ペルー共和国

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きよたつこうだ
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1 ペルー共和国 (Republic of Peru) 通信 Ⅰ 監督機関等 1 運輸通信省 (Ministry of Transports and Communications:MTC) URL: 所在地 :Jiron Zorritos 1203, Lima 1, PERU 幹部 :José David Gallardo Ku( 大臣 /Minister) 所掌事務電気通信政策の策定電気通信事業者に対する免許付与電気通信基盤の開発電気通信投資基金 (Telecommunications Investment Fund:FITEL) の管理等を所掌する 2 電気通信民間投資監督庁 (Supervisory Agency for Private Investment in Telecommunications:OSIPTEL) URL: 所在地 :Calle de la Prosa, 136-San Borja, Lima 41, PERU 幹部 :Gonzalo Martín Ruiz Díaz( 総裁 /President) 所掌事務 1991 年 7 月に法令第 702 号に基づいて設立された独立規制機関で電気通信分野における民間投資活動の規制監督を行う所掌事務は以下のとおりである免許事業に関する規制監督サービス品質の監視料金規制を含む公正競争の実現事業者間の紛争処理 2014 年 5 月ペルー議会は OSIPTEL の権限強化法案を承認した同法により OSIPTEL の市場監視機能が強化され各事業者に対し免許要件の順守を更に促進することが可能となった 1

2 Ⅱ 法令 1994 年電気通信法の一般規則 (General Regulation of Telecommunications Act: 最高政令第 TCC 号 ) 1994 年 2 月に公布された電気通信分野における基本法令であり電気通信市場の自由化を目的としている同規則は制定されてからたびたび改正され最近の大幅な改正法としては 2007 年 7 月に最高法令第 MTC 号が施行された同改正法は免許制度や電波利用等に関して包括的に規定している Ⅲ 政策動向 1 免許制度 (1) 概要固定移動体通信事業及び放送事業に対する免許はすべて競争原理に基づき付与される法令が定める要件事業財務基盤条件及び技術基準を満たしていれば免許が付与される一つの免許ですべての通信サービスの提供が可能同一地域で同一周波数に対する複数の申請があった場合は公開入札方式により決定される (2) 外資規制電気通信分野において外資出資比率に関する規制はない外国企業が投資を目的としてペルー国内に通信事業会社を所有し運用することに対して制限はなくペルー企業が参加しない外国企業体だけの参加も認めている 2 競争促進政策 (1) 接続制度 2008 年 2 月政府は電気通信市場の拡大と競争促進を目的に主要電気通信事業者の通信基盤に対するアクセスを規定する最高法令第 MTC を制定した同規則では営業免許保有者は主要電気通信事業者の通信基盤への妥当かつ非差別的なアクセスを与えられるべきであることが規定されている通信基盤を共有するための料金は事業者間で交渉できるが合意に至らなければ OSIPTEL が妥当な料金を決定することになる (2) 番号ポータビリティ政策 2007 年 4 月移動電話の番号ポータビリティ導入に関する法律 ( 法律第号 ) が制定され 2010 年 1 月から移動電話の番号ポータビリティが実施されたまた 2012 年 12 月に固定電話の番号ポータビリティに関する法律 ( 最高法令第号 ) が施行され 2014 年 9 月より固定電話の番号ポータビリティが開始された (3) 仮想移動体通信事業者 (MVNO) 制度 2013 年 9 月移動体通信市場における競争力強化法 ( 法律第号 ) が 2

3 制定され MVNO 制度の導入が規定された同法は 25% 以上の市場シェアを持つ移動体通信事業者 (MNO) に MVNO から要求があった場合自社の無線ネットワークへのアクセスを義務付けているまた MVNO サービスの提供には MTC から MVNO ライセンスの取得電波利用料の支払年間売上高の 1% を FITEL に納付することを義務付けたなお MNO は自らの無線ネットワークを通じて MVNO として事業を行ってはならず MVNO への出資も禁止されている 3 情報通信基盤整備政策 (1) ユニバーサルサービス 1993 年 4 月最高法令第 TCC に基づき FITEL が創設された FITEL は MTC の管理の下農村部でのブロードバンド網構築など電気通信基盤整備に利用されている財源は電気通信事業者の年間売上高の 1% 徴収による拠出金である FITEL 設立から 2014 年にかけて計 16 のプロジェクトが実施され Gilat To Home Rural Telecom Televias Andinas テレフォニカペルー(Telefónica del Perú:TDP) クラロ(Claro) Winner Systems Consorcio Optical 等の事業者が 20 年間有効なコンセッションを落札している (2) 国家光ファイババックボーン構築計画 (National Fibre Optic Backbone: RDNFO) ペルー政府は 2011 年 5 月国家ブロードバンド開発計画 (National Plan for Development of Broadband:PNBA) を発表した 2016 年までの達成目標として以下を定めた国内すべての市町村で 2Mbps 以上のブロードバンド環境を整備都市部のすべての教育や医療警察行政機関等向けに 2Mbps 以上のブロードバンド環境を整備ブロードバンド加入総数を全国で 400 万に増加 4Mbps 級のブロードバンドサービスに 50 万が加入同計画を実施するための法整備も進められ 2012 年 7 月ブロードバンド振興及び国家光ファイババックボーン構築法 ( 法律第号 ) が制定された同法によりコンセッション方式に基づき国家光ファイババックボーンを構築運営することエネルギー炭化水素等の公共サービスに関連した基盤へのアクセス及び利用を可能とすること光ファイババックボーンのうち一定の容量を電子政府教育医療など公的分野における ICT 利活用のために留保することなどが定められた 2013 年 6 月には RDNFO が発表された同計画は 22 州及び 180 郡を全長 1 万 3,500km の光ファイババックボーンで結ぶもので FITEL を通じて総額 3 億 3,300 万 USD が投資される見込み 2014 年 6 月 MTC はメキシコ系の TV Azteca Tendai 連合と 20 年間のコンセッション契約を締結両者は 2014 年 12 3

4 月から基盤構築に着手し 2016 年までに完了することが求められるまた RDNFO を補完するプロジェクトとしてペルー北部中部南部の各地域で光伝送ネットワーク及びアクセスネットワーク整備計画が実施されており計 21 件のプロジェクトのうちアプリマク県アヤクチョ県ワンカベリカ県ランバイエケ県の 4 件に関してコンセッション入札が 2014 年 12 月に実施された Ⅳ 関連技術の動向基準認証制度電気通信機器の基準認証は MTC が所掌している MTC は装置あるいは器具の標準化及び認証の基準を定め基準認証を実施するとともに第三者機関を指名することができる電気通信網に接続する装置あるいは器具は MTC の認可承認を必要とするが軍隊が使用する装置及び器具は国防省が管理する無線通信を含む電気通信装置あるいは器具の輸入製造及び販売についても MTC の認可を必要とする Ⅴ 事業の現状 1 固定電話 Osiptel の 2015 年 6 月現在のデータによると 1998 年の通信自由化後も旧国営通信事業者 TDP が市場シェアの 77% 超を占めている固定電話の普及率は地形的要因 ( 国土の 50% を占める密林地域や山岳地域 ) に加えて移動通信サービスの普及拡大もあり政府の目標値である 15% を大きく下回る 10% 前後で停滞している沿岸部の県と密林地域や山岳地域の県との間には固定電話の普及率に大きな格差が存在するリマ首都圏では普及率が 20% を超えているがそれ以外は 10% 程度である MTC はこの格差を是正するため TDP との間で合意されたコンセッション契約 ( 5 年単位で最長 20 年まで延長可能 ) に基づき貧困対策としての低廉な固定電話サービスの提供義務のほか農村地域の固定電話整備対策として 450MHz 帯や 900MHz 帯等を使用した固定無線アクセス (FWA) 方式による音声サービスの導入を決定した 2015 年 6 月現在クラロ ( メキシコのアメリカモビルの完全子会社 ) Americatel Gilat To Home モビスターペルー(Movistar Peru TDP の移動体通信事業 ) Winner Systems などが FWA 事業免許を取得しており約 53 万の加入者を集めている 2 移動体通信 2012 年に加入者数が初めて減少に転じたがこれは前年にプリペイド式サービ 4

5 スの実名登録が義務付けられ 2011 年 3 月の期限までに登録手続を行わなかった約 100 万件のアカウントが解約されたためである政府は移動電話の不正利用防止に力を入れており実名登録義務化に従わなかったモビスタークラロネクステルペルー (Nextel del Peru: 現 Entel Peru) には是正命令と罰金が科された普及率は 100% に達しており一般的に沿岸地域に位置する県 ( リマ首都圏タクナ県アレキバ県イカ県等 ) は普及率が高く密林地域や山岳地域 ( アマソナス県ワンカベリカ県ロレート県等 ) は普及率が低い傾向にあるが固定電話サービスと異なり地域間格差はそれほど開いていない加入者全体の約 69% がプリペイド加入者である 2015 年 1 月には SIM ロック解除が義務化された移動体通信市場はモビスターとクラロの 2 強体制にありこれに 2013 年 8 月に米 NII Holdings からネクステルペルー (Nextel del Peru) を買収したエンテルペルー (Entel Peru チリ資本) とベトナム資本 Viettel が出資する Bitel が対抗する形となっている 2015 年 6 月現在各社の加入者シェアはモビスターが 53.7% クラロが 38.1% エンテルペルーが 6.2% Bitel が 2% である Viettel は 2011 年 1 月と 2012 年 8 月にそれぞれ 1.9GHz 帯と 900MHz 帯の周波数を落札した Viettel には免許条件として 1 年以内に少なくとも五つの県でネットワークを構築 5 年後には 33 万 8,000 以上の加入者獲得約 4,025 か所の学校にブロードバンド接続を 10 年間無償で提供する旨が義務付けられている LTE サービスは 2014 年からリマ首都圏で提供開始されておりクラロモビスターエンテルがそれぞれ 84 万 72 万 11 万の加入者を得いている MVNO サービスはバージンモバイル (Virgin Mobile) と百貨店 Falabella が事業参入に関心を示している 3 インターネットブロードバンドアクセスはリマ首都圏に集中しておりそれ以外の地域では地形的経済的な要因などによりブロードバンドの普及率は低いが近年のモバイルブロードバンドの普及拡大や FITEL の光ファイバ網整備プロジェクト等により格差改善に向けて前進している固定ブロードバンド回線の内訳は 2015 年 6 月現在 ADSL が 81.4% ケーブルモデムが 17.5% WiMAX が 0.7% 衛星通信が 0.1% となっている光ファイバについては FITEL の国家光ファイババックボーン構築計画 (RDNFO) の委託事業者に TV Azteca-Tendai 連合 ( メキシコ ) を選定したところであり 2014 年 12 月から基盤整備に着手し 2016 年の完成を予定しているこのほかに TDP が Andean fiber optic project の一環として 2011~2012 年までに密林山岳地域の 20 都市を結ぶ全長 2,000km( 人口 300 万 60 万世帯をカバー ) の光 5

6 ファイバを敷設した主要プロバイダは TDP とクラロでそれぞれ 81.9% と 16.7% の加入者シェアを占めているこのほかに Americatel と OLO が WiMAX Gilat to Home が衛星通信 Star Global Com がケーブルブロードバンドサービスを提供している Ⅵ 運営体 1 テレフォニカデルペルー (Telefónica del Peru:TDP) Tel.: URL: 幹部 :Javier Manzanares Gutiérrez( 社長 /President) 概要国内最大手の総合通信事業者である 1994 年に首都リマで市内長距離電話を提供していた CPT と首都以外で市内と長距離国際電話を提供していたエンテルペルーという二つの旧国営事業者の合併により設立された 2008 年 12 月に固定通信移動体通信有料放送などすべての事業部門をモビスターブランドの下に統合した Telefónica Multimedia を通じ有料放送サービスを提供しているスペインのテレフォニカが同社株式の約 98% を所有している 2 クラロ (Claro Peru) URL: 概要メキシコの移動通信事業アメリカモビル (America Movil) の完全子会社である 2005 年 3 月の周波数入札により免許を取得した更に同年 8 月にイタリアのテレコムイタリアモビレ ( TIM) からペルーでの移動通信事業を買収し国内第 2 位の事業者となった 2010 年 10 月に固定通信及び有料放送事業を手がけるテルメックスペルー (Telmex Peru) を統合しておりクラロブランドの下で一元的にサービス提供を行っている 3 エンテル (Entel Peru) URL: 概要以前は米国 NII Holdings の完全子会社として 1998 年より iden 方式による移動体通信サービスを提供していた 2009 年から W-CDMA/HSDPA サービスを開始している 2013 年 8 月親会社であった NII Holdings がネクステルペルーを約 4 億 USD でチリ資本のエンテルに売却した 6

7 放送 Ⅰ 監督機関等運輸通信省 (MTC) ( 通信 /Ⅰ-1 の項参照 ) Ⅱ 法令年ラジオテレビ法 (Ley de Radio y Televisión 法律第号 ) 2004 年 7 月に公布同法を受けて 2005 年 2 月に認可基本方針等の細則を定めたラジオテレビ法の一般規則が制定されこれらが放送事業の基本法体系として位置付けられた 2 ラジオテレビ法の一般規則 (Aprueban el Reglamento de la Ley de Radio y Televisión 最高政令第 MTC 号 ) 2004 年ラジオテレビ法に基づき放送に関する詳細事項を規定している Ⅲ 政策動向 1 免許制度 (1) 放送免許免許に関する諸規定はラジオテレビ法の一般規則にある免許種別は中波短波 FM VHF UHF 及び衛星放送である免許期間は 10 年で 10 年ごとの自動更新が可能とされ同規則の定める要件事業財務基盤条件及び別途定める技術基準を満たしていれば交付される (2) 所有規制ラジオテレビ法第 40 条において外資は 40% 以下と制限され免許申請法人が本国において放送事業を行っていることを条件に認可の対象とすると規定されている 2 地上デジタル放送 2009 年 4 月最高法令第 MTC に基づきペルーにおける地上デジタルテレビ放送方式にブラジルでミドルウェアに一部変更が加えられた ISDB-T を採用することを発表した南米での ISDB-T 採用はブラジルに次いで 2 番目ペルーの地上デジタル放送導入は MTC より 2010 年 3 月に公表された最高政令第 MTC 号 ( マスタープラン ) 及び同第 MTC 号 ( マスタープランの改正 ) に基づき下表のとおり全国を四つの地域に分けて段階的に実施されている 7

8 地域別地上デジタル放送開始及びアナログ放送停波時期デジタル放送開始の最終地域対象地区周波数プラン公示の最終期限期限アナログデジタル同時放送方式ダイレクト方式 ** アナログ放送終了の最終期限 * 1 リマカヤオ 2010 年第年第年第年第 4 アレキパクスコ 2 トルヒーヨチクラヨピウラワンカ 2011 年第年第年第年第 4 ヨアヤクチョチンボ 3 テイカイキトス 2011 年第 4 フリアカプカル 2019 年第年第年第 4 パプノタクナで指定された以外の対象場所 2013 年第年第年第 1 無期限 * アナログデジタル同時放送方式 (transicion simultanea): アナログ放送を継続して行いながら別チャンネルでデジタル放送を行う方式 ** ダイレクト方式 (transicion directa): 同じチャンネルでアナログからデジタルへ直接切り替える方式出所 :MTI MTC によると 2015 年時点で第 1~3 地域においてはマスタープランのスケジュールどおりにデジタル放送が開始されている例えば第 1 地域のリマカヤオでは 2010 年 3 月に国営放送 TV Peru と商業放送 ATV(Andina de Televisión) が国内で初めて地上デジタル放送の試験放送を開始し 2015 年現在 11 の放送局が地上デジタル放送を行っているまたワンセグ放送も行われている更に第 2 地域においても 2012 年 6 月に CTC がクスコで地上デジタル放送を開始し続いて ATV も地上デジタル放送を開始したまた 2014 年にはチクラヨやアレキパでも放送が開始されその他の都市においても放送開始に向けた 8

9 取組みが進められている 2014 年 9 月に MTC より公表されたマスタープランの改正では ISDB-T 対応受信機の普及が遅れている状況に配慮しデジタル放送開始の最終期限を延期すると発表した第 1 地域は 2019 年 12 月に第 2 地域は 2021 年 12 月に第 3 地域は 2023 年 12 月に第 4 地域は 2025 年 3 月にそれぞれ延期されるなおアナログ放送終了の最終期限はスケジュールどおりに実施する地デジの緊急警報放送システム (Emergency Warning Broadcast System: EWBS) を活用した広域防災システム整備計画が日本政府とペルー政府の協力のもと実施されており 2015 年 10 月には首都海岸部に位置するカヤオ市において津波発生を想定した EWBS 受信機プロトタイプの実証実験が行われた Ⅳ 事業の現状 1 ラジオ商業放送を含む 500 以上のラジオ放送事業者が存在する主な事業者はラジオナショナル ( Radio National) 民間放送の RPP CPN Radio Panamericana 等である 2 テレビペルー統計情報院 (INEI) によると 2014 年度のテレビの世帯普及率は 81.9% である地上テレビは国営放送の TV Peru と商業放送の Frecuencia Latina America TV Panamericana TV ATV がネットワーク局として全国放送を実施している商業放送の番組構成は米国やメキシコなど海外からの輸入も多いがバラエティ番組やオーディション番組等自国制作の番組も増えておりそれらも好評を博している 3 衛星放送 TDP のメディア事業部門 Telefonica Multimedia とクラロ ( 旧テルメックス ) が衛星放送を提供しているほかディレク TV(DirecTV) も実施している 2015 年 6 月現在ディレク TV の加入者数は 22 万で有料放送市場において約 14% のシェアを得ている 4 ケーブルテレビ OSIPTEL によると 2015 年 6 月末現在ペルーには約 155 万の有料放送加入世帯がおりこのうちリマ首都圏の加入者が約 57% を占めているケーブルテレビサービスは TDP とクラロが二大勢力でこのほかに CATV Systems がサービスを提供しているケーブルテレビと衛星放送を合わせた TDP の加入者数は約 101 万で有料放送市場の 65% を占める 9

10 Ⅴ 運営体 TV Peru URL: 幹部 :Maria Luisa Malaga Silva(IRTP 総裁 /President) 概要国営テレビ事業者 1958 年の放送開始時は Radio and Television of Peru(RTP) の名称で呼ばれていた財源は政府交付金及び広告収入現在は国営ラジオテレビ局を総括するペルー国営放送協会 (National Institute of Radio and Television of Peru:IRTP) の傘下にある電波 Ⅰ 監督機関等運輸通信省 (MTC) ( 通信 /Ⅰ-1の項参照) 所掌事務運輸通信省 (MTC) が電気通信政策電気通信事業者に対する免許付与電波監理電気通信機器の標準化等を所掌する MTC 管轄下の各部局の機能は以下のとおりである通信規制国際局 (DGRAIC): 電気通信政策周波数計画及び国際周波数調整公衆通信免許局 (DGCC): 公衆電気通信事業用の免許及び周波数管理放送自営通信許可局 (DGAT): 放送事業自営通信用の免許及び周波数管理通信管理監視局 ( DGCSC): 周波数利用通信放送サービスの質通信設備の監督管理 Ⅱ 電波監理政策の動向 1 電波監理政策の概要 1993 年電気通信法に規定された電波の公平性及び効率性使用の原則と周波数分配計画 (Natinal Frequency Attribution Plan:PNAF) に基づき MTC が特定のサービス対象となる周波数帯を割り当てる 2 無線局免許制度無線局免許制度に関する主な規則は次のとおりである 10

11 免許は事業財務基盤及び技術基準など法令の要件を満たせば付与されるまた同一地域における同一周波数の複数申請は周波数オークションにより決定する 2005 年からブロードバンド無線通信 (BWA) や移動通信において周波数オークションが実施されている 2013 年 7 月に 4G(LTE) 向け MHz 帯及び MHz 帯の周波数オークションが実施されモビスターと Americatel の 2 社がそれぞれ 1 億 5,220 万 USD と 1 億 550 万 USD で落札した政府は両社と更新オプションの付いた 20 年間のコンセッション契約を締結した両社には今後 5 年間で LTE 網を 234 都市 ( 人口の 50%) に構築することと MVNO 事業者に自社 LTE 網へのアクセスを認めることが義務付けられた 3 周波数割当制度周波数の使用許可は電気通信法に基づき MTC が周波数の使用許可を与える 4 電波利用料制度周波数の使用により無線局テレビ局及び無線受信局の所有者は電波利用料の支払を必要とする料額は電気通信法の一般規則及びラジオテレビ法の一般規則に規定されている 5 電波の安全性に関する基準 MTC は電波放射の技術試験に対する責任を負いこの役割を遂行するために電気通信法は関連する規定 ( 最高政令第 MTC 号 ) を定めている電磁界における人体の曝露に関する制限値は国際非電離放射線防護委員会 (International Commission on Non-Ionizing Radiation Protection:ICNIRP) のガイドラインに基づいて対応している関連する規定はその後の改正を含め以下 URL の項目にまとめられている ormas_vigentes.html Ⅲ 周波数分配状況 MTC は ITU の周波数分配に基づき 2008 年 2 月 21 日に周波数分配計画 PNAF を策定したその後部分的な改正が適宜行われている PNAF 策定員会の URL: 周波数分配計画表 URL: gales.html その後の改正は以下の URL の項目 PNAF の表にまとめて掲載されている 11

12 ormas_vigentes.html 12

ニカラグア共和国

ニカラグア共和国 (Republic of Nicaragua) 通信 Ⅰ 監督機関等電気通信郵便機構 (TELCOR) Tel.:+505 2222 7350 URL:http://www.telcor.gob.ni/ 所在地 :Edif. TELCOR, Avda Bolívar diagonal a Cancillería, Apdo2264, Nanagua, NICARAGUA 幹部 :Orlando