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1 テリボン皮下注用 56.5 μg 第 2 部 ( モジュール 2) 2.6 非臨床試験の概要文及び概要表 (2) 薬物動態 旭化成ファーマ株式会社

2 2.6(2) 項略号一覧 (1) 略号 省略していない表現 AUC area under the plasma concentration-time curve( 血漿中濃度 - 時間曲線下面積 ) AUC all area under the plasma concentration-time curve from the time of dosing to the time of the last observation ( 最終観察時間までの血漿中濃度 - 時間曲線下面積 ) AUC inf area under the plasma concentration-time curve from the time of dosing extrapolated to infinity ( 無限大時間までの血漿中濃度 - 時間曲線下面積 ) AUC last area under the plasma concentration-time curve from the time of dosing to the last measurable concentration( 濃度測定が可能な最終時点までの血漿中濃度 - 時間曲線下面積 ) ALT alanine aminotransferase( アラニンアミノトランスフェラーゼ ) AST aspartate aminotransferase( アスパラギン酸トランスフェラーゼ ) BA bioavailability( バイオアベイラビリティ ) BCA bicinchonic acid( ビシンコニン酸 ) BSA bovine serum albumin( ウシ血清アルブミン ) BUN blood urea nitrogen( 血液尿素窒素 ) camp cyclic adenosine 3',5'-monophosphate( アデノシン 3,5 - 環状一リン酸 ) CL clearance( 全身血漿クリアランス ) CL/F apparent clearance( 見かけの全身血漿クリアランス ) C max maximum plasma concentration( 最高血漿中濃度 ) cpm counts per minute(1 分間あたりの放射線の計測数 ) CYP cytochrome P450( チトクロム P450) DMSO dimethylsulfoxide( ジメチルスルホキシド ) EC 50 50% effective concentration(50% 有効濃度 ) egfr estimated glomerular filtration rate( 推定糸球体濾過量 ) ELISA enzyme-linked immunosorbent assay( 酵素固定化免疫測定 ) HPLC high performance liquid chromatography( 高速液体クロマトグラフィー ) hr hours( 時間 ) Ht hematocrit( ヘマトクリット ) IRMA immunoradiometric assay( イムノラジオメトリックアッセイ ) k el elimination rate constant( 消失速度定数 ) LC/MS/MS liquid chromatography-tandem mass spectrometry( 液体クロマトグラフィー / タンデム質量 分析 ) LDH lactate dehydrogenase( 乳酸脱水素酵素 ) Leu leucine( ロイシン ) min minutes( 分 ) MRT inf mean residence time extrapolated to infinity ( 平均滞留時間 ) n number( 例数 ) NA not analyzed[ 測定 ( または検討 ) せず ] ND not detected( 定量もしくは検出限界以下 ) OVX ovariectomized( 卵巣摘除 ) PTH parathyroid hormone( 副甲状腺ホルモン ) PTH(1-34) parathyroid hormone 1-34 fragment( 副甲状腺ホルモン 1-34 フラグメント ) R B ratio of blood to plasma concentration( 血液 / 血漿濃度比 ) R 2 R-squared( 寄与率 ) SD Sprague-Dawley( ラットの系統名 ) t 1/2 elimination half-life( 消失半減期 ) TCA trichloroacetic acid( トリクロロ酢酸 ) t max time to maximum plasma concentration( 最高血漿中濃度到達時間 ) UV ultraviolet( 紫外線 )

3 2.6(2) 項略号一覧 (2) 略号省略していない表現 Vd distribution volume( 分布容積 ) 本薬 本剤 2.6(2) 項において を示す場合 本薬 製剤を示す場合 本剤 と略した 本薬の生物活性単位はの生物活性単位であり 比活性によっての質量表示に換算可能である 本薬および本剤 200 単位はとして 60.6 μg テリパラチドとして 56.5 μg に相当する

4 目次 [2.6(2)- 頁 ] 薬物動態試験の概要文 まとめ 薬物動態試験の概略 吸収 反復投与後の吸収 分布 代謝 排泄 薬物動態学的薬物相互作用 その他の薬物動態試験 分析法 標識化合物 非標識化合物 血清中抗体価測定法 吸収 単回投与時の吸収 イヌを用いた製剤間での薬物動態比較 反復投与時の吸収 分布 ラット単回投与時の組織内濃度 血漿蛋白結合 血球移行性 胎盤通過性 代謝 In vitro における代謝 In vivo における代謝 薬物代謝酵素誘導および阻害作用 排泄 尿中排泄 乳汁中排泄 薬物動態学的薬物相互作用 その他の薬物動態試験 腎機能障害モデルラットでの薬物動態 肝機能障害モデルラットでの薬物動態 考察および結論 図表 文献一覧 薬物動態試験の概要表 薬物動態試験一覧表 (1) 分析方法およびバリデーション試験 単回投与後の吸収 単回投与 : ラット 単回投与 : イヌ ( 雄性 ) 単回投与 : イヌ ( 雌性 ) 単回投与 : サル... 47

5 単回投与 : 製剤間での薬物動態比較 反復投与後の吸収 反復投与 : ラット 反復投与 : イヌ ( 雄性 ) 反復投与 : イヌ ( 雌性 ) 分布 ラット単回投与時の組織内濃度 In vitro における血漿蛋白結合 妊娠または授乳動物における試験 胎盤通過性 乳汁中排泄 その他の分布試験 血球移行性 In vitro における代謝試験 In vivo における代謝試験 推定代謝経路 薬物代謝酵素の誘導 / 阻害 薬物代謝酵素誘導 薬物代謝酵素阻害 累積排泄 尿中排泄 胆汁中排泄 薬物相互作用 その他 腎機能障害モデルラットでの薬物動態 肝機能障害モデルラットでの薬物動態... 66

6

7 2.6.4 薬物動態試験の概要文 まとめ 薬物動態試験の概略 ( 以下 本薬 ) の非臨床薬物動態試験では 薬理試験および毒性試験で用いた動物種であるラット イヌおよびサルにおける単回投与時および反復投与時の薬物動態を検討した なお 本薬は化学合成されたポリペプチドであるため 本薬の非臨床薬物動態試験については バイオテクノロジー応用医薬品の非臨床における安全性評価について ( 平成 12 年 2 月 22 日付 医薬審発第 326 号 ) を参照し 低分子医薬品で通常実施される非臨床薬物動態試験項目の一部 (in vitro での血漿蛋白結合および推定代謝経路 ) については試験を実施しなかった 本薬の投与量はテリパラチド重量で示し 本薬の血漿中および尿中濃度は濃度として表示した また in vitro 代謝 血球移行性 および薬物代謝酵素誘導 阻害試験の添加濃度は 本薬の血漿中濃度を基に設定したため 濃度として示した 吸収 単回投与後の吸収雌性ラットに本薬 μg/kg(4 20 および 100 単位 /kg) を単回皮下投与したところ 本薬の血漿中濃度は それぞれ投与後 および 18.3 分で C max に達し 5.6 および 28.2 μg/kg(20 および 100 単位 /kg) 投与群ではそれぞれ 29.7 および 25.6 分の t 1/2 で速やかに消失した後 投与後 3 時間には定量下限未満に低下した C max および AUC all は投与量に比例して増大し 28.2 μg/kg(100 単位 /kg) まで線形性が認められた 骨粗鬆症モデルである卵巣摘除ラット ( 以下 OVX ラット ) においても薬物動態に差異は認められなかった 雌雄のイヌに本薬 および 19.8 μg/kg( および 70 単位 /kg) を単回皮下投与したところ 投与後 25.0~60.0 分で C max に達し 43.6~88.4 分の t 1/2 で速やかに消失した C max および AUC last は投与量に比例して増大し 0.7~19.8 μg/kg(2.5~70 単位 /kg) の範囲で線形性が認められた 薬物動態に顕著な雌雄差は認められなかった 雌性サルを用いて静脈内持続投与時と皮下投与時の薬物動態を比較したところ 静脈内持続投与時の t 1/2 が 11.4 分であったのに対し 皮下投与時の t 1/2 は約 30 分であった このことから 本薬は皮下投与時にフリップフロップ現象を示すと考えられた また 同一用量の AUC last から算出される BA は 81.3% と高値であった 以上の結果から 皮下投与された本薬の皮下から循環血中への移行は良好かつ速やかであり 循環血中からの消失もまた速やかであることが推察された イヌを用いた製剤間での薬物動態比較製剤 ( 以下 本剤 ) は臨床開発過程において 添加剤が D-マンニトールから精製白糖 塩化ナトリウムに変更されたことから D-マンニトール製剤と精製白糖 塩化ナトリウム製剤をイヌに単回皮下投与し その薬物動態を比較検討した その結果 両製剤の薬物動態パラメータの D-マンニトール製剤に対する精製白糖 塩化ナトリウム製剤の比は t max を除き 100~104% と 両製剤は薬物動態学的に同一プロファイルを示した 2.6(2)-1

8 反復投与後の吸収雌性ラットに本薬 μg/kg(4 20 および 100 単位 /kg) を週 3 回 28 日間皮下投与し 血漿中濃度を初回投与時のものと比較した その結果 いずれの投与量においても初回投与時の薬物動態に比べ大きな差異は認められなかった 雌雄のイヌに本薬 0.7 および 2.8 μg/kg(2.5 および 10 単位 /kg) を 1 日 1 回 9 ヵ月間皮下投与し 血漿中濃度を初回投与時のものと比較したところ 投与 3 ヵ月以降は 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) により AUC および C max の増大が認められ 0.7 μg/kg(2.5 単位 /kg) 投与によってもその傾向が認められたが 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) 投与ほど顕著ではなかった 次いで 雌雄のイヌに本薬 および 19.8 μg/kg( および 70 単位 /kg) を週 1 回 9 ヵ月間皮下投与し 血漿中濃度を初回投与時のものと比較した その結果 1.2 μg/kg(4.4 単位 /kg) 投与では反復投与による薬物動態の顕著な変動は認められなかったものの 4.9 μg/kg(17.5 単位 /kg) 19.8 μg/kg(70 単位 /kg) 投与と投与量が増すにつれ C max および AUC last は反復投与により増大する傾向にあった 1 日 1 回投与と週 1 回投与での反復投与による薬物動態の変動を 週当たりの投与量を基準に比較したところ 4.9 μg/kg(17.5 単位 /kg) の週 1 回投与の方が 0.7 μg/kg (2.5 単位 /kg) の 1 日 1 回投与よりも C max および AUC last の変動は小さく 同様の傾向が 19.8 μg/kg(70 単位 /kg) の週 1 回投与と 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) の 1 日 1 回投与の比較でも認められた 以上の結果から イヌでは 1 日 1 回反復投与により 初回投与と比べて C max および AUC の増大といった薬物動態の変動が認められた しかしながら イヌの週 1 回投与ではその変動幅は小さく 1.2 μg/kg(4.4 単位 /kg) の週 1 回投与では薬物動態の変動は顕著でなかったことから 本薬の皮下投与時の薬物動態は 投与量を下げることや投与間隔をあけることで反復投与による変動が小さくなることが示唆された 分布本薬の 125 I- 標識アミノ酸置換体である [ 125 I]-[Nle 8,18,Tyr 34 ]-Parathyroid Hormone 1-34 (h)( 以下 125 I- 標識体 ) をラットに単回皮下投与し 肝臓および腎臓への放射能濃度分布を検討した 血漿については HPLC 分析により未変化体濃度を測定し 血漿中未変化体濃度に対する組織中の総放射能濃度の比を算出した その結果 肝臓では投与後 15 分で血漿の 3.56 倍の総放射能濃度を示し 腎臓では投与後 15 分で血漿の 倍の総放射能濃度を示した 腎臓は肝臓に比べ 3~4 倍の放射能濃度の分布を示した ただし in vitro での代謝の検討から 肝臓および腎臓に分布した本薬は速やかに代謝されるものと推察され 認められた組織内放射能は分解物に由来するものと示唆された また 125 I- 標識体をラットに単回皮下投与した際 血漿のゲルろ過クロマトグラムには未変化体より大きな分子量画分にピークは認められなかった したがって 本薬は血漿蛋白とはほとんど結合しないものと示唆された ヒト血液を用いた in vitro での検討から 本薬の血球移行率は 37.0% R B は 1.0 であった すなわち 本薬は 血液中で血球画分 / 血漿画分によらず ほぼ均等に分布することが示された 胎盤通過性試験は実施しなかった ただし in vitro においてラット胎盤組織にプロテアーゼインヒビター存在下で 125 I- 標識体を添加し HPLC 分析を実施したところ 125 I- 標識体は添加した直後にほとんど分解されることが示された したがって 本薬は胎盤を通過したとしても そのほとんどが分解物に速やかに代謝されることが示唆された 2.6(2)-2

9 代謝ラット肝臓および腎臓に 125 I- 標識体を添加してホモジナイズを行い その上清中の代謝物を HPLC 分析により検討した その結果 125 I- 標識体は添加直後にホモジネート中にほとんど認められなかったことから 皮下投与後に肝臓および腎臓に分布した本薬は速やかに低分子の分解物へと代謝されることが示唆された 125 I- 標識体をラットに皮下投与し 血漿中の放射能を HPLC 分析により検討した結果 血漿中放射能に占める未変化体の割合は投与後 15 分には 36.0% 投与後 2 時間には 0.6% と速やかに代謝された ヒト肝細胞を用いて 本薬のヒト CYP 分子種に対する酵素誘導および酵素阻害作用を評価したところ 本薬は 3 ng/ml まで 誘導作用 (CYP1A2 および CYP3A4) および阻害作用 (CYP1A2 CYP2C9 CYP2C19 CYP2D6 および CYP3A4) を示さなかった 排泄ラットに本薬 μg/kg(400 単位 /kg) を単回皮下投与し 投与後 0~8 時間での尿を採取し 尿中の本薬濃度を測定したところ 尿中濃度は定量下限未満となり 尿中排泄率は 投与量に対して 0.01% 未満となった したがって 本薬は尿中への未変化体としての排泄がほとんど認められず また 本薬のポリペプチドという構造上 胆汁への未変化体の排泄は考えがたいことから 本薬は代謝臓器にてほとんどが分解され 体内から消失するものと推察された 乳汁中排泄を検討するため 125 I- 標識体を哺育中ラットに投与した結果 未変化体の乳汁中への移行は認められなかった この結果から 本薬は 未変化体として乳汁中に移行しないことが示された 薬物動態学的薬物相互作用本薬はポリペプチドであり in vitro における代謝の検討結果等から 生体内で速やかに分解を受け 代謝されると推察された さらに 本薬にはヒト CYP 代謝酵素の阻害および誘導作用は認められなかったことから 薬物動態学的薬物相互作用を引き起こす可能性は低いと考えられた その他の薬物動態試験 腎機能障害モデルラットでの薬物動態グリセロールで誘発した腎機能障害モデルラット ( 以下 急性腎不全モデルラット ) および無処置ラットに 本薬 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を単回皮下投与し 薬物動態を比較した その結果 急性腎不全モデルラットでの血漿中濃度推移は 無処置ラットの血漿中濃度推移に比べ t max が 22.5 分から 52.5 分と遅くなり t 1/2 が 24.2 分から 66.6 分に延長し AUC inf が無処置ラットの 3.2 倍に増大し CL/F は約 1/3 に低下した C max は大きな影響を受けなかった 腎臓を 5/6 摘出したラット ( 以下 慢性腎不全モデルラット ) 無処置ラットおよび偽手術ラットに 本薬 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を単回皮下投与し 薬物動態を比較した その結果 慢性腎不全モデルラットの薬物動態は 偽手術ラットに比べ C max は 3.1 倍に AUC last は 5.9 倍に増大し CL/F は 27% に低下した 2.6(2)-3

10 肝機能障害モデルラットでの薬物動態四塩化炭素で誘発した肝機能障害モデルラット ( 以下 肝障害モデルラット ) および媒体投与ラットに 本薬 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を単回皮下投与し 薬物動態を比較した その結果 肝障害モデルラットの血漿中濃度推移は 媒体投与ラットとほとんど差異は無く 薬物動態パラメータも両者でほぼ同様であった したがって 本薬の薬物動態に肝機能障害はほとんど影響しないことが示された 2.6(2)-4

11 分析法 標識化合物 経緯 添付資料番号 ~11( 参考 ), , ( 参考 ) 薬物動態試験では 適切な標識化合物を用いると 臓器中の放射能濃度およびオートラジオ グラフィーのデータといった分布試験結果をはじめとする有用な情報を得ることができる こ のことから 本薬においても標識化合物を得るために 以下の検討を実施した まず [ 35 S] 標識体を得るために [ 35 S] で標識した を用いた部分合成を実施した が 非標識 で可能であった合成反応が [ 35 S]- 標識 で再現されず 標識化 合物が取得できなかった (19 年 ) 次いで を用いた 法によって 本薬の [ 125 I]- 標識化を検討したが 生成物の生物活性が保持されておらず 被験物質として不適切と判断し た (20 年 ) 次に による によって 本薬の [ 3 H] 標識化を検討し たが 生成物が確認されなかった (20 年 ) さらに 本薬のアミノ酸配列の 番目の を に置換した を合成し との反応 による [ 3 H] 標識化の検討も実施したが では可能であった反応が では進行せず 生成物を取得できなかった (20 年 ) つづいて 特定のアミノ酸残基を置換した放射性トレーサーが使用可能か検討するため PTH レセプターへの結合活性を有する [ 125 I]-[Nle 8,18,Tyr 34 ]-Parathyroid Hormone 1-34 (h) ( 以下 125 I- 標識体 ) をラットに皮下投与し 血漿中濃度推移を本薬と比較した その結果 125 I- 標識体 では血漿中放射能濃度推移が本薬の推移と異なり t 1/2 がより大きく延長した しかしながら 得られた血漿を HPLC により分析したところ t 1/2 の延長は代謝物 ( 分解物 ) に起因するもの であり 未変化の 125 I- 標識体は本薬と同様 速やかに血漿中より消失していることが判明した ( 項 ) さらに 生物活性も本薬と同等であったことから( 表 ) 125 I- 標識 体を被験物質としてラットにおける分布 代謝および乳汁中排泄試験を実施した 被験物質 125 I- 標識体を用いた 本被験物質は PerkinElmer にて合成されたものを購入して使用した 比放射能は 19.3~20 MBq/μg 放射化学的純度は 96.2% 以上であった 125 I- 標識体の生物活性を ヒト PTH1 型受容体を安定発現した SaOS-2 細胞の camp 上昇を指標に検討したところ 125 I- 標識体は本薬と同等の生物活性を保持していた ( 表 ) また 投与の際には必要に応じて本薬で希釈した 表 I- 標識体のプロファイル Lot No. 比放射能放射化学的純度 (%) 生物活性 EC 50 ( mol/l) a) 添付資料番 (MBq/μg) HPLC TCA I- 標識体本薬 ( 対照 ) 号 KF ~ ~99.5 NA NA KFB NA 96.2~97.9 NA NA ( 参考 ) KF NA NA: 測定 ( または検討 ) せず a) ヒト PTH1 型受容体発現細胞での camp 上昇作用 ( 項参照 ) による 2.6(2)-5

12 放射能測定法試料中の放射能の測定は ガンマーウェルカウンター (AUTOGAMMA5530 PerkinElmer) にて行った なお 一部の試料については TCA 処理を行い 未変化体を含む TCA 不溶性画分と 脱離した 125 I を含む TCA 可溶性画分に分離し TCA 不溶性画分の放射能濃度を測定した 放射能濃度は 125 I- 標識体当量に換算し ng eq./ml または ng eq./g で表示した HPLC による分析 [1] 分析条件 I- 標識体をラットに投与した後に採取した血漿および乳汁 ならびに 125 I- 標識体を添加して調製したラット血漿 肝臓 腎臓および胎盤ホモジネートを HPLC カラムを用いて分画し 各フラクションの放射能を測定した 分析条件は図 に示した HPLC クロマトグラム上 未変化の 125 I- 標識体が溶出される約 19 分のピーク ( 図 ) を 未変化体画分 とし 未変化体の割合を求めた 血漿と乳汁では その割合から未変化体濃度を求めた また 一部の試験では 代謝物画分についても試料中放射能量に対する割合を算出した cpm/fraction 180, , , , ,000 80,000 60,000 40,000 20, I- 標識体 時間 ( 分 ) 図 I- 標識体の HPLC クロマトグラム ( 分析条件 1) 分析条件 カラム : YMC-Pack ODS AM m mm (YMC) 移動相 : (A) 0.1% トリフルオロ酢酸水溶液 (B) 0.1% トリフルオロ酢酸 アセトニトリル溶液 グラジエント条件 : 時間 (min) B 濃度 (%) 流速 : 1 ml/min カラム温度 : 40 C UV 検出波長 : 225 nm 放射能検出 : 30 秒ごとに分取した各フラクションの放射能を測定 分析時間 : 50 min 2.6(2)-6

13 [2] 分析条件 I- 標識体をラットに投与した後に採取した血漿については ゲルろ過クロマトグラフィーによる分子量分布を検討した 分析条件は図 に示した クロマトグラム上で 未変化体は約 19 分をピークとして溶出された ( 図 ) 120, I- 標識体 100,000 cpm/fraction 80,000 60,000 40,000 20, 時間 ( 分 ) 図 I- 標識体のゲルろ過クロマトグラム ( 分析条件 2) 分析条件 カラム : TSKgel G2000SW mm( 東ソー ) 移動相 : 0.2 mol/l 塩化ナトリウム : アセトニトリル = 9:1 流速 : カラム温度 : UV 検出波長 : 放射能検出 : 分析時間 : 0.5 ml/min 室温 225 nm 30 秒ごとに分取した各フラクションの放射能を測定 30 min 2.6(2)-7

14 非標識化合物 被験物質本薬を用いた ただし イヌを用いた製剤の薬物動態を比較した試験では該当製剤を使用した 定量分析法 ELISA 法添付資料番号 ( 参考 ) ラット血漿中および尿中での本薬濃度については ヒト PTH(1-34) に特異的な 2 種の抗体を用いた ELISA キット (Immutopics 社 ) を用いて測定した 定量範囲を含むバリデーション試験結果の概要を表 に示した いずれの結果も基準範囲内で良好であったことから 本測定系をラットの薬物動態試験の定量法として使用した 一方 上記試料の安定性に関しては表 中の条件下においていずれも安定であることが示され 試料採取時から分析に至るまでの過程における本薬の安定性が保証された また 一部の薬物動態試験では ELISA キットの製品を変更したが ELISA キット変更に伴うパーシャルバリデーション試験を実施し 製品の変更に問題がないことを確認した なお 濃度は換算濃度として表示した 表 ELISA 法バリデーション試験結果の概要動物種ラット マトリクス血漿尿 検量線範囲 (ng/ml) 下限 上限 最低希釈倍数 *( 倍 ) 5 10 希釈可能倍数 ( 倍 ) 定量下限 (ng/ml) 測定内変動 測定間変動 安定性が保証された保存条件 精度 (%) 0.7~ ~5.5 真度 (%) 12.0~ ~10.8 精度 (%) 0.7~ ~19.1 真度 (%) 12.0~ ~14.1 室温 4 時間 2 時間 冷蔵 24 時間 24 時間 ** 冷凍 30 日間 4 ヵ月 凍結融解 3 回 3 回 * : マトリクスの影響を受けない希釈倍数 ** : 血漿は 20 Cおよび 80 C 尿は 30 C 定量限界は 検量線範囲と希釈倍数の積により定められる 2.6(2)-8

15 IRMA 法添付資料番号 ~5 イヌおよびサル血漿中での本薬濃度については ラット PTH の N 端を認識する 2 種の抗体を用いた IRMA キット (Immutopics 社 ) を用いて測定した 定量範囲を含むバリデーション試験結果の概要を表 に示した いずれの結果も基準範囲内で良好であったことから 本測定系をイヌおよびサルの薬物動態試験の定量法として使用した 一方 上記試料の安定性に関しては表 中の条件下においていずれも安定であることが示され 試料採取時から分析に至るまでの過程における本薬の安定性が保証された なお 濃度は換算濃度として表示した 表 IRMA 法バリデーション試験結果の概要 動物種 イヌ サル マトリクス 血漿 血漿 検量線範囲 (ng/ml) 下限 上限 最低希釈倍数 *( 倍 ) 1 1 希釈可能倍数 ( 倍 ) 定量下限 (ng/ml) 測定内変動 測定間変動 安定性が保証された保存条件 精度 (%) 1.0~ ~1.3 真度 (%) 6.7~ ~3.1 精度 (%) 1.0~ ~8.2 真度 (%) 5.4~ ~6.5 室温 4 時間 4 時間 冷蔵 24 時間 24 時間 ** 冷凍 * : マトリクスの影響を受けない希釈倍数 30 日間 90 日間 凍結融解 3 回 3 回 ** : 20 C および 80 C 定量限界は 検量線範囲と希釈倍数の積により定められる 2.6(2)-9

16 血清中抗体価測定法添付資料番号 本薬に対する血清中抗体価の測定は イヌの反復投与毒性試験にて実施した 測定系は ウサギの抗 PTH(1-34) 抗体を標準品として用い 抗原と酵素標識したプロテイン A を組み合わせた測定法を用いた 標準品の検量線より算出された投与前血清の抗体価に対して 反復投与後血清の抗体価が 2 倍以上になった場合を陽性と判断した 定量範囲を含むバリデーション試験結果の概要を表 に示した いずれの結果も基準範囲内で良好であったことから 本測定系をイヌの血清中抗体価測定法として使用した 一方 上記試料の安定性に関しては表 中の条件下においていずれも安定であることが示され 試料採取時から分析に至るまでの過程における安定性が保証された 表 血清中抗体価測定法のバリデーション試験結果の概要動物種イヌ マトリクス 検量線範囲 (ng/ml) 血清 下限 100 上限 5,000 最低希釈倍数 *( 倍 ) 100 希釈可能倍数 ( 倍 ) 5,000 定量下限 (ng/ml) 10,000 測定内変動 測定間変動 安定性が保証された保存条件 精度 (%) 真度 (%) 精度 (%) 真度 (%) 室温 冷蔵 冷凍 ** 凍結融解 *: マトリクスの影響を受けない希釈倍数 1.7~ ~ ~ ~3.5 4 時間 24 時間 60 日間 3 回 **: 20 C および 80 C 定量限界は 検量線範囲と希釈倍数の積により定められる 2.6(2)-10

17 吸収 単回投与時の吸収 ラット添付資料番号 , -2, -4 雌性 SD 系ラット ( 投与開始時 15 週齢 )( 以下 健常ラット ) および骨粗鬆症モデルである OVX ラット ( 同系同週齢 ) に 本薬 および 28.2 μg/kg(4 20 および 100 単位 /kg) を週 3 回 28 日間皮下投与し 血漿中の本薬濃度を測定した 初回投与時の血漿中濃度推移を図 に ノンコンパートメントモデルにて解析した薬物動態パラメータを表 に示した 健常ラットに本薬 1.1 μg/kg(4 単位 /kg) を初回皮下投与した際 血漿中濃度は t max ; 18.3 分で C max ; ng/ml に達し 投与後 1 時間には定量下限未満となった 一方 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を皮下投与した際の血漿中濃度は t max ; 6.67 分で C max ; ng/ml に達し t 1/2 ; 29.7 分で消失した 28.2 μg/kg(100 単位 /kg) を皮下投与した際の血漿中濃度は t max ; 18.3 分で C max ; ng/ml に達し t 1/2 ; 25.6 分で消失した C max および AUC all は投与量に比例して増加し 線形性が認められた ( 図 ) OVX ラットの初回投与時の薬物動態は いずれの投与量においても健常ラットの初回投与時の薬物動態に比べ大きな差は認められず 卵巣摘除による薬物動態への影響は無いものと考えられた また C max および AUC all には線形性が認められた ( 図 ) 以上の結果から ラットにおける本薬の薬物動態は 皮下より速やかに循環血中に移行した後 速やかに消失することが示され 1.1~28.2 μg/kg(4~100 単位 /kg) の用量範囲で線形性が認められた また OVX ラットの薬物動態と健常ラットの薬物動態に差異は認められなかった 血漿中濃度 (ng/ml) 単位 /kg ( 健常 ) 20 単位 /kg ( 健常 ) 100 単位 /kg ( 健常 ) 4 単位 /kg (OVX) 20 単位 /kg (OVX) 100 単位 /kg (OVX) 投与後時間 ( 分 ) 図 雌性健常ラットおよび OVX ラットに本薬を週 3 回 28 日間皮下投与した際の初回投与時の血漿中濃度推移平均値 + 標準偏差 n = 3 4 単位は 1.1 μg 20 単位は 5.6 μg 100 単位は 28.2 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-11

18 表 雌性健常ラット (a) および OVX ラット (b) に本薬を週 3 回 28 日間 皮下投与した際の初回投与時の薬物動態パラメータ (a) 健常ラット投与量 ( 単位 /kg) k el (/min) -* ± ± t 1/2 (min) -* 29.7 ± ± 10.1 t max (min) 18.3 ± ± ± 10.4 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 9.90 ± ± ± 256 AUC inf (ng min/ml) -* 76.7 ± ± 268 AUC all (ng min/ml) 13.4 ± ± ± 265 CL/F (ml/min/kg) -* 79.2 ± ± 155 MRT inf (min) -* 42.6 ± ± 9.5 (b) OVX ラット 投与量 ( 単位 /kg) k el (/min) -* ± ± t 1/2 (min) -* 28.3 ± ± 0.3 t max (min) 13.3 ± ± ± 0.0 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 11.3 ± ± ± 151 AUC inf (ng min/ml) -* 66.8 ± ± 148 AUC all (ng min/ml) 14.5 ± ± ± 152 CL/F (ml/min/kg) -* 107 ± ± 38.9 MRT inf (min) -* 40.9 ± ± 2.6 平均値 ± 標準偏差 n = 3 4 単位は 1.1 μg 20 単位は 5.6 μg 100 単位は 28.2 μg のテリパラチドに相当する *: 消失相において定量下限未満となったため 採用しなかった 2.6(2)-12

19 (a) C max 健常ラット 10 Cmax (ng/ml) y = x R 2 = 投与量 ( 単位 /kg) (b) AUC all 健常ラット AUC all (ng min/ml) y = x R 2 = 投与量 ( 単位 /kg) OVX ラット 10 Cmax (ng/ml) y = x R 2 = 投与量 ( 単位 /kg) OVX ラット AUC all (ng min/ml) y = x R 2 = 投与量 ( 単位 /kg) 図 雌性健常ラットおよび OVX ラットに本薬 4~100 単位 /kg を皮下投与した際の 初回投与時の C max (a) および AUC all (b) と投与量の相関性 平均値 ± 標準偏差 n = 3 回帰式は原点を通る一次式にて作成した 4 単位は 1.1 μg 20 単位は 5.6 μg 100 単位は 28.2 μg のテリパラチドに相当する つづいて 125 I- 標識体を雌性 SD 系ラット ( 投与時 11~12 週齢 ) に単回皮下投与した際の血漿中濃度推移を検討した 125 I- 標識体を本薬と共に 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) で雌性ラットに単回皮下投与し 血漿中の本薬濃度 (ELISA 法 ) と 総放射能濃度および TCA 不溶性画分の放射能濃度を測定した さらに 投与後 15 分 2 時間および 6 時間の血漿検体について HPLC 分析 ( 分析条件 1; 項 ) を行い 総放射能に占める未変化体の割合を求めた その結果 125 I- 標識体の血漿中総放射能濃度は 投与後 2 時間に C max ; ng eq./ml を示した後 t 1/2 ; 403 分で消失した TCA 不溶性画分中放射能濃度は総放射能濃度より低い濃度で推移した 一方 本薬の血漿中濃度は 投与後 15 分に C max ; ng/ml を示したのち t 1/2 ; 31.4 分で消失し 投与後 4 時間で定量下限未満となった [ 図 (a)] HPLC 分析の結果 投与後 15 分の血漿中には未変化体画分 ( 約 19 分 図 ) に放射性ピークが 23.9% 認められた 他に溶出時間 2 分前後に試料中放射能の 50.0% 12 分前後に 15.7% 18 分前後に 4.3% 検出された 投与後 2 時間および 6 時間では いずれも溶出時間 2 分前後に放射性ピークが認められたのみであった [ 図 (b)] この未変化体の割合から 未変化の 125 I- 標識体の血漿中濃度推移を求めると 本薬の血漿中濃度推移と類似した速やかな消失を示す結果が得られた 2.6(2)-13

20 すなわち 投与後 15 分の未変化の 125 I- 標識体濃度は ng eq./ml となり 投与後 2 時間および 6 時間では未変化の 125 I- 標識体は血漿中に認められなかった したがって 皮下投与された 125 I- 標識体は生体内で速やかに代謝を受け [ 125 I]-チロシンなどに経時的に低分子化されるものと考えられ 未変化の 125 I- 標識体の血漿中濃度推移は本薬と類似していることが示された (a) 血漿中濃度推移 本薬あるいは 125 I- 標識体血漿中濃度 (ng/ml あるいは ng eq./ml) I- 標識体 ; 総放射能 125 I- 標識体 ;TCA 不溶性画分 本薬 投与後時間 ( 時間 ) (b) HPLC クロマトグラム cpm/fraction cpm/fraction cpm/fraction 2,500 2,000 1,500 1, , ,000 投与後 2 時間 3,000 2,000 1, 時間 ( 分 ) 投与後 15 分 0 0 5, ,000 投与後 6 時間 3,000 2,000 1,000 図 ラットに 125 I- 標識体を単回皮下投与した際の血漿中濃度推移 (a) と HPLC クロマトグラム (b) (a) 平均値 + 標準偏差 n = 3 (b) 矢印は未変化体画分を示す イヌ添付資料番号 , 雌雄のビーグルイヌ ( 投与開始時 7~8 ヵ月齢 ) に本薬を 1 日 1 回および週 1 回 9 ヵ月間皮下投与し 血漿中の本薬濃度を測定した 1 日 1 回投与群の投与量は公比 4 で 0.7 および 2.8 μg/kg(2.5 および 10 単位 /kg) とし 週 1 回投与群は 1 日 1 回の投与量の 7 倍に相当する 4.9 および 19.8 μg/kg(17.5 および 70 単位 /kg) をそれぞれ投与した さらに 週 1 回投与群には 低用量群として公比 4 で 1.2 μg/kg(4.4 単位 /kg) 投与群を加えた 初回投与時の血漿中濃度推移を図 に ノンコンパートメントモデルにて解析した薬物動態パラメータを表 に示した イヌに初回皮下投与した際の本薬の血漿中濃度推移は 投与後 1 時間以内 (25.0~60.0 分 ) に C max に到達し t 1/2 ; 43.6~88.4 分で消失した 顕著な雌雄差は認められなかった C max および AUC last は投与量に比例して増加し 0.7~19.8 μg/kg(2.5~70 単位 /kg) で線形性が認められた ( 図 ) 2.6(2)-14

21 (a) 雄性イヌ (b) 雌性イヌ 血漿中濃度 (ng/ml) 血漿中濃度 (ng/ml) 投与後時間 ( 分 ) 2.5 単位 /kg 4.4 単位 /kg 10 単位 /kg 17.5 単位 /kg 70 単位 /kg 投与後時間 ( 分 ) 図 イヌに本薬を 1 日 1 回および週 1 回 9 ヵ月間皮下投与した際の初回投与時の 血漿中濃度推移 平均値 + 標準偏差 n = 3(70 単位 /kg 投与群のみ n = 5) 2.5 単位は 0.7 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 70 単位は 19.8 μg のテリパラチドに相当する (a) C max (b) AUC last Cmax (ng/ml) y = x R 2 = 投与量 ( 単位 /kg) AUC last (ng min/ml) 1, y = x R 2 = 投与量 ( 単位 /kg) 図 イヌに本薬 2.5~70 単位 /kg を皮下投与した際の初回投与時の C max および AUC last と投与量の相関性平均値 ± 標準偏差 n = 3(70 単位 /kg 投与群のみ n = 5) 回帰式は原点を通る一次式にて作成した 2.5 単位は 0.7 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 70 単位は 19.8 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-15

22 表 イヌに本薬を 1 日 1 回および週 1 回 9 ヵ月間皮下投与した際の初回投与時の 薬物動態パラメータ (a) 雄性イヌ 投与量 ( 単位 /kg) t 1/2 (min) 49.5 ± ± ± ± ± 7.0 t max (min) 40.0 ± ± ± ± ± 13.4 C max (ng/ml) ± ± ± ± ± AUC last (ng min/ml) 25.6 ± ± ± ± ± AUC inf (ng min/ml) 26.9 ± ± ± ± ± (b) 雌性イヌ 投与量 ( 単位 /kg) t 1/2 (min) 88.4 ± ± ± ± ± 7.1 t max (min) 30.0 ± ± ± ± ± 0.0 C max (ng/ml) ± ± ± ± ± AUC last (ng min/ml) 31.8 ± ± ± ± ± AUC inf (ng min/ml) 36.7 ± ± ± ± ± 平均値 ± 標準偏差 n = 3(70 単位 /kg 投与群のみ n = 5) 2.5 単位は 0.7 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 70 単位は 19.8 μg のテリパラチドに相当する サル添付資料番号 雌性カニクイザル ( 投与時 6~7 歳 ) に本薬 0.56 μg/kg(2 単位 /kg) を 10 分間単回静脈内持続投与 ならびに 0.56 および 5.6 μg/kg(2 および 20 単位 /kg) を単回皮下投与し 血漿中の本薬濃度を測定すると共に 薬物動態パラメータをノンコンパートメントモデルにて解析した サルに 10 分間静脈内持続投与した際 本薬の血漿中濃度は投与終了時にかけて上昇し C max ; ng/ml に達した後 t 1/2 ; 11.4 分で速やかに消失した 0.56 および 5.6 μg/kg(2 および 20 単位 /kg) を皮下投与した際 本薬の血漿中濃度は それぞれ投与後 30.0 および 21.0 分で C max ; および ng/ml に達した後 t 1/2 ; 32.0 および 30.5 分で消失した ( 図 表 ) 皮下投与時の C max および AUC は投与量に伴い増加した 皮下投与時の t 1/2 は静脈内持続投与時の t 1/2 と比較して緩やかであり 本薬は皮下投与時にフリップフロップ現象を示すと考えられた 0.56 μg/kg(2 単位 /kg) 投与時の AUC last より算出される BA は 81.3% であり 皮下から循環血中への吸収は良好であることが示された 2.6(2)-16

23 10.00 静脈内持続投与 (2 単位 /kg) 皮下投与 (2 単位 /kg) 皮下投与 (20 単位 /kg) 血漿中濃度 (ng/ml) 投与後時間 ( 分 ) 図 サルに本薬を単回皮下および静脈内持続投与した際の血漿中濃度推移 平均値 + 標準偏差 n = 5 2 単位は 0.56 μg 20 単位 /kg は 5.6 μg のテリパラチドに相当する 表 サルに本薬を単回皮下および静脈内持続投与した際の薬物動態パラメータ投与量 2 単位 /kg 2 単位 /kg 20 単位 /kg 用法静脈内持続皮下皮下 t 1/2 (min) 11.4 ± ± ± 3.2 t max (min) 8.0 ± ± ± 8.2 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 15.3 ± ± ± 48.7 AUC inf (ng min/ml) 15.9 ± ± ± 49.5 Vd (ml/kg) ± * -* CL** (ml/min/kg) 41.8 ± ± ± 10.9 MRT inf (min) 7.1 ± ± ± 5.6 BA (%) -* 81.3 ± *** 平均値 ± 標準偏差 n = 5 *: 該当せず **: 皮下投与時は CL/F ***: 算出せず 2 単位は 0.56 μg 20 単位 /kg は 5.6 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-17

24 イヌを用いた製剤間での薬物動態比較添付資料番号 ( 参考 ) 本剤の臨床開発過程において 本剤に含まれる添加剤が D-マンニトールから精製白糖 塩化ナトリウムに変更された 臨床開発初期においては D-マンニトールを用いた製剤 ( 以下 D-マンニトール製剤 ) を臨床試験に供していたが 19 年月以降は一部の臨床試験を除いて より保存安定性に優れた精製白糖 塩化ナトリウムを添加剤とした製剤 ( 以下 精製白糖 塩化ナトリウム製剤 ) を用いて 検証試験を含む主要な臨床試験を実施した ( 項 ) そこで 精製白糖 塩化ナトリウム製剤と D-マンニトール製剤の薬物動態を 雄性ビーグルイヌ ( 投与時約 16 ヵ月齢 ) を用いて 3 頭のクロスオーバー試験で比較検討した イヌに 28.2 μg (100 単位 ) 製剤を単回皮下投与し 血漿中の本薬濃度を経時的に測定した その結果 両製剤の血漿中濃度推移に差異はなく ( 図 ) 薬物動態パラメータの D-マンニトール製剤に対する精製白糖 塩化ナトリウム製剤の比は t max を除き 6 頭平均 100~104% と 薬物動態学的に同一プロファイルを示した ( 表 ) 血漿中濃度 (ng/ml) D-マンニトール製剤精製白糖 塩化ナトリウム製剤 投与後時間 ( 分 ) 図 イヌに 100 単位製剤を単回皮下投与した際の製剤間での比較 - 血漿中濃度推移 - 平均値 + 標準偏差 n = 6 1 群 3 頭のクロスオーバー 100 単位は 28.2 μg のテリパラチドに相当する 表 イヌに 100 単位製剤を単回皮下投与した際の製剤間での比較 - 薬物動態パラメータ - D- マンニトール製剤 精製白糖 塩化ナトリウム製剤 比 (%)* t 1/2 (min) 30.6 ± ± ± 24 t max (min) 30.0 ± ± ± 17 C max (ng/ml) 1.01 ± ± ± 26 AUC last (ng min/ml) 83.3 ± ± ± 11 AUC inf (ng min/ml) 84.6 ± ± ± 11 MRT inf (min) 61.0 ± ± ± 23 平均値 ± 標準偏差 n = 6 1 群 3 頭のクロスオーバー 100 単位は 28.2 μg のテリパラチドに相当する *: 精製白糖 塩化ナトリウム製剤の D- マンニトール製剤に対する比 2.6(2)-18

25 反復投与時の吸収 ラット 添付資料番号 雌性 SD 系ラット ( 投与開始時 15 週齢 )( 以下 健常ラット ) および OVX ラットに本薬 および 28.2 μg/kg(4 20 および 100 単位 /kg) を週 3 回 28 日間皮下投与し 血漿中の本薬濃度を測定した 最終投与時の血漿中濃度を初回投与時のものと比較した ( 図 ) また 薬物動態パラメータをノンコンパートメントモデルにて解析した結果を表 に示した その結果 健常ラット OVX ラット共に 初回投与時の薬物動態 ( 項 ) に比べ大きな差は認められず 反復投与による薬物動態への影響は小さいものと考えられた (a) 健常ラット 血漿中濃度 (ng/ml) 単位 /kg; 初回 20 単位 /kg; 初回 100 単位 /kg; 初回 4 単位 /kg; 最終 20 単位 /kg; 最終 100 単位 /kg; 最終 投与後時間 ( 分 ) (b) OVX ラット 10.0 血漿中濃度 (ng/ml) 単位 /kg; 初回 20 単位 /kg; 初回 100 単位 /kg; 初回 4 単位 /kg; 最終 20 単位 /kg; 最終 100 単位 /kg; 最終 投与後時間 ( 分 ) 図 健常ラット (a) および OVX ラット (b) に本薬を週 3 回 28 日間 皮下投与した後の血漿中濃度推移平均値 + 標準偏差 n = 3 4 単位は 1.1 μg 20 単位は 5.6 μg 100 単位は 28.2 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-19

26 表 健常ラット (a) および OVX ラット (b) に本薬を週 3 回 28 日間 皮下投与した後の薬物動態パラメータ (a) 健常ラット投与量 ( 単位 /kg) k el (/min) -* ± ± t 1/2 (min) -* 23.3 ± ± 0.8 t max (min) 18.3 ± ± ± 8.7 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 14.1 ± ± ± 113 AUC inf (ng min/ml) -* 101 ± ± 111 AUC all (ng min/ml) 17.3 ± ± ± 113 CL/F (ml/min/kg) -* 95.0 ± ± 33.7 MRT inf (min) -* 38.5 ± ± 4.7 (b) OVX ラット投与量 ( 単位 /kg) k el (/min) -* ± ± t 1/2 (min) -* 29.0 ± ± 0.9 t max (min) 18.3 ± ± ± 0.0 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 10.5 ± ± ± 43 AUC inf (ng min/ml) -* 109 ± ± 41 AUC all (ng min/ml) 13.5 ± ± ± 44 CL/F (ml/min/kg) -* 58.2 ± ± 12.9 MRT inf (min) -* 44.8 ± ± 3.8 平均値 ± 標準偏差 n = 3 4 単位は 1.1 μg 20 単位は 5.6 μg 100 単位は 28.2 μg のテリパラチドに相当する *: 消失相において定量下限未満となったため 採用しなかった 2.6(2)-20

27 イヌ添付資料番号 , 雌雄のビーグルイヌ ( 投与開始時 7~8 ヵ月齢 ) に本薬 0.7 および 2.8 μg/kg(2.5 および 10 単位 /kg) を 1 日 1 回 9 ヵ月間皮下投与し 血漿中の本薬濃度を初回投与時のものと比較した 薬物動態パラメータはノンコンパートメントモデルにて解析した その結果 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) の 1 日 1 回投与によって 3 ヵ月以降 C max および AUC last の増大が認められた 0.7 μg/kg (2.5 単位 /kg) の 1 日 1 回投与でもその傾向は認められたが 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) 投与ほど薬物動態の変動が顕著ではなかった [ 図 (a) (b) 表 (a) (b)] 次いで 雌雄のイヌに本薬 および 19.8 μg/kg( および 70 単位 /kg) を週 1 回 9 ヵ月間皮下投与し 血漿中濃度を初回投与時のものと比較した その結果 1.2 μg/kg(4.4 単位 /kg) 投与では反復投与による薬物動態の変動は顕著に認められなかったものの 4.9 μg/kg (17.5 単位 /kg) 19.8 μg/kg(70 単位 /kg) 投与と投与量が増すにつれ C max および AUC last は反復投与により増大する傾向にあった [ 図 (c)~(e) 表 (c)~(e)] そこで 反復投与による薬物動態の変動を投与頻度から考察するため 週当たりの投与量を基準に 1 日 1 回投与と週 1 回投与での薬物動態を比較した すなわち 0.7 μg/kg(2.5 単位 /kg) 1 日 1 回投与時の C max および AUC last を 7 倍し 0.7 μg/kg(2.5 単位 /kg) の 7 倍に相当する 4.9 μg/kg (17.5 単位 /kg) 週 1 回投与時の C max および AUC last と比較した 同様に 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) 1 日 1 回投与と 19.8 μg/kg(70 単位 /kg) 週 1 回投与を比較した その結果 4.9 μg/kg(17.5 単位 /kg) 週 1 回投与の方が 0.7 μg/kg(2.5 単位 /kg)1 日 1 回投与よりも C max および AUC last の反復投与による変動は小さく 同様の傾向が 19.8 μg/kg(70 単位 /kg) 週 1 回投与と 2.8 μg/kg(10 単位 /kg)1 日 1 回投与の比較でも認められた ( 図 ) なお 抗体価は全例で陰性であった 以上の結果から イヌに本薬を反復皮下投与した際 C max および AUC last の増大といった変動が 1 日 1 回 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) 投与で顕著に認められた しかしながら 週 1 回 19.8 μg/kg (70 単位 /kg) 投与や 1 日 1 回 0.7 μg/kg(2.5 単位 /kg) 投与では変動幅が小さかった すなわち 本薬の皮下投与の薬物動態は 投与量を下げることや投与間隔をあけることで反復投与による変動が小さくなることが示唆された 2.6(2)-21

28 (a) 2.5 単位 /kg 1 日 1 回 (b) 10 単位 /kg 1 日 1 回 血漿中濃度 (ng/ml) 血漿中濃度 (ng/ml) 投与後時間 ( 分 ) 投与後時間 ( 分 ) (c) 4.4 単位 /kg 週 1 回 (d) 17.5 単位 /kg 週 1 回 血漿中濃度 (ng/ml) 血漿中濃度 (ng/ml) 投与後時間 ( 分 ) 投与後時間 ( 分 ) (e) 70 単位 /kg 週 1 回 血漿中濃度 (ng/ml) 投与後時間 ( 分 ) 初回, 雄 初回, 雌 3ヵ月, 雄 3ヵ月, 雌 9ヵ月, 雄 9ヵ月, 雌 図 イヌに本薬を 1 日 1 回および週 1 回 9 ヵ月間皮下投与した際の血漿中濃度推移平均値 n = 3(70 単位 /kg 投与群のみ n = 5) 2.5 単位は 0.7 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 70 単位は 19.8 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-22

29 表 イヌに本薬を 1 日 1 回および週 1 回 9 ヵ月間皮下投与した際の (a) 2.5 単位 /kg 1 日 1 回 薬物動態パラメータ (1) 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 雄 t 1/2 (min) 49.5 ± ± ± 14.7 t max (min) 40.0 ± ± ± 17.3 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 25.6 ± ± ± 2.7 AUC inf (ng min/ml) 26.9 ± ± ± 6.5 雌 t 1/2 (min) 88.4 ± ± ± 4.7 t max (min) 30.0 ± ± ± 8.7 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 31.8 ± ± ± 9.8 AUC inf (ng min/ml) 36.7 ± ± ± 9.9 (b) 10 単位 /kg 1 日 1 回 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 雄 t 1/2 (min) 58.8 ± ± ± 24.9 t max (min) 40.0 ± ± ± 34.6 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 84.4 ± ± ± AUC inf (ng min/ml) 89.9 ± ± ± 雌 t 1/2 (min) 47.8 ± ± ± 7.9 t max (min) 60.0 ± ± ± 0.0 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) ± ± ± AUC inf (ng min/ml) ± ± ± 平均値 ± 標準偏差 n = 3(70 単位 /kg 投与群のみ n = 5) 2.5 単位は 0.7 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 70 単位は 19.8 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-23

30 表 イヌに本薬を 1 日 1 回および週 1 回 9 ヵ月間皮下投与した際の (c) 4.4 単位 /kg 週 1 回 薬物動態パラメータ (2) 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 雄 t 1/2 (min) 57.1 ± ± ± 7.4 t max (min) 50.0 ± ± ± 17.3 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 50.6 ± ± ± 6.4 AUC inf (ng min/ml) 54.0 ± ± ± 7.9 雌 t 1/2 (min) 43.6 ± ± ± 5.4 t max (min) 40.0 ± ± ± 17.3 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 48.0 ± ± ± 2.2 AUC inf (ng min/ml) 49.3 ± ± ± 1.5 (d) 17.5 単位 /kg 週 1 回 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 雄 t 1/2 (min) 51.1 ± ± ± 32.8 t max (min) 40.0 ± ± ± 8.7 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) ± ± ± 7.3 AUC inf (ng min/ml) ± ± ± 23.4 雌 t 1/2 (min) 50.4 ± ± ± 23.6 t max (min) 25.0 ± ± ± 0.0 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) ± ± ± 10.6 AUC inf (ng min/ml) ± ± ± 14.0 (e) 70 単位 /kg 週 1 回 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 雄 t 1/2 (min) 46.8 ± ± ± 4.9 t max (min) 36.0 ± ± ± 16.4 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) ± ± ± 86.5 AUC inf (ng min/ml) ± ± ± 97.3 雌 t 1/2 (min) 50.0 ± ± ± 8.3 t max (min) 30.0 ± ± ± 13.4 C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) ± ± ± 59.9 AUC inf (ng min/ml) ± ± ± 56.8 平均値 ± 標準偏差 n = 3(70 単位 /kg 投与群のみ n = 5) 2.5 単位は 0.7 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 70 単位は 19.8 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-24

31 (a) 2.5 単位 /kg 1 日 1 回投与と 17.5 単位 /kg 週 1 回投与の比較 C max Cmax (ng/ml) 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 2.5 単位 /kg 1 日 1 回 7 雄 2.5 単位 /kg 1 日 1 回 7 雌 17.5 単位 /kg 週 1 回 雄 17.5 単位 /kg 週 1 回 雌 AUC last (ng min/ml)... AUC last 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 (b) 10 単位 /kg 1 日 1 回投与と 70 単位 /kg 週 1 回投与の比較 C max Cmax (ng/ml) 初回 3ヵ月 9ヵ月 AUC last (ng min/ml)... AUC last 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 初回 3 ヵ月 9 ヵ月 10 単位 /kg 1 日 1 回 7 雄 10 単位 /kg 1 日 1 回 7 雌 70 単位 /kg 週 1 回 雄 70 単位 /kg 週 1 回 雌 図 本薬 1 日 1 回反復投与と週 1 回反復投与における週当たりの投与量を 標準化した場合の C max および AUC last の比較 1 日 1 回投与時の C max および AUC last は 7 倍した 平均値 n = 3(70 単位 /kg 投与群のみ n = 5) 2.5 単位は 0.7 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 70 単位は 19.8 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-25

32 分布 ラット単回投与時の組織内濃度添付資料番号 本薬はヒト PTH の分解産物である PTH(1-34) と同一構造であることから 組織分布および代謝は PTH(1-34) に類するものと考えられた PTH および PTH(1-34) 等の代謝には 腎臓および肝臓が関与していると報告されている 1-7) そこで 125 I- 標識体をラットに皮下投与し 本薬の肝臓および腎臓中への分布について推察した ただし in vitro での代謝の検討から 125 I- 標識体は血漿中では安定であるものの 肝臓および腎臓組織に 125 I- 標識体を添加すると その直後に 125 I- 標識体がほとんど分解されたこと ( 図 項 ) から 血漿についてのみ HPLC 分析 ( 分析条件 1; 項 ) にて検体中の未変化体の濃度を求め 血漿中未変化体濃度に対する組織濃度比を算出した 雄性 SD 系ラット ( 投与時 7 週齢 ) に 125 I- 標識体を本薬と共に 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) 単回皮下投与し 投与後 15 分 30 分 2 時間に血漿 肝臓および腎臓を採取した 総放射能濃度および TCA 不溶性画分中放射能濃度を測定し 血漿については HPLC 分析 ( 分析条件 1) にて検体中の未変化体の濃度を求めた その結果 血漿中未変化体濃度は投与後 15 分を C max として速やかに血漿から消失した 一方 肝臓では投与後 15 分で血漿中未変化体の 3.56 倍の総放射能濃度を示し 腎臓では投与後 15 分で血漿中未変化体の 倍の総放射能濃度を示した 肝臓に比べ腎臓では 3~4 倍の放射能濃度の分布を示した ( 図 ) いずれの組織も投与後 2 時間では 投与後 15 分 30 分と比較して放射能濃度が減少した 以上のことから 腎臓が本薬の主たる分布組織の一つであることが示された また in vitro での代謝の検討 ( 項 ) から 腎臓および肝臓に分布した本薬は速やかに代謝されるものと推察され 認められた組織内総放射能は分解物に由来するものと示唆された I- 標識体換算放射能濃度 (ng eq./g または ng eq./ml) 血漿 ( 未変化体 ) 肝臓 ( 総放射能 ) 肝臓 (TCA 不溶性 ) 腎臓 ( 総放射能 ) 腎臓 (TCA 不溶性 ) 投与後時間 ( 分 ) 図 ラットに 125 I- 標識体を単回皮下投与した際の放射能分布の推移 平均値 n = 3 2.6(2)-26

33 血漿蛋白結合添付資料番号 In vitro での血漿蛋白結合試験は実施しなかった 雄性 SD 系ラット ( 投与時 7 週齢 ) に 125 I- 標識体を本薬と共に 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) 投与し 血漿中放射能の分子量分布をゲルろ過クロマトグラフィー ( 分析条件 2; 項 ) により分析した その結果 投与後 15 分 30 分 2 時間のいずれの時点においても 未変化体より大きな分子量画分にピークは認められず 125 I- 標識体が血漿中でアルブミン等の血漿蛋白と結合していないことが推察された ( 図 ) なお 本分析では 卵白アルブミンは約 14 分に溶出されることが確認されている したがって 本薬は血漿蛋白とはほとんど結合しないものと示唆された cpm/fraction cpm/fraction cpm/fraction 3, , , , , 投与後 15 分 , , 投与後 30 分 6, , , , , , , , 投与後 2 時間 8, , , , , , , , 時間 ( 分 ) 図 ラットに 125 I- 標識体を皮下投与した際の血漿におけるゲルろ過クロマトグラム n = 3 の血漿をプールして分析した 125 I- 標識体 125 I- 標識体 (2)-27

34 血球移行性 添付資料番号 動物での血球移行性試験は実施しなかった ヒト血液に本薬をとして 0.5 ng/ml の濃度になるように添加し 血球移行性を in vitro で検討した ヒト血液での血球移行率は 37.0% R B は 1.0 であり ( 表 項 ) 本薬は血球 血漿画分とも同程度に分布することが示された 表 本薬の血球移行率 ( ヒト ) ボランティア No. Ht (%) 血球移行率 (%)* R B * 平均 NA Ht: ヘマトクリット R B : 血液 / 血漿濃度比 NA: 測定 ( または検討 ) せず *: 各被験者での平均値 (n = 3) 胎盤通過性添付資料番号 ( 参考 ) 胎盤通過性試験は実施しなかった ただし ラット胎盤組織にプロテアーゼインヒビター存在下で 125 I- 標識体を本薬と合わせて約 3 ng/ml の濃度になるように添加してホモジネートを調製し その上清を HPLC 分析 ( 分析条件 1; 項 ) した その結果 125 I- 標識体を添加した直後に 125 I- 標識体はほとんど分解され 12 分後に溶出されるピークになることが確認された ( 図 ) したがって 本薬は胎盤を通過したとしても そのほとんどが分解物に速やかに代謝されることが示唆された cpm/fraction 16, , , , , , , , I- 標識体 1.0% 時間 ( 分 ) 50 図 ラット胎盤に 125 I- 標識体を添加した直後のホモジネート上清の HPLC クロマトグラム 2.6(2)-28

35 代謝 In vitro における代謝添付資料番号 ( 参考 ) 雄性 SD 系ラットの肝臓および腎臓組織に 125 I- 標識体を本薬と合わせて約 3 ng/ml の濃度になるように添加してホモジネートを調製し その上清を HPLC 分析 ( 分析条件 1; 項 ) することで 肝臓および腎臓中の代謝物を検討した その結果 肝臓ホモジネートおよび腎臓ホモジネート中に 125 I- 標識体は添加直後で 1.2% 以下とほとんど認められなかった ( 図 ) したがって 皮下投与後に肝臓および腎臓に分布した本薬は速やかに低分子の分解物へと代謝されることが示唆された 一方 同ラットの血漿に同量の 125 I- 標識体および本薬を添加し その上清の HPLC 分析を行ったところ 未変化体の割合は 94.9% であり 本薬は血漿中で安定であることが示された cpm/fraction cpm/fraction 16, , 肝臓 12, , , , , , I- 標識体 1.2% , , 腎臓 8, , , , , , , , I- 標識体 0.6% 時間 ( 分 ) 図 ラット組織に 125 I- 標識体を添加した直後のホモジネート上清の HPLC クロマトグラム In vivo における代謝添付資料番号 雄性 SD 系ラット ( 投与時 7 週齢 ) に 125 I- 標識体を本薬と共に 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) 単回皮下投与し 血漿中の代謝物を HPLC 分析 ( 分析条件 1; 項 ) により検討した 血漿中総放射能に占める未変化体の割合は投与後 15 分で 36.0% 30 分で 13.0% 投与後 2 時間では 0.6% と減少し 低分子分解物と考えられるピークが経時的に増加した ( 図 ) 2.6(2)-29

36 cpm/fraction cpm/fraction cpm/fraction 3,000 2,500 2,000 1,500 1, % 68.4% 14.5% 9.4% 2.8% 2.1% 3.0% 1.0% 125 I- 標識体 36.0% 125 I- 標識体 13.0% 投与後 15 分 ,000 投与後 30 分 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, ,000 8,000 投与後 2 時間 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, % 125 I- 標識体 0.6% 時間 ( 分 ) 図 ラットに 125 I- 標識体を単回皮下投与した際の血漿における HPLC クロマトグラム n = 3 の血漿をプールして分析した 薬物代謝酵素誘導および阻害作用 薬物代謝酵素誘導 (in vitro 試験 ) 添付資料番号 非凍結ヒト初代培養肝細胞 (3 個体 ) を用いて 本薬によるヒト CYP 分子種に対する酵素誘導作用を評価した 本薬の濃度はとして 0.3 ng/ml から 公比約 3 で 1 および 3 ng/ml とし 陽性対照に対する酵素活性の割合を算出した その結果 酵素活性の陽性対照に対する割合は 本薬の濃度にかかわらず CYP1A2 では 0.0% CYP3A4 では 0.3~0.7% であった ( 表 ) したがって 本薬は 3 ng/ml まで いずれの分子種 (CYP1A2 および CYP3A4) に対しても誘導作用を有しないものと考えられた ( 項 ) 2.6(2)-30

37 表 非凍結ヒト初代培養肝細胞を用いた本薬の CYP 代謝酵素誘導作用酵素活性値 (pmol/mg protein/hr) [ 陽性対照に対する割合 (%)] CYP 分子種本薬濃度 (ng/ml) * ** 陰性対照陽性対照 ,007 CYP1A2 [0.0] [0.0] [0.0] [0.0] [100] ,490 CYP3A4 [0.0] [0.3] [0.3] [0.7] [100] 3 個体の平均値 各個体で 3 回測定 *: 陰性対照 0.1% DMSO/ 0.001% BSA/ 1% 生理食塩水 **: 陽性対照 CYP1A2; 20 μmol/l β-naphthoflavone CYP3A4; 10 μmol/l Rifampicin 本薬および陽性対照による細胞毒性は認められなかった 薬物代謝酵素阻害添付資料番号 凍結ヒト肝細胞を用いて ヒト CYP 分子種に対する本薬の酵素阻害作用を評価した 本薬の濃度はとして 0.3 ng/ml から 公比約 3 で 1 および 3 ng/ml とし 本薬未添加時の薬物代謝酵素の残存活性を 100% としたときの活性残存率を算出した その結果 最高濃度 3 ng/ml 添加時の CYP 分子種の活性残存率は CYP1A2 CYP2C9 CYP2C19 CYP2D6 および CYP3A4 でそれぞれ 101.6% 98.1% 102.1% 116.7% および 102.5% であった ( 図 ) したがって 本薬は 3 ng/ml まで いずれの分子種 (CYP1A2 CYP2C9 CYP2C19 CYP2D6 および CYP3A4) に対しても阻害作用を有しないものと考えられた ( 項 ) 120 活性残存率 (%) CYP1A2 CYP2C9 CYP2C19 CYP2D6 CYP3A 本薬濃度 (ng/ml) 図 凍結ヒト肝細胞を用いた本薬の CYP 代謝酵素阻害作用平均値 n = 3 典型的阻害剤の活性残存率は 13.4%~22.3% であった 2.6(2)-31

38 排泄 尿中排泄添付資料番号 ( 参考 ) 雄性 SD 系ラット ( 投与時 7 週齢 ) に本薬 μg/kg(400 単位 /kg) を単回皮下投与し 投与後 0~8 時間の尿を採取した 尿中の本薬濃度を ELISA 法で測定したところ 尿中濃度は定量下限未満となり 尿中排泄率は投与量に対して 0.01% 未満となった したがって 本薬は未変化体のままでは尿中へ排泄されないことが示された 乳汁中排泄添付資料番号 哺育中の SD 系ラット ( 投与時 11 週齢 ) に 125 I- 標識体を本薬と共に 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) 単回皮下投与し 投与後 15 分 30 分 2 時間の乳汁および血漿を採取した これらの試料を HPLC 分析 ( 分析条件 1; 項 ) し 試料中の未変化体の割合から 未変化体濃度を求めた その結果 乳汁中に放射能濃度は認められたものの HPLC 分析ではいずれの時点においても未変化体画分にピークを認めず 未変化体の乳汁中への移行は認められなかった ( 表 ) 以上の結果より 本薬は未変化体として乳汁中へ移行しないことが示唆された 表 哺育中ラットに 125 I- 標識体を単回皮下投与した際の未変化体の乳汁移行性 15 分 30 分 2 時間 血漿未変化体濃度 (ng eq./ml) 未変化体濃度 (ng eq./ml) ND ND ND 乳汁血漿に対する割合 (%) ND: 定量または検出限界以下 薬物動態学的薬物相互作用本薬はポリペプチドであり 組織中代謝物での検討結果から 生体内で速やかに分解を受け 代謝されると推察された さらに ヒト CYP 代謝酵素の阻害作用は認められず ヒト CYP 代謝酵素の誘導作用もなかったことから 薬物動態学的薬物相互作用を引き起こす可能性は低いと考えられた 2.6(2)-32

39 その他の薬物動態試験 腎機能障害モデルラットでの薬物動態添付資料番号 , -2( 参考 ), -3( 参考 ) 腎機能が本薬の薬物動態に及ぼす影響を考察するため 以下に示す 2 種のモデルラット ( いずれも雄性 SD 系ラット 投与時 10 週齢 ) を用いて検討を行った 急性腎不全モデルラットでの薬物動態グリセロールで誘発した腎機能障害モデルラット ( 以下 急性腎不全モデルラット ) に 本薬 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を単回皮下投与し 血漿中の本薬濃度を測定した ラットに 50% グリセロール溶液 10 ml/kg を両側の下腿部筋肉内に半量ずつ投与し その 24 時間後に血清 BUN およびクレアチニン濃度が無処置ラットに比べ顕著に上昇したことを確認 ( 表 ) した後に本薬を投与した 急性腎不全モデルラットの血漿中濃度推移は 無処置ラットの血漿中濃度推移に比べ t max の遅延 t 1/2 の延長および AUC の増大が認められた ( 図 ) すなわち 無処置ラットの t max が 22.5 分であったのに対し 急性腎不全モデルラットでは 52.5 分と延長し t 1/2 は無処置ラットでは 24.2 分であったのに対し 急性腎不全モデルラットでは 66.6 分であった 急性腎不全モデルラットの C max は無処置ラットの同パラメータの 131% であったが AUC last は 277% AUC inf は 322% と大きく増大した CL/F は無処置ラットの 32% に低下した ( 表 ) 表 急性腎不全モデルラットの血清 BUN およびクレアチニン 無処置ラット 急性腎不全モデルラット BUN (mg/dl) 15.9 ± ± 5.5 クレアチニン (mg/dl) 0.16 ± ± 0.27 平均値 ± 標準偏差 n = 4 血漿中濃度 (ng/ml) 無処置ラット急性腎不全モデルラット 投与後時間 ( 分 ) 図 急性腎不全モデルラットに本薬 20 単位 /kg を単回皮下投与した際の 血漿中濃度推移平均値 + 標準偏差 n = 4 20 単位は 5.6 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-33

40 表 急性腎不全モデルラットに本薬 20 単位 /kg を 単回皮下投与した際の薬物動態パラメータ 無処置ラット急性腎不全モデルラット比 (%)* k el (/min) ± ± t 1/2 (min) 24.2 ± ± t max (min) 22.5 ± ± C max (ng/ml) ± ± AUC last (ng min/ml) 167 ± ± AUC inf (ng min/ml) 180 ± ± CL/F (ml/min/kg) 34.6 ± ± MRT inf (min) 46.0 ± ± 平均値 ± 標準偏差 n = 4 20 単位は 5.6 μg のテリパラチドに相当する *: 急性腎不全モデルラットの無処置ラットに対する比 慢性腎不全モデルラットでの薬物動態腎臓を 5/6 摘出したラット ( 以下 慢性腎不全モデルラット ) に 本薬 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を単回皮下投与し 血漿中の本薬濃度を測定した 慢性腎不全モデルラットは 7 ~8 週齢にかけて腎臓の 5/6 を摘出後 9 週齢にて血清 BUN およびクレアチニン濃度を測定し それらが無処置ラットおよび偽手術ラットに比べ顕著に上昇していることを確認 ( 表 ) した後に 10 週齢で本薬を投与した 慢性腎不全モデルラットの血漿中濃度推移は 偽手術ラットの血漿中濃度推移に比べ C max および AUC が増大した ( 図 ) すなわち 慢性腎不全モデルラットの C max は偽手術ラットの同パラメータの 314% に AUC last は 593% AUC inf は 383% と血漿中濃度が大きく増大した CL/F は偽手術ラットの 27% に低下した 一方で 慢性腎不全モデルラットの t 1/2 は 偽手術ラットの t 1/2 とほとんど変わらなかった ( 表 ) 表 慢性腎不全モデルラットの血清 BUN およびクレアチニン 無処置ラット偽手術ラット慢性腎不全モデルラット BUN (mg/dl) 19.6 ± ± ± 23.1 クレアチニン (mg/dl) 0.22 ± ± ± 0.32 平均値 ± 標準偏差 n = 5 2.6(2)-34

41 血漿中濃度 (ng/ml) 無処置ラット 偽手術ラット 慢性腎不全モデルラット 投与後時間 ( 分 ) 図 慢性腎不全モデルラットに本薬 20 単位 /kg を単回皮下投与した際の 血漿中濃度推移 平均値 + 標準偏差 n = 5 20 単位は 5.6 μg のテリパラチドに相当する 表 慢性腎不全モデルラットに本薬 20 単位 /kg を単回皮下投与 した際の薬物動態パラメータ 慢性腎不全モデル比無処置ラット偽手術ラットラット (%)* k el (/min) ± ± ± t 1/2 (min) 50.3 ± ± ± t max (min) 17.0 ± ± ± C max (ng/ml) ± ± ± AUC last (ng min/ml) 25.7 ± ± ± AUC inf (ng min/ml) 42.9 ± ± ± CL/F (ml/min/kg) 144 ± ± ± MRT inf (min) 78.9 ± ± ± 平均値 ± 標準偏差 n = 5 20 単位は 5.6 μg のテリパラチドに相当する *: 慢性腎不全モデルラットの偽手術ラットに対する比 以上の結果より 急性および慢性腎不全モデルラットでは AUC の増大をはじめとして薬物動態に変動が認められたことから 腎機能障害は本薬の薬物動態に影響を与えることが推察された 両モデルラットでは本薬のクリアランスが低下したが 一方で 投与された本薬は未変化体として尿中に排泄されないこと ( 項 ) が示されており 腎臓は 本薬の排泄組織ではなく代謝組織として重要な役割を担うことが推察された なお 腎臓を 1/2 摘出したラットに 本薬 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を単回皮下投与し 薬物動態を検討したところ CL/F は無処置ラットの約 80% であり 慢性腎不全モデルラットほど 2.6(2)-35

42 の薬物動態の変動は認められなかった このことから 1/2 程度の腎摘出であれば 本薬のクリアランスに与える影響は小さく 本薬の薬物動態は大きく変動しないことが示された 肝機能障害モデルラットでの薬物動態添付資料番号 四塩化炭素で誘発した肝機能障害モデルラット ( 以下 肝障害モデルラット )( 雄性 SD 系ラット 投与時 10 週齢 ) に 本薬 5.6 μg/kg(20 単位 /kg) を単回皮下投与し 血漿中の本薬濃度を測定した ラットに媒体で調製した四塩化炭素 400 mg を 1 日 1 回 4 日間腹腔内投与し 血漿中 AST および ALT の値から 肝障害が惹起されたことを確認 ( 表 ) した後に 本薬を投与した 対照群には四塩化炭素の代わりに媒体のみを 4 日間腹腔内投与した ( 以下 媒体投与ラット ) 肝障害モデルラットの血漿中濃度推移は 媒体投与ラットのものと差異は無く 肝障害モデルラットの C max は媒体投与ラットの同パラメータの 108% AUC last は 90% AUC inf は 92% であった ( 図 表 ) したがって 本薬の薬物動態に肝機能障害はほとんど影響しないことが示された 表 肝障害モデルラットの血漿中 AST および ALT 媒体投与ラット 肝障害モデルラット AST (IU/L) 96 ± ± 270 ALT (IU/L) 40 ± ± 300 平均値 ± 標準偏差 n = 5 血漿中濃度 (ng/ml) 媒体投与ラット 肝障害モデルラット 投与後時間 ( 分 ) 図 肝障害モデルラットに本薬 20 単位 /kg を単回皮下投与した際の血漿中濃度推移平均値 + 標準偏差 n = 5 20 単位は 5.6 μg のテリパラチドに相当する 2.6(2)-36

43 表 肝障害モデルラットに本薬 20 単位 /kg を単回皮下投与した際の 薬物動態パラメータ 媒体投与ラット 肝障害モデルラット 比 (%)** k el (/min) ± ± * 90 t 1/2 (min) 25.7 ± ± 2.5* 107 t max (min) 15.0 ± ± C max (ng/ml) ± ± AUC last (ng min/ml) 109 ± ± AUC inf (ng min/ml) 120 ± ± 15* 92 CL/F (ml/min/kg) 51.7 ± ± MRT inf (min) 40.8 ± ± 11.1* 112 平均値 ± 標準偏差 n = 5 20 単位は 5.6 μg のテリパラチドに相当する *: 平均値 ± 標準偏差 n = 3 **: 肝障害モデルラットの媒体投与ラットに対する比 2.6(2)-37

44 考察および結論本薬の非臨床薬物動態試験では 薬理試験および毒性試験で用いた動物種であるラット イヌおよびサルにおける単回投与時および反復投与時の薬物動態を検討した 本薬の単回皮下投与時の薬物動態は いずれの動物種においても投与後速やかに C max に到達し 1 時間以内の t 1/2 で消失した また サルにおける静脈内持続投与時の t 1/2 が約 10 分であったことから 皮下投与時の薬物動態はフリップフロップ現象を示すと考えられた このとき BA は約 80% と高く 皮下からの吸収は良好であった ラットにおいては 28.2 μg/kg(100 単位 /kg) まで イヌにおいては 19.8 μg/kg(70 単位 /kg) まで線形性が認められた 薬物動態に雌雄差 OVX による差は顕著に認められなかった 本薬の反復皮下投与時の薬物動態は イヌに 2.8 μg/kg(10 単位 /kg) を 1 日 1 回 9 ヵ月間投与した際 初回投与と比べて C max および AUC last の増大といった反復投与による変動が顕著に認められた しかしながら その 7 回分に相当する 19.8 μg/kg(70 単位 /kg) を週 1 回投与した場合 および低用量の 0.7 μg/kg(2.5 単位 /kg) の 1 日 1 回投与した場合では その変動幅は小さくなった すなわち 本薬の皮下投与は 投与量を下げることや投与間隔をあけることで反復投与による薬物動態の変動が小さくなった ラットでは 28.2 μg/kg(100 単位 /kg) を週 3 回 28 日間の反復投与で薬物動態は変わらないことが示された なお ヒトにおいても 骨粗鬆症患者に 56.5 μg(200 単位 ) を週 1 回 24 週間反復皮下投与した際 薬物動態は顕著に変動しなかった ( 項 ) ヒト PTH および PTH(1-34) 等の代謝には腎臓および肝臓が関与しているとの報告があり 本薬の組織分布および代謝は PTH(1-34) に類するものと考えられたため 腎臓および肝臓での本薬の分布および代謝について 活性を保持した 125 I- 標識体を用いて推察した その結果 肝臓では投与後 15 分で血漿中未変化体濃度の 3.56 倍の総放射能濃度を示し 腎臓では投与後 15 分で血漿中未変化体濃度の 倍の総放射能濃度を示した 肝臓に比べ腎臓には 3~4 倍の放射能濃度の分布を示し 腎臓が分布組織の一つとして重要であることが示された また in vitro での検討から 本薬は肝臓および腎臓で速やかに分解されるものと推定され 肝臓および腎臓に分布した放射能は代謝 ( 分解 ) 物と推察された ラットでの検討から本薬は未変化体では尿中に排泄されず ( 投与量に対して 0.01% 未満 ) また 本薬のポリペプチドという構造上 胆汁への排泄は考えがたいことから 本薬は代謝臓器にてほとんどが分解され 体内から消失するものと推察された 以上の結果を併せて考えると 皮下投与された本薬は良好かつ速やかに循環血中へ移行した後 肝臓および腎臓に分布し 速やかに分解されるものと推察された 腎臓は 排泄臓器ではなく 主たる分布および代謝臓器として関与していると考えられた 本薬は血漿蛋白とはほとんど結合しないものと示唆された また ヒトでの血球移行率は 37.0% R B は 1.0 であり 本薬は 血液中で血球画分 / 血漿画分によらず ほぼ均等に分布することが示された さらに 本薬にはヒト CYP 代謝酵素の阻害および誘導作用は認められなかったことから 薬物動態学的薬物相互作用を引き起こす可能性は低いと考えられた 本薬は胎盤組織においても速やかに分解されることが示唆され 未変化体としての胎盤通過性は低いものと推察された また 哺育中ラットを用いた検討から本薬は未変化体として乳汁中に移行しないと示唆された 本薬の薬物動態は腎機能障害モデルにおいて影響を受け 特にクリアランスの顕著な低下に伴う AUC の増大が認められた このことからも 腎臓は本薬の代謝に重要な組織であること 2.6(2)-38

45 が推察された ただし ヒトにおいて腎機能障害者の薬物動態を検討したところ 高度腎機能障害者においても C max および AUC は顕著に変動せず 腎機能障害者に対して用法 用量を調節する必要はないものと考えられた ( 項 ) また 肝機能障害はラットにおいて 本薬の薬物動態にほとんど影響を与えなかった 本薬は肝臓だけでなく腎臓でも代謝されたことから 本薬の代謝に占める肝代謝の割合は大きくないと考えられた 図表 図表は 本文中の適切な箇所に記載した 文献一覧 1) Bringhurst FR, Stern AM, Yotts M, Mizrahi N, Segre GV, Potts JT Jr. Peripheral metabolism of PTH: fate of biologically active amino terminus in vivo. Am J Physiol. 1988; 255: E ) Bergeron JJM, Tchervenkov S, Rouleau MF, Rosenblatt M, Goltzman D. In vivo demonstration of receptors in rat liver to the amino-terminal region of parathyroid hormone. Endocrinology. 1981; 109: ) Rouleau MF, Warshawsky H, Goltzman D. Parathyroid hormone binding in vivo to renal, hepatic, and skeletal tissues of the rat using a radioautographic approach. Endocrinology. 1986; 118: ) Daugaard H, Egfjord M, Lewin E, Olgaard K. Metabolism of N-terminal and C-terminal parathyroid hormone fragments by isolated perfused rat kidney and liver. Endocrinology. 1994; 134: ) Segre GV, D'Amour P, Hultman A, Potts JT Jr. Effects of hepatectomy, nephrectomy, and nephrectomy/uremia on the metabolism of parathyroid hormone in the rat. J Clin Invest. 1981; 67: ) Martin KJ, Hruska KA, Freitag JJ, Klahr S, Slatopolsky E. The peripheral metabolism of parathyroid hormone. N Engl J Med. 1979; 301: ) Daugaard H. Peripheral metabolism of parathyroid hormone. Studies with isolated perfused kidneys and livers from normal and uremic rats. Dan Med Bull. 1996; 43: (2)-39

46 2.6(2)-40

47 2.6.5 薬物動態試験の概要表

48 2.6.5 薬物動態試験の概要表 薬物動態試験一覧表 (1) 試験の種類試験系被験物質投与法 単回皮下投与時の血漿中濃度 健常ラット OVX a) ラット 単回皮下 投与量 ( 単位 /kg) 実施施設試験番号記載箇所 単回皮下投与時の血漿中濃度 健常ラット 125 b) I- 標識体 単回皮下 (2)-41 吸収 単回皮下投与時の血漿中濃度 単回皮下投与時の血漿中濃度 単回静脈内持続投与時の血漿中濃度 製剤間での薬物動態比較 反復皮下投与時の血漿中濃度 反復皮下投与時の血漿中濃度 イヌ サル サル イヌ 健常ラット OVX a) ラット イヌ D-マンニトール製剤 / 精製白糖 塩化ナトリウム製剤 単回皮下 単回皮下 20 / 旭化成ファーマ ( 株 ) 単回静脈内持続 2 単回皮下 反復皮下週 3 回 28 日間 反復皮下 1 日 1 回 9 ヵ月間 反復皮下週 1 回 9 ヵ月間 100 ( 単位 / 頭 ) / FT1A 旭化成 ( 株 ) FT1A ( 参考 ) 単位は 0.56 μg 2.5 単位は 0.7 μg 4 単位は 1.1 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 20 単位は 5.6 μg 70 単位は 19.8 μg 100 単位は 28.2 μg 400 単位は μg のテリパラチドに相当する a) OVX: 卵巣摘除 b) 125 I- 標識体 : [ 125 I]-[Nle 8,18, Tyr 34 ]-parathyroid hormone 1-34 (h) 薬物動態試験の概要表

49 薬物動態試験一覧表 (2) 試験の種類試験系被験物質投与法 投与量 ( 単位 /kg) 実施施設試験番号記載箇所 単回投与時の組織内濃度 ラット 125 a) I- 標識体 単回皮下 分布 血球移行性 ヒト In vitro In vitro における代謝 ラット 125 a) I- 標識体 In vitro ( 参考 ) In vivo における代謝 ラット 125 a) I- 標識体 単回皮下 (2)-42 代謝 排泄 薬物代謝酵素誘導作用薬物代謝酵素阻害作用単回投与時の尿中排泄単回投与時の乳汁中排泄急性腎不全モデルでの薬物動態 ヒト ヒト ラット ラット グリセロール投与ラット 125 a) I- 標識体 In vitro In vitro 単回皮下 400 旭化成ファーマ ( 株 ) FT1A ( 参考 ) 単回皮下 単回皮下 20 旭化成ファーマ ( 株 ) FT1A ( 参考 ) 薬物動態試験の概要表 その他 慢性腎不全モデルでの薬物動態 1/2 腎臓摘出モデルでの薬物動態 5/6 腎臓摘出ラット 1/2 腎臓摘出ラット 単回皮下 単回皮下 20 旭化成ファーマ ( 株 ) FT1A ( 参考 ) 肝機能障害モデルでの薬物動態 四塩化炭素投与ラット 単回皮下 単位は 0.56 μg 2.5 単位は 0.7 μg 4 単位は 1.1 μg 4.4 単位は 1.2 μg 10 単位は 2.8 μg 17.5 単位は 4.9 μg 20 単位は 5.6 μg 70 単位は 19.8 μg 100 単位は 28.2 μg 400 単位は μg のテリパラチドに相当する a) 125 I- 標識体 : [ 125 I]-[Nle 8,18, Tyr 34 ]-parathyroid hormone 1-34 (h)

50 分析方法およびバリデーション試験 生体試料 由来 試料 定量対象 測定法 検量線範囲 (ng/ml) 希釈可能 a) 倍数 ( 倍 ) 測定内変動測定間変動安定性が保証された保存条件 精度 (%) 真度 (%) 精度 (%) 真度 (%) b) 凍結室温冷蔵冷凍融解 実施施設 試験番号 記載箇所 ラット 血漿 ELISA 法 0.040~ ~ ~ ~ ~ ~ 時間 24 時間 30 日間 3 回 ラット 血漿 ELISA 法 ( 高感度 ) 0.050~ ~ ~ ~ ~ ~ 1.0 NA NA NA NA (2)-43 テリパ ラット 尿 ラチド ELISA 法 酢酸塩 イヌ血漿 IRMA 法 サル血漿 IRMA 法 イヌ 血清 抗テリパラチド抗体 ELISA 法 0.100~ ~ ~ ~ 5,000 10~ 100 1~ 20 1~ ~ 5, ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 時間 24 時間 4 ヵ月 3 回 旭化成ファーマ ( 株 ) FT1C ( 参考 ) 4 時間 24 時間 30 日間 3 回 時間 24 時間 90 日間 3 回 時間 24 時間 60 日間 3 回 薬物動態試験の概要表 NA: 測定 ( または検討 ) せず a) 最小値はマトリクスの影響を受けない希釈倍数 b) 血漿は 20ºC および 80ºC 尿は 30ºC 定量限界は 検量線範囲と希釈倍数の積により定められる

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