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1 システム開発 20-F-2 臨床検査用分析装置における自動校正システム の開発に関するフィージビリティスタディ 報 告 書 - 要 旨 - 平成 21 年 3 月 財団法人機械システム振興協会 委託先特定非営利活動法人日本臨床検査標準協議会 この事業は 競輪の補助金を受けて実施したものです URL :

2 序 わが国経済の安定成長への推進にあたり 機械情報産業をめぐる経済的 社会的諸条件は急速な変化を見せており 社会生活における環境 都市 防災 住宅 福祉 教育等 直面する問題の解決を図るためには技術開発力の強化に加えて 多様化 高度化する社会的ニーズに適応する機械情報システムの研究開発が必要であります このような社会情勢の変化に対応するため 財団法人機械システム振興協会では 財団法人 JKA から機械工業振興資金の交付を受けて システム技術開発調査研究事業 システム開発事業 新機械システム普及促進事業を実施しております このうち システム技術開発調査研究事業及びシステム開発事業については 当協会に総合システム調査開発委員会 ( 委員長 : 東京大学名誉教授藤正巖氏 ) を設置し 同委員会のご指導のもとに推進しております 本 臨床検査用分析装置における自動校正システムの開発に関するフィージビリティスタディ は 上記事業の一環として 当協会が特定非営利活動法人日本臨床検査標準協議会に委託し 実施した成果をまとめたもので 関係諸分野の皆様方のお役に立てれば幸いであります 平成 21 年 3 月 財団法人機械システム振興協会

3 はじめに 本報告書は 財団法人機械システム振興協会より 特定非営利活動法人日本臨床検査標準協議会 (JCCLS) が平成 20 年度事業として受託した 臨床検査用分析装置における自動校正システムの開発に関するフィージビリティスタディ の成果をまとめたものである JCCLS は平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度には ( 財 ) 機械システム振興協会より 医療診断システム構築のための基盤整備に関するフィージビリティスタディ 事業を受託し 臨床検査用標準物質の作製や 都道府県を構成単位とする臨床検査の標準化活動により施設間の測定値差を解消する いわゆるパッチワーク方式による臨床検査の標準化を提案し大きな成果をあげてきた このパッチワーク方式は平成 19 年度からは ( 財 ) 日本臨床衛生検査技師会の事業として拡大して展開され施設間差の解消に寄与している JCCLS が平成 19 年度から受託した本事業は今年度で 2 年目であり 昨年度は平成 20 年度から実施予定の メタボリックシンドローム ( 内蔵脂肪症候群 ) の標準的な健診 保健指導プログラム の健康診査に必要な臨床検査 8 項目 即ち中性脂肪 HDL コレステロール LDL コレステロール アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ アラニンアミノトランスフェラーゼ γ グルタミルトランスフェラーゼ 血糖 ( グルコース ヘモグロビン A1c) について臨床検査用分析装置を使用し標準化を推進するための自動校正システムの開発に関するスタディを実施した この背景にある理由としては メタボリックシンドロームの健診 保健指導は臨床検査を中心とする健康診査の結果によって保健指導の対象者が選別されること しかも全国一律の基準で判定されるため 臨床検査の標準化は極めて重要になってきたからである 平成 20 年度にはこのスタディによる臨床検査の標準化をさらに進めるために ほとんどの施設で用いられている自動分析装置による測定の校正システムを構築することを目的とした 具体的に検討した検査項目としては 前述の 8 項目以外の日常診療で最も広く測定されている生化学成分 - ナトリウム カリウム クロール 総カルシウム 総マグネシウム 無機りん 総タンパク アルブミン 総ビリルビン 尿素窒素 クレアチニン 尿酸 総コレステロール クレアチンキナーゼ アルカリホスファターゼ 乳酸脱水素酵素 アミラーゼ コリンエステラーゼ リパーゼ 膵アミラーゼ C 反応性蛋白 グリコアルブミン - の 22 項目を対象に実施した この成果は本紙で報告をする 本フィージビリティスタディを実施するにあたり 経済産業省のご指導と財団法人機械システム振興協会のご高配に深謝するとともに 本スタディにご協力いただいた委員各位に心より感謝申し上げる次第である 平成 21 年 3 月 特定非営利活動法人日本臨床検査標準協議会

4 序はじめに 目次 1 スタディの目的 事業目的 事業概要 スタディの実施体制 スタディの内容 章標準物質から伝達される校正用試料の検討 トレーサビリティ連鎖図と標準物質 トレーサビリティ連鎖図 Na K Cl 総 Ca 総 Mg IP TP ALB UN CRE UA TCHO CK ALP LD AMY ChE CRP GA 標準物質 ヒト血清 NIST SRM Na K Cl 総 Ca 総 Mg IP TP ALB UN CRE UA TCHO CK ALP LD AMY ChE CRP GA 校正用試料の作製方法 校正用試料の表示値 章検量あるいは校正サイクルの比較検討 検量あるいは校正サイクルの検討対象分析装置... 23

5 2.2 検量あるいは校正サイクルの設定間隔 検量あるいは校正サイクル毎の測定値の真度と安定性についての比較検討 Na K Cl Na K Cl 総 Ca 総 Mg IP 総 Ca 総 Mg IP TP ALB TP ALB T-BIL UN CRE UA UN CRE UA TCHO CK ALP LD AMY CK ALP LD AMY ChE LIP P-AMY ChE LIP P-AMY CRP GA 章検量あるいは校正システムの条件設定 自動検量あるいは校正機能にするための装置及びシステムの条件 測定項目ごとの条件設定 日立 340 キットによる評価方法 CK LD ChE UN Mg 章自動検量あるいは校正システムの評価結果 測定項目ごとの評価 Na K Cl 日内変動試験... 32

6 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 総 Ca 総 Mg IP 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 TP ALB 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 T-BIL 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 UN CRE UA 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 TCHO 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 CK ALP LD AMY 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 ChE LIP P-AMY 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 CRP 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験... 37

7 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 GA 日内変動 日間変動試験 許容誤差 ( バイアス ) 試験 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 日立 340 キットによる評価 章自動校正システムマニュアル作成 適用範囲 校正用試料の準備 校正用試料の測定 校正結果の表示 校正効果の例 解説 スタディの成果 成果の概要 目的に照らし合わせた達成状況 標準物質から伝達される校正用試料 ( 真度評価用試料 ) の検討 検量あるいは校正サイクルの比較検討 校正システムの条件設定 自動校正システムの評価 自動校正システムマニュアル作成 スタディの今後の課題及び展開... 53

8 1 スタディの目的 1.1 事業目的健診機関や医療機関での血液や尿等の臨床検査は 個人の健康管理 医学の基礎データ 医学研究の基本情報である しかしながら日常診療の臨床検査データは 測定機器間 測定方法間 検査機関間において相互に互換性が確保されていないのが現実である 一方 昨今の臨床検査分野における研究や標準化活動の結果 臨床検査の基準になる測定方法および標準物質に関しては 国内的にも国際的にも統一的な 標準 の設定作業が進展し 日常診療の検査データは 国際的整合性と互換性が得られる条件が整いつつある 今日設定されつつある臨床検査用標準物質の有効性は 基準となる測定の精確さ 即ちデータのかたよりとばらつきの両方が吟味された総合的な値が 最終的に日常検査まで伝達されて初めてその効果を発揮する しかしながら 基準測定操作法と標準物質で保証する精確さを伝達する測定装置システムが 標準化に向けて十分に整備されていないことが 末端の健診機関や医療機関における臨床検査データの互換性が確保できないという問題を引き起こしている 今日 臨床検査データは大部分が臨床検査用分析装置を用いた方法で測定されている しかしながら これらの臨床検査用分析装置を用いての標準への校正については 人為的な手順での作業のため 標準化された校正が行われていない そこで本スタディでは 標準化データを得るための臨床検査用分析装置における自動校正システム構築とその条件を調査検討して設定し さらにその効果を検討する 加えて臨床検査データの精確さを保証する上で必要な臨床検査用分析装置の性能規格表示のあり方に関しても指針を策定する 1.2 事業概要臨床検査用分析装置の現状における校正システムにより得られる臨床検査データの信頼性や互換性の評価は 臨床検査用分析装置の作業者や管理者の能力に依存している 即ち データを正しく解釈し 信頼性および互換性を評価することが個人の能力に依存しているからである 従って 臨床検査用分析装置における自動校正システムを開発し この課題の解決を図ることとする また 同時にこの結果を検証するための自動校正システムの評価を代表的な検査項目について実施する 平成 19 年度は平成 20 年 4 月より厚生労働省が実施する標準的な健診 保健指導プログラム ( メタボリックシンドローム健診 ) で対象となる生化学分析 8 項目 GLU, TG, HDL-C, LDL-C, AST, ALT, GGT, HbA1c を対象に自動校正システムを開発し上記の課題を解決した 平成 20 年度はメタボリックシンドローム健診以外の代表的な測定項目を対象に 下記の ((1)~(3)) の開発 および (4) の評価 (5) のマニュアル作成を実施する ただし 校正用試料の性状は 血清等の実試料系 ウシ血清アルブミン (BSA) ベース等の疑似試料系および緩衝液等の代用試料系とする 検討する検査項目は 生化学成分 (Na, K, Cl, 総 Ca, 総 Mg, IP, TP, ALB, T-BIL, UN, CRE, UA, TCHO, CK, ALP, LD, AMY, ChE, LIP, P-AMY, CRP, GA) とする 1

9 (1) 標準物質から伝達される校正用試料 ( 真度評価用試料 ) の検討 1) すでに設定されている実用標準物質あるいは常用標準物質に トレーサブルな日常検査法に用いる試薬キットの校正用試料を検討する 2) 校正用試料の性状は 血清等の実試料系およびウシ血清アルブミン (BSA) ベース等の疑似試料系とする (2) 検量あるいは校正サイクルの比較検討 1) 検量あるいは校正サイクルの検討対象は 分析装置および試薬キットの特性を考慮し 現状での自動分析装置とする 2) 検量あるいは校正サイクルは 検量時 一定時間ごと 毎回測定時とする 3) 検量あるいは校正サイクルごとの測定値の真度と安定性について比較検討する (3) 自動校正システムの条件設定 1) 校正サイクルに従い分析装置にて取得したデータに基づき 自動校正をするための装置およびシステムの条件を設定する 2) 1) の条件設定を測定項目ごとに行う (4) 自動校正システムの評価 1) 設定した自動校正システムを用いて 以下の方法で校正効果について評価する (ⅰ) 設定されている上位の実試料標準物質を測定試料として準備する (ⅱ ) 設定した自動校正システムの状態で (ⅰ) の試料を 5 重測定する (ⅲ) (ⅱ) で得られた測定値の平均値を計算する 次いでこの平均値と測定試料として用いた実試料標準物質の認証値との差を求める (ⅳ) (ⅲ) で得られた差の大きさを精確さの許容限界と比較し 許容されるか否かを判断する 2) 1) の手順を測定項目ごとについて行う (5) 自動校正システムマニュアル作成自動校正システムマニュアル作成は 以下の項目について作成する 1) 適用範囲 2) 校正試料の準備 3) 校正試料の測定 4) 校正結果の表示 5) 解説 2

10 2 スタディの実施体制 実施体制として ( 財 ) 機械システム振興協会に総合システム調査開発委員会が設立されている 特定非営利活動法人日本臨床検査標準協議会 (JCCLS) は 学識経験者および技術者からなる委員会を設立し ( 社 ) 日本分析機器工業会 (JAIMA) の協力を得てスタディの活動を行った ( 財 ) 機械システム振興協会総合システム調査開発委員会 委託 特定非営利活動法人日本臨床検査標準協議会 協力機関 ( 社 ) 日本分析機器工業会 委員会 3

11 表 2-1 総合システム調査開発委員会委員名簿 ( 順不同 敬称略 ) 委員長 東京大学 藤正 巖 名誉教授 委員 埼玉大学総合研究機構 太田公廣 教授 委員 独立行政法人産業技術総合研究所 金丸正剛 エレクトロニクス研究部門 研究部門長 委員 独立行政法人産業技術総合研究所 志村洋文 デジタルものづくり研究センター 招聘研究員 委員 東北大学大学院 中島一郎 工学研究科 教授 委員 東京工業大学大学院 廣田 薫 総合理工学研究科 教授 委員 東京大学大学院 藤岡健彦 工学系研究科 准教授 委員 東京大学大学院 大和裕幸 新領域創成科学研究科 教授 4

12 表 2-2 委員名簿 ( 順不同 敬称略 ) 委員長 筑波大学大学院人間総合科学研究科臨床医学系 桑 克彦 准教授 副委員長 日本電子株式会社 稲次 稔 医用機器事業部医用機器本部 委員 独立行政法人産業技術総合研究所 千葉光一 計測標準研究部門副部門長 委員前日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部関口光夫 委員山梨大学医学部附属病院検査部細萱茂実 委員九州大学大学院医学研究院保健学部門大澤進 委員天理よろづ相談所病院臨床病理部山本慶和 委員有限責任中間法人検査医学標準物質機構谷渉 委員有限責任中間法人検査医学標準物質機構皮籠石宏親 委員協和メデックス株式会社学術部大和隆 委員栄研化学株式会社経営企画部小林隆 委員和光純薬工業株式会社臨床検査薬研究所花田寿郎 委員 ロシュ ダイアグノスティックス株式会社 下川 剛 顧客支援推進部門カスタマーサポートグループ 委員 ユニチカ株式会社メディカル事業部 新崎 晃弘 メディカル開発部 委員 日東紡績株式会社メディカル事業部 榎本 毅 企画 開発 学術グループ 5

13 委員株式会社シノテスト品質管理部梅原実 委員 旭化成ファーマ株式会社 平田 勤 診断薬製品部企画グループ 委員 株式会社日立ハイテクノロジーズ 矢辺 良平 ライフサイエンス営業統括本部薬事管理センタ 委員株式会社島津製作所分析計測事業部玉井哲男 委員 東芝メディカルシステムズ株式会社 笠井 康平 検体検査システム事業部 委員 東芝メディカルシステムズ株式会社 山岸 和年 検体検査システム事業部 委員 株式会社日立ハイテクノロジーズ 三村 智憲 ナノテクノロジー製品事業本部 委員 株式会社日立ハイテクノロジーズ 福薗 真一 ナノテクノロジー製品事業本部 委員 オリンパス株式会社 間部 杉夫 DS 技術開発部技術開発 1グループ 委員 日本電子株式会社医用機器事業部 柏木 泰敏 応用研究グループ 委員 オリンパス株式会社 今井 直也 DS 商品開発部アプリケーショングループ 委員 株式会社エイアンドティー 櫻井 義久 CA 開発第一ユニット 委員株式会社常光医療機器開発部秋山英時 委員社団法人日本分析機器工業会柾谷榮吾 6

14 3 スタディの内容 1 章標準物質から伝達される校正用試料 ( 真度評価用試料 ) の検討 1.1 トレーサビリティ連鎖図と標準物質 トレーサビリティ連鎖図 Na K Cl ナトリウム (Na) カリウム(K) 塩素(Cl) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質 (reference standard) であり 次いで実用標準物質 (working standard) である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては Na は IEG(ion exchange gravimetry イオン交換分離重量法 ) K は ID-MS(isotope dilution mass spectroscopy 同位体希釈質量分析法 ) Cl は電量滴定法および IC(ion chromatography イオンクロマトグラフィー) である なお Cl については併せて ID-MS でも確認している また 実用標準物質に対しては Na および K は FAES(flame atomic emission spectrophotometry 炎光光度法) Cl は電量滴定法および IC である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は ISE(ion selective electrode method イオン選択性電極法 ) である 材料 校正 操作法 実施 値付け 一次校正物質 (Na:NIST 基準分銅 K:NIST SRM918a Cl:NIST SRM 919a 常用参照標準物質 (JCCRM ) 実用標準物質 (JCCRM ) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 SI 単位系測定結果 Na(IEG) K(ID-MS) Cl(ID-MS 電量滴定法 IC) Na, K (FAES) Cl( 電量滴定法 IC) 製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 (ISE 法 ) NIST *1 JSCC *2 / *3 JSCC/ Manufacturer End-user 図 Na K Cl 測定のトレーサビリティ連鎖図 * 1 National Institute of Standards and Technology( 米国国立標準技術研究所 ) * 2 Japan Society of Clinical Chemistry( 日本臨床化学会 ) * 3 Reference Material Institute for Clinical Chemistry Standards( 検査医学標準物質機構 ) 7

15 総 Ca 総 Mg 総カルシウム ( 総 Ca) 総マグネシウム( 総 Mg) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質であり 次いで実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては Ca および Mg は ID-MS である また 実用標準物質に対しては Ca および Mg は AAS(atomic absorption spectrophotometry 原子吸光光度法) である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法はキレート法および酵素法である 材料校正操作法実施値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 純物質 ) (Ca:NIST SRM 915a Mg:NIST SRM 929a ) 常用参照標準物質 (NIST SRM 965b ) 実用標準物質 (JCCRM 321-5) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 測定結果 Ca Mg(ID-MS) Ca, Mg (AAS) 製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 ( キレート法 酵素法 ) NIST NIST JSCC/ Manufacturer End-user 図 総 Ca 総 Mg 測定のトレーサビリティ連鎖図 IP 無機りん (IP) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は 現状では実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 実用標準物質に対しては IC である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は吸光光度法および酵素法である 8

16 材料 校正 操作法 実施 値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 純物質 ) (NIST SRM 200a) 実用標準物質 (JCCRM ) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 IP(IC) 製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 ( 酵素法 ) NIST JSCC/ Manufacturer End-user 測定結果 図 無機りん測定のトレーサビリティ連鎖図 TP ALB 総タンパク (TP) アルブミン(ALB) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質であり 次いで実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては IFCC による国際共同実験である また 実用標準物質に対しては TP はビュレット法および ALB は HPLC-BCG 法である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は TP はビュレット法 ALB は色素法の BCP 法や BCG 法である 材料 校正 操作法 実施 値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 純物質 ) (NIST SRM 927d) 常用参照標準物質 (IRMM ERM-DA470) 実用標準物質 ( Pilot 08S) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 IFCC 国際共同実験 TP( ビュレット法 ) ALB(HPLC-BCG 法 ) 製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 ( ビュレット法 色素法 ) NIST IRMM *1 Manufacturer End-user 測定結果 図 総タンパク アルブミン測定のトレーサビリティ連鎖図 *1 Institute for Reference Materials and Measurements(EU 標準物質 計測研究所 ) 9

17 UN CRE 尿素窒素 (UN) クレアチニン(CRE) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質であり 次いで実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては CRE および UN( 尿素として定量 ) は ID-MS である また 実用標準物質に対しては UN は AACC の GLD 酵素法 CRE は JSCC 勧告法の HPLC 法である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる ここで図の点線は 今回の実用標準物質の値付けに用いた校正物質である なお 日常測定操作法は吸光光度法に基づく酵素法である 材料校正操作法実施 値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 純物質 ) (CRE:NIST SRM 914a Urea:NIST SRM 912a) 常用参照標準物質 (CRE Urea:NIST SRM 909b) 実用標準物質 (JCCRM ) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 CRE UN(ID-MS) CRE(JSCC/HPLC) UN(AACC/GLD 酵素法 ) 製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 ( 酵素法 ) NIST JSCC/ JSCC/ Manufacturer End-user 測定結果 図 クレアチニン 尿素窒素測定のトレーサビリティ連鎖図 UA 尿酸 (UA) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質であり 次いで実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては ID-MS である また 実用標準物質に対しては JSCC 勧告法の HPLC 法である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は酵素法である 10

18 材料校正操作法実施 値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 純物質 ) (UA:NIST SRM 913a) 常用参照標準物質 (UA:JCCLS 021-1) 実用標準物質 (JCCRM ) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 UA(ID-MS) UA(JSCC/HPLC) 製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 ( 酵素法 ) NIST JSCC/ JSCC/ Manufacturer End-user 測定結果 図 尿酸測定のトレーサビリティ連鎖図 TCHO 総コレステロール (TCHO) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質であり 次いで実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては ID-MS である また 実用標準物質に対しては CDC のアベル-ケンダール法である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は酵素法である 材料 校正 操作法 実施 値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 純物質 ) (NMIJ CRM 6001-a) 常用参照標準物質 (JCCRM ) ID-MS CDC/ アベル - ケンダール法 NIST JSCC/ 実用標準物質製造業者社内標準測定 (JCCRM ) 操作法製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常測定操作法 ( 酵素法 ) 日常試料 JSCC/ Manufacturer End-user 測定結果 図 総コレステロール測定のトレーサビリティ連鎖図 11

19 CK ALP LD AMY ChE CK(creatinekinase クレアチンキナーゼ) ALP(alkaline phosphatase アルカリホスファターゼ ) LD(lactate dehydrogenase 乳酸脱水素酵素) AMY (amylase アミラーゼ) ChE(pseudo cholinesterase 偽性コリンエステラーゼ) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は実試料標準物質の実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は CK ALP LD AMY は JSCC 常用基準法によるいずれも JCCLS-SOP 法および ChE は JSCC 勧告法による JCCLS-SOP 法である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は連続計測法である JSCC 標準化対応法である 材料 校正 操作法 実施 値付け 非 SI 単位系 常用参照標準物質 (CK, ALP, LD, AMY: JCCLS CRM-001b ChE:JCCLS CRM-002b) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 CK, ALP, LD. AMY(JSCC 常用基準法 ) ChE(JSCC 勧告法 ) (JCCLS-SOP 法 ) 製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 (JSCC 標準化対応法 ) JCCLS *1 /JSCC ( 共同実験 ) Manufacturer End-user 測定結果 図 CK ALP LD AMY ChE 測定のトレーサビリティ連鎖図 *1 Japanese Committee for Clinical Laboratory Standards( 日本臨床検査標準協議会 ) CRP C 反応性蛋白 (CRP) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質であり 次いで実用標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては IFCC による国際共同実験であるが 現在設定作業中である したがって材料と操作法の関係は破線で示した また 実用標準物質に対しては 今回は図の点線のごとくであるが 校正物質の入手が間に合わなかったことから 一次校正物質に用いられたヒトリコンビナント CRP( オリエンタル酵母工業社製 ) を用いた重量法とした これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は免疫法である 12

20 材料 校正 操作法 実施 値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 純物質 ) (NMIJ CRM 6201-a) 常用参照標準物質 (IRMM ERM- DA470k/IFCC) 実用標準物質 ( Pilot 08S) 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 IFCC 国際共同実験重量法製造業者社内標準測定操作法日常測定操作法 ( 免疫法 ) NMIJ *1 IRMM Manufacturer End-user 測定結果 図 C 反応性蛋白測定のトレーサビリティ連鎖図 *1 National Metrology Institute of Japan( 産業技術総合研究所計量標準総合センター ) GA グリコアルブミン (GA) 測定のトレーサビリティ連鎖図を図 に示した 最高位の標準物質は純物質である 実試料標準物質の最高位は常用参照標準物質である これに続いてメーカの製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) および日常試料となる 標準物質の値付けのための操作法は 常用参照標準物質に対しては ID-MS である これに続いてメーカの製造業者社内標準測定操作法および日常測定操作法となる なお 日常測定操作法は酵素法である 材料校正操作法実施値付け SI 単位系 一次校正物質 ( 高純度 DOF-Lys, Lys 標準物質 ) JSCC 基準測定操作法 (ID-MS) 常用参照標準物質 ( Pilot 08S)* 製造業者社内標準測定 JSCC/ 操作法 製造業者製品校正物質 ( キャリブレータ ) 日常試料 測定結果 日常測定操作法 ( 酵素法 ) * 従来の日常検査法に対しては係数で対応する Manufacturer End-user 図 グリコアルブミン測定のトレーサビリティ連鎖図 13

21 1.1.2 標準物質本フィージビリティスタディに用いた標準物質の特性については 電解質 含窒素 脂質成分の値付け時の妥当性確認に用いた NIST SRM 909 および設定した常用参照標準物質あるいは実用標準物質について 標準物質の分類 ( 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖での位置 ) 名称 記号およびロット番号 主な使用方法 濃度レベル 仕様( セット当りの本数および容量等 ) 測定項目 値付けの方法 値付け時の校正物質および認証値等である ヒト血清 NIST SRM 909 表 は NIST SRM909 である 本標準物質は代表的な実試料標準物質であり 化学分析による測定法の基準としているものである 電解質 含窒素 脂質成分についての認証値が設定されている 本標準物質は 当該の項目について 今回設定した常用参照標準物質あるいは実用標準物質の値付け時の妥当性の確認に用いた 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖認証標準物質の名称記号及びロット番号主な使用方法濃度レベル仕様 表 ヒト血清 NIST* 1 SRM909 の特性 *2 常用参照標準物質ヒト血清 SRM 909b 実用標準物質の値付け時の校正 常用参照標準物質の値付け時の妥当性確認 2(Ⅰ Ⅱ) 凍結乾燥 Ⅰ Ⅱ 各 3 本の計 6 本 / セット 10 ml 溶解 / 本 測定項目 Na K Cl Ca Mg 値付けの方法 IEG *3 ID-MS *4 ID-MS ID-MS ID-MS 値付け時の校正物質 基準分銅 (NIST) SRM 918a SRM 919a SRM 915a SRM 929a 認証値 ( 単位 :mmol/l) 拡張不確かさ(k =2) Ⅰ ± ± ± ± ± Ⅱ 141.0± ± ± ± ±0.021 測定項目 UN( 尿素 ) CRE UA TC 値付けの方法 ID-MS ID-MS ID-MS ID-MS 値付け時の校正物質 SRM 912a SRM 914a SRM 913a SRM 911b 認証値 ( 単位 :mmol/l) 拡張不確かさ(k =2) Ⅰ 5.51± ± ± ±0.047 Ⅱ 30.75± ± ± ±0.077 製造バイエル社認証 NIST *1 管理 保管 頒布 NIST 入手後の保存条件及び期間 2~8 保存 溶解後は2~8 で4 時間 *1 National Institute of Standards and Technology( 米国国立標準技術研究所 ) *2 常用参照標準物質 (reference standard) *3 ion exchange gravimetry( イオン交換分離重量法 ) *4 isotope dilution mass spectroscopy( 同位体希釈質量分析法 ) Na K Cl 表 は電解質成分のナトリウム (Na) カリウム(K) および塩素 (Cl) 測定用である 本標準物質は イオン選択性電極法 (ISE 法 ) に用いる実試料標準物質である ISE 法に用いるために血清の性状が規定されている また 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品としたものである なお 本フィージビリティスタディでは 電解質実用標準物質 JCCRM を用いた 14

22 表 ナトリウム (Na) カリウム (K) 塩素 (Cl) 測定用標準物質の特性 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖認証標準物質の名称記号及びロット番号主な使用方法 濃度レベル仕様血清の性状 常用参照標準物質イオン電極用一次標準血清 JCCRM 実用標準物質の値付け時の校正 3(H M L) 冷凍 H M L 各 1 本の計 3 本 / 箱 1.5 ml/ 本 *5 実用標準物質電解質実用標準物質 JCCRM キャリブレータの値付け時の校正 日常測定操作法の評価 PT *6 用試料の値付け 3(H M) 冷凍 H M 各 3 本の計 6 本 / 箱 1 ml/ 本 JSCC *1 の規定による JSCCの規定による 測定項目 Na K Cl Na K Cl 値付けの方法 IEG ID-MS 電量滴定法 IC *2 FAES *7 FAES 電量滴定法 値付け時の校正物質 基準分銅 (JCSS *3 ) NIST SRM 918a NIST SRM 919a JCCRM JCCRM JCCRM 値付け時の妥当性確認 NIST SRM 909b NIST SRM 909b NIST SRM 909b NIST SRM 909b NIST SRM 909b NIST SRM 909b 認証値 ( 単位 :mmol/l) 拡張不確かさ(k =2) H 157.8± ± ± ± ± ±0.7 M 142.6± ± ± ± ± ±0.6 L 124.6± ± ±0.4 製造認証管理 保管 頒布入手後の保存条件及び期間 *4-70 以下で1 年 -20 で3ケ月 -70 以下で9ケ月 -20 で1ケ月 *1 Japan Society of Clinical Chemistry( 日本臨床化学会 ) *2 ion chromatography( イオンクロマトグラフィー ) *3 Japan Calibration Service System( 計量法校正事業者登録制度 ) *4 Reference Material Institute for Clinical Chemistry Standards( 検査医学標準物質機構 ) *5 実用標準物質 (working standard) *6 proficiency testing( 技能試験 ) *7 flame atomic emission spectrophotometry( フレーム光度法 ) その他の略語は前表に同じ 総 Ca 総 Mg 表 は電解質成分の総 Ca および総 Mg 測定用である 本標準物質のうち実用標準物質については 血清の性状を規定し 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品である 化学分析法以外の酵素法にも用いることができる なお 本フィージビリティスタディでは 電解質実用標準物質 JCCRM を用いた 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖認証標準物質の名称記号及びロット番号主な使用方法 濃度レベル仕様血清の性状 表 総 Ca(Ca) 総 Mg(Mg) 測定用標準物質の特性 常用参照標準物質電解質用凍結ヒト血清 NIST SRM 956b 実用標準物質の値付け時の校正 3(Ⅰ Ⅱ Ⅲ) 冷凍 Ⅰ~Ⅲ 各 1 本の計 3 本 / 箱 2 ml/ 本 Na K Cl 用のJSCCの規定による 測定項目 Ca Mg Ca Mg 値付けの方法 ID-MS ID-MS AAS *1 AAS 値付け時の校正物質 NIST SRM 915a NIST SRM 929a NIST SRM 956b NIST SRM 956b 値付け時の妥当性確認 NIST SRM 909b NIST SRM 909b 認証値 ( 単位 :mg/dl) 拡張不確かさ(k =2) Ⅰ 11.82± ±0.048 H 11.71± ±0.05 Ⅱ 9.844± ±0.031 M 9.54± ±0.04 Ⅲ 7.911± ±0.014 製造 EUO-TROL 社認証 NIST 管理 保管 頒布 NIST 入手後の保存条件及び期間 -20 で1 週間 *1 atomic absorption spectrophotometry( 原子吸光分析法 ) その他の略語は前表に同じ 実用標準物質電解質実用標準物質 JCCRM キャリブレータの値付け時の校正日常測定操作法の評価 PT 用試料の値付け 2(H M) 冷凍 H M 各 3 本の計 6 本 / 箱 1 ml/ 本 -70 以下で9ケ月 -20 で1ケ月 IP 表 は電解質成分の無機りん (IP) 測定用である 本実用標準物質については 血清の性状を規定し 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品である 化学分析法以外の酵素法にも用いることができる なお 本フィージビリティスタディでは 無機りん測定用常用標準物質 JCCRM を用いた 15

23 表 無機りん (IP) 測定用標準物質の特性 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖 実用標準物質 認証標準物質の名称 無機りん測定用常用標準物質 記号及びロット番号 JCCRM 主な使用方法 キャリブレータの値付け時の校正 日常測定操作法の評価 PT 用試料の値付け 濃度レベル 3(H M L) 仕様 冷凍 H M L 各 3 本の計 9 本 / 箱 1 ml/ 本 血清の性状 Na K Cl 用のJSCCの規定による 測定項目 IP 値付けの方法 IC 値付け時の校正物質 NIST SRM 200a 値付け時の妥当性確認 認証値 ( 単位 :mg/dl) 拡張不確かさ(k =2) H 9.81±0.21 M 6.64±0.14 L 3.57±0.08 製造 認証 管理 保管 頒布 入手後の保存条件及び期間 -20 以下で12ケ月 略語は前表に同じ TP ALB 表 は蛋白成分の総タンパク (TP) アルブミン(ALB) 測定用である 本標準物質候補品は 血清の性状を規定し 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品である ビュレット法や色素法による日常測定操作法に用いることができる なお 本フィージビリティスタディでは 総タンパク アルブミン測定用標準物質候補品 Pilot 08S を用いた 表 総蛋白 (TP) アルブミン (ALB) 測定用標準物質の特性 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖認証標準物質の名称記号及びロット番号主な使用方法 濃度レベル仕様血清の性状 2(M H) 冷凍 M H 各 2 本の計 4 本 / 箱 0.5 ml/ 本 JSCCの規定による 測定項目 TP ALB 値付けの方法 ビュレット法 HPLC-BCG 法 値付け時の校正物質 NIST SRM 917d IRMM ERM-DA470 値付け時の妥当性確認 認証値 ( 単位 :g/dl) M 製造認証管理 保管 頒布入手後の保存条件及び期間 実用参照標準物質総タンパク アルブミン測定用標準物質候補品 Pilot 08S 実用標準物質の値付け時の校正キャリブレータの値付け時の校正 H UN CRE UA 表 は含窒素成分の尿素窒素 (UN) クレアチニン(CRE) 尿酸(UA) 測定用である 本標準物質は 血清の性状を規定し 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品である 化学分析法以外の酵素法にも用いることができる なお 本フィージビリティスタディでは 含窒素 グルコース常用標準物質 JCCRM を用いた 16

24 表 尿素窒素 (UN) クレアチニン (CRE) 尿酸 (UA) 測定用標準物質の特性 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖 常用参照標準物質 認証標準物質の名称 尿酸測定用 JCCLS *1 認証標準物質 記号及びロット番号 JCCLS 主な使用方法 実用標準物質の値付け時の校正 濃度レベル 3(M H HH) 仕様 冷凍 M H HH 各 2 本の計 6 本 / 箱 1 ml/ 本 血清の性状 Na K Cl 用のJSCCの規定による Na K Cl 用のJSCCの規定による 測定項目 UA UA CRE UN 値付けの方法 ID-MS JSCC/HPLC *3 法 JSCC/HPLC 法 AACC *4 /GLD *5 酵素法 値付け時の校正物質 NIST SRM 913a JCCLS NIST SRM 914a NIST SRM 912a 値付け時の妥当性確認 JCTLM *2 レファレンスラボラトリー測定 NIST SRM 909b NIST SRM 909b NIST SRM 909b 認証値 ( 単位 :mg/dl) 拡張不確かさ(k =2) M 4.342±0.010 M 5.76± ± ±0.3 H 7.496±0.017 H 9.05± ± ±0.7 HH ±0.028 HH 12.39± ± ±1.1 製造認証管理 保管 頒布入手後の保存条件及び期間 JCCLS -70 以下で1 年 -20 で3ケ月 *1 Japanese Committee for Clinical Laboratory Standards( 日本臨床検査標準協議会 ) *2 Joint Committee for Traceability in Laboratory Medicine( 検査医学トレーサビリティ合同委員会 ) *3 high performance liquid chromatography( 高速液体クロマトグラフィー ) *4 America Association for Clinical Chemistry( アメリカ臨床化学会 ) *5 glutamate dehydrogenase( グルタミン酸脱水素酵素 ) その他の略語は前表に同じ 実用標準物質含窒素 グルコース常用標準物質 JCCRM キャリブレータの値付け時の校正 日常測定操作法の評価 PT 用試料の値付け 3(M H HH) 冷凍 M H HH 各 2 本の計 6 本 / 箱 1 ml/ 本 -20 以下で 6 ケ月 TCHO 表 は脂質成分の総コレステロール (TCHO) 測定用である 本標準物質は 血清の性状を規定し 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品である 化学分析法以外の酵素法にも用いることができる 日常測定操作法はすべて酵素法である なお 本フィージビリティスタディでは コレステロール 中性脂肪常用標準物質 JCCRM を用いた 表 総コレステロール (TCHO) 測定用標準物質の特性 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖 常用参照標準物質 実用標準物質 認証標準物質の名称 コレステロール一次実試料標準物質 コレステロール 中性脂肪常用標準物質 記号及びロット番号 JCCRM211-2 JCCRM 主な使用方法 実用標準物質の値付け時の校正 キャリブレータの値付け時の校正日常測定操作法の評価 PT 用試料の値付け 濃度レベル 2(M H) 3(Ⅰ Ⅱ Ⅲ) 仕様 冷凍 M H 各 2 本の計 4 本 / 箱 0.5 ml/ 本 冷凍 Ⅰ~Ⅲ 各 1 本の計 3 本 / 箱 0.5 ml/ 本 血清の性状 CLSI C37-A *1 の規定による CLSI C37-Aの規定による 測定項目 TCHO TCHO 値付けの方法 ID-MS CDC *3 レファレンス法 (A-K 法 *4 ) 値付け時の校正物質 NMIJ *2 CRM 6001-a NIST SRM 911c 値付け時の妥当性確認 NIST SRM 1951a NIST SRM 1951a 認証値 ( 単位 :mg/dl) 拡張不確かさ(k =2) M 191.4±0.3 Ⅰ 143.5±0.8 H 230.8±0.4 Ⅱ 178.7±1.0 Ⅲ 224.2±01.2 製造 認証 管理 保管 頒布 入手後の保存条件及び期間 -70 以下で6ケ月間 -70 以下で6ケ月 -40 で3ケ月 *1 Clinical and Laboratory Standards Institute Document C37-A( 臨床 検査標準研究所文書 C37-A) *2 National Metrology Institute of Japan( 産業技術総合研究所計量標準総合センター ) *3 Center for Disease Control and Prevention( 米国疾病管理予防センター ) *4 Abell-Kendall( アベル-ケンダール法 ) その他の略語は前表に同じ 17

25 CK ALP LD AMY ChE 表 は酵素成分 5 項目の CK ALP LD AMY ChE 測定用である 本標準物質の値付けは 国内共同実験によっている 本標準物質のベースは ChE のみが血清で その他の項目は BSA である また 添加酵素は 主としてヒト型酵素遺伝子のリコンビナント ( ヒト組換え体 ) である なお 本フィージビリティスタディでは 常用標準物質 :JSCC 常用酵素 JCCLS-001b および常用標準物質 :ChE JCCLS-002b をそれぞれ用いた 表 CK ALP LD AMY ChE 測定用標準物質の特性臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖常用参照標準物質認証標準物質の名称常用参照標準物質 :JSCC 常用酵素記号及びロット番号 JCCLS CRM-001b 主な使用方法キャリブレータの値付け時の校正日常測定操作法の評価 PT 用試料の値付け 濃度レベル仕様性状 1 凍結乾燥 1 本 3.0 ml 溶解 / 本 JSCCの規定による 測定項目 CK ALP LD AMY 値付けの方法値付け時の校正物質値付け時の妥当性確認 JSCC 常用基準法 (JCCLS-SOP 法 *1 ) 用手法により確認したJCCLS CRM-001a 国内共同実験 ( 参加施設数 :24) 認証値 ( 単位 :U/l) 拡張不確かさ(k =2) 455±10 436±13 430±8 355±9 製造認証管理 保管 頒布入手後の保存条件及び期間 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖認証標準物質の名称記号及びロット番号主な使用方法 濃度レベル仕様性状測定項目値付けの方法値付け時の校正物質値付け時の妥当性確認認証値 ( 単位 :U/l) 拡張不確かさ (k =2) 製造認証管理 保管 頒布入手後の保存条件及び期間 *1 JCCLS standard operation procedure(jccls 基準操作手順書 ) その他の略語は前表に同じ 旭化成ファーマ -20 以下で保存 溶解後は24 時間 常用参照標準物質常用参照標準物質 :ChE JCCLS CRM-002b キャリブレータの値付け時の校正日常測定操作法の評価 PT 用試料の値付け 1 凍結乾燥 1 本 3.0 ml 溶解 / 本 JSCCの規定による ChE JSCC 勧告法 (JCCLS-SOP 法 ) 用手法により確認したJCCLS CRM-002a 国内共同実験 ( 参加施設数 :22) 512±2 旭化成ファーマ -20 以下で保存 溶解後は24 時間 CRP 表 は蛋白成分のC 反応性蛋白 (CRP) 測定用である 本標準物質候補品は 血清の性状を規定し 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品である 免疫法による日常測定操作法に用いることができる なお 本フィージビリティスタディでは 総タンパク アルブミン測定用標準物質候補品 Pilot 08S を用いた 18

26 表 CRP 測定用標準物質の特性 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖 常用参照標準物質 認証標準物質の名称 CRP 測定用標準物質候補品 記号及びロット番号 Pilot 08S 主な使用方法 実用標準物質の値付け時の校正 キャリブレータの値付け時の校正 濃度レベル 3(L M H) 仕様 冷凍 L M H 各 2 本の計 6 本 / 箱 0.5 ml/ 本 血清の性状 Na K Cl 用のJSCCの規定による 測定項目 CRP 値付けの方法 重量法 値付け時の校正物質 秤量値 値付け時の妥当性確認 認証値 ( 単位 :mg/dl) L 0.50 M 1.00 H 4.00 製造 認証 管理 保管 頒布 入手後の保存条件及び期間 GA 表 は糖関連成分のグリコアルブミン (GA) 測定用である 本標準物質候補品は 血清の性状を規定し 安定化剤等の添加物は用いず 形状は冷凍品である 酵素法による日常測定操作法に用いることができる なお 本フィージビリティスタディでは グリコアルブミン測定用標準物質候補品 Pilot 08S を用いた 表 グリコアルブミン (GA) 測定用標準物質の特性 臨床化学分析用トレーサビリティ連鎖 常用参照標準物質 認証標準物質の名称 グリコアルブミン測定用標準物質候補品 記号及びロット番号 Pilot 08S 主な使用方法 実用標準物質の値付け時の校正 キャリブレータの値付け時の校正 濃度レベル 2(M H) 仕様 冷凍 M H 各 2 本の計 4 本 / 箱 0.5 ml/ 本 血清の性状 JSCCの規定による 測定項目 GA 値付けの方法 ID-MS 値付け時の校正物質 DOF-Lys *1 Lys 値付け時の妥当性確認 認証値 ( 単位 :mmol/mol) M 230 H 456 製造 認証 管理 保管 頒布 入手後の保存条件及び期間 *1 N-1-deoxy-D-fructos-1-yl-L-lysine 19

27 1.2 校正用試料の作製方法多数の測定試薬および分析装置で共通に使用できる校正用試料の候補品を 測定項目別に以下の通り作製した これら校正用試料の候補品は-30 のフリーザー内に保管して いずれも3ヶ月間安定であった (1) ISE 用校正物質候補品 Na, K, Cl の各イオン選択性電極 (ISE) での反応性がヒト血清と類似する特定の性状のウマ血清を材料として 低濃度品はイオン交換法 高濃度品は塩化物試薬添加法によりそれぞれを作製した 本校正物質候補品の水分量は kg/l 重炭酸イオン濃度は 26 mmol/l で平均的なヒト血清の性状と一致している (2) 金属 無機リン 含窒素項目測定用校正物質候補品平均的なヒトプール血清の保存安定性を高めるために脱脂処理してリポタンパク等の脂質成分を除去した ついで 限外ろ過法と試薬添加法の組み合わせにより濃度を調整して総 Ca, 総 Mg, 無機リン (IP), 尿素窒素 (UN), クレアチニン (CRE), 尿酸 (UA) の計 6 測定項目の低 高 2 濃度の校正物質候補品を作製した (3) タンパク項目測定用校正物質候補品グリコアルブミン (GA) の中濃度域以下と高濃度域の 2 種類のプール血清を材料として 保存安定性を高めるために脱脂処理してリポタンパク等の脂質成分を除去した その後 限外ろ過法でタンパク濃度を調整 さらにヒトリコンビナント CRP( オリエンタル酵母工業製 ) を添加することにより GA, 総タンパク (TP), アルブミン (ALB),CRP の低 高 2 濃度の校正物質候補品を作製した (4) コレステロール測定用校正物質候補品総コレステロール (TCHO) 中濃度域と高濃度域の 2 種類のプール血清を材料として 超遠心分離法によりカイロミクロンおよび VLDL を切断除去した 得られたそれぞれの下層に少量の等張液を加えて TCHO の低 高 2 濃度の校正物質候補品を作製した 1.3 校正用試料の表示値作製した各校正用試料の表示値 (2 濃度 ) を表 それらの測定方法と検量に用いた上位標準物質を表 にそれぞれ示した 測定値のトレーサビリティが整備されている血清タンパク以外の項目については 血清ベースの上位標準物質と標準測定操作法に相当する測定法で表示値を測定した タンパク項目測定用校正物質候補品の CRP を日常検査法 ( 免疫法 ) で測定したところ 反応性が一定ではなかった 添加したヒトリコンビナント CRP とベース血清のマッチングに問題があると思われ 表示値の設定は行わなかった 基準測定操作法が定まっていない TP, ALB については これまでに信頼性の高いと評価されている測定方法である 用手法によるビュレット法 HPLC BCG 法 ( 日本臨床化学会の勧告法として検討中 ) によりそれぞれの表示値を測定した GA については 同位体希釈質量分析法 ( 日本臨床化学会の勧告法 ) によって値付けされた血清ベースの GA 標準物質候補品 ( 単位 :mmol/mol) で検量した酵素法 ( 日常検査法 ) で測定した また 下記 20

28 の GA 換算式 (n=44 の実検体の測定結果から得られた ) より 現行の日常検査法の単位 (%) での表示値を求めた GA 換算式 Y = X Y: 現行日常法 GA (%) X:JSCC 勧告法 GA (mmol/mol) 以上の換算式から 検討実験の GA の単位はすべて % で示している 表 校正用試料候補品の表示値校正用試料候補品の種類表示値測定項目ロット番号低濃度高濃度 Na ISE 用校正物質候補品 K ISE 08C Cl 金属 無機リン 含窒素項目測定用校正物質候補品 MULTI-MPN 08C 総 Ca 総 Mg IP UN CRE UA 単位 mmol/l mg/dl GA mmol/mol タンパク項目測定用校正物質候補品 MULTI-PRO 08C (GA) TP ALB (13.2) (21.9) (%) g/dl g/dl CRP 設定なし 設定なし コレステロール測定用校正物質候補品 TC 08C TCHO mg/dl 21

29 表 各測定項目の表示値の測定方法と上位標準物質 測定項目測定方法基準とした上位標準物質 Na フレーム光度法 K Cl 電量滴定法 総 Ca 原子吸光光度法 総 Mg 原子吸光光度法 IP イオンクロマトグラフィー UN 除タンパク 酵素法 CRE HPLC 法 UA HPLC 法 GA 酵素法 TP ビュレット法 ( 用手法 ) ALB HPLC BCG 法 TCHO アベル ケンダール法 電解質認証実用標準物質 JCCRM 無機リン測定用常用標準物質 JCCRM 含窒素 グルコース常用標準物質 JCCRM グリコアルブミン測定用標準物質候補品 GA 08S Bovine Serum Albumin NIST SRM 927d IFCC 血漿タンパク国際標準品 IRMM ERM-DA470 コレステロール 中性脂肪常用標準物質 JCCRM

30 2 章検量あるいは校正サイクルの比較検討 2.1 検量あるいは校正サイクルの検討対象分析装置 検量サイクルの検討対象は 分析装置及び試薬キットの特性を考慮し 現状での自動分 析装置とした また Na,K,Cl については専用機での検討も行った 検討に用いた装置は以 下の通りである ( 順不同 ) 表 検討対象分析装置一覧 装置名称 業者名 7180 株式会社日立ハイテクノロジーズ AU680 オリンパス株式会社 JCA-BM9130 日本電子株式会社 TBA-120FR 東芝メディカルシステムズ株式会社 EA07U 注 株式会社エイアンドティー EX-Z 注 株式会社常光 注電解質のみ測定 2.2 検量あるいは校正サイクルの設定間隔 Na, K, Cl, 総 Ca, 総 Mg, IP, TP, ALB, T-BIL, UN, CRE, UA, TCHO, CK, ALP, LD, AMY, ChE, LIP, P-AMY, CRP, GA の測定を日内測定および日間測定として定めたプロトコルにより実施した 概要のフローを図 2.2-1, に示す 但しそれぞれの項目に主担当装置 ( 自動分析装置メーカ )1 台を割り当て日内 日間測定を実施した 主担当装置以外の装置では 日内の初回測定のみ実施した (1) 日内測定 ( 第 1 日目第 1 回 ~ 第 3 回 ) 1) Na,K,Cl 1 日目は最初の1 回目のみ検量し 標準物質 校正用試料 QAP トロール 装置メーカ指定管理試料を 0 時間目 3 時間目 6 時間目に測定する 2 日目は毎回検量し 標準物質 校正用試料 QAP トロール 装置メーカ指定管理試料を 0 時間目 3 時間目 6 時間目に測定する 2) Na,K,Cl 以外日内として 3 回の測定を行う 毎回検量測定を行うが 最初の 1 回目の検量のみから演算するデータ A と毎回の検量から演算するデータ B の 2 種類に分ける 標準物質 校正用試料 QAP トロール 試薬メーカ指定管理試料を 0 時間目 3 時間目 6 時間目のインターバルで測定し 日内の検量効果データを取得する また装置の安定性確認のため 日立 340Kit と水 BLK を毎回測定する 23

31 (2) 日間測定 ( 第 1 回目 ~ 第 15 回目 ) 1) Na,K,Cl 日間測定は実施しない 2) Na,K,Cl 以外第 1 回目は日内の第 1 回目とする 翌日からの測定を第 2 回目とし ブランク測定結果により最初の検量に補正を行い演算するデータ A と毎回の検量から演算するデータ B の 2 種類に分け 標準物質 校正用試料 QAP トロール 試薬メーカ指定管理試料を第 1 回目から第 15 回目まで測定し日間の検量効果データを取得する 各測定の間に装置の OFF,ON を実施する カレンダー日の1 日内に複数回の測定を可とする 日間測定と同様に装置の安定性確認のため 日立 340Kit と水 BLK を毎回測定する Na,K,Cl 測定プロトコルのフロー 1 日目日内データとして 3 回測定 電源 ON/ 所定の立上操作 2 日目日内データとして毎回検量実施て 3 回測定 検量実施 電源 ON/ 所定の立上操作 1 回目 2 回目 標準物質 校正用及び管理用試料測定 n=5 インターバル :0 時間目 標準物質 校正用及び管理用試料測定 n=5 インターバル :3 時間目 1 回目 検量実施 標準物質 校正用及び管理用試料測定 n=5 インターバル :0 時間目 検量実施 3 回目 標準物質 校正用及び管理用試料測定 n=5 インターバル :6 時間目 2 回目 標準物質 校正用及び管理用試料測定 n=5 インターバル :3 時間目 所定の立下げ操作 / 電源 OFF 検量実施 3 回目 標準物質 校正用及び管理用試料測定 n=5 インターバル :6 時間目 所定の立下げ操作 / 電源 OFF 図 Na,K,Cl 測定フロー図 24

32 主担当装置測定プロトコルのフロー ( 主担当装置のみ ) 主担当装置以外は日内の 1 回目のみを実施 図 Na,K,Cl 以外測定フロー図 25

33 2.3 検量あるいは校正サイクル毎の測定値の真度と安定性についての比較検討得られた結果をもとに検量サイクルの違いによって測定値の真度と安定性に差異が認められるか比較検討を行った 今回の結果からは 検量サイクルによらず安定性については全ての結果が許容変動範囲内であり 特に現状の検量サイクルに対して新たなサイクルの追加を推奨するような結果は得られなかった ここでは得られた標準物質 校正用試料あるいはこれらが存在しない項目では試薬メーカ指定管理試料の測定の不確かさ (A タイプの不確かさ ) に着目し 検量サイクルの差異による測定の不確かさの大きさを比較し影響について考察した 不確かさの算出は日本臨床検査標準協議会の 日常検査値の不確かさの推定ソフト によった Na K Cl Na 装置によっては毎回検量により若干測定の不確かさが増すものがみられたが その程度は小さく 日内測定において初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった 但しこれは最長 6 時間までの安定性の確認であり またメーカが指示する検量サイクルの変更を意図するものではない K Na と傾向は同じであり初回のみと毎回検量で大きな差は見られなかった Cl Cl に関しては Na, K とは逆に初回のみの検量では 毎回検量に比べて若干測定の不確かさが大きくなる傾向の装置がみられた しかしながら その程度は小さく初回のみと毎回の検量での大きな差は認められなかった 総 Ca 総 Mg IP 総 Ca 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった 総 Mg 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった IP 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった TP ALB TP 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められな 26

34 かった ALB 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった T-BIL 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった UN CRE UA UN ( 表 ) 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった CRE 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった UA 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった TCHO 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった CK ALP LD AMY CK 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった ALP 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった LD 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかっ 27

35 た また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった AMY 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった ChE LIP P-AMY ChE 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった LIP 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった P-AMY 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった CRP 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった GA 代表機種での日内 日間における初回のみと毎回検量による大きな差は認められなかった また残りの機種による初回のみの日内測定結果からも測定値に大きな差は認められなかった 28

36 3 章検量あるいは校正システムの条件設定 3.1 自動検量あるいは校正機能にするための装置及びシステムの条件自動分析装置の検量は 標準物質とブランク液を使用して 試薬 標準物質を含めた装置全体として 下記の式から得られた K ファクターをもとに 項目ごとで校正 検量を実施した K = {Cs/(As-Ab)} 10 6 Cs(mol/L) はキャリブレータの濃度 Asは反応生成物の吸光度 Abは試料として測定したブランク ( 濃度 0mol/L) の吸光度を意味する 検量の基本的な考え方は共通であるが 標準液のセット方法 試料容器からの分注回数等は 自動分析装置により異なる 検量に関する回数等を一覧表 ( 表 3.1) で記載する 2 点検量 多点検量のいずれの場合でも試料の分注回数 計算手順は同じである メーカ名 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 表 3.1 検量手順の比較キャリブレータの分注回数 検量手順キャリブレータはそれぞれ 1 個のサンプルカップに分注して 2 回測定を実施 2 回のデータを平均する キャリブレータはそれぞれ 1 個のサンプルカップに分注して 5 回測定を実施 5 回のデータのうち最大と最小を除いた 3 回のデータを平均する キャリブレータはそれぞれ 1 個のサンプルカップに分注して 4 回測定を実施 4 回のデータのうち最大と最小を除いた 2 回のデータを平均する キャリブレータはそれぞれ 1 個のサンプルカップに分注して 3 回測定を実施 3 回のデータのうち中央値を採用する 29

37 3.2 測定項目ごとの条件設定各社自動分析装置の基本構成は同じだが 一部の仕様は異なる 光度計は 波長のうち 340nm は共通であるが その他の波長は異なる 吸光度測定の時間間隔は 6 秒間隔から 18 秒間隔と異なり 測定ポイント数は 33 ポイントから 98 ポイントまである 試料量と試薬量は最小液量と最大液量も異なる 同一の分析条件は設定することができない 基本的に各試薬メーカ設定のパラメータとした ポイントを下記に示す 試料量と試薬量は 量ではなく 試料と試薬の液量比でほぼ同一の条件設定をした 波長の選択は 試薬メーカが設定した波長に従った 340nm 以外でも基本的に 近い波長を選択した 測光ポイントは 試薬メーカが設定した測光ポイントに従った エンドポイント法では 第一 / 第二試薬添加後の反応で最終測光ポイントを設定した レート分析では項目により一定の反応時間の測定ポイントを選定した 3.3 日立 340 キットによる評価方法 CK LD ChE UN Mg 分析結果に影響する装置の機構は 光学系 試料分注機構 試薬分注機構 温度制御機構 攪拌機構 洗浄機構等である 装置各部の機構 制御方式も各装置メーカで特徴があり 装置各部の機構の精密度を比較しても 装置全体の性能を評価することは困難である 装置各部をチェックするのではなく 装置全体の総合性能をチェックするために グルコース等の標準物質を使用して実測 Kファクターを算出する方法がある 日本臨床検査自動化学会誌 2001 年 9 月発刊の 汎用自動分析装置の性能確認試験法マニュアル で詳細に記述されている さらに 実際に検査項目では 装置だけでなく 試薬 標準物質を含めた校正 検量が行われる その場合も 標準物質 市販のキャリブレータ 試薬の反応性等の主要な変動因子は異なるが K ファクターの測定 算出手順は同一である そこで 340nm の波長が各社共通に使用されていること グルコースを用いたキットが存在していることから 今回の装置性能の確認に日立 340 キットを使用した 試薬はグルコース測定の反応で下記である キットにはグルコースの濃度が異なる 3 種類の試料が含まれている 装置の確認には 最終的な NADH の吸光度を使用した HK D-Glucose + ATP Glucose-6-phosphate + ADP G6PD Glucose-6-phosphate + NAD + 6-Phosphogluconate + NADH + H + 測定手順は 電源 ON した後 日立 340 キットの測定を実施した その後 検量 試料の測定を実施した この手順を 15 回繰り返した 日立 340 キットの吸光度の値は 自動分析装置各部の試料分注量 試薬分注量 光度計の副波長等の条件により大きく異なる なお 吸光度そのもの値で 装置間の差を比較するのでなく 今回の 15 回測定中 自動分析装置の安定性を確認するための参考値とした 30

38 4 章自動検量あるいは校正システムの評価結果 4.1 測定項目ごとの評価測定項目ごとの評価として日内変動 日間変動 許容誤差 ( バイアス ) を算出し 日本臨床化学会より提出されている生理的変動の推定値に基づく許容誤差限界と比較した また校正用試料または試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスを算出し その評価には装置間誤差として前記許容誤差限界 CV(%) を 全装置の平均値のバイアスは許容誤差限界 B A (%) を参考として用いた Na K Cl は一部で異なるが ( 注 1) それ以外の項目に関する実施内容は以下の通りとした 1) 日内変動 日間変動試験試験は 2 章の手順に従って行った 装置 1 機種で同日内に 3 時間ごと 3 回の測定を行い そのときのばらつきから日内変動を算出し 測定ごとに装置電源の OFF/ON を行い 合計 15 回測定した時のばらつきから日間変動を算出した また キャリブレータを使用して行う検量のサイクルとして 測定ごとに実施した場合と 最初の測定でのみ実施しそのときに得た検量係数を記憶して以後の測定に使用し続けた場合とでばらつきを比較した その結果は表中で毎回と初回の欄として記載した その他に 装置 3 機種で各種試料を 1 回 5 重測定してそのばらつきを日内変動として算出し 結果を初回の欄に記載した 2) 許容誤差 ( バイアス ) 試験試薬キットに付属のキャリブレータを使用して検量した後に標準物質 ( 項目により濃度の種類は異なる ) を測定して それぞれの認証値と測定値の差をバイアス そのバイアスを認証値で除して 100 を乗じたものをバイアス (%) として算出した 3) 校正用試料または試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認校正用試料の濃度 L H あるいは試薬メーカ指定管理試料の濃度 2 種類の各装置での測定平均値を使用し その値がそれぞれの表示値となるよう検量係数を補正して標準血清の測定値を算出した 表において 校正 1 は測定値を校正用試料濃度 L の測定結果を用いて校正し 校正 2 は校正用試料濃度 H の測定結果で校正したときの算出値である 校正用試料で校正することでの装置間誤差およびバイアスの変化を確認した 注 1: Na K Cl 測定は 各社装置ともに 毎日の検量が原則であり 日間変動試験を行う意味がないため 上記 1) については 日内測定のみとした また 参加 6 社すべてにおいて 初回検量 毎回検量における試料の測定を実施した 上記 2) については 試薬キットではなく装置に付属のキャリブレータを使用した 上記 3) については すでに本注で述べたように参加メーカが 6 社のため 4 機種ではなく 6 機種で行った また 校正は測定値を校正用試料濃度 1 および 2 から得られた検量線で補正する形式とし それ以外は同様とした 31

39 4.1.1 Na K Cl 日内変動試験 K においては すべての装置で分析対象としたすべての試料の日内変動は許容誤差限界内であり 安定な測定が行われたと判断できた Na Cl においては許容誤差限界外となったが Na では最大で 0.5 %( 差として 0.1 %) Cl では最大 0.8 %( 差として 0.1 %) であり 実質上 安定な測定が行われたと判断できた なお Cl の 0.8 % という値は QAP トロール 1X におけるものであり 実用標準物質 校正物質候補品の範囲では最大 0.5 % であり 許容誤差限界内であった 検量サイクルの違いによる日内測定間に大きな差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないとも考えられた しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従って実施している現行の検量手順を変えても良いということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験 K においては すべての装置で分析対象としたすべての試料の日内変動は許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる ( 認証値との差は最大でも mmol/l) Na においては 実測値とのずれが 稀釈法装置において mmol/l ( 電解質認証実用標準物質 M) 非稀釈法装置において- 2.1 mmol/l ( 電解質認証実用標準物質 M) であり この値がほぼ生理変動幅程度であることから 実質的に安定した測定が行われたと判断しても良いと考えられる ( 臨床化学会における許容差限界値の指針 ( 絶対値 ) は Na ± 2 mmol/l K ± 0.2 mmol/l Cl ± 2 mmol/l) また Cl においても 実測値とのずれが 稀釈法装置において 1.2 mmol/l ( 電解質認証実用標準物質 H) 非稀釈法装置において 1.1 mmol/l ( 電解質認証実用標準物質 M) であることから Na と同様 実質的に安定した測定が行われたと判断しても良いと考えられる 検量サイクルの違いによる日内に極端に大きな差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえるが 非稀釈法装置においては 測定値が数 mmol/l と小さな Kを除き 毎回検量の方が誤差のバイアス % が小さいという結果が得られた とくに Na では その結果として 初回検量では認証値との間に mmol/l の差があったもの ( 電解質認証実用標準物質 M) が 毎回検量では mmol/l まで改善されている ( バイアスとしては 1.4 % 1.2 %) もっとも 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない よって 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従って実施している現行の検量手順を変えても良いということにはならない 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認測定装置間誤差について Na および Cl では許容誤差限界を越えたが 実際のバイアスは いずれも生理変動幅以内であった これは 先にも述べたが 恒常性の高い項目として許容限界が厳しく設定された結果が反映されたのであろうと考えられる K については とくに問題なく すべて許容誤差限界内であった なお今回の測定は 各メーカが装置に付属のキャリブレータによる検量を行い さらに装置メーカ指定の標準物質または管理試料によって補正を行った後に行われていることから 校正用試料を用いた校正を行う必要性は認められなかった これは 装置メーカ指定の標準物質または管理 32

40 試料と校正用試料の特性が近似しているためと考えられた その意味では 装置メーカ指定の標準物質または管理試料を すべて同一の校正用試料に替えられる可能性が示唆されたといえる 参考 : メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認電解質の場合は存在しないので省略した 総 Ca 総 Mg IP 日内変動 日間変動試験総 Ca の 1 データが CV で僅か 0.2% 外れた以外は測定した全ての試料の日内および日間変動は許容誤差限界内であり 各装置で安定した測定が行われたと判断ができる また 検量サイクルの違いによる日内 日間変動に殆ど差がないことから 本項の測定項目については検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の実施間隔を決めることが目的ではなく 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験総 Mg と IP は検量サイクルの違いによる差も少なく 正確な測定が行われたと判断できる 総 Ca については許容誤差限界である 1% が濃度に換算すると 0.1mg/dL に相当し 日常検査における報告単位の有効桁数が 0.1mg/dL であることを考慮すると大変厳しいものであるが 全体として低値傾向にあること および多少 機種差も見受けられることから装置と試料の両面からの課題が考えられる 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認総 Ca については電解質認証実用標準物質 H を使用して実施した校正 2 では装置間誤差及びバイアスが許容誤差限界内となりその有効性が認められた しかし そのほかの項目の総 Mg と IP については校正を行わなくても十分 許容誤差限界内にあり 特に校正用試料を用いた校正の必要性は認められなかった 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認ここでは校正に用いる試料を比較することが目的ではないが 総 Ca は前項 における校正用試料を使用して校正した場合に改善が認められたのに対して 装置間誤差 バイアスともに改善効果は認められなかった 一方 総 Mg については 校正を行わなくても十分 許容誤差限界内でもあり 特に校正を行う必要性は認められないが 校正用試料を使用して校正した場合より更に装置間誤差 バイアス共に低減の傾向が見受けられた TP ALB 日内変動 日間変動試験全ての装置で 測定した全ての試料の日内および日間変動は ほぼ全て許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによる測定では 日内 日間変動に殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要性はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 33

41 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験許容限界を超えた標準物質の最大バイアス % を濃度差にすると TP で 0.20g/dL ALB は 0.13g/dL であった また 検量サイクルの違いによるバイアスの最大差は 濃度で TP が 0.08g/dL であり ALB は毎回検量の方が小さい傾向にあったが その差は 0.05g/dL と僅かであった したがって TP ALB とも殆ど差がないことから 測定ごとの検量効果は見られなかったといえる 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認測定装置間誤差について TP は校正用試料による校正で測定装置間誤差は小さくなり ALB は殆ど変わらなかったが TP ALB ともに校正を行わなくても許容誤差限界内であった バイアスについては TP は校正用試料を用いた校正を行う必要性は認められなかったが ALB は校正用試料 1( タンパク項目測定用校正物質候補品 L) による校正で許容誤差限界内に入った 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認試薬メーカ指定管理試料で校正した場合 測定装置間誤差の CV % は校正用試料による校正より大きくなる傾向であった バイアスについては 試薬メーカ指定管理試料 1 による校正で大きくなり 試薬メーカ指定管理試料 2 による校正では殆ど変わらなかった したがって 測定装置間誤差およびバイアスともに試薬メーカ指定管理試料による校正の効果は認められなかった T-BIL 日内変動 日間変動試験日内変動は全機種 全ての試料で 日間変動は代表 1 機種における全ての試料で許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによる日内 日間変動に殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験本項は評価対象の標準物質がなく 該当なし 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認本項は用いる校正用試料および標準物質の測定がなく 該当なし 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認本項は標準物質の測定がなく 該当なし UN CRE UA 日内変動 日間変動試験日内変動は全機種 全ての試料で 日間変動は代表 1 機種における全ての試料で許容 34

42 誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによる日内 日間変動に殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験 CRE の低濃度で許容誤差限界を超えたが 濃度値では 0.01mg/dL の差であり 日常検査における報告単位の有効桁数が 0.1mg/dL であることを考慮すると臨床上は特に問題となるレベルではなく 全体として正確な測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによるバイアスに殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 項での考察と同じになるが 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではなく 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認装置間誤差について UN と UA では高濃度の校正用試料を用いた校正 2 で最も小さかったが 校正を行わなくても CRE を含む全項目で許容誤差限界内であった また バイアスについても全て許容誤差限界内であったことから UN CRE UA については校正用試料を用いた校正を行う必要性は認められなかった メーカのキャリブレータと校正用試料の特性が近似しているものと考えられる 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 UN CRE ともに特に校正を行わなくても許容誤差限界内だったこともあり 試薬メーカ指定管理試料を使用して校正した場合でも校正用試料を使用した場合と殆ど同じ結果であった 本スタディでは校正に用いる試料の適否を検討するものではないが ここで使用した試薬メーカ指定管理試料は校正用試料と同等の特性および表示値が提供できているともいえる TCHO 日内変動 日間変動試験全ての試料の日内および日間変動は許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断ができる また 検量サイクルの違いによる日内 日間変動にほとんど差がないことから 本項の測定項目については検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の実施間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験 TCHO は検量サイクルの違いによる差も少なく 正確な測定が行われたと判断できる 1 機種については他の機種に比較してやや高めのバイアスを示しており 初回検量時の誤差が示唆される 35

43 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 TCHO においては校正を行わなくても十分 許容誤差限界内にあり 特に校正用試料 を用いた校正の必要性は認められなかった CK ALP LD AMY 日内変動 日間変動試験全ての装置で 測定した全ての試料の日内および日間変動は許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによる日内 日間変動に殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験全体として正確な測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによるバイアスに殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 項での考察と同じになるが 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 CK ALP LD AMY については校正用試料の測定がないため 該当なしとした 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認測定装置間誤差について 校正を行わなくても全項目で許容誤差限界内であった また バイアスについても全て許容誤差限界内であったことから CK ALP LD AMY については試薬メーカ指定管理試料を用いた校正を行う効果は認められなかった メーカのキャリブレータと試薬メーカ指定管理試料の特性が近似しているものと考えられる ChE LIP P-AMY 日内変動 日間変動試験全ての装置で 測定した全ての試料の日内および日間変動は許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによる日内 日間変動に殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験 ChE について正確な測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによるバイアスに殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 項での考察と同じになるが 今回の試験は現行の分析システムの安定 36

44 性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認 ChE P-AMY については校正用試料の測定がないため 該当なしとした 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認測定装置間誤差について 校正を行わなくても全項目で許容誤差限界内であった また バイアスについては ChE が全て許容誤差限界内であった P-AMY については JSCC 勧告法がまだ決定していないため 標準物質の値付けに基質のモル吸光係数等を用いて参考値が示されているが 4 機種の測定平均値が約 10% 程度高値の結果であり JSCC 勧告法の決定が望まれる LIP については試薬メーカ指定管理試料で校正前後のデータと装置間誤差 バイアスの評価は標準物質がないため該当なしとする CRP 日内変動 日間変動試験全ての装置で 測定した全ての試料の日内および日間変動は許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによる日内 日間変動に殆ど差がないことから 検量を測定ごとに実施する必要はないといえる しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験 4 機種が全ての標準物質で許容誤差 5% のレベルを外れたが 全て正誤差である しかもいずれの試料も 認証値 / 表示値とのバイアスに比べて機種間の差の方が小さい 機種間の差は認証値 / 表示値に対して 5.0 % 以内であることから 今後の課題として試料の認証値 / 表示値を確認する必要がある 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認本項目は多点検量線のため実施しなかった GA 日内変動 日間変動試験全ての装置で 測定した全ての試料の日内および日間変動は許容誤差限界内であり 安定した測定が行われたと判断できる また 検量サイクルの違いによる測定では 毎回検量した方が CV % は大きくなる傾向であったが これはキャリブレーター ( 凍結乾燥品 ) の調製 保存安定性および測定誤差等の検量に由来する不確かさ成分が多いためと考えられる しかし 検量サイクルの違いによる日内 日間変動の差は小さく殆ど差がないことから 検量をしない方が良いとは判断できない また 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的 37

45 ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 許容誤差 ( バイアス ) 試験 2 機種で許容誤差限界を超える試料があったが 4 機種全てが正誤差のためキャリブレータと標準物質の関係を確認する必要がある また 検量サイクルの違いによるバイアスは同等で殆ど差がなく 検量を測定ごとに実施する効果は見られなかった しかし 今回の試験は現行の分析システムの安定性を確認したもので 検量の間隔を決めることが目的ではない 本試験結果から直ちに添付文書等の記載に従い実施している現行の検量手順を変えてもよいということではない 校正用試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認測定装置間誤差およびバイアスとも 校正用試料を用いた校正により値は小さくなり 校正用試料を用いた校正の効果が認められた 標準物質と校正用試料の特性が近似しているためと考えられる 参考 : 試薬メーカ指定管理試料で校正した場合の装置間誤差とバイアスの確認測定装置間誤差については 校正用試料を用いた校正と同等の校正効果が認められた バイアスについては 校正 1 では校正前と同等であったが 校正 2 では大きな校正効果が認められた 4.2 日立 340 キットによる評価試験方法は日立 340 キットでグルコース 3 濃度レベルを各 5 回測定した そのときのばらつきを日内変動とした 測定ごとに装置電源の OFF/ON を実施し 合計 15 回の測定を行った その結果を日間変動とした 試験ではキャリブレータを使用せず 3 濃度レベルの吸光度を使用し 評価を行った 評価の結果 拡張不確かさが小さく 今回の 15 回の測定が安定した状態で実施されたことが確認できた 38

46 5 章自動校正システムマニュアル作成昨年度の本スタディ報告書では校正用試料を真度評価にも使用する場合の取扱いと校正用試料を用いて校正を実施した後に検量のみを行う場合の対応に関しては説明がなく 本年度はそれらについて補充をした 5.1 適用範囲ここでの自動校正システムとは 分析装置に校正用試料を人手により設置した後の校正処理を自動で行うものである そのために校正用試料を測定した後 その結果に基づき検量係数を補正した濃度換算係数を自動算出するデータ処理機能が必要であり 本マニュアルはその機能を備えた分析装置を使用する場合に適用する なお 校正用試料を測定して直ちに校正をする場合と一旦 測定値を評価した後に必要に応じて校正を実施する場合とでは以下のごとく必要となるデータ処理機能が異なる (1) 校正用試料を識別することができ 濃度換算係数をキャリブレータの測定結果で算出した検量係数と校正用試料の測定結果で得た校正係数の積で算出したものに あるいは校正用試料の測定結果に基づき再設定した検量式に自動的に書き換えができる (2) 前記 (1) に加えて校正用試料の測定値とその表示値との差であるバイアスあるいはそれを表示値で除して算出するバイアス % を評価するために分析項目ごとに設定したバイアスまたはバイアス % の許容範囲が記憶でき それと比較して校正用試料の測定値が許容範囲を超えている場合にはその測定結果に基づき その後は前記 (1) と同じ処理ができる なお 検量を実施した後に必ず校正も行うということはなく 校正係数を得た後は検量のみを実施する場合も考えられる その時には濃度換算係数の構成ファクターである検量係数と校正係数を独立して管理し それぞれを更新した時にその部分の書き換え処理が必要となる 多点検量における校正方法については別途 次の 5 項 (5.2) に解説があるが 校正後に検量のみを実施する場合の対応については今後の検討課題でもある 5.2 校正用試料の準備昨年度の報告書と同じであるが 各検査項目に対応した表示値とその不確かさが表記された校正用試料を購入して用意する 最も一般的である一濃度のキャリブレータで検量を行う項目では校正用試料も一濃度でよいが 多点検量の検査項目には必要に応じて複数の濃度を準備する 5.3 校正用試料の測定想定される校正の実施タイミングは昨年度の報告書と同じであるが 実施を機械システムの作業者あるいは管理者の判断に全てを任せるのではなく ここでは基本的な考え方を示す 新たに分析システムを導入した時 分析装置の定期保守や修理 試薬のロットやキャリブレータの変更等 分析システムの状態が大きく変化したときに実 39

47 施をすることとする しかし 日常の精度管理で系統誤差を推測して再検量を行った後や精度管理の一部として頻繁に実施することについては 校正係数がキャリブレータと校正用試料および分析装置間でのシステマティックな関係が強いと推測されることから必須ということではなく 作業者あるいは管理者の判断に任せてよいと考える なお 校正用試料の測定はその結果で検量係数を補正するため 検量と同等の多重測定とその平均化処理等が基本となる 5.4 校正結果の表示本スタディにおける校正とは殆どの検査項目が対象となる 1 点キャリブレーションでは校正用試料の表示値を測定結果で除したものを校正係数 (α) として算出し 検量係数 (F) に乗じて濃度変換係数 (C= F α) とすることである この場合 校正結果として校正用試料の測定結果と校正係数を記録 表示しておくことが望ましい また 多点キャリブレーションの項目においては まだ検討課題もあるが 複数の濃度の校正用試料の表示値 測定結果と再設定された検量式を記録 表示することが望ましい 5.5 校正効果の例表示値のある校正用試料の測定結果を使用して標準物質の測定値を校正した場合の装置間誤差については 4 章で測定項目ごとに評価されている ここでは 患者試料に組成が近い QAP トロールの測定値を対象として校正前後の装置間誤差を表 5.5-1~ に示す 加えて校正用試料がない項目については 試薬メーカ指定管理試料を使用して校正したものを参考として表 ~ に示す 表中 校正 1 は校正用試料 L または試薬メーカ指定管理試料 Ⅰ ⅠB L を使用して校正した結果を 校正 2 は校正用試料 H または試薬メーカ指定管理試料 Ⅱ ⅡR H を使用して校正した結果を示している なお QAP トロールには参考値が示されているが 認証値ではないため バイアスについての考察はしない また Na K Cl は各装置メーカのキャリブレータを使用しているが それ以外の項目は一社の試薬とその付属のキャリブレータを使用したもので 昨年度のスタディで実施したシステム間誤差は見ていない 評価はここでも許容誤差限界 (CV) を参考とした 結果については許容誤差限界の大きさで分類して考察した 許容誤差限界が最も厳しい 1% 以下の Na は QAP トロール 1X については校正の実施に係らず許容誤差限界内であったが QAP トロール 2X で それと Cl の QAP トロール 1X QAP トロール 2X については校正の実施に係らず許容誤差限界を外れた これらについては標準物質の測定値を校正した 4 章の結果とは異なっており今後の検討課題である 1% 台の TP については校正を行うことで全て許容誤差内に改善された そのほかの総 Ca と ALB については校正の実施に係らず全て許容誤差限界内であった 逆に校正を実施した場合に許容誤差限界を僅かではあるが外れる総 Ca と ALB については敢えて校正を行う必要はないといえる 許容誤差限界が 2% 以上の項目 (K 総 Mg IP UN CRE UA TCHO GA T-BIL CK ALP LD AMY ChE LIP P-AMY) については 全て校正用試料あるいは試薬メーカ指定管理試料を使用しての校正を行わなくても許容誤差限界内であった 以上 多くの場合には校正 40

48 を行わなくても許容誤差限界内にあり特に校正の必要が認められなかったが 許容誤差限界内であっても校正を実施することで誤差が半減する場合が多くあったことから校正用試料を用意することの意義を認めるとともに 逆に校正を行うことで誤差が大きくなる例もあることから 適正な校正用試料の検討も必要といえる 前記の許容誤差限界内での変化ではあるが校正を実施することで装置間誤差がほぼ半減するものとしては総 Mg での校正 1 IP での校正 1,2 TP での校正 1 ALB での校正 2 CK での校正 1,2 LD での校正 2 AMY での校正 1,2 であった 逆に校正の実施で誤差が大きくなるものは TCHO での校正 1,2 P-AMY での校正 1 であった 表 Na: 各社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は mmol/l QAP 1X( 参考 : 平均値 131.5) QAP 2X( 参考 : 平均値 147.1) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 E 社分析装置 F 社分析装置 Mean SD CV(%) 表 K: 各社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は mmol/l QAP 1X( 参考 : 平均値 3.92) QAP 2X( 参考 :5.84) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 E 社分析装置 F 社分析装置 Mean SD CV(%)

49 表 Cl: 各社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は mmol/l QAP 1X( 参考 : 平均値 92.7) QAP 2X( 参考 : 平均値 110.3) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 E 社分析装置 F 社分析装置 Mean SD CV(%) 表 総 Ca:c 社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は mg/dl QAP 1X( 参考 :8.77) QAP 2X( 参考 :12.00) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 Mean SD CV(%) 表 総 Mg:a 社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は mg/dl QAP 1X( 参考 :1.9) QAP 2X( 参考 :4.8) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 Mean SD CV(%)

50 表 IP:d 社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は mg/dl QAP 1X( 参考 :3.4) QAP 2X( 参考 :7.4) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 Mean SD CV(%) 表 TP:c 社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は g/dl QAP 1X( 参考 :5.08) QAP 2X( 参考 :7.23) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 Mean SD CV(%) 表 ALB:c 社試薬装置間測定誤差 SD,CV 以外の濃度単位は g/dl QAP 1X( 参考 :3.10) QAP 2X( 参考 :4.29) 測定値 校正 1 校正 2 測定値 校正 1 校正 2 A 社分析装置 B 社分析装置 C 社分析装置 D 社分析装置 Mean SD CV(%)

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