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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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第三章:保育士の就業・就職行動と意識

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警備員指導教育責任者の選任の基準 ( 警備員規模別 ) 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 9 人以下 (n=65) 26.2% 9.2% 6.2% 6.2% 49.2% 3.1% 2.6% 10~29 人 (n=116) 30.2% 13.8% 5.2% 8.6

3. 民泊の利用経験 SQ1: あなたは 民泊 を利用したことがありますか ( いくつでも ) 回答者属性 不在民不在民利用し不在民不在民利用し H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - 泊 - 国泊 - 海たこと泊 - 国泊 - 海たこと国内海外国内海外内外はない内外はない 100.


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Ⅰ 調査目的 中小企業で外国人労働者を雇用する例が広くみられるようになっている 背景には生産年齢人口の減少だけではなく 海外展開や訪日観光客の受け入れといった中小企業経営の国際化もある 人手不足への対応として導入が進んだ外国人労働者であるが しだいに企業の成長や事業展開に欠かせなくなってきていると考

基本情報調査 性別 年齢 合計 合計男性女性その他不明 18~19 歳 20~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~64 歳 65~69 歳 70 歳以上不明 性別 男性女性その他不明 合計

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

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( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

1 消費者庁に対する認知度 消費者庁 の認知度を性別でみると 男性の認知度が 80.1% に対し女性は 72.1% と 男性の認知度の方が女性よりも高くなっている 年代別では 40 代の認知度が 8% と他の年代の中ではもっとも高くなっている 一方 70 歳以上の認知度は 58.9% と他の年代の中

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関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

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テレワーク制度等 とは〇 度テレワーク人口実態調査 において 勤務先にテレワーク制度等があると雇用者が回答した選択枝 1 社員全員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 2 一部の社員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 3 制度はないが会社や上司などがテレワーク等をす

2 名以上の独立社外取締役の選任状況 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社の比率は 市場第一部では 9 割を超え 91.3% に JPX 日経 400では 97.7% に 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社 ( 市場第一部 ) の比率推移 ( 参考 ) 100% 88.0% 91.

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Transcription:

マンション管理士の業務についてのアンケート調査結果の概要 平成 30 年 6 月 1 日公益財団法人マンション管理センター

目次 1 アンケート調査概要 3 2 アンケート調査結果 2-1 回答者について 4 2-2 マンション管理士資格の取得状況等 5 2-3 マンション管理士の活動状況等 10 3 自由回答意見 20 2

1 アンケート調査概要 マンション管理士の業務についてのアンケート調査 概要 調査目的 マンション管理の適正化の推進に関する調査研究の一環として マンション管理士の活動の実態を把握 調査対象 意向調査 : マンション管理士 23,118 名 ( 平成 27 年度末登録者 ) ( ) 本調査 : 意向調査にてアンケート回答への同意があったマンション管理士 6,849 名 調査期間 意向調査 : 平成 29 年 9 月 15 日 ( 金 )~ 平成 29 年 10 月 12 日 ( 木 ) 本調査 : 平成 29 年 11 月 27 日 ( 月 )~ 平成 29 年 12 月 22 日 ( 金 ) 調査方法 郵送配布 郵送回収 主要調査項目 マンション管理士取得の動機 マンション管理士としての活動の状況 マンション管理士としての業務の内容 回収状況 本調査発送数 6,849 通 本調査回収数 5,562 通 ( 回収率 :81.2%) 3 第一段階の調査として全てのマンション管理士に対して アンケート回答の意向の有無に関する調査を行い ( 意向調査 ) アンケート回答に了承する旨の回答のあったマンション管理士に対してアンケート票を送付し 本調査を行った

2-1 アンケート調査結果 ( 回答者について ) (1) 回答者の属性 回答者の年齢は 60~69 歳 の割合が最も高く34.3% であり 次いで 50~59 歳 が27.1% となっている 回答者のマンション管理士登録年度は 平成 13-15 年度 の割合が最も高く24.4% となっている 回答者の居住地は 関東地方 が52.8% 近畿地方 が19.7% と 大都市のある地域の割合が高くなっている 年齢マンション管理士登録年度居住地都道府県 (19 歳以下は対象者なし ) 80 歳以上 1.7% 0.2% 20~29 歳 0.3% 30~39 歳 4.1% (n=5562) 平成 28 年度以降 3.1% 4.9% (n=5562) 四国地方 1.4% 九州地方 中国地方 3.3% 7.0% 0.3% 北海道地方 3.9% 東北地方 3.1% (n=5562) 70~79 歳 15.6% 40~49 歳 16.7% 平成 25-27 年度 15.7% 平成 13-15 年度 24.4% 近畿地方 19.7% 60~69 歳 34.3% 50~59 歳 27.1% 平成 22-24 年度 16.6% 平成 19-21 年度 16.0% 平成 16-18 年度 19.4% 中部地方 8.5% 関東地方 52.8% 4

2-2 アンケート調査結果 ( マンション管理士資格の取得状況等 ) (1) マンション管理士資格を取得した理由 ( 複数回答 ) マンション管理士資格を取得した理由は 1 職場の業務に活かすため 2 就職 転職に活かすため 3 職場で資格取得の奨励があったため のいずれかを選択し 現在又は将来の仕事に活かすことを目的とした者が最も多い (n=5562) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 現在又は将来の仕事に活かすため 65.8% 自己研鑽のため 50.1% 居住するマンションの役員等の職務に活かすため 20.8% マンション管理士として就業するため 19.2% その他 5.2% 0.4% 現在又は将来の仕事に活かすため の内訳 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 1 職場の業務に活かすため 43.7% 5 2 就職 転職に活かすため 3 職場で資格取得の奨励があったため 22.1% 19.0%

2-2 アンケート調査結果 ( マンション管理士資格の取得状況等 ) (2) 回答者の職業 ( 単一回答 ) 回答者の職業は 会社員 と回答した者が多く 特に マンション管理業や不動産業に従事する会社員が 34.6% となっている マンション管理士として就業 と回答した者は 4.6% であった 1.1% (n=5562) 学生 0.1% 無職 14.4% その他 8.3% 会社員 ( マンション管理業 ) 19.9% 主婦 主夫 1.0% マンション管理士として就業 4.6% 会社員 ( 不動産業 ) 14.7% 公務員 団体職員 6.0% 自営業 9.9% 会社員 ( その他の業種 ) 12.8% 会社員 ( 建設業 製造業 ) 7.3% 6

2-2 アンケート調査結果 ( マンション管理士資格の取得状況等 ) (3) マンション管理士以外に取得している資格 ( 複数回答 ) マンション管理士が他に取得している資格については 管理業務主任者 が 85.2% 宅地建物取引士 が 77.8% となっており 割合が特に高い (n=5562) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 管理業務主任者 85.2% 宅地建物取引士 77.8% ファイナンシャルフ ランナー 22.9% 建築士 行政書士 建築施工管理技士 8.3% 11.9% 11.1% 不動産鑑定士税理士司法書士弁護士公認会計士 1.2% 0.6% 0.5% 0.3% 0.1% その他 27.6% 2.4% 7

2-2 アンケート調査結果 ( マンション管理士資格の取得状況等 ) (4) 居住するマンションでの役員等就任経験 ( 複数回答 ) 居住する分譲マンションでの役員等就任経験に関しては 約 8 割の回答者が居住しているマンションでの役員等就任を経験しており うち理事長経験者も 37.3% という結果であった (n=3120) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 理事長に就任したことがある 37.3% 理事長以外の理事に就任したことがある 52.9% 監事に就任したことがある 18.1% 専門委員に就任したことがある 26.2% 顧問に就任したことがある 4.1% その他の役職に就任したことがある 3.9% 役員等には就任したことがない 20.3% 4.0% 8

2-2 アンケート調査結果 ( マンション管理士資格の取得状況等 ) (5) マンション管理士として行っているスキルアップの方法 ( 複数回答 ) マンション管理士として行っているスキルアップの方法としては 法定講習の受講 が 65.2% 専門図書やインターネットでの情報収集 が 45.6% と割合が高い (n=5562) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 法定講習の受講 65.2% 専門図書やインターネットでの情報収集 45.6% 各種団体が主催する講演会 セミナーへの参加 29.1% 勉強会等への参加 17.3% 他のマンション管理士等の指導による実践的な知識 経験の取得 9.6% その他 7.8% 6.6% 9

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (1) マンション管理士としての現在の活動状況 ( 単一回答 ) マンション管理士としての活動を行っている 又は 以前活動を行っていた と回答した者の割合は 21.5% であった 一方 活動を行ったことがない と回答した者が 75.8% を占めている マンション管理士としての活動とは 管理組合等への助言 指導 その他の援助業務を指し 管理会社等の社員としての業務や自己が居住するマンションの管理組合での役員就任等は含まない 2.8% 本業として活動を行っている 5.4% (n=5562) 副業として活動を行っている 7.7% 21.5% 以前活動を行っていたが 現在は行っていない 8.4% 活動を行ったことがない 75.8% 10

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (2) マンション管理士として本業又は副業として業務を行っている者の属性 回答者の年齢は 60~69 歳 の割合が最も高く 40.3% であり 次いで 70~79 歳 が 28.8% となっている一方 60 歳未満も 27% となっている 回答者のマンション管理士登録年度は 平成 13-15 年度 の割合が最も高く 29.5% となっている 回答者の居住地は 関東地方 が 51.4% 近畿地方 が 18.5% と 大都市のある地域の割合が高くなっている 年齢マンション管理士登録年度居住地都道府県 (29 歳以下は該当なし ) 80 歳以上 3.6% 70~79 歳 28.8% 0.3% 60~69 歳 40.3% 30~39 歳 0.8% 40~49 歳 8.4% 50~59 歳 17.8% (n=729) 平成 28 年度以降 2.5% 平成 25-27 年度 14.1% 平成 22-24 年度 16.9% 1.9% 平成 19-21 年度 14.0% 平成 13-15 年度 29.5% 平成 16-18 年度 21.1% (n=729) 四国地方 1.1% 中国地方 2.5% 近畿地方 18.5% 0.5% 中部地方 8.8% 九州地方 9.5% 北海道地方 4.5% 東北地方 3.2% 関東地方 51.4% (n=729) 11

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (3) マンション管理士としての実務経験年数 ( 単一回答 ) マンション管理士として活動を行っている者のマンション管理士としての実務経験年数は どの階層にも万遍なく分布している 問 : マンション管理士としての現在の活動状況 で 本業として活動を行っている 副業として活動を行っている を選択した者のみ回答 2.9% 1 年未満 1.5% (n=729) 満 13-15 年 22.6% 満 1-3 年 20.4% 満 10-12 年 16.5% 満 4-6 年 22.4% 満 7-9 年 13.7% 12

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (4) マンション管理士業務の具体的な内容 ( 複数回答 ) マンション管理士の業務の具体的内容としては 管理組合から依頼を受けて行う 規約の制定 変更等に係る業務 顧問業務 大規模修繕工事の関係業務 等が多い また 行政等の依頼により行われる 相談会等での相談業務 についても 高い割合を示している 問 : マンション管理士としての現在の活動状況 で 本業として活動を行っている 副業として活動を行っている を選択した者のみ回答 規約の制定 変更等に係る業務 0% 20% 40% 60% 80% 顧問業務 大規模修繕工事の関係業務 長期修繕計画 修繕積立金の見直し等に係る業務 管理会社の変更等管理委託の見直し等に係る業務 管理費滞納対策の関係業務 管理組合の運営 発注等の監査業務 第三者管理としての管理組合役員就任業務 相談会等での相談業務 その他 13 本業として活動を行っている 副業として活動を行っている

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (5) マンション管理士としての業務に伴う過去 1 年間の年間売上高 ( 単一回答 ) マンション管理士を本業として活動を行っている者について マンション管理士としての業務に伴う過去 1 年間の年間売上高は 400 万円以上が 18.8% 100 万円以上 400 万円未満が 30.4% 100 万円未満が 37.3% となっている マンション管理士を本業として活動を行っている者 マンション管理士を副業として活動を行っている者 3.0% 収入を得たことはない 10.6% 2,000 万円以上 3.0% 1,000 万円以上 2,000 万円未満 2.3% 400 万円以上 700 万円未満 10.2% (n=303) 700 万円以上 1,000 万円未満 3.3% 400 万円以上 18.8% 2,000 万円以上 0.5% 3.1% 収入を得たことはない 23.7% 700 万円以上 (n=426) 1,000 万円未満 0.2% 400 万円以上 700 万円未満 1.2% 100 万円以上 400 万円未満 12.7% 100 万円未満 37.3% 100 万円以上 400 万円未満 30.4% 100 万円未満 58.7% 14

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (5) マンション管理士の業務を受注したきっかけ ( 複数回答 ) マンション管理士の業務を受注したきっかけについては 所属する団体や関係者等からの紹介によって 相談会やセミナー講師の活動によって の割合が高くなっている 本業として活動を行っているマンション管理士は 自己のホームページ等での宣伝に力を入れている 問 : マンション管理士としての現在の活動状況 で 本業として活動を行っている 副業として業務を行っている 以前活動を行っていたが 現在は行っていない を選択した者のみ回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 所属する団体や関係者等からの紹介によって 相談会やセミナー講師の活動によって 自己のホームヘ ーシ 等での宣伝によって 地方公共団体で行うアト ハ イサ ー訪問派遣によって 管理組合等への訪問活動によって マンションみらいネットの訪問説明 補助業務での訪問派遣によって 15 本業として活動を行っている副業として活動を行っている以前活動していたが 現在は行っていない

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (6) マンション管理士として活動する事務所について 事務所の形態については 個人事務所が 77.1% 会社組織 NPO 法人 一般社団法人 一般財団法人といった組織で活動するマンション管理士は 21.6% となっている 事務所に所属するマンション管理士の人数は 1 人 ( 本人のみ ) が 75.8% 11 人以上という回答が 4.4% となっている 問 : マンション管理士としての現在の活動状況 で 本業として活動を行っている を選択した者のうち 事務所がある旨を回答した者のみ回答 事務所の形態 ( 単一回答 ) 事務所のマンション管理士の人数 ( 数値回答より分類 ) 事務所のマンション管理士以外の人数 ( 数値回答より分類 ) 一般社団法人 一般財団法人 2.2% NPO 法人 7.5% 個人事務所 ( 法人 ) 8.4% 会社組織 11.9% その他 0.9% 0.4% 個人事務所 ( 法人以外 ) 68.7% (n=227) 4-5 人 4.4% 11-15 人 3.5% 6-10 人 5.3% 2-3 人 6.6% 16 人以上 0.9% 3.5% 1 人 75.8% (n=227) 4-5 人 1.3% 16 人以上 1.8% 11-15 人 1.3% 6-10 人 3.1% 2-3 人 9.3% 16.7% 1 人 16.3% 0 人 50.2% (n=227) 16

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (7) 事務所の形態による比較 (1 事務所のマンション管理士の人数 事務所のマンション管理士以外の人数 ) 個人事務所では所属するマンション管理士が 1 人 ( 本人のみ ) の事務所が 86.3% となっている一方 会社組織 NPO 法人 一般社団法人 一般財団法人が運営するマンション管理士事務所では所属するマンション管理士が 11 人以上の事務所が 18.4% となっている 個人事務所では事務所のマンション管理士以外の人数が 0 人の事務所が 58.9% となっている一方 会社組織等が運営するマンション管理士事務所では事務所のマンション管理士以外の人数が 11 人以上の事務所が 10.5% となっている 事務所のマンション管理士の人数 事務所のマンション管理士以外の人数 17

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (7) 事務所の形態による比較 (2 マンション管理士としての業務に伴う過去 1 年間の年間売上高 ) 過去 1 年間の年間売上高について 400 万円以上と回答したマンション管理士は 個人事務所では 18.7% 会社組織 NPO 法人 一般社団法人 一般財団法人で活動するマンション管理士は 30.6% となっている 18

2-3 アンケート調査結果 ( マンション管理士の活動状況等 ) (8) マンション管理士として活動していない者の今後の活動の意向 ( 単一回答 ) マンション管理士として活動を行っていない者の 今後マンション管理士としての活動を行う意向については 活動するつもり と どちらともいえない と回答した者があわせて 78.1% となっている 問 : マンション管理士としての現在の活動状況 で 以前活動を行っていたが 現在は行っていない 活動を行ったことがない を選択した者のみ回答 0.9% (n=4680) 活動をするつもり 19.2% どちらともいえない 58.9% 活動をするつもりはない 21.0% 19

3 アンケート調査結果 ( 自由回答意見 ) (1) マンション管理士資格制度に対する自由回答意見 マンション管理士の資格制度に対する自由回答を整理すると 1 資格者の研鑽に関する意見 2 マンション管理士の活用に関する意見 3 資格の認知に関する意見 4 資格に関する意見などが示されている 1 資格者の研鑽に関する意見 マンション管理士としての専門能力アップのための実務研修会や より実践的な研修会の開催など研修制度の充実が必要である旨の意見があった また 研修会やセミナーに参加できる環境にないため ネットを利用した情報収集方法を充実してほしいとの意見や 経験のあるマンション管理士に関して勉強することが必要であるとの意見などもあった 2 マンション管理士の活用に関する意見 管理組合には充分な資金がないことが多いため 国 地方公共団体等公的機関からの財政的な支援でマンション管理士を管理組合に派遣する制度の拡充を望む意見 要望があった また 各行政単位等でマンション管理士の登録を行い アドバイザーとして活用してもらいたいという意見などもあった 3 資格の認知に関する意見 マンション関係者の知名度はあっても 管理組合役員や区分所有者等の認知度が低いため これまで以上に広報の取り組みなどが必要であるという意見があった 4 資格に関する意見 現在の名称独占資格では マンション管理士として独立した業務を行うことが難しいため 宅地建物取引士などの資格と同様に業務独占資格に改めるべきである旨の意見 要望が寄せられた 現状ではマンション管理士として充分な収入を得ることが難しいため 独立して本業で生計を立てていくことが困難であるという意見があり その理由として 委託者が管理組合では十分に報酬を支払う資金がないことや一件当たりの契約額が低いことなどが挙げられている 20

3 アンケート調査結果 ( 自由回答意見 ) (2) マンション管理士試験 法定講習に対する自由回答意見 マンション管理士試験 マンション管理士の法定講習に対する自由回答を整理すると 以下のような意見がみられた マンション管理士試験に対する自由回答意見 試験問題の難易度について 難しすぎるという意見と安易に難易度を下げるべきではないとの両面の意見があった 試験問題の内容について 区分所有法や標準管理規約により重点を置くべきであるという意見や より実務に即した内容とすべきであるとの意見があった 試験の方式についてや専門性の高いマンション管理士の差別化といった意見があった マンション管理士の法定講習に対する自由回答意見 講習の開催方法について 開催回数及び開催場所の増加 講習料金の値下げ 講習時間の短縮 ビデオ講習ではなく生の講師での講習 e- ラーニング講習の導入などを求める意見があった 講習の内容について 資格更新のためだけの講習内容とならないよう より実務的な講習を希望するという意見や 実際に活動しているマンション管理士の実務活動を聞きたいなどの意見があった 21