第1章 計画の概要

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2 平成 27 年度の需要量見込みを記載 ( 平成 3 年度までの各年度の需要量見込みについては 別紙を参照 ) 平成 27 年度推計児童数 ( 人 ) 年齢 平成 27 年度推計児童数 参考 平成 26 年 月現在人口 0-2 歳人口 3,68 2, 歳人口 2,278 2,323

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

第2節 茨木市の現況


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平成 27 年 3 月 田川市

流山市子ども・子育て会議

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

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仙台市基礎データ


第1章 計画の概要

飾区子ども 子育て支援ニーズ調査速報値 参考資料 1 問 1. お住まいの地域 1. 東部地域 702 ( 21.2) 2. 西部地域 1,118 ( 33.8) 3. 南部地域 855 ( 25.9) 4. 北部地域 608 ( 18.4) 5. 無回答 24 ( 0.7) 合計 3,307 (

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

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子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

1 計画見直しの趣旨 中央区では 平成 27 年 4 月の子ども 子育て支援新制度実施に伴い 幼児期の教育 保育および地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保を円滑に行うため 子ども 子育て支援施策を中心に 母子保健 教育 ワーク ライフ バランス等の取組を総合的に推進する ( 以下 本計画 とい

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広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

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希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

02世帯

Microsoft Word 結果の概要(1世帯)

長野県の少子化の現状と課題

平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

1 お子さんとご家族の状況について 子どもをみてもらえる親族 知人 0 歳 1 2 歳 3~5 歳ともに 緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる が最も多く 60 を超えています 0 歳児は他の年齢に比べて 日常的に祖父母等の親族にみてもらえる が 37.1 となっています 少数では

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

 

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第1章 計画の策定にあたって 第 2 章 子子どもと家庭を取り巻く状況 どもと家庭を取り巻く状況 第2章 1 子どもと家庭の現状 1 子どもと家庭の現状 ① 口 ア 口 年齢3区分別 口 町 市 の 口 は 貫 し て 増 加 し て お り 2004 年 に は 40 万 を 超 え 2014 年

1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

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教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

資料2:修正一覧

平成27年度税制改正要望結果について

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

地域子育て支援拠点事業について

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 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         

地域子ども 子育て支援事業の量の見込み及び評価シート (1) 利用者支援事業 教育 保育施設や地域の子育て支援の事業等の利用について情報集約と提供を行うとともに 子どもや保護者からの相談に応じ 子どもや保護者に必要な情報提供 助言をするなどし 関係機関との連絡調整等を行う事業 利用者支援については

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第2節 茨木市の現況

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表紙

Ⅰ. 人口動態 保育 幼児教育事業の供給 利用状況について 2

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第 2 章 子どもと子育てを取り巻く現状

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平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

PowerPoint プレゼンテーション

【資料2-2】公定価格単価表(案)

目次 第 1 章再編計画策定の趣旨 2 第 2 章就学前の子育てを取り巻く状況の変化 3 第 3 章再編計画の基本的な考え方 7 第 4 章公立幼稚園再編 ( 認定こども園整備 ) 計画 9 2

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2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

第 5 章基本施策の展開 基本目標 1. 多様なニーズに応じた幼児期の教育 保育の環境整備 1-1. 子育てサポートの充実 (1) 現状と課題働く女性が増加し 仕事と子育ての両立の困難さや子育てそのものに対する不安感 負担感が増大していますが 子育ては依然として女性が多く担っているのが現状です この

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

1 回答者の属性

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

問 3 宛名のお子さんのきょうだいの人数 宛名のお子さんを含めた人数で記入 2 人以上の子は 末子の生年月を記入 きょうだいの人数 度数 構成比 1 人 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 1 0.1% 6 人 1 0.1% 無

21年度第1回協議会資料5

子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

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( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

平成 28 年度施策評価シート 基本目標 1 みんなで支え合い 未来につなぐまちづくり 基本施策 3 多世代連携による子育て支援の充実 単位施策名称 1 子育て世代への重点支援所管部 施策の方向性 結婚 妊娠 出産 育児 ( 未就園児 ) の切れ目のない支援を行う仕組みづくりを構築し 結婚支援を含め

意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

1 国 都の動向 法律の改正など 子ども 子育て支援新制度 ( 平 27.4~) < 背景 > 急速な少子化の進行 子育ての孤立感と負担感の増加 保育所 学童クラブの待機児童問題 30 歳代で低い女性の労働力率 子育て支援の制度 財源の縦割りなど < 主なポイント> 保育の量的拡大 教育 保育の質的

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん


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目 次 第 1 章調査の概要 1. 調査の目的 3 2. 調査の概要 3 3. 回収結果 3 4. 居住地区の名称 4 5. 調査結果の見方 4 第 2 章調査結果の詳細 1. 基本属性 7 (1) 子どもの年齢 / 学年 7 (2) 子どもの人数 / 末子の年齢 / 兄弟姉妹中での生まれた順番 7

平成23年度 旭区区民意識調査

説明会の内容 1 事業計画について 1 2 認定こども園について 2 3 認定こども園での教育 保育について 3 4 認定こども園の概要 ( 案 ) について 1 施設の所在等 2 施設の規模 3 開園時期 4 主な配置施設 5 5 認定区分 6 保育日及び保育時間 7 利 定員 6 8 認定区分に

第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備

平成27年国勢調査世帯構造等基本集計結果の概要

平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

いる 少子化の要因として 未婚化 晩婚化の進行や第 1 子出産年齢の上昇 長時間労働 子育て中の孤立感や負担感が大きいことなど 様々な要因が複雑に絡み合っており きめ細かな少子化対策が必要となっている 市民アンケート調査 ( 平成 27 年 8 月 ) の結果によると 少子化対策について すぐ取り組

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

1 少子化に対する県民の問題意識 少子化に対する問題意識 約 9 割の人が少子化を問題であると回答しています 出生率低下に関する認識 原因 出生率低下の原因は 子育て費用の負担が大きい 安心して子育てできる社会制度が十分でない などと捉えられています 図表 1 少子化に対する問題意識 2.2% 2.

合計特殊出生率 : 15 歳から49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので 1 人の女性が生涯に生む子どもの数の平均に相当するとされる 図 2-1 総人口及び年少 老年人口割合の推移 図 2-2 合計特殊出生率の推移 -8-

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

平成 30 年度 名古屋市子ども 若者 子育て家庭 意識 生活実態調査報告書 ( 概要 ) 平成 31 年 3 月 名古屋市 1 調査目的平成 31 年度に策定予定のなごや子ども条例第 20 条の規定による 子どもに関する総合計画 及び子ども 子育て支援法第 61 条の規定による 市町村子ども 子育

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2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

大網白里市子ども 子育て支援に関する調査

平成24年度「全国自治体の子育て支援施策に関する調査」報告書

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第 2 章 柏市の 育てを取り巻く現状と課題 1 等の状況 6 2 育ての状況 7 3 ども 育て 援に対する評価 1 3-5 -

1 人口等の状況 少子高齢化 進行 課題 1 遊びの機会の減少 2 地域の重要性 柏市の は 本計画期間内においては増加傾向にあり 図 1 その後減少に転ずる 込みです その中で 年少 ( 0 1 4 歳 ) が減少する 年 ( 6 5 歳以上 ) は増加が続き 少 齢化は進 する 込みです 図 2 特に 0 5 歳 の減少は きいと 込まれます 図 3 子どもの数が減ることは 遊びの機会の減少につながるなど 子どもの健全な育ちに様々な影響があるため 対応が求められます 図 1 総人口の推計 ( H 2 6 のみ実績値 ( 4 月 1 日 ) ) 図 2 年少人口及び老年人口の推計 ( H 2 6 のみ実績値 ( 4 月 1 日 ) ) 図 3 0 ~ 5 歳人口の推計 ( H 2 2 ~ 2 6 は実績値 ( 各年 4 月 1 日 ) ) - 6 -

今後 産年齢 ( 1 5 6 4 歳 ) の割合が減っていきます 図 4 このことは 地域との関わりが強い どもと 齢者の割合が きくなるということであり これまでにも増して地域の重要性が高まっていくといえます 図 4 年齢構成別人口割合の推計 ( H 2 6 のみ実績値 ) 2 子育ての状況 核家族化地域希薄化進 課題 3 育ての孤 化 4 育てに係る不安や負担 核家族の割合は 年々 まっています 表 1 このことは ニーズ調査の結果からもうかがえます 表 2 また H 2 0 と べ H 2 5 では 祖 等の親族が近くに住んでいる割合が くなっています 表 2 表 1 6 歳未満親族のいる一般世帯の割合 核家族世帯その他親族世帯非親族世帯 H 1 7 8 8. 4 % 1 1. 6 % 0. 0 % H 2 2 9 0. 5 % 9. 1 % 0. 4 % 表 2 親族の居住状況 祖父母等の親族と同居している 祖父母等の親族が近くに住んでいる その他 H 2 0 1 1. 7 % 3 7. 1 % 5 1. 2 % H 2 5 1 1. 1 % 4 9. 7 % 3 8. 4 % ( 国勢調査 ) ( 柏市次世代育成支援行動計画策定に係るニーズ調査平成 20 年 ) - 7 -

近所の話し相 や 育て仲間が いない と回答した割合は それぞれ 1 8. 0 % 1 6. 9 % となっています 図 5 図 6 いずれの質問でも いない と回答した割合は 9. 3 % となっています また 平成 2 0 年の調査では 近所の話し相 が いない と回答した割合が 1 0. 3 % でしたので 地域の中でつながりを持たない保護者が増加する傾向にあると考えられます 図 5 近所の話し相手の有無 図 6 子育て仲間の有無 どもをみてもらえる親族等の有無については 多くの保護者が いる と回答しています 図 7 これは 祖 等の親族が近くに住んでいる割合が いことと関係があると考えられます その で いずれもいない と回答する割合が 1 割強あることから 図 7 緊急時などに困難な状況に陥る可能性がある保護者が一定数いると考えられます 図 7 子どもをみてもらえる親族 知人等の有無 - 8 -

育ては楽しいかという質問に対して H 2 5 では 楽しい 楽しいと感じることのほうが多い と回答した割合が約 8 割を占めており H 2 0 と べ 育てを肯定的に捉えている保護者が増えています 表 3 育てでいらいらすることはあるかという質問に対しては よくある ときどきある と回答した割合が約 8 割を占めています 表 4 表 3 子育ては楽しいか 楽しい 楽しいと感じるこ とのほうが多い 同じくらい 辛いと感じること のほうが多い 辛い H 2 0-5 9. 6 % 3 2. 4 % 5. 3 % - H 2 5 2 8. 4 % 5 2. 4 % 1 7. 0 % 1. 9 % 0. 0 % ( 柏市次世代育成支援行動計画策定に係るニーズ調査平成 20 年 ) 表 4 子育てでいらいらすることはあるか よくある ときどきある どちらともいえないあまりない全くない H 2 5 2 6. 0 % 5 6. 2 % 6. 3 % 1 0. 1 % 1. 2 % 育てでいらいらすることが よくある と回答した割合については どもの年齢が上がるにつれて割合が くなる傾向があります また 回答者の就労の有無別にみると 未就労 の場合のほうが 就労 の場合よりも い傾向があります 表 5 育て仲間の有無別にみると どもの年齢が 0 歳の場合は 育て仲間が いる ほうが くなっていますが 全体としては いない ほうが くなっています 表 5 これらのことは 在宅で子育てをしているほうがいらいらすることがよくあることと 早い段階で子育て仲間を作っておくことがいらいらの軽減につながる可能性があることを示しています 表 5 子育てでいらいらすることが よくある と回答した者の割合 ( 就労 子育て仲間の有無別 ) 子育て仲間 0 歳 1 歳 2 歳 就労 未就労 いる 1 4. 5 % 1 0. 6 % 1 8. 6 % いない 4. 7 % 1 7. 9 % 3 3. 3 % いる 1 6. 6 % 2 0. 8 % 3 4. 3 % いない 7. 7 % 2 4. 4 % 4 0. 0 % - 9 -

育てでいらいらすることが よくある 場合については 他の場合に べ て どもを叱るときにたたくなどすることが よくある と回答する割合が い傾向がうかがえます 表 6 前項との関係では 児童虐待の未然防止策 の一つとして 子育て仲間をつくることが有効であることがうかがえます 表 6 子どもを叱るとき たたくなどすることが よくある と回答した者の割合 ( いらいらすることの有無別 ) 0 歳 1 歳 2 歳 いらいらすることが よくある 3. 7 % 7. 5 % 1 5. 2 % いらいらすることが ときどきある 0. 5 % 0. 9 % 2. 6 % いらいらすることが どちらともいえない 2. 6 % 0. 0 % 0. 0 % いらいらすることが あまりない 0. 0 % 0. 0 % 0. 0 % 地域 育て 援拠点事業を 利 していない と回答した割合について 回答者の 育て仲間の有無別にみると 育て仲間が いない 場合のほう が いる 場合よりも い傾向があります 表 7 また 地域 育て 援拠 点事業の 形態である 地域 育て 援センター の利 者が当該センター を知ったきっかけは 育て仲間 近所の の順に多くなっています 図 8 これらのことから 子育て仲間をはじめとする人とのつながりの有無が 子育て支援事業を利用するかどうかに影響していると考えられます 表 7 地域子育て支援拠点事業を 利用していない と回答した者の割合 ( 子育て仲間の有無別 ) 0 歳 1 歳 2 歳 子育て仲間が いる 6 3. 1 % 5 2. 4 % 6 1. 3 % 子育て仲間が いない 8 0. 2 % 6 5. 7 % 8 0. 8 % 図 8 地域子育て支援センターを知ったきっかけ ( 地域子育て支援センターの利用者向けアンケート調査平成 26 年 ) *5 地域子育て支援拠点事業 : 親子が集まって過ごしたり 相談をしたり 情報提供を受けたりする場で 平成 27 年 3 月時点で柏市内では 主に認定こども園 幼稚園 保育園に併設する形で実施するもの ( 地域子育て支援センター ) と児童センター内で実施するものがある - 10 -

育てにおける 配や悩みとしては どもの健康 性格や癖 と回答した割合が 4 6. 9 % で最も多くなっています 図 9 心配や悩みの内容は 子どもの育ちに関するものや保護者自身に関するもの 子育て環境に関するものなど多岐に渡りますが 解消 軽減に向けた 援の 法は 律ではありません 育て仲間をはじめとする とのつながりによる 法もあれば 時的な預かりのように保護者に対する直接的な 援の 法もあります また 保育園整備のような環境づくりもあります それぞれの状況に応じた適切な支援が必要だといえます 図 9 子育ての心配や悩み ( 1 5 % 以上のもの ) 共働家庭増加今後続 課題 5 保育需要の増 6 乳幼児期の教育 保育の質の確保 向上 親の就労状況は H 2 0 に べ H 2 5 では 就労が増加しており 表 8 夫婦の共働きが増えています 未就労 と回答した者のうち 2 9. 8 % には就労意向があることから 保育需要は今後も増 すると想定されます 保育環境の整備は 都市機能として必要不可欠なものであることから 積極的に取り組む必要があります また 親の就労形態の内訳は フルタイムが増加し パート等が減少しています 中でもフルタイム ( 休業中 ) の増加が ちます 表 8 育児休業に関する質問においても 親が育児休業を 取得した ( 取得中 ) と回答した割合は H 2 0 の 1 2. 9 % から H 2 5 の 2 7. 0 % に きく増加しています このことから 休業後における保育の円滑な利用の確保が必要だといえます - 11 -

表 8 母親の就労状況 フルタイム フルタイム ( 休業中 ) パート等 パート等 ( 休業中 ) 未就労 H 2 0 1 3. 6 % 3. 5 % 1 7. 6 % - 6 1. 1 % H 2 5 1 5. 8 % 8. 5 % 1 4. 6 % 1. 1 % 5 8. 3 % ( 柏市次世代育成支援行動計画策定に係るニーズ調査平成 20 年 ) 待機児童 ( 国基準 ) の 数については 平成 2 7 年 4 1 時点で 0 となるよう 柏市待機児童解消アクションプラン前掲 に基づく取り組みを推進しています この取り組みにより 平成 2 6 年 4 1 時点で 3 9 となり 前年 で きく減少させることができました 表 9 しかし 今後も保育需要が増 すると想定される中では 継続した取り組みが必要となります また 国基準には該当しない者も含めた 入園保留者全体を減らすよう取り組んでいくことが求められます 表 9 待機児童数の推移 待機児童数 ( 国基準 ) 入園保留者数 ( 国基準を含む ) H 2 2. 4 H 2 3. 4 H 2 4. 4 H 2 5. 4 H 2 6. 4 1 8 3 人 1 5 4 人 1 3 3 人 1 1 7 人 3 9 人 3 4 4 人 3 6 3 人 3 4 0 人 3 2 6 人 1 5 1 人 保育需要の増 に対応した保育環境の整備を進めていく際には 量 の問題だけでなく 質 の確保 向上への配慮が当然に必要となります このことは 認定こども園 幼稚園 保育園 そして ども 育て 援新制度において新たに創設される地域型保育事業など どもの健全な育ちを える全ての施設 事業に求められることです 乳幼児期の教育 保育が将来にわたる人格形成の基礎を培うものであるとの認識に立った取り組みが必要です *6 待機児童 ( 国基準 ): 認可保育園への入園申請がなされており入園条件を満たしているにもかかわらず 認可保育園に入園できない状態にある児童から 国の基準で定められている 他に入園可能な認可保育園があるにもかかわらず特定の保育園を希望し 保護者の私的な理由で待機している場合や 柏市が独自に認証や認定をしている保育施設で保育されている場合などを除いたもの *7 地域型保育事業 : 家庭的保育事業 *8 小規模保育事業 *9 居宅訪問型保育事業 *10 及び事業所内保育事業 *11 のこと 原則として満 3 歳未満の子どもを 少人数の単位で預かる事業である *8 家庭的保育事業 : 保育者の居宅等において保育を行う事業 ( 利用定員 :5 人以下 ) *9 小規模保育事業 : 原則として 利用定員が 6 人以上 19 人以下の施設において保育を行う事業 保育者の保育士資格の有無等によって A 型 B 型 C 型の類型に分けられる *10 居宅訪問型保育事業 : 子どもの居宅において保育を行う事業 *11 事業所内保育事業 : 企業等の事業所の保育施設などにおいて保育を行う事業 - 12 -

3 子ども 子育て支援に対する評価 ( 1 ) 子育ての環境や支援への満足度 柏市における 育ての環境や 援への満 度については 変不満 やや不満 を合わせた不満寄りの回答が半数以上を占めています 図 1 0 今後の ども 育て 援の取り組みを考えていく上では この結果を真摯に受け める必要があります 図 1 0 子育ての環境や支援への満足度 満 度については 変不満 は やや不満 と回答した理由までは質問しておりませんが 由意 の内容から 不満の対象となっているものの傾向がうかがえると考えました そこで次項では 由意 の状況を確認します なお 由意 への回答は 調査回答者 2, 2 9 7 の 7 9. 3 % に当たる 1, 8 2 1 から得ています ( 2 ) 自由意見等の状況 育ての環境や 援に関して 由意 を求めたところ 回答内容で最も多かったのは 医療費助成の対象拡 で 以下 遊び 公園 交流の場 待機児童解消 時保育 預かり保育の充実 が続いています 図 1 1 これらは 不満の主たる原因である可能性があることから 今後の取り組みにおいて 特に配慮を要するものといえます なお 医療費助成の対象拡 については 平成 2 6 年 8 から 学校 3 年 までだったものを中学校 3 年 までに対象を拡 したところです - 13 -

図 1 1 自由意見の内容 ( 1 0 0 件以上のもの ) 育てを う上で必要と思われることとしては どもの遊び場 と回答した割合が群を抜いて多くなっています 図 1 2 どもの健全な育ちにとって 変重要である 遊び について 多くの保護者がとても 事なものであると感じていることがうかがえます 図 1 2 子育てを行う上で必要と思われること ( 2 0 % 以上のもの ) ( 3 ) これまでの子ども 子育て支援施策 事業の実施状況 柏市では これまで 柏市次世代育成 援後期 動計画 に基づき ども 育て 援の施策 事業を実施してきました 当該計画では 各種事業の達成状況を把握できるよう 平成 2 6 年度の 標事業量 を設定しています このうち 主な事業の 標事業量 に対する平成 2 6 年度途中までの実施状況等は 以下の表 表 1 0 のとおりです これまで取り組んできた中で おおむね事業量を拡 することができましたが 部の事業を除き 標事業量を下回っています 本計画の策定に当たり 需要の状況を改めて把握し直す必要があります - 14 -

表 1 0 目標事業量に対する実施状況等 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H26 年度 実績 実績 実績 実績 ( 各時点 ) 目標事業量 通常保育事業 ( 認可保育園箇所数及び定員数 ) 3 4 か所 4, 0 2 0 人 3 8 か所 4, 2 0 7 人 4 1 か所 4, 4 6 7 人 4 4 か所 4, 7 3 7 人 5 1 か所 5, 1 0 0 人 (4/1 時点 ) 4 1 か所 4, 8 3 0 人 放課後児童健全育 成事業 ( こどもルームが設置されている小学校区 3 7 か所 2, 1 0 0 人 3 7 か所 2, 1 1 0 人 3 8 か所 2, 2 5 5 人 3 9 か所 2, 3 5 0 人 4 0 か所 2, 4 2 5 人 (4/1 時点 ) 4 1 か所 2, 3 1 0 人 数及び定員数 ) 地域子育て支援センター事業 ( 箇所数 ) 1 0 か所 1 4 か所 1 9 か所 1 9 か所 1 7 か所 (11/1 時点 ) 1 8 か所 子育て広場事業 ( 箇所数 ) 6 か所 6 か所 8 か所 8 か所 8 か所 (4/1 時点 ) 1 0 か所 一時保育事業 ( 事業を実施している認可保育園の箇所 1 2 か所 1 2 か所 1 4 か所 1 6 か所 2 0 か所 (10/1 時点 ) 2 1 か所 数 ) ファミリー サポート センター事業 ( 協力会員及び両方 2 2 7 人 2 4 3 人 2 5 0 人 2 5 7 人 2 6 4 人 (12/1 時点 ) 協力会員数の拡大 会員の人数 ) 子育て短期支援事業 ( 箇所数 ) 1 か所 1 か所 1 か所 1 か所 1 か所 (4/1 時点 ) 2 か所 病児 病後児保育事業 ( 箇所数 ) 1 か所 1 か所 1 か所 1 か所 1 か所 (4/1 時点 ) 2 か所 *12 ファミリー サポート センター事業 : 児童を一時的に預かり 必要な保護を行ったり 児童が円滑に外出することができるよう その移動を支援したりといった援助を受けることを希望する者と 援助を行うことを希望する者との連絡及び調整などの支援を行う事業 *13 子育て短期支援事業 : 保護者の疾病その他の理由により家庭において養育を受けることが一時的に困難となった児童について 児童養護施設その他の施設に入所させ 必要な保護を行う事業 *14 病児 病後児保育事業 : 児童の疾病などのために保育園等に預けられない場合で 保護者が就労などにより家庭において保育を行うことが困難なときに 保育を行う事業 - 15 -

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