松本市の鉄道 バス路線網の概要 1 中信地区の交通結節地 松本 松本市は 長野県内でも有数の交通結節地であり 各 路線が 松本駅 を中心に繋がっている また バス も松本駅を中心として 松本地区内の循環線 ( タウンス ニーカー含む ) 各地区への路線が整備されている 奈川温泉 川浦 安曇地区 乗鞍

Similar documents
目次(案)

<4D F736F F F696E74202D208F E7382C982A882AF82E98CF68BA48CF092CA90AD8DF482CC8EE C982C282A282C42E B8CDD8AB7838

計画の目的 多様化する生活交通ニーズへの対応 効率的 効果的な生活交通サービスの構築 山陽小野田市では 生活交通バス路線維持 通学児童定期補助 福祉タクシー券の発行等 上記の施策が行われており 生活交通の確保を図っている 行政負担 サービスの地域間格差 交通活性化計画 生活交通の現状と問題点の把握

1 はじめに

目次

資料 1 第 1 号議事 六会地区における予約型乗合タクシーの導入について 1. 実証運行までの経緯と結果 1-1. これまでの経緯六会地区の公共交通利用不便地区の解消に向けた取組については 平成 21 年度に交通不便地区解消検討事業が地域まちづくり事業として決定し 地域が主体となり 市と新たな交通

地域公共交通確保維持改善事業 事業評価 ( 生活交通ネットワーク計画に基づく事業 ) ( 別紙 1) 資料 3 平成 23 年度 平成 24 年 4 月 23 日 協議会 構成員 上田市公共交通活性化協議会 上田市 上田バス 千曲バス 事業名 補助対象事業者等 事業概要 1 事業実施の適切性 2 目

<4D F736F F D208A9D96EC8E CB491BA926E88E68CF68BA48CF092CA918D8D C678C7689E62E646F63>

2 N バスで要件②を満たす系統 1 補助対象地域間幹線バス系統のフィーダー系統 N バスが接続する他市の路線の中において 補助対象地域間幹線系統の指定を受けた 路線は 下記の日進市の路線である 日進市くるりんばす 五色園線 N バスと長久手古戦場駅で接続 上記の路線に接続するN バスの中央循環線

Microsoft PowerPoint - 潟上市地域公共交通網形成計画(最終)

Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

目次 1. 会社紹介 2. Smart Access Vehicle () 3. 背景 研究実績 4. 未来シェアの取り組み 5. 提供サービス 6. 今後の計画 2

01_表紙

<4D F736F F D B836792B28DB8955B817A8DC58F498C8892E8>

<4D F736F F D20345F8E9197BF345F A835E838A F92B28DB88C8B89CA E646F63>

8略都市スライド東北(郡山市)全部 [互換モード]

PowerPoint プレゼンテーション


総合交通計画 ( 仮称 ) の策定について 背景 人口減少と超高齢化が同時に進行する中 自動車を使えない県民の移動手段を確保しなければ 経済活動の低迷 人口の流出 財政支出の増加などの問題が深刻化し 持続可能なまちづくりが困難になる恐れがある 平成 年度に実施したパーソントリップ調査の結

Microsoft Word - 02_福利厚生会260910

<4D F736F F F696E74202D F926E88E68CF68BA48CF092CA82CC82A082E895FB C E4F8FF08E7394AD955C8E9197BF816A>

Microsoft PowerPoint - 【資料3】運転免許証の自主返納に関するアンケート調査結果

4. 基本的な方針太田市が目指す将来像や公共交通が果たすべき役割を踏まえて 以下の4つを計画の基本的な方針とし 太田市にふさわしい公共交通ネットワークの形成を図ります 公共交通の役割取組みの方向性市民の移動手段の確保 おうかがい市バスによる高齢者 障がい者等の通院 買物等の移動手段の確保 学生 生徒

221yusou

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

平成 25 年 2013 年 2013 加賀市観光 加賀市観光統計 統計 長期推移 大聖寺川 流し舟 舟 片山津温泉 花火大会 山中温泉 鶴仙渓川床 川床 加佐の岬 岬 山代温泉 大田楽 =========================== 目 次 ========================

10. 交通関係 1) 重度障害者福祉タクシー利用料金の助成 62 2) 身体障害者介助用自動車改造費の助成 63 3) 身体障害者自動車改造費の助成 63 4) 身体障害者運転免許取得費の助成 63 5) 身体障害者運転免許取得時自動車改造費の助成 63 6)JR 運賃の割引 64 7) 国内航空

目次 1. 奈良市域の温室効果ガス排出量 温室効果ガス排出量の推移 年度 2010 年度の温室効果ガス排出状況 部門別温室効果ガス排出状況 温室効果ガス排出量の増減要因 産業部門 民生家庭部門

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

9-1 市内電車運輸状況 その 1 JR 東海 JR 日本貨物 乗車人員 貨物運送 年度 駅名 総数定期定期外 一日平均乗車人員 発送トン数 到着トン数 一日平均発送トン数 一日平均到着トン数 平成 22 年度 千人千人千人人 t t t t 定光寺

(4) 本市の観光スポットは 市内に点在しており 鉄道駅から歩いて行くには遠い距離にあるが 駅前にレンタカー店もなく 観光スポットへ向かう二次交通が不便なため 特に車を持たない観光客を取りこぼしている状況である このことは 加速化交付金事業で観光の拠点として整備した花木センターへの誘導を検討する際に

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

第 20 回熊谷市地域公共交通会議会議録 平成 29 年 1 月 26 日 ( 木 )13:30~14:45 熊谷市役所議会棟第 1 委員会室 1. 開会 2. 会長挨拶 3. 議題 (1) ゆうゆうバスのルート変更 ( 要望箇所 ) について 1ゆうゆうバス運行ルート ( 全体図資料 1の1) 事

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

<836F F815B2E786264>

未来シェア説明資料

<第1回> 帯広市都市計画審議会 第二次 都市計画マスタープラン検討                   専門部会

第 11 節東西系統 1, 概略この節では 京都市営地下鉄東西線 ( 以下東西線と表記する ) と京阪京津線 ( 以下京津線と表記する ) における直通運転について取り上げる 東西線の開業に際し 京津線の一部区間を廃止にした点 京津線の全列車が東西線に乗り入れている点などがこの直通運転の特徴として挙

JR

2 ( 178 9)

平成21年6月26日

⑴ ⑵ ⑶


Microsoft Word - さいたま市都市計画道路見直し指針1/3.doc

<4D F736F F D208D8291AC93B BF8BE08E7B8DF482CC89658BBF92B28DB E92B A2E646F63>

目 次 1 目指すべき方向の策定に当たって 背景 目的 2 山梨県内の公共交通の現状と課題 本県を取り巻く環境 本県のバス交通の現状等 観光客と利用する交通手段等 3 山梨県のバス交通の目指すべき方向 背景と課題 基本的な考え方 基本理念 実現する将来像 基本目標 4 広域的な路線 5 地域内路線

松本市地域公共交通網形成計画 平成 28 年 2 月 松本市 山形村

自動車登録番号車台番号軽自動車動車被災自動車等の買換えに係る自動車重量税免税届出書 ( 東日本大震災用 ) 次葉 1 使用していた被災自動車等の情報 使用者の氏名又は名称 被災自動車等の台数 (1) ( 登録自動車欄及び軽自動車欄の合計台数 ) 台 被災自動車等に係る自動車登録番号又は車両番号及び車

平成16年度札幌市総合交通対策調査審議会第3回資料3№2

<81798E9197BF FCD817A8CF092CA82DC82BF82C382AD82E88D7393AE8C7689E62E786477>

資料番号 1 稲沢市コミュニティバス及びコミュニティタクシー利用状況等報告書 平成 2 8 年 1 月 市長公室地域振興課

スライド 1

<4D F736F F D DC58F49817A B836782DC82C682DF5F CF68BA48CF092CA89EF8B A2E646F6378>

<4D F736F F F696E74202D D8D878E968BC A C52E816A>

会 議 資 料 1 平成 30 年度市内循環バス ところバス 路線等の見直し ( 案 ) に対するご意見と市の考え方について 2 運転免許証自主返納者への公共交通のニーズ等調査 集計表 3-1 埼玉県内における小型車両を活用した交通手段の事例 3-2 定時定路線型乗合タクシー他自治体事例紹介資料 3

平成23年度の具体的な行動計画(アクションプラン)策定調書

公共交通機関申請画面について公共交通機関申請画面は 以下の構成となっています 1 通所施設情報部 2 申請者情報入力部 1 通所施設情報部通所施設の情報が表示されます 通所者が利用するサービス ( 通所種別 ) を入力します 2 申請者情報入力部通所者の情報 ( 氏名 生年月日 住所 ( 居住地 )

長野県上田市の取組み -ヒアリング調査結果-

【論文】

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

Microsoft Word - 概要版.doc

NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

和水町地域公共交通会議 設立趣旨説明

<4D F736F F D2081A E9197BF A836F83588E598BC682CC8C6F896390ED97AA82C68C6F89638E918CB92E646F63>

<4D F736F F F696E74202D E096BE8E9197BF816982A8967E8A8488F8816A>

結果 決まったこと 次回の課題 今後の課題 議事 (1) デマンド型乗合タクシーの利用実績について資料 2 (2) デマンド型乗合タクシーの効率的な運行の見直しについて資料 3 (3) 市内循環バス ( 福岡路線 豊成路線 ) 利用実績について資料 4 (4) 市内循環バス ( 豊成路線 ) 菱沼

鹿角花輪駅前広場整備基本計画 平成 28 年 3 月 秋田県鹿角市

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

< F2D81798E518D6C8E9197BF817A E A F>

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

運賃計算の仕方(基本)

施設までの距離は 地区中心付近からのおおよその距離 大原台 回答者の年齢構成 3 5 主な (2 箇所の行き先 ) 10% 1 70% 主な行き先 フレスタ沼田店 ( 約 0.7km) ビッグハウス沼田店 ( 約 1km) 買物目的 :7 :1 : 最寄り駅 大原 ( 約 0.7km) 駅 :88

<4D F736F F F696E74202D E88E693E08CF092CA82CC8EE C982C282A282C4>

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

~ アンケートの前に ~ 五城目町の路線バス及び乗合タクシーの現状について 現在 町における公共交通は 民間バス事業者が運行する2 路線の路線バス ( 五城目バスターミナルと八郎潟駅を結ぶ八郎潟線 五城目バスターミナルと秋田駅を結ぶ五城目線 ) と 町が運行する4 路線の予約式乗合タクシー ( 馬場

PowerPoint プレゼンテーション

H300124,27説明資料(茎崎)

コンパクトシティ構想 2つの柱 ( 郊外の開発抑制 + 中心市街地の活性化 ) まちなか住み替え事業 や 家賃補助制度 を行っているが 借りたい人はいるが 貸したい人がいない という状況 コンパクトシティという構想だけでは 民間資本は動かない (= 補助金などのインセンティブが必要 ) 中心市街地活

平成29年3月ダイヤ改正について

3. 計画の位置付け (1) 国の施策との関係 ① 交通政策基本法の制定 平成 25 年 12 月4日に公布 施行された 交通政策基本法 では 国民等の交通に対する基 本的なニーズの充足 交通の機能の確保及び向上 交通による環境への負荷の低減 交通の 適切な役割分担及び有機的かつ効率的な連携 連携等

(2) 市税の決算状況 平成 24 年度調定済額の比較 税目 項目 平成 23 年度調定済額 平成 24 年度調定済額 増減 ( 単位 : 千円 ) 増減率 個人 10,113,609 10,412, , 市民税 法人 1,844,663 2,109, ,056

[ 2 / ] 平成 26 年 0 月 05 日 19 時 08 分 2 秒作成 ( 連絡先 ) 事務事業名 イマリンビーチ管理運営事業 事 業 群 0 観光客受け入れ体制の整備 事 業 イマリンビーチ管理運営事業 事業の計画 2 年度計画目標年度 計画

資料1 自動車WG中長期ロードマップ中間報告

運行期間 : 平成 28 年 5 月 1 日 ( 日 )~ 運行経路 : スーパーノンストップ 通常どおりの運行経路植木 IC 経由 各停 ( 福岡空港発着 ) 益城熊本空港 ICへの迂回運行 ただし 九州自動車道が全線開通した場合は変更となる場合がございます 運行便数 :1 日 63 往復所要時間

Q: 町内で転居した場合はどのような手続きが必要ですか? A: 改めて登録申請書により申請してください その際 申請書の空きスペースに町内転居した旨と 前住所地を記載してください Q: 利用者登録で 同一家族でなく いつも同じルートの友達同士で登録できないですか? A: 利用者登録については 名前


お知らせ

6. 高速道路 SA PA 等 への充電設備設置事業の説明と提出書類 高速道路 SA PA 等 への充電設備設置事業の 説明と提出書類 事業名 事業内容 申請できる方 高速道路 SA PA 及び道の駅等への充電設備設置事業 ( 経路充電 ) 高速道路 SA PA 等 ( 注 1) におけ

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

Microsoft Word - 本編表紙_最終版_.doc


2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

<4D F736F F D B4C8DDA97E A895E C8D9E814588F88EF38F AE989E6816A88C4>

Microsoft PowerPoint _【PPT】伊万里道路【最終】.ppt

道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

Microsoft Word 交通渋滞(有明アーバン)_181017

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

Transcription:

0 松本市における公共交通活性化の取組み 松本市政策部交通政策課長寺沢健 matsumoto bus

松本市の鉄道 バス路線網の概要 1 中信地区の交通結節地 松本 松本市は 長野県内でも有数の交通結節地であり 各 路線が 松本駅 を中心に繋がっている また バス も松本駅を中心として 松本地区内の循環線 ( タウンス ニーカー含む ) 各地区への路線が整備されている 奈川温泉 川浦 安曇地区 乗鞍線 奈川地区 上高地線 奈川地区市営バス 奈川度ダム 梓川地区 八景山 新島々 稲核線 波田地区 J R 大糸線 一日市場駅 梓川線 松本電鉄上高地線 信州まつもと空港 塩尻 J R 中央西線 明科 野自JR 篠ノ井線 高速バス 会吉 四賀地区 向原 市営バス 小胡桃 四賀地区 化石館 保福寺下町 四賀線 松本 市内循環線 J 松本地区 R 篠ノ 市内各路線松本市総合計画策定に係る基礎調査報告書改訂長井 線 JR 中央東線 四賀高速バス停 動車道会田線 上図は略図のため実際の路線とは異なることがあります 一部市内中心部の路線は省略しています

松本市からの各種交通による所要時間 2 3 時間 航空機 鹿児島 (3 時間 5 分 ) 2 時間札幌 (1 時間 25 分 ) 1 時間 新宿 (2 時間 30 分 ) 名古屋 (2 時間 ) 鉄道 静岡 (55 分 ) 長野 (50 分 ) 福岡 (1 時間 45 分 ) 長野 (1 時間 19 分 ) 高山 (2 時間 20 分 ) バス 新宿 (3 時間 12 分 ) 名古屋 (3 時間 20 分 )

松本市域における 乗合バス 輸送実績 乗合バス ( 松本電気鉄道 ) 松本電気鉄道株式会社提供 3 利用者は減少傾向 H19 に経営破綻後 H20 H21 に大幅な路線の見直しを実施 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 営業キロ ( 千 km) 輸送人員 ( 千人 ) 1,000 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度

JR 松本駅の 1 日平均乗車人員数の推移 ( 利用者減少駅 ) JR 松本駅 過去 10 年間継続して減少傾向にある 平成 8 年度と比較すると1 日当たりの4,500 人ほど利用者が減少 市内及び隣接市の駅では 村井駅や塩尻駅 島内駅なども同様に減少傾向にある JR 長野支社提供 (2007 年 8 月提供資料 ) 4 17,500 17,000 16,983 16,620 松本駅 1 日平均乗車人数の推移 ( 人 ) 16,500 16,000 15,500 16,240 15,923 15,493 15,367 15,780 15,000 14,868 14,500 14,000 13,500 H13 年度 H14 年度 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度 H19 年度 H20 年度

上高地線の 1 日平均乗車人員数の推移 松本電気鉄道株式会社提供 (2007.8) 5 松本電気鉄道上高地線 ( 路線全体 ) 年々利用者は減少傾向にあり 10 年間で一日あたり 1,100 人ほどの利用者が減少している 4,100 4,016 上高地線 1 日平均乗車人数の推移 ( 人 ) 4,000 3,902 3,900 3,800 3,700 3,600 3,806 3,715 3,681 3,599 3,723 3,816 3,775 3,500 3,400 3,300 H13 年度 H14 年度 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度

市営 ( 旧村営 ) バス の運行 ( 廃止代替路線 ) 市営バス 松本市総合計画策定に係る基礎調査報告書提供 H18 データを松本市より取得し改訂 廃止路線の代替輸送として開始 四賀地区では 運行開始から徐々に利用者が減少する傾向にある 奈川地区は 四賀地区より人口比から見ると利用は多い ただし 2 万人全てが一般利用ではなく スクールバス利用者が含ま れるため 一般利用は年間 5,000 人程度となる 両路線とも 採算性は非常に厳しい状況にある 6 30,000 25,000 20,000 18,538 奈川 ( 人 ) 四賀 ( 人 ) 市営バスの年間利用者の推移 ( 人 ) 20,038 18,542 16,428 16,024 17,266 26,128 22,272 21,319 15,000 10,426 10,000 6,814 6,799 6,647 5,790 5,390 4,785 5,333 6,492 5,000 0 H13 年度 H14 年度 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度市営期間 村営期間市営期間

松本市の自家用車登録台数 松本市における自家用車の保有登録台数は 年々増加傾向にある 各年度の登録台数総数を松本市の世帯数で割ると 1 世帯あたり1.4 台から1.5 台へと推移している 陸運局長野運輸支局提供 (2007.8) 松本市 H14 年度 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度 普通乗用 30,38931,57132,60636,39436,773 小型乗用 57, 56, 55, 60, 59, 軽四輪乗用 25, 27, 29, 34, 36, 自家用計 114,011 115,520 117,514 131,188 131,996 世帯数 82690 83223 83603 89226 89904 世帯別の自動車保有率 1.4 台 1.4 台 1.4 台 1.5 台 1.5 台 7 台 70,000 松本市における車格別自家用車登録台数の推移 60,000 小型 57,736 56,443 55,726 60,653 59,105 50,000 40,000 普通 30,000 軽四 20,000 30,389 25,886 31,571 27,506 32,606 29,182 36,394 34,141 36,773 36,118 10,000 0 H14 年度 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度

福祉 100 円パス利用者数の推移 松本市提供 (2007.8) 8 高齢者や障害者の方の交通手段を確保することで 生きがい 健康づくりや社会活動を支援するとともに 公共 交通機関の利用促進を目的として福祉 100 円バス助成事業を実施 対象は 市内在住で 1. 満 70 歳以上の方 2. 身体障害者手帳 療育手帳 精神障害者保健福祉手帳のいずれかをお持ちの方 制度の利用状況はかなり高い 700,000 650,000 福祉 100 パス利用者数の推移 ( 人 ) 673,789 639,446 641,638 634,504 648,810 H21 年度市の助成実績委託料 48,000 千円契約先松本電鉄 619,890 600,000 550,000 521,713 500,000 450,000 477,892 451,131 400,000 H13 年度 H14 年度 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度

松本市の主な交通政策 9 乗って残す 乗って活かす公共交通 市営バス運行事業 地域新交通システム事業 ⑴ 市営バス 四賀線 奈川線 の運行 年間約 3 万人が利用 ⑵ 廃止代替バスとして旧村時代から運行 今後は 地域新交通システムのなかで見直す ⑴ 西部地域の取組み昨年 8 月からコミュニティバス方式により 4 ルートを実証運行 ⑵ 四賀地域の取組み昨年度 国の事業を活用するため 3 カ年計画を策定 今年度は実証運行に着手 ⑶ 地域主導型公共交通システム助成事業 住民自らが交通手段を確保しようとする場合に 行政が計画段階から関与し 運行経費の一部を助成する 公共交通維持 活性化支援事業 パークアンドライド 推進事業 次世代交通政策研究事業 ⑴H20.4 月松電から廃止提案がされたバス路線の一部を公費で運行維持 ⑵ 低床型ハイブリットバス車両の購入助成 ⑴ 新村駅 (50 台 ) 平田駅 (77 台 ) に P&R 駐車場を設置 ⑵ 中心市街地における渋滞緩和策の一つとして今後 検討 次世代における 交通の街づくり を進めるため 今年度は市民会議を設置し 市民とともに政策研究を進める 市交通政策関係予算 約 2.4 億円

松本市地域新交通システムへの提言平成 21 年度の取組み _(H20.3) から 4つ の公共交通基盤課題と5 つの課題地域 分析結果から松本市の地域交通を円滑化し 市全体の公共交通網の拡充や利用促進に影響すると考える地区を選出 四賀地域 四賀地域公共交通協議会 10 梓川 - 島内地域 + 市街地南部地域 ( 鎌田 松南 庄内等 ) 奈川 安曇地域 波田地域 (H22.3.31 合併 ) 河西部南部地域 西部地域公共交通協議会

松本市西部地域における実証運行等の実施内容 概要 西部地域 合併により拡大した市域に対応し 交通空白地域の解消と効率的な公共交通手段を確保するため 既存の公共交通機関を最大限に活用しことを前提に 実現性の高い新交通システムの構築を目指し 総合連携計画に基づいた事業を実施 コミュニティバスの実証運行及びそれに伴う事業 1 運行車両小型車両 (9 人乗りジャンボタクシー ) によるコミュニティバス方式 2 運行ルート等平成 21 年度の利用状況 住民意見交換会の結果等を評価 検証したうえで より利便性が向上するよう見直しを実施 3 評価 検証実証運行に関わる評価 検証事業などを併せて実施 既存公共交通改善のための事業 1 廃止代替策としてバスを運行 梓川線全線 (4 月 ~7 月 ) 空港 朝日線の信州まつもと空港 上今井の区間 2 評価 検証一定期間における乗降調査を実施し評価 検証を実施 公共交通利用促進のための事業公共交通に対する啓発及び情報提供事業等を実施 評価検証業務委託事業連携計画に基づき事業を進めるにあたっての評価検証の実施 空港 朝日線 梓川線 コミュニティバスの運行 (H22.8 からのルート )

松本市西部地域コミュニティバス利用状況 (H21.8 ~H22.8) 12 月別利用者数 ( スクール除く ) A 線 B 線 C 線 D 線 1 便あたり乗車人数 人 3000 2500 0.97 0.991.01 0.91 0.90 0.94 0.95 832 2000 0.73 0.810.810.88 0.80 計 1,759 計 1,709 計 1,554 計 1,510 計 1,657 計 1,679 計 1,439 計 1,376 計 1,470 419 1500 計 1,267 計 1,248 488 431 317 472 450 計 1,148 372 267 372 282 311 538 264 307 326 196 291 226 272 385 364 287 404 275 367 347 334 404 1000 253 299 323 292 377 345 427 343 350 388 500 629 303 412 443 433 374 394 579 517 470 536 518 839 0 人 / 便 1.311.40 計 2,628 1.20 1.00 0.80 0.60 0.40 0.20 0.00 H21.8 H21.9 H21.10 H21.11 H21.12 H22.1 H22.2 H22.3 H22.4 H22.5 H22.6 H22.7 H22.8 H22.8 より ルート ダイヤを見直し変更主な変更点 1 ルート コミュニティバス全 4 路線すべてを上高地線新村駅で接続 2 ダイヤ JR 松本電鉄上高地線との接続を最大限考慮 昼間の時間帯は買物時間 (1 時間 ~1 時間 30 分程度 ) を優先 新たなサービス開始 1 回数券 200 円 12 枚綴で 2,000 円 2 ポイントカードサービス 特典サービス協力店舗 施設 :4 店舗 3 フリー降車 4 持ち運びのできるサイズの時刻表作成

13 松本市四賀地域における実証運行等の実施内容 民間公共交通機関の活用と改善に向けた事業及びそれ に伴う事業 ①四賀線の運行経路やダイヤの見直し及び公費負担によ る上限500円運賃の設定 ②一定期間における乗降調査による評価 検証 市営バスの実証運行及びそれに伴う事業 ①市営バスの実証運行 利用の見られなかった日中の運行を休止し 機能を朝夕 の通勤 通学対応として効率的な運行を図る ②運行の周知 啓発 実証運行に関わる評価 検証 地域内の移動を担保する公共交通を確保する事業 ①日中の地域内移動と明科への移動を確保するため 小 型車両を使用してのデマンド運行の実施 ②乗降調査による評価 検証 公共交通の利便性を向上させるための事業 ①交通結節点におけるパークアンドライド駐車場の整備 ②待合所 駐輪場等の施設整備の検討 H22.10.1 H22.9.30 長野自動車道 市営バス 長野自動車道 市営バス 四賀線 会田線 四賀地域バス 定時定路 四賀線 パークアンド ライド駐車場 四賀地域バス デマンド 松本市地域新交通システム検討委員会 H19年度

パークアンドライド事業 14 P&Rとは 中心市街地の渋滞緩和や排ガス削減のために 自家用車から鉄道やバスに乗り換えて市街地への移動を行うこと 神林 ( 高速バス乗り場 55 台 (H22.4 月に135 台に拡張し松電に管理運営を移管 ) 新村駅( 上高地線 50 台 ) 平田駅(JR 篠ノ井線 77 台 ) の3 箇所でパークアンドライド (P&R) 事業を実施 利用台数は増加傾向にあり また 平成 20 年 3 月に開設した平田駅 P&R 駐車場は開設当初から満杯状態で 市民にも浸透してきていることが分かる 新村駅パークアンドライド駐車場利用状況 神林パークアンドライド駐車場利用状況

15 タウンスニーカー 松本市地域新交通システム検討委員会 H19年度

次世代交通政策 ひと優先の交通街づくり の提言 16

新たな試み バス DAY まつもと で 5 月 29 日 ( 土 ) 30 日 ( 日 ) クラフトフェアまつもと があがたの森公園で開催されるのに併せ 市民に 車利用ではなく 公共交通利用を呼びかける バス DAYまつもと を実施 目的 市民の移動は マイカーではなく路線バスなどを利用し 県外からの来場者は P&R 駐車場や公共交通を組み合わせて利用することで 中心市街地における交通量自体を減少させ 交通渋滞の緩和を図ること マイカーではなく 歩くことで健康面 環境面にも優しい公共交通を先ずは利用してもらうことで その利便性の高さを体感してもらうこと 内容 路線バス運行 松電の市内を運行する全バス路線を終日 平日ダイヤで運行 大人 100 円 /1 回 1 日フリーパス券 300 円 /1 日 小学生以下無料 西部地域コ 5 月 30 日 ( 日 ) も運行 大人 100 円 /1 回 小学生以下無料 ミュニティバス但し 1 日フリーパス券は利用不可市営バス パークアンド ライド その他 啓発事業等 県松本合同庁舎駐車場などを利用し あがたの森メイン会場との間をシャトルバスにて運行 利用は無料 思いやりゆずりあい運転の街松本 の実施 車を利用する人に向けて 駐車場マップ等を配布し 歩行者の安全確保を呼びかける 17

18 バス DAY まつもと実績 月日 松本電鉄 路線バス 松本電鉄 シャトルバス クラフトフェアまつもと 5 月 29 日 ( 土 ) 5 月 30 日 ( 日 ) 11,727 人 9,304 人 1,376 人 1,289 人 入場者数 29 日 3.3 万人 30 日 2.1 万人 合計 21,031 人 2,665 人 路線バスの乗車は 通常の平日平均の 1.6 倍 土日平均の 3 倍 1 日乗車券販売 (29 日分 864 枚 30 日分 530 枚 ) 信州 松本そば祭り 入場者数 9 日 3 万人 10 日 7 万人 11 日 6.3 万人 10 月 9 日 ( 土 ) 10 月 10 日 ( 日 ) 10 月 11 日 ( 祝 ) 6,810 人 6,281 人 5,542 人 2,067 人 3,541 人 3,551 人 合計 18,633 人 9,159 人 路線バスの乗車は 通常の土日平均の1.8 倍

バス DAY まつもと実施による効果 ( クラフトフェアまつもと ) CO2 削減への効果 19 CO2 削減量 路線バス分約 70t(1 日あたり6,160 世帯が排出するCO2 に相当 ) シャトルバス分約 1.1t(1 日あたり83 世帯が排出するCO2 に相当 ) ( 一般家庭が 1 年間に排出する CO2 値は 5t 1 日あたり 13kg の CO2 を排出 ) クラフトフェアまつもと路線バスシャトルバス 通常土日利用者 6,936 人 バスDAY 利用者 21,031 人 2,665 人 増減 14,095 人 2,665 人 減少車両数 約 4,700 台 約 900 台 減少した渋滞の距離 23.5km 4.5km 3 人で車両 1 台と換算 減少した渋滞の距離は 5m/ 台で換算

新しいエコ通勤 ( 松本市役所 ) 20 地球温暖化の防止 (CO2 削減 ) の一環として 市職員の積極的なエコ通勤の実施により 公共交通機関の維持 活性化を図り 健康寿命延伸都市 松本 の創造を図ります 新しいエコ通勤の概要 1 通勤方法の見直し原則として マイカー通勤をやめ 徒歩 自転車 ( バイクを含む ) 公共交通機関を利用した通勤方法に切り替え ( 事情がある場合には マイカー通勤を認める ) 2 対象となる職員全職員 3 平成 22 年 10 月 1 日より実施 ( 試行期間平成 23 年 9 月 30 日まで ) 取組み状況 1 エコ通勤への移行人数 (7 月から 10 月 ) 500 人 2 エコ通勤率職員数 2,670 人 ( 正規 嘱託 臨時 ) 平成 22 年 6 月末 平成 22 年 10 月 13 日現在 うち自動車通勤者約 1,830 人 ( 約 69%) 自動車通勤者約 1,330 人 (50%) エコ通勤率 ( 自動車以外の通勤者の割合 ) 約 31% エコ通勤率約 50%

公共交通を維持していくために 21 交通不便者の利用だけでは維持していくのは困難 普段自家用車を利用している人も一緒になって 地域全体として 乗って残す 取組みが必要 利用の少ないものを残す場合は 住民負担の在り方についても検討 community bus