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なごみひきぎ
5 years ago
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1 平成 25 年度第 2 回九州地方整備局事業評価監視委員会鶴田ダム再開発事業事業採択後 3 年経過して未着工の事業事業採択後 5 年経過して継続中の事業着工準備費又は実施計画調査費の予算化後 3 年経過した事業 4 再評価実施後 3 年経過した事業 ( 経過措置 ) 5 社会経済状況の急激な変化技術革新等により再評価の実施の必要が生じた事業

2 万人 ( 平成 17 年国勢調査資料より ) 約 2,900mm 流域平均 :2003 年 ~2012 年 (10 年間平均値 ) 国管理区間 131.

2 1. 事業の概要 ( 流域の概要 ) 流域の概要鶴田ダム川内川流域の概要水源熊本県球磨郡あさぎり町白髪岳流域内人口約 19 万人 ( 平成 17 年国勢調査資料より ) 流域面積 1,600km 2 想定はん濫区域面積約 73km 2 幹川流路延長 137km 想定はん濫区域内人口約 4.2 万人 ( 平成 17 年国勢調査資料より ) 約 2,900mm 流域平均 :2003 年 ~2012 年 (10 年間平均値 ) 国管理区間 131.6km 年平均降雨量 ( 気象庁資料より ) 鹿児島県: 薩摩川内市いちき串木野市伊佐市霧島市さつま町湧水町流域内市町宮崎県: えびの市小林市 (3 県 6 市 4 町 ) 熊本県: あさぎり町錦町本資料 P 1

3 1. 事業の概要 ( 川内川の特性 ) 川内川の特性盆地と狭窄部が交互に繋がる階段型の縦断形状をなしひょうたん型のはん濫原が連続して現れ盆地や平野部に人口資産が集中流域内の年平均降水量は約 2,900mm であり全国平均 ( 約 1,700mm ) の約 1.7 倍特に上流の霧島山系においては 4000mm を越える多雨地域流域は加久藤カルデラ形成時噴出物の上に入戸火砕流堆積物 ( シラス ) が覆っており豪雨時の被害が発生し易い特徴的な地質川内川縦断図盆地と狭窄部が交互に繋がる階段型の縦断形状川内川はん濫原 ( 平地部 ) 形状図ひょうたん型のはん濫原薩摩川内市街地横断形状図盆地や平野部に人口資産が集中薩摩川内市街部 11/000 付近 H.W.L 川内平野理科年表記載の全国主要観測所の 1977 年 ~2006 年の 30 年間平均値隈之城川川内川銀杏木川東開聞町若葉町御陵下町国道 3 号肥薩おれんじ鉄道線本資料 P 2

4 1. 事業の概要 ( 事業の契機となった平成 18 年 7 月出水の被害状況 ) 平成 18 年 7 月出水では川内川流域の全水位観測所 15 箇所のうち 11 箇所で観測史上最高水位を観測し全域で甚大な被害が発生死者行方不明者 2 人家屋全半壊 32 戸浸水戸数 2347 戸さつま町虎居 ( 川内川右岸 37k900 宮都大橋 ) さつま町虎居 ( 川内川右岸 37k350 宮之城橋右側上流を望む ) さつま町虎居地区での救助状況陸上自衛隊第 8 師団提供さつま町虎居 ( 川内川右岸 37k350 宮之城橋右側上流を望む ) さつま町虎居地区 ( 浸水深表示看板 ) 本資料 P 3

5 1. 事業の概要 ( 平成 18 年 7 月出水での鶴田ダムの操作 ) 鶴田ダムの放流状況減勢工跳水の状況鶴田ダムの貯水状況減勢工跳水の状況本資料 P 4

6 1. 事業の概要 ( 平成 18 年 7 月出水での鶴田ダムの操作 ) 鶴田ダムの洪水調節によりダム下流の宮之城地点で最高水位を約 1.3m 低下させ最高水位に達する時間を約 4 時間遅らせることができたが洪水調節容量が不足し計画規模を超える洪水時操作を実施 (m 3 /s) 流入量放流量 5000 (m3/s) 5, , , , , , , , , 流入量 ( (m3/s) m 3 /s) 放流量 (m3/s) (m 3 /s) 貯水位 (m) (m) 流入量 m3/s 放流量 m3/s 貯水位 m ダムへの最大流入量 4,043m 3 /s ダムによる最大洪水調節量貯水位 (m) ダムがほぼ満杯となったためダムへの流入量と下流への放流量を同じにする操作常に流入量より少なく放流 7/20 22:16 洪水調節開始計画規模を超える洪水時操作へ移行 (m) 位本資料 P 貯水約 2,000m 3 /s 流入量放流量5 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00 0:00 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00 0:00 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00 0:00 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 7 月 20 日 7 月 21 日 7 月 22 日 7 月 23 日

1. 事業の概要 ( 平成 18 年 7 月出水を踏まえた治水対策 ( 川内川の改修方針 )) 鶴田ダム再開発事業は平成 18 年 12 月に採択された河川激甚災害対策特別緊急事業 ( 激特事業 ) と併せて実施し川内川流域の治水安全度の向上を図る河川激甚災害対策特別緊急事業平成 18 年 7 月と同規模の洪水に対して外水はん濫 ( 河川からの溢水等のはん濫 ) を防止し

7 1. 事業の概要 ( 平成 18 年 7 月出水を踏まえた治水対策 ( 川内川の改修方針 )) 鶴田ダム再開発事業は平成 18 年 12 月に採択された河川激甚災害対策特別緊急事業 ( 激特事業 ) と併せて実施し川内川流域の治水安全度の向上を図る河川激甚災害対策特別緊急事業平成 18 年 7 月と同規模の洪水に対して外水はん濫 ( 河川からの溢水等のはん濫 ) を防止し早期に効果を発現させる事業期間 :H18 年度 ~H23 年度主な事業 : 築堤河道掘削分水路の整備橋梁架替 (4 橋 ) 鶴田ダム再開発事業洪水期の洪水調節容量を増量し下流の治水安全度を更に向上させる事業期間 :H19 年度 ~H27 年度 ( 予定 ) 洪水期の洪水調節容量を増量川内川水系河川整備計画の目標 (H21.7 策定 ) 本計画では甚大な被害を被った平成 18 年 7 月規模の洪水に対して激甚災害対策特別緊急事業や鶴田ダム再開発事業に引き続き計画的な河川整備を進め更なる治水安全度の向上を図り水系全体として水害に強い地域づくりの促進を図ることを目標とする本資料 P 6

8 1. 事業の概要 ( 目的 ) 現放流施設よりさらに低い水位で放流できるよう新たな放流管を増設し洪水期における現行操作規則での最大洪水調節容量 75,000 千m3 (6/11~8/31) を 1.3 倍の 98,000 千m3とすることでダム下流の洪水被害を軽減する現況 ( 洪水期 ) 再開発後 ( 洪水期 ) 洪水時最高水位 (EL160.00m) 洪水時最高水位 (EL160.00m) 現放流施設 EL120.9m 洪水調節容量 75,000 千 m 3 EL133.00m EL131.40m 最低水位 EL130.00m 死水容量 20,500 千 m 3 EL115.6m 洪水調節容量と発電容量の共有 3,000 千 m 3 予備放流による水位低下発電容量 2,500 千 m 3 貯水池の運用変更 EL120.9m 洪水期における最大の洪水調節容量現放流施設洪水調節容量 98,000 千 m 3 EL121.10m 最低水位 EL115.6m 低い貯水位で放流増設放流施設堆砂容量できるように 25,000 千 m 3 EL 95.0m 堆砂容量 25,000 千 m 3 新たな放流管を増設洪水調節容量と発電容量の共有 7,000 千 m 3 予備放流による水位低下洪水期 (6 月中旬から 10 月中旬 ) の洪水調節容量 ( ダムに貯める水の量 ) が最大 75,000 千 m 3 から最大 98,000 千 m 3 へ増大本資料 P 7

9 １事業の概要事業メニュー洪水を調節するための放流管を新たに３本増やす増設放流管の設置及び増設減勢工の設置等の工事を洪水調節等の現有機能を維持しながら施工する本資料P 8

10 1. 事業の概要 ( 事業の進捗状況 ) 現在上流仮締切設置工事及び増設減勢工工事を実施するとともに放流管増設のためのダム本体の削孔に着手 1 上流仮締切設置 2 堤体削孔通常の水位 WL=160m 以下工事運用水位 WL=133m 2 堤体削孔 1 上流仮締切設置ダム下流側 (H25 年 5 月撮影 ) 下流右岸法面対策状況 (H25 年 5 月撮影 ) 増設減勢工工事状況 (H25 年 6 月撮影 ) 上流仮締切設置状況 (H25 年 4 月撮影 ) 堤体削孔状況 (H25 年 5 月撮影 ) 本資料 P 9

11 1. 事業の概要 ( 再開発後のイメージ ) 増設放流設備付替発電管増設減勢工既設減勢工改造現時点の完成イメージであり実際とは異なる場合があります本資料 P 10

2. 事業の効果必要性 ( 地域開発の状況等 ) 地域開発の状況人口の推移はほぼ横ばいである

南九州西回り自動車道が整備中であり交通の要衝となっている河川事業においては市街部改修事業 (

これにより治水安全度の向上が図られ良好な新しい市街地が創出されている地域の協力体制

想定はん濫区域内人口の変化約 4 万人約 4 万人 30,000 20,000 10,000

国勢調査 ) (H17 国勢調査 ) 薩摩川内市街地ダムの役割鶴田ダム再開発について教材に採用

12 2. 事業の効果必要性 ( 地域開発の状況等 ) 地域開発の状況人口の推移はほぼ横ばいである薩摩川内市では JR 九州新幹線や国道 3 号等の基幹交通施設に加え南九州西回り自動車道が整備中であり交通の要衝となっている河川事業においては市街部改修事業 ( 引堤事業等 ) を薩摩川内市の土地区画整理事業等と連携して実施しておりこれにより治水安全度の向上が図られ良好な新しい市街地が創出されている地域の協力体制河川改修および鶴田ダム再開発事業の促進に向けて鹿児島県知事を会長とする川内川改修促進期成会鹿児島県さつま町さつま町議会より事業促進に向けて要望がなされている流域では行政や住民が連携した防災減災に向けた取り組みが盛んである 50,000 40,000 想定はん濫区域内人口の変化約 4 万人約 4 万人 30,000 20,000 10,000 JR 川内駅 0 南九州西回り自動車道 ( 事業中 ) H18 評価時 H25 評価時 (H12 国勢調査 ) (H17 国勢調査 ) 薩摩川内市街地ダムの役割鶴田ダム再開発について教材に採用薩摩川内市 ( 平成 10 年 ) 薩摩川内市 ( 平成 19 年 ) 河川改修事業 ( 引堤等 ) と土地区画整理事業の連携により良好な市街地を創出川内川水防災河川学習プログラム検討会水防災教育試行授業風景本資料 P 11

13 2. 事業の効果必要性現在の川内川に平成 18 年 7 月洪水が発生した場合同洪水で甚大な被害を被った宮之城地区において鶴田ダム再開発事業により激特事業後の水位からさらに約 0.5~1.0m の水位を低下させることで概ね安全に流下可能となる約 13km 下流鶴田ダム宮之城地区鶴田ダム再開発事業による宮之城地区 ( 川内川 35k200~39k000 付近 ) での水位低下効果本資料 P 12

14 3. 今回変更のポイント事業費工期の変更事業費の変更 ( 約 460 億円約 711 億円 ) 1 現場条件が異なるなど設計条件の見直しに伴う変更 ( 増 ) 約 107 億円 2ダムの運用変更による地すべり防止対策の追加 ( 増 ) 約 56 億円 3 電力の安定供給への配慮等による変更 ( 増 ) 約 34 億円 4 物価増等による変更 ( 増 ) 約 54 億円計約 251 億円工期の変更主な工程平成 27 年度完成平成 29 年度完成放流管が 2 条から 3 条に変更となったこと等に伴い増設放流設備工事の工期が延びたことで約 2 年の工期延期が必要となった当初工期治水効果発現本資料 P 13

コンクリート 94,000 m3 ) 付替発電管 1 増設放流管 2 条 2 充填コンクリート 2,000 m3 3 正副ゲート 4 門ゲート室 492 m2 2 増設減勢工約 270m ( コンクリート 165,000 m3 ) 付替発電管 1 増設放流管 3 条 2 充填コンクリート 3,500 m3 3

15 3. 今回変更のポイント事業費の変更内容 1 現場条件が異なるなど設計条件の見直しに伴う変更 ( 増 ): 約 107 億円現地でのコンクリート強度試験の結果をもとに構造検討を見直した結果増設放流管を当初計画の直径 5. 6m 2 条から直径 4.8m 3 条に変更したことにより放流施設法面工の形状が変更となったまた水理模型実験により精査した結果増設減勢工を下流側に延伸する必要が生じた (+87 億円 ) 変更前 2( 法面対策 ) 約 2,000 m2 変更後 2( 法面対策 ) 約 16,000 m2 2 増設減勢工約 180m ( コンクリート 94,000 m3 ) 付替発電管 1 増設放流管 2 条 2 充填コンクリート 2,000 m3 3 正副ゲート 4 門ゲート室 492 m2 2 増設減勢工約 270m ( コンクリート 165,000 m3 ) 付替発電管 1 増設放流管 3 条 2 充填コンクリート 3,500 m3 3 正副ゲート 6 門ゲート室 738 m2 仮締切 1 門放流管 2 条正副ゲート 4 門ゲート室 492 m2 副ダム 1 基仮締切 2 門放流管 3 条正副ゲート 6 門ゲート室 738 m2 副ダム 2 基制水ゲート 2 門ゲート室 186 m2 2 増設減勢工約 180m 制水ゲート 3 門ゲート室 279 m2 2 増設減勢工約 270m 本資料 P 14

16 3. 今回変更のポイント事業費の変更内容 1 現場条件が異なるなど設計条件の見直しに伴う変更 ( 増 ): 約 107 億円潜水士による着工前測量を行った結果既設コンクリートの一部が新設の放流設備の呑口にかかることが判明したその結果既設コンクリートの撤去作業を新たに実施する必要が生じたなど水中作業が増加した (+20 億円 ) ケーシング掘削機による掘削状況本資料 P 15

17 3. 今回変更のポイント事業費の変更内容 2 ダムの運用変更による地すべり防止対策の追加 ( 増 ): 約 56 億円近年の地すべり調査技術の蓄積を受け確立されてきた航空レーザ測量を使った地形判読地山に近い状態で採取できる高品位ボーリング等最新の知見に基づき調査検討を実施した結果 3カ所において地すべり対策の必要が生じた参考とした技術基準 : 貯水池周辺の地すべり調査と対策に関する技術指針 ( 案 ) (H21.7) 鶴田ダム地すべり対策箇所位置図地形判読技術の精度向上例 ( 防災科学技術研究所井口氏 ) 頭部排土貯水池の運用変更により水位が低下急激な水位の低下による地すべりの可能性を調査高品位ボーリングサーチャージ水位 EL.160.0m 想定すべり面現行最低水位 EL.130.0m 再開発後最低水位 EL.115.6m コアが乱されずそのままの状態を保っている地すべり対策箇所横断図本資料 P 16

3. 今回変更のポイント事業費の変更 3 電力の安定供給への配慮等による変更 ( 増 ): 約 34 億円

水深が深くても対応できる飽和潜水システムを採用する必要が生じた堤頂 ( ダム頂部 ) 長既設発電管 EL119.

5m EL104.6m 発電 1 号台座コン発電 2 号台座コン増設 1,2 号台座コン EL107.

18 3. 今回変更のポイント事業費の変更 3 電力の安定供給への配慮等による変更 ( 増 ): 約 34 億円〇発電事業者との協議の過程において電力の安定供給への影響の観点から鶴田ダムにおける発電への影響をさらに小さくする必要が生じた結果再開発工事期間中も発電が可能な水位を極力確保することとしたこのため大深度での作業が発生し水深が深くても対応できる飽和潜水システムを採用する必要が生じた堤頂 ( ダム頂部 ) 長既設発電管 EL119.0m 450.0m 既設放流管敷高 EL118.0m 変更計画 EL.133m 堤高 ( ダム高 ) 117.5m EL104.6m 発電 1 号台座コン発電 2 号台座コン増設 1,2 号台座コン EL107.5m EL 95.0m 当初計画 EL.120m 当初の作業水深 ( 最大 40m) 空気潜水方式変更後の作業水深 ( 最大 65m) 飽和潜水方式作業終了時作業時水中エレベータベル潜水士居住空間潜水士飽和潜水システム本資料 P 17

19 3. 今回変更のポイント事業費の変更 4 物価増等による変更 ( 増 ): 約 54 億円工事中の発電補償単価算定に用いた石油燃料単価の上昇による補償額の増加等の上昇に伴い事業費が増加した減電補償に関わる石油燃料単価の上昇平成 14 年 ~ 平成 18 年平均価格重油購入平均価格 ( 円 /kl) 平成 19 年 ~ 平成 23 年平均価格 34,322 57,660 (68.0% 増 ) 本資料 P 18

20 4. 事業の投資効果 ( 前回評価からの変化 ) 費用対効果分析結果項目前回評価 ( 平成 23 年度 ) 今回評価 ( 平成 25 年度 ) 主な変更理由目標流量 ( 基準地点 : 川内 ) 7,000 m3 /s( 基本方針 ) 6,000 m3 /s( 整備計画 ) 7,000 m3 /s( 基本方針 ) 6,000 m3 /s( 整備計画 ) 事業費 460 億円 711 億円整備期間平成 19 年から平成 27 年まで平成 19 年から平成 29 年まで整備内容鶴田ダム再開発鶴田ダム再開発残事業便益 :B( 億円 ) 一般資産被害額 :262 農作物被害額 :2 778 公共土木被害額 :444 営業停止損失 :46 応急対策費用 :13 残存価値 :11 一般資産被害額 :284 農作物被害額 :1 837 公共土木被害額 :480 営業停止損失 :46 応急対策費用 :14 残存価値 :12 評価基準年の変更による増費用 :C( 億円 ) 事業費の変更による増 B/C 全事業便益 :B( 億円 ) 一般資産被害額 :262 農作物被害額 :2 782 公共土木被害額 :444 営業停止損失 :46 応急対策費用 :13 残存価値 :15 一般資産被害額 :284 農作物被害額 :1 845 公共土木被害額 :480 営業停止損失 :46 応急対策費用 :13 残存価値 :21 評価基準年の変更による増費用 :C( 億円 ) 事業費の変更による増 B/C 本資料 P 19

21 5. コスト縮減上流仮締切について台座コンクリートの重量で浮力を受け持つ従来型の方式で設置する予定であったが新たな技術を開発し増設 3 号仮締切は台座コンクリートの不要な浮体構造としたことで潜水作業が縮減したこと等のコスト縮減対策により約 18.2 億円のコスト縮減となる約億円当初設計浮力に対して台座コンクリートの重量で受け持つ側面図戸当り変更設計浮力に対して浮上り防止金物にて押さえ込む側面図浮上り防止金物戸当り反力扉体自重扉体自重台座コンクリート反力浮力底蓋浮力本資料 P 20

22 6. 対応方針 ( 原案 ) 鶴田ダム再開発事業川内川は想定はん濫区域内に中流宮之城市街部下流薩摩川内市街部等があるが河川整備計画において整備の目標としている平成 18 年 7 月規模の洪水に対して所要の治水安全度が確保されておらず鶴田ダム再開発事業により洪水被害軽減といった効果が得られる見込みである洪水調節による費用対便益 (B/C) は 1.2 である鶴田ダム再開発事業は現在放流管増設のためのダム本体の削孔やゲートの製作据付工事に着手するなど事業費ベースで約 30%[ 約 213 億円 / 約 711 億円 ]( 平成 24 年度末 ) となっており今後は既設減勢工改造工事等に着手し平成 29 年度に完了するする見込みである地域から早期に治水効果を発現させて欲しいという要望が多く地元自治体等からの協力体制も確立されていることから今後の円滑な事業執行が可能である以上より鶴田ダム再開発事業は前回再評価以降も事業の必要性は変わっておらず今後も事業の順調な進捗が見込まれること等から平成 29 年度完了に向けて引き続き事業を継続することとしたい本資料 P 21

23 参考川内川直轄河川改修事業 + 鶴田ダム再開発事業の費用対効果費用対効果分析結果項目目標流量 ( 基準地点 : 川内 ) 事業費整備期間整備内容平成 25 年度評価 6,000 m3 /s ( 概ね 1/60) 河川事業 :807 億円鶴田ダム再開発事業 :711 億円平成 19 年から平成 50 年まで河川改修鶴田ダム再開発便益 :B( 億円 ) 1,704 残事業費用 :C( 億円 ) 766 B/C 2.2 便益 :B( 億円 ) 3,699 全事業費用 :C( 億円 ) 1,458 B/C 2.5 本資料 P 22

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<4D F736F F F696E74202D E375F92DF F83808DC48A4A94AD8E968BC690E096BE8E9197BF2E B8CDD8AB B83685D> 鶴田ダム再開発事業の概要川内川河川事務所平成 26 年 7 月 1 1. 平成 18 年 7 月出水の状況被害状況薩摩川内市南瀬地区 3 さつま町虎居地区虎居地先川内川右岸 37k400 付近 5 6 菱刈町菱刈地区さつま町虎居地区菱刈町菱刈地区菱刈町菱刈地区本城地先川内川左岸 72k700 付近 2 8 5 6 7 8 薩摩川内市南瀬地区南瀬地先川内川右岸 24k600 付近凡例