調査地 ( 千葉 403 号 ) 図 4.10 位置図 ( 千葉 403 号 )(1/25,000) 調査地 ( 千葉 403 号 ) a 畑雑草群落 b 水田雑草群落 12 シイ カシ二次林 16 クリ コナラ群集 34 スギ ヒノキ サワラ植林 38 竹林 図 4.11 植生区分図 ( 千葉 4

Size: px
Start display at page:

Download "調査地 ( 千葉 403 号 ) 図 4.10 位置図 ( 千葉 403 号 )(1/25,000) 調査地 ( 千葉 403 号 ) a 畑雑草群落 b 水田雑草群落 12 シイ カシ二次林 16 クリ コナラ群集 34 スギ ヒノキ サワラ植林 38 竹林 図 4.11 植生区分図 ( 千葉 4"

Transcription

1 (3) 千葉 403 号 1) 調査地概況調査地は 千葉県君津市南部の丘陵地の標高 120~230m にある契約地で 植栽木は 49 ~50 年生のスギ ヒノキ人工林となっている 調査地内に林道 作業道は無く 北側の公園より歩道が契約地東側の稜線を通っている 調査地周辺はクリコナラ林が広く分布しているが 現地では萌芽枝の発達したシイ類が多く見られた 表 4.14 概況整理表 ( 千葉 403 号 ) 地区名 / 番号 千葉 /403 号 備考 所在地 千葉県君津市 植栽木 ( 上層木 ) スギ ヒノキ 林齢 49~50 年生 地形 地形分類 大起伏丘陵地 起伏量 100m~200m 地質 表層地質区分 砂岩 泥岩互層 堆積岩 土壌 土壌区分 褐色森林土壌 気象 平均気温 15.6 最高気温平均 35.4 最低気温平均 3.7 最高気温極値 38.9 平成 16 年 7 月 21 日 最低気温極値 6.0 平成 8 年 2 月 3 日 平均年降水量 1,531 mm/ 年 最大日雨量 296 mm/ 日 平成元年 8 月 1 日 平均風速 2.6 m/s 最大積雪深 近接する広葉樹林の植生区分 クリ コナラ群集シイ カシ二次林 路網密度 0 m/ha 地形分類 表層地質区分 土壌区分は土地分類図 ( 千葉県 )20 万分の 1 経済企画庁発行より 気象データは気象庁 HP より 木更津観測所 ( 標高 60m) の過去 30 年の観測資料を整理集計 ( 資料不足値は除く ) 114

2 調査地 ( 千葉 403 号 ) 図 4.10 位置図 ( 千葉 403 号 )(1/25,000) 調査地 ( 千葉 403 号 ) a 畑雑草群落 b 水田雑草群落 12 シイ カシ二次林 16 クリ コナラ群集 34 スギ ヒノキ サワラ植林 38 竹林 図 4.11 植生区分図 ( 千葉 403 号 )(1/25,000) 自然環境保全基礎調査植生調査環境省自然環境局生物多様性センター HP より引用 115

3 2) 施業履歴ヒアリングにより 施業履歴調査を実施した 調査状況は表 4.15~ 表 4.17 に示すとおりである 調査地では 2 回 ~3 回の除伐と 2 回の間伐が実施されており 間伐強度は材積率で 1 回目が 10~17% 2 回目が 17~18% で実施され 前回間伐より 5~6 年経過している なお 土地履歴はヒアリングにより不明であったため 空中写真より潅木と判断した 除伐 枝払い 補植 改植等 実施年月 表 4.15 施業履歴等 ( 千葉 403 号 :50 年生ヒノキ林 ) 施業区分施業面積植栽樹種植栽本数備考 S53 13 年生除伐 (Ⅰ) 0.95 ha S59 19 年生枝打 ha S59 19 年生除伐 (Ⅱ) 0.95 ha 間伐実施年月 施業面積 伐採率 H10 33 年生 0.95 ha 材積 10% H21 44 年生 0.95 ha 材積 17% 植栽前の地況潅木 ( 空中写真より ) 間伐前の前生樹の状況 不明 密度 ( 本 /ha) 前 :1,600 本 /ha 後 :1,280 本 /ha 前 :1,280 本 /ha 後 :1,080 本 /ha 収量比数変化 Ry 施業区分 方法 定性切捨て チェーンソー定性切捨て チェーンソー 除伐 枝払い 補植 改植等 実施年月 表 4.16 施業履歴等 ( 千葉 403 号 :50 年生スギ林 ) 施業区分施業面積植栽樹種植栽本数備考 S49 9 年生除伐 (Ⅰ) 1.55 ha S53 13 年生除伐 (Ⅰ) 1.55 ha S58 18 年生枝打 ha S62 22 年生除伐 (Ⅱ) 1.55 ha 間伐実施年月 施業面積 伐採率 H10 33 年生 1.55 ha 材積 14% H21 44 年生 1.55 ha 材積 18% 植栽前の地況潅木 ( 空中写真より ) 間伐前の前生樹の状況 不明 密度 ( 本 /ha) 前 :1,500 本 /ha 後 :1,150 本 /ha 前 :1,150 本 /ha 後 : 950 本 /ha 収量比数変化 Ry 施業区分 方法 定性切捨て チェーンソー定性切捨て チェーンソー 116

4 除伐 枝払い 補植 改植等 実施年月 表 4.17 施業履歴等 ( 千葉 403 号 :49 年生スギ林 ) 施業区分施業面積植栽樹種植栽本数備考 S51 10 年生 除伐 (Ⅰ) 3.30 ha 2.45 ha S55 14 年生 除伐 (Ⅰ) 3.30 ha S58 17 年生 除伐 (Ⅰ) 2.45 ha S59 18 年生 枝打 ha 2.45 ha 間伐 実施施業時年月の林齢 施業面積 伐採率 H10 32 年生 3.30 ha 2.45 ha 材積 17% H22 44 年生 3.30 ha 2.45 ha 材積 17% 植栽前の地況潅木 ( 空中写真より ) 間伐前の前生樹の状況 不明 密度 ( 本 /ha) 前 :1,800 本 /ha 後 :1,440 本 /ha 前 :1,440 本 /ha 後 :1,140 本 /ha 収量比数変化 Ry 施業区分 方法 定性切捨て チェーンソー定性切捨て チェーンソー 3) 更新木調査プロットの設定調査地の立地 植栽樹種 更新木の侵入状況を考慮して 5 5m の調査プロットを 4 箇所設定した 近接する広葉樹林は 契約地東側の尾根沿いにシイ カシ類 コナラ サクラなどの高木性広葉樹を混生する広葉樹林が分布し その東側斜面下方にも萌芽枝の発達した常緑広葉樹二次林が広く分布している 調査プロットの配置状況及び位置図は 図 4.12 のとおりである 4) 更新木調査調査プロットの斜面勾配は 15~47 度となっており 急傾斜地が多く 裸地率は 5% 以下であった プロット 4031 は緩傾斜地で草丈 80cm 程度の常緑シダ ( ウラジロ ) が競合植生となっていた 高木性樹種の更新本数は 2,800~8,400 本 /ha で 3,000 本 /ha 以上のプロットが 3 プロットあり アラカシ アカガシ シラカシ スダジイなどのブナ科樹種の出現も多く見られる また 更新対象を樹高 50cm 以上で見た場合 更新本数は 1,200~7,200 本 /ha で基準値以上は 3 プロットと同様の傾向が見られた シカによる食害は僅かに見られるものの 更新への影響は軽微であると考えられるが プロット外では所々に痕跡が見られること 食害痕跡の多い 千葉 332 号 契約地と直線距離で 4km 程度しか離れていないことから 今後 更新木に顕著な被害が発生することも考えられる 広葉樹の伐採痕跡は 4031,4034 プロットで見られたが 萌芽枝を形成している状況であった 117

5 図 4.12 調査プロット位置図 ( 千葉 403 号 )(S=1/10,000) 5) 植栽木調査スギ林の平均胸高直径は 28~34cm 平均樹高 22~24m 本数 1,100~1,400 本 /ha 収量比数 0.86~0.90 であった また ヒノキ林の平均胸高直径は 29cm 平均樹高 18m 本数 700 本 /ha 収量比数 0.64 であった 調査結果の一覧は以降のとおりである 118

6 表 4.18 更新木調査結果一覧表 ( 千葉 403 号 ) 立地 植栽木 更新木 調査地点名 緯度経度 (WGS84) N E N E N E N E 斜面方位 NE E NW NW 平均斜面勾配 ( 度 ) 斜面位置上上上中 標高 (m) 表層地質砂岩 泥岩互層 ( 堆積岩 ) 樹種ヒノキスギスギスギ 林齢 ( 年生 ) 調査面積 ( m2 ) 平均胸高直径 (cm) 平均樹高 (m) 平均枝下高 (m) 密度 ( 本 /ha) 700 1,400 1,110 1,100 収量比数 地位 前回の間伐区分定性 切捨て定性 切捨て定性 切捨て定性 切捨て 間伐率 (%) 材 17 材 18 材 17 材 17 前回間伐からの経過年数 ( 年 ) 土地履歴潅木 ( 空中写真より ) プロット規模 5 5m 5 5m 5 5m 5 5m 全樹種更新密度 ( 本 /ha) 主な出現樹種 17,200 4,800 4,400 14,400 ココ メウツキ クロモシ スタ シ イ スタ シ イ ウツキ ムラサキシキフ アラカシ アカカ シ アリト オシ アラカシ シロタ モ マテハ シイ 更新木の伐採痕跡有無無有 ( 古 ) 高木性樹種出現本数 ( 本 /ha 換算 ) (6,000) (3,600) (2,800) (8,400) 出現数の多い高木性更新木 スタ シ イ アラカシ スタ シ イ カコ ノキ シロタ モ アラカシ アカカ シ アラカシ シロタ モ マテハ シイ 樹高 50cm 以上の高木性樹種出現本数 ( 本 /ha 換算 ) (5,600) (3,600) (1,200) (7,200) 競合植生 (m) 常緑シタ 0.8 裸地率 (%) 広葉樹林との距離 (m) 相対照度 (%) * 注 * 相対照度は計測当日の天候 時間帯により変動が非常に大きく 同条件での計測が可能であったプロットに限りデータを用いた 119

7 地区 プロット名 生活系 着葉期間 表 4.19 更新木出現状況 ( 千葉 403 号 ) 樹種 樹高 (m) 最小値最大値平均 樹高 0.5m 未満 出現総数 ( 本 ) 樹高 0.5m 以上 千葉 4031 高木 常緑 アラカシ シラカシ スダジイ ヤブニッケイ 亜高木 常緑 ヒイラギ ヒサカキ ヤブツバキ 低木 落葉 クロモジ コゴメウツギ ムラサキシキブ 小計 高木 常緑 カゴノキ シロダモ スダジイ 落葉 ケヤキ 低木 落葉 ウツギ 小計 高木 常緑 アカガシ アラカシ シロダモ 落葉 ヤマグワ 低木 落葉 ムラサキシキブ 小計 高木 常緑 アラカシ シロダモ スダジイ マテバシイ ヤブニッケイ 亜高木 常緑 ヒイラギ ヤブツバキ 低木 常緑 アセビ アリドオシ 落葉 ウツギ ムラサキシキブ 小計 計 株立ち 株数 ( 株 ) 棹数 ( 本 ) フ ロット内出現率 (%) シカ被害 ( 木 ) 120

8 121 高さ (m) 6.0 千葉 4031 高さ (m) 6.0 千葉 更新基準 h=1.6m 競合植生 h=0.8m 高木亜高木低木本数 高木低木本数 高さ (m) 6.0 千葉 4033 高さ (m) 6.0 千葉 高木低木 本数 高木亜高木低木本数 樹種特性不明樹種 ツル性木本類は含まない 図 4.13 更新木分布図 ( 千葉 403 号 )

9 調査プロット 4031 更新木の生育状況 下層植生の状況 4031 樹冠の状況 4032 調査プロット 4032 更新木の生育状況 4032 下層植生の状況 4032 樹冠の状況 122

10 調査プロット 4033 更新木の生育状況 下層植生の状況 4033 樹冠の状況 4034 調査プロット 4034 更新木の生育状況 4034 下層植生の状況 4034 樹冠の状況 123

11 403 その他 契約地への入口 ( 駐車位置 ) 広葉樹の伐採痕跡 (4034) シカによる食痕 (4034 付近 ) 広葉樹の伐採痕跡 (4031) 稜線沿いの歩道と広葉樹林稜線沿いの歩道と広葉樹 ( 二次林 ) 6) 契約地 千葉 の調査結果シカの食痕が多く見られた 千葉 332 号 では 高木性樹種密度は平均 3,200 本 /ha で 他の 2 契約地の平均 5,250 本 /ha の約 6 割と少なく ブナ科の出現も少なかった 千葉 332 号 は他の契約地に比べて前回間伐からの経過年数が 17 年と長く 当時の間伐強度も材積率 10~11% と低かった また 契約地では施業履歴が詳細に把握されているため 除間伐回数と更新密度の関係について検証を試みた 各契約地の除伐 間伐回数は表 4.20 のとおりである 高木性樹種の更新密度が低い 千葉 332 号 前述のとおりシカの影響が想定され 前回間伐からの経過 124

12 年数が長く樹冠の閉塞による影響も想定されるため 千葉 401 号 と 千葉 403 号 の 2 契約地について検討した 検討は 更新密度のラインを設定し その基準値未満の除間伐回 数計 基準値以上の除間伐回数計を比較した 検討結果は表 4.21 のとおりである 表 4.20 契約地千葉の除間伐実施状況 地区 プロット NO 植栽木 林齢 除伐 1 除伐 2 除伐 3 間伐 1 間伐 2 間伐 3 間伐 4 前回間伐からの経過年数 高木性樹種更新密度 ( 本 /ha) 千葉 3221 スギ ,000 1, スギ ,800 4, スギ ,400 1, スギ ,600 1, スギ ,200 6, スギ ,400 2, ヒノキ ,800 4, ヒノキ ,800 3, ヒノキ ,000 5, スギ ,600 3, スギ ,800 1, スギ ,400 7,200 : 3,000 本 /ha 未満 樹高 50cm 以上高木性樹種更新密度 ( 本 /ha) 表 4.21 千葉 401 号 403 号の高木性樹種更新密度と除間伐回数 除伐 間伐計平均 ( 回 ) 高木性更新密度 全ての高木性更新木 樹高 50cm 以上の高木性更新木 未満 以上 差 未満 以上 差 2,000 本 /ha ,000 本 /ha ,000 本 /ha ,000 本 /ha ,000 本 /ha 除間伐回数が少ないほど高い更新密度の基準値を満たす傾向があり 3,000 本 /ha のラインでは除間伐回数が多いほど基準値を満たした また 順次基準値を上げていくと除間伐回数が少ないほど基準値を満たし 回数差の開きは 5,000 本 /ha 以上で横ばいとなり 更新対象を樹高 50cm とした場合でも同様の結果が見られた 千葉 3 契約地の調査結果から高木性更新密度に関係する因子と傾向は シカの影響があること シカ影響下で相対照度が低い 裸地率が高い 間伐後の経過年数が長い 間伐率が低くなるほど マイナスになる傾向が見られた また 除間伐の回数が少ないほど更新密度が高い傾向にあるが 一定の更新密度を期待するには 除間伐回数は少なすぎても多すぎても想定した基準値を満たさない傾向にあることが推察される 125

13 (4) 宮城 357 号 1) 調査地概況宮城県登米市東部の国道 398 号線沿いにある朝田貫集落付近から分岐する杉の沢林道が通っている流域に契約地 357 号 569 号 993 号が所在する 調査地は この流域の右岸側支流沿いの標高 120~310m にあり 植栽木は 47~48 年生のスギ人工林が斜面下方や谷地形部に植えられ 斜面上部や尾根筋は同林齢のアカマツ人工林となっている 契約地の山脚部と中腹に作業道が複数配置されているが現在は不通となっている 植生図によると調査地一帯がスギとアカマツの造林地で周辺に広葉樹林は見当たらないが 現地では尾根筋に広葉樹の林帯が保残されている 表 4.22 概況整理表 ( 宮城 357 号,569 号,993 号 ) 地区名 / 番号宮城 /357 号宮城 /569 号宮城 /993 号 所在地 宮城県登米市 植栽木 ( 上層木 ) スギ, アカマツスギ, アカマツスギ, アカマツ, ヒノキ 林齢 47~48 年生 42~45 年生 33~37 年生 地形地形分類小起伏山地 ( 起伏量 200m~400m) 地質表層地質区分粘板岩 ( 堆積岩 ) 土壌土壌区分淡色黒ボク土壌 気象平均気温 11.2 最高気温平均 34.3 最低気温平均 8.4 最高気温極値 38.0 ( 平成 6 年 8 月 14 日 ) 最低気温極値 11.7 ( 平成 24 年 2 月 3 日 ) 平均年降水量 1,277 mm/ 年 最大日雨量 mm/ 日 ( 平成 21 年 10 月 8 日 ) 平均風速 最大積雪深 近接する広葉樹林の植生区分 1.3 m/s なしなしなし 路網密度 98 m/ha 90 m/ha 77 m/ha 地形分類 表層地質区分 土壌区分は土地分類図 ( 宮城県 )20 万分の 1 経済企画庁発行より 気象データは気象庁 HP より 志津川観測所 ( 標高 39m) の過去 30 年の観測資料を整理集計 ( 資料不足値は除く ) 126

14 調査地 ( 宮城 569 号 ) 調査地 ( 宮城 357 号 ) 調査地 ( 宮城 993 号 ) 図 4.14 位置図 ( 宮城 357 号,569 号,993 号 )(1/25,000) 調査地 ( 宮城 569 号 ) 調査地 ( 宮城 357 号 ) 調査地 ( 宮城 993 号 ) 18 コナラ群落 28 伐採跡地群落 52 スギ ヒノキ サワラ植林 53 アカマツ植林 図 4.15 植生区分図 ( 宮城 357 号,569 号,993 号 )(1/25,000) 自然環境保全基礎調査植生調査環境省自然環境局生物多様性センター HP より引用 127

15 2) 施業履歴ヒアリングにより 施業履歴調査を実施した 調査状況は表 4.23~ 表 4.25 に示すとおりである 調査地では 細班の違いで施業履歴が異なっており 2 回 ~3 回の除伐と 2~3 回の間伐が実施され 前回の間伐強度は本数率 20~23% で実施され 6 年が経過している なお 土地履歴は潅木となっている 表 4.23 施業履歴等 (48 年生スギ林 プロット 3571,2 ) 除伐 枝払い 補植 改植等 実施年月 施業区分施業面積植栽樹種植栽本数備考 S50 8 年生除伐 (Ⅰ) 6.00 ha S51 9 年生 枝打 ha S53 11 年生 除伐 (Ⅰ) 5.00 ha 1.00 ha S58 16 年生 除伐 (Ⅰ) ha S61 19 年生枝打 ha 間伐実施年月 施業面積 伐採率 密度 ( 本 /ha) 収量比数変化 Ry 施業区分 方法 H4 25 年生 2.95 ha 不明 定性切捨て チェーンソー H15 36 年生 2.20 ha 不明 定性切捨て チェーンソー H21 42 年生 2.31 ha 本数 20% 植栽前の地況 間伐前の前生樹の状況 潅木 不明 前 :1,250 本 /ha 後 :1,000 本 /ha 定性搬出 チェーンソー, ハ ックフォー, フォワータ 搬出 除伐 枝払い 補植 改植等 実施年月 表 4.24 施業履歴等 (48 年生スギ林 プロット 3573 ) 施業区分施業面積植栽樹種植栽本数備考 S50 8 年生除伐 (Ⅰ) 6.00 ha S51 9 年生枝打 ha S53 11 年生除伐 (Ⅰ) 5.00 ha S61 19 年生枝打 ha 間伐実施年月 施業面積 伐採率 密度 ( 本 /ha) 収量比数変化 Ry 施業区分 方法 H4 25 年生 2.95 ha 不明 定性切捨て チェーンソー H15 36 年生 2.31 ha 不明 定性切捨て チェーンソー H21 42 年生 1.97 ha 本数 20% 植栽前の地況 間伐前の前生樹の状況 潅木 不明 前 :1,250 本 /ha 後 :1,000 本 /ha 定性搬出 チェーンソー, ハ ックフォー, フォワータ 搬出 128

16 除伐 枝払い 補植 改植等 実施年月 表 4.25 施業履歴等 (47 年生スギ林 プロット 3574 ) 施業区分施業面積植栽樹種植栽本数備考 S52 9 年生除伐 (Ⅰ) 2.00 ha S56 13 年生枝打 ha S59 16 年生除伐 (Ⅰ) 2.00 ha S61 18 年生除伐 (Ⅱ) 2.00 ha 間伐実施年月 施業面積 伐採率 密度 ( 本 /ha) 収量比数変化 Ry 施業区分 方法 H10 30 年生 2.10 ha 不明 定性切捨て チェーンソー H21 41 年生 2.15 ha 本数 23% 植栽前の地況 間伐前の前生樹の状況 潅木 不明 前 :1,725 本 /ha 後 :1,325 本 /ha 定性搬出 チェーンソー, ハ ックフォー, フォワータ 搬出 3) 更新木調査プロットの設定図 4.16 のとおり 357 号 の斜面上部及び尾根筋は広くコナラを混生したアカマツ人工林が分布し 現状で針広混交林化が進んでいることから 本業務の対象をスギ林として調査を実施した 調査プロットは 立地 更新木の侵入状況を考慮して 4 箇所設定した 近接する広葉樹林は 契約地内にコナラを混生するアカマツ林が広く分布し 尾根筋にはコナラ カスミザクラが樹冠を構成する落葉広葉樹の保残帯が見られた 4) 更新木調査調査プロットの斜面勾配は 20~33 度となっており 裸地率は 0~5% と低い 高木性樹種の更新本数は 800~4,000 本 /ha と 3,000 本 /ha 以下のプロットが 2 プロットあり スギやクリ コナラが出現していた プロット 3573 は 1.0m 程度のモミジイチゴが競合植生となっているが 高木性更新密度は 4,000 本 /ha あった また 広葉樹の伐採痕跡も 3,000 本 /ha 以上出現しているプロット 3572,3573 で見られた なお 更新対象を樹高 50cm 以上で見た場合 全てのプロットで基準値を下回っている状況であった プロット内にシカによる食害は見られなかったが ネズミ類による食痕が 3572 で見られた 5) 植栽木調査 スギ林の平均胸高直径は 26~28cm 平均樹高 18~24m 本数 700~1,600 本 /ha 収量 比数 0.63~0.86 であった 調査結果の一覧及び出現状況は表 4.26~ 表 4.27 図 4.17 のとおりである 129

17 宮城 569 号 宮城 357 号 宮城 993 号 図 4.16 調査プロット位置図 ( 宮城契約地 )(S=1/10,000) 130

18 表 4.26 更新木調査結果一覧表 ( 宮城 357 号 ) 立地 植栽木 更新木 調査地点名 緯度経度 (WGS84) N E N E N E N E 斜面方位 W NW SW NW 平均斜面勾配 ( 度 ) 斜面位置下下下中 標高 (m) 表層地質粘板岩 ( 堆積岩 ) 樹種スギスギスギスギ 林齢 ( 年生 ) 調査面積 ( m2 ) 平均胸高直径 (cm) 平均樹高 (m) 平均枝下高 (m) 密度 ( 本 /ha) ,000 1,600 収量比数 地位 前回の間伐区分定性 搬出定性 搬出定性 搬出定性 搬出 間伐率 (%) 本 20 本 20 本 20 本 23 前回間伐からの経過年数 ( 年 ) 土地履歴 潅木 プロット規模 5 5m 5 5m 5 5m 5 5m 全樹種更新密度 ( 本 /ha) 主な出現樹種 10,000 10,400 12,000 4,400 アオハタ マルハ アオタ モ ウワミス サ クラ スキ クリ ウワミス サ クラ ツノハシハ ミ エコ ノキ コナラ ココ メウツキ クロモシ ハクウンホ ク 更新木の伐採痕跡無有有無 高木性樹種出現本数 ( 本 /ha 換算 ) (800) (4,000) (4,00) (1,200) 出現数の多い スキ カスミサ クラ スキ クリ ウリハタ コナラ スキ カスミサ ハクウンホ ク 高木性更新木 カエテ クラ 樹高 50cm 以上の高木性樹種出現本数 ( 本 /ha 換算 ) (400) (2,400) (2,800) (800) 競合植生 (m) 低木 1.0 裸地率 (%) 広葉樹林との距離 (m) 相対照度 (%) * 注 * 相対照度は計測当日の天候 時間帯により変動が非常に大きく 同条件での計測が可能であったプロットに限りデータを用いた 131

19 地区 プロット名 生活系 着葉期間 表 4.27 更新木出現状況 ( 宮城 357 号 ) 樹種 樹高 (m) 最小値最大値平均 樹高 0.5m 未満 出現総数 ( 本 ) 樹高 0.5m 以上 宮城 3571 高木 常緑 スギ 落葉 カスミザクラ 亜高木 落葉 アオハダ ウワミズザクラ タラノキ ツリバナ マルバアオダモ ヤマウルシ 低木 落葉 ガマズミ属の一種 クロモジ ツノハシバミ ムラサキシキブ ツル性 落葉 ツルウメモドキ 小計 高木 常緑 スギ 落葉 ウリハダカエデ クリ ハクウンボク 亜高木 落葉 アオハダ ウワミズザクラ エゴノキ ツリバナ 低木 落葉 クロモジ コゴメウツギ ツノハシバミ 小計 高木 常緑 スギ 落葉 カスミザクラ コナラ 亜高木 落葉 ウワミズザクラ エゴノキ 低木 落葉 ガマズミ コゴメウツギ 小計 高木 常緑 ヒノキ 落葉 ハクウンボク 亜高木 落葉 エゴノキ 低木 落葉 クロモジ コゴメウツギ ツノハシバミ ニワトコ 小計 計 株立ち 株数 ( 株 ) 棹数 ( 本 ) フ ロット内出現率 (%) シカ被害 ( 木 ) 132

20 133 高さ (m) 4.0 宮城 3571 高さ (m) 4.0 宮城 更新基準 h=0.3m 高木亜高木低木本数 0.0 更新基準 h=0.3m 高木亜高木低木本数 高さ (m) 4.0 宮城 3573 高さ (m) 4.0 宮城 更新基準 h=1.3m 競合草本 h=1.0m 高木亜高木低木本数 更新基準 h=0.3m 高木亜高木低木本数 樹種特性不明樹種 ツル性木本類は含まない 図 4.17 更新木分布図 ( 宮城 357 号 )

21 調査プロット 3571 更新木の生育状況 下層植生の状況 3571 樹冠の状況 3572 調査プロット 3572 更新木の生育状況 3572 下層植生の状況 3572 樹冠の状況 134

22 調査プロット 3573 更新木の生育状況 下層植生の状況 3573 樹冠の状況 3574 調査プロット 3574 更新木の生育状況 3574 下層植生の状況 3574 樹冠の状況 135

23 357 その他 尾根筋の広葉樹保残帯とアカマツ林斜面上部のアカマツ林 ( 広葉樹の混生 ) 357 号駐車位置 357 号への入り口とケヤキ単木 広葉樹への伐採痕跡 (3572) ウワミズザクラへのネズミ類の食痕 (3572) 広葉樹への伐採痕跡 (3573) スギの実生 (3573) 136

地区名 所在地 表 4.1 天然力を活用した森林施業の事例調査地の概要 調査地番号 植栽木 林齢 整備面積 (ha) 所管 宮崎宮崎県宮崎市 J1 スギ 40 年生 2.2 宮崎森林管理署 長崎長崎県大村市 J2 スギ 53 年生 14.9 長崎森林管理署 佐賀佐賀県武雄市 J3 ヒノキ 53 年生

地区名 所在地 表 4.1 天然力を活用した森林施業の事例調査地の概要 調査地番号 植栽木 林齢 整備面積 (ha) 所管 宮崎宮崎県宮崎市 J1 スギ 40 年生 2.2 宮崎森林管理署 長崎長崎県大村市 J2 スギ 53 年生 14.9 長崎森林管理署 佐賀佐賀県武雄市 J3 ヒノキ 53 年生 4. 天然力を活用した森林施業の事例調査 成功又は失敗の原因 地況 林況等の各種条件が天然更新に与える影響等について評価分 析を行うため 水源林造成事業の契約地以外において天然力を活用した森林施業の事例の収 集を行った I. 対象地の選定 平成 26 年度の事例調査は西日本 東日本から各 1 地方の計 2 地方から成功事例及び天然力を活用した森林整備を実施したが成功には至らなかったものの参考とすべき取組事例を原則

More information

5. 既存の研究成果等の収集 分析 検討委員会での助言をもとに 既存の研究成果等を収集し 活用可能性について分析等を実施した 既存の研究成果は 広葉樹林化ハンドブック 2010,2012( 独立行政法人森林総合研究所 ) をはじめ 学会誌等により公開されている文献などから本事業に関係すると考えられる

5. 既存の研究成果等の収集 分析 検討委員会での助言をもとに 既存の研究成果等を収集し 活用可能性について分析等を実施した 既存の研究成果は 広葉樹林化ハンドブック 2010,2012( 独立行政法人森林総合研究所 ) をはじめ 学会誌等により公開されている文献などから本事業に関係すると考えられる 5. 既存の研究成果等の収集 分析 検討委員会での助言をもとに 既存の研究成果等を収集し 活用可能性について分析等を実施した 既存の研究成果は 広葉樹林化ハンドブック 2010,2012( 独立行政法人森林総合研究所 ) をはじめ 学会誌等により公開されている文献などから本事業に関係すると考えられる資料を収集した 収集した文献は 広葉樹の植生帯 植栽木の樹種の違いにより更新状況が異なると予測されるため

More information

再造林 育林の低コスト化に関する指針 育林の低コスト化に関する指針平成 27 年 3 月高知県林業振興 環境部 1 指針の目的平成 24 年 9 月に策定した 皆伐と更新の指針 では 伐採時期を迎えた人工林を皆伐した後 再造林の適地と判断される伐採跡地では 森林資源の持続的な利用を図るうえでも再造林

再造林 育林の低コスト化に関する指針 育林の低コスト化に関する指針平成 27 年 3 月高知県林業振興 環境部 1 指針の目的平成 24 年 9 月に策定した 皆伐と更新の指針 では 伐採時期を迎えた人工林を皆伐した後 再造林の適地と判断される伐採跡地では 森林資源の持続的な利用を図るうえでも再造林 再造林 育林の低コスト化に関する指針 育林の低コスト化に関する指針平成 27 年 3 月高知県林業振興 環境部 1 指針の目的平成 24 年 9 月に策定した 皆伐と更新の指針 では 伐採時期を迎えた人工林を皆伐した後 再造林の適地と判断される伐採跡地では 森林資源の持続的な利用を図るうえでも再造林を進めていくことを基本としています しかしながら 植栽から 50 年生までの造林 保育に要する経費は

More information

平成 30 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課

平成 30 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課 平成 30 年度 森林整事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課 人工造林等 (1ha 当り ) 区分標準単価前生樹等植栽樹種植栽本数 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 刈り払い機 全ての樹種 281,039 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 機械地拵え : グラップル 全ての樹種 79,087 拡大造林 再造林 スギ ヒノキ 2,000~ 418,304 ( 植栽のみ ) (

More information

(資料3) 奄美大島・徳之島におけるスギ人工林の広葉樹林復元の検討

(資料3) 奄美大島・徳之島におけるスギ人工林の広葉樹林復元の検討 資料 3 奄美大島 徳之島におけるスギ人工林の広葉樹林復元の検討 目次 1. 調査の目的... 2 2. 調査の内容... 2 (1) スギ人工林箇所の概況把握調査... 2 1 森林調査簿によるスギ人工林の把握... 2 2 航空写真を活用したスギ人工林の把握... 4 3 現地調査によるスギ人工林の概況把握... 7 (2) スギ人工林の各種ポテンシャルの把握... 10 1 生物多様性に係るポテンシャル...

More information

3. 植生 3. 植生哲学堂公園の空間を構成する植生を把握するため 哲学堂 77 場を囲む範囲に生育する樹木 ( 樹高 3m 以上 ) について 調査を実施した (1) 毎木調査結果毎木調査結果を以下に示す 表 3: 毎木調査結果一覧 (1/23) エリア No. 樹種 台地 H( 樹高 ) C(

3. 植生 3. 植生哲学堂公園の空間を構成する植生を把握するため 哲学堂 77 場を囲む範囲に生育する樹木 ( 樹高 3m 以上 ) について 調査を実施した (1) 毎木調査結果毎木調査結果を以下に示す 表 3: 毎木調査結果一覧 (1/23) エリア No. 樹種 台地 H( 樹高 ) C( 哲学堂公園の空間を構成する植生を把握するため 哲学堂 77 場を囲む範囲に生育する樹木 ( 樹高 3m 以上 ) について 調査を実施した (1) 毎木調査結果毎木調査結果を以下に示す 表 3: 毎木調査結果一覧 (1/23) エリア No. 樹種 台地 1 ヒノキ 15.0 50 2 アカマツ 22.0 200 3 スダジイ 10.0 133 4 ヒノキ 13.0 59 5 ヒノキ 15.0 53

More information

平成 28 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課

平成 28 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課 平成 28 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課 人工造林等 (1ha 当り ) 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 刈り払い機全ての樹種 272,335 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 機械地拵え : グラップル全ての樹種 76,751 拡大造林 再造林スギ ヒノキ 2,000~ 394,804 ( 植栽のみ ) 2,500~ 493,505 3,000~ 592,206

More information

資料調査結果 ( 栗野岳地区 ) 64

資料調査結果 ( 栗野岳地区 ) 64 資料調査結果 ( 栗野岳地区 ) 63 資料調査結果 ( 栗野岳地区 ) 64 資料調査結果 ( 栗野岳地区 ) 65 このページは空白ページです 53 現地調査結果 ( 栗野岳地区 ) このページは空白ページです 現地調査結果 ( 栗野岳地区 ) 1 現地調査結果 ( 栗野岳地区 ) 2 様式 3 調査林分概況表 保護林名 / 整理番号担当者 ( 所属 : 氏名 ) 株式会社一成宮崎拓也 群落名調査フ

More information

皆伐と更新に関する指針(案)

皆伐と更新に関する指針(案) 皆伐と更新に関する指針 平成 2 4 年 9 月 高知県林業振興 環境部 1 本指針の目的 本県の民有人工林の面積は約 30 万 ha に達し 民有林の 63% に及んでいます その齢級構成においては 10 齢級 (46~ 50 年生 ) 以上の面積が 60% 特に 9~ 11 齢級 (41 年生 ~ 55 年生 ) の人工林が全体の 54% を占めています 現在の齢級構成の不均衡 並びに市場が求める木材需要への対応を考えますと

More information

資料調査結果 ( 新村地区 )- 53

資料調査結果 ( 新村地区 )- 53 資料調査結果 ( 新村地区 ) 53 資料調査結果 ( 新村地区 ) 54 55 54 資料調査結果 ( 新村地区 ) 55 資料調査結果 ( 新村地区 ) 56 資料調査結果 ( 新村地区 ) 57 資料調査結果 ( 新村地区 ) 58 資料調査結果 ( 新村地区 ) 59 資料調査結果 ( 新村地区 ) 60 資料調査結果 ( 新村地区 ) 61 このページは空白ページです 55 現地調査結果

More information

欄の記載方法について 原則として 都道府県毎の天然更新完了基準に定められた更新調査 ( 標準地調査 ) の結果を元に造林本数欄に更新本数を記載する ただし 調査せずとも天然更新完了基準を明らかに満たしていると判断できる場合 ( 例えば 小面積の伐採等 ) には 造林地の写真その他の更新状況のわかる資

欄の記載方法について 原則として 都道府県毎の天然更新完了基準に定められた更新調査 ( 標準地調査 ) の結果を元に造林本数欄に更新本数を記載する ただし 調査せずとも天然更新完了基準を明らかに満たしていると判断できる場合 ( 例えば 小面積の伐採等 ) には 造林地の写真その他の更新状況のわかる資 1 報告書の記載要領 森林法施行規則の規定に基づき 申請書等の様式を定める件 ( 昭和 37 年 7 月 2 日農林省告示第 851 号 ) 6の2 規則第 14 条の2の報告書の様式 伐採 造林に係る森林が所在する市町村の長あてとなっているか? 市町村長殿 記載の内容と森林簿情報に齟齬はないか? 住所報告者氏名 年月日 年月日に提出した伐採及び伐採後の造林の届出書に係る森林につき次のとおり伐採及び伐採後の造林を実施したので

More information

2-3-4 評価委員会による評価樫葉林木遺伝資源保存林については ニホンシカの生息数も多く コウヤマキの樹幹の食皮害が認められることから 早急に被害防止策を実施すべき時期にきている 幹の全周に被害が及ぶと リョウブなどとは異なり枯死するため 樹皮保護ネット等で幹を覆う必要がある 2-4 川添林木遺伝

2-3-4 評価委員会による評価樫葉林木遺伝資源保存林については ニホンシカの生息数も多く コウヤマキの樹幹の食皮害が認められることから 早急に被害防止策を実施すべき時期にきている 幹の全周に被害が及ぶと リョウブなどとは異なり枯死するため 樹皮保護ネット等で幹を覆う必要がある 2-4 川添林木遺伝 2-3-3 調査の結果本調査地は太平洋型ブナ林 ( スズタケ-ブナ群落 ) に含まれる樫葉林木遺伝資源保存林で 基礎調査で調査された定点に円形プロットを設定し 植生調査を実施した プロット 1 プロット 1( 標高 1100m) は 南東に延びる尾根部分でブナ ツガを主体とする林分で コウヤマキが高木層に含まれ 一部ツガの老齢木の倒木により小さなギャップが生じている 亜高木層はアセビ ネジキ 低木層はコバノミツバツツジ

More information

(11) 主要機器 計測及びデータ作成に使用した機器は下表のとおりである 表 Ⅱ-5-(11)-1 主要機器一覧 作業工程 名称 数量 計測 撮影用固定翼機レーザ測距装置 GPS/IMU 装置 セスナ社製 208 型 LeicaGeosystems 社 ALS70 LeicaGeosystems 社

(11) 主要機器 計測及びデータ作成に使用した機器は下表のとおりである 表 Ⅱ-5-(11)-1 主要機器一覧 作業工程 名称 数量 計測 撮影用固定翼機レーザ測距装置 GPS/IMU 装置 セスナ社製 208 型 LeicaGeosystems 社 ALS70 LeicaGeosystems 社 (11) 主要機器 計測及びデータ作成に使用した機器は下表のとおりである 表 Ⅱ-5-(11)-1 主要機器一覧 作業工程 名称 数量 計測 撮影用固定翼機レーザ測距装置 GPS/IMU 装置 セスナ社製 208 型 LeicaGeosystems 社 ALS70 LeicaGeosystems 社 IPAS10 1 台 1 台 1 台 LeicaGeosystems 社 IPAS Pro/IPAS

More information

Taro-H27 課題2 繰上完了報告(任意様式)

Taro-H27 課題2 繰上完了報告(任意様式) 課題 低コストを目指した適正本数 施業体系の解明 ( 平成 7 年度繰上完了報告 ) 九州森林管理局森林技術 支援センター 目的スギ ヒノキの植栽本数は これまで概ねhaあたり3, 本程度植栽されているが 木材価格の低迷や近年の主伐 再造林の拡大等に伴い 一層の更新コスト削減が必要となっている この試験地は低コスト化を目的として 植栽密度の違いによる造林木の成長量の変化や 植栽密度に対しての適正な保育方法について解明するため取り組んだものである

More information

航空レーザ計測による効率的な森林資源の把握

航空レーザ計測による効率的な森林資源の把握 発表 1 航空レーザ計測による効率的な森林資源の把握 北海道森林管理局計画課佐々木貢 アジア航測株式会社空間情報事業部大野勝正 森林の適切な管理経営のため 森林資源の把握は重要 森林調査簿等のデータベース 森林計画等の策定 間伐等の事業発注 調査 研究 その他 夏のパイロット フォレスト 新たな森林調査の手法を導入 航空レーザ計測技術の活用 これまでは 必要の都度 人手による森林調査を実施 主として標準地等によるサンプル調査

More information

リサーチ ダイジェスト KR-051 自然斜面崩壊に及ぼす樹木根系の抑止効果と降雨時の危険度評価に関する研究 京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻特定教授杉山友康 1. はじめに 鉄道や道路などの交通インフラ設備の土工施設は これまでの防災対策工事の進捗で降雨に対する耐性が向上しつつある一方で

リサーチ ダイジェスト KR-051 自然斜面崩壊に及ぼす樹木根系の抑止効果と降雨時の危険度評価に関する研究 京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻特定教授杉山友康 1. はじめに 鉄道や道路などの交通インフラ設備の土工施設は これまでの防災対策工事の進捗で降雨に対する耐性が向上しつつある一方で 自然斜面崩壊に及ぼす樹木根系の抑止効果と降雨時の危険度評価に関する研究 京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻特定教授杉山友康 1. はじめに 鉄道や道路などの交通インフラ設備の土工施設は これまでの防災対策工事の進捗で降雨に対する耐性が向上しつつある一方で 近年の短時間豪雨の頻度の増加などもあり 路線近傍の自然斜面崩壊やこれを原因とする土砂流入などによる被害割合が増加傾向にある こうした被害を少しでも減少させるためには危険個所の抽出と箇所ごとの特性に合った対策が求められる

More information

表 を基本として 渓床勾配の区分に応じて 流木災害対策を中心とする配置計画の目安を示したものが図 である 治山事業においては 発生区域から堆積区域に至るまで 多様な渓流生態系の保全に留意しながら 森林整備と治山施設整備を可能な限り一体として実施していくよう留意する 図 6.1

表 を基本として 渓床勾配の区分に応じて 流木災害対策を中心とする配置計画の目安を示したものが図 である 治山事業においては 発生区域から堆積区域に至るまで 多様な渓流生態系の保全に留意しながら 森林整備と治山施設整備を可能な限り一体として実施していくよう留意する 図 6.1 6. 森林整備や治山施設の配置 工種についての留意事項 6.1 流木災害対策を中心とする配置計画のあり方 林野庁(2012) 土石流 流木対策の手引き (p28) では 渓床勾配に応じて工種 工法及び施設配置を検討することが効率的であるとされている ( 表 6.1.1) 流木災害対策を中心とする計画は 流木の発生源対策を進めるとともに 適宜 透過型治山ダムを配置することを検討し 出水時の捕捉に努めるものとする

More information

様式 1 資料調査及び更新可能性 1 次判定 (1/4) 林小班名 林班 小班 調査年月 年 月 1. 施業要件の確認 森林調査簿記載内容 検討 機能類型 山地災害防止 ( 土砂 ) 山地災害防止 ( 気象 ) 自然維持 森林空間利用 快適環境形成 水源涵養 施業方法 育成単層林 育成複層林 天然生

様式 1 資料調査及び更新可能性 1 次判定 (1/4) 林小班名 林班 小班 調査年月 年 月 1. 施業要件の確認 森林調査簿記載内容 検討 機能類型 山地災害防止 ( 土砂 ) 山地災害防止 ( 気象 ) 自然維持 森林空間利用 快適環境形成 水源涵養 施業方法 育成単層林 育成複層林 天然生 野帳様式集 70 様式 1 資料調査及び更新可能性 1 次判定 (1/4) 林小班名 林班 小班 調査年月 年 月 1. 施業要件の確認 森林調査簿記載内容 検討 機能類型 山地災害防止 ( 土砂 ) 山地災害防止 ( 気象 ) 自然維持 森林空間利用 快適環境形成 水源涵養 施業方法 育成単層林 育成複層林 天然生林 法指定等 ( 制限林 ) 無 保安林 国立公園 国定公園特別保護地区 特別地域

More information

平成 30 年度造林補助事業 (1- 四半期 ) の標準単価適用にあたっての留意事項 ( 共通事項等 ) 1 (1) ア イ ウ (2) アイウ エ (3) ア イ (4) 単価は 請負施行 請負施行以外 及び 消費税抜き の 3 通りとし その適用については次による 請負施行市町村 おかやまの森整

平成 30 年度造林補助事業 (1- 四半期 ) の標準単価適用にあたっての留意事項 ( 共通事項等 ) 1 (1) ア イ ウ (2) アイウ エ (3) ア イ (4) 単価は 請負施行 請負施行以外 及び 消費税抜き の 3 通りとし その適用については次による 請負施行市町村 おかやまの森整 平成 30 年度 1- 四半期 造林事業標準単価表 岡山県 平成 30 年度造林補助事業 (1- 四半期 ) の標準単価適用にあたっての留意事項 ( 共通事項等 ) 1 (1) ア イ ウ (2) アイウ エ (3) ア イ (4) 単価は 請負施行 請負施行以外 及び 消費税抜き の 3 通りとし その適用については次による 請負施行市町村 おかやまの森整備公社 森林法施行令第 11 条第 8 号に規定する団体

More information

国有林における生物多様性の定量化について 林野庁国有林野部経営企画課国有林野生態系保全室兼光修平 1 はじめに生物多様性保全に対する関心や期待の高まりの中 林野庁は平成 21 年 7 月に 森林における生物多様性の保全及び持続可能な利用の推進方策 をまとめ 森林計画策定プロセスの一層の透明化等の観点

国有林における生物多様性の定量化について 林野庁国有林野部経営企画課国有林野生態系保全室兼光修平 1 はじめに生物多様性保全に対する関心や期待の高まりの中 林野庁は平成 21 年 7 月に 森林における生物多様性の保全及び持続可能な利用の推進方策 をまとめ 森林計画策定プロセスの一層の透明化等の観点 国有林における生物多様性の定量化について 林野庁国有林野部経営企画課国有林野生態系保全室兼光修平 1 はじめに生物多様性保全に対する関心や期待の高まりの中 林野庁は平成 21 年 7 月に 森林における生物多様性の保全及び持続可能な利用の推進方策 をまとめ 森林計画策定プロセスの一層の透明化等の観点から 生物多様性の評価軸となる指標の設定を通じた科学的分析の必要性を示しました しかし 生物多様性の指標は

More information

<819A94EF977091CE8CF889CA95AA90CD82CC8E5A92E88E9697E12E786C7378>

<819A94EF977091CE8CF889CA95AA90CD82CC8E5A92E88E9697E12E786C7378> 費用対効果分析集計表等 資料 9 資料 9- () 分析事例 便益集計表 指標年における費用対効果分析算定事例 事業地の概要 () 対象地 (2) 契約件数 面積 (3) 事業対象区域面積 神通 庄川広域流域 30 年経過分 ( 昭和 56 年度契約地 ) 4 件 66ha 96ha( スギ 84ha ヒノキ ha) 2 総費用 区 分 総費用 ( 千円 ) 植 下 栽 刈 430,07 342,22

More information

Microsoft PowerPoint - 奈良井国有林での収穫調査へのICTドローン活用Ver1

Microsoft PowerPoint - 奈良井国有林での収穫調査へのICTドローン活用Ver1 奈良井国有林での収穫調査の ICT ドローン活用 林野庁中部森林管理局中信森林管理署 岩塚伸人 中部森林管理局の概要 中部森林管理局は 富山県 長野県 岐阜県 愛知県の 4 県にまたがる国有林を管理しています 国有林の管轄面積は 65 万 6 千 ha におよび 太平洋側の海岸縁から 日本の屋根 と言われる日本アルプスの山岳地帯まで分布し その多くは地形が急峻な脊梁山脈や河川の源流域に分布しています

More information

2 渓畔林の歴史 現状 課題 県内の森林にある渓流の中下流には 相模湖 津久井湖 宮ケ瀬湖 丹沢湖などのダム湖が位置しており 渓流沿いにある渓畔林を保全し その機能を十分に保つことは良好な水源環境の保全 再生の観点からも必要である しかし 県内の渓畔林は過去に関東大震災などの自然攪乱に度々あい 大き

2 渓畔林の歴史 現状 課題 県内の森林にある渓流の中下流には 相模湖 津久井湖 宮ケ瀬湖 丹沢湖などのダム湖が位置しており 渓流沿いにある渓畔林を保全し その機能を十分に保つことは良好な水源環境の保全 再生の観点からも必要である しかし 県内の渓畔林は過去に関東大震災などの自然攪乱に度々あい 大き 資料 8 渓畔林整備の手引き ( 案 ) はじめに 1 本手引きの位置づけ 本手引きは 渓畔林の機能を向上させるための森林整備方法について 県や市町村 森林組合等の現場の設計または施業計画等の担当者が判断するためのものである を反映させる計画の見直し (Act) を行うことにより 整備の内容や効果検証手法の見直しを行いながら事業を実行することである そのため 整備実施後のモニタリングとして 付属資料の様式

More information

00表紙目次はじめに

00表紙目次はじめに 2015 3 11 2326 4 23 24 25 26 2006 45 ID GPS ID 2014 286 142 86 36 19 25-80~90 100 47 -DBH- - 1 - DBH30~40cm DBH50cm 30 286 285 H 50m H25~30m - 200~400 /ha 1,000 /ha - 0.2~0.3-20 006 - - -DB BH - - - -

More information

モニタリング調査のガイドライン - 改訂版 - 平成 31 年 4 月 林野庁

モニタリング調査のガイドライン - 改訂版 - 平成 31 年 4 月 林野庁 - 改訂版 - 平成 31 年 4 月 林野庁 目 次 1. モニタリング調査の目的と必要性について 1 1-1 モニタリング調査の目的 1 1-2 モニタリング調査の必要性 1 1-3 モニタリング調査を実施することの意義 3 2. モニタリング調査の進め方 4 1 目標林型 ( 森づくりの目標 ) と調査方法を決める 5 2 初回調査を行う 5 3 数値目標を決める 6 4 交付金の活動を行う

More information

萩地域森林計画書

萩地域森林計画書 岩徳地域森林計画変更書 ( 岩徳森林計画区 ) 平成 30 年 12 月変更 計画期間 自平成 29 年 4 月 1 日 至平成 39 年 3 月 31 日 山口県 変更の理由 森林法第 5 条第 5 項の規定に基づき 地域森林計画に定める次に揚げる事項について変更する なお 下記以外については 従前の計画書のとおりである 変更する計画事項 1 Ⅱ 計画事項 第 2 森林の整備及び保全に関する基本的な事項

More information

Taro-08緊急間伐最終.jtd

Taro-08緊急間伐最終.jtd (3-1) スギ ヒノキ花粉削減に関する総合研究 課題名 E 花粉間伐実施後のモニタリング 1 調査年度 平成 2 年度 2 予算区分 県単 ( 県有林事業 ) 3 担当者 越地 正 毛利敏夫 三橋正敏 齋藤央嗣 ( 平成 14 年度 ~ 平成 16 年度実施 ) 4 目的スギ花粉症は大きな社会問題になっており 山側でも緊急の花粉発生源対策が求められている 神奈川県ではこれまでに花粉の少ないスギ品種を選抜し実用化している

More information

胆振東部 IB-10 の結果概要 225 林班わ2 小班調査日 : 毎木 稚樹 林相地形方位毎木区稚樹区シカ密度 (SPUE 頭 / 人日 ) 広葉樹林平坦なし 1 2 直近 10.4 本数密度総 BA 下枝本数密度 食痕数 率小径木 5 c m 未満 今回 25 /200m m 2

胆振東部 IB-10 の結果概要 225 林班わ2 小班調査日 : 毎木 稚樹 林相地形方位毎木区稚樹区シカ密度 (SPUE 頭 / 人日 ) 広葉樹林平坦なし 1 2 直近 10.4 本数密度総 BA 下枝本数密度 食痕数 率小径木 5 c m 未満 今回 25 /200m m 2 胆振東部 IB-10 の結果概要 225 林班わ2 小班調査日 : 林相地形方位区区シカ密度 (SPUE 頭 / 人日 ) 広葉樹林平坦なし 1 2 直近 10.4 今回 25 /200m 2 63.7 m 2 /ha 17 /200m 2 0 0 % 1 /200m 2 2/31 6 % ( 0 % ) H24 30 /200m 2 67.1 m 2 /ha 22 /200m 2 3 14 % 2

More information

特別研究プロジェクト

特別研究プロジェクト 政策課題研究 5 琵琶湖を育む森林の適切な管理方策に関する研究 三井香代子 山本克巳 1) 小島永裕 須永哲明 要約 1 人工林伐採後の天然更新の可能性と省力的な再造林の手法について検討した シカの食害が深刻な状況においては高木性の遷移後期種や二次林種による天然更新の可能性は低いことが示唆された また 再造林する場合においては シカが高密度で生息する地域では獣害対策が不可欠であるが 更新木の樹種や植栽地の植生状況等によっては

More information

変化に伴って植生がどのように変化してきたのか. また, 現在の植生にどのように影響を与えているのかを知ることが二次林の適切な保全対策を考える上で重要であると考えられる. 本研究では,1) こんぶくろ池周辺における過去の森林の取り扱いの履歴を復元し, それが現在の森林構造にどのように反映しているのかを

変化に伴って植生がどのように変化してきたのか. また, 現在の植生にどのように影響を与えているのかを知ることが二次林の適切な保全対策を考える上で重要であると考えられる. 本研究では,1) こんぶくろ池周辺における過去の森林の取り扱いの履歴を復元し, それが現在の森林構造にどのように反映しているのかを 千葉県生物多様性センター研究報告 7:96-100. Feb.2014 千葉県柏市こんぶくろ池周辺における森林の履歴と現在の林分構造 稲岡哲郎 1 福田健二 東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻 1 ( 現所属 ) 日本製紙株式会社 はじめにかつて人為的な植生管理によって維持されてきた里山林と呼ばれる人里周辺の二次林では, 管理放棄による植生の変化とそれにともなう生物の多様性低下が深刻化している.

More information

樹木等販売一覧表 等 形質分類 販売価格 数量 適用 42 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 赤花 43 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 白花 44 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 赤花 45

樹木等販売一覧表 等 形質分類 販売価格 数量 適用 42 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 赤花 43 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 白花 44 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 赤花 45 樹木等販売一覧表 等形質分類販売価格数量適用 1 アカマツ常緑針葉樹 8.0 0.98 5.0 221,000 1 仕立物 2 アカマツ常緑針葉樹 6.0 1.04 3.0 246,000 1 2 本立仕立物 3 アカマツ常緑針葉樹 6.0 1.11 3.0 344,000 1 仕立物 4 アカマツ常緑針葉樹 8.0 1.42 5.0 400,000 1 仕立物 5 アカマツ常緑針葉樹 6.0 0.92

More information

モニタリング調査のガイドライン - 改訂版 - 平成 30 年 4 月 林野庁

モニタリング調査のガイドライン - 改訂版 - 平成 30 年 4 月 林野庁 - 改訂版 - 平成 30 年 4 月 林野庁 目 次 1 モニタリング調査の目的と必要性について 1 1 1 モニタリング調査の目的 1 1 2 モニタリング調査の必要性 1 1 3 モニタリング調査を実施することの意義 3 2 モニタリング調査の進め方 4 ① 目標林型 森づくりの目標 と調査方法を決める 5 ② 初回調査を行う 5 ③ 数値目標を決める 6 ④ 交付金の活動を行う 6 ⑤ 年次調査を行う

More information

(4) 横断面形調査要領では メッシュの中心点と 中心点を通る等高線が内接円に交わる 2 点を結んだ 2 直線の山麓側の角度 ( メッシュの中心点を通る等高線がない場合は 中心点に最も近接している等高線から類推する角度 ) を計測し 10 度括約で求める とされている 横断面形の概念図を図 4.4

(4) 横断面形調査要領では メッシュの中心点と 中心点を通る等高線が内接円に交わる 2 点を結んだ 2 直線の山麓側の角度 ( メッシュの中心点を通る等高線がない場合は 中心点に最も近接している等高線から類推する角度 ) を計測し 10 度括約で求める とされている 横断面形の概念図を図 4.4 (4) 横断面形調査要領では メッシュの中心点と 中心点を通る等高線が内接円に交わる 2 点を結んだ 2 直線の山麓側の角度 ( メッシュの中心点を通る等高線がない場合は 中心点に最も近接している等高線から類推する角度 ) を計測し 10 度括約で求める とされている 横断面形の概念図を図 4.4 に示す 凹地形 (~150 ) 等斉斜面 (151 ~210 ) 凸地形 (211 ~) 図 4.4

More information

(6) 災害原因荒廃渓流の源頭部にある0 次谷の崩壊は 尾根付近から発生している 尾根部は山腹斜面に比べ傾斜が緩やかであるが 記録的な集中豪雨 (24 時間雨量 312.5mm( 平成 30 年 7 月 6 日 6 時 ~ 平成 30 年 7 月 7 日 6 時まで ) 累積雨量 519.5mm(

(6) 災害原因荒廃渓流の源頭部にある0 次谷の崩壊は 尾根付近から発生している 尾根部は山腹斜面に比べ傾斜が緩やかであるが 記録的な集中豪雨 (24 時間雨量 312.5mm( 平成 30 年 7 月 6 日 6 時 ~ 平成 30 年 7 月 7 日 6 時まで ) 累積雨量 519.5mm( 平成 30 年 8 月 6 日 平成 30 年 7 月豪雨に伴い広島県及び愛媛県で発生した山地災害の 学識経験者による現地調査結果 調査日: 平成 30 年 7 月 26 日 ( 木 )~29 日 ( 日 ) 調査者: 阿部和時 ( 日本大学教授 )27 日石川芳治 ( 東京農工大学名誉教授 )26 日 ~29 日岡田康彦 ( 森林総研山地災害研究室長 )26 日 ~29 日笹原克夫 ( 高知大学教授

More information

untitled

untitled 資料編 -165 資料編 -166 資料編 -167 資料編 -168 資料編 -169 資料編 -170 資料編 -171 資料編 -172 資料編 -173 資料編 -174 資料編 -175 資料編 -176 資料編 -177 資料編 -178 資料編 -179 資料編 -180 資料編 -181 資料編 -182 資料編 -183 資料編 -184 資料編 -185 資料編 -186 資料編

More information

<92A0955B>

<92A0955B> 鏡 1. 工事名 工事名 工事地名 仙台湾南部海岸保全施設植栽工事 ( その 2) 宮城県岩沼市寺島及び亘理郡山元町高瀬地内 2. 工事内容 1) 発注年月 平成 28 年 7 月 2) 事務所名 仙台河川国道事務所海岸課 3) 工事番号 4049010003 4) 契約区分 単年度 ( 繰越を含む ) の分任官 5) 変更回数 0 回 6) 主工種 公園工事 7) 工事量 8) 工期 127 日間

More information

目 次 Ⅰ はじめに 1 1 木材生産機能と公益的機能の調和 1 2 森林 林業ビジョンにおける将来の森林のあるべき姿 1 Ⅱ 針広混交林について 3 1 森林の機能 3 (1) 水土保全機能 3 (2) 保健文化 生活環境保全機能 4 (3) 資源としての利用 4 2 針広混交林の特長 4 (1)

目 次 Ⅰ はじめに 1 1 木材生産機能と公益的機能の調和 1 2 森林 林業ビジョンにおける将来の森林のあるべき姿 1 Ⅱ 針広混交林について 3 1 森林の機能 3 (1) 水土保全機能 3 (2) 保健文化 生活環境保全機能 4 (3) 資源としての利用 4 2 針広混交林の特長 4 (1) 2 1 世紀おかやまの新しい森育成指針 針葉樹の人工林を針広混交林や広葉樹林に適正に誘導する方法 平成 16 年 3 月 岡山県農林水産部林政課 目 次 Ⅰ はじめに 1 1 木材生産機能と公益的機能の調和 1 2 森林 林業ビジョンにおける将来の森林のあるべき姿 1 Ⅱ 針広混交林について 3 1 森林の機能 3 (1) 水土保全機能 3 (2) 保健文化 生活環境保全機能 4 (3) 資源としての利用

More information

2.2 既存文献調査に基づく流木災害の特性 調査方法流木災害の被災地に関する現地調査報告や 流木災害の発生事象に関する研究成果を収集し 発生源の自然条件 ( 地質 地況 林況等 ) 崩壊面積等を整理するとともに それらと流木災害の被害状況との関係を分析した 事例数 :1965 年 ~20

2.2 既存文献調査に基づく流木災害の特性 調査方法流木災害の被災地に関する現地調査報告や 流木災害の発生事象に関する研究成果を収集し 発生源の自然条件 ( 地質 地況 林況等 ) 崩壊面積等を整理するとともに それらと流木災害の被害状況との関係を分析した 事例数 :1965 年 ~20 2. 流木災害の事例分析 2.1 本調査で対象とする流木の形態流木の発生原因は 大きく 立木の流出 過去に発生した倒木等の流出 伐木 原木の流出 用材の流出 の 4 種類に分類される ( 石川 1994) 流木の起源 それぞれの発生原因及び主な発生場所を表 2.1.1 に示す このうち 通常の治山事業で対象とする流木は 1 山腹崩壊や土石流による立木の滑落や 渓岸 渓床侵食による立木の流出 2 気象害や病虫害により発生した倒木等の流出

More information

用語用語育成単層林 ( 単層林 ) 育成複層林 ( 複層林 ) 天然生林目標林型針広混交林広葉樹林天然更新目的樹種 ( 目的木 ) 前生稚樹散布種子埋土種子更新完了順応的管理散光 ( 散乱光 ) 直達光相対照度 GLI rppfd 本マニュアルにおける意味単一の樹冠層を構成する森林 主として人為によ

用語用語育成単層林 ( 単層林 ) 育成複層林 ( 複層林 ) 天然生林目標林型針広混交林広葉樹林天然更新目的樹種 ( 目的木 ) 前生稚樹散布種子埋土種子更新完了順応的管理散光 ( 散乱光 ) 直達光相対照度 GLI rppfd 本マニュアルにおける意味単一の樹冠層を構成する森林 主として人為によ 第 1 章 天然更新の基本 1-1. はじめに 天然力を活用した施業実行マニュアルの目的国有林野事業では 平成 25 年 4 月の一般会計化等を踏まえ 公益重視の管理経営の一層の推進 林業の成長産業化への貢献等に取り組んでいます 平成 25 年 12 月に策定した 国有林野の管理経営に関する基本計画 においては 森林の取扱いについては 森林生態系全般に着目して公益的機能の向上に配慮するため 小面積

More information

精華大-紀要35号.indb

精華大-紀要35号.indb m m m cm cm m m A B 京都精華大学紀要 図 1 調査地 第三十五号 図 2 145 北部調査地 と試料木の位置 図 2は図 1の A 付近を また図 3は図 1の B 付近の地域を拡大した もので 図 2の a と b と記した円内に は調査したアカマツの稚樹が また図 3の c d e と記した円内には調査した コジイの若齢樹があったところである また 図 2の a の円内の一部とそのす

More information

新間伐システム作業マニュアル(徳島県)/表紙

新間伐システム作業マニュアル(徳島県)/表紙 2 伐倒作業 作業全体を安全で効率的に行うためには 最初の伐倒作業が重要です 作業に先立って まず全班員で下見をし 互いに相談しながら作業方法を決めましょう 1 選木方法 列状間伐の選木は木の形質の良否に関係なく 伐採列の幅と間隔 残存列の幅 で決め ます 間伐率は3分の1が基本です 水源涵養保安林では 間伐率の上限が材積で3 5 に 定められていますが 2残1伐なら合致します 例えば立木密度が1

More information

4. 国有林 GIS の活用 4. 1 国有林 GIS 本業務において, 解析に利用した国有林 GIS の諸元は表 のとおりである 表 国有林 GIS の諸元 国有林 GIS の諸元 バージョン 4.2 データセット 2009 年 3 月版 4-1

4. 国有林 GIS の活用 4. 1 国有林 GIS 本業務において, 解析に利用した国有林 GIS の諸元は表 のとおりである 表 国有林 GIS の諸元 国有林 GIS の諸元 バージョン 4.2 データセット 2009 年 3 月版 4-1 4. 国有林 GIS の活用 4. 1 国有林 GIS 本業務において, 解析に利用した国有林 GIS の諸元は表 4. 1-1 のとおりである 表 4. 1-1 国有林 GIS の諸元 国有林 GIS の諸元 バージョン 4.2 データセット 2009 年 3 月版 4-1 4. 2 国有林 GIS データを利用した解析 4. 2. 1 GIS データの処理手順 GIS データ ( 等高線 : ラインデータ

More information

<4D F736F F D B95B6817A31362D30395F97D196D888E78EED835A E815B95698EED8A4A94AD8EC08E7B977697CC815B89D495B28FC791CE8DF495698EED>

<4D F736F F D B95B6817A31362D30395F97D196D888E78EED835A E815B95698EED8A4A94AD8EC08E7B977697CC815B89D495B28FC791CE8DF495698EED> 国立研究開発法人森林研究 整備機構森林総合研究所林木育種センター品種開発実施要領 花粉症対策品種等 21 森林林育第 83 号平成 21 年 6 月 25 日最終改正 : 平成 29 年 3 月 30 日 (28 森林林育第 111 号 ) ( 目的 ) 第 1 条本要領は 国立研究開発法人森林研究 整備機構法 ( 平成 11 年 12 月 22 日法律第 198 号 ) 第 3 条 研究所の目的

More information

あさひ・いのちの森 10年のあゆみ:森を作る

あさひ・いのちの森 10年のあゆみ:森を作る あさひ いのちの森 は 旭化成富士支社が位置する富士市田子の浦の自然や里地 里山を再生し 地域の生き物たちとその生態系の保全を目指すエコトープです 1ha の面積しかありませんが 池沼植生 水田 湿原から神社にみられる照葉樹の自然林までを含みます そのため地形も尾根から谷 流れ 池などが整備されました 湿原は浮島ヶ原のミニ版です 希少種だけでなく地域に普通にみられる生き物にとって ノアの方舟 のように環境変化に対する退避場所

More information

Yoshimura_ppt

Yoshimura_ppt 日本の山地 森林 炭焼きと森林の再生 吉村郊子国立歴史民俗博物館 国連大学グローバル セミナー第 8 回金沢セッション 2006/11/25 国土の 7 割近くを占める 多様な森林景観 亜熱帯林 常緑広葉樹林 落葉広葉樹林 針葉樹林 ほとんどが人の手が加わった森林 原生林 人工林人工林 二次林 雑木林と人工林 人の手が加わっていない 原生林 人とのかかわりのなかで再生してきた 人工林 二次林 人工林

More information

オーストリア林業から学ぶ 長野県林業大学校 いとう 2 学年伊藤 ひらさわ平沢 ほりべ堀部 けいすけ圭介 きみひこ公彦 たいせい 泰正 要旨私たち長野県林業大学校では 昨年の 7 月にオーストリアで 8 日間 森林 林業の研修を行なって来ました オーストリアは日本よりも狭い国土面積 低い森林率であり

オーストリア林業から学ぶ 長野県林業大学校 いとう 2 学年伊藤 ひらさわ平沢 ほりべ堀部 けいすけ圭介 きみひこ公彦 たいせい 泰正 要旨私たち長野県林業大学校では 昨年の 7 月にオーストリアで 8 日間 森林 林業の研修を行なって来ました オーストリアは日本よりも狭い国土面積 低い森林率であり オーストリア林業から学ぶ 長野県林業大学校 いとう 2 学年伊藤 ひらさわ平沢 ほりべ堀部 けいすけ圭介 きみひこ公彦 たいせい 泰正 要旨私たち長野県林業大学校では 昨年の 7 月にオーストリアで 8 日間 森林 林業の研修を行なって来ました オーストリアは日本よりも狭い国土面積 低い森林率でありながら 環境に配慮した森林施業や持続的な森林利用 低コストな森林施業などを実現し 先進的な林業を行なっていました

More information

地熱部会補足説明資料目次 1. 硫化水素の予測評価について 3 2. 地盤変動について 4 3. 事前調査結果を踏まえた現存植生図について 6 4. 生態系の注目種の選定について 生態系の評価について

地熱部会補足説明資料目次 1. 硫化水素の予測評価について 3 2. 地盤変動について 4 3. 事前調査結果を踏まえた現存植生図について 6 4. 生態系の注目種の選定について 生態系の評価について 資料 2-3 平成 29 年 7 月 11 日地熱部会資料 鬼首地熱発電所設備更新計画 環境影響評価方法書 補足説明資料 平成 29 年 7 月 電源開発株式会社 - 1 - 地熱部会補足説明資料目次 1. 硫化水素の予測評価について 3 2. 地盤変動について 4 3. 事前調査結果を踏まえた現存植生図について 6 4. 生態系の注目種の選定について 12 5. 生態系の評価について 21-2 -

More information

図 6 地質と崩壊発生地点との重ね合わせ図 地質区分集計上の分類非アルカリ珪長質火山岩類後期白亜紀 火山岩 珪長質火山岩 ( 非アルカリ貫入岩 ) 後期白亜紀 花崗岩 後期白亜紀 深成岩 ( 花崗岩類 ) 花崗閃緑岩 後期白亜紀 チャートブロック ( 付加コンプレックス ) 石炭紀 - 後期三畳紀

図 6 地質と崩壊発生地点との重ね合わせ図 地質区分集計上の分類非アルカリ珪長質火山岩類後期白亜紀 火山岩 珪長質火山岩 ( 非アルカリ貫入岩 ) 後期白亜紀 花崗岩 後期白亜紀 深成岩 ( 花崗岩類 ) 花崗閃緑岩 後期白亜紀 チャートブロック ( 付加コンプレックス ) 石炭紀 - 後期三畳紀 図 6 地質と崩壊発生地点との重ね合わせ図 地質区分集計上の分類非アルカリ珪長質火山岩類後期白亜紀 火山岩 珪長質火山岩 ( 非アルカリ貫入岩 ) 後期白亜紀 花崗岩 後期白亜紀 深成岩 ( 花崗岩類 ) 花崗閃緑岩 後期白亜紀 チャートブロック ( 付加コンプレックス ) 石炭紀 - 後期三畳紀 チャートブロック ( 付加コンプレックス ) 三畳紀 - 中期ジュラ紀 苦鉄質火山岩類 ( 付加コンプレックス

More information

Taro-H28 地域別変更計画(一斉変更)_281115

Taro-H28 地域別変更計画(一斉変更)_281115 最上村山国有林の地域別の森林計画書 ( 案 ) ( 第一次変更計画 ) ( 最上村山森林計画区 ) 計画期間 自 至 平成 27 年 4 月 1 日 平成 37 年 3 月 31 日 ( 第一次変更平成 28 年 12 月 ) 東北森林管理局 変更理由 次の理由から森林法 ( 昭和 26 年法律第 249 号 ) 第 7 条の 2 第 3 項により準用する法第 5 条 第 5 項に基づき変更するものである

More information

Taro-21 岐阜農林高校

Taro-21 岐阜農林高校 ニホンジカによる林業被害の対策方法を探る ~ 枝条巻き テープ巻きの効果の検証 ~ おばたあきらごとうひろや岐阜県立岐阜農林高等学校森林科学科 3 年 小畑晃 後藤洋哉 要 旨 野生動物が引き起こす社会問題が深刻化するなか 私達は昨年から野生動物に関する研究に取り組んでいます これまでシンポジウムや講演会に参加し その学びを少しずつ深めてきました そこで 今年は野生動物に関する痕跡調査の基礎やセンサーカメラ

More information

<4D F736F F D2091E E8FDB C588ECE926E816A2E646F63>

<4D F736F F D2091E E8FDB C588ECE926E816A2E646F63> 第 13 地象 (1 傾斜地 ) 1 調査の手法 (1) 調査すべき情報ア土地利用の状況傾斜地の崩壊により影響を受ける地域の住宅等の分布状況 その他の土地利用の状況 ( 将来の土地利用も含む ) イ傾斜地の崩壊が危惧される土地の分布及び崩壊防止対策等の状況既に傾斜地の崩壊に係る危険性が認知 危惧されている土地の分布当該傾斜地の崩壊防止対策等の状況ウ降水量の状況当該地域の降雨特性の把握に必要な対象事業の実施区域等の降水量の状況エ地下水及び湧水の状況傾斜地の安定性に影響を与える地下水の水位及び湧水の分布

More information

民間企業の活動による二酸化炭素吸収・固定量の「見える化」実証事業 CO2吸収・固定量計算シート  操作方法

民間企業の活動による二酸化炭素吸収・固定量の「見える化」実証事業  CO2吸収・固定量計算シート  操作方法 5 民 間 企 業 の 活 動 による 二 酸 化 炭 素 吸 収 固 定 量 の 見 える 化 実 証 事 業 簡 易 な 見 える 化 計 算 シート 操 作 方 法 民 間 企 業 の 活 動 による 二 酸 化 炭 素 吸 収 固 定 量 の 見 える 化 実 証 事 業 簡 易 な 見 える 化 計 算 シート 操 作 方 法 Ⅰ Excelの 利 用 環 境 と 操 作 上 の 注 意

More information

くぬぎの森(花木園 第9,11~15)里地里山プロジェクトに対するハビタット評価認証(JHEP)審査レポート

くぬぎの森(花木園 第9,11~15)里地里山プロジェクトに対するハビタット評価認証(JHEP)審査レポート 1-47871-111/ くぬぎの森 ( 花木園第 9,11~15) 里地里山プロジェクト に対するハビタット評価認証 (JHEP) 審査レポート 212 年 7 月 1 くぬぎの森 ( 花木園第 9,11~15) 里地里山プロジェクトに対する ハビタット評価認証 (JHEP) 審査レポート 評価申請者 名称石坂産業株式会社 ( 取締役社長畝本典子 ) 住所埼玉県入間郡三芳町上富緑 1589-2

More information

長野県林総セ研報第 25 号 (211) 表 -1 と調査工程一覧 樹種 面積調査工程 (ha) 伐倒木寄集材造材集搬 佐久穂 カラマツ 富士見 カラマツ 28.4 伊那 アカマツ 1.25 天龍 スギ 1.25 開田 カラマツ 塩尻 カラマツ 5.53 白馬 1 スギ 6.

長野県林総セ研報第 25 号 (211) 表 -1 と調査工程一覧 樹種 面積調査工程 (ha) 伐倒木寄集材造材集搬 佐久穂 カラマツ 富士見 カラマツ 28.4 伊那 アカマツ 1.25 天龍 スギ 1.25 開田 カラマツ 塩尻 カラマツ 5.53 白馬 1 スギ 6. 作業工程別の調査 宮崎隆幸 今井信 * 白石立 * 実際に実施している間伐作業を対象に, 伐倒, 木寄集材, 造材, 集搬の各工程についてを調査した 伐倒作業のは11.7~111.18m 3 / 人 日であった また, 木寄集材作業のは, グラップルローダの直取り方式が81.78m 3 / 人 日で最も高く, タワーヤーダが3.66m 3 / 人 日と低かったが平均木寄距離は136mと最も長かった

More information

ISBN 978-4-905304-35-7 森林と水の謎を解く (2) 間伐と水流出 独立行政法人 森林総合研究所 Forestry and Forest Products Research Institute 秋田県森林技術センター Akita Prefecture Forest Technology Center 森林総合研究所 第 3 期中期計画成果 15( 森林機能発揮 -9) はじめに

More information

<95F18D908F915F >

<95F18D908F915F > (6) 環境保全と管理に関する検討と設定 1 環境保全と管理の考え方公園再整備にあたっては 原地形を維持し 動物生息環境保全 湧水の保全に配慮する 特に生物多様性の保全の観点から 樹林地の多様な管理のありかたを検討する 計画対象地の空中写真 植生の概要 薪や炭に利用されなくなり 落葉樹から常緑樹へと植生が変わった さらに 開園後 30 年以上が経過し 常緑樹が大きく育ったため 園内全体が暗い印象を与えている

More information

世田谷区建築にともなう緑化のための植栽ガイドブック

世田谷区建築にともなう緑化のための植栽ガイドブック 2) 高木 中木 低木樹木を植栽するときには その樹木にどんな効果を期待するのかを考え それに見合った高さの樹木を選ぶことが大切です 中木や低木は あまり大きく生長しないか あるいは大きくならないように刈り込み等の管理をすることが一般的ですが 高木は種類によっては非常に大きく生長します 植栽時の高さだけでなく 将来どの程度の大きさになるのかをイメージして植栽計画を立てることが大切です 1 高木 高木は生長とともに緑陰をつくり

More information

1 1 1 11 25 2 28 2 2 6 10 8 30 4 26 1 38 5 1 2 25 57ha 25 3 24ha 3 4 83km2 15cm 5 8ha 30km2 8ha 30km2 4 14

1 1 1 11 25 2 28 2 2 6 10 8 30 4 26 1 38 5 1 2 25 57ha 25 3 24ha 3 4 83km2 15cm 5 8ha 30km2 8ha 30km2 4 14 3 9 11 25 1 2 2 3 3 6 7 1 2 4 2 1 1 1 11 25 2 28 2 2 6 10 8 30 4 26 1 38 5 1 2 25 57ha 25 3 24ha 3 4 83km2 15cm 5 8ha 30km2 8ha 30km2 4 14 60 m3 60 m3 4 1 11 26 30 2 3 15 50 2 1 4 7 110 2 4 21 180 1 38

More information

付属資料

付属資料 付属資料 資料 01 検討委員会討議資料 目次 平成 27 年度流域山地災害等対策調査 ( 流木災害対策手法検討調査 ) 委託事業 第 1 回検討委員会討議資料 平成 27 年 10 月 20 日 1. 調査の概要 (P3~11) 2. 平成 26 年度調査結果と課題の整理 (P12~34) 3. 森林の土砂崩壊防止機能の判定の精度向上 (P3~43) 4. 倒木や渓床内の堆積木 ( 危険木 ) の推定手法の検討

More information

untitled

untitled 2.赤川の概要 流域および河川の概要 2.1.3 流域の地質 上流部の基岩は朝日山系の花崗岩類と月山山系の新第三系および第四紀の安山岩類と に大別され この上位は月山の火山砕屑岩 火山泥流物となっています なお 地質学 的にはグリーンタフ地域に属します 新第三系は 下部 中部中新統からなり おおむね安山岩溶岩 砂岩 泥岩互層 泥 岩の順で堆積しており 酸性の火砕岩 流紋岩も分布しています 岩質は非常に堅硬で

More information

図 1 調査対象地域 2.. 使用したデータと解析方法研究対象地域の里山の植生 土地利用分類データとして, 野村 中嶋 (2000) による 1949 年,1977 年,1995 年の 3 時点におけ 1) る植生図を使用した. なお, 野村 中嶋 (2000) の分類では, 群落植生分布が 16

図 1 調査対象地域 2.. 使用したデータと解析方法研究対象地域の里山の植生 土地利用分類データとして, 野村 中嶋 (2000) による 1949 年,1977 年,1995 年の 3 時点におけ 1) る植生図を使用した. なお, 野村 中嶋 (2000) の分類では, 群落植生分布が 16 デジタル観測手法を統合した里山の GIS 解析 空間情報科学研究センターシンポジウム 数値情報化された植生図による植生変化の定量的把握 青木賢人 ( 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 ) 木村圭司 ( 東京都立大学理学研究科地理科学専攻 ) 同一基準により空中写真から作成された複数年次の植生図を数値情報化し, それを GIS 上で解析することにより, 都市近郊に立地する里山における植生変化を定量的に把握し,

More information

第 41 巻 13 号 大分県農業気象速報令和元年 5 月上旬 大分県大分地方気象台令和元年 5 月 1 3 日

第 41 巻 13 号 大分県農業気象速報令和元年 5 月上旬 大分県大分地方気象台令和元年 5 月 1 3 日 第 41 巻 13 号 大分県農業気象速報令和元年 5 月上旬 大分県大分地方気象台令和元年 5 月 1 3 日 天気は周期的に変化した 少雨 令和元年 5 月上旬の気象概況 上旬の天気は 周期的に変化し 前線や気圧の谷及び湿った空気の影響を受け 曇りや雨の日もあったが 高気圧に覆われ晴れる日もあった 降水量は 1 日と 2 日及び 9 日は気圧の谷や前線 湿った空気の影響を受けそれぞれ 0.0~2.0

More information

機械化林業平成 29 年 6 月号掲載 大型機械による地拵の効果について 下刈の省力化による低コスト造林の可能性を探るー 北海道森林管理局森林技術 支援センター山嵜孝一 1. はじめに北海道の林床を特徴づけるササ類は 旺盛な繁殖力と強い適応性を持っています そのため 人工造林の主要樹種であるトドマツ

機械化林業平成 29 年 6 月号掲載 大型機械による地拵の効果について 下刈の省力化による低コスト造林の可能性を探るー 北海道森林管理局森林技術 支援センター山嵜孝一 1. はじめに北海道の林床を特徴づけるササ類は 旺盛な繁殖力と強い適応性を持っています そのため 人工造林の主要樹種であるトドマツ 機械化林業平成 9 年 月号掲載 大型機械による地拵の効果について 下刈の省力化による低コスト造林の可能性を探るー 北海道森林管理局森林技術 支援センター山嵜孝一. はじめに北海道の林床を特徴づけるササ類は 旺盛な繁殖力と強い適応性を持っています そのため 人工造林の主要樹種であるトドマツやアカエゾマツの下刈目安は 7 年 9 回 が必要であり このことが造林コストの負担として 林業経営上の大きな障害となっています

More information

林野庁様向けUAV森林計測説明会資料_pptx

林野庁様向けUAV森林計測説明会資料_pptx 内容 1. アジア航測の森林事業のご紹介 UAV(ドローン)による森林計測 のご紹介 2. UAVの概要 UAVの概要 3. 写真測量による森林計測事例 4. レーザ測量による森林計測事例 平成29年2月7日 アジア航測株式会社 5. まとめと今後の展望 アジア航測のマルチプラットホームセンシング アジア航測の森林事業 航空レーザを使った森林資源解析と森林計画 リモセンによる森林災害などに関する調査

More information

くぬぎの森(花木園 第9,11~15)里地里山プロジェクトに対するJHEP認証[第1回更新]審査レポート(概要版)

くぬぎの森(花木園 第9,11~15)里地里山プロジェクトに対するJHEP認証[第1回更新]審査レポート(概要版) くぬぎの森 ( 花木園第 9,11~15) 里地里山プロジェクト に対する JHEP 認証 [ 第 1 回更新 ] 審査レポート ( 概要版 ) 217 年 7 月 1 ハビタット評価認証制度 JHEP について JHEP は 米国連邦政府が開発した HEP という環境評価手法を 当協会が日本で適用可能な形に改良し 28 年に創設したもので 事業を実施する前よりも生物の多様性の価値が向上した取り組みを

More information

資料3-5  モニタリング方法ガイドライン(森林管理プロジェクト用)(案)

資料3-5	 モニタリング方法ガイドライン(森林管理プロジェクト用)(案) ステップ 2-1: 対象となる森林に傾斜がある場合のプロット設定方法 図 Ⅱ-4 プロジェクト対象地に傾斜がある場合のプロット設定方法 赤部は設定したプロットを示す プロジェクト対象の森林に傾斜がある場合は 斜面の中腹に調査プロットを設置する ステップ 2-2: 対象となる森林が 平地に立地している場合のプロット設定方法 図 Ⅱ-5 プロジェクト対象地に傾斜がない場合のプロット設定方法 ( 森林の平面図

More information

モウソウチク・マダケの侵入がスギ・ヒノキ人工林の水分生理状態に及ぼす影響

モウソウチク・マダケの侵入がスギ・ヒノキ人工林の水分生理状態に及ぼす影響 モウソウチク マダケの侵入がスギ ヒノキ人工林の水分生理 状態に及ぼす影響 誌名 日本森林学会誌 N 著者 巻 / 号 今治, 安弥上田, 正文和口, 美明田中, 正臣上松, 明日香糟谷, 信彦池田, 武文 巻 号 掲載ページ -6 発行年月 年 6 月 農林水産省農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター T B-A C C, A, F F R C べての調査地でタケ類の根密度はスギあるいはヒノキよりも

More information

千葉県の植物相の特徴

千葉県の植物相の特徴 千葉県の植物相 千葉県の植物相の特徴房総半島の植物的自然の第一の特色は 暖温帯の照葉樹林と冷温帯の落葉樹林との移行域に位置し 暖温帯と冷温帯の両要素が共存し 多様なフロラを有する 千葉県は維官束植物だけで 2154 種が分布し 日本全体の 7300 種に対して約 3 割が分布することになる 房総半島の脊梁に当たる清澄山系から北の北総にかけた地域では 南斜面は常緑樹林 北向き斜面は落葉樹林と言うハ ターンが見られる

More information

<4D F736F F D E E9197BF30395F E82CC A97F B28DB88C8B89CA8A E646F6378>

<4D F736F F D E E9197BF30395F E82CC A97F B28DB88C8B89CA8A E646F6378> 添付資料 9: 土地の利用履歴等調査概要 土地の利用履歴等調査概要 平成 29 年 7 月 目次 1. 調査対象地... 1 2. 調査期間... 1 3. 土地利用履歴調査結果概要... 2 4. 地形 地質調査及び活断層調査... 7 1. 調査対象地 (1) 所在地番 愛知県知多郡東浦町大字石浜字三本松 1-1 他 愛知県知多郡東浦町大字石浜字吹付 2-1 他 (2) 地目 宅地 (3) 敷地面積

More information

Microsoft Word - 04_第4章 樹木調査.doc

Microsoft Word - 04_第4章 樹木調査.doc 第 4 章樹木調査 樹木調査は区内全域で現地調査を行い 樹種 直径 面積 ( ツル性樹木 ) を調べた 調査対象は以下のとおりである 表 4-1 調査対象樹木 調査対象樹木 内 容 独立樹 地上より 1.5mの高さにおける幹の直径が 30cm 以上の樹木株立ちした樹木で幹の根元周りが 1.5m 以上の樹木 ツル性樹木 枝葉の面積が 30 m2以上のつる性植物 ( 藤棚のように水平や斜めに広がっているもの

More information

4-2 九千部山地域 (1) 保護林設定の目的及び特徴 目的 我が国又は地域の自然を代表するものとして保護を必要とする植物群落及び歴史的 学術的価値等を有する個体の維持を図り 併せて森林施業 管理技術の発展 学術研究等に資することを目的とした植物群落保護林の新設 特徴 佐賀県や長崎県では標高 800

4-2 九千部山地域 (1) 保護林設定の目的及び特徴 目的 我が国又は地域の自然を代表するものとして保護を必要とする植物群落及び歴史的 学術的価値等を有する個体の維持を図り 併せて森林施業 管理技術の発展 学術研究等に資することを目的とした植物群落保護林の新設 特徴 佐賀県や長崎県では標高 800 図 4-1-1 保護林区域図 ( 案 ) ( 多良岳山系地域 ) 57 4-2 九千部山地域 (1) 保護林設定の目的及び特徴 目的 我が国又は地域の自然を代表するものとして保護を必要とする植物群落及び歴史的 学術的価値等を有する個体の維持を図り 併せて森林施業 管理技術の発展 学術研究等に資することを目的とした植物群落保護林の新設 特徴 佐賀県や長崎県では標高 800~950m 以上がブナクラス域とされており

More information

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC0123 3. 試験作物名オクラ品種名アーリーファイブ 4. 圃場試験場所 試験圃場名 試験圃場所在地 県農業研究センター 番圃場 号ハウス 県 市 町 - 5. 試験担当者氏名 6. 土性埴壌土

More information

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書 急傾斜しらす斜面に適用可能な現場一面せん断試験装置の開発と その実証試験 工学部 農学部 山本健太郎 寺本行芳 平瑞樹 1.はじめに 日本は森林が国土の約 7%を占め 斜面崩壊の大半は表層崩壊で 誘因である降雨の影響がか なり大きい しかし 崩壊現場においては表層崩壊が生じた斜面と生じなかった斜面もあり 斜 面そのものの素因 植生 森林 生育状況や地盤特性 を調べることが重要であると考えている また

More information

/00R1 新東名高速道路建設事業 [ 炭焼地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 2016 年 2 月

/00R1 新東名高速道路建設事業 [ 炭焼地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 2016 年 2 月 新東名高速道路建設事業 [ 炭焼地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 216 年 2 月 新東名高速道路建設事業 [ 炭焼地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 評価申請者 名称中日本高速道路株式会社 ( 代表取締役社長 CEO 宮池克人 ) 住所名古屋市中区錦 2-18-19 三井住友銀行名古屋ビル 申請番号

More information

(1) 森林の状況 森林蓄積の推移蓄積1 森林の現状と課題 我が国は世界有数の森林国 森林面積は国土面積の 3 分の 2 にあたる約 2,500 万 ha( 人工林は約 1,000 万 ha) 森林資源は人工林を中心に蓄積が毎年約 7 千万 m³ 増加し 現在は約 52 億 m³ 人工林の半数が一般

(1) 森林の状況 森林蓄積の推移蓄積1 森林の現状と課題 我が国は世界有数の森林国 森林面積は国土面積の 3 分の 2 にあたる約 2,500 万 ha( 人工林は約 1,000 万 ha) 森林資源は人工林を中心に蓄積が毎年約 7 千万 m³ 増加し 現在は約 52 億 m³ 人工林の半数が一般 (1) 森林の状況 森林蓄積の推移蓄積1 森林の現状と課題 我が国は世界有数の森林国 森林面積は国土面積の 3 分の 2 にあたる約 2,5 万 ha( 人工林は約 1, 万 ha) 森林資源は人工林を中心に蓄積が毎年約 7 千万 m³ 増加し 現在は約 52 億 m³ 人工林の半数が一般的な主伐期である 5 年生を超えており 資源を有効活用すると同時に 循環利用に向けて計画的に再造成することが必要

More information

モデル地域は鳥獣保護区ではないため狩猟が行われている ( 図 3-2) モデル地域の中心にあるメッシュでは平成 24 年度実績で 166 頭が捕獲されていた ( 図 3-3) また 有害駆除や個体数調整などの許可捕獲も行われており その捕獲頭数は 76 頭であった これらの合計は 242 頭であった

モデル地域は鳥獣保護区ではないため狩猟が行われている ( 図 3-2) モデル地域の中心にあるメッシュでは平成 24 年度実績で 166 頭が捕獲されていた ( 図 3-3) また 有害駆除や個体数調整などの許可捕獲も行われており その捕獲頭数は 76 頭であった これらの合計は 242 頭であった 第 3 章黒河内地域 1. モデル地域の現状把握黒河内国有林は南アルプス国立公園の北西に位置し 西側には伊那の市街地が広がっている ( 図 3-1) 対象地の面積は 1306ha であり 北側には入笠牧場 南側には鹿嶺高原があり 南北にはゆるやかな地形があるが モデル地域内のそれ以外の地域は急峻な地形が多くなっている 図 3-1 黒河内国有林の位置図 36 モデル地域は鳥獣保護区ではないため狩猟が行われている

More information

積雪深 (cm) 年 2010 年 エリア 2 測量 エリア 1 及び 3 測量 0 4/30 4/16 4/1 3/16 3/1 2/16 2/1 図 -3 航空レーザ測量年の積雪状況 ( 定山渓ダム気象観測露場 ) 表 -1 航空レーザ測量日時 測

積雪深 (cm) 年 2010 年 エリア 2 測量 エリア 1 及び 3 測量 0 4/30 4/16 4/1 3/16 3/1 2/16 2/1 図 -3 航空レーザ測量年の積雪状況 ( 定山渓ダム気象観測露場 ) 表 -1 航空レーザ測量日時 測 平成 23 年度 航空レーザ測量を活用したダム流域の積雪包蔵水量の推定 ( 独 ) 土木研究所寒地土木研究所水環境保全チーム 西原照雅 室蘭工業大学大学院工学研究科 中津川誠 ( 独 ) 土木研究所寒地土木研究所水環境保全チーム 浜本 聡 積雪寒冷地のダムでは, 冬季に流域に蓄積された積雪が, 春先の融雪時に流出する水を貯留し, 夏までの水需要を賄っている. このため, ダムでは, 毎年 3 月頃の積雪最盛期に積雪調査を行い,

More information

第 41 巻 21 号 大分県農業気象速報令和元年 7 月下旬 大分県大分地方気象台令和元年 8 月 1 日

第 41 巻 21 号 大分県農業気象速報令和元年 7 月下旬 大分県大分地方気象台令和元年 8 月 1 日 第 41 巻 21 号 大分県農業気象速報令和元年 7 月下旬 大分県大分地方気象台令和元年 8 月 1 日 令和元年 7 月下旬の気象概況 天気は 大気の状態が不安定で山沿いを中心に雨が降る日が多かった 24 日頃 九州北部地方 ( 山口県を含む ) は梅雨明けしたと見られる ( 福岡管区気象台発表 ) 下旬の天気は 台風の間接的な影響や上空の寒気の影響で雨や曇りとなり 梅雨明け後も午後を中心に日射や暖かく湿った空気の影響で雨が降る日が多かった

More information

Microsoft PowerPoint - Ikeda_ ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - Ikeda_ ppt [互換モード] 東北地方の気候の変化 平成 24 年 3 月 5 日 仙台管区気象台 ヤマセ研究会 池田友紀子 1 写真 :K.Honda 東北地方の気温の変化 東北の年平均気温は 100 年あたり 1.2 の割合で上昇 東北地方の年平均気温 1990 1999 2004 1984 1897 1913 1945 変化率 :1.2 /100 年 東北地方の年平均気温の変化 (1890~2010 年 ) 青森 秋田 宮古

More information

< F2D91A297D18E968BC695578F8095E08A7C955C CF68976>

< F2D91A297D18E968BC695578F8095E08A7C955C CF68976> 別冊 造林事業標準歩掛表 平成 25 年 4 月 公益社団法人埼玉県農林公社 目 次 1 地拵歩掛 2 2 新 植 3 (1) 仮植歩掛 3 (2) 植付歩掛 3 3 補 植 4 (1) 植付歩掛 4 4 苗木人肩運搬歩掛 ( 新植 補植共通 ) 4 5 下刈歩掛 6 寒伏歩掛 7 寒伏起し歩掛 8 薬剤使用歩掛 9 獣害防除歩掛 10 林地施肥歩掛 6 8 8 9 9 9 11 資材運搬 ( 人肩

More information

/00R1 新東名高速道路建設事業 [ 栗衣地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 2016 年 2 月

/00R1 新東名高速道路建設事業 [ 栗衣地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 2016 年 2 月 新東名高速道路建設事業 [ 栗衣地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 216 年 2 月 新東名高速道路建設事業 [ 栗衣地区 ] に対する JHEP 認証 ( 竣工確認 ) 審査レポート ( 概要版 ) 評価申請者 名称中日本高速道路株式会社 ( 代表取締役社長 CEO 宮池克人 ) 住所名古屋市中区錦 2-18-19 三井住友銀行名古屋ビル 申請番号

More information

Ch081002

Ch081002 8.10.2 地衣類 (1) 調査内容 1) 調査項目地衣類の生育状況 重要な種及び注目すべき生育地 2) 調査範囲 調査範囲を図 8.10.2-1に示す 調査範囲は対象事業実施区域及びその周辺約 250mの範囲とした 3) 調査手法及び調査時期調査手法及び調査時期を表 8.10.2-1 表 8.10.2-2にそれぞれ示す なお 調査は学識経験者の指導を受けながら実施した 学識経験者の指導内容については資料編に示した

More information

<4D F736F F D C594928F915F91E682518FCD20938C8A438D8B894A82A982E F944E C93638E7382CC905882C382AD82E882F08D6C8

<4D F736F F D C594928F915F91E682518FCD20938C8A438D8B894A82A982E F944E C93638E7382CC905882C382AD82E882F08D6C8 第 2 章 東海豪雨から 10 年 豊田市の森づくりを考える 矢作川流域の地質は右図のとおり 約 8 割の地域を風化し崩れやすい花崗岩が占めているうえ 急傾斜地が多いことから 昭和 34 年 ( 1959 ) の伊勢湾台風 昭和 47 年 (1972) の昭和 47 年豪雨を始めとして 何度も大きな山地崩壊が発生してきました 平成 12 年 (2000)9 月 11 日にも集中豪雨により矢作川上流域を主として多数の沢抜けなどの山地崩壊が発生しました

More information

平成22年度 マハゼ稚仔魚の生息環境調査

平成22年度 マハゼ稚仔魚の生息環境調査 平成 7 年度朝潮運河を中心としたハゼ釣り調査 報告書 平成 8 年 月 財団法人東京水産振興会 株式会社海洋リサーチ 目次 1. 調査目的...1. 実施年月日...1 3. 調査測点...1. 調査項目...5 5. 調査方法...6 6. 調査結果...8 < 添付資料 > 付表 写真帳 1. 調査目的 本調査は 朝潮運河周辺海域におけるマハゼの生息状況及び海域環境を把握するこ とを目的とする.

More information

岡山県自然保護センター研究報告 Bull. Okayama Pref. Nature Conservation Center(24) : 49-54, 2017 新産地報告 岡山県から見つかったヒュウガミズキ ( マンサク科 ) 岡山県自然保護センター地職 恵 Corylopsis pauciflo

岡山県自然保護センター研究報告 Bull. Okayama Pref. Nature Conservation Center(24) : 49-54, 2017 新産地報告 岡山県から見つかったヒュウガミズキ ( マンサク科 ) 岡山県自然保護センター地職 恵 Corylopsis pauciflo 岡山県自然保護センター研究報告 Bull. Okayama Pref. Nature Conservation Center(24) : 49-54, 2017 新産地報告 岡山県から見つかったヒュウガミズキ ( マンサク科 ) 岡山県自然保護センター地職 恵 Corylopsis pauciflora Siebold et Zucc.(Hamamelidaceae)discovered in Okayama

More information

資料4 植樹方針素案について(修正版).exe

資料4 植樹方針素案について(修正版).exe 第 64 回全国植樹祭の植樹方針 ( 素案 ) について 資料 34 1 植樹は 植栽作業はもちろんのこと 種子の採取から育成 養苗もその対象と の考えの下 県民の手で育てた苗木も使用することを基本とする 2 植栽樹種の選定にあたっては 本県の気候風土に適し, 県民に親しみのある 四季折々の花木など季節感のあるものを基本とする 3 一般参加者が植栽する苗木は 植樹会場の近隣等から採取した種子等からの

More information

( 更新)風致条例窓口パンフレット.pub

( 更新)風致条例窓口パンフレット.pub 風致地区のしおり 風致地区とは 都市の風致を維持するために定められる都市計画法に基づく地域地区です 本市では片瀬山, 江の島, 鵠沼, 湘南海岸, 太平台の 5 地区に指定されています 藤沢市 1 工事期間申請手続きの流れ 事前相談 ( 必要に応じて ) 許可申請書の提出 条例第 2 条 許可対象行為ごとに必要書類を添付 (P10 参照 ) 許可等決定通知書の受理 規則第 2 条 行為地にて行為許可標の掲示

More information

1. 労務単価 平成 30 年度 2 省協定単価 普通作業員 20,100 円 特殊作業員 22,300 円 特殊運転手 22,800 円 軽作業員 13,900 円 交通誘導警備員 11,300 円 2. 間接費間接費のうち現場監督費については 事業の実行に直接必要な作業が現場労働者により実施され

1. 労務単価 平成 30 年度 2 省協定単価 普通作業員 20,100 円 特殊作業員 22,300 円 特殊運転手 22,800 円 軽作業員 13,900 円 交通誘導警備員 11,300 円 2. 間接費間接費のうち現場監督費については 事業の実行に直接必要な作業が現場労働者により実施され 平成 30 年度山梨県造林補助事業標準単価一覧表 山梨県 1. 労務単価 平成 30 年度 2 省協定単価 普通作業員 20,100 円 特殊作業員 22,300 円 特殊運転手 22,800 円 軽作業員 13,900 円 交通誘導警備員 11,300 円 2. 間接費間接費のうち現場監督費については 事業の実行に直接必要な作業が現場労働者により実施された場合に限り加算できるものとし その額は 標準単価の

More information

Microsoft Word - p21-26.doc

Microsoft Word - p21-26.doc 東京農総研研報 1:21-25,2006 糞粒法による東京のシカ生息密度分布の実態 新井一司 遠竹行俊 * * 久野春子 キーワード : 糞粒法, シカ, 生息密度分布, 東京, 個体密度計算プログラム 緒 言 調査方法 東京都西多摩郡奥多摩町およびその周辺の地域では, スギなどの人工林を皆伐した後に植林したスギやヒノキがニホンジカ ( 以下, シカと記す ) による食害を受けている そのまま放置した場合,

More information

地 理 誌 叢 第 57 巻 第 2 号 2016 林構成が異なる 2 箇所のドリーネを対象に 岩上 蘚苔類群落の構成種などを比較検討した ϩ 地域概要 秋吉台は 標高約 m のカルスト台地 で 古生代石炭紀前期からペルム紀後期の化石を 多く含む石灰岩が広く分布する 太田 1968

地 理 誌 叢 第 57 巻 第 2 号 2016 林構成が異なる 2 箇所のドリーネを対象に 岩上 蘚苔類群落の構成種などを比較検討した ϩ 地域概要 秋吉台は 標高約 m のカルスト台地 で 古生代石炭紀前期からペルム紀後期の化石を 多く含む石灰岩が広く分布する 太田 1968 *** 130km 2 1 301955 1996 2013a, b 1729 2006, 2013 1700 1997 30 2 50 * ** 13 地 理 誌 叢 第 57 巻 第 2 号 2016 林構成が異なる 2 箇所のドリーネを対象に 岩上 蘚苔類群落の構成種などを比較検討した ϩ 地域概要 秋吉台は 標高約 100 400 m のカルスト台地 で 古生代石炭紀前期からペルム紀後期の化石を

More information

9 箇所名 江戸川区 -1 都道府県東京都 市区町村江戸川区 地区 清新町, 臨海町 2/6 発生面積 中 地形分類 盛土地 液状化発生履歴 近傍では1855 安政江戸地震 1894 東京湾北部地震 1923 大正関東地震の際に履歴あり 土地改変履歴 国道 367 号より北側は昭和 46~5 年 南

9 箇所名 江戸川区 -1 都道府県東京都 市区町村江戸川区 地区 清新町, 臨海町 2/6 発生面積 中 地形分類 盛土地 液状化発生履歴 近傍では1855 安政江戸地震 1894 東京湾北部地震 1923 大正関東地震の際に履歴あり 土地改変履歴 国道 367 号より北側は昭和 46~5 年 南 9 箇所名 江戸川区 -1 都道府県 東京都 市区町村 江戸川区 地区 清新町, 臨海町 1/6 発生面積 中 地形分類盛土地 液状化発生履歴 近傍では1855 安政江戸地震 1894 東京湾北部地震 1923 大正関東地震の際に履歴あり 土地改変履歴 国道 367 号より北側は昭和 46~5 年 南側は昭和 51~6 年の埋立 被害概要 住宅の傾斜 沈下 道路の亀裂 噴砂の状況 多い 地盤の変形量

More information

Ⅲ解説常緑広樹 Ⅲ解説常緑広樹Ⅲ解説常緑広樹ウバメガシブナ科ウバメガシの特徴 61 炭の最高級品といわれる備長炭はウバメガシが原料です は枝先に集まってつき 楕円形で縁が裏側に巻くように反ります 細かい脈まで透けて見えます 小さな鋸歯がまばらにあります よく似たトベラは鋸歯がないことで区別できます

Ⅲ解説常緑広樹 Ⅲ解説常緑広樹Ⅲ解説常緑広樹ウバメガシブナ科ウバメガシの特徴 61 炭の最高級品といわれる備長炭はウバメガシが原料です は枝先に集まってつき 楕円形で縁が裏側に巻くように反ります 細かい脈まで透けて見えます 小さな鋸歯がまばらにあります よく似たトベラは鋸歯がないことで区別できます ⅢⅢ解説解説常緑広樹常緑広樹 ヤマモモヤマモモ科 コジイブナ科 は枝先に集まってつく 鋸歯がない場合と 上の方に浅い鋸歯がある場合とがあります ヤマモモの特徴 コジイの特徴 名前はが食べられることに由来しますが モモとはあまり似ていません 雄と雌は異なる株で 雌株は初夏に赤く熟したをたくさん枝先につけ は生食のほか果酒などに利用されます の裏面に金色の光沢があります 鋸歯がない場合と 上の方に浅い鋸歯がある場合とがあります

More information

平方・中野久木物流施設地区

平方・中野久木物流施設地区 平方 中野久木物流施設地区のまちづくり 地区計画のルールブック 地区整備計画の運用について 流山市 目 次 平方 中野久木物流施設地区地区計画計画書 平方 中野久木物流施設地区地区計画計画図 平方 中野久木物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 1P 3P 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

More information

Ⅲ解樹高 オオバヤシャブシカバノキ科 低木 の形 低木 単複分裂針 のつき方 は 1 個 脈は 12~16 対 の縁 対生互生束生 オオバヤシャブシの特徴 全縁 の色 赤いが咲く の色 鋸歯縁 紫のが咲く 白いが咲く 茶色 黄色 緑のが咲く 説菌類と共生するため 養分の乏しい土地でも比較的生長が早い

Ⅲ解樹高 オオバヤシャブシカバノキ科 低木 の形 低木 単複分裂針 のつき方 は 1 個 脈は 12~16 対 の縁 対生互生束生 オオバヤシャブシの特徴 全縁 の色 赤いが咲く の色 鋸歯縁 紫のが咲く 白いが咲く 茶色 黄色 緑のが咲く 説菌類と共生するため 養分の乏しい土地でも比較的生長が早い 検索14ⅡⅢ. 解説 解説ページの見方 イボタノキ P.53 ムラサキシキブ P.54 クスノキ P.63 ヤブニッケイ P.64 アイコン表示 アイコン解説 P.16 名称 分類 15 Ⅲ解説黒 紫のがつく木 サカキ P.67 ヒサカキ P.68 イヌツゲ P.71 カクレミノ P.75 オオバヤシャブシカバノキ科 ネズミモチ P.77 トウネズミモチ P.78 は 1 個 オオバヤシャブシの特徴

More information

写真 1. 保護ネットの有る法面 写真 2. 保護ネットの無い法面 3. 調査方法 (1) 植生調査植物の生育状況を把握するため Braun-Blanguet(1964) 植物社会学的手法による植生調査を行った 植生調査は 各調査地点に 5 個ずつ設置した 1m 1m のコドラートにおいて実施し 1

写真 1. 保護ネットの有る法面 写真 2. 保護ネットの無い法面 3. 調査方法 (1) 植生調査植物の生育状況を把握するため Braun-Blanguet(1964) 植物社会学的手法による植生調査を行った 植生調査は 各調査地点に 5 個ずつ設置した 1m 1m のコドラートにおいて実施し 1 キーナの森 における法面緑化手法の検証 環境学園専門学校 東明日香 1. はじめに法面とは 道路工事などで人為的に造られた斜面であり 土壌が削り取られた法面を 切土法面 土壌が盛られた法面を 盛土法面 と呼ぶ 法面は 放置していると風雨によって侵食され崩壊する恐れがあるなど 景観保全および防災の観点から早期緑化が望ましい 法面を緑化する際 昔は外来種のイネ科草本などの種子が散布されていたものの 近年では

More information

02-阿部.indd

02-阿部.indd カラマツ人工林の収益性に対する植栽密度, 間伐方法, 伐期の影響について * 阿部友幸 Influence of planting density, thinning method, and rotation period on Japanese larch plantation profitability Tomoyuki Abe* 要旨林業経営における意思決定支援のための基礎資料とするため, カラマツ人工林の様々な植栽密度,

More information

人工林 ( 左 ) と天然林 ( 右 ) 農業と暮らしを支えた里山の役割 集落の近くにあって 農業や生活に使われてきた森林のことを日本では 里山 と呼ぶ 里山は 農業と生活を支える大切な役割をもっていた 近代化が進んだ日本でも とくに農村地帯では 比較的近年まで 森林 ( 里山 ) からの資源を農業

人工林 ( 左 ) と天然林 ( 右 ) 農業と暮らしを支えた里山の役割 集落の近くにあって 農業や生活に使われてきた森林のことを日本では 里山 と呼ぶ 里山は 農業と生活を支える大切な役割をもっていた 近代化が進んだ日本でも とくに農村地帯では 比較的近年まで 森林 ( 里山 ) からの資源を農業 第 4 章日本の自然の変遷 再生への取り組み 4-1 世界の木材を買い続ける森の国 日本 世界有数の森の国 日本 他国からは 工業大国で都市化の進んだ国 というイメージがもたれることの多い日本だが 実は 森林被覆率がとても高い森の国でもある 日本の森林面積は 2,510 万ヘクタールで 国土面積 (3,779 万ヘクタール ) に占める割合は 66.4% である ( 林野庁 2012) 工業先進国のなかでは

More information

国土技術政策総合研究所 研究資料

国土技術政策総合研究所 研究資料 道路緑化樹木の現況まとめ 平成 29 年 3 月 31 日現在 高木街路樹 主として樹高 3m 以上の形状寸法で用いる樹種 数p1-2 参照 都道府県別数 上位 1 国道直轄), 849,819, 13% 国道(補助), 399,741, 6% 市町村道, 4,66,22, 61% 全国数 6,71,233 都道府県道, 1,385,471, 2% 北海道 1,72,81 東京都 52,995 兵庫県

More information

ab c d 6 12 1:25,000 28 3 2-1-3 18 2-1-10 25000 3120 10 14 15 16 7 2-1-4 1000ha 10100ha 110ha ha ha km 200ha 100m 0.3 ha 100m 1m 2-1-11 2-1-5 20cm 2-1-12 20cm 2003 1 05 12 2-1-13 1968 10 7 1968 7 1897

More information

3-3 現地調査 ( カレイ類稚魚生息状況調査 ) 既存文献とヒアリング調査の結果 漁獲の対象となる成魚期の生息環境 移動 回遊形態 食性などの生活史に関する知見については多くの情報を得ることができた しかしながら 東京湾では卵期 浮遊期 極沿岸生活期ならびに沿岸生活期の知見が不足しており これらの

3-3 現地調査 ( カレイ類稚魚生息状況調査 ) 既存文献とヒアリング調査の結果 漁獲の対象となる成魚期の生息環境 移動 回遊形態 食性などの生活史に関する知見については多くの情報を得ることができた しかしながら 東京湾では卵期 浮遊期 極沿岸生活期ならびに沿岸生活期の知見が不足しており これらの 3-3 現地調査 ( カレイ類稚魚生息状況調査 ) 既存文献とヒアリング調査の結果 漁獲の対象となる成魚期の生息環境 移動 回遊形態 食性などの生活史に関する知見については多くの情報を得ることができた しかしながら 東京湾では卵期 浮遊期 極沿岸生活期ならびに沿岸生活期の知見が不足しており これらの成長段階における生息環境 生息条件についての情報を把握することができなかった そこで 本年度は東京湾のイシガレイならびにマコガレイの極沿岸生活期

More information