株式会社ディスコ

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1. 新スケジュールの認知度と意見 日本国内の採用活動スケジュールが 2 年連続で変更されることへの認知状況を尋ねた 詳しく 知っている が 51.3% と過半数に達しているが 正規留学生が 3 割台 (35.7%) なのに対し 交 換 派遣留学生では 74.2% と 7 割を超えている 留学経験者

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1. 現在の英語力 まず 現在の英語力について尋ねた ネイティブレベル という回答が 11.5% ビジネスレ ベル が 56.3% で ビジネスで英語を使うことができる学生は 7 割近くに上る ( 計 67.8%) 国 内の大学 大学院で学ぶ学生 ( 以下 ) の英語力を見ると ビジネスレベル以上は

1. 現在の日本語力はじめに 現在の日本語力について尋ねた ネイティブレベル (20.9%) と ビジネスレベル (61.0%) を合わせて ビジネスレベル以上の日本語を話せるは 8 割を超える ( 計 81.9%) JLPT( 日本語能力試験 ) のレベルについては 最高レベルである N1 を保有

新卒採用に関する企業調査 - 採用方針調査 - 業界別集計結果 (2017 年 2 月 ) 株式会社ディスコ 2018 年 3 月卒業予定者の採用について Q 年 3 月卒業予定者の採用見込み (2017 年 4 月入社予定者と比較して ) 大学院文系 (%) 全 体 製造 金融 流通

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1. 外国人留学生の採用状況調査に回答した企業のうち 大卒以上の外国人留学生をいわゆる高度人材として雇用している企業は 50.6% と半数を超えており そのうち 2016 年度の採用を見込んでいる企業は 57.1% だった 2016 年度の採用予定を従業員規模別でみると 従業員数 1000 人以上の

採用活動に関する企業調査(2012年12月)

[2] 研修の対象と予算比率 社員研修を実施している対象は 新入社員研修 が 95.9% で圧倒的に多く 次いで 若手社員研修 81.1% 管理職研修 62.1% と続く 新入社員を含む若手社員を対象とした研修を実施する企業は多いが 次世代経営層を入れても 経営者研修を実施している企業は少ない 年間

INDEX (1) あなたの 就職観 に最も近いものはどれですか (2) あなたは 大手企業志向 ですか それとも 中堅 中小企業志向 ですか (3) 会社選択をする場合 どのような会社がよいと思いますか (4) 行きたくない会社があるとしたら 次のどのような会社ですか (5) あなたの就職希望度は

調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

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一般的な学生 & 企業の活動フロー 各選考ステップ例 エントリー 会社説明会 一次選考 筆記試験二次選考 ~ 最終選考内々定 約 30% 4% 2~3 名採用 合計 600~700 名 ( エントリー数目標 ) 約 200 名 ( 目標 ) 約 100 名 ( 目標 ) 約 30 名 ~50 名 (

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第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

企業と外国人留学生を結び付ける 出会いと理解 推進事業 外国人採用に関するアンケート調査報告書 平成 25 年 6 月 特定非営利活動法人人材育成センター

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

調査結果 1 就職観 楽しく働きたい が引き続きトップ 今年も引き続き 楽しく働きたい がトップとなった ( 全体 35.4% 文系男子 30.3% 理系男子 29.2% 文系女子 40.9% 理系女子 35.2%) しかし 文系男子以外のカテゴリーではその割合を減らしている ( 理系男子 -3.1

平成25年4月26日

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

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1. エントリー状況就職活動本格スタートから1カ月が経過したが の就職活動はどのように展開しているのだろうか まず 4 月 1 日時点の活動量を見てみよう 一人あたりのエントリー社数の平均は26.2 社 前年同期調査 (31.7 社 ) を5.5 社下回る 前年との差は先月 (3 月 ) 調査よりも

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外国人留学生留学生の採用に関する企業調査 アンケート結果 <2014 年 10 月調査 > グローバル化が加速する中 優秀な外国人留学生の獲得をめぐり 各企業がしのぎを削る状況が生まれている 日本企業は今後ますます外国人を雇用し 活用する必要性が増しているが 実際にはどのように外国人社員の採用を行っ

2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 1 採用 就職の際に重視した企業情報 (1) 重視した企業情報 2018 年度の採用や就職活動支援にあたり 企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報 ( 複数回答 ) は 仕事内容 80% 企業のミッション( 目的 事業領域 )56% 求める人

TOPICS 就職観では 楽しく働きたい が不動の 1 位 前年より 3.6pt 上昇 (P3) 20 学生の就職観は 楽しく働きたい が 20 からみても不動の 1 位を継続しており 今年は 3 割 (33.3%) を超える結果となった 特に文系男子は前年の 27.3% から 4.8pt 上昇し

1. 就職先企業を選ぶ際に重視する点就職先企業を選ぶ際に重視する点を30 項目の選択肢の中から5つまで選んでもらった 最も多いのは 将来性がある で 47.4% と半数近くが選んだ 次いで 給与 待遇が良い が続くが 前年調査の36.7% から44.2% へと大きく増加した 続く 福利厚生が充実して

英語活用実態調査(企業・団体)2015_2015年11月版

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調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図


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転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

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派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

ITスキル標準に準拠した      大学カリキュラムの改善

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最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

[2] 企業規模について次に 企業規模を比較したい 就職活動スタート当初は 従業員 300 人未満 の中小企業を希望していた人は 9% と 1 割に満たなかったが 入社企業では 16% に増えた 逆に割合が減ったのは 1000 人 ~5000 人未満 の規模で 当初は 27% だったが 入社企業では

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職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

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調査実施の背景 今日 様々な調査において 仕事上重要な能力の1つとして コミュニケーション能力 が上位にあげられています しかし 一言でコミュニケーション能力といっても 企業で求められるそれは多岐にわたり 具体的にどのような能力がどのような人で重要ととらえられ 各人においてそれぞれのコミュニケーショ

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[2] ブラック だと思う条件 / 調査 調査 ブラック だと思う条件について とのの双方に尋ね 調査データの比較を行った 最も数値が高い項目は両者とも 残業代が支払われない で ともに 8 割近くが選択 ( 78.4% 78.5%) 続いて セクハラ パワハラがある も数値が高く の 7% の 6

政策評価書3-3(4)

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年卒者の就職就職活動状況 [1] 内定状況 ( 前年度と比べて ) 2019 年卒者 ( 現大学 4 年生 ) の内定状況を尋ねた 前年度と比較して 高まっている という大学が約 4 割で (37.3%) 低下している (2.8%) を大幅に上回った 前年調査では約半数の大学が 高まっ

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3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

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Transcription:

2015 年度調査結果 (2014 年 4 月発行 ) 海外留学生のキャリア意識と就職活動状況 企業の採用活動が現状より 3 カ月後ろ倒しになることで (2016 年卒者から適用の見込み ) 海外留学からの帰国者の就職環境の改善に繋がるのではないかと注目が集まっている ディスコでは 2 月下旬から 3 月中旬にかけ 日本国外 ( 海外 ) の大学で学んでいる ( 学んだ ) 正規留学生や交換 派遣留学生を対象に 職業観やインターンシップ経験など多岐にわたる項目を調査した 比較可能なものに関しては国内学生 ( 日経就職ナビ 就職活動モニター ) や企業調査データを引用しながら分析したい 主な調査内容 1. 現在の語学力 ( 英語力 ) P2 2. インターンシップの経験 P3 3. 就職活動を開始した時期と企業研究の情報源 P4 4. 企業研究をする上で知りたい ( 知りたかった ) 情報 P5 5. 現時点での志望業界 P6 6. 日本国外での勤務希望と就職したい企業の種類 P7 7. 企業に評価してもらいたいこと P8 8. 就職先企業を選ぶ際に重視する点 P9 9. 就職したい理由 P10 10. 就職後のキャリアプラン P10 調査概要 調査対象 : CFN(www.careerforum.net) に登録している のうち 卒業時期が 2013 年 5 月以降の者 6,563 人調査方法 : インターネット調査法調査期間 : 2014 年 2 月 14 日 ~3 月 9 日 回答者の属性 単位 : 人 留学形態 全体 文系男子文系女子理系男子理系女子 正規留学 246 74 102 32 38 交換 派遣留学 80 28 42 6 4 語学留学 8 4 3 0 1 その他 9 3 2 3 1 合計 343 109 149 41 44 国内学生の調査結果は 日経就職ナビ 2015 就職活動モニター調査 (2014 年 1 月 2 月調査 ) より 企業調査結果は 採用活動に関する企業調査 (2014 年 2 月調査 ) より 留学先地域 国 全体 北米 238 英国 45 その他ヨーローッパ 37 オセアニア 10 アジア 8 その他 5 合計 343 本資料に関するお問い合わせ先 : 03-4316-5505/ 1 日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し 株式会社日経 HR が企画 管理を担当し 株式会社ディスコが運営事務局を務めています

1. 現在の語学力 ( 英語力 ) 現在の英語力を尋ねてみたところ については ネイティブレベル と回答した 学生が 17.8% ビジネスレベル が 71.4% と 約 9 割がビジネスで英語を使うことができると 回答しており 国内学生の英語力と比べると圧倒的な差があることがわかる また 企業がに求める英語力と比較すると 文系 理系ともに ネイティブレベ ル ビジネスレベル の両方において企業ニーズを上回っている しかし 企業調査 (2014 年 2 月 ) でも明らかになっている通り 企業がに求める資質のトップは バイタリティ ー であり 英語力以外の資質も強く求められている 詳しくは本稿 8 ページ目 ( 企業に評価し てもらいたいこと ) にて解説したい 現在の英語力 ネイティブレベルビジネスレベル日常会話レベルほとんど会話できない 17.8 71.4 10.8 0.0 国内学生 1.2 6.2 50.2 42.4 留学生の現在の英語力 企業の求める留学生の英語力 文系 ネイティブレベルビジネスレベル日常会話レベルほとんど会話できない 17.8 70.9 11.2 0.0 企業ニーズ 6.4 70.2 22.8 0.6 留学生の現在の英語力 企業の求める留学生の英語力 理系 ネイティブレベルビジネスレベル日常会話レベルほとんど会話できない 17.6 72.9 9.4 0.0 企業ニーズ 3.7 66.5 29.2 0.6 2

2. インターンシップの経験 インターンシップ経験を有するは全体の 49.0% そのうち 日本のみでの参加が 38.1% 日本以外の国 地域 ( 以下 海外 ) のみが 39.9% で ともに約 4 割 残りの 2 割は 両方 の経験を持っている また それぞれの経験者にインターンシップの期間を尋ねたところ 海外では 1 カ月以上 3 カ月未満 が 33.7% 3 カ月以上 6 カ月未満 が 31.7% と長期経験が多く 1 カ月未満は 10% に満たなかったのに比べ 日本では 1 カ月未満が 51.5% と半数を超え 短期経験が多かった 経験したインターンシッププログラムについても 日本では 実践タイプ が 51.5% プロ ジェクトタイプ が 31.7% であったが 海外では 実践タイプ が 89.4% と圧倒的に多かった インターンシップ経験の有無 インターンシップを経験した場所 ない 51.0% ある 49.0% 両方 22.0% 日本国内のみ 38.1% 日本以外の国 地域のみ 39.9% 対象 : インターンシップ経験があると回答した人のみ 参加したインターンシップの期間 1 週間未満 2~3 週間程度 1 カ月以上 3 カ月未満 3 カ月以上 6 カ月未満 6 カ月以上 日本国内 26.7 24.8 30.7 9.9 7.9 日本以外の国 地域 1.9 7.7 33.7 31.7 25.0 対象 : それぞれのエリアでインターンシップ経験があると回答した人のみ 参加したインターンシップのプログラム 見学 体験タイプ講義タイププロジェクトタイプ実践タイプ 日本国内 14.9 2.0 31.7 51.5 日本以外の国 地域 3.8 6.7 89.4 対象 : それぞれのエリアでインターンシップ経験があると回答した人のみ ( 注 ) 各プログラムの違い 見学 体験タイプ = 実際の職場で業務について説明を受け 仕事を少しだけ体験できる 講義タイプ = 業界 企業 仕事についての講義のなかで その企業の事業内容を理解し 働く について学ぶ プロジェクトタイプ = 学生でチームを組み その企業の事業にかかわる課題に取り組む 実践タイプ = 各部署に配属され スタッフの一人として業務を任される 複数のプログラムを組み合わせて実施する場合には 主なもの 1 つを選択 3

3. 就職活動を開始した時期と企業研究の情報源 に就職活動を開始した時期について尋ねたところ 正規留学生と交換 派遣留学 生で 違いが見られた 正規留学生は 卒業の 1 年前から と回答した学生が 33.3% で最も多か ったが 交換 派遣留学生は 卒業の 2 年前から と回答した学生が 31.3% で一番多い また 正規留学生は 開始時期が分散しており 状況に応じ多様な選択をしているようだ 企業研究の情報源については 企業ホームページ が 87.5% と圧倒的に高かった また オ ンキャンパスの企業セミナー 18.4% に対して WEB セミナー はその 2 倍近くの 35.3% の回答 があったことからも WEB を情報源としている学生が多いことがわかる 就職活動を開始した時期 留学前から卒業の2 年前から卒業の半年前からまだ考えていない ( 始めていない ) 卒業の3 年以上前から卒業の1 年前から卒業した後から 正規留学生 9.3 5.7 17.1 33.3 21.1 5.7 7.7 交換 派遣留学生 20.0 31.3 28.8 12.5 7.5 企業研究の情報源 企業ホームページ 87.5 留学生向け就職サイト留学生向けの就職イベント ( キャリアフォーラム ) 企業パンフレット企業セミナー 59.5 57.4 55.7 53.6 日本国内学生向け就職サイト WEB セミナー インターンシップ 37.0 35.3 32.7 オンキャンパスの企業セミナー 18.4 その他 2.0 複数回答 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 4

4. 企業研究をする上で知りたい ( 知りたかった ) 情報 が企業研究をする上で知りたい ( 知りたかった ) 情報については 実際の仕事内 容 と回答した学生が 58.0% で一番多く 続いて 採用方法やプロセス が 51.3% 採用スケ ジュール が 50.7% 社内の雰囲気 が 49.9% 求める人材像 が 49.3% と 給与体系や複 利厚生よりも 仕事内容 採用要項 仕事環境を挙げる学生が多かった 企業研究をする上で知りたい ( 知りたかった ) 情報 実際の仕事内容採用方法やプロセス採用スケジュール社内の雰囲気求める人材像給与体系福利厚生留学生の採用実績キャリアパス経営者の考え ビジョン採用予定人数教育 研修制度企業に対する客観的評価女性の活躍度業界内での位置付け離職率企業の弱点転勤 異動状況忙しさ人事評価制度その他 1.2 16.0 18.4 18.4 25.9 24.5 24.2 23.6 23.0 39.1 37.0 34.7 34.4 32.1 31.2 30.6 51.3 50.7 49.9 49.3 58.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 複数回答 5

5. 現時点での志望業界 志望業界について 40 項目の選択肢の中から 5 つまでを選んでもらい 文系 理系別に上位 10 までを国内学生と比較した 文系の 1 位は 商社 ( 総合 ) 45.9% 2 位は 調査 コンサルタント 44.2% この 2 業界が 4 割を超え 突出して多かった 国内の文系学生では 銀行 (37.8%) が圧倒的に人気だが 日 本人留学生では 4 位で 24.0% と 2 割台にとどまった 理系では 文系ほどばらつきは見られず 1 位 調査 コンサルタント 32.5% 2 位 医薬品 医療関連 化粧品 30.1% の順 国内の理系学生がメーカーに志望が集中しているのに対し 理 系留学生ではメーカー以外の人気も高いのが特徴的だ 商社 ( 総合 ) 調査 コンサルタント情報 インターネットサービス銀行マスコミ証券 投信 投資顧問商社 ( 専門 ) 教育エネルギーホテル 旅行 現時点での志望業界 ( 上位 10 位まで ) 文系 16.2 10.6 25.2 9.6 24.0 21.1 21.8 20.2 9.3 18.6 15.8 18.6 7.7 17.4 9.4 17.4 12.6 45.9 44.2 37.8 国内学生 5 つまで複数回答 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 調査 コンサルタント医薬品 医療関連 化粧品エネルギー商社 ( 総合 ) 素材 化学情報 インターネットサービス水産 食品自動車 輸送用機器精密機器 医療用機器官公庁 団体 現時点での志望業界 ( 上位 10 位まで ) 理系 32.5 12.2 30.1 24.8 26.5 15.5 26.5 9.1 25.3 26.7 24.1 20.6 22.9 25.8 21.7 15.2 19.3 13.5 19.3 9.6 国内学生 5 つまで複数回答 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 6

6. 日本国外での勤務希望と就職したい企業の種類 に 日本国外での勤務希望について尋ねたところ ぜひ働きたい と回答した学 生が 73.8% どちらかといえば働きたい が 18.7% と 海外で働きたいと考えている学生が 9 割を超えており 国内学生を大きく上回る結果となった また 就職したい企業については 国内学生はほとんどが 日系企業 を選択しているのに対 して は 日系企業 が 83.1% と一番多かったものの 続いて アメリカ系企業 が 74.9% ヨーロッパ系企業 が 59.5% と 欧米での勤務を選択した学生が目立った 日本国外での勤務希望 ぜひ働きたいどちらかといえば働きたいどちらかといえば働きたくないまったく働きたくない 73.8 18.7 7.0 0.6 国内学生 20.9 25.4 33.3 20.4 就職したい企業の種類 日系企業 83.1 97.9 アメリカ系企業 14.9 74.9 ヨーロッパ系企業 12.9 59.5 日本を除くアジア系企業 その他 1.5 0.2 5.0 18.7 国内学生 複数回答 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0 7

7. 企業に評価してもらいたいこと 採用選考にあたって企業に評価してもらいたいことについて 25 項目の選択肢の中から 5 つま で選んでもらったところ 1 位が コミュニケーション能力 で 46.9% 2 位が 異文化対応力 43.4% 3 位が 語学力 30.9% という結果となったが 特に 異文化対応力 と 語学力 に ついては国内学生と大きな差がついている コミュニケーション能力 語学力 は企業がに求めるもの (2014 年 2 月調査 ) で も上位にきており 学生のアピール内容と合致するが 企業が求める資質で最も高かった バイ タリティー は ここでは 8 位にとどまり乖離が見られる 企業に評価してもらいたいこと コミュニケーション能力 32.5 46.9 異文化対応力 7.1 43.4 語学力 4.7 30.9 協調性 27.4 39.6 信頼性 24.8 34.5 社交性 24.5 22.8 リーダーシップバイタリティー 14.3 13.2 24.2 23.9 基礎学力 21.6 21.7 専門知識 13.0 21.6 明るさ 21.6 25.3 発想の豊かさ 18.4 15.7 熱意 17.2 34.4 フットワークの良さ 13.7 15.2 プレゼンテーション能力 7.0 12.8 ストレス耐性 12.0 14.3 情報収集能力社会的関心企画力一般常識 9.9 12.5 9.3 12.7 9.0 7.7 8.2 12.2 社会的モラル 7.9 13.3 体力 7.3 7.8 身嗜み マナー 6.1 15.8 国内学生 機転 5.8 9.7 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 5つまで選択回答 企業がに求める資質 (3 つまで選択 ) 1 バイタリティー 2 コミュニケーション能力 3 語学力 4 異文化対応力 5 リーダーシップ 協調性 6 発想の豊かさ 基礎学力 8 ストレス耐性 専門知識 10 フットワークの良さ 明るさ 12 熱意 14 一般常識 15 社交性 情報収集能力 16 社会的モラル 信頼性 18 社会的関心 身嗜み マナー 20 機転 22 プレゼンテーション能力 企画力 23 体力 8

8. 就職先企業を選ぶ際に重視する点 就職先企業を選ぶ際に重視する点について 30 項目の選択肢の中から 5 つまでを選んでもらっ たところ 1 位が 将来性がある で 34.4% 以下 給与 待遇が良い が 33.5% 仕事内容 が魅力的 が 32.1% の順となり これらは国内学生も多くが選択していた項目でもあったが 国 内学生に比べて 日本以外の国で働ける 高いスキルが身に付く 優秀な人材が多い という 項目を選択していた学生が多いのが目立った 就職先企業を選ぶ際に重視する点 ( 上位 20 位まで ) 将来性がある給与 待遇が良い仕事内容が魅力的職場の雰囲気が良い高いスキルが身に付く 日本以外の国で働ける優秀な人材が多い社会貢献度が高い教育 研修制度が充実している福利厚生が充実している世の中に影響力が大きい若手が活躍できる有名企業である大企業である製品 サービスの質が高い男女 学歴などの差別がない専攻 資格が活かせる業績 財務状況が良い希望の勤務地で働ける企業理念に共感できる多様な業務を経験できる 23.5 13.5 21.0 6.8 20.4 9.7 20.1 18.7 22.9 18.7 16.0 18.2 15.5 7.5 13.7 15.2 12.2 15.5 12.0 13.4 12.0 7.4 11.7 6.1 11.1 17.2 11.1 21.3 11.1 17.9 11.1 7.3 34.4 39.4 33.5 32.1 34.8 28.0 34.4 28.0 29.5 27.5 国内学生 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 5つまで複数回答 日本以外の国で働ける は 国内学生調査では 海外で働ける として調査 9

9. 就職したい理由 就職したい理由については 国内学生ともに 安定した収入を確保したい と 経済的に自立したい といった経済的な理由が上位にきているが 自分のスキルアップやキャ リア形成のため と回答した学生が は 65.9% に対して 国内学生は 46.6% と差が 開いた 就職したい理由 安定した収入を確保したい経済的に自立したい自分のスキルアップやキャリア形成のため社会的地位を確保したい社会貢献したい大学での勉強を活かしたい会社員を経験したい周囲の目が気になるその他他に特にやりたいことがない 2.3 0.5 2.3 4.0 12.7 16.9 15.3 10.8 29.7 46.6 42.6 43.6 40.2 41.4 36.2 72.6 77.8 71.1 74.5 65.9 国内学生 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 複数回答 10. 就職後のキャリアプラン就職後のキャリアプランについても 国内学生は 一つの会社に定年まで勤めたい と回答した学生が 59.0% で最も高かったが は 一つの会社にこだわらず 転職などでキャリア アップを図りたい と回答した学生が 66.2% と一番多く 違いが見られた 就職後のキャリアプラン 一つの会社に定年まで勤めたい一つの会社にこだわらず 転職などでキャリア アップを図りたいある程度会社勤めをしたら いずれは独立 起業したいある程度会社勤めをしたら いずれは家庭に入りたいその他 12.5 66.2 15.5 5.8 0.0 国内学生 59.0 28.1 4.6 7.9 0.4 総括 は 国内学生と比較すると 企業へのアピール点として英語力をはじめとした自分のスキルや経験を強みに思っている学生が多く 安定志向というよりも スキルアップやキャリア アップを重視している点が目立った また 志望業界や勤務希望についても 国内学生との違いが顕著に出ており それぞれの志向性がうかがえる結果となった 10