3 学習構想 1 学習のくくり My Precious Person について本学習のくくりでは, 聴き手を巻き込みながら, 自分の大切な人を紹介し, コミュニケーションを楽しもう を共通テーマに掲げ, 聴き手とのやりとりを通して積極的にコミュニケーションをしようとする態度や聴き手の立場になってわか

Similar documents
第 2 学年 1 組英語科学習指導案 1 学習のくくり My Dream (51 時間 ) 2 3 年間の 学習のくくり の構想図 英語科 3 年間でめざす姿 指導者石田真 異文化や言語に対する興味 関心をもち, 文化やものの見方 考え方 感じ方の違いなどの相手 の立場を踏まえて, 積極的に英語でコ

グリーン家の人々

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

自己紹介をしよう

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

生徒の活動

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

新潟市立亀田西中学校

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

いろいろな衣装を知ろう

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

保健体育科学習指導案

ICTを軸にした小中連携

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

< F2D95F18D908F E522E6A7464>

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

平成24年度 英語科 3年 年間指導計画・評価計画

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

模擬授業 Ⅱ 英語授業案 日時 平成 22 年度 7 月 17 日 ( 土 )2 限目 対象 第 3 学年 実施場所 313 教室 授業者 塚元恵梨奈 教材 New Crown 3 1. 単元名 LESSON6 Martin Luther King 2. 教材観 このレッスンでは非暴力主義者の中の一

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

Taro-【HP用】指導案.jtd

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

英語科指導案

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

福翔高等学校「ライティング」学習指導案

英語科学習指導案

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

時制などの文構造について復習する 修学旅行の思い出 (9) 修学旅行で外国人にインタビューする 修学旅行の思い出についてスピーチをする 6 The 5 Rs to Save the Earth(8) 特定の動作に対する自分の感じ方 を 伝える 物事のやり方を知っているかを伝 え る 他者に行動を依頼

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

<4D F736F F D A4F8D918CEA AC A20819B2E646F63>

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

英語科学習指導案

東京都立葛西南高等学校平成 28 年度コミュニケーション英語 Ⅰ(R) 年間授業計画 教科 :( 英語 ) 科目 :( コミュニケーション英語 Ⅰ(R) ) 単位数 :(2) 単位対象 :( 第 1 学年 1 組 ~7 組 ) 教科担当者 :(1 組 : 船津印 )(2 組 : 佐々木印 )(3 組

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

○○○

Taro-12事例08.jtd

15 英語(菊池)

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

多いので, 簡潔に説明した後, 多めに練習をさせて定着を図る また, 複数回に渡って復習を入れることで, 確実に身に付けさせる 本文の学習においては, 一般動詞の三人称単数現在形の疑問文を話す練習にもなるので, 教科書本文を何度も音読させ, ペアで暗唱させることにより自然に一般動詞の三人称単数現在形

第1学年4組 英語科学習指導案

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

j_model_all 10

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

第4学年算数科学習指導案

< F2D87498A4F8D918CEA89C CEA A778D5A8E77>

Microsoft Word - c_eigo.doc

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

英語科 「単元名 unit6」(1年)

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

第3学年3組英語科学習指導案

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

<4D F736F F D E7793B188C A778D5A8A4F8D918CEA89C EC90AC8BB A2E646F63>

学習指導要領解説 P.12 2 内容 (1) 言語活動ア聞くこと ( オ ) まとまりのある英語を聞いて 概要や要点を適切に聞き取ること ( 略 ) ここでは内容的にまとまりのある複数の英文を聞き その全体の概要や内容の要点をとらえることができるようになることを述べている まとまりのある英語 とは

Microsoft Word - 研究大会指導案(3年・2年)

第○学年 ○○科指導計画

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

平成30年度 中学校英語科教育

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

<4D F736F F D208FAC8A778D5A8D918CEA816992B794F6816A2E646F6378>

平成28年度 小学校外国語活動 2_研究の実際(1)方向性

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

H30全国HP

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

平成 23 年度千葉市教育研究会英語部会 10 月例会 B ブロック 英語科学習指導案 日 時 平成 23 年 10 月 18 日 ( 火 ) 授業展開 14:00~14:50 授業者 片岡亜季子 授業場所 1 年 E 組教室 研究協議 15:00~( 図書室 ) TOTAL ENGLISH Boo

Transcription:

第 1 学年 3 組英語科学習指導案 指導者髙栁美宏 1 学習のくくり My Precious Person 43 時間 2 3 年間の 学習のくくり の構想図英語科 3 年間でめざす姿異文化や言語に対する興味 関心をもち, 文化やものの見方 考え方 感じ方の違いなどの相手の立場を踏まえて, 積極的に英語でコミュニケーションを図ることができる その中で, 人と人, 国と国などの様々なかかわりあいのあり方について考えることができる < 発信を主とした活動 > < 交流を主とした活動 > 1 年 My Self-introduction be 動詞や一般動詞を用いて, 効果的に相手に伝える工夫をしながら, 自己紹介をしよう My Precious Person 聴き手を巻き込みながら, 自分の大切な人を紹介 し, コミュニケーションを楽しもう My Treasure 自分の宝物の歴史を紹介し, 会話を発展させる工夫をしながら, グループカンバセーションを楽しもう My Dream 聴き手を巻き込みながら, 自分の将来の夢を紹介し, コミュニケーションを楽しもう 2 年 Japan Now 海外に行くことを踏まえ, 日本の今を話題に, 会話を発展させる工夫をしながらグループカンバセーションを楽しもう 上段 : 学習のくくり 名下段 : 共通テーマ主としてコミュニケーション能力の育成にかかわる 学習のくくり 異文化理解にかかわる 学習のくくり A Letter to America 相手との関係や伝えたい内容に応じた表現を工夫して, 英語で文通を楽しもう 海外体験学習 3 年 My Favorite Place in Japan 世界に誇れる日本の場所, 自分が美しいと思う場所を, 自分の経験と併せて海外に発信する どのように表現すればいいかを考え, プレゼン形式で発表しよう Discussion Japanese culture 相手の考えを理解しながら, 自分の意見を論理的にわかりやすく伝え, 自分たちの文化に対する考えを深め, ディスカッション形式で意見交換をしよう

3 学習構想 1 学習のくくり My Precious Person について本学習のくくりでは, 聴き手を巻き込みながら, 自分の大切な人を紹介し, コミュニケーションを楽しもう を共通テーマに掲げ, 聴き手とのやりとりを通して積極的にコミュニケーションをしようとする態度や聴き手の立場になってわかりやすく伝えることの大切さを学ばせていく 前の学習のくくりの My Self-introduction では伝えることの大切さを自己紹介のスピーチを通して実感させ, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図ってきた 本学習のくくりは, これらのさらなる定着をめざすとともに, 聴き手を意識し, 聴き手とのかかわりを大切にするコミュニケーションへと発展させていくことをねらうものである このねらいに向かう中で, 話し手であれ聴き手であれ, 自分がコミュニケーション活動に主体的にかかわらなければそれは成立しないことを生徒は学んでいくと考えた そこで本学習のくくりでめざす生徒の姿を以下のようにした 相手の立場に立って情報を発信することの大切さや, 聴き手が積極的に質問したり,+αの情報を加えながら質問に答えたりすることによって相互の理解が深まっていくことなど, コミュニケーション能力を支える大切な見方 考え方を深めようとする姿 学習構想としては以下の通りである まずガイダンスにおいて, 自分たちの生活が多くの人に支えられていることを再認識させることで, その中から自分にとって大切な人を選んで紹介することを伝える 教師が自分の大切な人を紹介し, それを参考にしながら自分が伝えたいことをより聴き手に理解してもらうためには何が大切なのかを考えさせたい そこで, 話し手は自分が伝えようとする気持ち, 聴き手は話し手の伝えたいことをわかろうとする態度が, お互いを理解する上で最も大切なことであり, コミュニケーションの基本であることに気づかせたい そして, そのようなコミュニケーションに対する態度を基盤とし, 英語を理解する力や英語で表現する力などのコミュニケーション能力を高めることが, 英語でコミュニケーションを楽しむことにつながることを伝えたい 次に, つかむ学習では, 新たに主語が3 人称単数で現在の時制 以下,3 単現 の場合の人物や身の回りのものを表したり, それらのものについて英語で尋ねたりする表現を新たに学習する ここでは, 3 人称の代名詞が主語の場合の肯定文, 否定文, 疑問文を学習していく また,3 単現が主語の場合の Wh- 疑問文を学習することによって双方向のやりとりを可能にし, コミュニケーションを深めるための表現力をさらに身につけていきたい さらに, スピーチをより質の高いものにしていくためにミニ追究の時間を設け, 有名人やキャラクターを紹介する活動を取り入れる このように,3 単現を用いて英語で話したり尋ねたりする活動を通して, スピーチで自分の大切な人を表現するための素地を養っていきたい そして, このことが英語によるコミュニケーションを楽しもうとする意欲につながると考えている 追究する学習は, 自分の大切な人を紹介するスピーチ原稿を作成し推敲をする そして, 効果的なスピーチの発表となるように, グループ内でミニ発表の場面を設けお互いにアドバイスをする そして, 共通テーマを達成すべく, 自分が取り組むべき個人テーマを立て, 効果的に相手に伝えるための工夫をしていく このように, スピーチの発表に向け意欲的に取り組むことで, 生徒が積極的に英語でコミュニケーションを図ろうとすることを期待している つなげる学習では, クラスでスピーチの発表を行う スピーチの発表はこれまでの学習で身につけてきたことを生かす場である 発表は, 自分の大切な人についての紹介とともに聴き手からいくつかの質問を受けることで, コミュニケーションに必要な疑問文の作り方の定着を図りたい ここでは, 追究する学習で立てた個人テーマを達成したか, またはスピーチの発表を通して自分の大切な人について聴き手に伝えることができたかを振り返る そして, この学習のくくりの終了時には, コミュニケーション能力を支える大切な見方 考え方を深めようとする生徒の姿をめざしたい

4 本時の学習について 1 学習目標の明確化目標分析によって導き出された本時に関係する活動における身につけさせたい力は以下の通りである また,1 人称と2 人称の be 動詞や一般動詞を用いた文については前の学習のくくりで学習しており, ここでは3 人称単数で現在の時制について学習を進めていく 1ア.be 動詞を用いた文の構造や要素がわかる イ.be 動詞や指示代名詞 this, that を用いた文の構造がわかる ウ.be 動詞を用いた文の疑問文, 否定文の構造がわかる エ. 疑問代名詞 what を用いた文の構造がわかる 2be 動詞を用いた文の意味がわかる 3be 動詞を用いた肯定文を否定文, 疑問文, 疑問代名詞の疑問文に転換する方法がわかる 4ア. 一般動詞を用いた文の構造や要素がわかる イ.3 人称が主語の一般動詞の文の構造がわかる ウ. 一般動詞を用いた文の疑問文, 否定文の構造がわかる エ. 一般動詞を用いた疑問代名詞 what を用いた文の構造がわかる 5 一般動詞を用いた文の意味がわかる 6 一般動詞を用いた肯定文を否定文, 疑問文, 疑問代名詞の疑問文に転換する方法がわかる 7 指示された内容について be 動詞, 一般動詞を用いて表現する方法がわかる 8 聴いたり読んだりした内容について,be 動詞や一般動詞を用いて互いに質問したり, 応答したりすることができる 本時 9be 動詞と一般動詞を同時に用いる場面において動詞の使い分けができる まず,1の力を身につけさせる学習では,3 単現の be 動詞の文の構造を理解させるために,3 人称を主語にした be 動詞や指示代名詞を用いた肯定文を複数取り上げ, 共通点を考えさせることで肯定文の構造や要素について理解させた 次に, 否定文, 疑問文の構造などを理解するために, 肯定文との違いを比較することで理解を促した さらに,what などの疑問代名詞を用いた文では, 尋ねたい内容に合わせて適切な疑問代名詞を選択して文を構成することを理解させた そして,be 動詞を用いて3 単現の文の構造について理解したことをもとに, その文に用いられている語の意味を理解することで2の力を身につけさせた さらに,12の力をもとに, 実際に教師が提示した肯定文を, 否定文や疑問文など様々な形に書きかえることで,3の文を転換していく力を身につけさせた また, 一般動詞についても be 動詞と同様の学習を積み重ねていくことで456の力をつかませてきた 本時は今までに身につけてきた1~7の力を発揮することで,8の力をつけさせていく場面である 本時までは,be 動詞と一般動詞を用いて互いに質問したり, 答えたりするところまでを求めている, そこで, クイズ形式を用いて, 答えを導きだすために適切な be 動詞, 一般動詞を用いて, 質問を考えて, さらにそれに対して応答をさせることで8の力をつけさせていきたい さらに, 本時までに身につけてきた1~8の力は, 追究する学習において, 大切な人について紹介するスピーチ作りや発表に生かしていく ここでは, 自分の伝えたいことを他者に伝えるには,9の be 動詞と一般動詞を場面や状況に応じて適切に表す力が必要となってくる 1~8の力をもとに9の力を身につけていくことで, より他者に自分の思いを伝えるようなスピーチを作らせていきたい

2 学習の構想表は集団で行う一連の活動, は 学びひたる 場面 ガイダンス 学習内容言語材料外国語の見方や考え方, 技能および知識 理解 自分が大切だと思う人 をスピーチする際に, 何 1 が大切か考えよう つかむ学習 2 4 3 人称を用いた表現 いろいろな疑問文 2 1 人物や身の回りのもの, 時間についてインタビューしよう クラスの友だちのことについてインタビューしよう My favorite ~ is ~. He is ~. They are ~. This is ~. Is that a~? No, it isn t. What s this? It s ~. It s not ~. What time is it? It s 9:00 a.m. He works in ~. Does she like ~? No, she doesn t. She doesn t like ~? What time does he ~? He gets up at ~. 3 人称を主語にした be 動詞の文の構造や文の要素がわかる be 動詞を用いて話されていたり読まれていたりする文の内容を聴き取ることができる 指示代名詞 this, that を用いた文の構造がわかる 指示代名詞 this,that を用いた文の疑問文および否定文の構造がわかる 聴いたり読んだりした内容について指示代名詞 this,that を用いて互いに質問したり応答したりすることができる 疑問代名詞 what を用いた be 動詞の疑問文の構造がわかる be 動詞を用いた文の意味がわかる be 動詞を用いた肯定文を否定文, 疑問文, 疑問代名詞の疑問文に転換する方法がわかる be 動詞を用いて文章の内容を把握し, その内容が適切に表現されるように音読することができる 一般動詞を用いた文の構造や文の要素がわかる 3 人称を主語にした一般動詞の文の構造や文の要素がわかる 一般動詞を用いた文の疑問文および否定文の構造がわかる 一般動詞を用いて伝えたい内容を書くことができる 疑問代名詞 what を用いた一般動詞の疑問文の構造がわかる 一般動詞を用いた文の意味がわかる 一般動詞を用いた肯定文, 否定文, 疑問文, 疑問代名詞の疑問文の転換する方法がわかる 聴いたり読んだりした内容について, 一般動詞を用いて互いに質問したり応答したりすることができる コミュニケーションへの態度 自分の気持ちを伝えたり相手を理解したりすることの大切さを理解し, コミュニケーションに意欲をもっている 3 人称を用いて, 自分と相手以外の人について伝えたりしたり, 尋ねたりすることに意欲的に取り組んでいる 現在形を用いた表現を日本語と比較しながら, 開かれた心で自主的に粘り強く学習を進め, 学習を振り返って自己評価し, それを生かすことができる

ミニ追究 3 有名人やキャラクターを紹介しよう 本時 2/3 Who is ~? What is ~? He likes ~. He doesn t ~. Does he ~? 指示された内容について be 動詞, 一般動詞を用いて表現する方法がわかる 聴いたり読んだりした内容について,be 動詞や一般動詞を用いて互いに質問したり応答したりすることができる be 動詞や一般動詞を用いて自然に話されていたり読まれていたりする文の内容を聴き取ることができる 共通テーマ 聴き手を巻き込みながら, 自分の大切な人を紹介し, コミュニケーションを楽しもう 個人テーマの設定個人テーマ設定で期待される生徒の姿 自分の大切な人について, なぜその人が自分にとって大切なのか, 具体的に聴き手をスピーチに巻き込む工夫をしながら, 英語で表現しようとしている 自分にとって大切な人, 憧れの人, 尊敬する人をどのように表現するか試行錯誤をしている 個人テーマの例 スピーチの中で聴き手に投げかける表現を入れながら自分の大切な人について伝えよう スピーチに関する聴き手の質問に対してわかりやすく答え, 対話を意識してスピーチを楽しもう など 追 究 8 す 習る学 つなげる学習 1 0 自分の大切な人を紹介するスピーチ文およびスピーチ後に行う Q&A の質問文を作るとともに, 発表に向けての表現練習を行う 追究活動で期待される生徒の姿 スピーチ作り 自分の大切な人について具体的に大切だと思う理由とともに文章構成を工夫し表現している 表現練習 アイコンタクトや表情, ジェスチャーを用いることを意識しながら大きな声ではっきりと話している など スピーチ発表交流活動で期待される生徒の姿 [ 発表者 ] 自分の大切な人を紹介するスピーチを行う その後でスピーチの内容について英語で二つの質問を行ったり, 聴き手からの質問やコメントに応答したりする アイコンタクトや表情を意識しながら, 大きな声ではっきりと話している 聴き手の反応を見ながら, 絵や写真を指し示したり, ジェスチャーを用いたり, ゆっくり話したり, くり返し話したりしている など [ 聴き手 ] スピーチを聴いて, スピーチの内容について発表者の質問に英語で答えたり, 発表者に質問やコメントをしたりする スピーチの要点を文章やキーワードを使ってメモしている スピーチの内容について疑問や不思議に思ったことを質問したり, スピーチの仕方やその内容についてコメントを述べたりしている など 振り返りの記述 振り返りの記述の交流振り返りの記述 振り返りの記述の交流で期待される生徒の姿 自分が言いたいことを一方的に話すのではなく, 相手の立場に立ってわかりやすく伝えることの大切さについて語っている Q&Aやコメントによって相互の理解が深まっていくことを指摘したり積極的に相手とかかわっていくことの大切さを語ったりしている 聴き手を巻き込む工夫,Q&Aや+αの情報のつけ加えを通してお互いにわかり合えたことに満足感をもっている など

2 本時の目標 聴いたり読んだりした内容について,be 動詞や一般動詞を用いて互いに質問したり, 応答した りすることができる 外国語表現の能力 3 学習過程 生徒の活動 期待する生徒の表れ 支援 評価 前時までの学習内容を振り返る 教師がある人物について紹介する文を聴き, 本時で必要となる知識を振り返る 有名人やキャラクターについてのクイズをペアで考え, 質問したり応答したりすることで答 えを導き出そう 言語, 対人, 論理, 博物 本時の活動の進め方について確認する 活動内容を提示しながら, 全体で確認する することで, 授業の見通しをもたせる ペアで有名人やキャラクターについてクイズを 作る 交流相手となるペアが作ったクイズに対する質 問を考える 質問を作ることができない生徒には, まずもととなる肯定文を作り, それを疑問文に作り替えてみるよう促す 論理 質問を作ることができた生徒には, これまでに学習した内容を振り返り疑問文が正しく作られているか確認するよう促す 内省 適切な表現が見つからない場合には, 辞書を使って適切な表現を見つけるよう助言する 博物 クイズに対する質疑応答を行い, 答えを導き出 相手に自分たちが伝えたいことを理解しても す らうために, イントネーションに気をつけて質 交流相手の考えたクイズについて, ペアの人か 問したり, 応答したりするよう助言する らのアドバイスを参考にしながら be 動詞や一 音楽 般動詞の疑問文を用いて質問している 質問の内容を聴き手が理解できない場合に 言語, 対人 は, ペアで疑問文が正しいか, わかりやす 相手の質問に対して, 適切な用法を用いて応答 い表現で言い換えられるかを見直し, 修正す している 論理, 言語 るよう促す 言語 お互いのクイズについて,be 動詞や一般動詞 を適切に使い分けて, 互いに質問したり, 応答 したりしている 博物, 言語 本時の学習に対する教師の話を聴き, 次時への 見通しをもつ 本時の目標について, 印のような生徒の 表れが見られたか ゴシックは, マルチ能力の視点からの支援