第 14 回専門調査会における各委員からの質問事項 ( 大沢委員 ) 欧米諸国における社会保険の適用条件等について ( 第 3 号被保険者 短時間労働者 ) 5 頁 高齢者の継続雇用や定年制等の維持が若者 女性などのグループの雇用に与える影響について 8 頁 ( 中山委員 ) 欧米諸国の退職金制度等

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1 ( 参考資料 ) 第 14 回調査会における質問事項 1 頁 実引退年齢及び公式引退年齢 2 頁 年金の繰上げ 繰下げ支給制度 3 頁 所得代替率と在職老齢年金 4 頁 被扶養配偶者の取扱いと短時間労働者 5 頁 定年制 6 頁 企業年金制度 7 頁 高齢者の雇用促進と若年労働への影響 8 頁 早期退職優遇制度の導入状況 9 頁 年齢階級別就業率の動向 10 頁 高年齢者の雇用形態別雇用者数の推移 11 頁

2 第 14 回専門調査会における各委員からの質問事項 ( 大沢委員 ) 欧米諸国における社会保険の適用条件等について ( 第 3 号被保険者 短時間労働者 ) 5 頁 高齢者の継続雇用や定年制等の維持が若者 女性などのグループの雇用に与える影響について 8 頁 ( 中山委員 ) 欧米諸国の退職金制度等について 7 頁 ( 樋口委員 ) 欧米諸国における年金の繰下げ支給制度 給付増額率について 3 頁 欧米諸国における 65 歳未満の定年設定条件 ( 例外規定 ) について 6 頁 我が国における高齢者の就業率と増加がみられている雇用形態について 頁 ( 山川委員 ) 欧米諸国における平均的な引退年齢について 2 頁 欧米諸国における年金の支給水準 就労時の減額について 4 頁 我が国における早期退職優遇制度の導入状況 退職金割増の状況について 9 頁 1

3 実引退年齢及び公式引退年齢 2007 年における各国の公式引退年齢 ( 公的老齢年金を満額受給可能な最低年齢 ) は 概ね 65 歳となっている が フランスの男女及びイギリスの女性については 60 歳となっている 実引退年齢 (40 歳以上の者が労働力を離れた ( 継続就労の意思なく退職した ) 年齢の平均値 ) は イギリスの女性及び日本を除き公式引退年齢を下回っている ( 表 1) ( 歳 ) 実引退年齢 (1999~2004 年 ) 公式引退年齢 (2007 年 ) 男性女性男性女性 アメリカ (65 歳 8 ヶ月 ) 注 1 イギリス 注 2 ドイツ 注 3 フランス 日本 ( 国民年金 ( 基礎年金 )) 60.0( 厚生年金 ) 注 4 OECD 諸国平均 注 注 5 注 1)2007 年までに 67 歳に引上げ 注 2)2020 年までに 65 歳に引上げ 注 3)2012 年から 2029 年までに 67 歳に引上げ 注 4) 厚生年金について男性は 2025 年までに 女性は 2030 年までに 65 歳に引上げ 注 5)OECD 諸国平均は 2004 年 Source: OECD estimates based on the European Union Labour Force Survey and other national labour force surveys 出典 : 2005~2006 年海外情勢報告 ( 厚生労働省 2007 年 3 月 ) : 平成 19 年版厚生労働白書 ( 厚生労働省 2007 年 3 月 ) 2

4 以上の者 ) 60 歳から繰上げ支給可能繰り上げ支給制度制度あり 繰下げ支給制年金の繰上げ 繰下げ支給制度 繰上げ支給制度はイギリスを除き各国ともあり フランスについては減額されずに受給が可能となっている 繰下げ支給制度は各国ともあるが 繰下げた場合の割増率はイギリスで最も大きく 1 年遅らせた場合 10.4% の割増率となっている ( 表 2 ) アメリカイギリスドイツフランス日本 可能な年齢 62 歳から繰上げ支給可能 60 歳から繰上げ支給可能 56 歳から繰上げ支給可能 国民年金 ( 老齢基礎年金 ) ( 対象者は 被保険者期間が15 年以上 ( 対象者は 被保険者期間が42 年 の女性 長期失業者 又は高齢者パート 就労促進制度活用者 ) 給付増減率 ( 繰上げ期間に応じ年金給付が減額される ) 備考 繰上げ期間が 36 か月までは約 0.56%/ 月 36 か月以降は約 0.42%/ 月の割合で給付額が減額される ( 例えば 1941 年生まれの満額受給開始年齢が 65 歳 8 か月である者が 62 歳まで 44 か月繰上げた場合約 23.3% 減額される ) 繰上げ支給は認められていない 0.3%/ 月減額 3.6 %/ 年減額 ( 最大 18% 給付額が減額 ) 繰上げ支給制度自体が 2016 年末で廃止 被保険者期間が 35 年以上の長期被保険者については 63 歳から繰上げ支給可能 ( 最大 10.8% 給付額が減額 ) 長期被保険者の繰上げ支給開始年齢は2010~2011 年にかけ63から62 歳へ引下げ予定 他に重度障害者に対する繰上げ支給 給付は減額されず 満額受給可 55 歳から繰上げ支給可能 ( 対象者は 障害者で被保険者期間が 30 年以上の者 給付は減額されず 満額受給可 ) いずれの繰上げ支給制度も 2004 年から実施 0.5%/ 月の割合で給付額が減額される 厚生年金 ( 老齢厚生年金 ) 繰上げ支給は認められない 0.625% / 月 (7.5% / 年 ) 度れる ) 可能な年齢 ~7 0 歳 給付増減率 ( 繰下げ期間に応じ 年金給付が増額さ 増額率は現在引上げ中であり 2008 年には 8%/ 年となる 上限なし 2005 年に上限 5 年の制限を廃止 10.4% / 年 2005 年に増額率を 7.5% / 年から引上げ 上限なし 0.5% / 月 (6%/ 年 ) 上限なし 繰下げ支給は 2004 年から開始 0.75% / 四半期 (3%/ 年 ) 2007 年 1 月から就業継続者については より高い増額率 (4~5% / 年 ) の適用を実施 ~7 0 歳 0.7%/ 月 (8.4%/ 年 ) 他の選択肢として 被保険者期間が40 年以上の者の 老齢厚生年金は平成 19 年 4 月から 備考 一時金制度あり み適用 繰下げ支給制度が開始 出典 : 2005~2006 年海外情勢報告 ( 厚生労働省 2007 年 3 月 ) 等 3

5 所得代替率と在職老齢年金 所得代替率はドイツが最も高く (71.8%) 次いでフランス (68.8%) となっている 在職老齢年金について 満額支給開始年齢前は繰上げ支給制度のないイギリスを除き 収入額によって減額される 満額支給開始年齢後は アメリカ イギリス ドイツは減額されないが フランス 日本 ( 老齢厚生年金 ) は収入額に よって減額される ( 表 3) 所得代替率 ( 男性 :2002 年 ) 51.0% 47.6% 71.8% 68.8% 59.1% 年金受給中の就労(在職老齢年金アメリカイギリスドイツフランス日本 支給開始年齢前 ( 繰上げ支給時 ) ( 満額 ) ( 満額 ) )支給開始年齢後 年金支給開始年齢 (65 歳 8 か月 ) となる前年 ( つまり 62 歳 ~64 歳 ) までは年収 12,960 ト ル ( 約 143 万円 ) を超える部分について就労収入 2 ト ルにつき年金 1 ト ルが減額 年金支給開始年齢 (65 歳 8 か月 ) となる直前は年収 34,440 ト ル ( 約 380 万円 ) を超える部分について 3 ト ルにつき 1 ト ル年金が減額 在職していても年金額は減額されない 1999 年以前は ( 満額 ) 支給開始年齢から 69 歳までの年金受給者が就労した際 年金額が減額されていたが 2000 年 1 月に廃止 在職していても年金額は減額されない 賃金月額 350 ユーロ ( 約 4 万 8 千円 ) を超える者の年金給付は賃金月額に応じ満額年金の 2/3 1/2 1/3 へ減額される 在職していても年金額は減額されない 年金額と賃金額の合計が引退 ( 年金支給開始 ) 直前の賃金額を越えない場合 年金額は減額されない 2007 年 1 月から引退直前の賃金が低水準な者については年金額と賃金額の合計額が最低賃金 (SMIC) の 1.6 倍まで就労しても年金額が減額されなくなった (60~64 歳 ) 賃金 ( ボーナス込み月収 ) と年金の合計額が 28 万円を上回る場合は 賃金の増加 2 に対し 年金額 1 を停止 賃金 ( ボーナス込み月収 ) が 48 万円を超える場合は 賃金が増加した分だけ年金を停止 (65 歳以上 ) 老齢基礎年金在職していても年金額は減額されない 老齢厚生年金賃金 ( ボーナス込み月収 ) と厚生年金 ( 報酬比例部分 ) の合計額が 48 万円を上回る場合には 賃金の増加 2 に対し 年金額 ( 報酬比例部分 )1 を停止出典 : 2005~2006 年海外情勢報告 ( 厚生労働省 2007 年 3 月 ) 等 4

6 被扶養配偶者の取扱いと短時間労働者 被扶養配偶者について ドイツ以外は何らかの取扱いがなされている アメリカ イギリスについては被扶養配偶者に対してそれぞれ夫の年金の 50% 60% の給付 フランスについては被用者本人に対し配偶者分を加給する形で支給されている 短時間労働者について アメリカ フランスは報酬を有する者は強制適用 イギリスは週 84 ポンド以上 ドイツは 月の報酬 400 ユーロ以上又は週の労働時間が 15 時間以上の場合に強制適用となっている ( 表 4) アメリカイギリスドイツフランス日本 制度名 老齢遺族障害保険 ( 配偶者給付 ) 国民保険 ( 配偶者加算 ) 労働者年金保険 一般制度 ( 扶養配偶者加給年金 ) 国民年金 ( 老齢基礎年金 ) 配偶者に対する年金給付 被扶養の妻の平均受給月額 (2006 年 ) 夫の年金 ( 基本年金額 ) の 50% 平均 ドル / 月 [ 約 59,523 円 / 月 ] 夫の基礎年金の 60% なし加給年金 ( 注 1) 基礎年金の 100% 月額約 216 ポンド / 月 [ 約 50,324 円 / 月 ] なし 満額 ユーロ / 年 [ 約 95,726 円 / 年 ] [ 約 7,980 円 / 月 ] 満額 66,000 円 / 月 保険料賦課下限額 ( 年収 ) (2006 年 ) 収入を有する者は適用 年金額算定の根拠となる保険料記録は 年 970 ドル [ 約 11 万 5 千円 ] 以上の収入課税徴収は年収 1,500 ドル [ 約 17 万 8 千円 ] 以上 週 97 ポンド以上 [ 週 22,599 円 ][ 年約 117 万 5 千円 ] ( 週給 84~97 ポンドの者は保険料負担が免除 ) 400 ユーロ ( 月 ) 4,800 ユーロ ( 年換算 ) [ 約 763,969 円 ] 収入を有する者は適用年金額算定の根拠となる被保険料記録は最低賃金の 200 時間分 ( 約 1,438 ユー [225,737 円 ]) の収入 (2004 年 ) 1130 万円 ( 第 1 号被保険者 ) 2 通常の労働者の 1 週間の労働時間の 4 分の 3 以上 ( 第 2 号被保険者 ) 短時間労働者に対する適用 被用者については 報酬 (earnings) の多寡や労働時間の長短を問わず 全て適用し 保険料が賦課される 報酬 (earnings) が週 84 ポンド以上の被用者は強制加入 月の報酬 (earnings) が 400 ユーロ以上又は週の労働時間が 15 時間以上である場合は強制加入 報酬 (earnings) を有する者については 強制適用 1 日又は 1 週間の所定労働時間 1 ヶ月の所定労働日数が 通常の就労者のおおむね 4 分の 3 以上 為替換算は 日本銀行外国為替相場状況 (2006 年 12 月末 ) (1 ドル = 円 1 ポンド = 円 1 ユーロ = 円 ) 注 1) 給付は被用者本人に支給される 出典 : 丸山桂 [2007] 女性と年金に関する国際比較 海外社会保障研究 No.158 等 5

7 定年制 6 5 歳前の定年制について イギリスでは例外的にその目的が正当化される場合 ドイツ フランスでは労働者が年金の請求権を取得した時点で労働契約が終了する旨の協約が結ばれている場合には可能とされている ( 表 5) 定年制の例外の一定要件 アメリカイギリスドイツフランス日本 定年制原則不可可可可可 可能な定年年齢 65 歳以上 65 歳以上 65 歳以上 60 歳以上 例外 ( 上記以外で認められる定年制 ) 特定の業務 ( パイロットなど ) の正常な遂行のため合理的に必要とされる定年制 高級管理職で年間 4 万 4,000 ドル [485 万 ] 円以上の退職給付 ( 年金 ) を受給できる者に対する 65 歳以上定年制 例外的にその目的が正当化される場合 年金を受給できる年齢に達した際に 雇用関係を終了することを事前に取り決めた合意があり 当該合意が ( 雇用期間の終了時からさかのぼって ) 最後の 3 年間以内に締結されたか 又は労働者により承認されている場合 年金の満額受給権があり 労働協約等に定めがある場合は 60 歳以上 65 歳未満の定年制も可 ( 政府の計画では 65 歳未満定年制は 2009 年末までに廃止予定 ) 鉱業法 ( 昭和二十五年法律第二百八十九号 ) 第四条に規定する事業における坑内作業の業務 出典 : 2005~2006 年海外情勢報告 ( 厚生労働省 2007 年 3 月 ) 等 6

8 企業年金制度 欧米において退職金制度は一般的でなく 企業年金が中心となっている ( 表 6) 設立 Establishment アメリカ USA イギリス GBR ドイツ DEU 企業の任意企業の任意 [ エリサ法に企業年金が満たすべき [ 社会保障年金法に付加年最低条件を規定 ] 金からの適用除外の条件を規定 ] 企業の任意 [ 老齢企業年金改革法に企 業年金が満たすべき最低条件を規定 ] AGIRC 幹部職員退職年金制度連合会 フランス FRA ARRCO 補足年金制度連合会 全国的労使協約の適用を受ける企業は設立が義務づけられる 厚生年金基金 Employee's pension fund (1) 厚生労働大臣の認可が必要 (2)500 人以 j 上の加入員がいること (3) 設立母体が健全であること 適格退職年金 Approved retirement annuity 事業主 日本 JPN 確定拠出年金 Definedcontribution pension scheme 確定給付企業年金 Definedcontribution pension scheme 年金の規約につい規約型と基金型がて 厚生労働大臣のある 労使が合意承認が必要 企業型した年金の規約にと個人型がある ついて 厚生労働大臣の承認 ( 基金の場合は基金の設立認可 ) が必要 加入資格 Eligibility for participation 21 歳から1 年以上の勤務を法定 条件なしが多くなりつつある [ 通常 5 年から 10 年の勤務期間 ] 幹部職員 ( 強制加入 ) 一般被用者 ( 強制加入 ) 厚生年金の適用企業又は団体の事業所に使用され被用者 ( 事業主でる被保険者 ある個人 これと 厚生年金保険の被保険者 日本私立学校振興 共済事業団 生計を一にする親加入者及び農林漁族 事業主である業団体職員共済組法人の役員等の合組合員加入は不可 ) 厚生年金保険の被保険者等 年金規約において加入者資格を定めることができる 支給開始年齢 Pensionable age 65 歳 [ 繰上げ 繰下げ ( 法定 ) あり ] 大部分が 65 歳 ( 女子 60 歳 ) 65 歳 ( 女子 60 歳 ) 60 歳 厚生年金保険に同じ ( 代行部分 ) 加算型の加算部分は自由 自由 最初の拠出からの原則として60~65 経過年数に応じ60~ 歳の範囲で年金規 65 歳 約に定める年齢 ( 老齢給付 ) 給付水準 Pension benefits levels 定額 定率等給付設計は企業によって異なるが 公的年金とあわせ 従前賃金の 60~70 % を保障 一般的には [ 最終給与または再評価後全期間平均給与 ] 乗率 [1/80~1/60] 加入年数 [40 年加入で最終給与の 50% 以上 ] 一般的なものとしては 最終給与 乗率 勤続期間により 公的年金と合わせて最終給与の65%~75% となる 個人の年金ポイント ポイント単価 [30 年加入で最終給与の約 30%] [ 30 年加入で最終給与の約 20%] 代行部分の 3 割を上回る水準 自由 拠出した掛金が個人毎に区分され 加入者それぞれが自己責任のもとに運用商品を選び 掛金と運用収益の結果をもとに給付額が決まる 基準に従い規約で定めるところにより算定した額 公的年金制度との調整 Adjustment to public pension scheme 次の 2 つの方法がある (1) 控除方式 = 全体の給付水準から公的年金給付相当額部分を差し引いた残りを支給 (2) 超過方式 = 公的年金と企業年 金を合わせた給付額が所得の一定水準になるよう 公的年金の上限以上の報酬に高い給付乗率を適用 いくつかの条件を満たせば 公的年金の付加年金部分から適用除外される 同じ期間国の制度に加入した場合の付加年金の給付を 下回らないこと 公的年金に上乗せされる [ 公的年金と合わせて最終給与の 65%~75% となる ] 公的年金に上乗せされる [ 公的年金と合わせて最終給与の 60% ~70% になる ] 公的年金に上乗せされる 公的年金に上乗せされる 公的年金に上乗せされる 公的年金に上乗せされる 出典 : データブック国際労働比較 2007 ( 労働政策研究 研修機構 2007 年 3 月 ) 7

9 高齢者の雇用促進と若年労働への影響 OECD 諸国について若年者と高齢者の就業率の変化に係る相関関係をみると 高齢者の就業率が上昇した国で若年者の就業率が上昇している例もみられており 必ずしもトレードオフの関係にあるとは言えない OECD 報告書では 若年 壮年労働者は必ずしも高齢労働者を代替できるわけではなく 早期引退に助成するコストはそのコストをまかなうための労働課税を高めるため 若年 壮年労働者の雇用機会を減少させる結果ともなりうる としている ( 図 1) 人口に対する就業者の比率の変化 1992~2002 年 AUS オーストラリア BEL ヘ ルキ ー FRA フランス GBR イキ リス GRC キ リシャ HUN ハンカ リー ITA イタリア JPN 日本 CAN カナタ KOR 韓国高齢CHE スイス LUX ルクセンフ ルク者DEU ト イツ MEX メキシコ(DNK テ ンマーク NLD オランタ 50 ~ESP スヘ イン NOR ノルウェー 64 歳FIN フィンラント NZL ニューシ ーラント )POL ホ ーラント PRT ホ ルトカ ル SWE スウェーテ ン TUR トルコ IRL アイルラント USA アメリカ ISL アイスラント 若年者 25 歳未満 出典 : 世界の高齢化と雇用政策 ( OECD 編著 2006 年 4 月 ) 8

10 早期退職優遇制度の導入状況 退職給付制度のある企業のうち 何らかの早期退職優遇制度がある とする割合は全体で 5. 4% と低い水準になっているが 大企業 (1,000 人以上 ) では 3 分の 1 以上で早期退職優遇制度がある 早期退職の対象者としては 50 歳層 55 歳層 で多くなっているが 退職金の加算割合は 大卒 50 歳層で 7 割程度 55 歳層で 5 割程度となっている ( 表 7) ( 表 8) 早期退職優遇制度あり 大学卒 モデル退職金 ( 自己都合 ) 加算割合 早期退職優遇制度あり 高校卒 モデル退職金 ( 自己都合 ) 加算割合 退職給付制度 ( 一時金 年金 ) がある企業 何らかの早期退職優遇制度あり 大学卒 ( 複数回答 ) 高校卒 ( 複数回答 ) 40 歳 4 5 歳 50 歳 55 歳 40 歳 45 歳 50 歳 55 歳 ( 単位 :%) 早期退職優遇制度なし [50 歳 ] (%) ( 万円 ) (%) (%) ( 万円 ) (%) 調査産業計 [4.0] [3.7] ,000 人以上 [33.4] [31.1] ~ 999 人 [8.4] [8.0] ~ 999 人 [16.1] [14.2] ~ 299 人 [5.8] [5.8] 調査産業計 [86.7] ,000 人以上 [97.1] ~ 999 人 [91.0] ~999 人 [95.7] ~299 人 [89.5] ~ 99 人 [84.7] [ ] 内の数値は 全企業に対する退職給付 ( 一時金 年金 ) 制度がある企業数割合である 30 ~ 99 人 [1.0] [0.8] [55 歳 ] 調 査 産 業 計 [5.0] [4.8] ,000 人 以 上 [35.7] [33.3] ~ 999 人 [10.5] [10.1] ~ 999 人 [19.2] [17.9] ~ 299 人 [7.5] [7.4] ~ 99 人 [1.6] [1.5] [ ] 内の数値は 退職給付 ( 一時金 年金 ) 制度に対する早期退職優遇制度がある企業数の割合である 出典 : 平成 15 年就労条件総合調査 ( 厚生労働省 2005 年 11 月 ) 9

11 年齢階級別就業率の動向 全体の就業率が概ね横ばいで推移している中 60~64 歳層では上昇傾向で推移している 特に 平成 18 年から平成 19 年 (1-9 月平均 ) にかけて上昇率が大きくなっている ( 単位 %) 平成 14 年 平成 15 年 平成 16 年 平成 17 年 平成 18 年 ( 平成 19 年 ) 男女計 ~ 19 歳 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 歳以上 男性計 ~ 19 歳 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 歳以上 資料出所 : 総務省統計局 労働力調査 ( 注 ) 平成 19 年の数値は 平成 19 年の 1~9 月の平均値 10

12 高年齢者の雇用形態別雇用者数の推移 (55~64 歳 ) 高齢者の雇用形態について昨年からの状況をみると 男性の高齢者雇用者の増加では 正規の職員 従業員 によるものが大きく 増加が続いているが 直近では 契約社員 嘱託 についても増加がみられている 雇用形態別雇用者数 (55-64 歳 ) ( 単位 : 万人 ) 役員を除く雇用者 正規の職員 従業員 非正規の職員 従業員 ハ ート アルハ イト 労働者派遣事業所の派遣社員 契約社員 嘱託 その他 平成 15 年 682 ( 32 ) 421 ( 15 ) 261 ( 17 ) 169 ( 12 ) 4 ( 2 ) 61 ( 2 ) 27 ( 1 ) 平成 16 年 743 ( 61 ) 447 ( 26 ) 296 ( 35 ) 197 ( 28 ) 6 ( 2 ) 66 ( 5 ) 27 ( 0 ) 平成 17 年 776 ( 33 ) 459 ( 12 ) 316 ( 20 ) 205 ( 8 ) 7 ( 1 ) 75 ( 9 ) 29 ( 2 ) 平成 18 年 813 ( 37 ) 481 ( 22 ) 332 ( 16 ) 214 ( 9 ) 10 ( 3 ) 78 ( 3 ) 30 1 男女計 平成 18 年 Ⅰ 804 ( 48 ) 478 ( 35 ) 326 ( 13 ) 216 ( 17 ) 9 ( 1 ) 76 ( 2 ) 25 ( -7 ) Ⅱ 800 ( 25 ) 482 ( 28 ) 317 ( -5 ) 208 ( 5 ) 8 ( 2 ) 68 ( -12 ) 33 ( 0 ) Ⅲ 817 ( 41 ) 481 ( 21 ) 336 ( 20 ) 212 ( 2 ) 12 ( 5 ) 81 ( 7 ) 31 ( 6 ) Ⅳ 830 ( 33 ) 483 ( 5 ) 348 ( 29 ) 220 ( 10 ) 12 ( 3 ) 86 ( 13 ) 30 ( 3 ) 平成 19 年 Ⅰ 868 ( 64 ) 511 ( 33 ) 359 ( 33 ) 239 ( 23 ) 9 ( 0 ) 77 ( 1 ) 34 ( 9 ) Ⅱ 859 ( 59 ) 515 ( 33 ) 344 ( 27 ) 223 ( 15 ) 11 ( 3 ) 80 ( 12 ) 30 ( -3 ) 平成 15 年 410 ( 19 ) 311 ( 14 ) 99 ( 6 ) 35 ( 3 ) 2 ( 1 ) 46 ( 1 ) 16 ( 1 ) 平成 16 年 442 ( 32 ) 329 ( 18 ) 112 ( 13 ) 42 ( 7 ) 3 ( 1 ) 51 ( 5 ) 16 ( 0 ) 平成 17 年 461 ( 19 ) 336 ( 7 ) 125 ( 13 ) 45 ( 3 ) 5 ( 2 ) 57 ( 6 ) 18 ( 2 ) 平成 18 年 479 ( 18 ) 352 ( 16 ) 127 ( 2 ) 47 ( 2 ) 6 ( 1 ) 58 ( 1 ) 16 ( -2 ) 男性 平成 18 年 Ⅰ 480 ( 29 ) 351 ( 26 ) 129 ( 4 ) 49 ( 4 ) 6 ( 2 ) 58 ( 3 ) 16 ( -5 ) Ⅱ 470 ( 10 ) 351 ( 21 ) 118 ( -11 ) 46 ( 0 ) 4 ( 1 ) 50 ( -10 ) 18 ( -2 ) Ⅲ 481 ( 22 ) 354 ( 15 ) 128 ( 8 ) 44 ( 1 ) 8 ( 4 ) 60 ( 3 ) 16 ( 0 ) Ⅳ 484 ( 12 ) 350 ( 2 ) 134 ( 11 ) 48 ( 3 ) 7 ( 1 ) 63 ( 7 ) 16 ( 0 ) 平成 19 年 Ⅰ 510 ( 30 ) 378 ( 27 ) 131 ( 2 ) 51 ( 2 ) 5 ( -1 ) 57 ( -1 ) 18 ( 2 ) Ⅱ 505 ( 35 ) 380 ( 29 ) 124 ( 6 ) 42 ( -4 ) 6 ( 2 ) 62 ( 12 ) 14 ( -4 ) 11 総務省統計局 労働力調査 ( 詳細結果 ) ( 平成 14 年 1 月から実施 ) ( 注 ) ( ) 内は前年差または前年同期差

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(参考資料).pdf ( 参 考 資 料 ) 第 14 回 調 査 会 における 質 問 事 項 1 頁 実 引 退 年 齢 及 び 公 式 引 退 年 齢 2 頁 年 金 の 繰 上 げ 繰 下 げ 支 給 制 度 3 頁 所 得 代 替 率 と 在 職 老 齢 年 金 4 頁 被 扶 養 配 偶 者 の 取 扱 いと 短 時 間 労 働 者 5 頁 定 年 制 6 頁 企 業 年 金 制 度 7 頁 高 齢 者 の

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