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II. 調査結果 1 調査世帯の状況 世帯の状況 1 家族形態 H28 平成 5 年の調査 ( 小学 2 年 小学 5 年 中学 2 年 ) との比較では 祖父母同居のは 13.3 ポイント減少しており 核家族化の傾向が見られる また は 3.5 ポイント増加している 小学 2 年生

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1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 問 33 問 8- 母 ) 図 95. 初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 母親 ) 初めて親となった年齢 を基準に 10 代で初めて親となった 10 代群 平均出産年齢以下の年齢で初めて親となった平均以下群 (20~30 歳 ) 平均

相対的貧困率の動向: 2006, 2009, 2012年

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

初めて親となった年齢別に見た 就労状況 ( 問 33 問 8) 図 97. 初めて親となった年齢別に見た 就労状況 10 代で出産する人では 正規群 の割合が低く 非正規群 無業 の割合が高く それぞれ 22.7% 5.7% であった 初めて親となった年齢別に見た 体や気持ちで気になること ( 問

困窮度別に見た はじめて親となった年齢 ( 問 33) 図 94. 困窮度別に見た はじめて親となった年齢 中央値以上群と比べて 困窮度 Ⅰ 群 困窮度 Ⅱ 群 困窮度 Ⅲ 群では 10 代 20~23 歳で親となった割 合が増える傾向にあった 困窮度 Ⅰ 群で 10 代で親となった割合は 0% 2

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

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調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

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家族時間アンケート結果報告書 家族時間 に関する アンケート調査の結果 平成 23 年 6 月 福井県 - 1 -

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平成 30 年度 名古屋市子ども 若者 子育て家庭 意識 生活実態調査報告書 ( 概要 ) 平成 31 年 3 月 名古屋市 1 調査目的平成 31 年度に策定予定のなごや子ども条例第 20 条の規定による 子どもに関する総合計画 及び子ども 子育て支援法第 61 条の規定による 市町村子ども 子育

02世帯

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平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

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第4章妊娠期から育児期の父親の子育て 45

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第 3 章 保護者との関わり 子育て支援 に来園する親子の平均組数は 国公立で 14.1 組 私立で 19.2 組だった ( 図 表 3-3-1) では どのようなことを親子は体験しているのだろうか 実施内容について複数回答で聞いたところ 私立幼稚園と国公立幼稚園で違いがみられた (

Microsoft Word - 28概況(所得・貯蓄)(170929)(全体版・正)

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

=平成22年度調査結果の概要===============

25~44歳の子育てと仕事の両立

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調査結果詳細 1: 社会保険に関わる法改正の詳細を知っていた方は23% ( 図 1) 2016 年 10 に社会保険に関わる法律が改正されました 今回の法改正を知っているかについては 詳細を知っていた と回答した方は23% でした なんとなく知っていた (45%) 知らなかった (33%) が大半を

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図表 私立中学校に進学した理由 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 % 66.8% 68.5% 66.9% 47.2% 48.9% 41.1% 41.7% 30.4% 27.5% 21.1% % 17.9% 13.1% 10.4% 10.8

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

子育てしやすい街づくりのために ( 案 ) 認可外保育施設の利用状況に関するニーズ調査 ( アンケート ) ご協力のお願い 日頃から 鹿屋市政にご理解とご協力をいただき ありがとうございます 現在 鹿屋市では 子ども 子育て支援法に基づき 平成 27 年度からの 子ども 子育て支援 新制度 の実施に

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

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第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

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平成18年度

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2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

第 2 章 子どもと子育てを取り巻く現状

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

長期失業者の求職活動と就業意識


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1 施設で生活する高校生の本音アンケート 3 2 調査項目 4 3 施設で生活する高校生の自己肯定感について...5 (1) 一般高校生との比較 5 4 施設で生活する高校生の進路について.7 (1) 希望職種の有無と希望進路 7 (2) 性別 学年による進路の違い 8 5 施設で生活する高校生のア

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

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「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

01表紙福島

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ボランティア行動等実態調査【速報】

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

平成23年度 旭区区民意識調査

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

 

A. 封筒の宛名の方とご家族の状況についてうかがいます 問 1 宛名の方がお住まいの区はどちらですか ( は 1 つだけ ) 1. 中央区 2. 北区 3. 東区 4. 白石区 5. 厚別区 6. 豊平区 7. 清田区 8. 南区 9. 西区 10. 手稲区 11. 札幌市外 ( 市 町 村 ) 問

第 5 部子どもの居場所 1. 放課後 休日の過ごし方 (1) 平日の放課後に過ごす場所調布市の小学 5 年生は平日の放課後を 自分の家 で過ごすことが多く 37.5% は 毎日 28.0% は 週に 3~4 日 自宅で過ごしている 毎日 放課後を過ごすことが次に多いのは 学校 4.8% 塾や習い事

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

平成30年版高齢社会白書(全体版)

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Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

◎公表用資料

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

1 お子さんとご家族の状況について 子どもをみてもらえる親族 知人 0 歳 1 2 歳 3~5 歳ともに 緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる が最も多く 60 を超えています 0 歳児は他の年齢に比べて 日常的に祖父母等の親族にみてもらえる が 37.1 となっています 少数では

調査協力者の年齢 年齢 人数 % 20 代 183 (15.2) 30 代 238 (19.8) 40 代 276 (23.0) 50 代 364 (30.3) 60 代以上 140 (11.7) A-2 保育士登録について 調査協力者のうち 全体の 70.0%(820 名 ) が 保育士登録を行っ

01 公的年金の受給状況

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

事例検証 事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 P3 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 P4 事例 3 事例 3A 事例 3B 53 歳の会社員の夫

男女共同参画に関する意識調査

第 1 章調査の概要 1 調査の目的 県民の結婚や子どもを持つこと 子育てに関する意識や現状を把握し 奈良県において子どもを 生み育てやすい環境づくりを進める取組を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した 2 調査の実施概要 (1) 調査対象 夫婦調査 : 平成 30 年 9 月 1 日現在

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1 回答者の属性

Ⅲ 調査研究報告 / 若者の結婚観 子育て観等に関する調査 77 交際中 (n=671) 交際経験あり (n=956) 交際経験なし (n=767) 早く結婚したいいい

2 平成 27 年度の需要量見込みを記載 ( 平成 3 年度までの各年度の需要量見込みについては 別紙を参照 ) 平成 27 年度推計児童数 ( 人 ) 年齢 平成 27 年度推計児童数 参考 平成 26 年 月現在人口 0-2 歳人口 3,68 2, 歳人口 2,278 2,323

 

3 世帯属性ごとのサンプルの分布 ( 両調査の比較 参考 3) 全国消費実態調査は 相対的に 40 歳未満の世帯や単身世帯が多いなどの特徴がある 国民生活基礎調査は 高齢者世帯や郡部 町村居住者が多いなどの特徴がある 4 相対的貧困世帯の特徴 ( 全世帯との比較 参考 4) 相対的貧困世帯の特徴とし

地域包括支援センターにおける運営形態による労働職場ストレス度等の調査 2015年6月

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

子供・若者の意識に関する調査(平成28年度)

地域子育て支援拠点事業について

家庭における教育

スライド 1

表 110 性 別子からの仕送りの有無別個人数 子からの仕送り ありなし 昨年収入ありと答えた人の 男性 歳 歳 歳 歳 歳 0 77

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( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

飾区子ども 子育て支援ニーズ調査速報値 参考資料 1 問 1. お住まいの地域 1. 東部地域 702 ( 21.2) 2. 西部地域 1,118 ( 33.8) 3. 南部地域 855 ( 25.9) 4. 北部地域 608 ( 18.4) 5. 無回答 24 ( 0.7) 合計 3,307 (

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資料 1 平成 29 年度沖縄県未就学児調査 結果概要 平成 30 年 7 月 9 日沖縄県子ども生活福祉部 ( 受託者沖縄県子ども調査事業共同体 ) 1

平成 29 年度未就学児調査 目次 調査の概要 3 6 地域 社会とのつながり 40 1 保護者の働き方 16 7 健康 45 2 妊娠 出産期の状況 20 8 人生経験 59 3 保育所 幼稚園の利用状況 25 9 現在のくらし 62 4 5 歳児の状況 ( 就学に向けて ) 31 10 自由記述 69 5 保護者とのかかわり 子育てサークル等の利用 36 2

調査の概要 3

調査概要 ❶ 1 調査の目的 未就学児の保護者を対象に 子どもたちを取り巻く社会や経済の状況が 子どもや保護者の日常生活にどのように影響しているかを調べ 今後の子育て施策のさらなる充実を目的に調査を実施 2 調査実施主体 沖縄県から業務委託を受け 沖縄県子ども調査事業共同体が実施 一般社団法人沖縄県子ども総合研究所 学校法人沖縄大学 NPO 法人沖縄県学童 保育支援センター の 3 者によるコンソーシアム 3 調査期間 平成 30 年 1 月 9 日 ( 火 )~1 月 24 日 ( 水 ) 4

調査概要 ❷ 4 調査対象 1 歳児 ( 平成 27 年 4 月 1 日 ~ 平成 28 年 3 月 31 日生まれ ) の保護者 5 歳児 ( 平成 23 年 4 月 2 日 ~ 平成 24 年 4 月 1 日生まれ ) の保護者 5 調査方法 1 歳児 市町村別人口構成比をもとに調査票配布数を算定し 沖縄県が各市町 村へ住民基本台帳から配布数に相当する世帯を無作為抽出するよう依 頼 その名簿をもとに郵送にて配布 回収 ( 一部 WEB 回収 ) 5 歳児 対象年齢児の施設種別 市町村別の人口構成比を考慮しランダムに抽 出した 156 施設へ配布 施設から対象児の保護者へ配布 回収いただ き 施設から受託者に送付 5

調査概要❸ 6 調査の主な内容 1 家族構成等 4 子どもの暮らし 7 人生経験 7 2 父母の職業 5 社会とのつながり 8 現在の暮らし 3 母の妊娠期間中の状況 6 健康状態 回収状況 対象児 配布数 回収数 回収率 有効回答数 有効回答率 1歳児 6,790 2,031 29.9 1,929 28.4 5歳児 4,052 2,839 70.1 2,800 69.1 6

調査概要 ❹ 8 学識協力者 上原 健二 ( 沖縄女子短期大学 ) 中村 強士 ( 日本福祉大学 ) 加藤 彰彦 ( 沖縄大学名誉教授 ) 山野 良一 ( 沖縄大学 ) 鎌田 佐多子 ( 沖縄女子短期大学 ) 湯澤 直美 ( 立教大学 ) 小西 祐馬 ( 長崎大学 ) 吉葉 研司 ( 名古屋学芸大学 ) 島村聡 ( 沖縄大学 ) 敬称略 50 音順 7

調査概要 ❺ 回答者属性 母親が多くの割合を占めており 1 歳児では約 7 割 5 歳児では約 9 割 1 歳児 (n=1929) 5 歳児 (n=2800) 100% 80% 73.9% 91.6% 60% 40% 20% 0% 25.0% 7.6% 0.4% 0.3% 0.5% 0.0% 0.0% 0.1% 0.1% 0.1% 0.0% 0.0% 0.2% 0.2% 8

調査概要 ❻ お子さんの父母の年齢 お母さん 1 歳児では 30 代が 5 歳児では 30 代後半から 40 代前半が多い 9

調査概要 ❼ お子さんの父母の年齢 お父さん 1 歳児では 30 代が 5 歳児では 30 代後半から 40 代前半が多い 1 歳児 (n=1928) 5 歳児 (n=2797) 40% 26.6% 26.9% 25.3% 25.9% 20% 0% 0.1% 1.5% 0.0% 0.2% 8.8% 3.6% 14.3% 20.3% 5.7% 11.5% 4.9% 5.0% 2.1% 2.8% 9.1% 5.5% 10

調査概要 ❽ 所得区分 1 調査票における世帯の人数と世帯収入 ( 税金や社会保険料の額を差し引いた手取り収入 ) から等価可処分所得 ( ) を算出し 世帯の困窮程度を3つの区分に分類し 分析をしています 分類にあたっては 厚生労働省の 平成 28 年度国民生活基礎調査 における貧困線 ( 等価可処分所得の中央値の半分にあたる122 万円 中央値は245 万円 ) を基準に 回答者の約半数を占める層 ( 本調査において という ) と比較することで より詳しく経済状況による影響を分析するため貧困線の1.5 倍の額となる183 万円でも区分を設定しました なお 本調査における世帯所得の回答のみで1 歳児 5 歳児の正確な貧困率を測ることはできません 経済状況が及ぼす生活面での影響を把握するためこのような区分を設けております 区分の名称貧困線をベースにした額所得 ( 参考 )4 人世帯の場合の年収 低所得層 Ⅰ 122 万円未満 (1.0 倍未満 ) 低 年収 244 万円未満 低所得層 Ⅱ 122 万円 ~183 万円未満 (1.0~1.5 倍未満 ) 年収 244 万円 ~366 万円未満 183 万円以上 (1.5 倍以上 ) 高 年収 366 万円以上 等価可処分所得とは 世帯の可処分所得 ( 手取り収入 ) を世帯人数の平方根で割った額のことを指します 11

調査概要 ❾ 所得区分 2 困窮世帯の割合を示す は 1 歳児では 20.9% 5 歳児では 25.0% 1 歳児 (n=1743) 20.9% 23.9% 55.2% 5 歳児 (n=2426) 25.0% 23.9% 51.1% 1 5 歳児合計 (n=4169) 23.3% 23.9% 52.8% 12

調査概要 ❿ 世帯類型 ひとり親世帯 ( 母子 父子世帯 ) の割合は 1 歳児 5.6% 5 歳児 12.2% 100% 80% 88.5% 83.3% 1 歳児 (n=1928) 5 歳児 (n=2797) 60% 40% 20% 0% 5.5% 8.3% 4.2% 3.3% 2.2% 2.8% 0.1% 0.7% 0.1% 0.5% 0.1% 0.1% 0.3% 0.2% 2 世代 3 世代 2 世代 3 世代 2 世代 3 世代母子世帯父子世帯ふたり親世帯ひとり親世帯その他無回答 13

調査概要 ⓫ 世帯類型別 ( ひとり親世帯 ふたり親世帯 ) にみた経済状況 1 5 歳児ともに ひとり親世帯のほうが低所得層の割合が高い 1 歳児のひとり親世帯のサンプル数が少ないため 分析には留意が必要である 1 歳児 世帯類型別にみた経済状況 ( ふたり親世帯 ひとり親世帯のみ ) 5 歳児 世帯類型別にみた経済状況 ( ふたり親世帯 ひとり親世帯のみ ) (n=1741) 20.9% 24.0% 55.2% (n=2425) 25.0% 23.9% 51.1% ふたり親 (n=1654) 18.6% 24.6% 56.8% ふたり親 (n=2124) 19.7% 24.2% 56.0% ひとり親 (n=87) 63.2% 11.5% 25.3% ひとり親 (n=301) 62.5% 21.3% 16.3% 14

参考 EU などで取り入れられている中央値の 60% を貧困線とする区分も取り入れた今回の調査と過去調査の分布 貧困線未満 ~ 中央値の 60% ~ 貧困線の 1.5 倍 ~ 中央値中央値以上 平成 29 年度未就学児調査 (n=4169) 23.3% 14.0% 9.9% 21.2% 31.6% 平成 27 年度小中学生調査 (n=3114) 29.9% 13.5% 13.8% 16.3% 26.4% 平成 28 年度高校生調査 (n=3825) 29.3% 8.4% 16.2% 17.3% 28.8% 注 ) 平成 27 年度小中学生調査は 平成 25 年度国民生活基礎調査 において推計された貧困線 122 万円と中央値 244 万円で算出 平成 28 年度高校生調査は 同調査に消費者物価指数の変動から算出した係数 (103.95) をかけて 貧困線 127 万円で算出 ( 中央値は 254 万円で算出した ) 15

1 保護者の働き方 掲載の図表番号は 本調査報告書のものを採用しております 16

1 保護者の働き方 母親の就労状況 1 図 1-1-1 1 歳児 お母さんの現在のお仕事の状況を教えてください (n=1740) (n=961) (n=417) (n=362) 働いていない 正規の職員 従業員 派遣社員 契約社員 嘱託 パート アルバイト その他 無回答 23.9% 21.4% 24.5% 29.6% 23.3% 13.5% 35.9% 49.7% 15.2% 13.9% 12.5% 10.9% 33.7% 32.9% 22.7% 14.2% 4.8% 3.5% 5.0% 7.7% 0.3% 0.2% 0.5% 0.3% 1 低所得層になるほど 正規職員が少なく 非正規職員が多い 2 働いていない母親の割合は経済状況によって差異がある 3 1 歳児 ( 実際の年齢は 1 歳または 2 歳 ) の母親の働く割合は約 76% となっており 全国 ( ) と比べて 母親が働いている割合が非常に高い ( 末子が 1 歳または 2 歳で働いている母親の割合 ( 全国 ): 約 50 54%) ( 平成 28 年国民生活基礎調査 1 世帯票第 1 巻第 083 表児童のいる世帯数, 末子の母の年齢 (5 歳階級 ) 末子の母の仕事の有無 末子の年齢階級別 ) 17

1 保護者の働き方 母親の就労状況 2 図 1-1-2 5 歳児 お母さんの現在のお仕事の状況を教えてください (n=2398) (n=1230) (n=571) (n=597) 働いていない 正規の職員 従業員 派遣社員 契約社員 嘱託 パート アルバイト その他 無回答 20.9% 20.2% 18.9% 24.3% 24.0% 12.9% 29.3% 39.8% 12.4% 15.4% 11.8% 9.8% 38.9% 30.5% 36.1% 23.8% 7.3% 11.6% 6.2% 5.1% 0.2% 0.2% 0.5% 0.0% 1 低所得層になるほど 正規職員が少なく 非正規職員が多い 2 働いていない母親の割合は経済状況によって差異がある 3 5 歳児 ( 実際の年齢は 5 歳または 6 歳 ) の母親の働く割合は約 79% となっており 全国 ( ) と比べて 母親が働いている割合が非常に高い ( 末子が 5 歳 6 歳で働く母親の割合 ( 全国 ): 約 64 67%) ( 平成 28 年国民生活基礎調査 1 世帯票第 1 巻第 083 表児童のいる世帯数, 末子の母の年齢 (5 歳階級 ) 末子の母の仕事の有無 末子の年齢階級別 ) 18

1 保護者の働き方 父親の労働時間 図 1-6-3 1 歳児 / 父親 一週間の平均的な労働時間 ( 残業時間を含む ) 図 1-6-4 5 歳児 / 父親 一週間の平均的な労働時間 ( 残業時間を含む ) 40 時間未満 40-50 時間未満 50-60 時間未満 60 時間以上 40 時間未満 40-50 時間未満 50-60 時間未満 60 時間以上 (n=1624) 11.8% 37.4% 28.3% 22.5% (n=2091) 8.8% 34.3% 32.8% 24.1% (n=924) 11.6% 43.6% 23.8% 21.0% (n=1172) 9.9% 37.3% 29.9% 23.0% (n=397) 10.6% 31.0% 34.5% 23.9% (n=513) 6.4% 34.1% 36.8% 22.6% (n=303) 13.9% 27.1% 33.7% 25.4% (n=406) 8.9% 25.9% 36.0% 29.3% 1 週 60 時間以上という極端な長時間労働の父親が 1 歳児 : 約 23% 5 歳児 : 約 24% と 4 分の 1 近くに及ぶ 2 週 50 時間以上働く父親の割合は に比べ低所得層 Ⅰ や Ⅱ でその割合が高く 低所得層 Ⅰ で 1 歳児 5 歳児ともに 10 ポイント以上の差があり 低所得層 Ⅱ で 6-13 ポイントの差があった 19

2 妊娠 出産期の状況 20

2 妊娠 出産期の状況 妊娠期間中の相談相手 1 図 2-2-1 1 歳児 お子さんを妊娠している間 妊娠や出産 今後の育児などに関する悩みや心配なことをお母さんが相談できる方はいましたか ( 複数回答 ) (n=1286) (n=676) (n=308) (n=302) ( お母さんの ) 実父母 77.2% 78.4% 75.3% 76.5% 義父母 26.4% 27.7% 25.0% 25.2% 夫 56.0% 67.3% 71.7% 68.5% 相談相手はいなかった 1.2% 0.6% 1.9% 2.0% 1 妊娠期の相談相手についてお母さんに尋ねたところ 夫 と回答した割合は が 71.7% に対して低所得層 Ⅱ が 68.5% 低所得層 Ⅰ が 56% と 低所得層では夫の関わりが低くなっている 21

2 妊娠 出産期の状況 妊娠期間中の相談相手 2 図 2-2-2 5 歳児 お子さんを妊娠している間 妊娠や出産 今後の育児などに関する悩みや心配なことをお母さんが相談できる方はいましたか ( 複数回答 ) (n=2214) (n=1105) (n=537) (n=572) ( お母さんの ) 実父母 74.8% 76.9% 75.4% 70.3% 義父母 21.6% 24.0% 20.7% 17.8% 夫 45.5% 61.3% 60.0% 70.1% 相談相手はいなかった 2.4% 0.9% 3.5% 4.4% 1 妊娠期の相談相手についてお母さんに尋ねたところ 夫 と回答した割合は が 70.1% に対して低所得層 Ⅱ が 60.0% 低所得層 Ⅰ が 45.5% と 低所得層では夫の関わりが低くなっている 22

2 妊娠 出産期の状況 産後の手伝い 1 図 2-3-1 1 歳児 産後 家事炊事や子育てなどの手伝いをしてくれた方はいましたか ( 複数回答 ) (n=1286) (n=676) (n=308) (n=302) ( お母さんの ) 実父母 72.0% 74.6% 69.5% 68.9% 義父母 27.7% 27.5% 30.2% 25.5% 夫 57.6% 65.6% 67.6% 69.2% 手伝いはなかった 5.6% 3.8% 6.8% 8.3% 1 妊娠期と比べ 低所得層では実父母の関わりが低下し 義父母や夫の協力度合いがやや高くなっている 2 妊娠期同様 低所得層 Ⅰでは夫の関りが低くなっている 3 手伝いはなかった とする低所得層 Ⅰが8.3% と高くなっている 23

2 妊娠 出産期の状況 産後の手伝い 2 図 2-3-2 5 歳児 産後 家事炊事や子育てなどの手伝いをしてくれた方はいましたか ( 複数回答 ) (n=2214) (n=1105) (n=537) (n=572) ( お母さんの ) 実父母 58.9% 67.6% 72.9% 65.9% 義父母 24.5% 25.7% 26.3% 20.5% 夫 48.8% 58.1% 62.9% 58.3% 手伝いはなかった 8.7% 5.9% 9.1% 13.8% 1 妊娠期と比べ 的に協力度合いが下がるが経済状況による差が大きくなり と低所得層 Ⅰ を比較すると 実父母で 14 ポイント 義父母で 5.2 ポイント 夫では 14.1 ポイント低下している 2 妊娠期同様 低所得層 Ⅰ 及び低所得層 Ⅱ では夫の関りが低くなっている 3 手伝いはなかった とする低所得層 Ⅰ が 13.8% と高くなっている 24

3 保育所 幼稚園の利用状況 25

3 保育所 幼稚園の利用状況 施設の利用状況 1 図 3-1-1 1 歳児 お子さんは 現在 幼稚園や保育所などの施設に通っていますか 認可保育所認可外保育施設認定こども園その他の施設どこにも通っていない無回答 (n=1743) 52.9% 18.5% 3.5% 1.7% 23.3% 0.2% (n=962) 53.2% 19.0% 4.2% 1.6% 21.8% 0.2% (n=417) 54.7% 17.5% 1.9% 1.4% 24.5% 0.0% (n=364) 50.0% 18.1% 3.6% 2.2% 25.8% 0.3% 1 低所得層 Ⅰ は 認可保育所 の利用率が低く どこにも通っていない の割合も高い 26

3 保育所 幼稚園の利用状況 施設の利用状況 2 図 3-1-5 1 歳児 お子さんは現在 幼稚園や保育所などの施設に通っていますか ( ふたり親世帯のみ ) 認可保育所認可外保育施設認定こども園その他の施設どこにも通っていない無回答 (n=1654) 52.2% 18.4% 3.4% 1.8% 24.0% 0.2% (n=939) 53.4% 18.5% 4.3% 1.6% 22.0% 0.2% (n=407) 54.3% 17.4% 1.7% 1.5% 25.1% 0.0% (n=308) 46.1% 19.5% 2.9% 2.6% 28.6% 0.3% 1 ふたり親世帯 だけを見ると に比べ 低所得層 Ⅰ で 認可保育所 の利用割合がやや低くなる一方で どこにも通っていない の割合が高くなり 経済状況による保育利用割合の差がより明確となっている 27

3 保育所 幼稚園の利用状況 施設の利用状況 3 図 3-1-2 5 歳児 お子さんは 現在 幼稚園や保育所などの施設に通っていますか 幼稚園 ( 預り保育なし ) 幼稚園 ( 預り保育あり ) 認定こども園認可保育所 認可外保育施設その他の施設どこにも通っていない無回答 (n=2426) 21.8% 40.1% 8.9% 25.4% 3.6% 0.0% 0.1% (n=1239) 21.1% 40.8% 9.4% 23.2% 5.2% 0.1% 0.2% (n=580) 23.8% 39.5% 8.1% 26.7% 1.9% 0.0% 0.0% (n=607) 21.3% 39.5% 8.7% 28.7% 1.8% 0.0% 0.0% 1 5 歳児においては 幼稚園 ( 預り あり および なし を含む ) が約 62% 認可保育所が約 25% 認定こども園が約 9% 認可外保育所が約 4% となっている 全国データ ( ) では 4 歳以上で 幼稚園が 46.0% 認可保育所が 42.1% 認定こども園等が 9.6% 認可外保育施設が 2.3% となっており 本県の 5 歳児では幼稚園の利用が多い 稲川登史子 1. 幼い子ども 家族の今 B 増える共働き世帯と増大する保育需要 全国保育団体連絡会 保育研究所編 保育白書 2017 ひとなる書房 28

3 保育所 幼稚園の利用状況 保育所などの利用希望 図 3-3-1 1 歳児 現在 保育所などの利用を希望していますか 希望しており すぐにでも通わせたい希望しているが 急いでいない希望していない無回答 (n=406) 33.3% 39.2% 26.6% 1.0% (n=210) 26.7% 41.0% 31.9% 0.5% (n=102) 35.3% 42.2% 22.5% 0.0% (n=94) 45.7% 31.9% 19.1% 3.2% 1 どこにも通っていない と答えた人に対し 保育所などの利用を希望しているかどうか尋ねたところ 希望しており すぐにでも通わせたい がで 33.3% となっており その内訳では 低所得層 Ⅰ(45.7%) と低所得層 Ⅱ(35.3%) が高くなっている 29

3 保育所 幼稚園の利用状況 働いていない理由 ( 母親 1 歳児 ) 図 1-4-1 1 歳児 / 母親 働いていない理由を教えてください ( 複数回答 ) (n=415) (n=206) (n=102) (n=107) 子育てに専念したい 34.6% 43.1% 49.9% 61.2% 条件にあう雇用先がない 16.9% 16.0% 15.7% 19.6% 子どもの預け先がない 27.2% 37.8% 48.0% 48.6% 家事 育児が負担 19.3% 20.9% 16.7% 18.7% 健康上の理由で働けない 4.8% 3.4% 3.9% 8.4% その他 17.1% 17.5% 12.7% 20.6% 1 保育利用に関連して 保護者の働き方 ( 第 1 章 ) の質問の中で 働いていない母親にその理由を尋ねたところ でみると 子育てに専念したい が一番高く 子どもの預け先がない が 2 番目に多い 2 経済状況による傾向も見え 子育てに専念したい や 家事 育児が負担 という理由はで高く 子どもの預け先がない は低所得層 Ⅰ Ⅱ で高い傾向にあり 低所得層では保育所の利用を希望しているものの 預け先がないことがうかがえる 30

4 5 歳児の状況 ( 就学に向けて ) 31

4 5 歳児の状況 ( 就学に向けて ) 小学校入学に向けての準備 1 図 4-1-1 5 歳児 4 月の小学校入学に向けての準備について 1. 学用品やランドセルの購入費用が不足しそう あてはまる どちらかといえばあてはまる どちらともいえない どちらかといえばあてはまらない あてはまらない 無回答 (n=2426) 8.9% 10.3% 13.3% 11.1% 41.9% 14.3% (n=1239) 2.2% 5.5% 8.9% 11.1% 56.8% 15.5% (n=580) 10.0% 11.7% 19.0% 13.1% 32.6% 13.6% (n=607) 21.7% 18.9% 17.0% 9.2% 20.4% 12.7% 1 5 歳児の保護者に小学校入学に向けた準備について 学用品やランドセルの購入費用が不足しそう かどうか尋ねたところ 経済状況による差異がみられ あてはまる どちらかといえばあてはまる を合わせると の 7.7% に対して低所得層 Ⅰ では 4 割を超えている 32

4 5 歳児の状況 ( 就学に向けて ) 小学校入学に向けての準備 2 図 4-1-2 5 歳児 4 月の小学校入学に向けての準備について 2. 小学校での生活になじめるか心配 あてはまる どちらかといえばあてはまる どちらともいえない どちらかといえばあてはまらない あてはまらない 無回答 (n=2426) 16.0% 20.7% 14.7% 17.8% 16.5% 14.3% (n=1239) 12.2% 21.8% 13.8% 18.1% 18.8% 15.3% (n=580) 19.1% 19.3% 15.3% 17.9% 14.7% 13.6% (n=607) 20.8% 19.6% 15.8% 17.3% 13.5% 13.0% 1 5 歳児の保護者に小学校入学に向けた準備について 小学校での生活になじめるか心配 かどうか尋ねたところ 経済状況による差異がみられ あてはまる どちらかといえばあてはまる を合わせると の 34% に対して低所得層 Ⅰ では 4 割を超えている 33

4 5 歳児の状況 ( 就学に向けて ) 小学校入学に向けての準備 3 図 4-1-3 5 歳児 4 月の小学校入学に向けての準備について 3. 放課後過ごす場所に不安がある あてはまる どちらかといえばあてはまる どちらともいえない どちらかといえばあてはまらない あてはまらない 無回答 (n=2426) 19.5% 17.4% 10.9% 11.7% 26.3% 14.2% (n=1239) 14.9% 16.5% 10.9% 11.9% 30.5% 15.3% (n=580) 22.6% 16.6% 11.6% 11.4% 24.7% 13.3% (n=607) 25.7% 19.9% 10.4% 11.5% 19.4% 13.0% 1 5 歳児の保護者に小学校入学に向けた準備について 放課後過ごす場所に不安がある かどうか尋ねたところ 経済状況による差異がみられ あてはまる どちらかといえばあてはまる を合わせると の 31.4% に対して低所得層 Ⅰ では 4 割を超えている 34

4 5 歳児の状況 ( 就学に向けて ) 放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の利用について 図 4-2-1 5 歳児 お子さんが小学校 1 年生になったら 放課後児童クラブ ( 学童保育 ) を利用する予定はありますか (n=2426) 利用する利用しない利用したいが施設が決まらない 利用について検討中放課後児童クラブ ( 学童保育 ) について知らない 35.1% 27.0% 7.8% 無回答 13.3% 2.4% 14.5% (n=1239) 38.3% 26.2% 6.2% 11.8% 2.2% 15.3% (n=580) 33.8% 26.9% 8.1% 13.8% 3.4% 14.0% (n=607) 29.8% 28.5% 10.7% 15.8% 1.8% 13.3% 1 5 歳児の保護者に 放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の利用予定を尋ねたところ で 利用する が 35.1% 利用したいが施設が決まらない が 7.8% 利用について検討中 が 13.3% と 利用予定が 5 割を超えている 2 利用する と答えた割合は 低所得層ほど低くなっている 35

5 保護者とのかかわり 子育てサークル等の利用 36

5 保護者とのかかわり 子育てサークル等の利用 保護者とのかかわり 1 図 5-1-5 1 歳児 お子さんは 保護者や家族の方とどれくらい一緒に遊びますか 平日 / 父親 図 5-1-6 1 歳児 お子さんは 保護者や家族の方とどれくらい一緒に遊びますか 休日 / 父親 (n=1633) よく遊ぶときどき遊ぶまったく遊ばない無回答 0.6% 6.9% 37.2% 55.4% (n=1650) よく遊ぶときどき遊ぶまったく遊ばない無回答 1.5% 73.2% 25.0% 0.4% (n=928) 37.1% 55.9% 6.4% 0.6% (n=936) 76.1% 1.1% 22.4% 0.4% (n=397) 36.0% 55.7% 7.8% 0.5% (n=405) 71.9% 1.2% 26.7% 0.2% (n=308) 39.0% 53.2% 7.1% 0.6% (n=309) 66.0% 30.4% 3.2% 0.3% 1 父親に子どもと遊ぶか尋ねたところ 平日は経済状況による差異がないものの 休日に よく遊ぶ と回答した割合はの 76.1% に比べ 低所得層 Ⅰ は 66.0% と低く まったく遊ばない も低所得層 Ⅰ では約 3% と他の層の 1% 程度に対して高くなっている 37

5 保護者とのかかわり 子育てサークル等の利用 保護者とのかかわり 2 図 5-1-7 5 歳児 お子さんは 保護者や家族の方とどれくらい一緒に遊びますか 平日 / 父親 図 5-1-8 5 歳児 お子さんは 保護者や家族の方とどれくらい一緒に遊びますか 休日 / 父親 よく遊ぶときどき遊ぶまったく遊ばない無回答 よく遊ぶときどき遊ぶまったく遊ばない無回答 (n=2096) (n=1169) 23.9% 22.2% 59.3% 59.5% 15.3% 17.0% 1.5% 1.3% (n=2132) (n=1118) 57.6% 60.7% 38.6% 36.7% 3.1% 1.9% 0.8% 0.7% (n=511) 26.0% 60.3% 12.1% 1.6% (n=521) 55.7% 40.9% 3.1% 0.4% (n=416) 26.2% 57.5% 14.4% 1.9% (n=423) 51.1% 40.9% 1.7% 6.4% 1 父親に子どもと遊ぶか尋ねたところ 平日は経済状況による差異がないものの 休日に よく遊ぶ と回答した割合はの 60.7% に比べ 低所得層 Ⅰ は 51.1% と低く まったく遊ばない も低所得層 Ⅰ では約 6% と他の層の 2~3% 程度に対して高くなっている 38

5 保護者とのかかわり 子育てサークル等の利用 子育てサークル等の利用 図 5-2-1 1 歳児 おうちの近所にお子さんと一緒に通える子育てサークルや子育てひろば ( 子育て支援センター ) などの場はありますか 図 5-2-2 5 歳児 おうちの近所にお子さんと一緒に通える子育てサークルや子育てひろば ( 子育て支援センター ) などの場はありますか (n=1743) あるないわからない無回答 62.3% 9.1% 28.2% 0.5% (n=2426) あるないわからない無回答 46.6% 17.1% 35.9% 0.5% (n=962) 66.0% 8.1% 25.3% 0.6% (n=1239) 49.0% 16.3% 34.1% 0.6% (n=417) 58.0% 10.1% 31.4% 0.5% (n=580) 45.3% 19.0% 35.3% 0.3% (n=364) 57.4% 10.4% 32.1% 0.0% (n=607) 42.8% 17.0% 39.9% 0.3% 1 自宅近くに子育てサークルや子育てひろばなどがあるか尋ねたところ わからない と答えた保護者が 1 歳児では の 25.3% に対して 低所得 Ⅱ が 31.4% 低所得 Ⅰ が 32.1% となっており 5 歳児でも同様に の 34.1% に対して 低所得層 Ⅱ が 35.3% 低所得 Ⅰ が 39.9% と高くなっており 低所得層ほど 子育てサークルや子育てひろばがあるか わからない と答える割合が高くなっている 39

6 地域 社会とのつながり 40

6 地域 社会とのつながり 地域行事への参加 図 6-1-1 1 歳児 地域の行事 ( 祭りや清掃活動など ) に参加していますか 図 6-1-2 5 歳児 地域の行事 ( 祭りや清掃活動など ) に参加していますか (n=1743) (n=962) よく参加している 時々参加している あまり参加していない 参加していない 無回答 7.3% 7.5% 27.0% 27.5% 25.7% 25.8% 39.1% 38.5% 0.8% 0.7% (n=2426) (n=1239) よく参加している 時々参加している あまり参加していない 参加していない 無回答 12.0% 9.8% 33.5% 35.3% 27.0% 27.5% 26.9% 26.7% 0.6% 0.7% (n=417) 7.4% 25.4% 25.2% 41.5% 0.5% (n=580) 15.9% 30.9% 27.6% 25.3% 0.3% 6.9% 1.4% 0.5% (n=364) 27.5% 26.1% 38.2% (n=607) 13.0% 32.3% 25.4% 28.8% 1 地域行事に参加しているか尋ねたところ 1 歳児では経済状況による差異はないものの 5 歳児では 低所得層 Ⅱ の参加率 ( よく参加している 時々参加している の合計 ) が 46.8% と高いほか の参加率も 45.5% となるなど全所得層で 1 歳児を 10 ポイントほど上回っている 5 歳児の保護者は 保育所や幼稚園を通したつながり等の影響が考えられる 41

6 地域 社会とのつながり 相談相手の有無 孤立感 1 図 6-2-1 1 歳児 子育てについての悩みを相談したり頼ったりできる友人 知人はいますか 図 6-2-2 5 歳児 子育てについての悩みを相談したり頼ったりできる友人 知人はいますか (n=1743) (n=962) (n=417) (n=364) たくさんいる ある程度いる あまりいない まったくいない 無回答 20.1% 22.2% 18.0% 16.8% 58.8% 61.3% 63.3% 61.4% 15.3% 20.6% 15.4% 2.2% 1.9% 13.5% 1.0% 0.9% 2.9% 0.5% 2.2% 1.6% (n=2426) (n=1239) (n=580) (n=607) たくさんいる ある程度いる あまりいない まったくいない 無回答 19.6% 19.9% 19.1% 19.6% 62.4% 61.2% 58.2% 65.0% 14.9% 16.9% 17.8% 2.6% 1.9% 0.7% 12.5% 2.2% 0.6% 0.5% 4.1% 0.3% 1 子育てについての悩みを相談したり頼ったりできる友人 知人について尋ねたところ 1 歳児では たくさんいる と回答した割合は所得が下がるほど減り あまりいない まったくいない と答えた割合は が 15.4% 低所得層 Ⅱ が 18.2% 低所得層 Ⅰ が 22.8% と増えている 5 歳児では たくさんいる の割合は所得差はないが ある程度いる は所得が下がるほど徐々に減っており あまりいない まったくいない は所得が下がるほど増えている 42

6 地域 社会とのつながり 相談相手の有無 孤立感② 図6-2-3 子育てについての悩みを相談したり頼ったりできる友人 知人はいますか あまりいない まったくいない の割合 30% 25% 26.3% 22.8% 21.9% 20.8% 19.6% 20% 16.2% 15.9% 15% 18.3% 16.1% 15.6% 11.5% 12.3% 10% 5% 0% 低 所得層 I 低 所得層 II 低 所得層 I 低 所得層 II 困窮 非 困窮 困窮 非 困窮 困窮 非 困窮 困窮 非 困窮 n=364 n=607 n=315 n=749 n=317 n=702 n=255 n=597 n=1121 n=2704 n=1379 n=1819 1 歳児 n=1743 5 歳児 n=2426 小 学1年 生 n=1064 小 学5年 生 n=1019 中 学2年 生 n=852 高 校2年 生 n=3825 小中学生 高校生調査では 子育てや教育についての悩みを相談したり頼ったりできる友人 知人はいますか となっており 未就学児調査の質問内容と若干異なる 1 子育てについての悩みを相談したり頼ったりできる友人 知人について 小学校入学時には PTAなどの人間関係 が増えるためか 一旦改善するものの その後 所得による差が開いている 学校を通じた親同士の関係は 子どもが大きくなると低下するが 低所得層では付き合い 親の参加 が減り その差が現れていると考えられる 43

6 地域 社会とのつながり 相談相手の有無 孤立感 3 図 6-2-4 1 歳児 子育ての中で 自分一人で育てているという孤独感を感じることがありますか 図 6-2-5 5 歳児 子育ての中で 自分一人で育てているという孤独感を感じる事がありますか (n=1743) よくある時々あるあまりないまったくない無回答 4.3% 22.7% 38.9% 32.5% 1.6% (n=2426) よくある時々あるあまりないまったくない無回答 5.6% 0.7% 22.5% 40.0% 31.2% (n=962) 2.8% 20.2% 40.7% 34.8% 1.5% (n=1239) 3.9% 21.5% 40.7% 32.9% 1.0% (n=417) (n=364) 4.6% 8.0% 24.9% 26.9% 36.7% 36.5% 33.1% 25.5% 0.7% 3.0% (n=580) (n=607) 6.0% 8.6% 22.6% 24.5% 40.2% 38.6% 30.9% 27.8% 0.3% 0.5% 1 子育ての中で孤独感を感じるか尋ねたところ 1 歳児では よくある 時々ある がの 23.0% に対して 低所得層 Ⅰ は 34.9% と増えており 5 歳児も同様に の 25.4% に対して 低所得層 Ⅰ は 33.1% と増えている 44

7 健康 45

7 健康 子どもを受診させられなかった経験 1 図 7-4-1 1 歳児 過去一年間に お子さん ( きょうだいを含む ) を病院や歯医者で受診させた方がよいと思ったが 実際には受診させなかったことがありましたか 図 7-4-2 5 歳児 過去一年間に お子さん ( きょうだいを含む ) を病院や歯医者で受診させた方がよいと思ったが 実際には受診させなかったことがありましたか あったなかった無回答 0.7% あったなかった無回答 0.5% (n=1743) 13.4% 85.9% (n=2426) 20.2% 79.3% 0.7% 0.8% (n=962) 10.0% 89.3% (n=1239) 15.5% 83.7% 0.2% 0.0% (n=417) 16.8% 83.0% (n=580) 22.2% 77.8% 1.1% 0.3% (n=364) 18.7% 80.2% (n=607) 27.7% 72.0% 1 病院などの受診抑制の経験について尋ねたところ あった と回答した割合には経済状況による差がみられ 1 歳児では が 10.0% 低所得層 Ⅱ が 16.8% 低所得層 Ⅰ が 18.7% と高くなっている 5 歳児では が 15.5% 低所得層 Ⅱ が 22.2% 低所得層 Ⅰ が 27.7% と高くなっており 1 歳児に比べてもと低所得層 Ⅰ の差が広がっている 46

7 健康 子どもを受診させられなかった経験 2 図 7-4-5 過去一年間に お子さん ( きょうだいを含む ) を病院や歯医者で受診させた方がよいと思ったが 実際には受診させなかったことが あった の割合 ( ) / 困窮 / 非困窮 30% 27.7% 20% 10% 18.7% 13.4% 12.0% 20.2% 17.6% 16.8% 13.5% 12.1% 20.5% 18.0% 16.6% 16.6% 17.0% 14.8% 15.2% 11.0% 9.3% 0% 1 歳児 (n=1743) 5 歳児 (n=2426) 小学 1 年生 (n=1064) 小学 5 年生 (n=1019) 中学 2 年生 (n=852) 高校 2 年生 (n=3825) 小中 高校生調査では 過去一年間に 医療機関でお子さんを受診させた方がよいと思ったが 実際には受診させなかったことがありましたか と尋ねており 未就学児調査と設問内容が異なる 1 過去調査とは調査対象や質問項目等が異なるため単純に比較はできないものの 子どもを受診させなかった経験が あった と答えた割合は 低所得層 Ⅰ/ 困窮 においては 5 歳児が最も高い 27.7% で 1 歳児も小学 5 年生の 20.5% に次いで高い 18.7% となっている 47

7 健康 子どもを受診させられなかった理由 1 図 7-5-1 1 歳児 過去一年間に お子さん ( きょうだいを含む ) を病院や歯医者で受診させなかった理由 ( 複数回答 ) (n=234) (n=96) (n=70) (n=68) 仕事で連れていく時間がなかった 44.1% 58.5% 65.6% 62.9% 家計が苦しかった 6.3% 21.4% 26.5% 60.3% ほかの子どもの世話で時間がなかった 24.8% 20.8% 27.1% 27.9% 子どもが嫌がった 7.4% 11.1% 10.4% 15.7% 自分の健康状態が悪く連れていけなかった 4.2% 9.4% 14.3% 11.8% 病院が遠い 保険証がなかった 4.7% 2.1% 5.7% 7.4% 1.3% 0.0% 1.4% 2.9% その他 14.3% 14.7% 18.8% 25.0% 0% 20% 40% 60% 80% 1 子どもを受診させられなかった理由を尋ねたところ 仕事で連れていく時間がなかった と答えた割合がで約 6 割に及んでおり 家計が苦しかった は で約 3 割 低所得層 Ⅰ では約 6 割となっている なお 数は少ないが 保険証がなかった とする方が存在することにも留意を払う必要がある 48

7 健康 子どもを受診させられなかった理由 2 図 7-5-2 5 歳児 過去一年間に お子さん ( きょうだいを含む ) を病院や歯医者で受診させなかった理由 ( 複数回答 ) (n=489) (n=192) (n=129) (n=168) 仕事で連れていく時間がなかった 51.2% 54.2% 57.3% 64.1% 家計が苦しかった 10.4% 31.3% 38.8% 49.4% ほかの子どもの世話で時間がなかった 17.3% 22.3% 22.9% 27.9% 子どもが嫌がった 13.5% 15.6% 14.0% 10.7% 自分の健康状態が悪く連れていけなかった 9.2% 7.3% 8.5% 11.9% 病院が遠い 4.7% 3.6% 2.3% 7.7% 保険証がなかった 0.4% 0.0% 0.0% 1.2% その他 13.1% 14.6% 12.4% 11.9% 0% 20% 40% 60% 80% 1 子どもを受診させられなかった理由を尋ねたところ 1 歳児と同様 仕事で連れていく時間がなかった と答えた割合がで約 6 割に及んでおり 家計が苦しかった は で約 3 割 低所得層 Ⅰ では約 5 割となっている なお 数は少ないが 保険証がなかった とする方が存在することにも留意を払う必要がある 49

7 健康 保護者が受診できなかった経験 図 7-6-1 1 歳児 過去一年間に あなたが病院や歯医者に行きたいのに行けなかったことがありましたか 図 7-6-2 5 歳児 過去一年間に あなたが病院や歯医者に行きたいのに行けなかったことがありましたか (n=1743) (n=962) (n=417) (n=364) 43.3% 40.3% 46.3% 47.8% あったなかった無回答 55.5% 58.4% 53.0% 50.8% 1.1% 1.2% 0.7% 1.4% (n=2426) (n=1239) (n=580) (n=607) 41.8% 38.9% 41.9% 47.6% あったなかった無回答 57.0% 59.8% 57.2% 51.1% 1.2% 1.3% 0.9% 1.3% 1 保護者自身が受診できなかった経験を尋ねたところ 1 歳児で 43.3% 5 歳児で 41.8% と多くの保護者が受診抑制の経験があったと回答しており 子どもの場合と比べても高い割合であり深刻な状況がうかがえる 50

7 健康 保護者が受診できなかった理由 1 図 7-6-3 1 歳児 過去一年間に あなたが病院や歯医者で受診できなかった理由 ( 複数回答 ) (n=755) (n=388) (n=193) (n=174) 子どもの世話で時間がなかった 54.0% 64.2% 68.8% 64.2% 仕事で時間がなかった 43.1% 54.0% 57.0% 58.0% 家計が苦しかった 7.0% 23.3% 28.5% 54.0% 病院が遠い 3.3% 2.1% 5.2% 4.0% 保険証がなかった 1.5% 0.3% 2.1% 3.4% その他 10.1% 9.0% 10.9% 11.5% 1 保護者に受診抑制の理由を尋ねたところ では 子どもの世話で時間がなかった 仕事で時間がなかった の割合が高くなっているが 経済状況で差があり に比べ低所得層 Ⅰ では低くなっている 家計が苦しかった については に比べ低所得層 Ⅰ の割合がかなり高く 50% を超えている なお 数は少ないが 保険証がなかった とする方が子どもの場合以上に存在することもわかった 51

7 健康 保護者が受診できなかった理由 2 図 7-6-4 5 歳児 過去一年間に あなたが病院や歯医者で受診できなかった理由 ( 複数回答 ) (n=1014) (n=482) (n=243) (n=289) 仕事で時間がなかった 51.9% 59.2% 63.7% 58.8% 子どもの世話で時間がなかった 42.2% 52.7% 52.7% 58.9% 家計が苦しかった 12.2% 29.1% 36.2% 51.2% 病院が遠い 3.6% 2.5% 4.1% 4.8% 保険証がなかった 1.1% 0.4% 0.4% 2.8% その他 9.1% 8.7% 10.3% 8.7% 1 保護者に受診抑制の理由を尋ねたところ では 子どもの世話で時間がなかった 仕事で時間がなかった の割合が高くなっているが 経済状況で差があり に比べ低所得層 Ⅰ では低くなっている 家計が苦しかった については に比べ低所得層 Ⅰ の割合かなり高く 50% を超えている なお 数は少ないが 保険証がなかった とする方が子どもの場合以上に存在することもわかった 52

7 健康 保護者の健康状態の影響 1 図 7-8-1 1 歳児 子どもを受診させられなかった経験 ( 保護者の健康状況 経済状況 ) 40% 30% 28.2% 30.5% 20% 10% 16.1% 14.5% 11.9% 9.7% 20.7% 12.1% 0% 健康ではない (n=78) 健康である (n=286) 健康ではない (n=59) 健康である (n=358) 健康ではない (n=134) 健康である (n=828) 健康ではない (n=271) 健康である (n=1472) (n=364) (n=417) (n=962) (n=1743) 1 子どもを受診させられなかった保護者の健康状況の影響を見てみると では健康でないことの影響はあまり大きくはないが 低所得層 Ⅱ や低所得層 Ⅰ では影響が大きくなっている 低所得 Ⅱ では 16 ポイント 低所得 Ⅰ では約 12 ポイントの差が生じており 低所得状況にあると 保護者が健康でないことが 子どもの受診状況にまで影響を及ぼすことが考えられる 53

7 健康 保護者の健康状態の影響 2 図 7-8-2 5 歳児 子どもを受診させられなかった経験 ( 保護者の健康状況 経済状況 ) 40% 37.6% 35.1% 30% 25.3% 28.1% 20% 19.2% 18.9% 14.8% 18.4% 10% 0% 健康ではない (n=117) 健康である (n=490) 健康ではない (n=111) 健康である (n=469) 健康ではない (n=206) 健康である (n=1033) 健康ではない (n=434) 健康である (n=1992) (n=607) (n=580) (n=1239) (n=2426) 1 子どもを受診させられなかった保護者の健康状況の影響を見てみると では健康でないことの影響はあまり大きくはないが 低所得層 Ⅱ や低所得層 Ⅰ では影響が大きくなっている 低所得 Ⅱ では約 16 ポイント 低所得 Ⅰ では約 12 ポイントの差が生じており 低所得状況にあると 保護者が健康でないことが 子どもの受診状況にまで影響を及ぼすことが考えられる 54

7 健康 保護者の健康状態の影響 3 図 7-8-3 1 歳児 保護者が受診できなかった経験 ( 健康状況 経済状況 ) 80% 60% 40% 62.8% 43.7% 50.8% 45.5% 56.0% 37.8% 56.8% 40.8% 20% 0% 健康ではない (n=78) 健康である (n=286) 健康ではない (n=59) 健康である (n=358) 健康ではない (n=134) 健康である (n=828) 健康ではない (n=271) 健康である (n=1472) (n=364) (n=417) (n=962) (n=1743) 1 健康でないことは保護者自身の受診抑制のリスクを高めており 健康の有無によりでは 16 ポイントの差があった また 子どもを受診させられなかった場合と比べ各層とも差は大きくはないが 保護者の受診抑制に経済状況が影響しているため 低所得層 Ⅰ で 健康ではない 場合 6 割以上が経験があると答えており かなり高い数値となっている 55

7 健康 保護者の健康状態の影響 4 図 7-8-4 5 歳児 保護者が受診できなかった経験 ( 健康状況 経済状況 ) 80% 60% 40% 60.7% 44.5% 58.6% 38.0% 48.5% 37.0% 54.4% 39.1% 20% 0% 健康ではない (n=117) 健康である (n=490) 健康ではない (n=111) 健康である (n=469) 健康ではない (n=206) 健康である (n=1033) 健康ではない (n=434) 健康である (n=1992) (n=607) (n=580) (n=1239) (n=2426) 1 健康でないことは保護者自身の受診抑制のリスクを高めており 健康の有無によりでは約 15 ポイントの差があった また 子どもを受診させられなかった場合と比べ各層とも差は大きくはないが 保護者の受診抑制に経済状況が影響しているため 低所得層 Ⅰ で 健康ではない 場合 6 割以上が経験があると答えており かなり高い数値となっている 56

7 健康 保護者の抑うつ傾向 1 図 7-2-1 1 歳児 保護者の抑うつ傾向 図 7-2-2 5 歳児 保護者の抑うつ傾向 (n=1706) (n=405) (n=945) (n=356) (n=2385) (n=573) (n=1216) (n=596) 心理的ストレス反応相当 27.7% 24.1% 28.4% 36.2% 心理的ストレス反応相当 30.3% 26.7% 30.7% 37.2% 気分 不安障害相当 (9 点以上 ) 12.0% 9.2% 12.8% 18.5% 気分 不安障害相当 (9 点以上 ) 13.2% 9.6% 13.1% 20.8% 気分 不安障害相当 (10 点以上 ) 9.0% 6.7% 10.6% 13.2% 気分 不安障害相当 (10 点以上 ) 11.0% 8.1% 11.0% 16.9% 重症精神障害相当 4.6% 3.3% 4.4% 8.4% 重症精神障害相当 5.4% 3.4% 5.6% 9.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1 経済状況により抑うつ傾向には違いが見られ どの基準点 ( ) でも と比較して低所得層 Ⅰ では該当する割合が高くなっている 低所得層 Ⅰ では 心理的ストレス反応相当 (5 点以上 ) が 36~37% 気分 不安障害相当 (9 点以上 ) が 19~21% 気分 不安障害相当 (10 点以上 ) が 13~17% 重症精神障害相当 (13 点以上 ) が 8~9% となっている K6 指標 : 国民生活基礎調査でも用いられているもので 過去 30 日間の心の状況を 6 つの質問で尋ね ( それぞれ 5 段階での選択肢 ) 点数の合計点を算出する いくつかの基準点が提案されているが 川上 高野 (2015) では 5 点以上を 心理的ストレス反応相当 9 点および 10 点以上を 気分 不安障害相当 13 点以上を 重症精神障害相当 を一般集団に対する基準点として提示している 57

7 健康 保護者の抑うつ傾向 2 図 7-2-3 1 歳児 保護者の抑うつ傾向 ( 世帯類型別 ) 図 7-2-4 5 歳児 保護者の抑うつ傾向 ( 世帯類型別 ) ふたり親 (n=1774) ひとり親 (n=105) ふたり親 (n=2390) ふたり親 2 世代 (n=2275) ひとり親 (n=331) ひとり親 2 世代 (n=245) 心理的ストレス反応相当 27.2% 40.0% 心理的ストレス反応相当 28.6% 28.3% 44.4% 45.3% 気分 不安障害相当 (9 点以上 ) 11.8% 20.0% 気分 不安障害相当 (9 点以上 ) 11.6% 11.4% 25.7% 29.0% 気分 不安障害相当 (10 点以上 ) 9.0% 16.2% 気分 不安障害相当 (10 点以上 ) 9.6% 9.4% 21.8% 23.7% 重症精神障害相当 4.1% 12.4% 重症精神障害相当 4.4% 4.3% 12.1% 13.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1 世帯状況によっても抑うつ傾向には違いが見られ どの基準点でも ふたり親と比較してひとり親では 該当する割合が高くなっている ひとり親世帯では 心理的ストレス反応相当 (5 点以上 ) が 40~44% 気分 不安障害相当 (9 点以上 ) が 20~25% 気分 不安障害相当 (10 点以上 ) が 16~22% 重症精神障害相当 (13 点以上 ) が 12% となっている 58

8 人生経験 59

8 人生経験 お母さん自身の 15 歳の頃の暮らし向き お母さん 図 8-2-1 1 歳児 お母さんご自身が 15 歳の頃 のご家庭の暮らし向き 図 8-2-2 5 歳児 お母さんご自身が 15 歳の頃 のご家庭の暮らし向き (n=1743) 8.1% 大変苦しい やや苦しい 普通 ややゆとりがある 大変ゆとりがある わからない 無回答 18.8% 46.5% 6.3% 15.5% 1.7% 3.0% (n=2426) 9.5% 大変苦しい やや苦しい 普通 ややゆとりがある 大変ゆとりがある わからない 無回答 19.5% 47.5% 5.2% 14.2% 1.3% 2.8% (n=962) (n=417) 11.3% 5.4% 16.9% 18.2% 48.6% 45.1% 19.1% 6.7% 11.3% 6.5% 1.0% 3.1% 2.3% 4.3% (n=1239) (n=580) 9.5% 6.5% 16.9% 20.7% 49.7% 49.1% 6.0% 17.3% 4.5% 11.7% 1.2% 1.4% 2.3% 3.1% (n=364) 11.5% 24.5% 42.6% 5.2% 11.0% 1.9% 3.3% (n=607) 15.7% 23.6% 41.5% 1.5% 4.1% 10.2% 3.5% 1 15 歳の頃 大変苦しい やや苦しい と答えた母親は 1 歳児 5 歳児とも 現在の所得が低くなるほど 割合が増えており 普通 ややゆとりがある は減っている 60

8 人生経験 お父さん自身の 15 歳の頃の暮らし向き お父さん 図 8-2-3 1 歳児 お父さんご自身が 15 歳の頃 のご家庭の暮らし向き 図 8-2-4 5 歳児 お父さんご自身が 15 歳の頃 のご家庭の暮らし向き 大変苦しいやや苦しい普通ややゆとりがある大変ゆとりがあるわからない無回答 大変苦しい やや苦しい 普通 ややゆとりがある 大変ゆとりがある わからない 無回答 (n=1743) 5.2% 14.5% 48.5% 15.9% 7.5% 4.5% 3.9% (n=2426) 6.5% 14.2% 41.3% 15.9% 7.2% 5.7% 9.2% (n=962) 4.1% 14.2% 49.4% 19.4% 2.3% 8.5% 2.1% (n=1239) 5.2% 13.4% 45.9% 18.5% 3.8% 9.6% 3.6% (n=417) 4.8% 14.4% 52.5% 14.1% 5.3% 5.8% 3.1% (n=580) 7.1% 16.9% 41.7% 13.3% 5.3% 5.9% 9.8% (n=364) 8.5% 15.1% 41.8% 8.8% 7.1% 9.1% 9.6% (n=607) 8.6% 13.2% 31.5% 13.2% 4.0% 9.6% 20.1% 1 15 歳の頃 大変苦しい やや苦しい と答えた父親は 1 歳児では 母親と同様 現在の所得が低くなるほど割合が増えており 5 歳児では 特に低所得層 Ⅰ で無回答が多いためか 若干異なる傾向だが 大変苦しい という回答は所得が低くなるほど増えている 61

9 現在のくらし 62

9 現在の暮らし 現在の暮らし 図 9-1-1 1 歳児 ご家庭の現在の暮らしをどのように感じていますか 図 9-1-2 5 歳児 ご家庭の現在の暮らしをどのように感じていますか 大変苦しい やや苦しい 普通 ややゆとりがある 大変ゆとりがある 無回答 大変苦しい やや苦しい 普通 ややゆとりがある 大変ゆとりがある 無回答 (n=1743) 7.1% 29.8% 46.8% 1.5% 14.5% 0.3% (n=2426) 7.2% 30.4% 45.8% 1.8% 14.2% 0.7% (n=962) (n=417) (n=364) 1.7% 8.9% 15.9% 19.5% 42.4% 56.7% 52.2% 42.2% 23.0% 5.5% 25.8% 2.2% 2.5% 0.3% 0.5% 0.5% 0.0% 0.3% (n=1239) (n=580) (n=607) 1.4% 9.0% 16.9% 17.5% 39.7% 49.1% 54.6% 44.1% 29.2% 23.1% 3.4% 0.2% 6.6% 0.0% 3.5% 0.6% 0.5% 0.8% 1 現在の暮らしについて尋ねたところ 大変苦しい やや苦しい を合わせると 低所得層 Ⅰ では 1 歳児 71.7% 5 歳児 66.6% 低所得層 Ⅱ でも 1 歳児 51.3% 5 歳児 48.7% となっており 低所得層では いずれも 1 歳児の方がやや高い結果となっており より厳しい生活状況であることがうかがえる 63

9 現在の暮らし 家計について 1 図 9-1-3 1 歳児 ご家庭の家計について教えてください 赤字であり 借金をしている赤字でも黒字でもなくぎりぎりである黒字であり 毎月貯蓄をしている 赤字であり 貯蓄を取り崩している黒字だが 貯蓄はしていない無回答 (n=1743) 12.7% 12.7% 36.9% 7.6% 29.4% 0.8% (n=962) 6.0% 6.3% 31.1% 10.5% 45.1% 0.9% (n=417) 15.3% 18.0% 47.2% 5.3% 13.2% 1.0% (n=364) 27.2% 23.4% 40.4% 2.5% 0.3% 6.3% 1 現在の家計について尋ねたところ 低所得層 Ⅰ に注目してみると 赤字であり 借金をしている が 27.2% 赤字であり 貯蓄を取り崩している が 23.4% となっており 約半数が赤字で 4 分の 1 の世帯は借金でやりくりしているという厳しい現実がみえる 64

9 現在の暮らし 家計について 2 図 9-1-4 5 歳児 ご家庭の家計について教えてください 赤字であり 借金をしている赤字でも黒字でもなくぎりぎりである黒字であり 毎月貯蓄をしている 赤字であり 貯蓄を取り崩している黒字だが 貯蓄はしていない無回答 (n=2426) 14.3% 11.9% 41.8% 7.2% 23.6% 1.2% (n=1239) 7.4% 7.5% 35.6% 9.0% 39.5% 1.0% (n=580) 16.7% 13.6% 53.1% 6.4% 9.3% 0.9% (n=607) 26.0% 19.3% 43.5% 4.3% 4.9% 2.0% 1 現在の家計について尋ねたところ 低所得層 Ⅰ に注目してみると 赤字であり 借金をしている が 26.0% 赤字であり 貯蓄を取り崩している が 19.3% となっており 約半数が赤字で 4 分の 1 の世帯は借金でやりくりしているという厳しい現実がみえる なお 現在の暮らし同様 1 歳児の方が赤字である割合が高くなっている 65

9 現在の暮らし 家計について③ 図9-1-5 家庭の家計の状況 赤字であり借金をしている 赤字であり借金をして生活をしている 赤字であり 貯蓄を取り崩している 20% 15% 12.3%12.4% 13.9% 12.0% 12.7%12.4% 5歳児 n=2797 小学1年生 n=1204 13.9%13.8% 15.5% 18.7% 16.9% 14.2% 10% 5% 0% 1歳児 n=1928 小学5年生 n=1162 中学2年生 n=1169 高校2年生 n=4311 注 小中 高校生調査と未就学児調査では設問の内容が少し異なる 小中 高校生調査 あなたのご家庭の通常の家計の状況について もっとも近いものに〇をしてください 赤字であり 借金をして生活している 赤字であり 貯蓄を取り崩している 赤字でも黒字でもなく ぎりぎりである 黒字であり 余裕がある 黒字であり 毎月貯蓄をしている 1 家計の状況について 過去調査とは設問が若干異なるため単純に比較できないものの 赤字であり借金をしている(未就学児調査) 赤字であり借金をして生活している(小中学生調査 高校生調査) と回答した割合をみると 1歳児は12.3 と最も低く 5歳児は13.9 と小学1年生の12.7 よりも高く 小学5年生と同じ割合となっている 66

9 現在の暮らし 食料が買えなかった経験 1 図 9-2-1 1 歳児 食料が買えなかった経験 図 9-2-2 5 歳児 食料が買えなかった経験 よくあった ときどきあった まれにあった まったくなかった 無回答 よくあった ときどきあった まれにあった まったくなかった 無回答 (n=1743) (n=962) 2.2% 0.3% 5.6% 8.4% 2.1% 3.6% 93.6% 83.5% 0.3% 0.4% (n=2426) (n=1239) 3.0% 7.4% 0.2% 2.6% 11.5% 5.1% 91.9% 77.8% 0.4% 0.2% (n=417) 1.7% 7.2% 11.8% 79.1% 0.2% (n=580) 3.6% 8.6% 18.3% 68.8% 0.7% (n=364) 8.0% 13.2% 17.0% 61.8% 0.0% (n=607) 8.1% 16.0% 18.0% 57.7% 0.3% 1 食料が買えなかった経験について尋ねたところ よくあった ときどきあった まれにあった を合わせた回答割合は 1 歳児の低所得層 Ⅰ では 38.2% 5 歳児の低所得層 Ⅰ では 42.1% となっており 約 4 割が食料が買えなかった経験をしていることがわかる 67

9 現在の暮らし 食料が買えなかった経験 2 30% 図 9-2-3 食料が買えなかった経験 よくあったときどきあったまれにあった 20% 11.7% 13.5% 15.0% 16.3% 16.2% 10% 0% 8.2% 5.7% 6.9% 9.9% 10.8% 10.4% 10.4% 2.0% 3.0% 1.7% 3.0% 2.7% 3.3% 1 歳児 (n=1928) 5 歳児 (n=2797) 小学 1 年生 (n=1204) 小学 5 年生 (n=1162) 中学 2 年生 (n=1169) 高校 2 年生 (n=4311) 1 食料が買えなかった経験について 過去調査とは調査対象が異なるため単純に比較はできないものの 子どもの年齢が上がるほど 食料が買えなった経験がある割合が高くなっている また よくあった に注目すると 各年齢 学年ともに 2~3% 前後となっており 高校 2 年生の 3.3% が最も高く 次いで 今回調査の 5 歳児と小学 5 年生が同じ 3.0% となっている 68

10 自由記述意見 要望等について一部抜粋 69

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑴ 教育費 保育料等について 1 将来的な課題として 子どもに学習を積ませていくのにかかる費用が日本は高すぎる 県だけの課題ではないが 国や地方公共団体等の負担を増やし 一人一人が金銭面で進学できないことがないような世の中になってほしいと願っています ( 高校 大学 院等への進学に係る費用 ) (1 歳児 ) 2 保育料や給食費などの無償化を実現してほしい 小学校などの雑費が 地味に高いのでこれも家庭の負担にならないていどにしてほしい それから中学校など入学する時 制服代など高いのでこれも県から支給などした方がいいと思います (5 歳児 ) 3 保育料をもっと安くしてほしいです パートをしていますが 保育料でだいたい収入がなくなります 家計のために働く意味がないです 子どもを育てながらの職探しも大変です なかなか採用されず パートなどで精一杯です 保育料が下がればたすかります (5 歳児 ) 70

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑵ 医療費について 1 3 人目の子供が保育料無料がとてもありがたかったです 中学生まで医療費が無料になってくれたら助かります 医療費までは 1か月の家計の中の計算に入れないので 急な出費であせります お金がないからカゼひくなと言ってしまいます 本当は大丈夫? と言いたいのに (5 歳児 ) 2 児童扶養手当の受給を4ヵ月に1 回から2ヵ月に1 回へとの検討をしていると聞いています できるだけ早めに進めてほしい 医療費なども窓口で支払うのではなく完全無料化にしてほしい 手持ちがないと受診へ行けない (1 歳児 ) 3 子どもの医療費について 県外に住んでいた時は窓口支払いがなかったので 沖縄県でも同様の制度を実施してほしい 予防接種も高齢者だけ補助があって 幼児にはないもの ( インフルなど ) があるので 子供にも補助を出してほしい (5 歳児 ) 71

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑶ 待機児童について 1 ( 本当にゆとりがない人はこのようなアンケートにも答えられる状態ではないのではないかと感じました ) 保育園に4 月から入れるか不安でいっぱいです 保育園ふやしてほしいです ( 職場復帰の為 ) (1 歳児 ) 2 保育園に入れない ( 市内にないので市外にいれているが ) 認定こども園が高すぎる 仕事をしていないと公立幼稚園以外の選択ができなさすぎる 他県をみならって (1 歳児 ) 3 共働きでも安心して子育てができる様 保育 学童施設の受入体制を増やしてほしいです 保育園に関しては 保育士さんの給料が低すぎます 国 県からお金を下ろすことで給料を増やし 保育士さんを増やして 受け入れ先を増やしてもらいたいです (5 歳児 ) 72

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑷ 保育 教育について 1 仕事柄夜の勤務が多いので 夜間保育園が増えると助かります (1 歳児 ) 2 観光に関する仕事で 土 日も働きながらの子育てが大変 手当があるわけでも 保育所があいてもいないが 県では こういう仕事ばかりで 働きにくいなと感じる (1 歳児 ) 3 登園している保育園が つねに保育士を募集している 職員が足りていないのに認可保育園で大丈夫なのかと少し不安になる 人手不足で指導できなくて 子供に目がいかないのではないか? と思う (1 歳児 ) 73

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑸ 学童の不足や質について 1 小学校 1 年生になったら 学童に入れる予定だが 現在定員がいっぱいで 待機となっている 保育園だけの問題と思っていたので びっくりしている 共働きでも 安心して子供を預けられる場所の確保を優先してほしい スムーズに行けない事が多くなると ますます子供を産み育てるのに自信がなくなります (5 歳児 ) 2 学童期 ( 小学校 ) になると 夫婦共働きの為 学童に通わなければならないが 近所の方からの経験話で 入るのが厳しい と聞いた 実際 地域の学校はマンモス校であるので厳しそう それぞれの地域に児童館を作って欲しい (1 歳児 ) 3 学童不足だと感じます 学童側も 申し込み期間を分かりやすく周知する等してほしかったです 私が申し込みをする頃 (12 月前半 ) には これから申し込みをしても待機となります との返事でした 小学校での放課後教室も日数を増やしてほしいです (5 歳児 ) 74

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑹ 情報不足 相談場所について 1 保育園や特に学童についての情報が少ないので もっと分かりやすく 且つ充実させて欲しい (5 歳児 ) 2 もっと知らせていく必要がある 知らない 人が多く知っていても手続き方法がわからない人も多い ポスターや冊紙で市役所だけでなく産院やいろんな所で手にとって知ってもらう努力をすることが必要だと考える (5 歳児 ) 3 各制度を知る機会が少なすぎる うまく活用できるように子供が生まれた時から産婦人科や病院で一覧表にして教えてもらえれば子供がいつその制度の対象に当たるか知ることができ 相談できるので少しでも改善できればうれしく思う (1 歳児 ) 75

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑺ 働き方 給与等について 1 子の父親は帰りが遅く 平日子どもと遊ぶ時間が少ないです 子育て支援もありがたいですが 働き方改革もよろしくお願いします (5 歳児 ) 2 お互い ( 夫婦 ) フルタイムで働かないと生活が厳しいが 子育て 家事をしながらフルタイムで働くのは体力的にも精神的にもキツいので 子育て世代の支援策を考えて欲しい 沖縄県の賃金をもっとあげてほしい (5 歳児 ) 3 主人の仕事がサービス業なので土日の休みがほとんどなく子供との時間がなかなか取れない 又 深夜帰宅がほとんどで私が仕事をすることも難しく ( 主人の休みが土日にあるかわからない為子供のあずけ先がない ) 育児もワンオペで正直しんどくなる日もあります 身内も沖縄県内にいないので私に何かあった時の心配はつねにあります 母親がリフレッシュできる様な何かがあったら子育てももっと良くなると思います 支援センターも赤ちゃんばかりでものたりず幼稚園に入る前にはいかなくなりました (5 歳児 ) 76

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑻ 遊ぶ場所 子どもの居場所について 1 ほぼ一人で子育てをしている状態で 保育園に土日預けられないため 毎週土日をどう過ごすか考えて毎週公園に行っています 子育て支援センターにもいきたいですが 土日休みのため 行けず 皆さんが休みの日どこで過ごしているのか知れる場があれば助かります (1 歳児 ) 2 身近に頼れる人がいないので 放課後 安心して過ごせる場所を小学校のとなりなどなるべく近くに 作ってほしい 毎日 どうにか生活できている状態で 決してゆとりがあるわけではありませんが なるべく 子どもたちには やりたいこと ( 習い事など ) は させてあげたいです 3 人目も欲しいと思っていますが もう子どもは2 人で 金銭的に限界です (5 歳児 ) 3 小学校低学年などもあずかり保育があると助かる 現代は家に一人にできない 実母も認知症であずけられない (5 歳児 ) 77

10 自由記述意見 要望等について ~ 一部抜粋 ~ ⑼ その他 1 子どもの貧こん問題への取り組みに力を入れてほしい 貧富の格差で子どもが犠牲になってはいけない 教育は平等でなければならない 未来の日本を明るくするために 行政がもっと子供に関わるべきだと思う (1 歳児 ) 2 地域のおじいちゃんおばあちゃんとの関りが欲しい 施設に集ってイベントというより もっと生活に密着したやり方 たとえば 登下校の付添い ( 集団登下校を一緒にしたり各信号での交通誘導等 ) をしてもらい 普段の生活の中でお互いが触れ合っていければと思います シルバー人材の就職にも繋がると思うのですが (1 歳児 ) 3 子育てについて悩んでいても 知らない人に相談するにも抵抗があるし かといって身内に相談しても 聞いてくれないし 一緒に悩む様子もなく ただ一人で悩み きつくなることがある こういう時に相談できる場所はあるのかもしれないが 勇気がでないし 気力もない 気持ちに余裕がなく子供をしかりつけて 自己嫌悪におちいって悪循環している これをどうにかしたい!(5 歳児 ) 78