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Weekly-Report CX 週間展望 (1 月 4 日 ~) 2017 年 1 月 4 日 ( 木 ) CX 営業企画部菊川弘之 2018 年展望 2017 年展望レポートで トランプ政権の中東 中国に対する政策が これまでの米国の政策と大きく変更される可能性は高く 地政学リスクも高まりを見せ

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オーバルネクスト ETF 情報 2010 年 2 月 15 日号 ( 株 ) オーバルネクスト 東京都中央区日本橋兜町 13-2 TEL 03(5641)5777

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1997

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2013 年 8 月 19 日号

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2017年3月27日 月 Weekly-Report CX 週間展望 3月27日 調査部 菊川 弘之 ドル 円 2 週末のドル円 週末のドル円は 9営業日ぶりに反 発 米下院で予定していた医療保険制 度改革法 オバマケア の代替法案の 採決が予定されていた3時半頃までは 様子見ムードが強かった 法案

2012 年 10 月 15 日号

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CX 週間展望 (4 月 17 日 ~) ドル 円 (2) 今週見通し 戦略 17 日 ( 日 ) にドーハで開かれた主要産油国会合で原油価格押し上げに向けた増産凍結の見送りが決定され 週明けのNY 時間外市場で原油先物価格が急落したことを受け 再びリスク回避の円高で始まる見通し G20は15 日

ドル 円 (2) 今週見通し 戦略 3 連休明けの東京早朝でドル円は 112 円を伺う強含みとなっている 春分の日は FOMC 後のドル売りムードの中で 流動性の低下からの薄商いで 投機筋による心理的節目 110 円割れが警戒されたが 下押しは深まらなかった アジア時間には一時 円に下

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週刊ゴールド xlsm

2011 年 1 月 17 日号

TOPICs 世界の原油需給 by OPEC Oil Market Rerort 214 年 3 月号より 世界の原油需要 世界の原油需要 28 年 29 年 21 年 211 年前年比 212 年前年比 213 年 OPEC Oil Market Report 214 年 3 月号 前年比 28

ドル 円 (2) 週末の海外市場 週末のドル円は 日銀総裁が金融政策からの出口戦略の検討に言及 (2019 年度ごろに出口戦略を検討するのは間違いない ) し 日欧市場で円高が進んだ流れを引き継いだ 米国の保護主義的な貿易政策が米景気の先行き不透明感を招き 円など主要通貨に対するドル売りが続き 一時

ドル 円 (2) 今週見通し 戦略 米雇用統計は強弱まちまち 米労働省が7 日発表した9 月の雇用統計 ( 季節調整済み ) によると 非農業部門の就業者数は前月より15 6 万人増となり 市場予想の17 5 万人を下回った 大統領候補 TV 討論会はヒラリー優勢となった CNNテレビが討論会直後に

2018年9月25日 火 Weekly-Report CX 週間展望 9月25日 営業企画部調査課 菊川 弘之 週末のNY市場 週末のドル円は アジア 欧州市場 で円安 ドル高が進んだ流れを引き継 いで始まった 米中貿易摩擦への警戒 感が和らいでおり NYダウが連日で 過去最高値を更新 投資家心理が

ドル 円 (2) 週末の海外市場 週末のドル円は 米国債利回りが下げ幅を拡大する中 ドル円は上値の重い展開が続き ロンドン フィキシングにかけて一時 円付近まで下落 ただし 米株式相場が取引終了にかけて上げ幅を拡大したことで ドル買い円売りの動きに それでも 米長期金利が低下 ( 債券

金の投資資金の動き ETF は戻り場面で売られる 金 ETF の現物保有高 大口投機家の取組 =CFTC NY 金単位 : 枚 トン ドバイアメリカ南アフリカロンドンオーストラリアドル建て金 ドル / オンス 3/3 4/3 5/3 6/3 7/3 8/3 9/3 1

2017年7月10日 月 Weekly-Report CX 週間展望 7月10日 CX営業企画部 菊川 弘之 ドル 円 2 週末のNY市場 週末のドル円は 3営業日ぶりに反発 6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数 が前月比で市場予想以上に増加し 米連邦 準備理事会 FRB が金融政策の正常化 を続

ドル 円 (2) 週末のNY 市場 週末のドル円は 米税制改革法案が成立するとの期待が高まり 主要通貨に対しドルが買われた 税制改革法案を巡っては 前日に米上院共和党のマルコ ルビオ議員がチャイルド ケアの税額控除拡大を求めており それができなければ法案に賛成できないと述べたと伝わり 成立に不透明感

2015年7月27日(月)

ドル 円 (2) 今週見通し 戦略 ユーロに対して ドル売り 円売りが強まる中 ドル円は三角保合いを継続しているが 日銀が国債の買い入れオペを減額したことをきっかけに 円買いの動きとなっている 事実上のテーパリング ( 量的緩和の段階的縮小 ) はすでに始まっており 円売りポジション巻き戻しの口実に

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2016年11月14日 月 Weekly-Report CX 週間展望 11月14日 調査部 菊川 弘之 ドル 円 2 週末のNY市場 週末のドル円は 11 月の米消費者態 度指数の速報値 ミシガン大学調べ が市場予想を上回ったことをきっかけ に円売り ドル買いがやや強まった ただし ベテランズ デ

ドル 円 (2) 週末のNY 市場 週末のドル円は 米中間選挙や米連邦公開市場委員会 (FOMC) を受けて円売り ドル買いが進んだ流れの中 ベテランズ デーの振り替え休日を含む 3 連休を前にして 利益確定の円買い ドル売りが入った アジア時間に発表された中国の生産者物価が予想通りだったとはいえ4

2017年7月3日 月 Weekly-Report CX 週間展望 7月3日 CX営業企画部調査課 菊川 弘之 ドル 円 2 今週見通し 戦略 先週は欧州中央銀行 ECB イン グランド銀行 英中央銀行 カナダ銀 行 中央銀行 が相次いで金融引き締 めを示唆 これに対し米国では経済指 標が軟調となる

金の投資資金の動き ETF 残高増加 先物買い拡大 金 ETF の現物保有高 大口投機家の取組 =CFTC NY 金単位 : 枚 ドバイアメリカ南アフリカロンドンオーストラリアドル建て金 ドル / オンス /3

Invesco Premia Plus Fund

2017年3月6日 月 Weekly-Report CX 週間展望 3月6日 調査部 菊川 弘之 ドル 円 2 週末のドル円 週末のドル円は イエレンFRB議長 の講演では 経済指標が想定通りであれ ば 緩やかな利上げが適切だ と述べ 月内の利上げを検討する意向を明言 フ ィッシャーFRB副議長も講

ドル 円 (2) 今週見通し 戦略 大統領選挙第三回 TV 討論会直前の 17 日 ウィキリークス はロンドン のエクアドル大使館に滞在を続けるサ イト創設者のジュリアン アサンジ容 疑者が インターネット回線を切断さ れたと発表 声明によると 米大統領 選の民主党候補ヒラリー クリントン氏が米金融

2017年8月14日 月 Weekly-Report CX 週間展望 8月14日 CX営業企画部 菊川 弘之 ドル 円 2 週末のNY市場 週末のドル円は 北朝鮮情勢の緊迫 化で リスク回避の円買いが先行 低 調な米物価指標を受けて米長期金利 が低下し 円など主要通貨に対するド ル売りを促した 朝方

金の投資資金の動き ETF 残高増加と先物買い拡大 金 ETF の現物保有高 大口投機家の取組 =CFTC NY 金単位 : 枚 ドバイアメリカ南アフリカロンドンオーストラリアドル建て金 ドル / オンス /3 4/

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2017年8月21日 月 Weekly-Report CX 週間展望 8月21日 CX営業企画部 菊川 弘之 ドル 円 2 週末のNY市場 週末のドル円は トランプ米大統領 の人種差別を容認したとされる言動を 巡る混乱から米政策運営の不確実性が 根強く 朝方に108円61銭と4月 19日以来ほぼ4ヶ

ドル 円 (2) 週末のNY 市場 週末のドル円は 朝方発表の10 月の米雇用統計を受けて12 月の米利上げを見込んだ円売り ドル買いが出た一方 米大統領選を巡る不透明感からドルの上値も限定的だった 雇用統計で10 月の非農業部門雇用者数の増加幅は市場予想を下回ったが 過去分が上方修正された 平均時

国際エネルギー機関(IEA) 月報 国際エネルギー機関 (IEA) は13 日公表した月報で 石油輸出国機構 (O PEC) と非加盟産油国が ( 協調減産を通じて ) 世界の原油在庫を望ましい水準に引き下げる役割を達成したようだと分析 さらに 供給抑制が続いた場合には 石油市場が逼迫する可能性を示

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金の投資資金の動き ETF 残高減少 先物買いは拡大 金 ETF の現物保有高 大口投機家の取組 =CFTC NY 金単位 : 枚 英 ETFS ドバイアメリカ南アフリカ英 GBS オーストラリアドル建て金 ドル / オンス , 25, 2,

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取引高について 2006 年の日経 225mini の開始以降 取引高は増加傾向 ( 単位 ) 300,000, ,000, ,000,000 日経 225mini 日経 225 先物 150,000, ,000,000 50,000,

週刊ゴールド 修正済.xlsm

ドル 円 (2) 週末のNY 市場 週末のドル円は 朝方は 米商務省が発表した8 月の個人消費支出 (PC E) 統計で FRBが利上げ判断で重視する食料 エネルギーを除く PCE 物価指数は前年同月比で1.3% 上昇にとどまり 1 年 9カ月ぶりの水準に伸び悩んだ事でドル売りが出たものの 9 月の

金の投資資金の動き 先物買い拡大もリスク回避の動きを警戒 金 ETF の現物保有高 大口投機家の取組 =CFTC NY 金単位 : 枚 ドバイアメリカ南アフリカロンドンオーストラリアドル建て金 ドル / オンス /3

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

<4D F736F F F696E74202D2090E695A C815B C838B A837E B5F959F896990E690B62E >

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

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マネックス証券トレードステーションセミナー

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

週刊原油190704 米国石油週報・メキシコの石油精製設備稼働率低下

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

ドル上昇トレンド 赤色スパンの向きは 上昇方向であり ドル長期上昇トレンドを示しています そして 買いシグナ ルが点灯していますが すでに 逆行パターン から 順行パターン に変化しています 遅行スパンは ゾーンやローソク足の上方を推移しており 長期的にも短期的にも ドル買い優勢 を示しています 尚

週刊原油190509米国石油週報 EIA短期需給予測5月号.xlsx

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2013年3月期3Q決算を読み解く ~転換期を迎えた日本企業のファンダメンタルズ~

サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

2 原油 NY 原油は上げ過ぎ感が強く技術的な要因で下落か ウイークエンド NY マーケット レポート NY 原油は 上昇傾向を維持 先週央の 23 日には一時 ドルまで上昇した 昨年 12 月中旬に 85 ドル付近の 安値圏にあったことからすると ほぼ 10 ドルの上昇となっている こ

週刊穀物190123 2月は穀物の買い時 .xlsb

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

金の投資資金の動き ETF 現物保有高減も先物買いは拡大 英 ETFS ドバイアメリカ南アフリカ英 GBS オーストラリアドル建て金 ドル / オンス 3/3 4/3 5/3 6/3 7/3 8/3 9/3 1/ 資料

週刊原油171026米国石油週報・EIAの短期需給予測

週刊原油181129 米国石油週報・その他のニュース

産業トピックス

週刊原油 xlsx

北米からの原油供給量は 2011 年は前年比日量 +21 万バレル増であったが 2012 年は前年比 +158 万バレル増となり 2013 年は +130 万バレル増 2014 年は +92 万バレル増と見込まれている 北米を含めた OECD 先進諸国からの供給は 2011 年は +1 万バレル増

週刊原油170406米国の石油週報・中国に対する非OPEC諸国原油の増加

今月の経済金融情勢2018年11月30日号

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NY 金 チャート画像は 株式会社みんかぶ Win-Station(R) によるものです 当該画像の著作権は 同社に帰属します 一方 ドルと逆相関のNY 金 (6 月限 ) は 大幅続落となった 1 月高値を起点とした下降トレンドに上値が抑えられて急落 雲の厚みが薄くなっているところを一気に下抜けた

人民元週間レポート 2019 年 3 月 29 日発行 みずほ銀行 ( 中国 ) 有限公司 中国為替資金部

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

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1 ドットコモディティ Weekly Report トーキョートレーダーズタイムズ提供 2012 年 12 月 25 日火曜日 金とプラチナが大幅続落 大豆など穀物も中国の輸入取消で続落の動き強める ガソリン 引き続き灯油は消費増から一段と上昇の見通し ウイークエンド東京マーケット レポート東京ガソ

( 平成 3 年 11 月 2 日 ) ユーロ / 円 ワイタ ーハ ント (25 日線 ) 3.% 7/ / ( 円 / ユーロ ) / / /15 7/13 8/1 9/7 1/5 11/

株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

週刊穀物170614 Crop Progress 6月の需給報告(米国内)

NY マーケットレポート (2017 年 4 月 11 日 ) ニューヨーク市場で円相場が急伸し 一時 昨年 11 月中旬以来約 5 ヵ月ぶりの円高ドル安水準となる 109 円台をつけた トランプ米大統領は中国の習近平国家主席に対し 北朝鮮問題で協力するなら 中国は対米貿易でより良い条件が得られる

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

今月の経済・金融情勢

Economic Indicators_  定例経済指標レポート

マネーマーケットマンスリー

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 FOMC後のスペシャルレポート(USHY).pptx

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東京為替 (1) 先週レビュー 先週レポートで FOMCでは 1) ハト派的な声明文の変更 ( ゼロ金利を 相当な期間 続けるとしている部分) 2) 国債などの資産買い入れが10 月に終了した後 利上げ開始時期に関するヒントが与えられるかどうかが焦点 ~ 中略 ) 住民投票を反対派勝利で無難に過ごし 地政学リスクが落ち着きを見せれば 改めてドル円の押し目を買う動きも出てくるだろう としたが 先週は F OMCではこれまでの緩和継続姿勢が示されたが 委員らの金利見通しが引き上げられたことに加えて 出口戦略に向けた新たな指針が示され ドル買いが進行 FOMCメンバーによる金利の見通しは前回 (6 月 ) と比べて上方修正された 政策金利見通しの予想の中央値は 2015 年末時点で1.375%( 前回は1. 125%) 2016 年末は2.875%( 前回は2.50%) 今回初めて公表された2017 年末の見通しは3.75% また 相当期間 の文言が削除されなかったことを好感し 米株が買われるなどリスクオンも好感された スコットランド住民投票では独立反対が決定 ポンド買いとともに リスクオンが加速する中 ドル円は109 円台まで大幅続伸 週末のドル円は 続伸 日米当局の金融政策の方向性の違いなどが下支えとなるも 海外市場で付けた2008 年 8 月 29 日以来の水準 (109.46 円 ) を上抜くまでには至らず 高値圏でのもみ合いとなった CFTC 建玉明細 (9/16 現在 ) によると大口投機玉は 83,182 枚の売り越し 前週 (100,673 枚の売り越し ) から縮小 週末のNY 株式市場は 3 日連続で過去最高値を更新 スコットランドの英国からの独立が回避され 投資家の運用リスクを取る動きが優勢となった 中国の電子商取引最大手 アリババ集団の新規上場が好調だったことも好感された NYダウは 17,279.74ドル ( 前日比 +13.75 ドル ) ナスダック総合株価指数は 4579.787ポイント ( 前日比 -13.638) --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1

東京為替 (2) 今週見通し 戦略 今週はファンド勢による利益確定売りを招くと見られる110 円水準までドル高が進行してきたことや 主要な指標やイベントが乏しい中 急上昇してきたドル円が 一旦スピード調整する可能性 23 日は本邦が秋分の日で休場である オーストラリア ケアンズで行われた20カ国 地域 (G20) 財務相 中央銀行総裁会議が21 日に閉幕したが 為替市場への影響は限定的 G20 声明も G20における為替相場のコミットメントの順守を続ける とし 金融政策によって為替水準を誘導しないとの取り決めを守ることを再確認する内容にとどまった 為替スワップやベーシススワップ取引では 9 月末を控えてドルの調達コストの上昇が際立っている 9 月末に向かっては 例年ドル調達コストに上昇圧力がかかる傾向があるものの 今年は 投資家は利上げのペースを低く見積もっている と指摘したサンフランシスコ連銀調査レポートや 米連邦公開市場委員会 (F OMC) 参加者の政策金利見通しで 2015 年末と16 年末の金利予想の平均値が前回から上方にシフトしたことなどで 9 月期末を控えた金利上昇が前倒しで発生している ドルの出し手である外国金融機関が 9 月期末を控えて ドル資金の運用 ( 市場への放出 ) を手控えていることも一因 一方 日本の投資家による外国株 外国債券投資は7 8 月に高水準となっており 7 月の米債投資は 1 兆 2159 億円と5 月に続いて 今年に入って2 度目の1 兆円台に このため外債投資に絡むドル資金調達の需要は強い ルー米財務長官はFOMC 声明を受けて 最近のドル高傾向に関連し 市場の状況についてコメントしないが 強いドルは米国にとって良いことだ と述べている 今年の1 月 日銀の異次元緩和と円安傾向に関連し 日本は為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく ( 為替政策を ) 注視し続ける と述べた事がドル円の上値を抑えた一因であったが故に 市場は米財務省のお墨付きをもらったととらえる向きもあろう ドル円のメイントレンドを決めるのは米財務省 との思惑が一部参加者には強い --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2

東京金 (9/19 清算値 :4,293 円 ) 先週レビュー 先週レポートで ドル円の行方を見る上で スコットランド住民投票と FOMCに関心が向く 11 月に住民投票が予定されているカタルーニャに対する懸念も強まり スペイン国債の利回りは上昇 NY 金は1200ドルの心理的節目が意識される 200 日移動平均線が上値抵抗 地政学リスクが下値支持要因 ドル高に加えて 中国 インドの需要低迷が上値抑制要因 インドでは 11 月のディワリ ( 燈明祭 ) に向け 需要が増加し始める時期だが 輸入規制措置が続いて需要は抑制気味 としたが 先週のNY 金 (12 月限 ) は 米連邦準備理事会 (FRB) の早期利上げ観測やドル高を受けて軟調となった 週末のNY 金 (12 月限 ) は続落 ドル反落で前日高値を抜いたが スコットランド独立拒否によるドル高加速や原油反落 米景気拡大による早期利上げ観測 テクニカル悪化で値を消した 金融市場全体に 米景気拡大による早期利上げ観測を織り込む流れが続いているため 安全資産で利息を生まない金は手仕舞い売りが優勢になった CFTC 建玉明細 (9/16 現在 ) によると大口投機玉は 7 2,187 枚の買い越し 前週 (95,141 枚の買い越し ) から縮小 今週見通し 戦略 トムソンロイター傘下のGFMS ゴールド サーベイ2014アップデート1 によると 2014 年下半期の金価格は平均 1250ドルの見通し 価格下落によって同期の現物需要は2109トンに増加する ただ2014 年は4174トンとなり 2010 年以来の低水準になる 一方 下半期の鉱山生産は0.3% 減の1621トンとなり 供給合計は2143トン 2014 年の供給は424 8トンとなり 需給は74トンの供給過剰の見通しとなった 投資家の買いがなければ1200ドルを目指すと予想された ドル建ての金の上値は抑えられそうだが 円建ての金の下値は限定的となりそう 押し目買い方針継続としたい --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 3

東京白金 (9/19 清算値 :4,789 円 ) 前週レビュー 先週レポートで 日柄 内部要因主導の調整安となってきた 基本的な需給タイト感に変化が出た訳ではない 高値取組の解消が進み 安値での売り込みが増えてくると 今度は上向きの動きとなる としたが 先週のNY 白金 (10 月限 ) は 米連邦準備理事会 (FRB) の早期利上げ観測によるドル高を受けた金続落に追随安となった 週末のNY 白金 (10 月限 ) は続落 ドル安や金の上昇で前日高値を上回ったが スコットランド独立否決によるドル高加速 株 金 原油の下値追い 米利上げ観測に伴う貴金属全体の弱気ムード 南アの供給回復 欧州の景気低迷などから安値を更新した CFTC 建玉明細 (9/16 現在 ) によると大口投機玉は 33,316 枚の買い越し 前週 (37,624 枚の買い越し ) から縮小 中国 8 月の中国の鉱工業生産は前年比 6.9% 増となり 約 6 年ぶりの低水準 事前予想の8.8% 増も下回り 中国の景気減速が警戒されたが 中国人民銀行が国有銀行 5 行に5000 億元の資金供給を決定し 景気減速懸念はやや後退 欧州自動車工業協会(ACEA) 7 月の欧州連合 (EU27) の新車 ( 乗用車 ) 登録台数は前年同月比 5.6% 増の104 万 1683 台 8 月は同 2.1% 増の68 万 8464 台 1~8 月は前年比 6.0% 増の833 万 6159 台 12カ月連続で増加 今週見通し 戦略 NY 白金は 18 日の十字線安値を割り込んだことで 底打ち確認は先送りに コラムにも書いたように チャート上の底打ちパターンを確認してからの買い参入としたい 史上最高値更新のNY 株価や急伸したドル円の調整には注意 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 4

東京ゴム (9/19 清算値 :189.2 円 ) 先週レビュー 先週レポートでは タイの南部を中心とした地域の1 万人を超えるゴム農民がタイ政府に対し 天然ゴム放出に対する抗議活動を起こす準備を進めているとの報道があり 追加売却が延期になる可能性も浮上している 今までの下値支持であった195 円水準が上値抵抗 としたが 先週は 円安進行に支援され 先限が195 円台に乗せたが 買いは続かず 週末にかけて反落 上海ゴム安から190 円割れとなった 米連邦公開市場委員会 (FOM C) で 参加者の金利見通しが上方修正されたことや 米連邦準備制度理事会 (F RB) のイエレン議長が経済指標次第で行動を加速する可能性を示唆したこと 米金利上昇からドルが全面高となり ゴムの主要生産国のバーツも9 月に入り 対ドルで下落している バーツ安により タイ産ゴムの輸出が増えることも懸念された 今週の見通し 戦略 タイの農家がゴム価格上昇のため タイ政府にゴムを道路舗装用や 河川の灌漑用としての利用増やすことを働きかけ 供給削減に向け 古いゴムの木を伐採するなど 価格支援策を講じている 天然ゴム生産者協同組合の代表 PerkLertwangpong 氏は 今のゴム価格では生産者が継続的に天然ゴムを生産するには厳しい価格水準である 今後のタイの生産は30% も減産する可能性がある と報じられているが 需給が均衡化するのは来年以降で足元の需給は 依然として緩い状況 相場は先取りして動くため いずれ上昇局面では 材料視されそうだが まずは底打ち確認してからだろう 当先の鞘の変化と合わせて チャート上の底打ち確認を待ちたい HSBCから発表される中国の9 月の中国製造業購買担当者の景況指数速報 (9/23) にも注意 中国勢は徐々に国慶節モードに入り 積極的な売買は見送りとなるだろう --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 5

東京米国産大豆 (9/19 終値 :48,800 円 ) 先週レビュー 先週レポートでは 豊作を織り込 みながら底を固めていく展開 これまでの支持線であった1050セントが上値抵抗 としたが 先週のシカゴは 16 日に米農務省の農場サービス局 (FSA) が発表する作付面積が下方修正予想から反発したが FSAの大豆作付面積予想が8080 万エーカーで 前回予想 (7920 万エーカー ) を上回ったため反落 10 月初めまで降霜の兆候がみられないことや アイオワ州北部の単収見通しが80Bu( 米農務省見通しは46.6Bu) と報告されるなど 生産高見通しが更に上方修正されるとの見方が広がり一代安値を更新 底値探りの展開となっている 週末のシカゴ大豆 (11 月限 ) は 大幅続落 史上最高の豊作観測を背景とした売りが先行 中国向けの大口成約が続いたが 気温上昇予報や収穫本格化を控えたハーベスト プレッシャー懸念 ドル高で終日 下値を切り下げ 一代安値を更新 コーンや小麦の一代安値更新や 米鉄道輸送の逼迫で穀物輸出が後回しになりそうな懸念も嫌気された インフォーマが米国大豆生産高見通しを38. 57 億 Buとし 米農務省予想の39.13 億 Buを下回ったが 市場への影響は限定的 CFTC 建玉明細 (9/16 現在 ) によると大口投機玉は 31,642 枚の売り越し 前週 (22,680 枚の売り越し ) から拡大 米農務省発表の週間純輸出成約高(9 月 4 日までの一週間 ) 大豆 :105 万 4300トン ( 事前予想 :60 万 ~110 万トン ) 大豆粕 : 21 万 7300トン ( 事前予想 :10 万 ~22.5 万トン ) 大豆油 : 1 万 3900トン ( 事前予想 :-0.5 万 ~3 万トン ) 今週の見通し 戦略 引き続き 収穫が本格化する10 月に向けて底値探りの展開 チャート上の底打ち確認は出来ていない状態 この時期 急伸はない ゆっくり買い場探し --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 6

東京とうもろこし (9/19 終値 :24,150 円 ) 先週レビュー 先週レポートでは 底打ちは確認できていないものの 戻りを売られながら豊作年の下値を固めていく展開 としたが 先週のシカゴは 安値圏で保合い継続となった 9 月半ばになり 米中西部産地でも収穫が始まり 10 月前半まで収穫が活発化する 1 8 日に米気象庁 (NWS) が発表した 30 日予報によるとコーンベルト全体として気温 雨量とも平年を下回る / 上回るとの予想で収穫期に天候不順が長く続くことはない予報 週末のシカゴ (12 月限 ) は大幅続落 スコットランド独立拒否によるドル高進行が圧迫 産地の高単収報告で生産高の上方修正が予想されることや ハーベスト プレッシャー 米国のシェールガス ブームで鉄道輸送が逼迫し穀物輸送に回らないとの見方も嫌気された 小麦や大豆の一代安値更新や 商品全体の下落ムードも一因 週末に降霜懸念がないことから戻り売りで下値を切り下げた インフォーマが米国コーン生産高見通しを140.24 億 Buとし 米農務省予想の143.95 億 Buを下回ったが 市場への影響は限定的 CFTC 建玉明細 (9/16 現在 ) によると大口投機玉は 81,751 枚の買い越し 前週 (70,256 枚の買い越し ) から拡大 米農務省発表の週間純輸出成約高(9 月 4 日までの一週間 ) コーン :56 万 3200トン ( 事前予想 :45 万 ~65 万トン ) 小麦 :69 万 0200トン ( 事前予想 :15 万 ~50 万トン ) 今週見通し 戦略 350セント水準の上値抵抗を確認後 下値試しとなっている 週末の安値更新で チャート上の底打ち確認は 後づれした格好 引き続き 収穫期における底打ち確認待ち 徐々に年末 ~ 年始高パターンに対しての買い玉を仕込む準備段階 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 7

東京原油 / ガソリン / 灯油 (1) 先週レビュー 先週レポートでは NY 原油は OPEC( 石油輸出国機構 ) と国際エネルギー機関 (IEA) が 世界経済成長鈍化による需要見通しを下方修正するなどを嫌気して下値支持 90ドル水準まで続落している 下ヒゲで反発も 週末は戻りを売られ 6 月高値を起点とした下降チャネルは継続している 90ドルを維持できれば90 95ドルレンジ入り 割り込むようなら年初来安値 (88.56ドル)~ 心理的節目 85ドルが試されるだろう としたが 先週のNY 原油 (10 月限 ) は バドリ石油輸出国機構 (OPEC) 事務局長が16 日 ウィーンでのロシアのノバク エネルギー相との会談後 日量 3000 万バレル (bpd) の生産目標を 来年の加盟国の原油生産は295 0 万 bpdに減少する可能性があると述べた事を受けて ザラバで95ドル台を回復するも 週末にかけては ドル高を嫌気した商品安の流れに加えて 米石油協会 (API) 米エネルギー情報局(EIA) ともに週間石油統計で 原油在庫が予想外の大幅増加になったことが嫌気され反落となった 週末のNY 原油 (11 月限 ) は 依然としてリビア最大のシャララ油田の操業停止や ナイジェリアの石油労働者によるストライキが4 日目に突入するなどO PECの供給減少リスクも 市場への影響は限定的 引き続き原油在庫が予想外に5 週間ぶりに増加したことや 世界的な供給不安のなさ 来年の米利上げ観測の強まりやドル高進行などが嫌気された 8 月の米景気先行指数が予想を下回ったことや 22 日に期近 10 月限納会を迎えることによるポジション調整絡みの動きもあり 91.15ドルまで下落 ただし その後は一段と売り込まれるまでには至らず 引けにかけてはやや持ち直した CFTC 建玉明細 (9/16 現在 ) によると大口投機玉は 原油が297,281 枚の買い越し 前週 (299,98 2 枚の買い越し ) から縮小 ヒーティングオイルが2,674 枚の売り越し 前週 (2,575 枚の売り越し ) から拡大 改質ガソリンが35,048 枚の買い越し 前週 (40,453 枚の買い越し ) から縮小 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 8

東京原油 / ガソリン灯油 (2) 東京原油 (9/19 清算値 :66,940 円 ) 先週レポートで 6 月高値を起点とした下降チャネルは継続している 90 ドルを維持できれば90 95ドルレンジ入り 割り込むようなら年初来安値 (88.56ドル)~ 心理的節目 85ドルが試されるだろう としたが 先週の東京原油は NY 原油高に加えて 円安進展で67,230 円 (9/19 高値 ) まで続伸 週末にかけてのNY 原油反落も円安が相殺する格好となった NY 原油は OPEC( 石油輸出国機構 ) による減産示唆で反発も 95ドルの心理的節目を上抜けず 国際エネルギー機関 (IEA) や 米エネルギー情報局 (EIA) が示しているように 世界経済成長鈍化による需要見通し下方修正などファンダメンタルズの悪さを嫌気して下値支持 90ドル~95ドルレンジ内動きとなっている ウクライナ問題は停戦合意にも関わらず 欧米の対ロ制裁が決まっており 欧米経済に対しての悪影響が懸念されている スコットランドの住民投票は 独立せず で決着したが スペインのカタールニャ州は 数日以内に独立住民投票を実施する予定で 欧州圏の独立に伴う動きは不安定要因として上値抑制要因に 史上最高値を更新したNY 株価も NY 株式市場にとって下落アノマリーが強い秋口に調整が始まると NY 原油市場も下落で反応するだろう 9 月は年間で最も陽線確率の低い月である (2000 年以降 ) 地政学リスクに関しては 具体的な供給障害に繋がらないなら 景気に対する悪影響からの需要減少思惑が先行しやすい 中期的なドル高進行が予想される中 商品市場全般に資金流出の気配が強まっているが 秋口に大きく下落する場面があれば 結果として年末高に向けた買い場となるだろう 値頃ではなく チャートパターンでの底打ち確認を待ちたい --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 9

東京原油 / ガソリン灯油 (3) 米週間在庫 エネルギー情報局 (EIA) が17 日発表した9 月 12 日までの週間石油統計は以下の通り 市場の事前予想は 原油在庫が前週比 150 万バレル減 ガソリンは12 万 5000バレル減 留出油は75 万バレル増 前週比原油 3 億 6227 万 1000バレル 367 万 3000バレル増加ガソリン 2 億 1073 万 8000バレル 163 万 5000バレル減少留出油 1 億 2777 万 2000バレル 27 万 9000バレル増加 製油所稼働率 石油元売り 精製各社の製油所で停止中のトッパー ( 常圧蒸留装置 ) は 19 日現在 1 基 日量 12 万バレル 現有能力 (33トッパー 日量 394 万 6,7 00バレル ) に対する停止率は3% 停止能力の内訳は 中京を含む東日本でゼロおよび西日本で12 万バレル --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 10

東京原油 / ガソリン / 灯油 (4) ガソリン (9/19 清算値 :79,860 円 ) 石油連盟週報 (9 月 7 日 ~9 月 13 日 ) によると ガソリンの週末在庫は 前週比 3.0% 増の172 万 7598 キロリットル 週間原油処理量は 同 2.7% 減の364 万 1707キロリットル ガソリンの出荷量は 同 3.1% 増の94 万 5693キロリットル 先週レポートで 雲のねじれで頭打ち反落となった 円安が下値支持となり 大崩れせずに基準線で下支えられているが 上値も雲で抑えられている 徐々に雲の厚みが増す時間帯 ( 抵抗線としても支持線としても信頼性が高まる ) に入り 雲が支持線となるのか上値抵抗となるのかが焦点 としたが 先週の先限は N Y 原油はアップダウンしたものの 急激に円安が進んだ事で80,050 円 (9/19 高値 ) まで続伸した NY 原油が90 95ドルのレンジに収まるなら ドル円の修正がどの程度になるかに左右されそう NY 株価動向にも注意したい 資源エネルギー庁が18 日に発表した 石油製品価格調査 によると 16 日現在のレギュラーガソリンのガソリンスタンド店頭価格 ( 消費税込み ) は全国平均で167.1 円となり 前週調査と比べて0.3 円下落した 9 週連続の下落 灯油 (9/19 清算値 :81,780 円 ) 石油連盟週報 (9 月 7 日 ~9 月 13 日 ) によると 灯油の週末在庫は 同 5.2% 増の248 万 3985キロリットル 灯油の出荷量は 同 21.6% 減の14 万 5661キロリットル 先週レポートで 8 月安値を維持できず 6 月高値を起点とした下降チャネルは継続している格好 雲のねじれの時間帯が接近しており 同時間帯で底打ちできるか否かに注目 としたが 先週は NY 原油安を円安が相殺して横ばい継続 雲のねじれでの変化に引き続き注目 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 11

週間予定 (9/22~9/28) チャート画像は 株式会社インベステックの Win-Station によるものです 当該画像の著作権は 同社に帰属します --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 12

2014/09/22 更新 国内貴金属 非鉄市場 前週末終値 週間変動幅 ( 率 ) 総出来高 総取組高 年初来高値年初来安値 東京金 4,293 +31 (+0.7%) 194,712 105,412 4,545 4,074 東京銀 65.0 +0.8 (+1.2%) 709 4,203 73.1 61.3 東京白金 4,789 +50 (+1.1%) 89,115 100,001 4,994 4,490 東京パラジウム 2,922.0 +44.0 (+1.5%) 1,910 2,725 3,074.0 2,278.0 110 105 100 ドル円 ( 東京 17 時 ) 海外商品市場 前週末終値 週間変動幅 ( 率 ) NY 金 ($/onz) 1,216.6-14.9 (-1.2%) NY 白金 ($/onz) 1,337.3-33.2 (-2.4%) NY 銀 ( /onz) 17.840 -.8 (-4.1%) LMEアルミ (3ヶ月 $/t) 1,976.0-53.0 (-2.6%) ロコ ロンドン (PM $/onz) 1,219.8-11.8 (-1.0%) CRB 指数 279.40-2.50 (-0.9%) 為替 株式市場 前週末終値 週間変動幅 ( 率 ) ドル円 109.10 +1.91 (+1.8%) ユーロドル 1.2889-0.004 (-0.3%) 日経平均株価 16,321.17 +372.88 (+2.3%) NYダウ 17,279.74 +292.23 (+1.7%) S&P 500 2,010.40 +24.86 (+1.3%) NADAQ 4,579.79 +12.19 (+0.3%) DAX 9,799.26 +148.13 (+1.5%) ハンセン指数 24,306.16-289.16 (-1.2%) 上海総合株価指数 2,329.45-2.50 (-0.1%) 4400 東京金先限 ( 日足終値 ) 4350 4300 4250 4200 4150 4100 4050 5MA 4000 25MA 3950 2014/6/4 2014/7/16 2014/8/28 1140 95 2014/4/28 2014/6/12 2014/7/25 2014/9/5 1360 NY 金期近 ( 日足終値 ) 1340 1320 1300 1280 1260 1240 1220 1200 1180 5MA 1160 25MA 2014/6/4 2014/7/17 2014/8/28 注 ) 国内商品市場は先限価格 海外商品市場は期近価格 為替は東京 17 時現在 それぞれの価格の週間変動幅は前々週終値との比較 また統計数値に関しては最新週と前週値との比較 当資料は情報提供を目的としており 当社取扱商品に係る売買を勧誘するものではありません 内容は正確性 完全性に万全を期してはおりますが これを保障するものではありません また 当資料により生じた いかなる損失 損害についても当社は責任を負いません 投資に関する最終決定は お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します また 当資料の一切の権利は日本ユニコム株式会社に帰属しており 無断で複製 転写することを禁じます

2014/09/22 更新 国内エネルギー ゴム市場前週末終値 週間変動幅 ( 率 ) 総出来高 総取組高 年初来高値年初来安値 東京原油 66,940 +620 (+0.9%) 14,260 16,259 69,950 63,640 東京ガソリン 79,860 +390 (+0.5%) 29,135 25,220 82,990 76,520 東京灯油 81,780 +250 (+0.3%) 8,459 19,469 85,050 74,280 東京ゴム 189.2-1.0 (-0.5%) 27,414 30,478 266.3 186.3 110 105 100 95 NY 原油期近 ( 日足終値 ) 海外商品市場 前週末終値 週間変動幅 ( 率 ) NY 原油 ( ドル / バレル ) 92.41 +0.14 (+0.2%) NYRBOB( ドル / ガロン ) 2.5270 +0.0082 (+0.3%) NYヒーティングオイル ( / ガロン ) 2.7166-0.0239 (-0.9%) IPEブレント ( ドル / バレル ) 98.39 +1.28 (+1.3%) CRB 指数 279.40-2.50 (-0.9%) 83000 82000 81000 東京ガソリン先限 ( 日足終値 ) 90 2014/4/30 2014/6/12 2014/7/25 2014/9/8 86000 東京灯油先限 ( 日足終値 ) 85000 84000 原油 石油関連統計 最新週 週間変動幅 ( 率 ) 国内ガソリン在庫 1,727,598 +50,877 (+3.0%) 国内灯油在庫 2,483,985 +123,631 (+5.2%) 国内軽油在庫 1,779,188 +20,120 (+1.1%) 国内レギュラー価格 ( 円 /l) 169.70 +1.30 (+0.8%) 米国原油在庫 362,271 +3,673 (+1.0%) 米国ガソリン在庫 210,738-1,635 (-0.8%) 米国ディスティレート在庫 127,772 +279 (+0.2%) 米製油所稼働率 (%) 93.00-0.90 (--) * 在庫の単位は国内が (Kl) 米国が(1000B/D) 参照 : 石油連盟 石油情報センター EIA( 米エネルギー情報局 ) 80000 79000 78000 77000 76000 5MA 25MA 75000 2014/6/4 2014/7/16 2014/8/28 83000 82000 81000 80000 79000 5MA 78000 25MA 77000 2014/6/4 2014/7/16 2014/8/28 注 ) 国内商品市場は先限価格 海外商品市場は期近価格 為替は東京 17 時現在 それぞれの価格の週間変動幅は前々週終値との比較 また統計数値に関しては最新週と前週値との比較 当資料は情報提供を目的としており 当社取扱商品に係る売買を勧誘するものではありません 内容は正確性 完全性に万全を期してはおりますが これを保障するものではありません また 当資料により生じた いかなる損失 損害についても当社は責任を負いません 投資に関する最終決定は お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します また 当資料の一切の権利は日本ユニコム株式会社に帰属しており 無断で複製 転写することを禁じます

2014/09/22 更新 国内穀物 ソフト市場 前週末終値 週間変動幅 ( 率 ) 総出来高 総取組高 年初来高値年初来安値 東京とうもろこし 24,150 +110 (+0.5%) 6,258 31,390 28,490 23,760 東京一般大豆 48,800 +340 (+0.7%) 3,551 20,603 57,730 47,740 東京コメ 7,940 +240 (+3.1%) 0 0 12,560 7,590 東京小豆 9,520-230 (-2.4%) 427 1,848 11,150 9,500 東京粗糖 44,650 ±0 ±0 0 5 46,400 39,200 海外商品市場 前週末終値 週間変動幅 ( 率 ) シカゴコーン ( /Bu) 331.50-7.50 (-2.2%) シカゴ大豆 ( /Bu) 957.00-134.00 (-12.3%) シカゴ小麦 ( /Bu) 474.50-23.75 (-4.8%) NYコーヒー ( / ポンド ) 178.00-1.65 (-0.9%) NY 砂糖 ( / ポンド ) 15.80 +2.02 (+14.7%) CRB 指数 279.40-2.50 (-0.9%) 28000 27000 26000 東京コーン先限 ( 日足終値 ) 58000 56000 54000 50000 40000 30000 20000 10000 0 東京粗糖先限 ( 日足終値 ) 2014/4/28 2014/6/12 2014/7/25 2014/9/5 東京一般大豆先限 ( 日足終値 ) 穀物関連統計 最新週 前週比 / データ日付 週間輸出成約高 ( コーン ) (7.5) -40.2 (8/28) 週間輸出成約高 ( 大豆 ) (87.6) -24.8 (8/28) 週間輸出検証高 ( コーン ) 884,986.0-217,699.0 (8/28) 週間輸出検証高 ( 大豆 ) 44,967.0-100,194.0 (8/28) 作柄 ( コーン ) 74% +1 (8/31) 作柄 ( 大豆 良以上 ) 72% +2 (8/31) * 輸出統計の単位は (1000Bu) 作柄は全体に占める割合(%) 参照 :USDA( 米農務省 ) 25000 24000 23000 5MA 25MA 22000 2014/6/4 2014/7/16 2014/8/28 52000 50000 48000 46000 5MA 25MA 44000 2014/6/4 2014/7/16 2014/8/28 注 ) 国内商品市場は先限価格 海外商品市場は期近価格 為替は東京 17 時現在 それぞれの価格の週間変動幅は前々週終値との比較 また統計数値に関しては最新週と前週値との比較 当資料は情報提供を目的としており 当社取扱商品に係る売買を勧誘するものではありません 内容は正確性 完全性に万全を期してはおりますが これを保障するものではありません また 当資料により生じた いかなる損失 損害についても当社は責任を負いません 投資に関する最終決定は お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します また 当資料の一切の権利は日本ユニコム株式会社に帰属しており 無断で複製 転写することを禁じます

留意事項 商品先物取引 商品先物取引は 商品市場における相場の変動により損失が生じることのある取引です ( 通常取引では お客様が預託する証拠金の額にくらべて取引金額が大きいため 損失の額が預託する証拠金の額を上回ることがあります ) お取引を始めるに際しては 契約締結前交付書面 及び 受託契約準則 を熟読し 取引内容や仕組み リスク等を十分にご理解 ご確認のうえ ご検討くださいますようお願いいたします 当社の証拠金の額に対する取引金額の割合は 商品や約定値段によって異なりますので現時点では明示できませんが 通常取引では概ね 20~100 倍程度 損失限定取引では概ね 1~10 倍程度となります また お客様が最初に預託する証拠金の額は 各商品や商品の組み合わせにより異なり 通常取引の最高額は 1 枚当たり 240,000 円 損失限定取引の最高額は 1 枚当たり 4,303,000 円です ただし 通常取引は その後の相場の変動によっては追加の証拠金が必要になる場合がありますのでご注意ください 追加に必要となる証拠金の額は 商品や相場の変動によって異なります 建玉時及び決済時の取引手数料は商品や取引形態によって異なり 片道 1 枚あたりの取引手数料は以下の通りです 対面取引 ( 通常取引 ) 1,323 円 ~11,664 円対面取引 ( 損失限定取引 ) 2,721 円 ~16,329 円コールセンター取引 864 円 ~4,320 円 ( 上記の証拠金及び手数料は平成 26 年 8 月 29 日の帳入値をもって算出 ) 当社ディスクローズ資料は本社および日本商品先物取引協会 ( ホームページ ) で閲覧できます お客様相談窓口 日本ユニコム株式会社営業管理部東京都中央区日本橋蛎殻町 1-38-11 TEL:0120-050-633 日本商品先物取引協会相談センター東京都中央区日本橋小網町 9-4 URL:http://www.nisshokyo.or.jp 商品先物取引業者日本商品先物取引協会会員日本ユニコム株式会社 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 13