Similar documents
Microsoft Word 概要版

<4D F736F F D DE97C78CA78F418BC B28DB895F18D908F DC58F49817A2E646F63>

<4D F736F F D20819C B83678C8B89CA94E48A E C668DDA97706E65772E646F63>


第2章 主な回答結果一覧(3ヵ年比較)

01.ai

03 Ⅱ-1 配偶者等からの暴力に関する認知度

男女共同参画に関する意識調査

8

はじめに あなたご自身についてお伺いします 問 1 あなたの性別についてお答えください ( は 1 つ ) (47.19)1 男 (50.51)2 女 (2.30 問 2 あなたの年齢についてお答えください ( は 1 つ ) ( 6.38)1 20 歳代 (10.46)2 30 歳代 (10.97

男女共同参画に関する意識調査

目次 Ⅰ 調査概要 1 1. 調査目的 1 2. 調査項目 1 3. 調査設計 1 4. 回収結果 1 5. 報告書の見方 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 回答者の属性 2 (1) 性別 2 (2) 年代 2 (3) 結婚の状況 2 (4) 働き方 3 (5) 世帯構成 3 (6) 乳幼児 高齢者との同

05 Ⅳ集計結果(実数)

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

18 骨折させる打ち身や切り傷などのケガをさせる身体を傷つける可能性のある物でなぐる 突き飛ばしたり壁にたたきつけたりする平手でぶつ 足でける刃物などを突きつけて おどすなぐるふりをして おどす物を投げつけるドアをけったり 壁に物を投げつけておどす大声でどなる 役立たず や 能なし などと言う 3.

金ケ崎町男女共同参画に関する意識調査 1 町内に住所を有する 20 歳以上 564 名各行政区 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代男女各 1 名で 12 名無作為抽出 2 調査時期平成 27 年 8 月郵送により実施 3 調査票回収状況 223 名回収率 39.5% 性別 年

本文.indd

1 男女共同参画社会に関する意識について (1) 各分野の男女の地位の平等感ア家庭生活における男女の地位の平等感 問 1(1) あなたは, 今からあげるような分野で男女の地位は平等になっていると思いますか あなたの気持ちに最も近いものを 1 つだけお答えください まず, 家庭生活については, どうで

1-4 結婚 ( 問 4) 結婚の状況は で 結婚している が 73.1% で最も高くなっている 73.1% 19.6% 7.2% 74.2% 16.0% 9.7% 71.7% 23.6% 4.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 結婚している結婚していない死別 離別した無回答 1-

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

日常生活での男女の人権に関する調査報告

Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的男女間の暴力に関する県民の意識 被害の経験の態様 程度及び被害の潜在化の程度 理由等を把握し その結果を 山口県配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画 に活用するとともに 今後の施策推進の基礎資料とする 2 実施主体 山口県 3 協力機関 県内各市町 4

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

第 1 部 施策編 4

◎公表用資料

(\217W\214v\203f\201[\203^\225\\\216\206\201`\212T\227v\201ih \201j02.xls)

目 次 Ⅰ 調査の概要 1 Ⅱ 調査対象者の属性 2 Ⅲ 調査結果 4 1 男女平等について 4 2 男女の役割意識について 7 3 男女の地域 社会参画について 8 4 DVやセクハラについて 10 5 ワークライフバランス ( 仕事と生活の調和 ) について 12 6 市が力を入れるべき取り組み

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

<81798E E73817A926A8F978BA493AF8E5189E6835F C52E786477>

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

男女間における暴力に関する調査報告書<概要版>

新規文書2

第 1 章調査の概要 1. 目的 本調査は 男女共同参画に関する現況や今後の方向性などについて市民に意見を伺い 男女共同参画計画策定のための一資料とすることを目的に実施しました 2. 調査の方法 (1) 調査地域 伊勢崎市全域 (2) 調査対象者伊勢崎市内に在住する満 20 歳以上の男女 2,000

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

13 第2章 基本目標Ⅲ

平成 29 年 8 月調査 男女共同参画に関する県民意識調査報告書 平成 30 年 1 月 岐阜県

man2

Ⅰ 調査実施要領

小学生

代 20 代に交際相手からの暴力行為の有無 ドメスティック バイオレンスを受けた時の相談機関の認知度 女性に対する暴力をなくすために必要なこと 男女共同参画社会の推進に向けて 女性が指導的立場につくことが少ない

Ⅰ 調査実施要領

(Microsoft Word - \207J\226\34211\201`\226\34218.docx)


庁内文書

日本医師会男女共同参画についての男性医師の意識調査 クロス集計

Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

<4D F736F F D20819D819D F F9193C18F FEA816A8DC58F4994C52E646F6378>

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

1 消費者庁に対する認知度 消費者庁 の認知度を性別でみると 男性の認知度が 80.1% に対し女性は 72.1% と 男性の認知度の方が女性よりも高くなっている 年代別では 40 代の認知度が 8% と他の年代の中ではもっとも高くなっている 一方 70 歳以上の認知度は 58.9% と他の年代の中

6 女性への暴力やセクシュアル・ハラスメントの防止

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

スライド 1

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

56_16133_ハーモニー表1

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) に関する意識調査について Ⅰ. 調査目的 本調査は 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) の現状及び仕事と生活の調和の実現を推進するための新たな国民運動である カエル! ジャパンキャンペーン に関して 国民の意識やニーズを把握し 今後

03 Ⅱ-2 配偶者からの暴力の被害経験

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 経済状況に関する事項


Microsoft Word - 02_2‘Í_‹É’¨„´†j.doc

25~44歳の子育てと仕事の両立

平成30年版高齢社会白書(全体版)

< B689BB81458C7C8F70816A2E786C73>

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

Microsoft Word - H29 結果概要

電通総研、「女性×働く」調査を実施

目次 1. 調査概要... 2 (1) 調査の目的... 2 (2) 調査の概要... 2 (3) 報告書の見方 区民調査結果... 3 (1) 回答者の概要... 3 (2) 家庭生活と家族観... 4 (3) 就業状況... 6 (4) ワーク ライフ バランス ( 仕事と生活の

離職経験は圧倒的に女性に多く 男性 5% に対して女性の 14% が離職経験ありと回答している 離職の理由 ( 複数回答 ) の第一位は男女ともに キャリアアップ ( 約 50%) であるが 2 番目に多い項目で男女で差があり 男性は 職務の内容 ( 研究テーマを含む ) (40%) であるのに対し

Ⅰ 男女平等の意識づくりと制度・慣習の見直し

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

<4D F736F F D F18D908F B B8F9C82AD816A2E646F63>

<4D F736F F D DE97C78CA78F418BC B28DB895F18D908F A DC58F49817A2E646F63>

ボランティア行動等実態調査【速報】

 


Microsoft Word - huuhu3.doc


1-1_旅行年報2015.indd

調査の背景 わが国は今 女性の活躍推進を掲げ 結婚や出産をしても働き続けることを後押しする社会を目指しています しかしながら 出産後も働き続ける女性は未だ半数にとどまっているばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も多くありません こうした中 北海道においても地域や職場 家庭などのさまざまな

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

( 問 11-A) どのようなことに不安を感じていますか 次の中からあてはまるものを 3 つまで選 んで をつけてください 該当しない場合は 次の問 12 へお進みください 図 A-1 不安の内容 年金制度に対する不安がある健康状態

はじめに 少子高齢化の急速な進行 経済活動のグローバル化など 社会 経済状況の急激な変化に対応していく上で 男女が互いに人権を尊重しつつ 責任も分かち合い 性別にかかわりなくその個性と能力を発揮することができる男女共同参画社会の実現が重要な課題となっています 国においては 男女共同参画社会基本法 の

Microsoft Word - Notes1104(的場).doc

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

問 3 あなたの家族構成は ひとり暮らし世帯 7.5% 夫婦のみの世帯 29.3% 2 世代同居世帯 48.3% 3 世代同居世帯 13.3% 1.0% 0.6% 家族構成は 2 世代同居世帯 が 48.3% と最も比率が高く 以下 夫婦のみの世帯

ボランティア活動に関する意識・実態調査報告書

平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー


世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

資料 9 男は仕事 女は家庭 という考え方について どう思いますか? 1% 4% 24% 30% 34% 7% 1% 5% 25% 26% 35% 7% 1% 3% 23% 32% 33% 7% 1 同感する 2 どちらかといえば同感する 3 どちらかといえば同感しない 4 同感しない 5 わからな

<95F18D908F915F E968BC68F8A5F E E786C73>

平成23年度 旭区区民意識調査

図 Ⅳ 1-1 茨城県青少年の健全育成等に関する条例 の認知度 ( 地域別, 市郡別, 性別, 性 年齢別, 職業別 ) 条例の名称, 条例の内容とも知っている n 条例の名称は知っているが, 内容は知らない 条例の名称, 条例の内容とも知らない 無回答 知っている 計 県北 (268) 12.3

Transcription:

第 2 章調査結果の概要

第 2 章調査結果の概要 1 回答者の属性 (1) 性別 無回答 13.3% 有効回答 2,162 件のうち 男性が 811 人 (37.5%) 女性が 1,064 人 総数 2,162 男性 37.5% (49.2%) となっています 女性 49.2% 図表 1 性別 (2) 年齢 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代以上 単位 :% 無回答 全体 (2,162) 9.4 18.0 19.2 17.1 20.6 11.7 3.8 男性 ( 811) 10.6 17.3 19.1 18.5 21.7 12.8 0.0 女性 (1,064) 9.8 20.0 21.6 18.0 21.1 9.2 0.4 図表 2 年齢 20 代と 70 代以上がそれぞれ 1 割前後 30~60 代がそれぞれ 2 割前後となっています 3

(3) 就労状況 単位 :% 会社員 団体職員 自由業 自営業 パート アルバイト 公務員 教員 家事専業 学生 無職 その他 無回答 全体 (2,162) 30.4 7.1 15.5 5.2 19.5 1.9 13.3 2.6 4.4 男性 ( 811) 51.7 9.7 5.2 0.2 7.2 2.7 20.0 3.0 0.4 女性 (1,064) 17.5 5.7 24.5 4.6 34.5 1.8 2.2 8.6 0.7 図表 3 就労状況 会社員 団体職員 (30.4%) が最も多く 次いで 家事専業 (19.5%) パート アルバイト (15.5%) となっています 男性では 会社員 団体職員 (51.7%) が過半数を占めており 次いで 無職 (20.0%) 自由業 自営業 (9.7%) となっています 女性では 家事専業 (34.5%) が最も多く 次いで パート アルバイト (24.5%) 会社員 団体職員 (17.5%) となっています (4) 婚姻状況 共働き状況 結婚している結婚していない無回答 単位 :% 全体 (2,162) 68.5 24.6 6.9 男性 ( 811) 71.5 26.0 2.5 女性 (1,064) 71.0 25.6 3.5 図表 4 婚姻状況 全体の 68.5% が現在 結婚している 24.6% が 結婚していない と回答しています 4

共働きしている 共働きしていない共働きしていない ( どちらか一方が働いている ) ( 夫婦とも働いていない ) 単位 :% 無回答 全体 (1,480) 38.8 44.9 16.3 0.0 男性 ( 580) 34.1 49.1 16.7 0.0 女性 ( 755) 43.3 41.3 15.4 0.0 図表 5 共働き状況 現在 結婚している と回答した人に対して 夫婦の就労状況を聞いたところ 共働きしている が 38.8% 共働きしていない ( どちらか一方が働いている と 夫婦とも働いていない の合計 ) が 61.2% となっています 共働きしている ( 男性 :34.1% 女性:43.3%) という回答は 女性が男性を9ポイント上回っています (5) 子どもの有無 末子の年齢 いるいない無回答 単位 :% 全体 (2,162) 64.0 29.6 6.3 男性 ( 811) 62.5 35.4 2.1 女性 (1,064) 69.8 28.2 2.0 図表 6 子どものどもの有無 全体の 64.0% は子どもが いる 29.6% は いない と回答しています 5

単位 :% 末子が 6 歳未満末子が 6 歳以上無回答 全体 (1,384) 17.9 75.3 6.8 男性 ( 507) 16.6 77.1 6.3 女性 ( 743) 18.3 75.6 6.1 図表 7 末子の年齢 子どもが いる と回答した人に対して 末子の年齢を聞いたところ 末子が 6 歳未満 が全体の 17.9% 末子が 6 歳以上 が 75.3% となっています (7) 同居している家族の構成 単位 :% 単身世帯 1 世代世帯 2 世代世帯 3 世代世帯 その他 無回答 全体 (2,162) 8.6 25.2 51.1 7.8 2.7 4.7 男性 ( 811) 11.3 28.2 49.8 7.3 2.5 0.9 女性 (1,064) 7.2 24.4 55.9 8.8 2.7 0.8 図表 8 同居しているしている家族家族の構成 2 世代世帯 ( 親 + 子ども ) (51.1%) が過半数を占めており 次いで 1 世代世帯 ( 夫 婦のみ ) (25.2%) となっています 単身世帯 (1 人住まい ) (8.6%) 3 世代世帯 ( 親 + 子ども + 孫 ) (7.8%) はいずれも 1 割を下回っています 6

2 調査結果の傾向 Ⅰ 男女平等に関する意識について (1) 性別役割分担に 反対 がほぼ半数 ( 問 1:P19~) 男は仕事 女は家庭 という男女の役割分担の考え方について 反対 ( 反対 と どちらかといえば反対 の合計) が 49.4% 賛成 ( 賛成 と どちらかといえば賛成 の合計 ) が 38.2% となっており 反対 が 賛成 を 10 ポイント以上上回っています 男女別にみると 男性では 反対 (45.6%) と 賛成 (41.7%) がほぼ同じ割合であるのに対し 女性では 反対 (54.2%) 賛成(35.4%) と反対が過半数を占めており 男女の意識に違いが見られます 男女 年代別にみると 男性の 60 代のみ 賛成 (50.0%) が 反対 (43.2%) を上回っています 一方 女性はすべての年代で 反対 が過半数を占めており 特に 50 代では 66.0% と多くなっています (2) 学校教育の場 は 平等 政治の場 職場 社会通念や慣習 では 男性の方が優遇 ( 問 2:P23~) 男女の地位が最も 平等 と考えられているのは 学校教育の場 (65.0%) となっています 一方 多くの項目で 男性の方が優遇されている ( 男性の方が非常に優遇されている と どちらかといえば 男性の方が優遇されている の合計 ) という認識が高く 政治の場 (77.8%) 職場 (72.4%) 社会通念や慣習 (71.3%) では特に高い割合となっています また 社会全体 においても 男性の方が優遇されている (69.2%) の割合が高くなっています 男女別にみると 家庭生活の場 法律や制度上 社会全体 においては 男性の方が優遇されている という認識を持つ女性が多く それぞれ男性を 15 ポイント以上上回っています (3) 男女共同参画に関する用語の内容の認知度にばらつきがある ( 問 3:P35~) 男女共同参画に関する用語について 内容を知っている が最も多いのは ドメスティック バイオレンス (DV) で 83.8% となっています また 男女雇用機会均等法 育児 介護休業法 の内容の認知度は 6 割を上回っています その一方で ポジティブ アクション の内容の認知度は 7.6% にとどまっており 知らない という回答が 60.9% となっています 男女別にみると 男女共同参画社会 男女雇用機会均等法 ワーク ライフ バランス ( 仕事と生活の調和 ) の内容の認知度については男性の方が高く 配偶者などからの暴力に関する用語 ( ドメスティック バイオレンス (DV) デート DV ) の内容の認知度については女性の方が高くなっています 7

(4) メディアでの性 暴力に関する表現については 配慮不足が最も多くなっている ( 問 4:P47~) メディアにおける性 暴力表現に対する考え方としては そのような表現を望まない人や子どもの目に触れないような配慮が足りない (56.8%) が最も多く 社会全体の性に関する道徳観 倫理観が損なわれている (46.2%) が続いています 男女別にみると そのような表現を望まない人や子どもの目に触れないような配慮が足りない ( 男性 :48.5% 女性:63.0%) は 女性が男性を 15 ポイント程度上回っています その一方で 特に問題はない ( 男性 :18.0% 女性:7.6%) は 男性が女性を 10 ポイント上回っています 男女 年代別にみると 社会全体の性に関する道徳観 倫理観が損なわれている については 男女ともおおむね年代が上がるとともに増加する傾向にあり 男性では 60 代以上で 女性では 50 代以上で過半数を占めています (5) 女性の生涯を通じた健康を考える上で いずれの項目も女性自身が重要と認識している ( 問 5:P50~) 女性の生涯を通じた健康を考える上で重要なこととして 健康診断やがん検診等 特に女性に多い疾病に関する予防体制の確立 (58.6%) 学校教育における発達段階に応じた性や人権に関する学習 (55.0%) 人工妊娠中絶が及ぼす影響や安全な避妊についての知識の普及 (52.2%) 女性専門外来など性差に応じた医療体制の整備 (52.1%) 出産前後( 周産期 ) における母体 胎児や新生児に関する知識の普及 (50.0%) といずれも5 割以上となっています 男女別にみると 女性専門外来など性差に応じた医療体制の整備 ( 男性 :44.3% 女性 :58.9%) は 女性が男性を 15 ポイント程度上回っています 男女 年代別にみると 女性の 20 代は 人工妊娠中絶が及ぼす影響や安全な避妊についての知識の普及 (69.2%) 出産前後 ( 周産期 ) における母体 胎児や新生児に関する知識の普及 (68.3%) 女性専門外来など性差に応じた医療体制の整備 (67.3%) 健康診断やがん検診等 特に女性に多い疾病に関する予防体制の確立 (66.3%) がいずれも7 割弱であり 意識が高いことがわかります Ⅱ 家庭生活について (1) 全体の7 割が 結婚してもしなくてもどちらでもよい に賛成 ( 問 6:P52~) 結婚や離婚等について 結婚は個人の自由であるから 結婚してもしなくてもどちらでもよい (70.0%) 結婚しても必ずしも子どもをもつ必要はない (57.1%) 結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい (51.5%) のいずれも 賛成 ( 賛成 と どちらかといえば賛成 の合計 ) が過半数を占めています 男女別にみると いずれの項目ともに女性の 賛成 が男性を 10 ポイント以上上回っています 8

男女 年代別にみると 結婚は個人の自由であるから 結婚してもしなくてもどちら でもよい では 女性の 20 代が男性の同年代を 20 ポイント以上 さらに 結婚しても 必ずしも子どもをもつ必要はない では 同様に 30 ポイント以上上回っています (2) 配偶者に期待することについて 男女の意識の違いが顕著 ( 問 7:P58~) 配偶者に期待することについては お互いの個性 能力 希望を尊重して協力し合える (51.8%) が最も多く 次いで 精神的なやすらぎを与えてくれる (37.1%) 経済力がある (29.7%) となっています 男女別にみると 精神的なやすらぎを与えてくれる ( 男性 :46.6% 女性 :32.4%) 家事や子どもの世話 しつけをする ( 男性 :27.9% 女性:14.4%) 異性として常に魅力がある ( 男性 :13.1% 女性:2.8%) は男性が女性を 10 ポイント以上上回っているのに対し 経済力がある ( 男性 :6.5% 女性:47.1%) 尊敬できる ( 男性 : 9.7% 女性:25.8%) は女性が男性を 15 ポイント以上上回っているように 男女の意識の違いが顕著となっています (3) 家庭での役割の多くを女性が担っている ( 問 8:P64~) 家庭での役割のうち 女性が行っているものとして最も高い割合であったのは 炊事 洗濯 掃除などの家事 で 回答者が男性の場合 60.9% が 主に配偶者 と回答し 回答者が女性の場合 76.8% が 主に自分 と回答しています 育児や子どものしつけ 子どもの学校行事への参加 についても 男女ともに女性が担っているという回答が多くなっており 男性の参加は少ない状況にあります また ほとんどの項目で 自分と配偶者が同じくらい は1 割前後となっています (4) 男性の家庭参画を促すためには コミュニケーション 社会全体や男性自身の認識を改めることが必要 ( 問 9:P76~) 男性が女性とともに家事 子育て 介護 地域活動などに積極的に参加するために必要なこととしては 夫婦や家族間でのコミュニケーションを積極的に行う (44.7%) が最も多く 社会の中で 男性が家事などに参加することに対する評価を高める (38.2%) 男性が家事などに参加することに対する男性自身の抵抗感をなくす (37.9%) が続きます 男女別にみると 男性が家事などに参加することに対する男性自身の抵抗感をなくす ( 男性 :30.8% 女性:43.1%) は 女性が男性を 12 ポイント上回っています (5) 趣味 教養 スポーツ活動への参加意向が高い ( 問 10:P79~) この3 年間に参加したことがある地域活動として 自治会 町内会 (44.4%) が最も多く 趣味 教養 スポーツ (32.0%) PTAや子ども会 (23.8%) が続いています 一方 特になし は 25.3% です 男女別にみると 男女の割合がほぼ同じ 防災や災害援助 以外のすべての項目で 9

女性が男性を上回っています また 男性の 3 割以上が 特になし と回答しています 今後参加したい地域活動としては 趣味 教養 スポーツ (30.4%) が最も多く 高齢者 子育て支援など福祉 ボランティア (22.1%) 防災や災害援助 (21.6%) が続きます その一方で 参加したことがある地域活動で上位に挙がっている 自治会 町内会 PTAや子ども会 への今後の参加意向は 1 割未満にとどまっています 趣味 教養 スポーツ 防災や災害援助 では男女で大きな差が見られないものの 高齢者 子育て支援など福祉 ボランティア では 女性が男性を 10 ポイント以上上回っています (6) 仕事 と 家庭生活 をともに優先したい と希望するものの 現実には男性の4 割が 仕事 を優先している ( 問 11:P83~) 生活の中での 仕事 家庭生活 地域 個人の生活 の優先度について 希望 としては 仕事 と 家庭生活 をともに優先したい (29.9%) が最も多く 家庭生活 を優先したい (21.5%) が続きます 男女別にみると 仕事 と 家庭生活 をともに優先したい ( 男性 :36.4% 女性 : 26.6%) は男性が女性を 10 ポイント程度上回っており 家庭生活 を優先したい ( 男性 :16.0% 女性:25.8%) は女性が男性を 10 ポイント程度上回っています 男女 年代別にみると 仕事 と 家庭生活 を優先したい は男性の 20~50 代で 4 割台 女性の 20~50 代で3 割台と多くなっています また 男女ともに 70 代以上では 家庭生活 と 地域 個人の生活 をともに優先したい が 3 割前後で多くなっています 一方 現実 ( 現状 ) の上位としては 家庭生活 を優先している (28.1%) 仕事 を優先している (24.7%) 仕事 と 家庭生活 をともに優先している (22.3%) が挙げられます 男女別にみると 仕事 を優先している ( 男性 :40.2% 女性:14.1%) 家庭生活 を優先している ( 男性 :12.7% 女性:39.6%) では男女の差が 30 ポイント弱と大きくなっています 男女 年代別にみると 仕事 を優先している は男性の 30~50 代で5 割前後を占めているのに対し 女性は 20 代 (29.8%) がピークであり 年代が上がるとともに減少しています また 女性の 30 代と 70 代以上では 家庭生活 を優先している が 5 割前後で他の年代に比べて多くなっています 希望 と 現実( 現状 ) が一致しているのは 全体の 4 割となっています Ⅲ 就業について (1) 女性の働き方として 育児期に就業を中断する方がよいという意識が強い ( 問 12:P87~) 女性が職業をもつことの考え方について 子どもができたら職業をやめ 大きくなっ 10

たら再び職業をもつ方がよい (43.9%) が最も多く 次いで 10 ポイント以上下回り 子 どもができても ずっと職業を続ける方がよい (30.3%) が続いています 男女 年代別においても回答傾向に大きな違いが見られません (2) 女性が結婚 出産後も働き続けるためには 保育施設や放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の充実 が必要 ( 問 13:P90~) 女性が結婚 出産後も働き続けるために必要なこととして 保育施設や放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の充実 (72.9%) が最も多く 次いで フレックスタイム制の導入や労働時間の短縮 育児休業などの制度の充実 (66.0%) 家族の理解や家事 育児などへの参加 (58.6%) が挙げられます 男女別にみると 必要なことはない を除くすべての項目で女性が男性を上回っており 特に 家族の理解や家事 育児などへの参加 ( 男性 :50.3% 女性:66.8%) はその差が 15 ポイント以上となっています 男女 年代別にみると 女性の 30 代では 保育施設や放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の充実 が8 割を占めており 男性の 30~40 代と女性の 20~50 代では フレックスタイム制の導入や労働時間の短縮 育児休業などの制度の充実 が7 割以上であり 他の年代に比べて多くなっています (3) 女性が再就職をするためには 保育施設や放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の充実 が必要 ( 問 14:P93~) 女性が再就職をするために必要なこととして 保育施設や放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の充実 (68.2%) が最も多く 次いで フレックスタイム制の導入や労働時間の短縮 育児休業などの制度の充実 (58.3%) 再就職に対する相談や支援体制を充実させること (53.7%) が挙げられます 男女別にみると ほとんどの項目で女性が男性を上回っており 特に 保育施設や放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の充実 ( 男性 :62.0% 女性:74.6%) 再就職に対する家族の理解や家事 育児などへの参加 ( 男性 :37.5% 女性:54.8%) ではその差が 10 ポイント以上上回っています 男女 年代別にみると 女性の 30 代では 保育施設や放課後児童クラブ ( 学童保育 ) の充実 が8 割を占めており 他の年代に比べて多くなっています フレックスタイム制の導入や労働時間の短縮 育児休業などの制度の充実 については 女性の 20~30 代で7 割を占めているものの 年代が上がるとともに減少する傾向にあります (4) 職場における男女の待遇を 平等 と考える女性の割合は男性を下回る ( 問 15: P96~) 職場における男女の地位の平等感については おおむね 平等 の割合が高い傾向にあります ただし 多くの項目について 女性の 平等 の割合は男性を下回っています 一方 昇進や昇格 については 男性の方が優遇されている (40.6%) が最も多く 11

なっています また 育児休業 介護休業の取得 については 女性の方が優遇されている (37.3%) が最も多くなっています 男女別にみると 賃金 能力評価 研修の機会や内容 については 比較的低い年代で 平等 が多くなっています (5) 職場や社会全体の理解不足から 男性の育児 介護休業等の取得が困難視されている ( 問 16 問 16-1:P105~) 男性が育児 介護休業等を取得することへの考え方について 男性も育児 介護休業 介護休暇 子の看護休暇を取ることは賛成だが 現実的には取りづらいと思う (74.9%) が最も多くなっており 女性の 20~30 代で8 割強を占めています 男性が育児 介護休業等を取得しづらい理由としては 職場に取りやすい雰囲気がないから (56.6%) が最も多く 次いで 取ると仕事上周囲の人に迷惑がかかるから (51.7%) 男性が取ることについて社会全体の認識が十分にないから (46.8%) が挙げられます 男女別にみると 職場に取りやすい雰囲気がないから 男性が取ることについて社会全体の認識が十分にないから は女性が男性を 10 ポイント前後上回っており 取ると仕事上周囲の人に迷惑がかかるから は男性が女性を 10 ポイント弱上回っています (6) 育児休業 介護休業等の取得経験者はいずれも1 割未満 ( 問 17:P110~) 育児休業 介護休業 介護休暇 子の看護休暇 の取得状況について 取得したことがある はいずれも1 割未満にとどまっています 男女別にみても 女性の 育児休業 取得者が 8.6% であるものの これ以外の休業 休暇は5% 未満であり 特に男性の取得状況は極めて低くなっています 男女 年代別にみると 男性の 30~40 代で 育児休業 での 休業 休暇を取得したかったが 周囲の事情などにより取得できなかった の割合が高くなっています いずれの制度とも 職場にそのような休業 休暇の制度がなかった が多くなっていますが この割合はおおむね年代が上がるとともに増加していることから 回答者が育児 介護休業法の施行前 (1992 年 ( 平成 4 年 ) 以前 ) に子育てや介護をしていたものと考えられます (7) 仕事と家庭の両立のためには 各種制度の充実とそれを活用しやすい環境整備が必要 ( 問 18:P120~) 仕事と家庭の両立のために必要なこととして 育児休業 介護休業制度を取得しやすい環境をつくる (61.8%) が最も多く 次いで 地域の保育施設や保育時間の延長など保育制度を充実する (41.9%) 在宅勤務やフレックスタイム制度など 柔軟な勤務制度を導入する (39.0%) が挙げられます 男女別にみると 年間労働時間を短縮する ( 男性 :24.8% 女性:17.5%) は男性が女性を7ポイント上回っています 一方 女性が働くことや男性が家事をすることに対し 家族や周囲の理解と協力がある ( 男性 :22.3% 女性:33.3%) は女性が男性を 11 ポイント上回っています 12

男女 年代別にみると 男女とも 年間労働時間を短縮する は 20~30 代で多く 育児休業 介護休業中の賃金その他の経済的支援を充実する は女性の 20 代で 51.9% と多くなっています また 在宅勤務やフレックスタイム制度など 柔軟な勤務制度を導入する は男性の 30 代と女性の 40 代でほぼ5 割と多くなっています Ⅳ 社会参画について (1) 女性の進出が望まれているものの 家事等の負担により難しいとする意見もある ( 問 19:P122~) 女性が政策 方針決定の場に進出することへの考えについて 男女ともに 意欲と能力のある女性は どんどん役職に就いてほしい が最も多く 全体の8 割以上を占めています その一方で 家事や子育て 介護などの負担が大きいため 女性が役職に就くのは難しい ( 男性 :18.0% 女性:29.3%) は女性が男性を 11 ポイント上回っています 男女 年代別にみると 男女ともに 女性の特性が生かせる 女性の多い職場や地域活動で 役職に就いた方がよい は年代の高い層に多く 男性の 50 代以上と女性の 60 代以上で4 割前後となっています (2) 女性の進出のためには 女性自身の関心を高めることが必要 ( 問 20:P125~) 女性が政策 方針決定の場に進出するために必要なこととして 女性自身が政策 方針決定の場に参画することへの関心を高める (41.3%) が最も多く 家事や子育てなど家庭内での責任を男女がバランスよく分かち合う (36.3%) 行政 企業の管理職に女性を増やす (35.1%) が続きます 男女別にみると 家事や子育てなど家庭内での責任を男女がバランスよく分かち合う ( 男性 :30.1% 女性:40.9%) 女性が学習 研修 能力開発をする機会を充実させる ( 男性 :25.6% 女性:35.1%) は女性が男性をそれぞれ 10 ポイント程度上回っています 一方 自治会など地域団体の長や役員に女性を増やす ( 男性 :21.2% 女性 :15.1%) では男性が女性を6ポイント上回っています 男女 年代別にみると 男女ともに 女性自身が政策 方針決定の場に参画することへの関心を高める はおおむね年代が上がるとともに増加する傾向にあります 行政 企業の管理職に女性を増やす は女性の 20 代で 46.2% と多くなっています (3) ポジティブ アクションの考え方に過半数が賛成 ( 問 21:P127~) ポジティブ アクションの考え方について 賛成 ( 賛成 と どちらかといえば賛成 の合計 ) が 52.5% であり 反対 ( 反対 と どちらかといえば反対 の合計 ) が 13.7% どちらともいえない が 30.6% となっています Ⅰ(3) で触れたように ポジティブ アクション という言葉の内容の認知度は低いものの 考え方については過半数が支持しています 13

男女別にみると 賛成 ( 男性 :45.9% 女性:56.7%) は女性が男性を 10 ポイント上回っているのに対し 反対 ( 男性 :22.5% 女性:8.3%) は男性が女性を 14 ポイント上回っています 男女 年代別にみると 女性の 賛成 は 20 代 (66.3%) をピークに年代とともに減少する傾向にあります Ⅴ 学校教育について (1) 性別にかかわりなく 児童 生徒の個性や能力に応じた生活指導 進路指導を行うことなど 教育内容に関する意識が強い ( 問 22:P129~) 学校教育の分野で力を入れるべきこととして 性別にかかわりなく 児童 生徒の個性や能力に応じた生活指導 進路指導を行う (52.8%) が最も多く 次いで 互いの性を尊重しあうことや子どもを産み育てることの大切さを教える (47.0%) 家庭科などを通じて性別にかかわらず家庭生活に必要な実技を教える (46.6%) が挙げられます 男女別にみると 家庭科などを通じて性別にかかわらず家庭生活に必要な実技を教える ( 男性 :38.6% 女性:53.9%) は女性が男性を 15 ポイント上回っています Ⅵ 配偶者などからの暴力について (1) 配偶者間での 交友関係の監視 長時間無視し続ける などを暴力と認識しない場合がある ( 問 23:P131~) 配偶者などの間での身体に対する暴力については どんな場合でも暴力にあたると思う が過半数であり 特に 体を傷つける可能性のある物でなぐる 刃物などを突きつけて おどす では9 割を占めています その一方で 暴力にあたるとは思わない の項目で比較すると 交友関係や電話を細かく監視する 何を言っても長時間無視し続ける といった行為が 1 割台であり 他の項目に比べて高くなっています (2) 全体の4 割に配偶者などを大声でどなった経験があり 1 割強は何度も行っている ( 問 24:P144~) 配偶者などへの加害行為について 経験が あった ( 何度もあった と 1 2 度あった の合計 ) 項目は 大声でどなる (42.7%) が最も多く 次いで 何を言っても長時間無視し続ける (25.2%) 平手で打つ (16.8%) と続きます 大声でどなる は 1 割強が 何度もあった と回答しています (3) 配偶者などからの暴力の被害経験は女性が男性を上回り 子どもへの暴力行為 もある ( 問 25 問 25-1~4:P147~) 配偶者などからの暴力の被害経験について 被害経験が あった ( 何度もあった と 14

1 2 度あった の合計 ) という回答は なぐったり けったり 物を投げつけたり 突き飛ばしたりするなどの身体に対する暴力 で 17.8% 自分や家族に危害が加えられるのではないかと恐怖を感じた で 9.5% いやがっているのに 性的な行為を強要された で 7.5% となっており いずれも女性が男性を上回っています 被害の2 ~4 割台が5 年以内のものであり 被害経験者の2 割弱は相手の行為で命の危険を感じたことがあると回答しています また 被害者の4 人に1 人は こうした暴力行為を子どもが目撃していたと回答しており 2 割弱の被害者は子どもへの暴力があったと回答しています (4) 被害者の多くは 相談するほどのことでない 相談しても無駄 自分に悪いところがある などと考えて 被害を相談していない ( 問 25-5~7:P155~) 配偶者などからの暴力の被害者の3 割弱は行為について相談しているのに対し 被害者のほぼ6 割は 相談しなかった ( 相談できなかった と 相談しようとは思わなかった の合計 ) と回答しています 相談先は 友人 知人 (66.0%) 家族 親戚 (54.0%) などが多く挙げられます 相談できなかった理由については 相談しても無駄だと思ったから 自分に悪いところがあると思ったから が 2 割強である一方で 相談するほどのことでないと思ったから が5 割強を占めています (5) 配偶者などの間における暴力の防止のため 身近な相談窓口が求められている ( 問 26:P159~) 配偶者などの間における暴力を防止するために必要なこととして 被害者が早期に相談できるよう 身近な相談窓口を増やす (65.0%) が最も多く 次いで 加害者への罰則を強化する (42.9%) 家庭で保護者が子どもに対し 暴力を防止するための教育を行う (41.4%) 学校 大学で児童 生徒 学生に対し 暴力を防止するための教育を行う (41.4%) が挙げられます 男女別にみると メディアを活用して 広報 啓発活動を積極的に行う ( 男性 :29.2% 女性 :38.2%) 暴力を助長するおそれのある情報 ( 雑誌 コンピューターソフトなど ) を取り締まる ( 男性 :28.7% 女性:38.3%) は女性が男性をそれぞれ 10 ポイント程度上回っています 男女 年代別にみると 男女ともに 加害者への罰則を強化する は 40 代以下で5 割前後を占めており 年代が上がるとともに減少する傾向にあります 15

Ⅶ 市の男女共同参画の推進に関する施策について (1) 市の施策や制度の内容が知られていない ( 問 27:P162~) 市の施策や制度のうち さいたま市男女共同参画のまちづくり条例 についてはほぼ 4 割が 聞いたことがある ( 内容を知っている と 聞いたことはあるが 内容は知らない の合計 ) と回答しています また 男女共同参画推進センター 第 2 次さいたま市男女共同参画のまちづくりプラン を 聞いたことがある が2 割台となっています (2) 男女共同参画社会情報誌の読者の4 割弱は 参考になった と感じている ( 問 28 問 28-1 2:P165~) 男女共同参画社会情報誌を 読んだことがある のは 12.0% であり 男女別にみると女性が男性を 10 ポイント程度上回っています 読んだことがある人のうち 4 割弱は 参考になった ( とても参考になった と まあまあ参考になった の合計 ) と回答しています また 読んだことがない理由については 届いていたかもしれないが 気がつかなかった ( 自宅に届いていない ) が 81.1% で 関心がない が 10.4% となっています (3) 男女共同参画推進センターの機能の認知度は1 割台 ( 問 29:P167~) 男女共同参画推進センターの各種機能の認知度 ( 利用したことがある と 利用していないが 知っている の合計 ) は1 割台となっています いずれの機能とも 女性の認知度が男性を上回っています (4) 男女共同参画推進センターには 女性相談窓口の充実 や 男女共同参画に関する情報の収集 提供 が期待されている ( 問 30:P169~) 男女共同参画推進センターに期待することとして 女性相談窓口の充実 (30.9%) 男女共同参画に関する情報の収集 提供 (29.5%) が多くなっています 男女別にみると 女性相談窓口の充実 ( 男性 :23.2% 女性:37.3%) 就職講座や起業講座などによる女性の就業支援 ( 男性 :15.2% 女性:28.2%) は女性が男性を 10 ポイント以上上回っています 一方 わからない ( 男性 :35.1% 女性:25.7%) は男性が女性を9ポイント上回っています 男女 年代別にみると 男女ともに 20 代で 男性相談窓口の整備 が 2 割を占めています また 男性の 男女共同参画に関する情報の収集 提供 はおおむね年代が上がるとともに増加する傾向にあります 就職講座や起業講座などによる女性の就業支援 については 女性の 50 代以下で3 割台と多くなっています 16

(5) 男女共同参画社会の実現のためには 女性のみならず男性の理解と参加が必要 ( 問 31:P172~) 男女共同参画社会の実現のために重要なこととして 男性が積極的に家事 育児に参加できるよう 就労時間や制度を見直すこと (47.2%) 男性が女性の社会的地位向上に関して理解を持ち 協力すること (45.7%) 子どものときから家庭や学校で 男女の平等について教えること (45.1%) が多く挙げられています 男女別にみると 女性が経済力を持つこと ( 男性 :19.0% 女性:35.2%) は女性が男性を 16 ポイント上回っており 女性が問題意識と自覚を持つこと ( 男性 :28.9% 女性 :38.2%) は女性が男性を 10 ポイント程度上回っています 男女 年代別にみると 男女ともに 男性が積極的に家事 育児に参加できるよう 就労時間や制度を見直すこと は比較的低い年代で多くなっており 男性の 20 40 代では過半数 女性の 20 30 代では6 割以上を占めています また 女性の 女性が問題意識と自覚を持つこと は年代が上がるとともに増加する傾向にあります (6) 今後も 家庭生活と仕事 地域活動の両立をすすめるまちづくり が望まれる ( 問 32:P174~) 今後市が力を入れていくべき施策としては 家庭生活と仕事 地域活動の両立をすすめるまちづくり (44.2%) が最も多く 人権を尊重しあい男女平等をすすめるまちづくり (34.7%) 社会における制度や慣行を見直し 多様な生き方ができるまちづくり (34.1%) 男女が経済的に自立し 働きやすいまちづくり (33.9%) が続きます 男女別にみると 家庭生活と仕事 地域活動の両立をすすめるまちづくり ( 男性 : 39.2% 女性 :49.3%) 男女が経済的に自立し 働きやすいまちづくり ( 男性 :29.3% 女性 :38.9%) は女性が男性を 10 ポイント程度上回っています 男女 年代別にみると 男女ともに 人権を尊重しあい男女平等をすすめるまちづくり はおおむね年代が上がるとともに増加する傾向にあります また 女性の 家庭生活と仕事 地域活動の両立をすすめるまちづくり は比較的低い年代で多くなっており 30 40 代では6 割前後を占めています 17