アセチル化 脱アセチル化酵素関連試薬 tone etylation Assay Kit アセチル化ヒストンを認識する抗体を用いて 細胞内のヒストンのアセチル化レベルを Cell ELISA 法により測定するキットです ヒストンのアセチル化は ヒストン脱アセチル化酵素 (HDAC) 阻害剤により亢進さ

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の活性化が背景となるヒト悪性腫瘍の治療薬開発につながる 図4 研究である 研究内容 私たちは図3に示すようなyeast two hybrid 法を用いて AKT分子に結合する細胞内分子のスクリーニングを行った この結果 これまで機能の分からなかったプロトオンコジン TCL1がAKTと結合し多量体を形

図 1 ヘテロクロマチン化および遺伝子発現不活性化に関わる因子ヘテロクロマチン化および遺伝子発現不活性化に関わる DNA RNA タンパク質 翻訳後修飾などを示した ヘテロクロマチンとして分裂酵母セントロメアヘテロクロマチンと哺乳類不活性 X 染色体を 遺伝子発現不活性化として E2F-Rb で制御

石黒和博 1) なお酪酸はヒストンのアセチル化を誘導する一方 で tubulin alpha のアセチル化を誘導しなかった ( 図 1) マウスの脾臓から取り出した primary T cells でも酢酸 による tubulin alpha のアセチル化を観察できた これまで tubulin al

報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効

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第 2 章クロマチンとエピジェネティクス 4. ヒストンのメチル化とクロマチン構造の変化 中山潤一 ヒストンのアセチル化修飾がもたらす転写への影響は アセチル基転移酵素 脱アセチル化酵素の発見から広く認められるようになった 最近 ヒストンにメチル化修飾を導入する酵素が発見され アセチル化だけでなくメ

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans

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2 特集MBL エピジェネティクス RNA 関連製品ラインナップ MBL エピジェネティクス RNA 関連製品ラインナップ DNA から転写された mrna は 翻訳されてタンパク質が合成されます 遺伝子発現において エピジェネティックな因子 転写因子や RNA 結合タンパク質 mirna や nc

前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ

結果 この CRE サイトには転写因子 c-jun, ATF2 が結合することが明らかになった また これら の転写因子は炎症性サイトカイン TNFα で刺激したヒト正常肝細胞でも活性化し YTHDC2 の転写 に寄与していることが示唆された ( 参考論文 (A), 1; Tanabe et al.

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学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 佐藤雄哉 論文審査担当者 主査田中真二 副査三宅智 明石巧 論文題目 Relationship between expression of IGFBP7 and clinicopathological variables in gastric cancer (

るが AML 細胞における Notch シグナルの正確な役割はまだわかっていない mtor シグナル伝達系も白血病細胞の増殖に関与しており Palomero らのグループが Notch と mtor のクロストークについて報告している その報告によると 活性型 Notch が HES1 の発現を誘導

プロトコール集 ( 研究用試薬 ) < 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫

図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル

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関係があると報告もされており 卵巣明細胞腺癌において PI3K 経路は非常に重要であると考えられる PI3K 経路が活性化すると mtor ならびに HIF-1αが活性化することが知られている HIF-1αは様々な癌種における薬理学的な標的の一つであるが 卵巣癌においても同様である そこで 本研究で

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1. Caov-3 細胞株 A2780 細胞株においてシスプラチン単剤 シスプラチンとトポテカン併用添加での殺細胞効果を MTS assay を用い検討した 2. Caov-3 細胞株においてシスプラチンによって誘導される Akt の活性化に対し トポテカンが影響するか否かを調べるために シスプラチ

今後の展開現在でも 自己免疫疾患の発症機構については不明な点が多くあります 今回の発見により 今後自己免疫疾患の発症機構の理解が大きく前進すると共に 今まで見過ごされてきたイントロン残存の重要性が 生体反応の様々な局面で明らかにされることが期待されます 図 1 Jmjd6 欠損型の胸腺をヌードマウス

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く 細胞傷害活性の無い CD4 + ヘルパー T 細胞が必須と判明した 吉田らは 1988 年 C57BL/6 マウスが腹腔内に移植した BALB/c マウス由来の Meth A 腫瘍細胞 (CTL 耐性細胞株 ) を拒絶すること 1991 年 同種異系移植によって誘導されるマクロファージ (AIM

プロトコル 細胞 増殖 / 毒性酸化ストレス分子生物学細胞内蛍光プローブ細胞染色ミトコンドリア関連試薬細菌研究用試薬膜タンパク質可溶化剤ラベル化剤二価性試薬イオン電極 その他 機能性有機材料 酵素 (POD,ALP) を標識したい 利用製品 < 少量抗体 (10μg) 標識用 > Ab-10 Rap

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タンパク質の合成と 構造 機能 7 章 +24 頁 転写と翻訳リボソーム遺伝子の調節タンパク質の構造弱い結合とタンパク質の機能

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一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検

手順 ) 1) プライマーの設計 発注変異導入部位がプライマーのほぼ中央になるようにする 可能であれば 制限酵素サイトができるようにすると確認が容易になる プライマーは 25-45mer で TM 値が 78 以上になるようにする Tm= (%GC)-675/N-%mismatch

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図 1 マウス細胞におけるヘテロクロマチン じて凝集したままの状態を維持しており, 構造的ヘテロク ロマチンと非常によく似た構造を持つと考えられている. 不活性化 X の例では, 染色体レベルでヘテロクロマチン 化するという大きな構造変化を受けるが, 染色体上には ミクロなレベルの不活性化領域が多く

微鏡で観察した際に 他の核内領域に比べて非常に濃く染色される (=DNA 含量に富む ) 領域として 反対に淡く染色されるユークロマチンとの対比から 約 70 年以上も前に定義された言葉である ヘテロクロマチンは 細胞周期を通じて常に分裂期染色体のように凝集したままの状態を維持し 他の染色体領域に比

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Copyright 2008 All Rights Reserved 2

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別紙 < 研究の背景と経緯 > 自閉症は 全人口の約 2% が罹患する非常に頻度の高い神経発達障害です 近年 クロマチンリモデ リング因子 ( 5) である CHD8 が自閉症の原因遺伝子として同定され 大変注目を集めています ( 図 1) 本研究グループは これまでに CHD8 遺伝子変異を持つ

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2. Tハイブリドーマによる抗原認識二重特異性を有する (BALB/c X C57BL/6)F 1 T 細胞ハイブリドーマを作製した このT 細胞ハイブリドーマは I-A d に拘束された抗原 KLH と自己の I-A b 単独を二重に認識した 外来抗原に反応するT 細胞が自己のMHCによって絶えず

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日本標準商品分類番号 カリジノゲナーゼの血管新生抑制作用 カリジノゲナーゼは強力な血管拡張物質であるキニンを遊離することにより 高血圧や末梢循環障害の治療に広く用いられてきた 最近では 糖尿病モデルラットにおいて増加する眼内液中 VEGF 濃度を低下させることにより 血管透過性を抑制す

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妊娠認識および胎盤形成時のウシ子宮におけるI型IFNシグナル調節機構に関する研究 [全文の要約]

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難病 です これまでの研究により この病気の原因には免疫を担当する細胞 腸内細菌などに加えて 腸上皮 が密接に関わり 腸上皮 が本来持つ機能や炎症への応答が大事な役割を担っていることが分かっています また 腸上皮 が適切な再生を全うすることが治療を行う上で極めて重要であることも分かっています しかし

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ヒトゲノム情報を用いた創薬標的としての新規ペプチドリガンドライブラリー PharmaGPEP TM Ver2S のご紹介 株式会社ファルマデザイン

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報道発表資料 2007 年 8 月 1 日 独立行政法人理化学研究所 マイクロ RNA によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mrna の翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - ポイント マイクロ RNA が翻訳の開始段階を阻害 標的 mrna の尻尾 ポリ A テール を短縮

QIAzol Lysis Reagent MaXtract High Density RNAlater RNA Stabilization Reagent QIAGEN QIAzol Lysis Reagent RNA RNase MaXtract High Density QIAzol QIAzo

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1. 背景血小板上の受容体 CLEC-2 と ある種のがん細胞の表面に発現するタンパク質 ポドプラニン やマムシ毒 ロドサイチン が結合すると 血小板が活性化され 血液が凝固します ( 図 1) ポドプラニンは O- 結合型糖鎖が結合した糖タンパク質であり CLEC-2 受容体との結合にはその糖鎖が

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Transcription:

MBL RUO TOPICS vol.4 Feb. 2012 https://ruo.mbl.co.jp/

アセチル化 脱アセチル化酵素関連試薬 tone etylation Assay Kit アセチル化ヒストンを認識する抗体を用いて 細胞内のヒストンのアセチル化レベルを Cell ELISA 法により測定するキットです ヒストンのアセチル化は ヒストン脱アセチル化酵素 (HDAC) 阻害剤により亢進されますが このキットを用いることにより HDAC 阻害剤の培養細胞に対する作用を直接検討できます 株式会社サイクレックスは アセチル化部位特異的抗体を用いたアセチル化関連酵素活性および A450 2.0 1.5 1.0 HDAC 阻害剤 TSA 処理によるヒストンアセチル化レベルの変化 MCF7 HeLa BALB/c 3T3 アセチル化レベルの測定原理について 米国で特許を取得しています 米国特許番号 6,884,597 0.5 0.0 0 1 2 3 4 5 Reaction time (h) ー N 価格 C-1140 C-M1029 Cellular tone etylation Assay Kit Anti-etylated tone/p53-382 96 assays2 100 g 70,000 50,000 HDAC Deacetylase Fluorometric Assay Kit クラス I ヒストン脱アセチル化酵素群 HDACs (HDAC1 2 3 および 8) は 酵母 RPD3 と相同性を持ち 普遍的に発現しています これらの HDACs は 癌抑制遺伝子産物 Rb などと結合し転写抑制を担っています 細胞内では ヒストンは低アセチル化状態にあり HDACs の作用は広範かつ強力であると考えられます HDAC 阻害物質は抗癌剤として期待されており その探索や臨床開発が活発に行われています HDAC8 は HDAC1 や HDAC3 とは 43 % しか相同性がなく 既存の HDAC 阻害剤の HDAC8 に対する選択性は HDAC1 や HDAC3 とは異なっていることが報告されています HDAC8 もヒト腫瘍細胞株の増殖に重要であり このサブタイプに選択的な阻害剤は新しい抗癌剤として有望であると考えられています 株式会社サイクレックスは 世界に先駆けペプチダーゼのペプチド分解活性がリジン残基のアセチル化によって変化することを利用してアセチル化 / 脱アセチル化酵素活性を測定できることを見出し 日本 ヨーロッパ カナダおよび米国で特許を取得しています 日本国特許 4,267,043 米国特許番号 7,033,778 7,256,013 ヨーロッパ特許番号 1,243,658 カナダ特許番号 2,392,711 1 HDACが基質に結合 2 アセチル基 ( 脱アセチル化 ) リジルンドペプチダーゼ () によるリジン残基後方の結合 断 AMC の 強度測定 HDAC HDAC HDAC HDAC AMC MCA MCA MCA MCA : 4-methyl-coumaryl-7-amide AMC : 7-amino-4-methylcoumarin ー N 価格 C-1150 HDACs Deacetylase Fluorometric Assay Kit 58,000 C-1158 HDAC8 Deacetylase Fluorometric Assay Kit 70,000 C-P1011 Anti-HDAC1 100 g 40,000 C-P1012 Anti-HDAC2 100 g 40,000 2

SIRT1 は長寿関連遺伝子としても注目されています SIRT Deacetylase Fluorometric Assay Kit ヒストン脱アセチル化酵素は クラスⅠ II Ⅲの3つのファミリーに分類されています クラスⅢに属する Sir2/SIRT ファミリーは クラスⅠやⅡとは異なり トリコスタチン A に非感受性であり 酵素の活性化には NAD + (Nicotinamide adenine dinucleotide) を必要とします SIRT ファミリーの活性を制御する薬剤は 種々の疾患治療薬として期待されています SIRT1 は核に局在し p53 NF- κb forkhead 転写調節因子およびヒストンを脱アセチル化します また 酸化還元状態に対応して筋肉分化の抑制に関与することが報告されています SIRT3 は その N 末端の 25 アミノ酸残基を介してミトコンドリアに局在します 不活性型のタンパク質として合成された後 ミトコンドリアマトリクスでペプチダーゼ処理され 28 kda の活性化型酵素に変換されることが報告されています DnpによりNmaのが 収 SIRTとNADによる脱アセチル化 リジルンドペプチダーゼ () Nmaの 強度測定 によるリジン残基後方の結合 断 Dnp Nma 収 Dnp Nma 収 Dnp SIRT NAD SIRT NAD Nma 収 Dnp SIRT NAD Nma CycLe SIRT1 Deacetylase Fluorometric Assay Kit では 他社製 を用いて報告されてきた Reseratrol によるアー ファクトである脱アセチル化酵素活性の 作用は検出されません これは CycLe 社 自のアセチル化基質ペプチドのインとその採用によるものであり 本製 を用いることにより SIRT1 本 の脱アセチル化酵素活性をに測定できることをしています 本製 は SIRT1 の活性化物質や阻害物質のスクリー ングにしていると考えられます ( ただし ての化合物や薬剤によるアー ファクトが生 ないことを保証するものではありません ) 考 (1) Kaeberlein, M. et al. J. Biol. Chem., 280:17038 17045, 2005 (2) Borra, M. T. et al. J. Biol. Chem., 280: 17187 17195, 2005 (3) Pacholec, M. et al. J. Biol. Chem., 285: 8340 8351, 2010 (4) Ledford H. News "Ageing: Much ado about ageing." Nature 464: 480 481, 2010 Deacetylase activity (% untreated) SIRT1Resveratrol 120 100 80 60 40 20 0 0 15.6 62.5 250 1000 Resveratrol conc. (M) C-1151 SIRT1/Sir2 Deacetylase Fluorometric Assay Kit 64,000 C-1152 SIRT2 Deacetylase Fluorometric Assay Kit 64,000 C-1153 SIRT3 Deacetylase Fluorometric Assay Kit 64,000 C-1156 SIRT6 Deacetylase Fluorometric Assay Kit 64,000 C-E1151 NAD + -Dependent Deacetylase SIRT1 100 g 50,000 C-E1152 NAD + -Dependent Deacetylase SIRT2 100 g 50,000 C-E1153 NAD + -Dependent Deacetylase SIRT3 100 g 50,000 C-E1156 NAD + -Dependent Deacetylase SIRT6 100 g 50,000 C-P1016 Anti-SIRT1 100 g 50,000 3

メチル化 DNA 濃縮 Kit Methyl Hunter -based Methylated DNA Enrichment Kit タンパク質を利用した 新しいタイプのメチル化 DNA 濃縮 Kit です 高収率! 抗体や他の MBD タンパク質を使用した方法よりも高い濃縮度を実現しました locus に偏りなく効率良く二本鎖メチル化 DNA が濃縮ができます と ビーズ メチル化 DNAの解析 Real-time RCR Microarray Net eneration Seuence フラグメント化した genomic DNA と精製 (-tag) を 合します が CpG DNA メチル化部位に特異的に結合します メチル化部位がいどたくさんの が結合し 濃縮効率が高まります -tag に特異的に結合する ビーズを使用し に結合したメチル化 DNA のみを 出します 回収したメチル化 DNA は 々な解析にお使いいただけます 800 メチル化 DNA の濃縮 マウス 非メチル化領域に対する相対コ ー 700 600 500 400 300 200 100 回収溶液内に含まれる非メチル化 ノム領域の相対コ ー (3 ローカスの) を 1 とした時のメチル化ローカス (locus 13) のコ ー をしています を使った実 では Locus 13 いれも 500700 もの高い濃縮率が 認されました locus 1 12 CpG/436 bp, 90 methylated locus 2 20 CpG/367 bp, 90 methylated, multicopy locus (3,000 copies) locus 3 12 CpG/308 bp, 90 methylated 0 locus1 locus2 locus3 locus1 locus2 locus3 ther MBD family based kit locus1 locus2 Antibody based locus3 ータご提供 学生体 御 学研究 先生 ー N 価格 -based 5270-100/5270-200 Methylated DNA Enrichment Kit 25 tests 48,000 5270-100 と 5270-200 は セットでの となります また 5270-100 と 5270-200 は保存 度が異なりますのでご ください 5270-100 -20 または -80 5270-200 48 Kit 成 Code: 5270-100 Code: 5270-200 キットに含まれない必要試薬 protein Control Genomic DNA ( マウスノム DNA) Positie Control Primers ( メチル化 DNA 用 ) Negatie Control Primers ( 非メチル化 DNA 用 ) 200 L 20 L 20 L 20 L 10 MBD buffer 50 Glycerol 10 ash Buffer Elute Buffer 800 L 800 L 15 ml 6 ml Dynabeads -Tag Isolation and Pulldown Magnetic Rack (MBL) east trna 5M NaCl Phenol/Chloroform 96-100 Ethanol 70 Ethanol DNase-free water Reagents for PCR assay 4

エピジェネティクス解析受託サービス 2 本鎖メチル化 DNA プルダウンアッセイ受託サービス プルダウンアッセイは 2 本鎖 CpG メチル化 DNA を分離 精製するためのサービスです CpG メチル化 DNA に対し特異的かつ結合能力の高い精製 タンパク質 (MBL code No.5270-100, 5270-200) を使用し 効率的にメチル化 DNA を集積する事ができます 自動機 (S-8G) や専用試薬を導入し 高効率でばらつきの少ない解析用サンプルの提供が可能となりました イメージ D1-i-t ビーズ Solution S- Tip Magnet Magnetic beads ell 回収率 16% 12% 8% 4% 0% SBR Green で測定 18% メチル化領域 0.01% 非メチル化領域 PCR 領域メチル化領域 H19ICR 非メチル化領域 HISTIH3B サンプル Jurkat 細胞 出 ノム 注意事項 MBD-pull down 用の試薬費用は含まれております 細胞からご依頼の場合 染色体 DNA を精製致します 沈降作業のみをご依頼の場合 TE 溶液に断片化 DNA を溶解させてお送りください Jurkat 細胞をコントロールとして使用して同時に作業をおこない メチル化領域 (H19ICR) 非メチル化領域 (HISTIH3B) で差が見られることを成功基準としています Pull down 後の DNA の回収量については保証していません MeDIP 1 本鎖メチル化 DNA 免疫沈降受託サービス MeDIP (Methylated DNA Immunoprecipitation) は 5- メチルシトシン (5mC) 抗体を用いて 1 本鎖メチル化 DNA を分離 精製するサービスです 特異性と結合能力が高い Diagenode 社のモノクローナル抗体を使用し 高い濃縮率を実現しています 自動機 (S-8G) や専用試薬を導入し 高効率でばらつきの少ない解析用サンプルの提供が可能となりました イメージ ビーズ Solution S- Tip Magnet Magnetic beads ell 回収率 8% 6% 4% 2% 0% SBR Green で測定 8.1% メチル化領域 0.06% 非メチル化領域 PCR 領域メチル化領域 H19ICR 非メチル化領域 HISTIH3B サンプル Jurkat 細胞 出 ノム 注意事項 MeDIP 用の試薬費用は含まれております 細胞からご依頼の場合 染色体 DNA を精製致します 沈降作業のみをご依頼の場合 TE 溶液に断片化 DNA を溶解させてお送りください Jurkat 細胞をコントロールとして使用して同時に作業をおこない メチル化領域 (H19ICR) 非メチル化領域 (HISTIH3B) で差が見られることを成功基準としています 免疫沈降後の DNA の回収量については保証していません 価格につきましては 6 ページをご参照ください 5

ChIP クロマチン免疫沈降受託サービス ChIP ( クロマチン免疫沈降 ) サービスは 目的タンパク質が結合している DNA 断片を分離 精製するためのサービスです お手持ちの抗体を使用する事もできます 自動機 (S-8G) によるクロマチン免疫沈降と DNA 精製を採用し ばらつきの少ない解析用サンプルの提供が可能となりました イメージ A S- A ンクにす 20% ビーズ Solution Tip Magnet Magnetic beads ell 回収率 16% 12% 8% 4% 0% SBR Green で測定 17% H3K4me3 4% Mouse IgG 使用抗体 MBL 社 anti-trimethyl tone H3 (4)(H3K4me3) (code No.MABI0304) Normal mouse IgG PCR 領域セルシグナリング社 Positie primer (code No.7014) サンプル Jurkat 細胞 出 ノム 注意事項 ChIP 用の試薬費用は含まれておりますが 使用する抗体は含まれておりません ご提供ください 本サービスで使用可能な ChIP 用おすすめ抗体を紹介しております 詳しくは 下記 ChIP 用おすすめ抗体 をご覧ください 沈降作業のみをご依頼の場合 専用 buffer をお送りいたしますのでご連絡下さい Ba/F3 細胞をコントロールとして使用して同時に作業をおこない H3K27me3 抗体とアイソタイプコントロール抗体を用いて p16 プロモーター領域で差が見られることを成功基準としています 免疫沈降後の DNA の回収量については保証していません 受託サービス価格 サンプル 化ま は DNA 化 MeDIP ChIP すて同 となります S- に 沈降 1 2 3 4 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 92,000 114,000 136,000 285,000 351,000 417,000 483,000 385,000 483,000 581,000 679,000 IP すす 頼と実 の ChIP 用の抗ヒストンモノクローナル抗体 モノクローナル抗体研究 の抗体を MBL から発 本受 にも使用可能です ー N ー N 1 2 MABI0301 MABI0302 MABI0303 MABI0304 MABI0305 MABI0306 MABI0307 MABI0308 MABI0310 MABI0301S MABI0302S MABI0303S MABI0304S MABI0305S MABI0306S MABI0307S MABI0308S MABI0310S 抗ヒストン H3 抗モノメチルヒストン H3 (4) 抗ジメチルヒストン H3 (4) 抗トリメチルヒストン H3 (4) 抗アセチルヒストン H3 (9) 抗モノメチルヒストン H3 (9) 抗ジメチルヒストン H3 (9) 抗トリメチルヒストン H3 (9) 抗アセチルヒストン H3 (9/27) ー N ー N 1 2 MABI0309 MABI0309S MABI0321 MABI0321S MABI0323 MABI0323S MABI0331 MABI0331S MABI0332 MABI0332S MABI0333 MABI0333S MABI0312 MABI0312S MABI0251 MABI0251S 1 2 抗アセチルヒストン H3 (27) 抗モノメチルヒストン H3 (27) 抗トリメチルヒストン H3 (27) 抗モノメチルヒストン H3 (36) 抗ジメチルヒストン H3 (36) 抗トリメチルヒストン H3 (36) 抗リン酸化ヒストン H3 (Ser10) 抗リン酸化ヒストン H2B (Ser14) 100 L (1mg/mL) 20 L (1mg/mL) 58,000 (100 L) 18,000 (20 L) 用 Immunoprecipitation, Immunostaining, Immunoblot 6

RNA-RNP ネットワーク RiboCluster Profiler TM 遺伝子発現の転写後調節の新規解析ツール RNA 結合タンパク質 (RBP) は mrna のスプライシング 核外輸送 細胞質内局在 安定性及び翻訳効率の調節などの転写後遺伝子発現制御において重要な働きをしています また 特定の疾患や機能に関連した mrna や mirna などは RBP を介してクラスター (RiboCluster) を形成していると考えられています RiboCluster Profiler TM は 特定の疾患や生物学的に関連した遺伝子群を網羅的に解析するツールです どの分野で研究している方でもスムーズに RNA 研究分野に入っていただけるように設計されています Brain TM RiboChi Lung Heart Breast Adipose RIP-Chip は Ribonomics, Inc. の特許 (SP 6,635,422 SP 7,504,210 ) です MBL は Ribonomics, Inc. から ールド イドな 実 を得てキットを開発しています に RP を つ い Liver Muscle Colon Testicular and Ovarian Bone Reference Dale L. Beach and Jack D. Keene, Methods Mol. Biol., 419 6991 (2008) in vitro transcription により ある RNA を Br で 識します その RNA に結合する RNP 合体を抗 Brd 抗体結合ビーズを使って精製します RNA と結合しているタンパク質を 動して分離し 質量分析によって同定します RIP-Chi RP の RP に て を受 てい RNA サ セット RNAiRNA を し い RIP-Assay Kit RIP-Assay Kit for microrna RIP-Certified Antibody 1 RNA 結合タンパク質 (RBP-) に対する特異的抗体を選択します RiboChip を使って ある 細胞や疾患で発現している RBP を調 細胞あるいは疾患特異的な RBP を見つけた後 Cycle に入ります RNA 結合タンパク質 Br 識 RNA Ribonomic Discovery Cycle 2 RNA 結合タンパク質 (RBP-) に対する抗体を用いて 結合している特定の RNA サブセット (mrna/mirna) を免疫沈降します ある RNA RiboTra Sequencing 遺伝子 の RNA の に関連す ン ク 子を し い RiboTrap Kit Microarray RT-PCR 特定の RBP(RBP-) に結合している RNA サブセットを免疫沈降物から 離し マイクロアレイや RT-PCR またはシーク ンシングなどの方法で同定します ー N 価格 RN1001 RN1005 RN1011/RN1012 RIP-Assay Kit RIP-Assay Kit for microrna RiboTrap Kit 10 assays 10 assays 10 assays 40,000 60,000 78,000 RN1011 と RN1012 はセット となっております また RN1011 と RN1012 は保存 度が異なりますのでご ください RN1011-20 RN1012 28 しくは RIP-Certified Antibody RBP antibodyも 種取りえております 詳細はこちらから tttitii-t RIP 検索 7

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