国土交通省告示第五百十五号

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【最終稿】別添2

外皮については 地域の区分 ( 建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令第 1 条第 1 項第 2 号イ⑴の地域の区分をいう 以下同じ ) に応じ 断熱及び日射遮蔽のための措置を講じた構造 ( 以下 断熱構造 という ) とすること ただし 次のイからヘまでのいずれかに該当するもの又はこれらに類す

第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

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Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料

3. 線熱貫流率の求め方鉄筋コンクリート造等の住宅の線熱貫流率は 以下の (1) から (3) までの方法により求める 100 分の 1 未満の端数を切り上げた小数第二位までの値とする (1) を含む壁体全体の貫流熱損失 (Qw) を求める { 熱橋長さ (W)=1m} 壁体の長さ (L W ) の

( 第二面 ) 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏名 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 2. 代理者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 3. 設計者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 4. 備考

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第1章第2章第3章第4章36 解説計算の流れ基準の解説取得率の解説得率の計算の流れ得率の基準の解説消費量基準の概要消費量基準の解説資料ロ UHi は 当該部位を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ 熱橋 ( 構造 部材 下地材 窓枠下材その他断熱構造を貫通する部分であって 断熱性能が周囲

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性能基準 計算ルート 性能基準 計算ルート の評価フロー項目 床 壁 天井等は断熱材以外にも色々な材料で構成されていますので 各材料の熱伝導率と厚さで熱抵抗値を求 め それを合算して各部位のを逆算します 計算で求める方法が3種 あらかじめ示された構成の数値で求 める方法が2種あります 面積を拾う 詳

[ 建築主等に関する事項 ] 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏 名 ハ. 郵 便 番 号 ニ. 住 所 ホ. 電 話 番 号 ( 第二面 2. 代理者 イ. 資 格 ( 建築士 ( 登録 第 号 ロ. 氏 名 ハ. 建築士事務所名 ( 建築士事務所 ( 知事登録 第 号 ニ. 郵便番号

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

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ARCHITREND ZERO 外皮性能計算編

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『省エネ等級4取得のための設計・申請・施工サポート』

長寿命住宅(200年住宅)税制の創設 (登録免許税・不動産取得税・固定資産税)

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第2章 事務処理に関する審査指針

3.11 単板ガラス JIS R3202 に定めるフロート板ガラス及び磨き板ガラス JIS R3203 に定める型板ガラス JIS R3204 に定める網入板ガラス及び線入板ガラス JIS R3206 に定める強化ガラス JIS R3222 に定める倍強度ガラス JIS R3208 に定める熱線吸収

[ 建築主等に関する事項 ] 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏 名 ハ. 郵 便 番 号 ニ. 住 所 ホ. 電 話 番 号 ( 第二面 2. 代理者 イ. 資 格 ( 建築士 ( 登録 第 号 ロ. 氏 名 ハ. 建築士事務所名 ( 建築士事務所 ( 知事登録 第 号 ニ. 郵便番号

章の表紙

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

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( 第二面 ) [ 建築主等に関する事項 ] 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏名 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 2. 代理者 イ. 資格 ( ) 建築士 ( ) 登録第 号 ロ. 氏名 ハ. 建築士事務所名 ( ) 建築士事務所 ( ) 知事登録第 号 ニ. 郵便番号 ホ.

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給水管 給湯管又は排水管の維持管理又は更新の容易性を高める工事 木造 鉄骨 RC イ 給水管又は給湯管を維持管理上有効な位置に取り替える工事 ロ 排水管を維持管理上又は更新上有効なもの及び位置に取り替える工事 ハ 給水管 給湯管又は排水管の主要接合部等を点検し又は排水管を清掃するための開 口を床 壁

税制の手引き_告示_CS6.indd

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結露の発生を防止する対策に関する試験ガイドライン

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5) 開口部窓 引戸 框ドア ドアを含んだ総称をいう 6) 外皮等熱的境界および共同住宅における界壁 界床をいう 7) 外皮平均熱貫流率内外の温度差が1 度の場合の部位の熱損失量の合計を外皮等の面積の合計で除した値をいう 8) 界床共同住宅において各住戸間を区切る床のこと 戸境床ともいう 9) 框ド

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説明書 ( 耐震性 ) 在来木造一戸建て用 ( 第二面 ) 基礎根入れ深さ深さ ( mm ) 住宅工事仕様書 適 基礎の 立上り部分 高さ ( mm ) 厚さ ( mm ) 基礎伏図 不適 各部寸法底盤の寸法厚さ ( mm ) 幅 ( mm ) 基礎詳細図 基礎の配筋主筋 ( 径 mm ) 矩計図

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< 被害認定フロー ( 地震による被害木造 プレハブ > 第 次調査 ( 外観による判定 一見して住家全部が倒壊 一見して住家の一部の階が全部倒壊 地盤の液状化等により基礎のいずれかの辺が全部破壊 いずれかに いずれにも ( 傾斜による判定 全壊 外壁又は柱の傾斜が/ 以上 ( % 以上 ( 部位

3.7 外皮平均熱貫流率内外の温度差が 1 度の場合の部位の熱損失量の合計を外皮等の面積の合計で除した値をいう 3.8 界壁共同住宅等において住戸と他住戸等を区切る壁のことをいう 戸境壁ともいう 3.9 界床共同住宅等において住戸と他住戸等を区切る床のことをいう 戸境床ともいう 3.10 框ドア出入

Microsoft Word - 02_第1章.docx

目 次 固定資産税とは 1 固定資産税を納める人 ( 納税義務者 ) 1 税額計算方法 2 課税標準額 2 免税点 3 納税方法 3 土地に対する課税 4 評価のしくみ 4 地目及びその評価方法 4 路線価 5 時点修正措置 5 課税標準額のしくみ 6 税負担の調整措置 6 税負担の調整措置の見直し

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5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

アクリアネクスト ( 高性能防湿フィルム付 50ミクロン厚 JIS A 6930 同等品 ) の規格ご案内アクリアのご案内 ( 省エネルギー対策等級 4 向け ) 製品記号 ACN アクリアマット ( 防湿フィルム付 18 ミクロン厚 ) の規格 製品記号 ACM JIS A 9521 : 住宅用人

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【配布資料】

平成25年省エネルギー基準の評価フロー 平成25年省エネルギー基準の評価フローは大きく分けて3種類 性能基準 計算ルート で2種 仕様基準で1種です 仕様基準の附則は当分の間使用可となっています 建築主の判断基準 本則 設計施工指針 性能基準 計算ルート 仕様基準 外皮の性能 外皮の仕様 躯体の断熱

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フォームフォーム考資料ウレタンフォーム押出法ポリスチレンフォーム断熱ェノールフォームフ材 A 建材名称 λ A 1 種 b B C A 2 種 b B C A B a C D 硬質ウレタンポリエチレン吹付け硬質 熱貫流率 (U 値 ) 計算

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

住宅エコポイントの実施について ( 制度概要 ) 1. ポイントの発行対象となる工事の期間 ( 終了しました ) (1) エコ住宅の新築平成 21 年 12 月 8 日 ~ 平成 23 年 7 月 31 日に建築着工 ( 根切工事又は基礎杭打ち工事の着手 ) したものを対象とします なお 平成 22

Microsoft PowerPoint - 資料5 省エネ改正

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藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

Ⅱ. 対象住宅の性能要件 1. エコ住宅の新築及び完成済購入タイプ次のいずれかに該当する新築住宅をポイントの発行対象とします なお ポイントを申請する際には 下記の基準に適合することについて等の第三者機関による証明を受ける必要があります (1) 一般住宅 ( 全ての構造 ) 次のいずれかに該当する住

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3. 用語の定義 第一章の定義を適用する 4. 記号及び単位 4.1 記号 本計算で用いる記号及び単位は表 1 による 表 1 記号及び単位 記号 意味 単位 一般部位の部分の面積比率 - 側窓の伝熱開口面積 m 2 側窓の伝熱開口面積 m 2 一般部位の部分の層の建材等の厚さ m 一般部位の部分の

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JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521

補助の対象者 ( 申請者 ) 市内に自らが所有し 居住する住宅を改修する方 現在はまだ居住していないけれど 市内に所有している住宅を改修して居住する方 市税の滞納がない方に限ります 補助の対象となる住宅 バリアフリー改修工事の場合 一戸建ての住宅 併用住宅 ( 住宅部分 ) 長屋 共同住宅 ( 専有

茨木市では 緑あふれる魅力あるまちづくりを進めるため 民有地での緑化について その費用の一部を補助しています 生垣を設置 壁面を緑化 道路に面して新たに生垣を設置する 道路にはみ出している生垣を改良する [ 生垣緑化 ] 道路 壁面 擁壁 フェンス 市街化区域で 道路から眺望できる建築物や擁壁の壁面

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鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

1 市川市耐震改修助成制度 の概要 この制度は 市民の皆さんが所有し かつ居住する木造戸建住宅について 市の助成を受けて行っ た耐震診断の結果 耐震性が低いことから市に登録した木造住宅耐震診断士による耐震改修を実施した場合に 耐震改修設計費 耐震改修工事 工事監理費及び耐震改修に伴うリフォーム工事費

記入例 計算結果 -1 青字 : 自動入力 住宅の外皮平均熱貫流率 外皮平均日射熱取得率及び日射熱取得量 ( 冷房期 暖房期 ) 外皮熱損失量計算書 ( 登録番号 ) 省エネ邸 新築 工事 ( 作成者 ) 印 ( 所属 ) 省エネ太郎 株式会社 コーポーレーション 支店

名称未設定-3

蛍光ランプのみを主光源とする照明器具のエネルギー消費性能の向上に関するエネルギー消費機器等製造事業者等の判断の基準等 平成 11 年 3 月 31 日通商産業省告示第 191 号 ( 廃止 制定 ) 平成 16 年 1 月 22 日経済産業省告示第 8 号 ( 一部 ) 平成 18 年 3 月 29

ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準 施工に施工部材の木造下地の鉄骨下地のその他各部外張断熱装飾部材の軒天材の工事管理 9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 外張断熱工法については 住宅会社 設

第 6 章 シート防水資料集 尚 今回の改正では 省エネ法に基づく届け出 定期報告の対象範囲については H21 年 4 月 1 日の法改正 施行内容に変更はなく その内容については下表に示す 対象建築に係る届出維持保全状況の報告 床面積 2000 m2以上の建築物 ( 第一種特定建築物 ) 床面積

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面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

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耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

Taro-フロン排出抑制法施行令

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】


1 外皮断熱性能の強化 1.1 断熱強化の必要性 昭和 40 年代以降 大量に供給された公営住宅ストックを建て替えのみで更新していくことは困難であり 既存ストックの有効活用は重要性を増しています 既存の道営住宅の年代別ストックを見ると 北海道環境共生型公共賃貸住宅整備指針 が策定され断熱水準が強化さ

( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に


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助成制度の概要 趣 旨 市内における環境負荷の低減及び空き家の有効活用を図るため 住宅の断熱改修や省エネ型設備機器など省エネ改修を行った場合 その工事費用の一部を助成します 対象となる住宅 市内の一戸建て住宅 ( 空き家も含む ) 共同住宅の住戸専用部分 店舗や事務所併用住宅等は住宅部分のみ対象 同

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A 計算に使用したモデル ( 平面図 立面図 面積表 ) 自立循環型住宅設計ガイドライン設定モデル住宅 ( 一般モデル ) 木造 2 階建延床面積 m2 1~3 地域 4~7 地域 寒冷地モデル 温暖地モデル 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m] 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m

補助対象の住宅及び申請者の条件は? 補助対象の住宅 市内の住宅で 次にあげる住宅 ( 空き家は含みますが 賃貸住宅は含みません ) 1 戸建住宅 ( 店舗 事務所などの併用住宅も含みます ) 2 長屋 共同住宅の住戸部分 分譲マンションの専有部分 長屋 共同住宅 分譲マンションの共用部分は補助対象外

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岐阜市まるっと省エネ住宅認定制度に係る断熱性を高める工事の内容 岐阜市まるっと省エネ住宅認定制度評価要領に定める断熱性を高める工事は 国土交通省告示第 515 号に定める省エネ改修促進税制 ( 固定資産税 ) の適用対象工事内容と同一とし 次に掲げる要件のすべてに該当するもの ( 当該改修工事に附帯して必要となる改修工事を含む ) とする ア窓の断熱性を高める改修工事 ( 外気に接する窓 ( 既存の窓の室内側に設置する既存の窓と一体となった窓を含む 以下同じ ) の断熱性を高める工事で 窓の熱貫流率が ( 住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準 ( 平成 18 年経済産業省 国土交通省告示第 3 号 ) 別表第 1 に掲げるをいう 以下同じ ) の 地域に応じ 施工後に新たに別表 1-1 に掲げる基準値以下となるもの又は窓の建具等が 地域に応じ 施工後に新たに別表 2-1 に掲げる事項に該当し 若しくはこれと同等以上の性能を有するものとなるものをいう ) イ天井又は屋根の断熱性を高める改修工事 ( 屋根 ( 小屋裏又は天井裏が外気に通じているものを除く 以下同じ ) 屋根の直下の天井又は外気等 ( 外気又は外気に通じる床裏 小屋裏若しくは天井裏をいう 以下同じ ) に接する天井の断熱性を高める工事 ( 住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計 施工及び維持保全の指針 ( 平成 18 年国土交通省告示第 378 号 )2 に掲げる以外の ( 以下 断熱構造とする以外の という ) の工事を除く ) で 鉄筋コンクリート造 組積造その他これらに類する構造 ( 以下 鉄筋コンクリート造等 という ) の住宅にあっては熱橋 ( 構造部材 下地材 窓枠下材その他断熱構造を貫通するであって 断熱性能が周囲のより劣るものをいう 以下同じ ) となるを除いた熱貫流率が その他の住宅にあっては熱橋となる ( 壁に設けられる横架材を除く ) による低減を勘案した熱貫流率が それぞれ住宅の種類 断熱材の施工法 部位及びに応じ 施工後に新たに別表 3 に掲げる基準値以下となるもの又は各部位の断熱材の熱抵抗が 住宅の種類 断熱材の施工法及び 地域に応じ 施工後に新たに別表 4-1 に掲げる基準値以上となるものをいう 以下同じ ) ウ壁の断熱性を高める改修工事 ( 外気等に接する壁の断熱性を高める工事 ( 断熱構造とする以外のの工事を除く ) で 鉄筋コンクリート造等の住宅にあっては熱橋となるを除いた熱貫流率が その他の住宅にあっては熱橋となる ( 壁に設けられる横架材を除く ) による低減を勘案した熱貫流率が それぞれ住宅の種類 断熱材の施工法 部位及びに応じ 施工後に新たに別表 3 に掲げる基準値以下となるもの又は断熱材の熱抵抗が 住宅の種類 断熱材の施工法及び 地域に応じ 施工後に新たに別表 4-1 に掲げる基準値以上となるもの ( 鉄骨造の住宅の壁であって外張断熱工法及び内張断熱工法以外のものにあっては 壁に施工する断熱材の熱抵抗が 地域 外装材 ( 鉄骨柱及び梁の外気側において 鉄骨柱又は梁に直接接続する面状の材料をいう 以下同じ ) の熱抵抗 鉄骨柱が存する以外の壁 ( 以下 一般部 という ) の断熱層 ( 断熱材で構成される層をいう 以下同じ ) を貫通する金属製下地部材 ( 以下 金属部材 という ) の有無及び断熱材を施工する箇所の区分に応じ 別表 4-2 に掲げる基準以上となるもの ) をいう 以下同じ ) エ床等の断熱性を高める改修工事 ( 外気等に接する床 ( 地盤面をコンクリートその他これに類する材料で覆ったもの又は床裏が外気に通じないもの ( 以下 土間床等 という ) を除く 以下同じ ) の断熱性を高める工事 ( 外周が外気等に接する土間床等の断熱性を高める工事を含み 断熱構造とする以外のの工事を除く ) で 鉄筋コンクリート造等の住宅にあっては熱橋となるを除いた熱貫流率が その他の住宅にあっては熱橋となる ( 壁に設けられる横架材を除く ) による低減を勘案した熱貫流率が それぞれ住宅の種類 断熱材の施工法 部位及びに応じ 施工後に新たに別表 3 に掲げる基準値以下となるもの又は各部位の断熱材の熱抵抗が 住宅の種類 断熱材の施工法及びに応じ 施工後に新たに別表 4-1 に掲げる基準値以上となるものをいう 以下同じ )

二天井等の断熱性を高める工事 壁の断熱性を高める工事及び床等の断熱性を高める工事にあっては 発泡プラスチック保温材 ( 日本工業規格 A9511( 発泡プラスチック保温材 ) に定めるものをいう ) を用いる場合にあっては B 種を 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム ( 日本工業規格 A9526( 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム ) に定めるものをいう ) を用いる場合にあっては B 種を その他の場合にあっては発泡剤としてフロン類 ( 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律 ( 平成 13 年法律第 64 号 ) 第 2 条第 1 項に規定するフロン類をいう ) を用いた断熱材を用いない工事であること 別表 1-1 熱貫流率の基準値 4.65 ( 単位 1 平方メートル1 度につきワット ) 熱貫流率 とは 内外の温度差 1 度の場合において1 平方メートル当たり貫流する熱量をワットで表した数値をいう 別表 2-1において同じ 別表 1-2 窓が面する方位 真北 ±30 度の方位 0.60 方位上記以外の方位 0.40 別表 2-1 建具の種類又はその組合せ 次のイ又はロに該当するものイ二重構造のガラス入り建具で ガラス中央部の熱貫流率が 4.00 以下であるもの ロ一重構造のガラス入り建具で ガラス中央部の熱貫流率が 4.00 以下であるもの 代表的なガラスの組合せ例イの場合 ガラス単板入り建具ロの場合 ガラス単板 2 枚使用 ( 中間空気層 12ミリメートル以上のもの ) 又は複層ガラス ( 空気層 6ミリメートルのもの ) 入り建具であるもの 1 ガラス中央部の熱貫流率は 日本工業規格 R3107 1998( 板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法 ) 又は日本工業規格 A1420 1999( 建築用構成材の断熱性測定方法 - 校正熱箱法及び保護熱箱法 ) に定める測定方法によるものとする 2 低放射複層ガラス とは 低放射ガラスを使用した複層ガラスをいい 日本工業規格 R3106-1998( 板ガラス類の透過率 反射率 放射率 日射熱取得率の試験方法 ) に定める垂直放射率が 0.20 以下のガラスを 1 枚以上使用したもの又は垂直放射率が 0.35 以下のガラスを 2 枚以上使用したものをいう 3 金属製熱遮断構造 とは 金属製の建具で その枠の中間部をポリ塩化ビニル材等の断熱性を有する材料で接続した構造をいう

別表 2-2 1 日射入射率 は 日本工業規格 R3106-1998( 板ガラス類の透過率 反射率 放射率 日射熱取得率の試験方法 ) に定める測定方法によるものとする 2 方位建具の種類若しくはその組合せ真北 ±3 0 一重構造の建具を使用した窓で 日射侵入率が0.66 以下である遮熱複層ガラス度の方位又は熱線反射ガラスを有するもの上記以外一重構造の建具を使用した窓で 日射侵入率が0.43 以下である遮熱複層ガラスの方位又は熱線反射ガラスを有するもの 遮熱複層ガラス とは低放射ガラス 熱線吸収ガラス等を使用して日射侵入率を低減した複層ガラスを 熱線反射ガラス とは日本工業規格 R3221-1995( 熱線反射ガラス ) に定める日射熱遮蔽性による区分のうち2 種及び3 種に該当する熱線反射ガラスをいう 別表 3 住宅の種類 断熱材の施工法 部位 熱貫流率の基準値 鉄筋コン 屋根又は天井 0.37 クリート 内断熱 壁 0.75 造等の住 工法 0.37 宅 その他の 0.53 土間 外気に接する 0.58 床等の外周 その他の 0.83 外断熱 屋根又は天井 0.43 工法 壁 0.86 0.54 その他の 土間 外気に接する 0.58 床等の外周 その他の 0.83 その他の 屋根又は天井 0.24 住宅 壁 0.53 0.34 その他の 0.48 土間 外気に接する 0.53 床等の外周 その他の 0.76 1 熱貫流率 とは 土間床等の外周以外のにあっては 内外の温度差 1 度の場合 において1 平方メートル当たり貫流する熱量をワットで表した数値であって 当該部位 を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ 熱橋により貫流する熱量等を 勘案して算出したものをいい 土間床等の外周にあっては 内外の温度差 1 度の場合に おいて1 平方メートル当たり貫流する熱量をワットで表した数値であって 当該土間床 等を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ等を勘案して算出したものを いう 2 鉄筋コンクリート造等の住宅において 内断熱工法 とは鉄筋コンクリート造等の 構造体の内側に断熱施工する方法を 外断熱工法 とは構造体の外側に断熱施工する 方法をいう 以下同じ

別表 4-1 住宅の種類 鉄筋コンクリート造等の住宅 木造の住宅 枠組壁工法の住宅 木造 枠組壁工法又は鉄骨造の住宅 断熱材の施工法 内断熱工法 外断熱工法 充填断熱工法 充填断熱工法 外張断熱工法又は内張断熱工法 部位 断熱材の熱抵抗の基準値 ( 単位 1ワットにつき平方メートル 度 ) 屋根又は天井 2.5 壁 1.1 2.1 その他の 1.5 土間 0.8 等の外 周部 その他の 0.2 屋根又は天井 2.0 壁 0.9 1.5 その他の 土間 0.8 等の外 周部 その他の 0.2 屋根又 屋根 4.6 は天井 天井 4.0 壁 2.2 3.3 その他の 2.2 土間 1.7 等の外 周部 その他の 0.5 屋根又 屋根 4.6 は天井 天井 4.0 壁 2.3 3.1 その他の 2.0 土間 1.7 等の外 周部 その他の 0.5 屋根又は天井 4.0 壁 1.7 2.5 その他の 土間 1.7 等の外周部 その他の 0.5 1 木造又は枠組壁工法の住宅において 充填断熱工法 とは 屋根にあっては屋根組 材の間 天井にあっては天井面 壁にあっては柱 間柱 たて枠の間及び外壁と内壁と の間 床にあっては床組材の間に断熱施工する方法をいう 以下同じ 2 木造 枠組壁工法又は鉄骨造の住宅において 外張断熱工法 とは 屋根及び天井

にあっては屋根たる木 小屋梁及び軒桁の外側 壁にあっては柱 間柱及びたて枠の外側 外気に接する床にあっては床組材の外側に断熱施工する方法をいう 以下同じ 3 木造 枠組壁工法又は鉄骨造の住宅において 内張断熱工法 とは 壁において柱及び間柱の内側に断熱施工する方法をいう 4 一の住宅において複数の住宅の種類又は断熱材の施工法を採用している場合にあっては それぞれの住宅の種類又は断熱材の施工法に応じた各部位の断熱材の熱抵抗の値を適用するものとする 5 鉄筋コンクリート造の住宅における一の部位において内断熱工法と外断熱工法を併用している場合にあっては 外側の断熱材の熱抵抗値を 内側の断熱材の熱抵抗値に加えた上で 上表における 充填断熱工法 とみなすことができるものとする 6 木造 枠組壁工法の住宅における一の部位において充填断熱工法と外張断熱工法を併用している場合にあっては 外張の断熱材の熱抵抗値を 充填の断熱材の熱抵抗値を加えた上で 上表における 充填断熱工法 とみなすことができるものとする 7 土間床等の外周部の断熱材の熱抵抗の値は 基礎の外側若しくは内側のいずれか又は両方に地盤面に垂直に施工される断熱材の熱抵抗の値を示すものとする この場合において 断熱材は 基礎底盤上端から基礎天端まで連続に施工し 又はこれと同等以上の断熱性能を確保できるものとしなければならない ただし 玄関その他これに類するもの ( 当該玄関その他これに類するものの面積 ( 当該玄関その他これに類するものが二以上ある場合においては その合計の面積 ) が 最下階 ( 地階を除く ) の床面積に 0.1 を乗じた値以下のものに限る ) における土間床等 ( 床裏が外気に通じない床を除く この項において同じ ) の外周部の断熱材の熱抵抗について 次のいずれかとすることができる ( 鉄筋コンクリート造等の住宅で 壁又は土間床等の外周部を内断熱工法とした場合を除く ) (1) 当該土間床等と屋外の床との取合部を除く基礎の外側に 地盤面に垂直に上表に掲げる基準値以上の熱抵抗の断熱材を施工すること (2) 土間床等の外周部の断熱材に替えて 当該土間床等の裏に接するに 0.6 以上の熱抵抗の値の断熱材を施工すること (Ⅲ 及び Ⅴ 地域に限る ) 8 木造の住宅の床 ( 充填断熱工法のものに限る ) において 床根太の相互の間隔が 450 ミリメートル以上である場合 ( その場合において 床端部等における床根太相互の間隔が 450 ミリメートル以下となるがあるときは 当該を含む ) は 当該床の断熱材の熱抵抗の値を上表に掲げる床の基準値に 0. 9 を乗じた値以上とすることができる

別表 4-2 地域外装材 ( 鉄骨柱及び梁の外気側において 鉄骨柱又は梁に直接接続する面状の材料 ) の熱抵抗 一般部 ( 鉄骨柱が存する部位以外の壁 ) の断熱層 ( 断熱材で構成される層 ) を貫通する金属部材料の有無 断熱材の熱抵抗の基準値 ( 単位 1ワットにつき平方メートル 度 ) 断熱材を施工する箇所の区分 鉄骨柱 鉄骨梁 一般部 一般部において断熱層を貫通する金属部材 ( 金属製下地部材 ) 0.56 以上 無し 0.08 1.08 有り 0.08 2.22 0.33 0.15 以上 0.56 無し 0.31 1.47 未満 有り 0.31 2.22 0.50 0.15 未満 無し 0.63 1.72 有り 0.63 2.22 0.72