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275 1. 新 規 作 用 機 序 の 糖 尿 病 治 療 薬 (DPP-4 阻 害 剤 及 びGLP-1 受 容 体 作 動 薬 )の 安 全 対 策 について 3 2. 重 要 な 副 作 用 等 に 関 する 情 報 10 1 荊 芥 連 翹 湯, 二 朮 湯 10 2 竜 胆 瀉 肝 湯 13 3. 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 について(その221) アリスキレンフマル 酸 塩 他 (8 件 ) 15 4. 市 販 直 後 調 査 の 対 象 品 目 一 覧 18 この 医 薬 品 医 療 機 器 等 安 全 性 情 報 は, 厚 生 労 働 省 において 収 集 された 副 作 用 等 の 情 報 をもとに, 医 薬 品 医 療 機 器 等 のより 安 全 な 使 用 に 役 立 てていただくために, 医 療 関 係 者 に 対 して 情 報 提 供 されるものです 医 薬 品 医 療 機 器 等 安 全 性 情 報 は, 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホームページ (http://www.info.pmda.go.jp/) 又 は 厚 生 労 働 省 ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/)からも 入 手 可 能 です 平 成 22 年 (2010 年 )12 月 厚 生 労 働 省 医 薬 食 品 局 連 絡 先 100 8916 東 京 都 千 代 田 区 霞 が 関 1 2 2 厚 生 労 働 省 医 薬 食 品 局 安 全 対 策 課 03 3595 2435( 直 通 ) 03 5253 1111( 内 線 )2755,2750,2751 (Fax)03 3508 4364 1

275 情 報 の 概 要 No. 医 薬 品 等 対 策 情 報 の 概 要 頁 1 2 新 規 作 用 機 序 の 糖 尿 病 治 療 薬 (DPP-4 阻 害 剤 及 び GLP-1 受 容 体 作 動 薬 )の 安 全 対 策 について 荊 芥 連 翹 湯, 二 朮 湯 他 (1 件 ) 使 症 使 症 新 規 作 用 機 序 の 糖 尿 病 治 療 薬 で あ るDPP-4 阻 害 剤 及 び GLP-1 受 容 体 作 動 薬 について,これら 医 薬 品 の 市 販 直 後 調 査 期 間 中 に 集 積 された 国 内 における 副 作 用 報 告 等 の 状 況 から, 専 門 家 による 検 討 を 踏 まえ,(1)DPP-4 阻 害 剤 及 びGLP-1 受 容 体 作 動 薬 については, 特 にSU 剤 との 併 用 において, 低 血 糖 の 発 現 に 十 分 注 意 する 旨 を 注 意 喚 起 したこと,(2)リラグ ルチド( 遺 伝 子 組 換 え)の 使 用 に 際 しては,インスリンから の 切 り 替 えは 行 わないこと, 患 者 のインスリン 依 存 状 態 を 確 認 して 投 与 の 可 否 を 判 断 する 旨 を 注 意 喚 起 した これらの 安 全 対 策 の 内 容 等 について 紹 介 する 平 成 22 年 10 月 26 日 に 改 訂 を 指 導 した 医 薬 品 の 使 用 上 の 注 意 のうち 重 要 な 副 作 用 等 について, 改 訂 内 容 等 とともに 改 訂 の 根 拠 となった 症 例 の 概 要 等 に 関 する 情 報 を 紹 介 する 3 10 3 アリスキレンフマル 酸 塩 他 (8 件 ) 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 について(その221) 15 4 市 販 直 後 調 査 対 象 品 目 平 成 22 年 12 月 1 日 現 在, 市 販 直 後 調 査 の 対 象 品 目 を 紹 介 する 18 緊 : 緊 急 安 全 性 情 報 の 配 布 使 : 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 症 : 症 例 の 紹 介 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 配 信 サービスをご 活 用 ください 緊 急 安 全 性 情 報, 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 指 示 等, 医 薬 品 や 医 療 機 器 の 安 全 性 等 に 関 する 重 要 な 情 報 を, 電 子 メールで 受 け 取 れる 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 配 信 サービス が,( 独 ) 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 より 提 供 されています 安 全 性 情 報 等 をより 早 く, 効 率 的 に 入 手 できます 利 用 料 は 無 料 です 迅 速 な 情 報 収 集 に,ぜひお 役 立 てください 本 サービスの 詳 細 はこちらをご 覧 ください http://www.info.pmda.go.jp/info/idx-push.html 厚 生 労 働 大 臣 への 副 作 用 等 報 告 は, 医 薬 関 係 者 の 業 務 です 医 師, 歯 科 医 師, 薬 剤 師 等 の 医 薬 関 係 者 は, 医 薬 品 や 医 療 機 器 による 副 作 用, 感 染 症, 不 具 合 を 知 ったときは, 直 接 又 は 当 該 医 薬 品 等 の 製 造 販 売 業 者 を 通 じて 厚 生 労 働 大 臣 へ 報 告 してください なお, 薬 局 及 び 医 薬 品 の 販 売 の 従 事 者 も 医 薬 関 係 者 として, 副 作 用 等 を 報 告 することが 求 められています 2

1 新 規 作 用 機 序 の 糖 尿 病 治 療 薬 (DPP-4 阻 害 剤 及 び GLP-1 受 容 体 作 動 薬 )の 安 全 対 策 について 成 分 名 販 売 名 ( 会 社 名 ) 薬 効 分 類 等 効 能 効 果 成 分 名 販 売 名 ( 会 社 名 ) 1シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 2ビルダグリプチン 3アログリプチン 安 息 香 酸 塩 4リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え) 5エキセナチド 糖 尿 病 用 剤,その 他 のホルモン 剤 1グラクティブ 錠 25mg, 同 錠 50mg, 同 錠 100mg( 小 野 薬 品 工 業 ) ジャヌビア 錠 25mg, 同 錠 50mg, 同 錠 100mg(MSD) 2エクア 錠 50mg(ノバルティスファーマ) 3ネシーナ 錠 6.25mg, 同 錠 12.5mg, 同 錠 25mg( 武 田 薬 品 工 業 ) 4ビクトーザ 皮 下 注 18mg(ノボノルディスクファーマ) 5バイエッタ 皮 下 注 5μgペン300, 同 注 10μgペン300 ( 日 本 イーライリリー) 1シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 2 型 糖 尿 病 ただし, 下 記 のいずれかの 治 療 で 十 分 な 効 果 が 得 られない 場 合 に 限 る (1) 食 事 療 法, 運 動 療 法 のみ (2) 食 事 療 法, 運 動 療 法 に 加 えてスルホニルウレア 剤 を 使 用 (3) 食 事 療 法, 運 動 療 法 に 加 えてチアゾリジン 系 薬 剤 を 使 用 (4) 食 事 療 法, 運 動 療 法 に 加 えてビグアナイド 系 薬 剤 を 使 用 2ビルダグリプチン 2 型 糖 尿 病 ただし, 下 記 のいずれかの 治 療 で 十 分 な 効 果 が 得 られない 場 合 に 限 る (1) 食 事 療 法, 運 動 療 法 のみ (2) 食 事 療 法, 運 動 療 法 に 加 えてスルホニルウレア 剤 を 使 用 3アログリプチン 安 息 香 酸 塩 2 型 糖 尿 病 ただし, 下 記 のいずれかの 治 療 で 十 分 な 効 果 が 得 られない 場 合 に 限 る (1) 食 事 療 法, 運 動 療 法 のみ (2) 食 事 療 法, 運 動 療 法 に 加 えてα-グルコシダーゼ 阻 害 剤 を 使 用 (3) 食 事 療 法, 運 動 療 法 に 加 えてチアゾリジン 系 薬 剤 を 使 用 4リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え) 2 型 糖 尿 病 ただし, 下 記 のいずれかの 治 療 で 十 分 な 効 果 が 得 られない 場 合 に 限 る (1) 食 事 療 法, 運 動 療 法 のみ (2) 食 事 療 法, 運 動 療 法 に 加 えてスルホニルウレア 剤 を 使 用 5エキセナチド 2 型 糖 尿 病 ただし, 食 事 療 法 運 動 療 法 に 加 えてスルホニルウレア 剤 (ビグアナイド 系 薬 剤 又 はチア ゾリジン 系 薬 剤 との 併 用 を 含 む)を 使 用 しても 十 分 な 効 果 が 得 られない 場 合 に 限 る 3

1.はじめに 最 近,インスリン 分 泌 刺 激 ホルモンであるインクレチンによる 血 糖 コントロール 作 用 を 利 用 した 新 し い 作 用 機 序 の 糖 尿 病 治 療 薬 が 登 場 している インクレチンは, 血 中 グルコース 濃 度 に 依 存 してインスリン 分 泌 を 刺 激 する 消 化 管 ホルモンであり, それを 不 活 化 する 酵 素 ジペプチジルペプチダーゼ-4(Dipeptidyl peptidase-4, 以 下 DPP-4 という ) を 阻 害 するDPP-4 阻 害 剤 は, 内 因 性 の 活 性 型 インクレチン 濃 度 を 上 昇 させることで, 血 糖 値 の 改 善 を 図 る2 型 糖 尿 病 治 療 薬 である わが 国 では, 平 成 22 年 12 月 現 在,シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物,ビルダ グリプチン,アログリプチン 安 息 香 酸 塩 の3 成 分 が 承 認 されており,それぞれ, 平 成 21 年 12 月, 平 成 22 年 4 月 及 び 平 成 22 年 6 月 に 販 売 が 開 始 されている また,グルカゴン 様 ペプチド-1(glucagon-like peptide-1, 以 下 GLP-1 という ) 受 容 体 作 動 薬 は, GLP-1 受 容 体 に 結 合 することで 血 糖 値 の 上 昇 に 応 じてインスリンの 分 泌 を 促 進 させる2 型 糖 尿 病 治 療 薬 であり, 平 成 22 年 12 月 現 在,リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え),エキセナチドの2 成 分 が 承 認 されており, 前 者 は 平 成 22 年 6 月 販 売 開 始 されており, 後 者 は 平 成 22 年 10 月 に 承 認 されこれから 販 売 が 開 始 されると ころである DPP-4 阻 害 剤 及 びGLP-1 受 容 体 作 動 薬 はいずれも 新 規 作 用 機 序 の 糖 尿 病 治 療 薬 であるが,それぞれ 医 薬 品 の 市 販 直 後 調 査 期 間 中 に 集 積 された 国 内 における 副 作 用 報 告 等 の 状 況 から, 更 なる 安 全 対 策 を 講 じ たので, 以 下 にその 安 全 対 策 の 内 容 等 について 紹 介 する 2.DPP-4 阻 害 剤 とスルホニルウレア 剤 との 併 用 における 低 血 糖 の 発 現 につ いて 糖 尿 病 治 療 薬 による 低 血 糖 の 発 現 に 関 しては,これまで 使 用 上 の 注 意 の 慎 重 投 与, 重 要 な 基 本 的 注 意, 相 互 作 用, 及 び 重 大 な 副 作 用 の 項 等 で, 低 血 糖 発 現 リスクの 高 い 患 者 では 慎 重 に 投 与 す る 旨 や, 低 血 糖 について 患 者 へ 説 明 する 旨, 低 血 糖 発 現 時 の 処 置 方 法, 及 び 糖 尿 病 用 薬 同 士 の 併 用 に 関 する 注 意 等 について 記 載 し, 注 意 喚 起 を 図 ってきたところである しかしながら,DPP-4 阻 害 剤 である シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 について, 平 成 21 年 12 月 11 日 の 販 売 開 始 から 平 成 22 年 4 月 19 日 までの 約 4ヵ 月 間 の 市 販 直 後 調 査 中 に, 低 血 糖 を 発 現 した 症 例 が29 例 報 告 され( 表 1), 因 果 関 係 を 否 定 できな いと 評 価 された 症 例 が25 例,このうち 低 血 糖 から 意 識 消 失 に 至 った 症 例 が8 例 であった 因 果 関 係 が 否 定 できないと 評 価 された25 例 のうち21 例 では,スルホニルウレア 剤 (Sulfonylurea 剤, 以 下 SU 剤 と いう )が 併 用 されていた また, 各 SU 剤 の 用 法 用 量 で 定 められている 維 持 用 量 を 超 え, 最 大 用 量 を 併 用 していたものが8 例 あった このような 状 況 から, 専 門 家 による 検 討 を 踏 まえ, 平 成 22 年 4 月 27 日 に,シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 の 使 用 上 の 注 意 の 慎 重 投 与, 重 要 な 基 本 的 注 意, 及 び 重 大 な 副 作 用 の 項 の 低 血 糖 に 関 す る 記 載 に, 特 にSU 剤 と 併 用 する 場 合 に 低 血 糖 のリスクが 増 加 する 旨,SU 剤 との 併 用 において 重 篤 な 低 血 糖 症 状 があらわれ, 意 識 消 失 を 来 す 例 も 報 告 されている 旨,SU 剤 による 低 血 糖 のリスクを 軽 減 する ため,SU 剤 と 併 用 する 場 合 には,SU 剤 の 減 量 を 検 討 する 旨 を 追 記 し, 更 なる 注 意 喚 起 を 図 るよう, 改 訂 指 示 を 行 った 4

表 1 シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 の 副 作 用 報 告 のうち, 使 用 後 に 低 血 糖 を 来 した 症 例 ( 平 成 21 年 12 月 11 日 ~ 平 成 22 年 4 月 19 日 )* SU 剤 の 併 用 状 況 副 作 用 報 告 例 数 (うち 因 果 関 係 を 否 定 できない 症 例 数 ) うち 意 識 消 失 に 至 った 症 例 数 (うち 因 果 関 係 を 否 定 できない 症 例 数 ) 併 用 例 26 例 (23 例 ) 7 例 (7 例 ) 非 併 用 例 ( 不 明 含 む) 2 例 (2 例 ) 1 例 (1 例 ) * この 期 間 のシタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 の 推 定 使 用 患 者 数 は, 約 23 万 人 なお 副 作 用 報 告 の 症 例 概 要 は, 医 薬 品 医 療 機 器 等 安 全 性 情 報 No.269( 平 成 22 年 5 月 ) 参 照 のこと なお, 平 成 22 年 4 月 時 点 で,その 他 のDPP-4 阻 害 剤 であるビルダグリプチンは 販 売 開 始 直 後,アログ リプチン 安 息 香 酸 塩 は 販 売 開 始 前 であり, 市 販 後 におけるこれら 医 薬 品 による 低 血 糖 の 発 現 状 況 は 不 明 であったものの,シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 と 同 様 の 注 意 喚 起 が 必 要 であると 考 えられた また, 当 時 既 に 承 認 されていたGLP-1 受 容 体 作 動 薬 のリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)については,GLP-1 受 容 体 に 結 合 することでインスリン 分 泌 を 促 進 させることから,SU 剤 との 併 用 に 際 してはシタグリプチン リン 酸 塩 水 和 物 と 同 様 の 注 意 喚 起 が 必 要 であると 考 えられた これらのことから,その 他 のDPP-4 阻 害 剤 及 びGLP-1 受 容 体 作 動 薬 の 関 係 企 業 に 対 しても, 同 日 に 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 指 示 を 行 った( 医 薬 品 医 療 機 器 等 安 全 性 情 報 No.269( 平 成 22 年 5 月 ) 参 照 ) 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 については, 以 下 のとおりである( 下 線 部 改 訂 部 分 ) シタグリプチンリン 酸 塩 水 和 物 [ 慎 重 投 与 ] [ 重 要 な 基 本 的 注 意 ] [ 副 作 用 他 の 糖 尿 病 用 薬 ( 特 に,スルホニルウレア 剤 )を 投 与 中 の 患 者 本 剤 の 使 用 にあたっては, 患 者 に 対 し 低 血 糖 症 状 及 びその 対 処 方 法 について 十 分 説 明 すること 特 に,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合, 低 血 糖 のリスクが 増 加 する スルホニルウレア 剤 による 低 血 糖 のリスクを 軽 減 するため,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合 には,スルホニルウレア 剤 の 減 量 を 検 討 すること 低 血 糖 症 : 他 の 糖 尿 病 用 薬 との 併 用 で 低 血 糖 症 (グリメピリド 併 用 時 5.3%,ピオグリ タゾン 併 用 時 0.8%,メトホルミン 併 用 時 0.7%)があらわれることがある 特 に,スル ホニルウレア 剤 との 併 用 で 重 篤 な 低 血 糖 症 状 があらわれ, 意 識 消 失 を 来 す 例 も 報 告 さ れていることから,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合 には,スルホニルウレア 剤 の 減 量 を 検 討 すること また, 他 の 糖 尿 病 用 薬 を 併 用 しない 場 合 でも 低 血 糖 症 (1.0%) が 報 告 されている 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合 には, 糖 質 を 含 む 食 品 を 摂 取 するな ど 適 切 な 処 置 を 行 うこと ビルダグリプチン [ 慎 重 投 与 ] スルホニルウレア 剤 を 投 与 中 の 患 者 [ 重 要 な 基 本 本 剤 の 使 用 にあたっては, 患 者 に 対 し 低 血 糖 症 状 及 びその 対 処 方 法 について 十 分 説 明 的 注 意 ] すること 特 に,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合, 低 血 糖 のリスクが 増 加 するお それがある スルホニルウレア 剤 による 低 血 糖 のリスクを 軽 減 するため,スルホニル ウレア 剤 と 併 用 する 場 合 には,スルホニルウレア 剤 の 減 量 を 検 討 すること 5

[ 副 作 用 低 血 糖 症 : 本 剤 の 投 与 により 低 血 糖 症 があらわれることがある 他 のDPP-4 阻 害 剤 で, スルホニルウレア 剤 との 併 用 で 重 篤 な 低 血 糖 症 状 があらわれ, 意 識 消 失 を 来 す 例 も 報 告 されていることから,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合 には,スルホニルウレア 剤 の 減 量 を 検 討 すること 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合 には, 糖 質 を 含 む 食 品 を 摂 取 するなど 適 切 な 処 置 を 行 うこと アログリプチン 安 息 香 酸 塩 [ 重 要 な 基 本 本 剤 は 他 の 糖 尿 病 用 薬 と 併 用 した 場 合 に 低 血 糖 症 状 を 起 こすおそれがあるので,これ 的 注 意 ] らの 薬 剤 との 併 用 時 には 患 者 に 対 し 低 血 糖 症 状 及 びその 対 処 方 法 について 十 分 説 明 し, 注 意 を 喚 起 すること 本 剤 とスルホニルウレア 剤 との 併 用 における 臨 床 効 果 及 び 安 全 性 は 確 立 されていないが,DPP-4 阻 害 剤 とスルホニルウレア 剤 を 併 用 する 場 合, 低 血 糖 のリスクが 増 加 するおそれがある DPP-4 阻 害 剤 とスルホニルウレア 剤 を 併 用 する 場 合 にはスルホニルウレア 剤 による 低 血 糖 のリスクを 軽 減 するため,スルホニルウレ ア 剤 の 減 量 を 検 討 すること [ 副 作 用 低 血 糖 症 状 があらわれることがあるので, 患 者 の 状 態 を 十 分 に 観 察 しながら 投 与 する こと 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合, 本 剤 あるいは 併 用 している 糖 尿 病 用 薬 を 一 時 的 に 中 止 するかあるいは 減 量 するなど 慎 重 に 投 与 すること なお, 他 のDPP-4 阻 害 剤 で, スルホニルウレア 剤 との 併 用 で 重 篤 な 低 血 糖 症 状 があらわれ, 意 識 消 失 を 来 す 例 も 報 告 されている また, 本 剤 の 投 与 により 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合 には 通 常 ショ 糖 を 投 与 するが,α-グルコシダーゼ 阻 害 剤 との 併 用 により 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合 にはブドウ 糖 を 投 与 すること リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え) [ 慎 重 投 与 ] スルホニルウレア 剤 を 投 与 中 の 患 者 [ 重 要 な 基 本 本 剤 の 使 用 にあたっては, 患 者 に 対 し 低 血 糖 症 状 及 びその 対 処 方 法 について 十 分 説 明 的 注 意 ] すること 経 口 糖 尿 病 用 薬 と 併 用 した 場 合, 低 血 糖 の 発 現 頻 度 が 単 独 の 場 合 より 高 く なるので, 定 期 的 な 血 糖 測 定 を 行 うこと 特 に,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合, 低 血 糖 のリスクが 増 加 するおそれがある スルホニルウレア 剤 による 低 血 糖 のリスク を 軽 減 するため,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合 には,スルホニルウレア 剤 の 減 量 を 検 討 すること [ 副 作 用 低 血 糖 : 低 血 糖 及 び 低 血 糖 症 状 ( 脱 力 感, 倦 怠 感, 高 度 の 空 腹 感, 冷 汗, 顔 面 蒼 白, 動 悸, 振 戦, 頭 痛,めまい, 嘔 気, 知 覚 異 常 等 )があらわれることがある 特 に 経 口 糖 尿 病 用 薬 と 併 用 した 場 合, 多 く 発 現 することが 報 告 されている 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合 は, 本 剤 あるいは 併 用 している 経 口 糖 尿 病 用 薬 を 一 時 的 に 中 止 するか,あるいは 減 量 するなど 慎 重 に 投 与 すること また,DPP-4 阻 害 剤 で,スルホニルウレア 剤 との 併 用 で 重 篤 な 低 血 糖 症 状 があらわれ, 意 識 消 失 を 来 す 例 も 報 告 されていることから,スルホニルウレア 剤 と 併 用 する 場 合 に は,スルホニルウレア 剤 の 減 量 を 検 討 すること 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合 には 通 常 はショ 糖 を 投 与 し,α-グルコシダーゼ 阻 害 剤 と の 併 用 により 低 血 糖 症 状 が 認 められた 場 合 にはブドウ 糖 を 投 与 すること 6

3.インスリンからGLP-1 受 容 体 作 動 薬 への 切 り 替 えに 伴 う 糖 尿 病 性 ケトア シドーシス, 高 血 糖 の 発 現 について リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)は,インクレチンのアナログ 剤 であり,GLP-1 受 容 体 に 結 合 することで, インスリンの 分 泌 を 促 進 して 血 糖 値 を 下 げる 薬 剤 であることから,インスリン 分 泌 能 のない1 型 糖 尿 病 患 者 への 投 与 は 禁 忌 とされており,2 型 糖 尿 病 のうちインスリン 治 療 が 不 可 欠 な 患 者 への 投 与 には 注 意 が 必 要 である しかしながら,リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)について, 平 成 22 年 6 月 11 日 の 販 売 開 始 から 平 成 22 年 9 月 24 日 までの 約 3ヵ 月 間 の 市 販 直 後 調 査 中 に, 糖 尿 病 性 ケトアシドーシスを 発 症 し 死 亡 した 症 例 が2 例 報 告 された これらの 症 例 はいずれもインスリンからリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)へ の 切 り 替 えを 行 っていたことから, 直 ちに 製 造 販 売 業 者 から 医 療 機 関 に 対 して,1 型 糖 尿 病 患 者 やイン スリン 治 療 が 不 可 欠 な2 型 糖 尿 病 患 者 等 のインスリン 依 存 状 態 の 患 者 へは,インスリンからリラグルチ ド( 遺 伝 子 組 換 え)への 切 り 替 えを 行 わないよう, 適 正 使 用 を 徹 底 するための 情 報 提 供 を 行 うよう 指 示 した しかしながら, 情 報 提 供 に 伴 って 類 似 の 副 作 用 症 例 が 収 集 され, 平 成 22 年 10 月 7 日 までに 糖 尿 病 性 ケ トアシドーシスが4 例 (うち 死 亡 2 例 ), 高 血 糖 16 例 が 報 告 された( 表 2) これら20 例 のうち,17 例 が インスリンからリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)に 切 り 替 えた 後 に 発 現 したものであった 表 2 リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)の 副 作 用 報 告 のうち, 使 用 後 に 糖 尿 病 性 ケトアシドーシス, 高 血 糖 を 来 した 症 例 ( 平 成 22 年 6 月 11 日 ~ 平 成 22 年 10 月 7 日 )* 副 作 用 名 副 作 用 報 告 例 数 (うち 死 亡 例 数 ) うちインスリンからリラグルチド ( 遺 伝 子 組 換 え)に 切 り 替 えた 症 例 数 (うち 因 果 関 係 を 否 定 でき ない 症 例 数 **) 糖 尿 病 性 ケトアシドーシス 4 例 (2 例 ) 3 例 (3 例 ) 高 血 糖 16 例 (0 例 ) 14 例 (14 例 ) *この 期 間 のリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)の 推 定 使 用 患 者 数 は, 約 9000 人 ** インスリンを 中 止 しリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)に 切 り 替 えたこと と 糖 尿 病 性 ケトアシドーシス 又 は 高 血 糖 発 現 との 因 果 関 係 このような 状 況 から, 専 門 家 による 検 討 を 踏 まえ, 平 成 22 年 10 月 12 日 に, 使 用 上 の 注 意 の 重 要 な 基 本 的 注 意 において, 1リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)はインスリンの 代 替 薬 ではないこと 2 投 与 に 際 しては, 患 者 のインスリン 依 存 状 態 を 確 認 し, 投 与 の 可 否 を 判 断 すること 3インスリン 依 存 状 態 の 患 者 で,インスリンからリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)に 切 り 替 え, 急 激 な 高 血 糖 及 び 糖 尿 病 性 ケトアシドーシスが 発 現 したこと を 追 記 する 改 訂 指 示 を 行 った また, 製 造 販 売 業 者 から 医 療 機 関 に 対 して, 添 付 文 書 の 改 訂 情 報 とあわせて,インスリン 依 存 状 態 の 患 者 へはインスリンからリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)への 切 り 替 えは 行 わないこと, 既 に 切 り 替 えを 行 った 患 者 に 対 しても, 血 糖 コントロールの 状 態 を 確 認 するなど,インスリン 治 療 に 戻 す 必 要 のある 患 者 に 対 して 必 要 な 処 置 を 行 うことを 徹 底 するための 情 報 提 供 を 直 ちに 実 施 するよう 指 示 した 7

なお,その 後, 平 成 22 年 10 月 27 日 に 承 認 されたGLP-1 受 容 体 作 動 薬 であるエキセナチドについても, 販 売 開 始 時 からリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)と 同 様 に, 添 付 文 書 においてインスリンからの 切 り 替 え に 係 る 注 意 喚 起 を 実 施 することとしている 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 については, 以 下 のとおりである( 下 線 部 改 訂 部 分 ) リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え) [ 重 要 な 基 本 本 剤 はインスリンの 代 替 薬 ではない 本 剤 の 投 与 に 際 しては, 患 者 のインスリン 依 存 的 注 意 ] 状 態 を 確 認 し, 投 与 の 可 否 を 判 断 すること インスリン 依 存 状 態 の 患 者 で,インスリ ンから 本 剤 に 切 り 替 え, 急 激 な 高 血 糖 及 び 糖 尿 病 性 ケトアシドーシスが 発 現 した 症 例 が 報 告 されている 4.インスリンからリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)への 切 り 替 えに 伴 う 糖 尿 病 性 ケトアシドーシスの 死 亡 例 の 概 要 リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え) o. 性 1 60 代 者 使 用 ( 合 併 症 ) 糖 尿 病 ( 慢 性 腎 不 全, 糖 尿 病 性 下 肢 神 経 障 害, 高 血 圧 症 ) 2010 年 併 12 用 月 薬 :なし 投 与 投 与 0.3mg 1 日 間 8 副 作 用 及 び 糖 尿 病 性 ケトアシドーシス 投 与 約 18 年 前 糖 尿 病 と 診 断 投 与 約 12 年 前 インスリン 治 療 開 始 投 与 約 2 年 前 導 入 3 実 施 インスリン 治 療 実 施 するも, コントロール 不 インスリンアスパルト( 遺 伝 子 組 換 え)18 単 位 / 日 及 びイ ンスリングラルギン( 遺 伝 子 組 換 え)8 単 位 / 日 にて 治 療 投 与 2.5 ヵ 月 前 H A 1c10.3 投 与 1.5 ヵ 月 前 H A 1c8.0 投 与 開 始 日 実 施 施 行 後,インスリン 製 剤 を 中 止 して, 本 剤 を0.3mgに て 治 療 開 始 投 与 2 日 目 よりSM Gが Hi で 嘔 を り すが, 来 せず ( 投 与 中 止 日 ) 意 識 消 失 し 方 急 血 圧 40mmHg 生 理 食 塩 水 500mL 酸 水 素 ナトリウム20mL 2A, 更 に 生 理 食 塩 水 500mL 酸 水 素 ナトリウム20mL 2A アドレナリン 1mg 投 与 血 糖 値 700mg/dL 以 上,K 値 7 となったため, 気 管 内 管 されドクターヘリにて 大 学 病 に 緊 急 となった 病 にて 血 糖 値 1450mg/dL,pH7.092より 糖 尿 病 性 ケトアシドーシスと 診 断 液 を 開 始 し, 速 効 型 ヒトインスリン( 遺 伝 子 組 換 え) 10 単 位 による olus 投 与 の 後,5 単 位 / 時 間 で 持 続 静 注 開 始 中 止 1 日 後 血 液 検 査 で 血 糖 値 200mg/dL,pH7.450,ケトン 体 陰 性 で あり,ケトアシドーシスは 改 善 血 中 CPR0.1ng/mL, 抗 GAD 抗 体 9.4U/mL 呼 吸 咳 嗽 が 現 し,38.6 度 の 発 熱,SpO 2 低 下 を 認 めた 胸 部 CTで 下 肺 野 位 に を 認 め, 肺 炎 と 考 えられ た 中 止 2 日 後 SpO 2 低 下 し, 胸 部 X 線 及 び 検 査 データで 陰 増 を 認 めた 死 亡 が 確 認 された

併 用 薬 :なし 呼 吸 咳 嗽 が 現 し,38.6 度 の 発 熱,SpO 2 低 下 を 認 めた 胸 部 CTで 下 肺 野 位 に を 認 め, 肺 炎 と 考 えられ た 中 止 2 日 後 SpO 2 低 下 し, 胸 部 X 線 及 び 検 査 データで 陰 増 を 認 めた 死 亡 が 確 認 された 2 60 代 2 型 糖 尿 病 ( 高 血 圧, 十 二 指 腸 潰 瘍, 質 異 常 症, 下 肢 慢 性 動 閉 症, 糖 尿 病 性 単 膜 症 ) 0.3mg 1 日 間 治 療 開 始 3ヵ 月 前 は 体 重 104kgであった (の 最 高 体 重 は106kg) また, 病 初 期 に 治 療 中 断 あり 治 療 開 始 直 前 のH A 1cは11.0 投 与 1 日 前 2 型 糖 尿 病 に 対 する 血 糖 コントロール 目 的 にて 入 内 服 は,メトホルミン 塩 酸 塩 (750mg/ 日 ),ピオグリタゾ ン(45mg/ 日 ),ボグリボース(0.6mg/ 日 ),ヒトインスリ ン( 遺 伝 子 組 換 え) 製 剤 (30R 注 )48 単 位 / 日 を 使 用 していた 尿 中 アセトン( ), 体 重 98.1kg 投 与 開 始 日 メトホルミン 塩 酸 塩,ピオグリタゾン,ボグリボース,ヒ トインスリン( 遺 伝 子 組 換 え) 製 剤 (30R 注 )を 全 て 中 止 し, 本 剤 を0.3mg 及 びグリメピリド4mg/ 日 にて 治 療 開 始 空 腹 時 血 中 CPR0.03ng/mL 本 剤 は 食 後 に 投 与 実 施 血 糖 チェックでは 前 及 び 前 の 測 定 値 が500mg/dL 以 上 であった 投 与 2 日 目 ろに 嘔 あり,その 後 血 糖 値 が992mg/dL, 尿 中 アセ トン(3 )よりケトアシドーシスが 疑 われた 生 理 食 塩 水 による 液 及 びインスリンによる 持 続 点 滴 治 療 を 開 始 投 与 3 日 目 に 肺 止 状 態 で 発 見 された ( 投 与 中 止 日 ) 急 処 置 を 施 すも, 前 中 に 死 亡 確 認 併 用 薬 :グリメピリド,アムロジピンベシル 酸 塩,バルサルタン,イミダプリル 塩 酸 塩,アスピリン 5.おわりに DPP-4 阻 害 剤 とSU 剤 の 併 用 時 の 低 血 糖 発 現 に 関 する 注 意 については, 平 成 22 年 4 月 に, 日 本 糖 尿 病 協 会 及 び 日 本 糖 尿 病 学 会 のウェブサイトにおいて, 専 門 家 からなる 独 立 委 員 会 である インクレ チン(GLP-1 受 容 体 作 動 薬 とDPP-4 阻 害 薬 )の 適 正 使 用 に 関 する 委 員 会 ( 旧 インクレチンとSU 薬 の 適 正 使 用 に 関 する 委 員 会 ) よりRecommendationが 発 表 された(http://www.nittokyo.or.jp/kinkyu_ incretin100408m.html) 更 に 平 成 22 年 10 月 には, 同 委 員 会 より,リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)はイ ンスリンの 代 替 とはならないため,インスリン 治 療 中 の 患 者 では, 患 者 がインスリン 依 存 状 態 にあるか, 非 依 存 状 態 にあるかについて 評 価 を 行 ったうえでリラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え)の 使 用 可 否 を 判 断 する よう,Recommendationが 更 新 された DPP-4 阻 害 剤 及 びGLP-1 受 容 体 作 動 薬 はいずれも 新 規 作 用 機 序 の 医 薬 品 であることから, 引 き 続 き, 関 係 企 業, 関 連 学 会 等 の 協 力 を 得 て, 最 新 の 知 見 を 収 集 評 価 し, 必 要 に 応 じて, 医 療 関 係 者 や 患 者 家 族 等 に 対 して 更 に 適 切 かつ 効 果 的 な 情 報 提 供 を 行 っていくこととしている 9

2 重 要 な 副 作 用 等 に 関 する 情 報 平 成 22 年 10 月 26 日 に 改 訂 を 指 導 した 医 薬 品 の 使 用 上 の 注 意 のうち 重 要 な 副 作 用 等 について, 改 訂 内 容 等 ととも に 改 訂 の 根 拠 となった 症 例 の 概 要 等 に 関 する 情 報 を 紹 介 いたします 1 荊 芥 連 翹 湯, 二 朮 湯 販 売 名 ( 会 社 名 ) 薬 効 分 類 等 効 能 効 果 荊 芥 連 翹 湯 ツムラ 荊 芥 連 翹 湯 エキス 顆 粒 ( 医 療 用 )(ツムラ) KTS 荊 芥 連 翹 湯 エキス 顆 粒 ( 建 林 松 鶴 堂 ) オースギ 荊 芥 連 翹 湯 エキスG( 大 杉 製 薬 ) 太 虎 堂 の 荊 芥 連 翹 湯 エキス 顆 粒 ( 太 虎 精 堂 製 薬 ) テイコク 荊 芥 連 翹 湯 エキス 顆 粒 ( 帝 國 漢 方 製 薬 ) 二 朮 湯 ツムラ 二 朮 湯 エキス 顆 粒 ( 医 療 用 )(ツムラ) 漢 方 製 剤 荊 芥 連 翹 湯 蓄 膿 症, 慢 性 鼻 炎, 慢 性 扁 桃 炎,にきび 二 朮 湯 五 十 肩 使 用 上 の 注 意 ( 下 線 部 追 加 改 訂 部 分 ) [ 副 作 用 間 質 性 肺 炎 : 発 熱, 咳 嗽, 呼 吸 困 難, 肺 音 の 異 常 等 があらわれた 場 合 には, 本 剤 の 投 与 を 中 止 し, 速 やかに 胸 部 X 線, 胸 部 CT 等 の 検 査 を 実 施 するとともに 副 腎 皮 質 ホルモン 剤 の 投 与 等 の 適 切 な 処 置 を 行 うこと 参 考 荊 芥 連 翹 湯 について, 直 近 約 3 年 間 ( 平 成 19 年 4 月 ~ 平 成 22 年 9 月 )の 副 作 用 報 告 ( 因 果 関 係 が 否 定 できないもの) の 件 数 間 質 性 肺 炎 :2 例 (うち 死 亡 0 例 ) 関 係 企 業 が 推 計 したおおよその 年 間 使 用 者 数 : 約 2 万 2000 人 ( 平 成 21 年 度 ) 販 売 開 始 : 昭 和 61 年 10 月 二 朮 湯 について, 直 近 約 3 年 間 ( 平 成 19 年 4 月 ~ 平 成 22 年 9 月 )の 副 作 用 報 告 ( 因 果 関 係 が 否 定 できないもの) 10

の 件 数 間 質 性 肺 炎 :4 例 (うち 死 亡 0 例 ) 関 係 企 業 が 推 計 したおおよその 年 間 使 用 者 数 : 約 8100 人 ( 平 成 21 年 度 ) 販 売 開 始 : 昭 和 61 年 10 月 症 例 の 概 要 荊 芥 連 翹 湯 1 不 明 60 代 ( 不 明 ) 査 5.0g 34 日 間 間 質 性 肺 炎 投 与 34 日 目 発 熱 と 咳 嗽 が 現 近 医 を 受 診 し,アセトアミノフェン, ( 投 与 中 止 日 ) デキストロメトルファン 化 水 素 酸 塩 水 和 物,L-カルボシ ステインを 処 方 され, 様 子 を 見 ていたが 症 状 の 増 を 認 め た 中 止 5 日 後 再 診 胸 部 X 線, 血 を 実 施 中 止 6 日 後 方 に 当 急 来 を 受 診 肺 野 に SPO 280%(roomair)で 入 加 療 する こととなった 胸 部 CTにもびまん 性 のスリガラス 状 陰, 小 間 の 厚 を 認 め,ARDS,カリニ, 薬 剤 性 肺 炎, IP 急 性 増 が 疑 われ, 抗 生 剤 の 投 与 を 開 始 ステロイド 投 与 は 日 に 気 管 ファイバースコープ( F)を 行 う 定 であったため,この 日 の 投 与 は 見 った 中 止 7 日 後 明 に 呼 吸 状 態 の 化 を 認 めたため,ステロイドパルス(メ チルプレドニゾロンコハク 酸 エステルナトリウム1g 3) を 行 った 以, 呼 吸 状 態 の 改 善 を 認 めた 中 止 14 日 後 プレドニゾロン30mg 6 日 実 施 中 止 18 日 後 酸 素 投 与 気 管 検 査 施 行 し,CD4/CD8 比 の 低 下,T L で は OOP 様 の 見 を 認 めていた 中 止 27 日 後 中 止 6 日 後 中 止 7 日 後 中 止 13 日 後 中 止 22 日 後 白 血 球 数 (/mm 3 ) 12600 11600 6600 7100 LDH(IU/L) 577 500 245 210 KL-6(U/mL) 342 SP-D(ng/mL) 110 CRP(mg/dL) 27.4 血 査 中 止 6 日 後 中 止 7 日 後 抗 抗 体 陰 性 RAテスト 陰 性 抗 DNA 抗 体 陰 性 抗 SS-A/Ro 抗 体 陰 性 抗 SS- /La 抗 体 陰 性 血 ス 中 止 7 日 後 中 止 26 日 後 PaCO2(torr) 28 41 PaO2(torr) 68 101 HCO3(m/L) 17 27.4 併 用 薬 :アセトアミノフェン,デキストロメトルファン 化 水 素 酸 塩 水 和 物,L-カルボシステイン 11

2 肩 関 痛 70 代 (なし) 併 用 薬 :なし 7.5g 178 日 間 投 与 178 日 目 ( 投 与 中 止 日 ) 投 与 開 始 日 肩 こりに 対 し 本 剤 投 与 開 始 投 与 約 3ヵ 月 目 咳 の 覚, 近 医 にて 胸 部 異 常 指 受 けるも 経 観 察 とな る 投 与 178 日 目 呼 吸 困 難 増 にて 当 紹 介 同 日 入 後, 投 与 中 止 ( 投 与 中 止 日 ) 中 止 15 日 後 に 改 善 傾 向 認 めていたが, くステロイド 内 服 開 始 中 止 35 日 後 となる 中 止 147 日 後 ステロイド 中 止 後 も 再 発 ないこと 確 認 中 止 14 日 後 中 止 34 日 後 中 止 49 日 後 中 止 77 日 後 KL-6(U/mL) 8502 5254 2333 1205 669 投 与 178 日 目 ( 投 与 中 止 日 ) 中 止 49 日 後 ph 7.461 7.434 PaCO2(torr) 29.0 34.6 PaO2(torr) 66.1 83.8 HCO3(m/L) 20.3 22.7 12

2 竜 胆 瀉 肝 湯 ツムラ 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 顆 粒 ( 医 療 用 )(ツムラ) KTS 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 顆 粒 ( 建 林 松 鶴 堂 ) コタロー 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 細 粒 ( 小 太 郎 漢 方 製 薬 ) 販 売 名 ( 会 社 名 ) 三 和 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 細 粒 ( 三 和 生 薬 ) ジュンコウ 龍 胆 瀉 肝 湯 FCエキス 細 粒 医 療 用 ( 康 和 薬 通 ) 太 虎 堂 の 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 散, 同 細 粒, 同 顆 粒 ( 太 虎 精 堂 製 薬 ) 東 洋 龍 胆 瀉 肝 湯 エキス 細 粒 ( 東 洋 薬 行 ) 薬 効 分 類 等 効 能 効 果 漢 方 製 剤 (ツムラ 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 顆 粒 ( 医 療 用 ),KTS 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 顆 粒, 太 虎 堂 の 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 散, 同 細 粒, 同 顆 粒, 東 洋 龍 胆 瀉 肝 湯 エキス 細 粒 ) 比 較 的 体 力 があり, 下 腹 部 筋 肉 が 緊 張 する 傾 向 があるものの 次 の 諸 症 : 排 尿 痛, 残 尿 感, 尿 の 濁 り,こしけ (コタロー 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 細 粒 ) 比 較 的 体 力 のあるものの 次 の 諸 症 : 尿 道 炎, 膀 胱 カタル, 膣 炎, 陰 部 湿 疹,こしけ, 陰 部 痒 痛, 子 宮 内 膜 炎 ( 三 和 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 細 粒 ) 比 較 的 体 力 があり 膀 胱 や 尿 道, 子 宮 などに 炎 症 があって 排 尿 時 に 痛 みや 排 尿 困 難 があるも のの 次 の 諸 症 尿 道 炎, 膀 胱 カタル, 膣 炎, 帯 下, 陰 部 湿 疹,バルトリン 腺 炎, 陰 部 瘙 痒 症, 子 宮 内 膜 炎, 睾 丸 炎 (ジュンコウ 龍 胆 瀉 肝 湯 FCエキス 細 粒 医 療 用 ) 比 較 的 体 力 があり, 下 腹 部 筋 肉 が 緊 張 する 傾 向 のあるものの 次 の 諸 症 : 排 尿 痛, 残 尿 感, 尿 の 濁 り,こしけ 使 用 上 の 注 意 ( 下 線 部 追 加 改 訂 部 分 ) [ 副 作 用 肝 機 能 障 害, 黄 疸 :AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,γ-GTP 等 の 著 しい 上 昇 を 伴 う 肝 機 能 障 害, 黄 疸 があらわれることがあるので, 観 察 を 十 分 に 行 い, 異 常 が 認 められた 場 合 には 投 与 を 中 止 し, 適 切 な 処 置 を 行 うこと 参 考 直 近 約 3 年 間 ( 平 成 19 年 4 月 ~ 平 成 22 年 9 月 )の 副 作 用 報 告 ( 因 果 関 係 が 否 定 できないもの) の 件 数 肝 機 能 障 害, 黄 疸 :3 例 (うち 死 亡 0 例 ) 関 係 企 業 が 推 計 したおおよその 年 間 使 用 者 数 : 約 9900 人 ( 平 成 21 年 度 ) 販 売 開 始 : 昭 和 61 年 10 月 症 例 の 概 要 o. 性 者 使 用 ( 合 併 症 ) 投 与 投 与 副 作 用 及 び 1 残 尿 感 7.5g 薬 剤 性 肝 炎 60 代 ( 高 血 圧, 高 32 日 間 投 与 6 年 前 高 血 圧 にて 他 医 通 オルメサルタンメドキソミル,ロ 血 症, 膀 胱 ラゼパム,フルボキサミンマレイン 酸 塩,ピタバスタチン 炎,うつ) カルシウム 投 与 開 始 投 与 開 始 日 の 高 血 圧, 体 のだるさで 当 来, 膀 胱 炎 症 状 あり,オ ルメサルタンメドキソミル20mg,ピタバスタチンカルシ ウム1mg, 本 剤 7.5g 投 与 開 始 フルボキサミンマレイン 酸 13 塩,ロラゼパム 投 与 中 止 投 与 5 日 目 不 のため,フルボキサミンマレイン 酸 塩 25mg,ロラゼ パム0.5mg 2 追 加 投 与

60 代 ( 高 血 圧, 高 血 症, 膀 胱 炎,うつ) 32 日 間 投 与 6 年 前 高 血 圧 にて 他 医 通 オルメサルタンメドキソミル,ロ ラゼパム,フルボキサミンマレイン 酸 塩,ピタバスタチン カルシウム 投 与 開 始 投 与 開 始 日 の 高 血 圧, 体 のだるさで 当 来, 膀 胱 炎 症 状 あり,オ ルメサルタンメドキソミル20mg,ピタバスタチンカルシ ウム1mg, 本 剤 7.5g 投 与 開 始 フルボキサミンマレイン 酸 塩,ロラゼパム 投 与 中 止 投 与 5 日 目 不 のため,フルボキサミンマレイン 酸 塩 25mg,ロラゼ パム0.5mg 2 追 加 投 与 投 与 26 日 目 ロラゼパムは0.5mgのみで, れるようになり, 加 竜 骨 湯 7.5gを 追 加 投 与 31 日 目 胃 の 調 子 が い, 尿 が いとのことで 来 投 与 32 日 目 薬 剤 中 止 し, 五 散 7.5g 投 与 開 始 ( 投 与 中 止 日 ) 中 止 1 日 後 化 なし 中 止 3 日 後 だるさはあるが,おか が 食 られるようになる 中 止 4 日 後 食 がでてきた 五 散 を 子 皮 湯 6.0gへ 更 中 止 6 日 後 気 が てきた 中 止 8 日 後 覚 症 状 改 善 している トランスアミナーゼの 改 善 がなく 他 病 へ 紹 介 入 中 止 14 日 後 トランスアミナーゼ 改 善 傾 向 中 止 22 日 後 投 与 開 始 日 投 与 31 日 目 投 与 32 日 目 ( 投 与 中 止 日 ) 中 止 3 日 後 中 止 4 日 後 中 止 7 日 後 中 止 9 日 後 中 止 11 日 後 中 止 14 日 後 AST(GOT)(IU/L) 22 669 821 944 961 1057 906 692 457 147 ALT(GPT)(IU/L) 23 816 892 1084 1069 1181 1122 969 719 335 Al-P(IU/L) 326 2208 2166 2091 2084 1835 1520 1318 1054 822 γ-gtp(iu/l) 39 359 338 298 282 226 187 111 96 ビリルビン(mg/dL) 0.8 3.7 4.2 4.8 4.5 6.5 6.7 4.9 2.6 1.6 直 ビリルビン(mg/dL) 0.2 2.9 3.3 3.5 5.5 5.0 3.7 2.0 1.2 LDH(IU/L) 200 388 431 436 454 451 387 362 253 184 Ch- (IU/L) 374 296 296 322 326 315 349 336 303 370 中 止 20 日 後 HA 抗 体 価 IgM H s 抗 定 量 -MAT HC 抗 体 価 (3rd) 中 止 4 日 後 0.2( ) LT8 0.053( ) 本 剤 加 竜 骨 湯 中 止 24 日 後 性 (S.I.:15.6) 性 (S.I.:32.8) 併 用 薬 : 加 竜 骨 湯,オルメサルタンメドキソミル,ピタバスタチンカルシウム,フルボキサミ ンマレイン 酸 塩,ロラゼパム 14

3 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 について (その221) 平 成 22 年 10 月 26 日 に 改 訂 を 指 導 した 医 薬 品 の 使 用 上 の 注 意 ( 本 号 の 2 重 要 な 副 作 用 等 に 関 する 情 報 で 紹 介 したものを 除 く )について, 改 訂 内 容, 主 な 該 当 販 売 名 等 をお 知 らせいたします 1 血 圧 降 下 剤 アリスキレンフマル 酸 塩 [ 販 売 名 ] [ 禁 忌 ] ラジレス 錠 150mg(ノバルティスファーマ) イトラコナゾール,シクロスポリンを 投 与 中 の 患 者 [ 相 互 作 用 ( 併 用 禁 忌 )] イトラコナゾール 2 その 他 の 消 化 器 官 用 薬 ラモセトロン 塩 酸 塩 ( 経 口 剤 2.5μg,5μg) [ 販 売 名 ] [ 重 要 な 基 本 的 注 意 ] [ 副 作 用 イリボー 錠 2.5μg, 同 錠 5μg(アステラス 製 薬 ) 虚 血 性 大 腸 炎 や 重 篤 な 便 秘 が 発 現 するおそれがあるので, 腹 痛, 血 便, 便 秘, 硬 便 が 認 めら れた 場 合 には, 医 師 等 に 連 絡 するよう 患 者 に 指 導 すること 虚 血 性 大 腸 炎 : 虚 血 性 大 腸 炎 があらわれることがあるので, 腹 痛, 血 便 等 虚 血 性 大 腸 炎 が 疑 われる 症 状 があらわれた 場 合 には, 本 剤 の 投 与 を 中 止 するなど 適 切 な 処 置 を 行 うこと 3 その 他 の 泌 尿 生 殖 器 官 及 び 肛 門 用 薬 イミダフェナシン [ 販 売 名 ] [ 副 作 用 ウリトス 錠 0.1mg( 杏 林 製 薬 ),ステーブラ 錠 0.1mg( 小 野 薬 品 工 業 ) 尿 閉 : 尿 閉 があらわれることがあるので, 観 察 を 十 分 に 行 い, 症 状 があらわれた 場 合 には 投 与 を 中 止 し, 適 切 な 処 置 を 行 うこと 15

4 その 他 の 腫 瘍 用 薬, 放 射 性 医 薬 品 イットリウム( 90 Y)イブリツモマブチウキセタン( 遺 伝 子 組 換 え) インジウム( 111 In)イブリツモマブチウキセタン( 遺 伝 子 組 換 え) [ 販 売 名 ] [ 副 作 用 ゼヴァリン イットリウム( 90 Y) 静 注 用 セット(バイエル 薬 品 ) ゼヴァリン インジウム( 111 In) 静 注 用 セット(バイエル 薬 品 ) 感 染 症 : 敗 血 症, 肺 炎 等 の 重 篤 な 感 染 症 があらわれることがあるので, 観 察 を 十 分 に 行 い, 異 常 が 認 められた 場 合 には 適 切 な 処 置 を 行 うこと 5 その 他 の 腫 瘍 用 薬 ソラフェニブトシル 酸 塩 [ 販 売 名 ] [ 副 作 用 ネクサバール 錠 200mg(バイエル 薬 品 ) 消 化 管 穿 孔, 消 化 管 潰 瘍 : 消 化 管 穿 孔, 消 化 管 潰 瘍 があらわれることがあり, 消 化 管 穿 孔 に より 死 亡 に 至 る 例 が 報 告 されているので, 消 化 管 穿 孔, 消 化 管 潰 瘍 が 疑 われた 場 合 には, 本 剤 の 投 与 を 中 止 するなど, 適 切 な 処 置 を 行 うこと ショック,アナフィラキシー 様 症 状 :ショック,アナフィラキシー 様 症 状 ( 呼 吸 困 難, 血 管 浮 腫, 発 疹, 血 圧 低 下 等 )があらわれることがあるので, 観 察 を 十 分 に 行 い, 異 常 が 認 めら れた 場 合 には, 本 剤 の 投 与 を 中 止 し, 適 切 な 処 置 を 行 うこと 横 紋 筋 融 解 症 : 横 紋 筋 融 解 症 があらわれることがあるので, 観 察 を 十 分 に 行 い, 筋 肉 痛, 脱 力 感,CK(CPK) 上 昇, 血 中 及 び 尿 中 ミオグロビン 上 昇 等 が 認 められた 場 合 には, 投 与 を 中 止 し, 適 切 な 処 置 を 行 うこと また, 横 紋 筋 融 解 症 による 急 性 腎 不 全 の 発 症 に 注 意 すること 6 主 としてグラム 陽 性 菌 に 作 用 するもの バンコマイシン 塩 酸 塩 ( 眼 科 用 剤 ) [ 販 売 名 ] [ 副 作 用 バンコマイシン 眼 軟 膏 1%( 東 亜 薬 品 ) 角 膜 障 害 :びらん 等 の 角 膜 上 皮 障 害 が 発 現 することがあるので, 観 察 を 十 分 に 行 い, 症 状 が あらわれた 場 合 には 投 与 を 中 止 するなど 適 切 な 処 置 を 行 うこと その 他 の 化 学 療 法 剤 7 イトラコナゾール [ 販 売 名 ] イトリゾールカプセル50, 同 内 用 液 1%, 同 注 1%(ヤンセンファーマ) 他 [ 禁 忌 ] ピモジド,キニジン,ベプリジル,トリアゾラム,シンバスタチン,アゼルニジピン, ニソルジピン,エルゴタミン,ジヒドロエルゴタミン,バルデナフィル,エプレレノン, ブロナンセリン,シルデナフィル(レバチオ),タダラフィル(アドシルカ),アリスキ レンを 投 与 中 の 患 者 [ 相 互 作 用 ( 併 用 禁 忌 )] アリスキレン 16

8 [ 販 売 名 ] [ 相 談 すること] 9 [ 販 売 名 ] [ 相 談 すること] 一 般 用 医 薬 品 荊 芥 連 翹 湯 二 朮 湯 一 般 用 医 薬 品 竜 胆 瀉 肝 湯 ツムラ 漢 方 荊 芥 連 翹 湯 エキス 顆 粒 (ツムラ) 他 二 朮 湯 タキザワ (タキザワ 漢 方 廠 ) 他 次 の 場 合 は, 直 ちに 服 用 を 中 止 し,この 文 書 を 持 って 医 師 又 は 薬 剤 師 に 相 談 すること 服 用 後, 次 の 症 状 があらわれた 場 合 まれに 下 記 の 重 篤 な 症 状 が 起 こることがあります その 場 合 は 直 ちに 医 師 の 診 療 を 受 け ること 間 質 性 肺 炎 :せきを 伴 い, 息 切 れ, 呼 吸 困 難, 発 熱 等 があらわれる JPS 竜 胆 瀉 肝 湯 エキス 錠 N(ジェーピーエス 製 薬 ) 他 次 の 場 合 は, 直 ちに 服 用 を 中 止 し,この 文 書 を 持 って 医 師 又 は 薬 剤 師 に 相 談 すること 服 用 後, 次 の 症 状 があらわれた 場 合 まれに 下 記 の 重 篤 な 症 状 が 起 こることがあります その 場 合 は 直 ちに 医 師 の 診 療 を 受 け ること 肝 機 能 障 害 : 全 身 のだるさ, 黄 疸 ( 皮 ふや 白 目 が 黄 色 くなる) 等 があらわれる 17

4 市 販 直 後 調 査 の 対 象 品 目 一 覧 一 般 名 販 売 名 トラボプロスト チモロールマレイン 酸 塩 デュオトラバ 配 合 点 眼 液 ドルゾラミド 塩 酸 塩 チモロールマレイン 酸 塩 コソプト 配 合 点 眼 液 リラグルチド( 遺 伝 子 組 換 え) ビクトーザ 皮 下 注 18mg エクリズマブ( 遺 伝 子 組 換 え) ソリリス 点 滴 静 注 300mg アログリプチン 安 息 香 酸 塩 ネシーナ 錠 6.25mg, 同 錠 12.5mg, 同 錠 25mg カンデサルタン シレキセチル アムロジピンベシル 酸 塩 ユニシア 配 合 錠 LD, 同 配 合 錠 HD パニツムマブ( 遺 伝 子 組 換 え) ベクティビックス 点 滴 静 注 100mg プレガバリン リリカカプセル25mg, 同 カプセル75mg, 同 カプセル150mg フェンタニルクエン 酸 塩 フェントステープ1mg, 同 テープ2mg, 同 テープ4mg, 同 テー プ6mg, 同 テープ8mg メトホルミン 塩 酸 塩 ピオグリタゾン 塩 酸 塩 メタクト 配 合 錠 LD, 同 配 合 錠 HD ラメルテオン ロゼレム 錠 8mg レナリドミド 水 和 物 レブラミドカプセル5mg オロパタジン 塩 酸 塩 アレロック 錠 2.5, 同 錠 5 *5 パズフロキサシンメシル 酸 塩 パシル 点 滴 静 注 液 300mg, 同 点 滴 静 注 液 500mg *6 製 造 販 売 業 者 名 日 本 アルコン( 株 ) MSD( 株 ) ノボノルディスクファー マ( 株 ) ア レ ク シ オ ン フ ァ ー マ ( 株 ) 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) ファイザー( 株 ) 久 光 製 薬 ( 株 ) 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) セルジーン( 株 ) 協 和 発 酵 キリン( 株 ) 富 山 化 学 工 業 ( 株 ) ( 平 成 22 年 12 月 1 日 現 在 ) 市 販 直 後 調 査 開 始 年 月 日 平 成 22 年 6 月 11 日 平 成 22 年 6 月 11 日 平 成 22 年 6 月 11 日 平 成 22 年 6 月 14 日 平 成 22 年 6 月 15 日 平 成 22 年 6 月 15 日 平 成 22 年 6 月 15 日 *1 平 成 22 年 6 月 22 日 *2 平 成 22 年 10 月 27 日 平 成 22 年 6 月 24 日 平 成 22 年 7 月 6 日 平 成 22 年 7 月 6 日 *3 平 成 22 年 7 月 20 日 *4 平 成 22 年 8 月 20 日 平 成 22 年 7 月 23 日 平 成 22 年 7 月 23 日 18

パズフロキサシンメシル 酸 塩 パズクロス 点 滴 静 注 液 300mg, 同 点 滴 静 注 液 500mg *6 ブデソニド パルミコート100μgタービュヘイラー 112 吸 入, 同 200μg タービュヘイラー 56 吸 入, 同 200μgタービュヘイラー 112 吸 入 *7 ランソプラゾール タケプロンカプセル15, 同 OD 錠 15 ダルベポエチン アルファ( 遺 伝 子 組 換 え) ネスプ 注 射 液 10μg/1mLプラシリンジ, 同 注 射 液 15μg/1mL プラシリンジ, 同 注 射 液 20μg/1mLプラシリンジ, 同 注 射 液 30μg/1mLプラシリンジ, 同 注 射 液 40μg/1mLプラシリ ンジ, 同 注 射 液 60μg/0.6mLプラシリンジ, 同 注 射 液 120μ g/0.6mlプラシリンジ, 同 注 射 液 180μg/0.9mLプラシリンジ アンブリセンタン ヴォリブリス 錠 2.5mg トラマドール 塩 酸 塩 トラマールカプセル25mg, 同 カプセル50mg レベチラセタム イーケプラ 錠 250mg, 同 錠 500mg アバタセプト( 遺 伝 子 組 換 え) オレンシア 点 滴 静 注 用 250mg テムシロリムス トーリセル 点 滴 静 注 液 25mg パクリタキセル アブラキサン 点 滴 静 注 用 100mg テリパラチド( 遺 伝 子 組 換 え) フォルテオ 皮 下 注 キット600μg テルミサルタン アムロジピンベシル 酸 塩 ミカムロ 配 合 錠 AP パズフロキサシンメシル 酸 塩 パシル 点 滴 静 注 液 1000mg パズフロキサシンメシル 酸 塩 パズクロス 点 滴 静 注 液 1000mg バゼドキシフェン 酢 酸 塩 ビビアント 錠 20mg ラニナミビルオクタン 酸 エステル 水 和 物 イナビル 吸 入 粉 末 剤 20mg A 型 ボツリヌス 毒 素 *10 ボトックス 注 用 50 単 位, 同 注 用 100 単 位 アダリムマブ( 遺 伝 子 組 換 え) ヒュミラ 皮 下 注 40mgシリンジ0.8mL *11 オランザピン ジプレキサ 錠 2.5mg, 同 錠 5mg, 同 錠 10mg, 同 細 粒 1%, 同 ザイディス 錠 5mg, 同 ザイディス 錠 10mg *12 ペラミビル 水 和 物 ラピアクタ 点 滴 用 バッグ300mg, 同 点 滴 用 バイアル150mg *7 田 辺 三 菱 製 薬 ( 株 ) アストラゼネカ( 株 ) 武 田 薬 品 工 業 ( 株 ) 協 和 発 酵 キリン( 株 ) グラクソ スミスクライ ン( 株 ) 日 本 新 薬 ( 株 ) ユ ー シ ー ビ ー ジ ャ パ ン ( 株 ) ブリストル マイヤーズ ( 株 ) ファイザー( 株 ) 大 鵬 薬 品 工 業 ( 株 ) 日 本 イーライリリー( 株 ) 日 本 ベーリンガーインゲ ルハイム( 株 ) 富 山 化 学 工 業 ( 株 ) 田 辺 三 菱 製 薬 ( 株 ) ファイザー( 株 ) 第 一 三 共 ( 株 ) グラクソ スミスクライ ン( 株 ) アボットジャパン( 株 ) 日 本 イーライリリー( 株 ) 塩 野 義 製 薬 ( 株 ) 平 成 22 年 7 月 23 日 平 成 22 年 7 月 23 日 *8 平 成 22 年 7 月 23 日 *9 平 成 22 年 8 月 20 日 平 成 22 年 8 月 26 日 平 成 22 年 9 月 17 日 平 成 22 年 9 月 17 日 平 成 22 年 9 月 17 日 平 成 22 年 9 月 21 日 平 成 22 年 9 月 22 日 平 成 22 年 9 月 24 日 平 成 22 年 10 月 1 日 平 成 22 年 10 月 7 日 平 成 22 年 10 月 13 日 平 成 22 年 10 月 13 日 平 成 22 年 10 月 13 日 平 成 22 年 10 月 19 日 平 成 22 年 10 月 27 日 平 成 22 年 10 月 27 日 平 成 22 年 10 月 27 日 平 成 22 年 10 月 27 日 19

ポリエチレングリコール 処 理 人 免 疫 グロブリン 献 血 ヴェノグロブリンIH5% 静 注 0.5g/10mL, 同 5% 静 注 ( 株 )ベネシス 平 成 22 年 10 月 27 日 1g/20mL, 同 5% 静 注 2.5g/50mL, 同 5% 静 注 5g/100mL *13 ドロスピレノン エチニルエストラジオール ヤーズ 配 合 錠 バイエル 薬 品 ( 株 ) 平 成 22 年 11 月 16 日 *1: 初 めに 承 認 された 効 能 帯 状 疱 疹 後 神 経 痛 *2: 効 能 追 加 された 末 梢 性 神 経 障 害 性 疼 痛 *3: 初 めに 承 認 された 効 能 再 発 又 は 難 治 性 の 多 発 性 骨 髄 腫 *4: 効 能 追 加 された 5 番 染 色 体 長 腕 部 欠 失 を 伴 う 骨 髄 異 形 成 症 候 群 *5: 用 法 追 加 された 小 児 (7 歳 以 上 ) *6: 効 能 追 加 された 適 応 菌 種 肺 炎 球 菌 適 応 症 敗 血 症 *7: 用 法 追 加 された 小 児 *8: 効 能 追 加 された 低 用 量 アスピリン 投 与 時 における 胃 潰 瘍 又 は 十 二 指 腸 潰 瘍 の 再 発 抑 制 *9: 効 能 追 加 された 非 ステロイド 性 抗 炎 症 薬 投 与 時 における 胃 潰 瘍 又 は 十 二 指 腸 潰 瘍 の 再 発 抑 制 *10: 効 能 追 加 された 上 肢 痙 縮, 下 肢 痙 縮 *11: 効 能 追 加 された 中 等 症 又 は 重 症 の 活 動 期 にあるクローン 病 の 寛 解 導 入 及 び 維 持 療 法 ( 既 存 治 療 で 効 果 不 十 分 な 場 合 に 限 る) *12: 効 能 追 加 された 双 極 性 障 害 における 躁 症 状 の 改 善 *13: 効 能 追 加 された 多 発 性 筋 炎 皮 膚 筋 炎 における 筋 力 低 下 の 改 善 (ステロイド 剤 が 効 果 不 十 分 な 場 合 に 限 る) 20