平成24年度山梨県教育課程実施状況調査〔中学英語〕

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平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

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6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

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補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

保健体育科学習指導案

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

新潟市立亀田西中学校

学習指導要領解説 P.12 2 内容 (1) 言語活動ア聞くこと ( オ ) まとまりのある英語を聞いて 概要や要点を適切に聞き取ること ( 略 ) ここでは内容的にまとまりのある複数の英文を聞き その全体の概要や内容の要点をとらえることができるようになることを述べている まとまりのある英語 とは

生徒の活動

埼玉県学力 学習状況調査 ( 中学校 ) レベル 5~11 復習シート第 2 学年英語 組 番 号 名 前 ( 書くこと について問う問題 ) 1 次の (1)~(4) の日本文の意味を表すように, ア ~ オを並べ替えて英文を作りな さい そして, それぞれの答えで 2 番目と 4 番目にくる語句

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6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

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教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

タダでマナべるさかぽん先生.tv 一般動詞の否定文 疑問文 今日の単語今日の授業で使う英単語です しっかり覚えてから授業に進みましょう 単語を 覚えた =その単語を 読める 意味が分かる 書ける 声に出して書きながら覚えていきましょう 1 行く go 2 来る come 3 へ ( 行く

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

第1学年4組 英語科学習指導案

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

○○○

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

時制などの文構造について復習する 修学旅行の思い出 (9) 修学旅行で外国人にインタビューする 修学旅行の思い出についてスピーチをする 6 The 5 Rs to Save the Earth(8) 特定の動作に対する自分の感じ方 を 伝える 物事のやり方を知っているかを伝 え る 他者に行動を依頼

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

第3学年3組英語科学習指導案

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

東京都立葛西南高等学校平成 28 年度コミュニケーション英語 Ⅰ(R) 年間授業計画 教科 :( 英語 ) 科目 :( コミュニケーション英語 Ⅰ(R) ) 単位数 :(2) 単位対象 :( 第 1 学年 1 組 ~7 組 ) 教科担当者 :(1 組 : 船津印 )(2 組 : 佐々木印 )(3 組

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

英語科学習指導案(2年授業参観)

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

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楽しい外国語活動を目指して

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

第○学年 ○○科指導計画

平成24年度 英語科 3年 年間指導計画・評価計画

英語科学習指導案

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

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English Compass for Students みなさんは Compass( 羅針盤 ) を知っていますか 大航海時代, 船が目的地にたどり着くための進行方向を決定するために大きな役割を果たしました Compass の発明のおかげで, 安心して航海することができました この "Englis

福翔高等学校「ライティング」学習指導案

平成29年度英語力調査結果(中学3年生)の概要

4 学習の活動 単元 Lesson 1 (2 時間 ) 主語の決定 / 見えない主語の発見 / 主語の it 外国語表現の能力 適切な主語を選択し英文を書くことができる 外国語理解の能力 日本の年中行事に関する内容の英文を読んで理解できる 言語や文化についての知識 理解 適切な主語を選択 練習問題の

取扱内容容の構成分量等内 使用上の配慮等( 外国語 ) 科調査研究報告書 観 点 書名 2 東書第 1 学年英語 727 NEW HORIZON English Course 1 第 2 学年英語 827 NEW HORIZON English Course 2 第 3 学年英語 927 NEW H

京都立石神井高等学校平成 31 年度教科 ( 外国語 ( 英語 ) ) 科目 ( 英語表現 Ⅱ ) 年間授業計 ( 標準 α) 教 科 : 外国語 ( 英語 ) 科目 : 英語表現 Ⅱ 単位数 : 2 単位 対象学年組 : 第 2 学年 A 組 ~G 組 教科担当者 :(A 組 : 岡本 松井 )(

指導方法等の改善計画について

6 年 No.44 I want to go to France. 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 おすすめの海外旅行の紹介の仕方や行きたい旅行やその理由を伝える表現が分かる 海外旅行を紹介して勧めたり 行きたい旅行を理由を含めて伝えたりする 海外旅行について簡単な語句や基本的な表現で

平成30年度 中学校英語科教育

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(英語科)2.学習指導案(1)時制1 過去形

Microsoft Word - 英語科指導案_H _part2.doc

Hi, friends!1 Lesson3

ニューホライズン 1 年生 基本文 単語テスト この単語テスト集は 一般社団法人 / 教学図書協会 による教科書名等の表記利用の許諾を得て 発行しております 発行者に無断で複写 複製 配布 販売をされますと教科書著作権等の法律に触れ 罰金等が科せられます 発行者安村知倫

Listening 天気予報と予定 (2) 天気などの身近な情報を表すを正しく身につけ運用す 6 What Can We Do for Others?(8) 義務について伝え 必要か不必要かを伝え 自分の考えを伝え Speaking 電話 ( 依頼する 誘う )(2) 電話で用いる定型を身につけ運用

答えさせる場合でも, 単語中心の発話にならないように, 帯学習から Q&A を取り入れ, 主語 動詞に着目させるようにする また, 事前に英語で原稿を作成させ, まとまった英文で Show & Tell が行えるように指導したい My Project 2 では, 自分の好きな人を紹介するスピーチを行

たがって, 石川遼選手の作文に加えて, 教師自身の夢も英文で示すことを通して, 夢をもつということをより身近なものとして感じさせ, 自も書いてみよう という気持ちをもたせたい 5 単元の目標 読み手が理解しやすい英文を書くために, 英文を読み直したり書き直したりすることができる モデル文を聞いたり読

15 英語(菊池)

Mr. Ishidaの楽しい ( つもりの ) 英語学習プリント 内容読解の確認( 書かなくてもよい ) (1) 咲は何に驚いたのか? (2) Deepa の学校にはどんな楽しい行事があるか? (3) Judy がメッセージを書いたときには光太は起きていたか それとも眠っていたか? (

H

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

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(3) 児童観 本学級の児童数は 36 人で, 素直で学習意欲が高く, 学習課題に熱心に取り組み, 多くの児童が積極的に発表することができる 各教科の学習で取り組んでいるペアやグループ学習では, それぞれの意見を意欲的に伝え合うことができる しかしながら, 自分の考えや意見になかなか自信が持てない児

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

5 年 No.9 Happy birthday! 誕生日を祝おう! 2/7 自分から進んで誕生日を尋ねたり 自分の誕生日を伝えたりしようとする 自分の知らない人の誕生日を知りたくなるように有名人 になりきる Activitey を取り入れる より多くの人に自分の英語が伝わる喜びを味わわせる 〇誕生日

Unit 4 Let s Talk テキスト p. 30~31 学習したこと School 会話 : What s your favorite subject? I like science best. Really? Why do you like science? I think it s ea

第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

英語科指導案

総合的な探究の時間 は 何を 何のために学ぶ学習なのか? 総合的な探究の時間 は与えられたテーマから みなさんが自分で 課題 を見つけて調べる学習です 総合的な探究の時間 ( 総合的な学習の時間 ) には教科書がありません だから 自分で調べるべき課題を設定し 自分の力で探究学習 ( 調べ学習 )

第○学年 ○○科指導計画

第 2 学年 1 組外国語科 ( 英語 ) 学習指導案 平成 24 年 11 月 22 日 ( 木 ) 第 5 校時益田市立益田東中学校教諭上田陽一郎 1 単元 Unit 6 The Story of an Old Clock (New Horizon English Course Book 2)

目次 1. レッスンで使える表現 レッスンでお困りの際に使えるフレーズからレッスンの中でよく使われるフレーズまで 便利な表現をご紹介させていただきます ご活用方法として 講師に伝えたいことが伝わらない場合に下記の通りご利用ください 1 該当の表現を直接講師に伝える 2 該当の英語表現を Skype

2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 英語科指導法 Ⅲ 模擬授業 2 学習指導案 第 2 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 第 4 時限目学年 : 第 2 学年場所 : 共通教育棟 3 号館 3F 332 教室授業者 : B082G031X 菊田真由 1

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平成 29 年度年間授業計画 & シラバス 東京都立足立高等学校定時制課程 対象学年 教科 科目名 担当者名 1 学年 ( 普通科 商業科 ) 外国語科コミュニケーション 佐々木友子 風見岳快 英語 Ⅰ 使用教科書 出版社 : 三省堂 教科書名 :Vista English Communicatio


งานนำเสนอ PowerPoint

(3) 教材観本単元ではジェスチャーの違いと異文化理解が題材となっている グローバル化が進む中で 文化的な背景の異なる人々とコミュニケーションを取ることがますます大切になってきている そのためこの単元の学習を通して 身振りやアイコンタクトなどのコミュニケーションスキルを高めることの必要性を理解させる

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

Microsoft Word - ★41_東海中 _学力向上に向けた取組(再提出)

外国語活動の実践 外国語活動におけるコミュニケーションを大切にした活動の工夫 1 単元名 5 年数で遊ぼう ~ How many?~ ( 教材 Hi,friends! 1 文部科学省) 2 目標 積極的に数を数えたり, 尋ねたりしようとする 1~20の数の言い方や数の尋ね方に慣れ親しむ 言語には,

c_024中2英語「将来の夢を語ろう」

新学習指導要領を具現化した新教材の解説


このような研究を進める中で はじめは英語での質問に日本語で答えていた児童も徐々に英語の単語で答えるようになり 文章で答えようとする児童も現れてくるようになった 音声を大切にしながら繰り返し聞かせることの成果を感じている 本単元では 授業のウォームアップとして Sit Down Game を行う 担任

研修報告書

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

研究主題 自分の考えや意見を英語で発信できる力を育てる指導の一試み中学校 - 基礎 基本の定着を図り, アウトプット活動につなげる指導の工夫を通して - 研究分野英語科 中学校第 2 学年英語科学習指導案 実施日時 : 平成 24 年 10 月 17 日 ( 水 ) 9:40~10:30 実施場所

2. 教科に関する調査の結果 ( 概要 ) -7-2.教科に関する調査の結果(概要)

Transcription:

授業改善プラン 中学校 英語 視点 1 全体の 平均正答率分布 から改善プランを検討する (1) 結果を見る 目標値 山梨県平均 A B 山梨県平均 目標値 A B 中 英語 -1

A の欄の数値は, 正答率を表す B の欄の数値は, 正答率別人数割合を表す 棒グラフの値は, 山梨県の正答率別人数割合を表す 目標値 : 作問者が設定した目標基準値 応用 : 複数の知識 技能を組み合わせて課題を解決する力を問う問題 (2) 分析する 英語 ( 教科総合 ) 山梨県の平均正答率は, やや右よりの双峰型の形状となっており, 全国の分布の様子とよく似てい る 生徒が様々な層に幅広く分布している 英語 ( 基礎 ) 山梨県の基礎における平均正答率は, 丘陵型の形状となっており, 全国の分布状況とよく似ている 生徒が様々な層に幅広く分布している 英語 ( 応用 ) 平均正答率が 50% 以下の生徒が 70% 以上存在している (3) 課題をあげる 山梨県の平均正答率分布にはばらつきがみられ, 個に応じた指導の改善 充実が課題である 基礎的 基本的な事項の定着をさらに図る必要があることが課題である 応用問題に対応できる力を付けることが課題である (4) 改善プランを考える プラン 1 基礎的 基本的な知識を定着させるための指導の工夫 改善を図る 中学校入門期における, 文字と音声 に関する指導を系統的, 継続的に行う 正確な綴りや発音に ついて丁寧に指導する その際, 小学校外国語活動で慣れ親しんだ活動や表現, 教材を活用することも効果的である 語彙や文法といった基礎的 基本的な内容の学習を, 言語活動へとつなげ, 実際の使用場面で活用させながら定着を図る 中 英語 -2

ペアやグループでの活動を積極的に取り入れる 学び合う学習環境を整備する ペア活動について * 実際の言語活動に近い場面の中で, 目標とする文を短時間で繰り返し練習することができる * 英語が苦手な生徒も相手をモデルにしながら活動に取り組むことができる 例 A: Do you like apples? B: Yes, I do. / No, I don t. 下線部を入れ替えて, 相手に質問したり答えたりしよう 生徒には以下の語を提示し, 好きな果物を選択させる 1 apples 2 strawberries 3 cherries 4 peaches 5 grapes 6 lemons 7 bananas 8 oranges これらの単語は小学校外国語活動でも扱ったもので, 生徒たちになじみがあるもので ある 絵カードとともに提示すると効果的である 十分に会話表現と選択肢について全体で口頭練習したあと, 次のような活動に取り組ませ る A: Do you like apples? B: No, I don t. Do you like bananas? A: No, I don t. Do you like lemons? B: Yes, I do. 当たるまで繰り返す この場合は A の勝ち 時間を決め, 相手を変えながらこれを繰り返す 中 英語 -3

グループ活動について * 自分とは違った多くの考えに触れることができる Listening の例 課題例 誰と誰がいつ一緒にテニスをするでしょうか 4 人グループを組織 それぞれに異なった内容の英文を聞き取らせ, その情報をグループで整理して課題に取り組む活動 スクリプトの内容は, 異なる 4 人の来週の予定とする 生徒はメモを取りながら英文を聞き, 情報をグループに持ち帰って課題に取り組む Speaking の例 課題例 このクラスで最も人気のある は? グループごとに異なったトピックを用意 他のグループにインタビューし, 調査結果をまとめる活動 グループ内で誰がどのグループにインタビューするか分担を決める (36 人のクラスなら 6 人 6 グループ 6 人にインタビューし, 自分も 6 人から インタビューされる ) インタビュー後, 結果をグループに持ち帰り, 英語で報告する グループの代表は調査結果を発表する Reading の例 ある文章をばらばらにした紙をグループに与え, もとの文章を復元する 何を手掛かりにその構成になるのかをグループで考え, 答えとともに発表する Writing の例 課題例 食べ物クイズをつくろう 制限時間内にグループでクイズを作成する まず答えを決め, 次にヒント を 5 つ書く その際, 定着させたい表現 ( 例えば不定詞 ) を必ず入れること 書いたヒントを当てられにくい順に並べる グループごとに出題し, 第 1 ヒ ントで当てたら 5 点, 第 2 ヒントで 4 点 としてグループ対抗で当てていく 問題作成ポイントを設け, 制限時間内に作成できなかったら 0 点とする と, 協力して問題作成に取り組む 学プロ 6 学習形態の工夫 学プロ 2 繰り返し学習の重視 中 英語 -4

プラン 2 個々の課題とその克服のための手立てを明確に提示する 授業において難易度の違うワークシートを準備し, 生徒の状況に合わせて使い分ける 学プロ 3 課題設定の工夫 家庭学習への取り組み方を丁寧に指導する 何に, どのように取り組むか, 具体的に示す 語彙を増やすための指導の例 学習した語句を使ってオリジナルの文を書いてみよう 自分のこと, 友だちのこと, 家族のことなどを書く 段階を追って箇条書きから 内容のまとまりのある一連の文章へと変えていく 自分で単語帳をつくろう 単語帳へは単語, 日本語の意味, 例文を書く, など具体的に指導する 教科書の本文を発音しながらノートに書こう 発音できなかった単語は書き出し, 学校で教師に聞いて確認する テレビやラジオの英語番組を見たり聞いたりしよう 気になったり分からない語句は調べる 調べても分からなければ学校で教師に確認する いずれの取組も授業とは別のノートに取り組ませ, 定期的に提出させて確認する あまり間をおかないこと また, 疑問が生じたときにはいつでも質問したりノートを出したりすることができるようにしておく 家庭学習と授業との関連をもたせ, 生徒が家庭で取り組んだことや, 抱いた疑問が授業で生かされ るよう配慮する やってきてよかった と感じさせることができ, 次への動機付けにつなげるようにする 例授業で行う BINGO で扱う単語について, 前時に意味, 発音の指導をした上で家庭学習で練習させる 学プロ 8 学習習慣の確立 学プロ 10 補習学習, 学習相談の工夫 プラン 3 評価について改善を図る ポートフォリオを活用する 学習者自身があとから どんなことに気付いたか や どんな工夫や改善をしたか などについて, さかのぼっていつでも振り返ることができるように工夫する また, 生徒の記述を授業改善に生かす 単元の評価計画の中で設定されている評価の場面や評価の回数は, 無理なく妥当なものであるかを 見直し, 改善を図る 生徒にどんな力を付けさせたいか, という各単元のねらいを明確にし, 各観点に沿って適切な評価 が行えるよう, 指導と評価の一体化を図る ( 参考 : 評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善のための参考資料 国立教育政策研究所 ) 学プロ 7 評価方法の工夫 ( 学習記録, 振り返り活動の導入 ) 中 英語 -5

視点 2 問題別の領域別の傾向から改善プランを検討する (1) 結果を見る 領域別平均正答率 領域 設問数 全国 山梨県 全国と山梨県の差 聞くこと 10 73.9 75.1 +1.2 読むこと 10 71.2 71.9 +0.7 書くこと 14 48.4 46.8-1.6 (2) 分析する いずれの領域でも, 平均正答率において山梨県と全国の差は 2pt 未満である 聞くこと 読むこと においては山梨県の平均正答率が 70% を上回っている 書くこと については, 調査した 3 つの領域の中で最も平均正答率が低く,50% を下回っている また, 無解答率が他の領域と比べ, 高い 山梨県の無解答率 聞くこと 0.1%, 読むこと 0.8%, 書くこと 2.3% (3) 課題をあげる 書くこと 英語の文構造の理解に課題がある 動詞や形容詞を正しい形に変化させて用いることに課題がある 基本的な単語を正しい綴りで書き表すことに課題がある 資料等から必要な情報を読み取り, 自分の考えを記述するなど, 知識や技能を活用させることに課題がある 聞くこと 質問や依頼などを聞いて, 正しく受け答えすることに課題がある 読むこと 英文を読んでその概要を正しく捉えることに課題がある 英語で書かれた文章の中で, 代名詞が表す内容を具体的に読み取ることに課題がある 中 英語 -6

(4) 改善プランを考える プラン 1 文構造を定着させるために丁寧に書く活動を充実させる 次のような活動に取り組ませる また, 生徒が書いたものは, 教師が丁寧にチェックする 例 1 Repeat & Write 1 黒板に描かれた文を, 教師の後についてクラス全体でリピートする 2 文の一部を消し, またリピートする 消した語の後には下線を引く リピートのたびに 消していき, 最後は下線だけになる 3 下線だけを見てノートに文を復元する 例 2 次のようなワークシートで,Grid を参考に文を書き, 文構造を意識させる I want something to eat. Do you want something to drink? There are many things to visit. ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 学プロ 5 学習スキル習得を意識した指導の実施 生徒が書いたものはできるだけ早くフィードバックする また, 以下のようなプラスアルファのコメントがあるとより効果的である * 単数 複数の違いに気をつけましょう いつも同じ文型にしないで, 違う主語を立ててみましょう 書き終わったら見直しをしましょう といった書くことに必要なストラテ ジーに関するコメント * 面白い発見だね I enjoyed reading your writing! などといった励ましのコメント また, 生徒には書き直しをさせる 教師の訂正やコメントを手掛かりにもう一度書くことで, 正しい綴りや文構造, 文章構成等への理解が促され, 学習効果が上がる 学プロ 7 評価方法の工夫 ( 学習記録, 振り返り活動の導入 ) 中 英語 -7

プラン 2 文法などの言語材料の習得を言語活動を通して行う 音声や綴り, 文の構造などの言語材料について, 理解したり練習したりする言語活動を丁寧に行うとともに, それを実際に使用して互いの考えや気持ちを伝え合う言語活動へとつなげる 2 種類 の言語活動 をバランスよく設定した授業となるよう改善を図る こんな流れで授業作りを考えてみましょう 1 単元として, どんな言語活動に取り組ませたいか ( どんな力を付けさせたいか ) 考える = 単元の目標の設定 例えば 英語で手紙を書ける 自分の好きなものを紹介できる 2 言語活動に取り組むまでに, どんな練習が必要か考える 3 言語活動に取り組むのに, どんな言語材料が必要か考える 言語材料について学習する必然性が生まれる 4 言語材料について理解したり練習したりする活動 と 互いの気持 ちや考えを伝え合う活動 の 2 種類の言語活動のバランスを意識しながら単元の構成を考える = 各時間の目標の設定 注意 : 単元の目標を言語材料の定着として設定しないこと 教科の目標である コミュニケーション能力の基礎を養う を意識すること 2 つの言語活動 について 学習指導要領では, 第 2 章第 2 節 2(2) 言語活動の取扱いの中で, 実際の言語を使用 して互いの考えや気持ちを伝え合うなどの活動を行うとともに,(3) に示す言語材料につい て理解する活動を行うようにすること とし, 言語活動では実際に使用して互いの考えや気持ちを伝え合うなどの活動が重要であるが, それを支える言語材料について理解したり練習した りする活動 ( 例えば目標とする基本表現の理解 定着を目的に, 相手を変えながら何回も練習するペアワーク ) が必要であり, その両者のバランスに配慮しつつ指導することの必要性を述べている 中 英語 -8

プラン 3 口頭での質問や依頼に対して, 適切に応じる活動を充実させる 始業時などに教師があるトピックについて英語で生徒に話し, 問いかける (small talk) 大きな負担を感じることなく英語で聞いて答える機会を設ける 例 )T: I heard that your second period was P.E. Did you enjoy it? S: Yes! T: What did you play? S: We played basketball. T: Oh, really? I like basketball very much. When I was a student, I belonged to a basketball club. Can I play with you next time? S: Yes, of course. / Can you play it now? / and so on. T: Who is the best basketball player in this class? S: Takeshi is. T: Great! Takeshi, you ll be a best English speaker in this class. OK, now let s start the English lesson. トピック例 教科 学校行事 給食のメニュー 天気 世間のニュース等 学プロ 3 効果的な学習活動の実施 学プロ 3 課題設定の工夫 プラン 4 読解力育成のための取組を充実させる 英文の内容を読み取る活動では, 手掛かりとなる語句や表現をヒントとして与えたり, 事前に内容把握につながる質問をするなど, 正確な読み取りのためのポイントを提示する 例以下のような内容をワークシートで提示する 1 登場人物は? 2 住んでいる場所は? 3これから行く場所は? 4 何のためにそこへ行く? 5 何時までに行く? 必要に応じて手掛かりとなるキーワードを提示する 学プロ 3 課題設定の工夫 読解力を高めるための活動のあとに, 求める力が生徒に付いていることを教師, 生徒がともに確認できるよう, 同質, 同レベルの別の英文を読解する活動を行う 学プロ 7 評価方法の工夫 ( 学習記録, 振り返り活動の導入 ) 中 英語 -9

教科書の本文にとどまることなく, 生徒が多くの英文に触れる機会を設ける その際, 学校生活に関する事柄といった, 生徒にとって身近な題材を取り上げ, 読解への興味, 関心を抱かせるよう工 夫する 生徒に読ませる題材については, 生徒が書いたものを活用する, 生徒が使っていない教科書を 活用する などが考えられるが, 文部科学省が開設に関わった, 英語教育ポータルサイト えいごネット ( 平成 24 年 8 月山梨県教育課程研究協議会で紹介済 ) 内に中学校で学習する英単語の 目安 1200 語程度のレベルで作成された EASY READING for Students やさしく読める英語ニュース が掲載されている 月に 4~5 つのペースで新しいものが追加されており, 内容も政治や環 境問題から漫画まで多岐にわたっている 読み上げている音声の再生も可能で, 内容理解だけでなく, 音読やリスニングの題材としても活用が可能である 2012.10.15 掲載 2012.9.18 掲載 学プロ 3 課題設定の工夫 中 英語 -10

視点 3 評価の観点別の傾向から改善プランを検討する (1) 結果を見る 平均正答率評価の観点 設問数 全国 山梨県 全国と山梨県の差 外国語表現の能力 7 45.0 42.4-2.6 外国語理解の能力 20 72.5 73.5 +1.0 言語や文化についての知識 理解 12 52.1 51.1-1.0 (2) 分析する 書くこと の力をみている 外国語表現の能力 の平均正答率が最も低い また, 実際に英文を 記述する問題で無解答率が高い 外国語理解の能力 については, 県平均正答率が 73.5% と, 調査された 3 観点中最も高い しかし設問ごとには平均正答率に開きが見られる 言語や文化についての知識 理解 では, 実際に英単語を記述する問題で, 無解答率が高い 山梨県の無解答率 外国語表現の能力 5.3%, 外国語理解の能力 0%, 言語や文化についての知識 理解 2.3% (3) 課題をあげる 外国語表現の能力 について 正しい語順で英文を書くことに課題がある 資料等から必要な情報を読み取り, 自分の考えを記述するなど, 知識や技能を活用させることに課題がある 外国語理解の能力 について 聞き取ったことを正しく理解し, 適切に応じることに課題がある 英文を読んでその概要を正しく捉えることに課題がある 英語で書かれた文章の中で, 代名詞が表す内容を具体的に読み取ることに課題がある 動詞や形容詞を正しい形に変化させ, 用いることに課題がある 学習した語彙や文法について, 実際の言語の使用場面で活用することに課題がある 言語や文化に対しての知識 理解 について 基本的な単語を正しい綴りで書き表すことに課題がある 英語の文構造の理解に課題がある (4) 改善プランを考える プラン 1 正しい綴りや文構造で丁寧に書く活動の充実を図る 目的や段階に応じて次のような書く活動に取り組ませる 中 英語 -11

教科書や黒板からノートへ丁寧に書き写す 特に初期段階では単語としての認識ができず, アルファベットごとに書き写す生徒が多 い 次のような声かけをしながら丁寧に書かせる 発音しながら書こう 書き終わったらもう一度発音しよう 綴りと音声を切り離さず, 一緒に練習させる 一つの単語を見るのは 1 回だけにしよう 単語は 2 つ以上まとめて写すようにし よう 単語として捉える意識をもたせる 言葉に出したことをノートに書く ペアワークなどで生徒自身が言った文を書かせる 文字として表すことで, 正確な綴り や文構造についての意識が高まり, 間違いに気付くこともできる モデルをまねて書く モデルを提示し, それを参考に書かせることで, 生徒は正しい文構造に自然に触れることができる また繰り返すことで定着を図ることができる 家庭学習での書く活動により, 語彙の定着を図る 語彙の定着のための書く活動は, 生徒によって書く速さもまちまちで, 授業の中ではやりきれ ないことがある ある程度は家庭学習で取り組ませる必要がある 例 ビンゴゲーム の実施ビンゴゲームを行うにあたり, 生徒とは次のような約束をする ビンゴシートへの単語の記入は家でやってくる 単語はシートへの記入以外に家庭学習ノートへ 回以上練習すること 単語を書くときは必ず声に出すこと 発音の分からない単語は必ず学校で先生に確認すること また, 前時には, ビンゴで用いる単語について, 十分に口頭練習を行う ゲーム時には, 教師が 2 回ずつ単語を読んでいく 生徒は指定された数のラインが揃ったら BINGO! というが, 教師は中断せずに適当なところまで進める 導入時に行うことが多いため, 生徒みんなにある程度の成就感を味わわせる 次のような方法で, 文構造を意識させることができる センテンスビンゴ 教師が単語を読み上げるときに, その単語を含んだ文として読み上げる 通常 friend, book, センテンスビンゴ 文型ビンゴ Tom is my friend. That is my book. ビンゴシートに記入すると, 英文ができあがるように単語を配置する B I N G O I played soccer in the park yesterday Ken studied English at the library Last Sunday 中 英語 -12

学プロ 10 学習習慣の確立 自分の考えや気持ちを伝えるまとまりのある文章を書く活動では, 伝える相手がきちんと存在する, 英語で書く必要がある など, その活動に取り組む必然性のある適切な場面を設定する 例 ) 今度来る新しい ALT に, 私たちの学校を紹介する資料を作ってわたそう 私たちの町に住む外国人の皆さんのために, 町のガイドブックをつくろう 学プロ 3 課題設定の工夫 プラン 2 英文を読んで, 内容を読み取るとともに考える力を付けるために, 読み取り後の発問 の工夫をする 教師があらかじめ答えを知っている質問を行う 例 What is the boy s name? Where did he go? What did he do? 教師があらかじめ答えを知らない質問を行う ( 考えさせる発問 ) 教科書本文のトピックに関して生徒に問う 例動物がトピックならば What animal do you like? あなたならどうする? あなたはどう考える? と問う 教科書本文に載っている表現を使って生徒に問う 教科書本文の登場人物や内容を評価させる質問をする 例 Do you like( 登場人物 )? Why? Why not? What do you think about( 題材 )? 等 プラン 3 意思や気持ちを伝え合う言語活動を充実させる 聞く 話す 読む 書く の 4 技能を統合的に活用する活動を授業に取り入れる こんな活動を取り入れましょう 口頭での質問や依頼に適切に応じる 聞いて分からなかったら英語で聞き返し, 確認する 聞いたり読んだりしたことに対して自分の意見を述べたり書いたりする つなぎ言葉などを使って会話を継続, 発展させる 伝言や手紙に適切に応じる 中 英語 -13

インフォメーションギャップを取り入れた言語活動を設定する インフォメーションギャップを取り入れることで, 生徒は表 現するために, より深く思考し, 判断することになります 配られたワークシートが隣の友だちと違う そのことでも生徒 の期待感は増します また, 資料を活用する力の育成も図ることができます 例 道案内で地図を活用して説明する 時刻表を用いて乗るべき電車やバスを説明する 料理のオリジナルレシピを紹介する 言語活動を行う際は, 学校生活に関することなど, 生徒が興味 関心をもちやすい課題を設定する 例えば夏休み明けに各学年で 私の夏休み と題して英作 文をさせることとします テーマが同じであっても学年によって扱う言語材料や目標は異なります 前の学年で書いたものを見せることで, 生徒は 今年はこんな表現が使える これだけ書ける英文が増えた と自己 の成長を確認することができます また, 先輩が書いたものをモデルとして提示することで, これから自分たちが行う活 動を自然な形でイメージさせることができるとともに, それ以上のものを目指そうというモチベーションを抱かせるこ とができます スキットやスピーチ, 音読の発表などをビデオに撮影し, 保管しておくと, 同様の指導が可能です 学プロ 3 課題設定の工夫 プラン 4 小学校外国語活動の素地を生かした指導を行う 外国語表現への音声面での慣れ, 親しみを中心とした外国語活動の素地を生かすために, 外国語活動で取り組んだ活動や使用した教材を積極的に活用する 例 小学校外国語活動で使用した教材 ( 巻末絵カードなど ) と同じ教材で指導する 絵カードは Hi,friends! のデジタル教材よりプリントアウト可 小学校外国語活動で慣れ親しんだ活動 ( ゲームやチャンツ ) を用いて言語材料の導入を図る Hi,friends! を活用する Hi,friends!1, Hi,friends!2 およびデジタル教材は平成 24 年 3 月に各中学校 に 1 部ずつ配付済み 中 英語 -14

例えば 語彙の定着を図るために キーワードゲーム に取り組む 小学校では単語単独 の聞き取りで行うことが多いが, センテンスの中からキーワードを聞き取ると, 適度に負荷を与えることができ, 文構造への意識をもたせることも可能になる 基本文の定着にチャンツを活用する デジタル教材のチャンツにはカラオケでの再生が可能であり, フレーズを中学校バージョンにかえて取り組ませるとよい アルファベットの学習で Hi,friends!1 Lesson6(P22,23) の紙面を用いて, 絵の中にちりばめられたアルファベットと絵との関係に触れ, 綴りと音声の関連 について学習する Hi,friends!2 の巻末で取り組んだ あなたは外国語を使ってどんなことをし てみたいですか に, 不定詞の学習 (I want to ~) で取り組む Hi,friends! と中学校の教科書に関連については, 平成 24 年度教育課程研究協議会で配 布した 小中対照表 を参照 中 英語 -15