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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Taro-6学習指導案(事例①小学校

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3 題材の目標 < 家庭生活への関心 意欲 態度 > 身の回りの整理 整頓に関心をもつことができるようにす ごみを減らす方法や不用品の再利用に関心をもつことができるようにす < 生活を創意工夫する能力 > 自の持ち物の整理 整頓の仕方を工夫することができるようにす ごみを少なくする方法を考えたり 不

Taro-小学校家庭科学習指導案改訂

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

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解答類型

< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

社会科学習指導案

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3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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国語科学習指導案様式(案)

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

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平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

第14章 キャリア教育

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

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3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

指導案

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

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<小学校 生活科>

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

(3) 指導について指導に当たっては つかむ の段階で まず整理 整頓の必要性を実感させるために 実際に自分の机に入っている学習用具を整理 整頓させ どんなことを考えながら整理 整頓したのかを発表させる その上で ロッカーの中など範囲を広げて整理 整頓させていく 終わった後 自分の机の中や周囲を見渡

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3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

20情報【授業】

いろいろな衣装を知ろう

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 日時 : 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 東京都立 高等学校第 2 学年 組男子 名 1 単元名 体つくり運動 2 単元の目標 (1) 次の運動をとおして 体を動かす楽しさや心地よさを味わい 健康の保持増進や体力の向上を図り 目的に適した運

3 目標チームの目標や自己の能力に適した練習を見付けて取り組み, 個人的技能や集団的技能を生かしながら, 相手チームに応じた作戦を立てて, 練習やゲームに取り組むことができるようにする 個人的技能や集団的技能の向上を目指して, 仲間と協力して学習することができる また勝敗に対して公正な態度をとること

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

第○学年 ○○科指導計画

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

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4 題材の指導 評価計画 ( 時間扱い ) 時評価規準数学習活動 関心 意欲 態度工夫 創造技能知識 理解 3 本時 / 衣服と社会生活 衣服と社会生活 目的に応じた着 衣服の社会生活上 とのかかわり とのかかわりに関 用や個性を生かす の機能について理解 心を持ち 時 場 着用について考え してい

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

第4学年算数科学習指導案

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子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

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平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

○ ○ 科 学 習 指 導 案

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いきたいと考えるはずである 水溶液を区別する ためには, 水溶液のどんな性質やはたらきに着目していったらよいか, 子どもたちの考えを大切にしながら学習を進めていきたい 本単元の問題を解決するためには, いくつかの実験結果から, 総合的に判断することが必要である そこで,5つの水溶液を区別するという意

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○数学科 2年 連立方程式

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7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

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2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

ていく必要がある 本題材はその練習であるので 比べる商品の情報は 5 年生に判断しやすいものを精選し提示するように工夫する これらの学習内容を通して 商品に付いている品質表示や価格 鮮度などに関心をもつ消費者へ育ってほしい さらに 店舗に行かなくても商品を購入できる通信販売やネット販売 カード払いな

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

4 題材の目標 (1) 歌詞の内容や曲想に関心をもち 音楽表現を工夫して歌う学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 声部の役割や全体の響きを感じ取って音楽表現を工夫し どのように合わせて歌うかについて思いや意図をもっている ( 音楽表現の創意工夫 ) (3) 歌詞の内容や曲

<小学校 生活科>

Transcription:

4 授業展開の学習指導案例 1 小学校における学習指導案例 小学校 第 学年 家庭科学習指導案 1 題材名身の回りを気持ちよくしよう小題材名 クリーン作戦 2 - が大変身- 2 題材について (1) 児童観児童は 家庭生活で自分の机の周りやもち物を整理 整とんしたり 学校生活で清掃や除草をしたりと 身の回りの環境を整える経験をしてきている 身の回りを整理 整とんすることで 気持ちよく過ごすことができたり 必要なものが取り出しやすかったりすることを実感している また 清掃は かびやダニを防ぐなど 衛生的な生活を送る上でも必要であることが実践や体験から理解できている しかし 整理 整とんや清掃に取り組んだのは 家族に促されたから 清掃時間だったから という理由がほとんどで 生活に必要であることは分かっているが 自ら進んで取り組むまでには至っていない また 家庭で整理 整とんしたり 清掃したりする場所は 自分の机の周りや部屋という児童がほとんどあった 家族と一緒に使う場所を 家族の一員として 気持ちよく使うために整えようとする児童はあまり多くない (2) 題材観本題材は 自分の生活の場所に目を向け 身の回りの整理 整とんや清掃の必要性に気付き 工夫して実践することをねらいとしている 児童は 普段何気なく過ごしている生活場面をじっくり見つめ直すことで 課題を見出し これまでの生活経験や学習した整理 整とんや清掃についての知識や技能を駆使して 自分の生活に合った方法を考えながら解決していく 児童は 初めて住生活について学習する そこで 住まいは 自分一人だけでなく 家族が協力し合って生活する共有の場所であり 家族としての心の拠り所ともなることが分かるようにする しかし 5 年生の児童にとって 初めから自らの家庭生活の中から課題を見出すことは困難であると思われる そこで 家庭科室で清掃をする共通課題での実践的 体験的な学習を通して 家庭生活での実践に見通しをもつことができるようにする これらの学習を生かし 家族とともに過ごす場所を整理 整とんしたり 清掃したりするという目的意識をもつことで より具体的な手立てを講じて取り組むことができるようになる それは 自分が使いやすく便利に整えるのでははく 家族と一緒に使う場所にも目を向け 家族全員が気持ちよく使える方法を考えていくことで 家族の一員としての自分の役割を見出すことにもつながっていく これらから 家族とかかわりながら生活する意義や大切さを実感することができるとともに 生活的な自立の基礎となる住生活においての基礎 基本を身に付けることができると考える (3) 指導観展開に当たっては まず 共通課題として家庭科室の清掃を行い 汚れの種類や汚れている場所 清掃の方法などを知る 普段何気なく清掃の時間に行っていることも その意義や方法を意識することで 清掃後の爽快感や達成感が実感できるであろう 次に 例示の家庭の居間を見つめ 家族が使う共有のスペースという視点で見つめ直すことで 自ら整えていかなければならないことに気付くようにする どこが どのように汚れているのか 整理 整とんがされていないのか どのような危険があるのか などの課題に気付き 解決方法を考えていく これをもとに 自らの家庭で -1-

の課題を見出し 解決方法を考え 課題解決を図る 解決方法については これまでの学習や経験を生かし それぞれの家庭に合った方法を選び実践化に導いていけるようにする そのとき 課題を解決することは 家族や自分のために必要であるという学びの価値や意義をしっかりとらえることで 自ら進んで取り組む実践的な態度を身に付けることができると考える 本時は まず 共通課題として 散らかっている居間を実際に見て 清掃したり 整理 整とんしたりする必要性に気付くようにする そのときに 模擬体験をすることで より実感的にとらえられるようにする そして そのままでは 居間として機能を十分に満たさないばかりか 家庭生活に支障をきたしたり 家族が気持ちよい住まい方ができなかったりすることを気付かせる これをもとに 自らの家庭生活の中から 実践化に向けて課題を立てていく 事前に自分の家庭の様子を調べておくようにし 整理 整とんや清掃への必要性に気付くようにする 自らの課題を立てるとき どの場所を 何( 誰 ) のために どのようにしたいのか を具体的にとらえることで 自分だけでなく 家族のために実践するという目的意識が明確になる さらに これまでの身の回りの整理 整とんや 家庭科室の清掃などの学習などを生かすことで より実践的で具体的な解決方法を見出せるであろう また 自らの課題やその解決方法を発表し合うことで 児童が自らの課題や解決方法を確認したり 修正したりできるようにする これらから 課題について自分の考えを深め 解決への確かな手がかりをつかめるようにしていきたい 住生活の学習は 各家庭のライフスタイルや住環境によって配慮を要し 実践化が難しいことがある しかし その学びの意義や価値をしっかりとらえ 自分の家庭に合った方法を選び 実践化に導くようにしていきたい 3 題材の目標身の回りの清掃や整理 整とんを通して 気持ちよい住まい方について関心をもち 自分なりに工夫して清掃や整理 整とんができるようにする -2-4 題材の評価規準 家庭生活への 生活を 生活の技能 家庭生活への知識 理解 関心 意欲 態度 創意工夫する能力 身の回りの清掃や整理 身の回りの清掃や整 身の回りの汚れや場 身の回りの汚れや場所 整とんを通して 気持ちよ 理 整とんの仕方を考所に応じて 清掃や整に応じた清掃や整理 整 い住まい方に関心をもち えたり 自分なりの工理 整とんができる とんの仕方が分かる 身の回りを整えようとして 夫したりしている いる 5 題材の指導計画 評価計画 (5 時間扱い ) 評価の観点 関 : 関心 意欲 態度 創 : 創意工夫 技 : 技能 知 : 知識 理解 小題材名 時間 学習内容 主な学習活動 評価規準 ク 家庭科室の汚れ 家庭科室での汚れやごみの様子を知関 : 家庭科室で汚れやすい場 家リ 1 調べ る 所や汚れ方 汚れの種類 庭 家庭科室で汚れやすい場所や汚れ方 に関心をもち 汚れ調べ 科ン 種類等について調べる をしている 室作 ( 観察 ワークシート) が戦 清掃の仕方調べ 汚れの種類や材質に合った清掃の方知 : 材質や汚れに応じた清掃 大 1 2 法を調べる の仕方が分かる 変 家庭科室の清掃 家庭での清掃の工夫について情報交 ( 発言 ワークシート) 身 の実践計画 換をする 技 : 清掃の実践計画を立てる

家庭科室の清掃の実践計画を立てる ことができる ( ワークシート) 家庭科室の清掃 家庭科室の清掃を行う 技 : 清掃用具等を適切に使い 3 材質や汚れに応じた清掃 清掃の方法と工 実践報告会をする をすることができる 夫のまとめ ( 観察 ワークシート) 整理 整とんや 共通課題 ( 居間 ) をもとに 家庭で創 : 家庭での清掃や整理 整 ク 4 清掃の必要性 の整理 整とんや清掃の必要性を知 とんの方法を 自分なり リ る に考えたり 工夫したり 本 家庭での実践化 自分の家庭で清掃や整理 整とんを して計画を立てている ン時 に向けての課題 するための課題を立てる ( 発言 ワークシート) が作 作り 大戦 家庭での実践計 家庭科室の実践をもとに 家庭での 変 2 画 実践計画を立てる 身 実践報告会 家庭での実践を報告し 質問や感想関 : 家庭での実践をもとに 5 を交換する 清掃や整理 整とんの方 生活化に向けて 友だちの実践や自分の反省をもとに 法について考え 生活に のまとめ 清掃や整理 整とんの方法について 生かそうとしてる まとめる ( 実践発表 ワークシート) 6 本時の学習指導 (4/5 時 ) (1) 目標家庭での清掃や整理 整とんの方法を 自分なりに考えたり 工夫したりして計画を立てることができる < 創意工夫 > (2) 展開 児童の活動時間教師の働きかけ評価小中高の系統 前時の確認をする 2 分 本時で課題を見出し 解決方小学校 法を考えやすくなるように 家庭科室の整理 整とんや清掃の様子を具体的に想起できるようにする ( 6) 住まい方に関心をもって 身の回りを快適に整えることが 散らかっている居間に 15 分 実際に散らかっている居間を できるようにす ついて考える 教室に再現し その様子を実 る 感できるようにする ア整理 整とん 部屋の様子を知る や清掃を工夫す 物が散らかっている ること コードやはさみなど危険なものが出しっ 中学校 ぱなしだ ( 4) イ安全で快 菓子の食べ残しがあ 適な室内の整え る 方を知り より 水がこぼれている よい住まい方の 花瓶が落ちそうだ 工夫ができる -3-

起こりうることを考え 高等学校 る 家庭総合 ( 4) ウ どのような困ったことが 起こりますか 住生活の科学と 文化 住居の機能 住 コードに引っかかっ 家族がこの部屋に入ったとき 空間の計画 住 て 転びそうだ に起こることが 整理 整と 環境などについ 上から物が落ちてき んや清掃に結び付くように て科学的に理解 そうだ 観点ごとに整理しながらまと させるととも 水やビニル袋ですべ め 必要に応じて説明を加え に 住生活の文 りそうだ てく 化に関心をもたせ 必要な技術 実際に体験する 散らかっている場所や危険な を習得して充実 場所を それぞれのコーナー した住生活を営 として設け 児童が体験でき むことができる るようにする ようにする 困ったことを解決する 共通課題としての資料の問題 方法を考える 点を明らかにし 家庭科室で の実践や生活経験をもとに その解決方法を考えていく 整理 整とん 清 掃 安 全 < 状況 > < 状況 > < 状況 > 何がどこにあるの 咳が出たり かゆ けがをする か見つからない くなる ( はさみ ボール 水で ゆっくり休めない ほこりを吸う すべって ) ダニが出る 花瓶が落ちる 解決方法 種類ごとに 整理 解決方法 解決方法 整とんする 掃除機をすみずみ 危険なものは 引き出 家族みんなが座れ までかける しの中にしまう るようにスペース ぞうきんで拭く 水をふきとる を作る 窓を開けて 空気 棚の真ん中に花瓶を置 いらないものを捨 を入れ替える き 倒れないようにす てる る 共通課題をもとに 自分の家庭での実践について計画を立てる 15 分 学習課題クリーン作戦 2 が大変身! 家庭科室での実践や家庭の汚れ調べをもとに 共通課題での学習をもとに 自分のできる範囲で 家族が -4-

計画を立てる 生活しやすい住まい方の工夫 を考えていくように働きかけ る 場所を設定する参考となるよ うに 住まいの様々な写真や 前時での課題解決の方法を提 < 課題の例 > 示する 1どの場所を 2 何 ( 誰 ) のために 3そのようにしたいか 自分の部屋 自分 みんなでくつろげるよう 居間 家族全員 に清掃したい 台所 足の悪い祖母 ガスレンジの油をとって 玄関 アレルギーの ピカピカにした 棚の上 ある兄弟 すみずみのほこりまでき たたみ 幼い兄弟 れいにしたい 全体で話し合う 10 分 自分の課題を発表したり 友 家庭での清掃 だちが立てた課題を聞いたり や整理 整と して 取り組む場所や方法な んの方法を どについて確認したり 修正 自分なりに考 したりする えたり 工夫 家庭環境や家族構成など 個 したりして計 人のプライバシーにかかわる 画を立てるこ ことに配慮しながら話し合う とができてい ようにする る 本時の学習を振り返り 3 分 < 創意工夫 > 家庭で実践する意欲を高める ( ワークシート まとめる とともに 実践発表会の方法発言 ) について知らせる おおむね満足できる これまでの学習や生活経験をもとに 自分の課題を立てることができる 努力を要する児童への手立て家庭科室での学習の様子を想起させたり 資料や友だちの実践計画を参考にするよう助言する -5-