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7. 血液検体を冷蔵または冷凍保存しないこと 血液検体を保管または実験室へ移送する際には 18~25 C あるいは T-Cell Xtend 試薬を使用する場合は 10~25 C の間の温度を保つ 8. 血液を 8 時間以上 あるいは T-Cell Xtend 試薬を使用する場合は 32 時間以上保管しない 9. 採血管を再使用しないこと 10. 使用期限を過ぎた場合は使用しないこと 11. 無菌操作にて本製品を使用する 12. 直射日光を避けて保管する 13. Leucosep 管が破損している FICOLL-PAQUE PLUS がはっきりと黄色に変色している または粒状物質が見られる場合は使用してはならない 構成梱包内容 : FICOLL-PAQUE PLUS が既に充填済みの Leucosep 管 50 本 添付資料および MSDS が収録された CD 保管および有効性 未開封時は 4~30 C で保管し 箱に記載された使用期限まで保管が可能 開封後は室温 (18 ~25 C) で保管し 外装開封から 12 週間以内または箱に記載された使用期限のどちらか早 い方までに使用する 必要な器具 器材 1. ヘパリン加採血管 2. AIM V および RPMI 細胞培地 3. 15 ml 遠心分離管 4. 最低 1000 RCF(g) で PBMC を分画し 室温 (18~25 C) で検体を保持できる遠心分離機 5. バイオセーフティレベル 2(BL 2) キャビネット ( 推奨 ) 6. ピペットおよび滅菌済みピペットチップ 7. ELISPOT キット 8. 8 時間以上前に採取された血液を使用する場合は T-Cell Xtend 試薬が必要になる 手順 注 : 以下の手順は 優良試験所規範の原則に従って行う

1. 使用前に 必要数の Leucosep 管を室温 (18~25 C) に戻す 2. FICOLL-PAQUE PLUS が多孔性フィルターよりも上部にある場合は Leucosep 管を 350 xg で 1 分間遠心分離機にかけ FICOLL-PAQUE PLUS をフィルターより下部に 落とす 3. 血液検体を転倒混和させてから 15 ml 遠心分離管を用いて血液 5 に対して AIM V また は RPMI 細胞培地 3 の比率で血液検体を希釈する 遠心分離管を転倒混和させ 血液と 細胞培地を混合する 4. 希釈された血液を Leucosep 管に直接流し入れ 1000 xg 18~25 C で 10 分間遠心分 離する 5. 遠心分離後 白濁色の PBMC 層を吸引し 新しい 15 ml 遠心分離管に移す AIM V または RPMI を総量が 10mL になるまで加え転倒混合する 6. 600 xg で 7 分間遠心分離する 遠心分離後 上清を捨てる 7. 沈殿物を AIM V または RPMI で再懸濁し 10mL になるまで AIM V または RPMI を 加え 350 xg でさらに 7 分間遠心分離する 8. 遠心分離後 上清を捨て ELISPOT アッセイで必要な量の AIM V(RPMI は不可 ) で 沈殿物を再懸濁する 9. ELISPOT アッセイにて細胞を抗原刺激する場合は 必要量に応じて AIM V (RPMI は不可 ) で細胞を希釈する 制限事項 他の分離方法と同様に Leucosep 管を使用すると 一部の PBMC サブセット (T 細胞 B 細胞など ) の比率が全血と比較して異なる場合がある しかしほとんどの場合 PBMC サブ セットの違いは影響がないと考えられている 精度管理 社内試験にて FICOLL- PAQUE PLUS と Leucosep 管を用いた場合を比較して PBMC 収量が大幅に減少することは見られなかった 各施設における精度管理の一環として 関 連する検査をする際十分な PBMC を得るため 細胞計数装置の設定および検証をすること さらに 精度管理用に 検査上で想定される T 細胞の機能を確認するため 陽性コントロ ールと陰性コントロールを使用しなければならない 性能 T-Cell Xtend 試薬を用いて採血後時間経過した血液を取り扱った場合 46 人のドナーから 6 ml の血液検体を 2 本ずつ採取した 1 本目は 静脈穿刺から 8 時間 以内に手作業で FICOLL* 上に重層し細胞分離を行った 2 本目の検体は 29~32 時間経過

した後 T-Cell Xtend 試薬を加え Leucosep 管を使用して細胞分離を行った どちらの方法でも ELISPOT 検査を行うのに十分な細胞が確保され 両検体から得られた 細胞は 検査に有効であった 新鮮な血液を取り扱った場合 52 人のドナーから 6 ml の血液検体を 2 本ずつ採取した 各ドナーから採取された両検体 を静脈穿刺から 8 時間以内に処理した 1 本目の検体は 手作業で FICOLL 上に重層して 細胞分離を行った 2 本目の検体は Leucosep 管を使用して細胞分離を行った どちらの方法でも ELISPOT 検査を行うのに十分な細胞が確保され 両検体から得られた細胞は 検査に有効であった

ELISPOT 検査用 PBMC の収集 分離におけるトラブルシューティング 問題考えられる原因解決方法 細胞収量が少ない赤血球が混入している明確な PBMC 層がない無効な結果 ドナーが白血球減少症である採血が不適切採血管が室温 (18~25 C) で保管されていない血液が適切温度で保管されていない推奨される量または希釈率が用いられていない適切温度で血液が保管されていない採血管を室温 (18~25 C) で保管していない血液が希釈されていない Leucosep 管内で血液検体が傾いている遠心分離が不適切血液検体の分離が不十分血液検体の分離が不完全遠心分離機が適切に校正されていない遠心分離が不適切ドナーが高脂肪血症である様々な不適切な検体取り扱いによって 無効な結果が得られる場合がある 採血管をもう1 本加え 血液量を増やす CPT および EDTA が含まれる採血管は Leucosep 管と互換性がない採血管を室温に戻す血液は 18~25 C あるいは T-Cell Xtend 試薬を使用する場合は 10 ~25 C で移送する正しい手順に従う血液は 18~25 C あるいは T-Cell Xtend 試薬を使用する場合は 10 ~25 C で移送する採血管を室温に戻す手順に従って 血液を希釈する遠心分離の前に Leucosep 管が直立しているよう確認する遠心分離の手順に従う遠心分離機が 18~25 C の冷却機能があるか確認する遠心ブレーキのスイッチがオフになっていることを確認する遠心分離時間を 10 分間延長する遠心分離時間を 10 分間延長する遠心分離機を校正する遠心分離の手順に従う空腹時に血液を採取する上記の各セクションを参照

T-Cell Xtend および Oxford Immunotec のロゴは Oxford Immunotec Limited の商標です AIM V は Invitrogen の商標です CPT は Becton Dickinson の商標です * FICOLL および FICOLL-PAQUE は GE Companies の商標です T-Cell Xtend 試薬は 以下の特許および出願中の特許によって保護されています EP2084508 US13/253,598, CN101529221 AU2007-303994 JP2009-530943 IN2165/DELNP/2009 CA2665205 Oxford Immunotec Limited, 2014. All rights reserved. 製造者 : Oxford Immunotec Ltd 94C Innovation Drive, Milton Park, Abingdon Oxfordshire, OX14 4RZ, UK +44(0)1235 442780 www.oxfordimmunotec.com PI-LT-.615-JP-V3