情緒障がい学級(あおば学級)第1・3・4学年

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第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

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第5学年  算数科学習指導案

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

資料5 親の会が主体となって構築した発達障害児のための教材・教具データベース

単元名 算数科たけのこ学級竹原市立竹原小学校指導者亀井貴司 本単元で育成する資質 能力 かずとすうじ (1 年生 ) けい算のじゅんじょ (2 年生 ) かくれたかず (3 年生 ) 課題発見 解決力, 協働する力 1 日時 平成 30 年 10 月 5 日 ( 金 ) 第 5 校時 2 学年 たけ

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

いろいろな衣装を知ろう

学年 :2 年単元名 :2. たし算のひっ算 -たし算のしかたを考えよう 1. 単元目標 :( 全 10 時間 ) 2 位数の加法の筆算の仕方について理解し 確実にできるようにするとともに それを用いる能力を伸ばし 加法についての理解を深める 考 表 動作化や図にかいて演算決定しようとする 既習事項

< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

生活単元学習指導案 日時 : 平成 27 年 11 月 17 日 ( 火 ) 授業者 : 谷麻紗美 1. 単元名 校内販売を成功させよう 2. 単元について本学級は平成 27 年度より設置された特別支援学級 ( 知的 ) である 現在 1 年生の男子 3 名が在籍しており 障害の程度はさまざまである

第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

Taro-第1学年 算数科学習指導案

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

保健体育科学習指導案

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特別支援学級 1 2 組国語科学習指導案 児童 1 年 (1 名 )2 年 (1 名 )3 年 (3 名 ) 4 年 (1 名 )5 年 (2 名 ) 計 8 名指導者藤澤勝利 (T1) 小綿幸子 (T2) 國久伸子 (T3) 1 単元名 ( 題材名 ) 文をつくろう 2 単元 ( 題材 ) につい

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

1

Microsoft Word - 社会科

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

教科別の指導 算数 学習指導案 平成 27 年 12 月 1 日 ( 火 ) 第 5 校時場所教室指導者 T1 T2 T3 T4 1 題材名 買い物をしよう 2 題材について (1) 学級及び児童の実態途中省略数に関する実態では どの児童も 2 桁の繰り上がりのある足し算や 繰り下がりのある引き算の

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

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(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

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単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

○数学科 2年 連立方程式


< 算数科 > < 生活単元学習 > デジタル時計を見て, 時刻を読む 必要感 ( 時 ) 分に起きる 寝る アナログ時計の長針と短針を区別する 目的意識 ( 時 ) 分に に出発する アナログ時計の長針を見て, 目盛りを数え ( 時 ) 分に いただきます ごちそ て何分か読む うさま をする ア

5 単元について 第 1 学年では これまで数の意味と表し方について いくつといくつ において 1 つの数を合成や分解により構成的にみることを学習してきた また 10 よりおおきいかず において 十いくつ を 10 といくつ ととらえる学習をしてきた このような見方は 繰り下がりのある減法の計算の仕

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

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いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 三角形を辺や角に目をつけて分類整理して それぞれの性質を見つけよう 二等辺三角形や正三角形のかき方やつくり方を知ろう 二等辺三角形や正三角形の角を比べよう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか (

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

( 生活単元学習 ) 学習指導案 日時 :2016 年 10 月 14 日 ( 金 ) 場所 : 多目的教室 2 階児童 :5 学年 3 名 6 学年 3 名計 7 名指導者 : 山田由加里介助者 : 遠藤千尋横田真弓 1. 題材名 テレビ局を紹介しよう (STV テレビ局 UHB テレビ局 レスト

国語科学習指導案様式(案)

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案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

今年度の校内研究について.HP

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

4 研究との関わり (1) 確かな学びを生み出すノート作り研究内容 2-2 正しい手順で正確に計算させるために, 問題間に余白をとらせ, 筆算には補助数字を書かせる 本単元では, 既習の 2 位数の加減筆算の仕組みを用いて, 繰り上がりと繰り下がりが 2 回ある場合の加減の筆算の仕方を身に付けること

2、協同的探究学習について

★数学学習指導案最終(知的障害)

○学部 ○○科 学習指導案

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

H30全国HP

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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小学校の学習指導案例 ( 知的 ) 学級算数科学習指導案 1 単元名 時計 指導者 : 2 単元について (1) 児童観本学級は 年生 1 名 (A 児 ) 年生 1 名 (B 児 ) 年生 名の計 名で構成されている A 児は 数唱や数を数えることなどはある程度できるが 数の大小など数の概念の理解

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

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(3) 指導観指導にあたっては, 生活単元学習の指導内容との関連を図り, 学習のまとめとして実際に買い物学習に行くという意欲付けをしながら, 金銭学習に興味をもたせ活動させたいと考えている お金の扱いは, 具体的な実際の経験を通じて学習することが最も効果的であるので, できるだけ多くの機会がもてるよ

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

高等部3年 社会学習指導案

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

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小学校国語について

第4学年算数科学習指導案

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

第6学年算数科学習指導案

難聴児童の伝える力を 高めるための指導の工夫 -iPadを活用した取り組みを通して-

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

Taro-安代小3学年算数指導案

自己紹介をしよう

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

文章題レベルチェック(整数のかけ算、わり算)【配布用】

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PowerPoint プレゼンテーション

英語科学習指導案

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Transcription:

自閉症 情緒障がい学級 ( あおば ) 算数科学習指導案 児童 6 年男 名 5 年女 名 4 年男 名 3 年男 名 2 年男 2 名 2 年女 名 年男 名計 8 名 指導者田浦順子 (T) 片方志穂 (T2) 単元名 6 年 変わり方を考えよう ( 東京書籍 6 下 ) 5 年 かずのなまえをおぼえよう 4 2 年 0より大きいかず 3 年 かけ算の筆算を考えよう ( 東京書籍 3 下 ) 2 児童の実態についてあおば学級には, 年生から6 年生までの8 名の児童が在籍している 学年差は大きく, 発達段階ではカナータイプの児童から高機能自閉症の児童までと幅がかなり広い 言語面については,8 名のうち3 名は, コミュニケーションにハンディはなく, 大人顔負けに雄弁に話すことができる また4 名は, 教師の指示理解がほとんどできて, 単語や 2 語文での会話ができる あと 名は, 教師の指示理解はだいたいできるが, 言葉での応答は難しい状態である 学級内においては, 子どもたちと教師とはラポートが取れているので, どの子も目線を合わせることができるようになった また, 今年度学級では, 集団 として行動できることをめあてにしていて, 個別の指示を徐々に尐なくし, なるべく一斉指示で活動できるようにと練習中である これは, 交流学習に行ったときに必要になってくるためである それにも, だいぶ慣れてきたが, 定着にはまだ間がかかると思われる さらに指示されたことを正しく行なうことも目指していて, 授業中にそれぞれの子どもが集中できる間が増えてきているのにともない, 一人でも指示された個々の課題に取り組めるようになってきている その分, 休み間等は8 人それぞれが思い思いに一人遊びをしてリラックスをするという行動がパターン化してきている 学習間と休み間の区別ができてきているので, 行動にメリハリがついてきている そして, 教師が, 休み間が終わったことを告げると, すぐに遊びをやめることができるので, 気持ちや場面の切り替えもできるようになってきている さらに, どの子も, 語彙が増えたことで, 教師と関わって遊ぼうとしたり, 子どもたち同士でもコミュニケーションをとろうしたりする様子も見られるようになってきた このような学級の子どもたちであるが, 算数科にかかわる実態として, これまでの様子から, 数 に関する概念は, 以下のように捉えた 子ども数の概念の様子と学習の様子 学年相応の教科書内容が十分理解できる B 数字は,3まで読める 4 以降は不確か 対 対応は難しい 00までの数詞の読み書きができるが, 大小の理解はできていない C 9までの加法はブロックを操作しながら計算できる 学年相応の教科書内容が十分理解できる 00までの数詞の読み書きができる E 9までの加法はできる 00までの数詞の読み書きができるが, 大小の理解はできていない F 5 までの加法はブロックを操作しながら計算できる G 0までの数詞の読み書きができ, 対 対応ができる H 学年相応の教科書内容が十分理解できる

3 単元について () 設定理由について算数の学習をするうえでの力の差は大きいため, 同一の単元では子どもの学びを充足するのは難しい そのため, 内容については, 個々のレベルに合わせて個別に設定したいと考えた 6 年生,3 年生, 年生については, 教科書を理解できる力があるので, 主に教科書を使って学習を進めていきたい 4 年生と2 年生 3 人と 年生は, 半具体物を操作しながら0のまとまりを理解させ, の単元では, 繰り上がりのあるたし算に挑戦したいと考えている 5 年生には, 数詞のなぞりがきの練習や仲間わけを中心に学習し算数の基礎を身に付けさせたいと考えている (2) 指導について指導については, 仮説 2に基づき, 学習シートは, 児童の実態に合わせて数種類用意し, 強化子としてシールやパソコンでの学習を取り入れるなど子どもたちが意欲的に学習できるようにしたい また, 仮説 3に基づき, 年度当初から本とほぼ同じ座席と手順で学習を取り取り組ませている 変化を苦手とする子どもたちなので, できるだけ授業スタイルを変えずにそして, 内容も尐しずつ進んでいくようにしてきた さらに, 子どもたちの学習内容と実態に合わせてTTの形態をとり, グループに分けて行いたい 本も落ち着いて学習できると考えているが, 参観者が来室することで普段の教室の様子が異なり, 不安になったり緊張したりすることが予想されるので, なるべくあせらずゆったりと, 子どものペースにあわせてできる内容で取り組ませたい 4 単元指導計画 () 単元の目標上記の様子から本単元の目標は, 以下のように設定した 子ども単元の目標 比例の意味や性質, グラフの特徴を理解する B 教師の指示に従いながら, 仲間わけをしたり数えたりすることができる C 半具体物の操作を行ないながら,0のまとまりを作ることができる 2 位数 2 位数の計算のしかたや筆算のしかたを理解する E 0のまとまりが0 個集まると00になることを理解する F 半具体物の操作を行ないながら,0のまとまりを作ることができる G 半具体物の操作を行ないながら, 教師と一緒に0のまとまりを作ることができる H 半具体物の操作を行ないながら,0のまとまりを作ることができる (2) 単元指導計画 ( 全 0 間 ) オリエンテーション, 学習計画をたてよう 間グループに分かれて学習しよう 8 間 ( 本 5/8 間 ) できるようになったことを発表しよう 間

個別の単元指導計画表 B C E F H G 2 3 オリエンテーション, 学習計画 0 まで教師 と一緒に数 2 詞を数える 3 数詞をなぞり 書きする 4 5 仲間わけをす る ( 本 ) 6 7,2,3 の 数え方を知 8 る 00までの数詞を数える 30までの数詞を数える 0 個ずつの束を具体物で作る 0 個ずつの束を具体物で作る 何十といくつ の数え方を知る 十といくつ の数え方を知る 何十といくつ の数え方に慣れ 十といくつ の数え方に慣る れる 何十何 の数え方を知る ( 本 ) 十何 の数え方を知る ( 本 ) 何十何 の数え方に慣れる 十何 の数え方に慣れる できるようになったことを発表しよう オリエンテーション, 学習計画 水槽に水を入れた間が2 倍 3 倍にな 位数 何十の計算をする ると水の深さはどう変わるか調べる 2 用語 比例 の意味を知る 2 位数 何十の計算をする 3 水槽に水を入れた間と水の深さの変 2 23 の計算のしかたを考える わり方を, 表を使って調べる 2 4 水の深さを間でわった商はどのよう 筆算のしかたをまとめる になるか調べる 5 比例の関係であることを確かめ, 比例の 58 46 の計算のしかたを考える ( 本 ) 性質などを使って問題を解決する ( 本 ) 6 水の深さが水を入れる間に比例する関係 86 30 の簡便な計算のしかたを考え をグラフに表して, その特徴を調べる る

7 比例のグラフは, 直線となり, 原点を 通ることをまとめる 3 46 の筆算と 46 3 の筆算を比べ てどちらが簡単か考える 3 8 力を付けよう に取り組む 2 位数 位数の暗算のしかたを理解する 新しく分かったことを発表しよう 5 本の指導 () 目標 表現 理解 B E,H C,F,G 仲間わけができ 0のまとまりを意識し 教師と一緒に,0のまとまりを意 る て数えることができる 識しながら, 数えることができる 表現 処理 比例の関係を判定し, その性質を用い て, 問題を解決することができる 2 位数 2 位数 ( 部分積が 2 桁,3 桁の繰 り上がりなし, あり ) の筆算ができる (2) 研究との関わり 仮説 (2) 児童の教育的ニーズにあわせた工夫 手立て : 個々の学習課題を設定する それぞれが教師の直接指導を受けながら, 各自の課題が解決できるようにさせたい また, 個々の学習課題を進めていく上で, 学習シートはその子が理解しやすいものを用意し, なるべく自力でできるようにさせたい 仮説 (3) 学習形態 学習過程など多様な学習活動の工夫 手立て : 大きく4つのグループに分けて,2 名の教師が直接間接指導を行なう 常に同じ手順で学習を進めることにより見通しをもち, 落ち着いて学習できるようにしたい 学習場面において, 子どもたち同士が関わり合いをもつ場面を仕組みたい

(3) 展開過程学習活動形態 学習の準備をする つか 2 あいさつをする む 5 分 3 学習課題の確認をする 全体 指導上の留意点 ( 支援) B T の指示を聞き, 学習の準備をする T2 はスムーズ 教師の指示をよく聞くことができように, 姿勢を正 やってみる 30 分個またはグループ 4 本の学習内容を知る 5 個々の課題に取り組む 6 学習した内容を他児に紹介するための準備をする 数字のなぞりがき練習をし, 仲間わけをする (T2 の直接指導 ) 書き方がよくわかるように, 本児によく見えるピンク色のマーカーペンで,T2 がその場でなぞる数字を書きながら行なう 2 学習シートやシールを使って仲間わけの復習をする テンポ良く学習を進めることができるように声がけをする 3パソコンでマウスレッスンを行なう 前の復習を学習シートを使って行なう 作業の手順表を準備し, 一人でも学習を進められるようにする 2B の学習を協力したり, 励ましたりする 32 桁の数をかける計算をする (T2 の直接指導 ) 本児ができるだけ, 一人で進めるように必要な声がけだけにとどめる 教科書 P57を中心に学習を行なう 4 発表の準備をする 発表用紙に簡単にまとめるように促す ふりかえる 0 分全体 7 学習した内容について, 感想を交えて他児へ紹介する 8 の学習内容を確認する 9 あいさつをする 一人ずつ, クラスの児童に顔が見えるように発表するるように援助する 一人で発表が難しい児童は, 教師と一緒に発表する 各自の学習活動について, 賞賛や励ましをし, の きちんとあいさつできるように, 間を取ったり, 声か (4) 評価 B E,H C,F,G 表現 理解 仲間わけができたか 0のまとまりを意識して数えることができたか 教師と一緒に,0のまとまりを意識しながら, 数えることができた か

指導上の留意点 ( 支援) C E F G H にできるように, 個々の様子を確認し必要に応じて声がけをする 教材教具 させてから指示や説明を話すようにする 個々のプリント学習を行なう 比例の関係に着目して問 T は, 学習に集中できるように, 様子を見ながら題を解決する (T の直接声掛けをする 指導 ) 係りの児童が他児へ学習シートを配ったり, グル P49 を中心に Tが直接ープのリーダーが簡単な指示を出させたりする指導を行なう ことで子どもたちだけで学習が進められるよう 自力解決場面で分からなに準備しておく いようなときは, 質問するように促す 大勢の人が気にならないようにパーテーション 2 強化子シールを貼る を使う Tと T2 が子どもたちの状況をみて, 学習シート 2 発表の準備をする を採点し, 強化子シールを貼るように促し, 賞賛 発表用紙に大きな文字でする 簡単にまとめることができように手本を見せなが 30より大きい数の学習をする (T の直接指導 ) ら促す Tが直接指導を行なう 鉛筆を使いながら,0のまとまりを意識させる 3パソコンを使って, 算数 0といくつ, 何十といくつの数え方を何回も繰の復習問題を行なう り返す B の様子をみてあげることを促す 4 発表の準備をする 発表することを個々に確認する ことができるように指示をする 発表用紙を準備した子には, きちんと提示でき 学習シートシールがんばり表タイマーパソコン具体物として使う鉛筆 学習に意欲を持たせる けをしたりする 表現 処理 比例の関係を判定し, その性質を用い て, 問題を解決することができたか 2 位数 2 位数 ( 部分積が 2 桁,3 桁の繰 り上がりなし, あり ) の筆算ができたか

(5) 板書計画 6 年 3 年 水そうに40cmまで水を入れるとする 58 46の計算のしかたを考えよう と, 何分かかりますか 58 間 2 3 4 5 6 深さ 4 8 2 6 20 24 46 348 58 6 君の考え 232 58 40 2668 2 23 と比べて 練習問題 P49 3 とちゅうの計算が 3 けたになっている くりあがりがある 筆算のやりかたは, 同じ