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1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

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Microsoft PowerPoint - 【最終案】まちなか道路空間手引き_概要版

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

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6. 自転車のまち あげお の目標 ビジョン 5. 現状と課題を整理し 3つの視点で目標 ビジョンを定め 目標 ビジョンごとに3 つの政策 施策を以下のとおり定めました 自転車が快適に利用できるまち は 自転車利用を促進するための自転車利用者目線の政策 施策を中心に立案しています また 自転車マナー

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目次 1 1. 奈良市中心部の道路交通環境 1) 広域的な自転車利用ネットワーク P2 2) 幹線道路の交通状況 ( 交通量 ) P3 3) 幹線道路の交通状況 ( 混雑状況 ) P4 2. 自転車事故の分析結果 1) 道路種別別 ( 国道 県道 市道 ) 自転車事故発生状況 P5 2) 自動車交通

昨年9月、IOC総会において、東京が2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定し、日本中が歓喜の渦に包まれた

資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

自転車の活用の推進に関する指標 ( 案 ) 目標施策将来目指すべき水準 目標 1 自転車交通の役割拡大による良好な都市環境の形成 1. 自転車通行空間の計画的な整備推進 自転車活用推進計画を策定した地 0 団体 (2017 年度 ) 200 団体 (2020 年度 ) 900 団体以上 ( 概ね10

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

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Ⅱ 区の概況と自転車利用の現況 課題 1. 区の概況から見た課題 千代田区の概況 日本の中心都市として常に活発な都市活動 夜間人口約 5 万人 昼間人口約 82 万人 1 日の発生トリップ数 380 万 周辺区からの利用が増大 通勤 通学 業務 買い物 観光 リクリエーションなど多様な利用自転車利用

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

目次

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし


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Microsoft PowerPoint - 部会②協議資料(0708).pptx

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名古屋市自転車利用環境基本計画【概要版】

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第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

Microsoft Word - 概要版.doc

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Microsoft Word _基本計画.doc

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

Microsoft Word - 【H 現在版】■ガイドラインv8.doc

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Microsoft PowerPoint - 2_資料(最終訂正版1)


数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

生活道路対策

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

論点2 地域公共交通の改善

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計画の構成 1. 総論 2. 計画の目標 3. 自転車活用推進施策 4. 推進体制 (1) 計画の目的 (2) 計画の位置付け (3) 計画の区域 (4) 計画期間 (1) 目標設定の考え方 (2) 目標と課題 (3) 施策の方向性 (1) 幹線道路等における自転車ネットワークの形成 (2) 路上駐

資料 -1 道路構造令等の条例案および技術基準案の検討 たかさわゆうすけおがわかずやひらぎしじゅん高澤雄介 小川和也 平岸純 ( 株 ) 国土開発センター設計事業部設計 1 部 ( 石川県白山市八束穂 3-7) 地域主権一括法案の制定により道路構造や標識の大きさ等については 各自治

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第 5 章八王子市自転車利用環境整備計画の基本的な考え方 ルールに基づく自転車の安全利用 近年では 道路交通法の改正により悪質な自転車利用に対する罰則が強化される等 より安全でルール マナーを意識した自転車利用が求められています 本市における交通安全教育は 警察署や交通安全協会 教育委員会等との連携

(第14回協議会100630)

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

発表の流れ 新聞記事と要約 自転車専用レーンとは? 自転車の需要と背景 現状の問題と政策 政策提言 メリット デメリット 試算表 まとめ 参考文献

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アンケート内容 2

Microsoft Word _【評価書】自転車交通.docx

次第 1. 開会 2. 成立宣言 3. 要綱改正 4. 議題 (1) 平成 28 年度供用箇所の運用状況について (2) 平成 29 年度の事業展開について (3) レンタサイクルについて ( 調査 研究状況報告 ) (4) 藤沢市自転車走行空間のあり方の改定について 5. 閉会 2

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

35 い 自転車のまちであるといえます 一方で 市内における自転車の事故が多いというデータがあります 平成 17 年度の交通事故分析センターの資料によると 人口 1 万人あたり自転車事故件数は 30.7 人と全国でワーストから6 番目の多さとなっています また 上尾市の特徴として 平坦な勾配と市域の

コンパクトシティ構想 2つの柱 ( 郊外の開発抑制 + 中心市街地の活性化 ) まちなか住み替え事業 や 家賃補助制度 を行っているが 借りたい人はいるが 貸したい人がいない という状況 コンパクトシティという構想だけでは 民間資本は動かない (= 補助金などのインセンティブが必要 ) 中心市街地活

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目 次 1 はじめに 1 2 自転車利用に係る問題点 課題点 3 3 自転車ネットワーク計画の目標 6 4 整備路線の選定 7 5 自転車利用空間整備の基本的な考え方 10 6 ソフト施策について 14 7 計画の遂行に向けて 18

( 様式 -2a 調査概要 ) Ⅰ 調査概要 1 調査名称 : 平成 26 年度神埼市総合都市交通体系調査 2 報告書目次 1. 業務概要 (1) 都市計画道路見直しの必要性 (2) 都市計画道路見直しのスキーム (3) 検討結果の分類 2. 路線の抽出 (1) 都市計画道路の整理 抽出 (2) 検

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江戸川区自転車ネットワーク計画目次 1. 計画の背景と目的 1.1 計画策定の背景 これまでの取り組みと課題 計画策定の目的 計画目標と計画期間 計画の位置付けと構成 用語の定義 6 2. 自転車環境を取り巻く現状 2.1 地勢特性および交

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の整備を推進し 自転車本来の走行性能の発揮を求める自転車利用者には歩道以外の場所を通行するよう促すとともに 車道を通行することが危険な場合等当該利用者が歩道を通行することがやむを得ない場合には 歩行者優先というルールの遵守を徹底させることが必要である また 制動装置不良自転車運転を始めとする悪質 危

調査 計画 設計部門 :No.15 インバウンドの道路利用調査について 斉藤秀樹 1 1 近畿地方整備局京都国道事務所管理第二課 ( 京都市下京区西洞院通塩小路下る 南不動堂町 808) 我が国において観光産業分野は成長分野として位置付けられ 国土交通省観光庁を中心としたビジットジ

自転車活用推進計画に関する法律上の規定 自転車活用推進計画の要件 ( 自転車活用推進法第 9 条 ) 政府は 自転車の活用の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため 前条に定める自転車の活用の推進に関する基本方針に即し 自転車の活用の推進に関する目標及び自転車の活用の推進に関し講ずべき必要

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- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

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PowerPoint プレゼンテーション

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Microsoft PowerPoint 飯沼交差点 接続道路に関する説明会(説明会用)

概要版 1. 藤沢市道路整備プログラム策定の背景と目的 道路整備プログラムとは道路整備プログラムは 未着手の都市計画道路等を対象として 今後の概ねの着手時期等を示すもので幹線道路整備の実施計画となるものです 背景と目的本市の都市計画道路は 2015 年 4 月現在 計画延長約 162km のうち 約

はじめに

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注 5 指定管理者制度公の施設の管理について 民間事業者を含む指定管理者に施設の管理を委ねることにより 民間事業者等の有する能力 経験 知識等を活用しつつ 市民サービスの向上と経費の節減等を図る手法 注 6 PFI 方式 PFI(Private Finance Initiative): 公共サービス

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4. 見直し検討委員会における検討方法について見直しについては 都市機能上の必要性 経済性 実現可能性を見直しの視点とし 各路線の検証を行いました 具体的には 都市計画マスタープランなどの上位計画に掲げられた都市の将来像を踏まえ 都市全体の道路ネットワークを対象とした検討を行い その必要性や効果を明

中井町緑の基本計画(概要版)

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Transcription:

資料 4-1 宇都宮市の自転車施策について 自転車のまち宇都宮を目指して 第 2 回安全で快適な自転車利用環境創出の促進に関する検討委員会 1

目 次 1. 宇都宮市の特徴 2. 宇都宮市の自転車通行空間の整備 3. 整備にあたっての課題や苦労点 4. 整備促進にあたっての既存の仕組み等の改善案 5. ルール徹底を促進する取組み 6. 整備事例の紹介 2

宇都宮市の位置 東京より北へ約 100km 人口 : 約 51 万人 面積 : 約 416 万平方キロメートル 3

1. 宇都宮市の特徴 (1) 自転車利用に適したまち ( 都市構造等 ) 市街地を中心に広がる平坦地 雨量は全国平均と比較して少ない 冬季の日照時間が長い 充実した道路環境 3 環状 12 放射道路の道路ネットワーク 4

(2) 自転車利用が盛んなまち 通勤 通学に自転車を利用する人の割合が全国平均と比較して高い 市内の高校では, 約 8 割が自転車通学 全国 宇都宮市 16.5% 25.6% 17.8% 5.8% 68.0% 自転車通学以外 23% 3,789 人 宇都宮市の交通分担率 49.0% 7.6% 自転車鉄道自家用車乗合バス徒歩その他 7.1% 6.8% 5.2% 5.4% 5.2% 出典 : 平成 22 年国勢調査 宇都宮市内の高校における 自転車通学者の割合 ( 平成 21 年度 ) 自転車通学 77% 12,819 人 5

(3) 自転車スポーツが盛んなまち ジャパンカップサイクルロードレース世界トップクラスの選手が一堂に会する, アジア最高位の自転車ロードレースの開催地 平成 22 年度から大通りで 開催している クリテリウム 6

宇都宮ブリッツェン平成 20 年 10 月, 宇都宮で日本初 地域密着型 プロロードレースチーム 宇都宮ブリッツェン が誕生, 自転車の普及に尽力している 選手と一緒に楽しめる サイクルピクニック の様子 選手による ウィーラースクール の様子 7

2. 宇都宮市の自転車通行空間の整備 宇都宮市自転車利用 活用基本計画 平成 15 年 3 月策定 宇都宮市自転車のまち推進計画 平成 22 年 12 月策定 8

自転車のまち推進計画 の概要 (1) 推進計画のコンセプト 環境 地球温暖化対策の推進二酸化炭素の排出が少ないまちづくりの推進 環境配慮型交通体系の確立 交通 H15~22 年度自転車利用 活用基本計画 走る= 自転車走行空間整備 見直し 止める= 駐輪場整備 評価 借りる=レンタサイクル 休む 運ぶ 守る スポーツ スポーツ環境活動の充実スポーツ参加機会の拡大現 前計画 スポーツ大会, スポーツ教室の充実 プロスポーツの開催スポーツ団体の活動支援 プロスポーツチームへの支援 自転車の総合的な計画 健康 自転車のまち推進計画 健康づくりの推進疾病予防対策の促進 メタボリックシンドローム予防対策の推進 自転車のまち宇都宮 の実現に向けて, 自転車利用 活用基本計画 の施策事業を引き続き推進するとともに, 環境 健康 スポーツ 観光 などの新たな観点からの取組を加えた総合的な計画 観光 観光資源の活用推進都市観光の促進 地域特性資源の活用促進観光情報発信の充実 情報化によるうつのみやの魅力発信 自転車のまち宇都宮9 の実

(2) 推進計画策定の基本方針 目標 計画期間 : 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 10 年後を見据えた5 年間の実行計画 基本方針 : 1 交通手段としての 2 自転車で 利便性を高めるまちの魅力を高める 走行 利用環境の改善 健康度 環境度アップ 他の交通手段との連携強化 自転車目的の来街者増等 計画目標 : 自転車のまち推進計画 4 つの施策の柱 安全 に自転車が 使える 快適 に自転車が 使える 楽しく 自転車が 使える 健康とエコ に自転車が 使える 自転車のまち宇都宮 の実現 10

(3) 施策体系 基づく施策体系 取組を位置付け 目標 4つの柱 4つの柱 具体的な取組施策事業 目標 自転車のまち宇都宮 の実現だれもが安全に便利に楽しく自転車が利用できるとととや環境にやさしい自転車を愛するまちを目指します もに,ひ目標 Ⅰ Ⅱ 目標 Ⅱ だれもが 安全 に自転車が使える ~ 安全性の向上 ~ 自転車の走行にとって安全 安心な道づくりの推進 自転車のルール マナーを守ることができる人づくり 目標 や自転車の安全を守る環境づくりの推進 だれもが 快適 に自転車が使える ~ 快適性の向上 ~ 自転車利用者が休憩できる空間の創出や公共交通 ( バス, 目標 Ⅲ 鉄道, タクシー ) との連携など, 自転車利用がつながる 環境づくりの推進 だれもが 楽しく 自転車が使える ~ 観光やスポーツの推進 ~ 自転車に乗りたくなるような環境づくりの推進 観光との連携やサイクルスポーツの振興による新たな自 転車の魅力づくりの推進 4 つの柱に 施策事業 (1) 自転車走行空間の確保 (2) 安全啓発活動の実施 (3) 安全を守る環境づくりの推進 (1) 自転車利用のネットワーク化 (2) 新たな駐輪場の整備 (1) レンタサイクルの拡充 (2) スポーツ 観光等との連携 (3) プロスポーツとの連携 25 の具体的な 新たな自転車走行空間の整備 拡 自転車サインの整備 拡 交通安全教室等の継続 拡充 拡 広報啓発活動の継続 拡充 拡 安全安心な自転車用具の普及促進 拡 交通安全施設の設置 継 放置自転車対策の継続 拡充 拡 休憩スポットの創出 ( 自転車の駅 ) 新 公共交通との連携強化 拡 鉄道駅周辺への駐輪場整備 拡 バス停付近への駐輪場整備 拡 短時間駐輪スポットの整備 新 観光レンタサイクルの導入 新 コミュニティサイクルの拡充 拡 モビリティセンターの整備 新 観光 サイクリングルートの整備 創出 新 自転車マップの作成 新 サイクリングロードの整備 拡 商店街等との連携策の実施 新 ジャパンカップの PR の実施 継 自転車の普及促進イベントの実施 新 目標 Ⅳ だれもが 健康とエコ に自転車が使える ~ 健康の増進と環境保全 ~ 市民の健康増進や地球にやさしいライフスタイルの推進 自転車のまち宇都宮 の推進 (1) 自転車通勤の推進 (2) 新たなライフスタイルの推進 モビリティマネジメントの実施 拡 自転車通勤に関する職場環境の改善 新 自転車モニター事業の実施 新 自転車のまち宇都宮 のPR 新 11

(4) 推進体制 進行管理 推進組織 参加 協力事業評価 宇都宮市 協議 調整 市民 企業 ( 仮称宇都宮市自転車のまち推進協議会 ) 各関係者から構成される協議会 事業の進捗状況, 効果確認および計画案の見直し等を実施 関係機関 ( 国 県 警察 ) 関係団体 参加 協力 協働 参加 計画の推進イメージ 活動指標の達成状況 期間を短縮新たな目標設定 期間の延長 100% 達成目標 50% 新規事業 中間評価評価 計画改定評価進捗確認進捗確認進捗確認 継続して実施する事業 平成 23 年度 平成 27 年度 ( 計画期間 :5 年間 ) 平成 32 年度 (10 年後 ) 12

自転車ネットワーク路線の設定 自転車利用 活用基本計画 自転車交通量の多い路線 幹線となる路線 主要施設間を結ぶ路線などから 50 路線の自転車ネットワーク路線を 設定 自転車のまち推進計画 駅や高校周辺などの自転車走行環境, 交通量, 交通事故発生状況を調査結果 今後の都市計画道路等の整備計画 自転車を活用した観光ルート サイクリングルートの検討結果 新たな視点を追加 国 県道を 含む 新たな自転車ネットワーク路線を 75 路線を設定 ( 都心部 57 路線 郊外部 18 路線 ) 13

< 自転車ネットワーク路線 ( 都心部 )> 高校周辺の 利用環境 サイクリング ルートの検討 都市計画道路の 整備計画 14

優先整備路線 の選定 自転車交通量などから, 整備の必要性を路線ごとに評価し, 市が管理する道路の中から優先的に整備する路線を選定 整備の必要性を路線ごとに評価 < 評価基準 > 自転車交通量が非常に多い 平日 7~9 時 1,000 台以上 ( 郊外部は 300 台以上 ) 自転車の交通事故件数が非常に多い 6 件 /km 以上 ( 郊外部は 10 件 /km 以上 ) 有効幅員不足率が非常に高い 不足する街区の割合が 81% 以上 高校周辺の区間 駅へのアクセス路線 ( 郊外部のみ ) 有効幅員の不足 : 自転車歩行者道 :3m 未満路肩 :1.5m 未満, 路側帯 :0.75m 未満 ) < 選定 1> 評価基準の該当数が多い路線を選定 都心部 =2 つ以上の路線 郊外部 = 最多の路線 < 選定 2> その他の路線を以下の視点から選定 自転車走行空間の連続性 整備の実現性 自転車利用の促進性 安全性 ( 自動車走行速度 ) 利便性 ( 公共施設に隣接 ) 活性化 ( 観光ルート等に該当 ) 8 路線を選定 7 路線を選定 優先整備路線 16 路線を選定 未整備区間がある自転車通行環境整備モデル事業選定路線 1 路線を含む 15

< 優先整備路線 ( 市整備 )> 文星女子高通り (H22 年度 ) 自転車通行帯 (1,000m) 競輪場通り一部 (H24 年度 ) 自転車専用通行帯 (520m) 大錦橋通り (H23 年度 ) 競輪場通り (H24 年度 ) 注意喚起表示 (1,100m) 自転車専用通行帯 (520m) 越戸通り (H23 年度 ) 自転車専用通行帯 (960m) 白楊高校北側一部 (H24 年度 ) 自転車専用通行帯 (600m) 富士見通り (H24 年度 ) 自転車専用通行帯 (900m) 上河原通り (H23 年度 ) 自転車専用通行帯 (860m) いちょう通り (H23 年度 ) NTT~ 天神 自転車歩行者道の分離 (160m) 16

3. 整備にあたっての課題や苦労点 限られた道路幅員での再配分 車道幅員の縮小 ( センターライン消去など ) 整備前 縮小 整備後 歩 道 路 肩 路 肩 歩 道 歩 道 自転車専用通行帯 自転車専用通行帯 歩 道 17

置式鉄板 ( ブロック ) などの対策 個人負担のため注意喚起を行っても撤去が進まない 置式鉄板など 18

地域住民への周知 円滑に工事を進めることや整備後の利用について, 地域住民への十分な説明と協力が不可欠 地域代表者への説明 19

自転車専用通行帯の設置が難しい路線 自転車と歩行者の分離を行ったが, 自転車と歩行者の混在が解消されていないため, 利用者のマナー向上が重要 将来的には自転車を車道へ下ろすことが必要 整備後 整備前 20

バス停の注意喚起表示と利用の実態注意喚起の表示だけでは, マナー向上につながらない ( 自転車がバスを追い越してしまうなど ) 21

4. 整備促進にあたっての既存の 仕組み等の改善案 ガイドラインでは, 整備イメージなど, 幅広い整備形態を示しているが, 関係機関との協議により, 整備手法が変わることもあることから, 自転車道整備に関するより詳細な基準を示してほしい 例 道路空間の再配分に係る基準 ( パターン ) 路面表示の色に関する基準 22

5. ルール徹底を促進する取組み 自転車の安全利用のための街頭指導 ( 県警や高校生, 地域住民と連携しながら実施 ) 23

市内の小学 4 年生を対象とした 自転車運転免許事業 スタントマンの実演による スケアードストレイト 24

6. 整備事例の紹介 市道 15 号線 L=0.9km 図書館 市道 28 号線 L=1km 駅 高校 小学校 25

整備前 (H26 年 7 月 ) 市道 28 号線 26

整備中 (H26 年 10 月 ) 市道 28 号線 27

整備完了 (H27 年 3 月予定 ) 市道 28 号線 28

整備完了 (H27 年 1 月 ) 市道 28 号線 市道 28 号線 市道 15 号線交差点部 29

整備完了 (H27 年 1 月 ) 市道 28 号線 二段階右折を促進させる, 溜まり場 30

自転車走行空間整備の効果検証 固定ビデオ調査 ( 整備前後 ) 自転車交通量 自転車走行位置 方向 自転車走行速度 歩行者, 自動車との交錯状況など 31

ご清聴ありがとうございました 32