税法I(第01回)

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1 租税法 ( 第 07 回 ) 1

2 おさらい 収入金額 所得 (Y = C + A), 特に A との対応 C との対応も, 勿論あるが, 後述 入ってくるものに ( だけ ) 着目するのは不適切 所得税法上の所得概念 収入 マイナス 費用 収入 だけ見ても, 所得は決まらない 費用 とは? 今回のテーマ 2

3 所得の把握 具体例 A は給料を 40 万円貰って,20 万円を貯金し, 残りの 20 万円を使った 所得 収入 - 費用 C + A 貯蓄 消費 3

4 所得の把握 具体例 A は給料を 40 万円貰って,20 万円を貯金し, 残りの 20 万円を使った 40 万 所得 20 万 収入 - 費用 C + A 貯蓄 40 万 20 万 消費 4

5 所得の把握 具体例 B は交通費 10 万円を負担して報酬 50 万円受け取った その後,20 万円を貯金し, 残りの 20 万円を使った 所得 収入 - 費用 C + A 貯蓄 消費 5

6 所得の把握 具体例 B は交通費 10 万円を負担して報酬 50 万円受け取った その後,20 万円を貯金し, 残りの 20 万円を使った 50 万 所得 20 万 収入 - 費用 C + A 貯蓄 他の支出と異なり, 収入から控除 10 万 40 万 20 万 消費 6

7 所得の把握 具体例 C は自分の店舗で販売する商品を 20 万円で仕入れ, その半分を 60 万円で販売した その後,20 万円を貯金し, 残りの 20 万円を使った 60 万 所得? 収入 - 費用 C + A 貯蓄 20 万円全額が費用???? 合計 40 万? 何が増加? 消費 7

8 所得の把握 具体例 C は自分の店舗で販売する商品を 20 万円で仕入れ, その半分を 60 万円で販売した その後,20 万円を貯金し, 残りの 20 万円を使った 60 万 所得? 収入 60 万と対応は半額のみ 収入 - 費用 10 万 50 万 合計は 50 万何が増加? C + A? 貯蓄 消費 8

9 具体例 所得の把握 C は自分の店舗で販売する商品を 20 万円で仕入れ, その半分を 60 万円で販売した その後,20 万円を貯金し, 残りの 20 万円を使った 収入 60 万と対応は半額のみ 60 万 収入 - 費用 10 万 所得 50 万貯金 20 万 + 未販売商品 10 万 30 万 C + A 20 万 貯蓄 消費 9

10 費用収益対応の原則 費用の意義 収入を得るための, 収入の発生と対応した支出 発生時に常に費用とすることは不適切 将来の収入に対応した支出である可能性 所得計算が期間ごとに行われることの帰結 包括的所得概念との関係 費用化前の支出の分だけ, 右辺 ( A ) が増加 資源を消費 ( ほかに使えないように ) した訳ではない 純資産の減少と評価されず ( 形態が変化しただけ ) 10

11 第 26 条 2 項 : 各種所得の金額の計算 不動産所得の金額は, その年中の不動産所得に係る総収入金額から必要経費を控除した金額とする 第 27 条 2 項 : 事業所得の金額は, その年中の事業所得に係る総収入金額から必要経費を控除した金額とする 第 35 条 2 項 2 号 : その年中の雑所得 ( 公的年金等に係るものを除く ) に係る総収入金額から必要経費を控除した金額 第 33 条 3 項 : 譲渡所得の金額は, その年中の当該所得に係る総収入金額から当該所得の基因となつた資産の取得費及びその資産の譲渡に要した費用の額の合計額を控除し, その残額の合計額 から譲渡所得の特別控除額を控除した金額とする 11

12 必要経費 第 37 条 1 項 : その年分の不動産所得の金額, 事業所得の金額又は雑所得の金額 ( 事業所得の金額及び雑所得の金額のうち山林の伐採又は譲渡に係るもの を除く ) の計算上必要経費に算入すべき金額は, 別段の定めがあるものを除き, これらの所得の 1 総収入金額に係る売上原価その他当該総収入金額を得るため直接に要した費用の額 及び 2 その年における販売費, 一般管理費その他これらの所得を生ずべき業務について生じた費用 ( 償却費以外の費用でその年において債務の確定しないものを除く ) の額とする 必要経費の構成要素としての原価 (1), 費用 (2) 原価, 費用はどのように異なる? 収入金額 を得るため直接要した費用, その年に 生じた費用 債務確定要件 償却費 を除く費用は, 債務が未確定である限り, 控除できず 別段の定め 家事上の経費 の必要経費不算入 ( 所得税法 45 条 1 項 1 号 ), など 12

13 費用収益対応 : 原価 収入側 0 年目 1 年目 商品販売 (10 個 ) 商品販売 (10 個 ) 商品販売 (10 個 ) 商品仕入 (10 個 ) 商品仕入 (20 個 ) 費用側 課税期間ごとの仕入 販売なら, 支出の期間配分 ( 費用化 ) は特に不要だが 13

14 費用収益対応 : 原価 収入側 0 年目 1 年目 商品販売 (10 個 ) 商品販売 (10 個 ) 商品販売 (10 個 ) 前年に前倒し 商品仕入 (20 個 ) 商品仕入 (30 個 ) 費用側 ( 支出時期に控除では ) 仕入れの前倒しによる利益調整が可能に! 14

15 費用収益対応 : 原価 収入側 0 年目 1 年目 商品販売 (10 個 ) 商品販売 (10 個 ) 商品販売 (10 個 ) 費用化 (10 個 ) 費用化 (10 個 ) 費用化 (10 個 ) 商品仕入 (30 個 ) 費用側 支出の額を記録しておき, 販売された分の支出を原価として処理 どのように? 15

16 棚卸資産 第 2 条 1 項 16 号 : 棚卸資産事業所得を生ずべき事業に係る商品, 製品, 半製品, 仕掛品, 原材料その他の資産 で棚卸しをすべきものとして政令で定めるものをいう 第 47 条 1 項 : 居住者の棚卸資産につき第三十七条第一項 の規定によりその者の事業所得の金額の計算上必要経費に算入する金額を算定する場合におけるその算定の基礎となるその年十二月三十一日 において有する棚卸資産 ( 以下この項において 期末棚卸資産 という ) の価額は, 棚卸資産の取得価額の平均額をもつてその年十二月三十一日において有する棚卸資産の評価額とする方法その他の政令で定める評価の方法のうちからその者が当該期末棚卸資産について選定した評価の方法により評価した金額 とする 商品などについて, 所得税法は 棚卸し の処理を要求 棚卸し の処理では, 期末時点で存在の棚卸資産の価額の評価を要請 具体的には, どのように計算? 期末の価額はどう関係? 16

17 棚卸資産 収入側 0 年目 1 年目 販売 (10) 販売 (10) 在庫 (20) 在庫 (10) 仕入 (10) 仕入 (10) 仕入 (10) 費用側 17

18 棚卸資産 収入側 0 年目 1 年目 販売 (10) 販売 (10) 仕入 (10) 仕入 (10) 仕入 (10) 在庫 (20) 仕入価格が 在庫 (10) 全て同じなら 評価は容易 費用側 期首在庫 + 仕入 :(30) 差額から 期首在庫 + 購入 :(20) 原価を 算定 18

19 棚卸資産 収入側 0 年目 1 年目 仕入価格が仕入れ毎に相違 販売 (10) 販売 (10) 仕入 (10) 仕入 (10) 仕入 (10) 在庫 (20) 評価方法の 在庫 (10) 違いはどう 影響? 費用側 期首在庫 + 仕入 :(30) 期首在庫 + 購入 :(20) 19

20 棚卸資産 ( 具体例 ) 年度 取引 ( 事象 ) イン アウト 差引 0 商品仕入 (10 個 ) 商品仕入 (10 個 ) 商品販売 (10 個 ) 商品仕入 (10 個 ) 50 1 商品販売 (20 個 ) 400 合計 (2 年間 ) この金額の割振りが課税時期に影響 20

21 棚卸資産 ( 具体例 ) 1 番目 2 番目 3 番目 2 番目 1 番目 1 番目 3 番目? 番目? 番目 払出しの順序次第で期末在庫の内容は変化 21

22 棚卸資産 ( 具体例 ) 1 番目 2 番目 3 番目 2 番目 1 番目 1 番目 3 番目 2 番目 2 番目 期末の在庫は, 後に仕入れた商品が残ることに 先に仕入れた商品から販売されたと考える 22

23 棚卸資産の評価 ( 先入先出法 ) 令第 99 条 1 項 1 号 : 原価法 ( その年十二月三十一日において有する棚卸資産 ( 以下この項において 期末棚卸資産 という ) につき次に掲げる方法のうちいずれかの方法によつてその取得価額を算出し, その算出した取得価額をもつて当該期末棚卸資産の評価額とする方法をいう ) ロ先入先出法 ( 期末棚卸資産をその種類, 品質及び型 ( 以下この項において 種類等 という ) の異なるごとに区別し, その種類等の同じものについて, 当該期末棚卸資産をその年十二月三十一日から最も近い日において取得した種類等を同じくする棚卸資産から順次成るものとみなし, そのみなされた棚卸資産の取得価額をその取得価額とする方法をいう ) 期末棚卸資産が, 後に仕入れたものから順次成るとする評価方法 先入先出 という名称は, 出ていった棚卸資産に着目した名称 残っている棚卸資産を先に入れたものから順次成るとするものでは, ない! 23

24 棚卸資産の評価 ( 先入先出法 ) 1 番目 2 番目 3 番目 両者の比較により, 0 年目の売上原価 (150) を算出 2 番目 3 番目 3 番目 50 2 番目 1 番目 1 番目 番目 2 番目 1 番目 100 期末在庫 (150) 150 期首在庫 + 仕入れ (300) 24

25 棚卸資産の評価 ( 総平均法 ) 令第 99 条 1 項 1 号 : 原価法 ( その年十二月三十一日において有する棚卸資産 ( 以下この項において 期末棚卸資産 という ) につき次に掲げる方法のうちいずれかの方法によつてその取得価額を算出し, その算出した取得価額をもつて当該期末棚卸資産の評価額とする方法をいう ) ハ総平均法 ( 棚卸資産をその種類等の異なるごとに区別し, その種類等の同じものについて, その年一月一日において有していた種類等を同じくする棚卸資産の取得価額の総額とその年中に取得した種類等を同じくする棚卸資産の取得価額の総額との合計額をこれらの棚卸資産の総数量で除して計算した価額をその一単位当たりの取得価額とする方法をいう ) 1 年間を通じた ( 加重 ) 平均の値を期末棚卸資産の (1 単位の ) 評価額に 25

26 棚卸資産の評価 ( 総平均法 ) 1 番目 2 番目 3 番目 ( 期末在庫 ) 100( 加重平均 ) 3 番目 50 2 番目 番目 ( 期首在庫 + 仕入れ ) 期末棚卸資産の評価額が高いほど, 売上原価は減少 両者の比較により, 0 年目の売上原価 (100) を算出 26

27 ちょっとまとめ 将来の費用としての資産 期末棚卸資産の評価額と売上原価との関係 評価額が高い ( 資産の価値大 ) ほど, 売上原価は低い 評価額が低い ( 資産の価値小 ) ほど, 売上原価は高い 将来の費用の集合 ( かたまり ), としての資産 将来の収入に対応した支出を集める ( 原価集合 ) 棚卸資産の評価 将来の費用として残る ( 未費消 ) 部分を特定 その結果, 費消部分も特定される ( 原価配分 ) 27

28 ちょっとまとめ 未費消の部分を評価により特定 ( 原価配分 ) 将来の費用の額を集める ( 原価集合 ) 3 番目 50 2 番目 番目 ( 期末在庫 ) ( 期首在庫 + 仕入れ ) 28

29 収入側 費用収益対応 : 費用 0 年目 1 年目 商品販売 (10) 商品販売 (10) 商品販売 (10) 賃料 (1 年間 ) 賃料 (1 年間 ) 費用側 貸店舗 (1 年間 ) 個別収入ではなく, 期間の収入全部に対応 ( 獲得に貢献 ) 貸店舗 (1 年間 ) 29

30 収入側 費用収益対応 : 費用 0 年目 1 年目 商品販売 (10) 商品販売 (10) 商品販売 (10) 賃料 (2 年間 ) 前年に前払い 貸店舗 (1 年間 ) 貸店舗 (1 年間 ) 費用側 前払い部分は, その年に生じた費用 とは言えない 30

31 収入側 費用収益対応 : 費用 0 年目 1 年目 商品販売 (10) 商品販売 (10) 商品販売 (10) 賃料 (2 年間 ) 費用側 貸店舗 (1 年間 ) 支払った年ではなく, 対応する期間の年に費用として扱う 貸店舗 (1 年間 ) 31

32 収入側 減価償却資産 0 年目 1 年目 製品製造 (10) 製品製造 (10) 製品製造 (10) 購入 費用側 工場機械 問題は, 各年の収益への貢献をどのように測定するか 工場機械工場の機械なども購入年だけでなく, 翌年以降も収益貢献 32

33 経済的減価償却 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 収益 ) 100( 収益 ) 100( 収益 ) 100( 収益 ) 100( 収益 ) アウト側 幾らで買うべきか? ( 幾らで売っているはずか?) ちょうど 5 年間, ( 労務費等の控除後で ) 毎年 100 の収益が確実に発生と仮定 33

34 経済的減価償却 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 現金 ) 100( 現金 ) 100( 現金 ) 100( 現金 ) 100( 現金 ) 預金 A~E 預金 A 預金 B 預金 C 預金 D 預金 E アウト側 預金 A~E 合計で, 幾ら預け入れるはずか? 預金 A~E は,0 年目末に年利 10 パーセントで預け入れたもの 34

35 経済的減価償却 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 現金 ) 預金 E 預金 E 預金 E 預金 E 預金 E 預金 E アウト側 = パーセントだけ増加 35

36 経済的減価償却 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 現金 ) 預金 D 預金 D 預金 D 預金 D 預金 D アウト側 = パーセントだけ増加 36

37 経済的減価償却 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 現金 ) 100( 現金 ) 100( 現金 ) 100( 現金 ) 100( 現金 ) 預金 A~E 預金 A 預金 B 預金 C 預金 D 預金 E アウト側 =

38 経済的減価償却 ( 注 ) 小数点第 2 位で四捨五入 預金 A 預金 B 預金 C 預金 D 預金 E 合計 0 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 0.00 現金 100 の代わりに消滅 10 パーセントだけ増加 時間の経過と共に減少 預金残高 ( 合計額 ) の減少過程は, 当該投資の償却過程と理解できる 5 年間, 毎年 100の収益を生む機械の価格 減価過程も同様 ( のはず ) 乖離する場合, 裁定取引 ( リスク負担なく確実に儲ける ) が可能なため 38

39 経済的減価償却 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 収益 ) 100( 預金より高い収益 ) 100( ( 低い収益 ) と ), 売り ( 買い ) が殺到し, 値下がり ( 値上がり ) 100( 収益 ) 100( 収益 ) アウト側 預金 A~E 預金 A~D 預金 A~C 預金 A~B 預金 A 39

40 経済的減価償却 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 収益 ) 100( 収益 ) 100( 収益 ) 100( 収益 ) 100( 収益 ) アウト側 経済的減価償却 : その年の経済的減価を償却費と考える 40

41 経済的減価償却 ( 注 ) 小数点第 2 位で四捨五入 収益償却費利益資産価値 0 年目末 年目末 パーセントを乗じた値 2 年目末 年目末 年目末 年目末 経済的減価償却では, 毎年の利益の額が投資額に利率を乗じた値に 機械への投資を年利 10 パーセントの預金への投資と同視した帰結 現実の実施は困難 将来の収益の額 期間の正確な予測, 適切な利子率 ( 割引率 ) の設定 現実の償却は, 使用可能 ( と見積もった ) 期間に, 一定のパターンで実施 41

42 減価償却資産 第 2 条 1 項 19 号 : 減価償却資産不動産所得若しくは雑所得の基因となり, 又は不動産所得, 事業所得, 山林所得若しくは雑所得を生ずべき業務の用に供される建物, 構築物, 機械及び装置, 船舶, 車両及び運搬具, 工具, 器具及び備品, 鉱業権その他の資産で償却をすべきものとして政令で定めるものをいう 第 49 条 1 項 : 居住者のその年十二月三十一日において有する減価償却資産につきその償却費として第三十七条 ( 必要経費 ) の規定によりその者の不動産所得の金額, 事業所得の金額, 山林所得の金額又は雑所得の金額の計算上必要経費に算入する金額は, その取得をした日及びその種類の区分に応じ, 償却費が毎年同一となる償却の方法, 償却費が毎年一定の割合で逓減する償却の方法その他の政令で定める償却の方法の中からその者が当該資産について選定した償却の方法 に基づき政令で定めるところにより計算した金額とする 42

43 減価償却 ( 定額法 ) 令第 120 条の 2 第 1 項 : 平成十九年四月一日以後に取得された減価償却資産 の償却費の額の計算上選定をすることができる法第四十九条第一項 に規定する政令で定める償却の方法は 次の各号に掲げる資産の区分に応じ当該各号に定める方法とする 一建物 ( 第三号及び第六号に掲げるものを除く ) 定額法 ( 当該減価償却資産の取得価額にその償却費が毎年同一となるように当該資産の耐用年数に応じた償却率を乗じて計算した金額を各年分の償却費として償却する方法をいう ) 取得価額を耐用年数で割った金額を償却費とする方法 取得価額 は, 減価償却資産を取得するために要した直接 間接の支出の合計額 ( 令 126 条が規律 ) 定額法によって計算された償却費の通りに, 減価償却資産が減価する保証はなく ( 殆どの場合ずれる ) なお, 古い減価償却資産には, 旧定額法 ( 取得価額から残存価額を減算した金額を耐用年数にわたって均等に償却 ) が適用 ( 令 120 条参照 ) 43

44 減価償却 ( 定額法 ) イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 100( 収益 ) 100( ( 収益当初は ) ) 100( 毎年の減価収益 ) を超える償却費が計上 100( 収益 ) 100( 収益 ) アウト側 取得価額を均等分割した金額を償却費に 44

45 減価償却 ( 定額法 ) ( 注 ) 小数点第 2 位で四捨五入 収益 償却費 利益 経済的減価経済的利益資産価値 0 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 合計 償却費 利益の合計額は, 経済的減価償却の場合と変わらない 将来計上される償却費が前倒しされる ( 償却が加速 ) 現在の利益は将来に繰り延べられる 45

46 取得費調整 第 38 条 : 譲渡所得の金額の計算上控除する資産の取得費は, 別段の定めがあるものを除き, その資産の取得に要した金額並びに設備費及び改良費の額の合計額とする 2 譲渡所得の基因となる資産が家屋その他使用又は期間の経過により減価する資産である場合には, 前項に規定する資産の取得費は, 同項に規定する合計額に相当する金額から, その取得の日から譲渡の日までの期間のうち次の各号に掲げる期間の区分に応じ当該各号に掲げる金額の合計額を控除した金額とする 一その資産が不動産所得, 事業所得, 山林所得又は雑所得を生ずべき業務の用に供されていた期間第四十九条第一項 の規定により当該期間内の日の属する各年分の不動産所得の金額 事業所得の金額 山林所得の金額又は雑所得の金額の計算上必要経費に算入されるその資産の償却費の額の累積額 取得費 は, 譲渡所得の計算にあたり, 収入金額から控除される値 償却費となり, 必要経費として控除済みの部分を除外する処理 将来の収入を得るための支出が二重に控除されてしまう事態を防止 46

47 取得費調整 イン側 1 年目 100( 収益 ) 2 年目 100( 収益 ) 3 年目 4 年目 5 年目 ( 譲渡収入 ) 時価に等しい額で 売却 アウト側 全額取得費算入なら, の譲渡損失が発生 取得費を償却費合計だけ減算し, 二重計上を防止 47

48 取得費調整 ( 経済的減価償却 ) 収益償却費利益 ( 注 ) 小数点第 2 位で四捨五入 取得費 ( 調整後 ) 資産価値 0 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 償却費の計上が実際の減価と一致する場合には, 調整後の取得費は当該減価償却資産の時価と一致 どの時点で売却しても, 利益も損失も出ない 逆に言えば, 償却費の計上が実際の減価と乖離する限り, そのズレは譲渡利益又は譲渡損失として計上される 48

49 取得費調整 ( 減価償却 ( 定額法 )) ( 注 ) 小数点第 2 位で四捨五入 収益償却費利益経済的利益 取得費 ( 調整後 ) 資産価値 0 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 年目末 償却費の計上が加速的な場合, 譲渡利益が計上される ( 譲渡所得発生 ) 事業などの利益 ( 事業所得に分類 ) として発生したはずのもの 1 年目末 : 経済的利益と利益との差額 = 資産価値と調整後取得費との差額 所得税法は譲渡所得としての扱いを容認 法令上の償却方法 ( 定額法など ) を加速償却と見ていないことの帰結? しかし, 措置法による明らかな加速償却でも調整は要求されず 49

50 収入側 加速償却の意味 0 年目 1 年目 収益獲得への貢献は専ら翌年 収益 (400) 購入 (100) 費用側 工場機械 支出があった年に全額費用化を認める ( 最も極端な加速 ) 工場機械 50

51 加速償却の意味 費用収益対応あり 収益 費用 利益 税 0 年目末 年目末 合計 費用収益対応なし ( 即時償却 ) 収益 費用 利益 税 0 年目末 100 (100) (40) 1 年目末 合計 費用収益対応の有無は, 合計額に差異をもたらさない どの年に利益を計上するか ( 利益の計上を繰り延べるか否か ) の問題 この投資に係る所得税額も ( 適用税率が同じ場合には ) 変わらない しかし, 利回りに着目すると? ( 適用税率 40 パーセント ) 51

52 加速償却の意味 費用収益対応なし ( 即時償却 ) 収益費用利益税 キャッシュ フロー ( 税引後 ) 0 年目末 100 (100) (40) (60) 1 年目末 合計 所得税なし ( 非課税 ) 収益費用利益税 キャッシュ フロー ( 税引後 ) 0 年目末 100 (100) (100) 300 パーセントの利回り 1 年目末 合計 即時償却の利回りは, 非課税の場合の利回りと同一! 300 パーセントの利回り 52

53 加速償却の意味 費用収益対応あり 収益費用利益税 キャッシュ フロー ( 税引後 ) 0 年目末 (100) 1 年目末 合計 所得税なし ( 非課税 ) 収益費用利益税 キャッシュ フロー ( 税引後 ) 0 年目末 100 (100) (100) 180 パーセントの利回り 1 年目末 合計 費用収益対応ありの場合の利回りは, 適用税率だけ減少 費用化の加速は, 完全又は一部の非課税の結果をもたらす! 300 パーセントの利回り 53

54 ちょっとまとめ ある期間の収入に対応した費用 ( 期間対応 ) 店舗の賃料, 電気代, 償却費など 理論上は個別収入と対応するが, 把握が困難なため, 一定の見積もりに基づき機械的に処理 費用収益対応の意味 各期の利益を適正に計算するためのもの 所得税の負担を実際に課すためにも必要 早すぎる費用化は, 非課税と同等の効果が生じる 54

55 繰延資産 第 2 条 1 項第 20 号 : 繰延資産不動産所得, 事業所得, 山林所得又は雑所得を生ずべき業務に関し個人が支出する費用のうち支出の効果がその支出の日以後一年以上に及ぶもので政令で定めるものをいう 令第 7 条 1 項 : 法第二条第一項第二十号 に規定する政令で定める費用は, 個人が支出する費用 ( 資産の取得に要した金額とされるべき費用及び前払費用を除く ) のうち次に掲げるものとする 一開業費 ( 不動産所得, 事業所得又は山林所得を生ずべき事業を開始するまでの間に開業準備のために特別に支出する費用をいう ) 二開発費 ( 新たな技術若しくは新たな経営組織の採用, 資源の開発又は市場の開拓のために特別に支出する費用をいう ) 三前二号に掲げるもののほか, 次に掲げる費用で支出の効果がその支出の日以後一年以上に及ぶもの 処分価値を欠く ( ことが多い ) もので, 資産の本質が最も現れている 55

56 引当金 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 収益 収益 収益 収益 収益 給与 給与 給与 給与 給与 退職金 退職 アウト側 各年収益に対応する支出 債務も確定 将来ほぼ確実に発生また, 過去の収益にも一定程度対応 56

57 引当金 イン側 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 収益 収益 収益 収益 収益 給与 給与 給与 給与 給与 退職金 退職 アウト側 将来の支出に備えて, 一定額を費用として見積もり計上 将来ほぼ確実に発生また, 過去の収益にも一定程度対応 57

58 引当金 第 37 条 1 項 : その年分の不動産所得の金額, 事業所得の金額又は雑所得の金額 ( 事業所得の金額及び雑所得の金額のうち山林の伐採又は譲渡に係るもの を除く ) の計算上必要経費に算入すべき金額は, 別段の定めがあるものを除き, これらの所得の総収入金額に係る売上原価その他当該総収入金額を得るため直接に要した費用の額及びその年における販売費, 一般管理費その他これらの所得を生ずべき業務について生じた費用 ( 償却費以外の費用でその年において債務の確定しないものを除く ) の額とする 費用 ( 期間対応項目 ) について, 所得税法は債務確定を要求 所基通 37-2 は,1 債務の成立,2 給付原因事実の発生,3 合理的算定が可能, という三つの要件を提示 ( 殆どの ) 引当金計上は,1 及び 2 を満たせず, 必要経費の一般規定の下では認められない 別段の定め 所得税法では, 貸倒引当金 ( 第 52 条 ), 返品調整引当金 ( 第 53 条 ), 退職給与引当金 ( 第 54 条 ) が, それぞれの要件を満たす場合に限り, 認められる 58

59 今回のまとめ 費用の意義 収入を得るための支出が, 直ちに費用化されるとは限らない 収入の獲得に対応するかたちで費用化 ( 費用収益対応 ) 個別的対応と期間対応 収入の獲得に ( 結果的に ) 貢献しなかった支出については後述 その手続きとして, 原価集合と原価配分 費用収益対応の意義 所得税の負担の実質化のためにも不可欠 59

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