地域住宅交付金 制度は 地方公共団体が主体となり 公営住宅の建設や面的な居住環境整備事業など 地域における住宅政策を自主性と創意工夫を活かしながら 総合的かつ計画的に推進するための支援制度です 地方公共団体独自の提案による 提案事業 により 地域の住宅政策として 民間住宅の耐震診断 耐震改修等を支援できます その際の交付金の額は交付対象事業費の概ね45 となります 補助制度に加えて 次のような様々な融資 税制面の支援があります 戸建住宅 マンション 庁舎などの建築物 住宅 建築物耐震改修等事業の活用ブック 独 住宅金融支援機構融資 耐震改修工事 融資限度額 基本融資額 1,000万円 対象工事費注 の8割以内 高齢者向け返済特例制度の場合は 対象工事費の10割以内 融 資 制 度 金利 基本融資額 1 高齢者向け返済特例制度の場合.96 高齢者向け返済特例制度以外の 場合 償還期間1年 10年 1 75 償還期間11年 0年 71 H0.4.3現在 ①管理組合申込み 融資限度額 対象工事費の8割 以内で 1,000万円 住宅戸数 金利 償還期間1 10年 1 44 償還期間11 0年 40 日本政策投資銀行融資 融資比率 40 金利 政策金利Ⅰ 平成0年10月まで H0.4.3現在 財 マンション管理センター及び 社 全国市 街地再開発協会の保証制度有り ②区分所有者申込み 左記戸建住宅と同じ 注 耐震改修工事について公的な補助金 の交付を受ける場合は 工事費から補助 金を差し引いた金額が対象工事費となり ます 住宅ローン減税制度 主な減税内容 住宅の新築等の場合 10年間 ローン残高の0.5 1.0 を所得税額から控除 中古住宅の取得の場合 築後年数要件を満たす住宅のほか 新耐震基準を満た すことが証明された住宅についても同様に所得税額から控除 税 制 度 保地 険震 料保 率険 のの 割 引 耐震改修促進税制 耐震改修促進税制 所得税 一定区域内において 耐震改修に要した費用の10 相当額 上限0万円 を所得税から控除 固定資産税 一定の耐震改修工事を行った場合 一定期間固定資産 税額 10m相当分まで を1 に減額 法人税 所得税 事業者が耐震改修促進法の認定計画に基づいて行う 特定建築物の耐震改修工事の費用について10 の 特別償却 耐震診断や耐震改修を行い 現行の耐震基準に適合していることが確認できる場合については 保険料が割引されます この他に 地震保険には 住宅性能表示制度による割引等があり 耐震改修の結果 割引対象となる場合もあります 支援制度の問い合わせ先 国土交通省 住宅局市街地建築課 市街地住宅整備室 100-8918千代田区霞ヶ関-1-3 TEL.03-553-8111 発行 財団法人日本建築防災協会 105-0001港区虎ノ門-3-0 虎ノ門YHKビル8F TEL.03-551-6451 FAX.03-551-6455 http://www.kenchiku-bosai.or.jp/index.html 監修国土交通省住宅局 008.6 表紙写真 日本建築学会 1995年阪神 淡路大震災スライド集 15 編集財団法人日本建築防災協会
わが国は世界有数の地震大国 今後も予想される大規模な地震 近年 各地で大規模地震が頻発しており わが国の住宅 今後も東海地震や東南海 南海地震 首都直下地震等 建築物の耐震化は喫緊の課題です の大規模な地震が発生する恐れがあります 住宅 建築物の耐震化の目標を達成するため 次のような支援制度等が用意されています 過去最大震度6以上の地震 昭和50年 1975年 以降 計画策定 普及啓発に関する事業 根室沖 M7.9 想定震源地 住宅 建築物に係る耐震化のための計画の策定 40 発生率が高い活断層 M マグニチュード 主な地震の発生確率 30年以内 事業及びこれに附帯する事業 90 死亡時一括償還型融資 住宅の耐震改修に係るもの 宮城県沖 M7.5 三陸沖 99 南部海溝寄り M8. 0 南海 M8.4 日向灘 M7.6 東南海 M8.1 87 60 70 50 10 安芸灘 伊予灘 本 海 溝 南関東 M6.7 7. 70 伊 豆 小 笠 原 海 溝 豊後水道 M6.7 7.4 南 海 ト ラ フ 写真 上点 東京大学坂本研究室 下点 日本建築学会 1995年阪神 淡路大震災スライド集 40 全国を概観した地震動予測地図 008年版 地震調査研究推進本部地震調査委員会 に基づき作成 被害は昭和56年以前の建物に集中 国による住宅 建築物の耐震化の目標 阪神 淡路大地震では 新耐震基準が定められた昭和 耐震改修促進法 1 に基づき 国は平成7年の住宅の 56年以前の建物に被害が集中しました 耐震化率の目標を9割としています 死亡時一括 償還型融資 p13 に限る の活用促進 茨城県沖 M6.8 日 東海 M8 p3 6 住宅 建築物の耐震化の計画的実施の誘導に関する 三陸沖北部 M7.1 7.6 90 目次 住宅 建築物の耐震化の支援制度等の概要 補 助 交 付 金 住 宅 建 築 物 耐 震 改 修 等 事 業 耐震診断に関する事業 擁壁の耐震診断を含む 住宅 建築物の耐震診断 戸建住宅 p7 8 緊急輸送道路沿道の建築物等の耐震診断 耐震改修等に関する事業 擁壁の耐震診断を含む マンション p9 10 住宅 建築物の耐震改修又は建替えに関する事業 収入分位40 以下の世帯の住宅の耐震改修又は建替えに関する事業 緊急輸送道路沿道の住宅 建築物の耐震改修 又は建替えに関する事業 住宅の耐震化率 100 80 耐震性不十分 約1,150 万戸 軽微 無被害 耐震性あり 約3,550 万戸 75 耐震性不十分 約500 万戸 40 総数約4,700 万戸 約4,950 万戸 平成15年 推計値 平成7年 目標 p11 1 融 資 地方公共団体独自の提案による事業 独 住宅金融支援機構融資 住宅 マンション向け 日本政策投資銀行融資 オフィスや商業施設などの建築物向け 特定建築物の耐震化率 中 小破 耐震性不十分 約9万棟 0 耐震性あり 約7万棟 75 大破以上 0 又は建替えに関する事業 地域住宅交付金 耐震性あり 約4,450 万戸 90 60 避難路沿道等の分譲マンションの耐震改修 庁舎 オフィス などの 建築物 避難所等の耐震改修又は建替えに関する事業 昭和56年以前 昭和57年以降 耐震性あり 約36万棟 90 総数約36 万棟 約40 万棟 平成15年 推計値 平成7年 目標 1 建築物の耐震改修の促進に関する法律 平成15 年 住宅 土地統計調査等の集計をもとに国土交通省が推計 出典 阪神 淡路大震災建築震災調査委員会報告書 平成7 年 より 1 p15 耐震性不十分 約4万棟 税 制 住宅ローン減税制度 中古住宅取得の際も含む 耐震改修促進税制 所得税 固定資産税 法人税 地震保険の保険料率の割引
わが国は世界有数の地震大国 今後も予想される大規模な地震 近年 各地で大規模地震が頻発しており わが国の住宅 今後も東海地震や東南海 南海地震 首都直下地震等 建築物の耐震化は喫緊の課題です の大規模な地震が発生する恐れがあります 住宅 建築物の耐震化の目標を達成するため 次のような支援制度等が用意されています 過去最大震度6以上の地震 昭和50年 1975年 以降 計画策定 普及啓発に関する事業 根室沖 M7.9 想定震源地 住宅 建築物に係る耐震化のための計画の策定 40 発生率が高い活断層 M マグニチュード 主な地震の発生確率 30年以内 事業及びこれに附帯する事業 90 死亡時一括償還型融資 住宅の耐震改修に係るもの 宮城県沖 M7.5 三陸沖 99 南部海溝寄り M8. 0 南海 M8.4 日向灘 M7.6 東南海 M8.1 87 60 70 50 10 安芸灘 伊予灘 本 海 溝 南関東 M6.7 7. 70 伊 豆 小 笠 原 海 溝 豊後水道 M6.7 7.4 南 海 ト ラ フ 写真 上点 東京大学坂本研究室 下点 日本建築学会 1995年阪神 淡路大震災スライド集 40 全国を概観した地震動予測地図 008年版 地震調査研究推進本部地震調査委員会 に基づき作成 被害は昭和56年以前の建物に集中 国による住宅 建築物の耐震化の目標 阪神 淡路大地震では 新耐震基準が定められた昭和 耐震改修促進法 1 に基づき 国は平成7年の住宅の 56年以前の建物に被害が集中しました 耐震化率の目標を9割としています 死亡時一括 償還型融資 p13 に限る の活用促進 茨城県沖 M6.8 日 東海 M8 p3 6 住宅 建築物の耐震化の計画的実施の誘導に関する 三陸沖北部 M7.1 7.6 90 目次 住宅 建築物の耐震化の支援制度等の概要 補 助 交 付 金 住 宅 建 築 物 耐 震 改 修 等 事 業 耐震診断に関する事業 擁壁の耐震診断を含む 住宅 建築物の耐震診断 戸建住宅 p7 8 緊急輸送道路沿道の建築物等の耐震診断 耐震改修等に関する事業 擁壁の耐震診断を含む マンション p9 10 住宅 建築物の耐震改修又は建替えに関する事業 収入分位40 以下の世帯の住宅の耐震改修又は建替えに関する事業 緊急輸送道路沿道の住宅 建築物の耐震改修 又は建替えに関する事業 住宅の耐震化率 100 80 耐震性不十分 約1,150 万戸 軽微 無被害 耐震性あり 約3,550 万戸 75 耐震性不十分 約500 万戸 40 総数約4,700 万戸 約4,950 万戸 平成15年 推計値 平成7年 目標 p11 1 融 資 地方公共団体独自の提案による事業 独 住宅金融支援機構融資 住宅 マンション向け 日本政策投資銀行融資 オフィスや商業施設などの建築物向け 特定建築物の耐震化率 中 小破 耐震性不十分 約9万棟 0 耐震性あり 約7万棟 75 大破以上 0 又は建替えに関する事業 地域住宅交付金 耐震性あり 約4,450 万戸 90 60 避難路沿道等の分譲マンションの耐震改修 庁舎 オフィス などの 建築物 避難所等の耐震改修又は建替えに関する事業 昭和56年以前 昭和57年以降 耐震性あり 約36万棟 90 総数約36 万棟 約40 万棟 平成15年 推計値 平成7年 目標 1 建築物の耐震改修の促進に関する法律 平成15 年 住宅 土地統計調査等の集計をもとに国土交通省が推計 出典 阪神 淡路大震災建築震災調査委員会報告書 平成7 年 より 1 p15 耐震性不十分 約4万棟 税 制 住宅ローン減税制度 中古住宅取得の際も含む 耐震改修促進税制 所得税 固定資産税 法人税 地震保険の保険料率の割引
ハザードマップの作成 地震が発生した場合の各地の揺れの強さ 震度 を示す 揺れやすさマップ や 地域の危険度マップ の作成や配布に 地方公共団体実施の場合 国1 補助が受けられます 民間実施の場合 3 国1 3 地方公共団体1 3 地域の揺れやすさマップ 住宅の場合は1/ 建築物の場合は1/3 計画策定 補助対象 ①計画策定費用 耐震改修促進計画等の策定 ハザードマップの作成 専門家の派遣 地域の危険度マップ ②啓発費用 専門家派遣 耐震診断等のPRパンフレット作成 説明会 学習会の実施 イベントの開催 表彰等の実施 ③耐震改修設計費用等 説明会の実施 住宅 建築物耐震改修等事業の計画策定 普及啓発費用に対する補助要件や事例などを紹介します 出典 地震防災マップケーススタディ結果 内閣府 地震 火山対策担当 平成17 年1 月 鳴門市の例 計画の策定 耐震診断等のPRパンフレットの作成 耐震化に関する目標や施策を定めた 耐震改修促進計画 の策定に補助が受けられます 耐震改修促進計画の目標 耐震診断や耐震改修をすすめるための各種啓発パンフレットやホームページの作成に補助が受けられます 耐震改修促進計画の主な内容 ①住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修 の実施に関する目標 ②住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修 の促進を図るための施策 ③住宅 建築物の地震に対する安全性向 上に関する啓発及び知識の普及 ④住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修 の促進を図るための指導 ⑤その他の耐震診断及び耐震改修の促 進に関し必要な事項 重点的に取り組むべき施策 ①木造住宅密集地域の耐震化 ②重点的に耐震化を図るべき建築物 ③幹線道路沿いの耐震化 3 東京都耐震改修促進計画 東京都 耐震診断 耐震改修のススメ 宮城県 自分の命は自分で守る 今こそ耐震補強を パンフレット 静岡県県民部建築安全推進室 4
ハザードマップの作成 地震が発生した場合の各地の揺れの強さ 震度 を示す 揺れやすさマップ や 地域の危険度マップ の作成や配布に 地方公共団体実施の場合 国1 補助が受けられます 民間実施の場合 3 国1 3 地方公共団体1 3 地域の揺れやすさマップ 住宅の場合は1/ 建築物の場合は1/3 計画策定 補助対象 ①計画策定費用 耐震改修促進計画等の策定 ハザードマップの作成 専門家の派遣 地域の危険度マップ ②啓発費用 専門家派遣 耐震診断等のPRパンフレット作成 説明会 学習会の実施 イベントの開催 表彰等の実施 ③耐震改修設計費用等 説明会の実施 住宅 建築物耐震改修等事業の計画策定 普及啓発費用に対する補助要件や事例などを紹介します 出典 地震防災マップケーススタディ結果 内閣府 地震 火山対策担当 平成17 年1 月 鳴門市の例 計画の策定 耐震診断等のPRパンフレットの作成 耐震化に関する目標や施策を定めた 耐震改修促進計画 の策定に補助が受けられます 耐震改修促進計画の目標 耐震診断や耐震改修をすすめるための各種啓発パンフレットやホームページの作成に補助が受けられます 耐震改修促進計画の主な内容 ①住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修 の実施に関する目標 ②住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修 の促進を図るための施策 ③住宅 建築物の地震に対する安全性向 上に関する啓発及び知識の普及 ④住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修 の促進を図るための指導 ⑤その他の耐震診断及び耐震改修の促 進に関し必要な事項 重点的に取り組むべき施策 ①木造住宅密集地域の耐震化 ②重点的に耐震化を図るべき建築物 ③幹線道路沿いの耐震化 3 東京都耐震改修促進計画 東京都 耐震診断 耐震改修のススメ 宮城県 自分の命は自分で守る 今こそ耐震補強を パンフレット 静岡県県民部建築安全推進室 4
説明会 学習会の実施 職員や建築の専門家が地域に出向き 住まいの耐震診断や耐震改修に関する 学習会 の実施に補助が受けられます 高校生向け診断授業 地域の集会所で 地震対 策についてグループ討議 地域に現存する 住宅から選定した モデル住宅での 耐震診断結果と 改修方法を説明 模型を使った高 校生と地域住民 との合同講習会 中 高校生の耐震診断授業 宮城県建築物等地震対策推進協議会 耐震改修モデル設計による地域学習会 島根県 専門家の派遣 耐震診断の専門家の登録 派遣に補助が受けられます 高齢者世帯の住宅を対象に 専門家を派遣している事例もあり ます 専門家の派遣の手順例 高齢者世帯の住宅 昭和56年新耐震基準以前の建築 65歳以上の高齢者世帯の住宅 市町村等の窓口 耐震相談の申込み 事前の耐震相談 補強工事を 考えない 場合 住まい方 防災用具等 使用の助言 補強工事を 考える場合 耐震アドバイザーの 派遣 補強方法 施工業者 紹介等の助言 安全な部屋への 移動などの実施 耐震診断アドバイザー (財)福岡県建築住宅センター 耐震工事等の実施 高齢者すまいの地震あんしん事業 山形県 5
耐震化に関するイベントの開催 住宅 建築物の耐震化に関するイベントやコンクールを開催する際に補助が受けられます 耐震化に関する講習会 住まいの耐震フェア 東京都 写真提供 東京都 耐震改修工法 装置の展示会 耐震設計 耐震化工事等の表彰 耐震化又は改修に係る提案や実績を募集し 優秀な提案等を表彰する事業に対しても補助が受けられます しまね建築 住宅コンクール 島根県 設計提案部門の表彰例 防災活動部門の表彰例 耐震事業部門の表彰例 表彰式の風景 6
地方公共団体が耐震診断を行う場合 耐震診断 1,000 円 m 15.% 地域要件 国1 簡易に行う診断の場合 30,000 円 戸 国7.6% 地方公共団体7.6% 全国の既成市街地 又は密集市街地で 地震時に避難の 民間事業者等が耐震診断を行う場合 擁壁の診断を行う場合 30,000 円 件 民間事業者等実施の場合 確保が困難となる地区 3 国1 3 地方公共団体1 3 建築物の要件 地震時の避難経路や緊急車両の進入路の道路沿い 3,600 円 m 外壁と前面道路との距離が一定の範囲内 擁壁の改修を行なう場合 48,000円 m 戸建住宅の耐震診断 戸 建 住 宅 の 耐 震 性がどの 程 度か 地 耐震改修設計費 工事管理費等についても補助対象とな ります P3参照 木造住宅の耐震診断と補強方法 の一般診断法による判定 盤 基礎と上部構造に分けて建築士等 収入分位40 以下世帯の住宅への 補助の特例 が評価します 上部構造については 右図のように評 点に応じて耐震改修工事が必要かどう 評点1.5 以上 評点1.0 以上 1.5 未満 一応倒壊しない 倒壊しない 評点0.7 以上 1.0 未満 倒壊する可能性がある 収入分位の算定例 評点0.7 未満 倒壊する可能性が高い かを判定します 民間事業者等実施の場合 3.0% 国11.5% 地方公共団体11.5% 建築基準法で想定する地震力に対して 倒壊の可能性を示します 4人家族の場合 年収531万円 地域及び建築物の要件なし 耐震診断から耐震改修工事までの流れ 3人家族の場合 年収484万円 家族構成により異なります 耐震改修イメージ 耐震診断とは 耐震診断 筋かいによる 1 補強 建築士等が設計図や目視等によって 壁の 構造用合板に 1 よる補強 強さ バランス 接合部の状況 劣化状況等 を調査 検査し 耐震改修の要否を判定する 1階に 柱がない ことや 耐震改修後の耐震性について確認 1 静岡県提供 地震からわが家を 守ろう DVD より 3 木造住宅の耐震 補強の実務 より をするものです 耐震改修計画 1階に柱を 入れる 3 耐震改修工事着工 壁を設置 1階に柱を入れる 7 接合部の補強 柱と梁の接合部の補強 8 既存基礎 基礎の補強 新設基礎 抱き合わせ基礎による補強
地方公共団体が耐震診断を行う場合 耐震診断 1,000 円 m 15.% 地域要件 国1 簡易に行う診断の場合 30,000 円 戸 国7.6% 地方公共団体7.6% 全国の既成市街地 又は密集市街地で 地震時に避難の 民間事業者等が耐震診断を行う場合 擁壁の診断を行う場合 30,000 円 件 民間事業者等実施の場合 確保が困難となる地区 3 国1 3 地方公共団体1 3 建築物の要件 地震時の避難経路や緊急車両の進入路の道路沿い 3,600 円 m 外壁と前面道路との距離が一定の範囲内 擁壁の改修を行なう場合 48,000円 m 戸建住宅の耐震診断 戸 建 住 宅 の 耐 震 性がどの 程 度か 地 耐震改修設計費 工事管理費等についても補助対象とな ります P3参照 木造住宅の耐震診断と補強方法 の一般診断法による判定 盤 基礎と上部構造に分けて建築士等 収入分位40 以下世帯の住宅への 補助の特例 が評価します 上部構造については 右図のように評 点に応じて耐震改修工事が必要かどう 評点1.5 以上 評点1.0 以上 1.5 未満 一応倒壊しない 倒壊しない 評点0.7 以上 1.0 未満 倒壊する可能性がある 収入分位の算定例 評点0.7 未満 倒壊する可能性が高い かを判定します 民間事業者等実施の場合 3.0% 国11.5% 地方公共団体11.5% 建築基準法で想定する地震力に対して 倒壊の可能性を示します 4人家族の場合 年収531万円 地域及び建築物の要件なし 耐震診断から耐震改修工事までの流れ 3人家族の場合 年収484万円 家族構成により異なります 耐震改修イメージ 耐震診断とは 耐震診断 筋かいによる 1 補強 建築士等が設計図や目視等によって 壁の 構造用合板に 1 よる補強 強さ バランス 接合部の状況 劣化状況等 を調査 検査し 耐震改修の要否を判定する 1階に 柱がない ことや 耐震改修後の耐震性について確認 1 静岡県提供 地震からわが家を 守ろう DVD より 3 木造住宅の耐震 補強の実務 より をするものです 耐震改修計画 1階に柱を 入れる 3 耐震改修工事着工 壁を設置 1階に柱を入れる 7 接合部の補強 柱と梁の接合部の補強 8 既存基礎 基礎の補強 新設基礎 抱き合わせ基礎による補強
地方公共団体が耐震診断を行う場合 延べ面積によって限度額が異なります 国1 1,000m以内の部分,000 円 m 民間事業者等が耐震診断を行う場合 1,000mを超えて,000m以内の部分 1,500 円 m 3 国1 3 地方公共団体1 3,000mを超える部分 1,000 円 m 民間事業者等実施の場合 地域要件 15.% 全国のDID地区等 国7.6% 地方公共団体7.6% 計画認定要件 避難路等沿道分譲マンションの場合は1 3に拡充 (国1/6 地方公共団体1/6) 所管行政庁による耐震改修計画の認定等 敷地要件 擁壁の診断を行なう場合 30,000 円 件 マンションの耐震診断 マンションの耐震性能を建築士が評価し 耐震改修が必要かどう かを判断します 建物の耐震性能を示す構造耐震指標を Is値 アイエス値 といい 耐震診断の結果 算定されます 建築物の規模要件 47,300 円 m 延べ面積 1,000m以上 特に耐震診断が必要なマンション 免震工法等による場合 80,000 円 m 昭和56年 1981年 以前に建てられたマンション ピ 擁壁の改修を行なう場合 48,000円 m ロティや平面形状がL字型など 構造上のバランス の悪いマンションは耐震診断を実施する必要があり 原則として 地上3階以上 耐震改修設計費 工事管理費等についても 補助対象となります P3参照 ます 非木造建物の耐震診断基準による判定 1 敷地に接する道路の中心線以内の面積が概ね500m以上 Is 0.6 Is 0.6 3 安全 収入分位40 以下世帯の住宅への 補助の特例 疑問あり 1 地域 地盤の状況等により数値が異なる場合があります 保有水平耐力に係る指標による確認も必要です 3 建築基準法で想定する地震力に対して所要の耐震性を確保していることを指します L字型の平面形状 ピロティ 民間事業者等実施の場合 3.0% 国11.5% 地方公共団体11.5% 耐震診断から耐震改修工事までの流れ 耐震診断の予算化の決議 耐震診断 耐震改修計画 総会で決議して 耐震診 断を行う為の意思決定をし ます 合意形成のための コーディネーター派遣 予備調査や現地調査の情 報をもとに 耐震性能を評 価します 地域及び建築物の要件なし 耐震改修費用の補助額の算定例 耐震改修費用億円のマンション 世帯数50 世帯 うち収入分位40 以下の世帯は10帯 民間事業者等実施の場合 ①一般世帯 億円 50戸 10戸 /50戸 15. 43 万円 ②収入分位40 以下の世帯 億円 10戸/50戸 3 90 万円 ③補助基本額合計 3,35 万円 マンションについては 収入分位40 以下の世帯の割合を 高齢者世帯及び障害者のいる世帯の割合に置き換えて算定することが可能です 耐震改修イメージ 耐 震 診 断の 結 果に基づ き 耐震改修の計画を作 成します 1 壁の補強 耐震改修決議 耐震改修工事着工 総会で決議して 1 を超 える賛成 共用部分の形 状又は効用の著しい変更 を伴う場合には3 4以上 を得て 耐震改修を行う為 の意志決定をします 9 マンションの耐震診断や耐震改修を進めるために は 区分所有者の合意形成が必要です 合意形成のための専門家の派遣費用などにも 国 の補助を受けることができます 1 マンション耐震化マニュアル より アイソメ図含む 日本郵政公社提供 免震の補強 10 1 柱の補強 制震の補強
地方公共団体が耐震診断を行う場合 延べ面積によって限度額が異なります 国1 1,000m以内の部分,000 円 m 民間事業者等が耐震診断を行う場合 1,000mを超えて,000m以内の部分 1,500 円 m 3 国1 3 地方公共団体1 3,000mを超える部分 1,000 円 m 民間事業者等実施の場合 地域要件 15.% 全国のDID地区等 国7.6% 地方公共団体7.6% 計画認定要件 避難路等沿道分譲マンションの場合は1 3に拡充 (国1/6 地方公共団体1/6) 所管行政庁による耐震改修計画の認定等 敷地要件 擁壁の診断を行なう場合 30,000 円 件 マンションの耐震診断 マンションの耐震性能を建築士が評価し 耐震改修が必要かどう かを判断します 建物の耐震性能を示す構造耐震指標を Is値 アイエス値 といい 耐震診断の結果 算定されます 建築物の規模要件 47,300 円 m 延べ面積 1,000m以上 特に耐震診断が必要なマンション 免震工法等による場合 80,000 円 m 昭和56年 1981年 以前に建てられたマンション ピ 擁壁の改修を行なう場合 48,000円 m ロティや平面形状がL字型など 構造上のバランス の悪いマンションは耐震診断を実施する必要があり 原則として 地上3階以上 耐震改修設計費 工事管理費等についても 補助対象となります P3参照 ます 非木造建物の耐震診断基準による判定 1 敷地に接する道路の中心線以内の面積が概ね500m以上 Is 0.6 Is 0.6 3 安全 収入分位40 以下世帯の住宅への 補助の特例 疑問あり 1 地域 地盤の状況等により数値が異なる場合があります 保有水平耐力に係る指標による確認も必要です 3 建築基準法で想定する地震力に対して所要の耐震性を確保していることを指します L字型の平面形状 ピロティ 民間事業者等実施の場合 3.0% 国11.5% 地方公共団体11.5% 耐震診断から耐震改修工事までの流れ 耐震診断の予算化の決議 耐震診断 耐震改修計画 総会で決議して 耐震診 断を行う為の意思決定をし ます 合意形成のための コーディネーター派遣 予備調査や現地調査の情 報をもとに 耐震性能を評 価します 地域及び建築物の要件なし 耐震改修費用の補助額の算定例 耐震改修費用億円のマンション 世帯数50 世帯 うち収入分位40 以下の世帯は10帯 民間事業者等実施の場合 ①一般世帯 億円 50戸 10戸 /50戸 15. 43 万円 ②収入分位40 以下の世帯 億円 10戸/50戸 3 90 万円 ③補助基本額合計 3,35 万円 マンションについては 収入分位40 以下の世帯の割合を 高齢者世帯及び障害者のいる世帯の割合に置き換えて算定することが可能です 耐震改修イメージ 耐 震 診 断の 結 果に基づ き 耐震改修の計画を作 成します 1 壁の補強 耐震改修決議 耐震改修工事着工 総会で決議して 1 を超 える賛成 共用部分の形 状又は効用の著しい変更 を伴う場合には3 4以上 を得て 耐震改修を行う為 の意志決定をします 9 マンションの耐震診断や耐震改修を進めるために は 区分所有者の合意形成が必要です 合意形成のための専門家の派遣費用などにも 国 の補助を受けることができます 1 マンション耐震化マニュアル より アイソメ図含む 日本郵政公社提供 免震の補強 10 1 柱の補強 制震の補強
緊急輸送道路とは 地震が発生した時に援助 医療 消防活動及び避難者への緊急物資の確保等に必要な人 モノの輸 送を行うための道路です 沿道の住宅 建築物で 一定の条件を満たす場合は のかさ上げがあります 地方公共団体が耐震診断を行う場合 延べ面積によって限度額が異なります 地方公共団体実施の場合 国1 3 建築物の規模要件 戸建住宅以外 国1 3 1,000m以内の部分,000 円 m 民間事業者等実施の場合 3 緊急輸送道路沿道の建築物 緊急輸送道路沿道の建築物等 国1 1,000を超えて,000m 以内の部分 1,500 円 m (国1 3 地方公共団体1 3) 倒壊した際に建築物が前面道路の幅員の 民間事業者等が耐震診断を行う場合,000m を超える部分 1,000 円 m 1 を塞ぐおそれのあるもの等 3 国1 3 地方公共団体1 3 擁壁の診断を行なう場合 30,000 円 件 延べ面積 1,000m 以上 原則として 地上3階以上 地方公共団体実施の場合 国7.6 地域要件 民間事業者等実施の場合 15.% 全国のDID地区等 (国7.6% 地方公共団体7.6%) 計画認定要件 小 中学校や公民館など災害時に避難所等として使用される施設が補助の対象となります 所管行政庁による耐震改修計画の認定等 47,300 円 m 敷地要件 敷地に接する道路の中心線以内の面積が概ね500 免震工法等による場合 80,000 円 m 擁壁の改修を行なう場合 48,000円 m 耐震改修設計費 工事管理費等についても 補助対象となります P3参照 m以上 建築物の規模要件 延べ面積 1,000m 以上 地方公共団体実施の場合 国1 3 建築物の要件 民間事業者等実施の場合 3 地域防災計画に位置づけられた又は位置づけられ (国1 3 地方公共団体1 3) る予定の避難所等 原則として 地上3階以上 建築物の用途 医療施設 学校 庁舎 百貨店 劇場 ホテルなど 多 緊急輸送道路と避難所等のイメージ 数の人が利用する建築物 耐震改修イメージ 外部 ブレース 補強 外付け フレーム 阪神 淡路大震災時に建物が倒壊し 道路が完全に 塞がれた事例写真です 写真 日本建築学会 1995年阪神 淡路大震災スライド集 写真 静岡県庁東館 静岡県提供 11 写真 島根大学付属中学校 島根県提供 1
緊急輸送道路とは 地震が発生した時に援助 医療 消防活動及び避難者への緊急物資の確保等に必要な人 モノの輸 送を行うための道路です 沿道の住宅 建築物で 一定の条件を満たす場合は のかさ上げがあります 地方公共団体が耐震診断を行う場合 延べ面積によって限度額が異なります 地方公共団体実施の場合 国1 3 建築物の規模要件 戸建住宅以外 国1 3 1,000m以内の部分,000 円 m 民間事業者等実施の場合 3 緊急輸送道路沿道の建築物 緊急輸送道路沿道の建築物等 国1 1,000を超えて,000m 以内の部分 1,500 円 m (国1 3 地方公共団体1 3) 倒壊した際に建築物が前面道路の幅員の 民間事業者等が耐震診断を行う場合,000m を超える部分 1,000 円 m 1 を塞ぐおそれのあるもの等 3 国1 3 地方公共団体1 3 擁壁の診断を行なう場合 30,000 円 件 延べ面積 1,000m 以上 原則として 地上3階以上 地方公共団体実施の場合 国7.6 地域要件 民間事業者等実施の場合 15.% 全国のDID地区等 (国7.6% 地方公共団体7.6%) 計画認定要件 小 中学校や公民館など災害時に避難所等として使用される施設が補助の対象となります 所管行政庁による耐震改修計画の認定等 47,300 円 m 敷地要件 敷地に接する道路の中心線以内の面積が概ね500 免震工法等による場合 80,000 円 m 擁壁の改修を行なう場合 48,000円 m 耐震改修設計費 工事管理費等についても 補助対象となります P3参照 m以上 建築物の規模要件 延べ面積 1,000m 以上 地方公共団体実施の場合 国1 3 建築物の要件 民間事業者等実施の場合 3 地域防災計画に位置づけられた又は位置づけられ (国1 3 地方公共団体1 3) る予定の避難所等 原則として 地上3階以上 建築物の用途 医療施設 学校 庁舎 百貨店 劇場 ホテルなど 多 緊急輸送道路と避難所等のイメージ 数の人が利用する建築物 耐震改修イメージ 外部 ブレース 補強 外付け フレーム 阪神 淡路大震災時に建物が倒壊し 道路が完全に 塞がれた事例写真です 写真 日本建築学会 1995年阪神 淡路大震災スライド集 写真 静岡県庁東館 静岡県提供 11 写真 島根大学付属中学校 島根県提供 1
地域住宅交付金 制度は 地方公共団体が主体となり 公営住宅の建設や面的な居住環境整備事業など 地域における住宅政策を自主性と創意工夫を活かしながら 総合的かつ計画的に推進するための支援制度です 地方公共団体独自の提案による 提案事業 により 地域の住宅政策として 民間住宅の耐震診断 耐震改修等を支援できます その際の交付金の額は交付対象事業費の概ね45 となります 補助制度に加えて 次のような様々な融資 税制面の支援があります 戸建住宅 マンション 庁舎などの建築物 住宅 建築物耐震改修等事業の活用ブック 独 住宅金融支援機構融資 耐震改修工事 融資限度額 基本融資額 1,000万円 対象工事費注 の8割以内 高齢者向け返済特例制度の場合は 対象工事費の10割以内 融 資 制 度 金利 基本融資額 1 高齢者向け返済特例制度の場合.96 高齢者向け返済特例制度以外の 場合 償還期間1年 10年 1 75 償還期間11年 0年 71 H0.4.3現在 ①管理組合申込み 融資限度額 対象工事費の8割 以内で 1,000万円 住宅戸数 金利 償還期間1 10年 1 44 償還期間11 0年 40 日本政策投資銀行融資 融資比率 40 金利 政策金利Ⅰ 平成0年10月まで H0.4.3現在 財 マンション管理センター及び 社 全国市 街地再開発協会の保証制度有り ②区分所有者申込み 左記戸建住宅と同じ 注 耐震改修工事について公的な補助金 の交付を受ける場合は 工事費から補助 金を差し引いた金額が対象工事費となり ます 住宅ローン減税制度 主な減税内容 住宅の新築等の場合 10年間 ローン残高の0.5 1.0 を所得税額から控除 中古住宅の取得の場合 築後年数要件を満たす住宅のほか 新耐震基準を満た すことが証明された住宅についても同様に所得税額から控除 税 制 度 保地 険震 料保 率険 のの 割 引 耐震改修促進税制 耐震改修促進税制 所得税 一定区域内において 耐震改修に要した費用の10 相当額 上限0万円 を所得税から控除 固定資産税 一定の耐震改修工事を行った場合 一定期間固定資産 税額 10m相当分まで を1 に減額 法人税 所得税 事業者が耐震改修促進法の認定計画に基づいて行う 特定建築物の耐震改修工事の費用について10 の 特別償却 耐震診断や耐震改修を行い 現行の耐震基準に適合していることが確認できる場合については 保険料が割引されます この他に 地震保険には 住宅性能表示制度による割引等があり 耐震改修の結果 割引対象となる場合もあります 支援制度の問い合わせ先 国土交通省 住宅局市街地建築課 市街地住宅整備室 100-8918千代田区霞ヶ関-1-3 TEL.03-553-8111 発行 財団法人日本建築防災協会 105-0001港区虎ノ門-3-0 虎ノ門YHKビル8F TEL.03-551-6451 FAX.03-551-6455 http://www.kenchiku-bosai.or.jp/index.html 監修国土交通省住宅局 008.6 表紙写真 日本建築学会 1995年阪神 淡路大震災スライド集 15 編集財団法人日本建築防災協会