シプロフロキサシン

Similar documents
シプロフロキサシン

<4D F736F F D208F64835C815B90C3928D E A8D8795CF89BB955C5F E3389FC92F95F2E646F63>

社内資料 ph 変動試験 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP 2013 年 2 月 20 日ニプロ株式会社 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP ~ph 変動試験 ~ 1/2

SW-0778_配合変化試験成績

オキサゾリジノン系合成抗菌剤リネゾリド点滴静注液 リネゾリド注射液 配合変化表リネゾリド点滴静注液 組成 性状 1. 組成 本剤は 1 バッグ中 (300mL) に次の成分を含有 有効成分 添加物 リネゾリド 600mg ブドウ糖 g クエン酸ナトリウム水和物 クエン酸水和物 ph 調節

社内資料 ph 変動試験 セファゾリン Na 注射用 1g NP 2014 年 6 月ニプロ株式会社 セファゾリン Na 注射用 1g NP の ph 変動試験 1. 試験目的セファゾリン Na 注射用 1g NP は セファゾリンナトリウムを有効成分とするセファロスポリン系抗生物質製剤である 今回

<4D F736F F D20819C F B F934890C3928D D E F947A8D8795CF89BB8E8E8CB C8E868

配合変化表 2015 年 4 月改訂 電解質 キシリトール輸液 ( 維持液 ) クリニザルツ輸液

<4D F736F F D F B F934890C3928D D67836F F81754E CF93AE8E8E8CB12E444F43>

エダラボン点滴静注30mg「NP」配合変化【別紙1】


1 デクスメデトミジン塩酸塩注射液 (DEX) または 溶液 1mL と薬液 ( 輸液は ICU 用に調 製 )1mL を混合後 各項目を調べた a) デクスメデトミジン塩酸塩分解物のピークの有無 (HPLC) b) ( 承認申請時資料 ) DEX 直後 30 分後 60 分後 2 時間後 4 時間

社内資料 変動試験 オメフ ラソ ール注用 20mg NP 2013 年 8 月改訂ニプロ株式会社 オメプラゾール注用 20mg NP の 変動試験 1. 試験目的オメプラゾール注用 20mg NP は オメプラゾールを有効成分とするプロトンポンプ インヒビターである 今回 本製剤の 依存性の変化を

塩酸バンコマイシン点滴静注用0

1 比 1:1 1:2 1:4 及び 1:10 で実施した 実験では直後 30 分 2 時間後にサンプリングし 1% プロポフォール注 マルイシ として外観 ph 平均粒子径 プロポフォール含量 粒子径 ( 顕微鏡法 ) で検討した 一方 同時投与では 直後に粒子径 ( 顕微鏡法 ) のみの評価を行

<4D F736F F D B68F9189FC92F982CC82A8926D82E782B98DC58F492D E646F63>

2019年1月改訂(改訂第34版)                   日本標準商品分類番号:876241

2019年1月改訂(改訂第33版)                   日本標準商品分類番号:876241

生食キット適合表2018.indd

Microsoft Word _ゾシン静注用 配合変化表.docx

配合変化表 2015 年 4 月改訂 輸液用電解質液 ( 維持液 ) グルアセト 35 注

<835C838A835E E DC C52088F38DFC E786C73>

( )_輸液製剤_ indd

ビタミンC 製 剤 ビタC 注 10% ビタC 注 25% 日 本 薬 局 方 アスコルビン 酸 注 射 液 組 成 性 状 1. 組 成 本 剤 は1 管 (1mL 2mL) 中 に 下 記 成 分 を 含 む 有 効 成 分 ビタC 注 10% ビタC 注 25% 容 量 1mL 2mL アスコ

開発の経緯 ゲムシタビン点滴静注用 200mg 1g サンド は 後発医薬品として開発を企画し 規格及び試験方法を設定 加速試験を行い 平成 22 年 1 月に製造販売承認を取得した ( 薬食発第 号 ( 平成 17 年 3 月 31 日 ) に基づき承認申請 ) 製品の特徴及び有用

<819A95CF8D EAF95CA B F985E8FF08C8F E786C7378>

グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g バンコマイシン 1 日 0.5~2g MEEK 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与

フィニバックスと 他 剤 との 配 合 変 化 試 験 成 績 (1) 配 合 方 法 Ⅰ 法 :フィニバックス 点 滴 静 注 用 0.25 g フィニバックス 配 合 量 0.25 g( 力 価 ) を 各 輸 液 に 配 合 した 1) 各 輸 液,ジフルカン 静 注 液 100 mg,シプロ

52 アンスルマイラン静注用 0.75g 0.75g マイラン製薬 53 アンスルマイラン静注用 1.5g 1.5g マイラン製薬 54 アンスロビン P500 注射用 500U CSL ベーリング 55 アンスロビン P1500 注射用 1500U CSL ベーリング 56 アンチレクス静注 10

< E836D A815B A8D8795CF89BB955C5F F918F6F2E786C73>

開発の経緯 セフタジジムは Cephalosporium acremonium 又は Cephalosporium salmosynnematum の培養によって得られる抗生物質の誘導体で第三世代のセファロスポリンである セフェム母核の 7 位には 他の誘導体で知られているアミノチアゾリル基にカルボ

企業等からの資金提供状況報告 ( 平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月分 ) 1. 受託研究等 (1) 受託研究 総件数 286 件 総額 259,135 千円 (2) 共同研究 総件数 2 件 総額 0 千円 (3) 受託事業 共同事業 総件数 6 件 総額 2,060 千円 2.

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下, 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には, 添付文書に記載された情

入札結果一覧表 1 契約の名称平成 30 年度下期本庁指定薬品単価契約 2 入札公示日平成 30 年 10 月 5 日 3 入札施行日時平成 30 年 11 月 16 日午前 10 時 30 分 ~ ( 単位 : 円 ) JAN コードメーカー名商品名規格 容量包装薬価スズケンほくやくモロオ東邦薬品

第6回豊橋ライブ_Program_当日用_責了.indd

グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g MEEK バンコマイシン 1 日 0.5~2g 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与


Microsoft Word - ツルドパミ注.doc

Na, メソトレキセート, ロイナーゼ, 5-FU, リンデロン, メイロン, ダイアモックス, ラシックス, 水溶性プレドニン アバスチン点滴静注用 100mg/4mL, 400mg/16mL 吸着の可能性あり アミカシン硫酸塩注射用 200mg 日医工 β ーラクタム系抗生物質製剤 ( ペニシリ

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分クリンダマイシンリン酸エステル 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 原薬の安定水 性 1) 液性 (ph) 1

< B A815B F F918F6F2E786C73>

2006年3月8日

<837C835E B838B A8D8795CF89BB955C5F F918F6F2E786C73>

平成 30 年 8 月 10 日 リポバス錠 5, 10, 20 アトーゼット配合錠 LD, MSD 株式会社 HD 競合品目 1 クレストール錠 クレストールOD 錠 アストラゼネカ 競合品目 2 リピトール錠 アステラス製薬 競合品目 3 リバロ錠 リバロOD 錠 興和 自社製品を除いた同効品で

ビタマル配合錠 PTP 1000 錠 扶桑薬品 14 ビタミン剤 14 ビタダン配合錠 PTP 1000 錠 沢井製薬 15 造血薬 抗アレルギー薬 副腎皮質ステロイド 17 フェロ グラデュメット錠 105 mg PTP 100 錠 アボットジャパン プランルカストカプセル

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

エダラボン点滴静注液30mg「ケミファ」_インタビューフォーム

輸液製剤の組成一覧表 - 輸液製剤協議会

調剤包装単位 <11> 販売包装単位 <13> オメプラール錠 10 ( ) PTP140T 調剤包装単位 <11> 販売包装単位 <13>11388

36 パロキセチン錠 20mg JG 日本ジェネリック 37 パロキセチン錠 20mg KN 小林化工 38 パロキセチン錠 20mg KO 寿製薬 39 パロキセチン錠 20mg KOG 日本薬品工業 40 パロキセチン錠 20mg NP ニプロ 41 パロキセチン錠 20mg TCK 辰巳化学

< A8D8795CF89BB955C5F F918F6F2E786C73>

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

2017 年 8 月改訂 ( 第 8 版 ) 日本標準商品分類番号 :87119 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 脳保護剤 ( フリーラジカルスカベンジャー ) 日本薬局方エダラボン注射液エダラボン点滴静注液 30mg 日医工 Edaravo

1 新規採用医薬品 薬事委員会の決定による医薬品採用の開始 一般名 薬効等 開始日 オキシコンチン TR 錠 5mg オキシコドン塩酸塩水和物持続性癌疼痛治療剤 平成 0 年 7 月 19 日 ( 木 ) 取扱い中止医薬品 取扱い中止予定薬品の詳細については 随時 医療情報端末に掲載しています 掲載

1 新規採用医薬品 薬事委員会の決定による医薬品採用の開始 プレセデックス静注液 00μg/50mL シリンジ ファイザー 一般名デクスメデトミジン塩酸塩 薬効等 α 作動性鎮静剤 開始日平成 0 年 11 月 日 ( 金 ) エンブレル皮下注 5mg ペン 0.5mL エタネルセプト ( 遺伝子組

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g サワイ 沢井製薬 # 2 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g タイヨー 武田テバファーマ # 3 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g ファイザマイラン製薬 # ー 4 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g MEEK

眼科用剤一覧表:1.抗菌薬

51 アルブミナー 25% 静注 12.5g/50mL 25%50ml CSLベーリング 52 アルブミナー 5% 静注 12.5g/250mL 5%250ml CSLベーリング 53 アレビアチン注 250mg 250mg5ml 大日本住友製薬 54 アロキシ点滴静注バッグ0.75mg 0.75m

<81798DC C5817A A8D8795CF89BB955C E786C73>

とで業務の効率化に寄与した 在宅医療においても 高カロリー輸液を利用できる環境が整備され 短腸症候群患者など 消化管から栄養を摂取できない病態を持つ患者らの生命予後を改善し 輸液療法の安全性向上に貢献してきた またビタミン剤を配合することで ビタミン B 1 欠乏患者発生のリスクを大幅に軽減するとと

<82525F A B E786C7378>

1 薬事委員会報告

競合品目・競合企業リスト

1998年2月改訂(第2版)

<82525F A B E786C7378>

見方 2) 欄の末 皮 筋について 1. 配合変化試験項目及び方法 末 : 凍結乾燥あるいは粉末医薬品であることを示す 1) 外観 : 各製剤 ( 電解質輸液剤 )500ml 中に 皮 : 配合医薬品が皮下注用であることを示す おける外観変化を散乱光下肉眼で観察した 筋 : 配合医薬品が筋注用である

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 第 2 版 ( 初版 ) 有効成分 クエチアピンフマル酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 クエチアピン錠 25mg AA あすか製薬 後発医薬品 2 クエチアピン錠 25mg DSEP 第一三共エスファ 3

新規採用医薬品 5 件 第 199 回薬事委員会平成 29 年 9 月 20 日 インスリングラルギン BS 注キット FFP インスリングラルギン ( 遺伝子組換え ) [ インスリングラルギン後続 2] 富士フイルムファーマ 持効型溶解インスリンアナログ製剤 1,528 円 / キット シクレス

15年7月JAN一括変更明細(info)

テイカ製薬株式会社 社内資料

生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

上位 10 製品では 15 年発売の C 型肝炎治療薬 ハーボニー - ハイゴウ が 1 位 ソバルディ が 4 位でした トップ 10 ランキングは 前年から アバスチン を除き全てが入れ替わりました 2015 年第 4 四半期 (10 月 -12 月 ) 日本医療用医薬品市場トピックは以下の通り

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分ベンフォチアミン B6 B12 配合剤 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 1 ダイメジンスリービー配合カプセル

37 シロスタゾールOD 錠 50mg ケミファ 日本薬品工業 38 シロスタゾールOD 錠 50mg JG ダイト 39 シロスタゾールOD 錠 50mg マイラン マイラン製薬 40 シロスタゾールOD 錠 50mg トーワ 東和薬品 41 シロスタゾールOD 錠 50mg ツルハラ 鶴原製薬

Taro-03-通知.jtd

輸液製剤

< F22D C32816A81698DC58F4994C5816A905696F2916E8F6F939989C18E5A91CE8FDB8AE98BC682C BF8C8F90942E786C7378>

入札結果一覧表 2 ( 内用薬 2) 39 内用薬 第一三共 ギャバロン錠 10mg B500 錠 12,266 ( 株 ) スズケン 40 内用薬 第一三共 ギャバロン錠 5mg 100 錠 1,459 ( 株 ) スズケン 41 内用薬 クラシエ クラシエ五苓散料エキス細粒 2g 42 包 1,

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版 有効成分 ニカルジピン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル20mg 日医工 日医工 後発医薬品 2 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル40mg 日医工 日医工 品目名 ( 製造販売業者 )

日本医師会に寄せられる後発医薬品への意見 1 平成 27 年 3 月 29 日第 134 回日本医師会臨時代議員会に提出された質問 ( 抜粋 ) 後発医薬品 ( ジェネリック ) 使用は本当に医療費削減効果が あるのか? 厚生労働省は医療費のうち薬剤費の削減のためジェネリック医薬品の使用促進を進めて

品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 36 ロサルヒド配合錠 HD DK 大興製薬 37 ロサルヒド配合錠 HD EP 第一三共エスファ 38 ロサルヒド配合錠 HD FFP 富士フイルムファーマ 39 ロサルヒド配合錠 HD KO 寿製

36 モサプリドクエン酸塩錠 5mg TSU 鶴原製薬 37 モサプリドクエン酸塩錠 5mg YD 陽進堂 38 モサプリドクエン酸塩錠 5mg ZE 全星薬品工業 39 モサプリドクエン酸塩錠 5mg アメル 共和薬品工業 40 モサプリドクエン酸塩錠 5mg イセイ コーアイセイ 41 モサプリ

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

Microsoft Word - 資料7-1_表、図_.doc

マキサカルシトール軟膏 25μg /g CH の配合変化試験 配合薬剤目次 1. 副腎皮質ホルモン剤 メサデルム0.1% 6 アルメタ軟膏 3 リドメックスコーワ軟膏 0.3% 6 アンテベート軟膏 0.05% 3 リンデロン-DP 軟膏 7 アンテベート0.05% 3 リンデロン-V 軟膏 0.1

平成19年11月27日

バンコマイシン塩酸塩点滴静注用0.5g・1.0g「MEEK」

株化細胞 + 生ウイルスワクチン 特定の株名及びロット番号を記載 株変更は新規 また 6 製造方法ロットの更新は 事項変更 6.1 製造用株 名称弱毒 ウイルス 株 ( マスターシードウイルスロット〇 ) 株名 本数 継代方法等は GMP 省令第 7 条の 3 に基づく記録に関する文 書

目次

新規採用 ミケルナ配合点眼液 グラナテック点眼液 0.4%5mL 2.5MLX10 本 0.4% 5MLX5 ケイセントラ静注用 500 CSL ベーリング ザクラス配合錠 HD 500 国際単位 1V ケトコナゾールクリーム 2% JG 日本ジェネリック ハイシー顆粒 25% 2% 10gX10

配合変化試験一覧表

講師謝金 旧第一内科 総件数 169 件, 総額 15,686,889 円 アステラス製薬株式会社 3 件, 356,385 円 アストラゼネカ株式会社 4 件, 501,167 円 アッヴィ合同会社 12 件, 1,300,850 円 EAファーマ株式会社 3 件, 271,685 円 エーザイ株

DI-News 06-26

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 ( 湿度 ) 8 6. 分割時の安定性 ( 光 ) 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

obj1066_5.xls

馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバント

ドコモP-01Hカタログ

標準コード一覧 平成 26 年 12 月 11 日にレセプト電算処理システム医薬品マスターに追加された商品名コードを新設しました 医科 窓口処理情報 について品名欄に記載した窓口処理情報処 15X-XXX:XXXXXX 薬剤 は 算定アシストソフトにおいて必要な情報です 当ソフトをご利用でないお客様

新規・削除品目

Transcription:

シプロフロキサシン点滴静注液 300mg DK の配合変化試験 大興製薬株式会社 2011.8

はじめに シプロフロキサシン点滴静注液 300mg DK は 有効成分としてシプロフロキサシンを 300mg 含有するニューキノロン系注射用抗菌剤である 今回 他の輸液製剤及び注射剤との配合変化試験を実施した 試験製剤 1. 被験製剤シプロフロキサシン点滴静注液 300mg DK ( 大興製薬 ) 2. 配合対象製剤薬効分類名 製品名 ロット 製造販売会社 アミノトリパ1 号輸液 KOL74 株式会社大塚製薬工場 アミノフリード輸液 MOH74 株式会社大塚製薬工場 アミノレバン点滴静注 KOK77 株式会社大塚製薬工場 たん白アミノ酸製剤 ピーエヌツイン -1 号輸液 1A508A 味の素製薬株式会社 フルカリック 1 号輸液 100727NA テルモ株式会社 プロテアミン 12X 注射液 081218KP テルモ株式会社 ネオパレン 1 号輸液 KOG71 株式会社大塚製薬工場 ネオパレン 2 号輸液 KOG92 株式会社大塚製薬工場 塩酸バンコマイシン点滴静注用 0.5g WM20282 塩野義製薬株式会社 カルベニン点滴用 0.5g GJA0392 第一三共株式会社 ケイテン静注用 OH023A 日医工サノフィ アベンティス株式会社 セファメジン α 注射用 B032F01 アステラス製薬株式会社 抗生物質製剤 チエナム点滴静注用 0.5g 6BK11P MSD 株式会社 注射用タゴシッド 200mg 1A119A サノフィ アベンティス株式会社 ファーストシン静注用 KH132 武田薬品工業株式会社 フルマリン静注用 4316 塩野義製薬株式会社 モダシン静注用 0006 グラクソ スミスクライン株式会社 アクチット注 17602 興和株式会社 血液代用剤 KN3 号輸液 KOG91 株式会社大塚製薬工場 フィジオゾール 3 号輸液 K8L87 株式会社大塚製薬工場 1

薬効分類名 製品名 ロット 製造販売会社 ヴィーンF 注 16112 興和株式会社 サヴィオゾール輸液 KOH75 株式会社大塚製薬工場 低分子デキストランL 注 KOI93 株式会社大塚製薬工場 血液代用剤 ハルトマン液 ph:8- HD 10H03 ニプロファーマ株式会社 ラクテック G 輸液 KIA74 株式会社大塚製薬工場 リンゲル液 オーツカ KOC77 株式会社大塚製薬工場 ソリタ -T4 号輸液 OM203 味の素製薬株式会社 抗ウイルス剤ゾビラックス点滴静注用 250 G939A グラクソ スミスクライン株式会社 消化性潰瘍用剤オメプラール注用 20 88400 アストラゼネカ株式会社 糖類製剤トリパレン 1 号輸液 MOI71 株式会社大塚製薬工場 酵素製剤 ウロキナーゼ静注用 6 万単位 ベネシス S233 株式会社ベネシス 止血剤 トランサミン注 10% JYA0256 第一三共株式会社 無機質製剤 アスパラカリウム注 10mEq 93010 田辺三菱製薬株式会社 カルシウム剤 カルチコール注射液 8.5%5mL FT0505 日医工株式会社 代謝拮抗剤 キロサイド注 200mg 200101 日本新薬株式会社 血液製剤類 献血ヴェノグロブリン IH5% 静注 2.5g/50mL S482VXA 株式会社ベネシス アリナミン F50 注 H319 武田薬品工業株式会社 ビタミン製剤 オーツカ MV 注 OK84MV1 株式会社大塚製薬工場 フラビタン注射液 20mg KS060 トーアエイヨー株式会社 マルタミン注射用 MMA1018 味の素製薬株式会社 試験方法 1. 輸液製剤との配合試験シプロフロキサシン点滴静注液 300mg DK (150mL) に各輸液製剤 () を配合した この配合液について それぞれ室温 約 500lx の室内散乱光下 ( 夜間消灯 ) に静置し 配合直後 3 時間後 6 時間後及び 24 時間後に外観観察 ( 目視 ) 及び ph 測定を行い 配合直後 6 時間後及び 24 時間後にシプロフロキサシンの含量を測定した 2

2. 注射剤との配合試験シプロフロキサシン点滴静注液 300mg DK (150mL) に各注射剤を生理食塩液 で溶解して配合した この配合液について それぞれ室温 約 500lx の室内散乱光下 ( 夜間消灯 ) に静置し 配合直後 3 時間後 6 時間後及び 24 時間後に外観観察 ( 目視 ) 及び ph 測定を行い 配合直後 6 時間後及び 24 時間後にシプロフロキサシンの含量を測定した 試験結果 シプロフロキサシン点滴静注液 300mg DK と各輸液製剤及び注射剤との配合変化試験結果を表 1 に示す 以上 3

表 1-1. 各輸液製剤及び注射剤との配合試験結果 輸液及び注射剤試験配合後の時間薬効分類名製品名配合量項目配合直後 3 時間 6 時間 24 時間 たん白アミノ酸製剤 アミノトリパ 1 号輸液 アミノフリード輸液 アミノレバン点滴静注 ピーエヌツイン -1 号輸液 フルカリック 1 号輸液 プロテアミン 12X 注射液 ネオパレン 1 号輸液 ph 5.4 5.4 5.4 5.4 (%) 100-100.2 100.6 外観 無色澄明 変化なし 白濁沈殿 白濁沈殿 ph 6.2 6.2 6.2 5.9 (%) 100-98.2 28.3 ph 5.5 5.5 5.5 5.6 (%) 100-98.5 99.6 ph 5.0 5.0 5.0 4.9 (%) 100-100.4 98.9 外観 淡黄色澄明 変化なし 変化なし 変化なし ph 5.0 5.0 5.0 5.0 (%) 100-99.3 99.3 外観 無色澄明 変化なし 白濁沈殿 白濁沈殿 ph 6.0 6.0 6.0 5.8 (%) 100-86.1 31.4 外観 淡黄色澄明 変化なし 変化なし 変化なし ph 5.4 5.4 5.4 5.4 (%) 100-99.1 100.2 ネオパレン 2 号輸液 外観淡黄色澄明変化なし変化なし変化なし ph 5.3 5.3 5.2 5.3 (%) 100-98.8 97.7 4

表 1-2. 各輸液製剤及び注射剤との配合試験結果 輸液及び注射剤試験配合後の時間薬効分類名製品名配合量項目配合直後 3 時間 6 時間 24 時間 塩酸バンコマイシン点滴静注用 0.5g 0.5g ph 4.1 4.1 4.2 4.1 (%) 100-100.4 99.9 外観淡黄色澄明変化なし変化なし変化なし カルベニン点滴用 0.5g 0.5g ph 5.3 5.2 5.2 5.1 (%) 100-98.7 96.9 外観淡黄色澄明変化なし白色浮遊物白色浮遊物 ケイテン静注用 ph 6.0 5.9 6.0 6.0 (%) 100-99.0 101.0 セファメジン α 注射用 ph 4.2 4.2 4.2 4.2 (%) 100-101.5 100.0 外観無色澄明変化なし淡黄色澄明淡黄色澄明 抗生物質製剤 チエナム点滴静注用 0.5g 0.5g ph 5.2 5.1 5.1 4.9 (%) 100-99.9 97.0 注射用タゴシッド 200mg 200mg 外観 無色澄明 白色懸濁 白色懸濁 白色懸濁 ph 4.4 4.4 4.4 4.3 (%) 100-99.2 97.6 外観淡黄色澄明変化なし白濁沈殿白濁沈殿 ファーストシン静注用 ph 6.4 6.4 6.4 6.5 (%) 100-97.7 26.5 フルマリン静注用 ph 4.2 4.3 4.2 4.3 (%) 100-99.5 97.8 モダシン静注用 ph 5.5 5.4 5.5 5.5 (%) 100-100.7 100.1 5

表 1-3. 各輸液製剤及び注射剤との配合試験結果 輸液及び注射剤 試験 配合後の時間 薬効分類名 製品名 配合量 項目 配合直後 3 時間 6 時間 24 時間 アクチット注 ph 5.1 5.0 5.1 5.0 (%) 100-99.3 96.2 維持液 KN3 号輸液 ph 4.7 4.7 4.7 4.6 (%) 100-98.7 95.6 フィジオゾール 3 号輸液 ph 4.5 4.4 4.4 4.4 (%) 100-100.0 99.8 ヴィーン F 注 ph 5.4 5.4 5.4 5.4 (%) 100-99.4 98.6 サヴィオゾール輸液 ph 4.9 4.9 4.9 4.9 (%) 100-98.6 97.0 低分子デキストラン L 注 ph 4.7 4.7 4.7 4.7 (%) 100-98.4 96.6 血液代用剤 ハルトマン液 ph:8- HD ph 5.0 4.9 5.0 4.9 (%) 100-100.6 100.2 ラクテック G 輸液 ph 4.8 4.8 4.8 4.8 (%) 100-98.1 99.8 リンゲル液 オーツカ ph 4.1 4.2 4.2 4.2 (%) 100-100.4 99.5 ソリタ -T4 号輸液 ph 4.5 4.5 4.5 4.5 (%) 100-99.9 100.5 6

表 1-4. 各輸液製剤及び注射剤との配合試験結果 輸液及び注射剤試験配合後の時間薬効分類名製品名配合量項目配合直後 3 時間 6 時間 24 時間 抗ウイルス剤 ゾビラックス点滴静注用 250 250mg 外観 白濁沈殿 変化なし 変化なし 変化なし ph 6.0 5.9 5.9 5.8 (%) 100-89.7 86.3 外観褐色澄明変化なし変化なし変化なし 消化性潰瘍用剤 オメプラール注用 20 20mg ph 4.4 4.4 4.4 4.3 (%) 100-99.1 99.5 糖類製剤 トリパレン 1 号輸液 ph 4.5 4.5 4.5 4.5 (%) 100-101.0 101.5 酵素製剤 ウロキナーゼ静注用 6 万単位 ベネシス 60,000U ph 4.8 4.8 4.8 4.8 (%) 100-100.0 99.1 止血剤 トランサミン注 10% 10mL ph 5.6 5.6 5.6 5.6 (%) 100-99.8 99.3 無機質製剤 アスパラカリウム注 10mEq 10mL ph 5.2 5.3 5.2 5.2 (%) 100-101.2 101.7 カルシウム剤 カルチコール注射液 8.5% 5mL 5mL ph 4.5 4.6 4.5 4.6 (%) 100-98.2 97.6 代謝拮抗剤 キロサイド注 200mg 200mg ph 4.7 4.8 4.7 4.7 (%) 100-100.7 99.9 血液製剤類 献血ヴェノグロブリン IH5% 静注 2.5g/50mL 50mL ph 4.4 4.4 4.4 4.4 (%) 100-98.7 98.7 7

表 1-5. 各輸液製剤及び注射剤との配合試験結果 輸液及び注射剤試験配合後の時間薬効分類名製品名配合量項目配合直後 3 時間 6 時間 24 時間 アリナミン F50 注 20mL ph 4.2 4.2 4.1 4.2 (%) 100-96.3 97.4 外観黄色澄明変化なし変化なし変化なし オーツカ MV 注 4mL ph 4.6 4.7 4.7 4.7 ビタミン製剤 フラビタン注射液 20mg 2mL (%) 100-98.9 99.0 外観 黄色澄明 変化なし 変化なし 変化なし ph 4.2 4.2 4.2 4.2 (%) 100-95.5 99.6 マルタミン注射用 1 バイアル 外観黄色澄明変化なし変化なし変化なし ph 4.5 4.4 4.4 4.5 (%) 100-99.3 98.3 8