中 国 ( 義 烏 市 上 海 市 ) 行 政 視 察 日 程 平 成 23 年 11 月 16 日 ( 日 ):1 日 目 移 動 ( 那 覇 空 港 上 海 浦 東 空 港 ) 平 成 23 年 11 月 17 日 ( 月 ):2 日 目 午 前 義 烏 市 場 視 察 ( 義 烏 市 職 員 同 行 案 内 ) 日 本 製 商 品 扱 う 専 門 日 本 館 を 視 察 ( 義 烏 市 政 府 日 本 事 務 所 代 表 同 行 ) 14: 00 義 烏 小 商 品 市 場 管 理 集 団 と の 意 見 交 換 会 沖 縄 県 産 品 の 中 国 進 出 及 び 中 国 富 裕 層 誘 客 に つ い て 平 成 23 年 11 月 18 日 ( 水 ):3 日 目 10: 00 上 海 国 際 港 務 集 団 ( S I P G ) と の 意 見 交 換 会 上 海 か ら の ク ル ー ズ 船 客 の 受 け 入 れ に つ い て 16: 30 上 海 携 程 ウ ェ ブ 旅 行 会 社 ( Ctr ip) と の 意 見 交 換 会 中 国 富 裕 層 の 沖 縄 へ の 誘 客 に つ い て 平 成 23 年 11 月 19 日 ( 木 ):4 日 目 10: 30 中 国 東 方 航 空 上 海 営 業 販 売 部 と の 意 見 交 換 会 中 国 観 光 航 空 最 新 情 報 及 び 今 後 の 沖 縄 ( 上 海 直 行 便 運 営 企 画 ) に つ い て 14: 00 上 海 市 旅 遊 局 と の 意 見 交 換 会 沖 縄 観 光 の 魅 力 に つ い て 15: 00 日 本 政 府 観 光 局 (J N T O ) 上 海 事 務 所 と の 意 見 交 換 会 中 国 海 外 観 光 状 況 及 び 訪 日 問 題 背 景 な ど に つ い て 平 成 23 年 11 月 20 日 ( 木 ):5 日 目 移 動 ( 上 海 浦 東 空 港 那 覇 空 港 )
観 光 と 地 域 活 性 化 に 関 する 調 査 特 別 委 員 会 行 政 視 察 参 加 者 名 簿 平 成 23 年 11 月 16 日 ( 日 ) ~ 11 月 20 日 ( 木 ) 職 名 氏 名 所 属 4 泊 5 日 1 委 員 長 喜 舎 場 盛 三 公 明 党 2 副 委 員 長 山 川 泰 博 民 主 党 3 委 員 野 原 嘉 孝 公 明 党 4 平 良 識 子 社 社 連 合 5 新 屋 清 喜 そうぞう 6 我 如 古 一 郎 日 本 共 産 党 7 亀 島 賢 二 郎 自 民 無 所 属 連 合 8 高 良 正 幸 自 民 党 新 風 会 9 山 城 誠 司 自 民 党 新 風 会 10 久 高 友 弘 改 革 クラブ 11 随 行 比 嘉 昭 夫 議 会 事 務 局 議 事 管 理 課
行 政 視 察 調 査 報 告 書 観 光 と 地 域 活 性 化 に 関 する 調 査 特 別 委 員 会 委 員 長 高 良 正 幸 はじめに 観 光 産 業 は 本 県 の 基 幹 産 業 であり 観 光 なしでは 本 県 経 済 は 成 り 立 ち 得 な い 現 状 にある 現 在 本 県 の 観 光 客 の9 割 は 国 内 観 光 客 が 占 めているが 本 年 度 から 中 国 と 沖 縄 間 を 結 ぶ 航 空 路 線 の 相 次 ぐ 拡 充 を 始 め 数 次 ビザの 発 給 や 上 海 からの クルーズ 船 の 就 航 など 今 後 ますます 中 国 人 観 光 客 の 来 沖 が 期 待 されている ところである 本 市 においても 魅 力 ある 国 際 観 光 都 市 那 覇 を 目 指 して 中 国 人 観 光 客 の 増 加 に 伴 う 受 入 体 制 の 整 備 や 新 規 及 びリピーターの 確 保 が 喫 緊 の 課 題 と なっている 本 特 別 委 員 会 では こうした 現 状 を 踏 まえ 今 後 どのような 観 光 政 策 が 必 要 なのか 議 会 として 有 効 な 提 言 をするためにも 中 国 人 観 光 客 が 求 める 具 体 的 な 観 光 ニーズを 把 握 するとともに 身 近 になった 中 国 の 巨 大 市 場 の 現 状 を 調 査 するため 平 成 23 年 10 月 16 日 ( 日 )から 10 月 20 日 ( 木 )までの4 泊 5 日 の 日 程 で 現 地 を 訪 問 し 政 府 及 び 観 光 関 係 団 体 との 意 見 交 換 を 行 った 以 下 その 内 容 を 報 告 する イ 1. 義 ウ ー 烏 小 商 品 市 場 管 理 集 団 義 烏 市 観 光 産 業 の 現 状 について 義 烏 市 の 主 な 観 光 資 源 は 買 い 物 観 光 で 義 烏 市 国 際 小 商 品 市 場 に 依 拠 している 現 状 にある 義 烏 市 国 際 小 商 品 市 場 は 中 国 国 内 で 初 めての 買 い 物 観 光 地 である 去 年 の 統 計 では 800 万 以 上 の 観 光 客 があった その 中 でも 海 外 からの 観 光 客 は 45 万 人 日 本 人 韓 国 東 南 アジアからの 観 光 客 も 多 い 義 烏 市 は 現 代 的 な 商 業 都 市 である ここ 数 年 来 海 外 との 交 流 が 発 展 し 観 光 の 交 流 においても 同 様 である 義 烏 市 は 2005 年 から 観 光 企 業 と 民 間 人 を 集 めて 東 京 と 京 都 などの 都 市 で 観 光 客 の 誘 致 を 行 っている 1 / 11
去 年 は 29 社 の 企 業 を 集 めて 日 本 で 説 明 会 を 行 った 京 都 大 阪 神 戸 の 都 市 を 訪 問 した 大 阪 に 事 務 所 を 設 立 し 現 在 市 場 には 日 本 館 も 出 店 しており 商 品 も 多 い 市 場 の 対 外 貿 易 は 多 く 60 パーセント 以 上 を 占 めている 市 場 の 商 品 を 206 カ 国 に 輸 出 している 物 流 においても 便 利 で 中 国 国 内 では 鉄 道 航 路 は 1600 ある 貨 物 の 物 流 代 行 が 2000 社 以 上 ある 去 年 の 輸 出 のコンテナが 57.6 万 コンテナ もあった 世 界 トップの 20 社 の 18 社 が 義 烏 市 に 拠 点 を 進 出 してい る また 21 社 の 銀 行 があり その 中 で 外 資 系 が1 社 進 出 している 日 本 は 義 烏 市 においては 生 活 でも 商 業 の 面 で も 便 利 で あると 思 う 義 烏 市 は 中 国 国 内 で 10 個 目 の 経 済 改 革 トップ 国 際 貿 易 総 合 改 革 の 指 標 点 となった 義 烏 市 においても 市 場 においても 前 途 は 明 るい 義 烏 市 小 商 品 市 場 の 概 要 と 発 展 の 経 緯 1 区 画 から5 区 画 まであり 全 長 5キロメートルの 建 物 の 中 には 約 62,000 店 舗 20 数 万 人 の 従 業 員 がおり 家 電 製 品 をはじめ 玩 具 化 粧 品 衣 料 品 繊 維 革 製 品 など 膨 大 な 数 の 商 品 が 集 積 している 義 烏 市 小 商 品 市 場 は 1980 年 代 から 整 備 が 始 まった 当 初 は 民 間 人 が 自 発 的 に 露 天 市 場 を 作 ったことが 始 まりである 義 烏 市 は 元 々 県 クラスの 都 市 であったが 市 クラスの 都 市 に 昇 格 し た 際 に 義 烏 市 人 民 政 府 は 商 業 を 通 じて 都 市 を 振 興 する 方 針 を 打 ち 出 した それが 一 定 の 段 階 になってから 商 業 資 金 を 工 業 資 金 に 転 じていき 貿 易 工 業 という 政 策 を 打 ち 出 した 市 政 府 が 1993 年 に 会 社 を 設 立 し 市 場 の 建 設 経 営 発 展 を 管 理 す るようになった 2001 年 に 中 国 がWTOの 加 盟 のチャンスをつかんでから 市 政 府 は 市 場 の 発 展 に 努 力 してきた 人 民 政 府 は 当 会 社 の 持 ち 株 の 55.8 パーセントを 占 めている 人 民 政 府 の 機 能 としては 市 場 の 企 画 と 配 置 企 業 誘 致 の 政 策 の 作 成 に 当 た っており 当 社 は これらの 政 策 を 実 施 するともに 市 場 の 経 営 者 を 管 理 し 市 場 の 経 営 を 行 っている 市 場 の 経 営 者 は 納 税 の 義 務 がある 今 年 5 月 にオープンした 国 際 館 に ついては 現 段 階 では 育 てる 段 階 にあり 納 税 の 義 務 はない 2 / 11
質 疑 応 答 Q: 日 本 企 業 が 市 場 に 商 品 を 出 す 場 合 の 条 件 について A: 制 限 どころか 優 遇 政 策 が 多 い 具 体 的 には 店 のレンタル 料 金 を3 年 間 他 の 店 の1/5 程 度 としている 最 初 は 安 い 料 金 で 契 約 し 少 しず つ 賃 貸 料 金 を 上 げていくことで 調 整 している 3 年 を 超 えたら すぐに 料 金 を 上 げるわけではない 国 際 館 と 直 接 契 約 を 結 んで 沖 縄 の 商 品 を 世 界 へ 発 信 してほしい Q: 市 場 の 商 品 のPRについて A: 全 体 的 な 市 場 のPRについては 現 時 点 では 外 国 製 品 を 取 り 扱 う 国 際 館 に 対 してだけ 行 っている 個 別 の 企 業 や 商 品 に 対 しては 具 体 的 に 相 談 しながら 支 援 していくつもりである 国 際 館 に 対 するPR 予 算 は 5000 万 元 で 日 本 円 にして 約 6 億 円 にな る 義 烏 市 小 商 品 市 場 においては 会 社 と 市 政 府 の 予 算 を 別 にしている が 国 際 館 のPRについては 予 算 を 一 緒 にPR 活 動 をしているので さらに 5000 万 元 の 予 算 を 上 回 る 国 際 館 のPRは 全 部 セットで 行 って いる Q: 沖 縄 県 レベルで 進 められている 話 はあるのか A: 現 時 点 では 具 体 的 な 話 はないが 県 全 体 として 一 産 業 としてやって くれれば バックアップしやすい 国 際 館 については 商 品 の 種 類 で 分 類 しているため 一 国 でのお 店 はない Q: 申 請 してから 許 可 を 得 るまでの 期 間 について A: 窓 口 はつくっており 世 界 にアピールしている 具 体 的 には 企 業 に 関 しては 契 約 しながら 進 め 場 所 を 提 供 していく Q:その 他 の 優 遇 政 策 について A: 国 際 館 におかれた 品 物 については 中 国 の 全 国 の 市 場 で 紹 介 できるよ う 積 極 的 に 協 力 し 義 烏 市 が 一 部 費 用 を 支 援 するも 場 合 もある Q:テナントの 賃 貸 料 について A:1 年 で1 平 米 最 低 300 元 テナントの 面 積 は 一 つでおよそ 100 平 米 あ る 面 積 が 足 りない 場 合 の 追 加 分 の 料 金 については 場 所 等 で 変 わるの で 具 体 的 に 数 字 は 出 せない 2. 上 海 国 際 港 務 集 団 (SIPG) 10 月 のクルーズ 船 テスト 就 航 の 感 想 と 要 望 について 那 覇 市 と 石 垣 市 に 寄 航 した 港 の 施 設 サービスは 効 率 が 良 く 岸 壁 の サービスがとくに 良 かった 3 / 11
入 港 の 際 に 手 続 きについて 石 垣 については 待 機 時 間 が 長 かった 那 覇 に 寄 航 するとすぐに 上 陸 できたので 問 題 はなかった 那 覇 に 上 陸 したあとのことについては 街 中 で 中 国 語 の 案 内 が 足 りな い 中 国 語 で 対 応 できる 力 が 弱 い DFSについて 船 に 届 けるサービスがなかった 空 港 のみなのが 残 念 出 発 する 前 に 買 い 物 する 気 持 ちで 行 ったが 結 局 購 入 することがで きなかった 現 地 の 旅 行 社 の 対 応 でその 場 で 購 入 できるよう 配 慮 しても らった 来 年 はDFSについては ターミナルに 商 品 届 けるシステムに 改 善 してほしい お 客 さんの 意 見 については 多 くのお 客 さんは 印 象 が 良 くて また 沖 縄 に 行 きたいと 言 っている 買 い 物 の 希 望 が 多 いので 買 い 物 の 環 境 を 改 善 してほしい ショッピ ングモールや 大 きい 電 気 店 などに 中 国 語 の 説 明 や 資 料 を 置 い てほし い 一 台 のバスで 行 動 するが ガイドがひとりしかいなかったので 対 応 できない 石 垣 については ツアーの 対 応 が 弱 い バスの 数 も 足 りない たくさ んの 人 がツアーに 参 加 できない ガイドが 現 地 の 人 でないため 現 地 に 詳 しくない 現 地 のガイドを 育 てほしい 台 風 が 心 配 来 年 は 石 垣 を 経 由 せず 那 覇 に 直 接 寄 航 する 今 回 入 管 の 手 続 きが 一 番 の 問 題 船 内 で 入 管 手 続 きができれば 待 ち 時 間 が 短 くでき 上 陸 の 時 間 が 長 くできる 上 海 から 丸 一 日 船 上 にいた 上 入 管 の 手 続 きで 何 時 間 も 待 たされるので お 客 さんから 不 満 があっ た 次 回 はもう 少 し 滞 在 時 間 を 長 くしたい 今 回 は 短 い 時 間 で 買 い 物 時 間 がなかった 質 疑 応 答 Q:ちゅら 海 水 族 館 との 接 続 について A: 当 日 に 水 族 館 へ 行 くツアーがある バスで1 時 間 40 分 でスムーズ ツアーの 中 で 一 番 評 判 がいい Q: 那 覇 港 に2 泊 する 可 能 性 もあるのか A: 中 国 の 休 暇 時 間 は 短 い 中 国 人 はいろいろ 行 きたいので 一 箇 所 だけ に 滞 在 することは 難 しい 今 回 沖 縄 はとてもいいPRになったと 思 う 評 判 がよくて 今 回 のお 客 さんで 再 び 飛 行 機 で 来 沖 される 方 も 出 てくる だろう Q: 来 年 については どれくらいの 滞 在 を 予 定 しているのか 4 / 11
A: 来 年 のスケジュールについては 4 回 那 覇 に 寄 航 の 予 定 である クル ーズ 船 の 規 模 は 13.8 万 トン 乗 船 客 は 4,000 人 近 くで 今 回 の3 倍 に なるので 現 地 の 受 入 れ 態 勢 を 強 化 してほしい 具 体 的 な 日 程 について は これから 調 整 する ただ 那 覇 市 の 港 は 大 きな 船 が 寄 港 できるの か 心 配 である Q:その 他 要 望 について A:バスとお 店 の 接 続 が 悪 い 途 中 で 降 ろされて 何 百 メートルも 歩 かさ れた 観 光 バスに 対 する 特 別 措 置 を 検 討 してほしい 銀 連 カードが 使 えるお 店 を 説 明 してほしい 3. 上 海 携 程 ウェブ 旅 行 会 社 (Ctrip) 質 疑 応 答 Q: 会 社 発 展 の 経 緯 について A: 会 社 設 立 は 1999 年 で 2003 年 から 海 外 のエアーチケットとホテルの セットの 旅 行 商 品 の 販 売 を 始 めた Q:インターネットを 利 用 して 旅 行 商 品 を 購 入 する 人 数 について A:インターネットで 情 報 を 確 認 しているのは 億 以 上 で 正 式 な 会 員 は8 千 万 人 今 年 の 最 新 の 海 外 の 商 品 を 利 用 しているのは 4 千 万 人 Q: 日 本 へのチケット ホテルの 予 約 状 況 について A:2010 年 でネットを 利 用 した 日 本 への 旅 行 者 は2 万 人 で 今 年 は 東 日 本 大 震 災 で 落 ち 込 んでいるが 今 は 急 速 に 回 復 している 予 想 は 2 万 から2 万 5 千 人 で 去 年 を 上 回 る 勢 い Q: 数 次 ビザの 中 国 での 認 知 度 について A:ネットで 会 員 に 対 し 認 知 度 を 高 めているところである 7-8 月 で フリープランのお 客 については 毎 月 200 人 から 300 人 は 上 海 から 沖 縄 へ 送 客 している 団 体 客 も 同 じ 程 度 で 併 せて 月 500-600 人 のお 客 を 送 客 している 今 年 の 数 次 ビザの 発 給 により 中 国 への 市 場 に 大 きな 刺 激 を 与 えている 勢 いがある Q: 数 次 ビザの 日 本 全 体 への 影 響 について A: 数 次 ビザへの 沖 縄 への 影 響 は 大 きい 日 本 全 体 への 影 響 については 数 次 ビザの 影 響 かどうかははっきりしないが 東 京 のお 客 さんが 去 年 ま では 毎 月 300-400 人 だったが 今 年 は 現 時 点 で 毎 月 1000 人 を 超 えてい る これは これまでの 団 体 客 からネットを 利 用 してのフリープランの 客 に 変 わってきたことが 大 きいのではないか 5 / 11
Q:ネット 利 用 者 に 対 して 那 覇 市 の 認 知 度 を 高 めるための 方 法 について A: 沖 縄 の 知 名 度 は 低 くない 数 次 ビザの 影 響 もあり 東 京 大 阪 に 次 い で 沖 縄 の 人 気 がある 3 年 前 は 10 位 以 下 であった 若 い 人 はホテル を 自 分 で 予 約 し ネットでエアーを 取 り ネットを 活 用 して 行 き 先 を 自 分 で 探 すのが 主 流 になっている そのような 中 で 沖 縄 のネットでの 情 報 提 供 が 足 りない 日 本 語 での 情 報 しかない 中 国 語 での 情 報 が 少 ない ホームページで 中 国 の 情 報 も あるが 中 国 人 のニーズを 把 握 していないではないか また 情 報 量 が 少 ない 中 で 必 要 のない 情 報 が 多 い 必 要 な 情 報 を 中 国 語 で 提 供 できるよう 整 備 してほしい 最 新 の 情 報 をどういうかたちで 提 供 できるか 那 覇 市 との 行 政 への 提 携 協 力 も 考 えられる 中 国 人 のお 客 さんが 求 めるものをいかに 提 供 でき るかが 重 要 である Q: 若 い 世 代 については インターネットで 情 報 収 集 して 旅 行 計 画 を 立 てるのが 主 流 になっているが 具 体 的 にはネット 上 で どのようなイン フラ 整 備 が 必 要 か A: 若 い 世 代 を 誘 致 するために ブログの 活 用 を 始 め 自 治 体 旅 行 社 の ホームページで バスの 乗 り 方 など 必 要 な 最 新 の 観 光 情 報 を 中 国 語 で 提 供 する 必 要 がある Q:フリープランのお 客 さんから 沖 縄 観 光 のニーズを 拾 い 上 げることはで きるのか A: 沖 縄 観 光 は 本 島 が 中 心 であるが 離 島 へのニーズも 増 えてきている 当 旅 行 社 では 12 月 から1 月 に 上 海 の 旅 行 社 と 提 携 して チャータ ー 便 を 利 用 して 直 接 石 垣 市 に 滞 在 する 計 画 を 立 てている 買 い 物 に 関 しては 那 覇 市 に 集 中 しているが 中 国 語 を 話 せる 人 や 中 国 語 の 資 料 を 準 備 するなど 体 制 を 整 えてほしい Q: 会 員 の 年 代 層 と 実 際 の 旅 行 者 の 年 代 層 について A: 年 収 は 40 万 元 から 60 万 元 の 富 裕 層 を 対 象 としている 年 収 500 万 か ら 800 万 円 中 心 客 層 が 低 年 齢 化 しているが 年 収 は 変 わっ ていな い 最 近 はネットの 利 用 者 が 増 えているため お 客 さんの 対 象 を 分 けてい る 全 体 的 には 30 歳 -40 歳 中 心 数 次 ビザの 刺 激 を 受 けて 多 くの 問 い 合 わせを 受 けているが 数 次 ビ ザの 年 収 25 万 元 の 条 件 を 多 くの 客 がクリアーしている Q: 沖 縄 観 光 に 対 してリゾートウェディングやゴルフツアーなどの 需 要 は ないのか A: 当 旅 行 社 の 訪 日 観 光 の 現 時 点 でのプランについては ほとんどが 団 体 6 / 11
観 光 客 である バスで 決 められた 観 光 地 を 巡 り リゾート 地 でマリンス ポーツを 体 験 する 内 容 となっている リゾートウェディングやゴルフについては 現 時 点 では 市 場 は 大 きく ない 今 後 リゾートウェディング ゴルフ 高 級 グルメツアーなど 地 元 が 受 入 できるのであれば このようなプランも 検 討 したい 沖 縄 観 光 をリゾートウェディング ゴルフ 高 級 グルメツアーのブランドとし て 育 てていきたいので 受 入 態 勢 について 整 備 が 必 要 である Q: 沖 縄 の 受 入 態 勢 が 整 備 されれば 今 後 中 国 側 は 送 客 できる 態 勢 にある のか A: 受 入 態 勢 が 整 備 されれば 必 ず 中 国 の 富 裕 層 を 送 客 したい 来 年 に 関 しては ゴルフツアーを 企 画 している 5-6 月 にチャーター 機 で 沖 縄 ゴルフ 大 会 を 企 画 している 来 年 の 夏 休 みに 向 けて 数 次 ビザを 含 め 会 員 に 対 してキャンペーンを 予 定 している 会 社 として 地 元 自 治 体 と 協 力 し 来 年 は 取 り 組 みたい 東 京 超 えて 沖 縄 が1 位 になるよう 取 り 組 んでいきたい 4. 中 国 東 方 航 空 那 覇 空 港 直 行 便 の 現 状 について 上 海 那 覇 の 直 行 便 がスタートして 11 年 になる 週 2 便 から4 便 また 平 成 23 年 9 月 から 10 月 に 週 6 便 の 増 便 をしている 増 便 してい るが 客 数 は 変 わっていないので 営 業 努 力 を 続 けたい これから 中 国 各 都 市 と 那 覇 空 港 を 結 べるよう 営 業 努 力 を 続 けていきたい 沖 縄 への 要 望 について 自 治 体 として 上 海 の 旅 行 社 に 対 し 沖 縄 観 光 へのプロモーション 活 動 を 努 力 してほしい 数 次 ビザについては 現 在 年 収 25 万 元 が 条 件 となっているが これ は 中 国 人 観 光 客 のわずかにすぎない さらに 送 客 していくために 緩 和 をお 願 いしたい ビザの 緩 和 により 中 国 人 観 光 客 が 訪 問 しやすくなる また 数 次 ビザは お 客 さんのほとんどがビジネス 客 中 心 である 観 光 客 に 関 しては 数 次 ビザの 制 度 は 完 璧 な 制 度 とはいえない 今 後 沖 縄 に さら に 多 くの 観 光 客 を 誘 致 する には さら なる ビザ の 緩 和 が 必 要 だ と 考 える 昨 年 にビザの 免 除 の 申 請 をした 中 国 観 光 客 について 台 湾 と 韓 国 と 同 じように 沖 縄 の 一 地 区 で 一 定 期 間 の 免 除 できるようお 願 いしたい 7 / 11
韓 国 済 州 島 では 中 国 人 観 光 客 に 対 して 条 件 なく 130 日 間 の 免 除 がある 済 州 島 への 航 空 便 は 一 日 2 本 ある 沖 縄 の 受 け 入 れ 態 勢 の 改 善 要 望 について 中 国 の 人 気 のあるリゾート 地 として 海 南 島 がある 島 のリゾートは 海 南 島 と 比 較 される お 客 さんからのアンケートによると 海 南 島 と 比 較 して 沖 縄 観 光 は 宿 泊 料 理 等 の 費 用 が 高 く 料 金 とサービスが 一 致 して いない 海 南 島 と 同 レベルの 受 入 費 用 にしてほしい それと 同 時 に 多 くのお 客 を 呼 ぶためには 沖 縄 にしかない 沖 縄 ら しさをアピールした 沖 縄 独 特 のブランドを 創 設 することが 重 要 沖 縄 らしさ 全 面 に 出 した 商 品 を 作 ることが 課 題 ではないか 8 月 9 日 に ハワイ 直 行 便 が 開 通 した 多 くのお 客 はハワイに 行 く ハワイは 知 名 度 が 高 いが 沖 縄 は 認 知 度 が 低 い 観 光 客 が 訪 れる 場 所 に 中 国 語 を 話 すことができるスタッフを 置 くこ と 街 中 に 英 語 の 表 示 が 多 いので 中 国 語 を 取 り 入 れるなど 改 善 して ほしい 質 疑 応 答 Q: 東 日 本 大 震 災 の 影 響 により 東 京 大 阪 への 航 空 便 が 減 便 する 中 沖 縄 は 逆 に 増 便 しているが 今 後 の 対 応 について A: 数 次 ビザで 沖 縄 の 知 名 度 を 高 めている 中 今 後 沖 縄 のさらなる 支 援 を 考 えている Q: 着 地 料 空 港 の 施 設 利 用 料 の 減 額 や 入 管 搭 乗 手 続 きの 簡 素 化 につ いて A: 空 港 のターミナルに 関 しては 問 題 等 の 報 告 はない 着 陸 料 金 につい ては 免 除 を 希 望 する 現 時 点 では 松 山 静 岡 小 松 長 崎 鹿 児 島 空 港 が 免 除 している 免 除 されることで さらに 増 便 を 支 援 していきた い 鹿 児 島 は2 便 だったが 免 除 された 時 点 で4 便 に 増 便 した Q:その 他 那 覇 空 港 への 要 望 について A:7-8 月 のシーズン 中 に 多 くのお 客 さんを 送 客 したいので 大 きな 機 材 に 変 更 しようとしたが 現 時 点 で 飛 行 機 を 引 っ 張 る 機 材 が 那 覇 空 港 に は 設 置 されてない 上 海 から 運 んできて 使 用 している 現 状 にある 基 本 的 な 設 備 については 早 急 に 改 善 してほしい 8 / 11
5. 上 海 市 旅 遊 局 沖 縄 観 光 の 魅 力 について 上 海 と 沖 縄 は 大 きさは 違 うが それぞれの 観 光 資 源 を 有 効 に 利 用 して いくことが 必 要 である 上 海 の 人 が 感 じる 上 海 にはない 沖 縄 の 魅 力 は 美 しい 海 に 代 表 され る 自 然 ではないか 沖 縄 の 自 然 は 上 海 の 人 々にとって 魅 力 的 な 観 光 資 源 である 上 海 は 都 会 であるが 都 会 なりの 魅 力 があるので 沖 縄 の 人 々に 来 ていただき お 互 いの 観 光 資 源 の 魅 力 を 共 有 して 活 かしていく 必 要 がある 沖 縄 観 光 の 課 題 について 上 海 市 だけではなく その 周 辺 の 地 域 も 人 口 が 多 いので 沖 縄 観 光 の 魅 力 をその 周 辺 の 地 域 にも より 強 くアピールすることが 必 要 不 可 欠 で ある 上 海 からは 多 くの 海 外 に 行 けるので 他 の 地 域 に 負 けないように もっと 沖 縄 観 光 をピーアールすることが 必 要 である これまで 沖 縄 観 光 は 国 内 観 光 客 の 受 け 入 れがメインだったと 思 う 今 後 は 中 国 人 観 光 客 の 受 け 入 れ 態 勢 を 早 急 な 整 備 が 必 要 であり 施 設 内 に 中 国 語 の 説 明 文 の 設 置 や 中 国 語 での 資 料 の 配 布 また 大 型 ショッピングモールなどでは 中 国 語 を 話 せる 人 を 置 くなどの 対 応 が 不 可 欠 ではないか 6. 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) 中 国 人 旅 行 者 の 現 状 について 個 人 旅 行 者 が 伸 びてきているが 上 海 などの 一 部 の 都 市 が 中 心 で 今 後 も 団 体 旅 行 が 中 心 となることが 予 想 される 団 体 旅 行 が 圧 倒 的 に 多 い 現 状 では 旅 行 会 社 からすると 個 人 旅 行 は 割 りにあわない 一 部 の 旅 行 社 では 個 人 旅 行 部 門 を 開 設 している ウェブでの 旅 行 会 社 の 実 績 が 急 速 に 伸 びている 数 次 ビザの 問 題 点 と 課 題 について お 金 はあるが 時 間 がない 人 が 多 く 年 に 何 度 も 海 外 旅 行 に 行 くこと はできない 2 回 目 以 降 の 訪 日 も 本 人 の 同 行 が 必 要 なため 使 い 勝 手 が 悪 い 制 度 である 二 親 等 以 内 の 家 族 だけの 訪 日 も 認 めるべき 発 給 要 件 の 年 収 25 万 元 は 中 国 では 中 流 上 流 層 のため 欧 米 への 旅 9 / 11
行 へ 流 れてしまう 自 営 業 者 や 退 職 者 の 所 得 の 証 明 が 困 難 である 年 収 が 25 万 元 に 達 しない 場 合 不 足 分 は 経 済 力 を 証 明 する 他 の 事 柄 で 証 明 できるようにすればよいのではないか 沖 縄 観 光 の 課 題 について 沖 縄 の 認 知 度 が 低 い リゾート 地 としての 認 識 されていない 沖 縄 の 魅 力 が 上 海 を 中 心 とする 長 江 デルタ 地 帯 においては 知 られていない もっとPRが 必 要 航 空 座 席 の 供 給 が 足 りない 沖 縄 の 訪 問 後 の 反 応 はまあまあだが 2 回 目 以 降 行 きたい 人 がいない 問 題 点 は 車 の 運 転 が 認 められていないことと 英 語 中 国 語 が 東 京 ほ ど 通 用 しないことにある 旅 行 業 界 関 係 者 の 間 でも 沖 縄 の 観 光 魅 力 への 理 解 は 不 十 分 おわりに 以 上 上 記 6 団 体 との 意 見 交 換 を 行 った 結 果 中 国 人 観 光 客 の 受 け 入 れに 向 けて 中 国 語 での 対 応 態 勢 の 確 立 を 始 め 買 い 物 や 交 通 環 境 の 整 備 沖 縄 ブランドの 創 出 より 有 効 な 誘 客 政 策 の 必 要 性 港 湾 空 港 設 備 の 拡 充 ビ ザの 緩 和 など 現 在 の 沖 縄 観 光 の 在 り 方 について 多 くの 課 題 があることが 浮 き 彫 りとなった 本 委 員 会 としては 今 後 これらの 課 題 解 決 に 向 けて 地 域 の 意 見 を 聞 き ながら さらに 調 査 研 究 を 進 めていくとともに 今 回 の 視 察 で 得 た 現 場 の 意 見 等 についても 随 時 報 告 していきたい 意 見 交 換 を 行 った 各 団 体 の 概 要 について 1. 義 烏 小 商 品 市 場 管 理 集 団 義 烏 市 場 の 管 理 を 行 う 政 府 系 企 業 義 烏 市 場 は 世 界 最 大 級 の 日 用 雑 貨 卸 売 市 場 で 南 北 3.5km 敷 地 400 万 m2 62,000 のブースが 集 積 して いる 10 万 人 の 商 業 関 係 者 が 従 事 し 全 世 界 から 訪 れるバイヤーは 一 日 あ たり 約 20 万 人 で その 内 1 割 を 外 国 人 が 占 めている 取 り 扱 い 商 品 は 約 170 万 点 に 上 り 日 本 の 100 円 ショップ 等 で 扱 う 中 国 製 品 の 多 くがここから 調 達 されている 10 / 11
2. 上 海 国 際 港 務 集 団 (SIPG) 中 国 本 土 のコ ン テ ナ 取 扱 量 の4 分 の 1を 占 め る 中 国 最 大 規 模 の 港 湾 グル ープで 港 湾 業 以 外 にも 造 船 業 や 外 国 船 クルーズ 業 も 行 っている 現 在 上 海 市 の 公 の 港 湾 ターミナルは すべて 同 社 が 管 理 運 営 している 3. 上 海 携 程 ウェブ 旅 行 会 社 (Ctrip) Ctrip は 中 国 を 代 表 する 総 合 旅 行 サービスサイトである 1999 年 10 月 に 創 設 され 中 国 の 上 海 に 本 部 を 置 く 同 社 は 登 録 会 員 4,000 万 人 を 対 象 に ホテルの 宿 泊 や 航 空 券 の 手 配 バケーションの 予 約 ビ ジネ ス 旅 行 の 手 配 特 約 販 売 サービス 旅 行 情 報 の 案 内 などの 総 合 的 なサービスを 提 供 している 中 国 国 内 外 提 携 ホテル 数 は 5000 軒 以 上 月 間 ホテル 予 約 宿 泊 日 数 は 50 万 泊 超 航 空 券 予 約 件 数 は 40 万 件 以 上 となっている 中 国 国 内 の 12 都 市 に 拠 点 を 抱 え 社 員 数 は 1 万 人 を 超 える 中 国 オンライン 旅 行 市 場 のシェアは 50% 以 上 で 中 国 オンライン 旅 行 業 界 で 絶 大 な 地 位 を 持 っている 4. 中 国 東 方 航 空 中 国 民 航 分 割 後 1988 年 6 月 25 日 今 までの 民 航 上 海 管 理 局 を 基 盤 に 会 社 を 設 立 中 国 の 航 空 産 業 の 分 割 に 際 して 誕 生 した6 航 空 会 社 の 1 つである 2010 年 は 上 海 航 空 と 2011 年 は 中 国 聯 航 と 合 併 をし 今 現 在 上 海 を 拠 点 に 日 本 (16 都 市 )へ 週 251 便 世 界 各 都 市 へのネットワークを 有 し 中 国 最 大 手 の 航 空 会 社 としてほとんどの 国 内 の 主 要 都 市 を 網 羅 している 5. 上 海 市 旅 遊 局 上 海 市 の 観 光 業 務 を 扱 う 上 海 市 政 府 機 関 6. 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) 上 海 事 務 所 海 外 における 観 光 宣 伝 外 国 人 観 光 旅 客 に 対 する 観 光 案 内 その 他 外 国 人 観 光 旅 客 の 来 訪 の 促 進 に 必 要 な 業 務 を 効 率 的 に 行 うことにより 国 際 観 光 の 振 興 を 図 ることを 目 的 に 活 動 する 独 立 行 政 法 人 上 海 事 務 所 については 旅 行 会 社 へのツアー 造 成 販 売 促 進 支 援 をはじめ 訪 日 旅 行 スペシャリスト 育 成 支 援 教 育 旅 行 の 誘 致 ローカルメディアへの 情 報 提 供 旅 行 博 覧 会 への 出 展 訪 日 旅 行 市 場 調 査 及 びコンサルティングな どが 主 な 業 務 内 容 となっている 11 / 11
義 烏 市 場 の 現 場 視 察 (2 日 目 ) - 1 -
義 烏 小 商 品 市 場 管 理 集 団 との 意 見 交 換 会 (2 日 目 ) - 2 -
上 海 国 際 港 務 集 団 (SIPG)との 意 見 交 換 会 (3 日 目 ) - 3 -
上 海 携 程 ウェブ 旅 行 会 社 (Ctrip)との 意 見 交 換 会 (3 日 目 ) - 4 -
中 国 東 方 航 空 との 意 見 交 換 会 (4 日 目 ) - 5 -
上 海 市 旅 遊 局 及 び 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) 上 海 事 務 所 との 意 見 交 換 会 (4 日 目 ) - 6 -