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き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

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●租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

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目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

第一法基通改正7

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

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第 6 講更正の請求 Q1 更正の請求と修正申告は どのような点で違いがあるか? Q2 通常の更正の請求 ( 通則法 23 条 1 項 ) はどのような場合に認められるか? Q3 特別の更正の請求 ( 通則法 23 条 2 項 ) はどのような場合に認められるか? Q4 通常の更正の請求と特別の更正

第 3 4 条の9 第 1 項中 第 3 3 条第 4 項の申告書 を 第 3 3 条第 4 項に規定する特定配当等申告書 に 同条第 6 項の申告書 を 同条第 6 項に規定する特定株式等譲渡所得金額申告書 に 法第 2 章第 1 節第 6 款 を 同節第 6 款 に改める 第 4 8 条第 1

松戸市市税条例等の一部を改正する条例 ( 松戸市市税条例の一部改正 ) 第 1 条松戸市市税条例 ( 平成 27 年松戸市条例第 12 号 ) の一部を次のように改正する 第 11 条中 及び第 2 号 を 第 2 号及び第 5 号 に それぞれ当該各号 を 第 1 号から第 4 号まで に改め 掲

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第 5 章国税の還付及び還付加算金 第 5 章国税の還付及び還付加算金 第 1 節国税の還付 学習のポイント 1 国税の還付金等とはどのようなものか 2 充当とはどのようなものか 1 還付金等の種類国税の還付には 還付金の還付と過誤納金の還付の二種類があり 還付金と過誤納金を併せて還付金等という (

⑵ 過誤納金還付金が各税法の定めに基づいて発生するのに対して 過誤納金は 法律上 国税として納付すべき原因がないのに納付された金額で 国の一種の不当利得に係る返還金である なお この過誤納金は 次の二つに分かれる イ過納金過納金は 納付時には納付すべき確定した国税があったが 減額更正や不服審査の裁決

Microsoft Word - zeisyou9記載の手引.doc

上場株式等の配当等に対する課税

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て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

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平成23年度税制改正の主要項目

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新規文書1

〇本事例集は 平成 31 年 3 月を期限とした個人の確定申告について 国税通則法関連 ( 所得税 の納税地を含む ) の 誤りやすい事例 について取りまとめています 〇本事例集は 誤りやすい事例 を載せた後に 正しい解釈 処理方法を提示しています なお 無用 な文字数 ページ数の増加を避けるため

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

国税通則法施行令新旧対照表

( 二 ) その年中に支払った社会保険料 ( 給与等から控除されるものを除く ) の金額 小規模企業共済等掛金 ( 給与等から控除されるものを除く ) の額及び次に掲げる事項イその年中に支払った種類別の社会保険料の金額 ( 給与等から控除されるものを除く ) 及びその支払の相手方の名称ロ社会保険料の

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税法I(第01回)

議案用 12P

用語の意義 この FAQ において使用している用語の意義は 次のとおりです 用語 意義 所得税法 ( 所法 ) 所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) をいいます 所得税法施行令 ( 所令 ) 所得税法施行令 ( 昭和 40 年政令第 96 号 ) をいいます 改正所令 所得税法施行令の一

186C008地方法人税法案

時価で譲渡したものとみなされ所得税が課税され かつ その所得税は相続税の課税価格の計算上被相続人の債務として控除されていることにより 所得税と相続税の負担の調整は済んでいますので この特例の適用は受けられません 2 取得費に加算される金額平成 26 年度の改正前は 相続財産である土地等の一部を譲渡し

与等の支払者 ) から毎年最初に給与等の支払を受ける日の前日までに 次に掲げる事項を記載した申告書を 当該給与等の支払者を経由して その給与等に係る所得税の納税地 第一章第五節 の所轄税務署長に提出しなければならない ( 法 1941 措法 41の162 41の172 規 731) ( 一 ) 当該

収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

た後に その賦課した税額が増加したときに限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間

自力執行権 ( 徴 47など ) が特別に認められる点を除けば 私債権と同様に取り扱うことが妥当である ( 通 723) 国税の徴収権及び納税者の国に対する還付請求権は 私債権と同様に時効制度が採られている ( 通 ) 徴収権及び還付請求権と私債権との消滅時効における違いは 次表のとお

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げる期間 ( 令第 48 条の9の9 第 4 項各号に掲げる市民税にあつては 第 1 号に掲げる期間に限る ) を延滞金の計算の基礎となる期間から控除する 第 40 条の各納期限の翌日から当該減額更正に基因して変更した税額に係る納税通知書が発せられた日までの期間当該減額更正に基因して変更した税額に係

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

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- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違

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(1) 理由付記等

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

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投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

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「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

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2. 改正の趣旨 背景 (1) 問題となっていたケース < 親族図 > 前提条件 1. 父 母 ( 死亡 ) 父の財産 :50 億円 ( すべて現金 ) 財産は 父 子 孫の順に相続する ( 各相続時の法定相続人は 1 名 ) 2. 子 子の妻 ( 死亡 ) 父及び子の相続における相次相続控除は考慮

調査規則の改正 別紙案1・2

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

税金の時効 税務では 時効のことを更正 決定処分の期間制限 = 除斥期間 といいます その概要は 以下の通りです 1. 国税側の除斥期間 ( 通則法 70) 1 期限内申告書を提出している場合の所得税 相続税 消費税 税額の増額更正 決定処分の可能期間 : 法定申告期限から 3 年 2 無申告の場合

平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

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間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

II. 課税標準の確定申告と納付 ( 地 税法第 103 条の23) 1. 申告期限 各事業年度の終了 が属する の末 から4ヶ 以内 ( 連結法 は5ヶ 以内 ) に納税地管轄の地 治 団体の に申告 納付しなければなりません 法 地 所得税の申告納付期限は下記のとおり 部変更されました 区分 従

【表紙】

国外転出時課税制度(出国税)の導入

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

3 減免の期間及び割合 下表の左欄の期間に終了する事業年度又は課税期間に応じて右欄の減免割合を適用します H27.6.1~H 減免割合 5/6 納付割合 1/6 H28.6.1~H 減免割合 4/6 納付割合 2/6 H29.6.1~H 減免割合 3/6 納

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1 納税義務者法人は 基準法人税額につき 復興特別法人税を納める義務があります ( 復興財源確保法 42) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人についても 復興特別法人税を納めることとなる法人とみなすこととされています ( 復興財源確保法 411) ( 注 ) 法人税の納税義務の

( 復興特別法人税制度の具体的内容 ) 復興特別法人税制度の具体的な内容は 次のとおりです 1 納税義務者法人は 基準法人税額につき 復興特別法人税を納める義務があります ( 復興財源確保法 42) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人は 法人とみなすこととされています ( 復興

平成 30 年度改正版 平成 30 年 6 月 1 日から平成 31(2019) 年 5 月 31 日までの間に終了する事業年度に ついては 減免割合が 2/6 に変更となりましたので 30 年度改正版をご使用くださ 1 減免の対象 ( 変更はありません ) 詳細は次ページをご覧ください 1 資本金

2 政府は 必要があると認めるときは 予算で定める金額の範囲内において 機構に追加して出資することができる 3 機構は 前項の規定による政府の出資があったときは その出資額により資本金を増加するものとする 第二章役員及び職員 ( 役員 ) 第六条機構に 役員として その長である理事長及び監事二人を置

会社が株主に交付する金銭等に係る情報提供に関する事務取扱要領 平成 21 年 8 月 21 日平成 2 3 年 4 月 8 日改正平成 29 年 8 月 25 日改正日本証券業協会 全国株懇連合会 この取扱要領は 振替株式を発行する会社が当該振替株式につき株主に交付する金銭等に関し 当該金銭等に係る

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

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議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

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要件① 雇用者給与等・・・・ (ざっくり) 平成24年度の給与総額と比べて、平成25年以降毎年、一定割合以上給与総額が増えていること。 <雇用者給与等支給額とは> <一定割合とは>

第68回税理士試験 消費税法 模範解答(理論)

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に掲げる税額ロ給与等の支給期が毎半月と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の二分の一に相当する税額ハ給与等の支給期が毎旬と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の三分の一に相当する税額ニ給与等の支給期が月の整数倍の期間ごとと定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額に当該倍数を乗じて

非課税累積投資契約に関する約款 (NISA 約款 ) 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) 1. この約款は お客さまが租税特別措置法第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税及び租税特別措置法第 37 条の14に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税

個人情報の保護に関する規程(案)

別表五(一) 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書

申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

Ⅲ 納付 [Q6] 申告 納付等の期限の延長が認められた場合 延滞税 利子税はどのようになりますか また 加算税は賦課されますか 7 [Q7] 今般の熊本地震災害により被害を受けましたが 納税の猶予はどのような場合に受けることができますか 8 [Q8] 納税の猶予の 相当の損失 とはどの程度の損失を

には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含み 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和三十三年法律第百九十二号 ) 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭

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余金の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) 若しくは利益の配当又はいわゆる中間配当 ( 資本剰余金 の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) を した場合には その積立金の取崩額を 減 2 に記載するとともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この

中小企業信用保険法第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに係る 事業資金等の信用保証料に対する豊中市助成制度要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 中小企業信用保険法 ( 昭和 2 5 年法律第 号 ) 第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに規定する特定中小企業者

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過納金とは 納付納入の時にはそれに対応する租税債務が存在していたが 結果的に不適法な納付納入となった場合における地方公共団体の徴収金のことであり 1 納付納入の時には一応適法であったものが その申告 更生 決定又は賦課決定が誤って過大にされていたため 後になって減額更正 減額の賦課決定又は賦課決定の

Transcription:

第三節 更正 決定等 一更正又は決定 1 更正 決定 再更正 1 3 更正 決定 再更正 税務署長は 納税申告書の提出があった場合において その納税申告書に記載された課税標準等又は税額等の計算が国税に関する法律の規定に従っていなかったとき その他当該課税標準等又は税額等がその調査したところと異なるときは その調査により 当該申告書に係る課税標準等又は税額等を更正する ( 通法 4) 注 1 平成 年度改正により次の規定が除かれたが 平成 年 9 月 30 日以前に解散 ( 合併による解散及び第四章第一節の一の 信託特定解散の意義 に掲げる信託特定解散を除く ) が行われた場合における法人の清算所得に対する法人税については なお適用がある ( 平 改法附 10) なお 法人税に係る更正 ( 再更正を含む ) については 課税標準等又は税額等のほか 清算事業年度予納申告書に記載された所得税額等の控除不足額についても行うことができる ( 法旧 191) 注 申告に係る課税標準等又は税額等を増減させる処分はすべて更正となる ただし 白色申告法人の欠損金額 ( 災害損失金の繰越控除の適用を受けることができるものを除く ) を減少させるだけのものは更正処分とはならない ( 編者 ) 税務署長は 納税申告書を提出する義務があると認められる者が当該申告書を提出しなかった場合には その調査により 当該申告書に係る課税標準等及び税額等を決定する ただし 決定により納付すべき税額及び還付金の額に相当する税額が生じないときは この限りでない ( 通法 5) 税務署長は 更正 ( 再更正を含む ) 又は決定をした後 その更正又は決定をした課税標準等又は税額等が過大又は過少であることを知ったときは その調査により 当該更正又は決定に係る課税標準等又は税額等を更正する ( 通法 6) ( 国税庁又は国税局の職員の調査に基づく更正又は決定 ) (1) 1 更正 決定 再更正 の表の1から3までに掲げる場合において 国税庁又は国税局の当該職員の調査があったときは 税務署長は 当該調査したところに基づき 更正又は決定をすることができる ( 通法 7) ( 更正又は決定の手続 ) () 更正又は決定は 税務署長が更正通知書又は決定通知書を送達して行う ( 通法 81) ( 更正通知書の記載事項 ) (3) 更正通知書には 次に掲げる事項を記載しなければならない この場合において その更正が (1) に掲げる調査に基づくものであるときは その旨を付記しなければならない ( 通法 8) ( 一 ) その更正前の課税標準等及び税額等 ( 二 ) その更正後の課税標準等及び税額等 ( 三 ) その更正に係る次に掲げる金額イその更正前の納付すべき税額がその更正により増加するときは その増加する部分の税額ロその更正前の還付金の額に相当する税額がその更正により減少するときは その減少する部分の税額ハ欠損金の繰戻しによる還付金額に係る還付加算金があるときは その還付加算金のうちロに掲げる税額に対応する部分の金額ニその更正前の納付すべき税額がその更正により減少するときは その減少する部分の税額ホその更正前の還付金の額に相当する税額がその更正により増加するときは その増加する部分の税額注平成 年度改正により次の規定が除かれたが 平成 年 9 月 30 日以前に解散 ( 合併による解散及び第四章第一節の一の 信託特定解散の意義 に掲げる信託特定解散を除く ) が行われた場合における法人の清算所得に対する法人税については なお適用がある ( 平 改法附 10) -179-

清算事業年度予納申告書に記載された所得税額等の控除不足額について更正をするときは 更正通知書にはその所得税額等の控除不足額を記載しなければならない ( 法旧 191) ( 決定通知書の記載事項 ) (4) 決定通知書には その決定に係る課税標準等及び税額等を記載しなければならない この場合において その決定が (1) に掲げる調査に基づくものであるときは その旨を付記しなければならない ( 通法 83) ( 青色申告書に係る更正 ) (5) 税務署長は 内国法人の提出した青色申告書に係る法人税の課税標準又は欠損金額の更正をする場合には その内国法人の帳簿書類を調査し その調査により当該青色申告書に係る法人税の課税標準又は欠損金額の計算に誤りがあると認められる場合に限り これをすることができる ただし 当該青色申告書及びこれに添付された書類に記載された事項によって 当該課税標準又は欠損金額の計算が法人税法の規定に従っていないことその他その計算に誤りがあることが明らかである場合は その帳簿書類を調査しないでその更正をすることを妨げない ( 法 1301) ( 更正の理由の付記 ) (6) 税務署長は 内国法人の提出した青色申告書に係る法人税の課税標準又は欠損金額の更正をする場合には その更正に係る更正通知書にその更正の理由を付記しなければならない ( 法 130) ( 推計による更正又は決定 ) (7) 税務署長は 内国法人に係る法人税につき更正又は決定をする場合には 内国法人の提出した青色申告書に係る法人税の課税標準又は欠損金額の更正をする場合を除き その内国法人の財産若しくは債務の増減の状況 収入若しくは支出の状況又は生産量 販売量その他の取扱量 従業員数その他事業の規模によりその内国法人に係る法人税の課税標準 ( 更正をする場合にあっては 課税標準又は欠損金額 ) を推計して これをすることができる ( 法 131) ( 更正等の効力 ) (8) 更正又は再更正 ( 以下 更正 という ) で既に確定した納付すべき税額を増加させるものは 既に確定した納付すべき税額に係る部分の国税についての納税義務に影響を及ぼさない ( 通法 91) 既に確定した納付すべき税額を減少させる更正は その更正により減少した税額に係る部分以外の部分の国税についての納税義務に影響を及ぼさない ( 通法 9) 更正又は決定を取り消す処分又は判決は その処分又は判決により減少した税額に係る部分以外の部分の国税についての納税義務に影響を及ぼさない ( 通法 93) ( 更正又は決定の所轄庁 ) (9) 更正又は決定は これらの処分をする際における法人税の納税地 ( 以下 現在の納税地 という ) を所轄する税務署長が行う ( 通法 301) 法人税について 事業年度が開始した時 ( 清算所得に対する法人税については その納税義務の成立の時 ) 以後にその納税地に異動があった場合において その異動に係る納税地で現在の納税地以外のもの ( 以下 旧納税地 という ) を所轄する税務署長においてその異動の事実が知れず 又はその異動後の納税地が判明せず かつ その知れないこと又は判明しないことにつきやむを得ない事情があるときは その旧納税地を所轄する税務署長は 上記にかかわらず その法人税について更正又は決定をすることができる ( 通法 30) 上記に掲げる税務署長は 更正又は決定をした後 当該更正又は決定に係る法人税につき既に適法に 他の税務署長に対し申告書が提出され 又は他の税務署長が決定をしていたため 当該更正又は決定をすべきでなかったものであることを知った場合には 遅滞なく 当該更正又は決定を取り消さなければならない ( 通法 303) ( 更正又は決定の期間制限 ) (10) 更正又は決定の期間制限は 次による ( 一 ) 更正 (( 三 ) に該当するものを除く ) は その更正に係る法人税の法定申告期限 ( 還付請求申告書に係る更正については 当該申告書を提出した日 ) から5 年を経過した日 ( 同日前に期限後申告書の提出があった場合には 同日とその提出があった日から 年を経過した日とのいずれか遅い日 ) 以後においては することができない ( 通法 -180-

701) なお 還付請求申告書 とは 還付金の還付を受けるための申告書 ( 課税標準等及び税額等が国税に関する法律の規定により正当に計算された場合に当該申告書の提出により納付すべき税額がないものに限る ) で期限内申告書以外のものをいう ( 通法 611Ⅱ 通令 6) 注平成 16 年 3 月 31 日以前に法定申告期限が到来した法人税については 5 年 とあるのは 3 年 とする ( 平 16 改法附 171) ( 二 ) 次に掲げる更正 (( 三 ) に該当するものを除く ) は ( 一 ) にかかわらず その更正に係る法人税の法定申告期限 ( 還付請求申告書に係る更正については 当該申告書を提出した日 ) から5 年を経過する日 ( ロ及びハに掲げる更正 純損失等の金額に係るものに限る については 7 年を経過する日 ) まで することができる ( 通法 70) イロハニ 納付すべき税額を減少させる更正欠損金額若しくは還付金の額を増加させる更正又はこれらの金額があるものとする更正欠損金額を減少させる更正イからハまでに掲げるものを除き 法定申告期限から 3 年を経過した日以後に期限後申告書の提出があった法人税についての更正 ( 三 ) 決定又はその決定後にする更正は その決定又は更正に係る法人税の法定申告期限から5 年を経過した日以後においては することができない ( 通法 703) ( 四 ) 偽りその他不正の行為によりその全部若しくは一部の税額を免れ 若しくはその全部若しくは一部の税額の還付を受けた法人税についての更正若しくは決定又は偽りその他不正の行為により当該事業年度において生じた欠損金額が過大にあるものとする納税申告書を提出していた場合における当該申告書に記載された当該欠損金額 ( 当該金額に関し更正があった場合には 当該更正後の金額 ) についての更正は ( 一 ) から ( 三 ) までにかかわらず 更正又は決定に係る法人税の法定申告期限 ( 還付請求申告書に係る更正については 当該申告書を提出した日 ) から7 年を経過する日まで することができる ( 通法 705Ⅰ) ( 五 ) 更正若しくは決定又は賦課決定 ( 以下 更正決定等 という ) で次に掲げるものは それぞれ次に掲げる期間の満了する日が ( 一 ) から ( 四 ) までにより更正決定等をすることができる期間の満了する日後に到来する場合には ( 一 ) から ( 四 ) までにかかわらず それぞれ次に掲げる期間においても することができる ( 通法 711 通令 30) イ ロ 法人税に関する更正決定等に係る不服申立て若しくは訴えについての裁決 決定若しくは判決 ( 以下イにおいて 裁決等 という ) による原処分の異動又は法人税に係る更正の請求に基づく更正に伴って課税標準等又は税額等に異動を生ずべき法人税で当該裁決等又は更正を受けた法人に係るものについての更正決定等法人税につき その課税標準の計算の基礎となった事実のうちに含まれていた無効な行為により生じた経済的成果がその行為の無効であることに基因して失われたこと 当該事実のうちに含まれていた取り消しうべき行為が取り消されたことその他これらに準ずる理由 ( 国税通則法施行令第 4 条第 4 項 還付加算金の計算期間の特例に係る理由 に規定する理由 国税通則法第 3 条第 項第 1 号及び第 3 号 特別の場合の更正の請求 の規定により更正の請求の基因とされている理由 修正申告書の提出又は更正若しくは決定があったことを理由とするものを除く で法定申告期限後に生じたもの ) に基づいてする更正 (( 二 ) の表のイ又は同表のロに該当するものに限る ) 又は当該更正に伴い当該法人税に係る加算税についてする賦課決定 当該裁決等又は更正があった日から6か月間当該理由が生じた日から3 年間 注更正又は決定で第三章第一節第三十款の六 更正 決定等の期間制限の特例 に掲げるものは 上記 ( 一 ) から ( 三 )((10) 更正又は決定の期間制限 の ( 二 ) のロ及びハに掲げる更正 純損失等の金額に係るものに限る に係る部分を除く ) にかかわらず それぞれに掲げる期限又は日から6 年を経過する日まで することができる ( 措法 66の415) ( 裁決等又は更正を受けた者の範囲 ) (11) (10) 更正又は決定の期間制限 の( 五 ) の表のイの左欄に掲げる当該裁決等又は更正を受けた者には 当該受けた者が分割等 ( 分割 現物出資 現物分配又は第三章第一節第三十三款の一の1 譲渡損益調整資産に係る譲渡利益額又は譲渡損失額の繰延べ の適用を受ける同 1に掲げる譲渡損益調整資産の譲渡をいう 以下 (11) において同じ ) に係る分割法人等 ( 分割法人 現物出資法人 現物分配法人又は同 1に掲げる譲渡損益調整資産を譲渡した法人をい -181-

う 以下同じ ) である場合には当該分割等に係る分割承継法人等 ( 分割承継法人 被現物出資法人 被現物分配法人又は同 の1 譲受法人において譲渡損益調整資産の譲渡があった場合等の戻入れ に掲げる譲受法人をいう 以下同じ ) を含むものとし 当該受けた者が分割等に係る分割承継法人等である場合には当該分割等に係る分割法人等を含むものとする ( 通法 71) 注 線部分は 平成 年度改正により改正された部分で 改正規定は 平成 年 10 月 1 日以後に行われる (11) に掲げる分割等 ((11) に掲げる現物分配のうち 残余財産の分配にあっては 同日以後の解散によるものに限る ) について適用し 平成 年 9 月 30 日以前に行われた分割 現物出資又は事後設立については 現物分配又は第三章第一第三十三款の一の1 譲渡損益調整資産に係る譲渡利益額又は譲渡損失額の繰延べ の適用を受ける同 1に掲げる譲渡損益調整資産の譲渡 とあるのは 又は事後設立 と 現物分配法人又は同 1に掲げる譲渡損益調整資産を譲渡した法人 とあるのは 又は事後設立法人 と 被現物分配法人又は同 の1 譲受法人において譲渡損益調整資産の譲渡があった場合等の戻入れ に掲げる譲受法人 とあるのは 又は被事後設立法人 とする ( 平 改法附 41) 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正の特例内国法人の提出した確定申告書に記載された各事業年度の所得の金額が当該事業年度の課税標準とされるべき所得の金額を超えている場合において その超える金額のうちに事実を仮装して経理したところに基づくものがあるときは 税務署長は 当該事業年度の所得に対する法人税につき 当該事実を仮装して経理した内国法人が当該事業年度後の各事業年度において当該事実に係る修正の経理をし かつ 当該修正の経理をした事業年度の確定申告書を提出するまでの間は 更正をしないことができる ( 法 191) 注 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正の特例等に関して 上記の規定のほか 次の規定が設けられていることに留意する ( 編者 ) (1) 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う法人税額の控除 第三章第二節第二款の三参照 () 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う法人税額の還付の特例 第三章第二節第三款の七の4 参照 3 租税条約に基づく合意があった場合の更正の特例相手国等の法令に基づき 相手国居住者等 ( 所得税法第 条第 1 項第 5 号に規定する非居住者 以下 非居住者 という 又は同項第 7 号に規定する外国法人 同項第 8 号に規定する人格のない社団等を含む で 租税条約の規定により当該租税条約の相手国等の居住者又は法人とされるものをいう ) 又は居住者 ( 同法第 条第 1 項第 3 号に規定する居住者をいう 以下 3において同じ ) 若しくは内国法人に係る租税 ( 当該相手国等との間の租税条約の適用があるものに限る ) の課税標準等又は税額等につき更正 ( 一の表の1 又は同表の3に掲げる更正をいう 以下 3において同じ ) 又は決定 ( 同表の に掲げる決定をいう ) に相当する処分があった場合において 当該課税標準等又は税額等に関し 財務大臣と当該相手国等の権限ある当局との間の当該租税条約に基づく合意が行われたことにより 居住者の各年分の各種所得の金額 ( 同法第 条第 1 項第 号に規定する各種所得の金額をいう 以下 3において同じ ) 内国法人の各事業年度の所得の金額又は相手国居住者等の各年分の各種所得の金額若しくは各事業年度の所得の金額のうちに減額されるものがあるときは 当該居住者若しくは当該内国法人又は当該相手国居住者等の第三章第二節第三款の八の1 当初申告に係る更正の請求 又は同八の 後発的事由がある場合の更正の請求の特例 による更正の請求に基づき 税務署長は 当該合意をした内容を基に計算される当該居住者の各年分の各種所得の金額 当該内国法人の各事業年度の所得の金額又は当該相手国居住者等の各年分の各種所得の金額若しくは各事業年度の所得の金額を基礎として 更正をすることができる ( 租税条約の実施に伴う所得税法 法人税法及び地方税法の特例等に関する法律 71 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ) 注 1 租税条約とは 我が国が締結した所得に対する租税条約に関する二重課税の回避又は脱税の防止のための条約をいう 注 租税条約等とは 租税条約及び租税情報交換協定 ( 租税条約以外の我が国が締結した国際約束で 租税の賦課又は徴収に関する情報を相互に提供することを定める規定を有するものをいう ) をいう 注 3 相手国等とは 租税条約等の我が国以外の締約国又は締約者をいう 注 4 線部分 ( 所得の金額 に係る部分を除く ) は 平成 年度改正により改正された部分で 改正規定は 平成 年 6 月 1 日から適用され 平成 年 5 月 31 日以前の適用については 相手国等の法令 とあるのは 租税条約の相手国の法令 と 当該租税条約の相手国等 とあるのは 当該租税条約の我が国以外の締約国 以下 相手国 という と 相手国等との間の租税条約の適用 とあるのは 租税条約の適用 と 当該相手国等 とあるのは 当該相手国 とする ( 平 改法附 1Ⅰ) 注 5 線部分 ( 所得の金額 に係る部分に限る ) は 平成 年度改正により改正された部分で 改正規定は 平成 年 10 月 1 日から適用され 平成 年 9 月 30 日以前に解散 ( 合併による解散を除く ) をした3に掲げる内国法人の清算所得につき3の更正の請求が行われた場合の適用については 所得の金額 とあるのは 所得の金額 ( 解散 合併による解散を除く による清算所得の金額を含む 以下 3において同じ ) とする ( 平 改法附 1Ⅲ 4) 注 6 注 及び注 3は 平成 年度改正により追加されており 改正規定は 平成 年 6 月 1 日から適用される ( 平 改法附 1Ⅰ) ( 利益積立金額等との関係 ) 3に掲げる更正をする場合において 内国法人の3により減額される所得の金額のうちに相手国居住者等に支払われない金額があるときは 当該金額は 第三章第二節第一款の二の 各事業年度の留保金額 及び同二の3 留保 -18-

控除額 に掲げる所得等の金額並びに利益積立金額にそれぞれ含まれるものとする ( 租税条約の実施に伴う所得税法 法人税法及び地方税法の特例等に関する法律 7 租税条約の実施に伴う所得税法 法人税法及び地方税法の特例等に関する法律施行令 61) 注連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 二同族会社等の行為又は計算の否認 1 同族会社等の行為又は計算の否認税務署長は 次の表に掲げる法人に係る法人税につき更正又は決定をする場合において その法人の行為又は計算で これを容認した場合には法人税の負担を不当に減少させる結果となると認められるものがあるときは その行為又は計算にかかわらず 税務署長の認めるところにより その法人に係る法人税の課税標準若しくは欠損金額又は法人税の額を計算することができる ( 法 131) 1 内国法人である同族会社次のイからハまでのいずれにも該当する内国法人イ 3 以上の支店 工場その他の事業所を有すること ロその事業所の 1 以上に当たる事業所につき その事業所の所長 主任その他のその事業所に係る事業の主宰者 又は当該主宰者の親族その他の当該主宰者と特殊の関係のある個人 ( 以下 において 所長等 という ) が前に当該事業所において個人として事業を営んでいた事実があること ハロに掲げる事実がある事業所の所長等の有するその内国法人の株式又は出資の数又は金額の合計額がその内国法人の発行済株式又は出資 ( その内国法人が有する自己の株式又は出資を除く ) の総数又は総額の 以上に 3 相当すること ( 事業の主宰者の特殊関係者の範囲 ) (1) 1 同族会社等の行為又は計算の否認 の表ののロに掲げる 主宰者と特殊の関係のある個人 は 次に掲げ る者及びこれらの者であった者とする ( 令 173) ( 一 ) 当該主宰者の親族 ( 二 ) 当該主宰者とまだ婚姻の届出をしないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者 ( 三 ) 当該主宰者の使用人 ( 四 ) ( 一 ) から ( 三 ) までに掲げる者以外の者で当該主宰者から受ける金銭その他の資産によって生計を維持するもの ( 五 ) 当該主宰者の雇主 ( 六 ) ( 二 ) から ( 五 ) までに掲げる者と生計を一にするこれらの者の親族 ( 同族会社等の判定の時期 ) () 1 同族会社等の行為又は計算の否認 の同族会社等の行為又は計算の否認の場合において 内国法人が1の表の1 又はに掲げる法人に該当するかどうかの判定は 1に掲げる行為又は計算の事実のあった時の現況によるものとする ( 法 13) ( 所得税法等の準用 ) (3) 1 同族会社等の行為又は計算の否認 は 1に掲げる更正又は決定をする場合において 1の表の1 又はに掲げる法人の行為又は計算につき 所得税法第 157 条第 1 項 同族会社等の行為又は計算の否認等 若しくは相続税法第 64 条第 1 項 同族会社等の行為又は計算の否認等 又は地価税法第 3 条第 1 項 同族会社等の行為又は計算の否認等 の規定の適用があったときについて準用する ( 法 133) 組織再編成に係る行為又は計算の否認税務署長は 合併 分割 現物出資若しくは現物分配又は株式交換若しくは株式移転 ( 以下 において 合併等 という ) に係る次の表に掲げる法人の法人税につき更正又は決定をする場合において その法人の行為又は計算で これを容認した場合には 合併等により移転する資産及び負債の譲渡に係る利益の額の減少又は損失の額の増加 法人税の額から控除する金額の増加 次の表の1 又はに掲げる法人の株式 ( 出資を含む 以下同じ ) の譲渡に係る利益の額の減少又は損失の額の増加 みなし配当金額 ( 第三章第一節第二款の六 配当等の額とみなす金額 の規定により同款の一 受取配 -183-