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2. 看護に必要な栄養と代謝について説明できる 栄養素としての糖質 脂質 蛋白質 核酸 ビタミンなどの性質と役割 およびこれらの栄養素に関連する生命活動について具体例を挙げて説明できる 生体内では常に物質が交代していることを説明できる 代謝とは エネルギーを生み出し 生体成分を作り出す反応であること

第6回 糖新生とグリコーゲン分解

第6回 糖新生とグリコーゲン分解

生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ

次の 1~50 に対して最も適切なものを 1 つ (1)~(5) から選べ 1. 細胞内で 酸素と水素の反応によって水を生じさせる反応はどこで行われるか (1) 核 (2) 細胞質基質 (3) ミトコンドリア (4) 小胞体 (5) ゴルジ体 2. 脂溶性ビタミンはどれか (1) ビタミン B 1

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解糖系でへ 解糖系でへ - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 AT AT リン酸化で細胞外に AT 出られなくなる 異性化して炭素数 AT の分子に分解される AT 2 ホスホエノール AT 2 1

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ドリル No.6 Class No. Name 6.1 タンパク質と核酸を構成するおもな元素について述べ, 比較しなさい 6.2 糖質と脂質を構成するおもな元素について, 比較しなさい 6.3 リン (P) の生体内での役割について述べなさい 6.4 生物には, 表 1 に記した微量元素の他に, ど

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シトリン欠損症説明簡単患者用

1. 電子伝達系では膜の内外の何の濃度差を利用してATPを合成するか?

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効

相模女子大学 2017( 平成 29) 年度第 3 年次編入学試験 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 栄養科学部健康栄養学科 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の

報道発表資料 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - ポイント 亜鉛が免疫応答を制御 亜鉛がシグナル伝達分子として作用する 免疫の新領域を開拓独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事

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核内受容体遺伝子の分子生物学

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られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

第11回 肝、筋、脳、脂肪組織での代謝の統合

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図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル

平成24年7月x日

第1回 生体内のエネルギー産生

細胞の構造

研究背景 糖尿病は 現在世界で4 億 2 千万人以上にものぼる患者がいますが その約 90% は 代表的な生活習慣病のひとつでもある 2 型糖尿病です 2 型糖尿病の治療薬の中でも 世界で最もよく処方されている経口投与薬メトホルミン ( 図 1) は 筋肉や脂肪組織への糖 ( グルコース ) の取り

( 図 ) IP3 と IRBIT( アービット ) が IP3 受容体に競合して結合する様子

2017 年度茨城キリスト教大学入学試験問題 生物基礎 (A 日程 ) ( 解答は解答用紙に記入すること ) Ⅰ ヒトの肝臓とその働きに関する記述である 以下の設問に答えなさい 肝臓は ( ア ) という構造単位が集まってできている器官である 肝臓に入る血管には, 酸素を 運ぶ肝動脈と栄養素を運ぶ

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61023 明治インスロー 1 本 200mlあたり エネルギー (kcal) 200 ビオチン (μg) 30 水分 (g) パントテン酸 (mg) 2.00 たんぱく質 (g) 10.0 ビタミンC(mg) 80 脂質 (g) 6.6 コリン (mg) 36.4 炭水化物 (g) 2

細胞の構造

相模女子大学 2016 年度 AO 入学試験 適性試験問題 栄養科学部 2015 年 8 月 29 日 ( 土 )10 時 00 分 ~10 時 50 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題冊子を開いてはいけません 2. これは 適性試験の問題冊子です 問題の本文は 1ページから 5 ページ

第4回 炭水化物の消化吸収と代謝(1)

カルシウムの吸収 ヘム鉄はタンニンなどの影響を受けない血液ではトランスフェリンと結合する 体液のイオン組成 上の円グラフの単位は % 下の円グラフの単位は meq/l が不足するとくる病 骨粗鬆症 筋肉の痙攣が起きるただし を摂取し過ぎると吸収量が下がる 小腸内腔 フィチン酸 分解できない シュウ酸

報 文 短期大学栄養士養成課程における 生化学 と 生化学実験 の科学的リテラシーに関する一考 平田孝治 1, 松田佐智子 2, 乗富香奈恵 2 ( 1 西九州大学子ども学部子ども学科, 2 西九州大学短期大学部食物栄養学科 ) ( 平成 24 年 12 月 20 日受理 ) Efforts to

平成14年度研究報告

1 編 / 生物の特徴 1 章 / 生物の共通性 1 生物の共通性 教科書 p.8 ~ 11 1 生物の特徴 (p.8 ~ 9) 1 地球上のすべての生物には, 次のような共通の特徴がある 生物は,a( 生物は,b( 生物は,c( ) で囲まれた細胞からなっている ) を遺伝情報として用いている )

第4回 炭水化物の消化吸収と代謝(1)

1~4 をうめよ 1 解糖系 2 クエン酸 細胞へ入った糖は 3 段階の異化を経て分解される (1 ) と (2 ) と回路 3 電子伝達系 (3 ) 1 は細胞質ゾルで 2 と 3 は (4 ) で行われる 4 ミトコンドリア 糖新生はグルコースの他にエネルギーの産生や消費をする反応である 注 )


第1回 生体内のエネルギー産生

新規遺伝子ARIAによる血管新生調節機構の解明

1-1 栄養素の代謝と必要量 : 糖質 炭水化物 1 糖質の消化吸収 デンプンは唾液中のα アミラーゼの作用により加水分解され かなりの部分が消化を受ける ヒト の唾液中に存在するデンプン消化酵素は α アミラーゼがほとんどである 胃では糖質の消化酵素は 分泌されないが 食道から胃内に流入した食塊が

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脂質の分解小腸 脂肪分解とカルニチン < 胆汁 > 脂肪の乳化 < 膵液 膵液リパーゼ ( ステアプシン )> 脂肪酸 グリセリン 小腸より吸収吸収された脂肪酸は エステル結合により中性脂肪として蓄積されます 脂肪酸は 体内で分解されエネルギーを産生したり 糖質や余剰のエネルギー産生物質から合成され

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生物時計の安定性の秘密を解明

日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 尿 25 病 倍 890 万人 患者数増加率 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100 万人 糖尿病の 可能性が 否定できない人 680 万人 740 万人

図 1 マイクロ RNA の標的遺伝 への結合の仕 antimir はマイクロ RNA に対するデコイ! antimirとは マイクロRNAと相補的なオリゴヌクレオチドである マイクロRNAに対するデコイとして働くことにより 標的遺伝 とマイクロRNAの結合を競合的に阻害する このためには 標的遺伝

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インスリンが十分に働かない ってどういうこと 糖尿病になると インスリンが十分に働かなくなり 血糖をうまく細胞に取り込めなくなります それには 2つの仕組みがあります ( 図2 インスリンが十分に働かない ) ①インスリン分泌不足 ②インスリン抵抗性 インスリン 鍵 が不足していて 糖が細胞の イン

実践正誤問題(解答・解説)

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木村の有機化学小ネタ 糖の構造 単糖類の鎖状構造と環状構造 1.D と L について D-グルコースとか L-アラニンの D,L の意味について説明する 1953 年右旋性 ( 偏光面を右に曲げる ) をもつグリセルアルデヒドの立体配置が

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2. PQQ を利用する酵素 AAS 脱水素酵素 クローニングした遺伝子からタンパク質の一次構造を推測したところ AAS 脱水素酵素の前半部分 (N 末端側 ) にはアミノ酸を捕捉するための構造があり 後半部分 (C 末端側 ) には PQQ 結合配列 が 7 つ連続して存在していました ( 図 3

経管栄養食 アイソカル RTU アイソカルプラス EX ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエンス 1.0kcal/ml の流動食さらにやさしく より確かな安全を 1.5kcal/ml の高濃度流動食 アルギニン配合 アイソカルプラス アイソカル 1K ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエ

第12回 代謝統合の破綻 (糖尿病と肥満)

Ⅰ. ヒトの遺伝情報に関する次の記述を読み, ~ に答えなさい 個体の形成や生命活動を営むのに必要な ( a ) は, 真核生物の細胞では主に核 の中で染色体を形成している 通常, ₁ 個の体細胞には同じ大きさと形の染色体が 一対ずつあり, この対になっている染色体を ( b ) といい, 片方の染

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3 章酵素と代謝

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9.Ⅵ.低血糖症の概要・体質・原因

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脂肪酸 1) 脂肪酸の分類脂肪酸は, 中性脂肪や複合脂質に結合しており, その構造は炭素鎖が連なるカルボン酸である 脂肪酸は炭素の鎖長 ( 長短 ) によっても分類され, 炭素数 2~4 個のものを短鎖脂肪酸 ( 低級脂肪酸 ),5 ~12 個を中鎖脂肪酸, それ以上の炭素数のものを長鎖脂肪酸 (

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1カップ 74gあたり エネルギー (kcal) 57 ビタミンE(mg) 14 ブイ クレスゼリーカップタイプりんご水分 (g) 59 ビタミンB1(mg) 2.1 たんぱく質 (g) 0.5 ビタミンB2(mg) 2.1 脂質 (g) 0 ナイアシン (mg) 10.5 炭水化物 (

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1カップ 74gあたり 6311 エネルギー (kcal) ブイ クレスゼリーカップタイプりんご水分 (g) たんぱく質 (g) 脂質 (g) ナイアシン (mg) 1.5 炭水化物 (g) ナトリウム (mg) 22 ビタミンB12(μg)

(2) 二 糖 類 二 糖 類 は, 単 糖 が2つグリコシド 結 合 したものである たとえば,マルトース( 麦 芽 糖 )は,グル コース+グルコース,スクロース(ショ 糖 )は,グルコース+フルクトース,ラクトース( 乳 糖 )は, グルコース+ガラクトースのグリコシド 結 合 によるものであ

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グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ

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具体的論点 1( 栄養成分 ) ( 案 ) 平成 28 年 2 月 16 日第 2 回検討会資料 2 から抜粋 1 栄養成分を機能性表示食品制度の対象とする意義 2 安全性の確保 対象となる食品 成分の範囲 摂取量の在り方 3 機能性の表示 適切な機能性表示の範囲 消費者に誤解を与えないための情報の

問 21 細胞膜について正しい記述はどれか 問 31 発汗について誤っている記述はどれか A 糖脂質分 が規則正しく配列している A 体温の上昇を防ぐ B イオンに対して選択的な透過性をもつ B 汗腺には交感神経が分布する C タンパク質分 の 重層膜からなる C 温熱性発汗には 脳 質が関与する

生化学平成 18 年度 (2006) 前期試験問題 2 年生本試験 + 再々試験 平成 18 年 7 月 26 日 ( 水 I 第一講義室 ) 解説 金 番号 X 氏名生化一郎点 問題 1 ( 初版 Essential 問題 7-19, 第 2 版 Essential 問題 7-1

ヒトを構成する分子 細胞系 体重 65kg の男性の化学組成 6.6% (40 kg) 7.0% ( kg) 6.% (4 kg).8% (9 kg).5% ( kg) 水分酸素 水素タンパク質酸素 水素 炭素 窒素脂質酸素 水素 炭素糖質酸素 水素 炭素その他 リボソーム ( 粗面 ) 小胞体 タ

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糖鎖の新しい機能を発見:補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する

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年219 番 生体防御のしくみとその破綻 (Immunity in Host Defense and Disease) 責任者: 黒田悦史主任教授 免疫学 黒田悦史主任教授 安田好文講師 2中平雅清講師 松下一史講師 目的 (1) 病原体や異物の侵入から宿主を守る 免疫系を中心とした生体防御機構を理

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ヒト脂肪組織由来幹細胞における外因性脂肪酸結合タンパク (FABP)4 FABP 5 の影響 糖尿病 肥満の病態解明と脂肪幹細胞再生治療への可能性 ポイント 脂肪幹細胞の脂肪分化誘導に伴い FABP4( 脂肪細胞型 ) FABP5( 表皮型 ) が発現亢進し 分泌されることを確認しました トランスク

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改訂の序薗田勝 第 1 章 細胞の構造正木恭介 14 1 細胞の基本構造 15 2 細胞質, 細胞内小器官, 細胞骨格 15 A 細胞質 (cytoplasm) 15 B 核 (nucleus) 15 C リボソーム (ribosome) 15 D 小胞体 (endoplasmic reticulum:er) 16 E ゴルジ体 (Golgi body) 16 F リソソーム (lysosome) 16 G ミトコンドリア (mitochondria) 16 H 細胞骨格 (cytoskeleton) 16 3 生体膜 17 A 生体膜の構造 17 B 生体膜の機能 17 C チャネル (channel) とポンプ (pump) 18 D 受容体 (receptor) 18 4 細胞同士の結合 18 A 接着性結合 18 B 密着結合 18 C ギャップ結合 19 臨床栄養への入門細胞の特殊性と糖尿病性合併症 20 第 2 章 糖質薗田勝 21 1 糖質の基礎 22 A 単糖の鎖状構造 22 B 異性体 23 C 環状構造とアノマー 23 D 主な糖誘導体 24 2 糖質の分類 25 A 主な二糖類 25 B 主な多糖類 26 C 複合糖質 27 臨床栄養への入門糖質制限食と必須糖質 29 第 3 章 脂質前田宜昭 30 1 脂質の基礎 31 2 脂質の分類 31 A 単純脂質 31 B 複合脂質 32 C 誘導脂質 35 D その他の ( 誘導 ) 脂質 37 臨床栄養への入門脂質検査の基準値 39

Contents 第 4 章 タンパク質とアミノ酸武田篤 40 1 アミノ酸 41 A アミノ酸の構造と種類 41 B アミノ酸の性質 41 2 ペプチド 44 A ペプチド結合 44 B 生理活性ペプチド 44 3 タンパク質 45 A 分類 45 B 高次構造 46 C タンパク質の性質 47 臨床栄養への入門タンパク質およびアミノ酸による栄養学的予防と治療 50 第 5 章 酵素碓井之雄 51 1 酵素の分類と性質 52 A 酵素の分類と名称 52 B アイソザイム 52 C 補因子 53 D 逸脱酵素と疾患 53 E 酵素の性質 54 2 酵素反応速度論 55 A 酵素反応と基質濃度 55 B グルコキナーゼとヘキソキナーゼ 56 C 阻害 56 3 酵素活性の調節 57 A チモーゲンの活性化 57 B アロステリックエフェクターによる調節 57 C 化学修飾による調節 58 臨床栄養への入門アスピリンの作用と酵素 59 第 6 章 核酸穂苅茂 60 1 核酸の基礎 61 A 核酸とは 61 B ヌクレオチドの構造 61 C ヌクレオチド鎖の構造 63 2 核酸の種類 63 A デオキシリボヌクレオチド 63 B DNA( デオキシリボ核酸 ) 64 C RNA( リボ核酸 ) 64 3 核酸と遺伝子 66 A 遺伝子の分布 66 B 遺伝子の構造 66 C 遺伝情報 66 臨床栄養への入門血流に乗って旅する DNA 69 第 7 章 ビタミン正木恭介 70 1 ビタミンとは 71 2 脂溶性ビタミン 71 A ビタミン A(vitamin A) 71 B ビタミン D(vitamin D) 72 C ビタミン E(vitamin E) 72 D ビタミン K(vitamin K) 73 3 水溶性ビタミン 73 A ビタミン B 1 (vitamin B 1 ) 73 B ビタミン B 2 (vitamin B 2 ) 75 C ナイアシン (niacin) 75 D ビタミン B 6 (vitamin B 6 ) 75 E 葉酸 (folic acid) 76 F ビタミン B 12 (vitamin B 12 ) 76 G ビオチン (biotin) 77 H パントテン酸 (pantothenic acid) 77 I ビタミン C(vitamin C) 77 臨床栄養への入門ビタミン A の輸送体と栄養評価 79

第 8 章 ミネラル薗田勝 80 1 ミネラルとは 81 2 ミネラルの生理的意義 81 3 多量ミネラル 81 A ナトリウム 81 B カリウム 82 C クロール ( 塩素 ) 82 D カルシウム 82 E マグネシウム 83 F リン 83 4 微量ミネラル 83 A 鉄 83 B 亜鉛 84 C 銅 84 D マンガン 84 E ヨウ素 84 F セレン 85 G クロム 85 H モリブデン 85 臨床栄養への入門マグネシウム欠乏と 2 型糖尿病 87 第 9 章 糖質の代謝日比野康英 88 1 糖代謝の概要 89 2 糖質の消化と吸収 89 A 糖質の消化 89 B 細胞内への単糖の輸送 89 3 糖代謝の概要 : 主要な 3 経路 90 A 解糖系とクエン酸回路 90 B ペントースリン酸経路 90 C UDP- グルコースを経由する経路 ( グリコーゲン合成とグルクロン酸経路 ) 90 4 解糖系 90 A 解糖系の反応 91 B 解糖系の反応を調節するステップ 93 C 解糖系での ATP 生成 93 D グルコース以外の単糖の利用 93 E 解糖系からクエン酸回路への導入 94 5 クエン酸回路の全体像 95 A クエン酸回路の反応 96 B 還元当量の利用と ATP の合成と運搬 96 C クエン酸回路の効率的利用 96 6 グルコースの完全酸化 97 A 還元当量の輸送 97 B ATP 生成の収支 97 7 グリコーゲンの合成と分解 98 A グリコーゲンの合成 98 B グリコーゲンの分解 99 8 糖新生 100 A 糖新生の反応経路 100 B 糖新生の材料 101 C 糖新生のための ATP 消費 102 9 糖の相互変換経路 102 A ペントースリン酸経路 ( 五炭糖リン酸経路 ) 103 B グルクロン酸経路 104 10 血糖値の調節 105 A グリコーゲンの合成と分解による調節 105 B 解糖系と糖新生系による調節 105 C インスリンの作用 106 D グルカゴン, エピネフリンなどの作用 106 11 糖質代謝の異常と疾病 107 A 糖尿病 107 B 糖質代謝にかかわる先天性代謝異常 108 臨床栄養への入門解糖系と医療 110 第 10 章 脂質の代謝島﨑弘幸 111 1 脂肪酸の生合成 112 2 脂肪酸の酸化 113 3 ケトン体の生成 115 4 不飽和脂肪酸の代謝 116 5 エイコサノイドの代謝 117 6 アシル CoA グリセロール リン脂質の代謝 117 A トリアシルグリセロールの生合成 117 B リン脂質の生合成 118

Contents 7 脂質の輸送と蓄積 118 A リポタンパク質の基本構造 119 B 脂質の体内輸送 120 C 脂質の蓄積 ( 脂肪組織 ) 121 8 コレステロールの合成 輸送 蓄積 121 A コレステロールの合成 121 B コレステロールの輸送 122 C コレステロールの蓄積 122 9 コレステロールの代謝産物 122 A 胆汁酸と腸肝循環 122 B ステロイドホルモン 123 10 脂質の代謝異常 123 A 脂質異常症 ( 高脂血症 ) と動脈硬化 123 B リピドーシス 124 臨床栄養への入門肥満症 126 第 11 章 タンパク質の分解とアミノ酸代謝小山岩雄, 薗田勝 127 1 タンパク質の分解とアミノ酸プール 128 A 消化管でのタンパク質の消化 128 B 窒素出納と窒素平衡 129 C アミノ酸プール 129 D アミノ酸の分解 129 2 アミノ酸の炭素成分の代謝 ( エネルギー源 )129 A 糖原性アミノ酸 129 B ケト原性アミノ酸 130 3 アミノ酸の窒素成分の代謝 ( 尿素生成 ) 131 A アミノ基転移反応 131 B 酸化的脱アミノ反応 ( アンモニア生成 ) 131 C オルニチン回路 ( 尿素生成 ) 132 4 アミノ酸から合成される生体物質 133 A アミノ酸の脱炭酸反応 ( モノアミン生成 ) 133 B その他のアミノ酸からの生体物質 134 C メチル基供与体としてのメチオニン 135 D 非必須アミノ酸の合成 136 E 特殊なアミノ酸の合成 136 F 異なる組織での血中を介したアミノ酸代謝 137 5 アミノ酸の代謝異常 138 A 先天性疾患 138 B 尿細管の異常 138 臨床栄養への入門肝不全と分枝アミノ酸製剤 140 第 12 章 生体エネルギー学薗田勝 141 1 高エネルギーリン酸化合物 142 A アデノシン三リン酸 (ATP) 143 B 基質レベルのリン酸化 143 C 異化と同化 143 2 生体酸化 143 A 酸化還元酵素 144 B 活性酸素 145 3 呼吸鎖と酸化的リン酸化 145 A 呼吸鎖 145 B ATP 合成酵素 146 C 化学浸透圧説と脱共役タンパク質 147 臨床栄養への入門エネルギー不足とケトン体 ATP は貯蔵できない 148 第 13 章 中間代謝の概要木元幸一 149 1 糖質代謝と脂質代謝の相互関係 150 A クエン酸回路 (TCA 回路 ) 150 B 糖質と脂質の異化経路 151 C 同化経路における糖質と脂質 152 D フルクトースの代謝 153 E ホルモンによる調節 154 2 糖質代謝とアミノ酸代謝 155 A アミノ酸の異化経路と同化経路 155 B 尿素回路とクエン酸回路 156 C 分岐鎖アミノ酸 157

D グルコース - アラニン回路 159 E コリ回路 159 F 臓器間の代謝 159 臨床栄養への入門より深く理解すること 162 第 14 章 ヌクレオチドの代謝村上昌弘 163 1 プリンヌクレオチドの生合成 164 A IMP( イノシン一リン酸 ) の生合成 164 B IMP( イノシン一リン酸 ) から ATP,GTP の生合成 166 C サルベージ回路 ( プリン塩基の再利用 ) 166 2 ピリミジンヌクレオチドの生合成 167 A ウリジン一リン酸 (UMP) の生合成経路 167 B ウリジン一リン酸 (UMP) から UTP,CTP の生合成 167 3 デオキシリボヌクレオチドの生合成 168 4 核酸の分解 168 A プリンヌクレオチドの分解 169 B ピリミジンヌクレオチドの分解 170 臨床栄養への入門 ATP( エネルギー ) と IMP( うま味成分 ) と尿酸 ( 痛風 ) 173 第 15 章 遺伝子発現とその制御日比野康英 174 1 生命の基本原理 175 A セントラルドグマ 175 B ゲノム 175 2 核酸の合成 175 A 半保存的複製 175 B 転写 177 C 転写単位 177 D RNA のプロセッシング 177 3 タンパク質合成 178 A 遺伝暗号 178 B アミノアシル trna 179 C ポリペプチド鎖合成反応 180 D ポリペプチド鎖から機能タンパク質への変換 182 4 遺伝子発現の調節 184 A 転写レベルでの調節 184 B 翻訳レベルでの調節 184 C クロマチンレベルでの調節 186 5 DNA の損傷と修復 186 A 変異原と突然変異 186 B DNA 損傷の種類と修復機構 186 6 遺伝子病 187 A 先天性代謝異常症 187 B その他の遺伝子病 188 7 栄養と遺伝子 188 A 代謝調節と遺伝子発現 189 B 栄養素による遺伝子発現 189 8 遺伝子と多型 190 A 遺伝子多型 190 B 遺伝子多型と栄養 190 9 遺伝子工学 191 A 遺伝子組換え技術 191 B バイオテクノロジー 193 臨床栄養への入門タンパク質医薬と抗体医薬 / ゲノムの個人差を問う 195 第 16 章 個体の調節機構とホメオスタシス中島孝則 196 1 情報伝達の機序と役割 197 A 神経系の情報伝達 197 B 内分泌系の情報伝達 198 C 情報伝達物質 198 2 情報伝達物質と細胞応答 198 A シナプスにおける情報伝達 198 B 受容体と細胞内情報伝達系 199 3 ホルモンと生体調節 201 A 下垂体後葉ホルモンによる生体調節 202 B 甲状腺ホルモンによる生体調節 202 C ホルモンによるカルシウム代謝調節 203 D 消化管ホルモンによる消化管機能の調節 204

Contents E 膵臓ホルモンによる血糖調節 204 F 副腎皮質ホルモンによる生体調節 205 G 副腎髄質ホルモンによる生体調節 206 H 性ホルモンによる生体調節 207 I 脂質代謝の調節 207 J 松果体ホルモンによる催眠作用 208 K オータコイドによる生体調節 208 L サイトカインによる生体調節 209 臨床栄養への入門糖尿病とインスリン療法 211 第 17 章 生体防御機構林修 212 1 免疫機構とその特徴 213 A 生体防御機構における免疫系の特徴 213 B 免疫とその器官 213 C B 細胞と T 細胞 214 D 体液性免疫と細胞性免疫 215 E 抗体の構造と働き 216 F 粘膜局所免疫 217 G 感染と能動免疫, 受動免疫 219 2 アレルギー 219 A アレルギー疾患の成因と分類 219 B 食物アレルギー 220 C アレルギーの診断と治療, 対処 221 3 自己免疫疾患と免疫不全 221 A 自己免疫疾患 221 B 免疫不全症 222 臨床栄養への入門食物アレルギーと減感作療法 - 新たな試み 225 索引 226 C olumn Index シュライデン, シュワンとウィルヒョーによる 細胞説 19 糖質の過剰摂取は活性酸素産生を引き起こす? 28 水に溶けるもの, 溶けないもの 31 アルコールには高級と低級がある? 33 動植物界におけるろう (wax) の役割 38 身近に存在する光学異性体 48 RNA ワールドと DNA ワールド 67 ビタミンの発見高木カッケー, 敏腕梅太郎 ( 高木兼寛 : 脚気, 鈴木梅太郎 : ビタミン B 1 ) 78 Molybdenosis 85 必須糖がないのはなぜ? 108 パパイン 128 筋肉系アミノ酸 130 肝性脳症 132 BUN 133 冬期うつ病 134 老人性皮膚そう痒症 135 最終代謝産物の再利用 136 生体の ATP 貯蔵量は少ないが合成量は体重量を超える 142 活性酸素は悪玉か? 144 酸素消費量と寿命と抗酸化 147 マラソン 159 うま味成分 171 ゲノムとは? 193 アドレナリンとエピネフリン 209 学校生活管理指導表 ( アレルギー疾患用 ) 223 本書姉妹版とのリンク 本書の姉妹版, 自学自習用ノート 栄養科学イラストレイテッド [ 演習版 ] 生化学ノート改訂第 2 版 と合わせてご利用いただくと, より効果的に学習ができます. 各章の巻末に参照頁を掲載していますので, 是非 2 冊合わせてご活用ください. 本書関連ノート 第 章 でさらに力試しをしてみましょう! 000