研修報告書 ( 中学校外国語科 ) 研修テーマ聞き取った情報を基に, 生徒が意欲的にコミュニケーション活動に取り組む授業を目指して - Small Talking の活用とワークシートの工夫を通して - 栗原市立高清水中学校菅原時江 1 目指す授業像 (1) 生徒が意欲を持って会話やスピーチなどを聞き取ろうとしたり, 聞き取った情報に即して話そうとしたりする姿が見られる授業 (2) 生徒が会話やスピーチなどを聞き取る際に, 話し手の意図を理解できたと実感できる場が設定されている授業 (3) 生徒が身に付けた語彙や表現などを使い, 聞き取った情報について問答したり, 自らの感想や考えなどを述べたりする場が設定されている授業 2 研修テーマ 目指す授業像に迫るために本研修では, 聞き取った情報を基に を, 生徒が英語による会話やスピーチなどを聞き取る際に, 話し手からの質問や指示, 依頼, 提案などについて, その意図を正しく理解するために思考し, その情報に対して自分の考えや気持ちなどを持つこと と捉えた また, 意欲的にコミュニケーション活動に取り組む を, 聞き取った話題や題材について, 理解を確実にしたり考えを深めたりするために問答したり, 聞き取った内容について, 自らの感想や考えを話そうとしたりするといった生徒の積極的な姿勢が活動において見られること と捉えた 私がこれまで実践してきた授業は, 教師が発問し, 生徒がそれに答える教師主導による一方向な展開が多かった 教師の説明が多いため, 生徒同士が英語を用いて互いの意見や考えなどを伝え合う場面が,1 時間の授業で十分に確保されていなかった そのため, 会話表現に必要な語句を十分に覚えていても, 具体的な使用場面まで理解することができず, 英語を発話することに対し苦手意識を持つ生徒も多く見られた この課題を解決し研修テーマに迫るため, 具体的な使用場面を想定しながら英語を聞き取る場面と英語で話す場面を1 単位時間の授業に取り入れたいと考えた その具体的な手立てとして, 生徒が新出の学習内容を用いて会話する Small Talking の場面を設定し, 生徒が聞き取る情報を理解し, その内容に即して自分の意見や考えを話すために活用しやすいワークシートを作成した 3 Ⅰ 期の取組について 実践単元名 Unit4 楽しい昼休み ( 東京書籍 NEW HORIZON English Course Book 1) (1) 研修テーマに迫るための手立て Ⅰ 期では,Small Talking を授業に取り入れることで, 生徒がペア活動の相手の発話した英語を聞き取り, その内容に即して意見や考えを持ち, 互いに伝え合う場面を設定したいと考えた また, 生徒が自信を持って活動に取り組めるように, ワークシートとして既習事項を確認するためのリスニングシートと会話を進める上で必要なヒントをまとめたヒントシートの2 種類を用いた (2) 具体的な取組本単元のねらいは, 疑問詞 what の用法を正しく理解し, 生徒が互いの日常生活の様子について, 適切な英語で伝え合うことができるようになることである 疑問詞 what や形容詞を含む文などの定着を促すために, 導入で既習事項を用いたリスニング活動を行い, その後展開の後半部分で新出事項を用いた Small Talking を行うという順で授業を構成した そして, これらの活動を行う際, 生徒が聞き取った情報を容易に書き取ることができ, また Small Talking でヒントを活用しながら - ST 1 -
会話できるように2 種類のワークシートを用いた 1 Small Talking の活用ア既習事項の確認を促すためのリスニング活動導入では, 生徒が英語特有の音声に慣れることと, 既習事項の確認を目的としてリスニング活動を行った この活動では, ピクチャーカードを示しながら前時で学習した What s this? を復習した 活動の最後には, 本時で学習する math, Japanese, P.E. などの教科名を題材として取り入れ, 新出事項の学習に対する興味 関心を高めさせた イ既習事項と新出事項を組み合わせた Small Talking 既習事項である What is? と新出事項となる形容詞の文を用いた Small Talking をペアで2 分間行った 会話の話題は全体で 自分の好きなスポーツ と統一し, 使用させたいスポーツ名と形容詞をいくつか提示した Small Talking の前には, 生徒に単語の読み方と意味を確認させ, 自信を持って英語で発話できるよう促した 2 ワークシートの工夫ア記入欄を段階的に分けたリスニングシートリスニングシートはリスニング活動と Small Talking に向けて作成し活用した リスニング活動では,Step1 として質問に合う英単語を選択肢から選ぶ問題と,Step2 として質問に沿って空欄に英単語を書かせる問題の2 段階に分けて記入欄を設けた さらに Small Talking では, Step3 として発表者の会話について分かったことを日本語や英語で記入するメモ欄を設けた イ会話の補助となるヒントシート Small Talking が円滑に進むよう, ヒントシートを活用した ヒントシートには,be 動詞や一般動詞の疑問文, 会話で使える形容詞などの表現をまとめた 特に英語を苦手としている生徒が自信を持って自分の考えを発言できるように, スポーツや表情などのイラストを取り入れ, 必要な情報を見付けやすくした (3) 成果と課題 1 成果ア Small Talking を設定したことで, 以前と比べて生徒が英語によって発話する場面が増えた さらに授業の話題について休み時間に友人と英語で話すなど, 学習内容に興味を持ち実際に活用する生徒が見られた イヒントシートで記された単語やイラストなどを参考にして, 生徒は自分から適切な表現を選び, ペアで質問したり問いに応答したりすることができた ウ導入のリスニング活動により, 生徒は前時の既習事項と本時の新出事項を関連付けて学ぶことができた 英語を苦手としている生徒も教師に単語のスペルを質問したり, ワークシートに自らの考えを記入したりする姿が見られた 2 課題ア Small Talking では, 新出事項を初めて活用するため, より自然な会話の流れを示す必要があった 今回の新出事項は形容詞であったので, 初めから疑問文ではなく肯定文 ( It s easy. など ) の形を用いて, 生徒が何度も繰り返して発話できるよう配慮すべきであった イ Small Talking で使用する教科やスポーツの名詞, 感情などの形容詞, そして新出事項の練習時間が十分に確保できなかった 同様にリスニング活動で用いた単語についても, 活動前に十分に練習する必要があった 事前に単語を記したカードを黒板に示したり, 既習事項から関連付けて生徒の発話を促したりするなどの配慮が必要である ウワークシートに 日本語で答えてもかまわない と表記したことで, 生徒の多くは日本語を用いて答えを記入していた 今後は英語表記を多用し, 生徒が英語に触れる機会を増やしていきたい - ST 2 -
4 Ⅱ 期の取組について 実践単元名 Unit6 ベッキーのおばあちゃん ( 東京書籍 NEW HORIZON English Course Book 1) (1) 研修テーマに迫るための手立て Ⅰ 期授業実践後の生徒の意識調査から,Small Talking が 話すこと への意欲を高める手立てと して有効であることが分かった ( 図 1) しかし, 活 動で用いる単語や新出事項の意味, 発音などを十分 に確認し, 練習することなく活動に取り組んだため, 新出事項の理解に円滑につながらないという課題が 明らかになった Ⅱ 期の取組では,Small Talking の際, 教師が生 徒とのやりとりを通して, 会話に必要な語彙や表現, 発音などを確認し, 十分に練習させてから取 り組ませるように留意した さらに, 展開部の後半では, 生徒が新出事項をより多く使用できるよ うに, 発展的な表現活動の場面を新たに設定した ワークシートについては,Ⅰ 期で用いたリスニ ングシートとヒントシートの 2 種類を継続して作成し, さらにリスニングシートには, 新たに聞き 取った情報を基に自分の意見などを相手に伝えるためのメモ欄を加えた (2) 具体的な取組 本単元のねらいは, 主語が三人称単数現在の文を学習し, 生徒が自分の家族や友人に関する説明 をしたり, その人物について尋ね合ったりできるようになることである 単元を通して, 展開時の 前半部分に Small Talking, 後半部分に発展的な表現活動を位置づけた また, 授業のねらいに迫 るために,Small Talking の説明における教師の発話を厳選し, 生徒の活動時間の確保に努めた 1 Small Talking の活用ア生徒と教師の問答から生徒のペアによる Small Talking への段階的取組 新出事項を十分に練習させてから活動に取り組ませたいと考え, 教師と生徒の問答を行い, 生徒同士の Small Talking につなげるという流れで授業を構成した 最初は生徒がピクチャー カードの人物について, Does を用いた質問を考え, それに教師が答えた その後, ペアで お互いの家族や友人について Does? を用いて Small Talking を行った イ Small Talking から発展的な表現活動への接続 Small Talking で生徒に新出事項を活用させた後, 発展的な表現活動を取り入れた 内容と しては, 生徒が学級担任のプロフィールをまとめた表を見ながら, Does? を用いて学級担 任の好きなことを予測し, 尋ね合うという活動を行った Does? の疑問文を用いて質問を 適切に作成させたいと考え, クイズの一部を事前にリスニング問題として聞かせ, その内容を ワークシートに記入させる活動を設定した 2 ワークシートの工夫 ア会話の補助となるヒントシートの継続的活用 会話を円滑に進めさせるための一助として,Ⅰ 期に引き続きヒントシートを準備した 自然 で現実味のある Small Talking を展開させたいと考え, 生徒には自分の家族か友人のどちらか について, ペア活動の相手に説明させ, その後紹介された人物について尋ねたり答えたりを繰 り返し練習させた ヒントシートには会話の例文とイラスト付きの動詞を示した イ生徒が自分から考えを述べるためのリスニングシート 発展的な表現活動では, 事前にリスニング問題として学級担任の出身地や好きな色などの情 報を聞かせた その後, 生徒に学級担任が好きなことについて, 答えを予測させながら Does? の質問を自由に作成させる欄をリスニングシートに取り入れた (3) 成果と課題 1 成果 - ST 3-5 月 7 月 24 35 12 41 18 6 35 29 聞くこと話すこと読むこと書くこと 図 1 意識調査 一番楽しいと感じている活動
ア生徒は Small Talking に慣れたことで,2 分以上会話を続けることができた 特に, 新出事項の練習を十分に行ってから話させたことで, 多くの生徒が Does? の用法を理解し, 活用しながら会話することができた イヒントシートにより, 互いの家族や友人に関する会話を円滑に進めることができた さらに家族に関する名詞 (father, brother など ) について復習でき, 生徒が自信を持って会話に取り組む様子が見られた ウ本時の新出事項を, 発展的な表現活動で活用することができた生徒が多かった 特に他の生徒の発言から Does? の用法を再確認し, 質問を考える様子が見られた ( 図 2) エリスニングシートに自分の考えを記入する欄を設けたことで, 生徒は自ら数多く英文を書き込んでいた 2 課題ア発展的な表現活動の説明をする際に, 教師が日本語を多用し, 説明に長い時間をかけてしまった 生徒に新出事項に関連した話題や英文を Oral Introduction として提示したり, 教師がALTや生徒とデモンストレーションをしたりするなど, 生徒が見て理解しやすく, 英語を図 2 生徒が記入した質問のメモ聞きながら内容を把握することができる説明を行う必要がある イ既習の単語であっても, 発音や意味をその都度確認してからリスニング活動を行う必要がある 音声上聞きづらい英文 (A: Does she plays piano? / B: Does she play the piano?) については, その場で生徒に正しい英文を示したり, 生徒に発音させたりするなど, 適切に指導を行う必要がある 5 Ⅲ 期の取組について 実践単元名 Unit10 観光地から ( 東京書籍 NEW HORIZON English Course Book 1) (1) 研修テーマに迫るための手立て Ⅱ 期授業実践後の意識調査では, 話すこと が楽 7 月 24 41 6 29 しいと答える割合が, 依然として高かった ( 図 3) しかし,7 月の調査と比較して, 話すこと を選択 9 月 24 35 18 24 した生徒の割合がやや下がった 他の調査項目を分析したところ, 英語学習で困っていること として, 聞くこと話すこと読むこと書くこと全体の47% の生徒が 話すときに言いたい言葉が思いつかない と答えていた 一方, できるようになりたいと思っていること については,82% の生徒図 3 意識調査 一番楽しいと感じている活動 が 英語を話せるようになりたい と答えていた このことから, 生徒は基本的な表現を身に付けて英語を話したいと強く願っていることが分かった このことを踏まえ,Ⅲ 期ではⅡ 期と同様に展開部前半の Small Talking と展開部後半の発展的な表現活動という授業構成を継続した それぞれの活動の導入時には, 教師の説明を精選し,ALT や生徒の協力を得て活動のデモンストレーションを行ったり, 教師と生徒の問答をより多く行ったりすることを意識した それにより, 生徒が既習事項を繰り返して聞いたり話したりする時間を設け, 自然に英語で話すことができる雰囲気を作りたいと考えた (2) 具体的な取組本単元では, 助動詞 can の用法, さらに, 疑問詞 when の用法を新たに学習した これらを習得することで, 生徒に自分にできることや級友にできることについての会話ができるようにさせ, さらに自分の地域の観光名所や特産物などについて説明する力を身に付けさせたいと考えた 生徒が - ST 4 -
新出事項を会話で活用できるよう,Small Talking と発展的な表現活動をⅡ 期から継続して実施した また, 英語を苦手とする生徒が Small Talking などに前向きに取り組めるよう, ワークシートにはイラストや会話の例文の他に, 授業後半の活動に必要と考えられる既習事項を配置した 1 Small Talking の活用ア Oral Introduction と既習事項の反復練習による Small Talking への展開 Ⅱ 期の授業と同様に, 展開部前半において, 新出事項の用法を定着させるために Small Talking を取り入れた 活動の導入部で有名なスポーツ選手を話題にして, Can he? や Can she? の疑問文を聞かせたりそれに答えさせたりする Oral Introduction を行った その後, 既習の動詞と会話の例文を数回練習し, 実際に教師から Can you? で全体に尋ね, それに生徒が答えるという会話練習を行ってから,Small Talking に取り組ませた イ教師と生徒による活動のデモンストレーションを兼ねたリスニング活動授業の展開部後半では, 発展的な表現活動として What am I? ゲーム にペア対抗で取り組ませた 活動を始める前に, 教師と代表の生徒が実際に What am I? ゲーム のデモンストレーションを示し, その内容を全体で確認してから活動に取り組むという流れで進めた 2 ワークシートの工夫ア簡単な英語の指示と選択肢ワークシートには, 簡単な英語の指示と選択肢などを示し, 生徒が聞き取った内容について英語で理解できるように構成した その際, 単語の読み方に自信が持てない生徒のために, 読み方を丁寧に練習する時間を確保した イ表現活動に対する意欲を高めるための記入欄ワークシートには What am I? ゲーム の際に, 自分たちの意見をまとめるために活用する記入欄とヒントとなる単語をいくつか示した それにより, 生徒に自分の意見や考えを事前に準備させ, 表現活動に取り組ませたいと考えた (3) 成果と課題 1 成果ア生徒は,Small Talking 前の練習量が増えたことにより, 会話の中で助動詞 can や多くの単語を適切に活用できていた 会話に明るい表情で取り組む生徒も以前より増えた イ生徒は,Small Talking で用いた新出事項を活用しながら, 適切に What am I? ゲーム に必要なヒントを作成することができた ( 図 4) ウ生徒は, デモンストレーションにより活動内容を容易に理解し, 適切に活動することができた エリスニング活動と Small Talking の内容をワークシート1 枚にまとめたことで, 生徒はワークシートの注目すべき部分が容易に理解でき, 落ち着いて活動に取り組むことができた 2 課題図 4 生徒が記入したヒントの英文ア授業で用いる基本文やワークシートに載せる情報について吟味する必要があった 例えば,Small Talking の Oral Introduction で用いた基本文が, Can he? と Can she? ( 主語が三人称 ) だったため, その後の会話の内容に沿っていなかった Can you? ( 主語が二人称 ) の文を基本文として提示する必要があった また, What am I? クイズ の質問を記入する欄に, 余分な情報が載せてあり, どの情報を基に作文をすればよいのか混乱する生徒が見られた イ授業のねらいに沿って, リスニング活動の内容を吟味する必要があった 今回の内容は, 助動詞 can の肯定文であっても, 主語が様々に変わり, 難易度がやや高かった - ST 5 -
6 1 年間の総括 (1) 研修の成果 1 Small Talking の活用から Small Talking を授業に設定し, 教師は生徒の実態や変容を踏まえて, 活動への導入方法や活動における単語の練習量の増加, 発展的な表現活動の設定などの改善を図ることができた また, 生徒は教師の発問に積極的に英語で答え, 話題に関する会話をペアで3 分以上も続けられる姿が見られた 5 月から継続してきた実態調査を分析したところ, 実践授業を始めてから 話すことが楽しい と解答する生徒が4 技能のうちで最も多い割合を占め,5 月と12 月の割合を比較したところ, その割合は6 倍以上に増えた ( 図 5) また, 実態調査において, 聞くことにやりがいを感 5 月 35 12 18 35 じる という生徒の回答は, 初回の7 月は全体の 41% という割合であったが, 12 月には全体の50% に増えた この数値から,Small Talking を継続 12 月 6 75 0 19 してきたことで, 話し手が意図したことを理解で聞くこと話すこと読むこと書くことき, その話題や場面に適した返答や自分の意見を伝えられたと前向きに捉える生徒が増加したことが分かった 図 5 意識調査 一番楽しいと感じている活動 2 ワークシートの工夫から生徒が聞き取る情報を理解し, その内容に即して自分の考えを話すためのワークシートを作成してきた中で, 生徒の変容が二点見られた 第一に, 英語で記入する生徒の割合の変容である 7 月の授業でワークシートに質問や話題に応じた英語を書けた生徒は全体の62% であったが,12 月には72% の生徒が適した英文を記していた このことは, 記入欄を分かりやすくするとともに, 英語を多用したワークシートによる成果であると考える 第二に, 実態調査の 英語学習で身に付けたい力 という項目で, 語彙力と答えた割合が全体の76% から94% に増加したことである 入学時点では家庭学習が定着していなかった生徒もワークシートを工夫したことで, 英語の質問に適切に答えるだけでなく, ワークシートの適切な箇所に解答を書けるようになった 生徒の使いやすいワークシートを工夫することで, コミュニケーション活動と日々の英語学習の両方に対する生徒の意欲を高められることが分かった (2) 今後の課題今後, 研修を進めていく課題として, 以下の二点が挙げられる 1 4 技能のバランスのとれたコミュニケーション活動の設定今回の研修では 聞くこと と 話すこと に重点を絞り,Small Talking を設定した 今後は生徒が 読むこと や 書くこと に意欲的に取り組むための表現活動を授業に取り入れ, 年間を通して4 技能のバランスのとれたコミュニケーション活動を展開する必要がある 2 コミュニケーション活動に対する自信を高めるための工夫生徒のコミュニケーション活動に対する自信を高めるために, 語彙や文法事項をよりよく定着させる練習の機会が必要である 同様に英語を使いたいと感じる教室の雰囲気作りも必要である 主な参考文献 [1] 文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター : 評価基準の作成, 評価方法等の工夫改善のための参考資料 教育出版 2011 [2] 文部科学省 : Hi, friends! 1, Hi, friends! 2 東京書籍 2014 図表等の許諾について図 2,4は授業実践の中で生徒が記入したワークシートの一部である 記入生徒氏名を伏せて資料として活用することとし, 生徒の保護者から報告書での使用許可を得た - ST 6 -