済 の 具 体 的 な 課 題 について 国 内 の 主 要 な 設 備 メーカー 素 サプライヤー ユーザー 等 が 参 加 して 検 討 を い 2016 年 度 中 に 具 体 的 な 課 題 及 び 必 要 な 取 組 の 向 性 について 結 論 を 得 る 側 となる 再 可 能 エネルギー 源 については 基 本 的 に 電 気 を 電 気 として 利 することが 困 難 な 経 済 価 値 の 低 いものにP2G 技 術 を 応 するケー スが 存 在 すると 考 えられる 再 可 能 エネルギーが 豊 富 な 地 域 と 素 需 要 地 との 間 に 距 離 のあるケースが 多 く これらをいかに 効 率 良 く 結 ぶかが 極 めて 重 要 P2Gシステムのコアとなる 電 解 装 置 の 規 模 化 効 率 化 低 コスト 化 が 不 可 貯 蔵 輸 送 技 術 と 合 わせて 更 なる 研 究 開 発 技 術 実 証 を 進 めていくことが 必 要 経 済 性 確 保 の 観 点 から 既 存 インフラを 活 するなど 素 の 利 法 についても 検 討 が 必 要 再 可 能 エネルギー 源 ( 例 ) 電 解 貯 蔵 輸 送 ( 例 ) 素 利 ( 例 ) 余 剰 再 エネ( 系 統 対 策 ): 供 給 過 多 の 際 に 電 解 により 負 荷 を 創 出 余 剰 再 エネ( 短 期 中 期 出 変 動 吸 収 ): 使 い 切 れない 再 エ ネ 分 を 素 貯 蔵 再 エネの 不 安 定 部 分 : 経 済 価 値 の 低 い 電 の 活 電 解 アルカリ PEM SOEC 貯 蔵 MCH 吸 蔵 合 輸 送 MCH 液 化 素 既 存 インフラの 活 : 素 混 焼 発 電 既 存 インフラの 活 :ガスパイ プラインへの 混 既 存 エネルギーインフラと 協 調 し た 形 で 地 産 地 消 近 接 する 素 ステーションへの 供 給 等 [ 出 典 ] 資 源 エネルギー 庁 作 成 45
再 エネ 由 来 素 の 利 活 に 関 する 先 進 的 取 組 の 推 進 再 エネ 素 改 2020プロジェクト 福 島 新 エネ 社 会 構 想 地 に 豊 富 に 存 在 する 再 可 能 エネルギーを 活 してCO2 フリーの 素 を 製 造 し これを 都 市 部 などの 需 要 地 へ 輸 送 し 利 することで 地 と 都 市 部 が 体 となったCO2フリーの 素 社 会 モデルの 構 築 を 図 る プロジェクトの 実 現 に 向 け 国 間 事 業 者 及 び 関 係 地 治 体 は 適 切 な 役 割 分 担 の 下 で 取 組 を 進 める 2016 年 3 に 総 理 から 発 表 された 福 島 新 エネ 社 会 構 想 に 基 づき イノベーション コースト 構 想 の 新 エネ 分 野 の 取 組 を 加 速 化 し その 成 果 も 活 しつつ 福 島 全 県 を 未 来 の 新 エネ 社 会 を 先 取 りするモデル 創 出 拠 点 とするための 取 組 を 推 進 する 2016 年 3 27 福 島 新 エネ 社 会 構 想 実 現 会 議 初 会 合 [ 出 典 ]TBSニュースを 基 に 資 源 エネルギー 庁 作 成 [ 出 典 ] 内 閣 官 房 改 2020ワーキンググループ 資 料 を 基 に 資 源 エネルギー 庁 作 成 46
素 燃 料 電 池 関 連 予 算 ( 平 成 28 年 度 経 済 産 業 省 予 算 ) フェーズ1 素 利 の 躍 的 拡 ( 燃 料 電 池 の 社 会 への 本 格 的 実 装 ) 定 置 燃 料 電 池 の 普 及 拡 フェーズ2 海 外 の 未 利 エネルキ ー 由 来 素 供 給 システム 確 フェーズ3 CO2フリー 素 供 給 システム 確 現 在 から 重 点 的 に 実 施 2020 年 代 後 半 に 実 現 2040 年 頃 に 実 現 燃 料 電 池 動 の 普 及 拡 素 供 給 チェーンの 構 築 燃 料 電 池 (エネファーム) 導 援 補 助 95.0 億 円 エネファームの 加 速 的 な 導 を 促 進 するた め 価 格 低 減 を 促 す スキームを 導 し 低 コスト 化 を 促 進 素 供 給 設 備 整 備 事 業 費 補 助 62.0 億 円 素 ステーションの 整 備 を 援 するとともに 新 規 需 要 創 出 等 に 係 る 活 動 費 の 部 を 補 助 クリーンエネルギー 動 導 促 進 対 策 費 補 助 137 億 円 の 内 数 未 利 エネルギー 由 来 素 サプライチェーン 構 築 実 証 事 業 28.0 億 円 海 外 の 副 素 褐 炭 等 の 未 利 エネル ギーから 素 を 製 造 し 有 機 ハイドライドや 液 化 素 の 形 態 で 素 を 輸 送 するとともに 素 発 電 に 係 る 実 証 を 実 施 余 剰 再 可 能 エネルギーに 係 る 系 統 対 策 や 変 動 吸 収 のためのP2G 実 証 等 を 実 施 燃 料 電 池 等 の 研 究 開 発 燃 料 電 池 利 度 化 技 術 開 発 実 証 事 業 37.0 億 円 燃 料 電 池 の 性 能 化 低 コスト 化 に 向 け 触 媒 電 解 質 な どに 関 する 基 盤 技 術 開 発 や 実 化 技 術 開 発 等 を 実 施 業 務 燃 料 電 池 素 利 技 術 研 究 開 発 事 業 41.5 億 円 素 ステーション 等 の 低 コ スト 化 に 向 けた 技 術 開 発 規 制 直 しのためのデータ 収 集 安 全 安 に 資 す る 技 術 開 発 等 を 実 施 素 エネルキ ーネットワークの 構 築 地 産 地 消 型 再 可 能 エネル ギー 的 利 等 推 進 事 業 費 補 助 45.0 億 円 の 内 数 地 域 において 複 数 の 素 アプ リケーションを 効 率 的 に 組 み 合 わせたネットワークを 構 築 素 の 製 造 輸 送 貯 蔵 技 術 の 開 発 新 的 素 エネルギー 貯 蔵 輸 送 等 技 術 開 発 15.5 億 円 再 可 能 エネルギー 等 から 低 コスト 効 率 で 素 を 製 造 する 次 世 代 技 術 や 素 を 距 離 輸 送 量 貯 蔵 が 較 的 容 易 なエネルギー 輸 送 媒 体 に 効 率 的 に 転 換 する 技 術 開 発 等 を 実 施 その 他 安 全 基 準 整 備 のための 調 査 検 討 予 算 (3.9 億 円 の 内 数 )を 計 上 47
ご 静 聴 ありがとうございました 水 素 エネルギーナビ http://hydrogen navi.jp/