洪水の危険のレベルを定めております これらの情報につきましては インターネット もしくは防災わかやまのメール配信サービスで各レベルに達したときにはお伝えしている情報でございます これらにつきましては レベル1からレベル5まであります 洪水予報の表題としては レベル2になりますとはん濫注意から最大のレ

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水防法改正の概要 (H 公布 H 一部施行 ) 国土交通省 HP 1

近畿地方整備局 資料配付 配布日時 平成 23 年 9 月 8 日 17 時 30 分 件名土砂災害防止法に基づく土砂災害緊急情報について 概 要 土砂災害防止法に基づく 土砂災害緊急情報をお知らせします 本日 夕方から雨が予想されており 今後の降雨の状況により 河道閉塞部分での越流が始まり 土石流

Q3 現在の川幅で 源泉に影響を与えないように河床を掘削し さらに堤防を幅の小さいパラペット ( 胸壁 ) で嵩上げするなどの河道改修を行えないのですか? A3 河床掘削やパラペット ( 胸壁 ) による堤防嵩上げは技術的 制度的に困難です [ 河床掘削について ] 県では 温泉旅館の廃業補償を行っ

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避難開始基準の把握 1 水害時の避難開始基準 釧路川では 水位観測所を設けて リアルタイム水位を公表しています 水位観測所では 災害発生の危険度に応じた基準水位が設定されています ( 基準となる水位観測所 : 標茶水位観測所 ) レベル水位 水位の意味 5 4 ( 危険 ) 3 ( 警戒 ) 2 (

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【参考資料】中小河川に関する河道計画の技術基準について

Microsoft Word 【洪水予報】報道発表資料_熊谷地台.doc

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東日本大震災における施設の被災 3 東北地方太平洋沖地震の浸水範囲とハザードマップの比較 4

新川水系新川 中の川 琴似発寒川 琴似川洪水浸水想定区域図 ( 計画規模 ) (1) この図は 新川水系新川 中の川 琴似発寒川 琴似川の水位周知区間について 水防法に基づき 計画降雨により浸水が想定される区域 浸水した場合に想定される水深を表示した図面です (2) この洪水浸水想定区域図は 平成

平成17年5月18日 豊岡市国民健康保険運営協議会シナリオ

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ダムの運用改善の対応状況 資料 5-1 近畿地方整備局 平成 24 年度の取り組み 風屋ダム 池原ダム 電源開発 ( 株 ) は 学識者及び河川管理者からなる ダム操作に関する技術検討会 を設置し ダム運用の改善策を検討 平成 9 年に設定した目安水位 ( 自主運用 ) の低下を図り ダムの空き容量

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平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

市街化調整区域における開発許可等の見直しについて 説明させていただきま す ( 内容説明 ) 市街化調整区域における開発許可等の運用基準の見直しの説明は以上です ありがとうございました 以上の説明を踏まえまして ご質問 ご意見等ある方 はよろしくお願いいたします 委員 4 ページの 見直し趣旨 のと

の洪水調節計画は 河川整備基本方針レベルの洪水から決められており ダムによる洪水調節効果を発揮する 遊水地案 は 遊水地の洪水調節計画は大戸川の河川整備計画レベルの洪水から決めることを想定しており 遊水地による洪水調節効果が完全には発揮されないことがある 瀬田川新堰案 は 瀬田川新堰の洪水調節計画は


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2. 急流河川の現状と課題 2.1 急流河川の特徴 急流河川では 洪水時の流れが速く 転石や土砂を多く含んだ洪水流の強大なエネルギー により 平均年最大流量程度の中小洪水でも 河岸侵食や護岸の被災が生じる また 澪筋 の変化が激しく流路が固定していないため どの地点においても被災を受ける恐れがある

Microsoft Word 最終【資料-4】.docx

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

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資料 -5 第 5 回岩木川魚がすみやすい川づくり検討委員会現地説明資料 平成 28 年 12 月 2 日 東北地方整備局青森河川国道事務所

平成 29 年 7 月 20 日滝川タイムライン検討会気象台資料 気象庁札幌管区気象台 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 大雨警報 ( 浸水害 ) 洪水警報の基準改正 表面雨量指数の活用による大雨警報 ( 浸水害 )

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本編_淀川水系淀川右岸ブロック河川整備計画(変更)第2章.doc

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土砂災害警戒情報って何? 土砂災害警戒情報とは 大雨警報が発表されている状況でさらに土砂災害の危険性が高まったときに, 市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の方々が自主避難をする際の参考となるよう, 宮城県と仙台管区気象台が共同で発表する防災情報です 気象庁 HP より :

現行計画 ( 淀川水系河川整備計画 ): 川上ダム案 治水計画の概要 事業中の川上ダムを完成させて 戦後最大の洪水を 中下流部では ( 大臣管理区間 ) 島ヶ原地点の流量 3,000m 3 /s に対して 川上ダムで 200m 3 /s を調節し 調節後の 2,800m 3 /s を上野遊水地や河道

第 2 回久留米市街地周辺内水河川連絡会議 議事次第 1. 開会 2. 出席者紹介 3. 挨拶 4. 議事 前回連絡会議での確認事項〇各支川の浸水被害のメカニズム〇地域防災力の向上について〇その他 5. 閉会

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資料 2 東海管内における農業水利施設の防災 減災の取組 ( 農村地域防災減災事業 海岸事業 ) 平成 27 年 2 月東海農政局整備部防災課

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国土技術政策総合研究所 研究資料

【資料1】第1回学識者会議【長野圏域】290130(ヘッダーなし)

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試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

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鬼怒川緊急対策プロジェクト 鬼怒川下流域 茨城県区間 において 水防災意識社会 の再構築を目指し 国 茨城県 常総市など 7市町が主体となり ハードとソフトが一体となった緊急対策プロジェクトを実施 ハード対策 事業費合計 約600億円 ソフト対策 円滑な避難の支援 住民の避難を促すためのソフト対策を

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ポイント 河川法の法令に基づく手続きを的確に行い できるだけ早く河川整備計画を策定するよう努力 ダムについて効果が限定的という意見もあるが 実施箇所だけでなく淀川水系の上下流全体に幅広く効果があるものであり また洪水時水位をできるだけ低くし安全基準を守る上で必要不可欠なもの 治水対策は あらゆる規模

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

気象庁 札幌管区気象台 資料 -6 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 平成 29 年度防災気象情報の改善 5 日先までの 警報級の可能性 について 危険度を色分けした時系列で分かりやすく提供 大雨警報 ( 浸水害 )

別紙 大雨時の川のはん濫の危険性を知らせる 身近な 雨の状況 川の水位と危険性 川の予警報 などを リアルタイムでお知らせするウェブサイトです 川の水位 川の画像 PC 版 スマホ版 浸水想定区域図 住民の方々が自らはん濫の危険性を知り 的確な避難行動などに役立つように 利用者目線に立った新しい 川

H19年度

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あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

Microsoft PowerPoint - 新津地区協議会(第1回)_0314ver02 [互換モード]

水系名 : 那賀川河川名 : 那賀川 台風の接近 上陸に伴う洪水を対象とした 直轄河川管理区間沿川におけるの避難勧告発令等に着目したタイムライン ( 防災行動計画 )( 案 ) H 現在 時間経過は 平成 26 年台風 11 号を参考 49h 39h 33h 台風に関する徳島県気象

気象庁技術報告第134号表紙#.indd

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目 次 最上小国川 赤倉地区の 2015 年 9 月洪水の実態から 被害防止には河道改 修が最も効果的であることが あらためて明らかになった 1,2015 年 9 月 10 日赤倉雨量は1/50 年確率に近い豪雨であったが 洪水流量は1/11 年確率流量だった 2, 赤倉地区では外水被害と内水被害が

学識経験者による評価の反映客観性を確保するために 学識経験者から学術的な観点からの評価をいただき これを反映する 評価は 中立性を確保するために日本学術会議に依頼した 詳細は別紙 -2 のとおり : 現時点の検証の進め方であり 検証作業が進む中で変更することがあり得る - 2 -

ヘクタールのうち市街化区域の 641 ヘクタールについて整備を進め 平成 26 年度末時点で普及率は 99.3 パーセント 整備率では 95.3 パーセントとなっております ご質問の市街化調整区域における公共下水道整備促進につきましては 平成 15 年度に新河岸川沿いの上宗岡 2 丁目から下宗岡 1

淀川水系流域委員会第 71 回委員会 (H20.1 審議参考資料 1-2 河川管理者提供資料

会長     それでは会次第にしたがいまして議事を進行してまいります

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埼玉県版 川の防災情報 はじめに 埼玉県ホームページを開きましょう URL 埼玉県ホームページトップ 彩の国の安心安全 ① ① 埼玉県HPの 彩の国の安心安全 を ② ② 現在の埼玉県状況 雨量水位 を 2

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写真 豊岡第一樋管地点 ( 久慈川側 ) 写真 豊岡第一樋管地点 ( 堤内地側 ) 写真 水路擁壁の転倒 写真 水路擁壁の転倒 b) 地点 1-2( 湛水防除事業豊岡排水場, 河口から約 1.0km, 右岸 ) 堤外側法面におけるごみ

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

米原市における開発に伴う雤水排水計画基準

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重ねるハザードマップ 大雨が降ったときに危険な場所を知る 浸水のおそれがある場所 土砂災害の危険がある場所 通行止めになるおそれがある道路 が 1 つの地図上で 分かります 土石流による道路寸断のイメージ 事前通行規制区間のイメージ 道路冠水想定箇所のイメージ 浸水のイメージ 洪水時に浸水のおそれが

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目次 1 降雨時に土砂災害の危険性を知りたい 土砂災害危険度メッシュ図を見る 5 スネークライン図を見る 6 土砂災害危険度判定図を見る 7 雨量解析値を見る 8 土砂災害警戒情報の発表状況を見る 9 2 土砂災害のおそれが高い地域 ( 土砂災害危険箇所 ) を調べたい 土砂災害危険箇所情報を見る

図 -3.1 試験湛水実績図 平成 28 年度に既設堤体と新設堤体が接合された抱土ゾーンにおいて調査ボーリングを実施し 接合面の調査を行った 図 -2.2に示すように 調査ボーリングのコア観察結果からは 新旧堤体接合面における 材料の分離 は認められなかった また 境界面を含む透水試験結果により得ら

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ハザードマップポータルサイト広報用資料

道路災害復旧事業 区分 H24 H25 H26 H27 H 災害復旧事業 道路事業 ( 通常事業 ) 橋りょう 26 箇所延長 1,219m 道 路 602 箇所延長 299,089m 流留垂水地区 実施設

1. 湖内堆砂対策施設の見直し 1.2 ストックヤード施設計画 ストックヤードの平面配置は 既往模型実験結果による分派堰内の流速分布より 死水域となる左岸トラップ堰の上流に配置し 貯砂ダムから取水した洪水流を放流水路でストックヤード内に導水する方式とした ストックヤード底面標高は 土木研究所の実験結

( 参考資料 ) 緊急速報メールを活用した 洪水情報のプッシュ型配信 国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所平成 29 年 3 月

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4. 堆砂

議事録

目次 第 1 河川の総合的な保全と利用に関する基本方針 河川及び流域の現状... 1 (1) 河川及び流域の概要... 1 (2) 治水事業の沿革と現状... 1 (3) 河川の利用及び住民との関わり... 2 (4) 河川環境 河川の総合的な保全と利用に関する基本方針.

Microsoft Word - 005_第4章_工法(作業済)

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

議事概要 : 柘植会長 定刻になりましたので ただいまから 評価専門調査会第 53 回を開催いたします なお 前回の当会議の終了後もご案内いたしましたように 本会議終了後も評価システムの改革についての懇談会を設けさせていただきたいと思いますので 引き続きおつき合いいただければと思います まず 本日の

~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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Transcription:

第 19 回和歌山県河川整備計画に係る委員会 平成 23 年 7 月 22 日 ( 金 ) 事務局挨拶 委員 特別委員の紹介 それでは早速ですが 議事の 1) 太田川水系河川整備計画 ( 原案 ) についてということ で 事務局から説明をお願いいたします 事務局事務局でございます 二級河川太田川河川整備計画 ( 原案 ) についてご説明させていただきます まず初めに この原案のご説明をさせていただく前に 先日和歌山県のほうに台風 6 号が来襲いたしました これにつきまして簡単に状況だけ先にご報告させていただきたいと思います お手元のほうには資料をお配りはしておりませんが 河川課のほうで先日からの雨の状況と速報ということで取りまとめておりますので パワーポイントの前のスクリーンのほうで説明させていただきます 今回 7 月 17 日から20 日にかけまして 台風 6 号が和歌山県のほうに来襲しております これにつきましては 規模の大きい台風でございまして 長く和歌山県にとどまっておりまして 県内各地でかなり大きな雨をもたらしております 前にありますのは 等雨量線図といいまして 和歌山県の各地域にどの程度の雨が降ったかというのを 標高をあらわした等高線のように雨の量でエリアを区切っております 今回 代表的なところを丸で 和歌山 御坊 龍神等の主要な地点につきましては 右上のほうに表形式でまとめております 和歌山では131mm 本宮では593mm これにつきましては 県の整備しています雨量観測所のデータですが この中で最大であったものが田辺市になりますが 那智勝浦町の少し上の大杉というポイントで 連続雨量 総雨量で 1,051mmという大きな雨になっております こういう雨が降っておりまして これらの結果 河川の状況でございますが 河川につきましては 和歌山県では洪水予報というのを行っておりまして これらにつきましては -1-

洪水の危険のレベルを定めております これらの情報につきましては インターネット もしくは防災わかやまのメール配信サービスで各レベルに達したときにはお伝えしている情報でございます これらにつきましては レベル1からレベル5まであります 洪水予報の表題としては レベル2になりますとはん濫注意から最大のレベル5になりますとはん濫発生情報という形になります それぞれの段階におきます市町村住民に求める行動につきましては 右端の欄にありますように レベル1から水防団待機 レベル2は住民ははん濫に関する情報に注意 レベル3は 市町村は避難勧告等の発令を判断 住民は避難を判断 レベル4は 住民の避難完了 レベル5は逃げ後れた住民の救助等という段階になっております イメージ的には 下の水位情報のところに書く水位の高さの順に追って書いておりますが これらにつきましてはあくまでイメージで 各河川の状況等によって設定が異なっております 具体的に申しますと 今回の雨でレベル2に達した河川につきましては 有田川 富田川の田津原付近 印南川 広川という形になっております レベル3につきましては 熊野川の本宮 富田川の市ノ瀬 南部川 周参見川 左会津川の5 河川 レベル4に達した河川としては 日高川 古座川 太田川 日置川 切目川の5 河川 今回 新聞等でも出ておりますが レベル5に達しまして 浸水被害も出ております熊野川の日足につきましてはレベル5という形になっています 熊野川の日足につきましてはこの付近でございます 今回の台風 6 号で県内でも床上 床下浸水等が発生しております この中で 今申し上げました新宮市熊野川町の日足地区周辺では 住家の浸水が床上 13 棟 床下 6 棟 あくまでも速報でございますが 浸水被害が発生しております 県内その他の地域でも幾つかの浸水被害が発生しておるような状況でございます 台風 6 号につきましての県内の全体的な状況につきましては以上のようなところです 今回の台風 主に先ほどの等雨量線図で出ておりますように 紀南地方のほうで多くの雨を降らせております 今回の審議していただきます太田川がございまして 太田川の状況につきまして これも速報でございますが ちょっと前のグラフ小さくて見づらいんですが 整理しております これらの数値については まだ精査しておりませんが 一応観測された値で整理しております 今回 太田川につきましては 24 時間雨量 ちょっと字が小さくて申しわけございませ -2-

ん この赤の矢印で引いている間の24 時間雨量が394.7mmという形になっております これにつきましては 24 時間雨量といたしまして 今回の整備計画の目標 20 年確率の洪水の規模で設定しております411mmという数字に近いものでございましたが 今回の雨につきましては24 時間 わりと長時間降っておりますが 最大でも31.7mmという形で 1 時間雨量もしくは今回の これは南大居付近ですが 洪水到達時間内の雨量規模といたしましても1/2 程度以下ということで ピークとしてはそれほど大きな雨でございませんでした このような状況もありまして 結果的には レベル4のはん濫危険水位をこの付近で超えておりますが すいません 今の段階の県の被害状況の把握の中では 家屋浸水が発生していないというふうな状況でございます ただ 県道につきましては 冠水によって一時的な通行止めが発生しております 台風 6 号につきまして 簡単ではございますが 以上のような状況をまとめておりますので ご報告させていただきました 引き続きまして 今回の二級河川太田川の河川整備計画原案についてご説明させていただきたいと思います まず初めに 前回の委員会でご質問がありまして 委員会の中でもご説明はしておりますが それにつきまして 確認ということで改めて説明をさせていただきます まず1 点目 樋門についてですが 庄川と中里川だけですかと 井鹿川との合流点について どのようにされるのですかという趣旨のご質問をいただいておりました これにつきまして お手元の資料 2のほうにコメントのほうは整理させていただいております 県にご質問の趣旨と意見に対する県の考え方について書かせていただいております 回答といたしましては 本河川整備計画では 庄川 中里川 井鹿川の合流部について 太田川本川からの逆流を防ぐための合流点処理を考えております 合流点処理の方法は 庄川と中里川については樋門処理で考えております 井鹿川につきましてですが これにつきましては お手元の資料では1 枚めくっていただきますと図面がついております 前のほうでもスクリーンで映しますが ちょっと小さくて見づらいかと思いますので お手元の図面も見ていただければと思いますが こちらのほうに 仮に合流点処理を行わずに築堤により太田川本川から逆流する洪水があふれないようにするには 合流部から約 700m 付近まで これは現地を詳細に測量しておりませんが 現地の状況を概略的に判断いたしまして 約 700mまで築堤を行う必要があります -3-

その築堤につきましては あくまで本川と同程度の規模の築堤になりますので 盛土高が約 2.5m 天端幅が4mという大きなものになります そのため 工事費 用地買収費等を含めた事業費や また 用地等の関係から 地域への影響も大きくなると思われますので 現時点では水門の処理を考えております これらにつきましては 前回もお伝えしましたが 詳細につきましては 今後設計する時点において 地元と相談の上検討してまいりたいと考えております 続きまして 2 点目でございます 掘削と無堤部の築堤あるいは嵩上げということであれば 内水の排除が遅れるということが工事を実施したときにあり得るのですかという趣旨のご質問であったかと思います これにつきましては 回答としましては前回と同じなんですが 3ページ目に水位の状況の概念図をつけております 前のほうにも映しますが 前回の回答といたしましては 河川改修後は 太田川本川の洪水時にピーク時の水位だけでなく ピーク時前後の水位低下も相当見込まれ その結果 本川水位が背後の地盤高を超過する時間が短くなることから 同じ洪水である場合 内水の排除が早くなると考えておりますということで 今回 それにつきまして具体的にわかりやすく水位の状況を整理しております お手元の資料 そして 前にありますグラフなんですが この赤の線につきましては現在の河道の状況で 平成 10 年 9 月の洪水を再現した場合の あくまで河川の中の水位をあらわしております これが同じ規模の 同じ10 年 9 月の洪水が流れてきたときに これを河川改修後の水位を描きますと この青の線になります この結果 堤内地盤高 ここの緑の線で書いておりますが 前の2つの山では 河川改修以前では堤内地盤高を超えておるような状況でありましたが 堤内地盤高を超えない状況になります なおかつ 3 回目の波で こちらの堤内地盤高を超える時間が前回までトータル3つの山を合わせて290 分ございましたが 今回は120 分 この山の差が1m20cmということで 河川改修後につきましては 同じ洪水でありましても 内水の排除が早く可能になるというふうに考えておりまして 実際データ的にもそのようなことが想定されております もう1つ 3 点目でございますが 前回のご質問で 太田川流域では 雨量計などはどの程度設置されているのですかということです これにつきましても お手元の資料の4ページのほうに 太田川流域内における雨量計等の設置箇所について示しております 太田川の流域内におきましては 県の雨量計 下里 中里 西中野川 直柱の4カ所に設置しております また 気象庁の雨量計は色川という場所に1カ所設置されております 水位 -4-

計につきましては ちょっと前の絵が見づらいので申しわけないんですが お手元の資料の4ページで見ていただきますように 下里と南大居の2カ所に設置されております 今回 下里の水位計なんですが 今まで数字のデータのみ表示されておりましたが この15 日からインターネットの画面のほうで確認していただきますと ウェブカメラで 画像の更新は10 分ごとなんですが 河川の状況をインターネットで見ていただけるようになっております それをご紹介させていただきます 以上で 前回の委員会でいただいたご意見についての回答をまとめさせていただきました 以上までのところで 何かご質問等ございませんでしょうか 井鹿川水門で処理ということですが これは本川水位が高いときは水門を閉めるという ことですよね 事務局 はい その場合の井鹿川の流域の内水は 当然 川がはけないから内水になると思うんですけれども それも2 番目の問題と同じように そうでない場合に比べて時間とか量が小さくなるという理解でよろしいでしょうか 井鹿川についても 事務局今のご質問に対しまして 2 番目の回答になりますけれども 本川の水位が下がりますということで 井鹿川の水はけもよくなっていると思われることと まだきっちり検討はしておりませんが 太田川全体の流域に比べまして 井鹿川の流域が太田川全体こういう流域なんですが 井鹿川がこの流域です 当然 流域の時間差等 これが井鹿川になりますが 太田川 ここまでの流域がございまして 井鹿川の流域がこういう形になっておりますので 当然 降った雨の流出のピークの時間差のずれ等もございますので そのあたり 最終的にはきっちり検討いたしまして 水門処理にした場合でも 今 ご指摘のあり -5-

ました内水処理に対してどの程度影響があるのかも踏まえて検討いたしたいと考えており ます わかりました それから もう1 点ですけれども この1 2に共通してなんですが 水門あるいは樋門なんかの操作の問題ですけど それは人的操作 人による操作なんですけど 樋門は何か逆流防止がついているとか どういう操作をされる予定でしょうか 事務局また パブコメの中でも同じような電動化ということがありまして出てくるんですが 基本的にはできるだけ検討いたしましても省力化ということで おっしゃられたフラップゲートという逆流防止のタイプが一番操作等もなく 現地についているのもそのようなタイプだと認識しておりますが 今後 支川等の流出量も踏まえて 樋門の大きさがある程度の大きさになると そういうフラップゲートのタイプも適用ができるのかどうかというところがございますので 今後 詳細に設計する上で フラップゲート等できるだけ省力化 自動化できるようなものを考えたいとは思いますが それができない場合はどうしても人的操作という形になってくると考えております そうですか ということは かなり地元のご協力を得なければならないということにな りますね 事務局そうですね 操作等につきましては 今のところ 県にあるほとんどは地元の自治体さんに操作をお願いしておるような状況です また 何かございましたら最後にまとめてご質問いただいてもよろしいかと思いますが 続いて パブリックコメント 前回の委員会で原案のほうにつきましてご了解いただきましたので 今回 パブリックコメントのほうをかけさせていただいております パブリックコメントにつきましては お手元の資料 3のほうにありますが 今回 5 月 9-6-

日から6 月 8 日まで31 日間実施しております 閲覧場所につきましては 県庁河川課情報公開コーナーをはじめ 地域の東牟婁振興局新宮建設部河港課 那智勝浦町役場建設課 下里出張所 太田出張所 そして 県庁の河川課のホームページ等で閲覧していただけるような状況です これにつきまして ご意見いただきましたのは5 件ですが 内容的には28 項目のたくさんの項目のご意見をいただいております これにつきまして この28 項目についていただいたご意見 それに対する県の考え方についてお示ししたいと思います いただいたご意見につきましては お手元の資料の2ページ以降に 意見と意見に対する県の考え方を載せております この意見につきまして ところどころでございますが 前のパワーポイントを使いながら説明させていただきたいと考えております まず初めに 治水に関する分野のご意見を取りまとめております 1 番目 太田川は町が取水するようになってから 常水の流れが急激に細まり 特に中流は川底がせり上がり増水時には水の流れが悪くなり 護岸の欠損や支川への逆流等 特に尾谷川は流れに対し受口になり 耕地や住宅地への浸水が洪水時には常時となっている これを防止できるのは南大居の神社の上流の岩鼻を取り除いて増水時の川の流れをよくすること以外にない というご意見をいただいております これにつきまして 場所的には 前のパワーポイントで示しておりますが この付近 これを拡大しますと このような状況になっております ここにご質問にあります南大居の神社 こちらに諏訪神社というのがございます こちらの少し上流に岩鼻という ちょうど山がせり出したような状況がありますが このご意見の趣旨は これを取り除いてということで これを取り除いて水の流れをよくすること以外にないというご意見をいただいております これにつきまして 本整備計画では これにつきましては現状のままということで 対岸のこちらの築堤 下流は築堤 この付近は掘削をすることとしております こちらのご意見の中にもありました尾谷川の逆流につきましては 現在 こちらの堤防の築堤する事業を進めておりまして 今年度 この部分につきましては樋門を設置することとしております 逆流防止についてはそのような対応をする状況となっておりますというのが今の現時点の県の考え方でございます 横断的なイメージにつきましては こちらの横断につきましてはこの築堤 この黄色で塗っておりますところはこの掘削ということで 流下能力は確保できるということを確認 -7-

しております ご意見の2 点目でございますが 大宮橋を架け替えて川幅を広げてほしいということでございます 大宮橋は太田川の整備計画の中でこの付近 大宮橋がございます これにつきましては 本整備計画では大宮橋の下のこの岩塊を取り除くことで 整備計画の流量を安全に流すことが可能ということを確認しておりますので 整備計画上 これを取り除くこととしております ということで 大宮橋の架け替えまでは考えておりません という状況でございます ご意見の3 点目でございます 樋門は電動式にしてほしいというご意見がございます 今回 先ほどの尾谷川の樋門は 今年度設置予定になっておりますが そのほか 逆流防止施設としては 中里川 庄川の合流点 井鹿川と 現段階では3カ所の支川合流部がございます こちらにつきましては 先ほどご意見がございましたが 水門及び樋門の設置を考えているところにつきましては その形式について 今後 詳細設計で検討する規模等を踏まえ 操作者の方の負担軽減も考慮し 適切な形式を採用していきますということとしております また その他 この支川ではございませんが 例えば無堤部で築堤するところ等につきましては 水路等の合流部に新たな樋門等を設置する可能性がございますが そういう水路の樋門につきましても 現況を踏まえて適切な形式等を考えてまいります というのが県の考え方でございます 引き続きまして 4 点目でございます 4 点目 3.7km 付近 庄川合流部の無堤部について築堤してほしいというご意見がございます 3.7km 付近 庄川合流部はこの付近 庄川はこちらでございます この付近につきましては 考える会の中でもご意見いただいておりましたが 本整備計画では3.7km 付近 庄川合流部の無堤部について築堤を計画しております ということでございます このほか 無堤部につきましては1km 付近 2.2km 付近等ございまして そちらにつきましても同様に今回の計画では築堤を計画しておりますということでございます それと すいません 先ほどから整備計画の目標流量というご説明をいたしましたが 下に 印で書いております 今回の整備計画の目標流量は20 年に一度の確率で発生する降雨規模の洪水の 水という字がちょっと抜けております まことに申しわけございません 引き続きまして 5 点目でございます 中里側の既設の堤防につきまして 軟弱な堤防なので これから造る堤防はコンクリート張かブロック石コンクリート積にしてほしい -8-

平成 13 年の大水害時には堤防の天端を75cm 強オーバーしたので 現在より1.5m 高く造ってほしい 現在は堤防の天端幅が3m 強であり 農作業車を利用させてほしいので 4.5m 幅にしてほしい というご意見がございます これにつきまして 中里付近の堤防ということで 前のほうに中里付近の堤防を拡大しております まず初めに 堤防の構造なんですが 本河川整備計画では 整備計画の目標流量を安全に流下させるため 河道掘削 築堤を計画しており 洪水に対し必要な箇所について護岸を設置することとしております 護岸につきましては 今後 現場状況等を考慮し 詳細設計時に適切な構造 形式を検討してまいります ということで 洪水 水衝部である また 流速等を勘案して これにつきましては適切な構造を採用していきます 堤防の高さ 幅につきましては 堤防高につきましては計画上の堤防高 そして 堤防の幅につきましては 流量ごとに河川管理施設等構造令というのが定められておりまして 今回 この構造令に基づきまして 4mという幅になります このため 農作業車等のご利用につきまして 必要であるのであれば 河川管理者である県と町道等の場合でありましたら那智勝浦町になりますので 那智勝浦町と協議の上 町道として認定していただいて整備していただくことになろうかと考えております このご意見については 町のほうに伝えております 引き続きまして 6 点目でございます 大津波を考えると 下流の堤防をさらに高くしてほしい 洪水 津波対策として土砂の浚渫をすべき 浚渫土砂は隣接する江川の防波堤 ( 土堤 ) 造成に活用していただきたい 早急に江川の堤防を延長整備してほしい 土堤ならハマボウ 桜などを植えられ 自然環境上好ましいとのご意見をいただいております 和歌山県では 東南海 南海地震等の津波に対しまして 津波から 逃げ切る! 支援対策プログラム というものがございまして 本河川整備計画におきましても これに基づき 河川堤防を整備することによって第一波による浸水を抑制し 避難時間を確保し 逃げていただくように考えております 津波対策につきましては 河川事業だけでなく海岸事業 そして ご意見がございました江川につきましては 那智勝浦町管理の河川でございますので 管理者である那智勝浦町とも連携を図り 津波対策を進めてまいりたいと考えております もう1つ 洪水対策につきましては 整備計画の目標流量に対し流下能力が不足している箇所について 計画の高水水位以下になるように土砂掘削や築堤による整備を行うこととしております -9-

ご意見のございました掘削土砂の有効利用につきましては 那智勝浦町など 関係機関と調整の上 活用できるものについて検討していきたいと考えております という県の意見でございます 河口付近 この付近につきまして 前に示しております この付近の掘削に関しましては この黄色の範囲について掘削する計画になっております ご意見のございました江川はこちらの河川でございます 次に ご意見の7 点目でございます 中野川や井鹿川のように 雨が降らないと干上がってしまうような河川においても 貯水やはん濫防止を行うこと とのご意見をいただいております こちらにつきましては 井鹿川 この地点でございますが 雨の降らないときには ちょっと写真が見えづらくて申しわけございません 川床が干上がって このような状況になっております これは合流点から少し上ったあたりの写真でございます このようなご意見をいただいておりますが 本河川整備計画では まず第一に 本川のはん濫による浸水被害の軽減を優先し 計画的に河川工事を実施する区間として 本川の河口から太田橋付近の5km この付近から太田橋までの5kmを整備することとしております このため 太田橋から上流の本川や中野川や井鹿川などの支川につきましては 河道内において 土砂 流木 樹木等によって川の流れが阻害されていないか点検した結果 治水上問題があると判断した場合には 洪水や高潮時に河川の疎通機能を十分発揮できるよう 河道断面の維持に努めることとしておりますが 貯水という言葉では 現段階では整備計画の中では見込んでおりません これにつきましては 河川整備計画本文の13ページ 4.2.2に河川維持の種類及び施行の場所として記載しております 引き続きまして 4ページ目の項目 8 番でございます 台風と大雨時において 一時避難的にため池や貯水池の造成を行うこと というご意見をいただいております これにつきまして 本河川整備計画では 既存の施設がある小匠ダムによる洪水調節を考慮し 河道の整備を行うことにより整備計画の目標流量を安全に流下させることとしております このため 一時避難的にため池や貯水池の造成とのご意見ですが 県といたしましては 本河川整備計画に基づき 河道の整備を進めることが抜本的な浸水対策と考えておりますので これを進めてまいりたいというのが県の意見でございます 9 点目 平成 13 年洪水を踏まえ 床下浸水までは仕方がないとして 広く行き渡るよう -10-

な浸水状態をつくり出す河川整備を行うこと というご意見をいただいております これにつきましては 太田川を考える会等でも議論がございましたが 本河川整備計画は今後概ね30 年間に河口から太田橋付近までの5km 区間について 20 年に一度の程度の確率で発生する降雨規模の洪水を目標流量として 河床掘削 築堤等の整備を行うことにより 目標流量を安全に流下させる計画としております ご意見にあります平成 13 年洪水ですが これは50 年に一度程度の確率で発生する洪水でありまして これに対応した整備を行うこととした場合 本河川整備計画と比べ 河床掘削や築堤の規模が大きくなります このため 概ね30 年間の整備期間内では 本河川整備計画の計画的に河川を実施する区間 今 太田橋まででございますが これにつきまして工事の規模の増大等によりまして これを大幅に短縮することを考えなくてはならないような状況になります これにつきましては 平成 10 年 13 年の浸水状況から 太田川を考える会においても 太田橋付近までを 河川整備に対する要望もございまして また 本河川整備計画に基づく整備後につきましては 平成 13 年規模の洪水に対しましても河川の水位低下が図られることにより浸水被害軽減効果が期待できることから 本河川整備計画では 規模 区間を現計画のように定めております ということでございます 治水の意見については 以上 9 項目ございました 引き続きまして 環境ということで10 点目の意見でございますが シロウオなど魚類の繁殖しやすい環境が整備されるべきというご意見をいただいております これにつきまして 本河川整備計画では 太田川流域の持つ自然環境を保全するとともに 沿川地域の環境との連続性や上下流の連続性に配慮し 生き物に優しい川づくりを進める 護岸を設置する場合において 生物の生息 生育環境に配慮する 具体的には アユ ハゼ類など 多様な魚類の生息場となっている瀬や淵などをはじめとする多様な河川環境については 治水対策との調和を図りつつ保全に努めることとしております ということが下に参考で書いていますが 本文の7ページから8ページの3.3.3 河川環境の整備と保全に関する事項に記述させていただいております お手元の資料 1 枚をめくっていただきまして 5ページの11 点目でございます 極力コンクリートブロックなど人工物は使用せず 法面に自然石を利用するなどして 景観の中に護岸がマッチするようにする というご意見をいただいております これにつきまして 自然石につきましては 現地に護岸に利用できるような石が少なく 利用は難しいと考えております 景観につきましては 今後 護岸の詳細設計時に 例え -11-

ばブロックを使用する場合 現場状況やコスト面での制約はありますが 景観に配慮したブロックを検討するなど 配慮してまいりたいと考えております これにつきましては 7ページの3.3.3 河川環境の整備と保全に関する事項にも記述しております 続きまして 維持管理に関するご意見として 12 点目でございますが 下流域は護岸整備とともに河床の土砂の浚渫を行い 中流域を含め 水流の緩慢な場所には簡易堰堤等 ( 小型木製堰堤や木製テトラポット ) の設置をし よりよい水量と水質を育成すること 2 点目は 生活排水 農業排水 ( 農薬 ) 漁業排水 ( 養殖場などに使用される洗浄薬 ) の管理を継続的に調査し 水質保全に努めることとのご意見をいただいております これにつきましては 本河川整備計画では 現在の良好な水質を維持できるよう 河川清掃活動を通じて 地域住民の水質に対する意識の向上を図る 水質事故が発生した場合には 関係機関との連携により早期発見と適切な対処に努めることとしております なお 生活排水等につきましては 関係機関 主に地元の那智勝浦町さんになりますが 情報を共有し 連携を図りながら水質の保全について努めてまいることとしております これにつきましては 13ページの4.2.2(4) 水量 水質の保全というところに記載がございます 引き続きまして 河川利用につきまして 13 点目でございますが 下里神社近くの広大な河川敷を運動公園として整備したどうか 近くに下里中学校と建設予定の保育園があり 生徒 児童等による利用も想定される 上記河川敷から対岸の八尺鏡野に渡る簡単な掛橋 ( 歩行用 自転車用 ) があれば便利なのだが 上記河川敷から河口に至る水辺道があれば 親水散策道として申し分ない 休憩施設として東屋などを設置してほしい 護岸天端は人や自転車が行き来できるような構造にすること そのために 太田橋 大宮橋 下里大橋から右岸 あるいは左岸へ護岸を利用して渡れるようにする 井鹿川など 支川の合流部では天端が不連続になり 歩道や自転車道として連続した利用ができない そのため 合流部にカルバートなどの簡易橋で横断できるようにしてほしい とのご意見をいただいております これにつきましては 冒頭あります下里神社近く 下里神社 これ 河口でして こちらに下里神社がございます この付近の河川敷のことを言われておるんですが これにつきまして 本河川整備計画では 河川特性等を考慮の上 水辺に近づきやすい工夫に努めることとしております ただ 河川敷を利用した運動公園等の整備につきましては 地域 -12-

の自治体により整備 管理していただくものですので ご意見については那智勝浦町に伝えてまいりますと また 掛橋の設置に関するご意見につきましても 同様に那智勝浦町に伝えてまいります 先ほどもありましたが 太田川の堤防天端につきましては 河川管理施設等構造令に基づき 幅 4mの計画でございまして 管理用通路としての機能ももちろんあります 堤防の天端は管理上支障のない限り自由使用ですので 散策路等としても利用も可能ですが 安全に通行していただくためには 舗装等の整備や道路としての認定も必要と考えられますので 利用状況等も踏まえ 那智勝浦町との連携を図りながら検討をしていきたいと考えておりますというのが県の意見でございます 引き続きまして 次のページ 6ページの14 番 護岸と河畔は階段でつなぎ 水泳 その他レジャーで河原が利用できるようにする ( そのために堆積土砂の撤去は最小限にとどめる ) とのご意見をいただいております これは 先ほどのご意見とも関連するかと思いますが 現在 水遊び場として利用されている瀬 淵等 河原の利用されている箇所につきましては 地元と調整の上 その機能を基本的に確保できるよう 今後 詳細設計時に検討してまいります これらにつきましては 遊泳場所等に設定されているところが太田川に数カ所ございまして 考える会の中でもご意見はいただいておりました 堆積土砂につきましては 整備計画の目標流量を安全に流下させるために 必要な箇所について掘削を行うこととしておりますので 基本的にこれが必要最小限と考えております 引き続きまして 15 番 河畔林を残すことで河原との共存を考え 上記と関連してレジャーができるようにする というご意見をいただいております 河畔林につきましても 整備計画の目標流量を安全に流下させるために必要な箇所について伐採を行うこととしております また 計画的に河川工事を実施する区間におきましても 流下阻害等 維持管理上支障となる箇所の伐採を行うこととしておりますので これにつきましてはご理解願いますということでございます 申しわけございません 先ほどの説明の中で 水遊び場ということをご紹介しましたが 現地のほうでは この0.6km 付近 この付近 2km 付近 そして4.2km 付近 この4.8km 付近が水遊び場として利用されております 場所によっては ちょっと小さくて申しわけありません 水泳場としての看板も現地のほうに設置されております -13-

今ご説明した河道内樹木の伐採における基本的な考え方でございますが 計画の水位を確保するに当たりまして 1つは河川の河道を掘削するところ これにつきましては 掘削に伴いまして樹木伐採をいたします そのほか 掘削はございませんが 流下能力確保のために伐採するところもございます これにつきましては2.6km 付近の横断でございますが 平面的に樹木伐採のイメージでございます こちら河口でございまして 太田川がございます この付近につきましては エノキ アカメガシワ モウソウチク等がこの紫の範囲にございまして これを伐採する計画となっております この上流につきましては このような状況で この付近については主にモウソウチクが繁茂しております その上流 この付近もモウソウチクがございまして この左岸側につきましては スギ ヒノキ そしてモウソウチクがございます 先ほどご紹介しました 2.6kmの断面はこの付近でございます この点々で囲っておりますが 掘削は行いませんが 樹木伐採において流下能力を確保することを考えているところにつきましては この青い破線で囲っております この上流 モウソウチク等 こちらのほうが引き続き スギ ヒノキ モウソウチク等で樹木伐採のみを行うところ この付近につきましては スギ ヒノキが生えておりますが 河床掘削も行います こちらがモウソウチクという形になっております こちらが上流の4.8kmの太田橋付近 ここまでが計画的に河川工事を実施する区間になっております 引き続きまして その他といたしまして 16 点目でございますが 上流域の山林等の手入れがなされていないため 保水力が弱くなっている 小匠ダム上流や色川水系においては 両岸の森林について間伐を行い 広葉樹の生育を助長すること とのご意見をいただいております この流域に関しまして 那智勝浦町に確認したところ 市町村森林整備計画に基づき整備を行っていくということを確認しております そして 17 点目 小匠ダム上流に向けての道路整備とダムの堆積物を浚渫すること とのご意見をいただいております 小匠ダムにつきましては 県の農林のほうの所管のダムでございますが こちらの小匠ダムから上流に向けての道路は町道となっております この道路整備についてのご意見につきましては 那智勝浦町のほうへ伝えております -14-

小匠ダムの堆積物につきまして 小匠ダムの管理者である県農林水産部の確認したところ 現時点では洪水調整機能に影響はないとのことで 浚渫については現時点では考えていないとのご回答をいただいております 最後になりますが 18 点目 小匠ダムに揚水発電など水力発電機能はあるのか ( 小水力発電が注目されているので 何とか有効利用できないか ) というご意見がございます こちらにつきまして 小匠ダムを所管する県農林水産部に確認したところ 現在 小匠ダムには水力発電機能はございません また ダム形式からも小水力発電施設としての有効利用は難しいとのことです 小匠ダムにつきましては 洪水調節用のダムでございまして 普段は基本的にほとんど空っぽの状況でございます このようなダムでございますので 小水力発電としての利用は難しいとの判断でございます パブリックコメントにつきましてご意見 そして それに対する県の回答を説明させていただきました これにつきまして 何かご質問等ございましたら よろしくお願いいたします 1つ補足としまして 1ページ目にパブリックコメントの回答 5 件 28 項目としております 今 私が説明させていただきましたのは 全部で18 項目にまとめておりますが すいません その各項目ごとの中に点として幾つかの項目がありまして それをまとめて18にしております この小さい小項目を累計しますと28 項目あるということです 委員 5 件ということは 5 人の方から意見が出されたということなんですか 事務局 はい そうです 委員 それはどこの方なんですか 事務局 町内の方が 4 名 町外の方が 1 名ということでございます -15-

すいません ちょっと訂正させてください 町内が 3 名で 町外が 1 名で 住所を書かれていない方が 1 名いらっしゃったということ です 申しわけございません それでは これで原案の討議に入ってよろしいでしょうか それとも まだ何かご質問 あるでしょうか 事務局もう1 点 資料 4でございますが 今回 パブコメ等を受けた中では修正を特にしておりませんが 考える会等でも 概ねの川幅等のご質問もありまして それにつきまして 今回 記載をつけ加えております これが本文の11ページのところで 前回 この整備計画の委員会で提示させていただいた案から 今回 一部修正を加えております これにつきましては 資料 5の整備計画の原案の11ページに横断形を示させていただいております 縦横縮尺比が違うということですね 事務局 はい それは 1 対 4 になっているんですか だから 縦は推進方向が 4 倍に拡大してあるという ことですね 事務局そうです 以上のようなところが前回からの原案の修正といいますか 追加したところでございます -16-

事務局からの説明は以上でございます ありがとうございます パブリックコメント 非常の多くの意見を出していただいたということで それだけ地域の方々 全員が流域の方かどうか それは今のご回答ではよくわからないんですが それだけ関心が深いというふうなことの反映だろうと思っております それで それらを踏まえて 資料 5の原案ということになっているわけですね そういうことでよろしいですね 事務局 はい 今日のあれは素案と書いてあるけど これは原案の 事務局 すいません 原案の間違いでございます 失礼いたしました ただいま これで原案の説明というか 今までずっと出てきたものに対するいろんな修正なりを加えた結果が今回の資料 5になっているということでありますが これまでの討議全部ひっくるめて何かご質問なりご意見ありましたらお願いしたいと思います 太田川につきましては これまでで計 3 回になるわけですかね 大体細部まで見ていただいていると思いますが 私が1つ気になっていますのが これ 前回は3 月 17 日だったですね 例の東日本大震災が起こって まだ1 週間もたっていなかったときで 津波がひどい あんなにひどい津波だということはテレビで見てとってわかったんですが それが例えばこっちのほうに来るとか来ないとか 近畿のほうで考えなければいけないとか そういうことまで まだあの当時では 議論は 世の中全体がそういうふうに動いていなかったものですから この太田川の津波についても それほど議論は進んでいなかったような -17-

気がするんですが 東日本大震災を受けて 津波に関する記述はこの原案のとおりで 今日出てきました資料 5の原案でよろしいかどうか また見直される用意はあるかどうか その辺はどうなんでしょうか 一部では 大阪の知事なんかが 面積で5 倍でしたかね 浸水面積が 事務局 たしか津波の高さを 2 倍にして面積を出し直され 5 倍じゃない その数字はうろ覚えです 随分大きく想定し直されて 計算はああいう具合にしてできるんですけれども それで さて どう対策するかということは そう簡単にはいかないだろうと思うんですけども 和歌山県としては ああいう近畿全体の動きをとらえて 踏まえた上でどのような見直しをされる用意があるかどうか その辺ちょっとお聞きしたいんですが 事務局現時点で 和歌山県といたしましては 東北の大震災を踏まえまして 地震 津波に対して防災 減災対策の総点検といたしまして 短期的 中期的 長期的な対策について検討を進めておるところでございます ただ これにつきましても 現時点でこの地震の規模 今後 現時点では東海 東南海 南海地震 3 連動に対する津波のシミュレーションを行いまして これに基づき逃げ切るという避難支援対策プログラムを作っておりますが これ自体は 現時点では まだこの施策に沿って進んでいくものと考えております ただ 今後 津波外力等変わってきまして 当然 今 会長がおっしゃったように 浸水エリア等の見直し また 津波の高さ等の見直しがあるかもしれませんが それにつきましては それに基づいて施策自体が変わればその時点で また この整備計画の見直しが必要かと思いますが 現時点では今の津波避難対策のプログラムに基づいてこの整備計画で進んでいく方向性には変わりはないと考えております わかりました -18-

ということは この資料 5の7ページの中ほどですか 真ん中あたりに 東南海 南海地震等 等が入っているから 東海も含むかもしれませんし それ以外の地震も含むかもしれないということなんですが 津波対策を実施するということで そこで書き込んであると 事務局あくまで 今の中では人的被害を防ぐことを目標としております 目標自体に変わりなければ この整備計画はそのまま妥当である形になります もし この目標自体が 設定が変わるようであれば その時点で また検討させていただくことになろうかと思います わかりました いかがでしょうか よろしいでしょうか 別に津波だけじゃなくて ほかの点でも 委員 今の点なんですけども やはり今回の震災を受けて 検討中であるというようなことを 一言加えなくてもよろしいんでしょうかね 事務局今の時点で 当然 津波の想定自体はいろんなそのときの知見で変わっていくかと思いますが あくまで人的被害を抑えるという目標自体は基本的に変わらないと考えてはおりますので 想定自体が若干変わったとしても この整備計画の本文 資料 5の7ページに書いておりますことが 今後発生の可能性が高いと言われている東南海 南海地震等による津波から安全に避難し 人的被害を防ぐことを目標というのは 私どもとしては 現時点で この方向性としては問題ないと考えておりますし その想定は確かに今後検討されるかもしれませんが その想定自体が変わっても この整備計画の本文には影響はないものと考えておりますが 委員 ただ 一方でかなり想定外という言葉が頻繁に聞かれましたよね それで 津波対策の -19-

ブロック等も完全に破壊されたというふうなことがございましたよね その想定自体が今後変わることは十分予想される 多分県でも検討されていると思うんですけども そういう準備も始めていますよということが伝わるような表現というのを一言入れたほうがいいんじゃないかなという気もするんですけども 事務局想定外の話につきましては その下のところにも書いておりますが 基本的に 今 私言ったのはハード整備の話で 想定外につきましてはその下のところ さらにとありますが 整備途上段階における施設能力以上の洪水や想定外 整備目標流量を上回るような洪水または津波 これが想定外のことを書いておりますが これにつきましても 被害を最小限に抑えるために洪水ハザードマップや津波ハザードマップ これは想定が変わりましたらハザードマップを更新して 住民の皆様方に啓発していくことになりますので 今 高須委員おっしゃられたことについても この整備計画の中に位置づけられていると考えております 津波は河川課が所管されているわけ 行政の縦割りの話をして恐縮なんですけども 直接やっておられるわけではないんですよね もちろん水にかかわることだから 全然無関係というわけではもちろんありませんけれども 県としては また津波対策というのは別途考えられる部署があるということですか 事務局 津波対策もハード整備とソフトがありますが 必ずしも河川に絡まないところも出てきますよね 海岸ということではね 事務局 海岸も出てきます 一つのソフト的な話 住民避難等につきましては総合防災課というところで考えており -20-

ます あと そのハード整備につきましては もちろん河口付近については河川課が関係しますが あと 海岸につきましては 県土整備部では港湾整備課というところで海岸事業をやっております ハード整備につきましてはそういうところ あと たしか耕地の関係につきましても海岸事業がありましたので 県といたしましては そういうハード整備については連携して取り組んでいくことになります 河川サイドとしてみれば ここで書いてあることで 現段階では書き込んであるという認識だということですね 津波は全部で 県を挙げて取り組んでいただかなければ 特に和歌山の場合は震源にも近いということもありますし 外海にも面しているということもありますから これから鋭意取り組んでいただきたいというふうに思っております ほかはいかがでしょうか 津波にかかわらず 全体を通じましても よろしいでしょうか ご意見ないようでしたら 今日示していただいた原案どおりに賛成いただくということでよろしいでしょうか 特別委員いろいろと この太田川の河川の整備にかかってご検討していただいたんですけども 当初から言えば 第 1 回 1 月の何日に現地の視察をしていただいて そして その後 これまた別の組織なんですけども 太田川を考える会のときに県の担当者が来てくれて 説明をしてくれてます それを受けて 関係する各区長は それを 説明を持って帰って 各区民に一応説明をし 報告をしています ですから その当時 同意書というのが出ていると思います 県のほうか町のほうから この行為に関して 関係する区は同意しますというのがあると思うんです 恐らく 同意書というのを出したと思います この間も 井鹿の区長さん カメイ君というんやけど その当時にちょうどおって これ 今がたがた言うんじゃなしに もう僕ら説明して 同意書出してあるんやで ということなんですよ ですから もう なるべくやったら 地震があって 津波も来る いろいろ災害も起きるから 工事を少しでも早くするように いろんな諸問題もあるやろうけども それはそれとして 早く工事が始められるよう 開始するようにお願いしたいということなんです -21-

ですから この間も 18 回の会がここで終わられた後 地元の委員会に説明し そして また 地元の各関係区長さんに集まっていただいて このようになっているんです いろいろ樋門の問題とか 水引きの問題とかもあるけども それより まず最初に 工事が始められるようにやっていただく そして こういう大きな地震が来て この間も集まったら 今 国政はなかなか見直す時期があるかもわからん この工事が それはそれなりに仕方がないことなので 仕方がないことである中でも 我々も将来 恐らくないとは言えんので そこは少しでも早くこの工事に着手して 下のほうの 下のほうだけではなしに どうせ上のほうも ああいう冠水状態のときに大きな地震が来て 小匠ダムが決壊しても さほど被害はないと思うけども 満水状態のときに例えば割れたら それは大きな被害になることは間違いない ですから 少しでもそういう被害が最小限に食いとめられるように 県にお願いして 県も工事を早く始めていただきたいと これはこの間も集まって 3 月 25 日に そして その後でしたか また集まって話して そのように各区へ伝えるから 県のほうへ早期工事が着手できるようにお願いしたい ですから 諸問題 樋門の問題あるけれども 下からずっとやってくるうちに わしら 我々 それこそ死んでおらんかもわからんけど そのときはそのときで また若い衆が何とか考えるやろというようなことを冗談を言いながら 何せ下のほうからどうせやるんでね なるべくやったらお願いできたらということですよ ですから 確かに水の引きも遅くなるかもしれんけども やっぱりやってみんと 河床が下がれば それだけ水の流出も多くなって下がるという可能性は確かにある ですから 今日も家を出る前に ある1 人の人から電話があって それは八尺鏡野の人なんですけども この工事はもう始まるんですかと もう始まるようになりますよと僕は言うたんです やるんやったら 川の木を切らないでください 川の中に立っている木をね 竹やぶを切って工事しないでくださいと 護岸工事は自然工法でお願いしますと言うてきたから それはちょっとなかなか難しいだろうと ああいう大きい水害の対策というのは どうせブロック工事をするのか そういうものになるだろうということであったわけなんですけども でも そういうふうにしてやっていただけたら 津波って ほんとうに止められますか と 止められますとは言えんけども ある程度の潮位に対する津波なら食いとめることができる でも これ 1 年や2 年で 何十年先の工事のうちに この工事が終わるまで地震がなかったら それまで待っておってくれたらええけど それはいつ来るかわからんから 少しでもやれるところをやっていただくほうがええんじゃないかなという私は話 -22-

したんですけども そういうことであります 別に あんまりこのパブリックコメント 資料も 太田の役場へ行ったんですけど 2 人ぐらいしか見てなかったということで あんまり大して興味がないのかなと思うんか そんなことを言うたら叱られるけど ええっと言うておったんですけど そういう感じなんですけど どうもありがとうございました 地元から非常に強い要望が出ておりますので ぜひ県のほうもしっかり受けとめていただいて 進めていただきたいというふうに思います それでは 以上をもちまして これで太田川の整備計画に関しましては原案どおりで承認するということにしたいと思いますが よろしいでしょうか ( はい の声あり ) どうもありがとうございます それでは これで太田川水系の整備計画に関する審議を終了いたします 了 -23-