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1 コンクリート構造設計の基本 第 6 章曲げおよび軸力を受ける鉄筋コンクリートはりの設計 P7~P96 ( 株 ) 国際建設技術研究所真鍋英規 はじめに 土木学会 コンクリート標準示方書 昭和 6 年版 限界状態設計法 を導入 許容応力度設計法 から 限界状態設計法 へ 7 年版安全性の照査使用性の照査曲げひび割れ幅の制御 変位 変形等耐久性の照査に関する記述が追加 /8/ 鉄筋コンクリート Reinforced Concrete コンクリートと鉄筋の線膨張係数がほぼ同じなので 温度応力が生じないコンクリートと鉄筋が一体となって変形し 外的な作用に抵抗するコンクリートに埋設された鉄筋は腐食しない 鉄筋コンクリート 断面仮定曲げ応力度の算定コンクリートと鉄筋の付着は完全でずれは生じないコンクリートの引張抵抗は無視する材料の応力ーひずみ関係 ( 構成則 ) を用いる 断面のひずみ分布は平面保持の法則に従う

2 ーメ降伏開始点モント平面保持の法則 変形前に平面であった断面は 曲げひび割れ強度 P fbck kbk b f tk 従来は曲げ強度 6 曲げ変形後の平面を保つ断面内でひずみは直線分布する ここに, f tk : 引張強度 kb.8. h lch 引張軟化特性に起因する係数 ( 解析的に証明 ). k b h 乾燥 水和熱などに起因するひび割れ強度低下を考慮 l G f ch F c tk f bck (N/mm ) 特性長さ (m) G F=N/m, c=kn/mm, f tk=n/mm k b f tk k b k b f tk.6h -/ f tk h (m) 7 8 曲げを受けるはりの挙動 () P7-P7 曲げを受けるはりの挙動 () P7-P7 RC はり 等曲げモーメント区間 P せん断スパン 第 Ⅰ 段階 : 全断面有効 コンクリートおよび鉄筋は弾性範囲 P, P u 最大耐力点 y 破断点 : 曲げひび割れ発生, 全断面有効からひび割れ断面へ Pcr 曲げひび割れ発生, d cr ひび割れ発生点 変位

3 9 曲げを受けるはりの挙動 () P7-P7 曲げを受けるはりの挙動 () P7-P7 第 Ⅱ 段階 第 Ⅲ 段階圧縮縁コンクリートの圧壊 ( 部材の終局 ) : コンクリート引張抵抗がほぼ消失 Pcr+ Pu, P 鉄筋降伏, P コンクリート圧壊 : 主引張鉄筋降伏 Py 曲げひび割れ発生, d 鉄筋降伏 曲げひび割れ発生, d 曲げを受けるはりの挙動 () P7-P7, P h d c A b t <f b c x t =f b c, d cr <f y c =f y c y =f y f c u cr: 曲げひび割れ発生モーメント y: 降伏曲げモーメント u: 最大曲げモーメント 曲げを受ける部材の破壊形式 P7 種類の曲げ破壊形式 ( 破壊モード ) 曲げ引張破壊曲げモーメントの増大に伴い まず引張鉄筋が降伏点に達する その後 変形の増大に伴い中立軸が圧縮縁に近づき 圧縮縁のコンクリートが終局ひずみに達しコンクリートの圧縮破壊 ( 圧壊 ) により破壊する形態 このような破壊形式は じん性に富む 釣合破壊引張鉄筋の降伏に達すると同時にコンクリートの圧縮縁ひずみが終局ひずみに達して破壊に至る このときの鉄筋比を釣合鉄筋比という 曲げ圧縮破壊釣合鉄筋比より多量の引張鉄筋を配置したとき 鉄筋が降伏点に至る前にコンクリートの圧縮縁ひずみが終局ひずみに達し 破壊に至る このような部材の破壊は 最大荷重後の変形量が小さく 急激に進展する ( 非常に脆性的な破壊 )

4 曲げモーメントおよび軸方向圧縮力を受 ける部材の設計断面耐力 P7-P76 曲げモーメントと軸方向力を受ける部材の設計断面耐力を, 断面力の作用方向に応じて 部材断面あるいは部材の単位幅について算定する場合 以下の (ⅰ)~(ⅳ) の仮定に基づいて行うものとする 部材係数 γ b は 一般に. としてよい (ⅰ) 維ひずみは 断面の中立軸からの距離に比例 (ⅱ) コンクリートの引張応力は無視 (ⅲ) コンクリートの応力ーひずみ曲線 ( 原則 ) より簡便な方法 : 等価応力ブロックを用いた方法 (ⅳ) 鋼材の応力ーひずみ曲線 ( 原則 ) 等価応力ブロック法による終局曲げ耐力算定法 P7-P76 圧縮合力は 一般に用いられる等価応力ブロック (.8f c.8x) から C' u.8 f ' y c.8x b.68 f ' b x 一方 引張鉄筋の降伏を仮定すると 引張合力は T A f であることから中立軸の位置 x が求まり 圧縮合力の作用位置も簡易に求められる ( 圧縮縁から.x) ので 終局曲げモーメント u も簡易に計算できる d h b x cu 断面図ひずみ分布 T c.8f c C c.8x z 応力分布 T.8f c C c d-.x 等価応力ブロック 高強度コンクリートを用いた場合 軸方向力を受ける RC 柱 P76-P77 6 帯鉄筋 らせん鉄筋 帯鉄筋 軸方向鉄筋 φ' φ b φ 8φ' らせん鉄筋 軸方向鉄筋 di mm 従来,k=.8( 一定 ) とされてきたが 高強度コンクリートにおいてはコンクリートの強度が高くなるにつれて 部材の軸方向耐力から求められるコンクリート強度がシリンダー供試体より低下する現象がみられる これを考慮するために高強度コンクリートに対しては圧縮強度に依存させた k を導入することとした b (a) 帯鉄筋柱 di A: らせん鉄筋柱の有効断面積 (b) らせん鉄筋柱

5 N u' k fc' Ac fy' A 軸方向力を受ける柱の終局耐力 P77 荷重 σ= P A ε ひずみ分布 ( 一様な変形を与えた ) 7 曲げと軸力の相互作用 P78-P79 相互作用図 : 曲げと軸力を受ける RC 部材の軸 ( 圧縮 ) 耐力と曲げ耐力を連続的に示した図 この曲線の内側では耐力に至っていないことを示す この図から ~ のことがわかる 8 A-A 断面 At A A 帯鉄筋柱の終局耐力らせん鉄筋柱の終局耐力 N A n c σ σc l 応力分布 ( 内部での各材料の応力 ) u' ( k fc' Ac fy' A )γ b N 横方向鉄筋の拘束力 u' ( k fc' Ac fy' A. fyae )γ b N u 中心軸圧縮耐力 e = e 増加 e= 一定 /e 偏心量 e が小さいとき 断面は一様に圧縮を受けるため 鉄筋のひずみも圧縮である 偏心量が大きくなるにつれ 引張鉄筋のひずみが引張を示すようになる < y ( 曲げ圧縮破壊 ) e=e b 純曲げ耐力 e = y ( 釣合破壊 ) > y ( 曲げ引張破壊 ) u = Nu e コンクリートの圧縮縁ひずみが終局ひずみ cu となるのと同時に 引張鉄筋が降伏する場合を 釣合破壊という 原点を通る直線は 偏心量が一定の関係を示す 釣合破壊時の偏心量 e b より e が小さい場合 (e < e b ) は曲げ圧縮破壊を e が大きい場合 (e > e b ) を曲げ引張破壊を示す 9 一定軸力下でのモーメント曲率関係 P79 軸力が増加すると じん性が減少する降伏モーメントまでの剛性に及ぼす軸力の影響は鉄筋比が小さい程顕著であり, 軸力が増すほど大きい ひび割れに対する検討 ( 使用性照査 ) P79 ひび割れの種類 ( 発生原因 ) 構造および外力条件によるもの 材料的性質に関係するもの 施工条件に関係するもの 使用 環境条件に関係するもの 発生原因は多岐 有害なひび割れの発生防止のため 構造計画 設計 施工および維持管理を含めた総合的な対応が必要

6 曲げひび割れ P79-P8 ひび割れの発生に伴う問題点 P8 主鉄筋からのかぶり (cm) かぶり7.cm かぶり7.cm.6cm.6cm..7cm.7cm. 耐久性に関して鋼材の腐食による耐久性の低下凍結融解作用による耐久性の低下 鉄筋表面 (a) はりのひび割れ 鉄筋表面 (b) はりのひび割れ 使用性能に関して過大な変形 曲げ剛性の低下 (σ=n/mm ) (σ=n/mm ) 図 6.. ひび割れ幅のかぶり方向の変化 ) 水密性 気密性の機能の低下美観が損なわれる第三者への影響 内部ひび割れ 主ひび割れ 図 6.. 内部ひび割れ状況 ) 曲げひび割れの制御方法 P8-P8 曲げひび割れに影響を与える要因鋼材応力度の増加量 かぶり 鋼材径 鋼材比 鋼材の表面形状 コンクリートの有効断面積 コンクリートの引張強度 プレストレスこれまでの示方書 基準に取り入れられた曲げひび割れ幅の制御方法 鋼材応力度の増加量に制限を設ける 鋼材の配筋方法で規制する 許容ひび割れ幅 ひび割れ幅算定式を提示する x ひび割れの発生 () P8-P8 ε' co ε = σ / 定常状態におけるはりの曲げ応力度とひび割れの関係 付着応力度分布 鉄筋応力度分布 引張鉄筋位置でのコンクリート応力 σ σ' cmin σ' c max l λ σ' min σ' max σc d ひび割れ幅 W=( - ) λ c 分布 6

7 6 ひび割れの発生 () P8-P8 曲げひび割れ幅の算定式 P8-P8 σ ε - εc ε 鉄筋コンクリートばり εc 鉄 筋 σ ε ε σ 引張部コンクリートの引張部コンクリートの剛性の影響剛性の影響 W= λ クリープ 乾燥収縮 従来式 : 改定式 : w w k c.7 c.k k k c.7 c e または e e cd e または cd ひび割れ発生 状態 Ⅰ ε 状態 Ⅱ W=( + cs ) λ コンクリートの品質の影響鉄筋段数の影響コンクリートの収縮 クリープの影響 を詳細に考慮できるように修正 7 8 ひび割れ幅算定式鋼材の表面形状の影響 P8-P8 ひび割れ幅算定式コンクリートの圧縮強度の影響 P8-P8 w.k k k c.7 c e または k : 鋼材の表面形状がひび割れ幅に及ぼす影響通常の異形鉄筋., 普通丸鋼およびPC 鋼材. 従来の係数 kと同じ e cd w.k k k c.7 c 相対ひび割れ幅 (f'c= のデータを とした ) e 実験データは鉄筋応力 N/mm 時の平均ひび割れ幅 6 8 または k : コンクリートの品質の影響 k. 7 f c e cd コンクリートの圧縮強度 [N/mm] コンクリートの圧縮強度とひび割れ幅の関係の実験結果 7

8 ひび割れ幅の算定式鉄筋段数の影響 P8-P8 w.k k k c.7 c e または e cd 9 ひび割れ幅の算定式乾燥収縮およびクリープの影響 P8-P8 w.k k k c.7 c e または e cd k : 鉄筋段数の影響 k n 7n 8 n: 引張鉄筋段数 二段目以降の鉄筋が一段目の鉄筋周辺のコンクリートの応力状態に及ぼす影響趙 丸山の研究成果を簡略化して導入 cd : コンクリートの収縮およびクリープによるひび割れ幅の増加 普通コンクリートではμ 従来どおり高強度コンクリートではμとしてよい 新規 ひび割れ幅の検討を省略できる条件 P8 設計の簡便さを考え 通常考えられている部材であれば ひび割れ幅の鋼材腐食に対する影響が十分小さいと考えられる永久荷重による鋼材応力度の増加量の制限値を設定し ひび割れ幅の検討を省略することができる 鋼材の種類 永久荷重による鋼材応力度の増加量の制限値 (N/mm ) 異形鉄筋 普通丸鋼 PC 鋼棒 ひび割れ幅の検討鋼材の腐食に対する環境条件の区分 P8-P87 耐久性よりひび割れ幅の限界状態を検討する場合 構造物の置かれる環境条件を考慮しなければならない 一般の環境 腐食性環境 特に厳しい腐食性環境 通常の屋外の場合 土中の場合等. 一般の環境に比較し 乾湿の繰返しが多い場合および特に有害物質を含む地下水位以下の土中の場合等鋼材の腐食に有害な影響を与える場合等. 海洋コンクリート構造物で海水中や特に厳しくない海洋環境にある場合. 鋼材の腐食に著しく有害な影響を与える場合等. 海洋コンクリート構造物で干満帯や飛沫帯になる場合および厳しい潮風を受ける場合等 8

9 許容ひび割れ幅 P86 コンクリート表面のひび割れを 環境条件 かぶり 供用期間等から定まる鋼材腐食に対する許容ひび割れ幅 w a 以下に制御することを原則とする 鋼材の種類 異形鉄筋 普通丸鋼 PC 鋼棒 許容ひび割れ幅 w a (mm) 一般の環境.c.c 鋼材の腐食に対する環境条件 腐食性環境.c 特に厳しい腐食性環境.c 鉄筋応力度とひび割れ幅の関係 P87 (c=mm) ひび割れ幅 ( mm ) f' cd = N/mm A = D ctc A 土木学会 D ctc D9 ctc D9 ctc 土木学会 (.mm) AC CB/FP 978 鉄筋応力度 ( N/mm ) AC (.mm) CB/FP (.mm) CP (.mm) CP 98 許容ひび割れ幅に対する応力度 6 鉄筋応力度とひび割れ幅の関係 P87 (c=mm) ひび割れ幅 ( mm ) f' cd = N/mm A = D ctc A 土木学会 D ctc D9 ctc D9 ctc AC CP (.mm) AC (.mm) 土木学会 (.mm) 鉄筋応力度 ( N/mm ) CB/FP 978 CB/FP (.mm) CP 98 許容ひび割れ幅に対する応力度 変形 変位に対する検討 ( 使用性照査 ) P87-P9 短期たわみプレストレストコンクリートのように使用状態でひび割れを許容しない部材においては 短期たわみは全断面を有効とした曲げ剛性 (g) を用いて計算できる ただし 鉄筋コンクリートやPRCでは 使用状態においてひび割れを許容しているため 使用状態においてひび割れの状態によって曲げ剛性が変化する この領域における曲げ剛性は多数の要因によって影響されるため その予測は非常に難しい 一般に 短期たわみの算定にはブランソンの提案に基づく有効断面二次モーメントeを用いる 9

10 7 8 短期の変位 変形量 P89-P9 RC はりの曲げモーメントと曲率との関係 P9 / r /( ) ここに,r: 曲率半径,φ: 曲率, : 曲げ剛性,: 作用曲げモーメント d y dx r c e ここに,y: たわみ,x: はり端からの距離, :x での曲げモーメント, e:x での換算断面に対する断面二次モーメント, c: コンクリートのヤング係数. たわみの計算法 P89-P9 断面剛性を曲げモーメントの大きさによって変化させる場合 cr cr e g cr g 断面剛性をはり全長にわたって一定とする場合 e ただし e g cr cr max max cr g cr max cr : 有効断面二次モーメント : 全断面を有効とした断面二次モーメント : 断面の引張領域を無視した断面二次モーメント : 作用曲げモーメント : 最大曲げモーメント : 曲げひび割れ発生モーメント g 9 桁のたわみ量の制限値 ( 鉄道構造物等設計標準 )

11 長期の変位 変形量 ( コンクリートのクリープおよび乾燥収縮による変位 変形量 ) P9-P9 土木学会標準示方書による変位 変形量の検討方法 ひび割れが発生しないコンクリート部材の短期の変位 変形量は, 全断面有効として弾性理論を用いて計算してよい. 曲げひび割れが発生したコンクリート部材の短期の変位 変形量は, ひび割れによる剛性低下を考慮して求めるものとする. 長期の変位 変形量は, 永久荷重によるコンクリートのクリープおよび収縮等の影響を考慮して求めるものとする. 構造細目 () 最小鉄筋量 P9-P9 軸方向の影響が支配的な鉄筋コンクリート部材計算上必要なコンクリート断面積の.8% 以上軸方向鉄筋を配置しなければならない計算上必要な断面より大きな断面を有する場合でも コンクリート断面積の.% 以上の以上軸方向鉄筋を配置するのが望ましい曲げモーメントの影響が支配的な棒部材引張鉄筋比は.% 以上を原則とするただし T 形断面の場合には 軸方向引張鉄筋をコンクリート有効断面積の.% 以上配置しなければならないひび割れ発生モーメントが 主鉄筋降伏時の曲げモーメントを超えない限界の鉄筋比 ( ぜい性的な破壊を防止するため ひび割れ発生と同時に部材が破壊しない鉄筋量が必要 ) min =.8(h/d) (f c / /f y ) 構造細目 () 最大鉄筋量 P9 軸方向の影響が支配的な鉄筋コンクリート部材軸方向鉄筋量は コンクリート断面積の6% 以下とすることを原則曲げモーメントの影響が支配的な棒部材軸方向鉄筋量は 釣合鉄筋比の7% 以下とすることを原則終局時の釣合鉄筋比 b εcu fcd α εcu f yd / f yd ここで, P b : 釣合鉄筋比 α.88. f ck ただし, α. 68 εcu: コンクリートの終局ひずみで,. εcu. としてよい. f : 鉄筋の設計引張降伏強度 (N/mm yd ) : 鉄筋のヤング係数で, 一般にkN/mm としてよい. 構造細目 () 部材最小寸法 P9 T 型はりの突縁 箱形はりの上 下スラブスラブの場合と同様 その厚さは8mm 以上とする 腹部の厚さは mm 以上とする橋梁などの重要構造物スラブはmm 以上 腹部はmm 以上とする

12 6 構造細目 () スターラップ P9 棒部材には常にスターラップを用いる腹部の幅にスターラップの間隔を乗じた面積の.% 以上を配置するスターラップの間隔計算上スターラップが必要な場合部材有効高さの/ 倍以下で かつmm 以下とする計算上スターラップが必要でない場合部材有効高さの/ 倍以下で かつmm 以下とする圧縮鉄筋がある場合圧縮鉄筋直径の 倍以下または スターラップ直径の8 倍以下とする 構造細目 () 用心鉄筋 P9 はりの高さが大きい場合施工条件 温度変化 収縮等によって腹部に鉛直に生じるひび割れに対して はり腹部に水平な用心鉄筋を配置することが有効である用心鉄筋の配置腹部の断面積の.% 以上の断面積の鉄筋を中心間隔 mm 以下の間隔で配置するのがよいはりの支点付近支点反力の集中の影響によって 鉛直に近いひび割れが生じることがあるため 水平および鉛直の用心鉄筋を十分に配置することが必要 7 ND お疲れさまでした

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