PowerPoint プレゼンテーション

Size: px

Start display at page:

Download "PowerPoint プレゼンテーション"

ひでよりはかまや
5 years ago
Views:

1 平成 2 年度 ( 第回 ) 金属資源関連成果発表会鉛亜鉛の需給動向平成 2 年 1 月 1 日金属資源開発本部金属企画調査部廣川満哉当日配布資料からスライド追加あり

2 鉛亜鉛の需給動向 ( 目次 ) 1 1. 鉛亜鉛のLME 価格と在庫状況の中長期的トレンド 2. 鉛の需給動向 (1) 世界及び中国 (2) 日本 ( マテリアルフロー ). 亜鉛の需給動向 (1) 世界及び中国 (2) 日本 ( マテリアルフロー ). まとめ

3 2/1/ 2// 2// 2/1/ 2/1/ 2// 2// 2/1/ 2/1/ 2// 2// 2/1/ 26/1/ 26// 26// 26/1/ 2/1/ 2// 2// 2/1/ 28/1/ 28// 28// 28/1/ 2/1/ 2// 2// 2/1/ 21/1/ 21// 21// 21/1/ 2/1/ 2// 2// 2/1/ 2/1/ 2// 2// 2/1/ 21/1/ US$/t 鉛長期 ( 過去 1 年分 ) :LME 価格と在庫の推移中国需要拡大と在庫減少を背景に 26 年から 2 年 1 月 1 日最高値,8$/t まで急上昇したがリーマンショックによる世界需要減少により 1,$ を割り込む現在 2, 台まで回復直近の在庫は世界消費量の約日分世界的な金融緩和の中で在庫と価格の関係性が薄れて在庫増の状況下でも価格上昇が見られる 2 鉛地金価格在庫の推移,,,,,,, 2, 2, 価格在庫,, 2, 2, t 1, 1, 1, 1,, Stock Cash month

4 2/1/2 2//2 2//2 2/1/2 2/1/2 2//2 2//2 2/1/2 2/1/2 2//2 2//2 2/1/2 26/1/2 26//2 26//2 26/1/2 2/1/2 2//2 2//2 2/1/2 28/1/2 28//2 28//2 28/1/2 2/1/2 2//2 2//2 2/1/2 21/1/2 21//2 21//2 21/1/2 2/1/2 2//2 2//2 2/1/2 2/1/2 2//2 2//2 2/1/2 21/1/2 価格 (US$/t) 亜鉛長期 ( 過去 1 年分 ) :LME 価格と在庫の推移鉛と同様に中国需要拡大と在庫減少を背景に 26 年月 2 日最高値,62$/t まで上昇したがリーマンショックで 1,$ 台まで急落その後在庫が積み上がり現在過去最高水準の在庫状況 ( 約日分 ) により 2,$ 前後を推移亜鉛地金価格在庫の推移, 1,,,,, 在庫 1,2, 1,,, 8, 2, 2, 価格 6, 在庫 (t) 1,, 1, 2, Stock Cash month

5 鉛亜鉛長期 ( 過去 1 年分 ) :LME 価格の比較過去には鉛より亜鉛価格が高いという相場観があり 26 年には需給の変化を先取りし急騰リーマンショック後の価格の急落以後はほぼ同価格で推移するも直近は堅調なバッテリー需要を背景として鉛価格が相対的に高い現象が見られる $,. $,. $,. $,. $,. $2,. $2,. 鉛 LME 価格亜鉛 LME 価格 $1,. $1,. $. $.

6 鉛の可採年数 ( 埋蔵量と生産量 ) 銅と比較すると2 年程度と可採年数は少ないものの2 年の価格高騰により埋蔵量が増加したが 1 年間で大きな変化はない鉛亜鉛鉱山の特徴として鉛 / 亜鉛を同時に産出し鉛鉱石中には副産物として銀ビスマスアンチモンを含むこと亜鉛鉱石中にはインジウムを含むことから埋蔵量対象となるのは各鉱山の含有比率と各産出鉱種の市況に左右される生産量 :22 年の上位国である豪州米国はやや減少その一方で中国が.6 倍 ( 占有率 %) 日本では豊羽鉱山の閉山により 2 年以降は生産はない鉛可採年数推移 ( 千トン ) ( 可採年数 ), 8, 2, 6, 2, 1,, 1 埋蔵量 ( 千トン ) 生産量 ( 千トン ) 可採年数 ( 年 ) ( 千 t),.,.,.,.,. 2,. 2,. 1,. 鉛鉱山生産量推移 ( 上位ヶ国と日本 ) (%) その他日本米国豪州 2, 1, , 中国中国の占める % ( 出典 :MCS;USGS) ( 出典 :WBMS)

7 鉛長期 ( 過去 1 年分 ) : 地金生産量と需要量 ( 消費量 ) 推移地金生産量 : 米国日本はやや減少ドイツやや増加中国の需要増を背景に. 倍 ( 占有率 % まで拡大 ) 6 需要量 : 地金生産と連動し米国はやや増加日本ドイツやや減少中国が. 倍 ( 占有率 % まで拡大 )21 年,2 年のシェアは横ばい ( 千 t), 1, 8, 6,, 2, 鉛地金生産量推移 ( 上位ヶ国と日本 ) その他日本ドイツ米国中国中国の占める % ( 千 t), 1, 8, 6,, 2, 鉛地金需要量推移 ( 上位ヶ国と日本 ) その他日本ドイツ米国中国中国の占める % ( 出典 :WBMS)

8 28/1 2/1 21/1 2/1 2/1 鉛 :28 年以降需給バランスの推移 28 年末に 1$ を割ったがその後回復するも慢性的な供給過剰状態は変化なく在庫は積み上がったままであるしかし亜鉛と較べると在庫水準は日程度と高くない昨年 1 月以降やや価格が上昇価格 (US$/t), LME 在庫バランス価格需給バランス / LME 在庫 ( 千 t), 2 2, 需要過剰供給過剰 2 1 1, 1-26 年 2 年 28 年 2 年 21 年 ( 出典 :ILZNSG)

9 1 1/ / / / / / 鉛の需給動向 : 過去年間月毎 : 鉱山生産地金生産消費の推移世界の需給 : 中国需給状況に連動中国の需給の特徴 : 右肩上がりの増加傾向は継続するも昨年後半はやや鈍化毎年年初に生産消費とも低下 8 ( 千 t) 1, 鉛鉱山生産量鉛地金生産量鉛地金消費量鉛地金消費量 ( 除中国 ) 世界の鉛需給状況 ( 出典 :ILZNSG) 鉛鉱山生産量鉛地金生産量鉛地金消費量中国の鉛需給状況 2 1

鉛鉱山生産 : 中国が約半分環太平洋が中心鉛亜鉛鉱床の特徴 : 鉛亜鉛多金属鉱床

年内蒙古 62 四川 21 湖南 2 広西 21 26 広東 161 雲南 1 8 河南

10 鉛鉱山生産 : 中国が約半分環太平洋が中心鉛亜鉛鉱床の特徴 : 鉛亜鉛多金属鉱床スカルン型鉱床ミシシッピバレー型鉱床であり大型鉱床が少なく中小規模鉱床が多い雲南 % 河南 % 広東 % 2 年中国省別鉛鉱石生産比率青海江西 2% 2% 広西 % 湖南 1% その他 1% 内蒙古 28% 四川 1% 中国省別鉛鉱石生産量 ( 千トン ) 21 年 2 年内蒙古 62 四川 21 湖南 2 広西広東 161 雲南 1 8 河南 6 6 青海 61 江西 2 その他 1 26 計 1,81 2,8 ( 出典 : 安泰科 )

11 鉛鉱山生産動向 : 上位 1 鉱山のうち鉱量枯渇により減産する鉱山があるものの増産及び新規鉱山が減産分を補充可能で今後年間生産量 ~%/ 年の増加が見込まれる 2. ( 千トン ) 鉛鉱山生産量 ( 中国以外 ) ( 鉛 ) 主要鉱山 ( 鉱石 ) の生産量 2 年 ) 順位鉱山名国名権益保有企業生産量 Pb 品位 Pb 量 ( 千 t) (%) 1 Cannington Silver オーストラリア BHP Billiton Gr Viburnum 米国 Doe Run 21. Mount Isa オーストラリア Xstrata Red Dog 米国 Teck 8.. Rampura-Agucha インド Vedanta, State of India San Cristobal ボリビア Sumitomo Corp 2. Penasquito メキシコ Goldcorp Brunswick (Bathurst) カナダ Xstrata 6.8 Ying Silver Mine 中国 Silvercorp Broken Hill (North and South) オーストラリア SASAC of Guangdong Province 1.6 Black Mountain (Aggeneys) 南アフリカ Vedanta, Exxaro Res. 1.2 McArthur River オーストラリア Xstrata Zinkgruvan スウェーデン Lundin Mining Garpenberg スウェーデン Boliden AB Century オーストラリア Minmetals 26.. 上位 1 鉱山合計 1,2. 26% 今後減産今後増産

12 中国 : 鉛需要動向 : 直近年間の消費平均増加率約 8% 2 年は国内景気や鉛に対する環境規制によりやや鈍化懸念があるものの今後も需要増が見込まれる中国の鉛消費の特徴 : 用途別ではバッテリー需要が大部分であるが自動車用と同程度を電動自転車 (E-Bike) に使用 ( 最近安全面での規制強化があるものの今後も需要が見込まれる ),.,.,.,.,. 2,. 2,. 1,. 1,... 中国の鉛消費量見込み単位 : 千 t 鉛電池鉛塩鉛合金及び鉛材料酸化鉛其の他産品総計 28 年 2 年 21 年 2 年 2 年 21 年 ( 千 t),, 2, 2, 1, 1, 中国の鉛蓄電池の用途 26 年 2 年 28 年 2 年 21 年 2 年輸出その他電源 UPS 電源バイク ( 二輪車 ) 電動自転車その他車両自動車 ( 出典 : 安泰科 )

13 鉛需給 :2 年の見込み及び 21 年の予測 (by ILZSG) 1. 鉱石生産量 ~ 中国で大幅な増産 ~ 2 年及び 21 年の鉱山生産量は中国における増産が主因となりそれぞれ対前年比 1.% 増の 21 万 t 同 2.8% 増の 6 万 t と予想鉛一次製錬業の需要を上回っていることから中国において鉛精鉱の在庫積み上げが行われているか若しくは生産量が過大に見積もられているのではないかとの推測 2. 地金生産量 ~ 世界各地で製錬能力増強 ~ 製錬での地金生産量はペルー及びイタリアで休止製錬所の再開が予定されているほか米国における二次製錬所の操業開始や中国及びカザフスタンでの製錬能力強化によって 2 年は対前年比 2.% 増の 1, 万 t 21 年は同.8% 増の 1, 万 t となる見通し. 地金消費量 ~ 中国鉛電池生産が回復 ~ 2 年及び 21 年の鉛地金消費量はそれぞれ対前年比.% 増の 1,8 万 t 同.% 増の 1, 万 t と予想中国では 2 年に環境への懸念から鉛蓄電池の生産工場が多数閉鎖されたが 2 年には鉛蓄電池の生産及び輸出が大幅に回復したこと特に乗用車や電動自転車 (e-bike) 向け生産増となり 2 年及び 21 年の鉛地金消費量はそれぞれ対前年比.8% 増の 86 万 t 同.% 増の 8 万 t となる見込み. 需給バランス 2 年及び 21 年の需給バランスは引き続き供給過剰が続き過剰幅はそれぞれ 1.8 万 t 1. 万 t となると予測

14 日本 : 鉛市場動向供給 : 約 6 割がリサイクル原料 2 年は地金輸入が増加需要 : 割が蓄電池向け鉛フリー化によりはんだ無機薬品向け需要は大幅に減少内需減少分は輸出向け 1 再生地金,, 1% 輸入再生地金, 8, % ( 単位 : 千 t) 無機薬品,, 2% その他, 2, 1% ( 単位 : 千 t) 地金, 22, 8% 海外鉱石, 1, % その他原料,, 16% スクラップ, 1, 2% 蓄電池, 218, 88% 電気鉛輸入再生鉛生産輸入電気鉛生産鉛の供給 ( 形態別 2 年 ) ( 出典 : 貿易統計 ) 輸出その他管板はんだ無機薬品蓄電池鉛の需要 ( 用途別 2 年 ) ( 出典 : 鉱山 ) 2 ( 純分千 t) 2 2 ( 純分千 t) 鉛の供給鉛の需要

15 鉛のマテリアルフロー (2) 単位 : 千 t( カッコ内純分 ) : 原料半製品のフロー : スクラップのフロー 1 輸入中間製品最終製品主要用途輸出鉱石輸入 (88.2) くず輸入 (.) 精製塊 ( 電気鉛 ) 精錬所電気鉛生産 (21) 再生メーカー再生鉛生産 ( ) 鉛蓄電池需要 (218) 無機薬品需要 () 鉛管板輸入 (21.) 需要 () アンチモン合金塊輸入 (.) はんだ半製品輸入 (8.) 需要 (2) 自動車用蓄電池産業用蓄電池ガラス製品塩ビ安定剤塗料他配管板金他電気電子部品純分換算率 : 鉱石.8% アンチモン合金塊 6% その他錘放射線防護他くず需要 () 輸出 (.) 精製塊 ( 電気鉛 ) 輸出 (.) アンチモン合金塊輸出 (1.) 半製品輸出 (1.2) ( 出典 :JOGMEC マテリアルフロ -)

16 二次鉛生産の動向世界鉛生産量の内 2 年 2% が二次地金 ( 廃棄バッテリー等のスクラップ ) を占めているその比率は生産量の増加にもかかわらず1 年間ほとんど変化がないが世界国によって比率は大きく異なり米国 1% 日本 6% と高く中国韓国は2% 28% と低い ( 国内ストックが少ないことや集積がその要因 ) 鉛の安定供給を考える上でスクラップは鉱山供給と同等の重要性を有する昨年来国内スクラップが海外に流出し国内で十分確保できない状況がある ( 米国の二次鉛生産増加韓国中国のリサイクル産業への関心高まりユーザーの廃棄に依存季節要因 ) リサイクル比率が高くなると安定供給が困難となるケースが出てくる 1, 1, 8, 6,, 2, 二次鉛地金生産 ( 世界 ) の推移 1% % 8% % 6% % % % 2% 1% % 鉛地金生産二次地金生産量二次地金比率, 1, 8, 6,, 2, 中国日本韓国米国世界 1% % 8% % 6% % % % 2% 1% % 鉛地金生産量 ( 千トン ) うち二次地金生産量 ( 千トン ) 二次地金比率 ( 出典 :WBMS)

17 日本 : 鉱石の輸入相手国推移毎年約万トン輸入近年日本企業が権益を有する豪州ボリビアからの輸 16 入が増加傾向 ( 純分千 t) 6. チリロシアペルーボリビア米国豪州鉛鉱石の輸入相手国 ( 出典 : 貿易統計 )

18 亜鉛の可採年数 ( 埋蔵量と生産量 ) 2 年 28 年の価格下落によって埋蔵量の減少が見られるが直近では可採年数 2 年と大きな変化は見られない鉛亜鉛鉱山の特徴として鉱山毎に鉛 / 亜鉛 / 副産物比率が変化することから各鉱種の市況に左右される 1 生産量 : ペルー大幅減豪州やや増中国 2.6 倍 ( 占有率 %) インド. 倍 (6.%) と新興国での鉱山開発が進んでいる亜鉛可採年数推移 ( 千トン ) ( 可採年数 ), 1, 亜鉛鉱山生産量推移 ( 上位ヶ国と日本 ). 2, 2,.. その他日本 2, 2 1,. インド 1, 1,, 埋蔵量 ( 千トン ) 生産量 ( 千トン ) 可採年数 ( 年 ) 8, 6,, 2, 22 年 2 年 2 年 2 年 26 年 2 年 28 年 2 年 21 年 2 年ペルー豪州中国中国の占める % ( 出典 :MCS;USGS) ( 出典 :WBMS)

19 亜鉛長期 ( 過去 1 年分 ) : 地金生産と需要の推移亜鉛 : カナダ日本やや減韓国 % 増中国 2. 倍 ( 占有率 %)2 年年の中国地金生産は需要を反映して伸び率が鈍化亜鉛 : 米国 (% 減 ) 日本 (1% 減 ) など先進国では大幅減少中国. 倍 ( 占有率 %) インド 82% 増加と新興国での需要が増加してきたが 2 年は伸び率が鈍化している 18 1,, 1, 8, 6,, 2, 亜鉛地金生産量推移 ( 上位ヶ国と日本 ) その他日本韓国カナダ中国中国の占める % 16, 1,, 1, 8, 6,, 2, 亜鉛地金の需要推移 ( 上位ヶ国と日本 ) その他日本インド米国中国中国の占める % 22 年 2 年 2 年 2 年 26 年 2 年 28 年 2 年 21 年 2 年. 22 年 2 年 2 年 2 年 26 年 2 年 28 年 2 年 21 年 2 年. ( 出典 :WBMS)

20 亜鉛需給動向 :2 年以降月毎 :LME 価格在庫需給バランスの推移 2 年から一貫して供給過剰により在庫が増加傾向 LME 在庫は 2 万 t( 日分 ) と過去最大レベルで価格は 2$ 台で低迷 2 年月需給バランス :1 月 1. 万 t から 1.2 万 t へと過剰幅が拡大 SHFE 価格 :LME 価格とほぼ一致 SHFE 在庫は 1 万 t 1, 2, 2, 1, 1, 需要過剰 2/ / /1 2 1 供給過剰 6 26 年 2 年 28 年 2 年 21 年 /1 US$/t 亜鉛地金の需給バランス LME 在庫バランス LME 価格 SHFE 価格 2/1 2 6 需給バランス 8 /LME 在庫 ( 千 t) 1, 1,2 1,1 1, ( 出典 :ILZNSG)

21 1 1/ / / / / / 亜鉛世界生産量及び消費量の推移 ( 過去年分 ) 世界 : 中国以外の鉱山生産量は横ばい地金生産と消費はほぼ一致中国の需給状況 : 地金消費が伸び悩む中で亜鉛鉱山生産が増加し 2 年初から地金生産量を上回り中国国内で供給過剰状態 2 ( 千 t) 1, 亜鉛鉱山生産亜鉛地金生産亜鉛地金消費量亜鉛地金消費量 ( 除中国 ) 1,2 1,1 世界の亜鉛需給状況 1, 8 6 ( 出典 :ILZNSG) 中国の亜鉛需給状況 ( 千 t) 6 亜鉛鉱山生産亜鉛地金生産亜鉛地金消費量 2 1

266 広東 2 陜西 22 その他合計,8 ( 出典 : 安泰科 ) 中国亜鉛精鉱生産量 (2 年 ) 単位 :(Zn)

22 亜鉛鉱山分布 : 中国豪州を中心として環太平洋に集中しているが中央アジアアフリカヨーロッパまで広く産出する 21 省別比率では鉛と比較して雲南省が多く四川省が少ない内モンゴル 6 湖南 6 広西 6 雲南 68 四川 6 甘粛 266 広東 2 陜西 22 その他合計,8 ( 出典 : 安泰科 ) 中国亜鉛精鉱生産量 (2 年 ) 単位 :(Zn) 千 t 甘粛, 266 広東, 2 陜西, 22 四川, 6 その他, 2, 雲南, 68 広西, 6 内モンゴル, 6 湖南, 6

23 亜鉛 : 生産上位 1 鉱山今後年間に鉱量枯渇等により減産閉山する鉱山があるため既存鉱山では拡張計画が進行中その他にブルキナファッソメキシコカナダで新規鉱山開発が進行中であり減産分は増産と新規分で補充され当面の鉱山からの供給は問題ないしかし価格次第では計画見直しもありうる 22 ( 千トン ) 亜鉛鉱山上位 1 生産量亜鉛 : 生産上位 1 鉱山 (2 年 ) 順位鉱山名称所在国権益保有企業生産量 Zn 品位 Zn 量 ( 千 t) (%) 1 Rampura-Agucha インド Vedanta Red Dog 米国 Teck Century オーストラリア Minmetals. 1. Mount Isa オーストラリア Xstrata. Antamina ペルー BHP Billiton Gr, Xstrata, Teck, 三菱商事 San Cristobal ボリビア住友商事 Brunswick (Bathurst) カナダ Xstrata Vazante (CMM) ブラジル Votorantim McArthur River オーストラリア Xstrata Zyryanovsky カザフスタン Glencore 1. Lisheen アイルランド Vedanta Tara アイルランド Boliden AB Skorpion ナミビア Vedanta Perseverance カナダ Xstrata Pe asquito メキシコ Goldcorp.. 生産上位 1 鉱山計世界計,16. %. 今後減産今後増産

24 中国 : 亜鉛需要動向 : 直近年間では消費増加率約 1% を超える伸びがあったが 2 年は景気鈍化により% 程 2 度の増加に留まるものの今後も同程度の需要増が見込まれる中国亜鉛消費の特徴 : 用途別では日本と同様に亜鉛めっきが% を超えるがメッキの用途別では鋼板と並んで鉄塔や道路や鉄道での構造体消費が多い自動車鋼板向けは主に外国車生産に使用され国産車の亜鉛メッキ比率は未だ高くない ( 千 t) 中国亜鉛用途別消費動向 ( 千 t) 亜鉛めっきの用途別消費動向,., 6,.,,. その他 2,,.,. 2,. 1,. ダイカスト合金真鍮酸化物電池亜鉛メッキ 2, 1, 1, 構造物他ワイヤー等管鋼板 / 鋼帯. 2 年 2 年 2 年 2 年 21( 予測 ) 2 年 2 年 2 年 2 年 21( 予測 ) ( 出典 : 安泰科 )

25 亜鉛需給 :2 年の見込み及び 21 年の予測 (by ILZSG) 1. 鉱山生産量 ~ 主に中国で増産 ~ 2 年の鉱山生産量は中国の生産量が対前年比 1.% 増となることが主因となり同比 % 増の 1,6 万 t と予想 21 年は中国豪州ブルキナファソカザフスタンポルトガルメキシコ米国でも増産が予想されていることから対前年比 2.% 増の 1,6 万 t となる見込みである 2. 地金生産量 ~2 年は中国で 2 年ぶりに減産 ~ 2 年の亜鉛地金生産量は中国で対前年比.2% 減全体では同 2% 減の 1,286 万 t と予測中国が亜鉛地金生産量で減産を記録したのは過去 2 年間で初めてである一方 21 年には中国の生産量が対前年比.1% 増に回復しイタリア韓国ペルーでも製錬能力増強が予定されることから同.8% 増の 1,8 万 t となると予想. 地金消費量 ~ 欧州の消費量が減少 ~ 2 年は欧州における消費量の減少を受けて対前年比.% 減の 1,21 万 t と微減になる見通ししかし 21 年には対前年比.8% 増の 1,1 万 t となり再び増加に転じると予想. 需給バランス 2 年が 1. 万 t の供給過剰となる見通しで 21 年には過剰幅が広がり 2. 万 t の供給過剰となると予測 2

26 日本 : 亜鉛需給動向再生亜鉛製錬残渣等のリサイクル率は約 2% 海外鉱石からの供給が % 用途は約半分がめっき鋼板 ( 主に自動車用 ) 向けその他にめっき伸銅品薬品ダイカストに使用される 2 年内需は 8 万トンと 21 年比 1% 減少国内自動車生産台数が 1% 減となったことが要因 2 その他,, 1% 再生亜鉛, 2, 6% ( 単位 : 千 t) 無機薬品, 2, % ダイカスト, 26, % その他, 1, % ( 単位 : 千 t) 1 8 スクラップ, 1, % ( 出典 : 貿易統計 ) 板棒製品亜鉛ダストその他くず合金塊塊鉱石海外鉱石,, % 亜鉛の供給 ( 形態別 2 年 ) 1, 8 ( 出典 : 鉱山 ) 輸出板無機薬品その他めっき伸銅品, 61, 16% その他その他めっき, 6, 1% 亜鉛めっき鋼板, 18, % 亜鉛の需要 ( 用途別 2 年 ) ダイカスト伸銅品亜鉛めっき鋼板 6 ( 純分千 t) 6 ( 純分千 t) 亜鉛の輸入動向亜鉛の国内需要

27 亜鉛のマテリアルフロー (2) 単位 : 純分千 t : 原料製品のフロー : スクラップのフロー輸入中間製品最終製品主要用途輸出 26 鉱石精錬所輸入電気蒸留亜鉛生産再生メーカー再生亜鉛生産 2 亜鉛めっき鋼板需要 26 伸銅品需要 61 自動車建材家電製品他黄銅製品他銅合金くず輸入 1 亜鉛ダスト及びその他輸入塊 ( 地金 ) 輸入 8 無機薬品需要 2 ダイカストゴム ( タイヤ ) 電子部品塗装自動車電気機会部品等合金塊 ( 合金地金 ) 需要 26 輸入 6 亜鉛ダスト及びその他板棒製品輸出輸入板その他需要 1 乾電池その他くず輸出塊 ( 地金 ) 輸出合金塊 ( 合金地金 ) 輸出 1 板棒製品輸出 2 ( 出典 :JOGMEC マテリアルフロ -)

28 日本 : 亜鉛鉱石輸入先相手国推移輸入相手国に大きな変化はないが豪州がやや減少しペルーボリビアからの鉱石輸入量が増加米国はほぼ同じ震災により製錬所が停止したため 2 年の鉱石輸入は 21 比 % 減少地金生産量を補充するために 8 千トンの地金を輸入 2 1, 8 6 ( 純分千 t) その他チリトルコロシアカナダメキシコ米国ボリビアペルー豪州亜鉛鉱石の輸入相手国 ( 出典 : 貿易統計 )

29 鉛亜鉛の需給動向 ( まとめ ) 1. 概況 28 鉛亜鉛ともに中国の鉱山生産地金生産需要が増大し世界の鉛亜鉛市場に大きな影響与えているインドはまだ量的には少ないが将来増加が見込める鉛亜鉛価格は近年の供給過剰状態を反映して銅と比較して上昇傾向にない特に亜鉛の LME 在庫量は高水準にあり価格は低迷一方鉛は在庫日数は亜鉛より少なく価格は亜鉛より高めで推移 2. 鉛の需給及び見通し鉛フリー化の影響ではんだや無機薬品向け需要は減少するも新興国を中心にバッテリー需要は堅調鉱山供給は減産閉山分を補う量の増産が見込めるために当面の供給は十分しかし国内鉛供給の約 6 割を占めるリサイクル用廃棄バッテリーの確保に課題. 亜鉛の需給及び見通し近年中国の需要の伸びが鈍化する中で中国国内での鉱山生産が増加しており中国国内でも供給過剰状態にある今後の減産閉山する鉱山の減少分を補うため新規鉱山開発や増産が計画されている国内需要は今後の自動車生産需要に期待

30 ご静聴ありがとうございました 2

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション平成 26 年度第 11 回金属資源関連成果発表会鉛亜鉛の需給動向調査部金属資源調査課畝井杏菜 unei-anna@jogmec.go.jp 2015/2/25 鉛価格と亜鉛価格は僅差で推移過去 10 年分の鉛亜鉛 LME 価格 (spot) 価格 (US$/t) 鉛亜鉛価格の差が縮まった LME: London Metal Exchange( ロンドン金属取引所 ) 2015/2/25