ノ T ーソナリティ研究 2012 第 21 巻第 l 号 日本パーソナリティ心理学会 日本語版 Ten 作成の試み 小塩真司 阿部 晋吾 カトローニ ビノ 早稲田大学 梅花女子大学 長崎大学 本研究の目的は日本語版 Ten J) を作成し, 信頼性と妥当性を検討す

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1 ノ T ーソナリティ研究 2012 第 21 巻第 l 号 原著@ 日本パーソナリティ心理学会 日本語版 Ten 作成の試み 小塩真司 阿部 晋吾 カトローニ ビノ 早稲田大学 梅花女子大学 長崎大学 本研究の目的は日本語版 Ten J) を作成し, 信頼性と妥当性を検討する ことであった TIPI-) は 10 項目で構成され B i g Five の 5 つの因子を各 2 項目で測定する尺度である TIPI-) の信頼性と妥当性を検討するために. 計 902 名 ( 男性 376 名, 女性 526 名 ) を対象とした複数の調査 が行われた 各下位尺度を構成する 2 項目聞には有意な相関が見られ, 再検査信頼性も十分な値を示した 併存的妥当性と弁別的妥当性の検討のために. ( 藤島他. ( 和田. ( 内田,. 主要 5 因子性格検査 ( 村上村上. NEO-FFI 日本語版 ( 下仲他 1999 ) との関連が検討さ れた 自己評定と友人評定との関連を検討したところ l 外向性と勤勉性については中程度の相関がみられ た これらの結果から. T IPI-) の可能性が論じられた キーワード : ビッグファイブパーソナリティ質問紙法尺度構成, 信頼性, 妥当性 問題 ( Openness; ある 開放性 ) で 近年のパーソナリティ特性論において, もっと も確固たる知見を積み重ねているのは. ( ビッグファイブ ; Goldberg, 1990, 1992 ) や Five ( 5 因子モデル ; ~ 1cCrae Costa, 1987 ) である Big Five は A llp ort 以来の語薬研究の流れを汲み, 基本的なパーソナ リティ特性の次元を詩棄と因子分析手法によって 5 つに収束させたものである (J ohn, Nallmann, Soto, 2008 ) その一方で Five Mode l は, 複数のパーソナリティ理論や語読研究を基礎とし てまとめられた理論である ( McCrae Costa, 2008 ) 両モデルの背景には異なる部分があるも のの. 共通しているのは, パーソナリティを 5 つ の大きな枠組で捉えるという点にある その 5 っ とは. ( 外向 生 ), ( 協 調性, 調和性 ), ( 勤勉性, 誠 実性 ), ( 神経症傾向, 情緒不安定性 ), 日本における語裳研究は背木 ( 1971 ) の先駆的 な研究に始まり, その後も継続的に行われている ( 柏木 辻 藤島 山田 ; 柏木 和田 青 木, 1993; 村上, 2003; 和田, 1996 ) また, 日 本において海外と同様の B ig Five 構造が確認され ることも報告されている ( たとえば Yamagata, SllZllki, Ando, Ono, Kijima, Yoshimllra, Ostendorf, Angleitner, Riemann, Spin ath, Livesley, Jang, 2006 ) 近年さまざまな領域において, ごく少数の 項目で心理学的構成概念の測定を試みる尺度 が作成されている たとえば, 主観的幸福感 (Diener, 1984 ) や自尊感情 ( Robins, Hendin, Trzesniewski, 2001 ) を 1 項目で測定する尺度が開 発されている また, 愛着スタイル類型を 3 者択 ーで測定する測度 ( Ha zan Shaver, 1987 ) や, 自分と他者の関係性を ìj! lj 定する心理的重なり尺

2 日本誇 n&: J ) 作成の試み 度 ( Inclusion Aron, Aron, &Dannれ 1992 ) も代表的な単一指標の渋 IJ 度であ る これらはいずれも, 多くの研究で使用されて いる このような中 Gosling, Rentfrow, ( 2003 ) は. Five の 5 特性を 10 項目で測定す る Ten ( TIP I) を作成 した Gosling ( 2003 ) は. Five マーカー (Goldberg, Saucier, 1994 ) や形容詞 Big 尺度 (John Srivastava, 1999 ) から, 次の 5 つ の基準に従って項目を選択した 第 l に Big の下位因子を参考にしながら l 幅広い意味範囲をカ バーすること, 第 2 に B ig Five の各側面を表現す れた簡便な ij!ij 1 支が必要とされることは多い al., 2003 ) たとえば, インターネットを介した調査や疫学的な大規模調査など, 項目数の制約が大きい場合である また, 複数の対象に対して繰り返し測定を行う場合にも, 回答者の負担低減が求められる これらのような研究遂行 の制約下において. TIPI は Big Five の各側面を効率的に測定するひとつの有効なツールになりうると考えられる 本研究の目的は, 日本語版 TIPI J) を作成し, 信頼性と妥当性を検討することである 信頼性の判断材料として内的整合性と再検査信頼性を取り上げるが, 内的整合性に関しては留意すべ る正方向と逆方向の項目を含むこと, 第 3 に極端 き点がある TIPI は 5 つの下位尺度が各 2 項目で な回答 ( 天井効果や床効果 ) を導く項目を含まな 構成されており, 対応する 2 項目の相関係数の高 いこと, 第 4 に単純に逆の意味を示す項目を避け さが内的整合性の高さを意味する その一方で ること, そして第 5 に冗長な表現を避けることで TIPI は. Five の下位尺度が意味する広い範囲 ある Gosling ( 2003 ) は研究 l において, を 2 項目で測定することを試みる この観点から Five の各下位尺度を 1 項目で測定する Five は. 2 項目の相互相闘が高すぎると測定範囲が限 ( FIP I) を構成した 定されるというジレンマが生じることになる こ また研究 2 で. Five の各下位尺度を正負方向 の 2 項目で測定する TIPI を作成した そして TIPI と FIPI の信頼性と妥当性を比較し TIPI の れは, 帯域幅と忠実度のジレンマ ( bandwidth trade 一 o ff; Gleser, 1965 ) として知られる問題である 本研究では内的整合性の ほうが Big Five を測定する上で優れた指標である 高さのみを求めるのではなく, 再検査信頼性も含 ことを示した 現在. TIPI は社会心理学 ( Baumeister, Gailliot, DeWall, Oaten, Canevello,. 政治心理学 ( Caprara, 2008 ). 行動経済 学 ( Amir Ariely, 2007 ) をはじめとした多様な めた総合的な判断を行う また妥当性に関しては, 複数の既存の Big Five 尺度との関連を検討することで. TIPI-J の構成概念妥当性, 特に収束的妥当性と弁別的妥当性に焦点を当てた検討を行う さらに自己評定と他者評定の関連を検討する 領域で使用されている また, ドイツ語版 ( Muck, ことで. TIPI によって測定されるパーソナリティ Hell, Gosling, ) やオランダ語版 ( Hofmans, Kuppens, Allik, 2008 ) が存在するなど, 他言語への翻訳も試みられている 一般的に心理測定の観点からは, 多くの項目で測定される尺度に比べ, 少数の項目による測定は問題視されることがある しかしながら, 調査上の制約から多数の項目を使用することが困難な研究場面において, 一定の信頼性と妥当性が確保さ が, 他者からも推測可能かどうかを検討する 方法調査内容日本語版 Ten (TIP トJ) 原著者の許可を得た上で. ( 2003 ) が作成した TIPI を日本語化した 日本語版作成の 捺には原版の直訳ではなく, 原版の

3 パーソナリティ研究第 2 1 ; 巻第 l 号 訳語の範囲内で, 日本語として Big Five 特性を的確に反映させることを考慮しながら訳出を行った TIPI-J の項目内容を決定するために, 年 6 月から 8 月にかけて 5 固にわたる予備調査を行った 各予備調査の調査対象者 ( いずれも大学生 ) は次のとおりである ] 回目 337 名 ( うち男性 158 名 ), 2 回目 95 名 ( うち男性 50 名 ), 3 回目 131 名 ( うち男性 7 6 名 ), 4 回目 53 名 ( うち男性 32 名 ), 5 回目的名 ( うち男性 12 名 ) 予備調査では, 各項目が極端に偏った得点分布を示さないこと, また対応する項目聞に有意な負の相関が見られることの 2 点に留意し, 日本語表現の推敵を予備調査ごとに繰り返した 1 ) そして最終的な TIPI-J の項目群が完成した段階で, 本調査へと移行した なお, 最終版についてはパックトランスレーションを行い, 原著者が内容を確認した TIPI-J の教示および項目内容は Appendix に示されている TIPI - J は Big Five の各因子に対応する 2 項目 ( 正方向と負方向上言 1'10 項目で構成される 全く違うと思う ( 1 点 )J から 強くそう思う ( 7 点 ) J までの 7 つの選択肢が提示され, 各項目の右側に設けられた括弧内に数字を記入することで回答を得た TIPI-J の併存的妥当性を検討する第 l の指標として, 藤島 山田 辻 ( 2005 ) による 5 因子性格検査短縮版 (FFPQ -5 0 ) を使用した 5 つの下位尺度がそれぞれ 10 項目で構成されており, I 全くちがう ( 1 点 )J から 全くそうだ ( 5 点 )J までの 5 件法で回答が求められた 本研究における内的整合性は次のとおりである α=, 78 ( 外向性 ) α=, 77 ( 愛着性 ), α =, 77 ( 統 J 性 ), α=, 84 ( 情動性 ), α=, 76 ( 遊戯性 ) TIPI-J の併存的妥当性を検討する第 2 の指標として, 和田 ( 1996 ) によって作成された ( BFS ) を使用した 5 つの下位尺度それぞれが 12 項目, 計 60 項目の形容詞で構成されており, I まったくあてはまらない ( 1 点 )J から 非常にあてはまる ( 7 点 ) J までの 7 段階で 回答が求められた 本研究における内的整合性は 次のとおりである α=, 92 ( 外向 ' 性 ), α=.8 5 ( 調 和性 ), α=, 82 ( 誠実性 ), α=, 91 ( 情緒不安定性 ), α=, 86 ( 開放性 ) 1 ) 予備調査では. 各項目の得点分布と対応する項目間 の相関係数をみながら項目表現を修正して次の調査 を行うという手続きを繰り返した は 次のような項目群で構成されていた 初回の日本語版 人づ きあいが好きで, 活発だと思う J ひかえめで, おとなしいと思う J ( 外向性 ), よく文句を言い, 言い争いになりやすいと思う J 17, 思いやりがあり. あたたかみがあると思う J ( 強調性 ), しっかり していて, 自分に厳しいと思う J だらしなく, うっかりしていると思う J ( 勤勉性 ), 心配性で, うろたえやすいと思う J おちついていて. 気分 が安定していると思う J ( 神経症傾向 ), 日新しい 経験が好きで, 柔軟な心をもっと思う J 11 0 平凡で, 型にはまった人間だと思う J ( 開放性 ) これらの日 本語表現から I 回目の予備調査を行ったところ. 得 点分布の偏りや対応する項目間で有意な相関係数が 符られないなどの問題が複数の項目で見られた こで, 2 回目調査においては, 以下のように改変し た 活発で 外向的だと思う J ( 外向性 ), 不満が多く 言い争いになりやすいと思う J 人 の気持ちがわかり, あたたかみがあると思う J そ ( 協 調性 ), 1 9 冷静で. 気分が安定していると思う J ( 神 経症傾向 ), 新しい経験が好きで, 変わった考 えをもっと思う J 平凡で, 型にはまった人! 日 j だと思うんその結果, 外向性 Ifi}J 勉七 E. 神経症傾 向に関してはほぼ満足のいく結果が得られたが. 協 調性と開放性に 刻しては分布と相互相関の問題が見 られた そこで 3 回因調査においては 12 文句が 多く, 言い争いになりやすいと思う J 人の気持 ちを考え f 友好的だと思う J ( 協調性 ) 新しい 経験や. 変わったアイデアが好きだと思う J r 平九 で, 型にはまった考え方をすると思う J ( 開放性 ) と改変. 4 回目調査においては 1 2 他人への不満が 多く, 言い争いになりやすいと思う J 人に気をつかい, あたたかく接すると思う J ( 協調性 ). 新しいことが好きで. 変わった考えをもっと思う j 平凡な人間でありきたりな考えをもっと思 う J ( 1 ) 川則的と改変を重ねた そして 5 回目の予 1iiii 調査において, App e nd 立に示した最終版を得た またこれらの予備調査は, 他の研究目的のために行 われたものであるが, それらの研究目的および本研 究の予備調査でもあることを, 調査後に調査対象者 に示した

4 日本語版 Te n ( T IPI-! ) 作成の試み TIPI-J の併存的妥当性を検討する第 3 の指標として, 内田 ( 2002 ) が作成した BFS 短縮版 ( BFS-S ) を使用した 内田 ( 2002 ) は, ( 和田, 1996 ) の因子分析結果に基づき各因子に安定して高く寄与する項目を選択することで, を構成した BF S - S は 5 つの下位尺度それぞれ 4 項目, 計 20 項目の形容詞で構成される 回答は 全く当てはまらない ( 1 点 )J から とてもよく当てはまる ( 7 点 ) J までの 7 段階で求められた 本研究における内的整合性は次のとおりである α=.80 ( 外向性 ), α =. 79 ( 調和性 ), α=.7 5 ( 誠実性 ), α =. 81 ( 情緒不安定性 ), α =.78 ( 開放性 ) 主要 5 因子性格検査 J の併存的妥当性を検討する第 4 の指標として村上 村上 ( 1999a, b ) による主要 5 因子性格検査を使用した 主要 5 NEO-F F I は全 60 項目で構成されており, 1 全くそ うでない ( 0 点 ) J から 非常にそうだ ( 4 点 )J までの 5 段階で回答が求められた なお, 開放性 に関しては著しく内的整合性を低める 4 項目を分 析から除外した 本研究における内的整合性は次 のとおりである.α = 8 7 ( タト向 生 ), α =. 72 ( 調和 性 ), α=. 76 ( 誠実性 ), α =. 81 ( 神経症傾向 ), α=.78 ( 開放性 ) 調査対象者本研究の会調査対象者は, 愛知県, 大阪府 1 兵 庫県, 長崎県の大学生 90 2 名 ( 男性 名, 女性 526 名 ) である 平均年齢は ) 歳で あった 各調査は 2010 年 9 月から 12 月にかけて 行われた Table 1 に, それぞれの検討のために 集められた調査対象者の一覧を示す S ample 1 は 因子性格検査は全 7 0 項目で構成されている 本 J 全体の分析のために用いられる, 複数の調 研究では, 受検態度を測定する F ( 頻度 ) と A tt ( 建 査データを連結したものである Samp l e 2 は再検 前 ) を分析から除外して使用した また他の尺 査信頒性の分析のため, 3-6 は併存的妥 度と方向性を一致させるために, 情緒安定性は得点を逆転させ, 高得点が情緒不安定性を意味するようにした 主要 5 因子性格検査の回答は いいえ J 1 はい J の 2 件法で求められた 本研究における内的整合性は次のとおりである α=.85 ( 外向性 ), α=. 72 ( 協調性 ), α =.8 0 ( 勤勉性 ), α=.8 8 ( 情緒安定性 ), α=. 82 ( 知性 ) TIPI-J の併存的妥当性を検討する第 5 の指標として, McCrae, 1992 ) の日本語版 ( 下仲 中里 権藤 高山, 1999 ) を使用した 当性の検討のために実施された Samp l e 2 では, 調査対象者の出身小学校の頭文字 ( ひらがな l 字 ), 誕生月, 携帯番号の末尾を組み合わせて暗号化し 2 度の調査対象者を照合した なお, 149 名の調査対象者のうち. 全く同じ組み合わせを記入した者はいなかった Sample 7 では, 向性の親しい友人ペアを実験室に呼んで, 相手の回答が見えない状況下で = 質問紙への回答を求めた 最初に自分自身のパーソナリティについて TIPI-J に回答しそのあとでペアの相手のイメージを TIPI - J の項目を用いて回答を求めた 調査対象者 本研究の調査対象者の内訳 調査総人数男性女性概要 T IPト j を m いた全データ 1 のうち 2 週間間隔の再検査で合致したデータ 1 の一部 FF P Q を同時に実施 の一部 BFS 5 を同時に笑施 1 の一部主要 5 因子性格検査を問時に実施 1 の一部 NEO-FF I を同時に実施 1 の一部 向性友人同士の柑互評定 ( 3 1 ベア )

5 パーソナリティ研究第 21 巻第 l 号 には所属学科において運営されているコースクレ た 協調性で対応項目聞の相関係数の絶対値以上 ジットのポイントが与えられ, 調査終了後に調査 目的が説明された Samp l e 7 の調査対象者は全員 男性であり, 友人同士が知り合ったのは平均 ( 最短 3, 最長 44 ) か月前, 日常的に会う頻度は 週に平均 3.7 ( 最小 1, 最大 6 ) 回であった TIP 卜 J の項目聞の関連 結果と考察 TIPI - J の項目聞の相関係数を算出したところ 2 ), 外向性の 2 項目聞で r= ー. 59, 協調性 となった組み合わせは, 項目 2 と項目 9.26, p <. OOI ) 項目 7 と項目 9 ( r=.2 7, p <.001 ), 項目 7 と項目 3 ( r= 目 32, p <. 001 ) であった 神経症傾向で対応項目聞の相関係数の絶対値以上となった組み合わせは, 項目 4 と項目 6 (r=.28, p <.OOI ), 項目 9 と項目 3 ( r=.30, p <. 001 ) であった 外向性を除く 4 つの下位尺度の内的整合性は十分とは言えない しかし先に述べたように, 帯域 1 1 穏と忠実度のジレンマを考慮すると, Five 各 で r= 一.22, 勤勉性で r= 一.38, 神経症傾向で 因子の意味の広がりを測定するという目的のため r = -. 28, 開放性で r = ( すべて p <. OOl ) と, には, あまり高い相関係数を示さないほうが望ま 各下位尺度に相当する項目の聞にはすべて有意な しい またいずれの下位尺度も, ペア項目問の相 負の相聞がみられた ただし協調性と神経症傾 関係数を大きく超える相関係数が他の組み合わせ 向の項目のペアの相関係数は高いとは言えず, こ でみられたわけではない そこでここでは内的整 れらについては英語版 TIPI ( 協調性 r = 一.36, 神経症傾向 al., 2003 ) に比べても低い値であった 協調性および神経症傾向の項目については, 大 合性の問題点を一旦保留して分析を進め, 他の分析との兼ね合いから総合的な判断を行うことにしたい TIP トJ の下位尺度得点の特徴 きく超えるわけではないものの, 他の組み合わせ TIPI-J は正方向の項目と逆方向の項目の 2 項目 のほうが相関係数の絶対値が高いものがみられ で I つの下位尺度を構成する 逆転項目の処理を TIPI-] の対応する項目聞の相関とそれ以外の相関係数の範囲. 平均. 対応項目 相関係数 対応項目以外 外向性 活発で, 外向的だと思う 一.59* ホ * ひかえめで I おとなしいと思う 協調性 他人に不満をもち もめごとを起こしやすいと思う.22** キ 人に気をつかう やさしい人間だと思う 勤勉性 しっかりしていて 自分に厳しいと思う だらしなく うっかりしていると思う 判所在症傾向 心配性で, うろたえやすいと思う 一.28 本村 冷静で 1 気分が安定していると思う 開放性 新しいことが好きで 変わった考えをもっと思う 発想力に欠けた 平凡な人間だと思う 料率 p <.OO I 対応項目以外の有芳 水準は省略

6 日本語版 Ten J ) 作成の試み T IPI-J の代表値. 散布 j 支と下位尺度問相 刻 95% 信 ~ffí 区 IHJ 相関係数 歪度尖! 支下 恨上限 thij 測性勤勉性神経症傾向開放悩 外向性 車車率. 24 ホ *. 協調性 20 本 * キ 25 *'* 勤勉性 -. 32' キ宇 神経症傾向 1 5 ホ * ホ 開放性 キ p く '* p<.o I. キキキ p く 001 外向性 協調性 人間数回曲 人 1 叩数回印 得点 得点 人数 回 勤勉性 得点 神経症傾向 人 100 数回 得点 開放 生 人間 数回 nu内mnu 得点 T I PI- J の各下位尺度の得点分布 した後で, 対応する下位尺度の得点を合計し, 各下位尺度得点を算出した 各得点の代表値と散布度, および下位尺度聞の相関関係を Ta bl e 3 に, 各下位尺度のヒストグラムを Figure 1 に示す ヒストグラムと歪度, 尖度の値より, 外向性と開紋性は歪度がほぼ O に対して尖度が負であることから緩尖的分布を示し勤勉性と神経症傾向に ついては尖度が O 近くである一方で歪度の値から前者が正の歪み. 後者が負の歪みをもっ分布を, 協調性については急尖的かつ正の歪みをもっ分布を示した しかしながら尖度と歪度についてはいずれも絶対値で 1 を超えることはなく, 各下位尺度が 2 項目で梢 jまされていることを考慮に入れると分布に関しては大きな問題が生じているわけ

7 パーソナリティ研究第 21 巻第 I 号 TIPI-J と既存の Big Five 尺度との関連 既存の ßig Five 尺 1:[ FFPQ 50 対応部分非対応部分対応部分非対応部分対応部分非対応部分 外向性 外向性 外向性以外 外向性 外向性以外 外向性 外向性以外 外向性得点 69 判事 85 判事 項目 l 72 場事権 84' 申 * 項目 6 54 ホホキ 一 協調性 愛着性 愛着性以外 調和性 調和位以外 調和性 調和性以外 協調性得点 45 ホ., 65' ホホ 72 ホホ * 項目 日中申本 -.54" ホ -.5 0' ホ * 項目 7 39 字率事.44 牢申申 勤勉性 統 i~ï J 性 統制 l 性以外 誠実性 誠実性以外 誠実性 誠実性以外 勤勉性得点 65 市常事.7 1 ' 字申.64 ホホネ 項目 3 56' 本ホ 一 " 宇 一 " 本 項目 特命 -.6 戸時.64 キ * キ ー.04 神経症傾向 'lj~i!jijj 性 fr 動性以外 情緒不安定性 情緒不安定性以外 情緒不安定性 情緒不安定性以外 神経症傾向得点 62" ホ 項目 4 50 ホホ * 項目 9 一.4 3 キ " 開放性 遊戯性 遊戯性以外 開放性得点 51 ホ " 項目 5 50 ホ., 項目 " ホ.64 市 * ホ ー ホ ".22 - ー 申 * ホ -.35' 冷車 ホ " 開放性 開放性以外 開放性 開放性以外 60 傘,. 46 ホホ *.5 0 キ市 * -.50' 本市 一 " ホ ヤ <.0 5, 'p く 001, 非対応部分の有意水準は省略 心情緒不安定を 231 得点方向に算出 ではないと考えられた 下位尺度問の相関係数をみると, r= 一.32 ( 勤 度では, 男女の有意な得点差はみられなかった TIP 卜 J の再検査信頼性 勉性と神経症傾向 ) から.24 ( 外向性と開放性 ) TIPI-J の各下位尺度について. 2 週間間隔で実 の範囲であり, いずれの組み合わせも中程度以下 施された調査問の相関係数を算出した 結果は以 であった Muck ( 2007 ) によると, 英語版 の下位尺度問の相関係数は r=.3 1 から.36 の範 下のとおりであった : ( タト向性 ), ( 協 調性 ), ( 勤勉性 ), ( 神経症傾向 ) 囲, る ドイツ語版では r= ー.3 9 から.42 の範囲であ したがって T IPI-J の下位尺度開には, 海外版 ( 開放性, いずれも p <. OOI, n=149 ) なお, 英語版における 2 週間間隔の相関係数は と同程度の関連がみられたといえる 5 つの下位尺度得点それぞれについて男女差の検討を行ったところ, 外向性では男性よりも女性の得点が高 < ( 女性 M=8.07, SD = 2.96; 男性 ( 開放性 ) から 1' =.77 ( 外向性 ) までの範囲である ( Gosling a し 2003 ) 勤勉性の再検査信頼性が他に比べてやや低いが, 海外版と比較しでも十分な再検査信頼性を示したといえる M=7.49, t=2.91, df=900, p <.OOl ), TI 円 J と既存の Big Five 尺度との関連 開放性では女性よりも男性の得点が高かった ( 女 ' 生 : M=7.79, SD=2.32; 男 ' 性 : M = 8.36, t=3.44, df=900, p <.001 ) その他の下位尺 本研究で TIPI-J の併存的妥当性を検討するために用いられた, 5 つの既存の Big Five 尺度と TIPI-J との関連を Tab l e 4 に示す Table 4 では.

8 日本語版 Ten ( T IPI-j ) 作成の試み された項目および外向性得点の, 併存的妥当性と 弁別的妥当性を支持する結果であると考えられ 主要 5 因子性格検査 対応部分 ~I, 対応部分非対応部分外向性外向性以外外向性以外 ホホ *.71 滞 **.4 8 ホ ** 協調性協調性以外調和性以外. 47* ホ * 43 ホキキ 一 勤勉性勤勉性以外誠実性以外 64 ホキ * 57* 牟キ 49 キキ * 情緒不安定性, ) 情緒不安定性以外神経症傾向神経症傾向以外 67 キ事事 60** 本 60 料 * -.39 本件.34* ホ * 知性知性以外開放性開放性以外.35** ホ 34*** 49* キホ 22 キ る 協調性に関しては, BFS および BFS-S の調和性 (r=.65, r=.72, p <. OOl ) および NEO-FFI (r=.58, p <.OOl ) との問に中程度以上の相関係数がみられたが, FFPQ-50 の愛着性 ( r=.4 5, p <. 001 ) および主要 5 因子性格検査の協調性 ( r=.4 7, p<.001 ) との相関係数はやや低い値であった TIPI-J における協調性の 2 項目についても, BFS に比較的大きな関連を示し, FFPQ - 50 の愛着性と主要 5 因子性格検査の協調性との関連はやや低い値であった しかしながら, いずれの Big Five 尺度との関連においても, 対応部分の相関係数以上の関連が非対応部分でみられることはなく, 収束的妥当性と弁別的妥当性は支持されたと考えられる 勤勉性得点については他尺度の対応部分との聞に r=.58 (p <.OOl ) 以上の相関を示しているのに対し, 非対応部分との相関係数は r= I 以下であった また, 勤勉性の項目ごとにみた場合で も同様の関係がみられた これらのことから, 勤 勉性の測定に関しては, 併存的妥当性と弁別的妥 TIPI-J の下位尺度に対応する既存の尺度の下位尺 当性が支持されたと考えられる 度との相関係数 ( 対応部分 ) と, それ以外の組み 神経症傾向については 他尺度の対応部分との 合わせで 得られた相関係数の範囲 ( 非対応部分 ) を示している 対応部分は併存的妥当性, 非対応 部分の相関係数の範囲は弁別的妥当性の判断のた めの指標となる J の外向性得点については, 他の B ig 尺度の外向性との問に r=.6 7 から. 85 の相関を示 した ( いずれも p <. OOl ) また TIPI-J の外向性得 点と他尺度の非対応部分との相関係数をみると, いずれも r= I 以下の相関係数となっていた さらに, TIPI-J の外向性の 2 項目はいずれも, 他 の B ig Five 尺度の外向性との聞に理論的な方向性 に沿った相関関係を示し かっそれ以外の組み合 問に r =.60 (p <. OOl ) 以上の相関係数を示し, 非対応部分との相関係数は r = I 以下となっていた TIPI - J における神経症傾向の 2 項目について検討すると, 項目 4 と他尺度との関連は理論通りの結果が得られていると考えられる その一方で, 項目 9 ( 冷静で \ 気分が安定していると思うつについては FFPQ-50 の統制性 ( r=.4 3,.001 ), BFS の調和性 ( r=.36, p <.001 ) および誠実性 ( r=.38, p <. 001 ), 主要 5 因子性格検査の知性 (r=.4 0, p <. 001 ) との聞に, 対応する組み合わせと同程度かそれ以上の相関関係がみられた さらに, 項目 4 単独でみた場合と項目 9 を併 わせでは相対的に低い相関係数を示していた こ 用した ; 場合を比較すると, FFPQ-50 の情動性で れらの結果は, TIPI-J の外向性測定のために用意 は併用時のほうが高い相関係数が得られており,

9 パーソナリティ研究第 2 1 巻第 l 号 B FS と BFS-S および N E O-FFI でほぼ同程度, 主要 5 因子性格検査でも大きく相関係数が低下するわけではなかった 以上のことから, 神経症傾向 ドイツ語版で r =.4 1 ( 開放性 )- r =.7 6 ( 神経症 傾向 ) al.,. オランダ語版で r=.4 8 ( 開放性 )- r=.n ( 外向性 ) al., に関しては, 項目 9 の妥当性にはやや疑問が残る であることが報告されている 本研究において見 ものの, 下位尺度全体としては収束的妥当性と弁 別的妥当性が示されたといえる 出された TIPI-J と他尺度との相関は, 海外の研究 と比較しても遜色のないものだと考えられる 開放性については. NEO-FFI の対応部分とや 友人間のペア評定 や低い相闘を示したが ( r=.3 5, p <. 001 ). それ以外の尺度においては r=. 50 (p <.OOI ) 以上の相関係数を示した しかしながら, いずれの尺度においても非対応部分との相関係数は r=i 以下となっていた 項目ごとにみた場合では. の項目 5 と主要 5 因子性格検査の知性および N E O-FFI の開放性 ( r=. 3 4, r=.37, p <.OOI ). 項目 10 と F F PQ-50 の遊戯性および N E O-FFI の開放性 ( r =.33, r = ー.22, p <.05 ) において, やや低い相聞を示した 対応する組み合わせ以上の相関は, 項目 10 と NE O FF I の神経症傾向との聞においてのみみられた ( r= 一. 25, p <. 05 ) 大野木 ( 2004 ) は. の原尺度である FFPQ ( FFPQ 研究会 ) と ( 下仲他 ). 主要 5 因子性格検査 TIPI - J によって測定される Big F ive の各指標 が, 他者からも推測可能な要素を ij[ lj 定するのかを 検討するために. 6 のデータに基づき, 調 査対象者の TIPI-J の自己評定と, その調査対象 者を評価対象としてペアとなった友人によりなさ れた評定聞の相関係数を算出した ( Tabl e 5 ) こ の同一対象者の自己一友人間の柑関係数をみる と, 外向性 (r =.52,. 001 ). 勤勉性 ( r=.4 6, p <. OOI ). 開放性 (r=.27,.05 ) で有意な正の 相関係数がみられた 協調性 (r=.17, n.s. ) と神 経症傾向 ( r=.20, n. s. ) では有意な相関係数はみ られなかったが, 相関係数は正の方向性であるこ とが確認された 項目ごとにみると, 外向性の項 目 , p <. 01 ) と項目 6 (r=.43, p<.01). 勤勉性の項目 3.27,. 05 ) と項目 8 (r=.35, の 3 尺度の関連を検討した そして, 主要 5 因子 p <. OI ) において有意な正の相関がみられた 他 性格検査の知性と FFPQ の遊戯性との問に r=.24. 知性と NEO-PI-R の開放性との聞に r= 29. 遊戯性と開放性との聞に r=. 66 という相関係数を報告している ( いずれも p <. 05, n= 26 3 ) の項目では, 項目 10 ( 開放性 : r=.oo, nふ ). 項目 7 ( 協調性 :.02, n. s.) を除き r =. 15 以上の相関係数を示したものの, 各相関係数は有意では なかった このことは, 遊戯性や開放性に比べ, 知性が比較 なお. TIPI-J の 5 つの下位尺度について, 自己 的異なる側面を測定することを示唆している 本 研究の結果では. いずれとも中程度の相闘を示し. TIPI-J の開放性は遊戯性 知性 N E O-PI-R の項 目と共通する NE O-F F I の開放性においてもやや 低い相関ではあったが理論通りの相闘を示したこ とから, 併存的妥当性と弁別的妥当性が示された と言える なお海外の研究における TIPI と NE O-PI - R の 対応する下位尺度問の相聞は, 英語版で r=.56 ( 開放性 ) ( 勤勉性 ) al., 自己評定と友人評定問の相関係数 自己ー友人 自己評定 友人評定 間相関 外向性 協調性 勤勉性 46* ホホ 神経症傾向 開放性 本 p <. 05. ホ * 本 p <. O OI

10 日本語版 Ten { TIPI- J) 作成の試み 評定と友人評定の平均値の差を対応のある t 検定で検討したところ, 外向性 (t= 3.40, df=61, 協調性 ( t=6.28, df=61, p <.001 ). 勤勉性 ( t = 11.04, df=61,. 001 ) で自己評定よりも友人からの評定のほうが有意に高得点であり, 神経症傾向 ( t=4.99, df=61, p <.001 ) は友人評定よりも自己評定のほうが有意に高得点であった 開放性については, 自己評定と友人評定の問に有意な差はみられなかった ( t=0. 90, df=61, n.s.) 海外の研究と比較しても,-j- 分な信頼性が示されたといえる また, 本研苑で示した収束的妥当性および弁別的妥当性から, TIPI-J の 5 つの下位尺度は, 既存の複数の Big F ive 尺度の下位次元に共通した要素を測定することが示された TIPI - J が 10 項目で構成される極めて簡便な尺度であること, そして本研究で示された信頼性と妥当性の程度を考慮に入れると, この尺度は幅広い応用可能性を有していると考えられ向 これらの結果から, 外向性と勤勉性について ただし T IPI-J にはいくわかの点で検討すべき は, 本人の自己評定と他者から観察可能な特徴と 謀題が残されている 第 l 仁各下位尺度のペア がある程度一致する傾向にあるといえる 開放性 を構成する項目間の相関係数がやや低いという点 については低い有意な正の相関がみられたもの である その一方で 本研究では, 項目ごとにみた の, 項目 10 ( 発想力に欠けた, 平凡な人間だと 場合でも既存の尺度と理論通りの方向の関連がみ 思う ") では自他評定聞の柑闘がほぼ O であった られることが示されている 少数の項目で幅広い この項目が表現する特徴は. 他者から観察可能な特徴として表面化しにくい可能性が考えられる また協調性については, 友人からの評定において 10 点以上となった者が 6 2 名中 51 名 (82.3 %) と 概念を測定することを考慮に入れた場合に, 項目間の相関係数がどの程度で適切となるのかについては, 今後も検討していく必要がある また, TIPI-J によって測定される概念範囲に関しては, 多く ( 自己評定では 27 名, 43.5% であった ), 散 NE O-PI-R の下位次元 ( ファセット ) との関連を 布図を描いた l 療に得点分布が偏っていた 協調性 検討することでより明確になると考えられる 第 に関してはこのような友人評定における得点の偏 2 に, 協調性と神経症傾向の項目表現については, りが, 自他問の相関係数の低さに影響を及ぼした さらに検討を重ねる必要がある これらの下位尺 可能性が考えられる その一方で神経症傾向に関 度は他の下位尺度に比べて, 既存の尺度との聞の しては, 得点上の大きな偏りを示したわけでーはな い 村上 村上 ( 2008 ) は, 主要 5 因子性格検査 収束的 - 弁別的妥当性に疑問が残る この点につ いても, 検討を重ねる必要があるだろう を作成する際に自己一友人間の相関係数を求めて いる そして, TIPI-J の神経症傾向に相当する情緒安定性については低い相関しかみられなかったことを報告している 神経症傾向は不安や心配など内的な要素を測定するため, 自他評定問の関連が低くなるのではないかと考えられる 結 -五-回Z回本研究の目的は, TIPI の日本語版 ( TIPI- J) を 作成し信頼性と妥当性を検討することであった TIPI-J の再検査信頼性は勤勉性でやや低いものの, 他の下位尺度では十分な値を示した また 引用文献 Allport, w., Odbert, Mo 円 ographs, 47(1), Amir, 0., Ariely, rules: 百 1e Research, 44, 青木孝悦 ( 197 1) 性格表現用語の心理 辞典的研究 455 諾の選択, 分類および望ましさの評定一一 心理学研究, 42, Aron, A., Aron, N., Danny, Perso nal の and Psychology,

11 パーソナリティ研究第 21 巻第 l 号 63, Baumeister, F., Gailliot, M., DeWall, N., Oaten, success, e 征伐 ts Personality, 74, Caprara, Issues, 64, Costa, T., Jr., McCrae, Crocker, J., Canevello, relationships : 百 le Journal ザ Pe rsonality Psychology, 95, Cronbach, )., Gleser, Diener, Bu l/etin, 95, FFPQ 研究会 ( 1998 ). ( 5 因子性格検査 ) マニュ アル北大路書房 ; 日事烏寛 山田 尚子 辻平治郎 ( 2005 ). 5 因子性格検 査短縮版 ( FFPQ -50 ) の作成パーソナリテイ研究, 13, Goldberg, alternative Description Personality " τhe Psychology, 59, 1216 ー 1229 Goldberg, (1 992). 百 le b i g - 品 ve Assessment, 4, Gosling, D., Rentfrow, J., Swann, B., Personali か, 37, Hazan, c., Shaver, Psychology, 52, Hofmans, )., Kuppens, P., Allik, Differences, 45, John, P., Nal1mann, P., Soto, shi 氏 to History, measurement, John, Robins, (Eds.), personaliザー刀 leory John, P., Srivastava, (1 999). 百 le History, measurement, (Eds.), p e rsona l ity: ηleory 102 ー 138. 柏木繁男 辻平治郎. J. 浮島寛 - 山田尚子 ( 2005 ) 性 格特性の認 i12 的研究 LEX400 のビッグファイブ的評価 心理学研究. 76, 柏木繁男 和田さゆり 青木孝悦 ( 1993 ) 性格特性の F ive と日本語 ACL の斜交基本因子パターン心 理学研究, 恥 1c Crae, 64, 目 R., Costa, T., Psychology, 52, McCrae, R., Costa, T., (2008)τhe John, Robins, (Eds.), Muck, M., Hell, B., Gosling, (2007) 百 le Assessment, 23, 村上宣寛 ( 2003 ) 日本語におけるビッグ ファイプと その心理測定的条件性格心理学研究. 11, 村上宣寛 - 村上千恵子 ( 1999a ) 性格は五次元だった 性格心理学入門一一 培風館 村上宣寛 ;f ;l 上千恵子 ( 1999b ) 主要 5 因子性絡検査 の手引き 学芸図書 村上宣究 村上千恵子 ( 2008 ) ンドブック改訂版学芸図書 主要 5 因子性格検査ハ 大野木裕明 ( 2004 ) 主要 5 因子性格検査 3 種間の相関 的資料パーソナリティ研究. 12, Robins, w., Hendin, M., Trzesniewski, Bulletin, 27,

12 日本語版 Ten ( TIPI- J) 作成の試み Saucier, Assessment, 63, 下仲 Jllfl 子中堅克治 - 権藤恭之 - 高山緑 ( 1999 ) NEO-FFI 共通マニュアル 東京心主 li 内田!! 哲久 ( 2002 ) 音声の発話速度が話者の性格印象に与える影響心理学研究 73, 13 ト 139. 和田さゆり ( 1996 ) 性格特性用語を用いた Big Five 尺度の作成心理学研究 67, Ya l11agata, S., Suzuki, A., Ando, J., Ono, Y., Kijima, N., Yoshi l11 ura, K., Ostendorf, F., Angleitner, A., Riemann, R., Spinath, M., Livesley, J., Jang, America, Europe, Psychology, 90, 受稿 受理一 Development, Reliability, OSHIO', 2012, 1, 百 lï s validity. 百 1e males, females). 百 1 ey Wada, a1., (Uchida, Murakami, a1., 1999). 官 le Also, personality, questionnaire, development, reliability,

13 パーソナリティ研究第 2 1 巻第 l 号 日本語版 Te n 0 1 から 10 までのことばがあなた自身にどのくらい当てはまるかについて. 下の枠内の l から 7 までの数字のうちもっとも適切なものを 括孤内に入れてください 文寧全体を総合的に見て 自分にどれだけ当てはまるかを評価してください 会 <i!íl うと思う おおよそ違うと思う 少し迎うと思う どちらでもない 少しそう思う まあまあそう思う 強くそう思う 店 は自分自身のことを ) 活発で. 外向的だと思う ) 他人に不満をもち, もめごとを起こしやすいと思う ) しっかりしていて. 自分に厳しいと思う ) 心配性で うろたえやすいと思う ) 新しいことが好きで, 変わった考えをもっと思う ) ひかえめで おとなしいと思う ) 人に気をつかう. やさしい人 11[1 だと, 思う ) だらしなく. うっかりしていると思う ) 冷静で. 気分が安定していると思う ) 発想力に欠けた. 平凡な人間だと思う

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