グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g バンコマイシン 1 日 0.5~2g MEEK 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与

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Ⅲ. 検査検査は軽症 (0 項目 ) と中等症 (1 2 項目 ) では肺炎球菌尿中抗原 必要によりレジオネラ尿中抗原とインフルエンザ抗原 中等症 (1,2 項目 ) と重症 (3 項目 ) ではさらに喀痰グラム染色 喀痰培養を追加 超重症 (4,5 項目 ) ではさらに血液培養 血清検査とストック

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2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好

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120 第 Ⅶ 章 急性胆管炎および急性胆囊炎は腹腔内感染症において重篤な結果を引き起こす極めて重要な病態である 急性胆管炎と急性胆囊炎は,2013 年の改訂胆道感染症の国際診療ガイドライン Updated Tokyo Guidelines (TG 13) では急性胆管炎と急性胆囊炎の定義, 病因,

2006 年 3 月 3 日放送 抗菌薬の適正使用 市立堺病院薬剤科科長 阿南節子 薬剤師は 抗菌薬投与計画の作成のためにパラメータを熟知すべき 最初の抗菌薬であるペニシリンが 実質的に広く使用されるようになったのは第二次世界大戦後のことです それまで致死的な状況であった黄色ブドウ球菌による感染症に


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よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎


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耐性菌届出基準

解熱鎮痛消炎剤 ロルノキシカム ロルカム錠 4mg アスピリン アスピリン原末 マルイシ イブプロフェン ユニプロン坐剤 100 フルルビプロフェン フロベン顆粒 8% フルルビプロフェンアキセチル ロピオン静注 50mg ロキソプロフェンナトリウム水和物 ロキソニン錠 60mg トラマドール塩酸塩

事務連絡 平成 31 年 4 月 3 日 ( 公社 ) 岡山県医師会 ( 一社 ) 岡山県病院協会 御中 岡山県保健福祉部健康推進課 セファゾリンナトリウム注射用 日医工 が安定供給されるまでの対応について このことについて 厚生労働省健康局結核感染症課及び医政局経済課から別添のとおり事務連絡があり

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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腎薬ニュース第 5 号 (2007 年 6 月 ;2012 年 1 月加筆修正 ) 熊本大学薬学部臨床薬理学分野平田純生 添付文書どおり腎機能に基づいた投与量にしても起こるアシクロビル中毒の原因は? 1. アシクロビル中毒の症状は? 慢性腎臓病 (CKD) 患者に頻発するアシクロビル バラシクロビル

(地Ⅲ116)

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

57巻S‐A(総会号)/NKRP‐02(会長あいさつ)

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

④資料2ー2

シプロフロキサシン

変更内容 [1] 販売移管に伴うダブルバーコードの 個装箱および段ボール箱に 現在の大正富山医薬品株式会社のGS1コードならびに 2019 年 4 月 1 日以降に使用できるGS1コードの両方 ( ダブルバーコード ) をいたします 各製品の新旧 GS1コードは 弊社ホームページにてご確認ください

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ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ

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ユナシン ファイザー 錠 剤 ( 粉 砕 不 可 ):375mg(\61.9) トシル 酸 スルタミシリン SBTPC 用 法 用 量 1 回 375mg,1 日 2~3 回 禁 忌 (1) 本 剤 の 成 分 に 対 し 過 敏 の 既 往 歴 (2) 伝 染 性 単 核 重 大 な 副 作 用

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

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2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ

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家畜における薬剤耐性菌の制御 薬剤耐性菌の実態把握 対象菌種 食中毒菌 耐性菌の特徴 出現の予防 79

02-副鼻腔炎 広告用.indd

変更一覧表 変更内容新現備考 Peak 50~60 Trough 4 未満 Peak 20.0~30.0 Trough 8.0 以下 アミカシン 静注投与後 1 時間 Trough 1 未満 Peak 4.0~9.0 Trough 2.0 以下 トブラマイシン 静注投与後

 85歳(141

添付文書がちゃんと読める 薬物動態学 著 山村重雄竹平理恵子城西国際大学薬学部臨床統計学

Staphylococcus aureus (MSSA) 薬剤感受性情報 2017 年 05 月 1 薬剤感受性結果 系統 薬剤記号 商品名 株数 S( 感性 ) % I( 中間 ) R( 耐性 ) CEZ セファメシ ン CTM ハ ンスホ リン セフェ

割合が10% 前後となっています 新生児期以降は 4-5ヶ月頃から頻度が増加します ( 図 1) 原因菌に関しては 本邦ではインフルエンザ菌が原因となる頻度がもっとも高く 50% 以上を占めています 次いで肺炎球菌が20~30% と多く インフルエンザ菌と肺炎球菌で 原因菌の80% 近くを占めていま


Q. SJS の好発時期は? A. 原因医薬品の服用後 2 週間以内の発症報告が多いです しかし 数日以内あるいは 1 カ月以上経過してから発症することもあるので注意が必要です 眼病変は 皮膚などの他の粘膜病変とほぼ同時期 あるいは半日ないし一日程度先行して認められ 両眼性の急性結膜炎を生じます Q

抗菌薬を処方したことがない医師はおそらくいない. それほど, 抗菌薬は日常臨床に欠かすことのできない薬剤である. しかし, どれほど深く抗菌薬が理解されているであろうか. ペニシリンから始まった抗菌薬は, 想像をはるかに超える恩恵を人類にもたらした. これまで人類を苦しめてきた数々の感染症を治癒し,

手術部位に関する感染予防対策

DRAFT#9 2011

製品名 クロルフェネシンカルバミン酸エステル錠 125mg/250mg NP クロルフェネシンカルバミン酸エステル ゲファルナート細粒 10% NP 酸化マグネシウム NP 原末重曹 ヒシヤマ ゾルピデム酒石酸塩錠 5mg/10mg NP ダウプリル錠 12.5/25 テルビナフィン錠 125mg

DI-News 06-26

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります

医薬品等リスト ( 平成 24 年 8 月 23 日現在 )

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Microsoft Word _ゾシン静注用 配合変化表.docx

販売名

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無顆粒球症

(Microsoft PowerPoint - \224\367\220\266\225\250I-5.ppt [\214\335\212\267\203\202\201[\203h])

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名称未設定

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3. 細菌と他の生物との相違 および 細菌の種類による構造の相違を説明できる 細菌は 単細胞の微生物で 原核生物 (prokaryote) の一つ 英語では bacteria と呼ばれる 真正細菌 (eubacteria) と古細菌 (archaea) に分類されるが 一般的には 真正細菌を指す 真

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

Na, メソトレキセート, ロイナーゼ, 5-FU, リンデロン, メイロン, ダイアモックス, ラシックス, 水溶性プレドニン アバスチン点滴静注用 100mg/4mL, 400mg/16mL 吸着の可能性あり アミカシン硫酸塩注射用 200mg 日医工 β ーラクタム系抗生物質製剤 ( ペニシリ

第90回日本感染症学会学術講演会抄録(I)

講演1講演2講演3講演4普及しました. その後も 1970 ~ 1980 年代をピークに ( 表 1), ここ 50 ~ 60 年の間, 非常に多くの抗菌薬が開発されてきました. その中には, バンコマイシンのように開発から 50 年以上経過した今でも現役で使われているものや, コリスチンのように

Ł\”ƒ-2005

与するプロトコールで抗菌薬使用は全体の 31%(Siegel et al. 2003) あるいは 34% (McCormick et al. 2005) にとどまったと報告している Rovers ら (2004) も 抗菌薬非投与で軽快する例があるが 発症 2~3 日の観察が重要であるとしている 1

相互作用DB

_微生物学2.xls

Transcription:

4 Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について 抗菌薬は主として腎臓から排泄されます そのため 腎機能が低下している患者さんの場合には 血中濃度が上昇し 薬効の増強や副作用の発現頻度が増大する可能性があるため 腎機能に応じて減量や投与間隔の延長を行う必要があります 今回 院内採用の抗菌薬 ( 内服 注射 ) における腎機能別 [ クレアチニンクリアランス : Ccr(ml/min)] 投与量 ( 成人量 ) についてまとめましたので参考にしてください 小児にのみ適応のある薬剤および小児用量については 報告が少ないため除外しています 内服薬 商品名 ペニシリン系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) ビクシリンカプセル 250mg アンピシリン 1 回 250~500mg 1 日 4~6 回 1 回 250~500mg 50<Ccr:6 時間毎 10 Ccr 50:6~12 時間毎 Ccr<10:12~16 時間毎 1 回 250~500mg 12~16 時間 (HD 日は サワシリンカプセル 250mg アモキシシリン 1 回 250mg 1 回 250mg 1 回 250mg 1 回 250mg 1 日 3~4 回 (HD 日は ユナシン錠 375mg スルタミシリン 1 回 375mg 1 回 375mg 1 回 375mg 1 回 375mg (HD 日は セフェム系 ケフポリンカプセル 250mg セファクロル 1 日 750~1500mg 1 日 750mg (HD 日は セフゾンカプセル 100mg セフジニル 1 日 300mg 1 日 200~300mg 1 日 100~ 1 日 100~200mg 200mg (HD 日は メイアクト MS 錠 100mg セフジトレンピボキシル 1 日 300~600mg 1 日 200~300mg 1 日 100~200mg フロモックス錠 100mg セフカペンピボキシル 1 日 300~450mg 1 日 200mg 1 日 100~ 1 日 100mg 200mg (HD 日は アミノグリコシド系 カナマイシンカプセル カナマイシン 1 日 2~4g 250mg シロップ 5% 1 日 4 回 20

グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g バンコマイシン 1 日 0.5~2g MEEK 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与間隔を延長す るか中止 (HD 日は HD 後投与 ) 血小板減少の場合は投与間隔を延長するか中止 アクロマイシン V カプセル テトラサイクリン 1 日 1000mg 250mg 1 日 4 回 ミノペン錠 50mg ミノサイクリン 1 回 100mg マクロライド系 エリスロシン錠 200mg エリスロマイシン 1 日 600~1500mg 1 日 2~6 回 ルリッド錠 150mg ロキシスロマイシン 1 日 300mg クラリス錠 200mg クラリスロマイシン 1 日 400mg 1 日 300~1200mg 1 日 150mg 1 日 200~400mg 1 日 200mg ジスロマック SR 成人用 アジスロマイシン 1 日 2g ドライシロップ 2g 空腹時に 1 回 リンコマイシン系 ダラシンカプセル 150mg クリンダマイシン 1 日 600~2400mg ニューキノロン系 クラビット錠 250mg レボフロキサシン 20 Ccr 50:( 初日 ) (2 日目以降 ) 1 日 250mg Ccr<20:( 初日 ) (3 日目以降 )1 日 250mg 2 日に 1 回 オゼックス錠 150mg トスフロキサシン 1 日 450mg アベロックス錠 400mg モキシフロキサシン 1 日 400mg 1 日 150~300mg 1 日 150mg ジェニナック錠 200mg メシル酸ガレノキサシン 1 日 400mg 低体重 (40kg 未満 ) かつ Ccr 30 未満 腎機能正常者と同 の場合 :1 日 200mg じ 21

>50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) グレースビット錠 50mg シタフロキサシン 1 日 100~200mg 1 日 50mg 24~48 時間毎 1 日 50mg 注射薬 48 時間毎 商品名 ペニシリン系 注射用ペニシリン G カリウ ベンジルペニシリン 1 日 30~500 万単位 6~24 時間毎 ム 100 万単位 ビクシリン注射用 0.5g アンピシリン常用量 (1 回 250~500mg) で投与間隔を変更する 50<Ccr:6 時間 10 Ccr 50:6~12 時間 Ccr<10:12~16 時間 ペントシリン注射用 1g ピペラシリン 1 日 2~4g HD 前 投与の場合は HD 後に 1 回量追加 β ラクタマーゼ阻害薬配合 ユナシン -S 静注用 1.5g アンピシリン / スルバクタ 1 日 6g 1 日 1.5~3g 1 日 1.5~3g 1 日 1.5~3g (HD ム 日は ゾシン静注用 4.5g タゾバクタム / ピペラシリ ン 1 日 3~4 回 ワイスタール静注用 1g スルバクタム / セフォペラ ゾン 重症 4g まで 増量が必要の際は セフォペラゾンの み追加投与 セフェム系 セファメジン α 注射用 1g セファゾリン 1 日 1~5g 1 回 1~2g 1 回 0.5~1g(HD 日は ハロスポア静注用 1g セフォチアム 60<Ccr:2g/ 日 30<Ccr 60:1~2g/ 日 10<Ccr 30:0.5~1g/ 日 Ccr 10:0.25~0.5g/ 日 セフメタゾン静注用 0.5g セフメタゾール 1 回 1~2g 1g (HD 日は フルマリン静注用 0.5g 1g フロモキセフ 1 日 1~4g (HD 日は 22

クラフォラン注射用 1g セフォタキシム 1 日 1~4g 5<Ccr 30:50% に減量 Ccr 5:25% に減量 (HD 日は ロセフィン静注用 1g セフトリアキソン 1 回 1~2g 1 回 1~2g 1 回 1~2g セフタジジム静注用 1g マ セフタジジム 1 回 1~2g 30<Ccr<50: HD 後投与 イラン 15<Ccr 30: 重症 :4g 5<Ccr 15:1 回 0.5g Ccr 5:1 回 0.5g シオマリン静注用 1g ラタモキセフ 1 日 1~4g 1 日 2g (HD 日は ファーストシン静注用 1g セフォゾプラン 1 日 1~4g 1 日 0.75~1g (HD 日は 注射用マキシピーム 1g セフェピム 1 日 1~4g (HD 日は モノバクタム系 アザクタム注射用 1g アズトレオナム 1 日 1~4g 1 日 0.5~1g 1 日 1~4 回 HD 後投 与 カルバペネム系 メロペン点滴用バイアル メロペネム 1 日 0.5~3g 1 回 0.25~0.5g 1 回 0.25~0.5g 1 回 0.25~0.5g 0.5g (HD 日は フィニバックス点滴静注用 ドリペネム 70 Ccr: 30 Ccr<50:1 日 0.5~1.5g 0.5g 1 日 0.5~3g Ccr<30:1 日 0.5~0.75g 緑膿菌には 1 日 50 Ccr<70: 0.5g を 1 日 0.5~2g (HD 日は HD 後 投与 ) チエナム点滴静注用 0.5g イミペネム / 1 日 0.25g 1 日 0.25g シラスタチン (HD 日は カルベニン点滴用 0.5g パニペネム / 1 日 0.5~1g ベタミプロン (HD 日は 23

アミノグリコシド系 アミカシン硫酸塩注射用 アミカシン 1 回 300mg 腎毒性あり要注意 1 回 225mg HD 200mg 日医工 後投与 イセパマイシン硫酸塩注射 イセパマイシン 1 日 200mg~ 腎毒性あり要注意 1 日 200mg~ 液 200mg 日医工 300mg 300mg HD 後投与 ハベカシン注射液 200mg アルベカシン 1 日 150~200mg 20 Ccr<50 Ccr<20 1 回 75mg 1 日 75~100mg 1 日 75mg HD 後 投与 ホスホマイシン系 ホスミシン S 静注用 0.5g ホスホマイシン 1 日 2~4g 50<Ccr:1 日 4g 1 日 4 回 1 回 2g 以上 HD 後 2g 20<Ccr 50:1 日 3g 投与 10<Ccr 20:1 日 2g Ccr 10: グリコペプチド系 点滴静注用バンコマイシン バンコマイシン 1 回 0.5g (1) 初回 0.5g MEEK 1 日 4 回又は 1 日 1~4 回 4~7 日毎 維持 1 回 0.5g~1g ( 血中濃度が 10 トラフ値を見なが ~15μg/ml 以下 ら HD 後投与 になった時点で (2) 次回投与 ) 4~7 日毎 初日および 2 3 日目は腎機能正常者と 初日 1 日 800mg 同じ テイコプラニン点滴静注用 200mg 日医工 テイコプラニン (400~800m) 2 日目以降 1 日 400mg 4 日目以降は下記のとおり減量または投与間隔をあける 40<Ccr 50:1/2 量または 2 日に 1 回 Ccr 10 と同じ (200~400mg) 10<Ccr 40:1/3 量または 3 日に 1 回 Ccr 10:1/5 量または 5 日に 1 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス注射用 600mg リネゾリド 1 日 1200mg リポペプチド系 キュビシン静注用 350mg ダプトマイシン 30 Ccr:1 回 4~6mg/kg Ccr<30,HD 時 :1 回 4~6mg/kg 2 日に 1 回 テトラサイクリン系 ミノサイクリン塩酸塩点滴 ミノサイクリン 1 回 100mg 静注用 100mg 日医工 24

リンコマイシン系 クリダマシン注 600mg クリンダマイシン 1 日 600~2400mg ニューキノロン系 クラビット点滴静注バッグ レボフロキサシン 20 Ccr 50 Ccr<20 500mg ( 初日 ) ( 初日 ) (2 日目以降 )1 日 (3 日目以降 ) 250mg 1 日 250mg 2 日に 1 回 シプロキサン注 300mg シプロフロキサシン 1 回 300mg 31 Ccr 60 Ccr 30 必要に応じて低用 1 回 200mg 1 回 200mg 量 (200mg) を 24 時間毎に投与する など患者の状態を 観察しながら慎重 に投与すること パシル点滴静注用 500mg パズフロキサシン 1 回 500~1000mg 1 回 500mg 1 回 500mg 1 回 300~500mg HD 後投与 ( 参考 ) 各種インタビューフォーム 腎機能別薬剤使用マニュアル ( じほう ) サンフォード感染症治療ガイド 2013 CKD 診療ガイドライン ( 日本腎臓学会 ) 25