第8回 複数の誤差を伴なう分散分析の基礎 経時データへの応用
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- ときな みやのじょう
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1 複数の誤差を伴なう分散分析の基礎 経時データへの応用 第 8 回高橋セミナー 高橋行雄 ファイル名 : 文書 4 最終保存日 :1/19/1 6:11 PM 最終印刷日時 :5 年 1 月 31 日 /18 時 58 分
2 表紙裏 改訂の記録 1 年 1 月 13 日, 新規作成
3 目次 i 複数の誤差を伴なう分散分析の基礎 経時データへの応用 目 次 1. はじめに PK パラメータでの用量比例性 クロスオーバー法による実験 誤差の構造 JMP によるランダム計数モデル 被験者の対応を無視した解析 被験者ごとの回帰係数 各被験者に ポイント 症例数と測定回数の設定 実験計画の立案 解析の事例 JMP による混合モデル 経時データの検定の考え方 反復投与 単回投与 差での比較 群内の検定 差か? 比か? 検定の多重性の問題 全ての時点を用いた検定 経時データの解析の基礎 分割実験の基礎 何が求めたいのか 混合モデルによる解析... 3
4 ii 目次 図表目次 表.1 薬物濃度の投与量別変化... 3 表. 被験者を層別因子とした回帰分析 ( 冪モデル )... 5 表.3 6 人の被験者の傾きの平均... 7 表.4 薬物濃度の投与量別変化... 7 表 3.1 測定の繰り返しが 3 回の実験... 8 表 3. 繰り返し... 1 表 3.3 被験者を因子とした 1 元配置分散分析... 1 表 3.4 被験者ごとの平均値についての分散分析... 1 表 3.5 とを変えた場合の cl n1 n 95 表 3.6 薬理作用の推定と限界値との差... 1 表 3.7 JMP の混合モデルによる解析 表 4.1 ビーグル犬に対する C 薬反復投与による赤血球数の経時変化 表 4. 経時データの平均値の推移 表 5.1 雌の対照群と 3ng/kg 群の比較... 表 5. 元配置とした分散分析の誤用... 表 元配置とした分散分析の誤用... 1 表 5.4 分割実験と見なした場合のランダム化の手順... 1 表 5.5 分割実験として編成後の分散分析表... 1 表 5.6 方分割実験として組み直した分散分析表... 表 5.7 投与群間の差の平均と分散の期待値... 3 表 5.8 JMP による分散分析表... 4 表 5.9 差の推定値のマトリックスの見方... 5 図.1 用量依存的な平均値と SD の上昇... 3 図. 被験者ごとの用量反応... 4 図.3 個人間誤差と個人内誤差の合成構造... 4 図.4 被験者の対応を無視した単回帰分析 ( 冪モデル )... 6 図.5 被験者ごとの回帰直線 ( 冪モデル ) の当てはめ... 6 図 3.1 データの変動図... 9 図 3. 薬理作用を検証するために必要な投与量 図 3.3 変量効果を含んだ混合効果モデル... 1
5 目次 iii 図 4.1 変数変換後の経時変化 図 5.1 JMP による混合効果モデル... 4 図 5. 投与量 週の推定平均と SE... 5 図 5.3 差の推定と SE... 6 図 5.4 対比による投与前との差の群間比較... 7
6 iv 目次
7 1 はじめに 1 1. はじめに 分散分析は, 誤用されやすい統計手法である. この原因は, 実験のランダム化手順に伴ない複数の実験誤差が生じているにもかかわらず, それを考慮しないことによる. これまでの高橋セミナーでも, たびたび取り上げてきた. 第 1 回目のセミナーは 1999 年 7 月 3 日に行ったのであるが まとまった資料を作成してなかった 1999 年 8 月の SAS / JMP ユーザ会のハンズオンセミナーで 生物検定法入門 を行った ここでは, ヒト白血球の LPS 刺激における D 薬のサイトカイン産生抑制作用 をテーマとして, 複数の誤差を伴う生物検定法 JMP による混合モデルの解析を取り上げた. 第 回目は, ずばり 複数の誤差を持つ実験データ であり, 取り上げた事例は, 心不全ブタにたいする降圧剤の逐次増量による薬効評価アトロピンによるウサギの流延抑制 乱塊法による用量反応モルモット摘出回腸のヒスタミン誘発収縮反応であった. これらの実験データには, 複数の実験誤差が存在するが それらが埋没しており 一見しただけでは時計手法が誤用されていても分かりにくいような事例であった. それらの 誤差構造を明示し JMP を用いて線形混合モデルによる誤差の計量を経験してもらう それにより 多くの実験に含まれる誤差について見識を深める切っ掛けとなることを期待した. 第 3 回目および第 4 回目では モルモット摘出回腸のヒスタミン誘発収縮反応に及ぼす G 薬の実験 は,1 個体から摘出した回腸の中で 4 用量の実験が 4 匹について行なわれ,4 4 のラテン方格となっていることを示した. そのために, 用量反応を論ずるためには, 個体内の誤差を用いる必要性を論じた. 第 5 回目は, 線形ランダム係数モデルおよびトキシコキネティックから得られたス パースな薬物濃度曲線に非線形ランダム係数モデルを取り上げたが, これも複数の誤差, 個体間誤差と個体内誤差を考慮したものであった.
8 1 はじめに 第 6 回目は, 計数データについての課題であった. 計数データにも複数の誤差を考慮 しなければならない実験データはあるが, ここでは扱わなかった. 第 7 回目は, ヒトにおける様々な臨床第 1 相試験データの解析を取り上げた. 生物学 的同等試験は基本的にクロスオーバー法が使われ, 必然的に複数の誤差が実験データに 入り込む. このように, これまでのセミナーで扱ってきた課題には 複数の誤差 が共通してい た. 今回は, 実験に伴なう複数の誤差構造について, じっくりと基本に戻って講義と実 習を行う. これまでのセミナーのテキストおよびサンプルデータは, からダウンロードできるようにしてあります. どうぞ自由 にご利用ください. 1. 実験のランダム化, 様々な分割と分散分析表. 固定効果と変量効果 3.JMP による混合効果モデルの適用 4. 経時データの分散分析適用上の制約 5. 誤用の事例, 正しい解析
9 PK パラメータでの用量比例性 3. PK パラメータでの用量比例性.1. クロスオーバー法による実験 同一被験者に薬剤 A の複数の用量が, クロスオーバ法により経口単回投与され, それ ぞれの血中薬物濃度曲線から表.1 に示すような AUC が得られたとしよう. 表.1 薬物濃度の投与量別変化 subject 1mg mg 3mg 1 [1] 5 [] 35 [3] 7 [1] 74 [3] 11 [] 19 3 [] 6 [1] 18 [3] 8 4 [] 4 [3] 8 [1] 19 5 [3] 138 [1] 336 [] 34 6 [3] 14 [] 17 [1] 16 単位は ng hr/ml,[ ] 内は実験順序. データは pk_6sub_3dose_art.jmp. このデータは, 投与量を x,auc を y としたときに,y が x に比例して増大し, それに伴ない標準偏差も増大するようにして人工的に作成したデータである. このような現象は, 薬物動態の試験からしばしば得られる. 人工的に作成したのは, 個人間の誤差, 個人内の誤差が, 得られたデータにどのように反映するのか, そのメカニズムを認識するためである. そして, 得られたデータから つの誤差を統計解析により分離して取り出し, 人工的に与えた誤差とを対比する. このことにより, 実験のランダム化に起因する様々な誤差を認識し, 適切な統計解析が実施され, 実験結果を正確に評価できるようになることを目的としている. 図.1 用量依存的な平均値と SD の上昇 8 6 y 4 標準偏差 dose 1 3 dose
10 4 PK パラメータでの用量比例性 Jmp テーブルに埋め込まれた 変動性図 プログラムを実行してみよ. 8 図. 被験者ごとの用量反応 1 6 y 4 y x x Jmp テーブルに埋め込まれた 二変量の関係 プログラムを実行してみよ... 誤差の構造 表.1 のデータは,y = 1 x を母集団の用量反応関係とし, 式 (.1) のように個人間 の誤差と個人内の誤差を与えて作成したものである. (1) () y = (1 + e + e ) x, i = 1,, K, 6, j = 1,,3 (.1) ij i ij j (1) e 平均, 分散 6, 右に歪んだ分布, 個人間誤差 i () eij 平均, 分散, 右に歪んだ分布, 個人内誤差 図.3 個人間誤差と個人内誤差の合成構造 subj x 1 3 x 1 3 x 1 3 x x x = 真の反応 個人間誤差 個人内誤差.3. JMP によるランダム計数モデル この実験データから求めたいのは, 薬剤 A の用量比例性に関する情報である. 図.
11 PK パラメータでの用量比例性 5 ( 右 ) のyを対数変換した場合に, それぞれの被験者の用量反応関係が平行と見なせるので,xも対数変換して被験者を層別因子とした回帰分析( 共分散分析 ) を行い, 切片の傾きとその 95% 信頼区間により用量反応関係を調べることにする. JMPのバージョン 4 から, 因子を変量効果とし,REML 法による混合効果モデルの解析ができるようになったので, その結果を示す. パラメータ推定値項推定値切片.9633 subj[1] subj[] subj[3] subj[4] subj[5].1784 subj[6] logx REML 分散成分の推定値変量効果分散比 subj& 変量効果 残差合計 - 対数尤度 = 表. 被験者を層別因子とした回帰分析 ( 冪モデル ) 標準誤差 t 値 分散成分 p 値 (Prob> t ) <.1 標準誤差 下限 95% % 下限.1819 上限 95% % 上限 Jmp テーブルに埋め込まれた 層別回帰分析 プログラムを実行してみよ. 全体に対する百分率 Log(x) の回帰係数とその 95% 信頼区間が,.997(.75~1.4) と 1. を包含しているので, 用量比例性が成り立っていると判断できる..4. 被験者の対応を無視した解析被験者を無視した場合は, 信頼区間の幅が (.37~1.61) と大きくなり図.4に示したようにと用量比例性を強く言いがたくなる.
12 6 PK パラメータでの用量比例性 図.4 被験者の対応を無視した単回帰分析 ( 冪モデル ) 3. logy.5. パラメータ推定値項推定値切片.9633 logx 標準誤差 下限 95% 上限 95% logx Jmp テーブルに埋め込まれた 層を無視した回帰分析 プログラムを実行してみよ..5. 被験者ごとの回帰係数図.5に示すように被験者ごとに 3 ポイント以上のデータがあれば, それぞれの被験者ごとに回帰直線を当てはめて, それらの平均値と 95% 信頼区間を出せば, ランダム係数モデルで求めた結果と同様な結果が得られる. 3. 図.5 被験者ごとの回帰直線 ( 冪モデル ) の当てはめ logy logy logx logx subject=1: logy = logx subject=: logy = logx JMP の 変数の関係 で by に subject を入れて, 直線の当てはめを行ってみよ. 6 人の被験者の冪モデルによる傾きの平均は,.997 とほとんど 1. に近く用量比例性が成り立っており, その 95% 信頼区間は,(.694~1.99) とランダム係数モデルで求めた (.75~1.4) よりは幅が広くなっているが, 被験者の対応を無視した場合の 95% 信頼区間 (.37~1.61) と比べた場合に, その良さが分かるであろう.
13 PK パラメータでの用量比例性 7 表.3 6 人の被験者の傾きの平均 subject 切片 傾き 平均 SD SE U95% L95% 各被験者に ポイント各被験者に ポイントしかない場合には被験者ごとに回帰係数を形式的に求めることはできるが, 個人内の変動の影響をもろに受けてしまい,95% 信頼区間の増大が起きる. このような場合にでもランダム係数モデルの適用により, 個人内誤差を分離することができ, 精度の良い 95% 信頼区間が求められる. 表.4は, 表.1のデータから 1 被験者ごとに 1 用量のデータを除いたものである. このデータのランダム係数モデルを適用してみる. 結果のみを示すが, 回帰係数とその 95% 信頼区間は,.97(.6~1.34) となる. 表.4 薬物濃度の投与量別変化 subject 1mg mg 3mg 1 [1] [] 35 [3] 7 [1] 74 [3] [] 19 3 [] 6 [1] 18 [3] 4 [] [3] 8 [1] 19 5 [3] 138 [1] [] 34 6 [3] 14 [] 17 [1] pk_6sub_dose_art.jmp テーブルに埋め込まれた 層別回帰分析 プログラムを実行してみよ.
14 8 3 症例数と測定回数の設定 3. 症例数と測定回数の設定 3.1. 実験計画の立案対照群に対して, ある薬物 A の投与により, ある反応 y が 1% 増加する用量を設定したいとしよう. 本試験に先立ち予備試験をして, 本試験の実験計画を立てることにした. 測定誤差が大きいことが予想されるので, 予備試験では測定誤差も推定できるようにした. 予備試験から, 表 3.1のような結果が得られたとしよう. 表 3.1 測定の繰り返しが 3 回の実験 測定 群 被験者 1 3 対照 mg/kg mg/kg mg/kg データは pk_6sub_3dose_art.jmp. 検証試験として,A 薬の投与量を固定し, 投与群の平均値の 95% 信頼区間が, 対照群 の平均値の 1% 以上となるような実験例数と測定回数を設定したい. 誤差分散の推定に分散分析を 段回に使う 統計的にはラフであるが例数設計の基本なので, 手順を段階的に示す.1) 対照群の 4 3 個のデータから平均値 y を求める.) 限界値として対照群 y = y 1.1 める.3) 被験者と因子とした 1 元配置分散分析を行い誤差分散を 限界値対照を求 s 個人内とする.4) 被 験者ごとに 3 回の測定の平均 yi, i= 1,, K,1 を求める.5) 投与群を因子とした繰り返 し不揃いの 1 元配置分散分析を y i について行い誤差分散をとする.6) 投与群 s 個人間 の平均値の 95% 信頼区間幅を cl95 = ( s個人間 + s個人内 / n )/ n1 とする.7) n1 と n を現実的 cl 95 な実験例数として変化させを求める.8) 用量反応関係としては,3 用量のデータすべてを用いて回帰分析分析を用いることにする.9) 用量反応関係から y限界値 + cl 95 と
15 3 症例数と測定回数の設定 9 なる投与量 x を逆推定する. この方法は, に /3 が含まれるので, 実験例と n が過大評価となって s 個人間 s n 個人内 1 いる. しかし, この設定方法は統計的な検出力は 5% となっているので, n1 および n を多めに設定することは, 統計的な検出力の増加になり, 妥当といえよう. 枝別れ型分散分析による つの誤差の推定この実験データは,4 水準の因子 A が設定され, その中で被験者が 4 人, 人, 人, 人と設定され, それぞれの被験者の中で 3 回の測定がなされている実験となっている. これは, 繰り返しが不揃いの枝別れ型分散分析といえる. ここで, 被験者は変量効果 ( ランダム効果 ) として, その分散成分を推定する. つの分散が推定されれば, 実験例数の設定は, 分散分析を 段階に行った場合と同様に行えう. 混合効果モデルによる誤差の推定最近, 固定効果と変量効果が含まれ, 解析モデルに誤差が複数存在するような問題を取り扱うための混合効果モデル (Mixed Effect Model) が統計ソフトで提供されるようになってきた.JMP では, バージョン 4 から利用可能になったばかりである. 混合効果モデルは, 繰り返しが不揃いの枝別れ型分散分析も包含し, さらに, 様々な分割実験で発生する複数の誤差を考慮した解析にも応用できる. 3.. 解析の事例 データのグラフ化 図 3.1 データの変動図 y 55 5 標準偏差 A A1 A A3 A 内での subject A A1 A A3 A 内での subject Jmp テーブルに埋め込まれた 変動性図 プログラムを実行してみよ.
16 1 3 症例数と測定回数の設定 平均値の計算 表 3. 繰り返し 番号 対照群 1mg/kg mg/kg 3mg/kg 群の平均 JMP による平均値の計算は,JMP テーブル サブメニューの 要約 を用いる. 1) 対照群の平均値 : y = 5.4 対照群 ) 限界値 : y限界値 = y対照 1.1 = = 55.4 分散分析 表 3.3 被験者を因子とした 1 元配置分散分析 分散分析要因 subject 誤差全体 ( 修正済み ) 自由度 9 9 平方和 平均平方 F 値 p 値 (Prob>F) <.1 Jmp テーブルに埋め込まれた 一元配置被験者 プログラムを実行してみよ. 3) 個人内誤差分散 : s 個人内 = 5.33 表 3.4 被験者ごとの平均値についての分散分析 分散分析要因 A 誤差全体 ( 修正済み ) 自由度 平方和 平均平方 F 値.144 p 値 (Prob>F).1959 Jmp テーブル Study_pre_mean.jmp に埋め込まれた 一元配置 プログラムを実行してみよ. 4) 被験者ごとに 3 回の測定の平均 y, i= 1,, K,1 を求める i
17 3 症例数と測定回数の設定 11 5) 個人間誤差分散を : s 個人間 = ) 投与群の平均値の 95% 信頼区間幅を cl95 = ( s個人間 + s個人内 / n )/ n1 とする. 7) とを現実的な実験例数として変化させ cl を求める n1 n 95 s 個人間 表 3.5 とを変えた場合の cl n1 n 95 n n =9.653, s 個人内 =5.3. 信頼区間の計算.xls で再計算できる. 8) 用量反応関係としては,3 用量のデータすべてを用いて回帰分析分析を用いること にする. 図 3. 薬理作用を検証するために必要な投与量 6 55 y 5 45 y = x X y 対照群と y 限界値が点線で示されている.4mg 当たりの下向きの矢印は, 期待される反応の 平均値と y の cl を示している. 限界値 95 表 3.5の表中とを対比させ, 実験例数を決める. 9) 用量反応関係 : y限界値 + cl 95 となる投与量 x を逆推定する
18 1 3 症例数と測定回数の設定 表 3.6 薬理作用の推定と限界値との差 x y delta 投与量 x に対し回帰直線から得られた反応の期待値 y を求 めて, y 限界値 =55.4 からの差が delta として示されている JMP による混合モデル JMPで枝別れ型分散分析の適用方法を図.に示す.JMPの モデルのあてはめは には, 選択した変数の性質によって, 解析方法が自動的に選択されるようになっている. 被験者を変量効果とすることにより 方法 がREML(Restricted Maximum Likelihood) が モデルの指定 画面に現れる. 図 3.3 変量効果を含んだ混合効果モデル 変量効果の指定は, 属性 メニューより, 変量効果 を選択する.
19 3 症例数と測定回数の設定 13 表 3.7 JMP の混合モデルによる解析 応答 y 分散分析要因自由度モデル 9 誤差 全体 ( 修正済み ) 9 REML 分散成分の推定値変量効果分散比 subject& 変量効果 残差合計 平方和 分散成分 平均平方 F 値 6.99 p 値 (Prob>F). 標準誤差 % 下限 対数尤度 = 効果の検定 要因 パラメータ数 自由度 分母の自由度 平方和 A subject& 変量効果 変量効果の検定は 従来のように推定値でなく縮 小された予測変数が対象 95% 上限 1.86 F 値.144. 全体に対する百分率 p 値 (Prob>F).166. 縮小 Jmp テーブルに埋め込まれた 変量モデルのあてはめ プログラムを実行してみよ. REML 分散成分の推定値より, 個人間分散成分 = 7.91, 個人内分散成分 = 5.3 であ ることがわかる.
20 14 4 経時データの検定の考え方 4. 経時データの検定の考え方 4.1. 反復投与薬物を反復投与して毒性や薬効を調べるために, 生体反応を経時的に測定することが, しばしば行われている. 大動物を用いた 13 週間の反復投与による毒性試験では, 投与前,4 週後,8 週後, および投与終了時などの時点で, 同じ動物から血液中のさまざまな成分が, 測定される. 表 4.1に, 赤血球数の経時データの例を示す. ヒトを対象にした長期投与試験でも, 投与前,1 ヶ月後, ヶ月後, のようにあらかじめ定められた時点で, 同様な経時データが得られる. 表 4.1 ビーグル犬に対する C 薬反復投与による赤血球数の経時変化 Dose 動物 雄 動物 雌 (mg/kg) 番号 投与前 4 週後 13 週後 番号 投与前 4 週後 13 週後 注 ) 8 週目のデータは省略してある. 単位 : 1 4 /μl これらの経時データを測定する主な目的は, 反復投与の終了時の変化を知ることにある. これは, 一般的に投与量を設定するときに, 短期的な反復投与試験の結果を知った上で, より長期の反復投与が可能な投与量が設定されされているからである. そのために, 反復投与中のデータは, 反復投与の終了時に何らかの変化があったときに, その変化の時間的経過を考察すべき性質のものと見なされる. 統計的な仮説検定を用いて経時データから統計的な結論を得ようとするならば, 主要
21 4 経時データの検定の考え方 15 な変数を一つ定めた上で, 帰無仮説, および対立仮説を明示することが不可欠である. 時点ごとに輪切り的に行われて検定結果は, 探索的な知見とみなされる. 表 4.1 の経時 データの場合は,13 週目が主要な変数であり,4 週目は副次的な変数である. 4.. 単回投与薬効を調べるための試験は, 毒性の評価を目的とする試験とは異なり, 経時的な変化の特徴を得ることが目的である. 単回投与後の生体反応は, 主に薬物濃度に関連して惹起される反応であることから, 経時変化はベル型あるいはバスタブ型の形状となることが多い. そのために, 反応曲線下面積 (AUC), 最大反応 Emax, 最大反応時間 Tmax などを個体ごとに経時データから抽出し, それらの変数について用量反応関係を評価することが興味の中心である. したがって, 各時点のデータは, 副次的な変数となる. このことは, 時点ごとの輪切的な検定の実施を否定しているのではないが, その結果は, 検定の多重性があるために探索的な知見とみなされる. 輪切り検定しか示されていない報告は, 統計的検定による結論が示されているわけではない, と見なさざるを得ないれる 差での比較経時データを y ijk, ここで i は投与群,j は群内の個体,k は時点を表す添字とした ときに, 表 4.に示すように, ある用量群 iの, ある時点 kの平均値 y i.k に対して投与群間での平均値の比較を行う場合を 生データでの比較 という. これに対して, 個体 jごとに投与前 T と各時点 kとの差 d ijk = y ijk - y ij, k = 1, を計算し, 平均値 d i.k について群間比較をする場合を 差での比較 という. どちらの比較を用いるかについての明快な基準は, 一般的には知られていない. そのため, 生データでの比較 と 差での比較 の検定結果が, 報告書に併記されることにり, どちらが主たる結果であるのかと問われても, 一長一短があり選択に迷うのである. どちらの比較でも統計的な結論が一致すればよいのであるが, 多くの実データでの検討から両者の統計的な結論の不一致がしばしば起きる. これは, 投与前と投与後間の相関係数 r の大きさに起因する不一致であり, 確率的な不一致ではない. そのために, 前もって相関係数 r を予測して,rが.5 以下であれば 生データでの比較,rが.5 以
22 16 4 経時データの検定の考え方 上であれば 差での比較, どちらを使うかを実験前に定めておく必要がある. 主要な 変数を事前に定めることができない毒性試験のような場合には, 投与前値を共変量にし た共分散分析が, 時点間の相関係数に関係なく用いることができる. 表 4. 経時データの平均値の推移 Dose 投与前 投与後 ( 生データ ) 投与前との差 T T 1 T T 1 T D 1 : 対照 y 1. y 1.1 y 1. d 1.1 d 1. D : 低用量 y. y.1 y. d.1 d. D 3 : 高用量 y 3. y 3.1 y 3. d 3.1 d 群内の検定 群間比較に加えて, 投与前 y i. と k 時点 y i.k の差 d i.k について, 群ごとに差の平均 が とする 帰無仮説 : d i.1 =, d i. =, i = 1,, 3 を群内の検定という. 時点 k =1, について対応のある t 検定, またはダネットの多重比較 ( 誤差は個体と時点の交互作用 ) を形式的に併用する場合もしばしば見かけるが. 対照群との比較を実験目的としているのならば, 群内の検定は常に探索的である. 対照群が, 平坦な経時変化であることを確認する目的で置かれている場合は, 対照群との比較よりも, 群内の変化が主要な検定となる. しかし, 投与前と各時点間の比較のためにダネットの多重比較が適用は, 任意に設定できる時点数に依存して有意となる差の大きさが変わるので, 使うべきでない. どうしても探索に時点間の比較を行いたい場合には, 個体および時点を因子とした 元配置分散分析 ( 誤差は交互作用 ) を行い, 時点が有意となった場合に, 比較が行えるシェッフェの多重比較が適している. これは, 全体の有意水準を保しつつ, あらゆる時点間のみならず, 任意の時点をまとめた平均値間の比較も可能だからである 差か? 比か? 投与前からの差ではなく, 比を各個体ごとに求めた上で群間比較を行うことがしばしば行われている. 多くの検査項目の変化を相対的に比較する場合に, 投与前からの比が差よりもよいと思われる. しかしながら, どちらにするかは注意深く検討しなければな
23 4 経時データの検定の考え方 17 らない. 多くの臨床検査データは, 対数正規分布に従うことが知られており, 投与後に増加を期待する反応の場合には, 比にすると投与前値の誤差的な変動も加わり, 飛び離れ値的な値になることをしばしば経験する. 逆に減少する場合は, どうであろうか. 比にすれば, 本質的に対数変換後の差と同じであるのだから, 比でよいではないかとも考えられる. しかし, 経時的な変化率を評価したい場合には, 対数変換が適している. 単回投与後に発現する血中の酵素の経時的な減少について考えよう. 次のような 症例に対する予備試験の結果が得られたとしよう. No. 投与前 1 時間 時間 3 時間 1 1 (1%) 35 (35%) 1 (1%) 5 (5%) 5 (1%) (4%) 7 (14%) 4 (8%) Plot Plot Plot T 1 3 T T No1 No 生データ No1% No% 比 No1 No 対数 図 4.1 変数変換後の経時変化 生データのグラフからは, 投与前値のばらつきが, 反応に比較して大きいことが観察される. 投与前値からの比のグラフにすると同じ 人とも同様な減少率で推移し,3 時間目で反応が飽和しているように見える. ところが, 対数変換した場合には, 直線的な減少が 3 時間目まで続き, さらに減少するかのように見える. 比のグラフを主体に論ずるのであるならば, ほぼ最大反応とみなせる 3 時間目の減少率が主要変数となるであろう. 対数変換した場合は,3 時間目まで直線的に減少している. 言い替えれば, どの時点を基準にしても一の減少率であることがわかる. このような場合に,1 症例ごとに回帰直線を当てはめて, その回帰直線の傾き ( 単位時間当たりの減少率 ) を主要な変数にすることも考えられる. このような方法は, 投与前の個体間のばらつきを取り除くだけでなく, 主要な変数の個体内のばらつきも小さく抑えること
24 18 4 経時データの検定の考え方 ができ, より少ない実験例数の設定が可能となる 検定の多重性の問題そもそも, ダネット, あるいはチューキーの多重比較は, 一元配置型の実験データを前提にした検定手法ある. 薬効を検証しようとする場合に, 時点ごとに多重比較を繰り返して, ある時点で 5% の水準で有意な差が出たからといっても, 検定の多重性の問題により 5% の有意水準が保たれてはいない. さらに, 投与前と各時点の差の検定を追加した場合にも, さらなる検定の多重性の問題が生じる. 多重性を回避するためには, これまで述べてきたように, 試験目的に合わせた時点を主要変数として有意差検定を行うことにつきる. 不幸にも, 主要変数に有意差を見出せない場合には, 潔く実験計画の失敗と認め, 新たな実験を行う覚悟を持つべきである. 副次変数には有意差が出たからといって, 薬効が統計的に証明されたことにはならない. 主要変数は, ある 1 時点の経時データである必要はない. 単回投与試験であれば, 反応が最大となる前後の時点の平均値を主要変数とし, ばらつきを減少させることも考えられるし, 表 4.1の反復投与の例であれば,4 週目以後のデータの平均値を主要変数とすることも考えられる 全ての時点を用いた検定経時データの全ての時点を用いた検定が無いわけではない. 1) 時点を多変量とみなした多変量分散分析モデル ) 時点を固定効果とみなした枝分かれモデル ( 自由度の調整法も含む ) 3) 個体を変量効果, 全ての時点を固定効果とした線形または非線形混合モデル 4) 各測定時点間の相関構造を考慮した GEE 法 (Generalized Estimating Equation Method) 5) その他 : パターン分類, 時系列モデルなどがあるが, これらの方法の解析手順を簡潔に示すことは困難であり, 実際の解析にあたっては, 専用の統計ソフトの使用が前提となるので, 本書では取り扱わない. これらの方法は, 経時的な反応の形状が定かでないときに, 探索的に全ての時点の情報から投与量群間の差を検討するときに役立つ. 1 元配置の実験モデルが適用できる場合に, 分散分析を多重比較に先立ち行う必要があるのか, との問題に対して, 比較の型があらかじめ定められていれば, 分散分析のよ
25 4 経時データの検定の考え方 19 うな予備検定は必要なく多重比較を直接行って差し支えない. 全ての時点を用いた解析手法も, これとと同じ問題であり, 主要変数についての検定がしっかり行ってあれば, 全ての時点を用いた解析手法をあえて行う必要ない. とはいえ, 検定の多重性の批判にもめげずに, 経時データに対する分散分析 ( 時点を固定効果とみなした枝分かれモデル, 自由度の調整法も含む ) に引き続き, 輪切りの分散分析の是非についての質疑が絶えない. これは, 幾つかの統計計算ソフトにこのような解析手順が組み込まれていて, その手順の是非について判断に迷っているからである. そして, この問題に対する標準的な解析の考え方が, 一般的な統計の教科書で示されてこなかったためでもある. これまでにも述べてきたのであるが, 断定的に言えば, 経時データに対する分散分析に引き続く輪切りの分散分析 は, 探索的な方法であり, 統計的な仮説検定には使えない.
26 5 経時データの解析の基礎 5. 経時データの解析の基礎 5.1. 分割実験の基礎 表 5.1 に典型的な経時データを示す. このデータに対して分散分析を適用したいとし よう. どのようなモデルを考え実施しようとするのだろうか. 表 5.1 雌の対照群と 3ng/kg 群の比較 Dose 動物番号 雄 (mg/kg) animal [R] 投与前 4 週後 13 週後 1 [1] [] [3] [4] [1] [] [3] [4] [ ] 内の番号は, 単なる整理番号であり,mg/kg の [1] 番と 3mg/kg の [1] は異なる動物である. 完全ランダム分散分析の誤用の典型例は, このデータを 因子繰り返しがある場合の分散分析として扱った場合である. この誤用は, 入門的な統計ソフトが要因配置実験に対して完全ランダム化実験を前提にしていることにも一因がある. 表 5.に結果を示すが, 何が問題なのであろうか. 表 5. 元配置とした分散分析の誤用 要因 自由度 平方和 平均平方 F 値 p 値 dose week dose*week 誤差 全体 次の誤用の例は, 動物の整理番号 R を用いて, 表 5.3 として 3 元配置分散分析を実施 することである. 結果がかなり異なることがわかるであろう. さて, この分散分析は何 が問題なのであろうか.
27 5 経時データの解析の基礎 1 表 元配置とした分散分析の誤用 要因 自由度 平方和 平均平方 F 値 p 値 dose R week dose*r dose*week R* week 誤差 全体 要因の欄の R は, 水準が同じでないと計算ができない統計ソフトを想定したことによる. 分割実験として 表 5.1 を分割実験と見なした解析を試みてみよう. その前に, 分割実験におけるラン ダム化の手順を表 5.4 に例示する. 表 5.4 分割実験と見なした場合のランダム化の手順 回目 Dose animal 1 回目 投与前 4 週後 13 週後 1 4 ⅱ ⅰ ⅲ 1 ⅰ ⅲ ⅱ 3 5 ⅲ ⅱ ⅰ 4 6 ⅱ ⅲ ⅰ ⅱ ⅰ ⅲ 1 ⅰ ⅱ ⅲ 11 8 ⅱ ⅲ ⅰ 1 7 ⅲ ⅰ ⅱ 第 1 回目のランダム化は 8 匹の animal について, ランダムな 1~8 の順行なわれた とし, それぞれの amimal の中でさらにランダム化が行なわれ ⅰ,ⅱ,ⅲ, のよう な順序で実験が行われたとするのが, 分割実験の前提である. 表 5.5 分割実験として編成後の分散分析表 要因 自由度 平方和 平均平方 F 値 p 値 修正 F dose (R) (dose*r) 次誤差 week dose*week 次誤差 全体 次誤差は,R と dose*r の平方和を足しあわせて計算する. 次誤差は,R* week と表 5.3 の誤差 (R*dose*week) を足しあわせたものになっている.
28 5 経時データの解析の基礎 方分割実験測定はまとめて行っていると見なすと, これは 方分割実験となり, 表 5.3の分散分析表を表 5.6のように組み直すことになる 方分割実験は 8 症例をランダムに mg/kg 群 3mg/kg 群に割り振ることにより 1 方のランダム化が行なわれたと見なされる 測定時期は 動物実験なので 8 症例がすべて同日におこなわれたと見なしたときに 実際には ( 投与前 4 週後 13 週後 ) の順であるが ([Ⅲ] 投与前 [Ⅰ]4 週後 [Ⅱ]13 週後 ) のようにランダムに測定されたと見なしたときに つの方向で輪切的にランダム化が行なわれていることから 方分割実験と考える いずれにしても経時データに対する古典的な分散分析を適用することは 期間の経過 が無視された方法であることに注意が必要である 表 5.6 方分割実験として組み直した分散分析表 要因 自由度 平方和 平均平方 F 値 p 値 1 次単位 a dose 次誤差 a 次単位 b week 次誤差 b 次単位 dose*week 次誤差 全体 次誤差 a は,R と dose*r の平方和を足しあわせて計算する.1 次誤差 b は, この実験で は求められない. 次誤差は R*dose* week と R* week の平方和を足しあわせてたものと 等しい. 5.. 何が求めたいのか mg/kg 群と 3mg/kg の 群間だけを考えた時に,13 週目で 群間に有意な平均値の差 があるのかを主要な解析としよう. この場合に表 5.7 に示す分散の期待値から個体間分 散 s (1) が個体内分散 s() より小さければ, 各症例ごとに投与前と 13 週目の差を計算し, 群ごとにその平均値を計算し, 群間に有意な平均値があるかの検討が望ましい. この場合の個体内分散 s () を実験データ全体から推定するのが分散分析の課題であ る. 群間で症例数が同数でかつ経時観察にも欠測値がなければ, 完全ランダムと見なし た要因配置の 3 元配置分散分析表から個体内分散 s() を再計算することが可能である. 個体内分散 s の推定値は, 表 5.5あるいは表 5.6の 次誤差の平均平方 であ ()
29 5 経時データの解析の基礎 3 る. 投与前からの差について,mg/kg 群と 3mg/kg 群の差 t 検定は, t = = = = 4.47 (5.1) s () n 4 が自由度 1 の t 分布に従うことから検定できる. 表 5.7 投与群間の差の平均と分散の期待値 week mg/kg 分散の 3 mg/kg 分散の差分散の n mean 期待値 n mean 期待値 mean 期待値 s s n s s n s + s / n 生データ ( (1) + () ) / ( (1) + () ) / 43.5 ( (1) () ) ( s(1) + s() ) / n ( s(1) + s() ) / n -46. ( (1) + () ) ( s(1) + s() ) / n ( s(1) + s() ) / n ( (1) + () ) 投与前 4 4. からの差 s / n () s / n () s / n () s / n () s s / n s s / n s / n () s / n () 5.3. 混合モデルによる解析各投与群の症例数が同数で, データに欠測値がなければ, 完全ランダム化されていることを前提とした要因配置の分散分析表を組み直し, 誤差分散を計算し直すして検定統計量を計算できる. 一見簡単なように見えても, 生データの 13 週目の平均値の群間比較には, 個体間分散と個体内分散を合成する必要があり, この問題の解決は,SAS などの世界標準といわれる統計ソフトにおいても長年の課題であった.SAS でも誤差の分解と合成および検定統計量の算出ができるようになったのは, リーリース 6.7 からであった. JMPでは, バージョン 4 からのこの問題にようやく対応できるようになったばかりである.SAS の MIXED プロシジャに比べれば, その機能はかなり限られてるが, 計算可能となったことは喜ばしい. JMP での解析は, 表 5.5 の分散分析表と再現と式 (5.1) の t 検定の再現を試みる. 変量 因子としては R ではなく animal No. を用い, 固定効果として dose,week,dose week と する.
30 4 5 経時データの解析の基礎 図 5.1 JMP による混合効果モデル 表 5.8 に示す混合モデルの分散分析表は, 表 5.5 で示した組変え後の分散分析表と一 部は同じであるが, 異なる部分もある. 表 5.8 JMP による分散分析表 分散分析要因モデル誤差全体 ( 修正済み ) 自由度 平方和 平均平方 F 値.489 p 値 (Prob>F) <.1 REML 分散成分の推定値 変量効果 分散比 分散成分 animal No& 変量効果 残差 合計 対数尤度 = 効果の検定 要因 パラメータ数 自由度 dose animal No& 変量効果 week dose*week 標準誤差 分母の自由度 変量効果の検定は 従来のように推定値でなく縮小された予測変数が対象 95% 下限 平方和 % 上限 平均平方 全体に対する百分率 F 値 p 値 (Prob>F) 縮小
31 5 経時データの解析の基礎 5 固定効果としての week,dose week の平方和と平均平方 ( 分散 ), 次誤差は一致す るが,dose と変量効果としての animal No の平方は完全に異なる. これは推定方法の違 いに起因する. 効果の検定の平均平方 ( 分散 ) は,1951. であり,REML 分散成分の 推定値では となっている. 前者には,3 時点分の分散であるのに対して, 後者は 個体間分散 s(1) の推定値として が示されている. 図 5. の最小 乗平均は, 表 5.7 の単純平均に一致し,SE は, ( s + s ) (1) () SE = = = 34.4 n 4 となり, 図 5. の標準誤差が, 分散成分から計算されたことがわかる. 図 5. 投与量 週の推定平均と SE 最小 乗平均プロット 85 y 最小 乗平均 最小 乗平均表 水準,,4,13 3, 3,4 3,13 最小 乗平均 標準誤差 week すべての投与量 週の水準平均間について総当たり式に差の推定量, 差の SE, 差の 95% 信頼区間を求めることができる. 表 5.9 差の推定値のマトリックスの見方 mg/kg 3mg/kg 投与前 4 週 13 週 投与前 4 週 13 週 mg/kg 投与前 - 群内 群内 群間 4 週 群内 - 群間 13 週 群内 - 群間 3mg/kg 投与前 群間 - 群内 群内 4 週 群間 群内 - 13 週 群間 群内 -
32 6 5 経時データの解析の基礎 最小 乗平均 [i],4,13 3, 3,4 3,13 図 5.3 差の推定と SE 最小 乗平均差のStudentのt 検定 Alpha=.5 t= 最小 乗平均 [j] 平均 [i]- 平均 [j],,4,13 3, 3,4 3,13 差の標準誤差 差の信頼下限 差の信頼上限, 投与前と 4 週後, および 13 週後の群内比較のためのSEは, 図 5.3から となっている. これは, SE 群内の差 = s() = = n 4 で計算されたものである. 図 5.3には投与前との差の群間比較は行なわれていないので, 対比による設定を行う必要がある. 図 5.4に mg/kgおよび 3mg/kgの投与前と 13 週目の差の対比について再計算した結果を示す. 図 5.3の結果と符号が異なるが同じ結果が得られている. それらの群間比較は, それらの対比の差により推定されるはずである. 図 5.4に結果を示すが, 対比の係数が半分になっているので, 推定値の倍にすれば = 91.5 と表 5.7に一致する. 式 (5.1) の検定統計量は, 当然のことから一致する.
33 5 経時データの解析の基礎 7 図 5.4 対比による投与前との差の群間比較 対比警告 : 検定不可能な対比です 検定の詳細,,4,13 3, 3,4 3,13 推定値標準誤差 t 値 p 値 (Prob> t ) 平方和 平方和分子の自由度分母の自由度 F 値 p 値 (Prob>F)
第19回 各種の変量効果(ランダム効果)を含む実験データ解析入門
各種の変量効果 ( ランダム効果 ) を含む 実験データ解析入門 第 19 回高橋セミナー 5 年 1 月 9 日 高橋行雄 1/31/5 7:49 PM 表紙裏 5 年 1 月 13 日, 新規作成, ファイル名 :C: _R R_ANZ_S19_ 変量効果 PPK S19_ 変量効果入門.doc 目次 i 各種の変量効果 ( ランダム効果 ) を含む実験データ解析入門 目 次 1. はじめに...
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14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 mmol/l の半分だったから さんの測定値は くんの測定値の 4 倍の重みがあり 推定値 としては 0.68 mmol/l その標準偏差は mmol/l 程度ということになる 測定値を 特徴づけるパラメータ t を推定するこの手
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ビジネス統計統計基礎とエクセル分析 ビジネス統計スペシャリスト エクセル分析スペシャリスト 公式テキスト正誤表と学習用データ更新履歴 平成 30 年 5 月 14 日現在 公式テキスト正誤表 頁場所誤正修正 6 知識編第 章 -3-3 最頻値の解説内容 たとえば, 表.1 のデータであれば, 最頻値は 167.5cm というたとえば, 表.1 のデータであれば, 最頻値は 165.0cm ということになります
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回帰分析 ( その 3) 経済情報処理 価格弾力性の推定ある商品について その購入量を w 単価を p とし それぞれの変化量を w p で表 w w すことにする この時 この商品の価格弾力性 は により定義される これ p p は p が 1 パーセント変化した場合に w が何パーセント変化するかを示したものである ここで p を 0 に近づけていった極限を考えると d ln w 1 dw dw
PowerPoint プレゼンテーション
1/X Chapter 9: Linear correlation Cohen, B. H. (2007). In B. H. Cohen (Ed.), Explaining Psychological Statistics (3rd ed.) (pp. 255-285). NJ: Wiley. 概要 2/X 相関係数とは何か 相関係数の数式 検定 注意点 フィッシャーのZ 変換 信頼区間 相関係数の差の検定
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Ch.4 重回帰分析 : 推論 重回帰分析 y = 0 + 1 x 1 + 2 x 2 +... + k x k + u 2. 推論 1. OLS 推定量の標本分布 2. 1 係数の仮説検定 : t 検定 3. 信頼区間 4. 係数の線形結合への仮説検定 5. 複数線形制約の検定 : F 検定 6. 回帰結果の報告 入門計量経済学 1 入門計量経済学 2 OLS 推定量の標本分布について OLS 推定量は確率変数
Probit , Mixed logit
Probit, Mixed logit 2016/5/16 スタートアップゼミ #5 B4 後藤祥孝 1 0. 目次 Probit モデルについて 1. モデル概要 2. 定式化と理解 3. 推定 Mixed logit モデルについて 4. モデル概要 5. 定式化と理解 6. 推定 2 1.Probit 概要 プロビットモデルとは. 効用関数の誤差項に多変量正規分布を仮定したもの. 誤差項には様々な要因が存在するため,
JMP による 2 群間の比較 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2008 年 3 月 JMP で t 検定や Wilcoxon 検定はどのメニューで実行できるのか または検定を行う際の前提条件の評価 ( 正規性 等分散性 ) はどのメニューで実行できるのかと
JMP による 2 群間の比較 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2008 年 3 月 JMP で t 検定や Wilcoxon 検定はどのメニューで実行できるのか または検定を行う際の前提条件の評価 ( 正規性 等分散性 ) はどのメニューで実行できるのかというお問い合わせがよくあります そこで本文書では これらについて の回答を 例題を用いて説明します 1.
Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷
熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI プロジェクト @ 宮崎県美郷町 熊本大学副島慶人川村諒 1 実験の目的 従来 信号の受信電波強度 (RSSI:RecevedSgnal StrengthIndcator) により 対象の位置を推定する手法として 無線 LAN の AP(AccessPont) から受信する信号の減衰量をもとに位置を推定する手法が多く検討されている
1. 多変量解析の基本的な概念 1. 多変量解析の基本的な概念 1.1 多変量解析の目的 人間のデータは多変量データが多いので多変量解析が有用 特性概括評価特性概括評価 症 例 主 治 医 の 主 観 症 例 主 治 医 の 主 観 単変量解析 客観的規準のある要約多変量解析 要約値 客観的規準のな
1.1 多変量解析の目的 人間のデータは多変量データが多いので多変量解析が有用 特性概括評価特性概括評価 症 例 治 医 の 観 症 例 治 医 の 観 単変量解析 客観的規準のある要約多変量解析 要約値 客観的規準のない要約知識 直感 知識 直感 総合的評価 考察 総合的評価 考察 単変量解析の場合 多変量解析の場合 < 表 1.1 脂質異常症患者の TC と TG と重症度 > 症例 No. TC
テイカ製薬株式会社 社内資料
テイカ製薬株式会社社内資料 アレルギー性結膜炎治療剤トラニラスト点眼液.5% TS TRANILAST Ophthalmic Solution.5% TS 生物学的同等性に関する資料 発売元 : 興和株式会社 製造販売元 : テイカ製薬株式会社 9 年 月作成 TSTR5BE9 ラット及びモルモットアレルギー性結膜炎モデルにおける生物学的同等性試験 Ⅰ. 試験の目的トラニラスト点眼液.5% TS および標準製剤の生物学的同等性をラット受動感作アレルギー性結膜炎モデル及びモルモット能動感作アレルギー性結膜炎モデルを用い薬力学的に検討した
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第 7 回 t 分布と t 検定 実験計画学 A.t 分布 ( 小標本に関する平均の推定と検定 ) 前々回と前回の授業では, 標本が十分に大きいあるいは母分散が既知であることを条件に正規分布を用いて推定 検定した. しかし, 母集団が正規分布し, 標本が小さい場合には, 標本分散から母分散を推定するときの不確実さを加味したt 分布を用いて推定 検定しなければならない. t 分布は標本分散の自由度 f(
当し 図 6. のように 2 分類 ( 疾患の有無 ) のデータを直線の代わりにシグモイド曲線 (S 字状曲線 ) で回帰する手法である ちなみに 直線で回帰する手法はコクラン アーミテージの傾向検定 疾患の確率 x : リスクファクター 図 6. ロジスティック曲線と回帰直線 疾患が発
6.. ロジスティック回帰分析 6. ロジスティック回帰分析の原理 ロジスティック回帰分析は判別分析を前向きデータ用にした手法 () ロジスティックモデル 疾患が発症するかどうかをリスクファクターから予想したいまたは疾患のリスクファクターを検討したい 判別分析は後ろ向きデータ用だから前向きデータ用にする必要がある ロジスティック回帰分析を適用ロジスティック回帰分析 ( ロジット回帰分析 ) は 判別分析をロジスティック曲線によって前向き研究から得られたデータ用にした手法
ANOVA
3 つ z のグループの平均を比べる ( 分散分析 : ANOVA: analysis of variance) 分散分析は 全体として 3 つ以上のグループの平均に差があるか ということしかわからないために, どのグループの間に差があったかを確かめるには 多重比較 という方法を用います これは Excel だと自分で計算しなければならないので, 分散分析には統計ソフトを使った方がよいでしょう 1.
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04. 重回帰分析 京都大学 加納学 Division of Process Control & Process Sstems Engineering Department of Chemical Engineering, Koto Universit [email protected] http://www-pse.cheme.koto-u.ac.jp/~kano/ Outline
回帰分析の用途・実験計画法の意義・グラフィカルモデリングの活用 | 永田 靖教授(早稲田大学)
回帰分析の用途 実験計画法の意義 グラフィカルモデリングの活用 早稲田大学創造理工学部 経営システム工学科 永田靖, The Institute of JUSE. All Rights Reserved. 内容. 回帰分析の結果の解釈の仕方. 回帰分析による要因効果の把握の困難さ. 実験計画法の意義 4. グラフィカルモデリング 参考文献 : 統計的品質管理 ( 永田靖, 朝倉書店,9) 入門実験計画法
分析のステップ Step 1: Y( 目的変数 ) に対する値の順序を確認 Step 2: モデルのあてはめ を実行 適切なモデルの指定 Step 3: オプションを指定し オッズ比とその信頼区間を表示 以下 このステップに沿って JMP の操作をご説明します Step 1: Y( 目的変数 ) の
JMP によるオッズ比 リスク比 ( ハザード比 ) の算出と注意点 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2011 年 10 月改定 1. はじめに 本文書は JMP でロジスティック回帰モデルによるオッズ比 比例ハザードモデルによるリスク比 それぞれに対する信頼区間を求める操作方法と注意点を述べたものです 本文書は JMP 7 以降のバージョンに対応しております
JUSE-StatWorks/V5 活用ガイドブック
4.6 薄膜金属材料の表面加工 ( 直積法 ) 直積法では, 内側に直交配列表または要因配置計画の M 個の実験, 外側に直交配列表または要因配置計画の N 個の実験をわりつけ, その組み合わせの M N のデータを解析します. 直積法を用いることにより, 内側計画の各列と全ての外側因子との交互作用を求めることができます. よって, 環境条件や使用条件のように制御が難しい ( 水準を指定できない )
Microsoft PowerPoint - 統計科学研究所_R_重回帰分析_変数選択_2.ppt
重回帰分析 残差分析 変数選択 1 内容 重回帰分析 残差分析 歯の咬耗度データの分析 R で変数選択 ~ step 関数 ~ 2 重回帰分析と単回帰分析 体重を予測する問題 分析 1 身長 のみから体重を予測 分析 2 身長 と ウエスト の両方を用いて体重を予測 分析 1 と比べて大きな改善 体重 に関する推測では 身長 だけでは不十分 重回帰分析における問題 ~ モデルの構築 ~ 適切なモデルで分析しているか?
カイ二乗フィット検定、パラメータの誤差
統計的データ解析 008 008.. 林田清 ( 大阪大学大学院理学研究科 ) 問題 C (, ) ( x xˆ) ( y yˆ) σ x πσ σ y y Pabx (, ;,,, ) ˆ y σx σ y = dx exp exp πσx ただし xy ˆ ˆ はyˆ = axˆ+ bであらわされる直線モデル上の点 ( ˆ) ( ˆ ) ( ) x x y ax b y ax b Pabx (,
Medical3
1.4.1 クロス集計表の作成 -l m 分割表 - 3つ以上のカテゴリを含む変数を用いて l mのクロス集計表による分析を行います この例では race( 人種 ) によってlow( 低体重出生 ) に差が認められるかどうかを分析します 人種には3つのカテゴリ 低体重出生には2つのカテゴリが含まれています 2つの変数はともにカテゴリ変数であるため クロス集計表によって分析します 1. 分析メニュー
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3 群以上の比率の差の多重検定法 013 年 1 月 15 日 017 年 3 月 14 日修正 3 群以上の比率の差の多重検定法 ( 対比較 ) 分割表で表記される計数データについて群間で比率の差の検定を行う場合 全体としての統計的有意性の有無は χ 検定により判断することができるが 個々の群間の差の有意性を判定するためには多重検定法が必要となる 3 群以上の比率の差を対比較で検定する方法としては
青焼 1章[15-52].indd
1 第 1 章統計の基礎知識 1 1 なぜ統計解析が必要なのか? 人間は自分自身の経験にもとづいて 感覚的にものごとを判断しがちである 例えばある疾患に対する標準治療薬の有効率が 50% であったとする そこに新薬が登場し ある医師がその新薬を 5 人の患者に使ったところ 4 人が有効と判定されたとしたら 多くの医師はこれまでの標準治療薬よりも新薬のほうが有効性が高そうだと感じることだろう しかし
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R で統計解析入門 (4) 散布図と回帰直線と相関係数 準備 : データ DEP の読み込み 1. データ DEP を以下からダウンロードする http://www.cwk.zaq.ne.jp/fkhud708/files/dep.csv 2. ダウンロードした場所を把握する ここでは c:/temp とする 3. R を起動し,2. の場所に移動し, データを読み込む 4. データ DEP から薬剤
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パターン認識早稲田大学講義 平成 7 年度 独 産業技術総合研究所栗田多喜夫 赤穂昭太郎 統計的特徴抽出 パターン認識過程 特徴抽出 認識対象から何らかの特徴量を計測 抽出 する必要がある 認識に有効な情報 特徴 を抽出し 次元を縮小した効率の良い空間を構成する過程 文字認識 : スキャナ等で取り込んだ画像から文字の識別に必要な本質的な特徴のみを抽出 例 文字線の傾き 曲率 面積など 識別 与えられた未知の対象を
NLMIXED プロシジャを用いた生存時間解析 伊藤要二アストラゼネカ株式会社臨床統計 プログラミング グループグルプ Survival analysis using PROC NLMIXED Yohji Itoh Clinical Statistics & Programming Group, A
NLMIXED プロシジャを用いた生存時間解析 伊藤要二アストラゼネカ株式会社臨床統計 プログラミング グループグルプ Survival analysis using PROC NLMIXED Yohji Itoh Clinical Statistics & Programming Group, AstraZeneca KK 要旨 : NLMIXEDプロシジャの最尤推定の機能を用いて 指数分布 Weibull
第2回 複数の誤差を持つ実験データ
複数の誤差を持つ実験データ 第 2 回 高橋セミナー 2 年 1 月 29 日総評会館 日本ロシュ高橋行雄 目次 第 1 章複数の誤差 1 第 1 節 はじめに... 1 第 2 節 統計ソフト... 1 第 3 節 今回のテーマ... 2 第 2 章逐次増量実験 3 第 1 節 逐次増量の例... 3 第 2 節 誤差の構造... 5 第 3 節 MIXEDプロシジャによる解... 5 第 4 節
Dependent Variable: LOG(GDP00/(E*HOUR)) Date: 02/27/06 Time: 16:39 Sample (adjusted): 1994Q1 2005Q3 Included observations: 47 after adjustments C -1.5
第 4 章 この章では 最小二乗法をベースにして 推計上のさまざまなテクニックを検討する 変数のバリエーション 係数の制約係数にあらかじめ制約がある場合がある たとえばマクロの生産関数は 次のように表すことができる 生産要素は資本と労働である 稼動資本は資本ストックに稼働率をかけることで計算でき 労働投入量は 就業者数に総労働時間をかけることで計算できる 制約を掛けずに 推計すると次の結果が得られる
1.民営化
参考資料 最小二乗法 数学的性質 経済統計分析 3 年度秋学期 回帰分析と最小二乗法 被説明変数 の動きを説明変数 の動きで説明 = 回帰分析 説明変数がつ 単回帰 説明変数がつ以上 重回帰 被説明変数 従属変数 係数 定数項傾き 説明変数 独立変数 残差... で説明できる部分 説明できない部分 説明できない部分が小さくなるように回帰式の係数 を推定する有力な方法 = 最小二乗法 最小二乗法による回帰の考え方
経済統計分析1 イントロダクション
1 経済統計分析 9 分散分析 今日のおはなし. 検定 statistical test のいろいろ 2 変数の関係を調べる手段のひとつ適合度検定独立性検定分散分析 今日のタネ 吉田耕作.2006. 直感的統計学. 日経 BP. 中村隆英ほか.1984. 統計入門. 東大出版会. 2 仮説検定の手続き 仮説検定のロジック もし帰無仮説が正しければ, 検定統計量が既知の分布に従う 計算された検定統計量の値から,
医学統計勉強会 第 6 回経時的繰り返し測定データの解析 医学統計勉強会 東北大学病院循環器内科 東北大学病院臨床研究推進センター共催東北大学大学院医学系研究科 EBM 開発学寄附講座宮田敏 Absence of evidence is not evidence of absence! - Carl
東北大学病院循環器内科 東北大学病院臨床研究推進センター共催東北大学大学院医学系研究科 EBM 開発学寄附講座宮田敏 Absence of evdence s not evdence of absence! - Carl Sagan - 1 1. 経時的反復測定データ 臨床試験や実験などである処理に対する反応を検証するとき 同じ対象に対して繰り返してデータを測定する場合があります このように繰り返して測定されたデータを反復測定データ
CAEシミュレーションツールを用いた統計の基礎教育 | (株)日科技研
CAE シミュレーションツール を用いた統計の基礎教育 ( 株 ) 日本科学技術研修所数理事業部 1 現在の統計教育の課題 2009 年から統計教育が中等 高等教育の必須科目となり, 大学でも問題解決ができるような人材 ( 学生 ) を育てたい. 大学ではコンピューター ( 統計ソフトの利用 ) を重視した教育をより積極的におこなうのと同時に, 理論面もきちんと教育すべきである. ( 報告 数理科学分野における統計科学教育
JMP によるオッズ比 リスク比 ( ハザード比 ) の算出方法と注意点 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2008 年 3 月改定 1. はじめに本文書は JMP でオッズ比 リスク比 それぞれに対する信頼区間を求める算出方法と注意点を述べたものです この後
JMP によるオッズ比 リスク比 ( ハザード比 ) の算出方法と注意点 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2008 年 3 月改定 1. はじめに本文書は JMP でオッズ比 リスク比 それぞれに対する信頼区間を求める算出方法と注意点を述べたものです この後の 2 章では JMP でのオッズ比 オッズ比の信頼区間の算出方法について サンプルデータを用いて解説しております
ファイナンスのための数学基礎 第1回 オリエンテーション、ベクトル
時系列分析 変量時系列モデルとその性質 担当 : 長倉大輔 ( ながくらだいすけ 時系列モデル 時系列モデルとは時系列データを生み出すメカニズムとなるものである これは実際には未知である 私たちにできるのは観測された時系列データからその背後にある時系列モデルを推測 推定するだけである 以下ではいくつかの代表的な時系列モデルを考察する 自己回帰モデル (Auoregressive Model もっとも頻繁に使われる時系列モデルは自己回帰モデル
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JMP による対話的パーティショニング SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2009 年 5 月 1. はじめに JMP では メニュー パーティション により 決定木の分析を行うことができます 本文書は このパーティションのメニューに関 する技術的事項を述べます 2. パーティションに関する Q&A この章では JMP のパーティションについての疑問を Q&A
不偏推定量
不偏推定量 情報科学の補足資料 018 年 6 月 7 日藤本祥二 統計的推定 (statistical estimatio) 確率分布が理論的に分かっている標本統計量を利用する 確率分布の期待値の値をそのまま推定値とするのが点推定 ( 信頼度 0%) 点推定に ± で幅を持たせて信頼度を上げたものが区間推定 持たせた幅のことを誤差 (error) と呼ぶ 信頼度 (cofidece level)
自動車感性評価学 1. 二項検定 内容 2 3. 質的データの解析方法 1 ( 名義尺度 ) 2.χ 2 検定 タイプ 1. 二項検定 官能検査における分類データの解析法 識別できるかを調べる 嗜好に差があるかを調べる 2 点比較法 2 点識別法 2 点嗜好法 3 点比較法 3 点識別法 3 点嗜好
. 内容 3. 質的データの解析方法 ( 名義尺度 ).χ 検定 タイプ. 官能検査における分類データの解析法 識別できるかを調べる 嗜好に差があるかを調べる 点比較法 点識別法 点嗜好法 3 点比較法 3 点識別法 3 点嗜好法 : 点比較法 : 点識別法 配偶法 配偶法 ( 官能評価の基礎と応用 ) 3 A か B かの判定において 回の判定でAが選ばれる回数 kは p の二項分布に従う H :
Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_5_9章.indd
第7章57766 検定と推定 サンプリングによって得られた標本から, 母集団の統計的性質に対して推測を行うことを統計的推測といいます 本章では, 推測統計の根幹をなす仮説検定と推定の基本的な考え方について説明します 前章までの知識を用いて, 具体的な分析を行います 本章以降の知識は操作編での操作に直接関連していますので, 少し聞きなれない言葉ですが, 帰無仮説 有意水準 棄却域 などの意味を理解して,
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章重回帰分析 複数の変数で 1つの変数を予測するような手法を 重回帰分析 といいます 前の巻でところで述べた回帰分析は 1つの説明変数で目的変数を予測 ( 説明 ) する手法でしたが この説明変数が複数個になったと考えればよいでしょう 重回帰分析はこの予測式を与える分析手法です 以下の例を見て下さい 例 以下のデータ (Samples 重回帰分析 1.txt) をもとに体重を身長と胸囲の1 次関数で
2. 時系列分析 プラットフォームの使用法 JMP の 時系列分析 プラットフォームでは 一変量の時系列に対する分析を行うことができます この章では JMP のサンプルデ ータを用いて このプラットフォームの使用法をご説明します JMP のメニューバーより [ ヘルプ ] > [ サンプルデータ ]
JMP を用いた ARIMA モデルのあてはめ SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2013 年 2 月作成 1. はじめに JMP の時系列分析では 一変量の時系列データに対する分析や予測を行うことができ 時系列データに対するグラフ表示 時系列モデルのあてはめ モデルの評価 予測まで 対話的に分析を実行することができます 時系列データにあてはめるモデルとしては
簿記教育における習熟度別クラス編成 簿記教育における習熟度別クラス編成 濱田峰子 要旨 近年 学生の多様化に伴い きめ細やかな個別対応や対話型授業が可能な少人数の習熟度別クラス編成の重要性が増している そのため 本学では入学時にプレイスメントテストを実施し 国語 数学 英語の 3 教科については習熟
濱田峰子 要旨 近年 学生の多様化に伴い きめ細やかな個別対応や対話型授業が可能な少人数の習熟度別クラス編成の重要性が増している そのため 本学では入学時にプレイスメントテストを実施し 国語 数学 英語の 3 教科については習熟度別クラス編成を実施している 本稿では さらにの導入へ向けて 既存のプレイスメントテストを活用したクラス編成の可能性について検討した 3 教科に関するプレイスメントテストの偏差値を説明変数
MedicalStatisticsForAll.indd
みんなの 医療統計 12 基礎理論と EZR を完全マスター! Ayumi SHINTANI はじめに EZR EZR iii EZR 2016 2 iv CONTENTS はじめに... ⅲ EZR をインストールしよう... 1 EZR 1...1 EZR 2...3...8 R Console...10 1 日目 記述統計量...11 平均値と中央値... 11...12...15...18
オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社
オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社 Page 2 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 第 2 部 :CTD の概要 ( サマリー ) 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 2.2 諸言 2.3 品質に関する概括資料 2.3.I 諸言 2.3.S 原薬 ( オクスカルバゼピン,
Python-statistics5 Python で統計学を学ぶ (5) この内容は山田 杉澤 村井 (2008) R によるやさしい統計学 (
http://localhost:8888/notebooks/... Python で統計学を学ぶ (5) この内容は山田 杉澤 村井 (2008) R によるやさしい統計学 (http://shop.ohmsha.co.jp/shop /shopdetail.html?brandcode=000000001781&search=978-4-274-06710-5&sort=) を参考にしています
(3) 検定統計量の有意確率にもとづく仮説の採否データから有意確率 (significant probability, p 値 ) を求め 有意水準と照合する 有意確率とは データの分析によって得られた統計値が偶然おこる確率のこと あらかじめ設定した有意確率より低い場合は 帰無仮説を棄却して対立仮説
第 3 章 t 検定 (pp. 33-42) 3-1 統計的検定 統計的検定とは 設定した仮説を検証する場合に 仮説に基づいて集めた標本を 確率論の観点から分析 検証すること 使用する標本は 母集団から無作為抽出されたものでなければならない パラメトリック検定とノンパラメトリック検定 パラメトリック検定は母集団が正規分布に従う間隔尺度あるいは比率尺度の連続データを対象とする ノンパラメトリック検定は母集団に特定の分布を仮定しない
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章対応のない 群間の量的データの検定. 検定手順 この章ではデータ間に 対 の対応のないつの標本から推定される母集団間の平均値や中央値の比較を行ないます 検定手法は 図. のようにまず正規に従うかどうかを調べます 但し この場合はつの群が共に正規に従うことを調べる必要があります 次に 群とも正規ならば F 検定を用いて等分散であるかどうかを調べます 等分散の場合は t 検定 等分散でない場合はウェルチ
経営統計学
5 章基本統計量 3.5 節で量的データの集計方法について簡単に触れ 前章でデータの分布について学びましたが データの特徴をつの数値で示すこともよく行なわれます これは統計量と呼ばれ 主に分布の中心や拡がりなどを表わします この章ではよく利用される分布の統計量を特徴で分類して説明します 数式表示を統一的に行なうために データの個数を 個とし それらを,,, と表わすことにします ここで学ぶ統計量は統計分析の基礎となっており
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4 章母集団と指定値との量的データの検定 4.1 検定手順今までは質的データの検定の方法を学んで来ましたが これからは量的データについてよく利用される方法を説明します 量的データでは データの分布が正規分布か否かで検定の方法が著しく異なります この章ではまずデータの分布の正規性を調べる方法を述べ 次にデータの平均値または中央値がある指定された値と違うかどうかの検定方法を説明します 以下の図 4.1.1
第 3 回講義の項目と概要 統計的手法入門 : 品質のばらつきを解析する 平均と標準偏差 (P30) a) データは平均を見ただけではわからない 平均が同じだからといって 同一視してはいけない b) データのばらつきを示す 標準偏差 にも注目しよう c) 平均
第 3 回講義の項目と概要 016.8.9 1.3 統計的手法入門 : 品質のばらつきを解析する 1.3.1 平均と標準偏差 (P30) a) データは平均を見ただけではわからない 平均が同じだからといって 同一視してはいけない b) データのばらつきを示す 標準偏差 にも注目しよう c) 平均 :AVERAGE 関数, 標準偏差 :STDEVP 関数とSTDEVという関数 1 取得したデータそのものの標準偏差
Microsoft PowerPoint - 三次元座標測定 ppt
冗長座標測定機 ()( 三次元座標計測 ( 第 9 回 ) 5 年度大学院講義 6 年 月 7 日 冗長性を持つ 次元座標測定機 次元 辺測量 : 冗長性を出すために つのレーザトラッカを配置し, キャッツアイまでの距離から座標を測定する つのカメラ ( 次元的なカメラ ) とレーザスキャナ : つの角度測定システムによる座標測定 つの回転関節による 次元 自由度多関節機構 高増潔東京大学工学系研究科精密機械工学専攻
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011/4/13 付録 A1( 推測統計学の基礎 ) 付録 A1 推測統計学の基礎 1. 統計学. カイ 乗検定 3. 分散分析 4. 相関係数 5. 多変量解析 1. 統計学 3 統計ソフト 4 記述統計学 推測統計学 検定 ノンパラメトリック検定名義 / 分類尺度順序 / 順位尺度パラメトリック検定間隔 / 距離尺度比例 / 比率尺度 SAS SPSS R R-Tps (http://cse.aro.affrc.go.jp/takezawa/r-tps/r.html)
Excelにおける回帰分析(最小二乗法)の手順と出力
Microsoft Excel Excel 1 1 x y x y y = a + bx a b a x 1 3 x 0 1 30 31 y b log x α x α x β 4 version.01 008 3 30 Website:http://keijisaito.info, E-mail:[email protected] 1 Excel Excel.1 Excel Excel
切片 ( 定数項 ) ダミー 以下の単回帰モデルを考えよう これは賃金と就業年数の関係を分析している : ( 賃金関数 ) ここで Y i = α + β X i + u i, i =1,, n, u i ~ i.i.d. N(0, σ 2 ) Y i : 賃金の対数値, X i : 就業年数. (
統計学ダミー変数による分析 担当 : 長倉大輔 ( ながくらだいすけ ) 1 切片 ( 定数項 ) ダミー 以下の単回帰モデルを考えよう これは賃金と就業年数の関係を分析している : ( 賃金関数 ) ここで Y i = α + β X i + u i, i =1,, n, u i ~ i.i.d. N(0, σ 2 ) Y i : 賃金の対数値, X i : 就業年数. ( 実際は賃金を就業年数だけで説明するのは現実的はない
Microsoft Word - 補論3.2
補論 3. 多変量 GARC モデル 07//6 新谷元嗣 藪友良 対数尤度関数 3 章 7 節では 変量の対数尤度を求めた ここでは多変量の場合 とくに 変量について対数尤度を求める 誤差項 は平均 0 で 次元の正規分布に従うとする 単純化のため 分散と共分散は時間を通じて一定としよう ( この仮定は後で変更される ) したがって ij から添え字 を除くことができる このとき と の尤度関数は
0 部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌
0 部分的最小二乗回帰 Parial Leas Squares Regressio PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌 部分的最小二乗回帰 (PLS) とは? 部分的最小二乗回帰 (Parial Leas Squares Regressio, PLS) 線形の回帰分析手法の つ 説明変数 ( 記述 ) の数がサンプルの数より多くても計算可能 回帰式を作るときにノイズの影響を受けにくい
と 測定を繰り返した時のばらつき の和が 全体のばらつき () に対して どれくらいの割合となるかがわかり 測定システムを評価することができる MSA 第 4 版スタディガイド ジャパン プレクサス (010)p.104 では % GRR の値が10% 未満であれば 一般に受容れられる測定システムと
.5 Gage R&R による解析.5.1 Gage R&Rとは Gage R&R(Gage Repeatability and Reproducibility ) とは 測定システム分析 (MSA: Measurement System Analysis) ともいわれ 測定プロセスを管理または審査するための手法である MSAでは ばらつきの大きさを 変動 という尺度で表し 測定システムのどこに原因があるのか
モジュール1のまとめ
数理統計学 第 0 回 復習 標本分散と ( 標本 ) 不偏分散両方とも 分散 というのが実情 二乗偏差計標本分散 = データ数 (0ページ) ( 標本 ) 不偏分散 = (03 ページ ) 二乗偏差計 データ数 - 分析ではこちらをとることが多い 復習 ここまで 実験結果 ( 万回 ) 平均 50Kg 標準偏差 0Kg 0 人 全体に小さすぎる > mea(jkke) [] 89.4373 標準偏差
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計量経済学講義 第 4 回回帰モデルの診断と選択 Part 07 年 ( ) 限 担当教員 : 唐渡 広志 研究室 : 経済学研究棟 4 階 43 号室 emal: [email protected] webste: http://www3.u-toyama.ac.p/kkarato/ 講義の目的 誤差項の分散が不均 である場合や, 系列相関を持つ場合についての検定 法と修正 法を学びます
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JMP の使い方 京都大学教育学研究科 M1 廣橋幹也 JMP とは SAS Institute 社より発売されているビジュアル探索型データ分析ソフトウェア 解析結果は全てビジュアルで表現される JMP の特徴 データの編集機能が素晴らしい 直観的に図をいじれる 余計な機能が絞ってある 高度な分析手法も取り入れられている データの読み込み方 ファイル をクリックします 開く をクリックしてファイルを選びます
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第 5 部 SPSS によるデータ解析 : 追加編ここでは 卒論など利用されることの多いデータ処理と解析について 3つの追加をおこなう SPSS で可能なデータ解析のさまざま方法については 紹介した文献などを参照してほしい 15. 被験者の再グループ化名義尺度の反応頻度の少ない複数の反応カテゴリーをまとめて1つに置き換えることがある たとえば 調査データの出身県という変数があったとして 初期の処理の段階では
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統計学 第 17 回 講義 母平均の区間推定 Part-1 014 年 6 17 ( )6-7 限 担当教員 : 唐渡 広志 ( からと こうじ ) 研究室 : 経済学研究棟 4 階 43 号室 email: [email protected] website: htt://www3.u-toyama.ac.j/kkarato/ 1 講義の目的 標本平均は正規分布に従うという性質を
