モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特性と
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- やすもり うばら
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1 パラフィン切片を用いた免疫組織染色の結果の解釈 東京医科大学病理診断学 向井清 免疫組織化学 特に酵素抗体法は病理診断や形態学的研究に広く用いられている 免疫組織化学は生体内の物質 ( 抗原 ) の存在と分布を生物試薬 ( 抗体 酵素 ) を用いて高感度に かつ特異性高く検出する方法である ( 表 1) その特徴として 1) 手技的に易しい 2) 応用範囲が広い ( 生化学的情報 形態情報 ) 3) 生物学的 病理学的に重要な情報を提供する 4) 生物学的試薬を用いるので通常の方法とは異なった注意がいる などがあげられる 免疫組織化学染色は新鮮凍結切片から細胞診検体 固定組織のパラフィン切片まで検体の種類をあまり選ばないという長所もある 酵素抗体法による免疫染色は通常の病理診断に用いられるホルマリン固定パラフィン包埋組織が使えるために その応用範囲は非常に広い しかし ホルマリン固定組織であるために起こりうるアーチファクトなどに十分な注意を払わないと染色に失敗したり あるいは染色結果の解釈を誤ることがある ( 表 2) 結果の解釈には二面性がある まず一般的な DAB で発色したときに茶色に染色されている部分が本当に陽性であるのか ホルマリン固定組織を用いた場合には多くのアーチファクトにより 偽陽性や偽陰性が生じうる 従って染色自体が陽性であるのかどうかをきちんと検定する必要がある 次に陽性である場合あるいは陰性である場合 それが生物学的にどういう意義があるのかを明らかにする必要がある 表 1 酵素抗体法で染色可能な抗原 細胞の産生/ 分泌物 増殖細胞抗原 細胞特異抗原( 分化マーカー ) 癌遺伝子産物 ホルモン/ ホルモンレセプター 病原微生物 細胞間基質 免疫複合体など 表 2 パラフィン切片を用いる際の留意事項 固定 / 包埋による抗原の変化 抗体の浸透と反応性 検出法の感度 結果の解釈 A. 染色の感度 特異性などまず ホルマリン固定組織について回る諸問題について解説する Ⅰ. 固定の影響とそれに対する対策組織の固定は自己融解を止め 組織や細胞の形態を保持するとともに 抗原が細胞内や組織内で移動することを防ぐために行われる ( 表 3) 通常の組織学的検索に用いられるホルマリン固定は形態の保持には優れているが 抗原性の保持という点からは理想的な固定液とはいえない そこでホルマリン以外にもアルコールなどが固定液として用いられているが 形態保持に優れ すべての抗原の抗原性を保存できるような固定法はまだない ホルマリン固定組織では染色が不可能あるいは困難な抗原があり 常に偽陰性という可能性がついて回る 固定の影響について十分な理解がないと結果の解釈を正しくできないことも起こりうる 固定の影響を克服するにはいくつかの方法が考えられる まず ホルマリン固定の影響を受けないエピトープを認識する抗体を用いるということが考えられる 現在は実に多くのモノクローナル抗体が入手可能となり 一つの抗原を認識する抗体でも 認識するエピトープは異なっているものが多く作製されている その中で固定の影響を受けにくいエピトープを認識する抗体を選択することにより 偽陰性を減らすことが可能となる 2 番目の対応としてホルマリン固定により抗体との反応性が減弱した抗原の反応性を賦活化するという方法がある ( 表 4) この方法のはしりは 1970 年代に導入された消化酵素を用いた切片の消化による方法 (Protease-induced epitope retrieval, PIER) である トリプシン ペプシンなどによる切片の消化が免疫染色の前に行われた この方法は有効な場合もあるが 酵素の力価 -1-
2 がロットにより異なり切片自体が消化されてガラスからはがれたり あるいは染色結果が安定しないなどの問題があった 1990 年代に導入されたマイクロウェーブ照射による高熱を用いた抗原賦活化法は 簡便な方法で組織切片における抗原の反応性を非常に高める有効方法であった ( 図 1) マイクロウェーブ照射による抗原賦活化の作用機序についてはいろいろと推測されているが 高温によって高分子量の分子 ( 抗原 ) が加水分解されてエピトープが抗体と結合可能になるといわれている 従って熱源としてはマイクロウェーブに限らず 煮沸やオートクレーブによる加熱も用いられている ( 表 5) 高熱を用いているので最近では Heat-induced epitope retrieval(hier) という呼び方が行われている HIER の効率はそれまでの PIER に比べると格段に高く HIER 導入以前の結果と以後の結果を比較することは無意味に近いとさえいわれている HIER に用いる熱源と加熱温度 / 加熱時間 加熱時に切片を入れる緩衝液とその ph などには複数の選択肢があるが はじめに目的の抗原が存在する組織の切片でいろいろと条件を変えて予備実験を行い 最適な方法を選ぶ必要がある パラフィン切片を用いた免疫組織化学染色一般にいえることであるが 試薬メーカーのマニュアルあるいは文献に記載してある条件が 自分のラボの切片にとって最適であるという保証はないので このような条件設定が必要となる また 抗原によっては高温にさらすことでかえって染色性が減弱するものもある ( 図 2) もう一つ大事な点として加熱後に切片を自然冷却するが これに十分時間をかけず高温のままの切片を室温の緩衝液に移すと 抗原賦活化の効果が消失してしまうことがある 3 番目の可能性としては 免疫染色の感度をあげて通常の方法では可視化できない抗原を検出する方法である ( 表 6) 一番簡単なのは発色時に DAB に銅などの重金属を加える方法であるが それほど感度の上昇は期待できない ABC 法 LSAB 法でビオチン化 2 次抗体と ABC あるいは酵素標識アビジンを繰り返して切片と反応させることによって感度をあげるという方法も試みられたが 反応回数が増えるごとに背景の非特異染色も増強する傾向がある さらに酵素標識デキストランポリマーを用いる EPOS(enhanced polymer one-step staining) 法や ビオチン化タイラマイドと ABC 法を組み合わせた CSA(catalyzed signal amplification) 法が利用できるようになって 染色の感度は飛躍的に向上した 従来の方法では検出感度以下で陰性と考えられていた組織や細胞にも陽性像が得られるようになり これまでのデータとの比較が難しくなる場合もある ABC 法などの従来の方法を用いると ホルマリン固定組織では腫瘍組織は陽性で 正常 / 非腫瘍組織は陰性となる抗原がいくつかあり それを用いて腫瘍と非腫瘍の鑑別を行うことが可能であった しかし 高感度法を用いると非腫瘍組織内の微量の抗原も検出するため このような応用はできなくなってしまう場合もある また 高感度法を用いる場合は 1 次抗体を非常に高倍率に希釈するので その保存や管理が難しくなり また高感度ゆえに背景染色も増強するといった問題も含んでいる 表 3 固定についての一般事項 固定の目的と作用機序組織の自己融解を止め形態を保持する抗原物資の変性崩壊を防ぎ拡散移動を阻止する低毒性 安定性 経済性架橋 - ホルマリン蛋白凝固 - 有機溶剤 固定液の例 10% ホルマリン (4% ホルムアルデヒド ): 非緩衝, 中性緩衝, 亜鉛加有機溶剤 : アルコール, アセトン (Filament 蛋白 ) 抗原保存に優れた固定液 :Bouin's, Zamboni's, PLP, AMeX すべての抗原の保存に優れた万能固定法はない -2-
3 消化酵素 (PIER) トリプシンペプシンプロナーゼ 表 4 抗原賦活化 High heat(hier) マイクロウェーブ照射オートクレーブ圧力鍋 PIER と HIER を組み合わせる必要がある抗原もある ( 順番も大事 ) 賦活化しないでもよく染まる抗原には逆効果もありうる 表 5 高熱を用いた抗原賦活化 (HIER) 熱源 : マイクロウェーブ照射 圧力鍋 オートクレーブなど マイクロウェーブの機種 : 家庭用で十分だがセンサーがある方が便利 加熱時間 : 抗原の状態により設定する 温度 : 高い方 (120 度 ) がよいとされているが 高温で失活する場合は低温でも試してみる 賦活液 : クエン酸緩衝液 ph6.0, EDTA 溶液など ph: 標準的 ph( クエン酸緩衝液 ph6) からはずれた方がよい結果の出る抗原もある 注意事項 : ガラスのバットは高温で割れるので使わない よく冷やしてから次のステップへ False positive, antigen diffusion の可能性 免疫染色以外の応用 :in situ hybridization, TUNEL, FISH, DNA/RNA 抽出 表 6 感度増強法 Color enhancement Multiple layers Cobalt Dark blue (biotinylated-anti-avidin, ABC) Copper Bluish Gray EPOS Nickel Purple CSA Silver Black 図 1: マイクロウェーブ加温による抗原不活化左 (F) はホルマリン固定組織を前処置なしに cytokeratin 7/8 を染めた切片 右 (MW) は脱パラ後マイクロウェーブにより加温した切片 陽性細胞数が未処理切片よりも大幅に増加している 図 2: 膵臓におけるトリプシンの染色左 (F) はホルマリン固定組織を前処置なしに抗トリプシン抗体を用いて染色した切片 中 (P) は染色前にペプシン処理した切片 右 (M) は染色前にマイクロウェーブにて加温した切片 未処理切片では膵の腺房細胞がごく薄く染色されている ペプシン処理により陽性細胞の染色強度が増強している マイクロウェーブ処理では染色性が消失している -3-
4 Ⅱ. ホルマリン固定を用いた免疫染色による定量化は慎重にパラフィン切片を用いた免疫染色の結果は基本的には定性的であり 定量的ではない 固定の条件 抗原賦活化の効率 発色時間などが切片ごとに異なるので 切片ごとの結果を比較することは厳密な意味では難しい 陽性細胞が全体の 1/3 以下というような半定量的評価は可能であるが 陽性率を % で表して比較することは不適当な場合が多い また 固定条件が一定しない場合は 染色強度の比較で抗原量の推定をすることも難しい 1 次抗体の希釈倍率を倍々希釈で何段階か設定して どの希釈倍率まで陽性像が得られるかで比較することは可能であるが 1 種類の希釈倍率で染色して染色強度を標本間で比較することは避けるべきである 最近は組織マイクロアレイが導入されるようになって 研究的目的では多くの標本を同時に染色し 評価できるようになったため切片ごとの染色条件による差は無視できるようになった Ⅲ. 染色の特異性の検定免疫染色が陽性と思われる場合は その染色が目的の抗原を検出していることを検定するために 染色が非特異的でないことを証明するいくつかのコントロールを用いる必要がある ( 図 3) ( 表 7) また 内因性の酵素活性などは その阻害を行ってから免疫染色を行えば判定は容易になる ルーチン染色では 1 次抗体を正常血清あるいは正常免疫グロブリンに置き換えた陰性コントロールを用いて非特異反応の有無を確認している 特異抗体を用いた染色と正常血清 / 免疫グロブリンを用いた染色が同様の染色態度を示す場合には 陽性 は非特異染色によるものであり その抗原が問題の組織に存在するとはいえない ( 図 4) このような場合に陰性コントロールを用いないと特異的染色であると誤った判定をしてしまう 厳密に染色の特異性を検定するためには多種類のコントロールを用いる必要がある ( 表 7) 図 3: 胎盤における HCG の染色右 (abs) は抗原 (HCG) で吸収した抗 HCG 抗体で染色した切片 染色性が消失し この抗体が HCG と反応しており 左の陽性像が特異的であることを示している 図 4: カルチノイド腫瘍におけるセロトニン (5HT) の染色 左は特異抗体を用いた切片 右は正常血清を 1 次抗体として用いた切片 左のみを見るとこの染色が陽性であると判断するが 右の陰性コントロールにおいても左ほどではないが陽性像が得られており この染色の特異性が保証できない 陽性となることが期待されているような免疫染色の場合には 特に注意が必要である -4-
5 表 7 コントロールの種類 使用試薬 組織 以後のステップ 被検定対象 1. 抗体希釈液 二次抗体 /ABC 二次抗体以降 2. 正常血清 二次抗体 /ABC 一次抗体以降 3. 無関係抗体 二次抗体 /ABC 一次抗体以降 4. 免疫前血清 二次抗体 /ABC 一次抗体以降 5. 吸収抗体 二次抗体 /ABC 抗体特異性 6. ブロッキング抗体 通常染色 抗体特異性 7. 酵素基質 基質のみ 内因性酵素 8. 陰性組織 通常染色 生物学的 9. 陽性組織 通常染色 生物学的 B. 免疫染色に用いられる抗原と抗体についてまず正しい解釈をするために必要な抗原とそれを検出するために用いられる抗体について解説する これらに対しては実に多くの誤った認識や表現が見られる 自ら用いる方法を正しく記載することは 科学者として最低限のことではないであろうか Ⅰ. 抗原の特異性多くの抗原が組織特異マーカー あるいは細胞の増殖能や予後を反映するマーカーとして用いられている ( 表 8) これらの抗原を組織特異抗原あるいは分化抗原として用いる場合は その特性を十分に理解しておく必要がある そうでないと結果の解釈を誤ることが起こる 腫瘍の起源を知るためによく用いられるケラチンは上皮細胞の ビメンチンは間葉系細胞の特異マーカーとして当初報告されたが その後の検討で間葉系細胞由来の肉腫の一部にもケラチンの発現が見られ また上皮性の癌でも分化が低くなるとビメンチンが発現することがあることが明らかとなって 当初信じられていたほどの特異性はないことが示されてきた ( 表 9) 一方 横紋筋のマーカーであるミオグロビンは横紋筋以外の細胞での発現はなく 非常に特異性の高いマーカーである 例外として横紋筋が壊死に陥るような状況では死んで崩壊した筋肉細胞をマクロファージが貪食し そのようなマクロファージが陽性となることはあるが それは発現ではない このような例外を除けば ミオグロビンが腫瘍細胞に陽性の場合は 細胞起源を決める有力な情報を提供する 一般に特異性の高いマーカーは分化のよい腫瘍での発現頻度は高いが 低分化となるとごく一部にしか陽性とならない傾向がある これまでの経験からいうと ある組織や細胞に 100% 特異的 といわれるようなマーカーを診断に応用する際は 慎重に特異性を検定する必要がある 当初は期待が大きいが 数年すると初めにいわれたほど特異性は高くないことが明らかになることがほとんどである マーカーの特異性について使用者側の問題を一つ指摘する CD34 は血液幹細胞を認識する抗体と当初は考えられていたが 血管内皮細胞やある種の間葉系細胞とも反応することが示されている さらに Solitary fibrous tumor や gastrointestinal stromal tumor(gist) などの間葉系腫瘍でも陽性となることが判明した 初心者が陥りやすい誤解として ある腫瘍が CD34 陽性であると血管内皮細胞のマーカーであるということしか考えなくて その腫瘍が血管内皮への分化を示していると考えてしまうことである そのような考察をした原稿が雑誌に投稿されたこともある 単一の種類の細胞だけに発現しているマーカーであればその特異性は高いが CD34 のように多種類の細胞に発現するマーカーは それが何々細胞特異的マーカーとラベルに書かれて売られていても その特異性については慎重に見極める必要がある また 未分化な腫瘍で分化の方向が明らかでない腫瘍の検討をする場合は 複数のマーカー ( 陽性と陰性 いずれも大事である ) を用いて慎重に検討すべきで 一つのマーカーにだけ頼ることは危険である -5-
6 表 8 抗原の特性 組織 細胞に存在し それらの種類 / 分化の方向 / 機能状態などを示す マーカーとしての特異性の認識 固定 包埋による抗原性の低下 抗原賦活化 (Epitope/antigen retrieval) による抗体との反応性の回復 表 9 抗原の特異性の問題例 中間径フィラメント Keratin( 上皮細胞 ) Vimentin( 非上皮細胞 ) Desmin( 筋肉細胞 ) 筋肉 肉腫の一部 低分化癌中皮腫 Keratin サブタイプにより分布が異なる高分子 : 扁平上皮低分子 : 腺上皮平滑筋肉腫など肉腫の一部も陽性となる EMA( 上皮膜抗原 ) 形質細胞, 髄膜腫 ある組織 / 細胞に 100% 特異的といわれるマーカーは疑わしい Ⅱ. 抗体の特異性つぎに抗体の特異性の問題に触れる 抗体の特異性の検定は多くの正常および病的組織を含む多臓器ブロックを用いて 検出されている抗原の組織分布を見てその抗原が存在することが知られている組織や細胞に陽性となっているか その抗原が存在しないとされている組織に陽性像が見られないかなどで検討するのが病理医にとっては一番やさしい ( 図 5)( 表 10) RIA や Western blot などの免疫学的方法では検定に用いた抗原との反応性は証明できるが 検討していない抗原との反応性は不明である 市販されている抗体を用いる場合は必ずデータシートを参照するが データシートでは交叉反応についての記載は不十分なことが多く 多臓器ブロックを使って陽性細胞の種類や分布から非特異反応や交叉反応の有無を検討することが必要となる 繰り返しになるが 抗体の容器にはってあるラベルに 抗 xx 抗体 と書いてあるからといって その抗原とのみ反応すると信じてはいけない 一方 同じ抗原に対する抗体でもその認識するエピトープは異なり そのエピトープが固定の影響をどのぐらい受けるかなどによって 同じ抗原を染色しているはずなのに 陽性細胞の数や分布が異なることが起こりうる また 抗 p53 抗体のように 変異のある遺伝子産物に対する抗体や 変異の起こらない部位のエピトープを認識する抗体など多種類の抗体がある場合は その反応性を十分に知らないと誤った解釈を行う恐れがある 同じように蛋白の N 端あるいは C 端に対する抗体など 1 種類の蛋白に対して複数の抗体が存在する場合は その特異性 / 染色性を十分に検証しておく必要がある 図 5: 組織マイクロアレイ既存のパラフィンブロックから針生検のように円筒形の組織を採取し 新たなブロックに埋め直したブロックを作成する 鍼の直径により数百までの異なった組織を一つのブロックに包埋できる このブロックを使って染色を行うと 染色条件を均一にできる また陽性細胞の種類から 染色の特異性の検定がたやすくできる 右上は HE 染色標本 右下は免疫染色標本 -6-
7 表 10 抗体について 特異性の検定陽性細胞の組織内分布免疫学的手法 ( オキタロニー, RIA, Western blot など ) 反応性の確認同じ抗原に対する抗体でも反応するエピトープが違うことがある 希釈 保存条件の設定 非特異結合の有無の検定 Ⅲ. 抗原と抗体の混同免疫染色を用いた検討を報告した論文で抗原と抗体の混同がしばしば行われている 免疫学の基本である抗原と抗体の区別を十分に理解していないと思われる記載がしばしば見られる これは一流の雑誌を含め病理の分野では非常に多く見られる誤りである 慣用的に用いられているこれらの表現で内容は理解できるが 病理の世界だからといって科学的に誤った表現が許されるとは思われない 例えば広く用いられている汎ケラチン抗体の 1 種で AE1/3 というクローン名で市販されているものがある これは酸性と塩基性のケラチンのサブタイプを認識するモノクローナル抗体のカクテルである よく見られる誤りは 腫瘍細胞が AE1/AE3 を発現している あるいは 腫瘍細胞は AE1/AE3 陽性である といった表現である AE1/AE3 はあくまで抗体であり ヒトの組織や細胞がそれを発現することはあり得ない 陽性なのは AE1/3 で認識されるケラチンである 言い換えると AE1/3 を用いた免疫染色が陽性なのであり AE1/3 は決して人の細胞では発現されることはないということが理解されていない ( 表 11) また 以下の抗体を用いて免疫染色を行った と言いながら 示されているのはすべて抗原であることもよく見受けられる そのような場合には 抗原の後にかっこを付けて抗体の情報を記載していることがほとんどである これは抗原の入手先を示していることになり 明らかにおかしい 自分が用いた方法をきちんと記載できないような著者の論文は信用すべきではないと考える 表 11 抗原と抗体の混同 組織や細胞で陽性となるのは抗原であり 抗体ではない 抗体のクローン名で陽性 / 陰性をいうのは誤り例 : 腫瘍細胞が AE1/3 陽性ということはありえず AE1/3 で認識される keratin が陽性である リンパ球の CD 番号は本来抗体のグループに付けられた名称であるが抗原としても用いられ 混乱している C. 陽性結果の解釈 Ⅰ. 陽性 陰性の判定 ( 表 12) 免疫染色の結果は常に一定の基準で行う必要がある ( 図 6) 陽性となることを期待していると どうしても判定が甘くなる傾向があるので注意する 外国では診断を行う病理医とは別の病理医が免疫染色の判定を行って 症例の知識無しに染色結果だけを判定することも行われている 表 12 結果の解釈 陽性 vs. 陰性基準を明らかにする 陽性 : 産生 能動輸送 結合 拡散 貪食 非特異 ( 組織 / 細胞内分布をよく見る ) 陰性 : 存在しない 活発な分泌 感度以下 固定によるマスク -7-
8 図 6: リンパ腫における Ki-67 の染色どの染色強度までを陽性とするかによって 陽性率が大きく変わりうる 常に一定の基準で判定を行う必要がある Ⅱ. 陽性 陰性の意義 ( 表 12) 免疫染色の陽性像が得られた場合には 目的の抗原が陽性細胞で産生されている可能性が高いが それ以外にも 1) 抗原が受容体に結合している 2) 産生部位から拡散している 3) 壊死細胞から流出した抗原がマクロファージに貪食されている などの可能性がある 1) の例としては 腸管の粘膜固有層に存在する形質細胞が産生した IgA が腸管上皮細胞内の secretory component に結合して能動輸送が行われ 上皮細胞が IgA 陽性となる ( 図 7) エストロゲンなどのステロイドホルモンが乳癌細胞の受容体に結合している場合は 量的問題で免疫染色では検出できないと思われる 2) 抗原の拡散は固定不良組織で見られるアーチファクトであるが 抗原量が多い場合によく見られる ( 図 8) この場合は特定の細胞が陽性に染まっているというよりは ある領域がぼやっと染まることが多い また 生体内で変性し 細胞膜の透過性が増し 血清蛋白が変性細胞内に浸透して陽性となることもある ホジキンリンパ腫の Reed-Sternberg 細胞は 免疫グロブリン軽鎖の kappa, lambda の両者が同一細胞で陽性となるが 細胞膜の透過性の亢進によると考えられている ( 図 9) 3) の例としては 乳癌患者の領域リンパ節をケラチンで染めると陽性となることがある その場合は陽性細胞をよく観察することが重要である 微小転移の可能性と それが壊死に陥りマクロファージに貪食されている場合と 原発部で壊死に陥った細胞から流出したケラチンがリンパ流に乗ってリンパ節に到達し マクロファージに貪食されていた可能性が考えられる ケラチン染色による微小転移の判定は慎重に行わないと 病期判定を誤る可能性がある 免疫染色を陽性と判定した場合は 陽性細胞の種類やその分布を確認する必要がある 特に多種類の細胞が混在するような病変の場合は重要である 腫瘍の辺縁部では非腫瘍性の細胞が巻き込まれている可能性がある 腫瘍細胞が陽性であるか それとも巻き込まれた非腫瘍性細胞が陽性となっているかの判定は難しい場合があるが 非腫瘍性細胞は数が少なく何らかの規則性を持って配列していることが多い ( 図 10) 一方 陰性の場合はその抗原が産生されていないと考えたくなるが 他の可能性も考えるべきである 特にホルマリン固定パラフィン包埋組織の切片を用いている場合は 固定の影響で偽陰性となっている可能性を常に念頭に置く必要がある 例を挙げると 免疫グロブリンの軽鎖の染色は免疫染色がホルマリン固定組織で行われるようになったごく初期から染色されてきた抗原であるが きれいな陽性像を得ることはなかなか難しい 重鎖も同様で生化学的にはマクログロブリン血症があっても組織の免疫染色では陰性であったり ごく一部のリンパ球のみ陽性となることはよく経験する 最近では in situ hybridization の方が感度が高いので こちらを用いるようになりつつある 分泌蛋白の一部は産生される先から分泌されるために 細胞質内に貯留せず そのために陰性となることがある このように免疫染色が陽性の場合はそこに抗原があるといえるが 陰性の場合はそこに存在しないということは言い切れない -8-
9 図 7: 虫垂粘膜における IgA の染色 粘膜固有層の形質細胞が産生した IgA は腺管上皮に吸収され Secretory component に結合して安定化し 腸管内に分泌される 腺管の内腔側の染色は secretory component に結合した IgA である 図 8: 固定不良組織における非特異染色 右下は比較的固定が良好で非特異染色が少ない 左側は固定が不良で間質に非特異反応が強く出ている 図 9: ホジキン病における kappa( 左 ) と lambda( 右 ) の染色 腫瘍性の B 細胞であれば軽鎖は 1 種類のみ陽性となるはずだが 大型多核細胞は免疫グロブリン軽鎖の両者が陽性となっている これは生体内で膜の透過性が増し血清タンパクが細胞内にしみ込んだためと思われる 図 10: 悪性線維性組織球腫におけるミオグロビンの染色 陽性細胞が散見されるが ほぼ同じ方向を向いており 横紋筋内に浸潤した腫瘍に巻き込まれた横紋筋束と考える Ⅲ. 陽性像の検定免疫染色が陽性と思われる場合は その染色が目的の抗原を検出していることを検定するために 染色が非特異的でないことを証明するいくつかのコントロールを用いる必要がある また 内因性の酵素活性などはその阻害を行ってから免疫染色を行えば判定は容易になる ( 図 11)( 表 13) また コラーゲンなど抗体が非特異的に結合しやすい組織や細胞についての知識も必要であ -9-
10 る ( 表 14) ルーチン染色では 1 次抗体を正常血清あるいは正常免疫グロブリンに置き換えた陰性コントロールを用いて非特異反応の有無を確認している 図 11: 肺芽腫におけるケラチン染色腫瘍細胞の核が陽性となっているが これは核のビオチン含有量が多いために ABC 試薬が結合して生じた陽性像である アビジン ビオチンシステム以外の染色法を用いるとこの陽性像は見られなくなる 表 13 内因性酵素活性の阻害 内因性 peroxidase 活性 ( 赤血球 顆粒球など ) 3% H2O2 in Methanol, NaN3 in DAB 内因性 alkaline phosphatase 活性固定標本では問題にならない 凍結切片では levamisole を基質に加える 内因性 biotin Avidin, biotin で飽和させる 表 14 非特異反応の出やすいもの コラーゲン ( 電荷 ) Mast cell granules ( 電荷?) Plasma cells ( 交差反応 ) Smooth muscle ( 自己抗体による ) Fc receptor の存在 細胞膜破壊による抗原 抗体浸透 Ⅳ. 病理診断への応用病理診断に応用する際には まず染色の目的を明らかにする必要がある ( 表 15) 病理診断の現場で考えると免疫染色の目的は 1) 未分化腫瘍が上皮性か非上皮性かの鑑別をする 2) 通常の染色では鑑別診断の難しい腫瘍の確定診断を行う 3)HE で診断可能であるがその診断の確認をする 4) 増殖能などの予後因子の染色を行う 5) 組織沈着物 病原微生物などの検出を行う などの場合が想定される いずれの場合も HE 染色での診断や鑑別診断がきちんとできて 初めて免疫染色の適応と有効性が明らかとなる むやみに数多くの免疫染色を行っても その目的が不明確であれば 無駄な努力となり 誤った解釈を行う可能性がある ( 表 15) 免疫染色に限らず組織標本における染色の良し悪しを判断するためには 病理医は自分で染色を行わない場合でも染色の技術的問題についての一般的知識を持っておく必要がある そうでないと予想通りの結果が得られなかった場合にそれが技術的な問題によるのか 組織自体に目的の抗原が存在しないのかの判断が正しく行えない また パラフィン切片を用いる場合はその限界についても知っておく必要がある 病理診断に免疫染色を用いる場合は 結果をきちんと記載した報告書を作成すべきである ( 表 16) 染色に用いた抗体の特異性によって染色結果が異なることがあるので どの抗体を用いた染色かは非常に重要で その情報を報告書に必ず含めるべきである また免疫染色のための台帳を作るとともに 試薬や手技を変更したとき あるいは染色に失敗した際の原因とその対策などもきちんと記録しておく必要がある -10-
11 表 15 解釈の問題 免疫染色の目的 / 適応を明らかにする 技術的問題を理解する 正しいコントロールを用いる 腫瘍の場合 非腫瘍性細胞の巻き込みを陽性と誤認しない 腫瘍の場合は腫瘍細胞と反応性細胞を見きわめる 陽性像のみ意味がある 陰性の場合でもその抗原が存在しないとはいえない パラフィン切片での免疫染色は基本的に定性的であり 定量的ではない 予想外の結果が出たときの対応 : 診断の場合は HE 染色による形態優先 解釈は判定者の知識と経験に依存するので経験を積む 表 16 免疫染色の記録 / 報告に含めるべき内容 免疫染色の適応 用いた試薬と方法 陽性コントロールの染色状態 陰性コントロールの染色状態 目的組織での染色結果と抗原の分布 D. その他の問題点 Ⅰ. 予想外の結果への対応予想外の染色結果 例えばある種の腫瘍でこれまで陰性といわれてきた抗原が陽性となった場合の対処も慎重に行う ( 表 17) その抗原が本当にその組織に存在するのかどうかは 複数の抗体を使って染色を行ったり Western blotting などの方法で確認する必要がある また HE 染色での診断が正しかったかを再考する必要もでてくる どうしても HE 染色による形態診断と免疫染色の結果が矛盾する場合は 形態診断を優先するようにしている 病理診断に新しいマーカーを導入する場合は 正常組織での分布や 多数例の検討でそのマーカーの特異性と感度を検討してから ルーチンに用いるようにすることを薦める 表 17 予想外の染色結果の原因 一次抗体の取り違え 抗体の交差反応 抗体のコンタミネーション 非特異反応 ( コントロールで確認 ) 抗原の移動 ( 固定 抗原賦活処理 ) 真の陽性像 ( 十分な証明が必要 ) Ⅱ. 免疫染色の標準化免疫染色がどのラボでも同じように行われ 同じ結果が得られているという保証はどこにもない ( 図 12) 同じ抗原の染色でもあるラボは染色キットを用い 別のラボでは自前で試薬を選択し 希釈倍率などの染色条件も決めている 免疫染色の結果には組織の固定から 染色条件 染色者の巧拙など多くの因子が影響を与える 同じラボでさえ 日によって染色結果にばらつきがあることはよく経験することである しかし すべての条件を一定にすることは不可能である 従ってルーチンの免疫染色では必要最低限のコントロールスライドを使って 染色がうまくいっていることを確認する必要がある ( 表 18) また 組織における抗原の保持状態を確認するためにビメンチンの様な どの組織にでも存在する抗原の染色を行うことも薦められている 免疫染色キットを使用すると染色条件の設定などに気を使わなくてよいが そのラボの組織標本の条件に必ずしも合っているとは限らないので 染色強度が不十分であったり 背景の非特異染色が濃くなったりすることが起こりうる また 染色を施行する側の問題として 人により染色のうまい下手があり 染色結果に影響を及ぼすこともよく経験する 今後はエストロゲンレセプター c-erbb2(her2) Ki-67 などの予後マーカーの免疫染色がこれまで以上に広く行われるようになると思われる これらの染色の結果は患者の治療法の選択に直接関わるものであり その結果の信頼性が非常に重要となる -11-
12 これらの信頼性 / 安全性の検定 ( 検査試薬として認めるかどうか ) は厚生労働省が行うが 日々の染色においても結果が一定するような努力を常に続けることが求められる 米国では乳癌患者にハーセプチンを投与するかどうかを c-erbb2(her2) の免疫染色の結果により決定することが長年行われている 乳癌患者が多く 簡単な免疫染色で多額の検査料が得られるということから 当初はそれまで免疫染色を行っていなかったような検査室まで c-erbb2(her2) の染色を行うようになった そこでの精度管理は不十分で 細胞質のみ染まっていても陽性と判定したりして c-erbb2(her2) 染色の導入がかえって臨床医の免疫染色全般に対する信頼感を低下させたと聞いている 現在ではセンター的な施設に未染標本を集めてそこで自動染色機による染色を行い 免疫染色に精通している病理医が判定するか あるいは画像解析による客観的な判定を行うことにより 精度を保つようになっている 免疫染色は非常に有用で強力な方法であるが その特性を十分に理解して用いないと誤った結論を導く可能性がある 臨床の学会の発表を見るとちょっとでも茶色になっていると陽性と判定している例が多いことに驚かされる 基本は抗体や抗原についての十分な知識と 慎重な解釈という点につきると考える 図 12: 平滑筋肉腫におけるデスミンの染色左 (HE 染色 ) 中は A 病院における染色 右は B 病院における染色 中のパネルではごくわずかに陽性像が見られるのみである 表 18 免疫染色の標準化 ルーチン染色時のコントロールの使用陽性コントロール目的の抗原を含む組織切片を通常染色 染色の良し悪しの検定陰性コントロール ( 特異的 ) 目的の抗原が存在しない組織切片を通常染色 交叉反応の検定陰性コントロール ( 非特異的 ) 検討組織の切片を非免疫血清 正常血清 抗体希釈液で染色 抗体の非特異的吸着の有無を検定 ビメンチン染色による抗原保持状態の確認 染色キットの使用 : 組織の状態に合わないこともある 自動免疫染色機 : 枚同時に同一条件で染色できる特別の試薬が必要 / 試薬使用量が多い 文献 Taylor CR, Cote RJ eds., Immunomicroscopy. A Dignostic Tool for the Surgical Pathologist, 3rd ed., Saunders Elsevier, Shi S-R, Cote RJ, Taylor CR: Antigen retrieval immunohistochemistry: Past, present, and future. J Histochem Cytochem 45: , Shi S-R, Cote RJ, Taylor CR: Antigen retrieval techniques: Current perspectives. J Histochem Cytochem 49: , 名倉宏, 長村義之, 堤寛 ( 編 ): 渡辺 中根の酵素抗体法. 学際企画, 東京,2002. Banks PM: Incorporation of immunostaining data in anatomic pathology reports. Am J Surg Pathol 16:808,
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3 ステップ アビジン - ビオチンシステム (SAB 法 ) とポリマー法 慶應義塾大学医学部病理学教室阿部仁 はじめに 免疫組織化学は Coons らが蛍光色素を抗体に標識した蛍光抗体法の技術を確立してから Singers のフェリチン抗体法を経て 1967 年に Nakane と Pierce により標識物質に西洋ワサビペルオキシダーゼ (horseradish peroxidase:hrp)
モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特性と
Epidermal growth factor receptor(egfr) p53 免疫染色を用いた尿細胞診の良悪性鑑別 総合病院土浦協同病院病理部 池田聡 背景膀胱や腎盂に出来る尿路上皮癌の頻度は近年増加している この尿路上皮癌の診断や経過観察において尿細胞診は最も重要な手段の 1 つである この検査は 患者への負担が小さく繰り返しの検査が容易であることから尿細胞診の診断価値は非常に高く 検査の頻度は年々増加している
プロトコール集 ( 研究用試薬 ) < 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫
< 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理後 マイクロウェーブまたはオートクレーブ処理 )p7 抗原ペプチドによる抗体吸収試験 p8 ウエスタン ブロッティング
イルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ
2012 年 12 月 13 日放送 第 111 回日本皮膚科学会総会 6 教育講演 26-3 皮膚病変におけるウイルス感染検査と読み方 川崎医科大学皮膚科 講師山本剛伸 はじめにウイルス性皮膚疾患は 臨床症状から視診のみで診断がつく例もありますが ウイルス感染検査が必要となる症例も日常多く遭遇します ウイルス感染検査法は多種類存在し それぞれに利点 欠点があります 今回は それぞれのウイルス感染検査について
免疫組織化学染色
免疫組織化学染色 - 227 229 233 - 平成 28 年度免疫組織化学サーベイ報告 免疫組織化学染色 (Ki-67) はじめに Ki-67は ヒトKi-67と特異的に反応し 休止期 (G0 期 ) を除く細胞周期の全周期 (G1 期 S 期 G2 期 M 期 ) で発現している核蛋白である 正常組織 腫瘍組織いずれも細胞増殖周期に入っている細胞に反応が見られる また 乳癌 大腸癌 乏突起膠腫
免疫組織化学染色
免疫組織化学染色 - 233 - 平成 29 年度免疫組織化学サーベイ報告 免疫組織化学染色 (TTF-1) はじめに Thyroid transcription factor-1 (TTF-1) はホメオドメインタンパクファミリーに属し 甲状腺 肺の上皮細胞で特異的に発現している転写因子である このタンパクは甲状腺特異遺伝子の転写調節因子であり また肺特異分化誘導遺伝子の活性化にも関与していることが示されている
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成人および小児膜性腎症における M-type ホスホリパーゼ A2 受容体の免疫組織学的検出 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター病理検査室 堀田茂 はじめに膜性腎症は 糸球体基底膜上皮下に形成される免疫複合体により糸球体上皮障害が惹起される糸球体腎炎である 本邦においては 成人ネフローゼ症候群の原因では膜性腎症が一番多く約 35% を占め 小児では少なく 1%~7% と報告されている 発症年齢は
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 大道正英 髙橋優子 副査副査 岡 田 仁 克 辻 求 副査 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent transforming growth factor- binding protein-4 is downregulated in breast
モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特性と
実験動物における免疫組織化学染色 ~ マウス組織を中心に ~ 1) 1,2) 1) 川井健司, 中村雅登, 玉置憲一 1. 財団法人実験動物中央研究所, 2. 東海大学医学部基盤診療学系病理診断学 はじめに動物を使った実験というのは, 医学の研究者および新薬の開発を目指す研究者にとって欠かせないものであり, その実験の素材となるのが 実験動物 である. 実験動物として使用される動物は多種類の動物が使用されており,
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酵素抗体法による免疫組織化学染色と特殊染色の二重染色 慶應義塾大学医学部病理学教室阿部仁 はじめに免疫組織化学は組織および細胞に存在する抗原の局在を証明する方法で 標識物質により大別すると 1 蛍光抗体法 2 酵素抗体法 3 重金属抗体法がある 特に 酵素抗体法による免疫組織化学染色 ( 以下 免疫染色 ) は 病理診断など形態学的観察においてさまざまな物質の局在証明に重要な役割を演じている 病理診断時にヘマトキシリン
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 森脇真一 井上善博 副査副査 教授教授 東 治 人 上 田 晃 一 副査 教授 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independe
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 森脇真一 井上善博 副査副査 東 治 人 上 田 晃 一 副査 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independent rejection of D d -, K d -, or D d K d -transgened mouse skin
大学院博士課程共通科目ベーシックプログラム
平成 30 年度医科学専攻共通科目 共通基礎科目実習 ( 旧コア実習 ) 概要 1 ). 大学院生が所属する教育研究分野における実習により単位認定可能な実習項目 ( コア実習項目 ) 1. 組換え DNA 技術実習 2. 生体物質の調製と解析実習 3. 薬理学実習 4. ウイルス学実習 5. 免疫学実習 6. 顕微鏡試料作成法実習 7. ゲノム医学実習 8. 共焦点レーザー顕微鏡実習 2 ). 実習を担当する教育研究分野においてのみ単位認定可能な実習項目
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免疫組織染色用試薬 免疫染色用抗体 免疫組織染色は 抗体を用いて組織細胞内の抗原を可視化する手法で 現在幅広く用いられています 当社では免疫組織染色に使用できる抗体を数多く取扱っています Fas 抗マウス Fas, ウサギ マウス肝臓 ( パラフィン切片 ) 概要 免疫組織染色において マウス肝臓の肝細胞細胞質及び卵巣の顆粒層細胞 卵細胞に発現している Fas と反応 交差性 マウス ラット 使用濃度
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免疫染色におけるトラブルシューティング 名古屋第二赤十字病院医療技術部検査 病理課 水嶋祥栄 免疫組織化学染色フローチャート検鏡脱水 透徹 封入免疫染色(用手法 機械法)抗原賦活(酵素処理 加熱処理)脱パラフィン薄切パラフィン包埋(脱脂 脱灰)ホルマリン固定臓器の切り出し 固定に関するトラブル 固定が強い タンパク間に形成された架橋により抗原決定基がマスクされる 抗原決定基の立体構造が変化して抗原性が失われる
一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検
Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 6459 8. その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May. 2017 EGFR 遺伝子変異検査 ( 院内測定 ) c-erbb/egfr [tissues] 基本情報 8C051 c-erbb/egfr JLAC10 診療報酬 分析物 識別材料測定法
解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を
解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を進展させるしくみを解明 難治がんである悪性黒色腫の新規分子標的治療法の開発に期待 ポイント 難治がんの一つである悪性黒色腫
33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or
33 NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 2015 年第 2 版 NCCN.org NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) の Lugano
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学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 佐藤雄哉 論文審査担当者 主査田中真二 副査三宅智 明石巧 論文題目 Relationship between expression of IGFBP7 and clinicopathological variables in gastric cancer ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > Insulin-like growth factor ( 以下 IGF)
ヒト慢性根尖性歯周炎のbasic fibroblast growth factor とそのreceptor
α μ μ μ μ 慢性化膿性根尖性歯周炎の病態像 Ⅰ型 A D Ⅱ型 E H Ⅰ型では 線維芽細胞と新生毛細血管が豊富で線維成分 に乏しく マクロファージ リンパ球や形質細胞を主とす る炎症性細胞の多数浸潤を認める Ⅱ型では Ⅰ型よりも線維成分が多く 肉芽組織中の炎 症性細胞浸潤や新生毛細管血管の減少や Ⅰ型よりも太い 膠原線維束の形成を認める A C E G B D F H A B E F HE
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GIST の診断に有用な免疫染色 社会医療法人財団大和会東大和病院病理細胞診断科河村淳平, 傳田珠美, 原田邦彦, 桑尾定仁 はじめに 消化管に発生する間葉系腫瘍は, 消化管間質腫瘍 (gastrointestinal stromal tumor; GIST), 平滑筋腫瘍, あるいは神経鞘腫などが知られている. この中で発生頻度のもっとも高い腫瘍が GIST である. GIST は消化管壁の筋間神経叢に局在する
博士の学位論文審査結果の要旨
博士の学位論文審査結果の要旨 申請者氏名 稲荷均 横浜市立大学大学院医学研究科外科治療学 審査員 主査横浜市立大学大学院医学研究科教授矢尾正祐 副査横浜市立大学大学院医学研究科講師成井一隆 副査横浜市立大学大学院医学研究科講師仙石徹 学位論文 : 転移性乳癌における EZH2 発現の臨床的意義 Expression of enhancer of zeste homolog 2 correlates
論文題目 腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析
論文題目 腸管分化に関わる microrna の探索とその発現制御解析 氏名日野公洋 1. 序論 microrna(mirna) とは細胞内在性の 21 塩基程度の機能性 RNA のことであり 部分的相補的な塩基認識を介して標的 RNA の翻訳抑制や不安定化を引き起こすことが知られている mirna は細胞分化や増殖 ガン化やアポトーシスなどに関与していることが報告されており これら以外にも様々な細胞諸現象に関与していると考えられている
第58回日本臨床細胞学会 Self Assessment Slide
7/6/5 回答者 (n=3) 第 58 回日本臨床細胞学会 自己採点方式 6% % 5% DR スライドカンファレンス CT 解答と集計結果 77% Other ( 空白 ) 勤務施設 (n=3) 日頃領域 6% 5% 3% % % 5% 7% 病院検査センター検診センター働いていない他 ( 空白 ) 37% 5% 46% ほぼ全科 (4 科以上 ) 複数科 (-3) 単科空白 経験年数 (n=3)
図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 免疫の要 NF-κB の活性化シグナルを増幅する機構を発見 - リン酸化酵素 IKK が正のフィーッドバックを担当 - 身体に病原菌などの異物 ( 抗原 ) が侵入すると 誰にでも備わっている免疫システムが働いて 異物を認識し 排除するために さまざまな反応を起こします その一つに 免疫細胞である B 細胞が
Western BLoT Immuno Booster
研究用 Western BLoT Immuno Booster 説明書 v201211 Western BLoT Immuno Booster は 抗体の反応性を増強させる成分を含む溶液で 抗体の希釈液に用いるだけで 抗原抗体反応を促進します 本製品は ウェスタンブロット ELISA 等の各種イムノアッセイに対応しており 各アッセイにおいて数倍から数十倍の検出感度向上が期待できます 西洋ワサビペルオキシダーゼ
前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ
再発した前立腺癌の増殖を制御する新たな分子メカニズムの発見乳癌治療薬が効果的 発表者筑波大学先端領域学際研究センター教授柳澤純 ([email protected] TEL: 029-853-7320) ポイント 女性ホルモンが制御する新たな前立腺癌の増殖 細胞死メカニズムを発見 女性ホルモン及び女性ホルモン抑制剤は ERβ 及び KLF5 を通じ FOXO1 の発現量を変化することで前立腺癌の増殖
血漿エクソソーム由来microRNAを用いたグリオブラストーマ診断バイオマーカーの探索 [全文の要約]
Title 血漿エクソソーム由来 microrna を用いたグリオブラストーマ診断バイオマーカーの探索 [ 全文の要約 ] Author(s) 山口, 響子 Issue Date 2017-03-23 Doc URL http://hdl.handle.net/2115/66158 Type theses (doctoral - abstract of entire text) Note この博士論文全文の閲覧方法については
がん登録実務について
平成 28 年度東京都がん登録説明会資料 2-1 がん登録届出実務について (1) 1. 届出対象 2. 届出候補見つけ出し 3. 診断日 4. 届出票の作成例示 東京都地域がん登録室 1 1. 届出対象 1 原発部位で届出 2 入院 外来を問わず 当該腫瘍に対して 自施設を初診し 診断あるいは治療の対象 ( 経過観察を含む ) となった腫瘍を届出 3 届出対象となった腫瘍を 1 腫瘍 1 届出の形で届出
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不規則抗体検査の解説 福島県立総合衛生学院 教務部臨床検査学科 安田広康 SLIDE 1 不規則抗体同定のプロセス (1) 不規則抗体スクリーニング (Sc) 可能性の高い抗体の推定 * 否定できない抗体の推定反応態度 *1 消去法 * - 日臨技 輸血 移植検査技術教本 - *1 陽性の Sc 赤血球 1) 反応パターン ) 反応温度 ) 凝集の強さ * 陰性の Sc 赤血球 1) 量的効果 *
生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ
の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 (1734) 1-3. 細胞膜について正しい記述はどれか 1 糖脂質分子が規則正しく配列している 2 イオンに対して選択的な透過性をもつ 3 タンパク質分子の二重層膜からなる 4
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 小川憲人 論文審査担当者 主査田中真二 副査北川昌伸 渡邉守 論文題目 Clinical significance of platelet derived growth factor -C and -D in gastric cancer ( 論文内容の要旨 )
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 小川憲人 論文審査担当者 主査田中真二 副査北川昌伸 渡邉守 論文題目 Clinical significance of platelet derived growth factor -C and -D in gastric cancer ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > platelet derived growth factor (PDGF 血小板由来成長因子)-C,
化学物質の分析 > 臨床で用いる分析技術 > 分析技術 > 免疫学的測定法 1 免疫学的測定法 免疫反応を利用して物質を分析する方法として 免疫学的測定法 ( イムノアッセイ ) がある イムノアッセイは 抗体に抗原を認識させる ( 抗原抗体反応を利用する ) ことにより 物質を定量する分析法であり
1 免疫学的測定法 免疫反応を利用して物質を分析する方法として 免疫学的測定法 ( イムノアッセイ ) がある イムノアッセイは 抗体に抗原を認識させる ( 抗原抗体反応を利用する ) ことにより 物質を定量する分析法であり 多成分一斉解析には不向きであるが 高感度な測定が可能である また 合成医薬品やステロイドホルモンなどの低分子からタンパク質や核酸などの高分子までさまざまな物質の定量に用いられている
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date URL http
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2009-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/124054 Right Type Thesis or
医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる
化粧品用コラーゲンの原料 現在は 魚由来が中心 かつては ウシの皮膚由来がほとんど BSE 等病原体混入の危険 人に感染する病原体をもたない アレルギーの問題は未解決 ( むしろ問題は大きくなったかもしれない ) アレルギーを引き起こす可能性 医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では
60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 2 月 19 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス反応を増強する重要分子 PDC-TREM を発見 - 形質細胞様樹状細胞が Ⅰ 型インターフェロンの産生を増幅する仕組みが明らかに - インフルエンザの猛威が続いています このインフルエンザの元凶であるインフルエンザウイルスは 獲得した免疫力やウイルスに対するワクチンを見透かすよう変異し続けるため 人類はいまだ発病の恐怖から免れることができません
9章 その他のまれな腫瘍
9 章 その他のまれな腫瘍 クリニカルクエスチョン一覧 CQ1 以下の疾患群の治療方針の決定に必要な分類と検査は 乳児型線維肉腫 滑膜肉腫 胞巣状軟部肉腫 悪性ラブドイド腫瘍 334 その他のまれな腫瘍 Ⅰ はじめに 小児期には多くの種類の腫瘍が, 全身の多種多様な組織 臓器に発生する特徴がある しかも, 組織像や発生部位によってその予後が大きく異なるととともに, 治療も大きく異なる 以下に示すような腫瘍は,
「適正なHER2検査のために」
乳癌における HER2 病理組織標本作製および 病理診断のガイドライン ( 案 ) 1. はじめに p. 2 2. 標本の準備 p. 2 3. Immunohistochemistry (IHC) 法 p. 2 4. In situ hybridization (ISH) 法 (FISH 法 DISH 法 ) p. 4 5. 病理診断と HER2 分子標的治療適応のフローチャート p. 6 6. 参考文献
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a mur
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a murine model of rheumatoid arthritis ( 論文内容の要旨 ) < 要旨
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にありますが 本邦の結核では高齢者結核が多いのが特徴です 結核診療における主な検査法を示します ( 図 1) 従来の細菌学的な抗酸菌の塗抹
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再生医療等製品の非臨床安全性評価の考え方 ex vivo 遺伝子治療を中心に 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 (PMDA) 再生医療製品等審査部 真木一茂 様式 1-B 第 24 回日本遺伝子細胞治療学会学術集会 CO I 開示 発表者名 : 真木一茂 演題発表に関連し 開示すべき CO I 関係にある企業などはありません 2 1 本日の話 1.Ex vivo 遺伝子治療について 2. 治験開始に必要な非臨床試験
糖鎖の新しい機能を発見:補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する
糖鎖の新しい機能を発見 : 補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する ポイント 神経細胞上の糖脂質の糖鎖構造が正常パターンになっていないと 細胞膜の構造や機能が障害されて 外界からのシグナルに対する反応や攻撃に対する防御反応が異常になることが示された 細胞膜のタンパク質や脂質に結合している糖鎖の役割として 補体の活性のコントロールという新規の重要な機能が明らかになった 糖脂質の糖鎖が欠損すると
東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epst
東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epstein Barr nuclear antigen 1 の変異増岡, 正太郎東邦大学 発行日 2019.03.13
Microsoft Word ab205921_自動染色プロトコール_YU_IS.docx
抗 PD-L1 抗体 [clone 28-8] 動免疫組織染 装置別プロトコール PD-L1 RabMAb [clone 28-8] (ab205921) BioGenex 社 i6000( オフライン抗原賦活化 ) Leica 社 BOND RX( オンライン抗原賦活化 ) Ventana 社 Ultra( オフライン抗原賦活化 ) Dako 社 Omnis BioGenex 社 i6000 プロトコール
の感染が阻止されるという いわゆる 二度なし現象 の原理であり 予防接種 ( ワクチン ) を行う根拠でもあります 特定の抗原を認識する記憶 B 細胞は体内を循環していますがその数は非常に少なく その中で抗原に遭遇した僅かな記憶 B 細胞が著しく増殖し 効率良く形質細胞に分化することが 大量の抗体産
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE 1-3 KAGURAZAKA, SHINJUKU-KU, TOKYO 162-8601, JAPAN Phone: +81-3-5228-8107 報道関係各位 2018 年 8 月 6 日 免疫細胞が記憶した病原体を効果的に排除する機構の解明 ~ 記憶 B 細胞の二次抗体産生応答は IL-9 シグナルによって促進される ~ 東京理科大学 研究の要旨東京理科大学生命医科学研究所
よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎
2014 年 7 月 9 日放送 薬剤耐性菌の動向と最近の CLSI 標準法の変更点 順天堂大学 臨床検査部係長 三澤 成毅 薬剤耐性菌の動向まず 薬剤耐性菌の動向についてお話しします 薬剤耐性菌の歴史は 1940 年代に抗菌薬の第一号としてペニシリンが臨床応用された頃から始まったと言えます 以来 新しい抗菌薬の開発 導入と これに対する薬剤耐性菌の出現が繰り返され 今日に至っています 薬剤耐性菌の近年の特徴は
遺伝子検査の基礎知識
リアルタイム PCR( インターカレーター法 ) 実験ガイドこの文書では インターカレーター法 (TB Green 検出 ) によるリアルタイム PCR について 蛍光検出の原理や実験操作の流れなどを解説します 実際の実験操作の詳細については 各製品の取扱説明書をご参照ください - 目次 - 1 蛍光検出の原理 2 実験に必要なもの 3 実験操作法 4 結果の解析 1 1 蛍光検出の原理 インターカレーターによる蛍光検出の原理
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生 住所 M T S H 西暦 電話番号 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 家族構成 情報 医療機関名 診療科 住所 電話番号 紹介医 計画策定病院 (A) 連携医療機関 (B) 疾患情報 組織型 遺伝子変異 臨床病期 病理病期 サイズ 手術 有 無 手術日 手術時年齢 手術 有 無 手術日
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新技術で分離した ヒト骨質由来微小幹細胞の医療応用 薗田精昭 関西医科大学大学院医学研究科先端医療学専攻修復医療応用系幹細胞生物学 2001 背景 (1): 微小幹細胞とは Journal of Cellular Biochemistry 80;455-460(2001) 微小幹細胞に関する最初の報告生体の組織内に非常に小さな spore-like stem cell が存在することが初めて報告された
1. Caov-3 細胞株 A2780 細胞株においてシスプラチン単剤 シスプラチンとトポテカン併用添加での殺細胞効果を MTS assay を用い検討した 2. Caov-3 細胞株においてシスプラチンによって誘導される Akt の活性化に対し トポテカンが影響するか否かを調べるために シスプラチ
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 朝日通雄 恒遠啓示 副査副査 瀧内比呂也谷川允彦 副査 勝岡洋治 主論文題名 Topotecan as a molecular targeting agent which blocks the Akt and VEGF cascade in platinum-resistant ovarian cancers ( 白金製剤耐性卵巣癌における
Microsoft Word - ライカIHCRefineNovoLinkキットS-100 第3版記載整備.d
体外診断用医薬品 **2014 年 1 月改訂 ( 第 3 版 ) *2013 年 6 月改訂 ( 第 2 版 ) 認証番号 222AAAMX00081000 号 この添付文書をよく読んでから使用してください クラス Ⅱ 免疫組織学検査用シリーズ組織検査用蛋白キットライカ IHC Refine/NovoLink キット S-100 Refine キット S-100 全般的な注意 1. は体外診断用であり
法医学問題「想定問答」(記者会見後:平成15年 月 日)
平成 28 年 5 月 26 日 肺がんに対する新たな分子標的治療を発見! 本研究成果のポイント 肺がんのうち 5% 程度を占める KRAS( 1) 遺伝子変異肺がんは, 上皮間葉移行 ( 2) 状態により上皮系と間葉系の 2 種類に分類される KRAS 遺伝子変異を有する肺がんに対し現在臨床試験中の MEK 阻害薬は, 投与後に細胞表面受容体を活性化することにより効果が減弱され, 活性化される細胞表面受容体は上皮間葉移行状態により異なる
日本標準商品分類番号 カリジノゲナーゼの血管新生抑制作用 カリジノゲナーゼは強力な血管拡張物質であるキニンを遊離することにより 高血圧や末梢循環障害の治療に広く用いられてきた 最近では 糖尿病モデルラットにおいて増加する眼内液中 VEGF 濃度を低下させることにより 血管透過性を抑制す
日本標準商品分類番号 872491 カリジノゲナーゼの血管新生抑制作用 カリジノゲナーゼは強力な血管拡張物質であるキニンを遊離することにより 高血圧や末梢循環障害の治療に広く用いられてきた 最近では 糖尿病モデルラットにおいて増加する眼内液中 VEGF 濃度を低下させることにより 血管透過性を抑制することが示されたが 血管新生に対するカリジノゲナーゼの影響を評価した報告はない そこで今回 網膜血管新生に対するカリジノゲナーゼの役割を同定するため
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Cooper Genomics 社 Serenity 検査について 検査概要 検査名称 :Serenity Basic / Serenty24 検査機関 :Cooper Genomics 社 ( イギリス ) 検査実施国 : イギリス検体 : 血液 10ml 検査対象 妊娠 10 週目以降 ( 採血時 ) で単胎または双胎妊娠の妊婦 Serenity Basic 検査項目 21 トリソミー ( ダウン症候群
Western BLoT Rapid Detect
研究用 Western BLoT Rapid Detect 説明書 v201212 Western BLoT Rapid Detect は 標識二次抗体の代わりに独自の IgG Detector(HRP labeled) を利用して一次抗体を検出するウェスタンブロッティング専用の検出試薬キットです 本製品を利用することで 標識二次抗体を用いて検出する従来法ではできなかった迅速検出 高感度検出 シグナルの増強
診療のガイドライン産科編2014(A4)/fujgs2014‐114(大扉)
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検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )
toxoplasma gondii antibody-igg 連絡先 : 3764 基本情報 分析物 5E156 JLAC10 診療報酬 識別材料 023 血清 測定法 052 化学 生物発光イムノアッセイ (CLEIA) 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D012 14 トキソプラズマ抗体 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1 款 検体検査実施料 ( 免疫学的検査 ) 93 点 加算等
「検査と技術《技術講座
第 36 回組織細胞化学会講習会 組織細胞化学 2011 日本組織細胞化学会編 pp. 209-218, 2011 免疫染色のトラブルシューティング 藤田保健衛生大学医学部第一病理学 堤寛 Yutaka Tsutsumi, M.D. e-mail: [email protected] Key words: 免疫組織化学 (immunohistochemistry) トラブルシューティング
DNA/RNA調製法 実験ガイド
DNA/RNA 調製法実験ガイド PCR の鋳型となる DNA を調製するにはいくつかの方法があり 検体の種類や実験目的に応じて適切な方法を選択します この文書では これらの方法について実際の操作方法を具体的に解説します また RNA 調製の際の注意事項や RNA 調製用のキット等をご紹介します - 目次 - 1 実験に必要なもの 2 コロニーからの DNA 調製 3 増菌培養液からの DNA 調製
の活性化が背景となるヒト悪性腫瘍の治療薬開発につながる 図4 研究である 研究内容 私たちは図3に示すようなyeast two hybrid 法を用いて AKT分子に結合する細胞内分子のスクリーニングを行った この結果 これまで機能の分からなかったプロトオンコジン TCL1がAKTと結合し多量体を形
AKT活性を抑制するペプチ ド阻害剤の開発 野口 昌幸 北海道大学遺伝子病制御研究所 教授 広村 信 北海道大学遺伝子病制御研究所 ポスドク 岡田 太 北海道大学遺伝子病制御研究所 助手 柳舘 拓也 株式会社ラボ 研究員 ナーゼAKTに結合するタンパク分子を検索し これまで機能の 分からなかったプロトオンコジンTCL1がAKTと結合し AKT の活性化を促す AKT活性補助因子 であることを見い出し
pdf エンドトキシン試験法
00-0909.pdf.0 エンドトキシン試験法 3 5 6 7 9 0 3 5 6 7 9 0 3 5 6 7 9 30 3 3 33 3 35 36 37 3 39 0 3 5 6 次のように改める. 本試験法は, 三薬局方での調和合意に基づき規定した試験法である. エンドトキシン試験法は, カブトガニ (Limulus polyphemus 又は Tachypleus tridentatus)
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Flow PRA 法の検査状況の解析 福岡赤十字病院 検査部 移植検査課 / 輸血細胞治療部 金本人美 参加施設数 -Flow PRA- Screening ClassⅠ 25 施設 ClassⅡ 24 施設 Single antigen ClassⅠ 2 施設 ClassⅡ 2 施設 18th 17th Screening ClassⅠ 22 施設 ClassⅡ 20 施設 Single antigen
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1. 血液の中に存在する脂質 脂質異常症で重要となる物質トリグリセリド ( 中性脂肪 :TG) 動脈硬化に深く関与する 脂質の種類 トリグリセリド :TG ( 中性脂肪 ) リン脂質 遊離脂肪酸 特徴 細胞の構成成分 ホルモンやビタミン 胆汁酸の原料 動脈硬化の原因となる 体や心臓を動かすエネルギーとして利用 皮下脂肪として貯蔵 動脈硬化の原因となる 細胞膜の構成成分 トリグリセリド ( 中性脂肪
パナテスト ラットβ2マイクログロブリン
研究用試薬 2014 年 4 月作成 EIA 法ラット β 2 マイクログロブリン測定キット PRH111 パナテスト A シリーズラット β 2- マイクロク ロフ リン 1. はじめに β 2 - マイクログロブリンは, 血液, 尿, および体液中に存在し, ヒトでは腎糸球体障害, 自己免疫疾患, 悪性腫瘍, 肝疾患などによって血中濃度が変化するといわれています. また,β 2 - マイクログロブリンの尿中濃度は,
Microsoft PowerPoint - 新技術説明会配付資料rev提出版(後藤)修正.pp
食品の抗アレルギー活性評価に利用できる マウスモデルの紹介 農研機構食品総合研究所 食品機能研究領域主任研究員 後藤真生 農研機構 は独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構のコミュニケーションネームです 国民の 1/3 はアレルギー症状を自覚している 1 アレルギー症状なし (59.1%) 皮膚 呼吸器 目鼻いずれかのアレルギー症状あり (35.9%) 医療機関に入院 通院中 (58.2%) (
検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 5. 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G010. 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク
5. 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G010. anti nuclear antibody 連絡先 : 3764 基本情報 分析物 5G010 JLAC10 診療報酬 識別材料 023 血清 測定法 162 蛍光抗体法 (FAT) 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D014 5 抗核抗体 ( 蛍光抗体法 ) 半定量 105 点 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1
( 7 5) 虫垂粘液嚢胞腺癌の 1切除例 F g 5 H s t l g lf d g sshwdm s y s t d r m ( H E s t ) 考 型度粘液腫蕩で再発リスクが低い ) C I低異型度を示 察 す粘液産生腫蕩で 腫蕩成分を含む粘液が虫垂以外に 原発性虫垂癌は全大腸癌手術件数の 8 3 %で 大 存在する群(低異型度粘液腫蕩で再発リスクが高い ) 腸癌取扱い規約 却によると
コラーゲンを用いる細胞培養マニュアル
コラーゲンを用いる細胞培養マニュアル コラーゲン ゲル マトリックス培養法 (Collagen Gel Matrix Culture) の 実際とその応用例について 目次 Ⅰ. 細胞培養について 1 Ⅰ-1. はじめに Ⅰ-2. 細胞培養の基礎 Ⅰ-3. コラーゲンを用いる細胞培養 Ⅰ-4. 細胞の基質としてのコラーゲンの役割 Ⅱ. コラーゲンについて 5 Ⅱ-1. コラーゲンの分子構造と諸性質
